JPS63136091A - 電子楽器のキ−スケ−リング装置 - Google Patents

電子楽器のキ−スケ−リング装置

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JPS63136091A
JPS63136091A JP61283355A JP28335586A JPS63136091A JP S63136091 A JPS63136091 A JP S63136091A JP 61283355 A JP61283355 A JP 61283355A JP 28335586 A JP28335586 A JP 28335586A JP S63136091 A JPS63136091 A JP S63136091A
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勝彦 平野
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/18Selecting circuits
    • G10H1/24Selecting circuits for selecting plural preset register stops

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、鍵盤の各キー毎又は各キーグループ毎に音
量、音色、音高等の楽音特性を制御するための電子楽器
のキースケーリング装置に関するものである。
[発明の概要] この発明は、電子楽器のキースケーリング装置において
、鍵盤の複数のキー又は複数のキーグループにそれぞれ
対応した複数の記憶部を設け、各記憶部毎に入力操作子
の操作に応じて任意の楽音制御情報を書込めるようにし
たものである。この発明によれば、好みのキースケーリ
ング特性を容易に実現できる。
[従来の技術] 従来、複数種類のキースケーリングカーブのうち任意の
ものを選択して楽音制御を行なえるようにした電子楽器
のキースケーリング装置が知られている(例えば、特開
昭58−211788号公報参照)。
[発明が解決しようとする問題点コ 上記した従来装置によると、予め用意した定型的なキー
スケーリングカーブ(例えば直線的なもの、指数関数的
なもの等)しか利用できず、演奏表現上十分でなかった
。例えばギター、ピアノ等の自然楽器では、弦毎に音質
が異なるが、このような音質の違いを表現するのが困難
であった。
そこで、楽器種類毎にキースケーリングカーブを用意し
ておくことも考えられるが、これでは、メモリに記憶す
べき楽音制御データの量が膨大となり、大容量のメモリ
を必要とする不都合がある。
[問題点を解決するための手段] この発明の目的は、少ないメモリ容量で変化に富んだキ
ースケーリングを可能にすることにある。
この発明による電子楽器のキースケーリング装置は、複
数の記憶部と、入力操作子と、モード指定手段と、書込
手段と、制御手段とをそなえている。
複数の記憶部は、#l盤の複数のキー又は複数のキーグ
ループにそれぞれ対応したものである。
モード指定手段は、入力モード又は演奏モードを指定す
るためのものである。
書込手段は、入力モードが指定されたとき、鍵盤で押さ
れたキー又はこのキーの属するキーグループに対応した
記憶部に入力操作子の操作に応じた楽音制御情報を書込
むものである。
制御手段は、演奏モードが指定されたとき、鍵盤で押さ
れたキー又はこのキーの属するキーグループに対応した
記憶部の楽音制御情報に基づいて該押されたキーに対応
する楽音の特性を制御するものである。
このような構成にあっては、予め複数の記憶部に所定の
キースケーリング特性に従って楽音制御情報をそれぞれ
記憶しておき、入力モードの指定時には、鍵盤で押され
たキー又はこのキーの属するキーグループに対応した記
憶部の楽音制御情報を表示器に表示させると共に、該記
憶部の楽音制御情報を入力操作子の操作に応じて書換え
るようにしてもよい。
[作 用] 上記したこの発明の構成によれば、演奏者は、入力操作
子を操作することにより好みのスケーリング特性をセッ
トした後、このスケーリング特性に従って演奏を楽しむ
ことができる。この場合。
各キー毎又は各キーグループ毎に楽音制御情報を書込め
るので、ギターやピアノのような弦毎の音質の違いを模
擬するようにキースケーリング特性をセットすることが
でき、自然楽器に近似した演奏表現が可能である。
また、上記したように各記憶部毎に予め記憶した楽音制
御情報を入力操作子の操作に応じて書き換えるようにし
た場合には、与えられたキースケーリング特性を部分的
に手直しするだけで簡単に所望のキースケーリング特性
を実現でき、特に初心者等には好都合である。
[実施例] 第1図は、この発明の一実施例によるキースケーリング
装置をそなえた電子楽器の回路構成を示すもので、この
電子楽器では、キースケーリング特性の設定、移調量の
設定、楽音の発生等がマイクロコンピュータによって制
御されるようになっている。
回路構成(第1図) バス10には、!!盤回路12、操作子回路14、液晶
表示器16、中央処理装置(cPU)18、プログラム
メモリ20、ワーキングメモリ22.テーブルメモリ2
4、トーンジェネレータ(TG)2Bが接続されている
鍵盤回路12は、−例として01〜C6の61キーを有
する!盤を含むもので、各キー毎にキー操作情報が検出
されるようになっている。
操作子回路14は、カーソル移動スイッチC8Sと、入
力スイッチINSと、モード指定スイッチMSSと、そ
の他の操作子OPとを含んでいる。
カーソル移動スイッチC5Sとしては、左移動用のもの
L及び右移動用のものRが設けられている。入力スイッ
チINSとしては、ディクリメントスイッチ「−1」及
びインクリメントスイッチ「+1」が設けられている。
モード指定スイッチMSSとしては、キースケーリング
モード選択スイッチKSSと、サブモード選択スイッチ
SUBと、トランスポーズモード選択スイッチTR3と
が設けられている。操作子回路14では、各スイッチ(
各操作子)毎に操作情報が検出可能である。
液晶表示器IBは、各モード毎に設定量等を表示するた
めのものである。モード選択及び表示例については第2
図を参照して後述する。
CPU1Bは、プログラムメモリ20にストアされたプ
ログラムに従ってキースケーリング特性設定、移調量設
定、楽音発生等のための各種処理を実行するもので、こ
れらの処理については第5図乃至第9図を参照して後述
する。
ワーキングメモリ22は、CPU18による各種処理に
際してレジスタ等として利用される多数の記憶領域を含
むもので、この発明の実施に関係するレジスタ類につい
ては後述する。
テーブルメモリ24は、キーニード−キーグループ変換
テーブルKGCNVと、直線的なキースケーリングカー
ブを記憶する第1の関数テーブルLINTBLと、指数
関数的なキースケーリングカーブを記憶する第2の関数
テーブルEX装置とを含むもので、これらのテーブルの
記憶内容については第3図及び第4図を参照して後述す
る。
TG2Bは、鍵盤操作に基づき且つCPU18の制御下
で楽音信号を形成・送出するもので、送出された楽音信
号は、サウンドシステム2日に供給され、音響に変換さ
れる。
モード選択及び表示例(第2図) スイッチKSSをオンすると、キースケーリングモード
が選択される。このモードの選択時には、スイッチSU
BをオンするたびにKSC(キースケーリング)ノーマ
ルモード又はKSCフラクショナルモードが交互に選択
される。
KSCノーマルモードが選択されているときは、所望の
キースケーリングカーブを選択したり、選択したカーブ
の勾配を可変設定したりすることができ、表示器16に
は、−例として第2図(A)に示すような表示がなされ
る。
第2図(A)において、rKscNMLJは、KSCノ
ーマルモードであることを表わし、rLI)+、「RD
」、rLcJ、「RC」、rBPJは、所望のキースケ
ーリングカーブを定めるためのパラメータの種別を表わ
す。rBPJはブレークポイント、rRcJはブレーク
ポイントの右側のカーブ、rLcJはブレークポイント
の左側のカーブ、「RD」はブレークポイントの右側の
デプス(レベル深さ)、rLDJはブレークポイントの
左側のデプスをそれぞれ表わす略号であり、これらの略
号のそれぞれ下方に表示される数値又は符号は、対応す
るパラメータのデータ内容を表わすものである。これら
のパラメータの詳細については第4図を参照して後述す
る。
カーソル移動スイッチC5Sの操作によってカーソルC
5に例えば「RD」等の任意のパラメータを指示させる
ことができ、カーソルC5で指示されたパラメータにつ
いては入力スイッチINSの操作によりデータ内容を適
宜可変設定することができる。
KSCフラクショナルモードが選択されているときは、
所定のキースケーリングカーブについて個々のレベル値
を可変設定することができ、表示器16には、−例とし
て第2図(B)に示すような表示がなされる。
第2図(B)において、rKSCFRCJは、KSCフ
ラクショナルモードであることを表わし、その右側には
、3キ一グループ分のレベル値が表示される。各キーグ
ループの識別は、そのキーグループに属するキーのうち
最低音のキーネームを表示することによって達成され、
図示の例ではrc#3」、「E3」、「G3」が各々の
キーの属するキーグループを表わしている。
KSCフラクショナルモードの場合には、力−ンルC5
は、3つのキーグループのうち中央のキーグループを常
に指示するようになっている。
カーソル移動スイッチC5Sを操作することにより3キ
一グループ分のキーネーム・レベル値表示を右側又は左
側にシフトさせることができ、カーソルC5で指示され
た中央のキーグループについては入力スイッチINSの
操作によりレベル値を適宜可変設定することができる。
スイッチTR5をオンすると、トランスポーズモードが
選択される。このモードの選択時には。
鍵盤で押したキーを移調して発音可能であり1表示器1
6には、−例として第2図(c)に示すような表示がな
される。
第2図(c) ニオイテ、rTRANsPOsEJは、
トランスポーズモードであることを表わし、その下方に
はr −12J等の移調量が表示される。
ちなみに、r−12Jは、押されたキーの音高を1オク
ターブ下げることを意味する。
スイッチKSS又はTRSのいずれもオンしないときは
、通常演奏モードであり1w1盤で押したキーに対応す
る音が発音される。
変換テーブルKGCNVの記憶内容(第3図)第3図は
、キーコード−キーグループ変換テーブルKGCNVの
記憶内容を例示するもので、このテーブルKGCNVに
は、キーグループナンバO〜39をそれぞれ表わす40
キーグツD−プ分のキーグループデータが記憶されてい
る。
前述したように鍵盤は01〜C6の61キーを有するも
のであるが、この実施例では、トランスポーズモードを
設けたことによりCl−C6の範囲より広いCl−2〜
G8の範囲の楽音を処理可能としている。
キーネームCl−2〜G8には、キーコード値1〜12
7がそれぞれ割当てられる。(:L2〜C−1は1つの
キーグループとされ、このキーグループにはキーグルー
プナンバOが割当てられる。また、C膵−1〜F+8 
は3キー毎に1キーグループとされ、このようにして得
られた3日のキーグループには低音側からキーグループ
ナンバ1.2・・・38がそれぞれ割当てられる。そし
て、残りの08には、キーグループナンバ39が割当て
られる。
変換テーブルKGCNVは、並列7ビツトのキーコード
データを並列6ビツトのキーグループデータに変換する
ためのものであり、例えばE3〜F13のキーグループ
に属する3キ一分のキーコードデータはいずれも、キー
グループナンバ18を表わすキーグループデータに変換
される。
キースケーリングカーブ(第4図) 第4図は、第1の関数テーブルL I NTB L及び
第2の関数テーブルEXPTBLから選択可能な種々の
キースケーリングカーブを示すものである。
一例として、第1の関数テーブルLINTBLには、正
の勾配を有する直線的なキースケーリングカーブr+L
IN」に従って各キーグループ毎に音量を制御するため
のレベルデータが記憶されると共に、第2の関数テーブ
ルEXPTBLには、正の勾配を有する指数関数的なキ
ースケーリングカーブr+EXPJに従って各キーグル
ープ毎に音量を制御するためのレベルデータが記憶され
る。
このように、テーブルLINTBL及びEXPTBLに
それぞれr+LINJ及びr+EXPJのカーブに従っ
てレベルデータを記憶しておくと、第4図の横軸のプラ
ス側からマイナス側に向けてデータを読出すことにより
負の勾配を有する直線的なキースケーリングカーブr−
LI NJに従うレベルデータや負の勾配を有する指数
関数的なキースケーリングカーブr−EXPJに従うレ
ベルデータを得ることができる。
第4図において、BPはブレークポイントを示し、この
ブレークポイン)BPは、特定のキーグループに対応す
る。KSCノーマルモードの選択時には、第2図(A)
に示すようにブレークポイントBPに対応するキーグル
ープが例えばrc#4」のようにそのキーグループに属
する最低音キーのキーネームで表示される。そして、カ
ーソル移動スイッチC5Sを操作してカーソルC5に「
BP」を指示させると、入力スイッチINSの操作によ
って任意のキーグループをブレークポイントBPとして
設定することができる。
また、KSCノーマルモードの選択時にあっては、ブレ
ークポイントBPの右側又は左側のいずれにおいても、
r+LINJ 、r−LINJ、r+EXPJ又はr−
EXPJ(7)uNずレカ(7) カーブを選択可能で
ある0例えば、第2図(A)においてカーソルC5にr
RCJを指示させると、入力スイッチINSの操作によ
ってr−EXPJのカーブを選択することができ、この
カーブが選択されると、表示器16には、rRCJの下
方にr−EXPJの略号である「−E」が表示される。
またカーソルC3にrLCJを指示させると、入力スイ
ッチINSの操作によってr+LIN」のカーブを選択
することができ、このカーブが選択されると、表示器1
6には、rLCJの下方にr+LINJの略号である「
+L」が表示される。同様にして、r+EXPJを選択
すれば「+E」が表示され、r−LI NJを選択すれ
ば「−L」が表示される。
さらに、KSCノーマルモードの選択時にあっては、ブ
レークポイントBPの右側又は左側で選択したカーブの
勾配を可変設定することができる。すなわち、第2図(
A)においてカーソルC8に「RD」を指示させると、
その下方に示されたデプスデータの値を入力スイッチI
NSの操作により任意に設定できる。このときの設定値
は、例えばrRCJ = r−Ej であればr−EX
PJ (7)カーブを構成する個々のレベル値に乗算さ
れるので、r−EXPJのカーブの勾配は乗算結果に応
じて新たに設定される。また、カーソルC5にrLDJ
を指示させた場合にも上記と同様の操作が可能であり、
例えばrLCJ = r+LJであればr+LINJの
カーブの勾配も新たな設定値に応じて決定される。
ワーキングメモリ内のレジスタ類 ワーキングメモリ22内のレジスタ類のうち、この発明
の実施に関係するものを列挙すると、次の通りである。
(1)モードレジスタMOD これは、モード指楚データをストアするためのもので、
キースケーリングモード選択スイッチKSSをオンする
と1がセットされ、トランスポーズモード選択スイッチ
TR3をオンすると2がセットされる。スイッチKSS
又はTR3のいずれもオンしなければ、レジスタMOD
の値はOであり、通常演奏モードを表わす。
(2)サブモードレジスタSUBMD これは、サブモード選択スイッチSUBをオンするたび
に0又は1が交互にセットされるもので、OならばKS
Cノーマルモードを、lならばKSCフラクショナルモ
ードをそれぞれ表わす。
(3)キーナンバレジスタKEYNO これは、押されたキーに対応するキーナンバデータをス
トアするためのものである。キーナンバデータは、CI
 #C6のキーにそれぞれ対応したO〜60のいずれか
の値をとる。
(4)−$−,i7/*;yレジ;z );l K O
N / OFこれは、キーオン/オフ情報をストアする
ためのものである。
(5)キーコードレジスタKに れは、キーコードデータをストアするだめのものである
。キーコードデータは、第3図に示したように1〜12
7のいずれかの値をとる。
(6)第1のキーグループレジスタGRPIこれは、キ
ーオン時に変換テーブルKGCNVから読出したキーグ
ループデータを゛ストアするためのものである。キーグ
ループデータは、第3図に示したように0〜39のいず
れかの値をとる。
(7)第2のキーグループレジスタGRP2これはKS
Cフラクショナルモード時にキーグループデータをスト
アするためのものである。
(8)移調データレジスタTRANS これは、移調データをストアするためのものである。移
調データは、1〜67のいずれかの値をとり、移調デー
タ値から36を差引いたものが表示器1Bに表示される
移調量である。従って、移調データ値=36のときは、
移調量がゼロであり、移調は行なわれない。
(9)ブレークポイントレジスタBRKPNTこれは、
ブレークポイン)BPに対応するキーグループデータを
ストアするためのものである。
(10)右カーブレジスタRcVsELこれは、ブレー
クポイントBPの右側で選択したカーブについてカーブ
識別データをストアするためのものである。カーブ識別
データは、第4図に示すようにr+LI NJ、r−L
INJ、r+EXPJ 、r−EXPJ にそれぞれ対
応シタ0.1.2.3のいずれかの値をとる。
(11)左カーブレジスタLCvSELこれは、ブレー
クポイントBPの左側で選択したカーブについてカーブ
識別データをストアするためのものである。
(12)右デプスレジスタItDPTHこれは、ブレー
クポイン)BPの右側についてデプスデータをストアす
るためのものである。デプスデータは、O〜99のいず
れかの値をとる。
(13)左デプスレジスタLDPTH これは、ブレークポイン)BPの左側についてデプスデ
ータをストアするためのものである。
(I4)キースケーリングレジスタKEYSCo 〜K
EYSC39 これらのレジスタは、O〜39のキーグループにそれぞ
れ対応したもので、各レジスタ毎に対応するキーグルー
プの音量を制御するためのレベルデータがストアされる
。レベルデータは、O〜255のいずれかの値をとる。
(15)ブレークポイント距離レジスタLENこれは、
任意のキーグループとブレークポイン)BPとの距離を
表わす距離データがストアされるものである。距離デー
タは、ブレークポイントBPの左側ではマイナスの値を
とり、BPの右側ではプラスの値をとり、BP上では0
である。
(16)関数テーブル読出用レジスタLNこれは、レジ
スタLENから読出した距離データがセットされるもの
で、この距離データのセットにあたってはそのデータ値
の符号を変える場合と変えない場合とがある。いずれに
しても、レジスタLNのデータは、関数テーブルL I
 NTB L又はEXPTBLからレベルデータを読出
すのに使用される。
(17)キースケーリングバッファレジスタSCB これは、関数テーブルLINTBL又はEXPTBLか
ら読出したレベルデータを一時的にストアするためのも
のである。
メインルーチン(第5図) 第5図は、メインルーチンの処理の流れを示すものであ
る。
まず、ステップ30では、電源投入等に応じてイニシャ
ライズルーチンを実行し、各種レジスタに初期値をセッ
トする0例えば、レジスタMOD及びSUEMDにはい
ずれも0をセットし、レジスタTRANSには36(移
調量ゼロに対応)をセットする。
次に、ステップ32では、スイッチKSSがオンか判定
し、オンである(Y)ならばステップ34でレジスタM
ODに1をセットしてからステップ3Bに移り、表示処
理を行なう、この表示処理では。
レジスタSUBMDの値に応じて表示器16に第2図(
A)又はCB)に示したような表示を行なわせる。メイ
ンルーチン開始直後にあっては、ステップ30で初期セ
ットされたデータ内容が表示器16に表示される。
ステップ36の処理が終ったとき又はステップ32の判
定結果が否定的(N)であったときは、ステップ38に
移る。このステップ38では、スイッチSUBがオンか
判定し、オンである(Y)ならばステップ40に移る。
ステップ40では、1からレジスタSUBMDの値を差
引いたものを同レジスタSUBMDにセットする。すな
わち、SUBMDの値が1であったときはSUBMDに
Oをセットし、SUBMDの値がOであったときはSU
BMDに1をセットする。そして、ステップ42に移る
ステップ42では、SUBMDの値に応じてステップ3
6と同様にして表示処理を行なう、この結果、表示器1
6では、第2図(A)のような表示をしていたときは同
図(B)のような表示に変更され、同図(B)のような
表示をしていたときは同図(A)のような表示に変更さ
れる。
ステップ42の処理が終ったとき又はステップ38の判
定結果が否定的(N)であったときは、ステップ44に
移る。このステップ44では、スイッチTR5がオンか
判定し、オンである(Y)ならばステップ46でレジス
タMODに2をセットしてからステップ48に移り1表
示処理を行なう、この表示処理では、表示器1Bに第2
図(c)に示したような表示を行なわせる。この場合、
移調量としては、レジスタTRANSの値から38を差
引いたものが表示され、メインルーチン開始直後であれ
ばTRANSの値が36であるのでOが表示される。
ステップ4日の処理が終ったとき又はステップ44の判
定結果が否定的(N)であったときは、ステップ50に
移り、第6図について後述するようなキーイベントのサ
ブルーチンを実行する。
ステップ50の処理が終ったときは、ステップ52に移
り、第7図について後述するような移調量設定のサブル
ーチンを実行する。
ステップ52の処理が終ったときは、ステップ54に移
り、第8図について後述するようなカーブ決定のサブル
ーチンを実行する。
ステップ54の処理が終ったときは、ステップ56に移
り、第9図について後述するようなレベル値設定のサブ
ルーチンを実行する。
ステップ56の処理が終ったときは、ステップ58に移
り、その他の処理(例えば音色設定等の処理)を実行す
る。
ステップ58の処理が終ったときは、ステップ32に戻
り、上記したような処理をくりかえす。
キーイベントのサブルーチン(第6図)第6図は、キー
イベントのサブルーチンを示すもので、ステップ60で
は、#1盤においてキーイベント(キーオン又はキーオ
フ)ありか判定する。
この判定結果が否定的(N)であったときは、第5図の
ルーチンにリターンする。
ステップ60の判定結果が肯定的(Y)であったときは
、ステップ82に移る。このステップ82では、キーイ
ベントのあったキーについてキーナンバデータをレジス
タKEYNOにストアすると共にキーオン又はキーオフ
の情報をレジスタKNO10Fにストアする。そして、
ステップ64に移る。
ステップ64では、レジスタKEYNOの値にレジスタ
TRANSの値を加えたものをレジスタKCにセットす
る。この処理により移調が可能となる。
次に、ステップ6Gでは、レジスタKON10Fを参照
してキーオンイベントか判定し、この判定結果が肯定的
(Y)であればステップ68に移る。
ステップ68では、レジスタKCのキーコードに対応す
るキーグループナンバを変換テーブルKGCNVから読
出してレジスタGRPI にセットする。そして、ステ
ップ70に移る。
ステップ70では、キーオン処理を行なう。すなわち、
レジスタKCのキーコードと、レジスタKON10Fの
キーオン情報と、レジスタGRP+ のキーグループナ
ンバに対応するレジスタKEYSCのレベルデータとを
TG2Bに送出して該キーコードに対応する楽音を該レ
ベルデータに応じた音量で発音開始させる。この後は、
第5図のルーチンにリターンする。
ステップ66の判定結果が否定的(N)であったときは
、ステップ72に移り、キーオフ処理を行なう、すなわ
ち、レジスタKCのキーコードと、レジスタKON10
Fのキーオフ情報とをTG2Bに送出して該キーコード
に対応する楽音を発音停止させる。この後は、第5図の
ルーチンにリターンする。
移調量設定のサブルーチン(第7図) 第7図は、移調量設定のサブルーチンを示すもので、ス
テップ80では、レジスタMODの値が2か(トランス
ポーズモードか)判定する。この判定結果が否定的(N
)であったときは、第5図のルーチンにリターンする。
ステップ80の判定結果が肯定的(Y)であったときは
、ステップ82に移り、スイッチ「+1」又は「−1」
がオンか判定する。この判定結果が否定的(N)であれ
ば第5図のルーチンにリターンする。
ステップ82の判定結果が肯定的(Y)であったときは
、ステップ84に移り、レジスタTRANSの値を変更
する。すなわち、スイッチ「+l」がオンされたときは
TRANSの値に1を加えたものを、またスイッチ「−
1」がオンされたときはTRANSの値から1を差引い
たものをそれぞれTRANSにセットする。この処理に
より移調量の増減が可能となる。
この後、ステップ86では、TRANSの値から3Bを
差引いたもの(移調量)を表示器16に表示させる。そ
して、第5図のルーチンにリターンする。
カーブ決定のサブルーチン(第8図) 第8図は、カーブ決定のサブルーチンを示すもので、ス
テップ90では、レジスタMODの値が1で且つレジス
タSUBMDの値がOか(KSCノーマルモードか)判
定する。この判定結果が否定的(N)であれば第5図の
ルーチンにリターンする。
ステップ90の判定結果が肯定的(Y)であったときは
、ステップ32に移り、スイッチL又はRがオンか判定
する。この判定結果が肯定的(Y)であればステップ9
4に移り、カーソル移動処理を行なう。すなわち、スイ
ッチLがオンされたのであれば表示器16の表示面上で
カーソルC5を左方向に移動させ、スイッチRがオンさ
れたのであれば該表示面上でカーソルCSを右方向に移
動させる。この後は、第5図のルーチンにリターンする
ステ、プ32の判定結果が否定的(N)であったときは
、ステップ96に移り、スイッチ「+1」又はr−IJ
がオンか判定する。この判定結果が否定的(N)であれ
ば第5図のルーチンにリターンする。
ステップ96の判定結果が肯定的(Y)であったときは
、ステップ9日に移り、カーソルで指示されたrRDJ
等の項目のデータ値をオンされたスイッチに応じて−1
又は+1し、これに対応して表示も変更する。例えば、
第2図(A)に示すようにカーソルC5がrRD」を指
示しているときスイッチ「+1」をオンしたとすると、
レジスタRDPTHの値が1だけ増加し、これに応じて
表示値「23」は「24」に変更される。同様にして、
他の項目rLDJ、rLCJ、rRCJ、rBPJにつ
いてもそれぞれ対応するレジスタLDPTH,LCVS
EL、RCVSEL、BRKPNTの値を変更すること
ができ、各レジスタの値の変更に伴って対応する項目の
下方の表示情報も変更される。
ステップS8の処理が経ったときは、ステップ100以
下のキースケーリングレジスタ書込処理に移る。
ステップ100では、制御変数iとしてOをセットする
。そして、ステップ102に移り、iからレジスタBR
KPNTの値を差引いたもの(ブレークポイントBPま
での距離を表わすデータ)をレジスタLENにセットす
る。
次に、ステップ104では、LENの値がOより大か(
BPより右側か)判定する。−例として、第2図(A)
に示すようにrBPJとして「C#4」が表示されてい
るものとすると、BRKPNTの値は21である。この
状態において、i:oにした後はじめてステップ104
にきたときは、その判定結果が否定的(N)となり、ス
テップ10Bに移る。
ステップ106では、レジスタLCVSELの値がO又
は2か(正の勾配のカーブか)判定すル、イマ、LCV
SELには、第2図(A)ニ示すrLCJ = r+L
Jに対応してOがセ・7)されているものとすると、ス
テップ106の判定結果は肯定的(Y)となり、ステッ
プ108に移る。このステップ108では、レジスタL
NにLENの値をそのままセットする。
また、ステップ10Bの判定結果が否定的(N)であっ
たときは、LCVSELの値が1又は3(負の勾配のカ
ーブ)であったことになり、ステップ110に移る。こ
のステップ110では、LENの値をその符号を反転し
てLNにセットする。
これは、第4図の横軸のプラス側からBP4こ向けてレ
ベルデータを読出すことにより負の勾配のカーブ「−り
工N」又はr−EXPJを得るのを可能にするためであ
る。
ステップ10日又は110の処理が終ったときは、ステ
ップ112に移り、LCVSELの値がO又は1か(直
線的なカーブか)判定する。この判定結果が肯定的(Y
)であればステップ+14に移り、第1の関数テーブル
LINTBLからLNの値(キーグループナンバ)に対
応するレベルデータを読出してレジスタKSCBに入れ
る。
また、ステップ112の判定結果が否定的(N)であっ
たときは、指数関数的なカーブが選択されていたことに
なり、ステップ11Bに移る。このステップ11Bでは
、第2の関数テーブルEX装置からLNの値に対応する
レベルデータを読出してKSCBに入れる。
ステー、プ114又は116の処理が終ったときは、ス
テップ118に移り、前述のステップ104と同様にL
EN>0か判定する。i=0にした後はじめてステップ
118にきたときは、その判定結果が否定的(N)とな
り、ステップ120に移る。
ステップ120では、KSCHの値にレジスタLDFT
Hの値を乗算したものをi番目のキースケーリングレジ
スタKEYSC,にセットする。
例えば、i=0のときは、KEYSCoに乗算結果がセ
ットされる。
この後、ステップ122でiの値を1アツプしてからス
テップ124でiが39より大か(全キーグループ分の
処理終了か)判定する。i=0にした後はじめてステッ
プ124にきたときは、i=1であるのでステップ12
4の判定結果は否定的(N)となり、ステップ102に
戻る。そして、上記したような一連の処理をステップ1
04の判定結果が肯定的(Y)となるまでくりかえす。
この結果、BPに対応するキーグループナンバを前述の
ように21とすれば、K E Y S Co〜KEYS
C21には、BPの左側で選択したカーブ(例えばr+
r、IN」)に従うレベルデータがLDFTHの値に応
じて修正されてストアされる。
換言すれば、BPの左側で選択したカーブの勾配は、L
DFTHの値を適宜設定することにより修正可能である
ステップ104の判定結果が肯定的(Y)になると、ス
テップ126に移る。このステップ126では、レジス
タRCVSELの値がO又は2か(正の勾配のカーブか
)判定する。いま、RCVSELには、第2図(A)に
示すrRCJ = r−EJに対応して3がセットされ
ているものとすると、ステップ128の判定結果は否定
的(N)になり、ステップ130に移る。このステップ
130では、前述のステップ110と同様にしてLNに
LEHの値をその符号を反転してセットする。これは、
第4図の横軸のBPからマイナス側に向けてレベルデー
タを読出すことにより負の勾配のカーブを得るのを可能
にするためである。
また、ステップ126の判定結果が肯定的(Y)であっ
たときは、ステップ12Bに移り、前述のステップ10
8と同様にしてLNにLENの値をそのままセットする
ステップ12B又は130の処理が終ったときは。
ステップ132に移り、RCVSELの値が0又はlか
(直線的なカーブか)判定する。この判定結果が肯定的
(Y)であればステップ114に移り、前述したと同様
にして第1の関数テーブルLINTBLからLNの値に
対応するレベルデータを読出してKSCHに入れる。
また、ステップ132の判定結果が否定的(N)であっ
たときはステップ116に移り、前述したと同様にして
第2の関数テーブルEXPTBLからLNの値に対応す
るレベルデータを読出してKSCHに入れる。
ステップ114又は1lfiの処理が終ったときは、ス
テップ118に移り、前述したと同様にLEN>0か判
定する。ステップ104の判定結果が肯定的(Y)であ
ったので、ステップ118の判定結果も肯定的(Y)と
なり、ステップ134に移る。
ステップ!34では、KSCBの値にレジスタRDPT
Hの値を乗算したものをK E Y S Ciにセット
する。例えば、1=22であれば、KEYSC22に乗
算結果がセットされる。
この後、ステップ122でiの値を1アツプしてからス
テップ124でi〉39か判定する。上記のように1=
22であったときは、ステップ122でi;23となり
、ステップ124の判定結果は否定的(N)となる、従
って、この場合は、ステップ102に戻り、上記したよ
うな一連の処理をi〉39となるまでくりかえす。
この結果、BPに対応するキーグループナンバが21の
場合には、KEYSC22〜KEYSC39には、BP
の右側で選択したカーブ(例えばr−EXPJ)4:従
つレベルデータがRDPTHの値に応じて修正されてス
トアされる。換言すれば、BPの右側で選択したカーブ
の勾配は、RDPTHの値を適宜設定することにより修
正可能である。
i〉38になると、ステップ124の判定結果が肯定的
(Y)となり、第5図のルーチンにリターンする。
上記した第8図の処理によれば、任意のキーグループに
対応するブレークポイントBPを定め、BPの右側及び
/又は左側でr+LINJ、r−LINJ、r+EXP
J 及tF r−EXj+ (7)うちの任意のカーブ
を選択し、BPの右側及び/又は左側で任意の勾配を設
定することにより所望のキースケーリングカーブを得る
ことができる。
レベル値設定のサブルーチン(第9図)第9図は、レベ
ル値設定のサブルーチンを示すもので、ステップ140
では、レジスタMODの値が工で且つレジスタSUBM
Dの値が1か(KSCフラクショナルモードか)判定す
る。この判定結果が否定的(N)であれば第5図のルー
チンにリターンする。
ステップ140の判定結果が肯定的(Y)であったと5
は、ステップ142に移り、スイッチL又はRがオンか
判定する。この判定結果が肯定的(Y)であればステッ
プ144に移る。
ステップ144では、鍵盤において押鍵ありか判定する
。この判定結果が否定的(N)であればステップ146
に移り、スイッチL又はRに応じてレジスタGRP2の
値を変更する。すなわち、スイッチLがオンされたとき
は、GRP2の値から1を差引いたものをGRP2 に
セットし、スイッチRがオンされたときは、G RP 
2の値に1を加えたものをGRP2 にセットする。そ
して、ステップ148に移る。
ステップ148では、表示器16において3キ一グルー
プ分のキーネーム・レベル値表示を行なう。
すなわち、左側には、GRP2の値より1少ないキーグ
ループナンバに対応するキーネーム及びレベル値を、中
央にはGRP2の値(キーグループ −ナンバ)に対応
するキーネーム及びレベル値を、右側にはGRP2の値
より1多いキーグループナンバに対応するキーネーム及
びレベル値を表示する。この場合、表示される各キーネ
ームは、それが属するキーグループを表わすものである
。また1表示される各レベル値は、対応するキーグルー
プナンバのキースケーリングレジスタKEYSCから読
出されたものである。
一例として、GRP2の値が18であれば1表示器16
には、第2図CB)に示すようにキーグループナンバ1
7.18.19にそれぞれ対応したキーネームrC#3
J、「E3」、「G3」が表示され、これらのキーネー
ムの下方にはそれぞれKEYSC+7、K E Y S
 C+ a、KEYSC+qのレベル値が表示される。
そして1例えばスイッチRをオンすると、GRP2の値
が1増加するので、表示器16にはキーグループナンバ
18.19.20についてキーネーム及びレベル値が表
示される。このとき、カーソルC5は、中央に表示され
るキーネーム「G3」を指示する。また、スイッチLを
オンしたときは、Hの場合とは反対方向に表示がシフト
される。
ステップ14Bの処理が糾ったときは、第5図のルーチ
ンにリターンする。
ステップ144の判定結果が肯定的(Y)であったとき
は、ステップ150に移る。このステップ150では、
最後着鍵に対応するキーコードがストアされたレジスタ
KCを参照して変換テーブルKGCNVから該キーコー
ドに対応するキーグループナンバを読出し、GRP2 
に入れる。ここで、最後着鍵とは、鍵盤走査上最も遅く
キーオンが検出されたキーであり、単一押鍵ならばその
キー、複数押鍵ならばそのうちでキーオン検出が最も遅
いキーである。
ステップ150の後は、ステップ148の処理を上記し
たと同様に実行してから第5図のルーチンにリターンす
る。このようにステップ150を経てステップ148を
実行した場合、表示器16には、押されたキーの属する
キーグループとその両隣のキーグループとの3キ一グル
ープ分のキーネーム・レベル値が表示される。従って、
現在表示されているキーグループから相当に離れている
任意のキーグループを表示させたいときは、スイッチL
又はRを操作するのと同時に表示したいキーグループに
属するキーを操作すればよい。
ステップ142の判定結果が否定的(N)であったとき
は、ステップ!52に移り、スイッチ「+1」又は「−
1」がオンか判定する。この判定結果が否定的(N)で
あれば第5図のルーチンにリターンする。
ステップ152の判定結果が肯定的(Y)であったとき
は、ステップ154に移る。このステップ154では、
カーソルで指示されたキーグループのレベル値を変更し
、これに対応して表示も変更する。例えば、第2図(B
)に示すようにカーソルCSが「E3」のキーグループ
(キーグループナンバ18)を指示しているものとする
と、スイッチ「+1」をオンしたときはKEYS(、+
aの値を1だけ増加させ、スイッチ「−1」をオンした
ときはK E Y S CIBの値を1だけ減少させる
。そして、このようなKEYSC+aの数値変更に伴っ
て、「E3」の下方には、KEYSC+aに新たにセッ
トされた数値を表示させる。
ステップ154の後は、第5図のルーチンにリターンす
る。
上記した第9図の処理によれば、スイッチL又はRの操
作あるいは該スイッチとキーの操作により任意のキーグ
ループのレベルデータを表示面に表示させ、そのレベル
データの値(レベル値)をスイッチ「+1」又は「−1
」の操作により適宜可変設定することができる。
変形例 この発明は、上記した実施例に限定されるものではなく
、種々の改変形態で実施可能なものである0例えば、次
のような変更が可能である。
(1)入力操作子としては、インクリメント/ディクリ
メントスイッチの代りに又はそれと共に回転式つまみ、
テンキー等を用いてもよい。
(2)予め4種類のキースケーリングカーブを用意した
が、何種類用意するかは任意である。また、予め用意し
たキースケーリングカーブを利用しないようにしたり、
あるいはキースケーリングカーブを予め用意しないよう
にしてもよい。このような場合には、例えばイニシャラ
イズルーチンによりレジスタK E Y S Co ”
 K E Y S C3QにいずれもO又は一定値をセ
ットし、演奏者が好みのキースケーリング特性に従って
各々のレジスタの内容を定めるようにすればよい。
(3)3キー毎に1キーグループとしたが、1キーグル
ープに何キーを含ませるかは任意である。また、キーグ
ループ毎ではなく、キー毎に入力操作に応じた楽音制御
情報を記憶して楽音特性を定めるようにしてもよい。
(4)選択されるべきキースケーリングカーブに関する
データをテーブルメモリ24に記憶しておくようにした
が、各キースケーリングカーブが選択されるたびにそれ
に関するデータを計算で求めるようにしてもよい。
(5)トランスポーズドモードは省略してもよい。この
場合には、キーとキーコードは1対1に対応する。
(6)カーソルで指示された1キーグループのデータ値
を変更可能としたが、例えばカーソルの両隣のキーグル
ープを含めた3つのキーグループ等の複数のキーグルー
プについて同時にデータ値を変更可能としてもよい。
(7)この発明のキースケーリング技術は、音量制御に
限らず、音色、音高等の各種の楽音要素の制御にも適用
可能である。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、任意のキースケーリ
ング特性をセットできるので、自然楽器に近似した演奏
表現を楽しめる効果がある。
また、与えられたキースケーリング特性を簡単に変更で
きるので、初心者等でも変化に富んだ演奏が可能となる
利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例によるキースケーリング
装器をそなえた電子楽器の回路構成を示すブロック図、 第2図(A)〜(c)は、種々のモードにおける表示例
を示す図。 第3図は、キーコード−キーグループ変換テーブルKG
CNVの記憶内容を示す図、 第4図は、関数テーブルLINTBL及びEXPTBL
から選択可能な種々のキースケーリングカーブを示すグ
ラフ、 第5図は、メインルーチンを示すフローチャート、 第6図は、キーイベントのサブルーチンを示すフローチ
ャート・ 第7図は、移調量設定のサブルーチンを示すフローチャ
ート、 第8図は、カーブ決定のサブルーチンを示すフローチャ
ート、 第9図は、レベル値設定のサブルーチンを示すフローチ
ャートである。 10・・・パス、12・・・鍵盤回路、14・・・操作
子回路、16・・・液晶表示器、1B・・・中央処理装
器、20・・・プログラムメモリ、22・・・ワーキン
グメモリ、24・・・テーブルメモリ、2B・・・トー
ンジェネレータ、2日・・・サウンドシステム。 出願人  日本楽器製造株式会社 代理人  弁理士 伊 沢 敏 間 第2 図CAM夕のモード′における表示例)第3図(
KGCffl 1vの腸、ジな容) 第5 図(メインルーチン) 第6 図(4−イベントのサブル−チン〕第7図(移調
iNχ定のサブルーチン)19 ff1(レベノ賭l設
定のサブルーチン)手続補正書(自発) 昭和62年 2月14日 1、事件の表示 昭和61年特許願第283355号 2、発明の名称 電子楽器のキースケーリング装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 静岡県浜松市中沢町10番1号 (407)日木楽器製造株式会社 代表者 用土 浩 4、代理人 〒116東京都荒川区西日暮里5丁目11番7号YMビ
ル702号 6、補正の内容 (1)明細書の特許請求の範囲の欄を添付別紙の通り補
正する。 (2)明細書第4頁、第20行乃至第8頁、第4行を次
の通り補正する。 「この発明による電子楽器のキースケーリング装置は、
複数の記憶部と、入力操作子と、書込手段と、制御手段
とをそなえている。 複数の記憶部は、鍵盤の複数のキー又は複数の千−グル
ープにそれぞれ対応したものである。 書込手段は、所望のキー又はキーグループに対応した記
憶部に入力操作子の操作に応じた楽音制御情報を書込む
ものである。 制御手段は、鍵盤で押されたキー又はこのキーの属する
キーグループに対応した記憶部の楽音制御情報に基づい
て該押されたキーに対応する楽音の特性を制御するもの
である。 このような構成にあっては、予め複数の記憶部に所定の
キースケーリング特性に従って楽音制御情報をそれぞれ
記憶しておき、所望のキー又はキーグループに対応した
記憶部の楽音制御情報を表示器に表示させると共に、該
記憶部の楽音制御情報を入力操作子の操作に応じて書換
えるようにしてもよい。」 以  上 特許請求の範囲 1、(a)鍵盤の複数のキー又は複数のキーグループに
それぞれ対応した複数の記憶部と、 (b)入力操作子と、 (d)前記1!盤で押されたキー又はこのキーの属する
キーグループに対応した記憶部の楽音制御情報に基づい
て該押されたキーに対応する楽音の特性を制御する制御
手段と をそなえた電子楽器のキースケーリング装置。 ことを特徴とする電子楽器のキースケーリング装置。 3、特許請求の範囲第1項に記載の電子楽器のキースケ
ーリング装置において、前記書込手段は、前記楽音制御
情報を書込むべき記憶部を前記鍵盤の性を制御する制御
手段と をそなえた電子楽器のキースケーリング装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)鍵盤の複数のキー又は複数のキーグループに
    それぞれ対応した複数の記憶部と、 (b)入力操作子と、 (c)入力モード又は演奏モードを指定するためのモー
    ド指定手段と、 (d)前記入力モードが指定されたとき、前記鍵盤で押
    されたキー又はこのキーの属するキーグループに対応し
    た記憶部に前記入力操作子の操作に応じた楽音制御情報
    を書込む書込手段と、(e)前記演奏モードが指定され
    たとき、前記鍵盤で押されたキー又はこのキーの属する
    キーグループに対応した記憶部の楽音制御情報に基づい
    て該押されたキーに対応する楽音の特性を制御する制御
    手段と をそなえた電子楽器のキースケーリング装置。 2、(a)鍵盤の複数のキー又は複数のキーグループに
    それぞれ対応した複数の記憶部であって、各々所定のキ
    ースケーリング特性に従って楽音制御情報を記憶してい
    るものと、 (b)入力操作子と、 (c)表示器と、 (d)入力モード又は演奏モードを指定するためのモー
    ド指定手段と、 (e)前記入力モードが指定されたとき、前記鍵盤で押
    されたキー又はこのキーの属するキーグループに対応し
    た記憶部の楽音制御情報を前記表示器に表示させる表示
    制御手段と、 (f)前記入力モードが指定されたとき、前記鍵盤で押
    されたキー又はこのキーの属するキーグループに対応し
    た記憶部の楽音制御情報を前記入力操作子の操作に応じ
    て書換える書換手段と、(g)前記演奏モードが指定さ
    れたとき、前記鍵盤で押されたキー又はこのキーの属す
    るキーグループに対応した記憶部の楽音制御情報に基づ
    いて該押されたキーに対応する楽音の特性を制御する制
    御手段と をそなえた電子楽器のキースケーリング装置。
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