JPS631518Y2 - - Google Patents

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JPS631518Y2
JPS631518Y2 JP1980074126U JP7412680U JPS631518Y2 JP S631518 Y2 JPS631518 Y2 JP S631518Y2 JP 1980074126 U JP1980074126 U JP 1980074126U JP 7412680 U JP7412680 U JP 7412680U JP S631518 Y2 JPS631518 Y2 JP S631518Y2
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JP
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terminal
back cover
mounting
piezoelectric
hole
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JP1980074126U
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JPS56175897U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は圧電ブザーに関し、特に、圧電性複合
体からの電気的導出手段に関する。
従来の圧電ブザーは、第1図に示すように、裏
蓋1に丸形金属端子2,3を圧入固定し、端子
2,3にそれぞれポリウレタン銅線などの細線を
数本撚り合わせたリード線4,5を半田接続し、
一方ケース本体6内に金属板に圧電素子を貼り合
わせた複合体7を取り付け、リード線4,5の他
端をそれぞれ複合体7の金属板、圧電素子に半田
接続するようにしていた。また、このような圧電
ブザーは常プリント基板へ直付けされるので、基
板への取付け時に、端子2,3が半田槽に浸漬さ
れ高温になる。このため、リード線4,5の端子
2,3への半田接続部が溶け、結線不良を招くと
いう欠点があつた、この欠点を除去するため、図
示しているように、リード線4,5を端子2,3
に2〜3回巻き付けるようにしたいた。
このような従来の圧電ブザーでは半田箇所が多
く、しかもリード線を端子に巻き付けなければな
らないので、作業性が悪く、組立加工に多大の時
間を要するという欠点があつた。しかも、圧電素
子へ半田付けしなければならないので、電極の銀
喰われが生じ易く、また半田フラツクス洗浄方法
などにも問題が残るものであつた。
本考案は、上述した端子ピンを取り付けた圧電
ブザーにおける従来の技術状況にかんがみてなさ
れたもので、半田付け作業を不要とし、作業性を
大幅に向上させ得る、端子ピン型の圧電ブザーを
提供することを目的とする。
以下、本考案の一実施例を図面を参照しつつ詳
述する。
第2図ないし第5図において、10はブザーケ
ースで、一端開口状のケース本体11とその開口
部に取り付けられる裏蓋12とで構成されてい
る。ケース本体11の上面に放音孔11aが形成
され、内周壁に開口側が拡くなるよう段差11b
が設けられている。裏蓋12には、端子の数(例
えば2本)に応じて蓋の表裏へ突出させた取付部
に角状の端子取付穴13,14が設けられてい
る。角穴13,14の両側には相対する位置にそ
れぞれ突片13a,13b,14a,14bが設
けられている。突片14b,14bは三方向から
突出させて入口を狭めるように構成されている。
15は圧電性複合体で、金属板15aに圧電素子
15bを接着剤で貼り付けて構成されている。こ
の複合体15は圧電素子15bをケース本体11
の開口側に向けてケース10内の段差11bに取
り付けられている。16は端子で、リン青銅など
のバネ材からなる金属板を打ち抜き成形して構成
され、端子部17、取付部18、接触部19が連
続的に配置されている。端子部17は細長い帯状
に形成され、かつ横断面がV字形もしくはU字形
になるよう長さ方向に沿つて折曲げ成形されてい
る。この成形により端子部17の剛性を高めてい
る。また端子部17の先端は鋭角に尖らせてい
る。取付部18は幅広に構成され、両側から直角
方向に翼18a,18bが設けられ、横断面がコ
字状になされている。幅広部には翼18a,18
bとは反対方向に接触部19側を切起こして舌片
18cが形成されている。幅広部の下端は端子部
17から連続して斜めに構成され、これに続いて
翼18a,18bの下端も斜めに構成されてい
る。接触部19は取付部18の幅広部から連続し
た幅狭の帯状片で構成され、端子部17および取
付部18の長手方向に対し或る角度をもたせるよ
うに折り曲げられ、板バネとして機能するよう構
成されている。接触部19の先端は接点として機
能するように半球状に構成されている。また、接
触部19の長さは端子16をケース10に取り付
けた際先端が金属板15a、圧電素子15bにバ
ネ接触する程度の長さに設定されている。端子1
6は、裏蓋12の角穴13,14に端子部17側
から挿入し、角穴13,14内に取付部18を保
持するように取り付けられている。このとき、第
5図から明らかなように、端子16の接触部19
側への移動は、切起こし舌片18cが突片13
a,14aに係止されて防止でき、反対方向への
移動は、幅広部ないし翼18a,18bの斜めに
した下端が突片13b,14bに係止されて防止
でき、この結果端子16が裏蓋12に確実に固定
される。端子16が保持された裏蓋12はケース
本体11の開口部に取り付けられ、同時に、接触
部19が金属板15aと圧電素子15bにそれぞ
れバネ接触し、複合体15の端子16への電気的
結線が実現できる。
上述した実施例によれば、端子16の一端部に
バネ性をもたせて接触部19としているので、端
子16を裏蓋12に貫通保持し、この裏蓋12を
ケース本体11に取り付けるだけで、複合体15
から端子部17への電気的導出が行え、半田付け
作業やリード線の巻き付け作業が一切不要とな
る。しかも、取付部18に両側から翼18a,1
8bを設けているので、端子自体の強度が高ま
り、端子16の裏蓋12への固定強度も大きくな
つて、端子部17のプリント基板などへ取付け状
態にかかわらず特性が安定する。また、端子16
の長手方向すなわち垂直方向への移動は切起こし
舌片18cおよび翼18a,18bにより防止で
き、水平方向への移動は舌片18cと裏蓋12の
穴壁との押圧により防止できる。さらに、切起こ
し舌片18cの形成の結果できる穴により、端子
部17への半田付け時のフラツクス上りを防止す
ることもできる。これは端子ピンを設けた型の圧
電ブザーにおいては実際上非常に大きな効果とな
る。また、上記実施例において、裏蓋12に円環
状凸部を設け、この凸部とケース本体11との間
に複合体15を挾持するようにし、ケース本体1
の開口部に溝を設け、この溝に裏蓋12を嵌合す
るようにすれば、圧電ブザーの組立工程から接着
作業、半田作業など煩雑な作業を一切除去でき、
量産性の向上に大きく寄与できる。
上記実施例では圧電素子15bを2端子型(両
面に全面電極)にしているが、本考案によれば、
帰還電極を付け加えて3端子型にしてもよく、こ
の場合、端子は3本とし、裏蓋12にも取付穴を
3個設けるようにすればよい。
本考案は、以上説明したように、構成されてい
るので、ケースへの端子挿入のみで端子ピン型圧
電ブザーの電気的結線が完了する。したがつて、
半田付け作業やリード線の巻付け作業がなくな
り、作業者の熟練度の問題もなく、安定した圧電
ブザーが得られる。特に、端子を裏蓋の穴に挿入
するだけで極めて簡単に固定でき、作業性が向上
するとともに、その固定強度が高いので、接触部
を通して伝わる圧電性複合体の振動が端子部へも
れる割合が小さく、取付部の取付状態にかかわら
ず特性が安定し、なおかつ圧電ブザーの半田付け
時のフラツクス上りも効果的に阻止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の圧電ブザーを示し、同図aは断
面図、同図bは要部拡大図、第2図〜第5図は本
考案による圧電ブザーの一実施例を示し、第2図
は概略断面図、第3図は裏蓋の取付穴を示し、同
図aは表面図、同図bは断面図、同図cは裏面
図、第4図は端子を示し、同図aは斜視図、同図
bは正面図、同図cは側面図、同図dは底面図、
第5図は取付穴に端子を取り付けた状態図であ
る。 10……ケース、11……ケース本体、12…
…裏蓋、13,14……取付穴、15……圧電性
複合体、16……端子、17……端子部、18…
取付部、19……接触部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケース本体と裏蓋とで構成したケース内に圧電
    性複合体を収納した圧電ブザーにおいて、裏蓋の
    取付穴に貫通保持させる端子を備え、この端子
    は、金属板の一部を切起こした舌片および両側か
    ら舌片の切起こし方向とは反対の方向へ折曲げた
    翼を有する取付部と、取付部から折曲げられ先端
    が圧電性複合体の電極に接触する接点として機能
    する接触部と、取付部の接触部とは反対側に連な
    る端子部とからなり、裏蓋の取付穴は穴内へ延び
    る第1および第2の突片を有し、端子の取付部の
    切起こし片および翼を裏蓋の取付穴の第1および
    第2の突片にそれぞれ係止させて端子を裏蓋に貫
    通保持させたことを特徴とする圧電ブザー。
JP1980074126U 1980-05-28 1980-05-28 Expired JPS631518Y2 (ja)

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JPS56175897U JPS56175897U (ja) 1981-12-25
JPS631518Y2 true JPS631518Y2 (ja) 1988-01-14

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Citations (1)

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JPS5122425B2 (ja) * 1973-11-06 1976-07-09

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JPS56175897U (ja) 1981-12-25

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