JP3671788B2 - 音色設定装置および音色設定方法並びに音色設定プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

音色設定装置および音色設定方法並びに音色設定プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子楽器などにおいてマニュアル演奏の音色や自動演奏の音色を設定するための音色設定装置および音色設定方法並びに音色設定プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子楽器において、例えば実公平6−4396号公報に開示されているように、リズム種類ごとにマニュアル演奏の音色設定データを記憶しておき、リズム選択スイッチと所定のスイッチの同時操作により、リズム種類に適したマニュアル演奏音色を自動設定する技術が知られている。また、前記実用新案公報に従来技術として記載されているように、モード切り換えスイッチの操作により、音色のマニュアル設定モードと自動設定モードとを切り替えるものがある。
【0003】
また、一般な音色設定の方法として、現在マニュアル演奏用として設定されている音色を、自動演奏の音色として設定するには、自動演奏データの編集モードに入り、自動演奏データ中の音色パラメータを修正していた。さらに、現在選択されている音色と基本的には同じ音色(例えばストリングス)だが、所定のパラメータが異なる音色(例えばアタックの速さが異なる音色)を設定したい場合は、音色編集モードに入り、前記所定のパラメータを修正していた。また、パラメータ修正後の音色データをユーザ音色データとしてセーブすることもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記実公平6−4396号公報の従来の電子楽器によれば、リズム種類に適したマニュアル演奏の音色を設定するために、複数のスイッチの同時操作という複雑な操作が必要であった。また、その従来技術の記載によると、専用のモード切り換えスイッチが必要だった。
【0005】
また、一般的な音色設定の方法により、自動演奏データの編集モードに入り、自動演奏データ中の音色パラメータを修正する操作は、とても複雑だった。さらに、音色編集モードに入り、所望パラメータを修正する、或いはパラメータを修正した音色データをユーザ音色データとしてセーブする操作は、とても複雑だった。
【0006】
本発明は、簡単な操作で、自動演奏にあったマニュアル演奏音色を設定できるようにしたり、簡単な操作で、マニュアル演奏の音色を自動演奏の音色として設定できるようにしたり、あるいは、簡単な操作で、現在選択されている音色と基本的には同じ音色への切換設定をできるようにし、自動演奏あるいはマニュアル演奏の音色設定が簡単な操作で行えるようにすることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の音色設定装置は、所定のマニュアル演奏用の音色情報を含む自動演奏データを記憶した記憶手段と、1乃至複数の音色情報を記憶した音色記憶手段と、マニュアル演奏のための音色を選択指示する音色選択指示手段と、前記選択指示が所定範囲内であった場合は当該指示に対応した音色情報を前記音色記憶手段から読み出してマニュアル演奏の音色として設定するとともに、前記選択指示が前記所定範囲外であった場合は前記記憶手段から前記自動演奏データの音色情報を読み出してマニュアル演奏の音色として設定する音色設定手段と
を備えたことを特徴とする。
【0008】
上記のように構成された請求項1の音色設定装置において、マニュアル演奏の音色を指定するための1乃至複数の音色情報は例えば音色番号群や音色名群などとすることができ、所定範囲内の選択指示は例えば特定の音色番号を選択する操作とすることができ、この操作により、例えば自動演奏情報に付加されている最適音色がマニュアル演奏の音色として設定される。したがって、複数のスイッチの同時操作や専用のモード切り換えスイッチを必要とせずに、音色番号を選択するという簡単な操作で自動演奏にあったマニュアル演奏音色を設定することができる。
【0009】
本発明の請求項2の音色設定装置は、自動演奏を行う際に適用する音色情報を含む自動演奏データを記憶した記憶手段と、1乃至複数の音色情報を記憶した音色記憶手段と、マニュアル演奏のための音色を選択指示する音色選択指示手段と、前記音色選択指示の指示操作態様を検出する手段と、前記検出された指示操作態様が第1の態様であった場合は、前記選択指示に対応した音色情報を前記音色記憶手段から読み出してマニュアル演奏用の音色として設定する一方、前記検出された指示操作態様が第2の態様であった場合は、前記選択指示に対応した音色情報を前記音色記憶手段から読み出して前記自動演奏データの音色情報に代えて自動演奏用の音色として設定する音色設定手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
上記のように構成された請求項2の音色設定装置において、第2の態様の指示操作態様としては、例えば音色選択モードを指示する操作子が所定時間以上操作されているときに自動演奏の音色を変更する指示とすることができ、この指示が検出されることにより、マニュアル演奏の音色が自動演奏の音色として設定される。したがって、自動演奏の音色の変更指示という簡単な操作で、マニュアル演奏の音色として設定されている音色を自動演奏の音色に設定することができる。
【0011】
本発明の請求項3の音色設定方法は、所定のマニュアル演奏用の音色情報を含む自動演奏データを記憶手段に記憶しておき、1乃至複数の音色情報を音色記憶手段に記憶しておき、マニュアル演奏のための音色の選択指示が所定範囲内であった場合は当該指示に対応した音色情報を前記音色記憶手段から読み出してマニュアル演奏の音色として設定し、前記選択指示が前記所定範囲外であった場合は前記記憶手段から前記自動演奏データの音色情報を読み出してマニュアル演奏の音色として設定することを特徴とし、この請求項3の音色設定方法によれば、請求項2と同様な作用効果が得られる
【0013】
本発明の請求項4の音色設定方法は、自動演奏を行う際に適用する音色情報を含む自動演奏データを記憶手段に記憶しておき、1乃至複数の音色情報を音色記憶手段に記憶しておき、マニュアル演奏のための音色の選択指示の指示操作態様を検出し、前記検出された指示操作態様が第1の態様であった場合は、前記選択指示に対応した音色情報を前記音色記憶手段から読み出してマニュアル演奏用の音色として設定する一方、前記検出された指示操作態様が第2の態様であった場合は、前記選択指示に対応した音色情報を前記音色記憶手段から読み出して前記自動演奏データの音色情報に代えて自動演奏用の音色として設定することを特徴とし、この請求項4の音色設定方法によれば、請求項と同様な作用効果が得られる。
【0015】
本発明の請求項5のコンピュータで読み取り可能な記録媒体は、所定のマニュアル演奏用の音色情報を含む自動演奏データを記憶した記憶手段から音色情報を読み出すステップと、1乃至複数の音色情報を記憶した音色記憶手段から音色情報を読み出すステップとを含み、マニュアル演奏のための音色の選択指示を検出するステップと、前記選択指示が所定範囲内であった場合は当該指示に対応した音色情報を音色記憶手段から読み出してマニュアル演奏の音色として設定するステップと、前記選択指示が前記所定範囲外であった場合は記憶手段から自動演奏データの音色情報を読み出してマニュアル演奏の音色として設定するステップと、をコンピュータで実行する音色設定プログラムを記録したものであり、この音色設定プログラムの実行によれば、請求項1と同様な作用効果が得られる。
【0016】
本発明の請求項6のコンピュータで読み取り可能な記録媒体は、自動演奏を行う際に適用する音色情報を含む自動演奏データを記憶した記憶手段から音色情報を読み出すステップと、1乃至複数の音色情報を記憶した音色記憶手段から音色情報を読み出すステップとを含み、マニュアル演奏のための音色の選択指示の指示操作態様を検出するステップと、前記検出された指示操作態様が第1の態様であった場合は、前記選択指示に対応した音色情報を前記音色記憶手段から読み出してマニュアル演奏用の音色として設定するステップと、前記検出された指示操作態様が第2の態様であった場合は、前記選択指示に対応した音色情報を前記音色記憶手段から読み出して前記自動演奏データの音色情報に代えて自動演奏用の音色として設定するステップと、をコンピュータで実行する音色設定プログラムを記録したものであり、この音色設定プログラムの実行によれば、請求項2と同様な作用効果が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。図2は本発明を適用した電子楽器のブロック図であり、CPU1はROM2に格納されている制御プログラムに基づいてRAM3のワーキングエリアを使用して電子楽器全体の制御を行う。通常の電子楽器の基本的な機能として、CPU1は検出回路4aから演奏操作子(鍵盤等)4の操作イベントを検出してマニュアル演奏の制御を行う。さらに、検出回路5aからパネル操作子5の操作イベントを検出し、後述説明する各種スイッチの操作に応じた処理を行う。また、CPU1は表示回路6aを介してディスプレイ画面やLED等からなる表示器6の制御を行う。
【0018】
タイマ7は、自動演奏を行うための割込み信号を発生する回路であり、CPU1により設定されるテンポに応じた間隔(例えば4分音符当たり96回)で割込み信号を発生し、CPU1は割り込み処理により、自動演奏データから割込み処理のクロックのタイミングに対応する演奏データを読み出して自動演奏を行う。
【0019】
音源回路8は複数の音源チャンネルで時分割多重処理を行って複数音を実質的に同時発音可能としたものであり、CPU1からにより、各音源チャンネル毎にキーコード、音色データ、音量データなどが設定され、各音源チャンネル毎に楽音信号を発生する。また、効果回路9は、CPU1から設定される設定内容に応じた効果を楽音信号に付加し、それをサウンドシステム10に出力する。サウンドシステム10はD/A変換や増幅等を行ってスピーカーで発音する。
【0020】
外部記憶装置11はハードディスク装置(HDD)、フロッピィディスク装置(FDD)、CD−ROM装置、光磁気ディスク(MO)装置、デジタル多目的ディスク(DVD)装置等であり、例えばこの外部記憶装置11から本発明の音色設定プログラムを供給したり、各種データを保存するために用いられる。また、MIDIインターフェース12は他のMIDI機器20との間で各種データの授受を行うものであり、例えばソング再生や伴奏再生時の各種楽音制御データ(キーコード、音色データ、音量データ、その他データ等)をMIDIデータとして出力して、MIDI機器20で演奏することもできる。さらに、通信インターフェース13を介して通信ネットワーク30に接続し、サーバコンピュータ40から本発明の音色設定プログラムやなどの各種データの配信を受けるようにすることもできる。
【0021】
パネル操作子5は表示器6と共に電子楽器の本体パネル面に配設されている。図3はパネル操作子5と表示器6の一例を示す図であり、図示のようにパネル操作子5は音色スイッチ51、伴奏スイッチ52、ソングスイッチ53、インクリメントスイッチ54およびデクリメントスイッチ55を備えており、表示器6はLED61,62,63および液晶パネル等のディスプレイ画面64を備えている。
【0022】
音色スイッチ51は、音色選択モードを選択する時および自動演奏の音色設定モードを選択する時に操作され、音色選択モードが選択されるとLED61が点灯される。また、伴奏スイッチ52は伴奏パターン選択モードを選択する時に操作され、伴奏パターン選択モードが選択されるとLED62が点灯される。また、ソングスイッチ53はソング選択モードを選択する時に操作され、ソング選択モードが選択されるとLED63が点灯される。
【0023】
さらに、インクリメントスイッチ54およびデクリメントスイッチ55は音色選択モード時には音色番号を増減(変更)する時に操作され、このインクリメントスイッチ54およびデクリメントスイッチ55が操作されると、ディスプレイ画面64に表示されている音色番号が増減して更新され、その音色番号に音色名が設定されているとその音色名もディスプレイ画面64に表示される。この例ではディスプレイ画面64に「音色番号:」の表示の横に現在選択されている音色番号「001」が表示され、その下に音色番号“001”に対応する音色の音色名「メロウピアノ」が表示されている。なお、音色番号と音色名およびその意味の一例については後述説明する。また、このインクリメントスイッチ54およびデクリメントスイッチ55は、伴奏パターン選択モード時には伴奏パターン番号を増減するときに、ソング選択モード時にはソング番号を増減する時に操作される。
【0024】
この実施形態では、音色設定プログラムは制御プログラムの一部としてROM2に格納されており、この音色設定プログラムの実行により、演奏操作子4によるマニュアル演奏用の音色の設定および自動演奏用の音色の設定を行う。なお、この実施形態において「自動演奏」とは、1曲分の演奏データ(以後、「ソングデータ」という。)に基づいて自動演奏するソング再生と、伴奏用に備えた例えば1小節あるいは数小節など所定長の演奏データ(以後、「伴奏パターンデータ」という。)に基づいて繰り返し自動演奏する伴奏パターン再生との、両方の意味に共通に使用している。
【0025】
図1は実施形態における音色設定装置の機能ブロック図であり、各ブロックの機能や動作は、ROM2、RAM3等の記憶手段や後述の制御動作により実現される。マニュアル音色パラメータ記憶部Aは、演奏操作子4の操作に基づくマニュアル演奏の楽音発生時の音色を決定するためのパラメータで、多数(例えば128種類)の音色パラメータが記憶されている。音色パラメータとしては、音色番号を指定するもの(この場合の具体的なパラメータは例えば発音部側のパラメータメモリ等に別途記憶されている。)でも良いし、具体的なパラメータ(波形種類、EGパラメータ、フィルタ係数等)を指定するものでもよい。また、音色だけでなく、音量や効果などのパラメータも合わせて記憶しておいてもよい。
【0026】
自動演奏データ記憶部Bは、多数のソングデータ(1曲分の演奏データ)や、自動リズムパターンデータ、自動伴奏パターンデータなどの伴奏パターンデータを記憶している。なお、この自動演奏データ記憶部B内には、ソングデータを記憶するソングデータ記憶部と、伴奏パターンデータを記憶する伴奏パターンデータ記憶部がある。また、ソングデータおよび伴奏パターンでは、後述の最適音色パラメータ、自動演奏用音色パラメータ、演奏シーケンスデータを含んでいる。なお、自動演奏データは、後述説明するように典型的には複数の演奏パートからなっている。
【0027】
最適音色パラメータとは、自動演奏データに適した(マッチした)マニュアル演奏用の音色パラメータであり、この音色パラメータとしては、上記マニュアル音色パラメータ記憶部におけるいずれかの音色番号を指定するものでも良いし、マニュアル音色パラメータ記憶部Aの記憶内容とは異なる具体的なパラメータ(波形種類、EGパラメータ、フィルタ係数等)でもよい。また、音色だけでなく、音量や効果などのパラメータも合わせて記憶しておいても良い。
【0028】
自動演奏データ選択部Cは、伴奏パターン選択モード時やソング選択モード時に、ユーザの指示により多数の自動演奏データのうちのいずれかを選択する。そして、この選択された自動演奏データ中に記憶されている最適音色パラメータは、最適音色パラメータバッファDへと供給される。
【0029】
一方、マニュアル音色選択部Eは、ユーザの指示により演奏操作子4の操作に基づくマニュアル演奏の楽音発生時の音色番号を選択する。そして、音色番号として特定番号(例えば“000”)を選択すると上記最適音色パラメータバッファDに記憶されいている音色パラメータが選択され、それ以外(例えば“001”〜“128”)を選択するとマニュアル音色パラメータ記憶部Aの音色パラメータが選択される。
【0030】
マニュアル音色パラメータバッファFには、マニュアル音色選択部Eにて選択された音色パラメータが記憶される。そして、このマニュアル音色パラメータバッファFに記憶されている音色パラメータがマニュアル音生成部Gへと供給され、マニュアル演奏の楽音が生成される。また、自動演奏音色変更指示部Hでの指示により、このマニュアル音色パラメータバッファFに記憶されている音色パラメータが自動演奏用音色パラメータバッファI(後述)へと供給される。ただし、このマニュアル音色パラメータバッファFの音色パラメータが自動演奏用音色パラメータバッファIへ供給されるのは、自動演奏データがソングデータのとき(ソングのメロディ音色の変更)のみである。
【0031】
自動演奏用音色パラメータバッファIには、自動演奏データ選択部Cで選択された自動演奏データ中の自動演奏用音色パラメータが記憶される。なお、この自動演奏用音色パラメータバッファIには、伴奏パターンデータ用とソングデータ用のバッファが設けられ、さらにソングデータ用のバッファにはメロディ音用パラメータバッファが設定されている。また、演奏シーケンスデータバッファJには、自動演奏データ選択部Cで選択された自動演奏データ中のシーケンスデータが記憶される。そして、自動演奏用音色パラメータバッファIの音色パラメータと演奏シーケンスデータバッファJのシーケンスデータがそれぞれ自動演奏音生成部Kへと供給され、自動演奏の楽音が生成される。自動演奏データが複数パートからなる場合、各パートごとのバッファが用意される。自動演奏データがソングデータのとき、自動演奏音色変更指示があると、メロディパート等の特定パート用音色パラメータバッファの記憶内容がマニュアル音色パラメータバッファに記憶されている音色パラメータに変更される。
【0032】
マニュアル音生成部G及び自動演奏音生成部Kは、それぞれマニュアル音および自動演奏音を生成させるための前記音源回路8に対応しているが、それぞれ独立した回路でもよいし、共通の回路を時分割で共用しても良い。典型的には、共通に使用する多数の時分割チャンネルを備えており、発音指示の都度、その時点で空いている時分割チャンネルへとマニュアル演奏の音、自動演奏の音をアサインする。
【0033】
図4は実施形態におけるソングデータと伴奏パターンデータのフォーマットの一例を示す図であり、図4(A) に示すように、ソングデータは1曲分の演奏データであり、最適音色パラメータ、メロディパートデータ、リズムパートデータ、ベースパートデータ、伴奏パートデータ等を含んでいる。メロディパートデータはメロディ用音色パラメータと演奏シーケンスデータで構成され、リズムパートデータはリズム用音色パラメータと演奏シーケンスデータで構成されている。また、図4(B) に示すように、伴奏パターンでは数小節程度の演奏データであり、最適音色パラメータ、リズムパートデータ、ベースパートデータ、伴奏パートデータ等を含んでいる。リズムパートデータはリズム用音色パラメータと演奏シーケンスデータで構成され、ベースパートデータはベース用音色パラメータと演奏シーケンスデータで構成されている。なお、演奏シーケンスデータとは、例えば音符等のイベントデータをその読出しタイミングを示す曲の先頭からのクロック数等のタイミングデータとともに記録されたものである。
【0034】
そして、ソングデータおよび伴奏パターンデータの各最適音色パラメータは、そのソングデータあるいは伴奏パターンデータによる自動演奏に対応して、マニュアル演奏を行うときにこのマニュアル演奏に設定するのに最適な(複数でもよい)音色パラメータであり、ソングデータおよび伴奏パターンデータに応じて予め設定されているものである。
【0035】
図5は実施形態における音色番号と音色パラメータの関係の一例を示す図であり、音色番号は、例えば“001”〜“128”の3桁の数字であり、この実施形態では音色番号“000”に「最適音色」の音色名が設定され、その音色パラメータは自動演奏データ中の音色パラメータ(最適音色パラメータ)である。すなわち、この“000”が選択されたときは自動演奏データの最適音色パラメータがマニュアル演奏の音色として設定される。
【0036】
以下、“001”は音色名が「メロウピアノ」で柔らかい感じのピアノの音色パラメータ、“002”は音色名が「ブライトピアノ」で派手な感じのピアノの音色パラメータ、“003”は音色名が「エレクトリックピアノ」で電気ピアノの音色パラメータである。また、“021”は音色名が「スローストリングス」でアタックの遅いストリングスの音色パラメータ、“022”は音色名が「ミドルストリングス」で中間のアタックのストリングスの音色パラメータ、“023”は音色名が「ファーストストリングス」でアタックの速いストリングスの音色パラメータである。
【0037】
ここで、「メロウピアノ」と「ブライトピアノ」の音色は共にアコースティックピアノの音色すなわち基本的には同じ音色であるが、「柔らかい感じ」、「派手な感じ」といったように音色の特徴が対比するものであり、演奏者が両音色で切り換える頻度が高いものである。そこで、両音色パラメータをそれぞれ隣り合った音色番号(この例では“001”と“002”)に配列することで、演奏者が音色切り換えを容易に行うことができる。例えば音色番号の変更時に音色番号のインクリメントしたりデクリメントするといった操作を行う場合には特に操作が容易である。
【0038】
また、「スローストリングス」、「ミドルストリングス」および「ファーストストリングス」の音色も共にストリングス(例えばバイオリン)の音色で基本的には同じ音色であり、これらの音色のアタックの速さが徐々に変化するように音色の特徴が対比するものである。したがって、これらもそれぞれ隣り合った音色番号(この例では“021”、“022”および“023”)に配列することで、演奏者が音色切り換えを容易に行うことができる。
【0039】
図6および図7はCPU1が実行する制御プログラムの要部のフローチャートであり音色設定プログラムの部分を示している。以下、各フローチャートに基づいてCPU1の制御動作について説明する。なお、以下の処理では、「押しつづけタイマ」と称するタイマを用い、この押しつづけタイマにより音色スイッチ51が押しつづけられている時間を監視して、自動演奏のメロディ音色変更の指示を検出する。
【0040】
電源の投入等によって処理を開始すると、ステップS1で音色スイッチ51がオンされたか否か(オンイベントが検出されているか否か。以下同様。)を判定し、オンされていなければステップS5に進み、オンされていればステップS2で当該電子楽器を音色選択モードに設定し、ステップS3に進む。ステップS3では、音色スイッチ51に対応するLED61を点灯させるとともに、他のLED62,63を消灯し、ステップS4で、押しつづけタイマをスタートさせてステップS5に進む。
【0041】
ステップS5では、音色スイッチ51がオフされた否か(オフイベントが検出されているか否か。以下同様。)を判定し、オフされていなければステップS7に進み、オフされていれば、ステップS6で押しつづけタイマをリセット(停止)し、ステップS7に進む。ステップS7では、押しつづけタイマの計時時間が所定値(例えば1秒程度)以上になっているか否かを判定し、所定値以上になっていなければ、ステップS10に進み、所定値以上になっていればステップS8で、自動演奏のメロディ音色の変更指示を行い、マニュアル音色パラメータバッファFの音色パラメータを自動演奏のメロディ音用パラメータバッファ(自動演奏用音色パラメータバッファIの中にある)へコピーする。そして、ステップS9で押しつづけタイマをリセットしてステップS10に進む。
【0042】
以上の処理により、音色スイッチ51を所定時間(例えば1秒)押しつづけることで、現在選択されているマニュアル演奏の音色パラメータが自動演奏のメロディ音用の音色パラメータとして設定される。すなわち、このステップS7,S8,S9の処理は請求項2、4、6に対応しており、この実施形態では、音色スイッチ51を所定時間押しつづけることが、各請求項の「指示操作態様が第2の態様であった場合」に対応している。
【0043】
次に、ステップS10で、伴奏スイッチ52がオンされたか否かを判定し、オンされていなければステップS13に進み、オンされていればステップS11で当該電子楽器を伴奏パターン選択モードに設定し、ステップS12で、伴奏スイッチ52に対応するLED62を点灯させるとともに、他のLED61,63を消灯し、ステップS13に進む。
【0044】
次に、ステップS13で、ソングスイッチ53がオンされたか否かを判定し、オンされていなければ図7のステップS16に進み、オンされていればステップS14で当該電子楽器をソング選択モードに設定し、ステップS15で、ソングスイッチ53に対応するLED63を点灯させるとともに、他のLED61,62を消灯し、図7のステップS16に進む。
【0045】
ステップS16では、インクリメントスイッチ(+)54またはデクリメントスイッチ(−)55がオンされたか否かを判定し、いずれもオンされていなければステップS27に進み、いずれかがオンされていればステップS17で、オンされたスイッチに応じて現在の番号(モードに応じて音色番号または伴奏パターン番号またはソング番号のいずれか)の増減して設定し、ステップS18に進む。なお、この処理では、インクリメントスイッチ54の1回のオンイベントにより、番号を“1”だけ増加し、デクリメントスイッチ55の1回のオンイベントにより、番号を“1だけ減少させる。また、番号が“128”(この例では番号の最大値)のときにインクリメントスイッチ54がオンされると“000”に変更し、“000”のときにデクリメントスイッチ55がオンされると“128”に変更する。これにより、番号が設定される。なお、前述のモードスイッチ操作により選択されたモードに関する番号がここで設定される。すなわち、音色選択モードが選択された場合は、その時点で設定されている音色番号がここで言う番号の初期値となり、そこから、インクリメントスイッチ54またはデクリメントスイッチ55の操作により番号が増減される。
【0046】
次に、ステップS18で、音色選択モードであるか否かを判定し、音色選択モードであればステップS19に進み、音色選択モードでなければ、ステップS22で伴奏パターン選択モードであるか否かを判定し、伴奏パターン選択モードであればステップS23に進み、伴奏パターン選択モードでなければソング選択モードであるのでステップS24に進む。
【0047】
ステップS19では、現在設定されている番号(すなわち音色番号)が“000”であるか否かを判定し、“000”であれば、ステップS20で、最適音色パラメータバッファDの音色パラメータをマニュアル音色パラメータバッファFへコピーし、ステップS27に進む。一方、現在設定されている音色番号が“000”でなければ、ステップS21で、設定されている音色番号に対応する、マニュアル音色パラメータ記憶部Aの音色パラメータをマニュアル音色パラメータバッファFへコピーし、ステップS27に進む。
【0048】
以上の処理により、音色番号“000”が設定されていれば、現在選択されている自動演奏データの最適音色パラメータがマニュアル演奏の音色パラメータとして設定される。すなわち、このステップS19,S20の処理は請求項1、3、5に対応しており、この実施形態では、音色番号“000”〜“128”が、各請求項の「1乃至複数の音色情報」に対応し、“000”が各請求項の「選択指示が所定範囲外であった場合」に対応している。なお、ステップS21の処理は、通常の音色設定の処理である。
【0049】
ステップS18で音色選択モードでなくステップS22で伴奏パターン選択モードであった場合は、ステップS23に進むが、このステップS23では、設定されている番号に対応する、伴奏パターンデータ記憶部(自動演奏データ記憶部B内にある)の内容を読み出し、最適音色パラメータを最適音色パラメータバッファDへ、自動演奏用音色パラメータ(リズム用音色パラメータ、ベース用音色パラメータ等)を自動演奏用音色パラメータバッファIへ、演奏シーケンスデータを演奏シーケンスデータバッファJへぞれぞれコピーし、ステップS25に進む。
【0050】
ステップS22で伴奏パターン選択モードでなければ、ソング選択モードであるので、ステップS24で、設定されている番号に対応する、ソングデータ記憶部(自動演奏データ記憶部B内にある)の内容を読み出し、最適音色パラメータを最適音色パラメータバッファDへ、自動演奏用音色パラメータ(メロディ用音色パラメータ、リズム用音色パラメータ等)を自動演奏用音色パラメータバッファIへ、演奏シーケンスデータを演奏シーケンスデータバッファJへぞれぞれコピーし、ステップS25に進む。
【0051】
そして、ステップS25で、設定されている音色番号が“000”であるか否かを判定し、“000”でなければステップS27に進み、“000”であればステップS26で、最適音色パラメータバッファDの内容(最適音色パラメータ)をマニュアル音色パラメータバッファFへコピーしてステップS27に進む。
【0052】
ステップS27ではその他の処理を行い、図6のステップS1に戻る。なお、ステップS27のその他の処理では、選択された音色番号、伴奏パターン番号、ソング番号等に対応する音色、伴奏パターン、ソングの内容の表示に関する処理、自動演奏の音色変更がなされた状態である旨を表示する処理、演奏操作子の操作によるマニュアル演奏に関する処理(発音、消音等)、伴奏パターンの再生開始/停止に関する処理、ソングの再生開始/停止に関する処理、テンポ変更に関する処理等の、電子楽器に関する各種の処理を行う。
【0053】
以上のステップS25,S26の処理により、番号“000”が設定されている状態において伴奏パターンあるいはソング番号が変更された場合に、その伴奏パターンデータあるいはソングデータの最適音色パラメータがマニュアル演奏用の音色パラメータとしてマニュアル音色パラメータバッファFに設定される。
【0054】
以上のように、特定音色(上記の例では“000”)を選択するという簡単な操作を行うだけで、自動演奏にあった最適音色がマニュアル演奏の音色として設定される。
【0055】
また、音色スイッチを所定時間(例えば1秒)押しつづけるという簡単な操作を行うだけで、マニュアル演奏の音色を自動演奏の音色として設定することができる。
【0056】
さらに、「メロウピアノ」と「ブライトピアノ」の音色、あるいは、「スローストリングス」、「ミドルストリングス」および「ファーストストリングス」の音色のように、基本的には同じ音色でも所定の音色パラメータが異なり、音色の特徴が異なるような音色の場合、音色番号が隣り合っているので、音色番号をインクリメントあるいはデクリメントするといった簡単な操作で素早く容易に音色を変更することができる。
【0057】
本発明は、前記実施形態のものに限定されず様々な態様とすることができる。特定の音色番号として“000”の例を示したが、他の番号例えば“128”でもよい。また、自動演奏データごとに最適音色(最適音色パラメータ)を複数を記憶しておき、それに合わせて複数の特定の音色番号を各最適音色にアサインしてもよい。例えば音色番号“000”は最適音色1、音色番号“001”は最適音色2、音色番号“002”は最適音色3としてもよい。
【0058】
音色番号は単独のシリアル番号で管理するものに限らず、いくつかのバンクに分けて管理するようにしてもよい。例えばバンクAとBがあり、それぞれ“000”〜“128”の音色番号をもち、各バンクの特定の音色番号(例えば“000”)、或いはいずれかのバンクの特定の音色番号が最適音色となるようにしてもよい。
【0059】
また、実施形態では、特定音色やその他の音色を音色番号に対応付けているが仮の音色名に特定音色を対応させ、特定音色やその他の音色を選択する場合に音色名で選択するようにしてもよい。
【0060】
最適音色をユーザが編集できるようにしてもよい。また、自動演奏データごとに固定(変更不可能)の最適音色と、ユーザが編集可能な可変の最適音色の双方を記憶するようにしてもよい。この場合、上記のように複数の特定の音色番号に各最適音色をアサインしてもよいし、固定の最適音色を使用する固定音色モードと、可変の最適音色を使用する可変音色モードのいずれかのモードを切り替えるようにしてもよい。
【0061】
最適音色パラメータは、自動演奏データ内部に記憶するものに限らず、自動演奏データの外に記憶するようにしてもよい。その場合、何らかの方法により各自動演奏データと各最適音色パラメータを対応付けておけばよい(例えばデータの記憶順序をそろえておく、一方に他方のデータの識別情報を含ませておく等)。
【0062】
なお、本実施形態においては、音色番号の選択、伴奏パターン番号の選択、ソング番号の選択をするためのインクリメントスイッチ、デクリメントスイッチを、音色、伴奏パターン、ソングで共用したが、それぞれの番号選択用に専用のインクリメントスイッチ、デクリメントスイッチを備えるようにしてもよい。また、番号を選択するための操作子はインクリメントスイッチ、デクリメントスイッチに限らず、スライドボリューム等のスライド型操作子、ロータリーエンコーダー等の回転型操作子等、どのような形態でもよい。また、直接番号を指定するテンキー等の操作子でもよい。
【0063】
また、基本音色種類(例えばピアノ、ストリングス等)ごとに選択操作子を備え、この選択操作子の操作により基本音色を選択し、その後のインクリメントスイッチ、デクリメントスイッチ等の操作により、パラメータの異なる隣り合った番号の音色を選択するようにしてもよい。この場合、基本音色の選択により最初に選ばれる音色は、隣り合った音色番号のうちの最も番号が小さいものとしてもよいし、最も大きいものとしてもよい。また、中間の番号としてもよいし、その基本音色のなかで前回選ばれていた音色番号としてもよい。
【0064】
また、マニュアル演奏の音色として設定されている音色を自動演奏の音色として設定するための音色変更指示は、音色スイッチ51を押しつづけることにより行う例を示したが、専用の音色変更指示操作子を備えてもよい。また、音色を変更する自動演奏のパートはメロディパートである例を示したが、メロディ以外のパート、例えばベースパートや伴奏パート等の音色を変更可能としてもよい。この場合、音色を変更すべきパートをユーザが指定可能とするとよい。
【0065】
また、実施形態では本発明を電子楽器に適用した例を示したが、電子楽器の形態に限らず、パソコン+アプリケーションソフトウェア(音色設定プログラムを含む)の形態でもよく、カラオケ装置や、ゲーム装置、自動演奏ピアノに適用してもよい。電子楽器の形態を取った場合、その形態すなわちマニュアル演奏操作子は鍵盤楽器に限らず、弦楽器タイプ、管楽器タイプ、打楽器タイプ等の形態でもよい。また、音源装置、自動演奏装置等を1つの電子楽器本体に内蔵したものに限らず、それぞれが別体の装置であり、MIDIや各種ネットワーク等の通信手段を用いて各装置を接続するものであってもよい。
【0066】
音源回路の方式は、波形メモリ方式、FM方式、物理モデル方式、高調波合成方式、フォルマント合成方式、VCO+VCF+VCAのアナログシンセサイザ方式、アナログシミュレーション方式等、どのような方式であってもよい。また、専用のハードウェアを用いて音源回路を構成してもよいし、DSP+マイクロプログラムを用いて音源回路を構成してもよいし、CPU+ソフトウェアのプログラムで音源回路を構成してもよい。また、これらの組み合わせでもよい。さらに、1つの回路を時分割で使用して複数の発音チャンネルを形成してもよいし、1つの発音チャンネルを1つの回路で形成してもよい。
【0067】
また、自動演奏データ(演奏シーケンスデータ)のフォーマットは、演奏イベントの発生時刻を1つ前のイベントからの時間で表した「イベント+相対時間」、演奏イベントの発生時刻を曲や小節内における絶対時間で表した「イベント+絶対時間」、音符の音高と符長あるいは休符と休符長で演奏データを表した「音高(休符)+符長」、演奏の最小分解能毎にメモリの領域を確保し、演奏イベントの発生する時刻に対応するメモリ領域に演奏イベントを記憶した「ベタ方式」等、どのような形式でもよい。
【0068】
さらに、自動演奏データの処理方法は、設定されたテンポに応じて処理周期を変更する方法、処理周期は一定で、自動演奏データ中のタイミングデータの値を設定されたテンポに応じて変更する方法、処理周期は一定で、1回の処理において自動演奏データ中のタイミングデータの計数の仕方をテンポに応じて変更する方法等、どのようなものであってもよい。
【0069】
また、複数チャンネル(パート)分の自動演奏データの記憶方法としては、複数のチャンネルのデータが混在記憶された形式でもよいし、各チャンネルのデータがトラック毎に分かれて記憶されている形式でもよい。
【0070】
さらに、メモリ上において、時系列の演奏データが連続する領域に記憶されていてもよいし、飛び飛びの領域に散在して記憶されているデータを、連続するデータとして別途管理するようにしてもよい(すなわち、時系列的に連続するデータとして管理することができればよく、メモリ上で連続して記憶されているか否かは問題ではない)。
【0071】
処理プログラム(音色設定プログラムを含む)や処理に利用する各種データを外部記憶媒体から、或いは通信インターフェースを介して外部装置から電子楽器やパソコンに供給してもよい。
【0072】
また、専用のMIDIインターフェースに限らず、RS−232C、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)、IEEE1394(アイトリプルイー1394)等の汎用のインターフェースを用いてMIDIインターフェースを構成してもよい。この場合、MIDIメッセージ以外のデータをも同時に送受信するようにしてもよい。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1の音色設定装置、請求項の音色設定方法および請求項5のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録された音色設定プログラムの実行によれば、1乃至複数の音色情報の中から特定音色など所定範囲内の選択指示はを行うことにより、自動演奏にあった最適音色をマニュアル演奏の音色として設定するようにしたので、複数のスイッチの同時操作や専用のモード切り換えスイッチを必要とせずに、音色番号を選択するという簡単な操作で自動演奏にあったマニュアル演奏音色を設定することができる。
【0074】
また、本発明の請求項2の音色設定装置、請求項4の音色設定方法および請求項6のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録された音色設定プログラムの実行によれば、第2の態様の指示操作態様で指示操作することにより、マニュアル演奏の音色として設定されている音色を自動演奏の音色に設定するようにしたので、自動演奏の音色の変更指示という簡単な操作で、マニュアル演奏の音色として設定されている音色を自動演奏の音色に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における音色設定装置の機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施形態における音色設定装置を適用した電子楽器のブロック図である。
【図3】本発明の実施形態におけるパネル操作子と表示器の一例を示す図である。
【図4】本発明の実施形態におけるソングデータと伴奏パターンデータのフォーマットの一例を示す図である。
【図5】本発明の実施形態における音色番号と音色パラメータの関係の一例を示す図である。
【図6】本発明の実施形態における制御プログラムの要部のフローチャートの一部である。
【図7】同フローチャートの他の一部である。
【符号の説明】
1…CPU、2…ROM、3…RAM、5…パネル操作子、8…音源回路、51…音色スイッチ、52…伴奏スイッチ、53…ソングスイッチ、54…インクリメントスイッチ、55…デクリメントスイッチ、64…ディスプレイ画面。

Claims (6)

  1. 所定のマニュアル演奏用の音色情報を含む自動演奏データを記憶した記憶手段と、
    1乃至複数の音色情報を記憶した音色記憶手段と、
    マニュアル演奏のための音色を選択指示する音色選択指示手段と、
    前記選択指示が所定範囲内であった場合は当該指示に対応した音色情報を前記音色記憶手段から読み出してマニュアル演奏の音色として設定するとともに、前記選択指示が前記所定範囲外であった場合は前記記憶手段から前記自動演奏データの音色情報を読み出してマニュアル演奏の音色として設定する音色設定手段と
    を備えたことを特徴とする音色設定装置。
  2. 自動演奏を行う際に適用する音色情報を含む自動演奏データを記憶した記憶手段と、
    1乃至複数の音色情報を記憶した音色記憶手段と、
    マニュアル演奏のための音色を選択指示する音色選択指示手段と、
    前記音色選択指示の指示操作態様を検出する手段と、
    前記検出された指示操作態様が第1の態様であった場合は、前記選択指示に対応した音色情報を前記音色記憶手段から読み出してマニュアル演奏用の音色として設定する一方、前記検出された指示操作態様が第2の態様であった場合は、前記選択指示に対応した音色情報を前記音色記憶手段から読み出して前記自動演奏データの音色情報に代えて自動演奏用の音色として設定する音色設定手段と
    を備えたことを特徴とする音色設定装置。
  3. 所定のマニュアル演奏用の音色情報を含む自動演奏データを記憶手段に記憶しておき、
    1乃至複数の音色情報を音色記憶手段に記憶しておき、
    マニュアル演奏のための音色の選択指示が所定範囲内であった場合は当該指示に対応した音色情報を前記音色記憶手段から読み出してマニュアル演奏の音色として設定し、前記選択指示が前記所定範囲外であった場合は前記記憶手段から前記自動演奏データの音色情報を読み出してマニュアル演奏の音色として設定することを特徴とする音色設定方法
  4. 自動演奏を行う際に適用する音色情報を含む自動演奏データを記憶手段に記憶しておき、
    1乃至複数の音色情報を音色記憶手段に記憶しておき、
    マニュアル演奏のための音色の選択指示の指示操作態様を検出し、
    前記検出された指示操作態様が第1の態様であった場合は、前記選択指示に対応した音色情報を前記音色記憶手段から読み出してマニュアル演奏用の音色として設定する一方、前記検出された指示操作態様が第2の態様であった場合は、前記選択指示に対応した音色情報を前記音色記憶手段から読み出して前記自動演奏データの音色情報に代えて自動演奏用の音色として設定する
    ことを特徴とする音色設定方法。
  5. 所定のマニュアル演奏用の音色情報を含む自動演奏データを記憶した記憶手段から音色情報を読み出すステップと、1乃至複数の音色情報を記憶した音色記憶手段から音色情報を読み出すステップとを含み、
    マニュアル演奏のための音色の選択指示を検出するステップと、
    前記選択指示が所定範囲内であった場合は当該指示に対応した音色情報を音色記憶手段から読み出してマニュアル演奏の音色として設定するステップと、
    前記選択指示が前記所定範囲外であった場合は記憶手段から自動演奏データの音色情報を読み出してマニュアル演奏の音色として設定するステップと、
    をコンピュータで実行する音色設定プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体
  6. 自動演奏を行う際に適用する音色情報を含む自動演奏データを記憶した記憶手段から音色情報を読み出すステップと、1乃至複数の音色情報を記憶した音色記 憶手段から音色情報を読み出すステップとを含み、
    マニュアル演奏のための音色の選択指示の指示操作態様を検出するステップと、
    前記検出された指示操作態様が第1の態様であった場合は、前記選択指示に対応した音色情報を前記音色記憶手段から読み出してマニュアル演奏用の音色として設定するステップと、
    前記検出された指示操作態様が第2の態様であった場合は、前記選択指示に対応した音色情報を前記音色記憶手段から読み出して前記自動演奏データの音色情報に代えて自動演奏用の音色として設定するステップと、
    をコンピュータで実行する音色設定プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体
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