JP3399333B2 - 楽音制御装置 - Google Patents

楽音制御装置

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JP3399333B2
JP3399333B2 JP34574397A JP34574397A JP3399333B2 JP 3399333 B2 JP3399333 B2 JP 3399333B2 JP 34574397 A JP34574397 A JP 34574397A JP 34574397 A JP34574397 A JP 34574397A JP 3399333 B2 JP3399333 B2 JP 3399333B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、発音される楽音の
音色の設定を自由に行うことができる楽音制御装置に関
し、特に複数のパート毎に音色の編集を任意に行うこと
ができる楽音制御装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】シンセサイザや電子ピアノ等の電子楽器
においては、ユーザが所望の音色を設定して楽音を発生
することができるようにされているのが一般的である。
このような電子楽器においては、鍵盤等が操作されるこ
とにより出力されたノートオンイベントを受けて、ノー
トオン処理を行うことにより音源においてノートオンイ
ベントの内容に応じた楽音を生成して発音している。こ
の際に生成される楽音の音色はあらかじめ設定すること
ができる。そして、ノートオフイベントを受けた際に、
その楽音に設定されている音色情報にアクセスし、その
音色情報に応じたリリースレート等のノートオフ処理を
行うことにより消音している。また、従来の電子楽器に
おいては、それぞれ任意の音色を設定することのできる
複数のパート(例えば、16パートや32パート)と、
同時発音することのできる発音チャンネルを複数チャン
ネル(例えば、32チャンネルや64チャンネル等)有
している。 【0003】ところで、楽音の音色の編集を行うことに
より発音中のパートにおける音色が変更される場合があ
る。この場合に、ノートオフイベントを受けてノートオ
フ処理を行う際に、当該パートに設定されている音色情
報をアクセスすると、ノートオフ時には既に変更された
音色情報となっている。この際に、持続音の音色から減
衰音の音色に変更された時には減衰音に対するノートオ
フ処理は通常は不必要なため、ノートオフ処理行われな
いようになる。したがって、発音中の持続音に対する消
音が行われず楽音が鳴りっぱなしになってしまうように
なる。そこで、このようなことを防止するために、従来
は、発音中の音色について編集を行った場合において、
発音時と消音時で食い違うと不都合がある場合は発音中
の楽音を強制消音したり、編集を行えないようにしてい
た。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発音中
の楽音を強制消音させると、その楽音の聴感が不自然と
なることから、通常は楽音を強制消音させることは好ま
しいことではない。また、発音中の音色について編集を
行えないと、種々の形態の演奏態様に制約を与えてしま
う場合が生じるようになる。そこで、本発明は発音中の
音色について強制消音することなく編集を行ってもノー
トオフ処理した際に不都合の生じない楽音制御装置を提
供することを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成すること
のできる本発明の楽音制御装置は、任意に設定すること
のできる音色の楽音を生成する音源手段と、各ノート毎
に音色を指定するインストナンバーを第1記憶手段に設
定すると共に、該第1記憶手段に設定されているインス
トナンバーを発音中に変更可能とされているインストナ
ンバー設定手段と、ノートオンイベントを受けた場合
に、ノートオンイベントに基づいて前記音源手段に発音
指示を行う処理手段とを少なくとも備え、該処理手段
は、ノートオンイベントを受けて実行されるノートオン
処理時に、当該ノートオンイベントのノートナンバに対
応するインストナンバーを、前記第1記憶手段から取得
して第2記憶手段に記憶し、前記ノートオンイベントに
より発音された楽音をノートオフするノートオフイベン
トを受けた時に、前記第2記憶手段に記憶されている当
該ノートナンバに対応する前記インストナンバーに基づ
いて、ノートオフ処理において前記音源手段に消音指示
行うか否かを制御するようにしている。 【0006】 【0007】このような本発明によれば、ノートオン処
理時において、ノートオフに必要なノートオフ情報を記
憶手段に格納し、ノートオフ時にこのノートオフ情報に
基づいてノートオフ処理を行うようにしたので、発音中
において音色が編集されても楽音が鳴りっぱなしになる
等の不都合は生じないようになる。 【0008】 【発明の実施の形態】本発明の楽音制御装置における第
1の実施の形態のハードウェア構成の概要を図1に示
す。図1において、1はメイン制御部として使用される
メインのマイクロプロセッサ(メインCPU)であり、
このメインCPU1の制御の下で本発明にかかる楽音制
御処理が実行される。2はメインCPU1が処理を実行
する際に使用するワークエリアや音色用のテーブル等が
記憶されるエリア、および、外部記憶装置から読み出さ
れた楽音データ等が記憶されるエリアが設定されている
音色用、ワーク用ランダムアクセスメモリ(RAM)、
3はメインCPU1や音源CPU7が実行するプログラ
ム等が記憶されているリードオンリメモリ(プログラム
ROM)である。 【0009】また、4は音色編集処理画面等が表示され
る表示器(モニタ)、5は音色の編集指示や各種設定を
行うスイッチからなるパネルスイッチ、6はPCM音源
の場合は各音色の波形サンプルが記憶され、FM音源や
物理モデル音源とされる場合は音色パラメータが記憶さ
れている音色ROM、7はメインCPU1から発音が指
示されたときに、設定された音色の楽音を生成する楽音
生成処理を実行して楽音を発生する音源CPU、8はシ
ンセサイザや電子ピアノ等の他のMIDI機器等からM
IDIイベントが入力されると共に、生成されたMID
Iイベントを他のMIDI機器等へ出力するMIDIイ
ンターフェース(I/F)、9はボリュームやモジュレ
ーション等の操作子からなるコントローラ、10は操作
に応じたMIDIイベントを出力する鍵盤、11は各部
を相互に接続しているバスラインである。 【0010】次に、このような構成の本発明の第1の実
施の形態の楽音制御装置における動作を説明するが、こ
こではリズム音色の音色が設定された場合を例に挙げて
説明する。ただし、本発明において設定可能な音色はリ
ズム音色に限るものではない。リズム音色におけるドラ
ムボイスのリストの一部を図13に示すが、リズム音色
においてはノート毎に楽器(Instrument:インスト)が
割り当てられており、このインストの集合体がリズム音
色と称されている。従って、このリズム音色が選択され
た際に、あるノートの鍵を押鍵するとその鍵に割り当て
られた楽器の楽音が発音される。このリストにおいて、
バンク(Bank)欄に示されているバンクナンバー12
7、プログラム(Program )欄に示されている音色
ナンバー1の音色名は「Standard Kit」であり、同バンク
の音色ナンバー2の音色名は「Standard2 Kit」、音色
ナンバー9の音色名は「Room Kit」、同バンクの音色ナ
ンバー17の音色名は「Rock Kit」・・・・・とされて
いる。 【0011】そして、例えば音色名「Standard Kit」にお
いて、ノートナンバー13(ノートC −1)にはイン
スト「Surdo Mute」が割り当てられ、ノートナンバー1
4(ノートD−1)にはインスト「Surdo Open」が割り当
てられ、ノートナンバー15(ノートD −1)にはイ
ンスト「Hi Q」が割り当てられ、以下リストに示すよう
に各ノートナンバーにそれぞれインストが割り当てられ
ている。また、ノートオフ(Key off)欄において○印
が付されているインスト、例えばノートナンバー26
「Brush Swirl L」,ノートナンバー28「Brush Swirl
H」,ノートナンバー29「Snare Roll」等は持続音の
音色とされており、ノートオフ処理が必要なことが示さ
れている。なお、楽音制御処理におけるプログラム中に
おいては、音色は割り当てられた音色ナンバーにより管
理され、インストも割り当てられたインストナンバーに
より管理されている。 【0012】このようなリズム音色のリストにおける各
インストをインストナンバーで管理するようにしたイン
ストナンバーテーブルが、リズム音色が設定される際に
作成されて音色用、ワーク用RAM2に記憶される。あ
るいは、このインストナンバーテーブルを予め作成して
おいて音色ROM6に格納しておいてもよい。このイン
ストナンバーテーブルのメモリ構造を図2(a)に示
す。図2(a)に示すようにインストナンバーテーブル
は音色名「Standard Kit」,「Standard2 Kit」,「Room
Kit」,「Rock Kit」・・・・等の音色毎のテーブルと
され、音色毎のテーブルにおいてはノートナンバー順に
該ノートナンバーに割り当てられたインストのインスト
ナンバーが格納されている。 【0013】そして、本発明の第1の実施の形態の楽音
制御装置においては図13に示すリズム音色リストにお
ける各音色をパート毎に設定することができるようにさ
れている。例えば、パート1に音色ナンバー1の「Stand
ard Kit」を設定したり音色ナンバー2の「Standard2 Ki
t」を設定したりすることができる。このパートにおけ
る音色の設定はパート毎に独立して設定可能とされ、パ
ート毎に設定されたインストアサインテーブルが音色
用、ワーク用RAM2に記憶される。このインストアサ
インテーブルのメモリ構造を図2(b)に示す。インス
トアサインテーブルは、パート1,パート2,パート3
・・・のパート毎に設けられ、各インストアサインテー
ブルにおいてノートナンバー順に該ノートナンバーに割
り当てられたインストのインストナンバーが配列されて
いる。なお、各パートに音色を設定する際には、音色ナ
ンバーを指定することにより各パートに音色を設定して
おり、設定した際にインストアサインテーブルがインス
トアサインテーブルをコピーすることにより作成される
ようになる。 【0014】なお、パートに設定された音色における各
ノートに割り当てられているインストは、後述する音色
切り替え処理においてユーザが自由に編集することがで
きる。そして、編集した際にはこのインストアサインテ
ーブルにおける該当するノートに対応するインストナン
バーが書き替えられるようになる。ここで、ノートオン
イベントを受けて発音する際には、ノートオンイベント
におけるチャンネル番号によりどのパートにおいて発音
するかを判定し、該当するパートに設定されているイン
ストアサインテーブルを参照して、ノートオンイベント
におけるノートナンバーから発音すべきインストナンバ
ーを取得する。そして、音源CPU7に取得したインス
トナンバーのインストの音色の楽音を生成して発音する
よう発音指示を行う。これにより、音源CPU7はイン
ストナンバーから該当する音色の波形サンプルを読み出
すことにより、あるいはインストナンバーに該当する音
色パラメータを音色ROM6から読み出して音源レジス
タにセットして演算を行うことにより、インストナンバ
ーに対応するインストの音色の楽音を生成して発音する
ようになる。 【0015】この際に、参照されたインストアサインテ
ーブルから取得されたインストナンバーがノート発音テ
ーブルに書き込まれる。このノート発音テーブルは音色
用、ワーク用RAM2に記憶されるが、そのメモリ構造
を図3(a)に示す。ノート発音テーブルは、パート
1,パート2,パート3・・・のパート毎に設けられて
おり、各ノート発音テーブルにおいて各ノートナンバー
毎にインストナンバーを書き込めるエリアが設けられて
いる。このノートナンバーに対応するエリアには発音が
指示された際にインストアサインテーブルから取得され
たインストナンバーが書き込まれるようにされる。この
ようにノート発音テーブルに発音中のノートのインスト
ナンバーが記憶されるようになり、ノートオフイベント
を受けた際にはこのノート発音テーブルが参照されてノ
ートオフ処理が行われるようになる。 【0016】すなわち、ノートオフイベントを受けると
ノートオフイベントにおけるチャンネル番号からノート
オフされるパートを判定し、該当するパートにおけるノ
ート発音テーブルが参照される。そして、この参照され
るノート発音テーブルにおいてノートオフイベントにお
けるノートナンバのエリアに書き込まれているインスト
ナンバーが取得され、取得されたインストナンバーに対
応するインストが持続音の音色でありノートオフ処理を
必要としている音色の場合は、所定のリリースレート等
のノートオフ処理を行うようにする。また、インストナ
ンバーに対応するインストがノートオフ処理を必要とし
ない減衰音の音色の場合はノートオフ処理することなく
そのまま減衰させるようにする。そして、ノートオフ処
理が終了する際にノートオフされたノートナンバーのエ
リアのインストナンバーを消去するようにして、次回の
同ノートの発音に備えるようにする。 【0017】このインストナンバーに対応するインスト
がノートオフ処理を必要とするか否かは、図3(b)に
示すノートオフテーブルにより管理されている。ノート
オフテーブルは図3(b)に示されているように、イン
ストナンバー毎に配列されたエリアに、ノートオフ処理
が必要な場合は「1」が書き込まれ、ノートオフ処理が
不必要な場合は「0」が書き込まれたテーブルとされて
いる。ノートオフ処理が必要なインストは、図13に示
すドラムボイスのリズム音色リストにおいて、ノートオ
フ(Key off)欄に○印が付されているインストとさ
れ、そのインストナンバーのエリアに「1」が書き込ま
れる。このノートオフテーブルは、インストナンバーテ
ーブルと同様にリズム音色が設定される際に作成されて
音色用、ワーク用RAM2に記憶される。あるいは、こ
のノートオフテーブルを予め作成しておいて音色ROM
6に格納しておいてもよい。 【0018】次に、本発明の第1の実施の形態の楽音制
御装置においてメインCPU1において実行されるリズ
ム音色切り替え処理を、図4に示すフローチャートを参
照しながら説明する。リズム音色切り替え処理は、パネ
ルスイッチ5に設けられているリズム音色切り替えボタ
ンが操作されたり、MIDI I/F8を介してプログ
ラムチェンジメッセージが受信された際に起動され、起
動されるとステップS10にて音色切り替えイベントが
検出される。この音色切り替えイベントは、音色を切り
替えるパートのナンバー情報および切り替える音色の音
色ナンバーから構成されている。なお、プログラムチェ
ンジメッセージの場合は、該メッセージ中のMIDIチ
ャンネル番号によりパートのナンバーを指定するように
する。次いで、ステップS11にて音色切り替えイベン
ト中から音色ナンバーが取得され、ステップS12にて
取得された音色ナンバーに対応するインストナンバーテ
ーブルが、音色切り替えイベントにより指定されたパー
トにおけるインストアサインテーブルにコピーされる
(図2(a)および図2(b)参照)。これにより、指
定されたパートの音色を変更あるいは設定することがで
きる。 【0019】次に、インストアサインテーブルにおける
各ノートに割り当てられる楽器、すなわちインストナン
バーを編集するメインCPU1において実行されるメイ
ンCPUインストアサイン処理を図5に示すフローチャ
ートを参照しながら説明する。メインCPUインストア
サイン処理は、パネルスイッチ5に設けられているイン
ストアサイン編集ボタンを操作したり、MIDIにおけ
るシステム・エクスクルーシブによりインストアサイン
テーブルの編集が指示された際に起動され、起動される
とステップS20にて編集イベントが検出される。編集
イベントは編集するパートのナンバー情報、編集するノ
ートナンバー情報、および編集により指定するインスト
ナンバー情報から構成されている。なお、システム・エ
クスクルーシブの場合は、MIDIチャンネル番号によ
りパートのナンバーを指定するようにする。 【0020】次いで、ステップS21にて編集イベント
中からノートナンバーおよびインストナンバーが取得さ
れ、ステップS22にて編集イベントにより指定された
パートにおけるインストアサインテーブル中の取得され
たノートナンバーに対応するインストナンバーが、取得
されたインストナンバーに変更される。これにより、指
定されたパートにおける指定されたノートナンバーに割
り当てられるインスト(楽器)を変更することができ
る。 【0021】次に、鍵盤10を演奏した時やMIDI
I/F8を介してノートオンメッセージが受信された際
にメインCPU1において実行されるメインCPUリズ
ムインスト発音処理を、図6に示すフローチャートを参
照しながら説明する。鍵盤10が押鍵されたりMIDI
I/F8を介してノートオンメッセージが受信される
と、メインCPUリズムインスト発音処理が起動されス
テップS30にてノートオンイベントが検出される。こ
のノートオンイベントには発音させるパートのナンバー
情報、およびノートナンバー情報や音量情報が含まれて
いる。なお、MIDIメッセージの場合はMIDIチャ
ンネル番号により発音させるパートのナンバーを指定す
るようにする。そして、ステップS31にてノートオン
イベント中のノートナンバーが取得される。 【0022】次いで、ステップS32にて発音させるパ
ートのインストアサインテーブルにおいて、取得された
ノートナンバーに割り当てられているインストナンバー
が取得される。次いで、ステップS33にて取得された
インストナンバーを、ノート発音テーブルの発音される
パートにおけるノートナンバーのエリアに書き込む(図
3(a)参照)。このノート発音テーブルは、前述した
ようにノートオフ処理時に参照されて、ノートオン時の
音色の情報に応じたノートオフ処理が行われるようにな
る。次いで、ステップS34にて音源CPU7に取得さ
れたインストナンバーに対応する音色の発音指示が行わ
れる。これにより、音源CPU7はインストナンバーか
ら該当する波形サンプルを読み出すことにより、あるい
はインストナンバーに該当する音色パラメータを音色R
OM6から読み出して音源レジスタにセットして演算を
行うことにより、インストナンバーに対応するインスト
の音色の楽音を生成して発音するようになる。 【0023】次に、鍵盤10を離鍵した時やMIDI
I/F8を介してノートオフメッセージが受信された際
にメインCPU1において実行されるメインCPUリズ
ムインスト消音処理を、図7に示すフローチャートを参
照しながら説明する。鍵盤10が離鍵されたりMIDI
I/F8を介してノートオフメッセージが受信される
と、メインCPUリズムインスト消音処理が起動されス
テップS40にてノートオフイベントが検出される。こ
のノートオフイベントには消音させるパートのナンバー
情報、およびノートナンバー情報等が含まれている。な
お、MIDIメッセージの場合はMIDIチャンネル番
号により消音させるパートのナンバーを指定するように
する。そして、ステップS31にてノートオフイベント
中のノートナンバーが取得される。 【0024】次いで、ステップS42にてノート発音テ
ーブルの消音させるパートにおいて前記取得されたノー
トナンバーに対応するインストナンバーが取得される。
次いで、ステップS43にて取得されたインストナンバ
ーから、図3(b)に示すノートオフテーブルを参照す
ることにより、取得されたインストナンバーに対応する
音色がノートオフ処理が必要な音色か否かが判断され
る。ここで、取得されたインストナンバーに対応する音
色がノートオフ処理が必要な音色である場合は、ステッ
プS44に進んで音源CPU7に、消音すべきパートに
おける取得されたノートナンバーに対応する音色の消音
が指示される。これにより、音源CPU7は音色に応じ
たリリースレート等により該当する楽音の消音処理を行
う。そして、ステップS45にてノート発音テーブルに
おいてノートオフされたノートナンバーのエリアのイン
ストナンバーを消去するようにして、次回の同ノートの
発音に備えるようにする。また、取得されたインストナ
ンバーに対応する音色がノートオフ処理が必要な音色で
ない場合は、ステップS42においてNOと判断され
て、ノートオフ処理を行うことなくメインCPUリズム
インスト消音処理は終了される。 【0025】以上説明した本発明の第1の実施の形態の
楽音制御装置において、メインCPUリズムインスト発
音処理が実行されてメインCPUリズムインスト消音処
理が実行されるまでの間に、例えばメインCPUインス
トアサイン処理が実行されて発音中の音色が変更された
ものとする。この場合においても、メインCPUリズム
インスト消音処理時には発音処理時に記憶されたノート
発音テーブルが参照されて消音処理が行われるので、楽
音が鳴りっぱなしになる等の不都合が生じることを防止
することができる。なお、変更された音色による発音は
次回に同パートの同ノートが指定された時に行われるよ
うになる。 【0026】また、本発明の第1の実施の形態の楽音制
御装置においては、イベントが検出されるとメインCP
U1において処理や判断が実行され、音源CPU7は楽
音生成処理あるいは楽音消音処理のみ実行すればよいた
め、負担が軽くなり発音処理スピードが損なわれないよ
うになる。したがって、発音のタイミングがずれたり途
切れたりすることなく発音されるようになる。さらに、
音源CPU7は楽音生成プログラムを格納する音源RO
M6を含めて1チップ化される場合が多く、音色などの
仕様に関わる部分の判断処理をメインCPU1で行うよ
うにすれば、音源チップを交換することなくメインCP
U1が実行するプログラムをバージョンアップするだけ
で仕様を変更することができるようになると共に、音源
チップを独立して開発することができる。 【0027】ところで、近年複数の音源を備える楽音制
御装置が提案されている。この複数の音源を備える楽音
制御装置においては、音源毎に発音させる音色が割り当
てられている。これは、PCM音源、FM音源、物理モ
デル音源等の音源種類に応じて生成するのに得意な音色
等があるからである。すると、例えばあるパートにある
音色ナンバーの音色が割り当てられており、音色切り替
え処理が行われた際に、この割り当てられた音色ナンバ
ーが変更されると、音色によっては音源も変更されるよ
うになる。したがって、ある音源において発音中の音色
に対する音色切り替え処理が実行されて、変更後の音色
が他の異なる音源に割り当てられていた場合に、ノート
オフイベントを受けてノートオフ処理を行う際に、当該
パートに設定されている音色情報をアクセスすると、ノ
ートオフ時には既に変更された音色情報となっている。
すると、発音されていない音源にノートオフが指示され
ることになり、発音中の音源に対するノートオフ処理行
われないようになる。すると、発音中の音色が持続音の
場合には消音が行われず楽音が鳴りっぱなしになってし
まうようになる。 【0028】そこで、複数の音源を備える本発明の第2
の実施の形態においては、このような問題が生じない楽
音制御装置とされており、本発明の第2の実施の形態の
ハードウェア構成の概要を図8に示す。図8において、
21はメイン制御部として使用されるメインのマイクロ
プロセッサ(メインCPU)であり、このメインCPU
21の制御の下で本発明にかかる楽音制御処理が実行さ
れる。22はメインCPU21が処理を実行する際に使
用するワークエリアやテーブル等が記憶されるエリア、
および、外部記憶装置から読み出された楽音データ等が
記憶されるエリアが設定されているランダムアクセスメ
モリ(ワークRAM)、23はメインCPU21が実行
するプログラム等が記憶されているリードオンリメモリ
(プログラムROM)である。 【0029】また、24は音色編集処理画面等が表示さ
れる表示器(モニタ)、25は音色の編集指示や各種設
定を行うスイッチからなるパネルスイッチ、26は操作
に応じたMIDIイベントを出力する鍵盤、27はボリ
ュームやモジュレーション等の操作子からなるコントロ
ーラ、28はシンセサイザや電子ピアノ等の他のMID
I機器等からMIDIイベントが入力されると共に、生
成されたMIDIイベントを他のMIDI機器等へ出力
するMIDIインターフェース(I/F)、29は各部
を相互に接続しているバスラインである。 【0030】さらに、31,32,33はそれぞれ異な
る種類の音源であり、音源31は音群番号が音群1とさ
れ、音源32は音群番号が音群2とされ、音源33は音
群番号が音群3とされている。これらの音源31,3
2,33のそれぞれの構成は同様とされており音源31
を例に挙げて音源の構成を説明すると、音源31は、発
音が指示された時に指定された音色の楽音を生成する処
理を実行する音源CPU31−1を備え、音源CPU3
1−1は音源プログラムROM31−4に格納されてい
る楽音生成プログラムを実行することにより楽音を生成
している。この際に、音源CPU31−1は音色用のパ
ラメータ等が記憶されるエリアおよびワークエリアが設
定されている音色用、ワーク用RAM31−3を使用し
て楽音を生成している。また、音源31がPCM音源の
場合は各音色の波形サンプルが音色ROM31−2に記
憶され、音源31がFM音源や物理モデル音源とされる
場合は音色パラメータが音色ROM31−2に記憶され
るようになる。 【0031】次に、このような構成の本発明の第2の実
施の形態の動作を説明する。音色ナンバー毎に音色が設
定されているボイスリストにおける音色ナンバーは、当
該音色を生成するのにふさわしい音源31〜音源33に
割り当てられており、各音色ナンバーに割り当てられた
音源31〜音源33に対応する音群番号が音色データテ
ーブルにより管理されている。この音色データテーブル
の例が図9(a)に示されている。この例では音色ナン
バーが0番ないし127番の128種類の音色に対する
音色データテーブルとされており、この音色ナンバーに
割り当てられた音群1ないし音群3の音群番号が該当す
る音色ナンバーのエリアに書き込まれている。この音色
データテーブルは、例えば、楽音制御処理の初期処理時
に作成されてワークRAM22に格納されている。 【0032】また、パート毎に設定された発音される音
色の音色ナンバーが音色アサインメモリに記憶される。
各パートが発音する音色の設定は、パネルスイッチ25
における音色設定ボタンを操作するか、あるいは、MI
DIにおけるプログラムチェンジ・メッセージにより自
由に行うことができる。この音色アサインメモリのデー
タ構造を図9(b)に示すが、この音色アサインメモリ
を参照することにより、各パートに設定されている音色
ナンバーを知ることができ、さらに音色データテーブル
をこの音色ナンバーにより参照することにより、各パー
トで発音される音色の楽音を生成する音源の音群番号を
知ることができる。なお、音色アサインメモリの領域
は、ワークRAM22に設定されている。 【0033】ここで、第2の実施の形態の楽音制御装置
がノートオンイベントを受けて発音する際には、ノート
オンイベントにおけるチャンネル番号によりどのパート
において発音するかが判定され、該当するパートに設定
されている音色ナンバーを音色アサインメモリの記憶内
容を参照して取得し、取得された音色ナンバーから、音
色データテーブルを参照することにより音群番号を取得
する。そして、この音群番号に対応する音源の音源CP
Uに取得した音色ナンバーの音色の楽音を生成して発音
するよう発音指示を行う。これにより、音源CPUがP
CM音源の場合は、音色ナンバーから該当する波形サン
プルを読み出すことにより、音色ナンバーに対応する楽
音を生成して発音する。また、FM音源あるいは物理モ
デル音源の場合は、音色ナンバーに該当する音色パラメ
ータを音色ROMから読み出して音源レジスタにセット
して演算を行うことにより、音色ナンバーに対応する音
色の楽音を生成して発音する。 【0034】この際に、参照された音色アサインメモリ
から取得された音色ナンバーがノート発音テーブルに書
き込まれる。このノート発音テーブルはワークRAM2
2に記憶されるが、そのメモリ構造を図9(c)に示
す。ノート発音テーブルは、パート1,パート2,パー
ト3・・・のパート毎に設けられており、各ノート発音
テーブルにおいてノートナンバー毎に音色ナンバーが書
き込まれるエリアが設けられている。このノートナンバ
ーに対応するエリアには発音が指示された際に音色アサ
インメモリから取得された音色ナンバーが書き込まれる
ようにされる。このようにノート発音テーブルに発音中
のノートの音色ナンバーが記憶されるようになり、ノー
トオフイベントを受けた際にはこのノート発音テーブル
が参照されてノートオフ処理が行われるようになる。 【0035】すなわち、ノートオフイベントを受けると
ノートオフイベントにおけるチャンネル番号からノート
オフが指示されたパートを判定し、該当するパートにお
ける図9(c)に示すノート発音テーブルが参照され
る。そして、この参照されるノート発音テーブルにおい
てノートオフイベントにおいてノートオフが指定されて
いるノートナンバのエリアに書き込まれている音色ナン
バーが取得される。次いで、図9(a)に示す音色デー
タテーブルが参照されることにより取得された音色ナン
バーから音群番号が割り出され、割り出された音群番号
の音源にノートオフが指示される。この場合、ノートオ
フが指示された音色が持続音の音色でありノートオフ処
理を必要としている音色の場合は所定のリリースレート
等を有するノートオフ処理が行われる。また、ノートオ
フが指示された音色がノートオフ処理を必要としない減
衰音の音色の場合はノートオフ処理することなくそのま
ま減衰させるようにする。そして、ノートオフ処理が終
了する際にノートオフされたノートナンバーのエリアの
音色ナンバーをノート発音テーブルから消去するように
して、次回の同パート、同ノートの発音に備えるように
する。 【0036】次に、本発明の第2の実施の形態にかかる
楽音制御装置において実行される音色切り替え処理を、
図10に示すフローチャートを参照しながら説明する。
音色切り替え処理は、パネルスイッチ25に設けられて
いる音色(音群)切り替えボタンが操作されたり、MI
DI I/F8を介してプログラムチェンジメッセージ
が受信された際に起動され、起動されるとステップS5
0にて音色(音群)切り替えイベントが検出される。こ
の音色切り替えイベントは、音色を切り替えるパートの
ナンバー情報および切り替える音色の音色ナンバーから
構成されている。なお、プログラムチェンジメッセージ
の場合は、該メッセージ中のMIDIチャンネル番号に
より音色を切り替えるパートのナンバーを指定するよう
にする。次いで、ステップS51にて音色切り替えイベ
ント中からパートナンバーおよび音色ナンバーが取得さ
れ、ステップS52にて音色アサインメモリにおける取
得されたパートナンバーに対応するエリアの音色ナンバ
ーが、取得された音色ナンバーに書き換えられる。これ
により、指定されたパートの音色を変更することができ
る。 【0037】次に、鍵盤26を演奏した時やMIDI
I/F28を介してノートオンメッセージが受信された
際にメインCPU21において実行されるメインCPU
発音処理を、図11に示すフローチャートを参照しなが
ら説明する。鍵盤26が押鍵されたりMIDI I/F
28を介してノートオンメッセージが受信されると、メ
インCPU発音処理が起動されステップS60にてノー
トオンイベントが検出される。このノートオンイベント
には発音させるパートのナンバー情報、およびノートナ
ンバー情報や音量情報が含まれている。なお、MIDI
メッセージの場合はMIDIチャンネル番号により発音
させるパートのナンバーを指定するようにする。そし
て、ステップS61にてノートオンイベント中のパート
ナンバーおよびノートナンバーが取得される。 【0038】次いで、ステップS62にて音色アサイン
メモリにおける取得されたパートナンバーのエリアが参
照されて、発音させるパートに割り当てられている音色
ナンバーが取得される。次いで、ステップS63にて取
得された音色ナンバーを、ノート発音テーブルの発音さ
れるパートにおけるノートオンイベントから取得された
ノートナンバーのエリアに書き込む(図9(c)参
照)。このノート発音テーブルは、前述したようにノー
トオフ処理時に参照されて、ノートオン時の音色の情報
に応じたノートオフ処理が行われるようになる。次い
で、ステップS64にて図9(a)に示す音色データテー
ブルを参照することにより、ステップS62において取
得された音色ナンバーから割り出した音群番号の音源C
PUに発音指示が行われる。これにより、音源CPUは
音色ナンバーから該当する音色の波形サンプルを読み出
すことにより、あるいは音色ナンバーに該当する音色パ
ラメータを音色ROMから読み出して音源レジスタにセ
ットして演算を行うことにより、音色ナンバーに対応す
る音色の楽音を生成して発音するようになる。 【0039】次に、鍵盤26を離鍵した時やMIDI
I/F28を介してノートオフメッセージが受信された
際にメインCPU1において実行されるメインCPU消
音処理を、図12に示すフローチャートを参照しながら
説明する。鍵盤26が離鍵されたりMIDI I/F2
8を介してノートオフメッセージが受信されると、メイ
ンCPU消音処理が起動されステップS70にてノート
オフイベントが検出される。このノートオフイベントに
は消音させるパートのナンバー情報、およびノートナン
バー情報等が含まれている。なお、MIDIメッセージ
の場合はMIDIチャンネル番号により消音させるパー
トのナンバーを指定するようにする。そして、ステップ
S71にてノートオフイベントからノートオフするパー
トナンバーおよびノートナンバーが取得される。 【0040】次いで、ステップS72にて消音させるパ
ートにおける図9(c)に示すノート発音テーブルが参
照されて、取得されたノートナンバーに対応する音色ナ
ンバーが取得される。次いで、ステップS73にて図9
(a)に示す音色データテーブルが参照されることによ
り、取得された音色ナンバーからノートオフが指示され
た楽音を発音している音群番号が割り出され、当該音群
番号の音源CPUに消音が指示される。これにより、音
源CPUは音色に応じたリリースレート等により該当す
る楽音の消音処理を行う。そして、ステップS74にて
ノート発音テーブルにおいてノートオフされたパートに
おけるノートナンバーのエリアの音色ナンバーを消去す
るようにして、次回の同パート、同ノートの発音に備え
るようにし、メインCPU消音処理は終了する。 【0041】ノートナンバ毎にインストが割り当てられ
ている場合は、上述した本発明の第1の実施の形態と同
様にインストアサインテーブルを用意して、ノートナン
バ毎に割り当てられたインストの音色がノートオフ処理
が必要な音色か否かを判断してノートオフ処理が必要な
音色である場合にノートオフ処理を実行し、ノートオフ
処理が必要でない減衰音の音色と判断された場合は、ノ
ートオフ処理を実行することなくメインCPU消音処理
を終了すればよい。以上説明した本発明の第2の実施の
形態の楽音制御装置において、メインCPU発音処理が
実行されてメインCPU消音処理が実行されるまでの発
音中の間に、例えば音色切り替え処理が実行されて発音
中のパートの音色ナンバーが変更されたものとする。こ
の場合に、変更後の音色ナンバーの音色が変更前の音群
番号(音源)と異なる音群番号(音源)に割り当てられ
ていたとしても、メインCPU消音処理時には発音処理
時に記憶されたノート発音テーブルが参照されて、発音
中の音源に対して消音処理が行われるので、楽音が鳴り
っぱなしになる等の不都合が生じることを防止すること
ができる。なお、変更された音色による発音は次回に同
パートの同ノートが指定された時に行われるようにな
る。 【0042】また、本発明の第2の実施の形態の楽音制
御装置においては、イベントが検出されるとメインCP
U21において処理や判断が実行され、音源CPUは楽
音生成処理あるいは楽音消音処理のみ実行すればよいた
め、負担が軽くなり発音処理スピードが損なわれないよ
うになる。したがって、発音のタイミングがずれたり途
切れたりすることなく発音されるようになる。さらに、
複数の音源を有し音色に応じて音源CPUが切り替わる
ような場合であっても、複数の音源を1つのメインCP
Uで発音および消音割り当て可能とすることができる。
さらに、音源CPUは楽音生成プログラムを格納する音
源ROMを含めて1チップ化される場合が多く、音色な
どの仕様に関わる部分の判断処理をメインCPUで行う
ようにすれば、音源チップを交換することなくメインC
PUが実行するプログラムをバージョンアップするだけ
で仕様を変更することができるようになると共に、音源
CPUを独立して開発することができる。 【0043】なお、ハードディスクドライブやリムーバ
ブルディスクドライブを設けて、これらのディスクに記
憶されている楽音制御プログラムを読み出してワークR
AMに書き込むことにより、プログラムROMに楽音制
御プログラムを記憶している場合と同様の動作をメイン
CPUに実行させるようにしてもよい。このようにする
と、楽音制御プログラムの追加やバージョンアップ等を
容易に行うことができるようになる。また、CD−RO
M(コンパクトディスク−リード・オンリ・メモリ)ド
ライブを設け、CD−ROMに記憶されている楽音制御
プログラムをハードディスクやリムーバブルディスクに
ストアするようにしても良い。このように、CD−RO
Mを用いるようにしても楽音制御プログラムの新規イン
ストールやバージョンアップ等を容易に行うことができ
る。なお、このCD−ROMドライブに替えて、フロッ
ピーディスク装置、光磁気ディスク(MO)装置等、様
々な形態の記録メディアを利用してもよい。 【0044】さらに、ネットワークインターフェースを
設けるとLAN(ローカルエリアネットワーク)やイン
ターネット、電話回線等の通信ネットワークに接続する
ことができ、該通信ネットワークを介して、サーバコン
ピュータと接続することができる。したがって、楽音制
御プログラムや各種データをサーバコンピュータからダ
ウンロードすることができるようになる。 【0045】 【発明の効果】本発明は以上のように、ノートオン処理
時において、ノートオフに必要なノートオフ情報を記憶
手段に格納し、ノートオフ時にこのノートオフ情報に基
づいてノートオフ処理を行うようにしたので、発音中に
おいて音色が編集されても楽音が鳴りっぱなしになる等
の不都合は生じないようになる。また、イベントが検出
されるとメインCPUにおいて処理や判断が実行され、
音源CPUは楽音生成処理あるいは楽音消音処理のみ実
行すればよいため、負担が軽くなり発音処理スピードが
損なわれないようになる。したがって、発音のタイミン
グがずれたり途切れたりすることなく発音されるように
なる。さらに、複数の音源を有し音色に応じて音源CP
Uが切り替わるような場合であっても、複数の音源を1
つのメインCPUで発音および消音割り当て可能とする
ことができる。さらにまた、音源CPUは楽音生成プロ
グラムを格納する音源ROMを含めて1チップ化される
場合が多く、音色などの仕様に関わる部分の判断処理を
メインCPUで行うようにすれば、音源チップを交換す
ることなくメインCPUが実行するプログラムをバージ
ョンアップするだけで仕様を変更することができるよう
になると共に、音源CPUを独立して開発することがで
きる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の楽音制御装置の第1の実施の形態に
おけるハードウェア構成を示す図である。 【図2】 本発明の楽音制御装置の第1の実施の形態に
おけるインストナンバーメモリ構造およびインストアサ
インテーブルメモリ構造を示す図である。 【図3】 本発明の楽音制御装置の第1の実施の形態に
おけるノート発音テーブルメモリ構造およびノートオフ
テーブルを示す図である。 【図4】 本発明の楽音制御装置の第1の実施の形態に
おけるリズム音色切り替え処理のフローチャートを示す
図である。 【図5】 本発明の楽音制御装置の第1の実施の形態に
おけるメインCPUインストアサイン処理のフローチャ
ートを示す図である。 【図6】 本発明の楽音制御装置の第1の実施の形態に
おけるメインCPUリズムインスト発音処理のフローチ
ャートを示す図である。 【図7】 本発明の楽音制御装置の第1の実施の形態に
おけるメインCPUリズムインスト消音処理のフローチ
ャートを示す図である。 【図8】 本発明の楽音制御装置の第2の実施の形態に
おけるハードウェア構成を示す図である。 【図9】 本発明の楽音制御装置の第2の実施の形態に
おける音色データテーブル、音色アサインメモリ構造お
よびノート発音テーブルメモリ構造を示す図である。 【図10】 本発明の楽音制御装置の第2の実施の形態
における音色切り替え処理のフローチャートを示す図で
ある。 【図11】 本発明の楽音制御装置の第2の実施の形態
におけるメインCPU発音処理のフローチャートを示す
図である。 【図12】 本発明の楽音制御装置の第2の実施の形態
におけるメインCPU消音処理のフローチャートを示す
図である。 【図13】 リズム音色におけるドラムボイスのリスト
を示す図である。 【符号の説明】 1,21 メインCPU、2,31−3 音色用、ワー
ク用RAM、3,23プログラムROM、4,24 表
示器、5,25 パネルスイッチ、6,31−2 音色
ROM、7,31−1 音源CPU、8,28 MID
I I/F、9,27 コントローラ、10,26 鍵
盤、11,26 バスライン、22 ワークRAM、3
1,32,33 音源、31−4 音源プログラムRO

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 任意に設定することのできる音色の楽音
    を生成する音源手段と、 各ノート毎に音色を指定するインストナンバーを第1記
    憶手段に設定すると共に、該第1記憶手段に設定されて
    いるインストナンバーを発音中に変更可能とされている
    インストナンバー設定手段と、 ノートオンイベントを受けた場合に、ノートオンイベン
    トに基づいて前記音源手段に発音指示を行う処理手段と
    を少なくとも備え、 該処理手段は、ノートオンイベントを受けて実行される
    ノートオン処理時に、当該ノートオンイベントのノート
    ナンバに対応するインストナンバーを、前記第1記憶手
    段から取得して第2記憶手段に記憶し、前記ノートオン
    イベントにより発音された楽音をノートオフするノート
    オフイベントを受けた時に、前記第2記憶手段に記憶さ
    れている当該ノートナンバに対応する前記インストナン
    バーに基づいて、ノートオフ処理において前記音源手段
    消音指示行うか否かを制御するようにしたことを特
    徴とする楽音制御装置。
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