JPS63234533A - ジヨセフソン接合素子の形成方法 - Google Patents

ジヨセフソン接合素子の形成方法

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JPS63234533A
JPS63234533A JP62067791A JP6779187A JPS63234533A JP S63234533 A JPS63234533 A JP S63234533A JP 62067791 A JP62067791 A JP 62067791A JP 6779187 A JP6779187 A JP 6779187A JP S63234533 A JPS63234533 A JP S63234533A
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resist
film
electrode
insulating film
josephson junction
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Koji Yamada
宏治 山田
Sachiko Kizaki
木崎 幸子
Hiroyuki Mori
博之 森
Yoshinobu Taruya
良信 樽谷
Mikio Hirano
幹夫 平野
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    • Y10S148/089Josephson devices
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、極低温において動作する、NbもしくはNb
N系から成るジョセフソン接合素子の形成方法に係り、
特に接合の微細化と信頼性を向上するために好適な形成
方法に関する。
[従来の技術] 従来のNb/AQOX/Nb膜から成るジョセフソン接
合素子の形成方法は、特開昭58−176983号公報
に記載されている様に下部電極、トンネル障壁層、上部
電極を連続的に形成し、しかる後にドライエツチング法
によって所望の接合および配線パターンを形成する方法
がとられていた。
したがって、この方法はパターンの形成工程が途中に介
在することがないので高品質の接合が得られるという特
徴があった。しかし、従来の接合部の形成方法において
はマイクロショートが生じゃいという問題があった。
[発明が解決しようとする問題点] 第3図は従来のジョセフソン接合素子の作製工程を示し
たものである。すなわち、第3図(a)において基板3
1上に、Nb膜よりなる下部電極32、トンネル障壁層
となるAQOx層33、Nb膜よりなる上部電極34の
Nb/AflOx/Nbの三層膜をスパッタ法により被
着した後、接合形成用のレジストパターン35を該Nb
膜上に形成する。ついで、第3図(b)においてCF4
ガスによりAflOx層33が層比3るまでエツチング
し接合部以外の上部電極34を除去する。ついで、第3
図(C)において、上部電極Nbパターン上のレジスト
をリフトオフマスクとして上部電極34と同じ高さとな
る様にSiよりなる埋戻し絶縁膜36を全面に被着する
。ついで、第3図(d)において、アセトンによりリフ
トオフを行なって埋戻し絶縁膜36の埋戻しで平坦化を
行ない、上部電極34となるNbパターンの側壁を保護
する。しかし、この方法において問題となるのは点線丸
印内に示す様に埋戻し絶縁膜36にパリや溝が形成され
てしまうことである。特に溝が形成されてしまうと、次
の様な問題が生ずる。すなわち、上部電極34の配線を
行なう際、Arスパッタクリーニングで、該上部電極3
4のNbパターン上の酸化膜を完全に除去する必要があ
るが、溝があるとArスパッタクリーニングの際に、A
r粒子がトンネル障壁層となるAQOx層33を破壊し
、下部電極層までエツチングされてしまう。このために
配線膜を被着した際に下部電極間において局部的にマイ
クロショートが生じて信頼性の高いジョセフソン接合素
子を形成することが出来なかった。
第4図は、上部電極44の配線電極47を形成した時に
生じたマイクロショートの一例(点線丸印内)を示した
ものである。この様に埋戻し絶縁膜46はArスパッタ
クリーニングを行なっても十分に耐え得る様な構造が強
く要求されていた。
3一 本発明の目的は、上部電極Nbパターンのドライエツチ
ング後における埋戻し用の絶縁膜に溝やパリが生じない
様なジョセフソン接合素子の形成方法を提供することに
ある。
[問題点を解決するための手段] 本発明においては、上記目的を実現するのにドライエツ
チング後のレジストの断面形状をプラズマ灰化により後
退整形してレジストの一部を除去してテラス部分を形成
し、その後、埋戻し用の絶縁膜を被着することを特徴と
した。
すなわち、接合面積を規定する上部電極Nbパターンの
外周部分だけに絶縁膜が被着される様な構造にして、こ
の絶縁膜をArクリーニング時における保護膜とする。
[作用] 第1図には本発明におけるジョセフソン接合素子の作製
工程図を示す。すなわち、第1図(a)においてCF4
ガスを用いてAQOX層13が露出するまで接合部以外
の上部電極14をエツチング除去する。ついで、第1図
(b)において上部電極14の上のレジストパターンの
側壁を02ガスを用いたプラズマエツチングとプラズマ
灰化によって後退整形して上部電極14の一部にテラス
(点線丸印内に示す。)を形成する。第1図(C)にお
いて該レジストをリフトオフマスクとして埋戻し絶縁膜
16を上部電極膜14よりも少し厚めに全面に被着する
。この時、図からも明らかな様に上部電極14上のレジ
ストを除去して形成したテラス部分にも埋戻し絶縁膜1
6が被着されているのがわかる。ついで、第1図(d)
においてアセトンによりリフトオフを行って埋戻し絶縁
膜16がエツチング部分と上部電極14上の一部に保護
膜として形成されて完了する。この工程では、02ガス
を用いたプラズマエツチングとプラズマ灰化によって後
退整形する時にレジストの断面形状をわずかに逆台形に
形成することが望ましい。このレジストの断面形状を形
成するには、プラズマ灰化の直前に、予め、スパッタク
リーニングでレジストの表面を硬化処理した後でないと
所望とする形状のリフトオフマスクを形成することが難
しい。
すなわち、o2ガスを用いたスパッタクリーニングとプ
ラズマ灰化処理の設定条件により所望とする任意のレジ
ストの断面形状が得られるわけである。第2図は本発明
の方法で形成した上部電極24のNbパターン上に配線
電極27を形成した時の一例を示したものである。図で
明らかな様に埋戻し絶縁膜26に接合部の一部(点線丸
印内に示す、)は保護されているために、接続前のAr
スパッタクリーニングを行ってもマイクロショートを引
き起こす心配がなく接続配線が可能となった。これは、
ドライエツチング後におけるレジストの断面形状がリフ
トオフ用のマスクとして形成出来る様になったからであ
る。
[実施例] 以下、本発明を実施例により詳細に説明する。
本発明により形成した線幅2μmの制御線を持つインラ
イン型Nb系ジョセフソン接合素子の断面図を第5図に
示す。
基板には、直径50mmφの厚さ350μm、<100
>のSi基板51を用いた。このSi基板51には、6
00nmの5i02からなる熱酸化膜52が形成されて
いる。次にSi基板51と熱酸化膜52上にグランドプ
レーン53と成る膜厚2O0nmのNb膜をDCマグネ
トロンスパッタ法により被着した。被着条件は、Ar圧
力0.6Pa、堆積速度3nm/秒とした。次に、眉間
絶縁膜54としてSiOを膜厚300nm被着した。次
に、下部電極55となる膜厚2O0nmのNb膜をグラ
ンドプレーン53と同一条件で被着した。次に、同一ス
パッタ装置内でSi基板51をA11のターゲットの真
下に移動してAQを膜厚5nm被着した。
AQの堆積速度は0 、2 nm/秒とした。AQ膜形
成後、スパッタ装置内に02ガスを100 Pa導入し
、室温(24〜26℃)中で40分間の自然酸化を行っ
てAQの表面酸化膜であるAugx層56層形6した(
本実施例ではx=2)。再び、スパッタ装置内を真空排
気した後、Si基板51をNbのターゲットの真下に移
動し、DCマグネトロンスパッタ法によりNb膜を11
00n被着した。三層膜をインラインで形成した後、8
1基板51をスパッタ装置内から取出した後、まず、下
部電極55の配線部分およびトンネル接合部分を含むレ
ジストパターンを次の条件で形成した。
AZ1350Jレジストを1.2μmをスピン塗布した
後、プリベークを90℃、2O分間の処理を行った。次
に、光強度7mW/alTに紫外光により12秒間のパ
ターン露光を行った後、AZデベロッパー:水=1:1
の組成比で液温24℃中で90秒間の現像処理を行ない
水洗12O秒後、スピン乾燥をしてレジストパターンを
形成した。
次いで、このSi基板51をエツチング加工をするため
に、真空装置内に挿入し、減圧した後、CF4ガスによ
る反応性イオンエツチングにより、CF4圧力26Pa
、電力100Wの条件でレジストパターン以外のNb膜
部分を除去した。Anの表面酸化膜が露出した時点でA
rによるイオンビームエツチングに切り替えてAr圧力
2 X 10−Pa、加速電圧600 e V 、イオ
ン電流密度0.5m A / crlの条件下で約1分
間のイオンエツチングを行った後、引続いて、下部電極
55の配線部分を前述した条件で処理を行った。
真空装置内より取り出しアセトンによりリフトオフを行
って下部電極55とトンネル接合部分を含むパターンを
形成した。
次いで、接合面積を決めるレジストパターンを前述した
条件で形成した。接合面積は1,8μm口である。再び
、真空装置内に挿入し、前述した下部電極55の配線パ
ターンと同じ条件でCF4ガスにより上部電極57をエ
ツチングした。この後、真空装置内より取り出してから
、02ガスを用いたスパッタエツチングでレジストの表
面の硬化処理を次の条件で行った。0□圧力0.8Pa
、高周波電力2OW、処理時間3分、引続いて、プラズ
マ灰化を、02圧力65 Pa、高周波電力300W、
処理時間5分で行った。この結果、レジストの後退寸法
は、約150nnであり、レジスト表面は、約1100
n減少しテラスが形成された。一方、処理後のレジスト
のパターン寸法は上部幅に対し下部幅が約2O0nmで
形成された。この後、下部電極55と同じ方法で埋戻し
絶縁膜58(Si膜)の埋戻しを行った。すなわち、反
応性イオンエツチング後の上部電極58上のレジストパ
ターンをリフトオフマスクにし、膜厚22Onmの埋戻
し絶縁膜58を被着した後、真空装置内から取り出して
からアセトンによりリフトオフを行ってエツチング部分
の埋戻しと上部電極57上の保護膜を形成した。この時
点でAQの酸化膜(A fl Ox層56)はトンネル
障壁層としての面積が規定される。次いで、上部電極5
7の表面をArスパッタエツチングによりクリーニング
処理を行った。この時の条件は、Ar圧力0.8Pa。
高周波型カフ0W、処理時間30分で行った。ついで、
Nb膜を膜厚300nm被着した。
Nb膜の被着条件は、前述のグランドプレーン53、下
部電極55.上部電極57と同様に、DCマグネトロン
スパッタ法によって被着した。再び、スパッタ装置内よ
り取り出した後、前述した同じ条件によりレジストパタ
ーンを形成した。次いで、再び、真空装置内に挿入し減
圧してから、前述した同じ条件で反応性イオンエツチン
グを行ないレジストパターン以外のNb膜をエツチング
除去し、上部電極57に接続する配線電極59を形成し
た。その後、真空装置内より取り出してからアセトンに
よりパターン上のレジストを除去した。次いで、層間絶
縁膜60をSiOを用いて膜厚450旧被着し形成した
。なお、この層間絶縁膜60の形成はAZ1350Jレ
ジストをマスクとしたリフトオフ法を用いた。次いで、
制御線電極61となるNb膜を前述のスパッタ条件で膜
厚600nm被着した。再び、スパッタ装置内より取り
出して、前述した条件でレジストパターンを形成した後
、CF4ガスによって反応性イオンエツチングを行ない
レジストパターン以外のNb膜をエツチングして制御線
電極61を形成した。その後、真空装置より取り出して
からアセトンによりパターン上のレジストを除去した。
以上の工程を経てインライン型Nb系ジョセフソン接合
素子の作製が完了した。
なお、本実施例においては超電導膜としてNbを用いた
が、本発明はこれに限られることなく、−11= NbN、MoN、TaN、TiN、Pb合金等を用いて
も同様の効果が得られた。また、絶縁膜としてSjを用
いたが、Sin、5i02.AQ2O3.Ge。
Ge○+Mg○、MgF、5n02等を用いても同様の
効果が得られた。
[発明の効果コ 本発明により、従来問題となっていた下部電極と上部電
極配線間で生ずるマイクロショートが皆無となり信頼性
の高いインライン型Nb型ジョセフソン接合素子が再現
性良く形成出来る様になった。例えば、100個直死に
接続した1、8μm0のジョセフソン接合の超電導臨界
電流(工。)のバラツキ幅は±7%以内であった。この
ため、回路の動作マージンも大幅に向上する。
また、本発明の方法を用いて1.5μm0の十字型接合
を形成し、100個直死に接続したジョセフソン接合の
超電導臨界電流(■o)のバラツキ幅は±6%以内であ
り、マイクロショートはまったく見られず再現性も良い
結果が得られた。
【図面の簡単な説明】
一12= 第1図は本発明のジョセフソン接合素子の作製工程図、
第2図は本発明の方法を用いた接続配線を示す断面図、
第3図は従来方法のジョセフソン接合素子の作製工程図
、第4図は従来方法の埋戻し法を用いた接続配線を示す
断面図、第5図は本発明で作成したインライン型Nb系
ジョセフソン接合素子の断面図である。 11.21,31,4.1・・・基板、51・・Si基
板、12,22,32,42.55・・・下部電極、1
5.35・・・レジストパターン、13,23゜33.
43,56.=−AQOx層、14,24゜34.44
.57・・・上部電極、16,26,36゜46.58
・・・埋戻し絶縁膜、27,4.7.59・・・配線電
極、52・・・熱酸化膜、53・・・グランドプレーン
、54.60・・・層間絶縁膜、61・・・制御線電極

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記の工程を含むことを特徴とするジョセフソン接
    合素子の形成方法。 (1)所定基板上に形成された超電導薄膜上に所望形状
    のレジスト膜を形成する工程。 (2)前記レジスト膜をマスクとして前記超電導薄膜を
    ドライエッチングする工程。 (3)残存した前記レジスト膜を酸素プラズマに接して
    前記レジスト膜の断面形状を後退整形する工程。 (4)前記基板全面に絶縁膜を被着する工程。 (5)前記レジスト膜を前記レジスト膜上に被着した絶
    縁膜とともに除去する工程。 2、前記超電導薄膜は、Nb/AlO_x/Nb、Nb
    /AlO_x/NbN、およびNbN/Nb_2O_5
    /NbNのうちの一者なる三層膜構造から成ることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のジョセフソン接合
    素子の形成方法。 3、前記絶縁膜はSi、SiO、SiO_2、Al_2
    O_3、Ge、MgF、SnF、MgOの群から選ばれ
    た少なくとも一者であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載のジョセフソン接合素子の形成方法。
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