JPH11326714A - 光ファイバ心線および光ファイバ心線のマーキング方法 - Google Patents

光ファイバ心線および光ファイバ心線のマーキング方法

Info

Publication number
JPH11326714A
JPH11326714A JP10133423A JP13342398A JPH11326714A JP H11326714 A JPH11326714 A JP H11326714A JP 10133423 A JP10133423 A JP 10133423A JP 13342398 A JP13342398 A JP 13342398A JP H11326714 A JPH11326714 A JP H11326714A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
marking
coating
thickness
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10133423A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoko Taira
陽子 平
Yoshiaki Terasawa
良明 寺沢
Toshiaki Takahashi
俊明 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP10133423A priority Critical patent/JPH11326714A/ja
Publication of JPH11326714A publication Critical patent/JPH11326714A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マーキングを施したことによるロス増を抑え
ることができる光ファイバ心線を提供する。 【解決手段】 テンションメンバ1を中心として、1層
目の光ファイバ2aが縦添えされ、その上に2層目の光
ファイバ2bが添えられ、その上に合成樹脂の外被3が
押し出し被覆されている。2層目の光ファイバ2bは被
覆の表面には、所定間隔ごとにリング状のマーキング4
が施されている。マーキング4は、インクの吹き付けに
より行なわれ、吹き付け量を制御することによって、マ
ーキングの厚さは、20μm以下にされている。マーキ
ングの厚みを薄くしたことにより、従来の光ファイバ心
線のようなロス増を抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、心線を識別するた
めのマーキングを施した光ファイバ心線および光ファイ
バ心線のマーキング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ケーブル同士を接続する際、多心光ファ
イバケーブルでは、光ファイバ心線の識別が困難である
という問題がある。特に、単心線を何層も撚る層撚型の
場合、あるいは、単心線をまとめて溝やチューブに収納
する場合、端末部で光ファイバ心線が入り混じり、収納
位置による識別が困難であり、また、心数が色数を超え
ると色による識別も不可になるという問題があった。
【0003】この問題を解決するために、マーキングを
施して光ファイバ心線を識別する技術が知られている。
例えば、特公昭58−34807号公報に記載された光
ケーブルの製造方法では、光ファイバに集合時に、光フ
ァイバ表面に識別用のインクを塗布しながら、集合撚り
合わせを行なうものである。また、特開昭58−207
008号公報に記載された多心線集合構造体の製造方法
では、光ファイバ心線の供給と集合または被覆加工との
間の工程で、識別用の符号模様を施すものである。ま
た、特公平4−6924号公報に記載された複数本の光
ファイバを塗料で色分けするための方法および装置で
は、表面を着色し、かつ、その一部に環状のマーキング
を施すものである。さらに、実開昭62−49112号
公報に記載された光ファイバケーブルでは、光ファイバ
の表面に連続的あるいは間欠的な線状のマークを施して
いる。
【0004】このように、識別のためのマーキングを施
した光ファイバ心線について、マーキングを施す前と、
マーキングを施した後とで、損失増を測定した。マーキ
ングは、インクを光ファイバの被覆の最外層の一部に塗
布したものであるが、マーキングを施したものが損失増
があることが分かった。理由について検討したところ、
塗布したインクが硬化して光ファイバにマイクロベンド
を与えるものと推定された。
【0005】なお、テープ状光ファイバ心線は、複数本
の被覆を施した光ファイバを並べて共通被覆を施したも
のであり、その光ファイバの少なくとも1本の光ファイ
バの被覆の表面に着色層を設けているが、着色層が最外
層でなく、着色層の上に着色層に比べて十分に厚い共通
被覆があるために、着色層を設けたことによる損失増は
大きいものではなかった。
【0006】したがって、着色層が損失増を引き起こす
のは、着色層が被覆の最外層に設けられている場合に問
題であることが考察された。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、マーキングを施したことに
よるロス増を抑えることができる光ファイバ心線および
光ファイバ心線のマーキング方法を提供することを目的
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、光ファイバ心線において、光ファイバの被覆の最外
層に部分的に厚さが20μm以下のマーキングを施した
ことを特徴とするものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、光ファイバ心線
において、光ファイバの被覆の最外層に部分的に厚さが
12μm以下のマーキングを施したことを特徴とするも
のである。
【0010】請求項3に記載の発明は、光ファイバ心線
において、光ファイバの被覆の最外層に部分的に厚さが
6μm以下のマーキングを施したことを特徴とするもの
である。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
3のいずれか1項に記載の光ファイバ心線のマーキング
方法であって、光ファイバ心線にインクを吹き付けるマ
ーキング機を用い、吹き付け量を制御して光ファイバの
被覆の最外層に部分的にマーキングを施すことを特徴と
するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態の一
例の光ファイバ心線を用いた光ファイバケーブルの端部
近傍の被覆の一部を除去した斜視図である。図中、1は
テンションメンバ、2a,2bは光ファイバ心線、3は
外被、4はマーキングである。
【0013】テンションメンバ1を中心として、1層目
の光ファイバ2aが縦添えされ、その上に2層目の光フ
ァイバ2bが添えられ、その上に合成樹脂の外被3が押
し出し被覆されている。1層目の光ファイバ2aにはマ
ーキングがない。2層目の光ファイバ2bは被覆の表面
には、所定間隔ごとにリング状のマーキング4が施され
ている。光ファイバケーブルの端末をほぐした際に、マ
ーキング4の有無によって、1層目と2層目の光ファイ
バの識別ができる。
【0014】マーキング4は、インクの吹き付けにより
行なわれるが、吹き付け量を制御することによって、マ
ーキングの厚さは、20μm以下にされている。マーキ
ングの厚みを薄くしたことにより、従来の光ファイバ心
線のようなロス増を抑えることができる。
【0015】なお、1層目の光ファイバについても、マ
ーキングを施してもよく、また、3層以上の場合には、
マーキングの間隔を異ならせることによって各層の識別
をすることができる。層ごとにマーキングの色を変えて
もよく、間隔と色の組み合わせにより、より多種類の識
別をすることができる。
【0016】さらに、この実施の形態では、各層におけ
る個々の光ファイバを識別できるように、1本ごとにマ
ーキングの間隔や色を異ならせて識別をできるようにし
てもよい。色についても、異なる色のリング状のマーキ
ングを組み合わせるようにすれば、さらに多種類の識別
が容易になる。複数色のリング状のマーキングを配列す
る場合は、配列の順序によって、識別を行なうようにし
てもよい。
【0017】なお、リング状のマーキングは、必ずしも
全周を取り巻く必要はなく、周の一部となるように施さ
れてもよい。
【0018】また、この実施の形態では、光ファイバが
並行に並べられて被覆が施されたものであるが、撚り合
わされて集合され、その上に被覆が施されたものであっ
てもよい。
【0019】図2は、本発明の実施の形態の他の一例の
光ファイバ心線を用いた光ファイバケーブルの端部近傍
の斜視図である。図中、2は光ファイバ、4はマーキン
グ、5はパイプである。この光ファイバケーブルでは、
光ファイバ2をパイプ5に収納したものである。パイプ
5は、金属製または合成樹脂製である、光ファイバ2に
は、マーキング4が施されている。マーキング4は、光
ファイバ2の被覆の表面に長手方向にライン状に施され
ている。被覆4の厚さは、20μm以下である。マーキ
ング4は、図1で説明したように、インクの吹き付けに
よって施すことができる。マーキングの色や本数を変え
て識別を行なうことができる。また、ラインを間欠的に
施すようにして、その間隔や長さを変えるようにして、
多種類の識別パターンを形成するようにしてもよい。も
ちろん、ライン状のマーキングに代えて、図1で説明し
たリング状のマーキングを施すようにしてもよい。
【0020】なお、マーキングを施し方法は、インクの
噴射に限られない。転写によって行なうようにしてもよ
い。転写は、ローラーを用いて、その周面にインクを塗
布し、これを光ファイバ2の被覆の表面に転写してライ
ン状のマーキングを施すようにしてもよい。また、シル
クスクリーン方によってマーキングを施すようにしても
よい。
【0021】図3は、マーキングの厚さについて説明図
である。図3(A)に示すように、光ファイバ2の表面
に厚さdのマーキング4を施した後のロス増を測定した
結果を図3(B)に示す。光ファイバ2は、外形125
μmのガラスファイバの上に、外形250μmの被覆を
施したものである。したがって、被覆の厚さは。ほぼ6
2.5μmである。図3(B)に示すように、マーキン
グ4の厚さが、被覆の厚さの50%程度である30μm
では、ロス増は10dB/Kmと大きい。しかし、マー
キング4の厚さが、被覆の厚さの30%程度である20
μmでは、ロス増は5dB/Kmと小さくなり、被覆の
厚さの20%程度となる12μmでは、ロス増は1dB
/Kmとなる。さらに、マーキング4の厚さが、被覆の
厚さの10%以下である6μmでは、ロス増は実質的に
問題とならない。
【0022】なお、マーキングの材料にもよるが、マー
キング4の厚さが、1μmより薄くなると、マーキング
の認識が困難となるから、マーキングの厚さは、1μm
以上が望ましいといえる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、光ファイバの最外層に部分的にマーキングを
施すことによって、光ファイバの識別効果を得られると
ともに、マーキングの厚さを限定することで、ロス増を
抑えることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の光ファイバ心線を
用いた光ファイバケーブルの端部近傍の被覆の一部を除
去した斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態の他の一例の光ファイバ心
線を用いた光ファイバケーブルの端部近傍の斜視図であ
る。
【図3】マーキングの厚さについて説明図である。
【符号の説明】
1…テンションメンバ、2,2a,2b…光ファイバ心
線、3…外被、4…マーキング、5…パイプ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバの被覆の最外層に部分的に厚
    さが20μm以下のマーキングを施したことを特徴とす
    る光ファイバ心線。
  2. 【請求項2】 光ファイバの被覆の最外層に部分的に厚
    さが12μm以下のマーキングを施したことを特徴とす
    る光ファイバ心線。
  3. 【請求項3】 光ファイバの被覆の最外層に部分的に厚
    さが6μm以下のマーキングを施したことを特徴とする
    光ファイバ心線。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    の光ファイバ心線のマーキング方法であって、光ファイ
    バ心線にインクを吹き付けるマーキング機を用い、吹き
    付け量を制御して光ファイバの被覆の最外層に部分的に
    マーキングを施すことを特徴とする光ファイバ心線のマ
    ーキング方法。
JP10133423A 1998-05-15 1998-05-15 光ファイバ心線および光ファイバ心線のマーキング方法 Pending JPH11326714A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10133423A JPH11326714A (ja) 1998-05-15 1998-05-15 光ファイバ心線および光ファイバ心線のマーキング方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10133423A JPH11326714A (ja) 1998-05-15 1998-05-15 光ファイバ心線および光ファイバ心線のマーキング方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11326714A true JPH11326714A (ja) 1999-11-26

Family

ID=15104436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10133423A Pending JPH11326714A (ja) 1998-05-15 1998-05-15 光ファイバ心線および光ファイバ心線のマーキング方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11326714A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2865044A1 (fr) * 2004-01-14 2005-07-15 Cit Alcatel Fibre optique facilement identifiable, procedes d'identification et de fabrication d'une telle fibre optique
US10801883B2 (en) 2018-09-19 2020-10-13 Corning Incorporated Apparatus and methods for high-speed marking of optical fibers
CN112433320A (zh) * 2020-12-18 2021-03-02 南京华信藤仓光通信有限公司 一种降低标识光纤衰减的制造方法
US11168757B2 (en) 2018-08-28 2021-11-09 Corning Incorporated Apparatus and methods for non-contact damping of optical fiber vibration
US11287597B2 (en) 2019-01-09 2022-03-29 Corning Incorporated Apparatus and methods for marking optical fibers using an ink stream
US11976003B2 (en) 2019-08-05 2024-05-07 Corning Incorporated Apparatus and methods for marking optical fibers using a deflected ink stream

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2865044A1 (fr) * 2004-01-14 2005-07-15 Cit Alcatel Fibre optique facilement identifiable, procedes d'identification et de fabrication d'une telle fibre optique
US11168757B2 (en) 2018-08-28 2021-11-09 Corning Incorporated Apparatus and methods for non-contact damping of optical fiber vibration
US10801883B2 (en) 2018-09-19 2020-10-13 Corning Incorporated Apparatus and methods for high-speed marking of optical fibers
US11287597B2 (en) 2019-01-09 2022-03-29 Corning Incorporated Apparatus and methods for marking optical fibers using an ink stream
US11976003B2 (en) 2019-08-05 2024-05-07 Corning Incorporated Apparatus and methods for marking optical fibers using a deflected ink stream
CN112433320A (zh) * 2020-12-18 2021-03-02 南京华信藤仓光通信有限公司 一种降低标识光纤衰减的制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10598888B2 (en) Intermittent connection type optical fiber ribbon having improved density, manufacturing method of the ribbon, optical fiber cable, and optical cable fiber code
US7442877B2 (en) Wire manufacturing method wire manufacturing apparatus and wire
TWI745336B (zh) 間歇聯結型光纖帶心線、光纜及間歇聯結型光纖帶心線之製造方法
US7072554B2 (en) Optical fiber and optical fiber cable using the same
JPH11326714A (ja) 光ファイバ心線および光ファイバ心線のマーキング方法
JP2022016133A (ja) 光ファイバテープ心線、光ファイバケーブル
CN111484259B (zh) 一种多芯着色光纤集中式打色点/环的方法
JP2002255589A (ja) 光ファイバ用着色装置及び光ファイバの着色方法
JP3616859B2 (ja) ケーブルへのマーキング方法
JP3166602B2 (ja) 光ファイバの製造方法
US20030108311A1 (en) System and method for coloring an optical fiber
JP2001183558A (ja) 光ファイバ及び光ファイバの製造方法
JP5910044B2 (ja) 光ファイバおよび光ファイバの製造方法
JP4074157B2 (ja) 光ファイバシート及び光ファイバ配線体
JP4260866B2 (ja) 光ファイバシート及びその製造方法、並びに、光ファイバ配線体
JP2846444B2 (ja) 光ファイバ用静電気除去装置
JP2004077539A (ja) 識別型光ファイバ心線並びにそれを用いた光ファイバケーブル
JP3282851B2 (ja) 光ファイバテープ心線の製造装置
JPH06194550A (ja) 光ファイバ心線とその着色方法
JP2004012680A (ja) 光ファイバ着色心線およびその着色方法、光ユニット、光ケーブル
JP2004077538A (ja) 識別型光ファイバ心線およびそれを用いた光ファイバケーブル
JPH0449603Y2 (ja)
JPH07270659A (ja) 光ファイバテープ心線の製造方法
JPH0580238A (ja) 光フアイバテープ心線の製造方法および製造装置
JP2019215970A (ja) ケーブル