JP4263404B2 - 電線の着色方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体としての自動車などに配索されるワイヤハーネスなどに用いられる電線を所望の色に着色する電線の着色方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
移動体としての自動車などには、種々の電子機器が搭載される。このため、前記自動車などは、前記電子機器に電源などからの電力やコンピュータなどからの制御信号などを伝えるために、ワイヤハーネスを配索している。ワイヤハーネスは、複数の電線106(図5に示す)と、該電線106の端部などに取り付けられたコネクタなどを備えている。
【0003】
電線106は、導電性の芯線105(図5に示す)と該芯線105を被覆する絶縁性の合成樹脂からなる被覆部とを備えている。電線106は、所謂被覆電線である。前記電線106は、図5に示す電線の製造装置100で製造されてきた。図5に例示された電線の製造装置100は、サプライユニット101と、押し出し被覆ユニット102と、冷却水槽103と、巻き取りユニット104と、を備えている。
【0004】
前記電線の製造装置100は、前記電線106を製造する際に、サプライユニット101と押し出し被覆ユニット102と冷却水槽103と巻き取りユニット104とに順に芯線105又は電線106を走行(移動)させる。芯線105又は電線106を走行(移動)させるために、電線の製造装置100は、プーリ107を複数備えている。
【0005】
サプライユニット101は、被覆部が被覆されていない状態の芯線105を供給する。押し出し被覆ユニット102は、絶縁性の合成樹脂を前記サプライユニット101から供給された芯線105の周りに押し出し被覆して、被覆部を成形する。冷却水槽103は、押し出し被覆ユニット102によって芯線105を被覆した被覆部を冷却する。巻き取りユニット104は、芯線105と該芯線105を被覆する被覆部とからなる電線106を所定長さに切断して、ドラムなどに巻き付けて、該電線106を出荷できる状態とする。こうして、電線106は、電線の製造装置100によって製造される。
【0006】
コネクタは、導電性の端子金具と絶縁性のコネクタハウジングとを備えている。端子金具は、電線106の端部などに取りつけられかつ該電線106の芯線105と電気的に接続する。コネクタハウジングは、箱状に形成されかつ端子金具を収容する。
【0007】
前記ワイヤハーネスを組み立てる際には、まず電線106を所定の長さに切断した後、該電線106の端部などに端子金具を取り付ける。必要に応じて電線106同士を接続する。その後、端子金具をコネクタハウジング内に挿入する。こうして、前述したワイヤハーネスを組み立てる。
【0008】
前述したワイヤハーネスの電線106は、芯線105の大きさと、被覆部の材質(耐熱性の有無などによる材質の変更)と、使用目的などを識別する必要がある。なお、使用目的とは、例えば、エアバック、ABS(Antilock Brake System)や車速情報等の制御信号や、動力伝達系統などの電線106が用いられる自動車の系統(システム)である。
【0009】
ワイヤハーネスの電線106は、前述した使用目的(系統)を識別するために、種々の色で着色されたり、種々のマーキングが施されてきた。そこで、図5に例示された従来の電線の製造装置100では、押し出し被覆ユニット102において被覆部を構成する合成樹脂に着色剤を混入する。そして、押し出し被覆ユニット102内で、合成樹脂と着色剤とを混ぜて、前記合成樹脂を着色剤と同じ色にする。そして、着色剤と同じ色の合成樹脂を芯線105の周りに押し出し被覆する。こうして、被覆部即ち電線106を着色してきた。
【0010】
一方、自動車には、ユーザなどから多種多様な要望がよせられている。このため、前記自動車は、より多種多様な電子機器を搭載することが望まれている。したがって、前記ワイヤハーネスには、例えば100種類程度の電線106が用いられることがある。この場合、多種多様な色の電線106を用いることになる。このため、電線の製造装置100では、被覆部の色を変更することが望まれる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
図5に例示された電線の製造装置100では、被覆部(即ち電線106)の色を変更する際に、押し出し被覆ユニット102を一旦停止して、合成樹脂に混入する着色剤を変更してきた。この場合、前述したように多種多様な色の電線106を製造する際には、押し出し被覆ユニット102を頻繁に停止させる必要が生じて、電線106の製造効率を低下させていた。このため、結果的に電線106のコストを高騰させる傾向となっていた。
【0012】
また、前述した電線の製造装置100を、製造する電線106の色毎に設けることもある。この場合、多種多様な色の電線106を製造するためには、電線106を製造するための設備にかかるコストが増加する。このため、電線106のコストも高騰する。
【0013】
さらに、前述した電線の製造装置100では、着色剤を多種・多様な色と同数扱う必要が生じる。このため、多種・多様な着色剤を発注・在庫管理などの管理を行う手間が増加して、電線106を製造するためにかかる工数が増加する。さらに、多種・多様な着色剤を搬送・保管するためにかかるコストも増加する。したがって、電線106のコストを更に高騰させる傾向となっていた。
【0014】
したがって、本発明の目的は、多種・多様な色の電線を容易に製造できかつ電線のコストの高騰を抑制できる電線の着色方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
【0019】
請求項に記載の本発明の電線の着色方法は、無着色の電線の外表面を着色する方法において、互いに異なる色の着色液で順次重ねて前記無着色の電線の外表面を染色して、前記無着色の電線の外表面を着色するとともに、これらの着色液をそれぞれ増減することにより、前記無着色の電線の外表面を着色する色を変更することを特徴としている。
【0026】
なお、本明細書でいう無着色とは、電線の被覆部を構成する合成樹脂に各種の着色材を混入塗布していない状態であり、前述した合成樹脂自体の色である。
【0027】
また、本明細書でいう電線を着色するとは、電線の被覆部の外表面を着色液で着色又は塗料で着色することを示している。着色液とは、溶媒中に染料が溶けているもの又は分散液中に染料が分散しているものを示しており、塗料とは、分散液中に顔料が分散しているものを示している。このため、着色液で被覆部を着色すると、染料が被覆部内にしみ込み、塗料で被覆部の外表面を着色すると、顔料が被覆部内にしみ込むことなく外表面に接着する。即ち、本明細書でいう電線の外表面を着色するとは、電線の外表面を染料で染めることと、電線の外表面に顔料を塗ることとを示している。尚、本明細書でいう電線の外表面を着色するとは、前述した着色材保護のためのコート剤自身の着色や、着色材入り紫外線硬化樹脂等を着色または染めることも含まれる。
【0028】
また、前記溶媒と分散液は、被覆部を構成する合成樹脂と親和性のあるものが望ましい。この場合、染料が被覆部内に確実にしみ込んだり、顔料が被覆部の外表面に確実に接着することとなる。さらに、前述した着色液と塗料とは、着色材をなしている。
【0031】
請求項1に記載された本発明によれば、互いに異なる色の着色液で順に、電線の外表面を染色する(染める)。これらの着色液の量を変更して、電線の外表面を着色する色を変更する。このため、少ない色の着色液を用意するだけで、あらゆる色に電線の外表面を着色できる。
【0032】
また、複数の着色液を重ねて電線の外表面を染色(着色)する。このため、一度に、電線を所望の色に染色(着色)する必要がない。このため、複数の着色液のうち少なくとも一つで染色(着色)した後、数時間又は数日などの時間が経過した後に、他で染色(着色)して、電線を所望の色に着色できる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の開示例にかかる電線の着色装置を図1ないし図3を参照して説明する。本発明の開示例にかかる電線の着色装置1(図1に示す)は、図2に示す電線3を着色する装置である。
【0041】
電線3は、自動車などの機械に配索されるワイヤハーネスを構成する。電線3は、図2に示すように、導電性の芯線4と、絶縁性の被覆部5とを備えている。芯線4は、複数の導線が撚られて形成されている。芯線4を構成する導線は、導電性の金属からなる。また、芯線4は、一本の導線から構成されても良い。
【0042】
被覆部5は、例えば、ポリ塩化ビニル(Polyvinylchloride:PVC)などの合成樹脂からなる。被覆部5は、芯線4を被覆している。被覆部5の外表面5aは、所望の色Qに着色されている。なお、外表面5aは、本明細書に記した電線3の外表面をなしている。
【0043】
前述した構成の電線3は、複数束ねられるとともに端部などにコネクタなどが取り付けられて前述したワイヤハーネスを構成する。コネクタが自動車などの各種の電子機器のコネクタに結合するなどして、ワイヤハーネス即ち電線3は、各電子機器に各種の信号や電力を伝える。
【0044】
電線の着色装置1は、無着色の電線3の外表面5aを、前記被覆部5を構成する合成樹脂の色P(図3(a)に示す)とは異なる色Qに着色する装置である。本明細書でいう無着色とは、電線3の被覆部5を構成する合成樹脂に各種の着色材が混入していない状態であり、前述した合成樹脂自体の色Pのことである。
【0045】
また、本明細書で記す着色するとは、電線3の被覆部5の外表面5aを着色液で着色又は塗料で着色することを示している。なお、着色液とは、溶媒中に染料が溶けているもの又は分散液中に染料が分散しているものを示しており、塗料とは、分散液中に顔料が分散しているものを示している。
【0046】
このため、着色液で電線3の被覆部5の外表面5aを着色すると、染料が電線3の被覆部5内にしみ込み、塗料で電線3の被覆部5の外表面5aを着色すると、顔料が電線3の被覆部5内にしみ込むことなく外表面5aに接着する。即ち、電線3の被覆部5の外表面5aは、染料で染められるまたは顔料が塗られる。このため、電線3の被覆部5を着色するとは、塗料を電線3の被覆部5に塗ることと、染料で電線3の被覆部5を染める(染色する)ことを含んでいる。
【0047】
また、前記溶媒と分散液は、被覆部を構成する合成樹脂と親和性のあるものが望ましい。この場合、染料が被覆部内に確実にしみ込んだり、顔料が被覆部の外表面に確実に接着することとなる。さらに、前述した着色液と塗料とは、着色材をなしている。
【0048】
電線の着色装置1は、図1に示すように、電線3の外表面5aを着色する着色部10と、この着色部10に後述する第1ないし第4の着色材B,R,Y,BLを供給する着色材供給部11と、制御手段としての制御装置12と、を備えている。
【0049】
着色部10は、着色部本体21と、一対のローラ22と、混合槽23と、複数の噴霧器(スプレー)24と、乾燥機25とを備えている。一対のローラ22は、互いに間隔をあけて配されかつ互いの間に前記電線3を該電線3の長手方向に沿って走行させる。一対のローラ22のうち、図1中左側に位置する一方のローラ22(以下符号22aで示す)は、電線3の移動方向の上流側に位置し、図1中右側に位置する他方のローラ22(以下符号22bで示す)は、電線3の移動方向の下流側に位置している。
【0050】
混合槽23は、箱状に形成されており、前記着色部本体21などに取り付けられている。混合槽23は、着色材供給部11から第1ないし第4の着色材B,R,Y,BLが供給される。混合槽23は、第1ないし第4の着色材B,R,Y,BLを収容するとともに、これらの第1ないし第4の着色材B,R,Y,BLを混ぜる。混合槽23は、混ぜた第1ないし第4の着色材B,R,Y,BLを噴霧器24に向かって供給する。
【0051】
噴霧器24は、図示例では、一対設けられている。噴霧器24は、混ぜた第1ないし第4の着色材B,R,Y,BLを一対のローラ22a,22b間を走行する電線3に向かって吹き付ける。一対の噴霧器24は、電線3の全周に亘って、該電線3の外表面5aを塗料で着色する又は着色液で染色(着色)する。即ち、一対の噴霧器24は、電線3の外表面5aを着色材で着色する。一対の噴霧器24は、前記電線3の全周に亘って、前記合成樹脂の色Pとは異なる色Qに外表面5aを着色する。
【0052】
乾燥機25は、噴霧器24より電線3の走行方向の下流側に配されている。乾燥機25は、噴霧器24によって電線3の外表面5aに吹き付けられた塗料や着色液を乾燥させる。
【0053】
着色材供給部11は、第1の収容部としての第1の収容槽13と、第2の収容部としての第2の収容槽14と、第3の収容部としての第3の収容槽15と、第4の収容部としての第4の収容槽16と、第1ないし第4の開閉バルブ17,18,19,20と、第1の増減手段としての第1の調整バルブ26と、第2の増減手段としての第2の調整バルブ27と、第3の増減手段としての第3の調整バルブ28と、第4の増減手段としての第4の調整バルブ29などを備えている。
【0054】
第1の収容槽13は、箱状に形成されており、青色の第1の着色材Bを収容する。第1の着色材Bは、前述した着色液または塗料である。このため、第1の着色材Bは、青色の染料B1が溶媒B2中に溶けているか分散したもの、または、青色の顔料B1が分散液B2中に分散しているものである。なお、染料B1と顔料B1を同一符号で示し、溶媒B2と分散液B2とを同一符号で示している。
【0055】
第2の収容槽14は、箱状に形成されており、赤色の第2の着色材Rを収容する。第2の着色材Rは、前述した着色液または塗料である。このため、第2の着色材Rは、赤色の染料R1が溶媒R2中に溶けているか分散したもの、または、赤色の顔料R1が分散液R2中に分散しているものである。なお、染料R1と顔料R1を同一符号で示し、溶媒R2と分散液R2とを同一符号で示している。
【0056】
第3の収容槽15は、箱状に形成されており、黄色の第3の着色材Yを収容する。第3の着色材Yは、前述した着色液または塗料である。このため、第3の着色材Yは、黄色の染料Y1が溶媒Y2中に溶けているか分散したもの、または、黄色の顔料Y1が分散液Y2中に分散しているものである。なお、染料Y1と顔料Y1を同一符号で示し、溶媒Y2と分散液Y2とを同一符号で示している。
【0057】
第4の収容槽16は、箱状に形成されており、黒色の第4の着色材BLを収容する。第4の着色材BLは、前述した着色液または塗料である。このため、第4の着色材BLは、黒色の染料BL1が溶媒BL2中に溶けているか分散したもの、または、黒色の顔料BL1が分散液BL2中に分散しているものである。なお、染料BL1と顔料BL1を同一符号で示し、溶媒BL2と分散液BL2とを同一符号で示している。
【0058】
本明細書で示す青色の第1の着色材Bとは、色相が青であることを示しており、明度や彩度はどのようなものであってもかまわない。いいかえれば、青色の第1の着色材Bとは、明るさと鮮やかさがどのような状態であっても、色相が青色である着色材である。即ち、明るい青でも、暗い青でも、鮮やかな青でも、にぶい青でも、色相が青であれば、本明細書に記した青色の第1の着色材Bである。
【0059】
本明細書で示す赤色の第2の着色材Rとは、色相が赤であることを示しており、明度や彩度はどのようなものであってもかまわない。いいかえれば、赤色の第2の着色材Rとは、明るさと鮮やかさがどのような状態であっても、色相が赤色である着色材である。即ち、明るい赤でも、暗い赤でも、鮮やかな赤でも、にぶい赤でも、色相が赤であれば、本明細書に記した赤色の第2の着色材Rである。
【0060】
本明細書で示す黄色の第3の着色材Yとは、色相が黄色であることを示しており、明度や彩度はどのようなものであってもかまわない。いいかえれば、黄色の第3の着色材Yとは、明るさと鮮やかさがどのような状態であっても、色相が黄色である着色材である。即ち、明るい黄色でも、暗い黄色でも、鮮やかな黄色でも、にぶい黄色でも、色相が黄色であれば、本明細書に記した黄色の第3の着色材Yである。
【0061】
本明細書で示す黒色の第4の着色材BLとは、色相が黒であることを示しており、明度や彩度はどのようなものであってもかまわない。いいかえれば、黒色の第4の着色材BLとは、明るさと鮮やかさがどのような状態であっても、色相が黒である着色材である。即ち、明るい黒でも、暗い黒でも、鮮やかな黒でも、にぶい黒でも、色相が黒であれば、本明細書に記した黒色の第4の着色材BLである。
【0062】
さらに、前述した色相とは、色あい、色調のことである。明度とは、色の明るさを示す度合である。彩度とは、色のあざやかさの程度である。
【0063】
前述した第1ないし第4の収容槽13,14,15,16には、配管30が連結している。配管30には、更に、前述した混合槽23が連結している。配管30は、第1ないし第4の収容槽13,14,15,16内の第1ないし第4の着色材B,R,Y,BLを混合槽23内に導く。このため、第1ないし第4の収容槽13,14,15,16は、混合槽23即ち着色部10に、第1ないし第4の着色材B,R,Y,BLを供給可能である。さらに、配管30には、図示しない溶剤供給源が連結している。この溶剤供給源は、配管30を介して混合槽23に連結している。溶剤供給源は、混合槽23内の着色材B,R,Y,BLを除去可能な溶剤を混合槽23内に供給する。
【0064】
第1ないし第4の開閉バルブ17,18,19,20は、配管30に取り付けられている。第1の開閉バルブ17が開くと、第1の収容槽13内の第1の着色材Bが混合槽23内に供給される。第1の開閉バルブ17が閉じると、第1の収容槽13内の第1の着色材Bの混合槽23への供給が停止する。即ち、第1の着色材Bが混合槽23内に供給されない。第2の開閉バルブ18が開くと、第2の収容槽14内の第2の着色材Rが混合槽23内に供給される。第2の開閉バルブ18が閉じると、第2の収容槽14内の第2の着色材Rの混合槽23への供給が停止する。即ち、第2の着色材Rが混合槽23内に供給されない。
【0065】
第3の開閉バルブ19が開くと、第3の収容槽15内の第3の着色材Yが混合槽23内に供給される。第3の開閉バルブ19が閉じると、第3の収容槽23内の第3の着色材Yの混合槽23への供給が停止する。即ち、第3の着色材Yが混合槽23内に供給されない。第4の開閉バルブ20が開くと、第4の収容槽16内の第4の着色材BLが混合槽23内に供給される。第4の開閉バルブ20が閉じると、第4の収容槽16内の第4の着色材BLの混合槽23への供給が停止する。即ち、第4の着色材BLが混合槽23内に供給されない。
【0066】
第1ないし第4の調整バルブ26,27,28,29は、配管30に取り付けられている。第1の調整バルブ26は、開度(開いている度合)を増減されることにより、第1の収容槽13が混合槽23内に供給する第1の着色材Bの量を増減する。勿論、開度が大きくなると供給量が増え、開度が小さくなると(しぼる)と供給量が減る。第2の調整バルブ27は、開度を増減されることにより、第2の収容槽14が混合槽23内に供給する第2の着色材Rの量を増減する。勿論、開度が大きくなると供給量が増え、開度が小さくなると(しぼる)と供給量が減る。
【0067】
第3の調整バルブ28は、開度を増減されることにより、第3の収容槽15が混合槽23内に供給する第3の着色材Yの量を増減する。勿論、開度が大きくなると供給量が増え、開度が小さくなると(しぼる)と供給量が減る。第4の調整バルブ29は、開度を増減されることにより、第4の収容槽16が混合槽23内に供給する第4の着色材BLの量を増減する。勿論、開度が大きくなると供給量が増え、開度が小さくなると(しぼる)と供給量が減る。
【0068】
制御装置12は、周知のRAM、ROM、CPUなどを備えたコンピュータであって、第1ないし第4の開閉バルブ17,18,19,20と、第1ないし第4の調整バルブ26,27,28,29などと接続している。制御装置12は、第1ないし第4の調整バルブ26,27,28,29の開度を制御して、これらの第1ないし第4の調整バルブ26,27,28,29に着色部10へ供給する各着色材B,R,Y,BLを増減させる。制御装置12は、第1ないし第4の開閉バルブ17,18,19,20と、第1ないし第4の調整バルブ26,27,28,29などを制御して、電線の着色装置1全体の制御をつかさどる。
【0069】
制御装置12は、電線3を着色するそれぞれの色毎の第1ないし第4の着色材B,R,Y,BLの混合比率を記憶している。そして、制御装置12は、電線3を着色するそれぞれの色毎の第1ないし第4の調整バルブ26,27,28,29それぞれの開度を記憶している。即ち、制御装置12は、ある色に電線3の外表面5aを着色する際に必要となる第1ないし第4の調整バルブ26,27,28,29それぞれの開度を記憶している。
【0070】
制御装置12には、図示しない入力装置などが接続している。入力装置は、電線の着色装置1の運転状況などを設定できる。例えば、入力装置は、着色する電線3の長さと、着色する色などを設定する。さらに、入力装置は、電線3を新たな色で着色する際に、第1ないし第4の調整バルブ26,27,28,29それぞれの開度などを制御装置12に入力する。
【0071】
前述した電線の着色装置1を用いて、電線3を着色する際には、まず、入力装置などで、運転状況(着色する電線3の長さと、着色する色など)を設定する。一方のローラ22aに着色する電線3を取り付ける。そして、電線の着色装置1を起動する。ローラ22a,22bが回転して、電線3の長手方向に沿って、該電線3が一方のローラ22aから他方のローラ22bに向かって移動する。
【0072】
そして、制御装置が、第1ないし第4の開閉バルブ17,18,19,20を必要に応じて開くとともに、第1ないし第4の調整バルブ26,27,28,29の開度を設定された色で電線3の外表面5aを着色する際に必要な開度にする。そして、混合槽23内で、前記第1ないし第4の着色材B,R,Y,BLを混合して、噴霧器24に供給する。そして、電線の着色装置1の着色部10は、図3(a)に示す無着色Pの電線3の外表面5aを、図3(b)に示すように、全周に亘って所望の色Q(図1及び図3中に平行斜線で示す)に着色する。
【0073】
前記ローラ22a,22bの回転数などから電線3が所望の距離(長さ)移動したことを確認すると、前記噴霧器24などからの第1ないし第4の着色材B,R,Y,BLの噴霧を停止する。こうして、電線3を所望の色Qに所望の長さ着色する。又、電線3の外表面5aを着色する色を変更する際には、まず、溶剤供給源から混合槽23内に溶剤を供給し、該溶剤を噴霧器24から吹き出させる。そして、混合槽23から噴霧器24に亘って着色材B,R,Y,BLを除去する。その後、制御装置12が、第1ないし第4の調整バルブ26,27,28,29の開度を制御して、第1ないし第4の着色材B,R,Y,BLの混合比率を変更して、電線3の外表面5aを着色する色を変更する。
【0074】
開示例によれば、青色の第1の着色材Bと赤色の第2の着色材Rと黄色の第3の着色材Yと黒色の第4の着色材BLを混合槽23で混合する。さらに、これらの着色材B,R,Y,BLの混合比率を制御装置12が第1ないし第4の調整バルブ26,27,28,29の開度を調整することにより変更する。こうして、電線3の外表面5aを着色する色を変更する。このため、第1ないし第4の四つの着色材B,R,Y,BLを用意するだけで、あらゆる色に電線3の外表面5aを着色できる。したがって、電線3を着色するために用いられる設備にかかるコストの高騰を抑制できる。
【0075】
また、第1ないし第4の四つの着色材B,R,Y,BLの混合比率を変更するだけで、電線3の外表面5aを着色する色を容易に変更できる。したがって、電線3の製造効率の低下を抑制できる。
【0076】
さらに、第1ないし第4の四つの着色材B,R,Y,BLを用意するだけで、あらゆる色に電線3の外表面5aを着色できるので、第1ないし第4の着色材B,R,Y,BLを発注・管理するためにかかる手間を抑制できるとともに、第1ないし第4の着色材B,R,Y,BLを搬送・保管するためにかかるコストの高騰を抑制できる。したがって、容易に電線3の外表面5aを多種・多様な色で着色でき、容易に多種・多様な色の電線3を製造できるとともに、電線3のコストの高騰を抑制できる。
【0077】
前述した開示例では、青色の第1の着色材Bと赤色の第2の着色材Rと黄色の第3の着色材Yと黒色の第4の着色材BLとを用いている。しかしながら本発明では、青、赤、黄色、黒に限定することなく、互いに色の異なる複数の着色材を用いればよい。
【0078】
要するに、互いに異なる色の着色材を複数用いれば、何色の着色材を用いても良い。このとき、勿論着色材の色毎に収容槽内に収容し、調整バルブなどの増減手段で混合槽23内に供給する量を増減する。そして、着色材の混合比率を適宜変更して、電線3の外表面5aを着色する色を変更する。
【0079】
前述した開示例によれば、以下の電線の着色方法と電線の着色装置が得られる。
無着色の電線3の外表面5aを着色する方法において、互いに異なる色の複数の着色材B,R,Y,BLを混合して、前記電線3の外表面5aを着色するとともに、これら複数の着色材B,R,Y,BLの混合比率を変更することにより、前記電線3の外表面5aを着色する色を変更することを特徴とする電線の着色方法。
無着色の電線3の外表面5aを着色する装置において、前記電線3の外表面5aを着色する着色部10と、互いに異なる色の着色材B,R,Y,BLを収容しかつ前記着色部10に着色材B,R,Y,BLを供給可能な複数の収容部13,14,15,16と、それぞれの収容部13,14,15,16が前記着色部10へ供給する着色材B,R,Y,BLを増減する増減手段26,27,28,29と、前記増減手段26,27,28,29を制御して、増減手段26,27,28,29に前記着色部10へ供給する各着色材B,R,Y,BLを増減させる制御手段12と、を備え、複数の着色材B,R,Y,BLを混合して、前記着色部10が電線3の外表面5aを着色するとともに、前記制御手段12が着色材B,R,Y,BLの混合比率を変更することにより、前記電線3の外表面5aを着色する色を変更することを特徴とする電線の着色装置1。
【0080】
次に、本発明の第1の実施形態にかかる電線の着色装置31を、図4を参照して説明する。電線の着色装置31は、前述した開示例に示した電線の着色装置1と同様に、電線3の外表面5aを所望の色Qに着色する装置である。
【0081】
電線の着色装置31は、図4に示すように、一対のローラ32と、第1の着色部としての第1の着色機33と、第2の着色部としての第2の着色機34と、第3の着色部としての第3の着色機35と、第4の着色部としての第4の着色機36と、制御手段としての制御装置50と、を備えている。一対のローラ32は、互いに間隔をあけて配されかつ互いの間に前記電線3を該電線3の長手方向に沿って走行させる。一対のローラ32のうち図4中左側に位置する一方のローラ32(以下符号32aで示す)は、電線3の移動方向の上流側に位置し、図4中右側に位置する他方のローラ32(以下符号32bで示す)は、電線3の移動方向の下流側に位置している。ローラ32a,32b間での電線3の長手方向は、電線3の移動方向である。
【0082】
第1の着色機33は、着色機37と、着色液供給部38とを備えている。着色機37は、機器本体37aと、受け槽37bと、複数の噴霧器(スプレー)37cと、乾燥機37dとを備えている。機器本体37aは、前記ローラ32a,32b間に配されている。機器本体37aは、ローラ32a,32bの中央より一方のローラ32a寄りに配されている。
【0083】
受け槽37bは、箱状に形成されており、前記機器本体37aなどに取り付けられている。受け槽37bは、着色液供給部38から配管39を介して第1の着色液Baが供給される。受け槽37bは、第1の着色液Baを一旦収容する。受け槽37bは、第1の着色液Baを噴霧器37cに向かって供給する。
【0084】
噴霧器37cは、図示例では、一対設けられている。噴霧器37cは、機器本体37aに取り付けられている。噴霧器37cは、第1の着色液Baを一対のローラ32a,32b間を走行(移動)する電線3に向かって吹き付ける。一対の噴霧器37cは、電線3の全周に亘って、該電線3の外表面5aを第1の着色液Baで染色(着色)する。即ち、一対の噴霧器37cは、電線3の外表面5aを着色材で着色する。一対の噴霧器37cは、前記電線3の全周に亘って、前記合成樹脂の色Pとは異なる色に外表面5aを着色する。
【0085】
乾燥機37dは、機器本体37aに取り付けられ、噴霧器37cより電線3の走行方向の下流側に配されている。乾燥機37dは、噴霧器37cによって電線3の外表面5aに吹き付けられた着色液を乾燥させる。
【0086】
着色液供給部38は、収容槽38aと、開閉バルブ38bと、第1の増減手段としての第1の調整バルブ38cと、を備えている。収容槽38aは、箱状に形成されており、青色の第1の着色液Baを収容する。第1の着色液Baは、青色の染料Ba1が溶媒Ba2中に溶けているか分散したものである。
【0087】
なお、本明細書で示す青色の第1の着色液Baとは、色相が青であることを示しており、明度や彩度はどのようなものであってもかまわない。いいかえれば、青色の第1の着色液Baとは、明るさと鮮やかさがどのような状態であっても、色相が青色である着色液である。即ち、明るい青でも、暗い青でも、鮮やかな青でも、にぶい青でも、色相が青であれば、本明細書に記した青色の第1の着色液Baである。さらに、前述した色相とは、色あい、色調のことである。明度とは、色の明るさを示す度合である。彩度とは、色のあざやかさの程度である。
【0088】
収容槽38aには、配管39が連結している。配管39には、更に、前述した第1の着色機33の受け槽37bが連結している。配管39は、収容槽38a内の第1の着色液Baを受け槽37b内に導く。開閉バルブ38bは、配管39に取り付けられている。開閉バルブ38bが開くと、収容槽38a内の第1の着色液Baが受け槽37b内に供給される。開閉バルブ38bが閉じると、収容槽38a内の第1の着色液Baの受け槽37bへの供給が停止する。即ち、第1の着色液Baが受け槽37b内に供給されない。
【0089】
第1の調整バルブ38cは、配管39に取り付けられている。第1の調整バルブ38cは、開度(開いている度合)を増減されることにより、収容槽38aが受け槽37b内に供給する第1の着色液Baの量を増減する。即ち、第1の調整バルブ38cは、第1の着色機33が電線3の外表面5aを染色する第1の着色液Baの量を増減する。勿論、開度が大きくなると供給量が増え、開度が小さくなる(しぼる)と供給量が減る。前述した構成の第1の着色機33は、第1の着色液Baで電線3の外表面5aを染色可能である。
【0090】
第2の着色機34は、着色機40と、着色液供給部41とを備えている。着色機40は、機器本体40aと、受け槽40bと、複数の噴霧器(スプレー)40cと、乾燥機40dとを備えている。機器本体40aは、前記ローラ32a,32b間に配されている。機器本体40aは、ローラ32a,32bの中央より一方のローラ32a寄りに配されており、前記第1の着色機33より他方のローラ32b寄りに配されている。
【0091】
受け槽40bは、箱状に形成されており、前記機器本体40aなどに取り付けられている。受け槽40bは、着色液供給部41から配管42を介して第2の着色液Raが供給される。受け槽40bは、第2の着色液Raを一旦収容する。受け槽40bは、第2の着色液Raを噴霧器40cに向かって供給する。
【0092】
噴霧器40cは、図示例では、一対設けられている。噴霧器40cは、機器本体40aに取り付けられている。噴霧器40cは、第2の着色液Raを一対のローラ32a,32b間を走行(移動)する電線3に向かって吹き付ける。一対の噴霧器40cは、電線3の全周に亘って、該電線3の外表面5aを第2の着色液Raで染色(着色)する。即ち、一対の噴霧器40cは、電線3の外表面5aを着色材で着色する。一対の噴霧器40cは、前記電線3の全周に亘って、前記合成樹脂の色Pとは異なる色に外表面5aを着色する。
【0093】
乾燥機40dは、機器本体40aに取り付けられ、噴霧器40cより電線3の走行方向の下流側に配されている。乾燥機40dは、噴霧器40cによって電線3の外表面5aに吹き付けられた着色液を乾燥させる。
【0094】
着色液供給部41は、収容槽41aと、開閉バルブ41bと、第2の増減手段としての第2の調整バルブ41cと、を備えている。収容槽41aは、箱状に形成されており、赤色の第2の着色液Raを収容する。第2の着色液Raは、赤色の染料Ra1が溶媒Ra2中に溶けているか分散したものである。
【0095】
なお、本明細書で示す赤色の第2の着色液Raとは、色相が赤であることを示しており、明度や彩度はどのようなものであってもかまわない。いいかえれば、赤色の第2の着色液Raとは、明るさと鮮やかさがどのような状態であっても、色相が赤色である着色液である。即ち、明るい赤でも、暗い赤でも、鮮やかな赤でも、にぶい赤でも、色相が赤であれば、本明細書に記した赤色の第2の着色液Raである。
【0096】
収容槽41aには、配管42が連結している。配管42には、更に、前述した第2の着色機34の受け槽40bが連結している。配管42は、収容槽41a内の第2の着色液Raを受け槽40b内に導く。開閉バルブ41bは、配管42に取り付けられている。開閉バルブ41bが開くと、収容槽41a内の第2の着色液Raが受け槽40b内に供給される。開閉バルブ41bが閉じると、収容槽41a内の第2の着色液Raの受け槽40bへの供給が停止する。即ち、第2の着色液Raが受け槽40b内に供給されない。
【0097】
第2の調整バルブ41cは、配管42に取り付けられている。第2の調整バルブ41cは、開度(開いている度合)を増減されることにより、収容槽41aが受け槽40b内に供給する第2の着色液Raの量を増減する。即ち、第2の調整バルブ41cは、第2の着色機34が電線3の外表面5aを染色する第2の着色液Raの量を増減する。勿論、開度が大きくなると供給量が増え、開度が小さくなる(しぼる)と供給量が減る。前述した構成の第2の着色機34は、第2の着色液Raで電線3の外表面5aを染色可能である。
【0098】
第3の着色機35は、着色機43と、着色液供給部44とを備えている。着色機43は、機器本体43aと、受け槽43bと、複数の噴霧器(スプレー)43cと、乾燥機43dとを備えている。機器本体43aは、前記ローラ32a,32b間に配されている。機器本体43aは、ローラ32a,32bの中央より他方のローラ32b寄りに配されており、前記第2の着色機34より他方のローラ32b寄りに配されている。
【0099】
受け槽43bは、箱状に形成されており、前記機器本体43aなどに取り付けられている。受け槽43bは、着色液供給部44から配管45を介して第3の着色液Yaが供給される。受け槽43bは、第3の着色液Yaを一旦収容する。受け槽43bは、第3の着色液Yaを噴霧器43cに向かって供給する。
【0100】
噴霧器43cは、図示例では、一対設けられている。噴霧器43cは、機器本体43aに取り付けられている。噴霧器43cは、第3の着色液Yaを一対のローラ32a,32b間を走行(移動)する電線3に向かって吹き付ける。一対の噴霧器43cは、電線3の全周に亘って、該電線3の外表面5aを第3の着色液Yaで染色(着色)する。即ち、一対の噴霧器43cは、電線3の外表面5aを着色材で着色する。一対の噴霧器43cは、前記電線3の全周に亘って、前記合成樹脂の色Pとは異なる色に外表面5aを着色する。
【0101】
乾燥機43dは、機器本体43aに取り付けられ、噴霧器43cより電線3の走行方向の下流側に配されている。乾燥機43dは、噴霧器43cによって電線3の外表面5aに吹き付けられた着色液を乾燥させる。
【0102】
着色液供給部44は、収容槽44aと、開閉バルブ44bと、第3の増減手段としての第3の調整バルブ44cと、を備えている。収容槽44aは、箱状に形成されており、黄色の第3の着色液Yaを収容する。第3の着色液Yaは、黄色の染料Ya1が溶媒Ya2中に溶けているか分散したものである。
【0103】
なお、本明細書で示す黄色の第3の着色液Yaとは、色相が黄色であることを示しており、明度や彩度はどのようなものであってもかまわない。いいかえれば、黄色の第3の着色液Yaとは、明るさと鮮やかさがどのような状態であっても、色相が黄色である着色液である。即ち、明るい黄色でも、暗い黄色でも、鮮やかな黄色でも、にぶい黄色でも、色相が黄色であれば、本明細書に記した黄色の第3の着色液Yaである。
【0104】
収容槽44aには、配管45が連結している。配管45には、更に、前述した受け槽43bが連結している。配管45は、収容槽44a内の第3の着色液Yaを受け槽43b内に導く。開閉バルブ44bは、配管45に取り付けられている。開閉バルブ44bが開くと、収容槽44a内の第3の着色液Yaが受け槽43b内に供給される。開閉バルブ44bが閉じると、収容槽44a内の第3の着色液Yaの受け槽43bへの供給が停止する。即ち、第3の着色液Yaが受け槽43b内に供給されない。
【0105】
第3の調整バルブ44cは、配管45に取り付けられている。第3の調整バルブ44cは、開度(開いている度合)を増減されることにより、収容槽44aが受け槽43b内に供給する第3の着色液Yaの量を増減する。即ち、第3の調整バルブ44cは、第3の着色機35が電線3の外表面5aを染色する第3の着色液Yaの量を増減する。勿論、開度が大きくなると供給量が増え、開度が小さくなる(しぼる)と供給量が減る。前述した構成の第3の着色機35は、第3の着色液Yaで電線3の外表面5aを染色可能である。
【0106】
第4の着色機36は、着色機46と、着色液供給部47とを備えている。着色機46は、機器本体46aと、受け槽46bと、複数の噴霧器(スプレー)46cと、乾燥機46dとを備えている。機器本体46aは、前記ローラ32a,32b間に配されている。機器本体46aは、ローラ32a,32bの中央より他方のローラ32b寄りに配されており、前記第3の着色機35より他方のローラ32b寄りに配されている。こうして、第1ないし第4の着色機33,34,35,36は、前記一対のローラ32a,32b間でかつ電線3の移動方向の上流から下流に向かって順に並べられている。
【0107】
受け槽46bは、箱状に形成されており、前記機器本体46aなどに取り付けられている。受け槽46bは、着色液供給部47から配管48を介して第4の着色液BLaが供給される。受け槽46bは、第4の着色液BLaを一旦収容する。受け槽46bは、第4の着色液BLaを噴霧器46cに向かって供給する。
【0108】
噴霧器46cは、図示例では、一対設けられている。噴霧器46cは、機器本体46aに取り付けられている。噴霧器46cは、第4の着色液BLaを一対のローラ32a,32b間を走行(移動)する電線3に向かって吹き付ける。一対の噴霧器46cは、電線3の全周に亘って、該電線3の外表面5aを第4の着色液BLaで染色(着色)する。即ち、一対の噴霧器46cは、電線3の外表面5aを着色材で着色する。一対の噴霧器46cは、前記電線3の全周に亘って、前記合成樹脂の色Pとは異なる色Qに外表面5aを着色する。
【0109】
乾燥機46dは、機器本体46aに取り付けられ、噴霧器46cより電線3の走行方向の下流側に配されている。乾燥機46dは、噴霧器46cによって電線3の外表面5aに吹き付けられた着色液を乾燥させる。
【0110】
着色液供給部47は、収容槽47aと、開閉バルブ47bと、第4の増減手段としての第4の調整バルブ47cと、を備えている。収容槽47aは、箱状に形成されており、黒色の第4の着色液BLaを収容する。第4の着色液BLaは、黒色の染料BLa1が溶媒BLa2中に溶けているか分散したものである。
【0111】
なお、本明細書で示す黒色の第4の着色液BLaとは、色相が黒であることを示しており、明度や彩度はどのようなものであってもかまわない。いいかえれば、黒色の第4の着色液BLaとは、明るさと鮮やかさがどのような状態であっても、色相が黒である着色液である。即ち、明るい黒でも、暗い黒でも、鮮やかな黒でも、にぶい黒でも、色相が黒であれば、本明細書に記した黒色の第4の着色液BLaである。
【0112】
収容槽47aには、配管48が連結している。配管48には、更に、前述した受け槽46bが連結している。配管48は、収容槽47a内の第4の着色液BLaを受け槽46b内に導く。開閉バルブ47bは、配管48に取り付けられている。開閉バルブ47bが開くと、収容槽47a内の第4の着色液BLaが受け槽46b内に供給される。開閉バルブ47bが閉じると、収容槽47a内の第4の着色液BLaの受け槽46bへの供給が停止する。即ち、第4の着色液Yaが受け槽46b内に供給されない。
【0113】
第4の調整バルブ47cは、配管48に取り付けられている。第4の調整バルブ47cは、開度(開いている度合)を増減されることにより、収容槽47aが受け槽46b内に供給する第4の着色液BLaの量を増減する。即ち、第4の調整バルブ47cは、第4の着色機36が電線3の外表面5aを染色する第4の着色液BLaの量を増減する。勿論、開度が大きくなると供給量が増え、開度が小さくなる(しぼる)と供給量が減る。前述した構成の第4の着色機36は、第4の着色液BLaで電線3の外表面5aを染色可能である。
【0114】
制御装置50は、周知のRAM、ROM、CPUなどを備えたコンピュータであって、開閉バルブ38b,41b,44b,47bと、第1ないし第4の調整バルブ38c,41c,44c,47cなどと接続している。制御装置50は、第1ないし第4の調整バルブ38c,41c,44c,47cの開度を制御して、これらの第1ないし第4の調整バルブ38c,41c,44c,47cに、第1ないし第4の着色機33,34,35,36が電線3の外表面5aを染色する着色液Ba,Ra,Ya,BLaの量を増減する。制御装置50は、開閉バルブ38b,41b,44b,47bと、第1ないし第4の調整バルブ38c,41c,44c,47cなどを制御して、電線の着色装置31全体の制御をつかさどる。
【0115】
制御装置50は、電線3を着色するそれぞれの色毎の、第1ないし第4の着色液Ba,Ra,Ya,BLaの量を記憶している。そして、制御装置50は、電線3を着色するそれぞれの色毎の第1ないし第4の調整バルブ38c,41c,44c,47cそれぞれの開度を記憶している。即ち、制御装置50は、ある色に電線3の外表面5aを着色する際に必要となる第1ないし第4の調整バルブ38c,41c,44c,47cそれぞれの開度を記憶している。
【0116】
制御装置50には、図示しない入力装置などが接続している。入力装置は、電線の着色装置31の運転状況などを設定できる。例えば、入力装置は、着色する電線3の長さと、着色する色などを設定する。さらに、入力装置は、電線3を新たな色で着色する際に、第1ないし第4の調整バルブ38c,41c,44c,47cそれぞれの開度などを制御装置50に入力する。
【0117】
前述した電線の着色装置31を用いて、電線3を着色する際には、まず、入力装置などで、運転状況(着色する電線3の長さと、着色する色など)を設定する。一方のローラ32aに着色する電線3を取り付ける。そして、電線の着色装置31を起動する。ローラ32a,32bが回転して、電線3の長手方向に沿って、該電線3が一方のローラ32aから他方のローラ32bに向かって移動する。
【0118】
そして、制御装置が、開閉バルブ38b,41b,44b,47bを必要に応じて開くとともに、第1ないし第4の調整バルブ38c,41c,44c,47cの開度を設定された色で電線3の外表面5aを染色(着色)する際に必要な開度にする。そして、第1の着色機33から順に、電線3の外表面5aを染色(着色)する。まず、第1の着色機33が、無着色Pの電線3の外表面5aを、青色B(図4中に平行斜線で示す)に染色する。
【0119】
その後、第2の着色機34が、青色Bの電線3の外表面5aを、赤色の第2の着色液Baで染色して、外表面5aを色BR(図4中に平行斜線で示す)にする。第3の着色機35が、色BRの電線3の外表面5aを、黄色の第3の着色液Yaで染色して、外表面5aを色BRY(図4中に平行斜線で示す)にする。第4の着色機36が、色BRYの電線3の外表面5aを、黒色の第4の着色液BLaで染色して、外表面5aを所望の色Q(図4中に平行斜線で示す)にする。
【0120】
前記ローラ32a,32bの回転数などから電線3が所望の距離(長さ)移動したことを確認すると、前記噴霧器37c,40c,43c,46cなどからの第1ないし第4の着色液Ba,Ra,Ya,BLaの噴霧を停止する。こうして、電線3を所望の色Qに所望の長さ着色する。
【0121】
電線3を移動させながら、青色の第1の着色液Baと赤色の第2の着色液Raと黄色の第3の着色液Yaと黒色の第4の着色液BLaで順に電線3の外表面5aを染色して(染めて)、電線3の外表面5aを着色する。電線3の外表面5aを染色するこれらの着色液Ba,Ra,Ya,BLaの量を増減して、電線3の外表面5aを着色する色を変更する。このため、第1ないし第4の四つの着色液Ba,Ra,Ya,BLaを用意するだけで、あらゆる色に電線3の外表面5aを着色できる。したがって、電線3を着色するために用いられる設備にかかるコストの高騰を抑制できる。
【0122】
また、第1ないし第4の四つの着色液Ba,Ra,Ya,BLaそれぞれで染める量を変更するだけで、電線3の外表面5aを着色する色を容易に変更できる。したがって、電線3の製造効率の低下を抑制できる。
【0123】
さらに、第1ないし第4の四つの着色液Ba,Ra,Ya,BLaを用意するだけで、あらゆる色に電線3の外表面5aを着色できるので、第1ないし第4の着色液Ba,Ra,Ya,BLaを発注・管理するためにかかる手間を抑制できるとともに、第1ないし第4の着色液Ba,Ra,Ya,BLaを搬送・保管するためにかかるコストの高騰を抑制できる。したがって、容易に電線3の外表面5aを多種・多様な色で着色でき、容易に多種・多様な色の電線3を製造できるとともに、電線3のコストの高騰を抑制できる。
【0124】
また、第1ないし第4の着色液Ba,Ra,Ya,BLaを重ねて電線3の外表面5aを染色(着色)する。このため、一度に、電線3を所望の色Qに染色(着色)する必要がない。このため、第1ないし第4の着色液Ba,Ra,Ya,BLaのうち少なくとも一つで染色(着色)した後、数時間又は数日などの時間が経過した後に、他で染色(着色)して、電線3を所望の色Qに着色できる。したがって、電線3を着色する工程の制限を緩和でき、該着色工程での自由度を拡大できる。
【0125】
第1ないし第4の着色機33,34,35,36が電線3の移動方向に沿って並べられている。このため、青色の第1の着色液Baと赤色の第2の着色液Raと黄色の第3の着色液Yaと黒色の第4の着色液BLaで順に、電線3の外表面5aを確実に染色できる。したがって、電線3の外表面5aをあらゆる色に確実に着色できる。
【0126】
前述した第1の実施形態では、青色の第1の着色液Baと赤色の第2の着色液Raと黄色の第3の着色液Yaと黒色の第4の着色液BLaとを用いている。しかしながら本発明では、青、赤、黄色、黒に限定することなく、互いに色の異なる複数の着色液を用いればよい。
【0127】
要するに、互いに異なる色の着色液を複数用いれば、何色の着色液を用いても良い。このとき、勿論着色液の色毎に着色部としての着色機を設け、調整バルブなどの増減手段で各着色機が着色する着色液の量を増減する。そして、各着色機が着色する着色液の量を適宜変更して、電線3の外表面5aを着色する色を変更する。
【0128】
前述した第1の実施形態によれば、以下の電線の着色方法と電線の着色装置が得られる。
無着色の電線3の外表面5aを着色する方法において、互いに異なる色の着色液Ba,Ra,Ya,BLaで順に前記電線3の外表面5aを染色して、前記電線3の外表面5aを着色するとともに、これらの着色液Ba,Ra,Ya,BLaをそれぞれ増減することにより、前記電線3の外表面5aを着色する色を変更することを特徴とする電線3の着色方法。
無着色の電線3の外表面5aを着色する装置において、互いに異なる色の着色液Ba,Ra,Ya,BLaで前記電線3の外表面5aを染色可能な複数の着色部33,34,35,36と、前記着色部33,34,35,36それぞれが前記電線3の外表面5aを染色する着色液Ba,Ra,Ya,BLaを増減する増減手段38c,41c,44c,47cと、増減手段38c,41c,44c,47cを制御して、増減手段38c,41c,44c,47cに各着色部33,34,35,36が電線3の外表面5aを染色する各着色液Ba,Ra,Ya,BLaを増減させる制御手段50と、を備え、互いに異なる色の着色液Ba,Ra,Ya,BLaで順に前記電線3の外表面5aを染色して、前記電線3の外表面5aを着色するとともに、前記制御手段50が着色液Ba,Ra,Ya,BLaをそれぞれ増減することにより、前記電線3の外表面5aを着色する色を変更することを特徴とする電線の着色装置31。
【0129】
また、前述した実施形態では、自動車に配索されるワイヤハーネスを構成する電線3に関して記載している。しかしながら本発明の製造方法で製造される電線3を自動車に限らず、ポータブルコンピュータなどの各種の電子機器や各種の電気機械に用いても良いことは勿論である。
【0130】
なお、本発明では、電線3を着色する手段として、浸漬、噴霧、噴射、印刷、転写などの種々の手段を用いても良い。さらに、着色液及び塗料として、アクリル系塗料、インク(染料系、顔料系)、UVインクなどの種々のものを用いても良い。
【0131】
【発明の効果】
【0141】
請求項1に記載の本発明は、互いに異なる色の複数の着色液で順に電線の外表面を染色する(染める)。これらの着色液の量を変更して、電線の外表面を着色する色を変更する。このため、少ない色の着色液を用意するだけで、あらゆる色に電線の外表面を着色できる。したがって、電線を着色するために用いられる設備にかかるコストの高騰を抑制できる。複数の着色液それぞれで染める量を変更するだけで、電線の外表面を着色する色を容易に変更できる。したがって、電線の製造効率の低下を抑制できる。
【0142】
さらに、少ない色の着色液を用意するだけで、あらゆる色に電線の外表面を着色できるので、着色液を発注・管理するためにかかる手間を抑制できるとともに、着色液を搬送・保管するためにかかるコストの高騰を抑制できる。したがって、容易に電線の外表面を多種・多様な色で着色でき、容易に多種・多様な色の電線を製造できるとともに、電線のコストの高騰を抑制できる。
【0143】
また、複数の着色液を重ねて電線の外表面を染色(着色)する。このため、一度に、電線を所望の色に染色(着色)する必要がない。このため、複数の着色液のうち少なくとも一つで染色(着色)した後、数時間又は数日などの時間が経過した後に、他で染色(着色)して、電線を所望の色に着色できる。したがって、電線を着色する工程の制限を緩和でき、該着色工程での自由度を拡大できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の開示例にかかる電線の着色装置の基本構成を示す説明図である。
【図2】 図1に示された電線の着色装置で外表面が着色された電線の斜視図である。
【図3】 (a)は図1に示された電線の着色装置で着色される前の無着色の電線の斜視図である。
(b)は図1に示された電線の着色装置で着色された後の電線の斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施形態にかかる電線の着色装置の基本構成を示す説明図である。
【図5】 従来の電線の製造装置の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 電線の着色装置
3 電線
5a 外表面
10 着色部
12 制御装置(制御手段)
13 第1の収容槽(第1の収容部)
14 第2の収容槽(第2の収容部)
15 第3の収容槽(第3の収容部)
16 第4の収容槽(第4の収容部)
26 第1の調整バルブ(第1の増減手段)
27 第2の調整バルブ(第2の増減手段)
28 第3の調整バルブ(第3の増減手段)
29 第4の調整バルブ(第4の増減手段)
31 電線の着色装置
33 第1の着色機(第1の着色部)
34 第2の着色機(第2の着色部)
35 第3の着色機(第3の着色部)
36 第4の着色機(第4の着色部)
38c 第1の調整バルブ(第1の増減手段)
41c 第2の調整バルブ(第2の増減手段)
44c 第3の調整バルブ(第3の増減手段)
47c 第4の調整バルブ(第4の増減手段)
50 制御装置(制御手段)
B 第1の着色材
R 第2の着色材
Y 第3の着色材
BL 第4の着色材
Ba 第1の着色液
Ra 第2の着色液
Ya 第3の着色液
BLa 第4の着色液

Claims (1)

  1. 無着色の電線の外表面を着色する方法において、
    互いに異なる色の着色液で順次重ねて前記無着色の電線の外表面を染色して、前記無着色の電線の外表面を着色するとともに、これらの着色液をそれぞれ増減することにより、前記無着色の電線の外表面を着色する色を変更することを特徴とする電線の着色方法。
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