JPS6316577B2 - - Google Patents
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- JPS6316577B2 JPS6316577B2 JP56072991A JP7299181A JPS6316577B2 JP S6316577 B2 JPS6316577 B2 JP S6316577B2 JP 56072991 A JP56072991 A JP 56072991A JP 7299181 A JP7299181 A JP 7299181A JP S6316577 B2 JPS6316577 B2 JP S6316577B2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/02—Circuit arrangements for generating control signals
- F02D41/14—Introducing closed-loop corrections
- F02D41/1438—Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor
- F02D41/1477—Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor characterised by the regulation circuit or part of it,(e.g. comparator, PI regulator, output)
- F02D41/1483—Proportional component
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B1/00—Engines characterised by fuel-air mixture compression
- F02B1/02—Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition
- F02B1/04—Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition with fuel-air mixture admission into cylinder
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は内燃エンジンに供給される混合気の空
燃比を電子的にフイードバツク制御する空燃比帰
還制御装置に関し、特にエンジンの排気濃度に応
じて変化する空燃比制御係数をエンジンの特定運
転状態時に、特定運転状態以外の運転状態におけ
るその平均値に保持して空燃比を理論混合比に近
似した値に制御し、エンジンの作動の安定性の向
上並びに運転性能の改善を図るようにした空燃比
帰還制御装置に関する。
燃比を電子的にフイードバツク制御する空燃比帰
還制御装置に関し、特にエンジンの排気濃度に応
じて変化する空燃比制御係数をエンジンの特定運
転状態時に、特定運転状態以外の運転状態におけ
るその平均値に保持して空燃比を理論混合比に近
似した値に制御し、エンジンの作動の安定性の向
上並びに運転性能の改善を図るようにした空燃比
帰還制御装置に関する。
内燃エンジン、特にガソリンエンジンの燃料噴
射装置の開弁時間を、エンジン回転数と吸気管内
の絶対圧とに応じた基準値に、エンジンの作動状
態を表わす諸元、例えば、エンジン回転数、吸気
管内の絶対圧、エンジン水温、スロツトル弁開
度、排気濃度(酸素濃度)等に応じた定数およ
び/または係数を電子的手段により加算および/
または乗算することにより決定して燃料噴射量を
制御し、もつてエンジンに供給される混合気の空
燃比を制御するようにした燃料供給装置が本出願
人により提案されている。
射装置の開弁時間を、エンジン回転数と吸気管内
の絶対圧とに応じた基準値に、エンジンの作動状
態を表わす諸元、例えば、エンジン回転数、吸気
管内の絶対圧、エンジン水温、スロツトル弁開
度、排気濃度(酸素濃度)等に応じた定数およ
び/または係数を電子的手段により加算および/
または乗算することにより決定して燃料噴射量を
制御し、もつてエンジンに供給される混合気の空
燃比を制御するようにした燃料供給装置が本出願
人により提案されている。
また、エンジンの排気系に配置され排ガス中の
成分HC,CO,NOxを浄化する三元触媒の変換
効率を最良にするために、前記排気系に配置され
た例えばO2センサの如き排気濃度検出器の出力
に応じてエンジンに供給される混合気を理論空燃
比にフイードバツク制御することは一般に行われ
ている。しかしながらかかる排気濃度検出器の出
力に応じたフイードバツク制御はエンジンのアイ
ドル時、スロツトル弁全開時等理論空燃比と異な
る値の空燃比を必要するエンジンの特定運転状態
には適用できない。
成分HC,CO,NOxを浄化する三元触媒の変換
効率を最良にするために、前記排気系に配置され
た例えばO2センサの如き排気濃度検出器の出力
に応じてエンジンに供給される混合気を理論空燃
比にフイードバツク制御することは一般に行われ
ている。しかしながらかかる排気濃度検出器の出
力に応じたフイードバツク制御はエンジンのアイ
ドル時、スロツトル弁全開時等理論空燃比と異な
る値の空燃比を必要するエンジンの特定運転状態
には適用できない。
従つて、上記のフイードバツク制御を前述した
係数等を用いた燃料供給装置に適用した場合、上
述したエンジンの特定運転状態時には、これらの
特定運転状態に対応して予め設定された係数をそ
れぞれ適用して各特定の運転状態に最適な所定の
空燃比をそれぞれ得るようにしたオープンループ
制御を行う必要がある。
係数等を用いた燃料供給装置に適用した場合、上
述したエンジンの特定運転状態時には、これらの
特定運転状態に対応して予め設定された係数をそ
れぞれ適用して各特定の運転状態に最適な所定の
空燃比をそれぞれ得るようにしたオープンループ
制御を行う必要がある。
このように、エンジンの特定運転時には、対応
する設定係数を用いたオープンループ制御により
予め設定された所定の空燃比が得られることが望
ましいが、実際には、エンジン運転状態の各種検
出器、燃料調量装置の駆動制御系の製造上のばら
つきや経年変化により実際の空燃比が所定空燃比
からずれる可能性が多分にあり、かかる場合は所
定のエンジン作動の安定性や運転性能が得れない
ことになる。
する設定係数を用いたオープンループ制御により
予め設定された所定の空燃比が得られることが望
ましいが、実際には、エンジン運転状態の各種検
出器、燃料調量装置の駆動制御系の製造上のばら
つきや経年変化により実際の空燃比が所定空燃比
からずれる可能性が多分にあり、かかる場合は所
定のエンジン作動の安定性や運転性能が得れない
ことになる。
従つて、本発明に依れば、排気濃度の検出値に
応じて行われる空燃比の帰還制御時に適用された
第1の係数の平均値を算出・記憶し、オープンル
ープ制御時に、それぞれの特定運転状態に応じて
設定された第2の係数と共に、上記第1の係数の
平均値を併せて適用するようにしたことによりか
かるオープンループ制御時における空燃比をそれ
ぞれの特定運転状態に対応する所定の空燃比によ
り一層近い値に制御できるようにした内燃エンジ
ンの空燃比帰還制御装置を提供するものである。
応じて行われる空燃比の帰還制御時に適用された
第1の係数の平均値を算出・記憶し、オープンル
ープ制御時に、それぞれの特定運転状態に応じて
設定された第2の係数と共に、上記第1の係数の
平均値を併せて適用するようにしたことによりか
かるオープンループ制御時における空燃比をそれ
ぞれの特定運転状態に対応する所定の空燃比によ
り一層近い値に制御できるようにした内燃エンジ
ンの空燃比帰還制御装置を提供するものである。
以下本発明の空燃比帰還制御装置について図面
を参照して詳細に説明する。
を参照して詳細に説明する。
第1図は本発明の装置の全体の構成図であり、
符号1は例えば4気筒の内燃エンジンを示し、エ
ンジン1は4個の主燃焼室とこれに通じた副燃焼
室(共に図示せず)とから成る形式のものであ
る。エンジン1には吸気管2が接続され、この吸
気管2は各主燃焼室に連通した主吸気管と各副燃
焼室に連通した副吸気管(共に図示せず)から成
る。吸気管2の途中にはスロツトルボデイ3が設
けられ、内部に主吸気管、副吸気管内にそれぞれ
配された主スロツトル弁、副スロツトル弁(共に
図示せず)が連動して設けられている。主スロツ
トル弁にはスロツトル弁開度センサ4が連通され
て主スロツトル弁の弁開度を電気的信号に変換し
電子コントロールユニツト(以下「ECU」と云
う)5に送るようにされている。
符号1は例えば4気筒の内燃エンジンを示し、エ
ンジン1は4個の主燃焼室とこれに通じた副燃焼
室(共に図示せず)とから成る形式のものであ
る。エンジン1には吸気管2が接続され、この吸
気管2は各主燃焼室に連通した主吸気管と各副燃
焼室に連通した副吸気管(共に図示せず)から成
る。吸気管2の途中にはスロツトルボデイ3が設
けられ、内部に主吸気管、副吸気管内にそれぞれ
配された主スロツトル弁、副スロツトル弁(共に
図示せず)が連動して設けられている。主スロツ
トル弁にはスロツトル弁開度センサ4が連通され
て主スロツトル弁の弁開度を電気的信号に変換し
電子コントロールユニツト(以下「ECU」と云
う)5に送るようにされている。
吸気管2のエンジン1とスロツトルボデイ3間
には燃料噴射装置6が設けられている。この燃料
噴射装置6はメインインジエクタとサブインジエ
クタ(共に図示せず)から成り、メインインジエ
クタは主吸気管の図示しない吸気弁の少し上流側
に各気筒ごとに、サブインジエクタは1個のみ副
吸気管の副スロツトル弁の少し下流側に各気筒に
共通してそれぞれ設けられている。燃料噴射装置
6は図示しない燃料ポンプに接続されている。メ
インインジエクタとサブインジエクタはECU5
に電気的に接続されており、ECU5からの信号
によつて燃料噴射の開弁時間が制御される。
には燃料噴射装置6が設けられている。この燃料
噴射装置6はメインインジエクタとサブインジエ
クタ(共に図示せず)から成り、メインインジエ
クタは主吸気管の図示しない吸気弁の少し上流側
に各気筒ごとに、サブインジエクタは1個のみ副
吸気管の副スロツトル弁の少し下流側に各気筒に
共通してそれぞれ設けられている。燃料噴射装置
6は図示しない燃料ポンプに接続されている。メ
インインジエクタとサブインジエクタはECU5
に電気的に接続されており、ECU5からの信号
によつて燃料噴射の開弁時間が制御される。
一方、前記スロツトルボデイ3の主スロツトル
弁の直ぐ下流には管7を介して絶対圧センサ8が
設けられており、この絶対圧センサ8によつて電
気的信号に変換された絶対圧信号は前記ECU5
に送られる。また、その下流には吸気温センサ9
が取付けられており、この吸気温センサ9も吸気
温度を電気的信号に変換してECU5に送るもの
である。
弁の直ぐ下流には管7を介して絶対圧センサ8が
設けられており、この絶対圧センサ8によつて電
気的信号に変換された絶対圧信号は前記ECU5
に送られる。また、その下流には吸気温センサ9
が取付けられており、この吸気温センサ9も吸気
温度を電気的信号に変換してECU5に送るもの
である。
エンジン1本体にはエンジン水温センサ10が
設けられ、このセンサ10はサーミスタ等から成
り、冷却水が充満したエンジン気筒周壁内に挿着
されて、その検出水温信号をECU5に供給する。
設けられ、このセンサ10はサーミスタ等から成
り、冷却水が充満したエンジン気筒周壁内に挿着
されて、その検出水温信号をECU5に供給する。
エンジン回転数センサ(以下「Neセンサ」と
云う)11および気筒判別センサ12がエンジン
の図示しないカム軸周囲又はクランク軸周囲に取
り付けられており、前者11はTDC信号即ちエ
ンジンのクランク軸の180゜回転毎に所定のクラン
ク角度位置で、後者12は特定の気筒の所定のク
ランク角度位置でそれぞれ1パルスを出力するも
のであり、これらのパルスはECU5に送られる。
云う)11および気筒判別センサ12がエンジン
の図示しないカム軸周囲又はクランク軸周囲に取
り付けられており、前者11はTDC信号即ちエ
ンジンのクランク軸の180゜回転毎に所定のクラン
ク角度位置で、後者12は特定の気筒の所定のク
ランク角度位置でそれぞれ1パルスを出力するも
のであり、これらのパルスはECU5に送られる。
エンジン1の排気管13には三元触媒14が配
置され排気ガス中のHC,CO,NOx成分の浄化
作用を行なう。この三元触媒14の上流側には
O2センサ15が排気管13に挿着されこのセン
サ15は排気中の酸素濃度を検出しその検出値信
号をECU5に供給する。
置され排気ガス中のHC,CO,NOx成分の浄化
作用を行なう。この三元触媒14の上流側には
O2センサ15が排気管13に挿着されこのセン
サ15は排気中の酸素濃度を検出しその検出値信
号をECU5に供給する。
更に、ECU5には、大気圧を検出するセンサ
16およびエンジンのスタータスイツチ17が接
続されており、ECU5はセンサ16からの検出
値信号およびスタータスイツチのオン・オフ状態
信号を供給される。
16およびエンジンのスタータスイツチ17が接
続されており、ECU5はセンサ16からの検出
値信号およびスタータスイツチのオン・オフ状態
信号を供給される。
次に、上述した構成の本発明の空燃比帰還制御
装置の空燃比制御作用の詳細について先に説明し
た第1図並びに第2図乃至第12図を参照して説
明する。
装置の空燃比制御作用の詳細について先に説明し
た第1図並びに第2図乃至第12図を参照して説
明する。
先ず、第2図は本発明の空燃比制御、即ち、
ECU5におけるメイン、サブインジエクタの開
弁時間TOUTM,TOUTSの制御内容の全体のプログラ
ム構成を示すブロツクダイヤグラムで、メインプ
ログラム1とサブプログラム2とから成り、メイ
ンプログラム1はエンジン回転数Neに基づく
TDC信号に同期した制御を行うもので始動時制
御サブルーチン3と基本制御プログラム4とより
成り、他方、サブプログラム2はTDC信号に同
期しない場合の非同期制御サブルーチン5から成
るものである。
ECU5におけるメイン、サブインジエクタの開
弁時間TOUTM,TOUTSの制御内容の全体のプログラ
ム構成を示すブロツクダイヤグラムで、メインプ
ログラム1とサブプログラム2とから成り、メイ
ンプログラム1はエンジン回転数Neに基づく
TDC信号に同期した制御を行うもので始動時制
御サブルーチン3と基本制御プログラム4とより
成り、他方、サブプログラム2はTDC信号に同
期しない場合の非同期制御サブルーチン5から成
るものである。
始動時制御サブルーチン3における基本算出式
は TOUTM=TiCRM×KNe+(TV+ΔTV) ……(1) TOUTS=TiCRS×KNe+TV ……(2) として表わされる。ここでTiCRM,TiCRSはそれぞ
れメイン、サブインジエクタの開弁時間の基準値
であつてそれぞれTiCRM,TiCRSのテーブル6,7
により決定される。KNeは回転数Neによつて規
定される始動時の補正係数でKNeテーブル8に
より決定される。TVはバツテリ電圧の変化に応
じて開弁時間を増減補正するための定数であつて
TVテーブル9より求められ、サブインジエクタ
のためのTVに対してメインインジエクタには構
造の相違によるインジエクタの作動特性に応じて
ΔTV分を上のせする。
は TOUTM=TiCRM×KNe+(TV+ΔTV) ……(1) TOUTS=TiCRS×KNe+TV ……(2) として表わされる。ここでTiCRM,TiCRSはそれぞ
れメイン、サブインジエクタの開弁時間の基準値
であつてそれぞれTiCRM,TiCRSのテーブル6,7
により決定される。KNeは回転数Neによつて規
定される始動時の補正係数でKNeテーブル8に
より決定される。TVはバツテリ電圧の変化に応
じて開弁時間を増減補正するための定数であつて
TVテーブル9より求められ、サブインジエクタ
のためのTVに対してメインインジエクタには構
造の相違によるインジエクタの作動特性に応じて
ΔTV分を上のせする。
又、基本制御プログラム4における基本算出式
は TOUTM=(TiM―TDEC)X(KTA・KTW・KAFC・
KPA・KAST・KWOT・Ko2・KLS)×TACC×(KTA・
KTWT・KAFC+(TV+ΔTV) ……(3) TOUTS=(TiS−TDEC) ×(KTA・KTW・KAST・KPA)+TV ……(4) として表わされる。ここでTiM,TiSはそれぞれ
メイン、サブインジエクタの開弁時間の基準値で
あり、それぞれ基本Tiマツプ10より算出され
る。TDEC・TACCはそれぞれ減速時、および加速時
における定数で加速、減速サブルーチン11によ
つて決定される。KTA,KTW……等の諸係数はそ
れぞれのテーブル、サブルーチン12により算出
される。KTAは吸気温度補正係数で実際の吸気温
度によつてテーブルより算出され、KTWは実際の
エンジン水温TWによつてテーブルより求められ
る燃料増量係数、KAFCはサブルーチンによつて
求められるフユーエルカツト後の燃料増量係数、
KPAは実際の大気圧によつてテーブルより求めら
れる大気圧補正係数、KASTはサブルーチンによつ
て求められる始動後燃料増量係数、KWOTは定数
であつてスロツトル弁全開時の混合気のリツチ化
係数、Ko2は実際の排気ガス中の酸素濃度に応じ
てサブルーチンによつてよつて求められるO2フ
イードバツク補正係数、KLSは定数であつてリー
ン・ストイキ作動時の混合気のリーン化係数であ
る。ストイキはStoichiometricの略で化学量論量
即ち理論突燃比を示す。又、TACCはサブルーチ
ンによつて求められる加速時燃料増量定数であつ
て所定のテーブルより求められる。
は TOUTM=(TiM―TDEC)X(KTA・KTW・KAFC・
KPA・KAST・KWOT・Ko2・KLS)×TACC×(KTA・
KTWT・KAFC+(TV+ΔTV) ……(3) TOUTS=(TiS−TDEC) ×(KTA・KTW・KAST・KPA)+TV ……(4) として表わされる。ここでTiM,TiSはそれぞれ
メイン、サブインジエクタの開弁時間の基準値で
あり、それぞれ基本Tiマツプ10より算出され
る。TDEC・TACCはそれぞれ減速時、および加速時
における定数で加速、減速サブルーチン11によ
つて決定される。KTA,KTW……等の諸係数はそ
れぞれのテーブル、サブルーチン12により算出
される。KTAは吸気温度補正係数で実際の吸気温
度によつてテーブルより算出され、KTWは実際の
エンジン水温TWによつてテーブルより求められ
る燃料増量係数、KAFCはサブルーチンによつて
求められるフユーエルカツト後の燃料増量係数、
KPAは実際の大気圧によつてテーブルより求めら
れる大気圧補正係数、KASTはサブルーチンによつ
て求められる始動後燃料増量係数、KWOTは定数
であつてスロツトル弁全開時の混合気のリツチ化
係数、Ko2は実際の排気ガス中の酸素濃度に応じ
てサブルーチンによつてよつて求められるO2フ
イードバツク補正係数、KLSは定数であつてリー
ン・ストイキ作動時の混合気のリーン化係数であ
る。ストイキはStoichiometricの略で化学量論量
即ち理論突燃比を示す。又、TACCはサブルーチ
ンによつて求められる加速時燃料増量定数であつ
て所定のテーブルより求められる。
これらに対してTDC信号に同期しないメイン
インジエクタの開示時間TMAの非同期制御サブル
ーチン5の算出式は TMA=TiA×KTWT・KAST +(TV+ΔTV) ……(5) として表わされる。ここでTiAは加速時の非同
期、即ちTDC信号に同期しない加速制御時の燃
料増量基準値であつてTiAテーブル13より求め
る。KTWTは前記水温増量係数KTWをテーブル14
より求め、それに基づいて算出した同期加速、加
速後、および非同期加速時の燃料増量係数であ
る。
インジエクタの開示時間TMAの非同期制御サブル
ーチン5の算出式は TMA=TiA×KTWT・KAST +(TV+ΔTV) ……(5) として表わされる。ここでTiAは加速時の非同
期、即ちTDC信号に同期しない加速制御時の燃
料増量基準値であつてTiAテーブル13より求め
る。KTWTは前記水温増量係数KTWをテーブル14
より求め、それに基づいて算出した同期加速、加
速後、および非同期加速時の燃料増量係数であ
る。
第3図はECU5に入力される気筒判別信号お
よびTDC信号と、ECU5から出力されるメイン、
サブインジエクタの駆動信号との関係を示すタイ
ミングチヤートであり、気筒判別信号S1のパルス
S1aはエンジンのクランク角720゜毎に1パルスず
つ入力され、これと並行して、TDC信号S2のパ
ルスS2a―S2eはエンジンのクランク角180゜毎に1
パルスずつ入力され、この二つの信号間の関係か
ら各シリンダのメインインジエクタ駆動信号S3―
S6の出力タイミングが設定される。即ち、1回目
のTDC信号パルスS2aで第1シリンダのメインイ
ンジエクタ駆動信号S3を出力し、2回目のTDC
信号パルスS2bで第3シリンダのメインインジエ
クタ駆動信号S4が出力し、3回目のパルスS2cで
第4シリンダのドライブ信号S5が、また、4回目
のパルスS2dで第2シリンダのドライブ信号S6
が、順次出力される。また、サブインジエクタド
ライブ信号S7は各TDC信号パルスの入力毎、即
ち、クランク角180゜毎に1パルスずつ発生する。
尚、TDC信号のパルスS2a,S2b…は気筒内ピス
トンの上死点に対して60゜早く発生するように設
定され、ECU5内での演算時間による遅れ、上
死点前の吸気弁の開きおよびインジエクタ作動に
よつて混合気が生成されてから該混合気が気筒内
に吸入されるまでの時間的ずれを予め吸収するよ
うにされている。
よびTDC信号と、ECU5から出力されるメイン、
サブインジエクタの駆動信号との関係を示すタイ
ミングチヤートであり、気筒判別信号S1のパルス
S1aはエンジンのクランク角720゜毎に1パルスず
つ入力され、これと並行して、TDC信号S2のパ
ルスS2a―S2eはエンジンのクランク角180゜毎に1
パルスずつ入力され、この二つの信号間の関係か
ら各シリンダのメインインジエクタ駆動信号S3―
S6の出力タイミングが設定される。即ち、1回目
のTDC信号パルスS2aで第1シリンダのメインイ
ンジエクタ駆動信号S3を出力し、2回目のTDC
信号パルスS2bで第3シリンダのメインインジエ
クタ駆動信号S4が出力し、3回目のパルスS2cで
第4シリンダのドライブ信号S5が、また、4回目
のパルスS2dで第2シリンダのドライブ信号S6
が、順次出力される。また、サブインジエクタド
ライブ信号S7は各TDC信号パルスの入力毎、即
ち、クランク角180゜毎に1パルスずつ発生する。
尚、TDC信号のパルスS2a,S2b…は気筒内ピス
トンの上死点に対して60゜早く発生するように設
定され、ECU5内での演算時間による遅れ、上
死点前の吸気弁の開きおよびインジエクタ作動に
よつて混合気が生成されてから該混合気が気筒内
に吸入されるまでの時間的ずれを予め吸収するよ
うにされている。
第4図はECU5におけるTDC信号に同期した
開弁時間制御を行う場合の前記メインプログラム
1のフローチヤートを示し、全体は入力信号の処
理ブロツク、基本制御ブロツク、始動時制御
ブロツクとから成る。先ず入力信号処理ブロツ
クにおいて、エンジンの点火スイツチをオンす
るとECU5内のCPUがイニシヤライズし(ステ
ツプ1)、エンジンの始動によりTDC信号が入力
する(ステツプ2)。次いで、全ての基本アナロ
グ値である各センサからの大気圧PA、絶対圧PB、
エンジン水温TW、吸気温TA、バツテリ電圧V、
スロツトル弁開度θth,O2センサの出力電圧値
V、およびスタータスイツチ17のオン・オフ状
態等をECU5内に読込み、必要な値をストアす
る(ステツプ3)。続いて、最初のTDC信号から
次のTDC信号までの経過時間をカウントし、そ
の値に基づいてエンジン回転数Neを計算し同じ
くECU5内にストアする(ステツプ4)。次いで
基本制御ブロツクにおいてこのNeの計算値に
よりエンジン回転数がクランキング回転数(始動
時回転数)以下であるか否かを判別する(ステツ
プ5)。その答が肯定(Yes)であれば始動時制
御ブロツクの始動時制御サブルーチンに送ら
れ、TiCRMテーブルおよびTiCRSテーブルによりエ
ンジン冷却水温TWに基きTiCRM,TiCRSを決定し
(ステツプ6)、また、Neの補正係数KNeをKNe
テーブルにより決定する(ステツプ7)。そして、
TVテーブルによりバツテリー電圧補正定数TVを
決定し(ステツプ8)、各数値を前式(1),(2)に挿
入してTOUTM,TOUTSを算出する(ステツプ9)。
開弁時間制御を行う場合の前記メインプログラム
1のフローチヤートを示し、全体は入力信号の処
理ブロツク、基本制御ブロツク、始動時制御
ブロツクとから成る。先ず入力信号処理ブロツ
クにおいて、エンジンの点火スイツチをオンす
るとECU5内のCPUがイニシヤライズし(ステ
ツプ1)、エンジンの始動によりTDC信号が入力
する(ステツプ2)。次いで、全ての基本アナロ
グ値である各センサからの大気圧PA、絶対圧PB、
エンジン水温TW、吸気温TA、バツテリ電圧V、
スロツトル弁開度θth,O2センサの出力電圧値
V、およびスタータスイツチ17のオン・オフ状
態等をECU5内に読込み、必要な値をストアす
る(ステツプ3)。続いて、最初のTDC信号から
次のTDC信号までの経過時間をカウントし、そ
の値に基づいてエンジン回転数Neを計算し同じ
くECU5内にストアする(ステツプ4)。次いで
基本制御ブロツクにおいてこのNeの計算値に
よりエンジン回転数がクランキング回転数(始動
時回転数)以下であるか否かを判別する(ステツ
プ5)。その答が肯定(Yes)であれば始動時制
御ブロツクの始動時制御サブルーチンに送ら
れ、TiCRMテーブルおよびTiCRSテーブルによりエ
ンジン冷却水温TWに基きTiCRM,TiCRSを決定し
(ステツプ6)、また、Neの補正係数KNeをKNe
テーブルにより決定する(ステツプ7)。そして、
TVテーブルによりバツテリー電圧補正定数TVを
決定し(ステツプ8)、各数値を前式(1),(2)に挿
入してTOUTM,TOUTSを算出する(ステツプ9)。
また、前記ステツプ5において答が否(No)
である場合にはエンジンがフユーエルカツトすべ
き状態にあるか否かを判別し(ステツプ10)、
そこで答が肯定(Yes)であればTOUTM,TOUTSの
値を共に零にしてフユーエルカツトを行う(ステ
ツプ11)。
である場合にはエンジンがフユーエルカツトすべ
き状態にあるか否かを判別し(ステツプ10)、
そこで答が肯定(Yes)であればTOUTM,TOUTSの
値を共に零にしてフユーエルカツトを行う(ステ
ツプ11)。
一方、ステツプ10において答が否(No)と
判別された場合には各補正係数KTA,KTW,KAFC,
KPA,KAST,KWOT,Ko2,KLS,KTWT等および補
正定数TDEC,TACC,TV,ΔTVを算出する(ステ
ツプ12)。これらの補正係数、定数はサブルー
チン、テーブル等によつてそれぞれ決定されるも
のである。
判別された場合には各補正係数KTA,KTW,KAFC,
KPA,KAST,KWOT,Ko2,KLS,KTWT等および補
正定数TDEC,TACC,TV,ΔTVを算出する(ステ
ツプ12)。これらの補正係数、定数はサブルー
チン、テーブル等によつてそれぞれ決定されるも
のである。
次いで、回転数Ne、絶対圧PB等の各データに
応じて所定の対応するマツプを選択し該マツプに
よりTiM,TiSを決定する(ステツプ13)。而し
て、上記ステツプ12,13により得られた補正
係数値、補正定数値並びに基準値に基づいて前式
(3),(4)によりTOUTM,TOUTSを算出する(ステツプ
14)。そして、斯く得られたTOUTM,TOUTSの値
に基づきメイン、サブインジエクタをそれぞれ作
動させる(ステツプ15)。
応じて所定の対応するマツプを選択し該マツプに
よりTiM,TiSを決定する(ステツプ13)。而し
て、上記ステツプ12,13により得られた補正
係数値、補正定数値並びに基準値に基づいて前式
(3),(4)によりTOUTM,TOUTSを算出する(ステツプ
14)。そして、斯く得られたTOUTM,TOUTSの値
に基づきメイン、サブインジエクタをそれぞれ作
動させる(ステツプ15)。
前述したように、上述したTDC信号に同期し
たメイン、サブインジエクタの開弁時間の制御に
加えて、TDC信号には同期せず一定の時間々隔
をもつたパルス列に同期させてメインインジエク
タを制御する非同期制御を行なうが、その詳細に
ついては説明を省略する。
たメイン、サブインジエクタの開弁時間の制御に
加えて、TDC信号には同期せず一定の時間々隔
をもつたパルス列に同期させてメインインジエク
タを制御する非同期制御を行なうが、その詳細に
ついては説明を省略する。
次に、上述した開弁時間制御のうち、O2フイ
ードバツク制御時の補正係数Ko2の算出サブルー
チンについて説明する。第5図はKo2の算出サブ
ルーチンのフローチヤートを示す。
ードバツク制御時の補正係数Ko2の算出サブルー
チンについて説明する。第5図はKo2の算出サブ
ルーチンのフローチヤートを示す。
先ずO2センサの活性化が完了しているか否か
を判別する(ステツプ1)。即ち、O2センサの内
部抵抗検知方式によつてO2センンサの出力電圧
が活性化開始点VX(例えば0.6V)に至つたか否か
を検知してVXに至つたとき活性化信号を発生し、
この信号の発生から所定時間(例えば60秒)が経
過したかを活性デイレイタイマによつて検出する
とともに、前記水温増量係数KTWと始動後増量係
数KASTがいずれも1であるかを判定し、いずれの
条件も満足している場合に活性化されていると判
定する。その答が否(No)である場合にはKo2
を後述する前回のO2フイードバツク制御におけ
る平均値KREFに設定する(ステツプ2)。一方、
答が肯定(Yes)の場合には、スロツトル弁が全
開であるか否かを判定する(ステツプ3)。その
結果、全開であれば前記と同様にKo2を上記KREF
に設定する(ステツプ2)。全開でない場合には
エンジンがアイドル状態にあるか否かを判定し
(ステップ4)、回転数Neが所定回転数NIDL(例え
ば1000rpm)より小さく、且つ絶対圧PBも所定圧
PBIDL(例えば360mmHg)より小いときにはアイ
ドル状態であるとして前記ステツプ2を介して
Ko2をKREFに設定する。またアイドル状態でない
と判定した場合にはエンジンが減速状態にあるか
否かを判定する(ステツプ5)。即ち、フユーエ
ルカツトが成立しているか、また絶対圧PBが所
定圧PBDEC(例えば200mmHg)より小さい時には
減速状態にあると判定してKo2を上記KREFに設定
する(ステツプ2)。他方、上記減速状態にない
と判定した場合にはリーン・ストイキ作動時のリ
ーン化係数KLSが1であるかどうか判定し(ステ
ップ6)、その答が否(No)である場合にはKo2
を上記KREFに設定し(ステツプ2)、肯定(Yes)
の場合には次に述べるクローズドループ制御に移
る。
を判別する(ステツプ1)。即ち、O2センサの内
部抵抗検知方式によつてO2センンサの出力電圧
が活性化開始点VX(例えば0.6V)に至つたか否か
を検知してVXに至つたとき活性化信号を発生し、
この信号の発生から所定時間(例えば60秒)が経
過したかを活性デイレイタイマによつて検出する
とともに、前記水温増量係数KTWと始動後増量係
数KASTがいずれも1であるかを判定し、いずれの
条件も満足している場合に活性化されていると判
定する。その答が否(No)である場合にはKo2
を後述する前回のO2フイードバツク制御におけ
る平均値KREFに設定する(ステツプ2)。一方、
答が肯定(Yes)の場合には、スロツトル弁が全
開であるか否かを判定する(ステツプ3)。その
結果、全開であれば前記と同様にKo2を上記KREF
に設定する(ステツプ2)。全開でない場合には
エンジンがアイドル状態にあるか否かを判定し
(ステップ4)、回転数Neが所定回転数NIDL(例え
ば1000rpm)より小さく、且つ絶対圧PBも所定圧
PBIDL(例えば360mmHg)より小いときにはアイ
ドル状態であるとして前記ステツプ2を介して
Ko2をKREFに設定する。またアイドル状態でない
と判定した場合にはエンジンが減速状態にあるか
否かを判定する(ステツプ5)。即ち、フユーエ
ルカツトが成立しているか、また絶対圧PBが所
定圧PBDEC(例えば200mmHg)より小さい時には
減速状態にあると判定してKo2を上記KREFに設定
する(ステツプ2)。他方、上記減速状態にない
と判定した場合にはリーン・ストイキ作動時のリ
ーン化係数KLSが1であるかどうか判定し(ステ
ップ6)、その答が否(No)である場合にはKo2
を上記KREFに設定し(ステツプ2)、肯定(Yes)
の場合には次に述べるクローズドループ制御に移
る。
先ず、O2センサの出力レベルが反転したか否
かを判定し(ステツプ7)、その答が肯定(Yes)
の場合には前回ループがオープンループか否かを
判定する(ステツプ8)。そして、前回ループが
オープンループでないと判定された場合には比例
制御(P項制御)を行う。第6図は係数Ko2を補
正するための補正値Piを決定するためのNe―Pi
テーブルであり、回転数Neは例えば1500rpm〜
3500rpmまでの範囲で5段階NFB1〜5が設定されて
おり、それに対応してPiがP1〜6まで設定されてお
り、O2センサの出力レベルの反転時に係数Ko2に
対し加減される補正値Piをエンジン回転数Neに
よつて決定する(ステツプ9)。次に、O2センサ
の出力レベルがLOWであるか否かを判定し(ステ
ツプ10)、答が肯定(Yes)であればKo2に前
記テーブルより得られたPi値を加算する(ステツ
プ11)。また答が否(No)の場合にはKo2から
前記Pi値を減算する(ステツプ12)。次いで、
斯く得られたKo2を基にしてその平均値KREFを算
出する(ステツプ13)。KREFは次のいずれか一
方を用いて算出される。
かを判定し(ステツプ7)、その答が肯定(Yes)
の場合には前回ループがオープンループか否かを
判定する(ステツプ8)。そして、前回ループが
オープンループでないと判定された場合には比例
制御(P項制御)を行う。第6図は係数Ko2を補
正するための補正値Piを決定するためのNe―Pi
テーブルであり、回転数Neは例えば1500rpm〜
3500rpmまでの範囲で5段階NFB1〜5が設定されて
おり、それに対応してPiがP1〜6まで設定されてお
り、O2センサの出力レベルの反転時に係数Ko2に
対し加減される補正値Piをエンジン回転数Neに
よつて決定する(ステツプ9)。次に、O2センサ
の出力レベルがLOWであるか否かを判定し(ステ
ツプ10)、答が肯定(Yes)であればKo2に前
記テーブルより得られたPi値を加算する(ステツ
プ11)。また答が否(No)の場合にはKo2から
前記Pi値を減算する(ステツプ12)。次いで、
斯く得られたKo2を基にしてその平均値KREFを算
出する(ステツプ13)。KREFは次のいずれか一
方を用いて算出される。
KREF=CREF/A・Ko2p
+A−CREF/A・KREF′ ……(6)
但し、Ko2pは比例項(P項)動作直前または
直後のKo2の値、Aは定数(例えば、256)、CREF
は変数で、1乃至Aのうち適当な値に設定される
もの、KREF 1発関連する制御回路の最初の作動の
開始から前回の比例項制御動作発生時までに得ら
れたKo2の平均値である。
直後のKo2の値、Aは定数(例えば、256)、CREF
は変数で、1乃至Aのうち適当な値に設定される
もの、KREF 1発関連する制御回路の最初の作動の
開始から前回の比例項制御動作発生時までに得ら
れたKo2の平均値である。
変数CREFの値によつて各P項動作時のKo2p値
のKREFに対する割合が変わるので、このCREF値を
対象とされる空燃比帰還制御装置、エンジン等の
仕様に応じて1―Aの範囲で適当な値に設定する
ことにより最適なKREFを得ることができる。
のKREFに対する割合が変わるので、このCREF値を
対象とされる空燃比帰還制御装置、エンジン等の
仕様に応じて1―Aの範囲で適当な値に設定する
ことにより最適なKREFを得ることができる。
上記のように、KREFはP項動作直前または直後
のKo2p値に基づいて算出されるが、この理由は、
P項動作直前または直後、即ちO2センサの出力
レベルが反転した時点でのエンジンの混合気の空
燃比が理論混合比(=14.7)に最も近い値を有す
るからであり、これにより混合気の空燃比が理論
混合比に近い値を有する状態でのKo2の平均値を
得ることができ、従つてエンジンの作動条件に最
も適合したKREF値を算出することができる。第7
図はKo2pをP項動作直後に検出する状態を示す
グラフである。●印は各P項動作直後における
Ko2pを示し、Ko2p1は最新、即ち現在時におけ
るKo2pであり、Ko2p6は現在時から第6番目の
P項動作の直後に検出されるKo2pである。
のKo2p値に基づいて算出されるが、この理由は、
P項動作直前または直後、即ちO2センサの出力
レベルが反転した時点でのエンジンの混合気の空
燃比が理論混合比(=14.7)に最も近い値を有す
るからであり、これにより混合気の空燃比が理論
混合比に近い値を有する状態でのKo2の平均値を
得ることができ、従つてエンジンの作動条件に最
も適合したKREF値を算出することができる。第7
図はKo2pをP項動作直後に検出する状態を示す
グラフである。●印は各P項動作直後における
Ko2pを示し、Ko2p1は最新、即ち現在時におけ
るKo2pであり、Ko2p6は現在時から第6番目の
P項動作の直後に検出されるKo2pである。
またKo2の平均値は上記式(6)に代えて、次の式
によつても算出することができる。
によつても算出することができる。
KREF=1/BB
〓j=1
Ko2Pj ……(7)
但し、Ko2pjは現在のP項動作時に対しj回前
のP項動作の直前又は直後に発生するKo2p、B
は定数であり、平均値の計算に供されるP項動作
回数(O2センサの反転回数)である。Bの値が
大きい程各P項動作時のKo2pのKREFに対する割
合が大きいので、式(6)と同様に、B値を対象空燃
比帰還制御装置、エンジン等の仕様によつて適当
値に設定する。
のP項動作の直前又は直後に発生するKo2p、B
は定数であり、平均値の計算に供されるP項動作
回数(O2センサの反転回数)である。Bの値が
大きい程各P項動作時のKo2pのKREFに対する割
合が大きいので、式(6)と同様に、B値を対象空燃
比帰還制御装置、エンジン等の仕様によつて適当
値に設定する。
式(7)のように現在のP項動作時からB回前まで
の各P項動作時のKo2pjをその発生毎に積算して
その平均値KREFを求めてもよい。
の各P項動作時のKo2pjをその発生毎に積算して
その平均値KREFを求めてもよい。
更に、上述の式(6),(7)に依れば、KREFは各O2
フイードバツク制御時において各Ko2p発生毎に
その値を式に導入してその都度更新するので、エ
ンジンの作動状態を十分に反映したKREFを常に得
ることができる。
フイードバツク制御時において各Ko2p発生毎に
その値を式に導入してその都度更新するので、エ
ンジンの作動状態を十分に反映したKREFを常に得
ることができる。
上述のように算出されたP項発生時の係数Ko2
の平均値KREFは当該O2フイードバツク制御の終
了直後のオープンループ制御時(例えば、アイド
ル域、パーシヤル負荷域、スロツトル弁全開時、
減速域)において他の補正係数、即ちスロツトル
弁全開時の補正係数KWOTおよびリーン化作動時
の補正係数KLSと共に適用される。すなわち、第
8図に示すように、例えばスロツトル弁全開域で
はKo2を直前のO2フイードバツク制御時に得られ
た平均値をKREFにするとともに、当該スロツトル
弁全開域の係数KWOTを所定値1.2、リーン化作動
域の係数KLSを1.0にする。またリーン化作動域お
よび減速域では係数Ko2を上記KREFに、係数KLS
を所定値0.8にするとともに係数KWOTを1.0にし、
アイドル域では係数Ko2を上記KREFに、係数KLS,
KWOTを共に1.0にする。
の平均値KREFは当該O2フイードバツク制御の終
了直後のオープンループ制御時(例えば、アイド
ル域、パーシヤル負荷域、スロツトル弁全開時、
減速域)において他の補正係数、即ちスロツトル
弁全開時の補正係数KWOTおよびリーン化作動時
の補正係数KLSと共に適用される。すなわち、第
8図に示すように、例えばスロツトル弁全開域で
はKo2を直前のO2フイードバツク制御時に得られ
た平均値をKREFにするとともに、当該スロツトル
弁全開域の係数KWOTを所定値1.2、リーン化作動
域の係数KLSを1.0にする。またリーン化作動域お
よび減速域では係数Ko2を上記KREFに、係数KLS
を所定値0.8にするとともに係数KWOTを1.0にし、
アイドル域では係数Ko2を上記KREFに、係数KLS,
KWOTを共に1.0にする。
ここで第5図に戻り、前記ステツプ7において
答が否(No)である場合、即ちO2センサ出力レ
ベルが同一レベルに接続されている場合、また
は、ステツプ8において答が肯定(Yes)の場
合、即ち前記ループがオープンループであつた場
合には積分制御(項制御)を行う。即ち、先ず
O2センサの出力レベルがLOWか否かを判定し(ス
テツプ14)、その答が肯定(Yes)の場合には
TDC信号のパルス数をカウントし(ステツプ1
5)、そのカウント数NILが所定値NI(例えば30パ
ルス)に達したか否かを判定し(ステツプ16)、
まだ達していない場合にはKo2をその直前の値に
保持し(ステツプ17)、NILがNIに達した場合
にはKo2に所定値Δk(例えばKo2の0.3%程度)を
加える(ステツプ18)。同時にそれまでカウン
トしたパルス数NILを0にリセツトして(ステツ
プ19)、NILがNIに達する毎にKo2に所定値Δk
を加えるようにする。他方、前記ステツプ14で
答が否(No)であつた場合には、TDC信号のパ
ルス数をカウントし(ステツプ20)、そのカウ
ント数NIHが所定値NIに達したか否かを判定し
(ステツプ21)、その答が否(No)の場合には
Ko2の値はその直前の値に維持し(ステツプ2
2)、答が肯定(Yes)の場合にはKo2から所定
値Δkを減算し(ステツプ23)、前記カウントし
たパルス数NIHを0にリセツトし(ステツプ2
4)、上述と同様にNIHがNIに達する毎にKo2から
所定値Δkを減算するようにする。
答が否(No)である場合、即ちO2センサ出力レ
ベルが同一レベルに接続されている場合、また
は、ステツプ8において答が肯定(Yes)の場
合、即ち前記ループがオープンループであつた場
合には積分制御(項制御)を行う。即ち、先ず
O2センサの出力レベルがLOWか否かを判定し(ス
テツプ14)、その答が肯定(Yes)の場合には
TDC信号のパルス数をカウントし(ステツプ1
5)、そのカウント数NILが所定値NI(例えば30パ
ルス)に達したか否かを判定し(ステツプ16)、
まだ達していない場合にはKo2をその直前の値に
保持し(ステツプ17)、NILがNIに達した場合
にはKo2に所定値Δk(例えばKo2の0.3%程度)を
加える(ステツプ18)。同時にそれまでカウン
トしたパルス数NILを0にリセツトして(ステツ
プ19)、NILがNIに達する毎にKo2に所定値Δk
を加えるようにする。他方、前記ステツプ14で
答が否(No)であつた場合には、TDC信号のパ
ルス数をカウントし(ステツプ20)、そのカウ
ント数NIHが所定値NIに達したか否かを判定し
(ステツプ21)、その答が否(No)の場合には
Ko2の値はその直前の値に維持し(ステツプ2
2)、答が肯定(Yes)の場合にはKo2から所定
値Δkを減算し(ステツプ23)、前記カウントし
たパルス数NIHを0にリセツトし(ステツプ2
4)、上述と同様にNIHがNIに達する毎にKo2から
所定値Δkを減算するようにする。
第9図乃至第12図は上述した本発明の空燃比
帰還制御装置に使用されるECU5の内部構成の
回路図で、特に補正係数Ko2およびKREFの算出ブ
ロツクの回路図を示す。
帰還制御装置に使用されるECU5の内部構成の
回路図で、特に補正係数Ko2およびKREFの算出ブ
ロツクの回路図を示す。
先ず、第9図は特に補正係数Ko2,KREFの算出
ブロツクを明示したECU5の内部構成の全体を
示し、前記第1図におけるエンジン回転数センサ
11のTDC信号は次段のシーケンスクロツク発
生回路502と共に波形整形回路を構成するワン
シヨツト回路501に供給される。該ワンシヨツ
ト回路501は各TDC信号毎に出力信号Soを発
生し、その信号Soはシーケンスクロツク発生回
路502を作動させてクロツク信号CP0〜9を順次
発生させる。クロツク信号CP0は回転数Ne値レ
ジスタ503に供給されて基準クロツク発生器5
09からの基準クロツクパルスをカウントする回
転数カウンタ504の直前のカウント値をNe値
レジスタ503にセツトさせる。次いでクロツク
信号CP1は回転数カウンタ504に供給され該カ
ウンタの直前のカウント値を0にリセツトさせ
る。従つて、エンジン回転数NeはTDC信号のパ
ルス間にカウントされた数として計測され、その
計測回転数Neが上記回転数Ne値レジスタ503
にストアされる。更にクロツク信号CP0〜9は後述
する第11図乃至第12図の各回路に供給され
る。
ブロツクを明示したECU5の内部構成の全体を
示し、前記第1図におけるエンジン回転数センサ
11のTDC信号は次段のシーケンスクロツク発
生回路502と共に波形整形回路を構成するワン
シヨツト回路501に供給される。該ワンシヨツ
ト回路501は各TDC信号毎に出力信号Soを発
生し、その信号Soはシーケンスクロツク発生回
路502を作動させてクロツク信号CP0〜9を順次
発生させる。クロツク信号CP0は回転数Ne値レ
ジスタ503に供給されて基準クロツク発生器5
09からの基準クロツクパルスをカウントする回
転数カウンタ504の直前のカウント値をNe値
レジスタ503にセツトさせる。次いでクロツク
信号CP1は回転数カウンタ504に供給され該カ
ウンタの直前のカウント値を0にリセツトさせ
る。従つて、エンジン回転数NeはTDC信号のパ
ルス間にカウントされた数として計測され、その
計測回転数Neが上記回転数Ne値レジスタ503
にストアされる。更にクロツク信号CP0〜9は後述
する第11図乃至第12図の各回路に供給され
る。
これと並行して、スロツトル弁開度センサ4、
絶対圧センサ8およびエンジン水温センサ10の
各出力信号はA/Dコンバータ505に供給され
てデジタル信号に変換された後、それぞれスロツ
トル弁開度θTH値レジスタ506、絶対圧PB値レ
ジスタ507、およびエンジン水温TW値レジス
タ508に供給され、上記レジスタのストア値は
前述のエンジン回転数レジスタ503のストア値
と共に基本Ti算出制御回路521および特定運
転状態検出回路510に供給される。また、PB
値レジスタ507とNe値レジスタ503のスト
ア値は、リーン化作動検出回路593にも供給さ
れ、該回路593からこれらのストア値に応じて
リーン化作動時の補正係数KLS値信号が特定運転
状態検出回路510に送られる。更に、Ne値レ
ジスタ503,PB値レジスタ507およびTW値
レジスタ508のストア値はフユーエルカツト検
出回路594にも供給され、該回路594はそれ
らのストア値に応じてフユーエルカツト状態を示
す2値信号を特定運転状態検出回路510に送
る。基本Ti算出制御回路は上記各レジスタ50
3,506―508からの入力値に基づいて係数
算出処理を行ない、これらの算出値により基本噴
射時間Tiを決定する。また、特定運転状態検出
回路510は更にO2センサ15の出力を入力さ
れ、第1図のO2センサ15の活性化が完了した
ことを条件として、上記各レジスタ503,50
6―508並びに検出回路593,594からの
入力値に応じてエンジンが特定の運転状態(例え
ばスロツトル弁全開域、アイドル域、減速域、リ
ーン化作動域のいずれか)にあるか否かを判別
し、この特定運転状態の条件が成立したときはそ
の出力端子510bからオープンループ信号とし
て出力=1を出力する一方、特定運転状態のいず
れの条件も不成立のときは、即ちエンジンがO2
センサによる空燃比フイードバツク作動状態にあ
るときはその出力端子510aからクローズドル
ープ信号として出力=1を出力する。これらの出
力端子510a,510bからの出力=1は
AND回路511,512の各一方の入力端子に
供給される。AND回路511,512の各他方
の入力端子には第1所定値メモリ513および第
2所定値メモリ514のストア値がそれぞれ供給
される。第1所定値メモリ513には特定運転状
態条件不成立時、即ちO2フイードバツク制御時
に適用される係数(例えばWWOT=1.0,KLS=1.0)
が、第2所定値メモリ514には特定運転状態条
件成立時、即ちオープンループ制御時に適用され
る係数(例えば、スロツトル弁全開域ではKWOT
=1.2,KLS=1.0、リーン化作動域ではKWOT=1.0,
KLS=0.8、減速域ではKWOT,KLS共1.0)がそれぞ
れ記憶されている。AND回路511,512は
前記各一方の入力端子に特定運転状態検出回路5
10からの出力=1が供給されている間それぞれ
上記メモリ513,514からのストア値を第2
係数としてOR回路515を介して後述の乗算回
路524に供給する。
絶対圧センサ8およびエンジン水温センサ10の
各出力信号はA/Dコンバータ505に供給され
てデジタル信号に変換された後、それぞれスロツ
トル弁開度θTH値レジスタ506、絶対圧PB値レ
ジスタ507、およびエンジン水温TW値レジス
タ508に供給され、上記レジスタのストア値は
前述のエンジン回転数レジスタ503のストア値
と共に基本Ti算出制御回路521および特定運
転状態検出回路510に供給される。また、PB
値レジスタ507とNe値レジスタ503のスト
ア値は、リーン化作動検出回路593にも供給さ
れ、該回路593からこれらのストア値に応じて
リーン化作動時の補正係数KLS値信号が特定運転
状態検出回路510に送られる。更に、Ne値レ
ジスタ503,PB値レジスタ507およびTW値
レジスタ508のストア値はフユーエルカツト検
出回路594にも供給され、該回路594はそれ
らのストア値に応じてフユーエルカツト状態を示
す2値信号を特定運転状態検出回路510に送
る。基本Ti算出制御回路は上記各レジスタ50
3,506―508からの入力値に基づいて係数
算出処理を行ない、これらの算出値により基本噴
射時間Tiを決定する。また、特定運転状態検出
回路510は更にO2センサ15の出力を入力さ
れ、第1図のO2センサ15の活性化が完了した
ことを条件として、上記各レジスタ503,50
6―508並びに検出回路593,594からの
入力値に応じてエンジンが特定の運転状態(例え
ばスロツトル弁全開域、アイドル域、減速域、リ
ーン化作動域のいずれか)にあるか否かを判別
し、この特定運転状態の条件が成立したときはそ
の出力端子510bからオープンループ信号とし
て出力=1を出力する一方、特定運転状態のいず
れの条件も不成立のときは、即ちエンジンがO2
センサによる空燃比フイードバツク作動状態にあ
るときはその出力端子510aからクローズドル
ープ信号として出力=1を出力する。これらの出
力端子510a,510bからの出力=1は
AND回路511,512の各一方の入力端子に
供給される。AND回路511,512の各他方
の入力端子には第1所定値メモリ513および第
2所定値メモリ514のストア値がそれぞれ供給
される。第1所定値メモリ513には特定運転状
態条件不成立時、即ちO2フイードバツク制御時
に適用される係数(例えばWWOT=1.0,KLS=1.0)
が、第2所定値メモリ514には特定運転状態条
件成立時、即ちオープンループ制御時に適用され
る係数(例えば、スロツトル弁全開域ではKWOT
=1.2,KLS=1.0、リーン化作動域ではKWOT=1.0,
KLS=0.8、減速域ではKWOT,KLS共1.0)がそれぞ
れ記憶されている。AND回路511,512は
前記各一方の入力端子に特定運転状態検出回路5
10からの出力=1が供給されている間それぞれ
上記メモリ513,514からのストア値を第2
係数としてOR回路515を介して後述の乗算回
路524に供給する。
一方、第1図のO2センサ15の出力は第9図
のリーン/リツチ比較回路516に入力され、こ
の比較回路516にてO2センサの出力レベルが
LOWであるかHighであるかが判別され、この判別
信号がKo2算出回路517に供給される。Ko2算
出回路517は更に特定運転状態検出回路510
の出力端子510aからのクローズドループ信号
を入力され、該回路517は後述するように該判
引信号の値に応じてKo2の値を算出し、この算出
Ko2値をAND回路518の一方の入力端子に供
給する。AND回路518の他方の入力端子には
前記の特定運転状態検出回路510の出力端子5
10aからのクローズドループ信号=1が供給さ
れるようになつており、特定運転状態以外のO2
フイードバツク制御時にはAND回路518は
Ko2算出回路517からの算出Ko2値信号をOR
回路520を介して第1乗算回路523の一方の
入力端子に第1係数bとして供給する。第1乗算
回路523の他方の入力端子には基本Ti算出制
御回路521からの基本値Tiが入力aとして入
力され、このTi値aと上記算出Ko2値bを乗算
し、その乗算値信号a×b=Ti×Ko2を第2乗算
回路524の一方の入力端子に入力cとして供給
する。この第2乗算回路524の他方の入力端子
は前述したようにクローズドループ時の係数
KWOT,KLS(共に1.0)が入力dとして入力されて
おり、回路524は上記乗算値信号a×b=Ti
×Ko2と上記係数KWOT,KLSとを乗算して基準値
TOUT(実際には第1乗算回路523の出力乗算値
と変らない)を得てTOUT値レジスタ525に供
給する。そして、TOUT値制御回路526におい
てレジスタ525から供給されたTOUT値に前述
した他の補正係数KTA,KAFC,KPA,KAST等、定
数TACC,TDECTV等を適宜加算および/または乗
算して前述した基本式による演算処理を行ない、
メインインジエクタに所定の駆動出力を供給す
る。
のリーン/リツチ比較回路516に入力され、こ
の比較回路516にてO2センサの出力レベルが
LOWであるかHighであるかが判別され、この判別
信号がKo2算出回路517に供給される。Ko2算
出回路517は更に特定運転状態検出回路510
の出力端子510aからのクローズドループ信号
を入力され、該回路517は後述するように該判
引信号の値に応じてKo2の値を算出し、この算出
Ko2値をAND回路518の一方の入力端子に供
給する。AND回路518の他方の入力端子には
前記の特定運転状態検出回路510の出力端子5
10aからのクローズドループ信号=1が供給さ
れるようになつており、特定運転状態以外のO2
フイードバツク制御時にはAND回路518は
Ko2算出回路517からの算出Ko2値信号をOR
回路520を介して第1乗算回路523の一方の
入力端子に第1係数bとして供給する。第1乗算
回路523の他方の入力端子には基本Ti算出制
御回路521からの基本値Tiが入力aとして入
力され、このTi値aと上記算出Ko2値bを乗算
し、その乗算値信号a×b=Ti×Ko2を第2乗算
回路524の一方の入力端子に入力cとして供給
する。この第2乗算回路524の他方の入力端子
は前述したようにクローズドループ時の係数
KWOT,KLS(共に1.0)が入力dとして入力されて
おり、回路524は上記乗算値信号a×b=Ti
×Ko2と上記係数KWOT,KLSとを乗算して基準値
TOUT(実際には第1乗算回路523の出力乗算値
と変らない)を得てTOUT値レジスタ525に供
給する。そして、TOUT値制御回路526におい
てレジスタ525から供給されたTOUT値に前述
した他の補正係数KTA,KAFC,KPA,KAST等、定
数TACC,TDECTV等を適宜加算および/または乗
算して前述した基本式による演算処理を行ない、
メインインジエクタに所定の駆動出力を供給す
る。
上述のO2フイードバツク制御時においてAND
回路518の出力は平均値算出回路519にも供
給され、該回路519はO2フイードバツク制御
時に逐次入力される算出Ko2の値に基づいてその
平均値KREFを算出し、このKREF値信号をAND回
路522の一方の入力端子に供給する。
回路518の出力は平均値算出回路519にも供
給され、該回路519はO2フイードバツク制御
時に逐次入力される算出Ko2の値に基づいてその
平均値KREFを算出し、このKREF値信号をAND回
路522の一方の入力端子に供給する。
次いで、エンジンの特定運転状態が検出回路5
10により検出されると、AND回路522の他
方の入力端子に回路510からオープンープ信号
=1が供給されるので、上記平均値算出回路51
9の算出KREF値信号は該AND回路522,OR回
路520を介して第1乗算回路523に第1係数
として供給される。第1乗算回路523は前述と
同様に基本値Tiとこの算出KREFとを乗算して得
た値の信号を第2乗算回路524に供給する。オ
ープンループ時には前述した第2所定値メモリ5
14の係数(KWOT,KLS)がAND回路512,
OR回路515を介して第2乗算回路524に第
2係数として入力されており、回路524は第1
乗算回路523からの乗算値とこの第2係数とを
乗算して、その乗算値の信号をTOUT値レジスタ
525に供給し、これ以後はTOUT値レジスタ5
25およびTOUT値制御回路526は前述したロ
ーズドループ時の作と同様な開弁時間制御を行な
う。
10により検出されると、AND回路522の他
方の入力端子に回路510からオープンープ信号
=1が供給されるので、上記平均値算出回路51
9の算出KREF値信号は該AND回路522,OR回
路520を介して第1乗算回路523に第1係数
として供給される。第1乗算回路523は前述と
同様に基本値Tiとこの算出KREFとを乗算して得
た値の信号を第2乗算回路524に供給する。オ
ープンループ時には前述した第2所定値メモリ5
14の係数(KWOT,KLS)がAND回路512,
OR回路515を介して第2乗算回路524に第
2係数として入力されており、回路524は第1
乗算回路523からの乗算値とこの第2係数とを
乗算して、その乗算値の信号をTOUT値レジスタ
525に供給し、これ以後はTOUT値レジスタ5
25およびTOUT値制御回路526は前述したロ
ーズドループ時の作と同様な開弁時間制御を行な
う。
第10図は第9図の特定運転状態回路510お
よびリーン/リツチ比較回路516の内部構成例
を示す回路図である。リーンリツチ比較回路51
6は反転入力端子にO2センサ15の出力を、非
反転入力端子に基準電圧E1を入力される比較器
COMP1から成り、比較器COMP1はO2センサの
出力が基準電圧E1より低いとき、即ち混合気が
リーン状態のときはHigh出力=1を、高いとき
即ち混合気がリツチ状態のときはLOW出力=0を
それぞれ出力し、第9図のKo2の算出回路517
に供給する。また、O2センサ15の出力は特定
運転状態検出回路510のO2センサ活性化判定
部の比較器COMP2にも供給される。O2センサは
活性化するにつれて内部抵抗が減少して出力電圧
が低下するが、比較器COMP2は反転入力端子に
入力されるO2センサ出力が非反転入力端子に入
力される基準電圧E2(例えば0.6V)よりも低くな
ると出力=1を出力しRSフリツプロツプ527
のセツト入力端子Sに印加する。RSフリツプフ
ロツプ527はエンジンの始動時には初期リセツ
ト信号をリセツト入力端子Rに供給されてQ出力
端子の出力を0にしているが、比較器COMP2か
ら出力=1を与えられるとQ出力端子から出力=
1を出力して活性化信号としてAND回路528
の一入力端子に供給する。
よびリーン/リツチ比較回路516の内部構成例
を示す回路図である。リーンリツチ比較回路51
6は反転入力端子にO2センサ15の出力を、非
反転入力端子に基準電圧E1を入力される比較器
COMP1から成り、比較器COMP1はO2センサの
出力が基準電圧E1より低いとき、即ち混合気が
リーン状態のときはHigh出力=1を、高いとき
即ち混合気がリツチ状態のときはLOW出力=0を
それぞれ出力し、第9図のKo2の算出回路517
に供給する。また、O2センサ15の出力は特定
運転状態検出回路510のO2センサ活性化判定
部の比較器COMP2にも供給される。O2センサは
活性化するにつれて内部抵抗が減少して出力電圧
が低下するが、比較器COMP2は反転入力端子に
入力されるO2センサ出力が非反転入力端子に入
力される基準電圧E2(例えば0.6V)よりも低くな
ると出力=1を出力しRSフリツプロツプ527
のセツト入力端子Sに印加する。RSフリツプフ
ロツプ527はエンジンの始動時には初期リセツ
ト信号をリセツト入力端子Rに供給されてQ出力
端子の出力を0にしているが、比較器COMP2か
ら出力=1を与えられるとQ出力端子から出力=
1を出力して活性化信号としてAND回路528
の一入力端子に供給する。
更に、各特定運転状態の判別基準となる所定値
を記憶するメモリ、即ちそれぞれスロツトル弁全
開域、アイドル域、減速域、リーン化作動域を判
定するためのθWOT値メモリ529,NIDL値メモリ
530,PBIDL値メモリ531,PBDEC値メモリ5
32,KLS=1.0メモリ533が、それぞれ対応す
る比較回路534―538に接続されている。こ
れらの比較回路534―538は下記するよう
に、各特定運転状態の条件が不成立のとき出力=
1をそれぞれ出力するようになつている。
を記憶するメモリ、即ちそれぞれスロツトル弁全
開域、アイドル域、減速域、リーン化作動域を判
定するためのθWOT値メモリ529,NIDL値メモリ
530,PBIDL値メモリ531,PBDEC値メモリ5
32,KLS=1.0メモリ533が、それぞれ対応す
る比較回路534―538に接続されている。こ
れらの比較回路534―538は下記するよう
に、各特定運転状態の条件が不成立のとき出力=
1をそれぞれ出力するようになつている。
先ず比較回路534においては所定θWOT(例え
ば50゜)≧実際のスロツトル弁開度θ、即ち図にお
いてA1≧B1のとき出力=1を出力し、AND回路
528に供給する。比較回路535では所定回転
数NIDL(例えば1000rpm)≦実際の回転数Ne、即
ち所定回転数に対応する入力A2と実際の回転数
に対するTDC間の時間カウント値入力B2とがA2
≧B2のとき出力=1を出力する。尚、NIDLメモ
リ530では、回転数NeはTDC信号パルス間の
基準クロツクパルスをカウントして得られる値で
あることに対応して所定NIDL値の逆数が記憶され
ている。また、比較回路536では所定絶対圧
PBIDL(例えば360mmHg)≦実際の絶対圧PB、即ち
A3≦B3のとき出力=1を出力する。両比較器5
35,536のいずれかの出力=1が発生したと
き該出力はOR回路539を介してAND回路52
8に供給する。
ば50゜)≧実際のスロツトル弁開度θ、即ち図にお
いてA1≧B1のとき出力=1を出力し、AND回路
528に供給する。比較回路535では所定回転
数NIDL(例えば1000rpm)≦実際の回転数Ne、即
ち所定回転数に対応する入力A2と実際の回転数
に対するTDC間の時間カウント値入力B2とがA2
≧B2のとき出力=1を出力する。尚、NIDLメモ
リ530では、回転数NeはTDC信号パルス間の
基準クロツクパルスをカウントして得られる値で
あることに対応して所定NIDL値の逆数が記憶され
ている。また、比較回路536では所定絶対圧
PBIDL(例えば360mmHg)≦実際の絶対圧PB、即ち
A3≦B3のとき出力=1を出力する。両比較器5
35,536のいずれかの出力=1が発生したと
き該出力はOR回路539を介してAND回路52
8に供給する。
比較回路537では所定絶対圧PBDEC≦実際の
絶対圧PB、即ちA4≦B4のとき出力=1を出力し、
AND回路540の一方の入力端子に供給する。
AND回路540はこの出力=1と共に他方の入
力端子に入力されるフユーエルカツト不成立時の
2値信号=1が入力されると出力=1をAND回
路528に供給する。更に、比較器538では実
際の補正係数KLS=1.0、即ちA5=B5のとき出力
=1を出力してAND回路528に供給する。
AND回路528は前述のO2センサ活性化信号=
1と共に、上記比較回路534―538のすべて
の出力=1が入力されたとき出力=1をクローズ
ドループ信号として出力端子510aから出力す
る。また、O2活性化信号=1が入力されていな
いとき、または上記比較回路534―536のい
ずれか1つの出力が0のときは当然AND回路5
28の出力は0であり、このときはこの出力=0
はAND回路528の出力側に接続されたインバ
ータ541により出力=1に反転されてオープン
ループ信号として出力端子510bを介して出力
される。
絶対圧PB、即ちA4≦B4のとき出力=1を出力し、
AND回路540の一方の入力端子に供給する。
AND回路540はこの出力=1と共に他方の入
力端子に入力されるフユーエルカツト不成立時の
2値信号=1が入力されると出力=1をAND回
路528に供給する。更に、比較器538では実
際の補正係数KLS=1.0、即ちA5=B5のとき出力
=1を出力してAND回路528に供給する。
AND回路528は前述のO2センサ活性化信号=
1と共に、上記比較回路534―538のすべて
の出力=1が入力されたとき出力=1をクローズ
ドループ信号として出力端子510aから出力す
る。また、O2活性化信号=1が入力されていな
いとき、または上記比較回路534―536のい
ずれか1つの出力が0のときは当然AND回路5
28の出力は0であり、このときはこの出力=0
はAND回路528の出力側に接続されたインバ
ータ541により出力=1に反転されてオープン
ループ信号として出力端子510bを介して出力
される。
第11図は第9図のKo2算出回路の内部構成例
を示す回路図である。第10図の特定運転状態検
出回路510からのクローズドループ信号=1
は、第1Dフリツプフロツプ542のD入力端子
に供給される。
を示す回路図である。第10図の特定運転状態検
出回路510からのクローズドループ信号=1
は、第1Dフリツプフロツプ542のD入力端子
に供給される。
このフリツプフロツプ542は今回時の運転状
態のフラグ信号を出力するもので、クローズドル
ープ時には出力=1、オープンループ時には出力
=0をそれぞれ出力する。すなわち、上記クロー
ズドループ信号=1を入力されたときは、第9図
のシーケンスクロツク発生回路502からのクロ
ツクパルスCP1の入力タイミングでQ出力端子に
出力=1を出力し、AND回路544,545,
546に供給する。第1Dフリツプフロツプ54
2には第2Dフリツプフロツプ543が接続され
ているが、このフリツプフロツプ543は前回時
の運転状態のフラグ信号を出力するもので、その
Q出力端子には前回時がクローズドループであれ
ば出力=1が、オープンループであれば出力=0
がそれぞれ出力される。ここで、前回がクローズ
ループであると仮定すれば、第2Dフリツプフロ
ツプ543から出力=1が出力されてこの出力=
1は直接AND回路544に、且つインバータ5
47を介してAND回路545にそれぞれ供給さ
れる。
態のフラグ信号を出力するもので、クローズドル
ープ時には出力=1、オープンループ時には出力
=0をそれぞれ出力する。すなわち、上記クロー
ズドループ信号=1を入力されたときは、第9図
のシーケンスクロツク発生回路502からのクロ
ツクパルスCP1の入力タイミングでQ出力端子に
出力=1を出力し、AND回路544,545,
546に供給する。第1Dフリツプフロツプ54
2には第2Dフリツプフロツプ543が接続され
ているが、このフリツプフロツプ543は前回時
の運転状態のフラグ信号を出力するもので、その
Q出力端子には前回時がクローズドループであれ
ば出力=1が、オープンループであれば出力=0
がそれぞれ出力される。ここで、前回がクローズ
ループであると仮定すれば、第2Dフリツプフロ
ツプ543から出力=1が出力されてこの出力=
1は直接AND回路544に、且つインバータ5
47を介してAND回路545にそれぞれ供給さ
れる。
一方、第10図に詳示したリーン/リツチ比較
回路516からのリーン・リツチ判別信号は第
3Dフリツプフロツプ548のD入力端子に入力
される。この第3Dフリツプフロツプ548は今
回時のO2センサ出力のフラグ信号を出力するも
ので、リーン/リツチ比較回路516からリーン
状態信号=1を入力されるとQ出力端子に出力=
1を、リツチ状態信号=0を入力されると出力=
0を、それぞれクロツクパルスCP1の入力タイミ
ングで出力する、この第3Dフリツプフロツプ5
48には第4Dフリツプフロツプ549が接続さ
れているが、このフリツプフロツプ549は前回
時のO2センサ出力のフラグ信号を出力するもの
で、そのQ出力端子には前回時のO2センサ出力
がリーン状態を示しておれば、出力=1が、リツ
チ状態を示してあれば出力=0がそれぞれ出力さ
れている。従つて、前回時と今回時との間でリー
ン/リツチ比較回路516のリーン・リツチ判別
信号が反転すれば、第3,第4フリツプフロツプ
548,549の出力は互いに異なり、例えば一
方が1であれば他方は0である。両フリツプフロ
ツプ548,549の出力は排他的OR回路55
0に入力されるが、リーン・リツチ判別信号の反
転時は両フリツプフロツプ548,549の出力
が互いに異なるので排他的OR回路550は出力
=1を出力し、この出力=1は直接に前述の
AND回路544,545に、またインバータ5
51を介してAND回路546に供給される。
回路516からのリーン・リツチ判別信号は第
3Dフリツプフロツプ548のD入力端子に入力
される。この第3Dフリツプフロツプ548は今
回時のO2センサ出力のフラグ信号を出力するも
ので、リーン/リツチ比較回路516からリーン
状態信号=1を入力されるとQ出力端子に出力=
1を、リツチ状態信号=0を入力されると出力=
0を、それぞれクロツクパルスCP1の入力タイミ
ングで出力する、この第3Dフリツプフロツプ5
48には第4Dフリツプフロツプ549が接続さ
れているが、このフリツプフロツプ549は前回
時のO2センサ出力のフラグ信号を出力するもの
で、そのQ出力端子には前回時のO2センサ出力
がリーン状態を示しておれば、出力=1が、リツ
チ状態を示してあれば出力=0がそれぞれ出力さ
れている。従つて、前回時と今回時との間でリー
ン/リツチ比較回路516のリーン・リツチ判別
信号が反転すれば、第3,第4フリツプフロツプ
548,549の出力は互いに異なり、例えば一
方が1であれば他方は0である。両フリツプフロ
ツプ548,549の出力は排他的OR回路55
0に入力されるが、リーン・リツチ判別信号の反
転時は両フリツプフロツプ548,549の出力
が互いに異なるので排他的OR回路550は出力
=1を出力し、この出力=1は直接に前述の
AND回路544,545に、またインバータ5
51を介してAND回路546に供給される。
ここで今回時がクローズドループであり且つ前
回時がクロローズドループであると仮定すると、
リーン・リツチ判別信号が前回時と今回時間で反
転した場合はAND回路544にはすべての入力
端子にフリツプフロツプ542,543および排
他的OR回路550のいずれからも出力=1を入
力されるのでAND回路544は出力=1をの比
例出力する。この出力は後述のように比例(P
項)制御指令信号として使用され、空燃比制御が
行われる。尚、この仮定時には、AND回路54
5,546にはそれぞれインバータ547,55
1の作用によつて各々入力端子の一つに出力=0
が入力されるので、両AND回路545,546
の出力側に接続されたOR回路552の出力(そ
の値が1のとき積分(I項)制御指令信号として
使用される)は0であり、積分制御は行われな
い。
回時がクロローズドループであると仮定すると、
リーン・リツチ判別信号が前回時と今回時間で反
転した場合はAND回路544にはすべての入力
端子にフリツプフロツプ542,543および排
他的OR回路550のいずれからも出力=1を入
力されるのでAND回路544は出力=1をの比
例出力する。この出力は後述のように比例(P
項)制御指令信号として使用され、空燃比制御が
行われる。尚、この仮定時には、AND回路54
5,546にはそれぞれインバータ547,55
1の作用によつて各々入力端子の一つに出力=0
が入力されるので、両AND回路545,546
の出力側に接続されたOR回路552の出力(そ
の値が1のとき積分(I項)制御指令信号として
使用される)は0であり、積分制御は行われな
い。
ここで、リーン・リツチ判別信号や前回時と今
回時間で反転しない場合は上述とは反対にAND
回路544の出力が0となつてP項制御は行われ
ない一方、AND回路546の出力が1となり、
OR回路552を介してI項制御指令信号が出力
されて項制御が行われる。
回時間で反転しない場合は上述とは反対にAND
回路544の出力が0となつてP項制御は行われ
ない一方、AND回路546の出力が1となり、
OR回路552を介してI項制御指令信号が出力
されて項制御が行われる。
また、前回時がオープンループのときも、
AND回路544の出力は0となる一方、フリツ
プフロツプ543の出力が0となるため該出力=
0をインバータ547を介して入力されるAND
回路545の出力が1となつて、I項制御が行わ
れる。
AND回路544の出力は0となる一方、フリツ
プフロツプ543の出力が0となるため該出力=
0をインバータ547を介して入力されるAND
回路545の出力が1となつて、I項制御が行わ
れる。
上述した作動はすべて今回時がクローズドルー
プの場合に行われる場合について適用されれるも
のであるが今回時がオープンループのときは第
1Dフリツプフロツプ542の出力が0となり、
従つてすべてのAND回路544,545,54
6の各一入力端子にはこの出力=0が入力される
ためP項、I項制御とも行なわれない。
プの場合に行われる場合について適用されれるも
のであるが今回時がオープンループのときは第
1Dフリツプフロツプ542の出力が0となり、
従つてすべてのAND回路544,545,54
6の各一入力端子にはこの出力=0が入力される
ためP項、I項制御とも行なわれない。
尚、今回時のサイクル終了時には、第2、第4
フリツプフロツプ543,549はクロツクパル
スCP6により再セツトされて今回時の運転状態と
O2センサ出力の各フラグ信号をそれぞれ出力す
るようにされる。
フリツプフロツプ543,549はクロツクパル
スCP6により再セツトされて今回時の運転状態と
O2センサ出力の各フラグ信号をそれぞれ出力す
るようにされる。
次に、第11図の回路においてI項制御が行わ
れる場合について説明する。前述のOR回路55
2の出力=1はAND回路553,554の各一
入力端子に入力される。ここで第9,10図のリ
ーン/リツチ比較回路516のリーン・リツチ判
別信号のレベルがHigh、即ち空燃比がリーン状
態の時は第3Dフリツプフロツプ548の出力=
1が前記一方のAND回路553の別の入力端子
に直接入力され、他方のAND回路554にはイ
ンバータ555を介して出力=0が入力される。
従つて、O2センサ出力が混合気のリーン状態を
示すときはAND回路553が作動する。AND回
路553は上記両出力=1が入力されている状態
においてクロツクパルスCP2の入力毎に単一パル
スを出力しNILカウンタ556に印加し、該カウ
ンタ556はこのパルス数をカウントし、カウン
ト値を比較回路557に入力B6として印加する。
比較回路557はこのカウント値B6と所定NI値
メモリ558からのNI値A6とを比較し、A6=B6
になつた時出力=1を第5Dフリツプフロツプ5
59のD入力端子に供給する。このとき第5Dフ
リツプフロツプ559はクロツクパルスCP1によ
りリセツトされた状態にあるが、クロツクパルス
CP3の入力タイミングでQ出力端子に出力=1を
出力し、Δk値加算指令信号としてAND回路56
1の3個の入力端子の1つに供給する。この
AND回路561の別の入力端子には前述したOR
回路552からのI項制御指令信号=1が入力さ
れており、AND回路561はこれら2つの信号
=1が入力されていることを条件として最後の入
力端子に入力される、Ko2に加算すべき1回分の
変化量であるΔk値を記憶するメモリ562のΔk
値信号をOR回路563を介して加算回路564
に入力Yとして供給する。この加算回路564に
は前回時のKo2値が入力Xとして入力されてお
り、このKo2値XとΔk値Yとの加算値X+Yを
クロツクパルスCP4の入力タイミングでKo2値補
助レジスタ565にセツトし、次いでクロツクパ
ルスCP5の入力タイミングで補助レジスタ565
のストア値X+YをKo2値レジスタ566にセツ
トし、Ko2値が更新される。このKo2値は次回の
制御サイクル時において前回Ko2値Xとして使用
されるべく加算回路564に入力される。これと
同時に上記クロツクパルスCP5は一入力端子に前
記フリツプフロツプ559からのΔk値加算指令
信号を入力されているAND回路560の他方の
入力端子に印加され、これによりAND回路56
0は単一パルスをOR回路567を介して前記
NILカウンタ556にリセツト信号として印加
し、そのカウント値を0にする。尚、上記比較器
557にて入力カウント値B6が所定ストア値NI
値A6に達しないときは前記Δk値加算指令信号が
発生しないので、上記加算回路564の入力値Y
は0であり、従つてKo2値補助レジスタ565,
Ko2値レジスタ566にそれぞれクロツクパルス
CP4,CP5が入力されてもこれらのレジスタのス
トア値は変化せず前回のKo2値を保持する。
れる場合について説明する。前述のOR回路55
2の出力=1はAND回路553,554の各一
入力端子に入力される。ここで第9,10図のリ
ーン/リツチ比較回路516のリーン・リツチ判
別信号のレベルがHigh、即ち空燃比がリーン状
態の時は第3Dフリツプフロツプ548の出力=
1が前記一方のAND回路553の別の入力端子
に直接入力され、他方のAND回路554にはイ
ンバータ555を介して出力=0が入力される。
従つて、O2センサ出力が混合気のリーン状態を
示すときはAND回路553が作動する。AND回
路553は上記両出力=1が入力されている状態
においてクロツクパルスCP2の入力毎に単一パル
スを出力しNILカウンタ556に印加し、該カウ
ンタ556はこのパルス数をカウントし、カウン
ト値を比較回路557に入力B6として印加する。
比較回路557はこのカウント値B6と所定NI値
メモリ558からのNI値A6とを比較し、A6=B6
になつた時出力=1を第5Dフリツプフロツプ5
59のD入力端子に供給する。このとき第5Dフ
リツプフロツプ559はクロツクパルスCP1によ
りリセツトされた状態にあるが、クロツクパルス
CP3の入力タイミングでQ出力端子に出力=1を
出力し、Δk値加算指令信号としてAND回路56
1の3個の入力端子の1つに供給する。この
AND回路561の別の入力端子には前述したOR
回路552からのI項制御指令信号=1が入力さ
れており、AND回路561はこれら2つの信号
=1が入力されていることを条件として最後の入
力端子に入力される、Ko2に加算すべき1回分の
変化量であるΔk値を記憶するメモリ562のΔk
値信号をOR回路563を介して加算回路564
に入力Yとして供給する。この加算回路564に
は前回時のKo2値が入力Xとして入力されてお
り、このKo2値XとΔk値Yとの加算値X+Yを
クロツクパルスCP4の入力タイミングでKo2値補
助レジスタ565にセツトし、次いでクロツクパ
ルスCP5の入力タイミングで補助レジスタ565
のストア値X+YをKo2値レジスタ566にセツ
トし、Ko2値が更新される。このKo2値は次回の
制御サイクル時において前回Ko2値Xとして使用
されるべく加算回路564に入力される。これと
同時に上記クロツクパルスCP5は一入力端子に前
記フリツプフロツプ559からのΔk値加算指令
信号を入力されているAND回路560の他方の
入力端子に印加され、これによりAND回路56
0は単一パルスをOR回路567を介して前記
NILカウンタ556にリセツト信号として印加
し、そのカウント値を0にする。尚、上記比較器
557にて入力カウント値B6が所定ストア値NI
値A6に達しないときは前記Δk値加算指令信号が
発生しないので、上記加算回路564の入力値Y
は0であり、従つてKo2値補助レジスタ565,
Ko2値レジスタ566にそれぞれクロツクパルス
CP4,CP5が入力されてもこれらのレジスタのス
トア値は変化せず前回のKo2値を保持する。
尚、上記クロツクパルスCP5はリーン・リツチ
判別信号の反転時に、一方の入力端子に排他的
OR回路550から出力=1を入力されている
AND回路568の他方の入力端子に入力され、
AND回路568は単一パルスを出力し上記OR回
路567を介して上記NILカウンタ556をリセ
ツトする。
判別信号の反転時に、一方の入力端子に排他的
OR回路550から出力=1を入力されている
AND回路568の他方の入力端子に入力され、
AND回路568は単一パルスを出力し上記OR回
路567を介して上記NILカウンタ556をリセ
ツトする。
一方、O2センサ出力を表わすリーン/リツチ
比較回路516からのリーン・リツチ判別信号が
LOW、即ち混合気がリツチ状態のときはこの出力
=0は前記AND回路553に入力されるので
AND回路553の出力は0となつて上述したΔk
値加算動作が行われない一方、上記出力=0はイ
ンバータ555により、出力=1に反転されて
AND回路554の一入力端子に入力される。こ
のAND回路554別の入力端子には前述のOR回
路552から出力=1が入力されているので、
AND回路554は最後の入力端子にクロツクパ
ルスCP2が入力される毎に単一パルスを出力し
NIHカウンタ569に印加する。これ以後は前述
のΔk値加算動作と同様のΔk値減算動作が行われ
る。即ち、比較器570は上記単一パルスのカウ
ント値A7がNI値メモリ558からの所定値B7に
達したとき(ここでA7とB7はA7=B7である)出
力=1を第6Dフリツプフロツプ571(クロツ
クパルスCP1によりリセツトされた状態にある)
に印加し、該フリツプフロツプ571からクロツ
クパルスCP3の入力タイミングで出力=1がΔk
値減算指令信号としてAND回路572に供給さ
れ値メモリ(=Δkの2の補数)573の
ストア値がAND回路572,OR回路563
を介して前記加算回路564に供給される。この
Δk値Yは前回時のKo2値Xに加算されるが前述
のように値はΔkの2の補数であるから実質的
にはKo2値XからΔk値Yを減算した値が加算回
路564からKo2値補助レジスタ565および
Ko2値レジスタ566にそれぞれクロツクパルス
CP4,CP5の入力タイミングでセツトされ、更新
されたKo2値が得られる。前述のΔk値加算動作
と同様に、このクロツクパルスCP5によりAND
回路574,OR回路575を介してNIH値カウ
ンタ569が0にリセツトされる。
比較回路516からのリーン・リツチ判別信号が
LOW、即ち混合気がリツチ状態のときはこの出力
=0は前記AND回路553に入力されるので
AND回路553の出力は0となつて上述したΔk
値加算動作が行われない一方、上記出力=0はイ
ンバータ555により、出力=1に反転されて
AND回路554の一入力端子に入力される。こ
のAND回路554別の入力端子には前述のOR回
路552から出力=1が入力されているので、
AND回路554は最後の入力端子にクロツクパ
ルスCP2が入力される毎に単一パルスを出力し
NIHカウンタ569に印加する。これ以後は前述
のΔk値加算動作と同様のΔk値減算動作が行われ
る。即ち、比較器570は上記単一パルスのカウ
ント値A7がNI値メモリ558からの所定値B7に
達したとき(ここでA7とB7はA7=B7である)出
力=1を第6Dフリツプフロツプ571(クロツ
クパルスCP1によりリセツトされた状態にある)
に印加し、該フリツプフロツプ571からクロツ
クパルスCP3の入力タイミングで出力=1がΔk
値減算指令信号としてAND回路572に供給さ
れ値メモリ(=Δkの2の補数)573の
ストア値がAND回路572,OR回路563
を介して前記加算回路564に供給される。この
Δk値Yは前回時のKo2値Xに加算されるが前述
のように値はΔkの2の補数であるから実質的
にはKo2値XからΔk値Yを減算した値が加算回
路564からKo2値補助レジスタ565および
Ko2値レジスタ566にそれぞれクロツクパルス
CP4,CP5の入力タイミングでセツトされ、更新
されたKo2値が得られる。前述のΔk値加算動作
と同様に、このクロツクパルスCP5によりAND
回路574,OR回路575を介してNIH値カウ
ンタ569が0にリセツトされる。
上述した動作以外は前述のΔk値加算動作と同
様であるから説明を省略する。
様であるから説明を省略する。
次いて、P項制御が行われる場合について説明
すると、前述したように、前回時も今回時と同様
にクローズドループであつて、且つO2センサ出
力が前回時と今回時間で反転した場合はAND回
路544から出力=1がP項制御指令信号として
AND回路576及び578の一入力端子に供給
される。混合気がリツチからリーン状態に変つた
直後では、該AND回路576の別の入力端子に
第10図のリーン/リツチ比較回路516から出
力=1が入力される。従つてAND回路576は
これらの出力=1が入力されている間最後の入力
端子に入力されるPi値メモリ577からの補正値
PiをOR回路563を介して加算回路564に入
力Yとして供給する。これ以後は、前述したI項
制御におけるΔk値加算・減算動作と同様に、加
算回路564にてこのPi値が前回のKo2値に加算
され、補助レジスタ565,Ko2値レジスタ56
6にそれぞれセツトされてKo2値が更新される。
すると、前述したように、前回時も今回時と同様
にクローズドループであつて、且つO2センサ出
力が前回時と今回時間で反転した場合はAND回
路544から出力=1がP項制御指令信号として
AND回路576及び578の一入力端子に供給
される。混合気がリツチからリーン状態に変つた
直後では、該AND回路576の別の入力端子に
第10図のリーン/リツチ比較回路516から出
力=1が入力される。従つてAND回路576は
これらの出力=1が入力されている間最後の入力
端子に入力されるPi値メモリ577からの補正値
PiをOR回路563を介して加算回路564に入
力Yとして供給する。これ以後は、前述したI項
制御におけるΔk値加算・減算動作と同様に、加
算回路564にてこのPi値が前回のKo2値に加算
され、補助レジスタ565,Ko2値レジスタ56
6にそれぞれセツトされてKo2値が更新される。
一方、混合気がリーンからリツチ状態に変つた
直後では、リーン/リツチ比較回路516が出力
=0を出力し、この出力=0は前記インバータ5
55により出力=1に反転されてAND回路57
8の別の入力端子に供給される。このAND回路
578の前記の一入力端子にはP項制御指令信号
=1が入力されており、AND回路578はこれ
ら出力=1が入力されている間最後の入力端子に
入力される値メモリ579からの補正値を
OR回路563を介して加算回路564に入力Y
として供給する。この値は上記Piの2の補数で
あり、従つて加算回路564では前回のKo2値か
らPi値を実質的に減算し、その減算値を上述と同
様にレジスタ565,566にセツトし、Ko2が
更新される。
直後では、リーン/リツチ比較回路516が出力
=0を出力し、この出力=0は前記インバータ5
55により出力=1に反転されてAND回路57
8の別の入力端子に供給される。このAND回路
578の前記の一入力端子にはP項制御指令信号
=1が入力されており、AND回路578はこれ
ら出力=1が入力されている間最後の入力端子に
入力される値メモリ579からの補正値を
OR回路563を介して加算回路564に入力Y
として供給する。この値は上記Piの2の補数で
あり、従つて加算回路564では前回のKo2値か
らPi値を実質的に減算し、その減算値を上述と同
様にレジスタ565,566にセツトし、Ko2が
更新される。
尚、Pi値メモリ577,値メモリ579には
図示しないがエンジン回転数センサ11および絶
対圧センサ8が接続されてこれらの出力値に応じ
て複数の所定記憶値Pi,から適当なPi,値が
それぞれ選出されてAND回路576,578に
供給されるようになつている。
図示しないがエンジン回転数センサ11および絶
対圧センサ8が接続されてこれらの出力値に応じ
て複数の所定記憶値Pi,から適当なPi,値が
それぞれ選出されてAND回路576,578に
供給されるようになつている。
第12図は第9図に示した補正係数Ko2の平均
値KREFを算出する平均値算出回路519の内部構
成例を示す回路図であり、図示した回路は前述の
KREF算出式(6)に従つてKREFを算出するように構成
されている。また、図中および以下の説明におい
て、回路519の各部分にシーケンスクロツク発
生回路502のクロツクパルスのうちクロツクパ
ルスCP2〜5が入力される場合はKREFの算出に各P
項動作直前のKo2(Ko2p)が用いられ、カツコ内
のクロツクパルスCP6〜9が入力される場合は各P
項動作直後のKo2(Ko2p)が用いられる。第11
図のKo2値レジスタ566からのKo2値信号は
AND回路580の一方の入力端子に供給される。
このAND回路580の他方の入力端子には第1
1図のKo2値算出回路517のAND回路544
から出力されるP項制御指令信号が入力されるよ
うにされている。AND回路580は前記他方の
入力端子にこのP項制御指令信号を入力された
時、一方の入力端子に入力されるKo2値信号(P
項動作時のKo2であるので以下「Ko2p」と云う)
をその出力側に接続された1/2n割算回路581
に供給する。この1/2n割算回路581ではこの
入力値Ko2pを、定数Aに相当する数2nで割算し、
得られた数Ko2p/Aをその出力側に接続された
乗算回路583に入力X1として供給する。この
乗算回路583にはCREF値メモリ582から変数
CREF値信号が入力Y1として入力され、該回路に
おいて入力X1とY1との乗算処理が行われ、乗算
値CREF/A・Ko2pが得られる。この値CREF/A・Ko2p はクロツクパルスCP3(CP6)の入力タイミングで
乗算回路583からその出力側に接続された加算
回路584に入力m0として入力される。これと
同時に、上記クロツクパルスCP3(CP6)は補助レ
ジスタ592に印加されて該レジスタ592から
AND回路585の一方の入力端子に後述するよ
うに前回時に算出された計算値A−CREF/A・ KREF′が供給される。該AND回路585の他方の
入力端子には前記P項制御指令信号が入力されて
おり、従つて上記計算値A−CREF/A・KREF′が AND回路585を介して上記加算回路584に
入力n0として入力される。該回路584において
m0とn0とが加算され、m0+n0、即ちCREF/A・ Ko2p+A−CREF/A・KREF′が新しい平均値KREFと して得られる。この新しいKREFはKREF値補助レジ
スタ586にクロツクパルスCP4(CP8)の入力タ
イミングでセツトされ、次いでKREF値レジスタ5
87にクロツクパルスCP5(CP9)の入力タイミン
グでセツトされる。この新しいKREF値は前述した
ように当該クローズドループ動作の後のオープン
ループ動作時に開弁時間の補正係数として用いら
れる。
値KREFを算出する平均値算出回路519の内部構
成例を示す回路図であり、図示した回路は前述の
KREF算出式(6)に従つてKREFを算出するように構成
されている。また、図中および以下の説明におい
て、回路519の各部分にシーケンスクロツク発
生回路502のクロツクパルスのうちクロツクパ
ルスCP2〜5が入力される場合はKREFの算出に各P
項動作直前のKo2(Ko2p)が用いられ、カツコ内
のクロツクパルスCP6〜9が入力される場合は各P
項動作直後のKo2(Ko2p)が用いられる。第11
図のKo2値レジスタ566からのKo2値信号は
AND回路580の一方の入力端子に供給される。
このAND回路580の他方の入力端子には第1
1図のKo2値算出回路517のAND回路544
から出力されるP項制御指令信号が入力されるよ
うにされている。AND回路580は前記他方の
入力端子にこのP項制御指令信号を入力された
時、一方の入力端子に入力されるKo2値信号(P
項動作時のKo2であるので以下「Ko2p」と云う)
をその出力側に接続された1/2n割算回路581
に供給する。この1/2n割算回路581ではこの
入力値Ko2pを、定数Aに相当する数2nで割算し、
得られた数Ko2p/Aをその出力側に接続された
乗算回路583に入力X1として供給する。この
乗算回路583にはCREF値メモリ582から変数
CREF値信号が入力Y1として入力され、該回路に
おいて入力X1とY1との乗算処理が行われ、乗算
値CREF/A・Ko2pが得られる。この値CREF/A・Ko2p はクロツクパルスCP3(CP6)の入力タイミングで
乗算回路583からその出力側に接続された加算
回路584に入力m0として入力される。これと
同時に、上記クロツクパルスCP3(CP6)は補助レ
ジスタ592に印加されて該レジスタ592から
AND回路585の一方の入力端子に後述するよ
うに前回時に算出された計算値A−CREF/A・ KREF′が供給される。該AND回路585の他方の
入力端子には前記P項制御指令信号が入力されて
おり、従つて上記計算値A−CREF/A・KREF′が AND回路585を介して上記加算回路584に
入力n0として入力される。該回路584において
m0とn0とが加算され、m0+n0、即ちCREF/A・ Ko2p+A−CREF/A・KREF′が新しい平均値KREFと して得られる。この新しいKREFはKREF値補助レジ
スタ586にクロツクパルスCP4(CP8)の入力タ
イミングでセツトされ、次いでKREF値レジスタ5
87にクロツクパルスCP5(CP9)の入力タイミン
グでセツトされる。この新しいKREF値は前述した
ように当該クローズドループ動作の後のオープン
ループ動作時に開弁時間の補正係数として用いら
れる。
次いで、この新しいKREFに基づいて上述の計算
値A−CREF/A・KREF′を算出する手順を説明する。
値A−CREF/A・KREF′を算出する手順を説明する。
上記KREF値レジスタ587にストアされた係数
KREFはその出力側に接続された1/2n割算回路58
8に入力され、この回路において定数Aに相当す
る数2nにて割算される。斯く得られた割算値KREF
(=KREF′)/Aはその出力側に接続された乗算回
路589に入力X2として入力される。この乗算
回路589には前記CREF値メモリ582のストア
値CREFが入力Y2として入力され、上記X2とY2同
志が乗算され、乗算値X2×Y2、即ちCREF/A・ KREF′が算出される。この算出値は回路589の
出力側に接続された2の補数変換回路590にク
ロツクパルスCP2(CP7)の入力タイミングで供給
され、この回路により得られたCREF/A・KREF′の2 つの補数値信号は、該回路590の出力側に接続
された加算回路591に入力n1として供給され
る。この加算回路591には前記KREF値レジスタ
587のストア値KREF(=KREF′)が入力m1とし
て入力されており、上記2の補数値n1と加算され
る。即ち加算値m1+n1はKREF′からCREF/A・KREF′ を差し引いた値に等しく、KREF′=CREF/A・KREF′ =A/A・KREF′−CREF/A・KREF′=A−CREF/A・ KREF′が算出される。この算出値は加算回路59
1からその出力側に接続された補助レジスタ59
2にクロツクパルスCP3(CP6)の入力タイミング
でセツトされ、以後前述したようなKREF値の算出
に用いられる。
KREFはその出力側に接続された1/2n割算回路58
8に入力され、この回路において定数Aに相当す
る数2nにて割算される。斯く得られた割算値KREF
(=KREF′)/Aはその出力側に接続された乗算回
路589に入力X2として入力される。この乗算
回路589には前記CREF値メモリ582のストア
値CREFが入力Y2として入力され、上記X2とY2同
志が乗算され、乗算値X2×Y2、即ちCREF/A・ KREF′が算出される。この算出値は回路589の
出力側に接続された2の補数変換回路590にク
ロツクパルスCP2(CP7)の入力タイミングで供給
され、この回路により得られたCREF/A・KREF′の2 つの補数値信号は、該回路590の出力側に接続
された加算回路591に入力n1として供給され
る。この加算回路591には前記KREF値レジスタ
587のストア値KREF(=KREF′)が入力m1とし
て入力されており、上記2の補数値n1と加算され
る。即ち加算値m1+n1はKREF′からCREF/A・KREF′ を差し引いた値に等しく、KREF′=CREF/A・KREF′ =A/A・KREF′−CREF/A・KREF′=A−CREF/A・ KREF′が算出される。この算出値は加算回路59
1からその出力側に接続された補助レジスタ59
2にクロツクパルスCP3(CP6)の入力タイミング
でセツトされ、以後前述したようなKREF値の算出
に用いられる。
上述した実施例の構成は、O2センサの出力の
反転時にはP項制御により、非反転時にはI項制
御によりKO2値を修正する方法を実施するもので
あつたが、この方法に代えて、I項制御のみによ
りKo2値を修正する方法を用いてもよい。即ち、
O2センサの出力の非反転時にはO2センサの出力
レベルの高低に応じてKo2値にΔkを加減する一
方、O2センサの出力の反転時にはKo2値の修正
(加減)方向を反転する、例えば、Δk値加算動作
をΔk値減算動作に又はその逆に切換えることに
よりKo2値を修正するようにしてもよい。この方
法を実施する回路手段は、第10図のリーン/リ
ツチ比較回路516と、該比較回路516から出
力されるリーン/リツチ判別信号に応動して、該
信号の非反転時には該信号が高レベル側にあるか
又は低レベル側にあるかに応じてKo2値にΔkを
TDC信号パルスの入力毎に夫々加算又は減算す
る一方、リーン/リツチ判別信号の反転時には上
記加減方向を反転させるようにして積分項制御を
行つてKo2値を修正する修正器(例えば、第11
図の構成からP項制御機能を除いた構成の回路)
とを含むように構成することができる。この方法
に依る場合、Ko2の平均値KREFの算出は前述の式
(6),(7)に代えて、次の式の内いずれか一方を用い
て行うことができる。
反転時にはP項制御により、非反転時にはI項制
御によりKO2値を修正する方法を実施するもので
あつたが、この方法に代えて、I項制御のみによ
りKo2値を修正する方法を用いてもよい。即ち、
O2センサの出力の非反転時にはO2センサの出力
レベルの高低に応じてKo2値にΔkを加減する一
方、O2センサの出力の反転時にはKo2値の修正
(加減)方向を反転する、例えば、Δk値加算動作
をΔk値減算動作に又はその逆に切換えることに
よりKo2値を修正するようにしてもよい。この方
法を実施する回路手段は、第10図のリーン/リ
ツチ比較回路516と、該比較回路516から出
力されるリーン/リツチ判別信号に応動して、該
信号の非反転時には該信号が高レベル側にあるか
又は低レベル側にあるかに応じてKo2値にΔkを
TDC信号パルスの入力毎に夫々加算又は減算す
る一方、リーン/リツチ判別信号の反転時には上
記加減方向を反転させるようにして積分項制御を
行つてKo2値を修正する修正器(例えば、第11
図の構成からP項制御機能を除いた構成の回路)
とを含むように構成することができる。この方法
に依る場合、Ko2の平均値KREFの算出は前述の式
(6),(7)に代えて、次の式の内いずれか一方を用い
て行うことができる。
KREF=CREF/A・Ko2+A−CREF/AKREF′ ……(8)
但し、Ko2はO2センサの出力信号(例えば、第
10図のリーン/リツチ比較回路516の出力リ
ーン/リツチ判別信号)の反転時のKo2値、Aは
定数、CREFは変数で、1乃至Aのうち適当な値に
設定されるもの、KREF′は直前の前記出力信号の
反転までに得られたKo2値の平均値である。
10図のリーン/リツチ比較回路516の出力リ
ーン/リツチ判別信号)の反転時のKo2値、Aは
定数、CREFは変数で、1乃至Aのうち適当な値に
設定されるもの、KREF′は直前の前記出力信号の
反転までに得られたKo2値の平均値である。
KREF=1/BB
〓j=1
Ko2j ……(9)
但し、Ko2jは現在のO2センサの出力信号(例
えば、リーン/リツチ比較回路516の出力リー
ン/リツチ判別信号)の反転時に対しj回前の反
転時に発生するKo2の値、Bは定数であり、平均
値の計算に供される前記出力信号の反転回数であ
る。
えば、リーン/リツチ比較回路516の出力リー
ン/リツチ判別信号)の反転時に対しj回前の反
転時に発生するKo2の値、Bは定数であり、平均
値の計算に供される前記出力信号の反転回数であ
る。
以上詳述したように、本発明によれば、内燃エ
ンジンの排気系に配置される排気濃度検知器
(O2センサ)の出力に応じて変化する第1係数
(KO2)と、エンジンの特定運転状態に応じて変
化する第2係数(KWOT,KLS)の少なくとも2つ
の係数によりエンジンに供給される混合気の空燃
比を制御する内燃エンジンの空燃比帰還制御装置
において、排気濃度検知器とエンジンの特定運転
状態検出手段の出力に応じて作動する回路手段を
設け、該回路手段が(i)エンジンの特定運転状態以
外の運転状態では上記第1係数を排気濃度検知器
の出力に応じて変化させるとともに第2係数を第
1の所定値に保持し、(ii)エンジンの特定運転状態
では、第2係数を第2の所定値に保持するととも
に第1係数を第3の所定値に保持し、(iii)該第3の
所定値を前記特定運転状態以外の運転状態におけ
る第1係数の平均値とするように作動するように
構成したので、エンジンの特定運転状態における
空燃比のオープンループ制御時において上記第2
の所定値に保持される第2係数と共に上記平均値
としての第3の所定値に保持された第1係数を適
用することによつて空燃比を各特定運転状態に適
合する所定の空燃比により一層近づけることが可
能となり、エンジンの作動の安定性および運転性
能を向上させることができる。特に、第1係数の
上記平均値として、空燃比のフイードバツク制御
時の比例動作の直前または直後における第1係数
の平均値を用いるとともに、各比例動作の直前ま
たは直後に得られる最新の第1係数を逐次平均値
の算出に用いるようにしたので、理論空燃比に極
く近い状態での最新の第1係数の平均値を得るこ
とができ、エンジンの現在時の運転状態に対応し
て空燃比制御を高精度に行うことが可能である。
ンジンの排気系に配置される排気濃度検知器
(O2センサ)の出力に応じて変化する第1係数
(KO2)と、エンジンの特定運転状態に応じて変
化する第2係数(KWOT,KLS)の少なくとも2つ
の係数によりエンジンに供給される混合気の空燃
比を制御する内燃エンジンの空燃比帰還制御装置
において、排気濃度検知器とエンジンの特定運転
状態検出手段の出力に応じて作動する回路手段を
設け、該回路手段が(i)エンジンの特定運転状態以
外の運転状態では上記第1係数を排気濃度検知器
の出力に応じて変化させるとともに第2係数を第
1の所定値に保持し、(ii)エンジンの特定運転状態
では、第2係数を第2の所定値に保持するととも
に第1係数を第3の所定値に保持し、(iii)該第3の
所定値を前記特定運転状態以外の運転状態におけ
る第1係数の平均値とするように作動するように
構成したので、エンジンの特定運転状態における
空燃比のオープンループ制御時において上記第2
の所定値に保持される第2係数と共に上記平均値
としての第3の所定値に保持された第1係数を適
用することによつて空燃比を各特定運転状態に適
合する所定の空燃比により一層近づけることが可
能となり、エンジンの作動の安定性および運転性
能を向上させることができる。特に、第1係数の
上記平均値として、空燃比のフイードバツク制御
時の比例動作の直前または直後における第1係数
の平均値を用いるとともに、各比例動作の直前ま
たは直後に得られる最新の第1係数を逐次平均値
の算出に用いるようにしたので、理論空燃比に極
く近い状態での最新の第1係数の平均値を得るこ
とができ、エンジンの現在時の運転状態に対応し
て空燃比制御を高精度に行うことが可能である。
第1図は本発明の空燃比帰還制御装置の全体の
ブロツク構成図、第2図は第1図のECUにおけ
るメイン、サブインジエクタの開弁時間TOUTM,
TOUTSの制御内容の全体のプログラム構成のブロ
ツクダイヤグラム、第3図はECUに入力される
気筒判別信号およびTDC信号と、ECUから出力
されるメイン、サブインジエクタの駆動信号との
関係を示すタイミングチヤート、第4図は基本開
弁時間TOUTM,TOUTS算出のためのメインプログラ
ムのフローチヤート、第5図はO2フイードバツ
ク補正係数Ko2の算出サブルーチンのフローチヤ
ート、第6図は補正係数Ko2の補正値Piを決定す
るためのNe―Piテーブル、第7図はP項動作に
おける補正係数Ko2pの検出状態を示すグラフ、
第8図は、エンジンの各運転状態に対する補正係
数の適用状態を示すグラフ、第9図は補正係数
Ko2の算出ブロツクを詳示したECU内部構成の全
体の回路図、第10,11,12図は第9図のそ
れぞれリーン/リツチ比較回路及び特定運転状態
検出回路、KO2算出回路、並びに平均値算出回路
の各詳細図である。 1…内燃エンジン、5…ECU、8…絶対圧セ
ンサ、11…エンジン回転数センサ、13…排気
管、15…O2センサ、510…特定運転状態検
出回路、516…リーン/リツチ比較回路、51
7…Ko2算出回路、519…平均値算出回路。
ブロツク構成図、第2図は第1図のECUにおけ
るメイン、サブインジエクタの開弁時間TOUTM,
TOUTSの制御内容の全体のプログラム構成のブロ
ツクダイヤグラム、第3図はECUに入力される
気筒判別信号およびTDC信号と、ECUから出力
されるメイン、サブインジエクタの駆動信号との
関係を示すタイミングチヤート、第4図は基本開
弁時間TOUTM,TOUTS算出のためのメインプログラ
ムのフローチヤート、第5図はO2フイードバツ
ク補正係数Ko2の算出サブルーチンのフローチヤ
ート、第6図は補正係数Ko2の補正値Piを決定す
るためのNe―Piテーブル、第7図はP項動作に
おける補正係数Ko2pの検出状態を示すグラフ、
第8図は、エンジンの各運転状態に対する補正係
数の適用状態を示すグラフ、第9図は補正係数
Ko2の算出ブロツクを詳示したECU内部構成の全
体の回路図、第10,11,12図は第9図のそ
れぞれリーン/リツチ比較回路及び特定運転状態
検出回路、KO2算出回路、並びに平均値算出回路
の各詳細図である。 1…内燃エンジン、5…ECU、8…絶対圧セ
ンサ、11…エンジン回転数センサ、13…排気
管、15…O2センサ、510…特定運転状態検
出回路、516…リーン/リツチ比較回路、51
7…Ko2算出回路、519…平均値算出回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 内燃エンジンの排気系に配置される排気濃度
検知器の出力に応じて変化し、空燃比を理論混合
比に一致させる第1係数と、エンジンの特定運転
状態に応じて設定され、空燃比を理論混合比と異
なる値に制御するための第2係数の少なくとも2
つの係数によりエンジンに供給される混合気の空
燃比を制御する内燃エンジンの空燃比帰還制御装
置において、エンジンの運転パラメータに応じて
混合気の空燃比を決定する基本量を設定する手段
と、エンジンの特定運転状態を検出する手段と、
前記排気濃度検知器と前記特定運転状態検出手段
の出力に応じて作動する回路手段とを含み、前記
回路手段は、前記特定運転状態検出手段の出力に
応じて、エンジンの特定運転状態以外の運転状
態では第1係数を前記排気濃度検知器の出力に応
じて変化させて前記基本量を補正するとともに第
2係数をそれによる補正量が0となるような第1
の所定値に設定し、エンジンの特定運転状態で
は、第2係数を該特定運転状態に対応した第2の
所定値に保持するとともに第1係数を第3の所定
値に保持して前記基本量を補正し、第3の所定
値を前記特定運転状態以外の運転状態における所
定条件下での第1係数の平均値とするように作動
するようにされてなることを特徴とする内燃エン
ジンの空燃比帰還制御装置。 2 前記回路手段は、前記排気濃度検出器の出力
を基準値と比較し、両者間の差に応じた値の2値
信号を出力する比較器と、前記2値信号に応動
し、該2値信号の反転時に比例項制御動作を行う
とともに非反転時に積分項制御動作を行つて第1
係数を修正する修正器とを備える特許請求の範囲
第1項記載の内燃エンジンの空燃比帰還制御装
置。 3 前記第1係数の平均値を、エンジンが特定運
転状態に移行する直前までの前記比較器の2値信
号出力の所定反転回数に亘り得られる平均値とす
る特許請求の範囲第2項記載の内燃エンジンの空
燃比帰還制御装置。 4 前記第1係数の平均値を、前記修正器の比例
項制御動作直前の第1係数の平均値とする特許請
求の範囲第3項記載の内燃エンジンの空燃比帰還
制御装置。 5 第1係数の平均値は次の式 KREF=CREF/A・Ko2p +A−CREF/A・KREF′ によつて算出され、上式においてKo2pは比例項
制御動作直前の第1係数の値、Aは定数、CREF
は、1乃至Aのうち適当な値に設定される変数、
KREF′は直前の比例項制御動作までに得られた第
1係数の平均値である特許請求の範囲第4項記載
の内燃エンジンの空燃比帰還制御装置。 6 第1係数の平均値は次の式 KREF=1/BB 〓j=1 Ko2pj によつて算出され、上式においてKo2pjは現在の
比例項制御動作時に対しj回前の比例項制御動作
直前に発生する第1係数、Bは定数であり、平均
値の計算に供される比例項制御動作回数である特
許請求の範囲第4項記載の内燃エンジンの空燃比
帰還制御装置。 7 前記第1係数の平均値を、前記修正器の比例
項制御動作直後の第1係数の平均値とする特許請
求の範囲第3項記載の内燃エンジンの空燃比帰還
制御装置。 8 第1係数の平均値は次の式 KREF=CREF/A・Ko2p +A−CREF/A・KREF′ によつて算出され、上式においてKo2pは比例項
制御動作直後の第1係数の値、Aは定数、CREF
は、1乃至Aのうち適当な値に設定される変数、
KREF′は直前の比例項制御動作までに得られた第
1係数の平均値である特許請求の範囲第7項記載
の内燃エンジンの空燃比帰還制御装置。 9 第1係数の平均値は KREF=1/BB 〓j=1 Ko2pj によつて算出され、上式においてKo2pjは現在の
比例項制御動作時に対しj回前の比例項制御動作
時に発生する第1係数、Bは定数であり、平均値
の計算に供される比例項制御動作回数である特許
請求の範囲第7項記載の内燃エンジンの空燃比帰
還制御装置。 10 前記回路手段は、前記排気濃度検知器の出
力を基準値と比較し、両者間の差に応じた値の2
値信号を出力する比較器と、前記2値信号に応動
し、該2値信号の反転時に積分方向を反転させる
ように積分項制御を行つて第1係数を修正する修
正器とを備える特許請求の範囲第1項記載の内燃
エンジンの空燃比帰還制御装置。 11 前記第1係数の平均値を、エンジンが特定
運転状態に移行する直前までの前記比較器の2値
信号出力の所定の反転回数に亘つて得られる平均
値とする特許請求の範囲第10項記載の内燃エン
ジンの空燃比帰還制御装置。 12 前記第1係数の平均値を、前記比較器の2
値信号の反転時に前記修正器により得られた第1
係数の平均値とする特許請求の範囲第11項記載
の内燃エンジンの空燃比帰還制御装置。 13 第1係数の平均値は次の式 KREF=CREF/A・Ko2+A−CREF/A・KREF′ により算出され、上式においてKo2は前記2値信
号の反転時の第1係数の値、Aは定数、CREFは1
乃至Aのうち適当な値に設定される変数、KREF′
は直前の2値信号の反転までに得られた第1係数
の平均値である特許請求の範囲第12項記載の内
燃エンジンの空燃比帰還制御装置。 14 第1係数の平均値は次の式 KREF=1/BB 〓j=1 Ko2j により算出され、上式においてKo2jは現在の前
記2値信号の反転時に対しj回前の反転時に発生
する第1係数、Bは定数であり、平均値の計算に
供される2値信号の反転回数である特許請求の範
囲第12項記載の内燃エンジンの空燃比帰還制御
装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56072991A JPS57210137A (en) | 1981-05-15 | 1981-05-15 | Feedback control device of air-fuel ratio in internal combustion engine |
US06/376,106 US4445482A (en) | 1981-05-15 | 1982-05-07 | Air/fuel ratio feedback control system adapted to obtain stable engine operation under particular engine operating conditions |
CA000402703A CA1176348A (en) | 1981-05-15 | 1982-05-11 | Air/fuel ratio feedback control system adapted to obtain stable engine operations under particular engine operating conditions |
GB8213546A GB2098760B (en) | 1981-05-15 | 1982-05-11 | Automatic control of air/fuel ratio in ic engines |
AU83632/82A AU549586B2 (en) | 1981-05-15 | 1982-05-12 | Air/fuel ratio feedback control system |
FR8208499A FR2505933B1 (fr) | 1981-05-15 | 1982-05-14 | Dispositif de commande par reaction du rapport air-carburant, concu pour permettre un fonctionnement stable du moteur dans des conditions de fonctionnement particulieres |
DE19823218250 DE3218250A1 (de) | 1981-05-15 | 1982-05-14 | Luft/kraftstoff-verhaeltnis-rueckkopplungssteuersystem |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56072991A JPS57210137A (en) | 1981-05-15 | 1981-05-15 | Feedback control device of air-fuel ratio in internal combustion engine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57210137A JPS57210137A (en) | 1982-12-23 |
JPS6316577B2 true JPS6316577B2 (ja) | 1988-04-09 |
Family
ID=13505373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56072991A Granted JPS57210137A (en) | 1981-05-15 | 1981-05-15 | Feedback control device of air-fuel ratio in internal combustion engine |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4445482A (ja) |
JP (1) | JPS57210137A (ja) |
AU (1) | AU549586B2 (ja) |
CA (1) | CA1176348A (ja) |
DE (1) | DE3218250A1 (ja) |
FR (1) | FR2505933B1 (ja) |
GB (1) | GB2098760B (ja) |
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---|---|---|---|---|
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JPS58192945A (ja) * | 1982-05-06 | 1983-11-10 | Honda Motor Co Ltd | 内燃エンジンの空燃比フィ−ドバック制御装置 |
JPS58217746A (ja) * | 1982-06-09 | 1983-12-17 | Honda Motor Co Ltd | 内燃エンジンの空燃比帰還制御方法 |
JPS59539A (ja) * | 1982-06-25 | 1984-01-05 | Honda Motor Co Ltd | 車輌用内燃エンジンの混合気の空燃比制御方法 |
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JPS59196942A (ja) * | 1983-04-14 | 1984-11-08 | Mazda Motor Corp | エンジンの空燃比制御装置 |
JPS59203828A (ja) * | 1983-05-02 | 1984-11-19 | Japan Electronic Control Syst Co Ltd | 電子制御燃料噴射式内燃機関における空燃比の学習制御装置 |
JPS606033A (ja) * | 1983-06-16 | 1985-01-12 | Honda Motor Co Ltd | 内燃エンジンの吸入空気量制御方法 |
JPS6026137A (ja) * | 1983-07-22 | 1985-02-09 | Japan Electronic Control Syst Co Ltd | 電子制御燃料噴射式内燃機関の空燃比学習制御装置 |
JPS6045749A (ja) * | 1983-08-22 | 1985-03-12 | Japan Electronic Control Syst Co Ltd | 電子制御燃料噴射式内燃機関の空燃比学習制御装置 |
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JPS6183467A (ja) * | 1984-09-29 | 1986-04-28 | Mazda Motor Corp | エンジンの制御装置 |
JPS6278462A (ja) * | 1985-09-30 | 1987-04-10 | Honda Motor Co Ltd | 内燃エンジンの吸気2次空気供給装置 |
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