JPWO2003020630A1 - エレベータのドア装置 - Google Patents
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- B66B13/30—Constructional features of doors or gates
- B66B13/303—Details of door panels
Abstract
エレベータのドア装置においては、低速の戸及び高速の戸の戸閉端部、戸開端部及び上端部がそれぞれ同じ側に折り曲げられている。低速側戸開端面には、低速側端部防火部材が複数のねじにより取り付けられている。高速側戸開端面には、高速側端部防火部材が複数のねじにより取り付けられている。低速側上端面には、低速側上部防火部材が複数のねじにより取り付けられている。高速側上端面には、高速側上部防火部材が複数のねじにより取り付けられている。
Description
技術分野
この発明は、防火構造を持つエレベータのドア装置に関するものである。
背景技術
図5は従来のエレベータの乗場ドア装置の一例を示す正面図、図6は図5のVI−VI線に沿う断面図、図7は図6のVII−VII線に沿う断面図、図8は図1の低速の戸の要部を示す斜視図である。
図において、乗場出入口1は、枠体としての三方枠2により形成されている。三方枠2は、第1の縦枠3と、この第1の縦枠3に対向する第2の縦枠4と、第1及び第2の縦枠3,4の上端部間に配置されている上枠5とを有している。乗場出入口1は、低速の戸6及び高速の戸7により開閉される。
低速の戸6は、出入口1の間口方向(図5の左右方向)に往復動される。高速の戸7は、戸開時に低速の戸6とほぼ同時に戸開位置に達するとともに、戸閉時に低速の戸6とほぼ同時に戸閉位置に達するように、低速の戸6と平行に低速の戸6よりも高速で往復動される。
低速の戸6及び高速の戸7の下方には、低速の戸6及び高速の戸7の下端部の移動を案内する乗場敷居8が設けられている。
低速の戸6は、低速側平板部6aと、戸閉動作時に先頭となる低速側戸閉端部6bと、戸開動作時に先頭となる低速側戸開端部6cとを有している。高速の戸7は、高速側平板部7aと、戸閉動作時に先頭となる高速側戸閉端部7bと、戸開動作時に先頭となる高速側戸開端部7cとを有している。
第1の縦枠3には、低速側平板部6aに対向する縦枠側対向部3aが高さ方向に連続して設けられている。上枠5には、戸閉時に低速側及び高速側平板部6a,7aにそれぞれ対向する第1及び第2の上枠側対向部5a,5bが設けられている。
低速側戸開端部6cは、戸閉時に低速側平板部6aの前面との間に縦枠側対向部3aが位置するようにL字形に折り曲げられている。低速側戸閉端部6bは、低速側平板部6aの背面と対向するように、低速側戸開端部6cとは逆向きにL字形に折り曲げられている。
高速側戸開端部7cは、戸閉時に高速側平板部6aの前面との間に低速側戸閉端部6bが位置するようにL字形に折り曲げられている。高速側戸閉端部7bは、高速側平板部7aの背面と対向するように、高速側戸開端部7cとは逆向きに折り曲げられている。
低速側平板部6aの上端部前面には、戸閉時に低速側平板部6aとの間に第1の上枠側対向部5aが位置するように配置された断面Z字形の低速側上部防火部材9が溶接により固定されている。
高速側平板部7aの上端部前面には、戸閉時に高速側平板部7aとの間に第2の上枠側対向部5bが位置するように配置された断面Z字形の高速側上部防火部材10が溶接により固定されている。
低速側平板部6aの上端部背面には、上部補強部材11が溶接により固定されている。高速側平板部7aの上端部背面にも、同様の上部補強部材11が溶接により固定されている。低速側戸閉端部6bの上端部には、高速側上部防火部材10との干渉を避けるための切欠部6dが設けられている。
上枠5には、ハンガケース12が固定されている。低速の戸6及び高速の戸7の吊り下げ機構、駆動機構の図示及び説明は省略する。
このような乗場ドア装置では、低速側戸開端部6cが縦枠側対向部3aに対向し、高速側戸開端部7cが低速側戸閉端部6bに対向し、低速側上部防火部材9が第1の上枠側対向部5aに対向し、高速側上部防火部材10が第2の上枠側対向部5bに対向する構造、いわゆる相じゃくり構造を有している。このような構造により、低速の戸6及び高速の戸7の周囲の隙間を塞ぎ、必要な防火性能を得ている。
また、火災により低速側平板部6a及び高速側平板部7aに反りが生じると、低速側戸開端部6cが縦枠側対向部3aに係合し、高速側戸開端部7cが低速側戸閉端部6bに係合し、低速側上部防火部材9が第1の上枠側対向部5aに係合し、高速側上部防火部材10が第2の上枠側対向部5bに係合する。これにより、低速の戸6及び高速の戸7が外れるのが防止される。
上記のような従来の乗場ドア装置においては、十分な強度を確保するために上部補強部材11を低速の戸6及び高速の戸7に取り付ける必要があるが、意匠性及び防火性を損なわないようにするためには、ねじや接着剤を用いず、上部補強部材を溶接により固定する必要があった。このため、溶接作業に手間がかかるとともに、溶接歪みの除去にも手間がかかってしまう。
また、意匠面にステンレス鋼を用いる場合には、溶接後に戸の表面にステンレス鋼製の意匠フィルムを巻き付ける必要があり、構造が複雑になるとともに、重量が重くなってしまう。
さらに、低速側戸開端部6cと縦枠側対向部3aとの間の隙間寸法、及び高速側戸開端部7cと低速側戸閉端部6bとの間の隙間寸法の調整が困難であるため、低速の戸6及び高速の戸7を精度良く製作し据え付ける必要があった。また、低速側及び高速側上部防火部材9,10は、低速側及び高速側平板部6a,7aの意匠面の上部に固定されているため、前後方向への隙間調整を行うことができなかった。
上記のような従来のドア装置の防火構造は、例えば欧州統一コードEN81に記載されている。
発明の開示
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、補強部材を溶接せずに十分な強度を確保し、製造を容易にすることができるとともに、隙間寸法の調整を容易に行うことができるエレベータのドア装置を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータのドア装置は、低速側平板部と、低速側上端部と、戸閉動作時に先頭となる低速側戸閉端部と、戸開動作時に先頭となる低速側戸開端部とを有し、出入口の間口方向に往復動される低速の戸、高速側平板部と、高速側上端部と、戸閉動作時に先頭となる高速側戸閉端部と、戸開動作時に先頭となる高速側戸開端部とを有し、低速の戸と平行に低速の戸よりも高速で往復動され、戸開時には低速の戸に重ねられて戸袋内に収容される高速の戸、及び低速側平板部に対向する縦枠側対向部が設けられている第1の縦枠と、この第1の縦枠に対向する第2の縦枠と、戸閉時に低速側及び高速側平板部にそれぞれ対向する第1及び第2の上枠側対向部が設けられており第1及び第2の縦枠の上端部間に配置されている上枠とを有し、出入口を形成する枠体を備え、低速側戸閉端部は、低速側平板部に対して直角に延びる低速側戸閉端面と、低速側戸閉端面から直角に延び低速側平板部の背面と高速側平板部の前面とに対向する低速側戸閉折曲部とを有し、低速側戸開端部は、低速側平板部に対して直角に延び低速側戸閉端面よりも短い低速側戸開端面と、低速側戸開端面から直角に延び低速側平板部の背面に対向する低速側戸開折曲部とを有し、高速側戸閉端部は、高速側平板部に対して直角に延びる高速側戸閉端面と、高速側戸閉端面から直角に延び高速側平板部の背面に対向する高速側戸閉折曲部とを有し、高速側戸開端部は、高速側平板部に対して直角に延びる高速側戸開端面と、高速側戸開端面から直角に延び高速側平板部の背面に対向する高速側戸開折曲部とを有し、低速側戸開端面には、戸閉時に低速側平板部との間に縦枠側対向部が位置するように配置された低速側対向面を有する断面L字形の低速側端部防火部材が、複数のねじにより取り付けられており、高速側戸開端面には、戸閉時に高速側平板部との間に低速側戸閉折曲部が位置するように配置された高速側対向面を有する断面L字形の高速側端部防火部材が、複数のねじにより取り付けられているものである。
発明を実施するための最良の形態
以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
図1はこの発明の実施の形態の一例によるエレベータの乗場ドア装置の断面図、図2は図1のII−II線に沿う断面図、図3は図1の低速の戸の要部を示す分解斜視図、図4は図3の低速の戸の要部を示す展開図である。
図において、乗場出入口1は、枠体としての三方枠2により形成されている。三方枠2は、第1の縦枠3と、この第1の縦枠3に対向する第2の縦枠4と、第1及び第2の縦枠3,4の上端部間に配置されている上枠5とを有している。乗場出入口1は、低速の戸21及び高速の戸22により開閉される。
低速の戸21は、出入口1の間口方向(図1の左右方向)に往復動される。高速の戸22は、戸開時に低速の戸21とほぼ同時に戸開位置に達するとともに、戸閉時に低速の戸21とほぼ同時に戸閉位置に達するように、低速の戸21と平行に低速の戸21よりも高速で往復動される。高速の戸22は、戸開時には低速の戸21の背部に重ねられて戸袋23に収容される。
低速の戸21及び高速の戸22の下方には、低速の戸21及び高速の戸22の下端部の移動を案内する乗場敷居8が設けられている。
低速の戸21は、低速側平板部21aと、低速側上端部21bと、戸閉動作時に先頭となる低速側戸閉端部21cと、戸開動作時に先頭となる低速側戸開端部21dとを有している。高速の戸22は、高速側平板部22aと、高速側上端部(図示せず)と、戸閉動作時に先頭となる高速側戸閉端部22cと、戸開動作時に先頭となる高速側戸開端部22dとを有している。
第1の縦枠3には、低速側平板部21aに対向する縦枠側対向部3aが高さ方向に連続して設けられている。上枠5には、戸閉時に低速側及び高速側平板部21a,22aにそれぞれ対向する第1及び第2の上枠側対向部5a,5bが設けられている。
低速側戸閉端部21cは、低速側平板部21aに対して直角に延びる低速側戸閉端面24aと、低速側戸閉端面24aから直角に延び低速側平板部21aの背面と高速側平板部22aの前面とに対向する低速側戸閉折曲部24bとを有している。
低速側戸開端部21dは、低速側平板部21aに対して直角に延びる低速側戸開端面25aと、低速側戸開端面25aから直角に延び低速側平板部21aの背面に対向する低速側戸開折曲部25bとを有している。また、低速の戸21の開閉方向に直角な方向(図1の上下方向)への低速側戸開端面25aの寸法は、低速側戸閉端面24aよりも短くなっている。
高速側戸閉端部22cは、高速側平板部22aに対して直角に延びる高速側戸閉端面26aと、高速側戸閉端面26aから直角に延び高速側平板部22aの背面に対向する高速側戸閉折曲部26bとを有している。
高速側戸開端部22dは、高速側平板部22aに対して直角に延びる高速側戸開端面27aと、高速側戸開端面27aから直角に延び高速側平板部22aの背面に対向する高速側戸開折曲部27bとを有している。
低速側戸開端面25aには、断面L字形の低速側端部防火部材28が、複数のねじ29により取り付けられている。低速側端部防火部材28は、戸閉時に低速側平板部21aとの間に縦枠側対向部3aが位置するように配置された低速側対向面28aを有している。
低速側戸開端面25aには、ねじ29が螺着される複数のねじ孔25cが設けられている。低速側端部防火部材28には、ねじ29を通す複数の長孔28bが設けられている。長孔28bは、低速の戸21の厚さ方向(図1の上下方向)に沿って長細い形状を有している。これにより、低速側防火部材28と縦枠側対向部3aとの間隔が調整可能になっている。
高速側戸開端面27aには、断面L字形の高速側端部防火部材30が、複数のねじ(図示せず)により取り付けられている。高速側端部防火部材30は、戸閉時に高速側平板部22aとの間に低速側戸閉折曲部24bが位置するように配置される高速側対向面30aを有している。
高速側端部防火部材30と低速側戸閉折曲部24bとの間隔も低速側と同様に調整可能になっている。
低速側上端部21bは、低速側平板部21aに対して直角に延びる低速側上端面31aと、低速側上端面31aから直角に延び低速側平板部21aの背面に対向する低速側上端折曲部31bとを有している。
高速側上端部は、高速側平板部22aに対して直角に延びる高速側上端面(図示せず)と、高速側上端面から直角に延び高速側平板部22aの背面に対向する高速側上端折曲部(図示せず)とを有している。
低速側上端面31aには、戸閉時に低速側平板部21aとの間に第1の上枠側対向部5aが位置するように配置された第1の上部対向面32aを有する断面L字形の低速側上部防火部材32が取り付けられている。
低速側上部防火部材32の長手方向の中央部及び両端部近傍には、それぞれ貫通孔32bが設けられている。また、低速側上部防火部材32には、両端部近傍の貫通孔32bに連通する一対のナット33が固定されている。
低速側上端面31aの長手方向の中央部には、ねじ孔31cが設けられている。低速側上端面31aの長手方向の両端部近傍には、一対の長孔31dが設けられている。
ねじ孔31cには、貫通孔32bを通してねじ34が螺着されている。各ナット33には、長孔31d及び貫通孔32bを通してねじ35が螺着されている。ねじ35を緩めることにより、低速側上部防火部材32はねじ34を中心に回動可能となり、低速側上部防火部材32の低速側上端面31aに対する取付位置が低速側上端面31aの下方から調整可能となる。
なお、ねじ35として六角レンチ用のねじを用いれば、低速側上端部21bの内側に位置するねじ35を容易に回転させることができる。
高速側上端面には、戸閉時に高速側平板部22aとの間に第2の上枠側対向部5bが位置するように配置された第2の上部対向面36aを有する断面L字形の高速側上部防火部材36が、複数のねじ(図示せず)により取り付けられている。高速側上部防火部材36の取付構造は、低速側上部防火部材32の取付構造と同様であり、高速側上部防火部材36の高速側上端面に対する取付位置は高速側上端面の下方から調整可能になっている。
低速側戸閉端面24a及び低速側戸閉折曲部24bの上端部には、高速側上部防火部材36との干渉を避けるための切欠部24cが設けられている。
低速の戸21には、低速側戸閉折曲部24bと低速側上端折曲部31bとにそれぞれ接合されねじ止めされる低速側補強部材37が取り付けられている。高速の戸22には、高速側戸閉折曲部26bと高速側上端折曲部とにそれぞれ接合されねじ止めされる高速側補強部材(図示せず)が取り付けられている。
上枠5には、ハンガケース12が固定されている。低速の戸21及び高速の戸22の吊り下げ機構、駆動機構の図示及び説明は省略する。
このような乗場ドア装置では、低速側端部防火部材28の低速側対向面28aが縦枠側対向部3aに対向し、高速側端部防火部材30の高速側対向面30aが低速側戸閉折曲部24bに対向し、低速側上部防火部材32の第1の上部対向面32aが第1の上枠側対向部5aに対向し、高速側上部防火部材36の第2の上部対向面36aが第2の上枠側対向部5bに対向する構造、いわゆる相じゃくり構造を有している。このような構造により、低速の戸21及び高速の戸22の周囲の隙間を塞ぎ、必要な防火性能を得ている。
また、火災により低速側平板部21a及び高速側平板部22aに反りが生じると、低速側対向面28aが縦枠側対向部3aに係合し、高速側対向面30aが低速側戸閉折曲部24bに係合し、第1の上部対向面32aが第1の上枠側対向部5aに係合し、第2の上部対向面36aが第2の上枠側対向部5bに係合する。これにより、低速の戸21及び高速の戸22が外れるのが防止される。
さらに、低速の戸21及び高速の戸22は、低速側上端部21b、低速側戸閉端部21c、低速側戸開端部21d、高速側上端部、高速側戸閉端部22c及び高速側戸開端部22dがいずれも同じ側に折り曲げられた構造、いわゆる箱曲げ構造となっているため、角部に小形の補強部材37をねじ止めするだけでよく、大形の補強部材を溶接せずに十分な強度を確保し、製造を容易にすることができ、コストを低減できる。
さらにまた、溶接を用いないので、溶接歪みがなく、精度良く組み立てることができる。これにより、塗装のための塗膜を薄くしても良好な意匠性を得ることができる。また、据付時の隙間調整時間を短縮することができる。
また、ステンレス鋼を用いた場合も、同構造で製作することができ、安価で軽量な戸を得ることができる。
さらに、防火部材28,30,32,36は、低速の戸21及び高速の戸22とは別部材であり、低速の戸21及び高速の戸22に対する取付位置が調整可能となっているため、隙間寸法の調整を容易に行うことができる。
さらにまた、低速の戸21の開閉方向に直角な方向への低速側戸開端面25aの寸法は、低速側戸閉端面24aよりも短くなっているため、高速側上部防火部材36と低速の戸21との干渉を避けることができる。
なお、上記の例では、2枚戸片開きの場合を示したが、3枚戸以上であってもよい。また、中央開きタイプのドア装置であっても、片側の戸袋に複数枚の戸が重ねて収容されるものであれば、この発明を適用することができる。
また、上記の例では、乗場ドア装置を示したが、かごドア装置にもこの発明は適用できる。
【図面の簡単な説明】
図1はこの発明の実施の形態の一例によるエレベータの乗場ドア装置の断面図、
図2は図1のII−II線に沿う断面図、
図3は図1の低速の戸の要部を示す分解斜視図、
図4は図3の低速の戸の要部を示す展開図、
図5は従来のエレベータの乗場ドア装置の一例を示す正面図、
図6は図5のVI−VI線に沿う断面図、
図7は図6のVII−VII線に沿う断面図、
図8は図1の低速の戸の要部を示す斜視図である。
この発明は、防火構造を持つエレベータのドア装置に関するものである。
背景技術
図5は従来のエレベータの乗場ドア装置の一例を示す正面図、図6は図5のVI−VI線に沿う断面図、図7は図6のVII−VII線に沿う断面図、図8は図1の低速の戸の要部を示す斜視図である。
図において、乗場出入口1は、枠体としての三方枠2により形成されている。三方枠2は、第1の縦枠3と、この第1の縦枠3に対向する第2の縦枠4と、第1及び第2の縦枠3,4の上端部間に配置されている上枠5とを有している。乗場出入口1は、低速の戸6及び高速の戸7により開閉される。
低速の戸6は、出入口1の間口方向(図5の左右方向)に往復動される。高速の戸7は、戸開時に低速の戸6とほぼ同時に戸開位置に達するとともに、戸閉時に低速の戸6とほぼ同時に戸閉位置に達するように、低速の戸6と平行に低速の戸6よりも高速で往復動される。
低速の戸6及び高速の戸7の下方には、低速の戸6及び高速の戸7の下端部の移動を案内する乗場敷居8が設けられている。
低速の戸6は、低速側平板部6aと、戸閉動作時に先頭となる低速側戸閉端部6bと、戸開動作時に先頭となる低速側戸開端部6cとを有している。高速の戸7は、高速側平板部7aと、戸閉動作時に先頭となる高速側戸閉端部7bと、戸開動作時に先頭となる高速側戸開端部7cとを有している。
第1の縦枠3には、低速側平板部6aに対向する縦枠側対向部3aが高さ方向に連続して設けられている。上枠5には、戸閉時に低速側及び高速側平板部6a,7aにそれぞれ対向する第1及び第2の上枠側対向部5a,5bが設けられている。
低速側戸開端部6cは、戸閉時に低速側平板部6aの前面との間に縦枠側対向部3aが位置するようにL字形に折り曲げられている。低速側戸閉端部6bは、低速側平板部6aの背面と対向するように、低速側戸開端部6cとは逆向きにL字形に折り曲げられている。
高速側戸開端部7cは、戸閉時に高速側平板部6aの前面との間に低速側戸閉端部6bが位置するようにL字形に折り曲げられている。高速側戸閉端部7bは、高速側平板部7aの背面と対向するように、高速側戸開端部7cとは逆向きに折り曲げられている。
低速側平板部6aの上端部前面には、戸閉時に低速側平板部6aとの間に第1の上枠側対向部5aが位置するように配置された断面Z字形の低速側上部防火部材9が溶接により固定されている。
高速側平板部7aの上端部前面には、戸閉時に高速側平板部7aとの間に第2の上枠側対向部5bが位置するように配置された断面Z字形の高速側上部防火部材10が溶接により固定されている。
低速側平板部6aの上端部背面には、上部補強部材11が溶接により固定されている。高速側平板部7aの上端部背面にも、同様の上部補強部材11が溶接により固定されている。低速側戸閉端部6bの上端部には、高速側上部防火部材10との干渉を避けるための切欠部6dが設けられている。
上枠5には、ハンガケース12が固定されている。低速の戸6及び高速の戸7の吊り下げ機構、駆動機構の図示及び説明は省略する。
このような乗場ドア装置では、低速側戸開端部6cが縦枠側対向部3aに対向し、高速側戸開端部7cが低速側戸閉端部6bに対向し、低速側上部防火部材9が第1の上枠側対向部5aに対向し、高速側上部防火部材10が第2の上枠側対向部5bに対向する構造、いわゆる相じゃくり構造を有している。このような構造により、低速の戸6及び高速の戸7の周囲の隙間を塞ぎ、必要な防火性能を得ている。
また、火災により低速側平板部6a及び高速側平板部7aに反りが生じると、低速側戸開端部6cが縦枠側対向部3aに係合し、高速側戸開端部7cが低速側戸閉端部6bに係合し、低速側上部防火部材9が第1の上枠側対向部5aに係合し、高速側上部防火部材10が第2の上枠側対向部5bに係合する。これにより、低速の戸6及び高速の戸7が外れるのが防止される。
上記のような従来の乗場ドア装置においては、十分な強度を確保するために上部補強部材11を低速の戸6及び高速の戸7に取り付ける必要があるが、意匠性及び防火性を損なわないようにするためには、ねじや接着剤を用いず、上部補強部材を溶接により固定する必要があった。このため、溶接作業に手間がかかるとともに、溶接歪みの除去にも手間がかかってしまう。
また、意匠面にステンレス鋼を用いる場合には、溶接後に戸の表面にステンレス鋼製の意匠フィルムを巻き付ける必要があり、構造が複雑になるとともに、重量が重くなってしまう。
さらに、低速側戸開端部6cと縦枠側対向部3aとの間の隙間寸法、及び高速側戸開端部7cと低速側戸閉端部6bとの間の隙間寸法の調整が困難であるため、低速の戸6及び高速の戸7を精度良く製作し据え付ける必要があった。また、低速側及び高速側上部防火部材9,10は、低速側及び高速側平板部6a,7aの意匠面の上部に固定されているため、前後方向への隙間調整を行うことができなかった。
上記のような従来のドア装置の防火構造は、例えば欧州統一コードEN81に記載されている。
発明の開示
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、補強部材を溶接せずに十分な強度を確保し、製造を容易にすることができるとともに、隙間寸法の調整を容易に行うことができるエレベータのドア装置を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータのドア装置は、低速側平板部と、低速側上端部と、戸閉動作時に先頭となる低速側戸閉端部と、戸開動作時に先頭となる低速側戸開端部とを有し、出入口の間口方向に往復動される低速の戸、高速側平板部と、高速側上端部と、戸閉動作時に先頭となる高速側戸閉端部と、戸開動作時に先頭となる高速側戸開端部とを有し、低速の戸と平行に低速の戸よりも高速で往復動され、戸開時には低速の戸に重ねられて戸袋内に収容される高速の戸、及び低速側平板部に対向する縦枠側対向部が設けられている第1の縦枠と、この第1の縦枠に対向する第2の縦枠と、戸閉時に低速側及び高速側平板部にそれぞれ対向する第1及び第2の上枠側対向部が設けられており第1及び第2の縦枠の上端部間に配置されている上枠とを有し、出入口を形成する枠体を備え、低速側戸閉端部は、低速側平板部に対して直角に延びる低速側戸閉端面と、低速側戸閉端面から直角に延び低速側平板部の背面と高速側平板部の前面とに対向する低速側戸閉折曲部とを有し、低速側戸開端部は、低速側平板部に対して直角に延び低速側戸閉端面よりも短い低速側戸開端面と、低速側戸開端面から直角に延び低速側平板部の背面に対向する低速側戸開折曲部とを有し、高速側戸閉端部は、高速側平板部に対して直角に延びる高速側戸閉端面と、高速側戸閉端面から直角に延び高速側平板部の背面に対向する高速側戸閉折曲部とを有し、高速側戸開端部は、高速側平板部に対して直角に延びる高速側戸開端面と、高速側戸開端面から直角に延び高速側平板部の背面に対向する高速側戸開折曲部とを有し、低速側戸開端面には、戸閉時に低速側平板部との間に縦枠側対向部が位置するように配置された低速側対向面を有する断面L字形の低速側端部防火部材が、複数のねじにより取り付けられており、高速側戸開端面には、戸閉時に高速側平板部との間に低速側戸閉折曲部が位置するように配置された高速側対向面を有する断面L字形の高速側端部防火部材が、複数のねじにより取り付けられているものである。
発明を実施するための最良の形態
以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
図1はこの発明の実施の形態の一例によるエレベータの乗場ドア装置の断面図、図2は図1のII−II線に沿う断面図、図3は図1の低速の戸の要部を示す分解斜視図、図4は図3の低速の戸の要部を示す展開図である。
図において、乗場出入口1は、枠体としての三方枠2により形成されている。三方枠2は、第1の縦枠3と、この第1の縦枠3に対向する第2の縦枠4と、第1及び第2の縦枠3,4の上端部間に配置されている上枠5とを有している。乗場出入口1は、低速の戸21及び高速の戸22により開閉される。
低速の戸21は、出入口1の間口方向(図1の左右方向)に往復動される。高速の戸22は、戸開時に低速の戸21とほぼ同時に戸開位置に達するとともに、戸閉時に低速の戸21とほぼ同時に戸閉位置に達するように、低速の戸21と平行に低速の戸21よりも高速で往復動される。高速の戸22は、戸開時には低速の戸21の背部に重ねられて戸袋23に収容される。
低速の戸21及び高速の戸22の下方には、低速の戸21及び高速の戸22の下端部の移動を案内する乗場敷居8が設けられている。
低速の戸21は、低速側平板部21aと、低速側上端部21bと、戸閉動作時に先頭となる低速側戸閉端部21cと、戸開動作時に先頭となる低速側戸開端部21dとを有している。高速の戸22は、高速側平板部22aと、高速側上端部(図示せず)と、戸閉動作時に先頭となる高速側戸閉端部22cと、戸開動作時に先頭となる高速側戸開端部22dとを有している。
第1の縦枠3には、低速側平板部21aに対向する縦枠側対向部3aが高さ方向に連続して設けられている。上枠5には、戸閉時に低速側及び高速側平板部21a,22aにそれぞれ対向する第1及び第2の上枠側対向部5a,5bが設けられている。
低速側戸閉端部21cは、低速側平板部21aに対して直角に延びる低速側戸閉端面24aと、低速側戸閉端面24aから直角に延び低速側平板部21aの背面と高速側平板部22aの前面とに対向する低速側戸閉折曲部24bとを有している。
低速側戸開端部21dは、低速側平板部21aに対して直角に延びる低速側戸開端面25aと、低速側戸開端面25aから直角に延び低速側平板部21aの背面に対向する低速側戸開折曲部25bとを有している。また、低速の戸21の開閉方向に直角な方向(図1の上下方向)への低速側戸開端面25aの寸法は、低速側戸閉端面24aよりも短くなっている。
高速側戸閉端部22cは、高速側平板部22aに対して直角に延びる高速側戸閉端面26aと、高速側戸閉端面26aから直角に延び高速側平板部22aの背面に対向する高速側戸閉折曲部26bとを有している。
高速側戸開端部22dは、高速側平板部22aに対して直角に延びる高速側戸開端面27aと、高速側戸開端面27aから直角に延び高速側平板部22aの背面に対向する高速側戸開折曲部27bとを有している。
低速側戸開端面25aには、断面L字形の低速側端部防火部材28が、複数のねじ29により取り付けられている。低速側端部防火部材28は、戸閉時に低速側平板部21aとの間に縦枠側対向部3aが位置するように配置された低速側対向面28aを有している。
低速側戸開端面25aには、ねじ29が螺着される複数のねじ孔25cが設けられている。低速側端部防火部材28には、ねじ29を通す複数の長孔28bが設けられている。長孔28bは、低速の戸21の厚さ方向(図1の上下方向)に沿って長細い形状を有している。これにより、低速側防火部材28と縦枠側対向部3aとの間隔が調整可能になっている。
高速側戸開端面27aには、断面L字形の高速側端部防火部材30が、複数のねじ(図示せず)により取り付けられている。高速側端部防火部材30は、戸閉時に高速側平板部22aとの間に低速側戸閉折曲部24bが位置するように配置される高速側対向面30aを有している。
高速側端部防火部材30と低速側戸閉折曲部24bとの間隔も低速側と同様に調整可能になっている。
低速側上端部21bは、低速側平板部21aに対して直角に延びる低速側上端面31aと、低速側上端面31aから直角に延び低速側平板部21aの背面に対向する低速側上端折曲部31bとを有している。
高速側上端部は、高速側平板部22aに対して直角に延びる高速側上端面(図示せず)と、高速側上端面から直角に延び高速側平板部22aの背面に対向する高速側上端折曲部(図示せず)とを有している。
低速側上端面31aには、戸閉時に低速側平板部21aとの間に第1の上枠側対向部5aが位置するように配置された第1の上部対向面32aを有する断面L字形の低速側上部防火部材32が取り付けられている。
低速側上部防火部材32の長手方向の中央部及び両端部近傍には、それぞれ貫通孔32bが設けられている。また、低速側上部防火部材32には、両端部近傍の貫通孔32bに連通する一対のナット33が固定されている。
低速側上端面31aの長手方向の中央部には、ねじ孔31cが設けられている。低速側上端面31aの長手方向の両端部近傍には、一対の長孔31dが設けられている。
ねじ孔31cには、貫通孔32bを通してねじ34が螺着されている。各ナット33には、長孔31d及び貫通孔32bを通してねじ35が螺着されている。ねじ35を緩めることにより、低速側上部防火部材32はねじ34を中心に回動可能となり、低速側上部防火部材32の低速側上端面31aに対する取付位置が低速側上端面31aの下方から調整可能となる。
なお、ねじ35として六角レンチ用のねじを用いれば、低速側上端部21bの内側に位置するねじ35を容易に回転させることができる。
高速側上端面には、戸閉時に高速側平板部22aとの間に第2の上枠側対向部5bが位置するように配置された第2の上部対向面36aを有する断面L字形の高速側上部防火部材36が、複数のねじ(図示せず)により取り付けられている。高速側上部防火部材36の取付構造は、低速側上部防火部材32の取付構造と同様であり、高速側上部防火部材36の高速側上端面に対する取付位置は高速側上端面の下方から調整可能になっている。
低速側戸閉端面24a及び低速側戸閉折曲部24bの上端部には、高速側上部防火部材36との干渉を避けるための切欠部24cが設けられている。
低速の戸21には、低速側戸閉折曲部24bと低速側上端折曲部31bとにそれぞれ接合されねじ止めされる低速側補強部材37が取り付けられている。高速の戸22には、高速側戸閉折曲部26bと高速側上端折曲部とにそれぞれ接合されねじ止めされる高速側補強部材(図示せず)が取り付けられている。
上枠5には、ハンガケース12が固定されている。低速の戸21及び高速の戸22の吊り下げ機構、駆動機構の図示及び説明は省略する。
このような乗場ドア装置では、低速側端部防火部材28の低速側対向面28aが縦枠側対向部3aに対向し、高速側端部防火部材30の高速側対向面30aが低速側戸閉折曲部24bに対向し、低速側上部防火部材32の第1の上部対向面32aが第1の上枠側対向部5aに対向し、高速側上部防火部材36の第2の上部対向面36aが第2の上枠側対向部5bに対向する構造、いわゆる相じゃくり構造を有している。このような構造により、低速の戸21及び高速の戸22の周囲の隙間を塞ぎ、必要な防火性能を得ている。
また、火災により低速側平板部21a及び高速側平板部22aに反りが生じると、低速側対向面28aが縦枠側対向部3aに係合し、高速側対向面30aが低速側戸閉折曲部24bに係合し、第1の上部対向面32aが第1の上枠側対向部5aに係合し、第2の上部対向面36aが第2の上枠側対向部5bに係合する。これにより、低速の戸21及び高速の戸22が外れるのが防止される。
さらに、低速の戸21及び高速の戸22は、低速側上端部21b、低速側戸閉端部21c、低速側戸開端部21d、高速側上端部、高速側戸閉端部22c及び高速側戸開端部22dがいずれも同じ側に折り曲げられた構造、いわゆる箱曲げ構造となっているため、角部に小形の補強部材37をねじ止めするだけでよく、大形の補強部材を溶接せずに十分な強度を確保し、製造を容易にすることができ、コストを低減できる。
さらにまた、溶接を用いないので、溶接歪みがなく、精度良く組み立てることができる。これにより、塗装のための塗膜を薄くしても良好な意匠性を得ることができる。また、据付時の隙間調整時間を短縮することができる。
また、ステンレス鋼を用いた場合も、同構造で製作することができ、安価で軽量な戸を得ることができる。
さらに、防火部材28,30,32,36は、低速の戸21及び高速の戸22とは別部材であり、低速の戸21及び高速の戸22に対する取付位置が調整可能となっているため、隙間寸法の調整を容易に行うことができる。
さらにまた、低速の戸21の開閉方向に直角な方向への低速側戸開端面25aの寸法は、低速側戸閉端面24aよりも短くなっているため、高速側上部防火部材36と低速の戸21との干渉を避けることができる。
なお、上記の例では、2枚戸片開きの場合を示したが、3枚戸以上であってもよい。また、中央開きタイプのドア装置であっても、片側の戸袋に複数枚の戸が重ねて収容されるものであれば、この発明を適用することができる。
また、上記の例では、乗場ドア装置を示したが、かごドア装置にもこの発明は適用できる。
【図面の簡単な説明】
図1はこの発明の実施の形態の一例によるエレベータの乗場ドア装置の断面図、
図2は図1のII−II線に沿う断面図、
図3は図1の低速の戸の要部を示す分解斜視図、
図4は図3の低速の戸の要部を示す展開図、
図5は従来のエレベータの乗場ドア装置の一例を示す正面図、
図6は図5のVI−VI線に沿う断面図、
図7は図6のVII−VII線に沿う断面図、
図8は図1の低速の戸の要部を示す斜視図である。
Claims (8)
- 低速側平板部と、低速側上端部と、戸閉動作時に先頭となる低速側戸閉端部と、戸開動作時に先頭となる低速側戸開端部とを有し、出入口の間口方向に往復動される低速の戸、
高速側平板部と、高速側上端部と、戸閉動作時に先頭となる高速側戸閉端部と、戸開動作時に先頭となる高速側戸開端部とを有し、上記低速の戸と平行に上記低速の戸よりも高速で往復動され、戸開時には上記低速の戸に重ねられて戸袋内に収容される高速の戸、及び
上記低速側平板部に対向する縦枠側対向部が設けられている第1の縦枠と、この第1の縦枠に対向する第2の縦枠と、戸閉時に上記低速側及び高速側平板部にそれぞれ対向する第1及び第2の上枠側対向部が設けられており上記第1及び第2の縦枠の上端部間に配置されている上枠とを有し、出入口を形成する枠体
を備えているエレベータのドア装置であって、
上記低速側戸閉端部は、上記低速側平板部に対して直角に延びる低速側戸閉端面と、上記低速側戸閉端面から直角に延び上記低速側平板部の背面と上記高速側平板部の前面とに対向する低速側戸閉折曲部とを有し、
上記低速側戸開端部は、上記低速側平板部に対して直角に延び上記低速側戸閉端面よりも短い低速側戸開端面と、上記低速側戸開端面から直角に延び上記低速側平板部の背面に対向する低速側戸開折曲部とを有し、
上記高速側戸閉端部は、上記高速側平板部に対して直角に延びる高速側戸閉端面と、上記高速側戸閉端面から直角に延び上記高速側平板部の背面に対向する高速側戸閉折曲部とを有し、
上記高速側戸開端部は、上記高速側平板部に対して直角に延びる高速側戸開端面と、上記高速側戸開端面から直角に延び上記高速側平板部の背面に対向する高速側戸開折曲部とを有し、
上記低速側戸開端面には、戸閉時に上記低速側平板部との間に上記縦枠側対向部が位置するように配置された低速側対向面を有する断面L字形の低速側端部防火部材が、複数のねじにより取り付けられており、
上記高速側戸開端面には、戸閉時に上記高速側平板部との間に上記低速側戸閉折曲部が位置するように配置された高速側対向面を有する断面L字形の高速側端部防火部材が、複数のねじにより取り付けられているエレベータのドア装置。 - 上記低速側上端部は、上記低速側平板部に対して直角に延びる低速側上端面と、上記低速側上端面から直角に延び上記低速側平板部の背面に対向する低速側上端折曲部とを有し、
上記高速側上端部は、上記高速側平板部に対して直角に延びる高速側上端面と、上記高速側上端面から直角に延び上記高速側平板部の背面に対向する高速側上端折曲部とを有し、
上記低速側上端面には、戸閉時に上記低速側平板部との間に上記第1の上枠側対向部が位置するように配置された第1の上部対向面を有する断面L字形の低速側上部防火部材が、複数のねじにより取り付けられており、
上記高速側上端面には、戸閉時に上記高速側平板部との間に上記第2の上枠側対向部が位置するように配置された第2の上部対向面を有する断面L字形の高速側上部防火部材が、複数のねじにより取り付けられている請求項1記載のエレベータのドア装置。 - 上記低速の戸には、上記低速側戸閉折曲部と上記低速側上端折曲部とにそれぞれ接合されねじ止めされる低速側補強部材が取り付けられている請求項2記載のエレベータのドア装置。
- 上記高速の戸には、上記高速側戸閉折曲部と上記高速側上端折曲部とにそれぞれ接合されねじ止めされる高速側補強部材が取り付けられている請求項2記載のエレベータのドア装置。
- 上記低速側端部防火部材と上記縦枠側対向部との間隔が調整可能になっている請求項1記載のエレベータのドア装置。
- 上記高速側端部防火部材と上記低速側戸閉折曲部との間隔が調整可能になっている請求項1記載のエレベータのドア装置。
- 上記低速側上部防火部材の上記低速側上端面に対する取付位置が上記低速側上端面の下方から調整可能になっている請求項2記載のエレベータのドア装置。
- 上記高速側上部防火部材の上記高速側上端面に対する取付位置が上記高速側上端面の下方から調整可能になっている請求項2記載のエレベータのドア装置。
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JP2000160812A (ja) | 二重床用框 |
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