JPS63170124A - 車輛ドアとドアシールとを有する車輛 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、少なくとも１つの車輛ドアと循環するドアシ
ールとを有する車輛であって、車輛ドアが外壁とこの外
壁に対して間隔をおいて配置された内壁とを有しかつ少
なくとも１つのヒンジを介して車体に旋回可能に枢着さ
れており、更に車輛ドアが閉じた状態で車体の適当なド
ア開口と共に車輛ドアの周囲を循環する中空室を形成し
ており、車輛ドアの旋回軸線が車輛ドアと車体との間の
中空室を、車輛ドアを開放したばあい車輛ドアの外壁の
部分範囲が車輛内部に向けてかつ車輛ドアの外壁のその
他の範囲が逆方向に移動させられるように、貫通してお
り、循環するドアシールが車体と車輛ドアとの間の中空
室をシールしている形式のものに関する。

従来の技術 前記形式の車輛はすでに公知である。第１ａ〜第１Ｃ図
では説明のために車体の適当な制限成形部と共に前記形
式の車輛ドアを横断面図釜びに車輛内部から見た図で図
示している。このばあい車輛ドアは外壁１とこの外壁に
対して間隔をおいて配置された内壁２とを有している。

前記形式の車輛ドアはほぼそれぞれ２つのヒンジを介し
て車体に旋回可能に支承されている。

車輛ドアは閉じた状態で車体の適当なドア開口と共に、
ドアの周囲をのびる可変横断面の中空室３を形成する。

上記形式の車輛の車輛ドアのヒンジは通常循環する中空
室の内部で、車輛ドアの旋回軸線Ａが車輛ドアと車体と
の間の中空室を貫通するように、配置されている。走行
方向でみてドア外壁の最前部の縁部の後ろに旋回軸線を
配置することによって、旋回軸線の前方に位置するドア
外壁部分範囲は車輛ドアを開放したばあい車輛内部に向
って移動するのに対して、旋回軸線の後方に位置するド
ア外壁範囲は逆向きの旋回運動を行なう、つまり車輛内
部から離反移動する。

Ｐア内壁は通常ドア外壁よりも小さな寸法で構成されて
いてかつ走行方向でみて完全に旋回軸線の後方に配置さ
れているので、ドア内壁はドアを開放したばあい一様に
外方に移動する。

それ故従来では、車輛ドアを車体に対して内側のドアギ
ヤツプ５（第１図参照）に沿ってシールするように、車
体のドア開口内に循環するシ−ルを配置することが一般
的であった（第１ａ１参照）。

上記形式の車輛用のドアシールの公知の配置形式の欠点
は、車輛ドアと車体のドア開口との間に形成される循環
する中空室が進入する水およびほこシを阻止するように
外部に対してシールされてないということにあシ、水お
よびほこりは車輛内に進入したばあい車輛乗員の衣服に
付着する。更に循環する中空室は、開かれた外側のドア
ギャップ（第１ａ図のドアギャップ４参照）において生
ずる風による騒音に対する共鳴体を成す。

この欠点を避けるために、外側のドアギャップの部分範
囲を循環する中空室において車体に設けられた付加的な
シールによってシールすることがすでに公知になってい
るが、しかしながらこのような措置によって付加的な費
用が必要となる。

アメリカ合衆国判許第３１９８５７２号明細書からドア
と循環するドアシールとを有する車輛が公知であり、こ
のばあい循環するドアシールは前方で、部ちヒンジの近
くで内側のドアギャップをかつ後方′１即ち錠の近くで
外ＩＨ１１のドアギャップをシールしている。循環する
ドアシールに付加的に前方範囲で外側のドアギャップを
シールするだめの継続的な付加的外ドアシールが設けら
れている。この公知Ω外側に位置する付加的なドアシー
ルの配置によって権雑なヒンジ構造が必要になシ、この
ばあい旋回＠勝は前方のドア縁部の前方に配電されてい
るので、ドアは開放したばあい前方範囲でも外方に旋回
させられるようになる。

更に車輛の外壁の外側に位置するヒンジを有する車輛も
公知であり、前記ヒンジは最も外側の車輛輪郭の外側て
のびる旋回軸重を有している。このばあい車輛ドアは外
側のドアギャップをシールするドアシールを備えている
。この車輛のばあい車輛ドア全体はドア外壁を含めてド
アを開放したばあい外向きに一様に旋回運動する。

発明が解決しようとする問題点 本発明の課題は、少なくとも１つの車輛ドアおよび循環
するドアシールを有する冒頭に述べた形式の車輛を改良
して、車輛ドアと車体のドア開口との間の中空室内に水
およびほこシ並びに騒音が進入するというような上記欠
点が回避されるようにすることにある。

問題点を解決するための手段 前記課題は本発明によれば、循環するドアシールが、車
輛ドアの外壁と車体との間に形成された外側のドアギャ
ップを外壁において又は外壁のすぐ近くで完全にシール
するように、車体又は車輛ドアに配置されていることに
よって解決された。

発明の作用効果 外側のドアギャップをシールするようにドア外壁に又は
ドア外壁のすぐ近くに循環するドアシールを配置するこ
とによって、ドアを閉じた状態で車輛ドアと車体との間
の循環する中空室内への水、はこ９又は騒音の進入が防
止される。

循環するドアシールは本発明によれば車体又は有利には
車輛ドアに設けることができる。

このばあい本発明の有利な実施態様では循環するシール
は同様にドア本体の周シを循環する、特にドア外壁の一
体の構成部分として構成された固定ウェブに固定されて
いる。このばあい固定ウェブは車輛ドアを開放したばあ
い車輛内部に向けて移動するドア外壁の範囲でほぼ車輛
内部から外力に向けられている。走行方向でみて旋回軸
線の後方に位置しひいては外向きの旋回運動を行なうド
ア外壁その他の範囲では固定ウェブは適当に車輛内部に
向けられている。旋回＠線の前後に位置するドア外壁範
囲間の移行範囲では固定ウェブの方向は不変にほぼ１８
０度反転させられている。このようにして車体のシール
の接触面におけるドアシールの滑りが防止される。本発
明の有利な実施態様ではドアレールは、車輛ドアを閉じ
た状態で、周囲全体に亘って均一な圧着力を以って車体
の循環する接触面に接触する。

本発明の有利な実施態様では、旋回軸線は循環するドア
シールを移行範囲において２個所で、即ち上側および下
側のＦア輪郭で交差しているか又は接している。これに
よって、車輛ドアを開放したばあいドアシールは前記個
所で車体の接触面に対して転動運動を行なう。

有利にはドアシールは一体に中空室を有する成形体とし
て構成される。このばあいドアシールは多数の部分片を
接着してほぼ環状の循環するシールに構成するか又は直
接鋳造又は有利には押出し成形によって一体部材として
製作することができる。

本発明では循環するシールは押出し成形法で製作される
と有利である。このばあい適当な区分の端部は互いに接
着することによって（加硫）結合される。このように押
出し成形法で製作された一体のドアシールはあらゆる個
所で同じ横断面を有している。

有利にはドアシールは車輛ドア、有利にはドア外壁の適
当に形成された固定ウェブに、かぶせ嵌めによって、ド
アシール内に組込まれた締付は成形挿入体を介して固定
される。このばあい締付は成形挿入体はほぼＵ字形形状
の横断面を有している。

本発明の別の実施態様ではドアレールはほぼ環状（だ円
形又は円形）横断面の中空室を有する成形余材として形
成されている。このばあいドアシールは有利にはドアシ
ールの外側輪郭から特に半径方向に突出する少なくとも
２つのシールリブを備えることができる。これによって
、ドアに固定されたドアシールは車体のドア開口におい
て２つ以上の接触面に接触する。これによってシール作
用が著しく高められる。

有利には車輛ドアはプラスチック構造体として構成され
、このばあい特に外壁に関してはＲＲ工Ｖｉ　（Ｒｅ１
ｎｆｏｒｃｅｄ　Ｒｅａｃｔｉｏｎ工ｎｊｅｃｔｉｏｎ
Ｍｏｌｄｉｎｇ−）法か有利である。この本発明の実施
態様ではドアシール用の循環する固定ウェブの一体的な
統合を特に簡単に実現できる。

循環するシールがドアに固定されている本発明の有利な
実施態様では、車体はドアシール用の循環する接触面を
有している。この循環する接触面は有利には横断面でみ
て多少彎曲させて形成され、このばあいこの彎曲半径は
ほぼ循環するドアシールの円形形状に相応している。

しかしながら、循環するシールを車体に設けることもで
きる。このばあい車輛ドアに循環するシール用の循環す
る接触面が設けられる。

更に本発明の有利な実施態様では、循環するシールは車
輛ドアを閉じたばあい、循環するシールがほぼ接触面に
対して滑り運動することなしに、即ち摩擦なしに接触面
に押付けられかつこの際弾性的に圧縮されるような角度
で、循環する接触面に当接する。循環するシールは特に
できるだけ垂直に、即ち面重層の方向で接触面に当接す
る。このばあいシールと接触面との間で摩擦が生ずるこ
とはない。

旋回ＯＢ窮がドアシールのすぐ近くでのびるドア周囲の
両部門では必要であればシールと接触面との間のある程
度の滑り摩擦を完全に除く必要はない。それというのも
この個所ではシールはドアを開放した状態でも常に接触
面に接触できるからである。しかしながら接触面を適当
に形成することによって、この範囲でシールと接触面と
の間の転勤運動を行なうことができるので、摩擦はほと
んど除かれる。

本発明の別の実施態様によれば、循環する接触面に付加
的に車体に部分範囲で又は同様に循環するように第２の
シール面を設けることができる。

実施例 第２ａ〜第２ｃ丙では本発明の実施例による車輛ドア１
１を車輛内部からみた側面図韮びに前方および後方から
見た図で示している。

車輛ドア１１はほぼシェル状の外壁１と窓開口の下側に
まで達する載設された内壁２とから成っている。外壁１
と内壁２とはＲＲ工Ｍ（Ｒｅ１ｎｆｏｒｃｅｄ　Ｒｅａ
ｃｔｉｏｎ工ｎｊｅｃｔｉｏｎ　Ｍｏｌｄｉｎｇ−）法
で製作され、このばあい外壁内にはスケルトン補強部材
１４が組込まれている。ヒンジ１３によって形成された
旋回（ヒンジ）軸線Ａは車輛ドア１１を走行方向でみて
旋回＠線Ａの前方に位置する範囲（第２ｂ図では旋回軸
線Ａの左側）と旋回軸〕Ａの後方に位置する範囲（第２
ｂｊ９では旋回軸Ａの右側）とに分割している。

車輛ドア１１は本発明の図示の実施例によれば循環する
ドアシール６を固定するために外側のドア輪郭に沿って
循環する固定ウェブ７を有している。この固定ウェブＴ
は（第２ｂｌＤによれば）旋回軸線Ａの右側の範囲で外
壁１の内側に配置されていてかつほぼ垂直に車輛内部に
向けられている。

（第２ｂ図によれば）旋回軸線の左側の範囲で固定ウェ
ブ７は外壁の外＠ｌｌに配置されていてかつ車輛部から
ほぼ垂直に外部に−向けられている。

ヒンジ１３は、旋回＠線Ａが固定ウェブγにかぶせ嵌め
られるドアシール６に２個所３．Ｂ１（第２ｂｌ１９参
照）で接するように、車輛ドア１１に配置されている。

従って、ドアシール６は前記範囲で車体１２の適当な接
触面に対して転動運動を行なう。

第３ａ図では第２１＋Ｉ９による車輛ドア１１の前方上
側区分を示していて、第３ｂ〜第３ｆ図ではこの区分の
断面図をそれぞれ示している。

各断面図では旋回軸ａ＋Ａの空間的な位置釜びに車体１
２の一区分を示している。固定ウェブ７は図示の範囲（
反転範囲）でほぼ１８０度回動させられている。

第３１１では旋回＠腺Ａは丁度ドアシール６に接してい
て、固定ウェブ７はこの位置でほぼ走行方向に向けられ
ている。第３ｆ図では固定ウェブ７は走行方向でみて旋
回軸、ＩＡの前方に位置している。固定ウェブ７は車輛
ドア１１を開放したばあい旋回軸線Ａを中心として車輛
内部に向けて円運動を行なう。固定ウェブ７は車輛内部
からほぼ垂直に外方に向けられているので、循環するド
アシール６はドア外壁１において車輛ドア１１の外壁１
と車体１２との間に位置する外側のドアギャップ４をシ
ールする。

第３ｃＦｌでは固定ウェブ７は走行方向でみて旋回軸ａ
Ａの後方に位置している。固定ウェブ７は車輛ドア１１
を開放したばあい旋回軸線Ａを中心として外方に円運動
を行なう。固定ウェブ７はほぼ垂直に車輛ドア内部に向
けられているので、循環するドアシール６はドア外壁の
近くにおいて車輛ドア１１の外壁１と車体１２との間に
位置する外側のドアギャップ４をシールする。第４ａ〜
第４ｆ図は第２ａ〜第２ｃ（ｋによる車輛ドア韮びにこ
れと協働する車体１２のドア開口の側面図並びに別の断
面図を示している。

第５図ではドアシール６の有利な実施例を示している。

このばあいドアシール６は半径方向で外方にのびる付加
された２つのシールリプ６１を有するほぼだ円形横断面
を有して（八る。

ドアシール６には、固定ウェブ７に対するドアシールの
締付は作用を保証するために、ほぼＵ字形の成形鋼９が
組込まれている。特に反転範囲におけるドアシール６の
適合性を保証するために、第６図によるように締付は挿
入成形体が打抜かれる。

外側のドアギャップにおける循環するシールの本発明に
よる配置形式によって、旋回軸線Ａが外側の車輛輪郭の
内部でしかも前方のドア縁部と後方のドア縁部との間で
のびるような車輛にも、外側に位置する循環するドアシ
ールを設けることができる。

【図面の簡単な説明】

第１ａ図は従来の車輛ドアの横断面図、第１ｂ図は従来
の車輛ドアを車輛内部から見た図、第２ａ図は本発明に
よる車輛ドアを走行方向で後方から見た因、第２１）Ｉ
Ｄは車輛ドアを車輛内部から見た側面図、第２ｃ図は車
輛ドアを走行方向で前方から見た（２）、第３ａ図は車
輛ドアの前方上側区分を示した国、第３ｂ図は第６ａ図
Ｃ−Ｃ線に沿った断面図、第３ｃ図は第３ａ［１９Ｄ−
Ｄ線に沿った図、第６ｄ囚は第３ａｐ９Ｅ−Ｚ　線に沿
った断面比、第３ｅ図は第３ａ［／Ｆ−Ｆ　＋Ｉに沿っ
た断面１、第３ｆ図は第６ａ図Ｇ−ａＨに沿った断面口
、第４ａ１ｇは車輛ドアを車輛内部から見た囚、第４ｂ
図は第４ａ図Ｎ−Ｎ線に沿った断面図、第４Ｃ図は第４
ａｐ９０−０線に沿った断面口、第４ｄ図は第４ａ［１
ＱＫ−に線に沿った断面口、第４ｅ図は第４ａ図Ｍ−Ｍ
線に沿った断面図、第４ｆ図は第４ａ図Ｌ−Ｌ線に沿っ
た断面図、第５（２）は本発明によるドアシールの横断
面図、第６囚は第５図によるＵ字形の締付は挿入成形体
の展開図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、少なくとも１つの車輛ドア（１１）と循環するドア
   シール（６）とを有する車輛であつて、車輛ドア（１１
   ）が外壁（１）とこの外壁に対して間隔をおいて配置さ
   れた内壁（２）とを有しかつ少なくとも１つのヒンジを
   介して車体（１２）に旋回可能に枢着されており、更に
   車輛ドアが閉じた状態で車体（１２）の適当なドア開口
   と共に車輛ドアの周囲を循環する中空室（３）を形成し
   ており、車輛ドアの旋回軸線（Ａ）が車輛ドアと車体と
   の間の中空室を、車輛ドアを開放したばあい車輛ドアの
   外壁（１）の部分範囲が車輛内部に向けてかつ車輛ドア
   の外壁のその他の範囲が逆方向に移動させられるように
   、貫通しており、循環するドアシール（６）が車体と車
   輛ドアとの間の中空室をシールしている形式のものにお
   いて、循環するドアシール（６）が、車輛ドアの外壁と
   車体との間に形成された外側のドアギヤツプ（４）を外
   壁において又は外壁のすぐ近くで完全にシールするよう
   に、車体（１２）又は車輛ドア（１１）に配置されてい
   ることを特徴とする、車輛ドアとドアシールとを有する
   車輛。 ２、循環するドアシール（６）が車輛ドアと車体とによ
   つて形成された循環する中空室（３）の内部でのびてい
   る特許請求の範囲第１項記載の車輛。 ３、車輛ドア（１１）が循環する固定ウエブ（７）を有
   していて、この固定ウエブに循環するドアシール（６）
   が固定可能である特許請求の範囲第１項又は第２項記載
   の車輛。 ４、固定ウエブ（７）が、車輛ドアを開放したばあいに
   車輛内部に向けて移動する範囲で、ほぼ車輛内部から外
   方に向けられていてかつ車輛ドアを開放したばあいに逆
   方向に移動する範囲で、ほぼ車輛内部に向けられている
   特許請求の範囲第３項記載の車輛。 ５、車輛の旋回軸線（Ａ）が２個所で循環するドアシー
   ル（６）に交差している特許請求の範囲第１項から第４
   項までのいずれか１項記載の車輛。 ６、循環するドアシール（６）が一体に形成されている
   特許請求の範囲第１項から第５項までのいずれか１項記
   載の車輛。 ７、循環するドアシール（６）があらゆる個所で少なく
   ともほぼ同じ横断面を有している特許請求の範囲第１項
   から第６項までのいずれか１項記載の車輛。 ８、循環するドアシール（６）が固定ウエブ（７）に固
   定するためにほぼＵ字形横断面の締付け成形挿入体（９
   ）を有している特許請求の範囲第１項から第７項までの
   いずれか１項記載の車輛。 ９、循環するドアシールが半径方向に配置された多数の
   シールリブ（６１）を備えたほぼ環状横断面を有してい
   る特許請求の範囲第１項から第８項までのいずれか１項
   記載の車輛。 １０、車体（１２）が車輛ドア（１１）に固定された循
   環するドアシール（６）用の循環する接触面を有してい
   る特許請求の範囲第１項から第９項までのいずれか１項
   記載の車輛。 １１、車輛ドア（１１）が車体に固定された循環するド
   アシール（６）用の循環する接触面を有している特許請
   求の範囲第１項から第９項までのいずれか１項記載の車
   輛。 １２、循環するドアシール（６）が車輛ドアを閉じたば
   あい、循環するドアシール（６）がほぼ滑り運動なしに
   接触面に押付けられかつこの際圧縮されるような角度で
   接触面に当接する特許請求の範囲第１項から第１１項ま
   でのいずれか１項記載の車輛。