JPH0217684A - 超電導センサ及びその製造方法 - Google Patents

超電導センサ及びその製造方法

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JPH0217684A
JPH0217684A JP63166708A JP16670888A JPH0217684A JP H0217684 A JPH0217684 A JP H0217684A JP 63166708 A JP63166708 A JP 63166708A JP 16670888 A JP16670888 A JP 16670888A JP H0217684 A JPH0217684 A JP H0217684A
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JP
Japan
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film
pattern
ybco
patterns
etching
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JP63166708A
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English (en)
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Koji Yamada
宏治 山田
Hideaki Nakane
中根 英章
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は超電導センサに係り、特に液体窒素温度で動作
する超71!センサに好適な構造とそのパターン作製方
法に関する。
[従来の技術] 従来の超電導センサは特開昭58−17983号公報に
記載のように超電導材料としてNbおよびNbN薄膜が
用いられていた。また、酸化物超電導材料にはY B 
az Cu307− x (以下YBC○記す)薄膜が
用いられ超電導センサが製造されていた。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来技術のNb薄膜はドライエツチングによってパ
ターン寸法1〜2時間行度の微細パターンを容易に形成
することが可能なことから、現在までに数多くの超電導
センサが実現されている。
しかし、液体ヘリウム温度(4,2K)付近でしか動作
させることができず使用範囲が限られているという欠点
があった。これに対して、YBCO薄膜は液体窒素(7
7K)以上の高温動作が可能であるという利点がある。
しかし、高温(900℃以上)アニール処理を行なわな
いと超電導特性が得られないという欠点があった。また
、高温アニール処理のためにYBCO薄膜の結晶核が3
〜5μmにも粗大化し、処理中において、しばしば、パ
ターン崩れが生じて撤物パターンの形成が困難であった
第2図に従来のYBCO膜のパターン作製工程を示す。
まず、第2図(a)において膜厚1μmのMgO基板2
1上に直流マグネトロンスパッタ法により膜厚1μmの
YBCO膜22膜形2する。
形成条件は以下の通りである。基板温度300℃。
ガス圧力10 m Torr、スパッタガス圧力An+
10%02の混合ガスである。次いで、ync。
膜22上へ膜厚1.2 μmのAZ1470 (米国ヘ
キスト社商品名)レジストをスピン塗布法により形成す
る。引続いて、空気中において90℃。
20分間のプリベーク処理を行なう。パターン露光後、
アルカリ現像液を用いて60秒間の現像処理を行なう、
現像液の組成はAZ現像液:水;l:1を用いる。この
後、120℃、20分間のポストベーク処理を行なって
レジストパターン23を形成する。次いで、第2図(b
)において、レジストパターン23をマスクにしてYB
CO膜22膜形2エツチングによりパターン加工を行な
いYBCO膜パターン22を形成する。化学エツチング
の組成比は、硝酸:氷酢酸=1 : 200で液温23
〜24℃中で行なう。エツチング時間は約60秒間行な
った。次いで、第2図(c)において、YBCO膜パタ
ーン22上の不要レジストをアセトンを用いて超音波洗
浄により除去してYBC○膜パターン22を形成する。
次いで、第2図(d)におイテ、MgO基板21とYB
CO膜パターン22と酸素雰囲気中において、900℃
2時間の高温アニールを行なった。この結果、アニール
処理中において図中(d)点線丸印内に示す様なパター
ン崩れが生じて所望とする断面形状の微細パターンを形
成することが出来なかった。
このパターン崩れは結晶成長過程に生じたものである。
この様なパターン崩れは多層を目的としたセンサではY
BCO膜パターンに対して眉間絶縁の被覆が不十分とな
り層間ショッート等の不良原因となる。
以上の様々な問題点のあることからYBCO膜を始めと
した酸化物超電導膜を用いたセンサへの応用が大幅に遅
れていた。このために、コストの安価な液体窒素(77
K)以上での高温動作可能な酸化物超電導センサの新し
いパターン製造方法が強く要望されていた。
本発明の目的は上記問題を解消するための構造を有する
酸化物超電導センサとその製造方法を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するためには、まず、スパッタ直後にお
いてYBCO膜を所望のパターン形状に加工をする0次
いで、エツチング部分を絶縁膜によって埋戻しを行ない
平坦化とする。次いで。
YBCO膜パターンの上部露出部分も絶縁膜により全面
に上乗せをし完全包囲する様な構造とする。
この後、高温(600〜950℃)酸素雰囲気中におい
てアニール処理(1〜2時間)を行えばパターン崩れを
完全に無くし微細パターンの形成が可能となる。
[作用] YBCO膜はスパッタ直後においては、表面が平坦な非
晶質膜である。したがって、パターン加工は、この時点
で通常の半導体で用いられるレジストや金属膜等もマス
クにしてエツチングを行なえば所望とする微細パターン
が形成できる。また。
高温アニール処理前であるので基板とYBCO膜との界
面における反応層も生成されていないのでエツチングに
よる残渣等の問題もなく微細パターンが設討寸法通りに
形成できる。したがって、このYBCO膜の微細パター
ンを高温アニール処理前に絶縁膜によって包囲してやれ
ば、処理中においてパターン崩れを完全に抑制すること
が可能となる。このため、YBCO膜パターンに対する
層間絶縁膜の被覆も十分となるためにデバイスにおける
層間ショートの問題が皆無となり誤動作することなくな
る。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面により説明する。
第1図は、本発明のパターンを形成するための作製工程
を示すものである。まず、第1図(a)は膜厚1mmの
MgO基板11上に直流マグネトロンスパッタ装置を用
いて膜厚1μmのYBCO膜12を堆積する。形成条件
は、基板温度300’C。
ガス圧力1Qy11Torr、スパッタガスAr+10
%02の混合ガスである。次いで、YBCO膜12上へ
マスク材となるNb膜13を膜厚1μm堆積する。形成
条件は、基板温度24〜26℃、ガス圧力6mTorr
、スパッタガスはArである。次いで、Nb膜14へ膜
厚1.4μmのAZ1470(米国ヘキスト社商品名)
レジストをスピン塗布法により形成する。引続いて、空
気中において90℃、20分間のプリベーク処理を行な
う。所望とするパターン露光後、アルカリ現像液を用い
て60秒間の現像処理を行なってからレジストパターン
14を形成する。なお、この後ドライエツチングパター
ン加工を行なうため、レジストパターン14は断面形状
を保つためにポストベーク処理は行なわなかった。次い
で、第1図(b)においてレジストパターン14をマス
クにしてCF。
ガスによる反応性イオンエツチングを行ないNb膜パタ
ーン13の金属マスクを形成した。形成条件は、ガス圧
力200 m Torr、パワー100Wである。次い
で、第1図(c)においてNb膜パターン13上の不要
レジストをアカトン中において超音波洗浄により除去し
た。
次いで、第1図(d)においてYBcO膜12をスパッ
タエツチングによりパターン加工を行なうために真空装
置内に挿入する。−度、2X10−’Torrに減圧し
た後、ガス圧力20 m Torr。
パワー300W、Ar+5%02の混合ガス中において
Nb膜パターン13をマスクにして約50分間のスパッ
タエツチングを行ないYBCO膜パターン12を形成し
た。この際のYBCO膜パターン12とNb膜パターン
13との選択比は約15である。すなわち、YBCO膜
の膜厚1μmが完全にエツチング除去した時にはNb膜
の膜厚は約0.9μm残っており1次の絶縁膜によって
埋戻す際のリフトオフマスクの膜厚としては十分である
。次いで、第1図(e)においてYBCO膜12のエツ
チング部分を絶縁膜によって埋戻しを行なうためスパッ
タ装置内に挿入した。絶縁膜としてはMgO基板をスパ
ッタターゲットとして直流マグネトロンスパッタによっ
て形成した。
MgOの膜厚は約1μmで全面に堆積した。形成条件は
、放電時のガス圧力は10 m Torr、スパッタガ
スはAr+10%02の混合ガスで堆積速度は18nm
/分とした。次いで、第1図(f)においてYBCO膜
パターン12上Nb膜パターン13と、さらに、その上
に堆積されたMgO膜15を除去するためにCF4ガス
を用いた反応性イオンエツチングによりリフトオフを行
ない平坦化とした。この際、MgO膜15はCF、ガス
に対してほとんどエツチングされずに残るのでNb膜パ
ターン13上のMgO膜15のみが除去される。なお、
スパッタ装置内において、MgO膜のフレークを避ける
ために試料のセットは下向きにすることが条件の1つで
ある。
次いで、第1図(g)においてYBCO膜パターンの上
部露出部分もMgO膜16によって被覆するために直流
マグネトロンスパッタによって膜厚0,2μmを堆積し
た。形成条件は前述と同条件で行った。図で明らかな様
にYBC○膜パターン12はMgO膜12,16によっ
て完全包囲されている。次いで、第1図(h)において
、MgO基板11とYBC○膜パターン12を酸素雰囲
気中において高温アニール処理を900℃で2時間行な
って完了した。この結果1点線丸印内で示す様にYBC
O膜パターン12はパターン崩れもなく所望通りの断面
形状に作製することが可能となった。また、本プロセス
は平坦化が可能となるので多層センサにおける配線パタ
ーン等の段切れの問題も解消される利点がある。
第3図は、本発明で作製した酸化物超電導量子干渉計セ
ンサの模式図(a)とその最小線幅の部分を絶縁膜で包
囲した断面の一部(b)である。
基板には両面研摩をした膜厚1mmの5rTiO。
基板31を用いている。YBCO薄膜電極32の中央部
に磁束が鎖交する20μm の開口部33を設けてあり
、両側からパターン寸法2μmの切り込み部34を設け
て、2つのジョセフソン接合35を設けている。最小幅
は2μmである。ジョセフソン接合35の部分では弱結
合を作るために通常のサンドイッチ形のジョセフソン接
合に比べて超電導センサの出力電圧を大きくできる効果
がある。第3図(b)は模式図(a)中のA−A’点線
の断面部分を示したものでありMg○膜36゜37によ
ってジョセフソン接合部分が完全に包囲されており高温
アニール後においてパターン崩れが見られない。
また、本発明はドライエツチングを用いているのでパタ
ーン加工の制御性も良い。したがって、酸化物超電導薄
膜の特性に合わせ微細パターンの寸法を設計9選択して
も十分に加工精度の点で対処できる。
[発明の効果コ 本発明によってYBCO系の酸化物超電導薄膜は高温ア
ニール中でのパターン崩れが皆無となった。さらに、平
坦化が可能となるため従来問題となっていた段差急峻部
における各層間の段切れが皆無となり信頼性の高い多層
の酸化物超電導センサの製造が可能となった。これによ
り従来に比べてコストの安価な液体窒素温度77に以上
での酸化物超電導センサの高温動作が実現可能となった
例えば、超電導量子干渉計センサに適用した結果、十分
な再現性が得られ微小磁界を検出する用途、例えば、医
療応用や材料検査への適用範囲が大幅に拡大するという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のYBCO膜パターンを形成するための
作程工程を示す図、第2図は従来のYBCO膜パターン
を形成するための作程工程を示す図、第3図は本発明で
作製した超電導量子干渉計センサを示す図である。 11.21.31・・・基板、12,22・・・YBC
O膜パターン、13・・・Nb膜パターン、14゜23
・・・レジストパターン、15.16,36゜37・・
・MgO膜、32・・・YBCO薄膜電極、33・・・
YBCO薄膜電極、33・・・開口部、34・・・切り
込み部、 35・・・ジョセフソン接合。 第 匡 2/ z 某臘 γ13coA兵ノぐターン しシ゛ス)パターン 関口郡 A IO傾

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基板上に成膜された酸化物超電導薄膜をドライエッ
    チングにより所望とするパターン形状の加工を行ない、
    引続いて、該薄膜のエッチング除去部分を絶縁膜により
    埋戻して平坦化とし、引続いて、該パターン上部露出部
    分を絶縁膜により完全包囲する構造とすることを特徴と
    する超電導センサ。 2、特許請求の範囲第1項記載のパターン加工と絶縁膜
    による包囲は、酸化物超電導薄膜をスパッタ形成直後に
    行ない、その後に高温アニール処理を600〜950℃
    の酸素雰囲気中において1〜2時間行なうことを特徴と
    する超電導センサ製造方法。
JP63166708A 1988-07-06 1988-07-06 超電導センサ及びその製造方法 Pending JPH0217684A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03235380A (ja) * 1990-02-13 1991-10-21 Sumitomo Cement Co Ltd 超伝導薄膜パターンの製造方法
US5289327A (en) * 1991-06-18 1994-02-22 Seiko Seiki Kabushiki Kaisha Hard disk inspection apparatus
JPH07191113A (ja) * 1993-12-27 1995-07-28 Chodendo Sensor Kenkyusho:Kk Squid磁気センサ
US6020596A (en) * 1995-09-29 2000-02-01 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Superconducting device including an isolation layer
US6916559B2 (en) 1997-02-26 2005-07-12 Kyocera Corporation Ceramic material resistant to halogen plasma and member utilizing the same
CN103524131A (zh) * 2013-09-06 2014-01-22 河南师范大学 一种稀土元素掺杂的YxSm1-xBCO超导薄膜的制备方法

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