JPH07334154A - 電子楽器のシーケンサ - Google Patents

電子楽器のシーケンサ

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Publication number
JPH07334154A
JPH07334154A JP6144094A JP14409494A JPH07334154A JP H07334154 A JPH07334154 A JP H07334154A JP 6144094 A JP6144094 A JP 6144094A JP 14409494 A JP14409494 A JP 14409494A JP H07334154 A JPH07334154 A JP H07334154A
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JP
Japan
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repeat
jump
information
sequencer
data
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JP6144094A
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English (en)
Inventor
Shu Nagataki
周 永瀧
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、MIDI演奏情報等の一連のシー
ケンスにおいて、任意区間のリピートや任意アドレスへ
のジャンプをプログラムする際に、音の鳴り放しや音色
の相違、コントロールチェンジ状態の相違、テンポ情報
の相違等の生ずる不都合を、未然に自動的に防止するこ
とのできるシーケンサを提供することにある。 【構成】 本発明は、ジャンプ又はリピートを指示する
指示手段と、指示があった際にジャンプまたはリピート
先の付加情報を検索し、検索結果を記憶手段の所定の領
域に記憶させる検索手段と、検索結果に基づきリピート
またはジャンプをプログラムするプログラム手段と、検
索結果を記憶する記憶手段と、演奏間、所定のタイミン
グになると、記憶手段に記憶されている所定のデータを
読み出し、リピートやジャンプを制御する制御手段とを
具備して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子ピアノや電
子オルガン、MIDI等の電子楽器を演奏することによ
り発生する演奏情報を記録し、この記録された演奏情報
を再生する電子楽器のシーケンサに関し、特に特定アド
レスへのジャンプや任意区間のリピートの際に曲の再生
を迅速・円滑に行なうことのできる電子楽器のシーケン
サに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子楽器やその付属機器の発展が
著しく、例えばMIDI等の規格化されたインタフェー
スを介して外部装置との間で演奏情報を送受できるもの
が開発されている。
【0003】かかる外部装置の1つとして、演奏者が電
子楽器等を演奏することにより発生する演奏情報を記録
することにより録音を行い、また、記録された演奏情報
を読み出して電子楽器等に送出することにより楽音を再
生できるシーケンサが実用に供されている。
【0004】そして、これら従来のシーケンサは、電子
楽器等から送られてくる演奏情報を記憶するために、ラ
ンダムアクセスメモリ(RAM)、磁気テープ、或いは
磁気ディスク等の記憶媒体を備えている。
【0005】また、これらのシーケンサを自動演奏させ
る手段として、MIDIなどの演奏情報を記憶装置に記
憶させておき、これを順次読み出して、音源を駆動す方
法が知られている。
【0006】これらのシーケンサの中には、実際の演奏
においては、例えば学習などの目的に使用できるよう
に、一連の情報をシーケンスにたいし、単に順に読み出
すのではなく、任意区間のリピートや、シーケンス中の
特定アドレスへのジャンプをプログラムできる機能を持
つものもある。
【0007】しかしながら、従来のシーケンサは、リピ
ートやジャンプの為のアドレスの制御は行なっている
が、音色やテンポ等の付加情報の制御は行なっていなか
った。
【0008】このため、リピートやジャンプなど、読み
出すアドレスが不連続となった場合に、音が鳴り放しに
なったり、音色の相違、コントロールチェンジ状態の相
違、テンポ情報の相違等の不都合が生じており改善が求
められていた。
【0009】上記の問題点を改善するため、途中まで早
送りしてからスタートする場合、そこまでのノート情報
以外のプログラムチェンジやコントロールチェンジ、テ
ンポ情報等を仮再生する形で先ず読み出し出力し、スタ
ート直前まで読み出したのち、所定のスタートアドレス
からノート情報を含めて、各情報を読み出し出力して、
再生するという形式が知られている。
【0010】しかしながら、この方法によると、早送り
後にスタートボタンを押しても、すぐに音を出して演奏
を開始することができないという問題点があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のシ
ーケンサは、ジャンプやリピート後の曲の再生に当たっ
て反応が遅く、又事前に演奏されたデータが残っている
ため、異なる音色や残響等で再生が開始されることが多
く違和感があるという欠点があった。
【0012】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その第1の目的は、MIDI演奏情報等の一
連のシーケンスにおいて、任意区間のリピートや任意ア
ドレスへのジャンプをプログラムする際に、音の鳴り放
しや音色の相違、コントロールチェンジ状態の相違、テ
ンポ情報の相違等の生ずる不都合を、未然に自動的に防
止することのできるシーケンサを提供することにある。
【0013】また、第2の目的は、リピートやジャンプ
を簡単な設定で行なうことのできるシーケンサを提供す
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、演奏情報
を記憶する記憶手段12を有し、外部から供給される演
奏情報を該記憶手段12に記憶することにより録音を行
い、該記憶手段12から演奏情報を読み出して外部に出
力することにより再生を行うシーケンサにおいて、ジャ
ンプ又はリピートを指示する指示手段22と、前記指示
手段22より指示があった際、前記ジャンプまたはリピ
ート先の付加情報を検索し、検索結果を前記記憶手段1
2中の所定の領域に記憶させる検索手段23と、前記検
索手段23の検索結果に基づき、リピートまたはジャン
プをプログラムするプログラム手段21と、前記検索手
段23の検索結果を記憶する記憶手段12と、演奏間、
所定のタイミングになると、前記記憶手段12に記憶さ
れている所定のデータを読み出し、リピートやジャンプ
を制御する制御手段24とを具備して構成される。
【0015】第2の発明は、前記第1の発明において、
前記検索手段23が記憶させる所定の領域は、リピート
先及びジャンプ先の小節の先頭、またはジャンプ始点の
小節の末尾であるように構成される。
【0016】第3の発明は、前記第1の発明において、
前記記憶手段12は、演奏情報を記憶する領域と付加情
報を記憶する領域を別個に有し、付加情報は演奏情報と
同時併行的に読み出しや書込み処理が行なわれるように
構成される。
【0017】
【作用】本発明は、リピートやジャンプなど、読み出す
アドレスが不連続となる場合に生ずる不都合(音の鳴り
放し、音色の相違、コントロールチェンジ状態の相違、
テンポ情報の相違)を自動的に解決するため、リピー
ト、ジャンプのプログラム時に、自動的にシーケンスデ
ータ中のリピート始点やジャンプの始点に必要情報を書
き込んで、不都合の生じることを防止するものである。
【0018】このため、本発明は、リピートやジャンプ
のプログラム時に、検索手段23はリピートの起点に必
要な情報、例えばプログラムナンバー、コントロールナ
ンバー、テンポ情報、ノートON/OFF情報等を自動
的に記憶手段12のシーケンス内のリピート・ジャンプ
アドレス25やリピート・ジャンプデータ26に書き入
れる。
【0019】これにより、リピートやジャンプがプログ
ラミングされたシーケンスデータの再生時には、リピー
トやジャンプが実行されても、その起点に既に必要なデ
ータが書き込まれている。
【0020】このため、演奏時には単にデータを順に読
んでいくだけで、音楽の途切れがなく、音色の相違等の
不都合が生ずることなく、所望の内容のリピートやジャ
ンプがスムースに実行できる。
【0021】そして、演奏時には演奏情報とともにリピ
ート・ジャンプアドレス25やリピート・ジャンプデー
タ26に記憶されている付加情報を読み出して次々に再
生し、指示手段22による再度の指示があった際には、
設定されている次の演奏情報にリピートまたはジャンプ
して演奏が行なわれる。
【0022】このように、本発明によれば、操作者は簡
単にリピートやジャンプの設定ができ、再生時には迅速
・円滑な演奏の可能な操作性に優れたシーケンサを提供
できる。
【0023】第2の発明は、前記検索手段23が付加情
報を記憶させる所定の領域は、リピート先及びジャンプ
先の演奏情報の小節の先頭、または、ジャンプについて
はジャンプ始点の小節の末尾に記憶させるものである。
【0024】これにより、リピートまたはジャンプに伴
う演奏データの前に付加情報が読み込まれるので、正し
い音色やテンポで円滑な演奏の開始が可能となる。
【0025】さらに第3の発明は、付加情報を記憶する
記憶手段12を演奏情報の記憶手段12とは別個に設
け、付加情報は該記憶手段12に記憶させ、演奏時には
付加情報を演奏情報と同時併行的に読み出すものであ
る。
【0026】これにより、付加情報の記録や読み出し、
削除等における複雑なメモリ管理は不要となり、簡単な
構造で実現できる。
【0027】
【実施例】図2は本発明に係るシーケンサの実施例の全
体的な構成を概略的に示すブロック図である。以下、図
面を参照しながら本発明の実施例につき説明する。
【0028】図において、10は中央処理装置(CP
U)であり、リードオンリメモリ(ROM)11に記憶
されている制御プログラムに従って当該シーケンサの各
部を制御するものである。
【0029】CPU10に設けられたプログラム部2
1、指示部22、検索部23、制御部24はCPU10
のソフトウエアで実現されるものである。プログラム部
21は操作パネル3上の操作子によりリピート又はジャ
ンプが指示されると、例えばリピート開始位置、終了位
置、リピート回数等をプログラムするものである。
【0030】指示部22は前記操作子によりリピート又
はジャンプが指示されると、該指示を検出し、該指示に
基づいて検索部23に付加情報の検索を指示するもので
ある。
【0031】検索部23は、前記指示部22よりリピー
ト又はジャンプが指示されると、該指示に基づいて、例
えば操作パネル3上に設定されているリピート開始位
置、終了位置、リピート回数等を検出する。
【0032】次いで、該検出結果に基づいてリピート又
はジャンプ先の付加情報を検索して、RAM12上のリ
ピート・ジャンプアドレス部25やリピート・ジャンプ
データ部26に記憶させるものである。
【0033】制御部24は、演奏間、リピート又はジャ
ンプのタイミングになるとポインタを所定のアドレスに
転移し、RAM12上のリピート・ジャンプアドレス部
25やリピート・ジャンプデータ部26に記憶されてい
る付加情報を読み出して発音を制御するものである。
【0034】ROM11には、上述した制御プログラム
が格納される他、CPU10が使用する種々の固定デー
タが格納される。このROM11は、CPU10によ
り、システムバスを介してアクセスされる。
【0035】RAM12は、CPU10の作業用領域、
当該シーケンサを制御するための各種テーブル、レジス
タ、フラグ等が定義される。また、このRAM12には
外部から送られてくる演奏情報や曲ナンバを記憶する記
憶領域や装置のステータス情報を記憶する領域が設けら
れている。
【0036】また、このRAM12に定義されるフラグ
には、当該シーケンサの動作モードを規定するフラグや
当該シーケンサが再生中であるか否かを規定する再生中
フラグが含まれる。さらに、本発明に直接関係するリピ
ート・ジャンプアドレス部25やリピート・ジャンプデ
ータ部26は該RAM12上に設けられている。
【0037】インタフェース回路13は、パネルスキャ
ン回路4との間のデータ送受を制御するとともに、当該
ブロックと他のブロックとの間のデータ送受を制御する
ものである。
【0038】音源14は、CPU10から出力される信
号に対応する楽音波形データ及びエンベロープデータを
図示しない波形メモリから読み出し、読み出した楽音波
形データにエンベロープを付加して楽音信号として出力
するものである。このため、音源には図示しない波形メ
モリやエンベロープ波形メモリが接続されている。
【0039】鍵盤1は、複数のキーと、これらキーの押
鍵・離鍵に連動して開閉するキースイッチからなり、該
鍵盤の押鍵/離鍵動作はキースキャン回路2で検出され
る。
【0040】キースキャン回路2は、演奏者の押鍵・離
鍵動作、つまり鍵のオン/オフを検出し、検出したオン
/オフ状態をその鍵番号とともにCPU10に伝えるも
のである。CPU10は、この鍵のオン/オフ情報をR
AM12の所定領域に記憶する。
【0041】操作パネル部3には、電源スイッチの他、
図3に例示するPLAYスイッチ、STOPスイッチ、
カーソル移動スイッチ、リセットスイッチ、エディット
ボタン、データインクリメントダイヤル等の各種のスイ
ッチや表示器が設けられている。
【0042】この操作パネル3の各スイッチのオン/オ
フ状態や操作子の設定状態は、パネルスキャン回路4に
より検出され、CPU10に送られる。このスイッチの
オン/オフ情報は、RAM12の所定領域に記憶され、
イベントマップを作成する際に参照される。
【0043】また、操作子の設定状態もRAM12の所
定領域に記憶され、必要に応じて参照される。
【0044】パネルスキャン回路4は、上記操作パネル
部3に設けられた各スイッチのセット/リセット状態を
調べ、オン(ON)状態になっているパネルスイッチデ
ータを検出してCPU10に送出するものである。
【0045】表示部5は、例えばLCDにより構成され
文字、数字、記号等の表示が可能であり、装置の各種状
態やメッセージを表示するために使用される。例えば、
この表示部5は、リピートやジャンプの設定・表示のた
めに用いられる。
【0046】この表示部5は、CPU10から送られて
くる情報により表示制御される。即ち、表示部5に表示
すべき位置を指定するアドレス及び該アドレスに表示す
べき文字、数字、記号等のコードが対になったデータが
CPU10から送られてくることにより、所定の文字等
が表示される。
【0047】MIDIイン、MIDIアウトは、外部装
置(図示しない)とCPU10との間で送受される演奏
情報の受渡制御を行うものである。外部装置としては、
当該シーケンサに演奏情報を供給し、又は、当該シーケ
ンサからの演奏情報に基づき楽音を発生する、例えば電
子ピアノ、電子オルガン、電子キーボード等のMIDI
インタフェース機能を有する電子楽器が用いられる。
【0048】このMIDIインタフェース回路13は、
CPU10に直接(システムバス30を介さないで)接
続される。
【0049】乗算器6は音源から送られるデジタル楽音
信号と、CPU10から与えられる係数とを乗算するも
のである。この乗算器6の出力は、D/A変換器7に供
給されるようになっている。
【0050】D/A変換器7は、入力されたデジタル楽
音信号をアナログ楽音信号に変換するものである。この
D/A変換器7で変換されたアナログ楽音信号は、増幅
器8に供給されるようになっている。
【0051】増幅器8は、D/A変換器7から供給され
るアナログ楽音信号を所定の利得で増幅するものであ
る。この増幅器8の出力はスピーカ9に供給されるよう
になっている。
【0052】スピーカ9は、入力された電気信号として
のアナログ楽音信号を音響信号に変換するものである。
つまり、鍵盤1の鍵の押下に応じて発生された楽音信号
に応じて楽音を放音するものである。
【0053】上記CPU10、ROM11、RAM1
2、音源14、パネルスキャン回路4、鍵盤スキャン回
路2及び表示部5は、システムバスを介して相互に接続
されている。
【0054】かかる構成において、一連の演奏情報シー
ケンスが、RAM12に書かれている場合、リピートや
ジャンプ時に必要な情報は、直接、このRAM12上の
リピート・ジャンプアドレス部25、及びリピート・ジ
ャンプデータ部26に書き込まれる。
【0055】図3は本実施例のリピート及びジャンプの
設定操作の一例を説明する図であり、図3(A)はリピ
ート設定の場合の操作パネルの要部の構成図である。
【0056】図において、カーソルは操作したい項目を
選択するボタンであり、該ボタンを押下することにより
カーソルを移動して設定したい項目を選択する。
【0057】インクリメントダイヤルはカーソルの表示
されている項目の内容を設定するものであり、該ダイヤ
ルを回すことにより例えば小節番号等を設定する。
【0058】表示部のはリピート番号(名前)を設定
するものであり、該リピート番号は複数個設定できるよ
うになっている。
【0059】はリピート区間のリピート開始小節番号
を設定するものであり、はリピート区間のリピート終
了小節を設定するものである。また、はリピート回数
を設定するものである。
【0060】かかる構成において、図3(A)の表示画
面は、曲の一連のデータのうち9小節目から12小節目
を二回繰り返して演奏したのち13小節目以降に進むこ
とを示している。
【0061】図3(B)はジャンプの場合の設定を説明
する図である。図においてはジャンプ番号(名前)を
示しておりリピートの場合と同様に複数個設定可能であ
る。
【0062】はジャンプする始点を示す小節番号を設
定するものであり、はジャンプ先の小節番号である。
さらに、はジャンプ始点の小節が何回演奏されたらジ
ャンプを実行するかを指定するものである。
【0063】かかる構成において、図3(B)の表示画
面は、曲の一連のデータのうち11小節目を二回繰り返
して演奏し終わったら19小節目にジャンプして演奏を
続けることを示している。
【0064】次に、本発明の動作について図4のフロー
チャートを参照しながら説明する。
【0065】操作パネル3の電源スイッチが投入される
と、先ず初期化処理が行なわれる(ステップS11)。
この初期化処理はCPU10の内部のレジスタやRAM
12内部に定義されているレジスタを初期設定する。
【0066】さらに、ROM11に記憶されている所定
データをRAM12に移動したり、音色ポインタを初期
化して放音する初期音色を決定する等の処理を行うもの
である。
【0067】続いて、プレイモードか否かが調べられる
(ステップS12)。これは操作パネル3上のプレイス
イッチがオンされているかを調べることにより行なわれ
る。この結果プレイモードの場合にはメインルーチンに
復帰し演奏を開始する。
【0068】一方、プレイモードでない場合には、続い
てリピート設定かが確認される(ステップS13)。リ
ピート設定モード及びジャンプ設定モードは演奏者が操
作パネル3上のカーソルを操作して設定するものであり
(図3参照)、何れの設定操作もない場合は自動的にメ
インルーチンに復帰する。
【0069】演奏者がカーソルを操作し、図3(A)に
例示するようにカーソルをに移動しリピートモードに
設定すると、リピートの設定が可能となる。
【0070】リピートの設定では、先ず、リピート開始
小節を入力する(ステップS14)。これはカーソルを
操作し、図3(A)のリピートにあるカーソルを開
始小節番号にあわせ、続いてデータインクリメントダイ
ヤルを操作して演奏開始小節番号を入力する。
【0071】続いてカーソルを終了小節番号に合わせ
て、データインクリメントダイヤルを操作して演奏終了
小節番号を入力する。さらにカーソルをリピート回数
に合わせ、データインクリメントダイヤルを操作してリ
ピート回数を入力する(ステップS15)。
【0072】初期条件の入力が終了すると指示部22が
起動し該設定を検出し、続いて検索部23が起動し、既
に入力されているリピート開始小節より前方を逆順に検
索し、リピート開始小節のプログラムチェンジデータや
コントロールチェンジデータ等を読み出す(ステップS
16)。
【0073】続いて、読み出したデータをリピート開始
小節の先頭に書き込む(ステップS17)。この様にし
て1回の設定処理を終了する。
【0074】次いで、リピートを行ないたい全てのリピ
ート処理の設定が終了したかが調べられる(ステップS
18)。これは、リピートを行ないたい全ての部分につ
いての設定が終了したかを調べる処理である。
【0075】さらに、他の部分についてもリピートを設
定したい場合は、カーソルを操作し図3(A)の位置
で次の設定画面を表示するとステップS13に戻り、次
の設定処理が可能となる。
【0076】一方、全てのリピート処理の設定が終了す
ると、続いてジャンプ処理の設定を行なうか否かが調べ
られる(ステップS19)。これは演奏者がカーソルを
操作してジャンプ処理の設定モードにしたかを調べるこ
とにより判断される。
【0077】ジャンプ処理の設定でない場合は、メイン
ルーチンに復帰する。一方、ジャンプ処理の設定の場合
は、演奏者がカーソルを操作し、図3(B)に例示する
ジャンプモードに設定すると、ジャンプ設定ありと判断
され、続いてジャンプの設定が可能となる。
【0078】ジャンプ処理の設定では、先ず、ジャンプ
する始点を示す小節番号を入力する(ステップS2
0)。これはカーソルを操作し、図3(B)のジャン
プ番号にあるカーソルをのジャンプの始点を示す小節
番号に合わせ、続いてデータインクリメントダイヤルを
操作してジャンプ始点の小節番号を入力する。
【0079】続いてカーソルをのジャンプ先小節番号
に合わせて、データインクリメントダイヤルを操作して
ジャンプ先の小節番号を入力する。さらにカーソルを
リピート回数に合わせ、データインクリメントダイヤル
を操作してリピート回数を入力する(ステップS2
1)。
【0080】以上の初期条件の入力が終了すると検索部
23が起動し、先に入力したジャンプ先小節より前方を
逆順に検索し、ジャンプ先小節のプログラムチェンジデ
ータやコントロールチェンジデータ等を読み出す(ステ
ップS22)。
【0081】続いて、読み出したデータをジャンプ始点
の小節の末尾に書き込む(ステップS23)。これによ
り演奏間、ジャンプ時のジャンプ先のプログラムチェン
ジやコントロールチェンジ等が演奏時に自動的に読み込
まれるので、円滑な演奏が可能となる。
【0082】この様にして1回の設定処理を終了する
と、所望のジャンプ処理全てについての設定が終了した
かが調べられる(ステップS24)。
【0083】これは、ジャンプを行ないたい全ての部分
についての設定が終了したかを調べる処理であり、さら
に他の部分についてジャンプを設定したい場合はカーソ
ルを操作するとステップS19に戻り、さらにジャンプ
の設定処理が続行される。
【0084】このようにして、行ないたい全てのリピー
ト及びジャンプについての設定が終了するとリターンし
メインルーチンに復帰する。
【0085】なお、本実施例ではジャンプ処理の場合、
読み取った付加情報をジャンプ始点のある小節の末尾に
記憶させるように構成したが、ジャンプ先の小節の先頭
に記憶させるように構成してもよい。
【0086】さらに、付加情報を演奏情報のメモリとは
別個のメモリに記憶させ、演奏間、付加情報は同時併行
的に読み出すように構成すると、付加情報用の書込みや
読み取り、消去等メモリ管理は容易になる。
【0087】なお、上記実施例では、演奏情報を記憶す
るメモリとしてRAMを用いた場合について説明した
が、該メモリはRAMに限定されない。例えば、フロッ
ピーディスクや磁気テープ等の書換え可能記憶媒体であ
れば良く、上記実施例と同様の作用・効果を奏する。
【0088】また、本発明に関する電子楽器は、本体に
音源があってもなくてもよい。本体に音源が無い場合、
シリアルインターフェースを用いて外部音源をコントロ
ールするようにすればよい。
【0089】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によればM
IDI等の一連の曲の演奏情報に対して、任意の区間に
リピートを入れたり、任意のアドレスへのジャンプをプ
ログラムして再生する際、曲のと切れ目や、音色、コン
トロールチェンジの相違、テンポの相違などが生ずるこ
となく、スムースに所望の音楽を再生することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシーケンサの原理説明図である。
【図2】本発明に係るシーケンサを応用した電子楽器の
全体的な構成を示す概略ブロック図である。
【図3】本実施例の電子楽器のシーケンサのリピート及
びジャンプの操作を説明する図である。
【図4】本実施例の電子楽器のシーケンサの動作を説明
するフローチャートである。
【図5】従来の電子楽器のシーケンサの概略構成を説明
する図でる。
【符号の説明】
1 鍵盤(入力手段) 2 鍵盤スキャン回路 3 操作パネル 4 パネルスキャン回路 5 表示部 6 乗算器 7 D/A変換器 8 増幅器 9 スピーカ 10 CPU 11 ROM 12 RAM(記憶手段) 13 I/Oインターフェース 14 音源 21 プログラム部 22 指示部(指示手段) 23 検索部(検索手段) 24 制御部(制御手段) 25 リピート・ジャンプアドレス部(記憶手段) 26 リピート・ジャンプデータ部(記憶手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演奏情報を記憶する記憶手段を有し、外
    部から供給される演奏情報を該記憶手段に記憶すること
    により録音を行い、該記憶手段から演奏情報を読み出し
    て外部に出力することにより再生を行うシーケンサにお
    いて、 ジャンプ又はリピートを指示する指示手段と、 前記指示手段からの指示に基づいて、前記ジャンプまた
    はリピート先の付加情報を検索し、検索結果を前記記憶
    手段中の所定の領域に記憶させる検索手段と、 前記検索手段の検索結果に基づき、リピートまたはジャ
    ンプをプログラムするプログラム手段と、 前記検索手段の検索結果を記憶する記憶手段と、 演奏間、所定のタイミングになると、前記記憶手段に記
    憶されている所定のデータを読み出し、リピートやジャ
    ンプを制御する制御手段とを具備したことを特徴とする
    シーケンサ。
  2. 【請求項2】 前記検索手段が記憶させる所定の領域
    は、リピート先及びジャンプ先の小節の先頭、またはジ
    ャンプ始点の小節の末尾であることを特徴とする請求項
    1記載の電子楽器のシーケンサ。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、演奏情報を記憶する領
    域と付加情報を記憶する領域を別個に有し、付加情報は
    演奏情報と同時併行的に読み出されて処理が行なわれる
    ことを特徴とする請求項1乃至3記載の電子楽器のシー
    ケンサ。
JP6144094A 1994-06-03 1994-06-03 電子楽器のシーケンサ Pending JPH07334154A (ja)

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JP6144094A JPH07334154A (ja) 1994-06-03 1994-06-03 電子楽器のシーケンサ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030080116A (ko) * 2002-04-03 2003-10-11 송문규 반복 재생 시 일정 템포가속에 의한 반복 학습 기능을갖춘 디지털피아노
JP2008304948A (ja) * 2008-09-19 2008-12-18 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 演奏装置、演奏方法及び演奏のためのコンピュータプログラム

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KR20030080116A (ko) * 2002-04-03 2003-10-11 송문규 반복 재생 시 일정 템포가속에 의한 반복 학습 기능을갖춘 디지털피아노
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