JP4218566B2 - 楽音制御装置及びプログラム - Google Patents
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図7(b)から理解できるように、時刻t1にペダルオンを検出した場合には、未だ鍵が押鍵操作される前のペダルオン操作であることから、時刻t1に楽音の発音は開始されない。また、この場合にはオンベロシティ値を検出しない。時刻t2に鍵が押鍵操作されることに伴い、時刻t2から楽音の発音が開始される。時刻t3に鍵が離鍵操作される前にペダルオフを検出した場合には、発音中の楽音をそのまま発音し続ける。時刻t4に鍵が離鍵操作されると、該離鍵操作に応じて楽音をデフォルトで消音する。この場合にはペダル操作に応じたリリース奏法の選択が行われず通常のリリースで楽音を消音し、キーオンからキーオフまでの時間に楽音が発音される。これは、ペダル操作がなされていない一般的な鍵の操作のみに伴う楽音の発音制御と同じである。
図7(c)から理解できるように、時刻t1に鍵が押鍵操作されることに伴い楽音の発音が開始される。時刻t2にペダルオンを検出した場合には該ペダルオン操作に応じたオンベロシティ値を検出し、これに基づき奏法パラメータを決定する。ここでは、このオンベロシティ値を64より大きい値として、リリース奏法「FastFall」に基づき発音中の楽音を消音している。時刻t3において再度ペダルがオン操作されても時間を進めるのみである。ただし、既にリリース奏法「FastFall」により楽音は消音された状態なので、キーオン中にも関わらず何も発音されていない無音状態である。また、時刻t4において鍵が離鍵操作されてキーオフを検出した場合であっても、該離鍵操作に応じた楽音の消音制御は行われない。
図9(b)から理解できるように、時刻t1にペダルオンを検出した場合には、未だ鍵が押鍵操作される前のペダルのオン操作であることから、時刻t1に楽音の発音は開始されない。そして、該ペダルオン操作に応じたオンベロシティ値が検出される。時刻t2に鍵が押鍵操作されることに伴い時刻t2から楽音の発音が開始されるが、この際には既にペダルオン操作後であることからオンベロシティ値に基づき奏法パラメータを決定する。ここでは、このオンベロシティ値を64より小さい値として、アタック奏法「SlowAttack」に基づき楽音の発音を開始している。時刻t4に鍵が離鍵操作されると、該離鍵操作に応じて楽音を消音する。この場合にはペダル操作に応じたリリース奏法の選択が行われず通常のリリースで楽音を消音し、キーオンからキーオフまでの時間に楽音が発音される。これは、ペダル操作がなされていない一般的な鍵の操作のみに伴う楽音の発音制御と同じである。
図9(c)から理解できるように、この場合においても、時刻t1に楽音の発音は開始されない。そして、該ペダルオン操作に応じたオンベロシティ値が検出される。時刻t3に鍵が押鍵操作されることに伴い時刻t3から楽音の発音が開始されるが、この際には既にペダルオン操作後であることからオンベロシティ値に基づき奏法パラメータを決定する。ここでは、このオンベロシティ値を64より大きい値として、アタック奏法「FastAttack」に基づき楽音の発音を開始している。時刻t4に鍵が離鍵操作されると、該離鍵操作に応じて楽音を消音する。
なお、リリース奏法の種類としてファーストフォール奏法とスローフォール奏法のいずれかを選択する例を示したがこれに限らず、他のリリース系の奏法(上記ミディアムフォールなど)など複数のリリース奏法の中から選択できるように構成してもよいことは言うまでもない。勿論、アタック奏法についても同様である。
なお、ポリフォニック発音の場合には、ペダルオフで強制的に全ての発音中の楽音に対して同じリリース奏法を付加して消音するとよい。また、モノフォニック発音の場合には、新規に発生した鍵盤イベントのノートに音高を入れ替え、ペダルオフ時のノートに対してリリース奏法を付加して消音するとよい。
なお、上述したペダル操作に応じてのリリース奏法とアタック奏法による楽音の発音制御を組み合わせて用いるようにしてもよい。
Claims (5)
- 楽音の発音及び消音を指示する演奏手段と、
オン操作及びオフ操作が可能な操作子と、
楽音のリリース部において特有な奏法を実現するための奏法パラメータを複数記憶する記憶手段と、
前記操作子のオン操作又はオフ操作のイベントが発生したとき、該イベントに係る操作子の速度あるいは加速度に応じたベロシティ値を発生する発生手段と、
前記発生したベロシティ値に基づき前記記憶した奏法パラメータのいずれかを選択する選択手段と、
前記演奏手段により発音指示がなされたとき楽音の発音を開始し、該発音開始された楽音を、前記操作子のオン操作及びオフ操作のいずれか一方の操作に応答して前記選択された奏法パラメータに対応したリリース奏法に従って消音するように制御し、他方、前記操作子のオン操作及びオフ操作のうちの前記一方の操作がなされる前に前記演奏手段により消音指示がなされたときは所定の標準的なリリースを実現する奏法パラメータに従って消音するように制御する制御手段と
を具える楽音制御装置。 - 楽音の発音及び消音を指示する演奏手段と、
オン操作及びオフ操作が可能な操作子と、
楽音のアタック部において特有な奏法を実現するための奏法パラメータを複数記憶する記憶手段と、
前記操作子のオン操作のイベントが発生したとき、該イベントに係る操作子の速度あるいは加速度に応じたベロシティ値を発生する発生手段と、
前記発生したベロシティ値に基づき前記記憶した奏法パラメータのいずれかを選択する選択手段と、
前記演奏手段の発音指示に応じて、前記操作子のオン操作イベントが発生されている場合は前記選択された奏法パラメータに対応したアタック奏法に従って楽音の発音を開始し、他方、前記操作子のオン操作イベントが発生されていない場合は所定の標準的なアタックを実現する奏法パラメータに従って楽音の発音を開始するように制御する制御手段と
を具える楽音制御装置。 - 前記記憶手段は、前記複数の奏法パラメータを各音高又は音高範囲に対応してそれぞれ記憶しており、
前記選択手段は、前記発生したベロシティ値及び前記演奏手段で発音指示された楽音の音高又は音高範囲に基づき奏法パラメータを選択することを特徴とする請求項1又は2に記載の楽音制御装置。 - コンピュータに、
演奏手段の操作に対応して楽音の発音及び消音を指示する手順と、
操作子のオン操作及びオフ操作に対応してイベント情報を発生する手順と、
楽音のリリース部において特有な奏法を実現するための奏法パラメータを複数記憶する手順と、
前記操作子のオン操作又はオフ操作に対応してイベント情報が発生したとき、該イベント情報を発生した操作子の速度あるいは加速度に応じたベロシティ値を発生する手順と、
前記発生したベロシティ値に基づき前記記憶した奏法パラメータのいずれかを選択する手順と、
前記演奏手段により発音指示がなされたとき楽音の発音を開始し、該発音開始された楽音を、前記操作子のオン操作及びオフ操作のいずれか一方の操作に応答して前記選択された奏法パラメータに対応したリリース奏法に従って消音するように制御し、他方、前記操作子のオン操作及びオフ操作のうちの前記一方の操作がなされる前に前記演奏手段により消音指示がなされたときは所定の標準的なリリースを実現する奏法パラメータに従って消音するように制御する手順と
を実行させるためのプログラム。 - コンピュータに、
演奏手段の操作に対応して楽音の発音及び消音を指示する手順と、
前記操作子のオン操作又はオフ操作に対応してイベント情報が発生したとき、該イベント情報を発生した操作子の速度あるいは加速度に応じたベロシティ値を発生する手順と、
楽音のアタック部において特有な奏法を実現するための奏法パラメータを複数記憶する手順と、
前記操作子のオン操作に対応してイベント情報が発生したとき、該イベント情報を発生した操作子の速度あるいは加速度に応じたベロシティ値を発生する手順と、
前記発生したベロシティ値に基づき前記記憶した奏法パラメータのいずれかを選択する手順と、
前記演奏手段の発音指示に応じて、前記操作子のオン操作に対応するイベント情報が発生されている場合は前記選択された奏法パラメータに対応したアタック奏法に従って楽音の発音を開始し、他方、前記操作子のオン操作に対応するイベント情報が発生されていない場合は所定の標準的なアタックを実現する奏法パラメータに従って楽音の発音を開始するように制御する手順と
を実行させるためのプログラム。
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