JP2623054B2 - 演奏情報記録装置 - Google Patents

演奏情報記録装置

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JP2623054B2
JP2623054B2 JP4290879A JP29087992A JP2623054B2 JP 2623054 B2 JP2623054 B2 JP 2623054B2 JP 4290879 A JP4290879 A JP 4290879A JP 29087992 A JP29087992 A JP 29087992A JP 2623054 B2 JP2623054 B2 JP 2623054B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、演奏情報を記憶する演
奏情報記録装置に関し、さらに詳しくは少ない操作で効
率よく演奏情報を作成して記録することのできる演奏情
報記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子ピアノ、電子オルガン或いは
シンセサイザ等といった電子楽器が開発され、広く普及
されるに至っている。かかる電子楽器は、例えばキーボ
ードや操作パネルを操作することにより生成される演奏
データを、電子楽器内部に設けられた音源に与えること
により演奏データに応じた楽音を発生する。
【0003】一方、かかる電子楽器の機能を補助して利
用価値を高めるために、シーケンサと呼ばれる演奏情報
記録・再生装置が開発され実用に供されている。シーケ
ンサは演奏データを記憶する記憶装置を備え、外部から
与えられた演奏データを記憶すると共に、記憶装置に記
憶されている演奏データを外部に出力する機能を有す
る。このシーケンサは、独立した装置として提供される
場合、又は電子楽器に組み込まれて提供される場合があ
る。
【0004】ところで、シーケンサに演奏データを入力
(記憶)する方法として、リアルタイム入力、ステップ
入力等が知られている。リアルタイム入力は、実際に鍵
盤等を操作し、その操作に応じて発生されたデータを演
奏データとして記憶装置に記憶させる方法である。ま
た、ステップ入力は、操作パネルの所定のスイッチを操
作することにより音符を1つ1つ入力して順次記憶装置
に記憶させる方法である。
【0005】リアルタイム入力は、鍵盤を弾くという簡
単な操作で演奏データを入力できるので広く一般的に用
いられている。しかし、鍵盤を弾ける者でなければ入力
操作を行うことができず、また、クオンタイズ処理が必
要などの問題がある。
【0006】一方、ステップ入力は、正確に音符を入力
することができ、入力した演奏データの編集・修正も容
易にできるので専門の音楽家に好んで用いられている。
しかし、ステップ入力は、操作パネルを用いて音符を1
つずつ入力する必要があるので入力効率が悪い。従っ
て、ステップ入力で効率良く演奏データを入力できるシ
ーケンサが望まれている。
【0007】従来、ステップ入力を行う際は、操作者
が、楽譜上に表された音符を、例えば数値で表されたM
IDIデータに翻訳する。次いで、シーケンサの操作パ
ネルに設けられたテンキーや数値ダイヤル等の置数キー
及び入力キーを用いて、上記MIDIデータ(数値)を
入力する。
【0008】この場合、ノート・オン/オフ情報等は、
楽譜通りに入力することになるが、ピッチベンド情報や
コントロールチェンジ情報中に定義されているボリュー
ム情報等の入力には特別の配慮を払う必要がある。
【0009】即ち、ピッチベンド情報を用いて説明する
と、ピッチベンド情報は、例えばギターのチョーキング
のように、発音中の音の音程を所定期間だけ徐々に変化
させたり、スラーのように2つの音符間で徐々に音程を
変化させて音程移行をスムーズにするという効果を発生
させるために用いられる。ピッチベンド情報は、動作を
規定するステータスと変位量を指示するバリューとで構
成される。
【0010】上記のような音程変化をMIDIデータで
実現するためには、バリューを少しずつ変化させたピッ
チベンド情報を多数作成し、各ピッチベンド情報が所定
時間間隔になるようにステップタイムを決めて記憶させ
る必要がある。ボリューム情報を用いてクレッセンドや
デクレッセンドを実現する場合も同様である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、ステッ
プ入力で演奏データを作成する場合において、例えばピ
ッチベンド情報を用いて音程を上下させる効果やボリュ
ーム情報を用いてクレッセンド又はデクレッセンド効果
を実現する場合等のように、1つの音楽効果を実現する
ために多数の演奏データを必要とするものは、その演奏
データを作成するのが非常に面倒であり、また時間がか
かるという問題があった。
【0012】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、少ない操作で所望の音楽効果を実現する多数の演
奏データを作成し、記憶させることのできる操作性に優
れた演奏情報記録装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の演奏情報記録装置は、ステップ入力により
演奏データの入力が可能な演奏情報記録装置において、
演奏データを入力する入力手段と、補間すべきことを指
示する指示手段と、該指示手段により補間すべき旨が指
示されている状態で、前記入力手段により演奏データが
入力された際、該演奏データが補間対象となる演奏デー
タであるか否かを判断する判断手段と、該判断手段で補
間対象となる演奏データであることが判断された際、該
演奏データと直前に入力された他の補間対象となる演奏
データとの間の補間をとる補間手段と、該補間手段の補
間により得られた演奏データを記憶する記憶手段とを具
備したことを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明においては、例えばピッチベンド情報や
ボリューム情報等のように複数の演奏データが集まって
所定の機能を発揮するものを「補間対象となる演奏デー
タ」として扱う。そして、ステップ入力で演奏データを
入力するにあたり、指示手段で補間を行うべきことが指
示されている状態で、補間対象となる演奏データが入力
されると、直前に入力された他の補間対象となる演奏デ
ータとの間で補間をとることにより自動的に演奏データ
を生成するようにしたものである。
【0015】これにより、例えば音程が徐々に変化する
音楽効果を実現する場合、従来のように、そのバリュー
が少しずつ異なるピッチベンド情報を多数入力する必要
がなく、最初のバリューと最後のバリューを指定する2
つのピッチベンド情報を入力するだけで、上記2つのピ
ッチベンド情報の間に所定数のピッチベンド情報が自動
生成される。
【0016】また、クレッセンド又はデクレッセンド等
のように音量が徐々に変化する音楽効果を実現する場合
も、上記と同様の方法で、ボリューム情報が自動生成さ
れる。従って、演奏データの入力が簡単になると共に入
力時間が短縮され、操作性に優れた演奏情報記録装置を
実現できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例につき図面を参照しな
がら詳細に説明する。なお、以下では、演奏情報記録装
置にステップ入力で演奏データを記憶させる場合の構成
及び動作を主体に説明する。
【0018】図1は、本発明に係る演奏情報記録装置の
実施例の概略構成を示すブロック図である。
【0019】図1において、10は判断手段、補間手段
としてのCPUである。このCPU10は、リードオン
リメモリ(以下、「ROM」という)11に格納されて
いる制御プログラムに従って、本演奏情報記録装置全体
を制御するものである。本発明の特徴である演奏データ
のステップ入力制御も、このCPU10の処理により実
現されている(詳細は後述する)。
【0020】このCPU10は、バス20を介してRO
M11及びランダムアクセスメモリ(以下、「RAM」
という)12にアクセスできるようになっている。ま
た、このCPU10には、各専用線を介してMIDIイ
ンタフェース13及び操作パネル14がそれぞれ接続さ
れている。
【0021】ROM11は、上述したCPU10を制御
するための制御プログラムの他、CPU10が各種処理
に用いる種々の固定データを記憶するものである。この
ROM11の記憶内容は、CPU10によりバス20を
介してアクセスされる。
【0022】RAM12は、制御プログラムの実行に必
要な種々のデータを一時記憶するものであり、例えばデ
ータバッファ、レジスタ、フラグ等の各領域が定義され
ている。この実施例で使用する録音モードフラグ、ステ
ップ入力モードフラグ、補間モードフラグ等もこのRA
M12に定義される。さらに、このRAM12は、外部
装置から供給される演奏データ、又は操作パネルを用い
て入力された演奏データを記憶する記憶手段としての記
憶装置としても用いられる。
【0023】MIDIインタフェース13は、この演奏
情報記録装置と外部装置との間のMIDIデータの受け
渡しを制御するものである。外部装置としては、MID
Iデータを生成して送出する鍵盤装置、MIDIデータ
を受信して楽音を発生する音源等が用いられる。勿論、
鍵盤装置及び音源の双方を備えた電子楽器等を接続する
ことも可能である。
【0024】操作パネル14は、この演奏情報記録装置
に各種動作を指示するスイッチ類、設定すべき数値を入
力するダイヤル16及び所定の情報を表示する表示器1
5から構成されている。
【0025】スイッチ類には、録音スイッチ(RE
C)、再生スイッチ(PLAY)、ステップスイッチ
(ステップ)、ライトスイッチ(ライト)、指示手段と
しての補間スイッチ(補間)及びカーソル移動スイッチ
(「<」及び「>」)が含まれる。なお、スイッチ類
は、本発明の説明に必要なもののみを示している。
【0026】録音スイッチは、外部装置から送られてき
た演奏データをRAM12に記憶せしめる録音モードに
移行させるスイッチである。再生スイッチは、RAM1
2に記憶されている演奏データを外部装置に送出するこ
とを指示するスイッチである。ステップスイッチは、こ
の演奏情報記録装置をステップ入力モードに移行させる
スイッチである。
【0027】ライトスイッチは、ステップ入力で入力さ
れた演奏データをRAM12に書き込むべき旨を指示す
るスイッチである。補間スイッチは、補間処理を行うべ
き旨を指示する、つまり補間モードに移行させるスイッ
チである。カーソル移動スイッチは、表示器15に表示
されるカーソルを移動させるスイッチである。
【0028】これら各スイッチのオン又はオフ情報は、
CPU10に伝えられ、各種処理のトリガーに使用され
る。
【0029】ダイヤル16は、例えばロータリーエンコ
ーダで構成されるものであり、入力手段として用いられ
るものである。このダイヤル16は、右に回すことによ
り数値が増加し、左に回すことにより数値が減少するよ
うに制御される。このダイヤル16で入力された数値
は、表示器15に表示されると共にCPU10に送られ
る。
【0030】表示器15は、例えばLCDで構成される
ものであり、例えば図2に示すように、14列×2行の
文字表示器として構成される。表示器15は、CPU1
0の制御により、各種メッセージの表示、ステップ入力
時のガイダンスの表示等に使用される。この表示器15
の表示内容は、CPU10から送られてくるデータに従
う。
【0031】ステップ入力では、MIDIフォーマット
のデータを、上記表示器15を見ながらダイヤル16を
操作して直接入力する。例えば、カーソルを2aに移動
してダイヤル16を操作して小節数を入力する。
【0032】同様に、カーソルを6aに移動して時刻
(本実施例では、小節の先頭からのクロックを入力する
ものとする)を入力し、2bに移動してMIDIデータ
の第1バイト目(ステータス)を入力し、5bに移動し
てMIDIデータの第2バイト目(キーナンバ等)を入
力し、8bに移動してMIDIデータの第3バイト目
(ベロシティ等)を入力する。図3に、入力されるMI
DIデータの一例(一部)を示す。
【0033】次に、上記構成において、本発明に係る演
奏情報記録装置の動作につき、図4〜図6に示したフロ
ーチャートを参照しながら詳細に説明する。なお、以下
の説明では、本発明に関係する部分についてのみ図面に
示し、説明を加える。
【0034】この演奏情報録装置で、ステップ入力を行
う際は、予め次の操作を行ってモード設定を行う。即
ち、録音スイッチを押下して録音モードにする。次い
で、ステップスイッチを押してステップ入力モードにす
る。更に、補間モードで動作させる場合は、補間スイッ
チを押して補間モードにする。この状態で、カーソルス
イッチとダイヤル16を用いて入力データを設定し、ラ
イトスイッチを押すことにより、演奏データの入力が行
われる。
【0035】図4及び図5は、本発明に係る演奏情報記
録装置の処理を示すメインフローチャートであり、電源
投入により起動される。即ち、電源が投入されると、先
ず、初期化処理が行われる(ステップS10)。この初
期化処理では、RAM12内の各種バッファのクリア、
レジスタ及びフラグ等の初期値設定等の処理が行われ
る。
【0036】次いで、パネル処理が行われる(ステップ
S11)。このパネル処理では、先ず、操作パネル14
をスキャンして、各スイッチ及びダイヤル16の設定状
態を示す情報(以下、「パネル情報」という)をスイッ
チに対応したビット列として読み込む。次いで、前回読
み込んだパネル情報と、今回読み込んだパネル情報とを
比較し、相違するビットが存在するか否かを調べる。
【0037】そして、相違するビットが存在する場合
に、スイッチイベントがあった旨を認識し、変化のあっ
たスイッチ又はダイヤル16に対応するビットをオンに
セットしたオンイベントマップを作成する。以降の処理
においてスイッチやダイヤル16の状態を判断する際
は、このオンイベントマップを調べることにより行われ
る。
【0038】次いで、再生スイッチ(PLAY)がオン
にされたか否かが調べられる(ステップS12)。これ
は上述したように、オンイベントマップを調べることに
より行われる。
【0039】ここで、再生スイッチがオンにされたこと
が判断されると、再生処理が行われる(ステップS1
3)。再生処理は、RAM12から演奏データを読み出
し、MIDIインタフェース13を介して外部装置に送
出する処理である。外部装置は、受け取った演奏データ
に基づき発音を行う。RAM12中の所望の楽曲(演奏
データ)の選択は、操作パネルのスイッチ等を用いて指
示することにより行うことができる。この再生処理が終
了すると、ステップS11へ戻り、再度同様の処理を繰
り返す。
【0040】一方、ステップS12で、再生スイッチが
オンにされていないことが判断されると、録音スイッチ
(REC)がオンにされたか否かが調べられる(ステッ
プS14)。
【0041】そして、録音スイッチがオンにされたこと
が判断されると、現在録音モードにあるか否かが調べら
れる(ステップS15)。これは、RAM12に定義さ
れた録音モードフラグを調べることにより行われる。
【0042】そして、録音モードであることが判断され
ると、録音モードフラグをクリアし(ステップS1
6)、一方、録音モードでないことが判断されると録音
モードフラグをセットする(ステップS17)。このス
テップS14〜S17により、録音スイッチのトグル機
能を実現している。即ち、録音スイッチは、押下する度
に録音モードと、それ以外のモードとを交互に繰り返す
機能を有するように構成される。
【0043】ステップS14で、録音スイッチのオンで
ないことが判断されると、ステップスイッチがオンにさ
れたか否かが調べられる(ステップS18)。そして、
ステップスイッチがオンにされたことが判断されると、
現在ステップ入力モードにあるか否かが調べられる(ス
テップS19)。これは、RAM12に定義されたステ
ップ入力モードフラグを調べることにより行われる。
【0044】そして、ステップ入力モードであることが
判断されると、ステップ入力モードフラグをクリアし
(ステップS20)、一方、ステップ入力モードでない
ことが判断されるとステップ入力モードフラグをセット
する(ステップS21)。このステップS18〜S21
により、ステップスイッチのトグル機能を実現してい
る。即ち、ステップスイッチは、押下する度にステップ
入力モードと、それ以外のモードとを交互に繰り返す機
能を有するように構成される。
【0045】上記ステップS18で、ステップスイッチ
のオンでないことが判断されると、補間スイッチがオン
にされたか否かが調べられる(ステップS22)。そし
て、補間スイッチがオンであることが判断されると、現
在補間モードであるか否かが調べられる(ステップS2
3)。これは、RAM12に定義された補間モードフラ
グを調べることにより行われる。
【0046】そして、補間モードであることが判断され
ると、補間モードフラグをクリアし(ステップS2
4)、一方、補間モードモードでないことが判断される
と補間モードフラグをセットする(ステップS25)。
このステップS22〜S25により、補間スイッチのト
グル機能を実現している。即ち、補間スイッチは、押下
する度に補間モードと、それ以外のモードとを交互に繰
り返す機能を有するように構成される。
【0047】次いで、その他のスイッチ処理が実施され
る(ステップS26)。この処理は、カーソルの移動処
理、ダイヤル16からのデータの入力処理、その他図示
しないスイッチの操作に対する処理である。カーソル及
びダイヤル16を用いて入力されたデータは、後述する
データ取り込みステップ(図6のステップS33)で、
CPU10に取り込まれることになる。
【0048】次いで、録音処理が行われる(ステップS
27)。この録音処理の詳細については後述する。その
後、ステップS11へ戻り、再度同様の処理を繰り返
す。
【0049】次に、録音処理の詳細につき、図6に示し
たフローチャートを参照しながら説明する。
【0050】録音処理では、先ず、この演奏情報記録装
置が録音モードにあるか否かが調べられる(ステップS
29)。そして、録音モードでないことが判断される
と、何等処理を行うことなくこの録音処理ルーチンから
リターンする。
【0051】一方、録音モードであることが判断される
と、次いで、ステップ入力モードであるか否かが調べら
れる(ステップS30)。そして、ステップ入力モード
でないことが判断されると、リアルタイム入力処理を行
う(ステップS31)。これは、外部装置からMIDI
インタフェース13を介して入力される演奏データを、
RAM12に記憶する処理である。この処理の詳細につ
いては省略する。
【0052】ステップS30で、ステップ入力モードで
あることが判断されると、次いで、ライトスイッチがオ
ンにされたか否かが調べられる(ステップS32)。こ
こで、ライトスイッチがオンにされていないことが判断
されると、何等処理を行わずにこの録音処理ルーチンか
らリターンする。
【0053】一方、ライトスイッチがオンにされたこと
が判断されると、データの取り込みが行われる(ステッ
プS33)。即ち、カーソル移動スイッチ及びダイヤル
16を用いて入力されたデータが取り込まれる。図2に
示した例では、「0010000903C40」という
データが取り込まれる。
【0054】次いで、補間モードであるか否かが調べら
れる(ステップS34)。ここで、補間モードでないこ
とが判断されると、即ち、通常の入力モードであること
が判断されると、取り込んだデータを、そのままRAM
12に書き込み(ステップS37)、この録音処理ルー
チンからリターンする。
【0055】一方、ステップS34で、補間モードであ
ることが判断されると、上記ステップS33で取り込ん
だデータが、補間対象データであるか否かが調べられる
(ステップS35)。ここで、補間対象データとは、ピ
ッチベンド情報又はボリューム情報等をいうものとす
る。
【0056】そして、補間対象データでないことが判断
されると、ステップS37へ分岐し、上述したように、
データの書き込みを行った後、この録音処理ルーチンか
らリターンする。
【0057】ステップS35で、補間対象データである
ことが判断されると、今回取り込んだデータの直前に取
り込んだデータも補間対象データであるか否かが調べら
れる(ステップS36)。そして、直前に取り込んだデ
ータが補間対象データでないことが判断されると、ステ
ップS37へ分岐し、上記と同様にデータの書き込みを
行った後、この録音処理ルーチンからリターンする。
【0058】一方、今回取り込んだデータの直前に取り
込んだデータも補間対象データであることが判断される
と、補間処理が行われる。この補間処理は、次のように
行われる。
【0059】例えば、図7に示すような楽音を入力する
場合を考える。ピッチベンドを考慮しない場合(例えば
楽譜上のスラーがない場合)の演奏データは、図8に示
すようになる。本実施例においては、4分音符を96ク
ロックとし、時刻はこのクロック値をそのまま用いるも
のとする。
【0060】図7に示す楽音を入力する場合において、
ピッチベンドを考慮する場合(例えば楽譜上のスラーが
ある場合)は、「ミ」音の次にピッチベンド情報を挿入
する。例えば、図9に示すように、データNo.4のノ
ートオン情報の次に、ピッチベンド情報(データNo.
5、6)を入力する。この際、この演奏情報録音装置が
補間モードにされていなければ、図9に示す演奏データ
がそのまま格納されることになる。従って、この演奏デ
ータに基づき発音しても、音高が徐々に変化するスラー
の機能は実現されない。
【0061】ところが、補間モードにされていると、図
9のデータNo.6を入力した時点で、データNo.5
とデータNo.6との補間がとられる。例えば、図10
に示すように、データNo.5からデータNo.21に
示すように(図では一部省略して記載してある)、6ク
ロック毎にピッチベンド情報が生成される。この際、各
ピッチベンド情報中のバリューは、最小値「40」と最
大値「72」との差を生成すべきデータ数で等分した値
「2」を単位として順次増加するように生成される。
【0062】即ち、最初のピッチベンド情報(データN
o.5)のバリューは「40」、次のピッチベンド情報
のバリューは「42」というように、順次、「2」ずつ
増加するピッチベンド情報が合計15個自動生成され
る。生成されたピッチベンド情報はRAM12に記憶さ
れ、この補間処理を終了する。
【0063】なお、上記補間処理では、6クロック毎に
ピッチベンド情報を生成するように構成したが、これに
限定されるものではなく、必要に応じて任意のクロック
数を用いることができる。
【0064】また、補間処理時のバリューは、直線的に
増加するように構成したが、例えば直線的に減少するよ
うに構成しても良い。また、二次関数、指数関数等任意
の特性で変化するように構成しても良い。この際、ピッ
チベンド情報中のバリューは、関数を用いてCPU10
による演算によって求めても良いし、また、予め用意さ
れたテーブルを用いて変換することによって求めても良
い。
【0065】以上説明したように、上記実施例では、例
えばピッチベンド情報等のように複数の演奏データが集
まって所定の機能を発揮するものを「補間対象となる演
奏データ」と定義し、ステップ入力により演奏データを
入力するにあたり、操作パネル14で補間を行うべきこ
とが指示されている状態で、補間対象となる演奏データ
が入力されると、直前に入力された他の補間対象となる
演奏データとの間で補間をとることにより自動的に演奏
データを生成し、RAM12に格納するようにしたもの
である。
【0066】これにより、例えばピッチベンド効果を実
現する場合、従来のように、そのバリューが少しずつ変
化するピッチベンド情報を多数入力する必要がなく、最
初のバリューと最後のバリューを有する2つのピッチベ
ンド情報を入力するだけで、上記2つのピッチベンド情
報の間に所定数のピッチベンド情報が自動生成されるの
で、演奏データの入力が簡単且つ短時間でできる。
【0067】なお、上記実施例では、演奏情報記録装置
の構成において、MIDIインタフェース13及び操作
パネル14を、CPU10に直接接続する構成とした
が、バス20を介して接続する構成としても良い。この
場合、規則的なハードウエア構成となり、設計が簡単に
なるという利点がある。
【0068】また、上記実施例では、演奏データを記憶
する記憶装置としてRAM12を用いた場合について説
明したが、記憶装置はRAMに限定されない。記憶装置
としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディス
ク、書換可能な光ディスク、磁気テープ等の外部記憶装
置を使用することができる。かかる記憶装置を用いるこ
とにより、大量の演奏データを記憶することができると
いう利点がある。
【0069】また、上記実施例では、演奏データとして
MIDIデータを入力する場合について説明したが、ノ
ートナンバ、ベロシティ、ステップタイム、ゲートタイ
ム等の音源が直接使用するデータを入力する構成にして
も良い。
【0070】さらに、上述したようにしてRAM12に
作成された演奏データは、ステップ入力時と同様の操作
で小節数と時刻を特定することにより、任意の位置のデ
ータを変更・修正することができる。この際、本発明の
演奏情報記録装置を補間モードで動作させることによ
り、ピッチベンド情報等の補間対象データに係る変更・
修正を行う場合は、補間された演奏データを自動生成す
るように構成することもできる。
【0071】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれば
少ない操作で所望の音楽効果を実現する多数の演奏デー
タを作成し、記憶させることのできる操作性に優れた演
奏情報記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る演奏情報記録装置の実施例の概略
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例の表示器の表示例を示す図であ
る。
【図3】本発明の実施例で用いる入力データの一例であ
る。
【図4】本発明の実施例の動作を示すフローチャート
(メインルーチン)である。
【図5】本発明の実施例の動作を示すフローチャート
(メインルーチン)である。
【図6】本発明の実施例の動作を示すフローチャート
(録音処理ルーチン)である。
【図7】本発明の実施例の動作を説明するための楽譜の
一例である。
【図8】図7に示す楽音を補間モードでない状態で入力
した場合の演奏データの例である。
【図9】図7に示す楽音を補間モードで入力した場合の
演奏データの例である。
【図10】図9に示す演奏データを補間処理を施した場
合の演奏データの例を示す図である。
【符号の説明】
10 CPU 11 ROM 12 RAM 13 MIDIインタフェース 14 操作パネル 15 表示器 16 ダイヤル

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステップ入力により演奏データの入力が
    可能な演奏情報記録装置において、 演奏データを入力する入力手段と、 補間すべきことを指示する指示手段と、 該指示手段により補間すべき旨が指示されている状態
    で、前記入力手段により演奏データが入力された際、該
    演奏データが補間対象となる演奏データであるか否かを
    判断する判断手段と、 該判断手段で補間対象となる演奏データであることが判
    断された際、該演奏データと直前に入力された他の補間
    対象となる演奏データとの間の補間をとる補間手段と、 該補間手段の補間により得られた演奏データを記憶する
    記憶手段とを具備したことを特徴とする演奏情報記録装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記補間対象となる
    演奏データは、ピッチベンド情報又はボリューム情報で
    あることを特徴とする演奏情報記録装置。
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