JP5572912B2 - 楽音生成装置及びプログラム - Google Patents

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この発明は、自動演奏データの設定情報を利用してマニュアル演奏の楽音を生成させる楽音生成システムに関する。
従来の楽音生成技術では、演奏操作に基づき生成される楽音群(マニュアル演奏音群)はMIDIデータ(自動演奏データ)の影響を受けないものが多く、例えば、特許文献1に示されるように、外部からのMIDIデータを再生して自動演奏用の音源(13)を鳴らし、演奏操作子の操作に基づいてマニュアル演奏用の音源(12)を鳴らすようにした楽音発生装置が知られている。このように自動演奏用音源とマニュアル演奏用音源を別々に設けた場合、自動演奏データを再生してもマニュアル演奏用音源によるマニュアル演奏音群の設定は変わらない。
特開平10−97250号公報
従って、例えば、自動演奏データの再生に合わせてユーザがマニュアル演奏する、より具体的には、自動演奏データに含まれるメロディパートやバッキングパートをミュートすると共にこれらのパート以外を自動演奏させ、ミュートしたパートについてユーザがマニュアル演奏をする、というような使い方をする場合、自動演奏データのメロディパートやバッキングパートに設定されていた音色を、ユーザがマニュアル演奏音群に設定しなければならない。
また、市販されているMIDIデータ(自動演奏データ)を基に譜面表示をすることができる電子楽器もある。このような電子楽器において、表示された譜面を見ながらユーザがマニュアル演奏をする場合にも、上記と同様にユーザがマニュアル演奏音群に音色を設定しなければならない。しかし、譜面に表示された音符を何の楽器(音色)で演奏すべきかが分からず、適切なレジストレーション(音色等の設定情報)を一般ユーザが作ることは困難である。
この発明は、このような事情に鑑み、自動演奏データの各パートがマニュアル演奏用音源のどの発音系列に対応するかを設定することができ、自動演奏データの音色や音量等の楽音生成パラメータに関する所望パートの設定情報を利用してマニュアル演奏に基づく楽音を生成させることができる楽音生成システムを提供することを目的とする。
この発明の主たる特徴に従うと、演奏操作(Ma1〜Ma3)に基づく楽音信号を生成するための複数の発音系列(UK1〜PK2)から成るマニュアル演奏用音源(8A:マニュアル演奏音群、パネル音群)及び自動演奏データ(Md:自動演奏用曲データ、MIDIデータ)による楽音信号を生成するための複数の発音系列から成る自動演奏用音源(8B)を備え、マニュアル演奏用音源(8A)には、自動演奏用音源(8B)とは異なるデータフォーマット(データ構造)が採用されている楽音生成装置であって、自動演奏データ(Md)を取得する演奏データ取得手段(B,S1)と、ユーザ操作に基づいて(E)、演奏データ取得手段(B,S1)により取得された自動演奏データ(Md)を構成する複数のパート(第1〜第16チャンネル)とマニュアル演奏用音源(8A)の発音系列(UK1〜PK2)との対応関係〔例えば、図2(2)〕を設定する対応関係設定手段(C,S3〜S4)と、対応関係設定手段(C,S3〜S4)により設定された対応関係に従って、演奏データ取得手段(B,S1)により取得された自動演奏データ(Md)の所定のパート〔例えば、第1〜第3チャンネル(パート):図2(2)〕に設定されている楽音生成パラメータ(Pb1:楽音制御パラメータ、設定情報)をマニュアル演奏用音源(8A)の対応する発音系列〔例えば、UK1,LK1,PK1:図2(2)〕に設定するパラメータ設定手段(D,S5〜S6)とを具備し、パラメータ設定手段(D,S5〜S6)は、自動演奏データ(Md)の所定のパート〔例えば、第1〜第3チャンネル(パート):図2(2)〕に設定されている楽音生成パラメータ(Pb1)をマニュアル演奏用音源(8A)で利用可能なフォーマットに変換する楽音生成装置〔請求項1〕、並びに、演奏操作(Ma1〜Ma3)に基づく楽音信号を生成するための複数の発音系列(UK1〜PK2)から成るマニュアル演奏用音源(8A:マニュアル演奏音群、パネル音群)及び自動演奏データ(Md:自動演奏用曲データ、MIDIデータ)による楽音信号を生成するための複数の発音系列から成る自動演奏用音源(8B)を備え、マニュアル演奏用音源(8A)には、自動演奏用音源(8B)とは異なるデータフォーマット(データ構造)が採用されており、楽音生成装置として機能するコンピュータに、自動演奏データ(Md)を取得する演奏データ取得ステップ(B,S1)と、ユーザ操作に基づいて(E)、演奏データ取得ステップ(B,S1)で取得された自動演奏データ(Md)を構成する複数のパート(第1〜第16チャンネル)とマニュアル演奏用音源(8A)の発音系列(UK1〜PK2)との対応関係〔例えば、図2(2)〕を設定する対応関係設定ステップ(C,S3〜S4)と、対応関係設定ステップ(C,S3〜S4)で設定された対応関係に従って、演奏データ取得ステップ(B,S1)で取得された自動演奏データ(Md)の所定のパート〔例えば、第1〜第3チャンネル(パート):図2(2)〕に設定されている楽音生成パラメータ(Pb1:楽音制御パラメータ、設定情報)をマニュアル演奏用音源(8A)の対応する発音系列〔例えば、UK1,LK1,PK1:図2(2)〕に設定するパラメータ設定ステップ(D,S5〜S6)とから成り、パラメータ設定ステップ(D,S5〜S6)では、自動演奏データ(Md)の所定のパート〔例えば、第1〜第3チャンネル(パート):図2(2)〕に設定されている楽音生成パラメータ(Pb1)をマニュアル演奏用音源(8A)で利用可能なフォーマットに変換する手順を実行させる楽音生成プログラム〔請求項4〕が提供される。なお、括弧書きは、理解の便のために付記した実施例の参照記号や用語、箇所等を表わし、以下においても同様である。
この発明による楽音生成装置では、さらに、演奏データ取得手段(B,S1)により取得された自動演奏データ(Md)に基づいて前記所定のパート〔例えば、第1〜第3チャンネル(パート):図2(2)〕の楽譜(図3)を表示すると共に、この自動演奏データ(Md)の楽音生成パラメータ(Pb1)に含まれる音色パラメータに基づいて、マニュアル演奏用音源(8A)に設定されている音色情報(Nm,Kt,Mk)を表示する楽譜表示手段(E,13,Ba,S9〜S11)を具備する〔請求項2〕ように構成することができる。
また、この発明による楽音生成装置では、さらに、マニュアル演奏用音源(8A)の発音系列〔例えば、UK1,LK1,PK1:図2(2)〕に対応付けられた自動演奏データ(Md)の演奏パート〔Md1(例えば、第1〜第3チャンネル)〕に対応する自動演奏用音源(8B)の発音系列に対してミュート設定する自動演奏パートミュート手段(SW2,Bb,S12〜S13)を具備する〔請求項3〕ように構成することができる。
この発明の主たる特徴に従う楽音生成システムでは(請求項1,4)、演奏操作(Ma1〜Ma3)に基づく楽音信号を生成するための複数の発音系列(UK1〜PK2)から成るマニュアル演奏用音源(8A:マニュアル演奏音群、パネル音群)及び自動演奏データ(Md:自動演奏用曲データ、MIDIデータ)による楽音信号を生成するための複数の発音系列から成る自動演奏用音源(8B)を備えた楽音生成装置において、自動演奏データ(Md)を取得すると(B,S1)、ユーザ操作に基づいて(E)、取得した自動演奏データ(Md)を構成する複数のパートとマニュアル演奏用音源(8A)の発音系列(UK1〜PK2)との対応関係〔例えば、図2(2)〕を設定し(C,S3〜S4)、設定された対応関係に従って、当該自動演奏データ(Md)の所定のパート〔例えば、第1〜第3チャンネル(パート):図2(2)〕に設定されている音色や音量などの楽音生成パラメータ(楽音制御パラメータ、設定情報Pb1)をマニュアル演奏用音源(8A)の対応する発音系列〔例えば、UK1,LK1,PK1:図2(2)〕に設定する(D,S5〜S6)。例えば、自動演奏データ(Md)の各パートがマニュアル演奏用音源(8A)のどの発音系列(UK1〜PK2)に対応するかを設定するためのパート設定画面〔図2(1)〕をユーザに提示し、ユーザ操作に従って(E)、自動演奏データ(Md)の各パートがマニュアル演奏用音源(8A)のどの発音系列に対応するか〔例えば、図2(2)〕を設定し、自動演奏データ(Md)の各パートにおける音色や音量などの楽音生成パラメータの設定情報(Pb1)を利用してマニュアル演奏用音源(8A)の各発音系列の楽音生成パラメータを設定し、マニュアル演奏の際には、マニュアル演奏用音源(8A)に、自動演奏データ(Md)による所定パートの音色や音量等の設定(Pb1)に従って、ユーザの演奏操作(Ma1〜Ma3)に基づく楽音信号を生成させる。
従って、この発明によれば、自動演奏データの各パートがマニュアル演奏音群のどの発音系列に対応するかを設定することができ、自動演奏データの音色や音量等の楽音生成パラメータに関する所望パートの設定情報を利用してマニュアル演奏に基づく楽音を生成させることができ、ユーザは、通信ネットワーク等を通じて入手可能な多数の自動演奏データの設定情報を利用して多彩なマニュアル演奏を楽しむことができる。
この発明の主たる特徴に従う楽音生成システム(請求項1,4)では、さらに、マニュアル演奏用音源(8A)には、自動演奏用音源(8B)とは異なるデータフォーマット(データ構造)が採用されており、パラメータ設定の際に(D,S5〜S6)、自動演奏データ(Md)の所定のパート〔例えば、第1〜第3チャンネル(パート):図2(2)〕に設定されている楽音生成パラメータ(Pb1)をマニュアル演奏用音源(8A)で利用可能なフォーマットに変換するように構成される。
従って、この発明によれば、さらに、マニュアル演奏用音源に自動演奏用音源(8B)とは異なるデータフォーマットが採用されている場合には、マニュアル演奏用音源で、自動演奏データの楽音生成パラメータをフォーマット変換したものに従って、マニュアル演奏に基づく楽音信号を生成することができる。
この発明による楽音生成装置では、自動演奏データ(Md)による楽曲について、所定パートの楽譜を表示する(図3)だけではなく、併せて、自動演奏データ(Md)の楽音生成パラメータ(Pb1)に含まれる音色パラメータに基づいて、マニュアル演奏用音源(8A)に設定される音色情報(Nm,Kt,Mk)を表示する(E,13,Ba,S9〜S11)ようにしている(請求項2)。例えば、楽譜表示のパート毎に音色名の表記(Nm)や音色カテゴリーのアイコン(Kt)等を表示したり、或いは、音色イベントが現われた位置に音色変更マーカー(Mk)を表示する。従って、この発明によれば、マニュアル演奏用音源の各発音系列に設定されている音色や音色変更の位置を確認することができる。
また、この発明による楽音生成装置では、マニュアル演奏用音源(8A)の発音系列(例えば、UK1,LK1,PK1)に対応付けられた自動演奏データ(Md)の演奏パート〔Md1(例えば、第1〜第3チャンネル)〕に対応する自動演奏用音源(8B)の発音系列に対してミュート設定する(SW2,Bb,S12〜S13)ようにしている(請求項3)。従って、この発明によれば、例えば、自動演奏データに合わせてメロディとバッキング(ハーモニーやベース)をユーザが演奏するというような場合に、自動演奏用音源では、1アクションで自動演奏データの演奏パートのうち再生が不要なメロディとバッキングに相当する演奏パートをミュートすることができる。
〔別の特徴〕
なお、発明の課題に対応してこの明細書に記載された発明に備えられる別の特徴によると、次の(1),(2)のように構成することができる:
(1)演奏操作(Ma1〜Ma3)に基づく楽音信号を生成するための複数の発音系列(UK1〜PK2)から成るマニュアル演奏用音源(8A:マニュアル演奏音群、パネル音群)及び自動演奏データ(Md:自動演奏用曲データ、MIDIデータ)による楽音信号を生成するための複数の発音系列から成る自動演奏用音源(8B)を備えた楽音生成装置であって、自動演奏データ(Md)を取得する演奏データ取得手段(B,S1)と、ユーザ操作に基づいて(E)、演奏データ取得手段(B,S1)により取得された自動演奏データ(Md)を構成する複数のパート(第1〜第16チャンネル)とマニュアル演奏用音源(8A)の発音系列(UK1〜PK2)との対応関係〔例えば、図2(2)〕を設定する対応関係設定手段(C,S3〜S4)と、対応関係設定手段(C,S3〜S4)により設定された対応関係に従って、演奏データ取得手段(B,S1)により取得された自動演奏データ(Md)の所定のパート〔例えば、第1〜第3チャンネル(パート):図2(2)〕に設定されている楽音生成パラメータ(Pb1:楽音制御パラメータ、設定情報)をマニュアル演奏用音源(8A)の対応する発音系列〔例えば、UK1,LK1,PK1:図2(2)〕に設定するパラメータ設定手段(D,S5〜S6)とを具備する楽音生成装置において、楽音生成パラメータ(Pb1)は、音色パラメータ及び音量パラメータを含み、パラメータ設定手段(D,S5〜S6)は、演奏データ取得手段(B,S1)により取得された自動演奏データ(Md)の何れのパートにも対応付けられていないマニュアル演奏用音源(8A)の発音系列〔例えば、UK2〜LD2,LK2,PK2:図2(2)〕については、音量パラメータの値を零に設定してミュートするように構成すること、或いは、演奏操作(Ma1〜Ma3)に基づく楽音信号を生成するための複数の発音系列(UK1〜PK2)から成るマニュアル演奏用音源(8A:マニュアル演奏音群、パネル音群)及び自動演奏データ(Md:自動演奏用曲データ、MIDIデータ)による楽音信号を生成するための複数の発音系列から成る自動演奏用音源(8B)を備え、楽音生成装置として機能するコンピュータに、自動演奏データ(Md)を取得する演奏データ取得ステップ(B,S1)と、ユーザ操作に基づいて(E)、演奏データ取得ステップ(B,S1)で取得された自動演奏データ(Md)を構成する複数のパート(第1〜第16チャンネル)とマニュアル演奏用音源(8A)の発音系列(UK1〜PK2)との対応関係〔例えば、図2(2)〕を設定する対応関係設定ステップ(C,S3〜S4)と、対応関係設定ステップ(C,S3〜S4)で設定された対応関係に従って、演奏データ取得ステップ(B,S1)で取得された自動演奏データ(Md)の所定のパート〔例えば、第1〜第3チャンネル(パート):図2(2)〕に設定されている楽音生成パラメータ(Pb1:楽音制御パラメータ、設定情報)をマニュアル演奏用音源(8A)の対応する発音系列〔例えば、UK1,LK1,PK1:図2(2)〕に設定するパラメータ設定ステップ(D,S5〜S6)とから成る手順を実行させる楽音生成プログラムにおいて、楽音生成パラメータ(Pb1)は、音色パラメータ及び音量パラメータを含み、パラメータ設定ステップ(D,S5〜S6)では、演奏データ取得ステップ(B,S1)で取得された自動演奏データ(Md)の何れのパートにも対応付けられていないマニュアル演奏用音源(8A)の発音系列〔例えば、UK2〜LD2,LK2,PK2:図2(2)〕については、音量パラメータの値を零に設定してミュートするように構成すること。
この構成(1)によると、特に、楽音生成パラメータ(Pb1)は、音色パラメータ及び音量パラメータを含み、パラメータ設定の際に(D,S5〜S6)、取得した自動演奏データ(Md)の何れのパートにも対応付けられていないマニュアル演奏用音源(8A)の発音系列〔例えば、UK2〜LD2,LK2,PK2:図2(2)〕については、音量パラメータの値を零に設定してミュートするようにしているので、自動演奏データのパートに対応しないマニュアル演奏用音源の発音系列の機能を、音量パラメータの値を零に設定することで、実質的にオフしておくことができる。
(2)演奏操作(Ma1〜Ma3)に基づく楽音信号を生成するための複数の発音系列(UK1〜PK2)から成るマニュアル演奏用音源(8A:マニュアル演奏音群、パネル音群)及び自動演奏データ(Md:自動演奏用曲データ、MIDIデータ)による楽音信号を生成するための複数の発音系列から成る自動演奏用音源(8B)を備えた楽音生成装置であって、自動演奏データ(Md)を取得する演奏データ取得手段(B,S1)と、ユーザ操作に基づいて(E)、演奏データ取得手段(B,S1)により取得された自動演奏データ(Md)を構成する複数のパート(第1〜第16チャンネル)とマニュアル演奏用音源(8A)の発音系列(UK1〜PK2)との対応関係〔例えば、図2(2)〕を設定する対応関係設定手段(C,S3〜S4)と、対応関係設定手段(C,S3〜S4)により設定された対応関係に従って、演奏データ取得手段(B,S1)により取得された自動演奏データ(Md)の所定のパート〔例えば、第1〜第3チャンネル(パート):図2(2)〕に設定されている楽音生成パラメータ(Pb1:楽音制御パラメータ、設定情報)をマニュアル演奏用音源(8A)の対応する発音系列〔例えば、UK1,LK1,PK1:図2(2)〕に設定するパラメータ設定手段(D,S5〜S6)とを具備する楽音生成装置において、さらに、ユーザ操作(Bc,S2)に基づいて、パートと発音系列との対応関係の設定を指示する〔図2(1):Bc操作〕設定指示手段(E)を具備し、対応関係設定手段(C,S3〜S4)は、設定指示手段によってパートと発音系列との対応関係の設定が指示されたときに(S2=YES)、機能するように構成すること。
この構成(2)によると、特に、ユーザ操作に基づいてパートと発音系列との対応関係の設定が指示されたときに〔S2=YES(Bc操作)〕、例えば、パート設定画面〔図2(1)〕をユーザに提示して、自動演奏データ(Md)のパートとマニュアル演奏用音源(8A)の発音系列(UK1〜PK2)との対応関係を設定する(E→C;S3〜S4)ようにしているので、マニュアル演奏用音源の各発音系列に、電子音楽装置に予め用意された楽音生成パラメータを適用するか自動演奏データの楽音生成パラメータを利用するかをユーザが選択することができる。
以下、図面を参照しつつこの発明の好適な実施の一形態について説明するが、これは単なる一例であり、この発明は、発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
〔システムの概要〕
この発明の一実施例による楽音生成システムの機能が組み込まれる電子音楽装置は、楽音生成処理を含む音楽情報処理機能を有する一種のコンピュータであり、典型的には、電子楽器のように演奏操作部及び楽音信号生成部を備える音楽専用機器が用いられるが、演奏操作部や楽音信号発生部を備えるパーソナルコンピュータ(PC)のように電子楽器と同等の音楽データ処理機能を有する音楽データ処理装置を用いることもできる。図1は、この発明の一実施例による電子音楽装置のシステム構成を説明するための図であり、図1(1)は、電子音楽装置のハードウエア構成ブロック図を示す。
この電子音楽装置は、中央処理装置(CPU)1、ランダムアクセスメモリ(RAM)2、読出専用メモリ(ROM)3、記憶装置4、演奏操作検出回路5、設定操作検出回路6、表示回路7、音源・効果回路8、通信インターフェース(I/F)9などを備え、これらの要素1〜9はバス10を介して互いに接続される。
CPU1は、RAM2及ROM3と共にデータ処理部を構成し、楽音生成プログラムを含む所定の制御プログラムに従い、タイマによるクロックを利用して楽音生成処理を含む種々の音楽情報処理を実行する。RAM2は、これらの処理に際して必要な各種データを一時記憶するためのワーク領域として用いられる。また、ROM3には、これらの処理を実行するために、楽音生成プログラムを含む各種制御プログラムや変換ルールなどの制御データ、プリセットされた設定情報、自動演奏データ(Md)等が予め記憶される。
記憶装置4は、HD(ハードディスク)、FD(フレキシブルディスク)、CD(コンパクトディスク)、DVD(デジタル多目的ディスク)、フラッシュメモリなどの半導体メモリなどの記憶媒体と、その駆動装置を含み、任意の制御プログラムやや制御データ、自動演奏データ等を任意の記憶媒体に記憶することができる。また、記憶媒体は、着脱可能であってもよいし、電子音楽装置に内蔵されていてもよい。
演奏操作検出回路5は、鍵盤(11A〜11C)などの演奏操作子11の演奏操作を検出して検出内容に対応する演奏操作情報をデータ処理部(1〜3)に導入する。データ処理部は、この演奏操作情報を処理して得られる実演奏情報(Ma1〜Ma3)を音源・効果回路8に送ったり、自動演奏データ(Md)として記憶装置4に記憶することができる。設定操作検出回路6は、スイッチやマウス等の設定操作子(パネル操作子)12の操作内容を検出して検出内容に対応する設定操作情報をデータ処理部に導入する。例えば、設定操作子12には、音源・効果回路8に対する楽音生成パラメータ(Pa)を設定するためのパラメータ設定操作子(12A)、種々の演奏モードを指定する各種モード指定スイッチ(12B)などが含まれる。
表示回路7は、演奏や設定に必要な各種画面を表示するLCD等のディスプレイ13や、インジケータ/ランプ(図示せず)を備え、これらの表示・点灯内容をデータ処理部からの指令に従って制御し、演奏操作や設定操作などに関する表示援助を行う。
音源・効果回路8は、音源やDSPを有し、演奏操作検出回路5からの演奏操作情報から得られる実演奏情報(Ma1〜Ma3)に基づく楽音信号を生成したり、ROM3又は記憶装置4或いは通信I/F9から得られる自動演奏データ(Md)に基づく楽音信号を生成すると共に、生成される楽音信号には効果を付与することができる。サウンドシステム14は、D/A変換部やアンプ、スピーカ等を備え、音源・効果回路8から出力される楽音信号に基づく楽音を発生する。
通信I/F9は、MIDI等の音楽専用有線I/F、USBやIEEE1394等の汎用近距離有線I/F、Ethernet(登録商標)等の汎用ネットワークI/F、無線LanやBluetooth(登録商標)等の汎用近距離無線I/Fなどの1又は複数を含み、他の音楽機器との間でMIDI演奏データを授受したり、外部のサーバコンピュータ等から制御プログラムやデータ等を受信し記憶装置4に保存することができる。
なお、この電子音楽装置をPCで構成する場合は、演奏操作子12は外付けされる。また、サーバコンピュータは、図1と同様のハードウエア構成を有するが、演奏操作子や演奏操作検出回路、音源・効果回路などはなくてもよい。
〔楽音生成システムの機能〕
図1(2)は、この発明の一実施例による楽音生成システムの概念図である。この発明の一実施例による楽音生成システムでは、図1(2)に示すように、複数の発音系列UK1〜PK2から成るマニュアル演奏用音源8Aにより、演奏操作に基づく楽音信号を生成し、自動演奏用音源8Bにより、自動演奏データMdによる楽音信号を生成するだけでなく、自動演奏データMdにおける所望パートの演奏Mb1を音源8Aによるマニュアル演奏Ma1〜Ma3に代えることができる。この場合、ユーザ操作に基づいて(E)、自動演奏データMdのパートとマニュアル演奏用音源8Aの発音系列UK1〜PK2との対応関係を設定し(C)、設定された対応関係に従って、当該自動演奏データMdの所定のパートに設定されている楽音生成パラメータPb1を音源8Aの対応する発音系列(例えば、UK1,LK1,PK1)に設定する(D)。
以下、より詳しく説明する。この楽音生成システムは、操作部A、演奏データ取得部B、パート設定部C、パラメータ設定部D、ユーザインターフェース(UI)部E、マニュアル演奏用音源8A及び自動演奏用音源8Bなどにより構成され、操作部Aは、主として、演奏及び設定検出回路5,6並びに演奏及び設定操作子11、12の機能に対応し、機能部B〜Eは、主として、データ処理部1〜3の機能に対応し、マニュアル演奏用及び自動演奏用音源8A,8Bは、音源・効果回路8の機能に対応している。なお、スイッチSW1は、マニュアル演奏用音源8Aに設定するパラメータのデータ伝達経路の切替えを、また、スイッチSW2は、後述する第3演奏モード移行時におけるデータ伝達経路の切替えをそれぞれ概念的に示す。
操作部Aは、上鍵盤11A、下鍵盤11B、足鍵盤(ペダル鍵盤)11Cなどの演奏操作子11、各鍵盤11A,11B,11C毎に楽音生成パラメータを設定するためのパラメータ設定操作子群12A、他の設定のための第二設定操作子群12Bなどの設定操作子12、これら操作子11,12の操作に基づく操作情報を検出する検出回路5,6、並びに、検出回路5,6からの操作を処理するデータ処理部1〜3の操作情報処理機能部から成り、第二設定操作子群12Bの機能には、各種モードの指示機能や、ディスプレイ13に表示された画面のボタン操作に対する応答機能が含まれる。
マニュアル演奏用音源8Aは、マニュアル演奏音群或いはパネル音群とも呼ばれ、上鍵盤11A、下鍵盤11B及び足鍵盤11Cの演奏操作に基づく実演奏情報Ma1;Ma2;Ma3に対応して、それぞれ、複数の発音系列UK1〜LD2;LK1,LK2;PK1,PK2を備えている。各発音系列UK1〜PK2には、パラメータ設定部Dを通じて、パラメータ設定操作子群12Aのユーザ操作で作成された夫々のパネル設定情報Paに基づく楽音生成パラメータを設定することができ、この設定情報Paはレジストレーションとも呼ばれる。また、パネル設定情報Paの主たる内容である楽音生成パラメータは、少なくとも音色(楽器音色)パラメータ及び音量パラメータを含み、設定情報Paと同一の参照記号“Pa”を用いて説明される。
第1演奏モード(実演奏モード)においては、マニュアル演奏用音源8Aは、各鍵盤11A〜11Cの演奏操作に基づく実演奏情報Ma1〜Ma3から、各発音系列UK1〜PK2にパネル設定された夫々の楽音生成パラメータPaに従った楽音信号を生成することができる。つまり、上鍵盤11Aに対応する4系列の発音系列UK1〜LD2のうち、第1及び第2の発音系列UK1,UK2は、上鍵盤11Aの演奏操作により得られる実演奏情報Ma1に基づく楽音信号を夫々の楽音生成パラメータに従って異なる発音態様〔典型的には、異なる音色(以下も同じ)〕で生成することができ、第3及び第4の発音系列LD1,LD2は、上鍵盤11Aの複数鍵操作時の最高音に基づく楽音信号を夫々の楽音生成パラメータに従って異なる発音態様で生成することができる。同様に、下鍵盤11Bに対応する2つの発音系列LK1,LK2は、下鍵盤11Bの演奏操作により得られる実演奏情報Ma2に基づく楽音信号を夫々の楽音生成パラメータに従って異なる発音態様で生成し、足鍵盤11に対応する2つの発音系列PK1,PK2は、足鍵盤11Cの演奏操作で得られる実演奏情報Ma3に基づく楽音信号を夫々の楽音生成パラメータに従って異なる発音態様で生成することができる。つまり、系列記号に「1」及び「2」を含む発音系列では、同一の演奏操作に対して異なる発音態様の2音を重ねて発生することができる。
ユーザインターフェース(UI)部Eは、データ処理部1〜3による機能の1つであって、操作部Aのユーザ操作に応じて、例えば、入力すべき所望の自動演奏データの指定や取得した自動演奏データの楽譜表示などを仲介する。演奏データ取得部Bは、UI部Eの入力演奏データ指定機能により、第二設定操作子群12Bの入力演奏データ指定操作に応じて、ROM3又は記憶装置4或いは通信I/F9に接続された外部のMIDI機器又はサーバコンピュータ等の自動演奏データ取得源からユーザ所望の自動演奏データMdを取得し、RAM2の演奏データ格納領域に保持する。
このシステムで取り扱う自動演奏データMdは、複数(例えば、16)のパート(データ上は「チャンネル(ch)」という)で構成された1曲分の自動演奏可能な曲データであって、各パート毎にMIDI形式で記述された演奏情報Mb及び設定情報Pbを含み、自動演奏用曲データ或いは単にMIDIデータと呼ばれる。また、自動演奏データMd中の設定情報Pbはレジストレーションとも呼ばれ、設定情報Pbの主たる内容である楽音生成パラメータは、少なくとも音色(楽器音色)パラメータ及び音量パラメータを含み、設定情報Pbと同一の参照記号“Pb”を用いて説明される。
自動演奏用音源8Bは、自動演奏データMdによる楽音信号を生成するための複数の発音系列を備えている。第2演奏モード(自動演奏モード)においては、演奏データ取得部Bにより取得された自動演奏データMdの各パート(チャンネル)の演奏情報Mbは、パート設定部Cを通じて、そのまま、自動演奏用音源8Bの対応する発音系列に入力されると共に、各発音系列には各パートの楽音生成パラメータPbが設定される。従って、自動演奏用音源8Bは、各発音系列にて、夫々のパートの楽音生成パラメータPbに従った楽音信号を生成することができる。
この楽音生成システムでは、自動演奏データMdの所望パートの演奏に代えてマニュアル演奏を行う第3演奏モード(合奏モード)のために、パート設定部Cが設けられ、パラメータ設定部D及びUI部Eの機能が拡充される。第3演奏モードにおいては、例えば、UI部Eは、さらに、取得した自動演奏データに対するパート設定の指示やパート設定画面の表示、パート設定入力などを仲介する。パート設定部Cは、第3演奏モードにおいて、UI部Eのパート設定に関するユーザ操作応答機能に従って、演奏データ取得部Bで取得した自動演奏データMdを構成する複数のパートとマニュアル演奏用音源8Aの発音系列UK1〜PK2との対応関係を設定する。また、各音源8A,8Bへのデータ伝達経路は、スイッチSW1を図示の方向に押下した状態になり、各鍵盤11A〜11Cの演奏操作に基づく実演奏情報Ma1〜Ma3をマニュアル演奏用音源8Aの各鍵盤に対応する発音系列に供給することができ、各発音系列には、パラメータ設定部Dにより、パート設定部Cで設定された対応関係に従って自動演奏データMdの所望パートの楽音生成パラメータPb1が設定される。
パート設定部Cにおけるパートと発音系列との対応関係の設定は、「パート設定」(或いは「MIDIパート設定」)と呼ばれ、例えば、ユーザ操作に基づいてパート設定が指示されると、パート設定部Cは、UI部Eを通じて、ディスプレイ13上にパート設定画面を表示してユーザに設定内容の入力を促し、パート設定画面に対するユーザの入力操作により対応関係の情報を入力することができる。この対応関係入力情報は、自動演奏データMdの各パートとマニュアル演奏用音源8Aの各発音系列UK1〜PK2との対応関係を示し、RAM2の対応関係格納領域に保持される。この対応関係によりマニュアル演奏用音源8Aの何れかの発音系列に対応付けられた自動演奏データMdのパートMd1は、マニュアル演奏対象パートの自動演奏データ又は単にマニュアル演奏対象パートと呼ばれ、マニュアル演奏対象パートMd1の設定情報Pb1及び演奏情報Mb1は自動演奏用音源8Bに供給されず、設定情報Pb1のみがパラメータ設定部Dを通じてマニュアル演奏用音源8Aに供給される。一方、音源8Aの何れの発音系列にも対応付けらていない自動演奏データMdのパートMd2は、マニュアル演奏非対象パートの自動演奏データ又は単にマニュアル演奏非対象パートと呼ばれ、マニュアル演奏非対象パートMd2の設定情報Pb2及び演奏情報Mb2は、自動演奏用音源8Bの対応する発音系列に供給される。
パラメータ設定部Dは、RAM2に保持されている対応関係情報に従い、マニュアル演奏対象パートMd1の設定情報Pb1による楽音生成パラメータをマニュアル演奏用音源8Aの対応する発音系列に設定する。パラメータ設定部Dは、データフォーマット変換機能を有し、この電子音楽装置(電子楽器)が、マニュアル演奏用音源8A等において自動演奏用音源8Bとは異なる独自のデータ構造を採っている機種の場合には、データを適宜変換する。つまり、自動演奏データMd中の楽音生成パラメータPb(Pb1)のデータフォーマットが音源8Aの楽音生成パラメータPaのデータフォーマットと一致しない場合は、データ変換部DAにてフォーマット変換を行い、楽音生成パラメータPb1をマニュアル演奏用音源8Aで利用可能なフォーマットに変換した後で音源8Aに設定する。
また、マニュアル演奏用音源8Aに楽音生成パラメータPb1を設定する際、音源8Aの発音系列UK1〜PK2のうち自動演奏データMdの何れのパートにも対応付けられていない発音系列については、音量パラメータの値を零に設定してミュートする。
従って、第3演奏モードでは、自動演奏データMdのマニュアル演奏非対象パートMd2については自動演奏用音源8Bで楽音信号を生成すると共に、鍵盤演奏によるマニュアル演奏情報Ma1〜Ma3については、マニュアル演奏用音源8Aで、マニュアル演奏対象パートMd1の楽音生成パラメータPb1(パラメータPb1をフォーマット変換したものを含む)に従って楽音信号を生成することができる。つまり、マニュアル演奏非対象パートMd2の自動演奏に合わせて、マニュアル演奏対象パートMd1の設定を用いたマニュアル演奏を行う合奏態様を実現することができる。
また、自動演奏データMdを利用する第2又は第3演奏モードにおいては、自動演奏データMdの演奏情報Mbに基づき全パート或いは所定パートの楽譜を表示するだけではなく、自動演奏データMdの設定情報(楽音生成パラメータ)Pb中にある各パートの音色パラメータ情報を利用して、楽譜表示に、音色名表記(Nm)や音色アイコン(Kt)或いは音色変更マーカー(Mk)等で音色情報を付記することができる。
〔パート設定〕
図2は、この発明の一実施例によるパート設定を説明するための図であり、図3は、この発明の一実施例による楽譜表示画面の例を示す。この楽音生成システムでは、RAM2に自動演奏データMdが保持されているときは、ディスプレイ13上の任意の画面に「譜面」と表記された楽譜表示ボタン(略称:譜面ボタン)Ba、「演奏パートミュート」と表記されたマニュアル演奏対象パートミュート指示ボタン(略称:演奏パートミュートボタン)Bb、「MIDIパート設定」と表記されたパート設定ボタン(MIDIパート設定ボタンともいう)Bcが表示され、また、自動演奏の進行(早送り、巻戻し、再生及び停止)を制御するための各種ボタンBd〜Bgが表示される。ここで、パート設定ボタンBcが操作された場合は、ディスプレイ13に、図2(1)に示すようなパート設定画面(MIDIパート設定画面ともいう)が表示され、楽譜表示ボタンBaが操作された場合には、図3に示すような楽譜画面〔A〕,〔B〕が表示される。
つまり、前者の場合、システムは、ユーザによるパート設定の要求に応じて図2(1)のようなパート設定画面(或いは、パート設定ポップアップ)を表示して(開いて)、この自動演奏データMdの各パート(ch)をパネル音群8Aのどの発音系列に対応させるか、つまり、「パート設定」と呼ばれる「パートと発音系列の対応関係」を入力するようにユーザに指示する。なお、自動演奏データMdの各「パート」は、データ上は「チャンネル(ch)」で表記されるので、図2では「パート(ch)」又は「チャンネル(パート)」で示されている。ユーザは、方向ボタン又はカーソルボタンを操作して或いはタッチパネルを操作してパート設定画面上の所望のパート(ch)を指定した後で第二設定操作子群12B中の所望の発音系列指定操作子を操作するという操作手順を繰り返して、パートと発音系列の対応関係を入力していくことができる。この入力状態は、各パート(ch)表記の下欄に表示される発音系列のニックネーム(この例では、「上鍵盤1」、「下鍵盤1」、「ペダル1」等)で確認することができ、「決定」ボタンの操作で入力を確定してパートと発音系列の対応関係を設定すると共にマニュアル演奏用音源8Aに音色を設定することができる〔図1(2)で、スイッチSW1を図示の方向に押下した状態〕。
図2(1)に示す入力例では、図2(2)に示すように、自動演奏データMdの第1〜第3パート(ch)は、それぞれ、マニュアル演奏用音源(パネル音群)8Aの「上鍵盤1」発音系列UK1、「下鍵盤1」LK1及び発音系列「足鍵盤1(ペダル1)」発音系列PK1に対応付けられ、第1〜第3パート(ch)に設定されている音色や音量などの楽音生成パラメータがこれらの発音系列UK1〜PK1に設定される。この例では、パラメータ設定の際、予め定められた変換ルールに基づいて楽音生成パラメータがフォーマット変換され、例えば、音色パラメータについては、図示のように、「バイオリン」→「バイオリン1」、「ピアノ」→「ピアノ1」、「コントラバス」→「コントラバス1」に変換される。ここで、変換前の音色名は、各チャンネルのプログラムチェンジ番号(Hは16進表示を示す)に対応したGM(General MIDI)音色名であり、変換後の音色名は、この電子音楽装置独自の音色名であって、この音色名により各発音系列で発音される音色が設定される。そして、第3演奏モードでは、自動演奏データMdのマニュアル演奏非対象パートMd2(4〜9,11〜16ch)を自動演奏用音源8Bで再生するのに合わせて、マニュアル演奏用音源(パネル音群)8Aは、各鍵盤11A〜11Cによるマニュアル演奏情報Ma1〜Ma3から、発音系列UK1〜PK1に設定された楽音生成パラメータに従って、「バイオリン1」〜「コントラバス1」の音色を持つ楽音信号を生成する。なお、フォーマット変換するパラメータは音色に限らず音量や効果のパラメータでもよい。
ここで設定されたマニュアル演奏用音源8Aの音色や音量などは、レジストレーションとして保存しておくことができる。このようにして、MIDIデータに対応した楽曲をマニュアル演奏(第1演奏モード)する際のレジストレーションを簡単に作成することができる。
なお、この例では、自動演奏データMdの第10パート(ch)についてキーボードパーカッション(K.B.P.)が設定されているが、この設定は、第3演奏モードにおいて更にKBP(キーボードパーカッション)モードが指定された場合に、上、下及び足鍵盤11A〜11Cのうち予め設定された鍵盤の演奏操作に対応する発音系列に対して優先的に利用される。また、自動演奏データMdのパートが対応付けられなかった音源8Aの発音系列UK2〜LD2,LK2,PK2はミュートされ、これらの発音系列では楽音信号が生成されない。
〔楽譜(譜面)表示〕
前述のように、楽譜表示ボタンBaが操作された場合は、図3(1)或いは図3(2)に例示するような楽譜画面が表示されると共に、楽譜表示には音色情報が付記される。図3(1)の楽譜表示画面〔A〕では、自動演奏データMdの3つのマニュアル演奏対象パートの楽譜を表示すると共に、音色情報として、各パートの楽譜表示ごとに、フォーマット変換後の音色名「バイオリン1」、「ピアノ1」、「コントラバス1」(→「ピチカートストリングス」)を表わす音色表記Nmと各音色(=楽器)カテゴリーを表わすアイコンKtとを追加的に表示している。なお、音色表記Nm又は音色アイコンKtのみを追加表示してもよい。幼児向けの自動演奏データMdを扱う場合には、楽譜表示に楽器カテゴリーのアイコンKtが表示されると子供が音楽に親しみやすくなるので、少なくとも音色アイコンKtを表示するのが好ましい。
また、図3(2)の楽譜表示画面〔B〕では、同様の楽譜表示に対して、何れかのパートに音色イベントがあったときに、全パートをまとめる位置に、音色が変わったことを表わすマーカーMkを表示する。つまり、図3(1)の楽譜表示画面に示すように、自動演奏データMdの3つのパートのうち、3番目のパートが第5小節の先頭で「ピアノ1」から「ピチカートストリングス」に変わっているので、第5小節の先頭であり全パートをまとめる図示の位置に、例えば、「*」印のマーカーMkを表示する。つまり、楽譜に音色イベントを表示することで、ユーザは、曲の演奏進行上のどの時間位置で音色変更があるかが分かり、マニュアル演奏時にレジストレーションを切り替えるタイミングを把握することができる。
このように音色情報を付記することにより、第2及び第3演奏モードでは、マニュアル演奏用音源8Aの各発音系列に設定されているマニュアル演奏対象パートMd1の楽譜を表示すると共にパート音色やその変更を確認することができる。また、自動演奏データMdを利用する任意のモードにおいて幼児向けの自動演奏データMdを扱う場合、楽譜表示に楽器カテゴリーが音色アイコンKtで表示されるので、子供が音楽に親しみ易くなる。
また、マニュアル演奏対象パートミュート指示ボタンBbが操作された場合は、演奏情報Mb1が自動演奏用音源8Bへと供給されなくなり〔図1(2)で、スイッチSW2を図示の方向に押下した状態〕、マニュアル演奏対象の自動演奏音がミュートされる。このように、マニュアル演奏対象パートをミュートした状態で自動演奏しつつ鍵盤演奏をするモードが第3演奏モードである。これに対して、マニュアル演奏対象パートをミュートせずに自動演奏のみを行うのが第2演奏モードであり、自動演奏せずにマニュアル演奏のみを行うのが第1演奏モードである。
〔処理フロー例〕
図4は、この発明の一実施例による自動演奏データ利用時(第2及び第3演奏モード)における楽音生成処理の例を表わすフローチャートである。この楽音生成処理は、「自動演奏処理」と呼ばれ、楽音生成プログラムに基づいて、最初に記憶装置4等から自動演奏データMdをRAM2に読み込んだ後、ユーザにより画面に従って操作ボタンが操作されることで処理を進行していく。この自動演奏処理が開始し、ディスプレイ13に表示された自動演奏データのリストからユーザ操作で所望の楽曲を指定すると、CPU1は、最初のステップS1で、指定された楽曲に対応する(再生すべき)自動演奏データMdをRAM2に読み込み、初期画面をディスプレイ13に表示し、自動演奏データMdの曲名、作曲者名、作詞者名などを表示すると共に、この画面の下欄に操作ボタンBa〜Bgを操作可能に表示し、何れかのボタンが操作されるとステップS2以下の処理に進む。
ステップS2では、パート設定ボタンBcが操作されたか否かを判定し、パート設定ボタンBcが操作されたときは(S2=YES)、ステップS3で、図2(1)に示すようなパート設定画面をディスプレイ13上に開き、続くステップS4で、このパート設定画面に対するユーザの入力操作に従って、マニュアル演奏パートに対応するMIDIパート(チャンネル)Md1を設定する。さらに、次のステップS5では、パート設定画面中の「決定」ボタンが操作された否かを判定し、決定ボタンが操作されたときは(S5=YES)、ステップS6で、マニュアル演奏パートに設定されたMIDIパート(チャンネル)Md1の音色、音量等のデータ(設定情報)Pb1をこの電子音楽装置のフォーマットに変換し、マニュアル演奏用音源8Aの対応音群(発音系列)に設定する。音源8Aの設定(S6)の後或いは決定ボタンが操作されないと判定したときは(S5=NO)、ステップS7で、パート設定画面中の「閉じる」ボタンが操作された否かを判定し、閉じるボタンが操作されたときは(S7=YES)、ステップS8でパート設定画面を閉じる。
パート設定ボタンBcが操作されないと判定したとき(S2=NO)、パート設定画面の閉じるボタンが操作されないと判定したとき(S7=NO)或いはパート設定画面を閉じる処理(S8)の後は、ステップS9に進んで、譜面ボタンBaが操作されたか否かを判定する。ここで、譜面ボタンBaが操作されたときは(S9=YES)、ステップS10に進み、自動演奏データMdを解析して譜面表示データを作成し、作成した譜面表示データに従って、所定パートの譜面を表わした図3のような楽譜画面をディスプレイ13に表示し、MIDIパート設定がなされていれば、更に、ステップS11で、マニュアル演奏パートMd1のフォーマット変換後の音色名Nm及び/又はマーカーMkを表示する。
一方、譜面ボタンBaが操作されないと判定したとき(S9=NO)或いは譜面表示処理(S10,S11)の後は、ステップS12に進んで、演奏パートミュートボタンBbが操作されたか否かを判定し、このボタンBbが操作されたときは(S12=YES)、ステップS13に進み、MIDIパート設定がなされていればマニュアル演奏パートMd1の自動演奏をミュートし(SW2オフ)、設定されていなければこれをスルーする。
演奏パートミュートボタンBbが操作されないと判定したとき(S12=NO)或いは自動演奏ミュートの処理又はスルー(S13)の後は、ステップS14,S16,S18で、順次、自動演奏進行制御ボタンBd〜Bgが操作されたか否かを判定し、操作されたときは、操作された制御ボタンに対応して、自動演奏用音源8Bを用いた自動演奏の進行を制御する。すなわち、再生ボタンBfの操作があれば(S14=YES)、ステップS15で、ミュート設定されているパート以外のパートについて、その時点で設定されている演奏位置〔図3等の画面下欄左端(停止ボタンBgの左隣)に数値で表示〕から自動演奏を開始し、早送りボタンBd或いは巻戻しボタンBeの操作があれば(S16=YES)、ステップS17で、ボタンBd,Beが操作されている間、自動演奏の演奏位置を早送りし或いは巻き戻し、停止ボタンBgの操作があれば(S18=YES)、ステップS19で進行中の自動演奏を停止する。
そして、制御ボタンBd〜Bgが操作されないと判定したとき(S14,S16,S18=NO)或いは操作された制御ボタンBd〜Bgに対応する処理(S15,S17,S19)の後は、ステップS2に戻り、上述したステップS2〜S19の処理を繰り返す。
この発明の一実施例による楽音生成システム構成の説明図である。 この発明の一実施例によるパート設定画面及び対応関係設定の例を示す。 この発明の一実施例による楽譜表示画面の例を示す。 この発明の一実施例による自動演奏処理の例を示すフローチャートである。
符号の説明
A,B,C 操作部、演奏データ取得部及びパート設定部、
D データ変換部DAを備えるパラメータ設定部、
E ユーザインターフェース(UI)部、
8A,8B マニュアル演奏用音源(パネル音群)及び自動演奏用音源、
Ma1〜Ma3 各鍵盤11A〜11Cによる実演奏情報(マニュアル演奏情報)、
Md;Md1,Md2 自動演奏データ(自動演奏用曲データ、MIDIデータ)、
Pa,Pb,Pb1,Pb2 設定情報又は楽音生成パラメータ、
Mb,Mb1,Mb2 [自動]演奏情報、
Ba,Bb,Bc 楽譜表示(譜面)、演奏パートミュート及びパート設定ボタン、
Nm,Kt,Mk 音色[名]表記、音色アイコン及び音色変更マーク。

Claims (4)

  1. 演奏操作に基づく楽音信号を生成するための複数の発音系列から成るマニュアル演奏用音源及び自動演奏データによる楽音信号を生成するための複数の発音系列から成る自動演奏用音源を備え、マニュアル演奏用音源には、自動演奏用音源とは異なるデータフォーマットが採用されている楽音生成装置であって、
    自動演奏データを取得する演奏データ取得手段と、
    ユーザ操作に基づいて、演奏データ取得手段により取得された自動演奏データを構成する複数のパートとマニュアル演奏用音源の発音系列との対応関係を設定する対応関係設定手段と、
    対応関係設定手段により設定された対応関係に従って、演奏データ取得手段により取得された自動演奏データの所定のパートに設定されている楽音生成パラメータをマニュアル演奏用音源の対応する発音系列に設定するパラメータ設定手段と
    を具備し、
    パラメータ設定手段は、自動演奏データの所定のパートに設定されている楽音生成パラメータをマニュアル演奏用音源で利用可能なフォーマットに変換する
    ことを特徴とする楽音生成装置。
  2. さらに、演奏データ取得手段により取得された自動演奏データに基づいて前記所定のパートの楽譜を表示すると共に、この自動演奏データの楽音生成パラメータに含まれる音色パラメータに基づいて、マニュアル演奏用音源に設定されている音色情報を表示する楽譜表示手段を具備することを特徴とする請求項1に記載の楽音生成装置。
  3. さらに、マニュアル演奏用音源の発音系列に対応付けられた自動演奏データの演奏パートに対応する自動演奏用音源の発音系列に対してミュート設定する自動演奏パートミュート手段を具備することを特徴とする請求項1に記載の楽音生成装置。
  4. 演奏操作に基づく楽音信号を生成するための複数の発音系列から成るマニュアル演奏用音源及び自動演奏データによる楽音信号を生成するための複数の発音系列から成る自動演奏用音源を備え、マニュアル演奏用音源には、自動演奏用音源とは異なるデータフォーマットが採用されており、楽音生成装置として機能するコンピュータに、
    自動演奏データを取得する演奏データ取得ステップと、
    ユーザ操作に基づいて、演奏データ取得ステップで取得された自動演奏データを構成する複数のパートとマニュアル演奏用音源の発音系列との対応関係を設定する対応関係設定ステップと、
    対応関係設定ステップで設定された対応関係に従って、演奏データ取得ステップで取得された自動演奏データの所定のパートに設定されている楽音生成パラメータをマニュアル演奏用音源の対応する発音系列に設定するパラメータ設定ステップと
    から成り、
    パラメータ設定ステップでは、自動演奏データの所定のパートに設定されている楽音生成パラメータをマニュアル演奏用音源で利用可能なフォーマットに変換する
    手順を実行させる楽音生成プログラム。
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