JPWO2003034449A1 - 電線の製造方法、電線の製造装置及び電線 - Google Patents

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Abstract

電線に着色する色を容易に変更できる電線の製造方法及び製造装置を提供することを目的としている。電線の製造装置は芯線と被覆部とを備えた電線を製造する。ステップS1でサプライユニットから芯線を供給する。ステップS2で押し出し被覆ユニットで無着色の合成樹脂を芯線の周りに押し出し被覆して被覆部を成形する。ステップS3で着色ユニットで被覆部の外表面を着色する。着色ユニットは複数の噴霧器15,16を備えている。ステップS3では噴霧器15,16を適宜切り換えて動作させる。ステップS4で巻き取りユニットで電線を所望の長さに切断してドラムに巻き付ける。

Description

技術分野
本発明は、導電性の芯線と、この芯線を被覆する絶縁性の被覆部とを備えた電線の製造方法、電線の製造装置及び電線に関する。
背景技術
移動体としての自動車などには、種々の電子機器が搭載される。このため、前記自動車などは、前記電子機器に電源などからの電力やコンピュータなどからの制御信号などを伝えるために、ワイヤハーネスを配索している。ワイヤハーネスは、複数の電線106(第10図に示す)と、該電線106の端部などに取り付けられたコネクタなどを備えている。
電線106は、導電性の芯線105(第10図に示す)と該芯線105を被覆する絶縁性の合成樹脂からなる被覆部とを備えている。電線106は、所謂被覆電線である。前記電線106は、第10図に示す電線の製造装置100で製造されてきた。第10図に例示された電線の製造装置100は、サプライユニット101と、押し出し被覆ユニット102と、冷却水槽103と、巻き取りユニット104と、を備えている。
前記電線の製造装置100は、前記電線106を製造する際に、サプライユニット101と押し出し被覆ユニット102と冷却水槽103と巻き取りユニット104とに順に芯線105又は電線106を走行(移動)させる。芯線105又は電線106を走行(移動)させるために、電線の製造装置100は、プーリ107を複数備えている。
サプライユニット101は、被覆部が被覆されていない状態の芯線105を供給する。押し出し被覆ユニット102は、絶縁性の合成樹脂を前記サプライユニット101から供給された芯線105の周りに押し出し被覆して、被覆部を成形する。冷却水槽103は、押し出し被覆ユニット102によって芯線105を被覆した被覆部を冷却する。巻き取りユニット104は、芯線105と該芯線105を被覆する被覆部とからなる電線106を所定長さに切断して、ドラムなどに巻き付けて、該電線106を出荷できる状態とする。こうして、電線106は、電線の製造装置100によって製造される。
コネクタは、導電性の端子金具と絶縁性のコネクタハウジングとを備えている。端子金具は、電線106の端部などに取りつけられかつ該電線106の芯線105と電気的に接続する。コネクタハウジングは、箱状に形成されかつ端子金具を収容する。
前記ワイヤハーネスを組み立てる際には、まず電線106を所定の長さに切断した後、該電線106の端部などに端子金具を取り付ける。必要に応じて電線106同士を接続する。その後、端子金具をコネクタハウジング内に挿入する。こうして、前述したワイヤハーネスを組み立てる。
前述したワイヤハーネスの電線106は、芯線105の大きさと、被覆部の材質(耐熱性の有無などによる材質の変更)と、使用目的などを識別する必要がある。なお、使用目的とは、例えば、エアバック、ABS(Antilock Brake System)や車速情報等の制御信号や、動力伝達系統などの電線106が用いられる自動車の系統(システム)である。
ワイヤハーネスの電線106は、前述した使用目的(系統)を識別するために、種々の色で着色されたり、種々のマーキングが施されてきた。そこで、第10図に例示された従来の電線の製造装置100では、押し出し被覆ユニット102において被覆部を構成する合成樹脂に着色剤を混入する。そして、押し出し被覆ユニット102内で、合成樹脂と着色剤とを混ぜて、前記合成樹脂を着色剤と同じ色にする。そして、着色剤と同じ色の合成樹脂を芯線105の周りに押し出し被覆する。こうして、被覆部即ち電線106を着色してきた。
一方、自動車には、ユーザなどから多種多様な要望がよせられている。このため、前記自動車は、より多種多様な電子機器を搭載することが望まれている。したがって、前記ワイヤハーネスには、例えば100種類程度の電線106が用いられることがある。この場合、多種多様な色の電線106を用いることになる。このため、電線の製造装置100では、被覆部の色を変更することが望まれる。
第10図に例示された電線の製造装置100では、被覆部(即ち電線106)の色を変更する際に、押し出し被覆ユニット102を一旦停止して、合成樹脂に、混入する着色剤を変更してきた。この場合、前述したように多種多様な色の電線106を製造する際には、押し出し被覆ユニット102を頻繁に停止させる必要が生じて、電線106の製造効率を低下させていた。
このため、押し出し被覆ユニット102を駆動させたまま、合成樹脂に混入する着色剤を変更することが提案されている。押し出し被覆ユニット102を駆動させたまま着色剤を変更すると、着色剤を変更した直後には、変更前の着色剤と変更後の着色剤との両方が合成樹脂に混じって、被覆部が変更前の着色剤の色と変更後の着色剤の色との混色になる。この混色となった電線106は、前述した系統に対応した色ではないため、ワイヤハーネスに用いることができない。このため、押し出し被覆ユニット102を駆動させたまま着色剤を変更すると、電線106にワイヤハーネスに用いることのできない部分が生じて、電線106の材料歩留まりが低下する傾向となっていた。
この電線106の無駄になる部分を抑制するため即ち電線106の材料歩留まりの低下を抑制するために、例えば特開平6−150774号公報には前述した着色剤が混ざった部分に、変更後の着色剤と同色の液状カラーインキなどを塗布することが示されている。この場合、下地となる混ざった色(以下下地の色と呼ぶ)と、変更後の着色剤の色との色相が互いに異なったり、下地の色の明度が変更後の着色剤の色の明度より暗かったりすると、液状カラーインキなどを透けて下地の色が見えてしまう虞があった。さらに、この場合、被覆部の成形後に液状カラーインキなどを塗布するので、該液状カラーインキなどが被覆部の外表面から落ち易くなることが考えられる。
このように、前記特開平6−150774号公報に示された方法では、下地の色に応じて、液状カラーインキの色を定める必要が生じる。このため、特に、暗い着色剤から明るい着色剤に変更することが困難であった。このように、前記特開平6−150774号公報に示された方法では、より明度の暗い着色剤に変更しなければならないなどの着色剤を変更する際に制限があった。
又、前述した従来の電線の製造装置100は、押し出し被覆する際に被覆部を構成する合成樹脂に着色剤を混入する。このように、被覆部を押し出し被覆すると同時に被覆部を着色してきた。このため、例えば、自動車に用いられる電線106は、前述したように、外表面の色が異なるだけでも100種類程度の品番が存在する(線径の異なるものまで含めると電線106の品番は、膨大な数となる)。
このため、電線メーカやワイヤハーネスメーカなどでは、外表面の色が異なる100種類程度の電線106それぞれを、一時的または長期間貯蔵する必要があった。このため、電線106を貯蔵するために広大なスペースが必要になるとともに、電線106の品番を管理するために煩雑な作業が必要になる。
したがって、本発明の第1の目的は、電線を着色する色を容易に変更できる電線の製造方法、電線の製造装置を提供することにある。本発明の第2の目的は、着色した色が落ちにくい電線を提供することにある。
発明の開示
第1の目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の電線の製造方法は、導電性の芯線と、絶縁性の合成樹脂からなりかつ前記芯線を被覆する被覆部とを備えた電線を製造する電線の製造方法において、無着色の合成樹脂を前記芯線の周りに押し出し被覆して、前記被覆部を成形する押し出し被覆工程と、前記芯線を被覆した無着色の合成樹脂からなる被覆部の外表面を着色する着色工程と、を含んだことを特徴としている。
このことによれば、被覆部を成形する押し出し被覆工程と、電線を着色する着色工程とをわけている。このため、着色工程で着色する色を変更することにより、電線を着色する色を容易に変更できる。又、押し出し被覆工程では無着色の合成樹脂で被覆部を形成する。このため、押し出し被覆して得られる電線の品番(外表面の色の種類)を削減できる。着色工程では、無着色の被覆部の外表面に着色する。このため、無着色の被覆部の外表面より明度の明るい色を着色工程で着色しても、着色工程で着色した色で無着色の被覆部を隠蔽できる。
本明細書でいう被覆部の外表面を着色するとは、電線の被覆部の外表面を着色材で着色することを示している。着色材とは、色材(工業用有機物質)が水またはその他の溶媒に溶解、分散した液状物質である。有機物質としては、染料、顔料(大部分は有機物であり、合成品)があり、時には染料が顔料として、顔料が染料として用いられることがある。より具体的な例として、本明細書でいう着色材とは、着色液と塗料との双方を示している。
着色液とは、溶媒中に染料が溶けているもの又は分散しているものを示しており、塗料とは、分散液中に顔料が分散しているものを示している。このため、着色液で被覆部の外表面を着色すると、染料が被覆部内にしみ込み、塗料で被覆部の外表面を着色すると、顔料が被覆部内にしみ込むことなく外表面に接着する。即ち、本明細書でいう被覆部の外表面を着色するとは、被覆部の外表面の全体又は一部を染料で染めることと、被覆部の外表面の全体又は一部に顔料を塗ることとを示している。
また、前記溶媒と分散液は、電線の被覆部を構成する合成樹脂と親和性のあるものが望ましい。この場合、染料が被覆部内に確実にしみ込んだり、顔料が被覆部の外表面に確実に接着することとなる。
第1の目的を達成するために、請求項2に記載の本発明の電線の製造方法は、請求項1記載の電線の製造方法において、前記着色工程を前記押し出し被覆工程の直後に行うことを特徴としている。
このことによれば、着色工程を押し出し被覆工程の直後に行うので、押し出し被覆工程で高温となった被覆部の温度を、着色工程で着色する着色材が乾燥する際に生じる気化熱で下げることができる。
また、押し出し被覆工程で高温となった被覆部に着色する。このため、被覆部を構成する合成樹脂が固まる前に着色することとなり、被覆部内に着色液の染料がしみ込み易くなるとともに、被覆部の外表面に塗料の顔料が接着し易くなる。
第1の目的を達成するために、請求項3に記載の本発明の電線の製造方法は、請求項1または請求項2記載の電線の製造方法において、前記着色工程は、被覆部の外表面を複数の色で着色可能であり、かつ被覆部の外表面を着色する色を適宜変更することを特徴としている。
このことによれば、着色工程は、複数の色に被覆部の外表面を着色可能でかつ被覆部の外表面に着色する色を変更できる。このため、多種・多様な色で被覆部を着色でき、着色する色を容易に変更できる。
第1の目的を達成するために、請求項4に記載の本発明の電線の製造方法は、請求項1または請求項2に記載の電線の製造方法において、前記着色工程は、電線の任意の位置を測定して、それぞれ一つの色で前記電線の外表面を着色可能な複数の着色部を切り換えて前記外表面を着色することを特徴としている。
このことによれば、電線の任意の位置を測定して、複数の着色部を切り換える。このため、複数の色で電線を着色可能であるとともに、電線の製造作業を一旦停止することなく、電線を着色する色を容易に変更できる。さらに、電線の任意の位置を測定する。このため、着色部を切り替えた際に、電線に第1の色と第2の色が重なる部分を抑制できるとともに、着色されない部分を抑制できる。したがって、第1の色と第2の色との境界を、はっきりさせることができる。
第1の目的を達成するために、請求項5に記載の本発明の電線の製造方法は、請求項4に記載の電線の製造方法において、前記電線の芯線が移動されて該電線を製造するとともに、前記着色部は前記芯線の移動方向に沿って互いに間隔をあけており、前記着色部のうち上流側の着色部を停止して、前記電線が前記着色部間の間隔移動すると、下流側の着色部を動作させることを特徴としている。
このことによれば、上流側の着色部を停止して、電線が前記着色部間の間隔分移動すると、下流側の着色部を動作させる。このため、着色部を切り替えた際に、電線に第1の色と第2の色が重なる部分をより確実に抑制できるとともに、着色されない部分をより確実に抑制できる。したがって、第1の色と第2の色との境界を、より確実にはっきりさせることができる。
第1の目的を達成するために、請求項6に記載の本発明の電線の製造方法は、請求項4に記載の電線の製造方法において、前記電線の芯線が移動されて該電線を製造するとともに、前記着色部は前記芯線の移動方向に沿って互いに間隔をあけており、前記着色部のうち下流側の着色部を動作させた状態で上流側の着色部を動作させ、前記電線が前記着色部間の間隔移動すると、前記下流側の着色部を停止することを特徴としている。
このことによれば、下流側の着色部を動作させた状態で上流側の着色部を動作させ、電線が前記着色部間の間隔分移動すると、下流側の着色部を停止する。このため、着色部を切り替えた際に、電線に第1の色と第2の色が重なる部分をより確実に抑制できるとともに、着色されない部分をより確実に抑制できる。したがって、第1の色と第2の色との境界を、より確実にはっきりさせることができる。
第1の目的を達成するために、請求項7に記載の本発明の電線の製造装置は、導電性の芯線と、絶縁性の合成樹脂からなりかつ前記芯線を被覆する被覆部とを備えた電線を製造する電線の製造装置において、無着色の合成樹脂を前記芯線の周りに押し出し被覆して、前記被覆部を成形する押し出し被覆ユニットと、前記芯線を被覆した無着色の合成樹脂からなる被覆部の外表面を着色する着色ユニットと、を備えたことを特徴としている。
このことによれば、被覆部を成形する押し出し被覆ユニットと、被覆部を着色する着色ユニットとをわけている。このため、着色ユニットで色を変更することにより、電線を着色する色を容易に変更できる。押し出し被覆ユニットでは無着色の合成樹脂で被覆部を形成する。このため、押し出し被覆ユニットで得られる電線の品番(外表面の色の種類)を削減できる。このため、着色ユニットでは、無着色の被覆部の外表面に着色する。このため、無着色の被覆部の外表面より明度の明るい色を着色ユニットで着色しても、着色ユニットで着色した色で無着色の被覆部を隠蔽できる。
第1の目的を達成するために、請求項8に記載の本発明の電線の製造装置は、請求項7記載の電線の製造装置において、前記芯線を移動して前記電線を製造するとともに、前記着色ユニットは、前記押し出し被覆ユニットの前記芯線の移動方向の下流側でかつ直後に配されていることを特徴としている。
このことによれば、着色ユニットが押し出し被覆ユニットの直後に配されている。このため、押し出し被覆した直後に被覆部の外表面を着色するので、押し出し被覆で高温となった被覆部の温度を、着色ユニットで着色する着色材が乾燥する際に生じる気化熱で下げることができる。
また、押し出し被覆で高温となった被覆部に着色する。このため、被覆部を構成する合成樹脂が固まる前に着色することとなり、被覆部内に着色液の染料がしみ込み易くなるとともに、被覆部の外表面に塗料の顔料が接着し易くなる。
第1の目的を達成するために、請求項9に記載の本発明の電線の製造装置は、請求項7または請求項8に記載の電線の製造装置において、前記着色ユニットは、それぞれ一つの色で被覆部の外表面を着色可能な複数の着色部と、被覆部の外表面を着色する着色部を変更する切換部と、を備えたことを特徴としている。
このことによれば、着色ユニットが、複数の着色部と切換部とを備えている。このため、着色ユニットで、着色部を切り換えて動作させることにより被覆部の外表面に着色する色を変更できる。このため、多種・多様な色で被覆部を着色できる。
第1の目的を達成するために、請求項10に記載の本発明の電線の製造装置は、請求項7または請求項8に記載の電線の製造装置において、前記着色ユニットは、それぞれ一つの色で前記外表面を着色可能な複数の着色部と、前記電線の任意の位置を測定可能な測定手段と、前記測定手段が測定した前記任意の位置に基づいて前記外表面を着色する着色部を切り替える切換手段と、を備えたことを特徴としている。
このことによれば、着色ユニットが、複数の着色部を備えている。このため、複数の色で電線を着色可能である。また、切換手段が着色部を切換可能である。このため、着色ユニット即ち電線の製造装置を一旦停止することなく、電線を着色する色を容易に変更できる。さらに、測定手段が電線の任意の位置を測定可能である。このため、着色部を切り替えた際に、電線に複数の色が重なる部分を抑制できるとともに、着色されない部分を抑制できる。
第1の目的を達成するために、請求項11に記載の本発明の電線の製造装置は、請求項10記載の電線の製造装置において、前記着色部は前記芯線の移動方向に沿って互いに間隔をあけて配されており、前記測定手段は、前記芯線の移動方向に沿った該電線の移動量に応じた情報を測定して前記任意の位置を測定することを特徴としている。
このことによれば、測定手段が、電線の移動量に応じた情報を測定して、電線の任意の位置を測定する。このため、着色部を切り替えた際に、電線に複数の色が重なる部分をより確実に抑制できるとともに、着色されない部分をより確実に抑制できる。
第1の目的を達成するために、請求項12に記載の本発明の電線の製造装置は、請求項11記載の電線の製造装置において、前記切換手段は、前記外表面を着色する着色部を、複数の着色部のうち芯線の移動方向の上流側の着色部から下流側の着色部に切り換える際に、前記上流側の着色部を停止して、前記測定手段が測定する電線の移動量が前記複数の着色部間の間隔に等しくなると、前記下流側の着色部を動作させることを特徴としている。
このことによれば、切換手段が上流側の着色部を停止して、測定手段が測定する電線の移動量が前記複数の着色部間の間隔に等しくなると、下流側の着色部を動作させる。このため、着色部を切り替えた際に、電線に複数の色が重なる部分をより確実に抑制できるとともに、着色されない部分をより確実に抑制できる。
第1の目的を達成するために、請求項13に記載の本発明の電線の製造装置は、請求項11記載の電線の製造装置において、前記切換手段は、前記外表面を着色する着色部を、複数の着色部のうち芯線の移動方向の下流側の着色部から上流側の着色部に切り換える際に、前記下流側の着色部を動作させた状態で前記上流側の着色部を動作させ、前記測定手段が測定する電線の移動量が前記複数の着色部間の間隔に等しくなると、前記下流側の着色部を停止することを特徴としている。
このことによれば、切換手段が下流側の着色部を動作させた状態で上流側の着色部を動作させ、測定手段が測定する電線の移動量が複数の着色部間の間隔に等しくなると、下流側の着色部を停止する。このため、着色部を切り替えた際に、電線に複数の色が重なる部分をより確実に抑制できるとともに、着色されない部分をより確実に抑制できる。
第1の目的を達成するために、請求項14に記載の本発明の電線の製造装置は、請求項10ないし請求項13のうちいずれか一項に記載の電線の製造装置において、前記着色部は、前記外表面にゾル状の着色材を吹き付けることを特徴としている。
このことによれば、着色部がゾル状の着色材を吹き付ける。このため、切換手段が着色部を切り替えると、電線に着色される色が直ちに変更する。
第2の目的を達成するために、請求項15に記載の本発明の電線は、導電性の芯線と、絶縁性の合成樹脂からなりかつ前記芯線を被覆する被覆部とを備えた電線において、合成樹脂を前記芯線の周りに押し出し被覆して前記被覆部を成形された直後に、前記被覆部の外表面が着色されたことを特徴としている。
このことによれば、押し出し被覆されて高温となった被覆部を着色されて得られる。このため、被覆部を構成する合成樹脂が固まる前に着色されることとなり、被覆部内に着色液の染料がしみ込み易くなるとともに、被覆部の外表面に塗料の顔料が接着し易くなる。
第2の目的を達成するために、請求項16に記載の本発明の電線は、請求項15に記載の電線において、任意の位置を測定されて、それぞれ一つの色で着色可能な複数の着色部を切り換えて外表面が着色されるとともに、前記外表面に第1の色に着色された第1の部分と前記第1の色と異なる第2の色に着色された第2の部分とこれらの部分間の境界とが形成されていることを特徴としている。
このことによれば、任意の位置を測定されて、着色部が切り換えられて、外表面が着色される。このため、第1の色と第2の色が重なる部分を抑制できるとともに、着色されない部分を抑制できる。したがって、第1の色と第2の色との境界を、はっきりさせることができる。
第2の目的を達成するために、請求項17に記載の本発明の電線は、請求項16に記載の電線において、芯線が移動されて製造され、前記着色部は前記芯線の移動方向に沿って互いに間隔をあけており、前記着色部のうち上流側の着色部を停止して、前記着色部間の間隔L移動した後、下流側の着色部を動作させて得られることを特徴としている。
このことによれば、上流側の着色部を停止して、電線が前記着色部間の間隔分移動すると、下流側の着色部を動作させて、外表面が着色される。このため、第1の色と第2の色が重なる部分をより確実に抑制できるとともに、着色されない部分をより確実に抑制できる。したがって、第1の色と第2の色との境界を、はっきりさせることができる。
第2の目的を達成するために、請求項18に記載の本発明の電線は、請求項16に記載の電線において、芯線が移動されて製造され、前記着色部は前記芯線の移動方向に沿って互いに間隔をあけており、前記着色部のうち下流側の着色部を動作させた状態で上流側の着色部を動作させ、前記着色部間の間隔移動した後、前記下流側の着色部を停止して得られることを特徴としている。
このことによれば、下流側の着色部を動作させた状態で上流側の着色部を動作させ、電線が前記着色部間の間隔分移動すると、下流側の着色部を停止させて、外表面が着色される。このため、第1の色と第2の色が重なる部分をより確実に抑制できるとともに、着色されない部分をより確実に抑制できる。したがって、第1の色と第2の色との境界を、はっきりさせることができる。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の一実施形態にかかる電線の製造方法及び電線の製造装置を第1図ないし第9図を参照して説明する。本発明の一実施形態にかかる第1図に示す電線の製造装置1は、一旦、第4図に示す無着色の電線2aを製造し、この無着色の電線2aを着色して、第5図に示す電線2を製造する装置である。なお、これらの電線2,2aは、構成が略同一であるので、同一部分には同一符号を付して説明する。
電線2は、移動体としての自動車などに配索されるワイヤハーネスを構成する。電線2,2aは、第4図及び第5図に示すように、導電性の芯線3と、絶縁性の被覆部4とを備えている。芯線3は、複数の素線が撚られて形成されている。芯線3を構成する素線は、導電性の金属からなる。また、芯線3は、一本の素線から構成されても良い。被覆部4は、例えば、ポリ塩化ビニル(Polyvinylchloride:PVC)などの合成樹脂からなる。被覆部4は、芯線3を被覆している。
無着色の電線2aの被覆部4の外表面4aは、第4図に示すように、被覆部4を構成する合成樹脂自体の色Pである。無着色の電線2aは、被覆部4を構成する合成樹脂に着色剤が混入していない。外表面4aが色Pの電線を無着色の電線2aと呼ぶ。
一方、電線2の被覆部4の外表面4aは、被覆部4を構成する合成樹脂とは異なる色に着色されている。電線2の被覆部4の外表面4aには、第5図に示すように、第1の色B(第5図中に平行斜線で示す)に着色された第1の部分31と、第2の色R(第5図中に平行斜線で示す)に着色された第2の部分32と、これらの部分31,32間の境界Sとが形成されている。境界Sは、はっきりとしている。なお、被覆部4の外表面4aは、電線2の外表面をなしている。
前述した構成の電線2は、複数束ねられるとともに端部などにコネクタなどが取り付けられて前述したワイヤハーネスを構成する。コネクタが自動車などの各種の電子機器のコネクタにコネクタ結合して、ワイヤハーネス即ち電線2は、各電子機器に各種の信号や電力を伝える。
電線の製造装置1は、前述した構成の電線2を製造する装置である。電線の製造装置1は、第1図に示すように、サプライユニット10と、押し出し被覆ユニット11と、着色ユニット12と、巻き取りユニット13と、を備えている。
電線の製造装置1は、サプライユニット10と押し出し被覆ユニット11と着色ユニット12と巻き取りユニット13とに順に芯線3を走行(移動)させて電線2を製造する。電線の製造装置1は、芯線3又は電線2,2aを走行(移動)させるために、プーリ14などを複数備えている。
サプライユニット10は、被覆部4が被覆されていない状態の芯線3を供給する。押し出し被覆ユニット11は、無着色の合成樹脂を一旦溶かした(高温にした)後、サプライユニット10から供給された芯線3の全周に塗りつける。こうして、押し出し被覆ユニット11は、無着色の合成樹脂をサプライユニット10から供給された芯線3の周りに押し出し被覆して、被覆部4を成形する。押し出し被覆ユニット11は、第4図に示す無着色の電線2aを製造する。押し出し被覆ユニット11により製造された直後(則ち後述のステップS2の直後)では、被覆部4は高温になっている。
着色ユニット12は、芯線3又は電線2,2aの走行方向(第2図中の矢印Kで示す方向)の押し出し被覆ユニット11の下流側でかつ該押し出し被覆ユニット11の直後に配されている。なお、矢印Kは、芯線3の移動方向である。着色ユニット12は、押し出し被覆ユニット11で芯線3を被覆しかつ高温になった被覆部4の外表面4a(第4図に示す)を所望の色に着色する。この着色ユニット12の詳細な構成は、後述する。
本明細書でいう電線2の被覆部4の外表面4aを着色するとは、被覆部4の外表面4aを着色材で着色することを示している。着色材とは、色材(工業用有機物質)が水またはその他の溶媒に溶解、分散した液状物質である。有機物質としては、染料、顔料(大部分は有機物であり、合成品)があり、時には染料が顔料として、顔料が染料として用いられることがある。より具体的な例として、本明細書でいう着色材とは、着色液と塗料との双方を示している。
着色液とは、溶媒中に染料が溶けているもの又は分散しているものを示しており、塗料とは、分散液中に顔料が分散しているものを示している。このため、着色液で被覆部4の外表面4aを着色すると、染料が被覆部4内にしみ込み、塗料で被覆部4の外表面4aを着色すると、顔料が被覆部4内にしみ込むことなく外表面4aに接着する。即ち、本明細書でいう被覆部4の外表面4aを着色するとは、被覆部4の外表面4aの全体又は端末などの一部を染料で染めることと、被覆部4の外表面4aの全体又は端末などの一部に顔料を塗ることとを示している。
また、前記溶媒と分散液は、電線2の被覆部4を構成する合成樹脂と親和性のあるものが望ましい。この場合、染料が電線2の被覆部4内に確実にしみ込んだり、顔料が電線2の被覆部4の外表面4aに確実に接着することとなる。
巻き取りユニット13は、芯線3と該芯線3を被覆しかつ外表面4aが着色された被覆部4とからなる電線2を所望の長さに切断する。巻き取りユニット13は、ドラムに巻き付けて、電線2を出荷できる状態にする。
以下、着色ユニット12の構成を説明する。着色ユニット12は、第2図に示すように、上流側の着色部としての第1の噴霧器15と、下流側の着色部としての第2の噴霧器16と、切換部23と、入力手段としての入力装置19と、を備えている。即ち、着色ユニット12は、着色部としての噴霧器15,16を複数備えている。なお、図示例では、着色ユニット12は、噴霧器15,16を二つ備えているが、本発明では、着色ユニット12は、勿論噴霧器15,16を三つ以上備えていても良いことは勿論である。
第1の噴霧器15は、複数の第1のノズル20と、図示しない第1の液供給源と、図示しない第1のガス供給源とを備えている。第1のノズル20は、開口部が芯線3を被覆した被覆部4の外表面4aに相対している。複数の第1のノズル20は、電線2aを中心とした周方向に沿って略等間隔に配されている。なお、矢印Kは、芯線3の移動方向である。なお、第2図中には、第1の噴霧器15は、電線2aを中心とした対角線上に第1のノズル20を二つ配している。しかしながら、電線2aの全周を着色する際に必要であれば、第1のノズル20を三つ以上設けても良い。
第1の液供給源は、第1の色B(第6図ないし第8図中に平行斜線で示す)の着色液または塗料を第1のノズル20内に供給する。第1のガス供給源は、加圧されたガスを第1のノズル20内に供給する。前述した構成によって、第1の噴霧器15は、ガスとともに第1の色Bの液状の着色液又は塗料を第1のノズル20から被覆部4の外表面4aに向けて吹き付ける。第1の噴霧器15は、第1の色Bの液状の着色液又は塗料(即ち着色材)を、ガス内に分散して、所謂ゾル(エアロゾル)状にして、被覆部4の外表面4aに吹き付ける。
第2の噴霧器16は、複数の第2のノズル21と、図示しない第2の液供給源と、図示しない第2のガス供給源とを備えている。第2のノズル21は、開口部が芯線3を被覆した被覆部4の外表面4aに相対している。複数の第2のノズル21は、電線2aを中心とした周方向に沿って略等間隔に配されている。なお、第2図中には、第2の噴霧器16は、電線2aを中心とした対角線上に第2のノズル21を二つ配している。しかしながら、電線2aの全周を着色する際に必要であれば、第2のノズル21を三つ以上設けても良い。
第2の液供給源は、第2の色R(第8図及び第9図中に平行斜線で示す)の液状の着色液または塗料を第2のノズル21内に供給する。第2のガス供給源は、加圧されたガスを第2のノズル21内に供給する。前述した構成によって、第2の噴霧器16は、ガスとともに第2の色Rの液状の着色液又は塗料を第2のノズル21から被覆部4の外表面4aに向けて吹き付ける。第2の噴霧器16は、第2の色Rの液状の着色液又は塗料(即ち着色材)を、ガス内に分散して、所謂ゾル(エアロゾル)状にして、被覆部4の外表面4aに吹き付ける。
第2の噴霧器16の第2のノズル21は、第1の噴霧器15の第1のノズル20より矢印Kで示す芯線3の移動方向の下流側に配されている。第2の噴霧器16の第2のノズル21は、前記矢印Kに沿って、第1の噴霧器15の第1のノズル20から距離L離れている。距離Lは、矢印Kに沿った第1の噴霧器15と第2の噴霧器16との間隔則ち着色部間の間隔に相当する。
切換部23は、測定手段としてのエンコーダ17と、切換手段としての制御装置18とを備えている。エンコーダ17は、回転子22を備えている。回転子22は、軸芯周りに回転可能である。回転子22の外周面は、芯線3を被覆した被覆部4と接触している。回転子22は、矢印Kに沿って、芯線3即ち電線2,2aが走行(移動)すると、回転する。即ち、回転子22は、矢印Kに沿った芯線3即ち電線2,2aの走行(移動)とともに、軸芯周りに回転する。勿論、矢印Kに沿った芯線3即ち電線2の走行(移動)距離と、回転子22の回転数とは比例する。
エンコーダ17は、制御装置18と接続している。エンコーダ17は、回転子22が所定角度づつ回転すると、制御装置18に向かってパルス状の信号を出力する。即ち、エンコーダ17は、矢印Kに沿った芯線3即ち電線2,2aの走行(移動)距離に応じた情報を、制御装置18に向かって出力する。このように、エンコーダ17は、電線2,2aの移動距離に応じた情報を測定して、電線2の任意の位置に関する情報を制御装置18に向かって出力する。
制御装置18は、周知のRAM、ROM、CPUなどを備えたコンピュータで、あって、着色ユニット12全体の制御をつかさどる。制御装置18は、入力装置19から入力した命令または前記ROMなどに記憶されたプログラムなどに基づいて、第1の噴霧器15と、第2の噴霧器16とのうち一方を動作させて、被覆部4の外表面4aを第1の色Bまたは第2の色Rに着色する。また、制御装置18は、前記ノズル20,21間の距離Lを記憶している。
制御装置18は、第1の噴霧器15から第2の噴霧器16に切り替えて、第1の色Bに被覆部4を着色する状態から第2の色Rに被覆部4を着色する状態に切り替える。制御装置18は、第2の噴霧器16から第1の噴霧器15に切り替えて、第2の色Rに被覆部4を着色する状態から第1の色Bに被覆部4を着色する状態に切り替える。
第1の噴霧器15を停止した後、第2の噴霧器16を動作させる場合則ち外表面4aを着色する噴霧器15,16を第1の噴霧器15から第2の噴霧器16に切り換える場合には、制御装置18は、第6図に示す第1の噴霧器15が駆動している状態から、まず、第1の噴霧器15を停止させる。なお、第6図では、第1の噴霧器15によって着色されている部分を平行斜線Bで示している。すると、第7図に示すように、平行斜線Bで示す部分は、第2の噴霧器16に向かって移動する。
エンコーダ17からの情報に基づいて、制御装置18は、芯線3即ち電線2,2aが前記距離L分移動したか否かを判定する。制御装置18は、芯線3即ち電線2,2aが前記距離L分移動したと判定すると、第8図に示すように、第2の噴霧器16を動作させる。このように、制御装置18は、第1の噴霧器15を停止した後、エンコーダ17が測定する電線2,2aの移動量がノズル20,21間の距離Lに等しくなると、第2の噴霧器16を動作させる。すると、第9図に示すように、電線2,2aの被覆部4の外表面4aは、第2の噴霧器16によって着色される。なお、第8図及び第9図では、第1の噴霧器15によって着色されている部分を平行斜線Rで示している。
また、第2の噴霧器16を停止させるとともに第1の噴霧器15を動作させる場合則ち外表面4aを着色する噴霧器15,16を、第2の噴霧器16から第1の噴霧器15に切り換える場合には、制御装置18は、まず、第2の噴霧器16が動作している状態で、第1の噴霧器15を動作させる。エンコーダ17からの情報に基づいて、制御装置18は、芯線3即ち電線2,2aが前記距離L分移動したか否かを判定する。
制御装置18は、芯線3即ち電線2,2aが前記距離L分移動したと判定すると、第2の噴霧器16を停止する。このように、制御装置18は、第2の噴霧器16を動作させた状態で第1の噴霧器15を動作させ、エンコーダ17が測定する電線2の移動量がノズル20,21間の距離Lに等しくなると、第2の噴霧器16を停止する。
前述したように、制御装置18は、エンコーダ17からの情報に基づいて、第1の色Bと第2の色Rとが被覆部4の外表面4a上に重ならないように、噴霧器15,16を制御する。制御装置18は、第1の色Bと第2の色Rとのうち一方が被覆部4の外表面4aを必ず着色するように、噴霧器15,16を制御する。前述した構成の切換部23は、エンコーダ17からの情報に基づいて、制御装置18が被覆部4の外表面4aを着色する噴霧器15,16を変更する。そして、切換部23は、被覆部4の外表面4aを着色する色を変更する。
入力装置19は、例えば、噴霧器15,16を切り替えるタイミングなどを設定するために用いられる。即ち、入力装置19は、着色ユニット12の各種の操作を行うために用いられる。入力装置19として、例えば、周知のキーボード、各種のスイッチ及びCD−ROM駆動装置などの各種の記録媒体駆動装置などの各種の情報入力用の装置などを用いることができる。
前述した着色ユニット12は、電線2を着色する色数に応じて、噴霧器15,16が必要になる。しかしながら、これらの噴霧器15,16のうち一方を駆動させて、他方を洗浄して次の色の準備を行うこともできる。よって、着色ユニット12は、噴霧器15,16を少なくとも2つ備えていれば、電線2を多種多様な色で着色できる。
前述した構成の電線の製造装置1を用いて、電線2を以下のように製造する。まず、第3図中のステップS1において、サプライユニット10から芯線3を供給して、ステップS2に進む。ステップS2では、押し出し被覆ユニット11で、無着色の合成樹脂を芯線3の周りに押し出し被覆して、被覆部4を成形する。無着色の電線2aを得て、ステップS3に進む。なお、ステップS2は、本明細書に記した押し出し被覆工程に相当する。
ステップS3では、着色ユニット12が、噴霧器15,16のうち一方を動作させて、被覆部4を成形した直後に、芯線3を被覆した無着色の合成樹脂からなる被覆部4の外表面4aに着色液または塗料を着色する。また、ステップS3では、着色ユニット12が、噴霧器15,16を所望のタイミングで切り替えて動作させる。そして、ステップS4に進む。なお、ステップS3は、本明細書に記した着色工程に相当する。
このため、ステップS3即ち着色工程は、ステップS2即ち押し出し被覆工程の直後に行われる。また、着色ユニット12が複数の噴霧器15,16を備えている。このため、ステップS3即ち着色工程では、複数の色で被覆部4の外表面4aを着色可能であり、これらの複数の色の中から適宜一つ選んで、被覆部4の外表面4aを着色できるとともに、被覆部4の外表面4aを着色する色を適宜変更できる。
ステップS4では、巻き取りユニット13が、芯線3と該芯線3を被覆しかつ着色ユニット12で着色された被覆部4とからなる電線2を所望の長さに切断するとともに、ドラムなどに巻き付ける。こうして、前述したワイヤハーネスを構成する電線2を得ることができる。
本実施形態によれば、被覆部4を成形するステップS2と電線2の被覆部4の外表面4aを着色するステップS3とをわけている。このため、ステップS3で色を変更することにより、電線2の被覆部4の外表面4aを着色する色を容易に変更できる。
又、ステップS2即ち押し出し被覆ユニット11で無着色の合成樹脂で被覆部4を成形する。このため、押し出し被覆して得られる電線2aの品番(外表面4aの色の種類)を削減できる。したがって、電線2aを貯蔵するためにかかるスペースや品番管理の為の手間を抑制できる。
ステップS3即ち着色ユニット12で無着色の被覆部4の外表面4aに着色する。このため、無着色の被覆部4の外表面4aより明度の明るい色をステップS3即ち着色ユニット12で着色しても、ステップS3即ち着色ユニット12で着色した色で無着色の合成樹脂を隠蔽できる。したがって、ステップS3即ち着色ユニット12で電線2をどんな色にも着色でき、電線2を着色する色を制限無く変更できる。したがって、電線2を着色する色を変更する際の制限を抑制できる。
また、ステップS3をステップS2の直後に行う即ち着色ユニット12を押し出し被覆ユニット11の芯線3の移動方向Kの下流側でかつ直後に配している。着色ユニット12がゾル状の着色材を吹き付ける。このため、ステップS2で高温となった被覆部4の温度を、ステップS3で着色したゾル状の着色材が乾燥する際の気化熱で下げることができる。ステップS3で被覆部4を冷却できるので、被覆部4を冷却する工程及び冷却するための装置を減らすことができる。
また、ステップS2で高温となった被覆部4に着色する。第5図に示す電線2は、押し出し被覆されて高温となった被覆部4の外表面4aが着色されて得られる。被覆部4の外表面4aを着色する際には、勿論、制御装置18がエンコーダ17からの情報に基づいて前述したように噴霧器15,16を切り換える。
このため、被覆部4を構成する合成樹脂が固まる前に着色することとなり、被覆部4内に着色液の染料がしみ込み易くなるとともに、被覆部4の外表面4aに塗料の顔料が接着し易くなる。したがって、染料及び顔料が被覆部4の外表面4aから落ちにくくなり、自動車などに配索される電線2として耐え得ることとなる。さらに、高温の被覆部4に着色するので、着色液の着色後及び塗料の着色後に、乾燥用に加熱する必要が生じない。したがって、電線の製造装置1をより一層小型化できる。
さらに、高温の被覆部4に着色材を吹き付けるので、着色材を吹き付ける前に被覆部を周知の膨潤剤、溶剤、可塑剤などで前処理する場合と比較して、被覆部に悪影響(機械的な強度の低下、表面の荒れ)を与えることがない。
また、着色ユニット12が、噴霧器15,16を複数備えている。このため、電線2を複数の色で着色できかつ噴霧器15,16を切り換えることにより着色する色を容易に変更できる。
さらに、ステップS3即ち着色ユニット12で、被覆部4の外表面4aに着色する色を変更できる。このため、ステップS3即ち着色ユニット12で多種・多様な色で被覆部4を着色できる。したがって、被覆部4を着色する色を変更する際に、着色ユニット12即ち電線の製造装置1を一旦停止する必要が生じなくなり、電線2の製造効率の低下を抑制できる。
着色ユニット12が、複数の噴霧器15,16を備えている。このため、複数の色で電線2を着色可能である。したがって、電線2を複数の色で着色できる。また、制御装置18が噴霧器15,16を切換可能である。このため、着色ユニット12即ち電線の製造装置1を一旦停止することなく、電線2を着色する色を容易に変更できる。したがって、電線2に着色する色を容易に変更できかつ電線2の製造効率の低下を抑制できる。
さらに、エンコーダ17が、電線2の移動距離に応じた情報を測定して、電線2の任意の位置を測定可能である。このため、噴霧器15,16を切り替えた際に、電線2に複数の色が重なる部分を抑制できるとともに、着色されない部分を抑制できる。したがって、電線2の材料歩留まりの低下を抑制できる。
また、噴霧器15,16がゾル状の着色材を吹き付ける。このため、制御装置18が、噴霧器15,16を切り替えると、電線2に着色される色を直ちに変更できる。したがって、電線2に着色する色をより容易に変更できかつ噴霧器15,16を切り替えた際に、電線2に複数の色が重なる部分を抑制できるとともに、着色されない部分を抑制できる。したがって、電線2の材料歩留まりの低下をより一層抑制できる。
さらに、噴霧器15,16を切り替えると、電線2に着色される色を直ちに変更できるので、芯線3の移動方何に沿った噴霧器15,16間の間隔Lを狭くできる。したがって、着色ユニット12即ち電線の製造装置1の小型化を図ることができる。
前記電線2は、前述した着色ユニット12によって着色されて、電線の製造装置1で得られる。着色ユニット12が、ゾル状の着色材を噴霧する噴霧器15,16と、電線2の移動量に関する情報を測定するエンコーダ17と、噴霧器15,16を切り換える制御装置18とを備えている。このため、第1の色Bの第1の部分31と第2の色Rの第2の部分32との境界Sは、はっきりとする。したがって、電線2に、第1の色Bと第2の色Rとが重なる部分を抑制でき、これらの色B,R双方とも着色されない部分を抑制できる。したがって、電線2の材料歩留まりの低下を抑制できる。
また、前述した実施形態では、エンコーダ17を用いて、電線2の任意の位置を測定している。しかしながら、本発明では、CCDカメラなどの撮像手段と、撮像手段が得た画像から電線の任意の位置を識別する識別手段とを用いても良いことは勿論である。
また、前述した実施形態では、着色ユニット12を押し出し被覆ユニット11の直後に配している。しかしながら、本発明では、着色ユニット12を巻き取りユニット13に一体に取り付けても良い。要するに、本発明では、被覆部4で芯線3を被覆した後であれば、着色ユニット12を電線の製造装置1の如何なる箇所に設けても良い。
さらに、前述した実施形態では、着色ユニット12の着色部として噴霧器15,16を用いている。しかしながら、本発明では、着色ユニット12の着色部として、被覆部4の外表面4aに接触して、該外表面4aに塗料又は顔料をつけるマーカ(Marker)を用いても良いことは勿論である。
また、前述した実施形態では、着色ユニット12の着色部としての噴霧器15,16が、着色液または塗料とガスとを合わせたエアロゾルを被覆部4の外表面4aに吹き付けている。しかしながら、本発明では、噴霧器15,16から被覆部4の外表面4aに吹き付ける着色液または塗料がゾル状であれば良く、ガスの代わりに各種の液体を用いても良いことは勿論である。
さらに、前述した実施形態では、自動車に配索されるワイヤハーネスを構成する電線2に関して記載している。しかしながら本発明の製造装置1で製造される電線2を自動車に限らず、ポータブルコンピュータなどの各種の電子機器や各種の電気機械に用いても良いことは勿論である。
なお、本発明では、被覆部4の外表面4aを着色する手段として、浸漬、噴霧、噴射、印刷、転写などの種々の手段を用いても良い。さらに、着色液及び塗料として、アクリル系塗料、インク(染料系、顔料系)、UVインクなどの種々のものを用いても良い。
産業上の利用可能性
以上説明したように請求項1に記載の本発明は、押し出し被覆工程と着色工程とをわけている。このため、着色工程で色を変更することにより、電線を着色する色を容易に変更できる。押し出し被覆工程で無着色の合成樹脂で被覆部を成形する。このため、押し出し被覆して得られる電線の品番(外表面の色の種類)を削減できる。したがって、電線の貯蔵にかかるスペースを抑制できるとともに、電線の品番管理にかかる手間を抑制できる。
着色工程で無着色の被覆部の外表面に着色する。このため、無着色の被覆部の外表面より明度の明るい色を着色工程で着色しても、着色工程で着色した色で無着色の被覆部を隠蔽できる。したがって、着色工程で電線をどんな色にも着色でき、電線を着色する色を制限無く変更できる。したがって、電線を着色する色を変更する際の制限を抑制できる。
請求項2に記載の本発明は、着色工程を押し出し被覆工程の直後に行うので、押し出し被覆工程で高温となった被覆部の温度を、着色工程で着色した着色材が乾燥する際に生じる気化熱で下げることができる。このため、電線を着色する色を変更する際の制限を抑制できることにくわえ、着色工程で被覆部を冷却できるので、被覆部を冷却する工程を減らすことができる。
また、押し出し被覆工程で高温となった被覆部に着色する。このため、被覆部を構成する合成樹脂が固まる前に着色することとなり、被覆部内に着色液の染料がしみ込み易くなるとともに、被覆部の外表面に塗料の顔料が接着し易くなる。したがって、染料及び顔料が被覆部の外表面から落ちにくくなり、自動車などに配索される電線としても耐え得ることとなる。さらに、高温の被覆部に着色するので、着色液の着色後及び塗料の着色後に、乾燥用に加熱する必要が生じない。さらに、高温の被覆部4に着色材を吹き付けるので、着色材を吹き付ける前に被覆部を周知の膨潤剤、溶剤、可塑剤などで前処理する場合と比較して、被覆部に悪影響(機械的な強度の低下、表面の荒れ)を与えることがない。
請求項3に記載の本発明は、着色工程が、複数の色に被覆部の外表面を着色可能であり、被覆部の外表面に着色する色を変更できる。このため、着色工程で多種・多様な色で被覆部を着色でき、着色する色を容易に変更できる。したがって、電線を着色する色を変更する際の制限を抑制できることにくわえ、着色工程で被覆部を着色する色を容易に変更できる。したがって、電線の製造効率の低下を抑制できる。
請求項4に記載の本発明は、電線の任意の位置を測定して、複数の着色部を切り換える。このため、複数の色で電線を着色可能であるとともに、電線の製造作業を一旦停止することなく、電線を着色する色を容易に変更できる。したがって、電線に着色する色を容易に変更できかつ電線の製造効率の低下を抑制できる。
さらに、電線の任意の位置を測定する。このため、着色部を切り替えた際に、電線に第1の色と第2の色が重なる部分を抑制できるとともに、着色されない部分を抑制できる。したがって、第1の色と第2の色との境界を、はっきりさせることができる。したがって、電線の材料歩留まりの低下を抑制できる。
請求項5に記載の本発明は、上流側の着色部を停止して、電線が前記着色部間の間隔分移動すると、下流側の着色部を動作させる。このため、着色部を切り替えた際に、電線に第1の色と第2の色が重なる部分をより確実に抑制できるとともに、着色されない部分をより確実に抑制できる。したがって、第1の色と第2の色との境界を、より確実にはっきりさせることができ、電線の材料歩留まりの低下をより一層抑制できる。
請求項6に記載の本発明は、下流側の着色部を動作させた状態で上流側の着色部を動作させ、電線が前記着色部間の間隔分移動すると、下流側の着色部を停止する。このため、着色部を切り替えた際に、電線に第1の色と第2の色が重なる部分をより確実に抑制できるとともに、着色されない部分をより確実に抑制できる。したがって、第1の色と第2の色との境界を、より確実にはっきりさせることができ、電線の材料歩留まりの低下をより一層抑制できる。
請求項7に記載の本発明は、被覆部を成形する押し出し被覆ユニットと、被覆部の外表面を着色する着色ユニットとをわけている。このため、着色ユニットで色を変更することにより、電線の被覆部の外表面を着色する色を容易に変更できる。
押し出し被覆ユニットでは無着色の合成樹脂で被覆部を形成する。押し出し被覆して得られる電線の品番(外表面の色の種類)を削減できる。このため、電線の貯蔵にかかるスペースを抑制でき、貯蔵する際の電線の品番を管理するためにかかる手間を抑制できる。
着色ユニットでは、無着色の被覆部の外表面に着色する。このため、無着色の被覆部の外表面より明度の明るい色を着色ユニットで着色しても、着色ユニットで着色した色で無着色の被覆部を隠蔽できる。したがって、着色工程で電線をどんな色にも着色でき、電線を着色する色を制限無く変更できる。したがって、電線を着色する色を変更する際の制限を抑制できる。
請求項8に記載の本発明は、着色ユニットが押し出し被覆ユニットの直後に配されている。このため、押し出し被覆した直後に被覆部の外表面の着色を行うので、押し出し被覆ユニットで高温となった被覆部の温度を、着色ユニットで着色する際に生じる気化熱で下げることができる。このため、電線を着色する色を変更する際の制限を抑制できることにくわえ、着色ユニットで被覆部を冷却できるので、被覆部を冷却するユニットを減らすことができ、電線の製造装置の小型化を図ることができる。
また、押し出し被覆で高温となった被覆部に着色する。このため、被覆部を構成する合成樹脂が固まる前に着色することとなり、被覆部内に着色液の染料がしみ込み易くなるとともに、被覆部の外表面に塗料の顔料が接着し易くなる。したがって、染料及び顔料が被覆部の外表面から落ちにくくなり、自動車などに配索される電線として耐え得ることとなる。さらに、高温の被覆部に着色するので、着色液の着色後及び塗料の着色後に、乾燥用に加熱する必要が生じない。さらに、高温の被覆部4に着色材を吹き付けるので、着色材を吹き付ける前に被覆部を周知の膨潤剤、溶剤、可塑剤などで前処理する場合と比較して、被覆部に悪影響(機械的な強度の低下、表面の荒れ)を与えることがない。
請求項9に記載の本発明は、着色ユニットが、複数の着色部と切換部とを備えている。このため、着色ユニットが、着色部を切り換えて動作させて被覆部の外表面に着色する色を変更できる。このため、多種・多様な色で被覆部を着色できる。したがって、電線を着色する色を変更する際の制限を抑制できることにくわえ、着色ユニットで被覆部を着色する色を容易に変更できる。したがって、電線の製造効率の低下を抑制できる。
請求項10に記載の本発明は、着色ユニットが、複数の着色部を備えている。このため、複数の色で電線を着色可能である。したがって、電線を複数の色で着色できる。
また、切換手段が着色部を切換可能である。このため、着色ユニット即ち電線の製造装置を一旦停止することなく、電線を着色する色を容易に変更できる。したがって、電線に着色する色を容易に変更できかつ電線の製造効率の低下を抑制できる。
さらに、測定手段が電線の任意の位置を測定可能である。このため、着色部を切り替えた際に、電線に複数の色が重なる部分を抑制できるとともに、着色されない部分を抑制できる。したがって、電線の材料歩留まりの低下を抑制できる。
請求項11に記載の本発明は、測定手段が、電線の移動量に応じた情報を測定して、電線の任意の位置を測定する。このため、着色部を切り替えた際に、電線に複数の色が重なる部分をより確実に抑制できるとともに、着色されない部分をより確実に抑制できる。したがって、電線に着色する色をより容易に変更できかつ電線の材料歩留まりの低下を抑制できる。
請求項12に記載の本発明は、切換手段が上流側の着色部を停止して、測定手段が測定する電線の移動量が前記複数の着色部間の間隔に等しくなると、下流側の着色部を動作させる。このため、着色部を切り替えた際に、電線に複数の色が重なる部分をより確実に抑制できるとともに、着色されない部分をより確実に抑制できる。したがって、電線に着色する色をより容易に変更できかつ電線の材料歩留まりの低下を抑制できる。
請求項13に記載の本発明は、切換手段が下流側の着色部を動作させた状態で上流側の着色部を動作させ、測定手段が測定する電線の移動量が複数の着色部間の間隔に等しくなると、下流側の着色部を停止する。このため、着色部を切り替えた際に、電線に複数の色が重なる部分をより確実に抑制できるとともに、着色されない部分をより確実に抑制できる。したがって、電線に着色する色をより容易に変更できかつ電線の材料歩留まりの低下を抑制できる。
請求項14に記載の本発明は、着色部がゾル状の着色材を吹き付ける。このため、切換手段が着色部を切り替えると、電線に着色される色が直ちに変更する。したがって、電線に着色する色をより容易に変更できかつ着色部を切り替えた際に、電線に複数の色が重なる部分を抑制できるとともに、着色されない部分を抑制できる。したがって、電線の材料歩留まりの低下を抑制できる。
さらに、着色部を切り替えると、電線に着色される色を直ちに変更できるので、芯線の移動方向に沿った着色部間の間隔を狭くできる。したがって、着色ユニット即ち電線の製造装置の小型化を図ることができる。
請求項15に記載の本発明は、押し出し被覆されて高温となった被覆部を着色されて得られる。このため、被覆部を構成する合成樹脂が固まる前に着色されることとなり、被覆部内に着色液の染料がしみ込み易くなるとともに、被覆部の外表面に塗料の顔料が接着し易くなる。したがって、染料及び顔料が被覆部の外表面から落ちにくくなり、自動車などに配索されるものとしても耐え得ることとなる。
請求項16に記載の本発明は、任意の位置を測定されて、着色部が切り換えられて、外表面が着色される。このため、第1の色と第2の色が重なる部分を抑制できるとともに、着色されない部分を抑制できる。したがって、第1の色と第2の色との境界を、はっきりさせることができ、材料歩留まりの低下を抑制できる。
請求項17に記載の本発明は、上流側の着色部を停止して、電線が前記着色部間の間隔分移動すると、下流側の着色部を動作させて、外表面が着色される。このため、第1の色と第2の色が重なる部分をより確実に抑制できるとともに、着色されない部分をより確実に抑制できる。したがって、第1の色と第2の色との境界を、はっきりさせることができ、材料歩留まりの低下をより一層抑制できる。
請求項18に記載の本発明は、下流側の着色部を動作させた状態で上流側の着色部を動作させ、電線が前記着色部間の間隔分移動すると、下流側の着色部を停止させて、外表面が着色される。このため、第1の色と第2の色が重なる部分をより確実に抑制できるとともに、着色されない部分をより確実に抑制できる。したがって、第1の色と第2の色との境界を、はっきりさせることができ、材料歩留まりの低下をより一層抑制できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施形態にかかる電線の製造装置の構成を示す説明図である。
第2図は、第1図に示された電線の製造装置の着色ユニットの構成を示す説明図である。
第3図は、第1図に示された電線の製造装置で電線を製造する工程の流れを示すフローチャートである。
第4図は、第1図に示された電線の製造装置の押し出し被覆ユニットで製造された無着色の電線の斜視図である。
第5図は、第1図に示された電線の製造装置で製造される電線の斜視図である。
第6図は、第2図に示された着色ユニットの第1の噴霧器で電線を着色している状態を示す説明図である。
第7図は、第6図に示された状態から第1の噴霧器を停止した状態を示す説明図である。
第8図は、第7図に示された状態から第2の噴霧器を動作させた状態を示す説明図である。
第9図は、第8図に示された状態から第2の噴霧器で電線を着色している状態を示す説明図である。
第10図は、従来の電線の製造装置の構成を示す説明図である。

Claims (18)

  1. 導電性の芯線と、絶縁性の合成樹脂からなりかつ前記芯線を被覆する被覆部とを備えた電線を製造する電線の製造方法において、
    無着色の合成樹脂を前記芯線の周りに押し出し被覆して、前記被覆部を成形する押し出し被覆工程と、
    前記芯線を被覆した無着色の合成樹脂からなる被覆部の外表面を着色する着色工程と、を含んだことを特徴とする電線の製造方法。
  2. 前記着色工程を前記押し出し被覆工程の直後に行うことを特徴とする請求項1記載の電線の製造方法。
  3. 前記着色工程は、被覆部の外表面を複数の色で着色可能であり、かつ被覆部の外表面を着色する色を適宜変更することを特徴とする請求項1または請求項2記載の電線の製造方法。
  4. 前記着色工程は、電線の任意の位置を測定して、それぞれ一つの色で前記被覆部の外表面を着色可能な複数の着色部を切り換えて前記外表面を着色することを特徴とする請求項1または請求項2記載の電線の製造方法。
  5. 前記電線の芯線が移動されて該電線を製造するとともに、前記着色部は前記芯線の移動方向に沿って互いに間隔をあけており、前記着色部のうち上流側の着色部を停止して、前記電線が前記着色部間の間隔移動すると、下流側の着色部を動作させることを特徴とする請求項4記載の電線の製造方法。
  6. 前記電線の芯線が移動されて該電線を製造するとともに、前記着色部は前記芯線の移動方向に沿って互いに間隔をあけており、前記着色部のうち下流側の着色部を動作させた状態で上流側の着色部を動作させ、前記電線が前記着色部間の間隔移動すると、前記下流側の着色部を停止することを特徴とする請求項4記載の電線の製造方法。
  7. 導電性の芯線と、絶縁性の合成樹脂からなりかつ前記芯線を被覆する被覆部とを備えた電線を製造する電線の製造装置において、
    無着色の合成樹脂を前記芯線の周りに押し出し被覆して、前記被覆部を成形する押し出し被覆ユニットと、
    前記芯線を被覆した無着色の合成樹脂からなる被覆部の外表面を着色する着色ユニットと、を備えたことを特徴とする電線の製造装置。
  8. 前記芯線を移動して前記電線を製造するとともに、
    前記着色ユニットは、前記押し出し被覆ユニットの前記芯線の移動方向の下流側でかつ直後に配されていることを特徴とする請求項7記載の電線の製造装置。
  9. 前記着色ユニットは、それぞれ一つの色で被覆部の外表面を着色可能な複数の着色部と、被覆部の外表面を着色する着色部を変更する切換部と、を備えたことを特徴とする請求項7または請求項8記載の電線の製造装置。
  10. 前記着色ユニットは、それぞれ一つの色で前記外表面を着色可能な複数の着色部と、前記電線の任意の位置を測定可能な測定手段と、前記測定手段が測定した前記任意の位置に基づいて前記外表面を着色する着色部を切り替える切換手段と、を備えたことを特徴とする請求項7または請求項8記載の電線の製造装置。
  11. 前記着色部は前記芯線の移動方向に沿って互いに間隔をあけて配されており、
    前記測定手段は、前記芯線の移動方向に沿った該電線の移動量に応じた情報を測定して前記任意の位置を測定することを特徴とする請求項10記載の電線の製造装置。
  12. 前記切換手段は、前記外表面を着色する着色部を、複数の着色部のうち芯線の移動方向の上流側の着色部から下流側の着色部に切り換える際に、
    前記上流側の着色部を停止して、前記測定手段が測定する電線の移動量が前記複数の着色部間の間隔に等しくなると、前記下流側の着色部を動作させることを特徴とする請求項11記載の電線の製造装置。
  13. 前記切換手段は、前記外表面を着色する着色部を、複数の着色部のうち芯線の移動方向の下流側の着色部から上流側の着色部に切り換える際に、
    前記下流側の着色部を動作させた状態で前記上流側の着色部を動作させ、前記測定手段が測定する電線の移動量が前記複数の着色部間の間隔に等しくなると、前記下流側の着色部を停止することを特徴とする請求項11記載の電線の製造装置。
  14. 前記着色部は、前記外表面にゾル状の着色材を吹き付けることを特徴とする請求項10ないし請求項13のうちいずれか一項に記載の電線の製造装置。
  15. 導電性の芯線と、絶縁性の合成樹脂からなりかつ前記芯線を被覆する被覆部とを備えた電線において、
    合成樹脂を前記芯線の周りに押し出し被覆して前記被覆部を成形された直後に、前記被覆部の外表面が着色されたことを特徴とする電線。
  16. 任意の位置を測定されて、それぞれ一つの色で着色可能な複数の着色部を切り換えて外表面が着色されるとともに、前記外表面に第1の色に着色された第1の部分と第2の色に着色された第2の部分とこれらの部分間の境界とが形成されていることを特徴とする請求項15記載の電線。
  17. 芯線が移動されて製造され、前記着色部は前記芯線の移動方向に沿って互いに間隔をあけており、前記着色部のうち上流側の着色部を停止して、前記着色部間の間隔移動した後、下流側の着色部を動作させて得られることを特徴とする請求項16記載の電線。
  18. 芯線が移動されて製造され、前記着色部は前記芯線の移動方向に沿って互いに間隔をあけており、前記着色部のうち下流側の着色部を動作させた状態で上流側の着色部を動作させ、前記着色部間の間隔移動した後、前記下流側の着色部を停止して得られることを特徴とする請求項16記載の電線。
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