JP4147407B2 - 音楽的表情付け用コンピュータプログラムおよび音楽的表情付け装置 - Google Patents

音楽的表情付け用コンピュータプログラムおよび音楽的表情付け装置 Download PDF

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Description

本発明は、演奏データを構成する複数の音符データに対して音楽的表情を付けることにより演奏データを加工し、演奏データによる再生楽曲が音楽的に自然になるようにする音楽的表情付け用コンピュータプログラムおよび音楽的表情付け装置に関する。
従来、この種の装置は、例えば下記特許文献1に示されているように、ビブラート、グリッサンドなどの各種奏法ごとに、音符データによる再生楽音に対して奏法による音楽的表情を付けるための付加条件を定めておき、ユーザによって特定の奏法が選択されたとき、演奏データを構成する複数の音符データによって表される楽音が特定の奏法の付加条件に合致するか否かを判定して、付加条件に合致する楽音に対応した音符データに特定の奏法に関する制御データを付加するようにしている。
特開2002−341867号公報
しかし、上記従来の方法では、音符データによる再生楽音に対して音楽的表情を付けるか否かの付加条件は、奏法すなわち各付加条件に対して固定されており、全ての音符データに対して同じである。したがって、強調されるべき音符、またその逆に強調されるべきでない音符に関しても、音楽的表情が一律に付加されるので、演奏データによる再生楽曲がかえって音楽的に不自然になる場合がある。
本発明は、上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、演奏データによる再生楽曲が音楽的に不自然になることを回避するようにした音楽的表情付け用コンピュータプログラムおよび音楽的表情付け装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の特徴は、音符をそれぞれ表す複数の音符データを含み楽曲を再生することが可能な演奏データを供給する演奏データ供給手順と、音符データによる再生楽音に音楽的表情を付けるか否かの条件を規定する付加条件データを含み、同再生楽音に音楽的表情を付けるための音楽表現データを供給する音楽表現データ供給手順と、演奏データ中の音符データに基づいて同音符データによる再生楽音の音量を検出する音量検出手順と、前記検出された音量に応じて付加条件データにより表された付加条件を変更する付加条件変更手順と、前記変更された付加条件に従って音符データに対する音楽的表情付けを制御する表情付け制御手順とをコンピュータに実行させるための音楽的表情付け用コンピュータプログラムにある。
前記本発明の特徴によれば、各音符に対する音楽的表情の付加条件が各音符の音量に応じて変更制御されるので、各音符に対して一律の条件で音楽的表情を付加する場合に比べて、演奏データによる再生楽曲における音楽的不自然さが解消され、音楽的に変化に富んでより自然な聴感上の表情をもった音楽が奏でられるようになる。
また、本発明の他の特徴は、音楽表現データ供給手順は複数の異なる音楽表現データを選択的に供給するものであり、付加条件変更手順による付加条件の変更は、複数の異なる音楽表現データに対して予め用意された複数の異なる付加条件変更基準のうちで、音楽表現データ供給手順により選択的に供給される音楽表現データに対応した付加条件変更基準に従うようにしたことにある。
この本発明の他の特徴によれば、付加条件の変更は、各音楽表現データに対応した付加条件変更基準に従って変更されるので、音符データによる再生楽音に付加される音楽的表情をその種類に適した条件のもとで付加できるようになり、演奏データによる再生楽曲がより音楽的に自然なものとなる。
本発明は、コンピュータプログラムの発明として構成しかつ実施することができるのみならず、装置および方法の発明として構成しかつ実施することもできる。
以下、本発明の一実施形態に係る音楽表情付け用コンピュータプログラム、音楽表情付け装置および音楽表情付け方法の適用される電子音楽装置について説明する。図1は、この電子音楽装置を概略的に示すブロック図である。この電子音楽装置としては、自動演奏機能を有するパーソナルコンピュータが適当であるが、鍵盤型電子楽器、非鍵盤型電子楽器(タッチプレート、押しボタン、弦などを演奏操作子として有する電子楽器)、自動演奏装置(シーケンサ装置)などであってもよい。
この電子音楽装置は、入力操作子群11、表示器12および楽音信号発生回路13を有する。入力操作子群11は、この電子音楽装置の動作を指示するための複数の操作子からなり、これらの複数の操作子の操作はバス20に接続された検出回路14によって検出される。なお、これらの複数の操作子は、スイッチ操作子、ボリューム操作子、マウスなどを含んでおり、鍵盤型電子楽器においては白鍵および黒鍵も含む。表示器12は、液晶ディスプレイ、CRTなどで構成され、文字、数字、図形などを表示する。この表示器12の表示態様は、バス20に接続された表示制御回路15によって制御される。
楽音信号発生回路13は、バス20に接続されていて後述するCPU31の制御のもとに供給される演奏データに基づいて楽音信号を形成するとともに、同形成された楽音信号に効果を付与してサウンドシステム16に出力する。サウンドシステム16は、スピーカ、アンプなどを含んでいて、楽音信号発生回路13からの楽音信号に対応した楽音を発音する。
また、この電子音楽装置は、バス20にそれぞれ接続されていてマイクロコンピュータ本体部を構成するCPU31、タイマ32、ROM33、RAM34を備えているとともに、外部記憶装置35および通信インターフェース回路36も備えている。外部記憶装置35は、この電子音楽装置に予め組み込まれているハードディスクHD、同電子音楽装置に装着可能なコンパクトディスクCD、フレキシブルディスクFDなどの種々の記録媒体と、同各記録媒体に対するドライブユニットを含むものであり、大量のデータ及びプログラムを記憶及び読み出し可能にしている。本実施形態の場合、ハードディスクHDには、図2の音楽的表情付けプログラム(図3の表情付け処理ルーチンを含む)を含む各種プログラムに加え、複数の曲データ、複数の音楽表現データ、複数の条件変更テーブルなどが記憶されている。これらのプログラム、複数の曲データ、複数の音楽表現データおよび複数の条件変更テーブルは、予めハードディスクHDに記憶されていたり、コンパクトディスクCD、フレキシブルディスクFDなどからハードディスクHDに供給されたり、後述する外部機器41又は通信ネットワーク42を介した外部からハードディスクHDに供給されるものである。
複数の曲データは楽曲をそれぞれ自動演奏させるためのものであり、各曲データは、図4に示すように、設定情報および再生情報からなる。設定情報は、自動演奏の際に用いる楽曲の再生態様を設定するためのものであり、例えば、楽曲の曲名、長さ、拍子、テンポなどを表すデータで構成される。再生情報は、時間経過に従って自動演奏される楽曲の再生内容を表すもので、メロディ、ベース、コード演奏などのパートごとに時系列に配置された演奏データ列からなる。
各演奏データ列は複数の演奏イベントデータからなり、この演奏イベントデータには発生される楽音の音符をそれぞれ表す複数の音符データが含まれている。各音符データは、タイミングデータ、音高データ、符長データおよびベロシティデータからなる。タイミングデータは、イベント(音符)の発生タイミングを示すものである。このタイミングデータは、楽曲の開始からの絶対的なタイミングを表すデータであっても、前のイベントデータからの相対時間を表すデータであってもよい。音高データは、発生される楽音の音高を表すものであり、通常キーナンバが利用される。符長データは、発生される楽音の音符長を表すものである。この符長データは、1拍の長さを分解したクロック数(例えば、4分音符は480クロック)で表すことが一般的であるが、音符の種類(4分音符、2分音符など)を表すデータであってもよい。ベロシティデータは、鍵盤演奏による鍵タッチの強さに対応するもので、発生される楽音の音量を表す。他の演奏イベントデータとしては、自動演奏による楽曲の再生途中から、一連の演奏データによる複数の再生楽音の音量、音色などを共通に変更する音量データ、音色データ、また自動演奏のテンポを変更するテンポデータなども含められるが、これらのデータは、本発明に直接関係しないので、詳しい説明を省略する。
複数の音楽表現データは音符データに対する表情付けを制御するもので、各音楽表現データは、図5に示すように、奏法種類データ、付加条件データ、表情付けデータ、テーブル指定データおよびその他のデータからそれぞれなる。奏法種類データは、音符データに付加される奏法の種類を既定するもので、例えば、ビブラート1、ビブラート2、チョーキング1、チョーキング2、チョーキング3などである。付加条件データは、音符データによる再生楽音に音楽的表情を付けるか否かの条件を規定するものである。この条件は、1つだけ用意されていてもよいし、複数用意されていてもよい。例えば、ビブラート1の場合、付加条件は、「指定長を超える音符にはビブラートを付加する」である。ビブラート2の場合、付加条件は、「特定の音色が指定されており、かつ指定長を超える音符にはビブラートを付加する」である。チョーキング1の場合、付加条件は、「指定長を超える音符にはチョーキングを付加する」である。チョーキング2の場合、付加条件は、「該当音符の直前に指定長を超える休符がある場合にはチョーキングを付加する」である。チョーキング3の場合、付加条件は、「直前の音符との音高差が指定値を超える場合にはチョーキングを付加する」である。また、これらのチョーキング1〜3の場合にも、「特定の音色(ギター音色)の楽音に対してチョーキングを付加する」という条件を付加してもよい。また、奏法の種類としては、ビブラートやチョーキングに限らず、例えばスライド効果、ポルタメント効果、トレモロ効果なども採用できる。
表情付けデータは、音符データによる再生楽音の発生態様を規定する制御データである。例えば、ビブラート1,2の場合、表情付けデータは、「ビブラートを付与すること」を表すデータに加え、「ビブラートの深さ」、「ビブラートの速さ」、「楽音発生開始からビブラートの付与されるまで遅れ時間」などを表すデータを含む。チョーキング1〜3の場合、「チョーキングを付与すること」を表すデータに加え、「チョーキングによる音高の変化幅および方向」、「チョーキングによる音量、音色などの楽音要素の変化」、「楽音発生開始からチョーキングの付与されるまでの遅れ時間」などを表すデータを含む。テーブル指定データは、前記付加条件の変更のために利用するための後述する条件変更テーブルを指定するものである。
複数の条件変更テーブルは、音量に応じて前記付加条件の一部または全部を変更する態様をそれぞれ規定するもので、各条件変更テーブルは、図6(B)(C)に示すように、音量(ベロシティ)に対応させて変更される条件を表している。例えば、図6(B)はビブラート1,2の場合における変更条件を規定しており、ビブラートの付加条件である該当音符の指定長が、該当音符の音量(ベロシティ)の増加に従って小さくなるようになっている。図6(C)はチョーキング1,2の場合における変更条件を規定しており、チョーキングの付加条件である該当音符の指定長および該当音符の直前の休符の指定長が、該当音符の音量(ベロシティ)の増加に従って小さくなるようになっている。また、チョーキング3の場合には、該当音符の直前の音符との音高差が、該当音符の音量(ベロシティ)の増加に従って小さくなるようにすればよい。なお、図6(B)(C)は音符長に応じて変更される付加条件(指定長)の特性が曲線的に変化するようにしたが、同特性が直線的に変化するようにしてもよいし、他の非線形特性であってもよい。
通信インターフェース回路36は、他の電子楽器、鍵盤装置、パーソナルコンピュータなどの外部機器41に接続可能となっていて、この電子音楽装置が外部機器41と各種プログラム及びデータを交信可能となっている。また、通信インターフェース回路36は、インターネットなどの通信ネットワーク42を介して外部との接続も可能となっていて、この電子音楽装置が外部と各種プログラム及びデータを交信可能にしている。
次に、上記のように構成した実施形態の動作を説明する。まず、ユーザは、入力操作子群11を操作して図2の音楽的表情付けプログラムをCPU31に実行させる。このプログラムの実行は、図2のステップS10にて開始され、ステップS12にてユーザに曲データを選択させる。この曲データの選択においては、ユーザは、表示器12に表示される複数の曲名からなる曲名リストを見ながら入力操作子群11を操作して、外部記憶装置35内に記憶されている複数組の曲データの中から1つの曲データを指定する。これにより、指定された1つの曲データは、外部記憶装置35から読み出されて、RAM34に書き込まれる。
また、ユーザが所望とする曲データが外部記憶装置35に記憶されていない場合には、通信インターフェース回路36を介して他の曲データを記憶した外部機器41から所望の曲データを読み込み、または通信インターフェース回路36および通信ネットワーク42を介して外部から所望の曲データを読み込んで、RAM34に書き込んでもよい。また、入力操作子群11または外部機器41から実際の演奏による演奏データを曲データとしてRAMに書き込むようにしてもよい。
前記ステップS12の処理後、ステップS14にて、ユーザは表示器12による表示指示に従いながら入力操作子群11を操作することにより、音符データに付加されるべき音楽的表情を指定するための奏法(例えば、ビブラート1,2又はチョーキング1〜3)を指定する。なお、奏法が指定されない場合には、デフォルトで予め決められている1つまたは複数の奏法が指定されるようにしてもよい。または、ユーザによる選択を省略して、デフォルトで予め決められている1または複数の奏法が自動的に選択されたり、デフォルトで予め決められている複数の奏法のうちからいずれか1つまたは複数の奏法が自動的に選択されたりするようにしてもよい。
前記ステップS14の処理後、ステップS16〜S20の処理により、前記RAM34に書き込んだ曲データから音符データを順次読み出して、同読み出した音符データ中のベロシティデータを取り出す。そして、ステップ22にて、前記取り出したベロシティデータを用いて表情付け処理ルーチンを実行することにより、音符データに音楽表情付けのための制御データを付加する。このステップS16〜S22の循環処理は音符データが存在する限り実行され、1曲分の音符データの読み出しが終了すると、ステップS18の処理によりステップS24にてこの音楽的表情付けプログラムの実行が終了する。
次に、表情付け処理ルーチンについて説明する。この表情付け処理ルーチンは、前記読み出された音符データに対して、前記ステップS14にて指定された奏法の種類数に等しい回数だけ繰り返し実行される。表情付け処理ルーチンは、図3に示すように、ステップS30にて開始され、ステップS32にて処理対象となっている奏法に対応した音楽表現データを読み出し、ステップS34にて前記読み出した音楽表現データ中の付加条件データを取り出し、付加条件ルールとしてRAM34に一時記憶する。
次に、ステップS36にて、処理対象の奏法に対応した条件変更テーブルを参照して、音符データ中から取り出したベロシティに応じて前記一時記憶した付加条件ルールを変更する。この付加条件ルールの変更により、例えば、ビブラートの付加条件である該当音符の指定長が、該当音符の音量(ベロシティ)の増加に従って小さくなる。また、チョーキングの付加条件である該当音符の指定長、該当音符の直前の休符の指定長および該当音符の直前の音符との音高差が、該当音符の音量(ベロシティ)の増加に従って小さくなる。なお、処理対象の奏法に対応した条件変更テーブルは、前記ステップS32の処理によって読み出した音楽表現データ中のテーブル指定データにより指定される。
前記ステップS36の処理後、ステップS38の処理により、前記読み出された音符データにより表された音符が、前記変更した付加条件に適合するかを判定する。適合すれば、ステップS40にて、読み出した音楽表現データ中の表情付けデータに基づく表情付けを表す制御データを音符データに付加する。この制御データの付加においては、例えば、表情付けされる音符データに対応させて、ピッチベンドイベントなどを表す制御データを演奏データ列に追加するようにすればよい。また、予め用意しておいた波形データを時間幅などを調整して曲データ中に間接的または直接的に貼り付けるようにしてもよい。一方、前記読み出された音符データにより表された音符が前記変更した付加条件に適合しなければ、ステップS42にてこの表情付け処理ルーチンの実行を一旦終了する。
このような、音楽的表情付けプログラムの実行により、曲データ中の音符データには付加条件に従った奏法を表す音楽表情付けを表す制御データが付加されて曲データが加工される。そして、この加工された曲データを図示しない自動演奏再生プログラムによって再生すると、音楽的表情の付加された楽曲が再生され、音楽的に自然な音楽が奏でられる。特に、上記実施形態による音楽的表情付けにおいては、音楽的表情の付加条件が各音符の音量に応じて変更制御されるので、音楽的に変化に富んでより自然な聴感上の表情をもった音楽が奏でられるようになる。また、条件変更テーブルが複数種類用意され、音楽的表情の付加条件は、付加される奏法の種類によって異なる態様の付加条件変更基準に従って変更制御されるので、音符データによる再生楽音に付加される音楽的表情をその種類に適した条件のもとで付加できるようになり、曲データによる再生楽曲がより音楽的に自然なものとなる。
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態及びその変形例に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、音楽表現データ中にテーブル指定データを含めておき、指定される奏法(音楽表現データ)ごとに条件変更テーブルを指定するようにした。しかし、この条件変更テーブルを音楽表現データ中に含めておき、音楽表現データ中からテーブル指定データを省略してもよい。また、プログラム処理または別途設けたテーブルにより、奏法の種類に応じた条件変更テーブルが指定されるようにしてもよい。この場合、例えば、ビブラート、チョーキングなどのように、複数種類の奏法(例えば、ビブラート1,2およびチョーキング1〜3)に対して同一の条件変更テーブルが指定されるようにしてもよい。また、条件変更テーブルに代えて、ベロシティ(音量)に応じて変更される条件を、関数により指定できるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、各音符の音量としてベロシティデータ値を採用して、このベロシティデータ値に基づいて音楽的表情の付加条件を変更するようにした。しかし、実際の各音符の音量は、このベロシティデータ値にエクスプレッションデータ値(および/または音量データ値)を乗算した値により規定されるので、この乗算結果を表す値に基づいて音楽的表情の付加条件を変更するようにしてもよい。また、付加条件となる音符および休符の長さに関しても、演奏テンポを加味して変更するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、音楽表現データおよび条件変更テーブルは、予め用意されているものとした。しかし、これらの音楽表現データおよび条件変更テーブルを追加したり、それらの内容を編集できるようにしてもよい。これによれば、より多彩な演奏データに対する音楽表情付けが可能になる。
また、上記実施形態においては、音楽表現データが音楽的表情付けを表す表情付けデータを備えているようにした。しかし、アルゴリズムによる楽音態様の制御を含むような複雑な音楽的表情付けを行なう場合などには、音楽的表情付けを制御するアルゴリズムを表すプログラムを別途用意しておいて、表情付けデータとして同アルゴリズムを指定するポインタなどを採用することもできる。
本発明の一実施形態に係る電子音楽装置の全体ブロック図である。 前記電子音楽装置にて実行される音楽表情付けプログラムを示すフローチャートである。 図2の表情付け処理ルーチンの詳細を示すフローチャートである。 曲データの一例を示すデータフォーマット図である。 音楽表現データの一例を示すデータフォーマット図である。 (A)は条件変更テーブルの一例を示すデータフォーマット図であり、(B)(C)は音量と変更条件との関係を示す説明図である。
符号の説明
11…入力操作子群、12…表示器、13…楽音信号発生回路、31…CPU,33…ROM,34…RAM、35…外部記憶装置、36…通信インターフェース回路

Claims (3)

  1. 音符をそれぞれ表す複数の音符データを含み楽曲を再生することが可能な演奏データを供給する演奏データ供給手順と、
    前記音符データによる再生楽音に音楽的表情を付けるか否かの条件を規定する付加条件データを含み、同再生楽音に音楽的表情を付けるための音楽表現データを供給する音楽表現データ供給手順と、
    前記演奏データ中の音符データに基づいて同音符データによる再生楽音の音量を検出する音量検出手順と、
    前記検出された音量に応じて前記付加条件データにより表された付加条件を変更する付加条件変更手順と、
    前記変更された付加条件に従って前記音符データに対する音楽的表情付けを制御する表情付け制御手順
    コンピュータに実行させるための音楽的表情付け用コンピュータプログラム。
  2. 前記音楽表現データ供給手順は、複数の異なる音楽表現データを選択的に供給する手順であり、
    前記付加条件変更手順による付加条件の変更は、前記複数の異なる音楽表現データに対して予め用意された複数の異なる付加条件変更基準のうちで、前記音楽表現データ供給手順により選択的に供給される音楽表現データに対応した付加条件変更基準に従うことを特徴とする請求項1に記載した音楽的表情付け用コンピュータプログラム。
  3. 音符をそれぞれ表す複数の音符データを含み楽曲を再生することが可能な演奏データを供給する演奏データ供給手段と、
    前記音符データによる再生楽音に音楽的表情を付けるか否かの条件を規定する付加条件データを含み、同再生楽音に音楽的表情を付けるための音楽表現データを供給する音楽表現データ供給手段と、
    前記演奏データ中の音符データに基づいて同音符データによる再生楽音の音量を検出する音量検出手段と、
    前記検出された音量に応じて前記付加条件データにより表された付加条件を変更する付加条件変更手段と、
    前記変更された付加条件に従って前記音符データに対する音楽的表情付けを制御する表情付け制御手段と
    を備えたことを特徴とする音楽的表情付け装置。
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