JPH08114811A - 基板認識方法およびこの方法を用いた液晶パネル製造装置 - Google Patents

基板認識方法およびこの方法を用いた液晶パネル製造装置

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JPH08114811A
JPH08114811A JP24930894A JP24930894A JPH08114811A JP H08114811 A JPH08114811 A JP H08114811A JP 24930894 A JP24930894 A JP 24930894A JP 24930894 A JP24930894 A JP 24930894A JP H08114811 A JPH08114811 A JP H08114811A
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JP
Japan
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liquid crystal
positioning mark
positioning
board
imaging camera
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Application number
JP24930894A
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English (en)
Inventor
Masato Yasue
真人 安江
Takashi Miyauchi
孝 宮内
Hironori Takabayashi
弘徳 高林
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0266Marks, test patterns or identification means
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/36Assembling printed circuits with other printed circuits
    • H05K3/361Assembling flexible printed circuits with other printed circuits

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 実装用基板の認識を、コンパクトな構成で高
速かつ確実に行える基板認識方法および装置を提供する 【構成】 TAB部品2が仮圧着されてなる液晶セル1
を保持し搬送するセルステージ16と、上記TAB部品
2の本圧着を行うボンディング部17と、上記ボンディ
ング部17を挟む両側に設けられ、上記液晶セル1の上
記TAB部品2が仮圧着されてなる辺の両端部に設けら
れた2つの位置決めマーク8をそれぞれ撮像する第1、
第2の撮像カメラ44、45と、上記第1の撮像カメラ
44で撮像した一つ目の位置決めマーク8の検出結果に
基づき、上記第1の上記セルステージ16を作動させる
ことで二つ目の位置決めマーク8を第2の撮像カメラ4
5に対向させ、この2つの位置決めマーク8の検出結果
から上記液晶セル1を認識する制御部55とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、液晶セルを
構成するガラス基板等の実装用基板を認識する実装用基
板認識方法およびこの認識方法を用いる液晶パネル製造
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば液晶セルを構成するガラス基板等
の実装用基板に、液晶駆動用IC部品としてのTAB部
品等の電子部品を実装する場合には、上記実装用基板と
電子部品とを位置合わせする必要がある。
【0003】この位置合わせを行うためには、上記実装
用基板の位置を知る必要があるが、この位置認識は、最
近の高密度実装においては、画像処理技術を用いて行わ
れているのが一般的である。
【0004】画像処理を用いて実装用基板の位置認識を
行う場合には、上記実装用基板の四隅部に例えば+等の
位置決めマークが設けられる。そして、この実装用基板
は、この実装用基板を保持しXYθ方向に位置決め駆動
する位置決めテーブル上に保持される。
【0005】一方、この位置決めテーブルの上方には、
上記位置決めマークの撮像を行うための撮像カメラが、
その撮像面を下方に向けた状態で設けられている。この
撮像カメラは、画像処理装置を介して制御部に接続され
ている。
【0006】この撮像カメラにより撮像された位置決め
マークは、上記画像処理装置を介して位置信号に変換さ
れ、上記制御部に入力される。この制御部は、位置信号
に基づいて上記位置決めマークを検出するようになって
いる。
【0007】まず、上記位置決めテーブルは、上記実装
用基板を駆動し、この実装用基板に設けられた1つ目の
位置決めマークを上記撮像カメラの撮像面に対向させ
る。上記制御部は、この撮像カメラにより撮像された位
置決めマークの位置信号に基づいてこの第1の位置決め
マークの位置を検出する。
【0008】ついで、上記位置決めテーブルは、上記実
装用基板を駆動し、2つ目の位置決めマークを上記撮像
カメラの撮像面に対向させる。そして、上記制御部は、
撮像されたこの2つ目の位置決めマークの位置信号と、
上記位置決めテーブルの駆動量とから、この位置決めマ
ークの位置を検出する。
【0009】そして、上記制御部は、上記1つ目と2つ
目の位置決めマークの所定の位置からのずれ量に基づい
て、この実装用基板の直交2方向(XY方向)に沿う座
標およびこの実装用基板の回転方向(θ方向)のずれを
演算する。
【0010】このことにより、上記制御部は、上記実装
用基板の位置および姿勢を認識する。そして、この実装
用基板のθ方向に回転させることでこの基板の姿勢を補
正すると共に、上記実装用基板の位置に基づいてこの基
板と電子部品との位置合わせを行うことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の画像
認識方法には、以下に説明する解決すべき課題がある。
すなわち、従来の方法では、1つ目の位置決めマークを
認識した後、2つ目の位置決めマークを認識するには、
上記位置決めテーブルを作動させ上記実装基板をあらか
じめ決められた移動量だけ移動させるようにしている。
この移動量は、上記実装用基板のサイズに基づいて決定
され、あらかじめ上記制御部に入力されているのが普通
である。
【0012】また、画像処理を用いて位置決めマークを
認識する場合の手法としては、上記撮像カメラにより撮
像された位置決めマークの像を上記画像処理装置で2値
化処理して画像化しこの画像を表示する画素を一つずつ
(1か0か)検索していくという方法、あるいは、画素
一つずつの明るさをディジタル化(例えば0〜255)
して、その明るさの差から所望のマークを検索する濃淡
処理方法が一般的である。
【0013】これらの検索は、画像表示範囲の隅部から
開始することもあるが、確率の問題から、いずれの方法
を採った場合でも、画像の中央部から渦巻状に検索して
いくのが効率的である。
【0014】しかし、従来の方法では、上記位置決めマ
ークを検出するのに上記実装用基板をあらかじめ決めら
れた位置に単に動かすのみであったので、これにより上
記位置決めマークが画像表示範囲の中央に位置すれば良
いが、位置しない場合にはその検索に相当の時間がかか
るということがあった。
【0015】一方、従来の装置では上記撮像カメラは一
つのみでり、同じ撮像カメラで上記一つ目の位置決めマ
ークと二つ目の位置決めマークを撮像していた。したが
って、この撮像カメラで一つ目の位置決めマークの撮像
を行った後、上記実装用基板を移送して上記二つ目のマ
ークをこの撮像カメラに対向させる必要があった。
【0016】しかし、このような構成であると、認識す
る実装用基板のサイズが大きい場合には、上記第1のマ
ークから第2のマークを撮像カメラに対向させるのに時
間がかかり、この実装用基板の認識に時間がかかるとい
うことがある。また、実装用基板を大きく移動させなけ
ればならないので、周囲に設けられている他の機器と緩
衝する恐れがある。このような緩衝を避けるには認識の
ためのスペースを大きく確保すれば良いのであるが、こ
れでは装置が大型化してしまうという問題が生じる。
【0017】液晶パネルについて見れば、近年、大画面
化および高精細化の傾向に傾向にあり、液晶パネルを構
成するガラス基板はますます大型化している。このた
め、このガラス基板がθ方向(回転方向)にずれると、
一つ目の位置決めマークを撮像カメラの検索視野内に捕
らえることができても、二つ目のマークは検索視野内に
捕らえることができない確率が高くなっている。
【0018】また、単純マトリックス液晶パネルを製造
する工程においては、上記2枚の実装用基板を張り合わ
せてなる液晶セルを有し、それぞれに対して液晶駆動用
ICなどの電子部品を実装する必要があるから、実装工
程中に上記液晶セルを一度裏返すためのスペースが必要
となる。このため、位置認識のためのスペースは、かな
り制限されるということがある。
【0019】したがって、この種の装置では、従来、液
晶セルどうしが互いに衝突することがないように、各機
構の制御を行う必要があった。したがって、非常に複雑
な制御を必要とするということがあった。
【0020】この発明は、このような事情に鑑みて成さ
れたもので、実装用基板の認識を、コンパクトな構成で
高速かつ確実に行える基板認識方法および装置を提供す
ることを目的とするとするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の手段
は、基板に設けた2つの位置決めマークの検出値に基づ
いてこの基板を認識する基板認識方法において、撮像カ
メラを用いて一つ目の位置決めマークを検出する工程
と、この検出結果に基づいて、2つ目の位置決めマーク
を検出するための撮像カメラと基板の相対移動量を決定
する工程と、決定された移動量に基づいて上記撮像カメ
ラと上記基板とを相対的に移動させ、上記撮像カメラで
2つ目の位置決めマークを検出する工程とを有すること
を特徴とする基板認識方法である。
【0022】第2の手段は、第1の手段の基板認識方法
において、上記撮像カメラと基板の相対移動量を決定す
る工程は、一つ目の位置決めマークを上記撮像カメラで
撮像した際のこの撮像カメラの撮像中心に対する上記位
置決めマークのずれを算出する工程と、このずれに基づ
いて上記撮像カメラの撮像中心近傍で上記二つ目の位置
決めマークをとらえるための、上記撮像カメラと上記基
板の相対移動量を決定する工程とを有することを特徴と
する基板認識方法である。
【0023】第3の手段は、第1の手段の基板認識方法
において、上記一つ目の位置決めマークと二つ目の位置
決めマークをそれぞれ別々の第1、第2の撮像カメラで
検出することを特徴とする基板認識方法である。
【0024】第4の手段は、第3の手段の基板認識方法
において、上記撮像カメラと基板の相対移動量を決定す
る工程は、一つ目の位置決めマークを上記第1の撮像カ
メラで撮像した際のこの第1の撮像カメラの撮像中心に
対する上記位置決めマークのずれを算出する工程と、こ
のずれに基づいて第2の撮像カメラの撮像中心近傍で上
記二つ目の位置決めマークをとらえるための、上記第2
の撮像カメラと上記基板の相対移動量を決定する工程と
を有することを特徴とする基板認識方法である。
【0025】第5の手段は、基板に設けた2つの位置決
めマークの検出値に基づいてこの基板を認識する基板認
識方法において、2つの位置決めマークを別々の第1、
第2の撮像カメラで検出することを特徴とする基板認識
方法である。
【0026】第6の手段は、液晶セルを構成する基板に
液晶駆動用IC部品を実装する液晶パネル製造装置にお
いて、上記基板に上記液晶駆動用IC部品が仮圧着され
てなる液晶セルを保持すると共に、この液晶セルを上記
IC部品の本圧着を行う本圧着位置に搬送するセルステ
ージと、上記本圧着位置に設けられ、上記IC部品の本
圧着を行うボンディング機構と、上記ボンディング機構
を挟んで対向する位置に設けられ、上記基板の上記IC
部品が仮圧着されてなる辺の両端部側に設けられた2つ
の位置決めマークをそれぞれ撮像する第1、第2の撮像
カメラと、上記セルステージを作動させることで上記基
板の2つの位置決めマークをそれぞれ上記第1、第2の
撮像カメラに対向させると共に、この第1、第2の撮像
カメラによる上記位置決めマークの検出結果に基づいて
上記セルステージおよび上記ボンディング機構を作動さ
せ上記IC部品の本圧着を行わせる制御部とを有するこ
とを特徴とする液晶パネル製造装置である。
【0027】第7の手段は、第6の手段の液晶パネル製
造装置において、上記第1、第2の撮像カメラの離間距
離は、上記基板の上記IC部品が仮圧着されてなる辺の
両端部側に形成された2つの位置決めマークの離間距離
に等しく設定されていることを特徴とする液晶パネル製
造装置である。
【0028】第8の手段は、第6の手段の液晶パネル製
造装置において、上記制御部は、上記第1の撮像カメラ
による一つ目の位置決めマークの検出値に基づいて、上
記第2の撮像カメラの撮像視野中心部で二つ目の位置決
めマークを検出するための上記セルステージの作動量を
決定する演算手段を有することを特徴とする液晶パネル
製造装置である。
【0029】
【作用】第1〜第4の手段によれば、2つ目の位置決め
マークを撮像カメラの中心部でとらえることができるか
ら、この位置決めマーク検出を迅速かつ確実に行える。
また、2つの位置決めマークをそれぞれ別の撮像カメラ
でとらえることにより、撮像カメラと基板の相対移動量
を少なくすることができ、より迅速な認識を行える。
【0030】第5の手段によれば、2つの位置決めマー
クをそれぞれ別の撮像カメラでとらえることにより、撮
像カメラと基板の相対移動量を少なくすることができ、
この基板の迅速な認識を行える。
【0031】第6〜第8の手段によれば、上記第1〜第
5の手段の基板認識方法を用いることで、液晶セルを構
成する基板の認識を迅速かつ確実に行え、これに基づい
て液晶駆動用IC部品の本圧着を正確に行うことができ
る。
【0032】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。なお、この実施例は、この発明の基板認識方
法を液晶パネル製造装置の本圧着装置に適用した例であ
る。
【0033】ここで、液晶パネルについて説明する。液
晶パネルは、図2に示すような装置であり、図中に1で
示す液晶セルと、この液晶セル1の周囲に実装された液
晶駆動用IC部品としてのTAB部品2とからなる。
【0034】上記液晶セル1は、透明配線が形成されな
る2枚の第1、第2のガラス基板1a、1b(実装用基
板)をそれらの対向面間に所定の隙間を介在させた状態
で貼り合わせてなるものである。
【0035】一方、上記TAB部品2は、図3に示すよ
うな部品であり、表面に複数本のリード3が形成されて
なるフィルムキャリア4と、上記フィルムキャリア4上
に搭載されリード3の一端部に接続された半導体素子5
とからなる。
【0036】また、上記リード3の他端部はアウタリー
ド7と称される部位であり、図に6で示す異方性導電膜
を介して上記第1、第2のガラス基板1a、1bの透明
配線に接続される部位となっている。
【0037】この本圧着装置では、上記第1、第2のガ
ラス基板1a、1bの縁部にあらかじめ各TAB部品2
が仮圧着されてなる液晶セル1を受け取る。そして、上
記TAB部品2が仮圧着されている各部位を所定の本圧
着位置に位置決めすると共に、各TAB部品2を上記異
方性導電膜6を介して上記液晶セル1の第1、第2のガ
ラス基板1a、1bに対して押圧しつつ加熱する。
【0038】このことで、上記異方性導電膜6は軟化
し、両者は機械的に接合されると共に、両者に設けられ
た配線(アウタリード)はこの異方性導電膜6に含有さ
れている導電粒子の密集によって電気的に接続される。
このような工程を上記「仮圧着」に対して本圧着と称す
る。
【0039】なお、この本圧着では、上記第1、第2の
ガラス基板1a、1bに仮圧着された各TAB部品2
を、上記本圧着を行う本圧着位置に対して正確に位置決
めする必要がある。この位置決めを画像処理により行う
ために、上記第1、第2のガラス基板1a、1bの上記
TAB部品2が本圧着される辺の両端部には、図2に示
すように+字形状の位置決めマーク8…が形成されてい
る。
【0040】次に、この本圧着装置の構成および動作に
ついて説明する。この本圧着装置は、図1に示すように
架台10を有する。この架台10の上面には、上記液晶
セル1の第1のガラス基板1a側に仮圧着されたTAB
部品2を本圧着する第1の本圧着機構11と、この液晶
セル1を裏返す反転機構12と、反転された液晶セル1
を受取り、上記第2のガラス基板1b側に仮圧着された
TAB部品2を本圧着する第2の本圧着機構13とが設
けられている。
【0041】上記第1の本圧着機構11は、図に一点鎖
線で示す仮圧着装置14から上記液晶セル1を受け取る
受取ユニット15と、この受取ユニット15から液晶セ
ル1を受取りXYθ方向に駆動し位置決めする第1のセ
ルステージ16と、上記TAB部品2を上記第1のガラ
ス基板1aに本圧着(ボンディング)する第1のボンデ
ィング部17とを有する。
【0042】一方、上記第2の本圧着機構13は、上記
反転機構12によって裏返された液晶セル1を受け取
り、これをXYθ方向に駆動し位置決めする第2のセル
ステージ19と、上記TAB部品2を上記第2のガラス
基板1bに本圧着(ボンディング)する第2のボンディ
ング部20と、上記第2のボンディング部20からすべ
てのTAB部品2の本圧着が終了した液晶セル1(液晶
パネル)を受け取り、この液晶セル1をこの本圧着装置
から排出するセル排出ユニット21とを有する。
【0043】次に、各部の構成を詳しく説明する。上記
受取ユニット15は、上記架台10上に固定された基台
23と、この基台23の上面に突設され軸線回りに18
0°回動する回動軸24と、この回動軸24の上面にX
方向に固定されたレール25と、このレール25にスラ
イド駆動自在に設けられ、その上面に液晶セル1を保持
するコの字形状の供給アーム26とを具備する。
【0044】また、上記架台10上には、図に27で示
すX駆動装置が長手方向をX方向に一致させて設けられ
ている。このX駆動装置27のガイドレール27aに
は、の上記第1の本圧着機構11に対応する位置に上記
第1の第1のセルステージ16がスライド移動自在に設
けられ、第2の本圧着機構12に対応する位置には上記
第2のセルステージ19がそれぞれスライド駆動自在に
設けられている。
【0045】この第1、第2のセルステージ16、19
は同じ構成を有するものであるので、第1のセルステー
ジ16の構成のみを説明し、第2のセルステージ19の
構成の説明は省略する。
【0046】上記第1のセルステージ16は、XYテー
ブル31とこのXYテーブル31上に設けられたθ駆動
部32とを有する。このθ駆動部32には、X字形状の
4つのアームの先端に吸着部が設けられてなる吸着アー
ム33がθ方向に位置決め自在に設けられている。
【0047】また、このθ駆動部32には、このθ駆動
部32の上面から突没可能に設けられ、上記吸着アーム
33の上面に保持された液晶セル1を持ち上げることが
できるリフトピン34を3本収納されている。
【0048】また、上記架台10上のY方向奥行き側に
は、上記第1、第2のボンディング部17、20が、上
記第1、第2のセルステージ16、19に対応するかた
ちで並列に設けられている。この第1、第2のボンディ
ング部17、20も、略同じ構成を有するので、第1の
ボンディング部17の構成のみを説明し、第2のボンデ
ィング部20の構成については同一符号を付してその説
明は省略する。
【0049】図中35は、この架台10上に立設された
コラムである。このコラム35の上部には一端部を上記
ガイドレール27a側に水平に突出させた保持板36の
他端部が固定されている。この保持板36の上面には、
上下駆動用の第1のエアシリンダ37が設けられ、この
第1のエアシリンダ37の駆動軸37aはこの保持板3
6の下方へ延出させられている。
【0050】一方、上記コラム35の上記ガイドレール
27a側の一面には、上部が略水平に屈曲された逆さL
字形状のスライダ38が上下スライド駆動自在に設けら
れている。このスライダ38の水平部の上面には上記第
1のエアシリンダ37の駆動軸37aが固定され、この
スライダ38は上記第1のエアシリンダ37によって上
下駆動されるようになっている。
【0051】また、上記スライダ38の水平部の下面に
は、加圧用の2つの第2のエアシリンダ39…が軸線を
垂直にして並列に固定されている。そして、各第2のシ
リンダ39には、下端面を押圧面40aとする圧着ブロ
ック40が接続されている。
【0052】この圧着ブロック40は、コンスタントヒ
ート方式(常時加熱型)のもので、一個あるいは数個分
のTAB部品2の接合幅に対応する大きさ(長さ)の押
圧面40aを具備する。
【0053】また、上記2つの圧着ブロック40は、例
えば、TAB部品2一個あるいは数個分の接合長さに対
応する間隔だけ互いに離間して設けられている。また、
図1に示すように、上記圧着ブロック40の下側には、
架台10上に立設された板状のボンディングステージ
(バックアップ)42が、その上面(バックアップ面)
を上記圧着ブロック40の押圧面40aに対向させて設
けられている。このボンディングステージ42は図示し
ないカム機構によって上下するようになっている。
【0054】さらに、上記第1のボンディング部17を
挟む両側には、第1、第2の撮像カメラ44、45が、
その撮像面を下方に向けた状態で設けられている。この
第1、第2の撮像カメラ44、45は、後述するよう
に、それぞれで、上記液晶セル1の第1、第2のガラス
基板1a、1bの各辺に沿う両端部に設けられた位置決
めマーク8を認識できるようになっている。
【0055】また、この装置では、上記液晶セル1を余
り移動させなくても上記縁部の両端に設けられた各位置
決めマーク8を撮像認識できるように、上記第1、第2
の撮像カメラ44、45の離間距離(X方向の離間距
離)は、上記位置決めマーク8間の距離に略等しく設定
されている。
【0056】なお、上記第2のボンディング部20に
も、同様のカメラ44、45が設けられているが、上記
第1、第2の撮像カメラと同じ役割、機能を有するの
で、同一の符号を付して説明は省略する。
【0057】一方、図に示すように、上記第1のボンデ
ィング部17と第2のボンディング部20との間には、
上記液晶セル反転機構12が設けられている。この反転
機構12は上記架台10上に立設されたZ駆動部47
と、このZ駆動部47の上記ガイドレール27a側の一
面にZ方向に沿って設けられたガイド溝48とを有し、
このガイド溝48には、反転ヘッド49が上下スライド
駆動自在に取着されている。
【0058】この反転ヘッド49は、上記ガイドレール
27a側に水平に延出されかつ開閉自在に設けられた一
対のT字チャック50、50を有する。このT字チャッ
ク50、50は上記液晶セル1を握持することができる
と共に水平軸線回りに180°回転することでこの液晶
セル1を反転する(裏返す)ことができるようになって
いる。
【0059】なお、上記第1、第2のボンディング部1
7、20および反転機構12は、この本圧着装置の小形
化のために、できる限り互いに近接させて設けられてい
る。
【0060】また、上記ガイドレール27aの他端側に
対応する上記架台10上の位置には上記セル排出ユニッ
ト21が設けられている。このセル排出ユニット21
は、X駆動部51を具備し、このX駆動部51には、排
出ヘッド53が設けられている。この排出ヘッド53
は、開閉自在に設けられた一対のT字形状の排出チャッ
ク54、54を有する。この排出ヘッド53は上記排出
チャック54、54を用いて上記液晶セル1を握持し、
X駆動部51によってX方向に駆動されることで上記液
晶セル1をこの本圧着装置から排出することができる。
【0061】次に、この本圧着装置に制御について説明
する。この制御は、図に55で示す制御装置により行わ
れる。上記第1の本圧着機構11に設けられた第1、第
2の撮像カメラ44、45は、図示しない画像処理装置
を介して制御部55に接続されている。この制御部55
は、上記画像処理装置からの画像処理信号に基づいて上
記第1あるいは第2のガラス基板1a、1bの両端部に
設けられた位置決め用+マーク8を検出し、この検出値
からこの第1、第2のガラス基板1a、1bの位置ずれ
を判断し、上記第1、第2のセルステージ16、19に
作動命令を発するようになっている。
【0062】また、この制御部55は、上記反転機構1
2に接続されていて、上記第1、第2のセルステージ1
6、19の動作に応じてこの作動するようになってい
る。次に、この制御部55による制御を、図1、図4に
示すフローチャートおよび図5を参照して説明する。
【0063】まず、上記受渡し機構15が、上記仮圧着
装置14からTAB部品2が仮圧着されてなる液晶セル
1を受け取ったならば、受渡し機構15から上記第1の
セルステージ16へとこの液晶セル1が受け渡される。
【0064】上記第1のセルステージ16は、上記アー
ム33で液晶セル1を吸着保持し、まず、この液晶セル
1の第1のガラス基板1aの縁部を上記第1のボンディ
ング部17の圧着ブロック40の下方に搬送する。以下
この位置を「本圧着位置」と称する。
【0065】また、この装置は、この第1のボンディン
グ部17の両側に設けられた第1、第2の撮像カメラ4
4、45で上記ガラス基板1aの両端部に設けられた位
置決めマーク8、8をそれぞれ撮像認識する。
【0066】この第1、第2の撮像カメラ44、45の
撮像位置と、上記位置決めマーク8との位置関係を図5
に簡略化して示す。図中8で示す+マークが位置決めマ
ークであり、44、45は、上記第1、第2の撮像カメ
ラの撮像視野を示す。各カメラ44、45の視野中心
は、XY座標の中心O1 、O2 で示される。
【0067】前述したように、この第1、第2の撮像カ
メラ44、45間の距離は、上記2つの位置決めマーク
8間の離間距離Dと等しく設定されている。なお、この
図に示した液晶セル1(第1のガラス基板1a)は、X
Y平面内でθ方向に傾いて保持されている。
【0068】この装置は、まず、図の右側に示す位置決
めマーク8(一つ目の位置決めマーク)を、上記第1の
撮像カメラ44に対向させ、この第1の撮像カメラ44
でこの一つ目の位置決めマーク8を撮像する。
【0069】撮像結果は画像処理装置によって2値化処
理される。そして、上記制御部55は、内部に設けられ
た演算部55a(演算手段)により、この2値化処理さ
れた画像を1画素毎に検索し、上記位置決めマーク8を
示す各画素の座標から、材料力学の知識(例えば、断面
一次モーメント、二次モーメント、断面主軸の求め方)
により、この一つ目の位置決めマーク8の中心座標およ
び、このマーク8の傾きθ(断面主軸の傾き角)を求め
る。このようにしてこの一つ目の位置決めマーク8の座
標情報(x1 ,y1 ,θ)が算出される。
【0070】上記演算部55aは、一つ目の位置決めマ
ーク8の座標情報(x1 ,y1 ,θ)に基づいて、上記
第2の撮像カメラ45の略撮像中心O2 付近で図の左側
に位置する二つ目の位置決めマーク8を捕らえるための
上記第1のセルステージ16の駆動量を算出する。
【0071】この駆動量は、例えば、以下の方法で算出
できる。図において、第1の撮像カメラの中心座標O1
に対する上記第一つ目の位置決めマークの座標情報(x
1 ,y1 ,θ)が与えられると、図形的解法により、図
5(a)における上記第2の撮像カメラ45の撮像中心
O2 に対する二つ目の位置決めマーク8の座標(x2
´,y2 ´)は(x1 +D(cosθー1),y1 ーD
・sinθ)で表せる。
【0072】したがって、上記保持テーブルを、図5
(a)に示す状態からX方向にx1+D(cosθー
1)、Y方向にy1 ーD・sinθだけ作動させるこ
とで、図5(b)に示すように、上記二つ目の位置決め
マーク8を上記第2の撮像カメラ45の座標中心O2 の
近くに位置させることができる。
【0073】なお、上記第1の撮像カメラ44の撮像結
果から求められた角度θにはそれほど高い精度は要求で
きない。したがって、上記二つ目の位置決めマーク8の
中心と上記第2の撮像カメラ45の座標中心O2 とを完
全に一致させることは困難である。しかし、この二つ目
の位置決めマーク8を第2の撮像カメラ45の撮像中心
O2 付近に移動させることは可能である。
【0074】次に、図5(b)に示す第2の撮像カメラ
45の画像から上記二つ目の位置決めマークの、上記座
標中心O2 に対する座標(x2 、y2 )を求める。これ
は、上記一つ目の位置決めマーク8の撮像と同様の画像
処理技術により行う。
【0075】上記制御部55は、このようにして求めた
上記2つの位置決めマーク8の座標(x1 ,y1 )、
(x2 ,y2 )および一つ目のマーク44を撮像した後
の上記セルステージ16の駆動量、および上記第1、第
2の撮像カメラ44、45の離間距離Dとから、この液
晶セル1(第1のガラス基板1a)の位置および姿勢を
決定する。なお、上記一つ目の位置決めマーク8のみで
求めたθはあまり正確ではないことを述べたが、上記2
つの位置決めマーク8(一つ目およ二つ目の位置決めマ
ーク)を用いて求めた傾き角度は正確な値となる。
【0076】上記制御部55は、この正確な傾き角度に
基づいて上記セルステージ16を作動させることで上記
液晶セル1を保持するアーム33を回動させ、この液晶
セル1の傾きを補正する。そして、この制御部55は、
算出した上記液晶セル1の位置に基づいて、上記第1の
ガラス基板1aの各TAB部品2が仮圧着されてなる部
位を上記第1のボンディング部17の圧着ブロック40
の押圧面40aに対向させる。(本圧着位置)上記第1
のボンディング部17は、上記ボンディングステージ4
2を上昇させ、このボンディングステージ42で上記第
1のガラス基板1aの裏面を支持すると共に、上記第1
のエアシリンダ37を作動させることで上記圧着ブロッ
ク40を下降駆動し、上記TAB部品2を加圧、加熱す
ることにより、このTAB部品2を本圧着する。
【0077】なお、上記液晶セル1の傾き角度θが小さ
いときには、(cosθー1)は0に略等しいから、上
記一つ目の位置決めマーク8を撮像した後に上記二つ目
の位置決めマーク8を撮像するために上記セルステージ
16をX方向に作動させる量(x2 ´)はx2 ´=x1
と近似することができる。
【0078】なお、希に上記第1の撮像用マーク8から
検出される角度θが大きすぎることがある。この場合に
は、上記二つ目の位置決めマーク8の撮像は行わずに、
上記セルステージ17を角度θ作動させ、まず上記ガラ
ス基板1の傾きを補正する。
【0079】ついで、改めて、上記と同じ方法により上
記2つの位置決めマーク8の検出をやり直すようにす
る。ところで、上記第1のガラス基板1aには、一方の
辺だけでなく、他方の辺にも、上記TAB部品2が仮圧
着されている。したがって、上記一方の辺に対する上記
TAB部品2の本圧着がすべて終了したならば、上記セ
ルステージ16は、上記液晶セル1を水平面内で180
°回転させ、その他方の辺を上記第1のボンディング部
17に対向させる。
【0080】ついで、上述したのと同様の方法で、上記
他方の辺の両端に設けられている+マークを上記第1、
第2の撮像カメラ44、45で撮像し、この撮像結果に
基づいて上記第1のガラス基板1aの他方の辺に対する
上記TAB部品2の本圧着を行う。
【0081】このようにして、上記第1のガラス基板1
aに仮圧着されていたTAB部品2の本圧着がすべて終
了したならば、上記液晶セル1は、上記反転装置12に
対向させられる。この反転装置12は、上記液晶セル1
を受けとって裏返す。
【0082】この裏返された液晶セル1は、上記第2の
本圧着機構13の第2のセルステージ19上に受け渡さ
れる。第2のセルステージ19は、上記液晶セル1を搬
送し、液晶セル1の第2のガラス基板1bの上記TAB
部品2が仮圧着されている辺を上記第2のボンディング
機構20に対向させる。
【0083】上記制御部55は、上記第2のボンディン
グ部20の両側に設けられた上記第1、第2の撮像カメ
ラ44、45を用いて、上記第1の本圧着機構11にお
ける認識と同様の手法による認識を行う。
【0084】すなわち、上記第1の撮像カメラ44で上
記第2のガラス基板1bに設けられた一つ目の位置決め
マーク8を認識する。そして、この一つ目の位置決めマ
ーク8の座標情報(x1 ,y1 ,θ)に基づいて、上記
第2の撮像カメラ45で二つ目の位置決めマーク8を認
識するための上記第2のセルステージ19の移動量(x
2 ´,y2 ´)を算出する。そして、実際に上記第2の
セルステージ19を作動させ、上記第2の撮像カメラ4
5で上記二つ目の位置決めマーク8を撮像する。
【0085】このようにして、上記一つ目の位置決めマ
ーク8の座標(x1 ,y1 )および二つ目の位置決めマ
ーク8の座標(x2 ,y2 )を求めたならば、これに基
づいて、上記圧着ブロック40で押圧を行う位置および
上記第2のガラス基板の傾き角度を検出する。
【0086】そして、上記第2のガラス基板1bの傾き
を補正した後、上記第2のボンディング部20および上
記セルステージ19を作動させることで、この第2のガ
ラス基板1bに仮圧着されたTAB部品2を本圧着位置
に位置決めし、順次加熱加圧することにより本圧着して
いく。
【0087】このようにして、上記第1、第2のガラス
基板1a、1bに仮圧着された上記液晶セル1の本圧着
がすべて終了したならば、上記第2のセルステージ19
は、この液晶セル1を上記排出ユニット21の一対の排
出チャック54、54間に位置決めする。
【0088】ついで、この排出ユニット21を作動させ
ることで、上記液晶セル1を図示しないコンベア上に載
置する。そして、このコンベアは、この液晶セル1を図
示しない製品組み立て装置に移送する。
【0089】なお、上記第2の本圧着機構13で、上記
第2のガラス基板1bに対する本圧着が行われている
間、それと平行して、上記第1の本圧着機構11では次
の液晶セル1の第1のガラス基板1aに対する本圧着が
行われている。
【0090】また、上記第2の本圧着機構13の上記第
2のセルステージ19は、上記排出ユニット21に液晶
セル1を受け渡したならば、上記反転機構12に移動さ
せられ、この反転機構12から上記第1の本圧着機構1
1での本圧着を終えた液晶セル1を順次受けとるように
なっている。
【0091】このような構成によれば、以下に説明する
効果がある。第1に、この発明では、上記第1、第2の
ガラス基板1a、1bの位置姿勢を認識する際に、上記
第1の撮像カメラ44による一つ目の位置決めマーク8
の認識結果に基づいて上記セルステージ16を作動さ
せ、上記二つ目の位置決めマーク8を第2の撮像カメラ
45の視野の略中央でとらえるようにした。
【0092】このような構成によれば、上記二つ目の位
置決めマーク8を上記第2の撮像カメラ45の視野の略
中心部で捕らえることができるから、上記位置決めマー
ク8の検出を高速で行える。
【0093】すなわち、上述したように、上記位置決め
マーク8の検出は、上記画像処理装置で2値化した画像
を1画素ずつ検索していくことで行っている。そして、
その検索は、確率の問題から、上記画像の中央から外側
に向かって渦巻き状に行うのが一般的である。
【0094】そして、上記位置決めマーク8を示す画素
の座標を、積算等し、上記位置決めマーク8の面積、一
次モーメント、二次モーメントおよび断面主軸等を求
め、これらの値から、上記位置決めマーク8の位置およ
び傾きを求めるようにしている。
【0095】したがって、上記位置決めマーク8が表示
画像の隅の方にある場合には、略画像全体ついて検索す
る必要があり、この位置決めマーク8の検出に時間がか
かるということがある。
【0096】しかし、この発明では、上記位置決めマー
ク8を、表示画像の略中央に位置させることができるの
で、この位置決めマーク8の検索を高速で行え、この位
置決めマーク8の位置および姿勢を迅速に求めることが
できる効果がある。
【0097】また、従来は、上記一つ目の位置決めマー
ク8を認識した後、あらかじめ決まっている量だけ上記
液晶セル1を動かすようにしていたので、この液晶セル
1のずれや傾き量等が大きいと、一つ目の位置決めマー
ク8は捕らえられても、二つ目の位置決めマーク8を上
記撮像カメラで捕らえられないということがあった。こ
の場合には、上記液晶セル1の位置等を知ることはでき
ないで、もう一度上記液晶セル1をセットし直す必要が
あった。
【0098】しかし、この発明では、上記一つ目の位置
決めマーク8の位置および傾きに基づいて上記セルステ
ージ16を作動させるようにしているので、上記第2の
撮像カメラ45の視野内に上記位置決めマーク8を確実
に捕らえることができる。したがって位置決めマーク8
の検出ミスは少ない。
【0099】また、上記一つ目の位置決めマーク8によ
り上記液晶セル1(ガラス基板1a、1b)の大体の傾
き角度を知ることができるため、この傾き角度が大きす
ぎ、上記二つ目の位置決めマーク8を撮像するための上
記セルステージ16の移動量が大きくなり過ぎると考え
ら得る場合には、その検知した角度に基づいて上記基板
の傾き角度を補正してから、上記位置決めマーク8を検
出することができる効果もある。
【0100】第2に、上記2つの位置決めマーク8を検
出するのに、2つの撮像カメラ44、45を用いて行う
ようにした。すなわち、従来は、撮像カメラは一つのみ
であり、上記液晶セル1を大きく移動させることで、こ
の一つの撮像カメラで上記2つの位置決めマーク8を検
出するようにしていた。しかし、このような構成である
と、上記液晶セル1を動かすためのスペースが必要にな
ると共に、液晶セル1を大きく動かす関係上、認識に時
間が掛かるということがある。
【0101】特に、液晶セル1はそのサイズがかなり大
きいために、その移動には時間がかかる。また、図1に
示すように2つの本圧着部11、13を有する本圧着装
置に上記従来の検出方法を適用すると、液晶セル1を認
識するためのスペースが重なり合うため、2つの本圧着
機構11、13において同時に上記液晶セル1の認識を
行うことができず、例えば優先順位を定めてどちらかの
本圧着機構11、13における認識を優先して行う必要
があった。
【0102】しかし、本発明のように、2つの撮像カメ
ラ44、45を有する場合には、このような不具合がな
く、2つの本圧着機構11、13で同時に上記液晶セル
1の認識を行うことも可能になる。したがって制御が簡
単になると共に、装置の小型化を図ることができる効果
もある。また、認識のための待ち時間を少なくすること
ができるので、本圧着を高速で行える効果がある。
【0103】なお、この発明は上記一実施例に限定され
るものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々変
形可能である。例えば、上記一実施例では、上記位置決
めマーク8を検出するのに2値化処理方法を用いたが、
これに限定されるものではなく、濃淡処理方法を用いて
も良い。この濃淡処理方法では、表示画面の画素一つず
つの明るさをディジタル化(例えば0〜225)して、
その明るさの差と、位置決めマーク8の特徴とから、所
望の位置決めマーク8を検索する方法である。
【0104】例えば、上記一実施例では、この発明を液
晶パネル製造装置の本圧着装置に応用していたが、これ
に限定されるものではない。例えば、プリント基板の表
面に、多種多数の電子部品を実装する部品実装装置に応
用しても良い。
【0105】なお、通常の部品実装装置の場合には、上
記位置決めマーク8は、図6に示すように、上記プリン
ト基板60の対角線上に位置する2隅部に設けられてい
ることが多い。
【0106】上記一実施例はガラス基板1a、1bの一
辺の両端に位置する位置決めマーク8を検出するもので
あったが、上述したように基板60に対角線上に位置す
る位置決めマーク8を検出するように構成しても良い。
(図6) この場合において、上記第2の撮像カメラ45で二つ目
の位置決めマーク8(図6の右下に位置するマーク)を
検出するための上記セルステージ16の作動量は、上記
一実施例の場合と同様に図形的解法により求めることが
できる。
【0107】また、上述した、一つ目の位置決めマーク
8の位置に基づいて二つ目の位置決めマーク8を検出す
るための実装基板の移動量を決定するという発明を、撮
像カメラが一つしか設けられていない装置に適用するこ
とも可能である。
【0108】例えば、図5(a)、(b)において、第
1の撮像カメラ44のみが設けられている場合を考え
る。この場合には、この第1の撮像カメラ44で一つ目
の位置決めマーク8を撮像した後、二つ目の位置決めマ
ーク8を同じ第1の撮像カメラ44の視野中央部で捕ら
えるには、上記液晶セル1を保持するセルステージ16
を、X方向にx+D・cosθ、Y方向にD・sinθ
だけ移動させるようにすれば良い。
【0109】
【発明の効果】以上述べたこの発明の構成によれば、2
つの位置決めマークを用いて基板の認識を行う場合に、
一つ目の位置決めマークの検出結果に基づいて二つ目の
位置決めマークを確実に検出することができる。また、
上記二つ目の位置決めマークを撮像カメラの撮像中心部
で捕らえることができるから、この位置決めマークの検
出を迅速に行える。したがって、この基板の認識を確実
かつ迅速に行える。
【0110】さらに、一つ目の位置決めマークと二つ目
の位置決めマークを別々の撮像カメラで検出するように
することで、基板と撮像カメラとの相対移動量を少なく
することができるから、この基板の認識を迅速に行え
る。
【0111】また、この発明の基板の認識方法を用いた
液晶パネル製造装置では、液晶パネルの移動量を小さく
することができるので、液晶パネル認識のためのスペー
スを小さくすることができる。また、この液晶パネルが
周辺の機器等と衝突するということを防止でき、この液
晶パネルの破損を有効に防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す全体斜視図。
【図2】同じく、液晶パネルを示す斜視図。
【図3】同じく、TAB部品を示す拡大斜視図。
【図4】同じく、液晶セル(基板)の位置決め工程を示
すフローチャート。
【図5】同じく、位置決めマークの認識工程を示す工程
図。
【図6】他の実施例を示す説明図。
【符号の説明】
1…液晶セル、1a…第1のガラス基板(基板)、1b
…第2のガラス基板(基板)、8…位置決めマーク、1
6…第1のセルステージ、19…第2のセルステージ、
17…第1のボンディング部、20…第2のボンディン
グ部、44…第1の撮像カメラ、45…第2の撮像カメ
ラ、55…制御部、55a…演算部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/603 C 21/68 F H05K 1/02 R

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に設けた2つの位置決めマークの検
    出値に基づいてこの基板を認識する基板認識方法におい
    て、 撮像カメラを用いて一つ目の位置決めマークを検出する
    工程と、 この検出結果に基づいて、2つ目の位置決めマークを検
    出するための撮像カメラと基板の相対移動量を決定する
    工程と、 決定された移動量に基づいて上記撮像カメラと上記基板
    とを相対的に移動させ、上記撮像カメラで2つ目の位置
    決めマークを検出する工程とを有することを特徴とする
    基板認識方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基板認識方法において、 上記撮像カメラと基板の相対移動量を決定する工程は、 一つ目の位置決めマークを上記撮像カメラで撮像した際
    のこの撮像カメラの撮像中心に対する上記位置決めマー
    クのずれを算出する工程と、 このずれに基づいて、上記撮像カメラの撮像中心近傍で
    上記二つ目の位置決めマークをとらえるための、上記撮
    像カメラと上記基板の相対移動量を決定する工程とを有
    することを特徴とする基板認識方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の基板認識方法において、 上記一つ目の位置決めマークと二つ目の位置決めマーク
    をそれぞれ別々の第1、第2の撮像カメラで検出するこ
    とを特徴とする基板認識方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の基板認識方法において、 上記撮像カメラと基板の相対移動量を決定する工程は、 一つ目の位置決めマークを上記第1の撮像カメラで撮像
    した際のこの第1の撮像カメラの撮像中心に対する上記
    位置決めマークのずれを算出する工程と、 このずれに基づいて、第2の撮像カメラの撮像中心近傍
    で上記二つ目の位置決めマークをとらえるための、上記
    第2の撮像カメラと上記基板の相対移動量を決定する工
    程とを有することを特徴とする基板認識方法。
  5. 【請求項5】 基板に設けた2つの位置決めマークの検
    出値に基づいてこの基板を認識する基板認識方法におい
    て、 2つの位置決めマークを別々の第1、第2の撮像カメラ
    で検出することを特徴とする基板認識方法。
  6. 【請求項6】 液晶セルを構成する基板に液晶駆動用I
    C部品を実装する液晶パネル製造装置において、 上記基板に上記液晶駆動用IC部品が仮圧着されてなる
    液晶セルを保持すると共に、この液晶セルを上記IC部
    品の本圧着を行う本圧着位置に搬送するセルステージ
    と、 上記本圧着位置に設けられ、上記IC部品の本圧着を行
    うボンディング機構と、 上記ボンディング機構を挟んで対向する位置に設けら
    れ、上記基板の上記IC部品が仮圧着されてなる辺の両
    端部側に設けられた2つの位置決めマークをそれぞれ撮
    像する第1、第2の撮像カメラと、 上記セルステージを作動させることで上記基板の2つの
    位置決めマークをそれぞれ上記第1、第2の撮像カメラ
    に対向させると共に、この第1、第2の撮像カメラによ
    る上記位置決めマークの検出結果に基づいて上記セルス
    テージおよび上記ボンディング機構を作動させ上記IC
    部品の本圧着を行わせる制御部とを有することを特徴と
    する液晶パネル製造装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の液晶パネル製造装置にお
    いて、 上記第1、第2の撮像カメラの離間距離は、上記基板の
    上記IC部品が仮圧着されてなる辺の両端部側に形成さ
    れた2つの位置決めマークの離間距離に等しく設定され
    ていることを特徴とする液晶パネル製造装置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の液晶パネル製造装置にお
    いて、 上記制御部は、 上記第1の撮像カメラによる一つ目の位置決めマークの
    検出値に基づいて、上記第2の撮像カメラの撮像視野中
    心部で二つ目の位置決めマークを検出するための上記セ
    ルステージの作動量を決定する演算手段を有することを
    特徴とする液晶パネル製造装置。
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