JP2000020059A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

Info

Publication number
JP2000020059A
JP2000020059A JP10198095A JP19809598A JP2000020059A JP 2000020059 A JP2000020059 A JP 2000020059A JP 10198095 A JP10198095 A JP 10198095A JP 19809598 A JP19809598 A JP 19809598A JP 2000020059 A JP2000020059 A JP 2000020059A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
performance
sound source
parts
manual
automatic performance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10198095A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Toyono
英樹 豊野
Yasunobu Suzuki
康伸 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Roland Corp
Original Assignee
Roland Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Roland Corp filed Critical Roland Corp
Priority to JP10198095A priority Critical patent/JP2000020059A/ja
Publication of JP2000020059A publication Critical patent/JP2000020059A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】音源パートへの音色設定の手間が削減された電
子楽器を提供する。 【解決手段】鍵盤装置1により生成されるマニュアル演
奏パート17〜32のうちのいずれかのマニュアル演奏
パートと、自動演奏装置2により再生される自動演奏パ
ート1〜16パートのうちのいずれかの自動演奏パート
とを、対応付手段4で対応づけ、割当手段5により音源
3の同一の音源パートに割り当てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マニュアル演奏パ
ートの数と自動演奏パートの数との合計数以上の数のパ
ート(音源パートと称する)を有する音源を備えた電子
楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数の音源パートを有する音
源を備えた電子楽器が知られている。この電子楽器で
は、複数の音源パートのうちの一部の音源パートにマニ
ュアル演奏パートを割り当てるとともにマニュアル演奏
の楽音の音色をあらかじめ設定し、また他の音源パート
に自動演奏パートを割り当てるとともに自動演奏の楽音
の音色をあらかじめ設定して、複数のマニュアル演奏パ
ートを有する鍵盤の鍵操作により生成された演奏データ
に基づいて楽音を生成したり、複数の自動演奏パートか
らなる演奏データを順次読み出して楽音を生成したりす
ることが行なわれている。自動演奏パートとしては、例
えば、メロディの演奏データからなるメロディパート、
コードの演奏データからなるバッキングパート、メロデ
ィに対するサブメロディ(付加音)の演奏データからな
るハーモニィパート等がある。またマニュアル演奏パー
トとしては、例えば、鍵盤の一部を使ってドラム演奏を
行なうマニュアルドラムパート、同じく鍵盤の一部を使
ってベース演奏を行なうマニュアルベースパート、鍵盤
の左半分を使って伴奏を行なうロアパート等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した電子楽器で
は、マニュアル演奏パート用の音源パートにマニュアル
演奏の楽音の音色をあらかじめ設定し、また自動演奏パ
ート用の音源パートに自動演奏の楽音の音色をあらかじ
め設定することにより、マニュアル演奏の楽音と自動演
奏の楽音とを互いに異なる音色で演奏することができ
る。これとは別に、自動演奏の楽音とマニュアル演奏の
楽音とを同じ音色で演奏したい場合がある。例えば、あ
る自動演奏パートをミュートし、他の自動演奏パートと
ともに、ミュートされた自動演奏パートをマニュアル演
奏するという、いわゆるマイナスワン演奏を実現するた
めには、マイナスワン演奏されるマニュアル演奏パート
の音色は、ミュートされた自動演奏パートの音色が切り
換えられた場合も含め、そのミュートされた自動演奏パ
ートの音色と常に同じにしておく必要がある。しかし、
マニュアル演奏パート用の音源パートには、マニュアル
演奏の楽音の音色が設定されているため、そのマニュア
ル演奏パート用の音源パートに、ミュートされた自動演
奏パートの音色を設定し直す必要があり、手間がかかる
という問題がある。特に、鍵盤に対応づけられているマ
ニュアル演奏パートが多数ある場合、各マニュアル演奏
パート用の音源パート毎に、ミュートされた自動演奏パ
ートの音色をそれぞれ設定し直す必要があり、一層手間
がかかることになる。また、ミュートされた自動演奏パ
ートが自動演奏の途中で音色が変更されるものであった
場合は、そのミュートされた自動演奏パートに代わって
演奏されるマニュアル演奏パートにおいて、そのミュー
トされた自動演奏パートで音色が変更されるハズだった
タイミングに合わせてそのマニュアル演奏パートの音色
を変更する必要があり、極めて煩わしく、演奏中に音色
変更を行なう必要から演奏にも間違いを起こしやすいと
いう問題がある。本発明は、上記事情に鑑み、音源パー
トへの音色設定の手間が削減された電子楽器を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の電子楽器は、複数のマニュアル演奏パートを有する
演奏操作子の演奏操作により生成された演奏データに基
づいて楽音を生成するとともに、複数の自動演奏パート
からなる演奏データに基づいて楽音を生成する、上記マ
ニュアル演奏パートの数と上記自動演奏パートの数との
合計数以上のパートを有する音源を備えた電子楽器にお
いて、上記複数のマニュアル演奏パートのうちのいずれ
かのマニュアル演奏パートと、上記複数の自動演奏パー
トのうちのいずれかの自動演奏パートとを対応づける対
応付手段と、上記対応付手段により対応づけられたマニ
ュアル演奏パートと自動演奏パートとの双方を、上記音
源の同一のパートに割り当てる割当手段と備えたことを
特徴とする。
【0005】本発明の電子楽器は、対応付手段により対
応づけられたマニュアル演奏パートと自動演奏パートと
の双方が、割当手段により音源の同一のパートに割り当
てられるものであるため、マニュアル演奏による楽音と
自動演奏による楽音が、同一の音源パートで生成され
る。ここで、マイナスワン演奏にあたり、マイナスワン
演奏を行なうマニュアル演奏パートと、ミュートされる
自動演奏パートとの双方を、そのミュートされる自動演
奏パート用の音源パートに割り当てると、マイナスワン
演奏を行なうマニュアル演奏パートの音色は、ミュート
された自動演奏パートの音色と同じになる。従って、マ
イナスワン演奏にあたり、従来の電子楽器のように、マ
ニュアル演奏パート用の音源パートに、ミュートされた
自動演奏パートの音色を設定し直す必要はなく、音源パ
ートへの音色設定の手間が削減される。ここで、上記割
当手段が、所定の第1のモードにおいて、上記複数のマ
ニュアル演奏パートおよび上記複数の自動演奏パートの
それぞれを、上記音源の、あらかじめ定められたそれぞ
れ異なるパートに割り当てるとともに、所定の第2のモ
ードにおいて、上記対応付手段により対応づけられたマ
ニュアル演奏パートと自動演奏パートとのうちの一方の
パートに関し上記第1のモードにおける割り当てを変更
して、該一方のパートを、上記音源の、上記対応付手段
により該一方のパートに対応づけられた他方のパートが
割り当てられたパートに割り当てるものであることが好
ましい。通常の、マニュアル演奏パートおよび自動演奏
パートのそれぞれを異なる音源パートに割り当てるモー
ド(第1のモード)と、例えばマイナスワン演奏を行な
う場合等を行なうモード(第2のモード)との双方を備
える趣旨である。
【0006】また、上記対応付手段が、互いに対応づけ
られたマニュアル演奏パートと自動演奏パートとのうち
のいずれのパートを上記一方のパート、いずれのパート
を上記他方のパートとするかを区別した対応づけを行な
うものであって、上記割当手段が、その対応づけに従っ
て、上記一方のパートを、上記音源の、上記他方のパー
トが対応づけられたパートに割り当てるものであっても
よい。同一の音源パートへの割り当てにあたり、マニュ
アル演奏パートを、自動演奏パートが対応づけられた音
源パートに割り当てると、自動演奏パートが対応づけら
れた音源パートでマニュアル演奏を行なうことができ
る。これとは逆に、自動演奏パートを、マニュアル演奏
パートが対応づけられた音源パートに割り当てると、マ
ニュアル演奏パートが対応づけられた音源パートで自動
演奏を行なうことができる。さらに、上記他方のパート
の演奏データのうちの一部種類の演奏データの、上記音
源への送出を許否自在に禁止する送出禁止手段を備えた
ものであってもよい。
【0007】このような送出禁止手段を備え、例えば、
その送出禁止手段により自動演奏パートの演奏データを
構成するノートオン,オフデータおよび音色を規定する
データのうちのノートオン,オフデータのみをミュート
すると、ミュートされた自動演奏パートの音色で、その
ミュートされた自動演奏パートの音色が演奏の途中で切
り換えられる場合を含め、手動操作で音色を切り換える
ことなく、マニュアル演奏を行なうことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明の実施形態の電子楽器の概略
ブロック図である。本実施形態の電子楽器100には、
図1に示すように、16のマニュアル演奏パート(17
〜32パート)を有する鍵盤装置1、および16の自動
演奏パート(1〜16パート)からなる演奏データが記
憶された自動演奏装置2が備えられている。また、この
電子楽器100には、鍵盤1の鍵操作により生成された
演奏データに基づいて楽音を生成するとともに、自動演
奏装置2に記憶された演奏データを順次読み出して楽音
を生成する、16のマニュアル演奏パートの数と16の
自動演奏パートの数との合計数である32の音源パート
を有する音源3が備えられている。さらに、鍵盤1およ
び自動演奏装置2と、音源3との間に、対応付手段4お
よび割当手段5が備えられている。以下、表1を参照し
て説明する。
【0009】
【表1】
【0010】この表1に示す第1のテーブルは、本実施
形態では、あらかじめ備えられている。この第1のテー
ブルは、16の自動演奏パートおよび16のマニュアル
演奏パートのそれぞれを、異なる音源パート1〜32に
割り当てるためのテーブルである。割当手段5は、通常
モード(本発明にいう所定の第1のモードに相当するモ
ード)において、第1のテーブルを参照して、16の自
動演奏パートおよび16のマニュアル演奏パートのそれ
ぞれを、音源3の、あらかじめ定められたそれぞれ異な
る音源パート1〜32に割り当てる。
【0011】対応付手段4は、16のマニュアル演奏パ
ートのうちのいずれかのマニュアル演奏パートと、16
の自動演奏パートのうちのいずれかの自動演奏パートと
を対応づけるものであり、例えば、マニュアル演奏パー
トのうちのアッパーパート,レイヤパート,ロアパート
を、自動演奏パートのうちのメロディ1パート,メロデ
ィ2パート,カウンタメロディパートに対応づける。こ
のような対応づけを、ここではリンクと呼び、マニュア
ル演奏パートを、自動演奏パートに対応づけることを、
マニュアル演奏パートをリンクオンするといい、一方、
自動演奏パートを、マニュアル演奏パートに対応づける
ことを自動演奏パートをリンクオンするという。表1に
は、上述の第1のテーブルとともに第2のテーブルが示
されており、この第2のテーブルには、マニュアル演奏
パートがリンクオンされている。ここでは、この第2の
テーブルをリンクテーブルと称する。尚、第1のテーブ
ルではマニュアル演奏パートと自動演奏パートとの対応
づけは行なわれておらず、ここでは、このような状態を
リンクオフと称する。
【0012】また、割当手段5は、後述する16トラッ
クシーケンサモード(本発明にいう所定の第2のモード
に相当するモード)において、ここでは、対応付手段4
により対応づけられたマニュアル演奏パートのうちのア
ッパーパート,レイヤパート,ロアパートに関し、通常
モードにおける割り当てを変更して、それらアッパーパ
ート,レイヤパート,ロアパートを、音源3の、対応付
手段4によりアッパーパート,レイヤパート,ロアパー
トに対応づけられたメロディ1パート,メロディ2パー
ト,カウンタメロディパートが対応づけられた音源1,
音源3,音源4に割り当てる。図2は、通常モードにお
ける、16のマニュアル演奏パートおよび16の自動演
奏パートのそれぞれが、それぞれ異なる音源パートに割
り当てられた状態を示す図である。通常モードにおいて
は、前述した表1に示す第1のテーブルが参照され、こ
れにより鍵盤装置1における16のマニュアル演奏パー
ト17〜32が音源3の音源パート17〜32に割り当
てられている。また自動演奏装置2における16の自動
演奏パート1〜16が、音源3の音源パート1〜16に
割り当てられている。通常モードでは、このように、1
6のマニュアル演奏パート17〜32および16の自動
演奏パート1〜16のそれぞれが、音源3の、あらかじ
め定められたそれそれ異なる音源パート1〜32に割り
当てられているため、マニュアル演奏と自動演奏との双
方の演奏にあたり、互いの音色等の影響を受けることな
く独立して演奏を行なうことができる。
【0013】一方、16トラックシーケンサモードにお
いては、詳細は後述するが、16トラックボタンを押し
て16トラックシーケンサモードに設定して16トラッ
クシーケンサ画面を表示し、この画面において、マニュ
アル演奏パートを、音源3の、自動演奏パートに対応づ
けられた音源パートのうちのどの音源パートに割り当て
るかを設定することにより、例えば、前述したように、
マニュアル演奏パートのうちのアッパーパート,レイヤ
パート,ロアパートを、音源3の、メロディ1パート,
メロディ2パート,カウンタメロディパートが対応づけ
られた音源1,音源3,音源4に割り当てる。さらに、
メロディ1パート,メロディ2パート,カウンタメロデ
ィパートの音色をミュートすると、ミュートされたメロ
ディ1パート,メロディ2パート,カウンタメロディパ
ートの各音色で、アッパーパート,レイヤパート,ロア
パートをマニュアル演奏することができる。
【0014】図3は、本発明の電子楽器の一実施形態の
ハードウェア構成図である。ここに示す電子楽器100
は、プログラムを実行するCPU11、プログラムや音
色テーブルや変換テーブル等が記憶されたROM12、
プログラム実行の際の作業領域や、リンクオン/オフの
設定やリンクテーブル等の格納領域として使用されるR
AM13、この電子楽器100とユーザとの間のインタ
ーフェースを担う、表示部14および操作子群15を有
するパネル20、外部との間でMIDI信号のやり取り
を行なうMIDIインターフェース16、および前述し
た鍵盤装置1,自動演奏装置2,音源3が備えられてい
る。尚、前述した対応付手段4,割当手段5は、CPU
11,ROM12,RAM13,パネル20から構成さ
れる。音源3には、アンプとスピーカからなるオーディ
オ装置200が接続されており、音源3で生成された楽
音はオーディオ装置200に送られて空間に放音され
る。CPU11,ROM12,RAM13,表示部1
4,操作子群15,MIDIインターフェース16,鍵
盤装置1,自動演奏装置2,および音源3は、データバ
ス17により相互に接続されている。
【0015】図4は、図3に示す電子楽器で実行される
プログラムのメインルーチンのフローチャートである。
図3に示す電子楽器100に電源が投入されると、この
メインルーチンが起動される。先ず、ステップS101
において初期設定ルーチンが実行され表示部14等が初
期設定される。次にステップS102においてパネル処
理ルーチンが実行され、操作子群15が操作されるとそ
の操作に対応する処理や表示が行なわれる。さらにステ
ップS103においてMIDI処理ルーチンが実行さ
れ、外部からMIDIインターフェース16に入力され
た演奏データの処理が行なわれる。次にステップS10
4において、鍵盤処理ルーチンが実行され、鍵盤装置1
の鍵操作により生成された演奏データの処理が行なわれ
る。さらにステップS105において、自動演奏処理ル
ーチンが実行され、自動演奏装置2により順次読み出さ
れた演奏データの処理が行なわれる。次に、ステップS
106において発音処理ルーチンが実行され、音源3
で、オーディオ装置200に送出するための楽音が生成
される。これらステップS102,S103,S10
4,S105,S106のルーチンが繰り返し実行され
る。
【0016】図5は、図3に示す電子楽器のパネルを示
す図である。図5に示すパネル20を構成する表示部1
4には、曲名が表示されたり、あるいは自動演奏パート
における音色等を変更するための、後述する16トラッ
クシーケンサ画面が表示される。また、パネル20を構
成する操作子群15は、表示部14の周囲に配置された
機能ボタン151〜158と、パネル20の中央部に配
置されたアッパーボタン161,ロアボタン162,レ
イヤボタン163,16トラックボタン164,プレイ
ボタン165,レコードボタン166と、パネル20の
右上に配置され曲データが記録されたフロッピィディス
ク(図示せず)を挿入するためのFDD入力部170
と、そのFDD入力部170の下部に配置されたソング
ボタン167とから構成されている。機能ボタン151
〜158は、表示部14に表示された内容に応じて機能
が変更されるボタンである。これら機能ボタンについて
は後述する。アッパーボタン161,ロアボタン16
2,レイヤボタン163は、マニュアル演奏パートのう
ちのアッパーパート,ロアパート,レイヤパートを、そ
れぞれオン,オフ(有効,無効)するためのボタンであ
る。16トラックボタン164は、1度押されると、こ
の電子楽器100を16トラックシーケンサモードに設
定し、再度押されると通常モードに設定するためのボタ
ンである。ソングボタン167は、FDD入口部170
から挿入されたフロッピィディスクに記憶された曲デー
タの曲名を、表示部14に表示するためのボタンであ
る。プレイボタン165は、この電子楽器100内にロ
ードされた曲を再生するためのボタンである。レコード
ボタン166は、マニュアル演奏を録音するためのボタ
ンである。
【0017】図6は、図5に示す表示部に、曲名が表示
された状態を示す図である。FDD入口部170からフ
ロッピィディスクを挿入してソングボタン167を押す
と、図6に示す表示部14に、そのフロッピィディスク
に記憶された曲データの曲名が表示される。表示された
曲名に対応する機能ボタン151,152,157,1
58を押すと、押された機能ボタンに対応する曲名の曲
データが、フロッピィディスクから内部にロードされ
る。ロードされた曲データは、プレイボタン165を押
すことにより再生される。
【0018】図7は、図5に示す表示部に、16トラッ
クシーケンサ画面が表示された状態を示す図である。1
6トラックボタン164(図5参照)を押すことによ
り、16トラックシーケンサモードに入り、表示部14
に、図7に示す16トラックシーケンサ画面が表示され
る。画面左上に表示された「OFF」の文字はリンクオ
フ状態(通常モード)をあらわし、「1〜16」の数字
は、16の自動演奏パートそれぞれの音源パート1〜1
6をあらわす。また、画面の下部には、マニュアル演奏
パートであるホールパート,アッパーパート,ロアパー
ト,レイアパートの文字列が表示されている。これらホ
ールパート,アッパーパート,ロアパート,レイアパー
トの文字列に対応して配置された4つの機能ボタン15
3,154,155,156は、それらホールパート,
アッパーパート,ロアパート,レイアパートを、自動演
奏パートに対応づけるか否かを選択するためのパート選
択ボタンとしての機能を有し、1度押されると、押され
た機能ボタンに対応するマニュアル演奏パートが選択さ
れ、再度押されるとそのマニュアル演奏パートの選択が
無効になる。選択されたマニュアル演奏パート(図7で
は、ホールパート)をあらわす文字列の下にカーソル7
1が表示される。また表示部14の右側に配置された機
能ボタン158,157は、カーソルボタンとしての機
能を有し、機能ボタン158を押すことによりカーソル
72が図の左から右に上下段にわたり移動し、機能ボタ
ン157を押すことによりカーソル72が図の右から左
に上下段にわたり移動する。これら機能ボタン158,
157によりカーソル72を移動して所望の数字(ここ
では「2」)を指定すると、指定された数字があらわす
音源パート2に割り当てられた自動演奏パート(ソロパ
ート)が選択される。ここで、表示部14の左上に配置
された機能ボタン151を押す。すると、表1に示すよ
うなリンクテーブルが生成され、ホールパートがソロパ
ートに対応づけられる。また、機能ボタン152を押す
と、ソロパートがミュートされる。尚、カーソル72を
「OFF」の位置に移動すると、リンクオフ状態に設定
されて通常モードとなるが、16トラックボタン164
が再び押されて16トラックシーケンサモードに設定変
更されると、前回生成されたリンクテーブルが記憶され
ているため、そのリンクテーブルが有効になる。
【0019】本実施形態は、通常モードにおける、16
の自動演奏パートおよび16のマニュアル演奏パートの
それぞれの、異なる音源パート1〜32への割り当てを
変更して、表1に示すリンクテーブルを生成して参照
し、自動演奏パートに対応づけられたマニュアル演奏パ
ートを、その自動演奏パートに対応づけられた音源パー
トに割り当てるものである。先ず、リンクテーブルの生
成について、図8を参照して説明する。
【0020】図8は、マニュアル演奏パートを、自動演
奏パートにリンクさせるためのリンクテーブルを生成す
るためのリンク設定ルーチンのフローチャートである。
このリンク設定ルーチンは、前述した図4に示すパネル
処理ルーチンにおいて実行されるルーチンの1つであ
る。先ず、ステップS201において、自動演奏パート
にリンクさせたいマニュアル演奏パートを選択する。例
えば、図7に示す機能ボタン153を押してホールパー
トを選択する。次にステップS202において、リンク
先の自動演奏パートを選択する。ここでは、図7に示す
機能ボタン157,158によりカーソル72を数字
「2」の下に移動して、音源パート2に対応づけられた
ソロパートを選択する。次にステップS203に進む。
ステップS203において、自動演奏パートにリンクさ
せたいマニュアル演奏パートの選択が全て終了していな
い場合は、選択が終了していないマニュアル演奏パート
を自動演奏パートにリンクさせるためにステップS20
1に戻る。一方、自動演奏パートにリンクさせたいマニ
ュアル演奏パートの選択が全て終了した場合は、図7に
示す機能ボタン151を押す。すると、ステップS20
4に進み、ステップS201で選択されたマニュアル演
奏パートを、ステップS202で選択された、リンク先
の自動演奏パートに対応づけるためのリンクテーブルを
生成して、このルーチンを終了する。次に、生成された
リンクテーブルを参照して、マニュアル演奏パートを、
自動演奏パートが対応づけられた音源パートに割り当て
るための手順について、図9を参照して説明する。
【0021】図9は、マニュアル演奏パートを、自動演
奏パートが対応づけられた音源パートに割り当てるため
のフローチャートである。プレイボタン165(図5参
照)を押すと、このルーチンが起動される。ここで、図
3に示すRAM13には、マニュアル演奏にあたり、演
奏時刻毎に生成される、ノートナンバ,ベロシティ等の
情報,そのマニュアル演奏パートをあらわす識別情報等
からなる演奏データ(以下、イベントと称する)が格納
されている。先ずステップS301において、RAM1
3に格納されているイベントを読み出す。ステップS3
02では、イベントに含まれる識別情報に基づいて、マ
ニュアル演奏パートを認識する。次に、ステップS30
3において、認識したマニュアル演奏パートが自動演奏
パートと対応づけられているか否か、即ちリンクオンさ
れているか否かが判定される。リンクオンされていると
判定された場合は、ステップS304に進む。ステップ
S304では、リンクテーブルを参照し、ステップ30
5では、参照したリンクテーブルから、マニュアル演奏
パートがリンクされるリンク先の自動演奏パートを認識
してステップS306に進む。ステップ306では、マ
ニュアル演奏パートを、自動演奏パートが対応づけられ
た音源パートへ割り当てる。即ち、マニュアル演奏パー
トを、自動演奏パートが対応づけられた音源パートへア
サインする。その後このルーチンを終了する。このよう
にすることにより、マニュアル演奏パートの演奏により
生成された演奏データに基づいて、自動演奏パートに対
応づけられた音源パートで楽音が生成される。ここで、
あらかじめ前述した機能ボタン152を押して、自動演
奏パートをミュートすることにより、その自動演奏パー
トに対応づけられた音源パートの音色でマニュアル演奏
を行なうことができる。一方、ステップS303におい
て、マニュアル演奏パートがリンクオンされていないと
判定された場合は、そのままステップS306に進み、
そのマニュアル演奏パートを、通常モードにおける音源
パートと同じ音源パートへアサインしてこのルーチンを
終了する。
【0022】本実施形態では、このように、あらかじめ
リンクテーブルを生成し、そのリンクテーブルを参照し
て、自動演奏パートに対応づけられたマニュアル演奏パ
ートを、その自動演奏パートに対応づけられた音源パー
トに割り当てるものであり、またその自動演奏パートを
ミュートすることができるため、ミュートされた自動演
奏パートの音色で、そのミュートされた自動演奏パート
の音色が演奏の途中で切り換えられる場合を含め、手動
操作で音色を切り換えることなく、マニュアル演奏を行
なうことができる。従って、音源パートへの音色設定の
手間が削減される。
【0023】図10は、図3に示す電子楽器とは異なる
電子楽器に備えられた表示器を示す図である。図10に
示す表示部24に表示されたカーソル81の矢印は、図
の右方向を向いている。このようにカーソル81の矢印
が右方向を向いていると、マニュアル演奏パートが、自
動演奏パートが対応づけられた音源パートに割り当てら
れ、これとは別にカーソル81の矢印が左方向を向いて
いると、自動演奏パートが、マニュアル演奏パートが対
応づけられた音源パートに割り当てられる。カーソル8
1の矢印方向は、機能ボタン254を押す毎に反転す
る。最初に、マニュアル演奏パートを、自動演奏パート
が対応づけられた音源パートに割り当てる場合について
説明する。ここでは、カーソル81の矢印が既に右方向
に向いているものとする。先ず、表示部24の左側に配
置された機能ボタン251,252を押して、自動演奏
パートにリンクさせたいマニュアル演奏パート(ここで
はアッパーパート)を選択し、さらに表示部24の右側
に配置された機能ボタン257,258を押して、リン
ク先の自動演奏パートが対応づけられた音源パートを表
わす数字(ここでは「1」)を選択する。すると、ここ
では、マニュアル演奏パートのうちのアッパーパート
が、自動演奏パートのうちのメロディ1パート(表1参
照)が対応づけられた音源パート1に割り当てられる。
尚、数字以外に「OFF」も備えられており、この「O
FF」を選択するとリンクオフ状態に設定される。さら
に、機能ボタン253を押すことにより、選択された自
動演奏パート(メロディ1パート)がミュートされる。
【0024】次に、自動演奏パートを、マニュアル演奏
パートが対応づけられた音源パートに割り当てる場合に
ついて説明する。先ず、機能ボタン254を押して、カ
ーソル81の矢印を右方向に変更する。次に、表示部2
4の右側に配置された機能ボタン258,257を押し
て、マニュアル演奏パートにリンクさせたい自動演奏パ
ートを選択し、さらに表示部24の左側に配置された機
能ボタン251,252を押して、リンク先のマニュア
ル演奏パートが対応づけられた音源パートを表わす数字
を選択する。このようにして、自動演奏パートを、マニ
ュアル演奏パートが対応づけられた音源パートに割り当
てる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
音源パートへの音色設定の手間が削減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の電子楽器の概略ブロック図
である。
【図2】通常モードにおける、16のマニュアル演奏パ
ートおよび16の自動演奏パートのそれぞれが、異なる
音源パートに割り当てられた状態を示す図である。
【図3】図3に示す電子楽器のパネルを示す図である。
【図4】図3に示す電子楽器で実行されるプログラムの
メインルーチンのフローチャートである。
【図5】図3に示す電子楽器のパネルを示す図である。
【図6】図5に示す表示部に、曲名が表示された状態を
示す図である。
【図7】図5に示す表示部に、16トラックシーケンサ
画面が表示された状態を示す図である。
【図8】マニュアル演奏パートを、自動演奏パートにリ
ンクさせるためのリンクテーブルを生成するためのリン
ク設定ルーチンのフローチャートである。
【図9】マニュアル演奏パートを、自動演奏パートが対
応づけられた音源パートに割り当てるためのフローチャ
ートである。
【図10】図3に示す電子楽器とは異なる電子楽器に備
えられた表示器を示す図である。
【符号の説明】
1 鍵盤装置 2 自動演奏装置 3 音源 4 対応付手段 5 割当手段 11 CPU 12 ROM 13 RAM 14,24 表示部 15 操作子群 16 MIDI 17 データバス 20 パネル 71,72,81 カーソル 100 電子楽器 151〜158 251〜254,257,258 機
能ボタン 161 アッパボタン 162 ロアボタン 163 レイヤボタン 164 16トラックボタン 165 プレイボタン 166 レコードボタン 167 ソングボタン 170 FDD入口部 200 オーディオ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D378 MM22 MM23 MM24 MM25 MM26 MM27 MM30 MM39 MM52 MM55 MM58 MM62 MM77 MM92 MM93 TT08 TT19 TT23 TT24 TT32 XX34 XX36

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のマニュアル演奏パートを有する演
    奏操作子の演奏操作により生成された演奏データに基づ
    いて楽音を生成するとともに、複数の自動演奏パートか
    らなる演奏データに基づいて楽音を生成する、前記マニ
    ュアル演奏パートの数と前記自動演奏パートの数との合
    計数以上のパートを有する音源を備えた電子楽器におい
    て、 前記複数のマニュアル演奏パートのうちのいずれかのマ
    ニュアル演奏パートと、前記複数の自動演奏パートのう
    ちのいずれかの自動演奏パートとを対応づける対応付手
    段と、 前記対応付手段により対応づけられたマニュアル演奏パ
    ートと自動演奏パートとの双方を、前記音源の同一のパ
    ートに割り当てる割当手段とを備えたことを特徴とする
    電子楽器。
  2. 【請求項2】 前記割当手段が、所定の第1のモードに
    おいて、前記複数のマニュアル演奏パートおよび前記複
    数の自動演奏パートのそれぞれを、前記音源の、あらか
    じめ定められたそれぞれ異なるパートに割り当てるとと
    もに、所定の第2のモードにおいて、前記対応付手段に
    より対応づけられたマニュアル演奏パートと自動演奏パ
    ートとのうちの一方のパートに関し前記第1のモードに
    おける割り当てを変更して、該一方のパートを、前記音
    源の、前記対応付手段により該一方のパートに対応づけ
    られた他方のパートが割り当てられたパートに割り当て
    るものであることを特徴とする請求項1記載の電子楽
    器。
  3. 【請求項3】 前記対応付手段が、互いに対応づけられ
    たマニュアル演奏パートと自動演奏パートとのうちのい
    ずれのパートを前記一方のパート、いずれのパートを前
    記他方のパートとするかを区別した対応づけを行なうも
    のであって、前記割当手段が、該対応づけに従って、前
    記一方のパートを、前記音源の、前記他方のパートが対
    応づけられたパートに割り当てるものであることを特徴
    とする請求項2記載の電子楽器。
  4. 【請求項4】 前記他方のパートの演奏データのうちの
    一部種類の演奏データの、前記音源への送出を許否自在
    に禁止する送出禁止手段を備えたことを特徴とする請求
    項3記載の電子楽器。
JP10198095A 1998-06-30 1998-06-30 電子楽器 Withdrawn JP2000020059A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10198095A JP2000020059A (ja) 1998-06-30 1998-06-30 電子楽器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10198095A JP2000020059A (ja) 1998-06-30 1998-06-30 電子楽器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000020059A true JP2000020059A (ja) 2000-01-21

Family

ID=16385424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10198095A Withdrawn JP2000020059A (ja) 1998-06-30 1998-06-30 電子楽器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000020059A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009157277A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Yamaha Corp 楽音生成装置及びプログラム
JP2009157274A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Yamaha Corp 楽音生成装置及びプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009157277A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Yamaha Corp 楽音生成装置及びプログラム
JP2009157274A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Yamaha Corp 楽音生成装置及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20050016366A1 (en) Apparatus and computer program for providing arpeggio patterns
JP3838353B2 (ja) 楽音生成装置および楽音生成用コンピュータプログラム
JP5724231B2 (ja) 電子音楽装置及びプログラム
JP4848371B2 (ja) 楽音出力切り換え装置、楽音出力切り換え方法、楽音出力切り換えのためのコンピュータプログラム
JP4379291B2 (ja) 電子音楽装置及びプログラム
JP3383108B2 (ja) 電子楽器
US20050257666A1 (en) Automatic performance apparatus
JP4787258B2 (ja) 音色記憶装置、音色記憶方法、音色記憶のためのコンピュータプログラム
JP4259533B2 (ja) 演奏システム、このシステムに用いるコントローラ、およびプログラム
JP2008076708A (ja) 音色指定方法、音色指定装置及び音色指定のためのコンピュータプログラム
JP2007093679A (ja) 音源設定装置及び音源設定プログラム
JP2000020059A (ja) 電子楽器
JPH06202654A (ja) 電子楽器
JP5293085B2 (ja) 音色設定装置及び方法
JP2001022354A (ja) アルペジオ生成装置及びその記録媒体
JP2937029B2 (ja) 楽音発生装置
JP3680732B2 (ja) 演奏装置および記憶媒体
JP3744477B2 (ja) 演奏データ再生装置及び演奏データ再生プログラム
JP2000250543A (ja) データ設定装置
JP2001013964A (ja) 演奏装置及びその記録媒体
JP4000986B2 (ja) 表示制御装置及びプログラム
JP4097325B2 (ja) 楽音情報設定装置
JP3087725B2 (ja) 電子楽器
JP3736101B2 (ja) 自動演奏装置と記録媒体
JP3758041B2 (ja) 楽音制御データ発生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050906