JP3838353B2 - 楽音生成装置および楽音生成用コンピュータプログラム - Google Patents

楽音生成装置および楽音生成用コンピュータプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、演奏データに基づいて所望の音色の楽音信号を生成する楽音生成装置および同楽音信号を生成するための楽音生成用コンピュータプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子楽器において発生される楽音信号の音色を選択するためには、音色を選択するための特別の音色選択データが用いられている。この音色選択データは、ノートオンイベントデータ、ノートオフイベントデータと共に一種の演奏イベントデータに属するもので、バンクセレクトデータおよびプログラムチェンジデータからなる。しかしながら、これらの音色は、スチールギター、電気ギターなどのように一種類の楽器の音色に対応するもので、同一楽器の異なる奏法による異なる音色を区別するものではなかった。
【0003】
近年、この奏法の違いによる異なる音色を選択することが要望されてきており、その方法が、例えば特開平10−214083号公報に示されている。この場合、ギターの音色に対して、通常演奏、ミュート演奏、グリッサンド演奏などの各種演奏時におけるギター音の各サンプリング波形データを、ノーマル波形データ、ミュート波形データ、グリッサンド波形データなどとして、波形メモリの異なる記憶領域にそれぞれバンクセレクトデータおよびプログラムチェンジデータに対応させて記憶しておく。そして、これらの奏法の違いによる異なる波形データを選択するために、演奏データ中にバンクセレクトデータおよびプログラムチェンジデータを混入させておき、演奏データの再生時に、バンクセレクトデータおよびプログラムチェンジデータによってノーマル波形データ、ミュート波形データ、グリッサンド波形データなどを波形データメモリから読み出して再生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の装置においては、一種類の楽器音色に属していて奏法の違いによる異なる音色の楽音信号を発生させようとすると、バンクセレクトデータまたはプログラムチェンジデータをその都度読み出しては、バンクセレクト処理またはプログラムチェンジ処理を実行する必要がある。実際、このような奏法違いによる異なる音色の楽音信号の発生は頻繁に生じることが多いので(一音符ごとに音色切換えを行う場合もある)、音色の切換え処理に時間が消費されて好ましくない。また、一種類の楽器音色に属していて奏法の違いによる異なる音色の選択のためのバンクセレクトデータおよびプログラムチェンジデータは、ノートオンイベントデータと別イベントデータとなり、これにより、演奏データの編集作業に手間取ったり、誤ったりするという問題もある。
【0005】
【発明の概要】
本発明は、上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、奏法が異なる音色の切換え処理時間を短くするとともに、同音色の切換えを含む演奏データの編集作業などを正確かつ簡単に行えるようにした楽音生成装置および楽音生成用コンピュータプログラムを提供することにある。
【0006】
本発明の第1の特徴は、一種類の楽器における奏法の違いによる複数種類の奏法依存音色の楽音信号をそれぞれ生成するための複数組の楽音生成パラメータを記憶したパラメータメモリを設けるとともに、複数種類の奏法依存音色を、ベロシティデータが取り得る値の範囲を複数に分割することにより定めた複数の異なる値を含む複数の範囲にそれぞれ割当てておき、楽音信号生成制御手段内に、入力した第1演奏データ中のベロシティデータの値であって、前記分割した各範囲で変化するベロシティデータの値を、もとのベロシティデータの値の分解能よりも低く、かつ小さな所定値から大きな所定値にわたって変化する音量値に変換するベロシティデータ変換手段を設け、楽音信号生成制御手段が、楽音信号の音高を表すためのノートナンバデータおよび楽音信号の音量を表すためのベロシティデータを含んでいて楽音信号の生成を指示するための第1演奏データを入力して、同入力した第1演奏データ中のベロシティデータの値に割当てられている奏法依存音色に対応した一組の楽音生成パラメータのパラメータメモリからの読み出しおよび同読み出した一組の楽音生成パラメータの楽音信号生成手段への供給を制御し、同読み出した一組の楽音生成パラメータに対応した奏法依存音色の楽音信号を楽音信号生成手段に生成させるとともに、ベロシティデータ変換手段により変換された音量値を楽音信号生成手段に供給し、楽音信号生成手段に生成させる奏法依存音色の楽音信号の音量を、前記変換された音量値に応じて制御するようにしたことにある。
【0007】
また、本発明の第1の特徴は、複数種類の楽器音色のそれぞれに対して複数種類の奏法依存音色の楽音信号をそれぞれ生成するための複数組の楽音生成パラメータをパラメータメモリに記憶しておくとともに、複数種類の奏法依存音色を、ベロシティデータが取り得る値の範囲を複数に分割することにより定めた複数の異なる値を含む複数の範囲にそれぞれ割当てておき、楽音信号生成制御手段内に、入力した第1演奏データ中のベロシティデータの値であって、前記分割した各範囲で変化するベロシティデータの値を、もとのベロシティデータの値の分解能よりも低く、かつ小さな所定値から大きな所定値にわたって変化する音量値に変換するベロシティデータ変換手段を設け、楽音信号生成制御手段が、第1演奏データに加えて複数種類の楽器にそれぞれ対応した複数種類の楽器音色のうちのいずれか一種類の楽器音色を選択するための第2演奏データも入力して、同入力した第2演奏データによって指定される楽器音色に属していて、前記入力した第1演奏データ中のベロシティデータの値に割当てられている奏法依存音色に対応した一組の楽音生成パラメータのパラメータメモリからの読み出しおよび同読み出した一組の楽音生成パラメータの楽音信号生成手段への供給を制御し、同読み出した一組の楽音生成パラメータに対応した奏法依存音色の楽音信号を楽音信号生成手段に生成させるとともに、ベロシティデータ変換手段により変換された音量値を楽音信号生成手段に供給し、楽音信号生成手段に生成させる奏法依存音色の楽音信号の音量を、前記変換された音量値に応じて制御するようにしたこともある。
【0008】
これらの場合、複数種類の奏法依存音色に関して小さな所定値と大きな所定値とにより規定される複数の範囲は、例えば、それぞれベロシティデータが取り得る値の範囲内を複数に分割することにより定めた複数の異なる範囲である。また、小さな所定値と大きな所定値とにより規定される範囲は、複数種類の奏法依存音色に対して同じであってもよいし、異なっていてもよい。さらに、奏法依存音色に対応した楽音生成パラメータは、例えば楽音信号生成手段が奏法依存音色の楽音信号生成のために用いる波形データを示すアドレス情報を含むとよい。そして、アドレス情報は、生成する楽音信号の音域に応じて異なる波形データを示すとよい。
【0010】
これらの第1の特徴によれば、第1演奏データ中のベロシティデータを種々の値に設定するだけで、同一種類の楽器における奏法の違いによる複数種類の奏法依存音色の楽音信号を生成することができる。したがって、バンクセレクトデータおよびプログラムチェンジデータを用いる必要がなくなり、奏法依存音色の切換えのための処理時間を短くすることができる。また、奏法依存音色の指定を含む演奏データの編集作業が簡単になるとともに、同編集作業を誤ったりすることがなくなる。また、ベロシティデータを用いて複数種類の奏法依存音色の楽音信号を形成することが可能となるとともに、ベロシティデータに応じて生成される楽音信号の音量も制御することができるようになるので、生成される楽音信号の質が向上する。さらに、ベロシティデータ変換手段の作用により、奏法依存音色の楽音信号の音量を小さな所定値から大きな所定値にわたって変化させることができる。
【0011】
さらに、前記本発明の第1の特徴において、複数種類の奏法依存音色のそれぞれに対応した各組の楽音生成パラメータは、さらに、ノートナンバデータの異なる値にそれぞれ割当てられた複数組のサブ楽音生成パラメータからなり、楽音信号生成制御手段が、ベロシティデータの値に割当てられた一組の楽音生成パラメータに属していて、ノートナンバデータの値に割当てられている一組のサブ楽音生成パラメータのパラメータメモリからの読出しを制御すようにするとよい。
【0012】
これによれば、音域または音高の異なる楽音信号を生成する場合、同一の奏法依存音色であっても、異なるサブ楽音生成パラメータを用いて楽音信号が生成されることになるので、生成される楽音信号の質が向上する。
【0015】
また、本発明の第2の特徴は、前記本発明の第1の特徴に加え、一種類の楽器における通常の演奏音域内の音高を表すノートナンバデータに対して、前述した複数種類の奏法依存音色(第1奏法依存音色)を、ベロシティデータが取り得る値の範囲を複数に分割することにより定めた複数の異なる値を含む複数の範囲にそれぞれ割当て、かつ一種類の楽器における通常の演奏音域外の音高を表すノートナンバデータに対して、前記複数種類の奏法依存音色(第1奏法依存音色)とは異なり、かつ音高とは関連しない他の奏法依存音色(第2奏法依存音色)を割当てておき、楽音信号生成制御手段が、第1演奏データに含まれるノートナンバデータが一種類の楽器における通常の演奏音域内の音高を表すとき、入力した第1演奏データ中のベロシティデータの値に割当てられている第1奏法依存音色に対応した一組の楽音生成パラメータのパラメータメモリからの読み出しおよび同読み出した一組の楽音生成パラメータの楽音信号生成手段への供給を制御して、前記読み出した一組の楽音生成パラメータに対応した第1奏法依存音色の楽音信号を楽音信号生成手段に生成させるとともに、ベロシティデータ変換手段により変換された音量値を楽音信号生成手段に供給し、楽音信号生成手段に生成させる第1奏法依存音色の楽音信号の音量を、前記変換された音量値に応じて制御し、かつ第1演奏データに含まれるノートナンバデータが前記通常の演奏音域外の音高を表すとき、入力した第1演奏データ中のノートナンバデータに割当てられている第2奏法依存音色に対応した楽音生成パラメータのパラメータメモリからの読み出しおよび同読み出した楽音生成パラメータの楽音信号生成手段への供給を制御して、前記読み出した楽音生成パラメータに対応した第2奏法依存音色の楽音信号を楽音信号生成手段に生成させるようにしたことにある。
【0016】
この第2の特徴によれば、ストラミング、フレットノイズ、グリッサンドのような特定の音高とは関連しない第2奏法依存音色が、特定の一つの音高を有する楽音信号として生成され得る音域外の音高を表すノートナンバデータ、例えば該当する楽器にて発生不能な音域内の音高を表すノートナンバデータに割当てられているので、音高を有する楽音信号の発生に支障をあたえることなく、ノートナンバデータを有効に利用できる。
【0020】
また、本発明の第3および第4の特徴は、前記本発明の第1および第2の特徴に係る楽音生成装置における楽音信号生成制御手段をコンピュータで構成して、前述した本発明の第1および第2の特徴における各種機能を、楽音生成装置内のコンピュータに適用される楽音生成用コンピュータプログラムで実現するようにしたことにある。これによっても、前述した各種効果を期待できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を用いて説明すると、図1は、本発明に係る楽音生成装置および楽音生成用コンピュータプログラムを適用した電子楽器を概略ブロック図により示している。
【0022】
この電子楽器は、演奏操作子群11、パネル操作子群12及び表示器13を備えている。演奏操作子群11は、例えば複数の鍵からなる鍵盤などで構成されており、それらの操作により楽音の発生および発生楽音の音高を指示する。パネル操作子群12は、操作パネルにそれぞれ配設され、それらの操作により発生楽音の音色、音量などの指定、表示器13の表示内容の指示などを含む電子楽器全体の作動を指示する。なお、このパネル操作子群12には、テンキー、カーソル移動キー、マウスなどの操作子も含まれる。これらの演奏操作子群11及びパネル操作子群12の各操作は、バス20に接続された検出回路14,15によりそれぞれ検出される。表示器13は、CRT表示器、液晶表示器などで構成されており、各種情報を文字、数字または図形表示するものである。この表示器13は、バス20に接続された表示回路16により表示制御される。
【0023】
また、この電子楽器は、バス20に接続されて楽音信号を生成するための楽音信号生成回路30も備えている。楽音信号生成回路30は、レジスタ部31、波形データ読み出し処理部32、フィルタ処理部33、エンベロープ処理部34、アキュムレータ部35および効果処理部36を備えている。
【0024】
レジスタ部31は、複数の発音チャンネルにそれぞれ対応した複数組のレジスタからなり、バス20に接続されて同バス20を介して供給されて、楽音信号生成回路30の各部32〜36を制御するための各種データを一時的に記憶する。波形データ読み出し処理部32は、波形メモリ40に記憶されている波形データを選択的に読み出す。波形メモリ40は、複数種類の楽器の楽音波形をそれぞれサンプリングした複数組の波形データを、各楽器音色に対応して記憶している。これらの楽音波形データにおいては、一般的に、一種類の楽器音色に対して、所定の音域ごとに(各音高ごとでもよい)、異なる波形データの組がそれぞれ用意されている。また、ベロシティデータ値(発音音量)に対しても、その大きさに対応して複数組の波形データを用意しておくようにしてもよい。なお、この波形データは、楽音生成パラメータの一部を構成する。
【0025】
また、波形メモリ40はROMで構成しておいても、RAMで構成しておいてもよいし、ROMおよびRAMを併用しておいてもよい。RAMで構成しておく場合には、他の記録媒体(例えば、後述するハードディスク)に波形データを記憶させておいて、電源投入時などに、他の記録媒体から波形データを読み出してRAMに書き込むようにすればよい。また、RAMを使用することにより、新たに作成した波形データを利用し易くなる。また、EEPROMのような不揮発性の書き込み可能なメモリを用いれば、前記電源投入時における波形データの書き込みを避けることができる。
【0026】
特に、本実施形態においては、異なる奏法によって演奏される楽器に関しては、一種類の楽器音色に対して奏法の違いによる複数の奏法依存音色に対応した波形データをベロシティデータおよびノートナンバデータの各値に割当てて記憶している。この点について、スチールギターおよび電気ベースギターの楽器音色を例にして説明する。なお、ベロシティデータは、通常その値が大きくなるに従って大きくなる楽音信号の音量を表すもので、本実施形態においては「0」〜「127」の範囲にわたって変化する。ノートナンバデータは、通常その値が大きくなるに従って高音側に向かって変化する楽音信号の音高(音名)を表すもので、「0」〜「127」の範囲にわたって変化する。ここで、ノートナンバデータの値「0」は音名C2に対応し、値「127」は音名G8に対応する。
【0027】
スチールギター音色の場合、図5(A)に示すように、通常のスチールギター演奏において使用され得る音域C2〜B5(ノートナンバで「0」〜「95」に対応)にわたって、オープンソフト奏法音色、オープンミドル奏法音色、オープンハード奏法音色、デッドノート奏法音色、ミュート奏法音色、ハンマリング奏法音色、スライド奏法音色およびハーモニクス奏法音色からなる8種類の奏法依存音色が割当てられている。さらに、これらの奏法依存音色のそれぞれは、ベロシティデータの異なる値の範囲に割当てられている。具体的には、図5(B)に示すように、例えばベロシティデータ値の範囲「0」〜「15」にはオープンソフト奏法音色、同値の範囲「16」〜「30」にはオープンミドル奏法音色、同値の範囲「31」〜「45」にはオープンハード奏法音色、同値の範囲「46」〜「60」にはデッドノート奏法音色、同値の範囲「61」〜「75」にはミュート奏法音色、同値の範囲「76」〜「90」にはハンマリング奏法音色、同値の範囲「91」〜「105」にはスライド奏法音色、および同値の範囲「106」〜「127」にはハーモニクス奏法音色が割当てられている。
【0028】
また、図5(A)に示すように、通常のスチールギターでは使用されない、すなわち通常楽音を発生し得ない音域C6〜G8(ノートナンバで「96」〜「127」に対応)の範囲には、特定の音高とは関連しない奏法依存音色が割当てられている。音域C6〜D7(ノートナンバで「96」〜「110」に対応)の範囲には、ストラミング奏法音色が割当てられている。このストラミング奏法音色は、さらにストロークの速さ、左手でミュートするポジションなどの違いに依存した複数の異なるストラミング奏法音色を含んでいる。これらの複数の異なるストラミング奏法音色のそれぞれは、音域C6〜D7内の異なる音高に割当てられている。また、音域D#7〜G8(ノートナンバで「111」〜「127」に対応)の範囲には、フレットノイズ奏法音色が割当てられている。このフレットノイズ奏法音色は、さらに指やピックにより弦をひっかくことによるスクラッチ音、本体を叩いて発生させる音などの複数の異なるフレットノイズ奏法音色を含んでいる。これらの複数の異なるフレットノイズ奏法音色のそれぞれは、音域D#7〜G8内の異なる音高に割当てられている。
【0029】
電気ベースギター音色の場合、図6(A)に示すように、通常の電気ベースギター演奏において使用され得る音域C2〜B5(ノートナンバで「0」〜「95」に対応)にわたって、フィンガーオープン奏法音色、ミュート奏法音色、デッドノート奏法音色およびスラップ奏法音色からなる4種類の奏法依存音色が割当てられている。さらに、これらの奏法依存音色のそれぞれは、ベロシティデータの異なる値の範囲に割当てられている。具体的には、図6(B)に示すように、例えばベロシティデータ値の範囲「0」〜「40」にはフィンガーオープン奏法音色、同値の範囲「41」〜「80」にはミュート奏法音色、同値の範囲「81」〜「120」にはデッドノート奏法音色、および同値の範囲「121」〜「127」にはスラップ奏法音色が割当てられている。
【0030】
また、図6(A)に示すように、通常の電気ベースギターでは使用されない、すなわち通常楽音を発生し得ない音域C6〜G8(ノートナンバで「96」〜「127」に対応)の範囲には、特定の音高とは関連しない奏法依存音色が割当てられている。音域C6〜D7(ノートナンバで「96」〜「110」に対応)の範囲には、グリッサンド奏法音色が割当てられている。このグリッサンド奏法音色は、さらに音高変化の速さ、音高変化の方向などの違いに依存した複数の異なるグリッサンド奏法音色を含んでいる。これらの複数の異なるグリッサンド奏法音色のそれぞれは、音域C6〜D7内の異なる音高に割当てられている。また、音域D#7〜G8(ノートナンバで「111」〜「127」に対応)の範囲には、前記スチールギターの場合と同様に、フレットノイズ奏法音色が割当てられている。
【0031】
これらのスチールギターの音域C2〜B5に割当てられた8種類の奏法依存音色および電気ベースギターの音域C2〜B5に割当てられた4種類の奏法依存音色のそれぞれに対しては、一組ずつの波形データが用意されていてもよいが、本実施形態では、複数組のサブ波形データからなる波形データが用意されている。これらの複数組のサブ波形データのそれぞれは、所定音域(例えば、半オクターブ)ごとに設けられている。そして、これらのサブ波形データは、波形メモリ40に記憶されている。なお、本実施形態では、これらのサブ波形データはベロシティデータの異なる値に対して共通に設けられているが、同サブ波形データをベロシティデータの値に応じて異ならせておいてもよい。
【0032】
また、スチールギターおよび電気ベースギターの音域C6〜G8に割当てられたストラミング奏法音色、フレットノイズ奏法音色およびグリッサンド奏法音色に関しては、前述した各複数種類ずつのストラミング奏法音色、フレットノイズ奏法音色およびグリッサンド奏法音色のそれぞれに対して、一組ずつの波形データが用意されている。そして、これらの場合も、各波形データは、波形メモリ40に記憶されている。なお、本実施形態では、前記各複数種類ずつのストラミング奏法音色、フレットノイズ奏法音色およびグリッサンド奏法音色のそれぞれに対応した波形データは、ベロシティデータの異なる値に対して共通に設けられているが、同波形データをベロシティデータの値に応じて異ならせておいてもよい。
【0033】
フィルタ処理部33は、ディジタルフィルタによって構成されていて、波形データ読み出し処理部32にて読み出された波形データをフィルタ処理し、生成される楽音信号に所望の周波数特性を付与する。エンベロープ処理部34は、振幅エンベロープ波形を形成する波形形成部と乗算器とにより構成されていて、フィルタ処理部33からの波形データ(波形信号)に所望の振幅エンベロープを付与してディジタル楽音信号として出力する。なお、これらの波形データ読み出し処理部32、フィルタ処理部33およびエンベロープ処理部34は、複数の時分割チャンネルタイミングに同期して各処理をそれぞれ実行する。この複数の時分割チャンネルタイミングは複数の発音チャンネルにそれぞれ対応し、同複数の発音チャンネルは音楽の演奏パートにそれぞれ対応する。
【0034】
アキュムレータ部35は、エンベロープ処理部34から前記複数の時分割チャンネルタイミングに同期して供給されるディジタル楽音信号をアキュムレートして、複数のディジタル楽音信号を合算したディジタル楽音信号を出力する。効果処理部36は、アキュムレータ部35からのディジタル楽音信号に、コーラス、リバーブなどの音楽的効果を付与する。
【0035】
このようにして生成されたディジタル楽音信号は楽音信号生成回路30から出力され、D/A変換器51を介してサウンドシステム50に供給される。D/A変換器51は、前記出力されたディジタル楽音信号をアナログ楽音信号に変換する。サウンドシステム50は、アンプおよびスピーカからなり、アナログ楽音信号に対応した楽音を放音する。
【0036】
また、バス20には、CPU61,タイマ62、ROM63、RAM64および外部記憶装置65も接続されている。CPU61,タイマ62、ROM63およびRAM64はマイクロコンピュータ本体部を構成するもので、各種プログラムを実行して電子楽器の各種動作を制御する。
【0037】
外部記憶装置65は、予め組み込まれたハードディスクHDなどの記録媒体、着脱可能に組み付けられるフレキシブルディスクFD、コンパクトディスクCDなどの記録媒体と、同記録媒体に対してプログラム及びデータの読み書きを可能とするドライブ装置からなる。外部記録媒体には、各種プログラムおよび各種データが記憶されている。本実施形態では、特に、楽音生成パラメータの一部を構成する音色データ(図2参照)、各種自動演奏データ(図7)、自動演奏プログラム、音色選択イベントプログラム(図3参照)および発音指示イベントプログラム(図4参照)が記憶されている。また、各種プログラムおよび各種データの一部に関しては、ROM63にも記憶されている。
【0038】
これらのプログラムの内容については電子楽器の動作説明とともに説明することとして、前記音色データについて説明しておく。図2は、例えばピアノ、スチールギター、電気ベースギターなどのように一種類の楽器音色に関する音色データを示している。各楽器音色の音色データは、音色名称を表す音色名データ、楽器音色を指定するためのバンクセレクト番号データおよびプログラムチェンジ番号データ、音色制御情報、ならびにその他のデータからなる。
【0039】
音色制御情報は、一種類の楽器音色に属していて、前述した波形メモリ40に記憶されている波形データと協働して、ノートナンバデータおよびベロシティデータの各値によって区分けされた領域の楽音信号の生成に利用される情報である。音色制御情報は、前記区分けされた領域数を表す領域数データと、各領域をそれぞれ管理するための複数の領域管理データと、各領域管理データによって指定される領域対応データとからなる。なお、領域管理データの組数は領域数データによって示された数(図2の例では、n個)であるが、領域対応データの組数(図2の例では、m個)は領域管理データの数に等しくても、それより少なくてもよい。また、前述した一楽器種類に属する波形データの組数も、領域管理データの数に等しくても、それより少なくてもよく、また領域対応データの組数と異なっていてもよい。
【0040】
各領域管理データは、前記区分けされた各領域に関するノートナンバ範囲データ、ベロシティ範囲データ、波形データ番号、波形読み出しアドレス情報および領域番号データからなる。ノートナンバ範囲データは、領域に属するノートナンバデータの値の上限値および下限値をそれぞれ示すデータからなる。ベロシティ範囲データは、領域に属するベロシティデータの値の上限値および下限値をそれぞれ示すデータからなる。波形データ番号は、波形メモリ40に記憶されていて、楽音信号の生成のために利用される波形データの番号を示す。波形読み出しアドレス情報は、波形メモリ40における前記波形データのスタートアドレス、エンドアドレス、ループ(繰り返し)部分を示すアドレスなどからなる。領域番号データは、一組の領域対応データを指定するデータである。
【0041】
各領域対応データは、それぞれ変換特性指定データ、フィルタパラメータ、エンベロープパラメータ、出力先別音量レベルおよびその他のデータからなる。変換特性指定データは、奏法依存音色の楽音信号の場合に、ベロシティデータ値を同楽音信号の音量を表すデータ値に変換するための変換用データである。この点について、図5(B)および図6(B)を用いて説明しておくと、スチールギター音色、電気ベースギター音色などの奏法依存音色を有する楽器音色の場合、音域C2〜B5においてベロシティデータの値「0」〜「127」が複数種類(スチールギター音色の場合には8種類、電気ベースギター音色の場合には4種類)の奏法依存音色に割り当てられているので、ベロシティデータの値をそのまま音量の制御に利用できない。また、一方では、複数の異なるベロシティデータ値を含む所定範囲のベロシティデータが、8種類の奏法依存音色に割当てられている。したがって、各奏法依存音色に割当てられた所定範囲のベロシティデータ値を図5(B)および図6(B)の実線で示すように変換してやれば、各奏法依存音色の楽音信号に対しても音量の制御が可能になる。なお、図5(B)および図6(B)の破線は、「0」〜「127」にわたって変化するベロシティデータ値を利用した本来の音量制御特性を示す。
【0042】
この点を具体的に説明すると、例えば図5(B)のスチールギター音色のデッドノート奏法依存音色の場合には、同音色には「46」〜「60の」範囲内のベロシティデータ値が割当てられている。したがって、この「46」〜「60」の範囲内のベロシティデータ値を小さな所定値(例えば「30」程度)〜大きな所定値(例えば、「127」)にわたって変化するベロシティデータ値に変換すれば、分解能こそ低いが、デッドノート奏法依存音色の楽音信号の音量を小さな所定値から大きな所定値にわたって変化させることができる。また、スチールギター音色のミュート奏法音色の場合には、「61」〜「75」にわたるベロシティデータ値を小さな所定値(例えば「30」程度)〜大きな所定値(例えば、「127」)にわたって変化するベロシティデータ値に変換すればよい。
【0043】
同様にして、スチールギター音色のハンマリング奏法音色、スライド奏法音色およびハーモニクス奏法音色の場合にも、ベロシティデータ値の変換により、各奏法依存音色の楽音信号の音量を変換したベロシティデータ値で制御できる。さらに、図6(B)に示すように、電気ベースギター音色のベロシティデータ値に割当てられたフィンガーオープン奏法音色、ミュート奏法音色、デッドノート奏法音色およびスラップ奏法音色の4種類の奏法依存音色に関しても、ベロシティデータ値の変換により、各奏法依存音色の楽音信号の音量を変換ベロシティデータ値で制御できる。
【0044】
また、スチールギター音色のオープンソフト奏法音色、オープンミドル奏法音色およびオープンハード奏法音色からなる3種類の奏法依存音色は、スチールギターを弾く強さの問題で区分されたもので、音色というよりは音量の差によるものと見ることができる。しかも、これらの3種類の奏法依存音色は、互いに非常に類似している。したがって、これらの3種類の奏法依存音色に割当てられている「0」〜「45」の範囲内のベロシティデータ値を小さな所定値(例えば「30」程度)〜大きな所定値(例えば、「127」)にわたって変化するベロシティデータ値に変換すればよい。なお、図5(B)および図6(B)においては、変換後のベロシティデータ値の取り得る範囲は全ての種類の奏法依存音色に対して同じにしたが、奏法依存音色の種類ごとに異ならせてもよい。
【0045】
そして、変換特性指定データは、前記のような奏法依存音色の楽音信号におけるベロシティデータ値の変換を行うための変換特性を示すデータによって構成される。フィルタパラメータは、フィルタ処理部33におけるフィルタ特性を制御するものである。エンベロープパラメータは、エンベロープ処理部34における振幅エンベロープ特性を制御するものである。出力先別音量レベルは、楽音信号の種類に応じて効果処理部36のようなアキュムレータ部35の後続回路への出力量を、アキュムレート前の各ディジタル楽音信号ごとに制御するものである。この場合、アキュムレータ部35は、全ての時分割チャンネルタイミングに同期してディジタル楽音信号をアキュムレートするのではなく、アキュムレート前の各ディジタル楽音信号の出力先別にアキュムレートする必要がある。
【0046】
次に、自動演奏データについて説明しておく。この自動演奏データは各楽曲ごとに用意されており、その一例を部分的に図7に示している。各自動演奏データは、楽曲の進行に従って時系列的に配列されたものであり、音色イベントデータ、ノートオンイベントデータ、ノートオフイベントデータなどの各種演奏イベントデータと、各演奏イベントデータ間の時間間隔を表すデュレーションデータとを含んでいる。
【0047】
音色イベントデータは、楽曲の演奏開始時に楽音信号の音色を指定し、または楽曲の演奏途中で楽音信号の音色を変更するための用いられるデータである。この音色イベントデータは、バンクセレクトコード、パート番号データおよびバンクセレクト番号データからなるバンク切換え用音色イベントデータと、プログラムチェンジコード、パート番号データおよびプログラムチェンジ番号データからなるプログラム切換え用音色イベントデータとの2種類からなる。バンク切換え用音色イベントデータはプログラム切換え用音色イベントデータの上位の階層に属するもので、バンク切換え用音色イベントデータによって一つの音色グループが指定された後、プログラム切換え用音色イベントデータによって前記指定された一音色グループ内の一音色が指定される。したがって、同一音色グループ(同一バンク)に属する音色を次々に変更するならば、プログラム切換え用音色イベントデータを変更するだけでよい。
【0048】
バンクセレクトコードはバンク切換え用音色イベントデータであることを示す識別コードであり、プログラムチェンジコードはプログラム切換え用音色イベントデータであることを示す識別コードである。また、パート番号データは、音色を指定または変更する楽曲の演奏パート(楽音信号生成回路30の発音チャンネルに対応)を表す。バンクセレクト番号データは、前記音色グループの一つを表し、プログラムチェンジ番号データは前記音色グループに属する一音色を表す。ただし、ここでいう音色とは、例えば、ピアノ、スチールギター、電気ベースギターなどのように、楽器の種類に対応した楽器音色を示している。
【0049】
各ノートオンイベントデータは、楽音信号の発生開始を指示するためのもので、楽音発生開始を表す識別コードとしてのノートオンコードに加えて、パート番号データ、ノートナンバデータおよびベロシティデータを含む。パート番号データは、楽音信号生成回路30の複数の発音チャンネルのうちで楽音信号を生成すべきチャンネル番号に対応している。ノートナンバデータおよびベロシティデータは、一般的には、楽音信号の音高および音量をそれぞれ表す。しかし、前述のように一種類の楽器音色に対して複数の奏法依存音色を有している場合には、これらのノートナンバデータおよびベロシティデータは、奏法依存音色の指定のためにも利用される。ノートオフイベントデータは、前記ノートオンイベントデータによって発生開始された楽音信号を終了させるためのものである。
【0050】
さらに、バス20には、MIDIインターフェース回路および通信インターフェース回路を含むインターフェース回路70が接続されている。MIDIインターフェース回路は、鍵盤などの演奏装置、他の楽器、パーソナルコンピュータ、自動演奏装置(シーケンサ)などの他のMIDI対応機器に接続されて、同機器からMIDI情報を受信する。通信インターフェース回路は、通信ネットワーク(例えば、インターネット)を介してサーバコンピュータに接続され、同サーバコンピュータに対してデータおよびプログラムの授受を行う。
【0051】
次に、上記のように構成した実施形態の動作を説明する。まず、ユーザは、図示しない外部記憶装置65のハードディスクに記憶されている自動演奏プログラムの実行を開始する。この自動演奏プログラムの実行開始により、外部記憶装置65のハードディスクに記憶されている図3の音色選択イベントプログラムおよび図4の発音指示イベントプログラムも起動される。なお、これらの自動演奏プログラム、音色選択イベントプログラムおよび発音指示イベントプログラムが、外部記憶装置65のハードディスクに記憶されていない場合には、コンパクトディスク、フレキシブルディスクなどからハードディスクにインストールしたり、インターフェース回路70を介してMIDI対応機器などの外部機器、通信ネットワークに接続されたサーバなどからハードディスクにダウンロードした後に、前記プログラムの実行を開始させるとよい。
【0052】
また、ユーザは、この自動演奏プログラムの実行により、または同自動演奏プログラムの実行とは独立して、表示器13の表示画面を見ながらパネル操作子群12を操作することにより再生を希望する楽曲を指定する。そして、指定した楽曲に関する自動演奏データをRAM64に記憶する。この場合、自動演奏データとしては、外部記憶装置65のハードディスク、コンパクトディスク、フレキシブルディスクなどに記憶されているものを利用できるとともに、インターフェース回路70を介してMIDI対応機器などの外部機器、通信ネットワークに接続されたサーバからの供給を受けることも可能である。
【0053】
次に、ユーザが演奏開始を指示すると、CPU61は前記自動演奏プログラムの実行により、前記RAM64に取り込んだ自動演奏データの再生を開始する。この自動演奏データの再生においては、RAM64内に記憶されている図7に示すような演奏データを、楽曲の進行に従って順次読み出す。
【0054】
この演奏データの読み出しにおいて、音色イベントデータが読み出されると、CPU61は、図3の音色選択イベントプログラムの実行をステップS10にて開始する。この音色選択イベントプログラムの実行開始後、ステップS12にて読み出した音色イベントデータに含まれるバンクセレクト番号データ、プログラムチャンネル番号データおよびパート番号データを、変数であるバンクセレクト番号BS、プログラムチャンネル番号PCおよびパート番号PTb、PTpとして設定する。具体的には、読み出した音色イベントデータがバンク切換え用音色イベントデータであれば、バンクセレクト番号BSおよびパート番号PTbが読み出したバンクセレクト番号データおよびパート番号データに設定される。また、読み出した音色イベントデータがプログラム切換え用音色イベントデータであれば、プログラムチェンジ番号BSおよびパート番号PTpが読み出したプログラムチェンジ番号データおよびパート番号データに設定される。そして、これらの設定されたバンクセレクト番号BSとパート番号PTbとの組、およびプログラムチェンジ番号BSとのパート番号PTpとの組は、新たなバンク切換え用音色イベントデータおよびプログラム切換え用音色イベントデータが読み出されるまで保存される。
【0055】
次に、ステップS14にて、各パート番号PTb,PTpが互いに同一であるバンクセレクト番号BSおよびプログラムチャンネル番号PCによって定まる音色データ(図2参照)が外部記憶装置65またはROM63に存在するかを調べる。
【0056】
前記両番号PC,BSに対応した音色データが存在すれば、ステップS16にて「Yes」と判定してステップS18に進む。ステップS18においては、前記音色データを外部記憶装置65またはROM63から読み出して、RAM64内に予め用意されていてパート番号PTにより指定される発音バッファ領域VB(PT)に記憶する。なお、この音色データとは、前述した図2の1音色分の音色データである。一方、前記両番号PC,BSに対応した音色データが存在しなければ、ステップS16にて「No」と判定してステップS20に進む。ステップS20においては、前記RAM64内に用意された発音バッファ領域VB(PT)内の音色データをクリアする。そして、前記ステップS18,S20の処理後、ステップS22にて音色イベントプログラムの実行を終了する。
【0057】
また、ノートオンイベントデータが読み出されると、CPU61は、図4の発音指示プログラムの実行をステップS30にて開始する。この発音指示プログラムの実行開始後、ステップS32にて、読み出したノートオンイベントデータに含まれるパート番号データ、ノートナンバデータおよびベロシティデータを、変数であるパート番号PT、ノートナンバNNおよびベロシティVELとして設定する。次に、ステップS34にて、RAM64の発音バッファ領域VB(PT)に記憶されている音色データ中の領域管理データ1〜nを参照して、ノートナンバNNおよびベロシティVELが該当する領域を選択する。
【0058】
具体的には、ノートナンバNNが各領域管理データ中のノートナンバ範囲データにより表された範囲内にあるか、ベロシティVELが同各領域管理データ中のベロシティ範囲データによって表された範囲内にあるかをチェックする。そして、ノートナンバNNおよびベロシティVELが共に前記各範囲内にあれば、該当領域であるとして、この領域管理データ中の波形データ番号、波形読み出しアドレス情報および領域番号データが、発音バッファ領域VB(PT)から読み出されて、RAM64内の別領域に一時的に記憶される。また、領域番号データは領域対応データの選択にも利用され、同領域番号データによって指定される領域対応データも発音バッファ領域VB(PT)から読み出されて、RAM64内の別領域に一時的に記憶される。なお、この処理により、該当する複数の領域が選択される場合もある。
【0059】
次に,CPU61は、ステップS36にて、前記選択された領域に楽音信号生成回路30の発音チャンネルを一つずつ割当てる。前述のように複数の領域が選択されている場合には、複数の発音チャンネルが割当てられる。
【0060】
前記ステップS36の処理後、ステップS38にて前記選択された領域対応データ中に変換特性指定データすなわちベロシティデータ値を変換するための変換データが存在するかをチェックすることにより、ベロシティデータ値の変換の必要性を判定する。ベロシティデータ値を変換する必要がなければ、ステップS38にて「No」と判定してステップS42に進む。一方、ベロシティデータ値を変換する必要があれば、ステップS38にて「Yes」と判定してステップS40に進む。ステップS40においては、変換特性指定データを用いて、前記RAM64に一時記憶したベロシティVELを実際の音量を表す新たなベロシティVELに変更する。具体的には、奏法依存音色のそれぞれを異なるベロシティデータ値に割当てている場合に、「0」〜「127」のベロシティデータ値を図5(B)および図6(B)の実線に示す値に変換する。
【0061】
前記ステップS40の処理後、またはステップS38にて「No」と判定された後、ステップS42にて、ノートナンバNNおよびベロシティVEL(変換特性指定データを用いて変換されている場合には変換後のベロシティVEL)に加え、前記RAM64に一時的に記憶した波形データ番号、波形読み出しアドレス情報、領域対応データ中のフィルタパラメータ、エンベロープパラメータ、出力先別音量レベルデータおよびその他のデータからなる楽音生成パラメータを、楽音信号生成回路30のレジスタ部31の割当て発音チャンネルに対応したレジスタに供給する。そして、ステップ44にて、楽音信号生成回路30に対して楽音信号の生成開始を指示して、ステップS46にて発音指示イベントプログラムの実行を終了する。
【0062】
楽音信号生成回路30においては、波形データ読み出し処理部32、フィルタ処理部33およびエンベロープ処理部34の動作により、前記割当て発音チャンネルにて前記供給された楽音生成パラメータに応じた楽音信号を生成する。波形データ読み出し処理部32は、レジスタ部31に供給された波形データ番号によって指定される波形データを、同レジスタ部31に供給された波形読み出しアドレス情報を用いて、レジスタ部31に供給されたノートナンバNNに対応した読み出しレートで波形メモリ40から読み出して波形信号としてフィルタ処理部33に供給する。フィルタ処理部33は、前記供給された波形信号に、前記レジスタ部31に供給されたフィルタパラメータを用いたフィルタ処理を施す。エンベロープ処理部34は、フィルタ処理された波形信号に、前記レジスタ部31に供給されたエンベロープパラメータにより指定される振幅エンベロープを付与するとともに、前記レジスタ部31に供給されたベロシティVELに応じて波形信号の振幅を制御してディジタル楽音信号としてアキュムレータ部35に供給する。
【0063】
アキュムレータ部35は、前記のようにして生成された複数のディジタル楽音信号をアキュムレートする。そして、効果処理部36が、前記アキュムレートされたディジタル楽音信号に音楽的効果を付与する。この場合、アキュムレータ部35および効果処理部36は、前記レジスタ部31に供給された出力先別音量レベルデータおよびその他のデータに応じてアキュムレート処理および効果付与処理を行う。このようにして音楽的効果の付与された楽音信号は、D/A変換器51を介してサウンドシステム50に供給され、同サウンドシステム50から楽音として発音される。
【0064】
一方、前記のようにして発音開始された楽音は、演奏データ中のノートオフイベントデータの読出しにより発音を終了する。すなわち、楽曲の進行に従ってノートオフイベントデータが読み出されると、CPU61は、ノートオフイベントデータによって指定される楽音信号の生成終了を楽音信号生成回路30に指示する。なお、生成中の楽音信号を指定するために、ノートオフイベントデータも、パート番号データおよびノートナンバデータを含んでいる。これにより、楽音信号生成回路30は、ノートオフイベントデータの読み出し時に、生成中の楽音信号の生成を終了する。そして、同楽音信号に対応した楽音の発音も終了する。
【0065】
次に、このような楽音信号の生成制御について具体例をあげて説明しておく。奏法依存音色を有する楽器音色、例えばスチールギター、電気ベースギターの楽器音色が選択された場合について説明する。なお、この楽器音色は、音色イベントデータ中のプログラムチェンジ番号データおよびバンクセレクト番号データにより指定される。そして、ノートオンイベントデータ中のノートナンバデータ値が「0」〜「95」(音域C2〜B5に対応)の範囲内にあれば、図4のステップS34の領域選択処理により、オープンソフト、オープンミドルなどの複数の奏法依存音色の中から、ベロシティデータ値に応じた少なくとも一つの奏法依存音色に対応した領域が選択される(図5,6参照)。そして、楽音信号生成回路30においては、波形メモリ40に記憶されていて前記選択された奏法依存音色に対応した波形データを用いるとともに、前記選択された領域に対応した領域対応データに応じて楽音信号が生成される。
【0066】
これによれば、ノートオンイベントデータ中のベロシティデータを種々の値に設定するだけで、同一種類の楽器における奏法の違いによる複数種類の奏法依存音色の楽音信号を生成することができる。したがって、バンクセレクト番号データおよびプログラムチェンジ番号データを用いる必要がなくなり、奏法依存音色の切換えのための処理時間を短くすることができる。また、奏法依存音色の指定を含む演奏データの編集作業が簡単になるとともに、同編集作業を誤ったりすることがなくなる。
【0067】
また、この奏法依存音色の楽音信号の生成においては、図4のステップS40の処理により、領域対応データ中の変換特性指定データを用いて、奏法依存音色の割当てに利用したベロシティデータ値が、本来の音量を表すデータに変換される。そして、楽音信号生成回路30において、この変換されたベロシティデータ値(ベロシティVEL)に応じて、奏法依存音色の楽音信号の音量が制御される。これによれば、ベロシティデータを用いて複数種類の奏法依存音色の楽音信号を形成することが可能となるとともに、ベロシティデータに応じて生成される楽音信号の音量も制御することができるようになるので、生成される楽音信号の質が向上する。
【0068】
また、上記実施形態においては、前記同一の奏法依存音色の波形データおよび領域対応データは複数組ずつ用意されており、異なる音域のノートナンバデータ値に対しては一種類の奏法依存音色に属していて異なる波形データおよび領域対応データが割当てられている。したがって、音域または音高の異なる楽音信号を生成する場合、同一の奏法依存音色であっても、異なる波形データおよび領域対応データを用いて楽音信号が生成されることになるので、生成される楽音信号の質が向上する。
【0069】
また、前記スチールギター音色、電気ベースギター音色のような奏法依存音色を有する楽器音色が選択されている状態で、ノートオンイベントデータ中のノートナンバデータ値が「96」〜「127」(音域C6〜G8に対応)の範囲内にあれば、図4のステップS34の領域選択処理により、ストラミング、フレットノイズなどのような複数の奏法依存音色の中から、ノートナンバデータ値に応じた少なくとも一つの奏法依存音色に対応した領域が選択される(図5,6参照)。そして、この場合も、楽音信号生成回路30においては、前記場合と同様にして、前記選択された領域に対応した領域対応データに応じて楽音信号が生成される。
【0070】
このことは、前記場合のノートナンバデータ値が「0」〜「95」(音域C2〜B5に対応)の範囲内にあるとき、オープンソフト、オープンミドルなどの奏法依存音色の楽音信号が生成されることを考慮すれば、ノートナンバデータ値の「0」〜「127」(音域C2〜G8に対応)にわたって、異なるノートナンバデータ値に異なる奏法依存音色が割当てられていることを意味する。したがって、上記実施形態によれば、ノートオンイベントデータ中のノートナンバデータを種々の値に設定するだけで、同一種類の楽器における奏法の違いによる複数種類の奏法依存音色の楽音信号を生成することができる。したがって、この場合も、奏法依存音色の切換えのための処理時間を短くすることができ、また奏法依存音色の指定を含む演奏データの編集作業が簡単になるとともに、同編集作業を誤ったりすることがなくなる。
【0071】
また、前記ノートナンバデータ値の「96」〜「127」(音域C6〜G8に対応)の範囲内に割当てられているストラミング、フレットノイズなどの奏法依存音色は、特定の音高とは関連しない奏法による音色である。また、前記ノートナンバデータ値「96」〜「127」(音域C6〜G8に対応)の範囲は、通常、音高を有する楽音信号の発生に利用されない音域である。したがって、ストラミング、フレットノイズなどの音高とは関連しない奏法依存音色が、特定の一つの音高を有する楽音信号として生成され得る音域外の音高を表すノートナンバデータ値、例えば該当する楽器にて発生不能の音域内の音高を表すノートナンバデータ値に割当てられているので、音高を有する楽音信号の発生に支障をあたえることなく、ノートナンバデータを有効に利用できる。
【0072】
また、前記音域C6〜G8(ノートナンバデータ値「96」〜「127」に対応)は、さらに複数の音域、すなわち音域C6〜D7(ノートナンバデータ値「96」〜「110」に対応)と、音域D#7〜G8(ノートナンバデータ値「111」〜「127」に対応)とに分割されている。そして、これらの分割された音域C6〜D7,D#7〜G8には、異なる奏法依存音色がそれぞれ割当てられている。また、これらの分割された音域C6〜D7,D#7〜G8内の各音高には、さらに一種類の奏法依存音色の中でも若干音色の異なる奏法依存音色が割当てられている。したがって、多種類の奏法依存音色を利用でき、多彩な楽音信号を生成できる。
【0073】
次に、上記実施形態の変形例について説明する。上記実施形態におけるノートナンバデータ値に割当てられた各領域(すなわち各音域または各音高)に、異なるベロシティデータ値に対して異なる奏法依存音色を割当てるようにしてもよい。すなわち、異なるベロシティデータ値に対して、異なる波形データを用意するとともに、領域対応データを用意するようにすれば、より多彩の楽音信号を生成できるようになる。
【0074】
特に、この場合、図8に示すように、例えば「1」ずつの僅かに異なるベロシティデータ値に対して、僅かに異なる奏法依存音色Ak,Bk,CkおよびAk+1,Bk+1,Ck+1を割当て、同奏法依存音色に対応した波形データおよび領域対応データを用意しておく。しかも、僅かに異なる奏法依存音色Ak,Bk,CkおよびAk+1,Bk+1,Ck+1を巡回的に割当てておくこともできる。このようにすれば、自動演奏データの再生時に、微妙に音色の異なる奏法依存音色を選択的に利用できる。たとえば、ノートオンイベントデータ中のベロシティデータ値を、ホイール、スライダなどの演奏操作子で変更することにより、微妙に音色の異なる奏法依存音色の楽音信号がランダム的に生成され、自然な音楽演奏を実現できる。また、自動演奏データの再生前に、すなわち自動演奏データの作成または編集時に、ベロシティデータ値を変更しておいてもよい。
【0075】
また、上記実施形態では、奏法依存音色に関し、ノートナンバの「0」〜「127」およびベロシティの「0」〜「127」の全領域において、波形データおよび領域データを用意するようにした。しかし、電子楽器の上位機種データではこのようなことを実現できても、電子楽器の下位機種においてはこのような全領域に波形データおよび領域データを用意することがコストの点から難しい場合がある。
【0076】
この場合、用意できない領域に関する波形データおよび領域データを他の波形データおよび領域対応データで代用することも考えられるが、用意できない領域に関する波形データおよび領域対応データはそのまま省略しておいて、その領域に関する楽音信号の生成を不能にしておけばよい。これにより、ユーザはその領域に関する波形データおよび領域対応データの不存在を認識し易くなる。また、前記波形データを用意できない領域に関し、波形データだけを他の領域の波形データで代用し、領域対応データを構成するフィルタパラメータ、エンベロープパラメータ等を代用した波形データに対応するものと異ならせておくようにしてもよい。
【0077】
なお、上記実施形態においては、自動演奏データに基づく楽音信号の生成のみについて説明したが、上記実施形態による楽音信号生成はリアルタイム演奏による楽音信号の生成にも適用できる。この場合、鍵盤などの演奏操作子群11の演奏によるノートナンバデータおよびベロシティデータ(タッチの強さを表すデータ)に、上記実施形態の特徴を適用するようにすればよい。
【0078】
また、本発明は、電子楽器に限らず、パーソナルコンピュータなどのプログラム処理可能な各種電子機器であれば、どのような電子機器にも適用できる。
【0079】
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変形も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の適用される電子楽器の概略ブロック図である。
【図2】 図1の外部記憶装置、ROMなどに記憶されている音色データのフォーマット図である。
【図3】 図1の外部記憶装置などに記憶されていてCPUにより実行される音色選択イベントプログラムのフローチャートである。
【図4】 図1の外部記憶装置などに記憶されていてCPUにより実行される発音指示イベントプログラムのフローチャートである。
【図5】 (A)はスチールギター音色に属する奏法依存音色の音名(ノートナンバ)に対する割当てを示す図であり、(B)は同スチールギター音色に属する奏法依存音色のベロシティに対する割当てを示す図である。
【図6】 (A)は電気ベースギター音色に属する奏法依存音色の音名(ノートナンバ)に対する割当てを示す図であり、(B)は同電気ベースギター音色に属する奏法依存音色のベロシティに対する割当てを示す図である。
【図7】 自動演奏データの一例を示すフォーマット図である。
【図8】 変形例に係る奏法依存音色のベロシティに対する割当てを示す図である。
【符号の説明】
11…演奏操作子群、12…パネル操作子群、13…表示器、30…楽音信号形成回路、31…レジスタ部、32…波形読み出し処理部、33…フィルタ処理部、34…エンベロープ処理部、40…波形メモリ、61…CPU、63…ROM、64…RAM、65…外部記憶装置、70…インターフェース回路。

Claims (12)

  1. 楽音信号を生成する楽音信号生成手段と、
    楽音信号の音高を表すためのノートナンバデータおよび楽音信号の音量を表すためのベロシティデータを含んでいて楽音信号の生成を指示するための第1演奏データを入力して、同入力した第1演奏データに基づいて前記楽音信号生成手段における楽音信号の生成を制御する楽音信号生成制御手段とを備えた楽音生成装置において、
    一種類の楽器における奏法の違いによる複数種類の奏法依存音色の楽音信号をそれぞれ生成するための複数組の楽音生成パラメータを記憶したパラメータメモリを設けるとともに、前記複数種類の奏法依存音色を、前記ベロシティデータが取り得る値の範囲を複数に分割することにより定めた複数の異なる値を含む複数の範囲にそれぞれ割当てておき、
    前記楽音信号生成制御手段内に、前記入力した第1演奏データ中のベロシティデータの値であって、前記分割した各範囲で変化するベロシティデータの値を、もとのベロシティデータの値の分解能よりも低く、かつ小さな所定値から大きな所定値にわたって変化する音量値に変換するベロシティデータ変換手段を設け、
    前記楽音信号生成制御手段が、
    前記入力した第1演奏データ中のベロシティデータの値に割当てられている奏法依存音色に対応した一組の楽音生成パラメータの前記パラメータメモリからの読み出しおよび同読み出した一組の楽音生成パラメータの前記楽音信号生成手段への供給を制御して、前記読み出した一組の楽音生成パラメータに対応した奏法依存音色の楽音信号を前記楽音信号生成手段に生成させるとともに、
    前記ベロシティデータ変換手段により変換された音量値を前記楽音信号生成手段に供給し、前記楽音信号生成手段に生成させる奏法依存音色の楽音信号の音量を、前記変換された音量値に応じて制御するようにしたことを特徴とする楽音生成装置。
  2. 楽音信号を生成する楽音信号生成手段と、
    楽音信号の音高を表すためのノートナンバデータおよび楽音信号の音量を表すためのベロシティデータを含んでいて楽音信号の生成を指示するための第1演奏データと、複数種類の楽器にそれぞれ対応した複数種類の楽器音色のうちのいずれか一種類の楽器音色を選択するための第2演奏データとを入力して、同入力した第1演奏データおよび第2演奏データに基づいて、前記楽音信号生成手段における楽音信号の生成を制御する楽音信号生成制御手段とを備えた楽音生成装置において、
    前記複数種類の楽器音色のそれぞれに用意されていて、各楽器音色に属しかつ一種類の楽器における奏法の違いによる複数種類の奏法依存音色の楽音信号をそれぞれ生成するための複数組の楽音生成パラメータを記憶したパラメータメモリを設けるとともに、前記複数種類の奏法依存音色を、前記ベロシティデータが取り得る値の範囲を複数に分割することにより定めた複数の異なる値を含む複数の範囲にそれぞれ割当てておき、
    前記楽音信号生成制御手段内に、前記入力した第1演奏データ中のベロシティデータの値であって、前記分割した各範囲で変化するベロシティデータの値を、もとのベロシティデータの値の分解能よりも低く、かつ小さな所定値から大きな所定値にわたって変化する音量値に変換するベロシティデータ変換手段を設け、
    前記楽音信号生成制御手段が、
    前記入力した第2演奏データによって指定される楽器音色に属していて、前記入力した第1演奏データ中のベロシティデータの値に割当てられている奏法依存音色に対応した一組の楽音生成パラメータの前記パラメータメモリからの読み出しおよび同読み出した一組の楽音生成パラメータの前記楽音信号生成手段への供給を制御して、前記読み出した一組の楽音生成パラメータに対応した奏法依存音色の楽音信号を前記楽音信号生成手段に生成させるとともに、
    前記ベロシティデータ変換手段により変換された音量値を前記楽音信号生成手段に供給し、前記楽音信号生成手段に生成させる奏法依存音色の楽音信号の音量を、前記変換され た音量値に応じて制御するようにしたことを特徴とする楽音生成装置。
  3. 前記複数種類の奏法依存音色に関して前記小さな所定値と前記大きな所定値とにより規定される複数の範囲は、それぞれ前記ベロシティデータが取り得る値の範囲内を複数に分割することにより定めた複数の異なる範囲である前記請求項1または2に記載した楽音生成装置。
  4. 前記小さな所定値と前記大きな所定値とにより規定される範囲は、前記複数種類の奏法依存音色に対して同じである前記請求項1または2に記載した楽音生成装置。
  5. 前記小さな所定値と前記大きな所定値とにより規定される範囲は、複数種類の奏法依存音色に対して異なるものである前記請求項1または2に記載した楽音生成装置。
  6. 前記奏法依存音色に対応した楽音生成パラメータは、前記楽音信号生成手段が前記奏法依存音色の楽音信号生成のために用いる波形データを示すアドレス情報を含む前記請求項1ないし5のうちのいずれか一つに記載した楽音生成装置。
  7. 前記アドレス情報は、生成する楽音信号の音域に応じて異なる波形データを示す前記請求項6に記載した楽音生成装置。
  8. 前記請求項1ないし7のうちのいずれか一つに記載した楽音生成装置において、
    前記複数種類の奏法依存音色のそれぞれに対応した各組の楽音生成パラメータは、さらに、前記ノートナンバデータの異なる値にそれぞれ割当てられた複数組のサブ楽音生成パラメータからなり、
    前記楽音信号生成制御手段が、前記ベロシティデータの値に割当てられた一組の楽音生成パラメータに属していて、前記ノートナンバデータの値に割当てられた一組のサブ楽音生成パラメータの前記パラメータメモリからの読み出しを制御すようにした楽音生成装置。
  9. 楽音信号を生成する楽音信号生成手段と、
    楽音信号の音高を表すためのノートナンバデータおよび楽音信号の音量を表すためのベロシティデータを含んでいて楽音信号の生成を指示するための第1演奏データを入力して、同入力した第 1 演奏データに基づいて前記楽音信号生成手段における楽音信号の生成を制御する楽音信号生成制御手段とを備えた楽音生成装置において、
    一種類の楽器における奏法の違いによる複数種類の第1奏法依存音色の楽音信号をそれぞれ生成するための複数組の楽音生成パラメータと、前記一種類の楽器における奏法の違いによる第2奏法依存音色であって、前記複数種類の第1奏法依存音色とは異なり、かつ音高とは関連しない第2奏法依存音色の楽音信号を生成するための楽音生成パラメータとを記憶したパラメータメモリを設けるとともに、
    前記一種類の楽器における通常の演奏音域内の音高を表すノートナンバデータに対して、前記複数種類の第1奏法依存音色を、前記ベロシティデータが取り得る値の範囲を複数に分割することにより定めた複数の異なる値を含む複数の範囲にそれぞれ割当て、かつ
    前記一種類の楽器における通常の演奏音域外の音高を表すノートナンバデータに対して、前記第2奏法依存音色を割当てておき、
    前記楽音信号生成制御手段内に、前記入力した第1演奏データ中のベロシティデータの値であって、前記分割した各範囲で変化するベロシティデータの値を、もとのベロシティデータの値の分解能よりも低く、かつ小さな所定値から大きな所定値にわたって変化する音量値に変換するベロシティデータ変換手段を設け、
    前記楽音信号生成制御手段は、
    前記第1演奏データに含まれるノートナンバデータが前記一種類の楽器における通常の 演奏音域内の音高を表すとき、
    前記入力した第1演奏データ中のベロシティデータの値に割当てられている第1奏法依存音色に対応した一組の楽音生成パラメータの前記パラメータメモリからの読み出しおよび同読み出した一組の楽音生成パラメータの前記楽音信号生成手段への供給を制御して、前記読み出した一組の楽音生成パラメータに対応した第1奏法依存音色の楽音信号を前記楽音信号生成手段に生成させるとともに、
    前記ベロシティデータ変換手段により変換された音量値を前記楽音信号生成手段に供給し、前記楽音信号生成手段に生成させる第1奏法依存音色の楽音信号の音量を、前記変換された音量値に応じて制御し、かつ
    前記第1演奏データに含まれるノートナンバデータが前記通常の演奏音域外の音高を表すとき、
    前記入力した第1演奏データ中のノートナンバデータに割当てられている第2奏法依存音色に対応した楽音生成パラメータの前記パラメータメモリからの読み出しおよび同読み出した楽音生成パラメータの前記楽音信号生成手段への供給を制御して、前記読み出した楽音生成パラメータに対応した第2奏法依存音色の楽音信号を前記楽音信号生成手段に生成させる楽音生成装置。
  10. 楽音信号を生成する楽音信号生成手段と、
    楽音信号の音高を表すためのノートナンバデータおよび楽音信号の音量を表すためのベロシティデータを含んでいて楽音信号の生成を指示するための第1演奏データと、複数種類の楽器にそれぞれ対応した複数種類の楽器音色のうちのいずれか一種類の楽器音色を選択するための第2演奏データとを入力して、同入力した第1演奏データおよび第2演奏データに基づいて、前記楽音信号生成手段における楽音信号の生成を制御する楽音信号生成制御手段とを備えた楽音生成装置において、
    前記複数種類の楽器音色のそれぞれに用意されていて、各楽器音色に属しかつ一種類の楽器における奏法の違いによる複数種類の第1奏法依存音色の楽音信号をそれぞれ生成するための複数組の楽音生成パラメータと、前記各楽器音色に属しかつ一種類の楽器における奏法の違いによる第2奏法依存音色であって、前記複数種類の第1奏法依存音色とは異なり、かつ音高とは関連しない第2奏法依存音色の楽音信号を生成するための楽音生成パラメータとを記憶したパラメータメモリを設けるとともに、
    各楽器音色に属しかつ一種類の楽器における通常の演奏音域内の音高を表すノートナンバデータに対して、前記複数種類の第1奏法依存音色を、前記ベロシティデータが取り得る値の範囲を複数に分割することにより定めた複数の異なる値を含む複数の範囲にそれぞれ割当て、かつ
    各楽器音色に属しかつ一種類の楽器における通常の演奏音域外の音高を表すノートナンバデータに対して、前記第2奏法依存音色を割当てておき、
    前記楽音信号生成制御手段内に、前記入力した第1演奏データ中のベロシティデータの値であって、前記分割した各範囲で変化するベロシティデータの値を、もとのベロシティデータの値の分解能よりも低く、かつ小さな所定値から大きな所定値にわたって変化する音量値に変換するベロシティデータ変換手段を設け、
    前記楽音信号生成制御手段は、
    前記第1演奏データに含まれるノートナンバデータが前記入力した第2演奏データによって指定される楽器における通常の演奏音域内の音高を表すとき、
    前記入力した第2演奏データによって指定される楽器音色に属していて、前記入力した第1演奏データ中のベロシティデータの値に割当てられている第1奏法依存音色に対応した一組の楽音生成パラメータの前記パラメータメモリからの読み出しおよび同読み出した一組の楽音生成パラメータの前記楽音信号生成手段への供給を制御して、前記読み出した一組の楽音生成パラメータに対応した第1奏法依存音色の楽音信号を前記楽音信号生成手段に生成させるとともに、
    前記ベロシティデータ変換手段により変換された音量値を前記楽音信号生成手段に供給 し、前記楽音信号生成手段に生成させる第1奏法依存音色の楽音信号の音量を、前記変換された音量値に応じて制御し、かつ
    前記第1演奏データに含まれるノートナンバデータが前記入力した第2演奏データによって指定される楽器における通常の演奏音域外の音高を表すとき、
    前記入力した第2演奏データによって指定される楽器音色に属していて、前記入力した第1演奏データ中のノートナンバデータに割当てられている第2奏法依存音色に対応した楽音生成パラメータの前記パラメータメモリからの読み出しおよび同読み出した楽音生成パラメータの前記楽音信号生成手段への供給を制御して、前記読み出した楽音生成パラメータに対応した第2奏法依存音色の楽音信号を前記楽音信号生成手段に生成させる楽音生成装置。
  11. 楽音信号を生成する楽音信号生成回路と、一種類の楽器における奏法の違いによる複数種類の奏法依存音色の楽音信号をそれぞれ生成するための複数組の楽音生成パラメータを記憶したパラメータメモリと、楽音信号の音高を表すためのノートナンバデータおよび楽音信号の音量を表すためのベロシティデータを含んでいて楽音信号の生成を指示するための第1演奏データに基づいて前記楽音信号生成回路における楽音信号の生成を制御するコンピュータとを備えてなり、
    前記複数種類の奏法依存音色を、前記ベロシティデータが取り得る値の範囲を複数に分割することにより定めた複数の異なる値を含む複数の範囲にそれぞれ割当てるようにした楽音生成装置の前記コンピュータに適用される楽音生成用コンピュータプログラムであって、
    前記第1演奏データを入力するステップと、
    前記入力した第1演奏データ中のベロシティデータの値であって、前記分割した各範囲で変化するベロシティデータの値を、もとのベロシティデータの値の分解能よりも低く、かつ小さな所定値から大きな所定値にわたって変化する音量値に変換するステップと、
    前記入力した第1演奏データ中のベロシティデータの値に割当てられている奏法依存音色に対応した一組の楽音生成パラメータの前記パラメータメモリからの読み出しおよび同読み出した一組の楽音生成パラメータの前記楽音信号生成回路への供給を制御して、前記読み出した一組の楽音生成パラメータに対応した奏法依存音色の楽音信号を前記楽音信号生成回路に生成させるとともに、前記変換された音量値を前記楽音信号生成回路に供給し、前記楽音信号生成回路に生成させる奏法依存音色の楽音信号の音量を、前記変換された音量値に応じて制御するステップとを含むことを特徴とする楽音生成用コンピュータプログラム。
  12. 楽音信号を生成する楽音信号生成回路と、複数種類の楽器音色のそれぞれに用意されていて各楽器音色に属しかつ一種類の楽器における奏法の違いによる複数種類の奏法依存音色の楽音信号をそれぞれ生成するための複数組の楽音生成パラメータを記憶したパラメータメモリと、楽音信号の音高を表すためのノートナンバデータおよび楽音信号の音量を表すためのベロシティデータを含んでいて楽音信号の生成を指示するための第1演奏データと、複数種類の楽器にそれぞれ対応した複数種類の楽器音色のうちのいずれか一種類の楽器音色を選択するための第2演奏データとに基づいて前記楽音信号生成回路における楽音信号の生成を制御するコンピュータとを備えてなり、
    前記複数種類の奏法依存音色を、前記ベロシティデータが取り得る値の範囲を複数に分割することにより定めた複数の異なる値を含む複数の範囲にそれぞれ割当てるようにした楽音生成装置の前記コンピュータに適用される楽音生成用コンピュータプログラムであって、
    前記第1演奏データおよび前記第2演奏データを入力するステップと、
    前記入力した第1演奏データ中のベロシティデータの値であって、前記分割した各範囲で変化するベロシティデータの値を、もとのベロシティデータの値の分解能よりも低く、かつ小さな所定値から大きな所定値にわたって変化する音量値に変換するステップと、
    前記入力した第2演奏データによって指定される楽器音色に属していて、前記入力した第1演奏データ中のベロシティデータの値に割当てられている奏法依存音色に対応した一組の楽音生成パラメータの前記パラメータメモリからの読み出しおよび同読み出した一組の楽音生成パラメータの前記楽音信号生成回路への供給を制御して、前記読み出した一組の楽音生成パラメータに対応した奏法依存音色の楽音信号を前記楽音信号生成回路に生成させるとともに、前記変換された音量値を前記楽音信号生成回路に供給し、前記楽音信号生成回路に生成させる奏法依存音色の楽音信号の音量を、前記変換された音量値に応じて制御するステップとを含むことを特徴とする楽音生成用コンピュータプログラム。
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