JP4835433B2 - 演奏パターン再生装置及びそのコンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、同時に複数の演奏パターンを再生することが可能な演奏パターン再生装置及びその演奏パターン再生装置に適用されるコンピュータプログラムに関する。
従来の電子楽器の演奏パターン(例えばアルペジオパターン)は、演奏の構成音の発音タイミング、音長、音量あるいは音程のオクターブシフト等のパラメータを定めた1セットのデータであり、予め用意されたものやユーザが設定したもの等、複数の演奏パターンから一つを選択して用いるようにされていた。
しかしながら、複数の演奏パターンを同時に再生したり、演奏中に演奏パターンを切り替えたりすることによって多彩な演奏を楽しみたい要望がある。
そこで、多彩な演奏を実現するために、例えば、次の特許文献1に記載の発明が提案されている。
特開2000−356987号公報
前記特許文献1に記載されている予め用意された演奏パターンは、アルペジオパターンであるが、このアルペジオパターンは、夫々独立して作成されたものであるため、アルペジオパターンごとに音量感やリズム感等が異なっている。
すなわち、前記のような音量感やリズム感等が異なるアルペジオパターンを用いて、複数のアルペジオパターンを同時に再生したり、演奏中にアルペジオパターンを切り替えたりした場合、同時あるいは連続して再生されるアルペジオパターン間で音量感やリズム感等にずれが生じ、このずれにより、再生アルペジオパターン相互に調和がとれず、バランスが悪い演奏となってしまうことがあった。
本発明は、音量感やリズム感等が異なる演奏パターンを同時に再生したり切替えたりしても、バランスよく調和のとれた多彩なパターンの演奏を行えるようにすることを課題とし、この課題を解決した演奏パターン再生装置及び該演奏パターン再生装置に適用されるコンピュータプログラムの提供を目的とする。
前記目的を達成するため、本発明が採用した技術的手段は、同時に複数の演奏パターンを再生することが可能な演奏パターン再生装置であって、記憶手段にて記憶された複数の演奏パターンの内から任意の演奏パターンを複数選択する演奏パターン選択手段と、演奏パターンに含まれるパラメータの値を補正するための共通オフセットデータを設定する共通オフセットデータ設定手段であって、前記選択された複数の演奏パターンに対して一つの共通オフセットデータを設定する共通オフセットデータ設定手段と、演奏パターンに含まれるパラメータの値を補正するための専用オフセットデータを設定する専用オフセットデータ設定手段であって、前記選択された複数の演奏パターンの各々に対して一つずつの専用オフセットデータを設定する専用オフセットデータ設定手段と、前記演奏パターン選択手段で選択された複数の演奏パターンの内から再生を開始する演奏パターンを指示する再生開始指示手段と、前記演奏パターン選択手段によって指示された演奏パターンを再生する演奏パターン再生手段であって、前記共通オフセットデータ設定手段で設定されている共通オフセットデータ、及び前記専用オフセットデータ設定手段により、前記指示された演奏パターンに対して設定されている専用オフセットデータに基づいて、前記指示された演奏パターンのパラメータの値をオフセットし、該オフセットされた値で前記指示された演奏パターンを再生する演奏パターン再生手段と、を備えていることを特徴とする演奏パターン再生装置にしたことである。
又、前記演奏パターン再生手段を、演奏パターンの再生中に、該演奏パターンのイベント処理毎にオフセットすることを特徴とする演奏パターン再生装置にしたことである。
又、前記再生開始指示手段は、前記演奏パターン選択手段で選択された複数の演奏パターンが、一つずつ割り当てられる複数の再生開始指示手段を備えることを特徴とする演奏パターン再生装置にしたことである。
又、同時に複数の演奏パターンを再生することが可能な演奏パターン再生装置に適用されるであって、記憶手段にて記憶された複数の演奏パターンの内から任意の演奏パターンを複数選択するステップと、演奏パターンに含まれるパラメータの値を補正するための共通オフセットデータを設定するステップであって、前記選択された複数の演奏パターンに対して一つの共通オフセットデータを設定するステップと、演奏パターンに含まれるパラメータの値を補正するための専用オフセットデータを設定するステップであって、前記選択された複数の演奏パターンの各々に対して一つずつの専用オフセットデータを設定するステップと、
前記演奏パターン選択手段で選択された複数の演奏パターンの内から再生を開始する演奏パターンを指示するステップと、前記演奏パターン選択手段によって指示された演奏パターンを再生するステップであって、前記共通オフセットデータ設定手段で設定されている共通オフセットデータ、及び前記専用オフセットデータ設定手段により、前記指示された演奏パターンに対して設定されている専用オフセットデータに基づいて、前記指示された演奏パターンのパラメータの値をオフセットし、該オフセットされた値で前記指示された演奏パターンを再生するステップと、を備えていることを特徴とするコンピュータプログラムにしたことである。
本発明でいうパラメータとは、演奏パターンの一例であるアルペジオパターンのフォーマットである「ゲートタイム」、「ベロシティ」、「ノートナンバ」、「オクターブ」、「タイミング」等を含み、これらのパラメータに対して任意な値でオフセットした共通及び専用オフセットデータが反映され、この共通及び専用オフセットデータを反映したアルペジオパターンで再生が行われる。
本発明によれば、音量感やリズム感等が異なる演奏パターンを同時に再生したり切替えたりしても、バランスよく調和のとれた多彩なパターンの演奏を行うことができる演奏パターン再生装置及び該演奏パターン再生装置に適用されるコンピュータプログラムを提供できる。
以下、本発明に係る演奏パターン再生装置を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
尚、本形態で例示する演奏パターン再生装置は、電子鍵盤楽器やシンセサイザー等の電子音楽装置に適用した形態で例示する。
又、本形態で例示する演奏パターンは、アルペジオパターンである。
図1は、本形態の電子音楽装置の概略構成を示すブロック図である。
本形態の電子音楽装置Aは、演奏情報を入力するための鍵盤を含む演奏操作子1と、各種情報を入力するための複数の選択スイッチや調節スイッチ等を含む設定操作子2と、演奏操作子1の操作状態を検出する検出回路3と、設定操作子2の操作状態を検出する検出回路4と、装置全体の制御を司るCPU5と、該CPU5が実行する制御プログラムや、複数のアルペジオパターンデータ等を記憶するROM6と、アルペジオパターンデータ、演奏データ、各種入力情報及び演算結果等を一時的に記憶するRAM7と、タイマ割込み処理における割込み時間や各種時間を計時するタイマ8と、各種編集画面や各種情報等を表示するディスプレイ9と、各種表示状態等を検出する表示回路91と、前記制御プログラムを含む各種アプリケーションプログラムや各種データ等を記憶する記憶装置10と、外部のMIDI(Musical Instrument Digital Interface)機器110からのMIDI信号を入力したり、MIDI信号を外部に出力したりするMIDIインターフェース(I/F)11と、通信ネットワーク101を介して、サーバコンピュータ(以下「サーバ」という)102とデータの送受信を行う通信インターフェース(I/F)12と、演奏操作子1から入力された演奏データや予め設定された演奏データ等を楽音信号に変換する音源回路13と、該音源回路13からの楽音信号に各種効果を付与するための効果回路14と、該効果回路14からの楽音信号を音響に変換する、例えば、DAC(Digital-to-Analog Converter)やアンプ、スピーカ等のサウンドシステム15とにより構成されている。
上記構成要素3〜7、10〜14、91は、バス16を介して相互に接続され、CPU5には、タイマ8が接続され、MIDII/F11には他のMIDI機器110が接続され、通信I/F12には通信ネットワーク101が接続され、音源回路13には効果回路14が接続され、効果回路14にはサウンドシステム15が接続され、表示回路91にはディスプレイ9が接続されている。
記憶装置10としては、例えば、フレキシブルディスクドライブ(FDD)、ハードディスクドライブ(HDD)、CD−R/RWドライブ及び光磁気ディスク(MO)ドライブ等が挙げられる。
これらの記憶装置(ドライブ)10には、データを書込み可能、且つ恒久的に保存することができる記憶装置(例えば、フレキシブルディスクやハードディスク等のディスク型記憶装置)が装着又は内蔵されている。
尚、前記ディスク型記憶装置に限らず、データを恒久的(不揮発的)に保存できる記憶装置であれば良く、例えばフラッシュメモリ等の半導体メモリでも良い。
そして、記憶装置10には、前述のように、CPU5が実行する制御プログラムも記憶でき、ROM6に制御プログラムが記憶されていない場合には、この記憶装置10に制御プログラムを記憶させておき、それをRAM7に読み込むことにより、ROM6に制御プログラムを記憶している場合と同様の動作をCPU5にさせることができる。
このようにすると、制御プログラムの追加やバージョンアップ等が容易に行える。
MIDII/F11は、専用のものに限らず、RS−232CやUSB(ユニバーサル・シリアル・バス)、IEEE1394(アイトリプルイー1394)等の汎用のインターフェースより構成してもよい。この場合、MIDIメッセージ以外のデータをも同時に送受信してもよい。
通信I/F12は、上述のように、たとえばLAN(Local Area Network)やインターネット、電話回線等の通信ネットワーク101に接続されており、該通信ネットワーク101を介して、サーバ102に接続される。
記憶装置10に上記各プログラムや各種楽曲データが記憶されていない場合には、通信I/F12は、サーバ102からプログラムや各種楽曲データをダウンロードするために用いられる。
クライアントとなるコンピュータ(本実施の形態では、電子音楽装置)は、通信I/F12及び通信ネットワーク101を介してサーバ102へとプログラムや各種楽曲データのダウンロードを要求するコマンドを送信する。
サーバ102は、このコマンドを受け、要求されたプログラムや各種楽曲データを、通信ネットワーク101を介してコンピュータへと配信し、コンピュータが通信I/F12を介して、これらプログラムや楽曲データを受信して記憶装置10に蓄積することにより、ダウンロードが完了する。
本形態の電子音楽装置Aは、図2に示すように、アルペジオパターンを再生するための4つの独立したアルペジェータ1〜4を備えており、該アルペジェータ1〜4は、各アルペジェータ一つにつき、一つのアルペジオパターンを再生でき、又、4つのアルペジェータ1〜4は同時に動作して、夫々のアルペジオパターンを同時に再生できるようにしている。
このアルペジェータ1〜4は、夫々、後述する図9に示すアルペジオパターンの再生プログラムによりアルペジオパターンを再生するものであり、一つのアルペジェータにつき、前記アルペジオパターンの再生プログラムが起動する。
すなわち、前記アルペジェータが複数起動している際には、前記再生プログラムが、起動しているアルペジェータと同数、且つ同時に起動することになる。
前記図2は、RAM7に設けられる各アルペジェータに対応するボイスデータ用の作業バッファの一例を示すブロック図である。
本形態の作業バッファは、各アルペジェータ共通とする一つの共通作業バッファと、各アルペジェータ1〜4夫々の独立した4つ(同時に起動できるアルペジェータの数分)の専用作業バッファから構成される。
共通作業バッファには、4つのアルペジェータ1〜4が共通して利用する鍵域を表すデータを記憶する領域のアルペジオ鍵域バッファと、再生する複数のアルペジオパターンで共通に使用し、該アルペジオパターンのパラメータの値を補正するための値を表すデータを記憶する領域のボイスオフセットバッファ(図2においては、「共通オフセットバッファ」と記載し、以下の説明では、「共通オフセットバッファ」という)が備えられている。
本形態において補正するパラメータはベロシティとゲートタイムであり、補正するための値を表すデータとして、共通ベロシティオフセット値と共通ゲートタイムオフセット値が一つずつ記憶される(詳述は後述の図6で記載)。
前記専用作業バッファには、一つのアルペジェータに対して一つの専用作業バッファが用意されており、四つのアルペジェータ1〜4を同時に利用するため、四つの専用作業バッファが用意されている。
各専用作業バッファには、該バッファに対応するアルペジェータで再生するアルペジオパターンを表すデータを記憶する領域のアルペジオパターンバッファと、このアルペジェータで再生しているアルペジオパターンにのみ適応するパラメータの値を補正するための値を表すデータを記憶する領域のパートオフセットバッファ(図2においては、「専用オフセットバッファ」と記載し、以下の説明では、「専用オフセットバッファ」という)が備えられている。
本形態において補正するパラメータは、前記共通オフセットバッファにおいて補正するパラメータと同様に、ベロシティとゲートタイムであり、補正するための値を表すデータとして、専用ベロシティオフセット値と専用ゲートタイムオフセット値が一つずつ記憶される(詳述は後述の図6で記載)。
図3は、本形態のボイスデータの構成の一例を概略的に示すブロック図である。
本形態では、あらかじめ複数のボイスデータを有しており、各ボイスデータは、一つのエレメントデータと、五つのアルペジオパターンデータと、五つの専用オフセットデータと、一つのアルペジオ鍵域データと、一つの共通オフセットデータとから構成されている。
このボイスデータは、発音に使う音色を設定するためのデータであり、鍵盤で演奏をする場合、鍵盤による演奏の発音に使う音色として、いずれか一つのボイスデータを選択する。
エレメントデータは、発音に使用する音色を表すデータであり、発音に使う一つの波形データ等を表すデータである。
尚、本形態では、ボイスデータに一つのエレメントデータを有する形態として例示しているが、本発明では、ボイスデータに複数のエレメントデータを有する形態としてもよく、この場合、鍵盤の演奏において、発音する楽音の音高やベロシティに応じて、異なる波形データをつかって楽音を発音させるため、例えば、ベロシティの範囲を複数に分割して、範囲ごとに異なるエレメントを割り当てたり、鍵盤の鍵域範囲を複数に分割して、範囲ごとに異なるエレメントを割り当てたりするようなことができる。
アルペジオパターンデータは、ボイスデータが選択されているときに利用できるアルペジオパターンを表すデータであり、アルペジオパターンのデータそのもの、もしくは、アルペジオパターンの記憶場所を表す指示データが記憶されている。
前記アルペジオパターンデータは、図4に示すように、一つのアルペジオパターンデータが、一つのアルペジオパターンを表している。
この図4は、アルペジオパターンのフォーマットを示しており、アルペジオパターンは、「タイミング」、「ゲートタイム」、「キーナンバ」、「オクターブ」および「ベロシティ」の5つ1セットのデータを1つの楽音に対応する1発音分データ(一つのイベントデータ)とし、1小節に相当する発音数だけの1発音分データを最後の「エンドデータ」まで記憶したものである。
「タイミング」は楽音の発音開始タイミングに対応するクロック値(当該イベントデータを処理するタイミング)を表すデータであり、「ゲートタイム」は発音する楽音のキーオンからキーオフまでの時間長(クロック数値)を表すデータである。
「キーナンバ」は発音する楽音の音高を決めるためのデータである。すなわち、RAM3にはこの「キーナンバ」に対応するレジスタが予め設定され、アルペジオ鍵域において検出されたノートナンバをそのレジスタに格納することにより、所定のルールで「キーナンバ」のデータに対してノートナンバを割り当てる。
そして、アルペジオ発音処理において、アルペジオパターン中の「キーナンバ」に対して割り当てられたノートナンバをレジスタから読み出し、このノートナンバを発音する楽音の音高を定めるノートナンバとする。
尚、このノートナンバは、オクターブシフト等の処理もあるので楽音の音高そのものとなるとは限らない。
例えば、アルペジオ鍵域において検出可能な押鍵数を4つに設定した場合「キーナンバ」は“1”〜“4”の数値であり、この「キーナンバ」の値はアルペジオの音高変化パターンに対応して1発音分データ毎に予め決められている。
また、本形態では、アルペジオ鍵域で押鍵された鍵のノートナンバを、低音側のノートナンバから順に若い「キーナンバ」から順に割り当てるルールにしている。
「オクターブ」は、アルペジオ鍵域で押鍵指示された音高をオクターブ単位で変更させて発音する際に、何オクターブ分変更するかを指定するデータである。
例えば、「キーナンバ」に割り当てられたノートナンバがC3であった時において、「オクターブ」の値が“0”と記憶されている場合には、C3の音高を発音するタイミングで該C3の音高でそのまま発音させるが、「オクターブ」の値が“+1”と記憶されている場合には、C3の音高を発音するタイミングで該C3を1オクターブ上にシフトしたC4の音高で発音させる。
「ベロシティ」は発音する楽音のベロシティ値(音量の制御などに利用されるデータ)を表すデータである。
尚、ベロシティ値を検出可能な鍵盤において本形態のアルペジオ機能を用いる場合には、上記「ベロシティ」に関するデータを無視して、押鍵時に検出された各鍵に対応するベロシティ値を用いるようにしてもよい。
専用オフセットデータは、ボイスデータに記憶されているアルペジオパターンごとに(選択されているボイスデータを利用して演奏を行っている最中に利用できるアルペジオパターンのそれぞれに対して)、一つのアルペジオパターンデータに対して一つの専用オフセットデータが記憶されている(五つのアルペジオパターンデータそれぞれに一つずつの専用オフセットデータを記憶)。
又、対応しているアルペジオパターンの再生時に、そのアルペジオパターンのパラメータの値を補正するための値を表すデータが記憶されている。
補正するパラメータは、ベロシティとゲートタイムであり、このベロシティとゲートタイムを補正するための値を表すデータとして、専用ベロシティオフセット値と専用ゲートタイムオフセット値を一つずつ記憶し、このデータで、アルペジオパターン間の、音量感のバランス(ベロシティのバランス)とリズム感のバランス(ゲートタイムのバランス)を調整する。
アルペジオ鍵域データは、ボイスデータに記憶されているアルペジオパターンを再生するときに利用する鍵域(音高範囲)を規定するデータであり、一つのボイスデータに一つのアルペジオ鍵域データが記憶されている。
尚、一つのボイスデータを利用しているときには、複数のアルペジオパターンに対して割り当てられる鍵域は同じである。
共通オフセットデータは、ボイスデータに記憶されている5つのアルペジオパターンで共通に利用されるデータであり、再生するアルペジオパターンのパラメータの値を補正するための値を表すデータが記憶されている。
補正するパラメータはベロシティとゲートタイムであり、このベロシティとゲートタイムを補正するための値を表すデータとして、共通ベロシティオフセット値と共通ゲートタイムオフセット値を一つずつ記憶し、このデータで、再生されるパターン全体の、音量の大きさやゲートタイムの長さを調整する。
そして、前記専用オフセットデータにより、アルペジオパターン間のベロシティとゲートタイムのバランスを調整し、共通オフセットデータにより、アルペジオパターン全体のベロシティとゲートタイムを一括して調整することができる。
以下、本形態のパターン再生装置のプログラムを実行する手順を図5〜図9に示すフローチャートに基づいて説明する。
(ボイスの選択:図5)
図5で示すフローチャートは、一つのボイスデータを選択する操作(指示)がされたときに起動するプログラムである。
又、ボイスデータを選択する操作とは、ディスプレイ9にボイスデータのリストを表示して、ユーザがそのリストの中から一つのボイスデータを選択する操作であり、電子音楽装置のパネル上に配置された設定操作子2におけるボイスデータ用の選択スイッチを使用する。
そして、選択されたボイスデータから、アルペジオ鍵域データを読み出して、共通作業バッファ内のアルペジオ鍵域バッファへ上書きする(ステップS1)。
これにより、以後、新たなボイスデータが選択されるまでの間、アルペジオの演奏時に利用する鍵域として、選択されたボイスデータにおいて規定されている鍵域を使用することになる。
さらに、選択されたボイスデータから、共通オフセットデータを読み出して、共通作業バッファ内の共通オフセットバッファへ上書きする。
これにより、以後、新たなボイスデータが選択されるまでの間、アルペジオの演奏時に利用する共通オフセットの値として、選択されたボイスデータにおいて規定されている共通オフセットデータの値を使用することになる。
次に、四つの専用作業バッファにおける、アルペジオパターンバッファと専用オフセットバッファをクリアする(ステップS2)。
尚、ボイスデータが選択された際に、起動中のアルペジェータ(図9のプログラム)があれば、このアルペジェータを停止しておく。
次に、電子音楽装置のパネル上に配置された設定操作子2におけるアルペジオパターンを選択するための選択スイッチ(再生開始指示手段)に対して、選択されたボイスデータで規定されている(ボイスデータ中に記憶されている)五つのアルペジオパターンをアサインする(ステップS3)。
ここで、アサインするとは、前記選択スイッチを使って、五つのアルペジオパターンを選択できる状態に設定することを意味する。
具体的には、1〜5の番号が連番となるように付けられた五つの選択スイッチに夫々に対し、選択されたボイスデータで規定されている五つのアルペジオパターンを、一つずつ割り当て、一つの選択スイッチを操作したときに、一つのアルペジオパターンを選択できる状態を設定することであり、ユーザは、この選択スイッチを操作して、再生又は停止するアルペジオパターンを選択することができる。
又、前記選択スイッチは、アルペジオパターンの再生中に操作することにより、アルペジオパターンを切替えることもできる。
尚、演奏中にユーザが使用できるアルペジオパターンは、現在選択されているボイスデータで規定されている五つのアルペジオパターンのみに限定される。
次に、鍵盤の演奏によって発音される楽音(およびアルペジオパターンの再生によって発音される楽音)の音色が、選択されたボイスデータで規定されているエレメントデータになるように音源を設定する(ステップS4)。
つまり、ボイスデータが選択されて以降、次のボイスデータが選択されるまでの間は、ここで設定されたエレメントを使った音色で、鍵盤の演奏及びアルペジオパターンの再生によって発生される楽音が発音されることになる。
(パラメータの編集:図6)
この図6で示すフローチャートは、共通オフセットデータ及び専用オフセットデータを編集する操作(指示)がされたときに起動するプログラムである。
このパラメータの編集では、まず、設定操作子2の操作により、共通オフセットデータ及び専用オフセットデータを編集する画面をディスプレイ9に表示する。
前記画面上では、現在選択されているボイスデータで規定されている共通オフセットデータ及び専用オフセットデータを編集することができるように、現在選択されているボイスデータで規定されている共通オフセットデータ及び専用オフセットデータを表示している。
このとき、ベロシティオフセットデータの値とゲートタイムオフセットデータの値が別々に表示されており、ユーザが各種の設定操作子2を操作することにより、各データの値を変更できる状態にされている。
共通オフセットデータと専用オフセットデータは、一つの画面で編集できるようにしてもよいし、編集する画面を別々に設けてもよく、ユーザが画面を見ながらバランスを調整して編集できる状態であればよい。
ユーザは、編集する画面上で、編集したいデータについて、編集後の値を入力し、入力後に変更の確定を設定操作子の操作により指示し、この変更確定の指示があったときにそのときの図6に示すプログラムが起動する。
そして、ユーザの操作により、新たに入力された値を現在選択されているボイスデータの対応するデータに上書きする(ステップS5)。
ここで、対応するデータとは、例えば、ユーザが共通ベロシティオフセットデータの値を編集することを操作すると、現在選択されているボイスデータ中の共通オフセットデータ中の共通ベロシティオフセットデータの値をユーザが指定した新たな値に変更する。
更に、ユーザが、専用ゲートタイムオフセットデータの値を編集することを操作すると、現在選択されているボイスデータ中の、ユーザの操作による編集が指示されたアルペジオパターンに対応する専用オフセットデータ中の専用ゲートタイムオフセットデータの値を、ユーザが指定した新たな値へ変更する。
この場合、ボイスデータで規定されている5つのアルペジオパターンの内のいずれに対応するものであるかについてもユーザにより指定されている。
又、各オフセットデータの値は、個別に、独立してその値を編集でき、この編集によって、現在選択されているボイスデータを使って行われる鍵盤の演奏及び複数のアルペジオパターンの再生によって発生する複数の楽音間の音量感やリズム感のバランスが違和感なく調和するように調整される。
又、ユーザが入力した新たな値は、共通作業バッファと専用作業バッファにも反映し、共通作業バッファの場合は、編集ごとにバッファに記憶されている値が新たな値へ変更され、専用作業バッファの場合は、編集されたパラメータが編集された時点において、専用作業バッファに読み出されている場合にのみ、その読み出されているバッファの値が新たな値へ変更される。
尚、前記オフセットの値を設定するときに、後述する図7の再生するアルペジオパターンを選択(設定)する処理のように、選択できるアルペジオパターンは、現在選択されているボイスデータで規定されている五つのアルペジオパターンのみに限定される。
つまり、夫々のボイスデータについて、そのボイスデータで規定されている五つのアルペジオパターン間相互の音量感とリズム感のバランスを考慮して、該ボイスデータで記憶するオフセットの値を設定すればよく、音量感とリズム感のバランスを考慮すべきパターンは、五つだけでよい
共通オフセットデータ及び専用オフセットデータは、例えば、オフセット値を設定する方法として、ベロシティ値やゲートタイム値に対してn%補正(オフセット)する形態を例示する。
例えば、イベントデータ内のベロシティ値が「60」という値であり、このベロシティ値に対して、専用オフセットデータ内の専用ベロシティオフセット値を「10%」、共通オフセットデータ内の共通ベロシティオフセット値「20%」とした場合、下記のベロシティ値によってアルペジオが再生される。
ゲートタイム値に対する補正(オフセット)も同様の方法で行うことができる。
(数1)
ベロシティ値=60×(0.1×0.2)
例示したオフセット値の計算は、オフセット値の値を割合として、それをイベントデータ内の値へ乗算しているが、オフセット値の形式はこれに限定するものではなく、イベントデータ内のデータの値を補正できる形式であればよい。
例えば、オフセットの値を増減値とし、パターン中のデータの値にオフセットの値を、加えたり引いたりするようにしてもよい。
又、共通オフセットの値を割合とする一方、専用オフセットの値を増減値とするように、専用オフセットの値と共通オフセットの値の形式が違っていてもよい。
(アルペジオパターンの選択:図7)
図7で示すフローチャートは、再生するアルペジオパターンを選択するための選択スイッチが操作されたときに起動するプログラムである。
本形態で例示する電子音楽装置Aで同時に再生できるアルペジオパターンは、専用作業バッファの数、すなわち、四つであるが、再生するアルペジオパターンとして選択できるアルペジオパターンは、選択スイッチの数、すなわち五つ用意され、選択されているボイスデータで規定されている五つのアルペジオパターンが、再生するアルペジオパターンとして選択できるものとなる。
五つの選択スイッチのいずれかが操作されたときに、図7に示す処理を行うプログラムが起動すると、先ず、現在使われていないアルペジェータの有無を判定する(ステップS6)。
ここで、使われていないアルペジェータの判定とは、作業バッファを参照し、四つの専用作業バッファの内、データが記録されていない専用作業バッファがあるか否かを確認することである。
そして、使われていないアルペジェータを、今回、新たにユーザにより選択されたアルペジオパターンで使用するアルペジェータとする。
次に、使われていないアルペジェータがない(データが記録されていない専用作業バッファがない)と判定されたときには、規定されたルールに従ってアルペジェータの一つを決定し、その再生を停止する(ステップS7)。
ここで、本形態における規定されたルールとは、例えば、最も長い時間使われているアルペジェータを選択される、あるいは、アルペジェータの番号順に順次選択するようなルールである。
そして、規定されたルールにより選択されたアルペジェータを、今回、新たにユーザにより選択されたアルペジオパターンで使用するアルペジェータとする。
次に、選択されているボイスデータで規定されている五つのアルペジオパターンの内、今回、ユーザの選択操作で選択された、一つのアルペジオパターンを読み出して、該アルペジオパターンを前記ステップS6やステップS7の処理で決定されたアルペジェータに対応する専用作業バッファのアルペジオパターンバッファへ登録(上書き)する(ステップS8)。
次に、前記ステップS8と同様に、ユーザの選択操作で選択された、一つのアルペジオパターンに対応して記憶されている専用オフセットデータをボイスデータから読み出して、該専用オフセットデータを、前記ステップS6やステップS7の処理で決定されたアルペジェータに対応する専用作業バッファの専用オフセットバッファへ登録(上書き)する(ステップS9)。
このとき、今回のユーザの選択操作で選択されたアルペジオパターンを再生するために、該選択されたアルペジオパターンを再生するためのプログラム(詳細は後述の図9で記載)を起動できる状態(再生の開始を待機していて、いまだ、再生が開始されていない状態)にする。
この図9におけるプログラムを起動するタイミングとしては、例えば、すぐに起動する、アルペジオ鍵域で押鍵が発生していればすぐに起動する、以後において最初にアルペジオ鍵域で押鍵が発生したときに起動する等が挙げられる。
本形態では最後に挙げた動作を採用している。
又、ユーザによる選択スイッチが操作されたときに、ユーザにより操作された選択スイッチにアサインされているアルペジオパターンが再生中(いずれかの専用作業バッファへ割り当てられている)場合には、該選択スイッチの操作を、そのアルペジオパターンの再生を停止する指示として認識し、そのアルペジオパターンの再生を停止(図9におけるプログラムの停止)してそのアルペジオパターンが使っている専用作業バッファをクリアする。
(押鍵により起動する押鍵処理:図8)
図8で示すフローチャートは、鍵盤上のいずれか鍵が押鍵されたときに起動する押鍵処理を行うプログラムである。
プログラムが起動すると、共通作業バッファのアルペジオ鍵域バッファに記録されている鍵域をあらわすデータを参照し、該鍵域(音高の範囲)内に、今回、新たに押鍵された鍵の音高が属しているか否かを判断する。(ステップS10)
前記ステップS10で含まれていないと判断されると、今回、新たに押鍵された鍵に対応する楽音を、選択されているボイスデータ(ボイスデータ中のエレメントデータ)で設定された音色で発音し(ステップS11)、本プログラムを終了する。
尚、前記ステップS11で発音された楽音は、離鍵されたときに起動する離鍵処理において消音される(図示せず)。
離鍵により本プログラムが終了する。
又、前記ステップS10で含まれていると判断されると、押鍵された鍵をアルペジオパターンの再生に利用する音高として、該音高(ノートナンバ)に「キーナンバ」を割り当て、再生中のアルペジオパターンで使用する新たな音高(ノートナンバ)とする(ステップS12)。
次に、前記図7の処理を経て、起動できる状態(再生の開始を待機していて、いまだ、再生が開始されていない状態)のアルペジェータがあるか否かを判断する(ステップS13)。
前記ステップS13で待機中のアルペジェータがあると判断されると、待機中のアルペジェータ(そのアルペジェータに対応する図9のプログラム)を起動し(MIDIクロックのタイミング毎に起動するように設定し)、該アルペジェータが複数あれば、それらすべてのアルペジェータを起動してアルペジオパターンを再生する(ステップS14)。
前記ステップS12で待機中のアルペジェータがないと判断されると本プログラムが終了する。
(MIDIクロックのタイミング毎に起動するアルペジオパターンの再生:図9)
図9で示すフローチャートは、MIDIクロックのタイミング毎に、且つ再生されているアルペジェータの数だけ起動するアルペジオパターンの再生処理をするプログラムである。
例えば、三つのアルペジェータが起動中であれば、三つのアルペジェータ夫々に対応した三つの図9のプログラムが起動する。
又、アルペジェータ毎に、再生対象としているアルペジオパターンは、前記したように図7のプログラムのステップS8,S9において特定されている。
尚、本形態の説明では、一つのアルペジェータに対応して起動している一つの図9におけるプログラムのフローチャートについて説明する。
又、複数のアルペジェータが起動されている場合は、例示した図9のプログラムのフローチャートにおいて、処理の対象とするアルペジオパターンと専用作業バッファが違っているものが、複数個だけ並行して起動していることになる。
図9のプログラムが起動されると、該プログラムが読出対象としているアルペジオパターンを参照して、今回のタイミングで、読み出すべきイベントデータがあるか否かを判断し(ステップS15)、イベントデータがないと判断されると、本プログラムは終了する。
イベントデータがあると判断されると、対象アルペジェータにおける専用作業バッファのアルペジオパターンバッファからイベントデータを読み出す(ステップS16)。
この読出では、対象とするアルペジェータごとに、読出の対象となるバッファが異なっている。
次に、対象アルペジェータにおける専用作業バッファの専用オフセットバッファからベロシティオフセット(専用ベロシティオフセット)値を読み出す(ステップS17)。
この読出では、対象とするアルペジェータごとに、読出の対象となるバッファが異なっている。
次に、共通作業バッファの共通オフセットバッファからベロシティオフセット(共通ベロシティオフセット)値を読み出す(ステップS18)。
この読出では、対象とするアルペジェータが何であっても、読出の対象となるバッファは、共通オフセットバッファである。
次に、前記専用ベロシティオフセット値と共通ベロシティオフセット値を使って、前記ステップS16で読み出したイベントデータ中のゲートタイムの値を変更する(ステップS19)。
次に、対象アルペジェータにおける専用作業バッファの専用オフセットバッファからゲートタイムオフセット(専用ゲートタイムオフセット)値を読み出す(ステップS20)。
この読出では、対象とするアルペジェータごとに、読出の対象となるバッファが異なっている。
次に、共通作業バッファの共通オフセットバッファからゲートタイムオフセット(共通ゲートタイムオフセット)値を読み出す(ステップS21)。
この読出では、対象とするアルペジェータが何であっても、読出の対象となるバッファは、共通オフセットバッファである。
次に、前記専用ゲートタイムオフセット値と共通ゲートタイムオフセット値使って、前記ステップS16で読み出したイベントデータ中のゲートタイムの値を変更する(ステップS22)。
前記ステップS17〜ステップS22の処理により、あらかじめ用意されていたアルペジオパターンのベロシティ値及びゲートタイム値が、他のアルペジオパターンとの間で音量感やリズム感のバランスがとれた値に補正される。
次に、前記で決定されたベロシティ値及びゲートタイム値で発音を開始する(ステップS23)が、ここで発音される楽音の音色は、前記図8のステップS11の処理で使用した音色と同じである。
本形態によれば、アルペジオパターンの再生においては、該アルペジオパターンデータのベロシティ値とゲートタイム値に、前記ボイスオフセットデータ及び/又はパターンオフセットデータの編集されたベロシティ値とゲートタイム値を付加して補正されたベロシティ値とゲートタイム値で再生されるため、音量感やリズム感等が異なるアルペジオパターンを同時に再生したり切替えたりしても、バランスよく調和のとれた多彩なアルペジオの演奏を行うことができる。
尚、本発明では、アルペジオパターン以外の演奏パターン(押鍵されている音高を考慮することなく記録されているイベントデータを読み出してそのまま再生するパターン)を再生するものにも適用可能である。
又、オフセットするパラメータは、例示したベロシティとゲートタイムに限定するものではなく、例えば、アルペジオ鍵域で押鍵指示された音高をオクターブ単位で変更させて発音する際に、何オクターブ分変更するかを指定するデータある「オクターブ」や、楽音の発音開始タイミングに対応するクロック値を表すデータである「タイミング」等の各種パラメータも含む。
本発明に係るパターン再生装置を適用した電子音楽装置の概略構成を示すブロック図。 ボイスデータ用の作業バッファの一例を示すブロック図。 ボイスデータの構成の一例を概略的に示すブロック図。 アルペジオパターンデータの一例を示すブロック図。 ボイスの選択手順の一例を示すフローチャート。 パラメータの編集手順の一例を示すフローチャート。 アルペジオパターンの選択手順の一例を示すフローチャート。 アルペジオパターンの再生手順の一例を示すフローチャート。 アルペジオパターンの再生手順の一例を示すフローチャート。
符号の説明
A:電子音楽装置
1:演奏操作子
2:設定操作子
3:検出回路
4:検出回路
5:CPU
6:ROM
7:RAM
8:タイマ
9:ディスプレイ
10:記憶装置
11:MIDIインターフェース
12:通信インターフェース
13:音源回路
14:効果回路
15:サウンドシステム
91:表示回路
110:MIDI機器

Claims (4)

  1. 同時に複数の演奏パターンを再生することが可能な演奏パターン再生装置であって、
    記憶手段にて記憶された複数の演奏パターンの内から任意の演奏パターンを複数選択する演奏パターン選択手段と、
    演奏パターンに含まれるパラメータの値を補正するための共通オフセットデータを設定する共通オフセットデータ設定手段であって、前記選択された複数の演奏パターンに対して一つの共通オフセットデータを設定する共通オフセットデータ設定手段と、
    演奏パターンに含まれるパラメータの値を補正するための専用オフセットデータを設定する専用オフセットデータ設定手段であって、前記選択された複数の演奏パターンの各々に対して一つずつの専用オフセットデータを設定する専用オフセットデータ設定手段と、
    前記演奏パターン選択手段で選択された複数の演奏パターンの内から再生を開始する演奏パターンを指示する再生開始指示手段と、
    前記演奏パターン選択手段によって指示された演奏パターンを再生する演奏パターン再生手段であって、前記共通オフセットデータ設定手段で設定されている共通オフセットデータ、及び前記専用オフセットデータ設定手段により、前記指示された演奏パターンに対して設定されている専用オフセットデータに基づいて、前記指示された演奏パターンのパラメータの値をオフセットし、該オフセットされた値で前記指示された演奏パターンを再生する演奏パターン再生手段と、
    を備えていることを特徴とする演奏パターン再生装置。
  2. 前記演奏パターン再生手段は、演奏パターンの再生中に、該演奏パターンのイベント処理毎にオフセットすることを特徴とする請求項1に記載の演奏パターン再生装置。
  3. 前記再生開始指示手段は、前記演奏パターン選択手段で選択された複数の演奏パターンが、一つずつ割り当てられる複数の再生開始指示手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の演奏パターン再生装置。
  4. 同時に複数の演奏パターンを再生することが可能な演奏パターン再生装置に適用されるであって、
    記憶手段にて記憶された複数の演奏パターンの内から任意の演奏パターンを複数選択するステップと、
    演奏パターンに含まれるパラメータの値を補正するための共通オフセットデータを設定するステップであって、前記選択された複数の演奏パターンに対して一つの共通オフセットデータを設定するステップと、
    演奏パターンに含まれるパラメータの値を補正するための専用オフセットデータを設定するステップであって、前記選択された複数の演奏パターンの各々に対して一つずつの専用オフセットデータを設定するステップと、
    前記演奏パターン選択手段で選択された複数の演奏パターンの内から再生を開始する演奏パターンを指示するステップと、
    前記演奏パターン選択手段によって指示された演奏パターンを再生するステップであって、前記共通オフセットデータ設定手段で設定されている共通オフセットデータ、及び前記専用オフセットデータ設定手段により、前記指示された演奏パターンに対して設定されている専用オフセットデータに基づいて、前記指示された演奏パターンのパラメータの値をオフセットし、該オフセットされた値で前記指示された演奏パターンを再生するステップと、
    を備えていることを特徴とするコンピュータプログラム。
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