JP4265551B2 - 演奏補助装置及び演奏補助プログラム - Google Patents
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Description
例えば、楽曲データを読み出し、演奏者の演奏の音高を、この楽曲データに適合したものに変換する演奏補助装置が知られている(特許文献1参照)。
また、コード進行データを読み出し、演奏者の演奏の音高を、このコード進行データに適合した音高に変換する演奏補助装置も知られている(特許文献2参照)。
しかし、従来の演奏補助装置は、単一の演奏機器による演奏操作を補助するものであった。そのため、演奏者がそれぞれの楽器パートを受持ち、各人の演奏機器を操作することによりセッション演奏をしたい場合には、個々の演奏機器で別個に演奏を補助するしかない。従って、基準となる楽曲データの曲名、各演奏機器の音色、その演奏開始タイミングやテンポ等の統一を取るための準備作業がわずらわしい。
従って、共通の楽曲データに適合するように複数の演奏者の演奏が補助されるので、セッション演奏として統一のとれた演奏補助をすることができる。さらに、変換された演奏データ又は該演奏データに基づいて生成される楽音信号は、演奏補助装置から元の演奏機器に戻されるので、各演奏機器で発音させることができる。その結果、演奏者も聴衆も、各演奏者が楽曲データに適合した演奏操作をしているかのような感じを味わえる。
従って、共通の楽曲データに適合するように複数の演奏者の演奏が補助される。楽曲データ中の各演奏機器に対応した楽器パートと同一の忠実な音色でセッション演奏ができる。
従って、共通の楽曲データに適合するように複数の演奏者の演奏が補助される。各演奏者は、読み出された楽曲データに応じた互いの操作内容を把握しつつ、自身が演奏操作すべき内容を把握することができる。
従って、共通の楽曲データに適合するように複数の演奏者の演奏が補助される。演奏者や演奏装置の数が不足しているときでも、対応する演奏機器が認識されていない楽曲データ中の演奏データを用いてセッション演奏が可能となる。
請求項5〜8に記載の発明は、それぞれ、コンピュータを用いて上述した請求項1〜4に記載の発明を実現する演奏補助プログラムである。
図示の例は、カラオケ用のセッション演奏システムであって、演奏補助装置1はバック演奏を補助する。演奏機器2は、予め設定された特定の複数の楽器パートを受持つ。演奏機器2は、各楽器パートの演奏操作に適した構造の操作入力部を備えることが望ましい。
USBインタフェースを持つ演奏機器2はUSBポート3に接続される。MIDI(Musical Instrument Digital Interface)インタフェースしか持たない演奏機器2は、USB/MIDI相互変換装置4を介して接続される。このUSBポート3は、各演奏機器2に対応して設定される。本明細書でいうUSBポートは、物理的コネクタではなくインタフェース機能の入出力端を意味する。
5はタイミング・ファイルである。ある曲目の楽曲データ・ファイル6に対応し、各演奏機器2における演奏操作の推奨タイミングや推奨奏法等を示す「推奨操作形態」の図形を、曲の最初から最後まで記載している画像データ(例えばビットマップ)を記録したものである。
両ファイル5,6は、個別に用意され、曲目等で関連づけられて選択される他、元から一体化されたファイルであってもよい。各ファイル5,6は、例えば、曲目単位でメモリに書き込まれている。
一方、シーケンサ部8は楽曲データを、タイマ9により規定されるタイミングで読み出し、歌詞データをカラオケ画面作成部11に、ノートデータを変換エンジン部12と出力先選択部14に、コード(和音)データを変換エンジン部12に出力する。
カラオケ画面作成部11は、歌詞を表示する画面を上述した操作案内画面に作成する。
一方、シーケンサ部8で読み出されたノートデータは、そのトラック番号に対応した楽器パートの変換エンジン部12に入力される。コード(和音)データは、ドラム・パートを除く楽器パートに入力される。
変換エンジン部12は、変換の具体的な態様として、背景技術で例示したような種々の演奏補助技術を用いることができる。この実施の形態では、図4を参照して後述するように、その変換機能として複数の態様(演奏補助モード)を備え、ユーザにより楽器パート(演奏機器)毎に選択される。そのため、演奏者間に演奏技術の差があっても、演奏技術に応じた演奏補助をすることができるので、バランスのよいセッション演奏ができる。
デフォルトでは、演奏装置2から出力されるノートデータを利用する特定の楽器パートについては、変換エンジン部12で変換されたノートデータを、この楽器パートに対応付けられた、言い換えれば、変換される前のノートデータを出力した元の演奏機器2に戻す。そのため、各ノートデータを出力した元の演奏機器2の音源において楽音信号を生成し、そのサウンドシステムで発音させる。
一方、上述した特定の楽器パートではない、その他の楽器パートについては、シーケンサ部8の対応するトラックから出力されるノートデータを内蔵音源15に出力し、楽音信号を生成させることにより、全演奏者に共通の演奏補助装置1のサウンドシステムで発音させる。
そこで、変換エンジン部12は、各演奏機器2で設定された音色データを入力しても、これを無視し、楽曲データ・ファイル6中の音色データを出力先選択部14を経て各演奏機器2に出力する。図4を参照して後述するように、変換エンジン部12は、演奏補助装置1に対するユーザの設定により、楽曲データ・ファイル6に含まれている音色データに代えて、異なる音色データを設定して出力させることもできる。その結果、演奏補助装置1の側では、各演奏機器2で発音される音色を、各楽器パートをセッション演奏にふさわしいものを検討した上で設定することができる。
図2(a)は入力元及び出力先の初期設定状態を示し、図2(b)は修正後の設定状態を示す。
5個のUSBポート31〜35を備え、最大で5台の演奏機器21〜25を接続可能である。演奏機器25(図示せず)は接続されていない場合を示す。変換エンジン部121〜125は、演奏機器21〜25を割り当てるための特定の楽器パートに対応して設けられている。入出力部211〜215も、これらの楽器パートに対応して設けられ、出力部216は、その他の楽器パートに対して設けられる。
演奏補助装置1の起動時又は起動後において、複数の演奏機器21〜24は、それらがUSBコネクタに接続されたとき、USBインタフェースの仕様に従い認識された順に、USBポート31〜USBポート34に割り当てられる。従って、演奏機器21〜24と入出力部211〜214との間で必ずしも楽器パートが対応しない。
シーケンサ部8の各トラックから読み出されるノートデータは、対応する楽器パートの変換エンジン部121〜125に供給され、コードトラックから読み出される和音データは、ドラム・パートを除いた変換エンジン部121〜124に供給される。
なお、トラックと楽器パートとは一義的に対応する必要はない。トラックと楽器パートの対応が異なっている楽曲データ・ファイル6を用いる場合、対応関係を、ユーザにより手動で修正してもよいし、各トラックに記録されている音色データを検出して自動的に修正してもよい。
シーケンサ部8における、特定の楽器パート以外のその他の楽器パートに対応するトラックから出力される演奏データ(ノートデータ、音色データを含む)は、その他の楽器パート出力部216を経て、内蔵音源15に供給され、各トラックに含まれている音色データで指定される音色で楽音信号が生成され発音される。
図2(a)では、USBポート35に演奏機器25が接続されていないため、シーケンサ部8のトラック(10)から読み出される演奏データは、ドラム・パートの変換エンジン部125を無変換で通過(スルー)させて、ドラム・パートの入出力部215から内蔵音源15に出力される。
そこで、図2(b)に示すように、入出力部211〜215において、USBポート31〜35との接続関係を自動又は手動で切り替える。より具体的な動作は、図3を参照して説明する。
図中、31は演奏機器設定ウインドウである。各楽器パートに演奏機器2を自動又は手動で設定するためのものであって、5段の設定入力部が表示されている。その順序は、例えば、USBインタフェースによって認識された順番による。
321〜325は、その接続が認識された演奏機器2の楽器タイプを表すアイコンの表示領域である。演奏機器21〜演奏機器24の接続は認識されているが、演奏機器24はその楽器タイプが認識できず、5番目の演奏機器の接続は認識されていない場合を示す。
なお、演奏機器名の自動認識は、各演奏機器へと機器情報通知要求を出し、この要求に応答して返送されてきた機器情報に基づいて行う。
演奏機器2の接続が認識されないのは、この演奏機器2が直接若しくは間接的にUSBコネクタに接続されていないとき、演奏機器2の電源がOFFであるときなどである。
このように、入出力部211〜215が、USBポート31〜34と楽器パートとの対応を変更することにより、各演奏機器21〜24と楽器パートとの対応関係が修正される。
このウインドウ画面31上で設定された状態を有効として現在の設定状態を更新するには、「OK」ボタン37を押して「設定ファイル」に保存する。更新しない場合は「キャンセル」ボタン38を押す。
一方、変換エンジン部121〜123,125から演奏機器21〜24に出力するノートデータのMIDIチャンネル番号は、例えば、演奏機器21〜24から出力されたノートデータのMIDIチャンネル番号と同じものを設定すればよい。
図中、41は演奏補助設定ウインドウ画面である。
42は楽曲データ・ファイル6を選択するボタン操作子である。ユーザがこのボタン42をクリックすると楽曲リストのウインドウが開いて、その中から所望の楽曲を選択する。43は選択された楽曲データ・ファイルの曲名の表示領域である。
その下は、特定の楽器パート及びその他の楽器パートの演奏データを出力する先(MIDI OUTポート)を表示及び設定する画面である。
ボタン操作子441〜446をクリックすることにより、図示しないMIDI OUTドライバ選択ダイアログのウインドウが開き、認識されている全てのUSB出力ドライバ名及び内蔵音源名が表示される。その中から、1つを選択して設定する操作により出力先を決める。
例えば、演奏装置2から出力されるノートデータを利用する特定の楽器パートにおいて、変換されたノートデータを、元の演奏機器2とは異なる楽器パートの演奏機器2あるいはその他の音源(例えば、内蔵音源15)に出力することができる。
また、シーケンサ部8から出力される、その他の楽器パートの演奏データを、任意の演奏機器2に出力するようにしてもよい。いずれの場合も、元々の各楽器パートに対応した音色を指定して発音させることができる。
また、演奏機器2によっては、音源及びサウンドシステムを持たない。この場合、変換されたノートデータは、異なる楽器パートの演奏機器2あるいは内蔵音源15に供給されるようにその出力先を自動選択し、元の楽器パートの音色で発音させればよい。
その結果、演奏者がどのような弾き方をしても、1拍毎にノートデータを発生させれば、楽曲データ・ファイル6のノートデータに適合した音高のノートデータに変換される。演奏者の弾くタイミングの進み遅れの具合は反映される。
なお、リズムパートに適用したときは、「RAT(リズムアシスト)」と呼び、演奏者がどのような弾き方をしても、楽曲データ・ファイル6のリズムに適合したものが発音される。ノートナンバはリズム楽器番号として扱われる。
「PAT(パフォーマンスアシスト)」では、演奏者がどのような弾き方をしても、楽曲データ・ファイル6の和音データに適合した音高の発音がされる。ノートオンタイミング、音長及び強さは演奏者の弾き方が反映される。
「MAT(メロディアシスト)」では、演奏者がどのような弾き方をしても、楽曲データ・ファイル6のメロディに適合した音高の発音がされ、ノートデータのないアドリブ区間では、和音データに適合した音高の発音がなされる。ノートオンタイミング、音長及び強さは演奏者の弾き方が反映される。
まず、特定の楽器パート以外の、その他の楽器パートに対応するトラックに関しては、チェックマークが付いているときに限り、そのトラックから読み出される演奏データ(ノートデータ,音色データを含む)が出力先選択部14(その他パート出力部216)に出力され、表示領域456の設定に従い内蔵音源15に供給される。チェックマークが付いていないときは、そのトラックから読み出される演奏データはミュートされ、出力先選択部14に出力されない。
チェックマークが付いていないとき、変換エンジン部12は、そのトラックから読み出されるノートデータに基づいて変換をするが、そのトラックから再生される音色データに代えて、ユーザにより選択された音色の音色データを出力する。
48は楽器音色設定ボタン操作子であり、これをクリックすると、設定ウインドウが開いて、上述した特定の楽器パートについてユーザが音色を設定変更することができる。
なお、特定の楽器パートに対応したトラックにチェックマークが付いていないとき、このトラックから読み出される演奏データをミュートし、変換エンジン部12は、演奏者の操作に応じたノートデータを無変換(スルー)で出力するとともに、楽器音色設定ボタン操作子48により設定された音色データを出力するような設計も可能である。
図中、51は操作案内画面であって、各演奏機器2における演奏操作の推奨タイミングや推奨奏法を指示する。521〜525は楽器パート名称又は楽器アイコンの表示領域、531〜535は楽器パート毎の推奨操作形態表示領域、54はタイミング線(表示位置固定)である。この操作案内画面51では、歌詞表示部55に、曲進行に同期して歌詞を表示させている。
また、和音名表示部61には曲進行に同期して現在の和音名を表示し、ビート表示部62には現在のビート(拍)タイミングを表示する。これにより、「T(スルー)」に設定されている楽器パートにおいて、演奏者の演奏を補助することができる。
ギター・パートの推奨操作形態図形57a〜57jは矢印であり、弦をはじくタイミングを指示する。矢印の向きはダウンストローク,アップストロークの奏法を指示し、矢印の長さははじく強さという奏法を指示する。
ベース・パートの推奨操作形態図形58a〜58h,トランペット・パートの推奨操作形態図形59a〜59eは横棒であり、上述したピアノ・パートとほぼ同様である。
ドラム・パートの推奨操作形態図形60a〜58gは円形であり、ドラムパッドを叩くタイミングを指示し、その半径は叩く強さという奏法を指示する。
CPU72は、タイマ73による割込制御に従い、RAM74をワークエリアとしてOSのもとにアプリケーションプログラムを実行し、図1に示したシーケンサ部8や変換エンジン部12、入力元選択部13、出力先選択部14等の機能を実現する。
音源回路81は、CPU72が演奏データに基づいて生成した音源パラメータ(音色、キーオン、ノートナンバ、エンベロープレベル等)又は演奏データそのものに基づいて、楽音信号を生成する。ミキシング及び効果回路83は、楽音信号及びマイクロフォン82からの音声信号をミキシングするとともに、残響などの効果を付加して、スピーカを含むサウンドシステム84に出力する。
MIDI楽器85,86は、図1に示した複数の演奏楽器21として利用され、どのような演奏操作入力装置を用いてもよいが、この実施の形態では、ピアノ(キーボード)型、ギター(撥弦)型、トランペット(管楽器)型、ドラム(打楽器)型の演奏操作入力装置を用いている。
90は通信インタフェースである。91は通信ネットワークであり、有線、無線、あるいは双方を備えていてもよい。
CPU72は、RAM74に設けたワークエリアにロードされたタイミング・ファイル5,楽曲データ・ファイル6を読み出して得られるタイミングデータ,演奏データ、及び、MIDI楽器85,86から入力される演奏操作に応じた演奏データ(ノートデータ)に基づいて、本発明の演奏補助機能を実行するとともに、演奏補助後の演奏データを音源回路81に出力したり、MIDI楽器85,86に戻したりする。
図6ではカラオケ装置用に特化したコンピュータを用いたが、これに代えて、電子楽器やパーソナルコンピュータで同等の機能を実現してもよい。電子楽器で実現する場合、機器組み込みOS及び演奏補助アプリケーションプログラム、タイミング・ファイル5,楽曲データ・ファイル6等は、ROM75を再書き込み可能なフラッシュメモリにして、ここに記憶してもよい。操作子77として、鍵盤、ピッチベンダ等、専用の操作子を利用して、演奏補助装置1自体も演奏機器の1つとして演奏者が演奏操作をすることができる。
この他、ゲーム装置、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯型通信端末、自動演奏ピアノ等において演奏補助機能を組み込んでもよい。携帯型通信端末に適用した場合、機能の一部をサーバ・コンピュータ92側に持たせ、端末機器とサーバ・コンピュータ92を備えたシステム全体として演奏補助機能を実現するようにしてもよい。
マスタートラックには、楽曲全体のテンポ,拍子,調性などを制御するイベントがロケーション情報(小節/拍/クロック、又は、分/秒/ミリ秒)とともに記録されている。ノートトラック(1)〜ノートトラック(N)には、楽器パート(1)〜(N)別に、演奏データ(演奏イベント及びロケーション情報)が記録されている。コードトラックには、和音データ(和音指示イベント及びロケーション情報)が記録されている。歌詞トラックには、歌詞データ(歌詞表示指示イベント及びロケーション情報)が記録されている。
楽曲データ・ファイル6は、図示のものに限らず、どのようなフォーマットでもよい。和音データを用いないで演奏補助をし、歌詞を表示しないのであれば、コードトラックや歌詞トラックは不要である。
図8はメインフローチャートである。演奏補助装置1が起動されると、S101において、図1に示した各ブロックの初期設定を行う。図2(b)に示したように、各楽器パートと演奏機器2との間の接続が正しくなるように設定する。
S102では、シーケンサ部8が図9,図10(a)〜(c)を参照して後述するトラック処理を並列的に処理する。S103では、タイミング処理部7がタイミングデータを読み出し、タイミング画面作成部10がタイミング画面を作成する。
S104では、図11を参照して後述するように、変換エンジン部12が演奏機器2から出力された演奏データ(MIDIメッセージ)を受信し、S102のトラック処理で得られたノートデータ及び又は和音データに適合するように、演奏操作に応じたMIDIノートメッセージを変換し、楽器パート毎に設定されている出力先に出力する。
S113において、当該トラックは演奏機器に対応した特定の楽器パートに対応するのであればS115に処理を進め、その他の楽器パートであればS116に処理を進める。
S115において、対応する演奏機器2がUSBポート3に接続されていることが認識されていればS117に処理を進め、認識されていなければ、あるいは、認識されていても図3のチェックボックス351〜355がチェックマーク無し(再生オフ)であれば、S116に処理を進める。
一方、チェックマーク無(再生オフ)であれば、上述した音色イベントを、楽器パート毎に設けられた「音色バッファ」に格納しておく。その代わりに、図4の楽器音色設定ボタン操作子48を用いて設定されている音色を指定するMIDIメッセージを、この楽器パートに対応する演奏機器2に出力する。
その後の再生途中で「再生オン」に変更されたらなら、この「音色バッファ」の音色イベントに対応するMIDIメッセージを、同じ経路で、この楽器パートに対応する演奏機器2に出力する。
なお、この実施の形態では、ノートイベント、音色イベント以外のイベントが読み出されてもこれを無視している。
S117,S116の処理が終わればS114に処理を進め、次のトラックを選択し、S118において全トラックの処理が終了するまでS112に処理を戻し、終了すれば図8に戻る。
図10(b)のS131において、現在位置(現在のタイミング)に応じて、図5に示す操作案内画面51に歌詞を表示し、ワイプ処理等で歌詞ページを切り替えて図8に戻す。
図10(c)のS141において、テンポ変更、エンドイベントによる終了処理等を行い図8に戻る。
S152において、入力したUSBポート番号に応じて楽器パートを指定する。なお、MIDIチャンネル番号に応じて楽器パートを指定する方法を採用してもよい。
S154において、変換されたノートデータを、MIDIノートメッセージとして当該楽器パートに対応しているUSBポート(USB出力ポート)3に出力し、図8に戻す。
加えて、内蔵音源15にも供給するようにしてもよい。さらに、内蔵音源15に接続されたサウンドシステムの共通スピーカからも演奏音を出すような利用形態が可能となる。
演奏補助された後のノートデータを、各演奏機器2へ戻さずに、全楽器パートを、内蔵音源15等の、全演奏者に共通の音源に供給して大出力のサウンドシステムで発音させてもよい。各演奏機器2の音響出力が小さい場合に適する。また、全楽器パートのノートデータ又は楽音信号を、1台の録音機器で録音することができるようになる。
また、上述した説明では、変換エンジン12で変換された演奏データそのものを、元の演奏機器2に戻している。これに代えて、変換された演奏データを内蔵音源15において、音色データも用いて生成された楽音信号(ディジタル・オーディオ信号)を、USBポート(Audio Device on USB)を介して各演奏機器2に戻すようにしてもよい。この場合、各演奏機器2に音源がなくとも、サウンドシステムがあれば、楽音信号を発音させることができる。
ここで、USBインタフェースに代えて、MIDI専用インタフェースや、RS-232Cシリアルインタフェース、IEEE1394(アイトリプルイー1394)等のインタフェースを用いてもよいし、演奏補助装置1が同時に複数種類のインタフェースに対応できるようにしてもよい。ローカルなネットワークに代えて、インターネットなど、広域ネットワークを介して、演奏補助装置1と複数の演奏機器2を接続してセッション演奏をしてもよい。
Claims (8)
- 記憶された楽曲データを読み出す楽曲データ読み出し手段と、
複数の演奏機器から演奏者の操作に応じた演奏データを入力する演奏データ入力手段と、
該演奏データ入力手段により前記各演奏機器から入力された演奏データを、該各演奏機器に対応した楽器パート毎に、前記楽曲データ読み出し手段により読み出された楽曲データに適合した演奏データに変換する演奏データ変換手段と、
該演奏データ変換手段により変換された演奏データ又は該演奏データに基づいて生成される楽音信号を、変換される前の演奏データを出力した元の演奏機器に戻す出力手段、
を有することを特徴とする演奏補助装置。 - 記憶された楽曲データを読み出す楽曲データ読み出し手段と、
複数の演奏機器から演奏者の操作に応じた演奏データを入力する演奏データ入力手段と、
該演奏データ入力手段により前記各演奏機器から入力された演奏データを、該各演奏機器に対応した楽器パート毎に、前記楽曲データ読み出し手段により読み出された楽曲データに適合した演奏データに変換するとともに、前記楽曲データ中の前記各演奏機器に対応した楽器パートの音色データを付加する演奏データ変換手段と、
該演奏データ変換手段により変換された演奏データと付加された音色データ、又は、該演奏データと前記付加された音色データに基づいて生成される楽音信号を出力する出力手段、
を有することを特徴とする演奏補助装置。 - 記憶された楽曲データを読み出す楽曲データ読み出し手段と、
複数の演奏機器から演奏者の操作に応じた演奏データを入力する演奏データ入力手段と、
該演奏データ入力手段により前記各演奏機器から入力された演奏データを、該各演奏機器に対応した楽器パート毎に、前記楽曲データ読み出し手段により読み出された楽曲データに適合した演奏データに変換する演奏データ変換手段と、
該演奏データ変換手段により変換された演奏データ又は該演奏データに基づいて生成される楽音信号を出力する出力手段と、
前記楽曲データ読み出し手段により読み出される楽曲データに応じた前記複数の演奏機器それぞれの操作案内を並列表示する画面を作成する操作案内画面作成手段、
を有することを特徴とする演奏補助装置。 - 記憶された楽曲データを読み出す楽曲データ読み出し手段と、
複数の演奏機器から演奏者の操作に応じた演奏データを入力する演奏データ入力手段と、
該演奏データ入力手段により前記各演奏機器から入力された演奏データを、該各演奏機器に対応した楽器パート毎に、前記楽曲データ読み出し手段により読み出された楽曲データに適合した演奏データに変換する演奏データ変換手段と、
該演奏データ変換手段により変換された演奏データ又は該演奏データに基づいて生成される楽音信号を出力するとともに、対応する演奏機器の接続が認識されていない楽器パートについては、前記楽曲データ読み出し手段により読み出された楽曲データ中の当該楽器パートの演奏データ又は該演奏データに基づいて生成される楽音信号を出力する出力手段、
を有することを特徴とする演奏補助装置。 - 記憶された楽曲データを読み出す楽曲データ読み出しステップと、
複数の演奏機器から演奏者の操作に応じた演奏データを入力する演奏データ入力ステップと、
該演奏データ入力ステップにより前記各演奏機器から入力された演奏データを、該各演奏機器に対応した楽器パート毎に、前記楽曲データ読み出しステップにより読み出された楽曲データに適合した演奏データに変換する演奏データ変換ステップと、
該演奏データ変換ステップにより変換された演奏データ又は該演奏データに基づいて生成される楽音信号を、変換される前の演奏データを出力した元の演奏機器に戻す出力ステップ、
をコンピュータに実行させることを特徴とする演奏補助プログラム。 - 記憶された楽曲データを読み出す楽曲データ読み出しステップと、
複数の演奏機器から演奏者の操作に応じた演奏データを入力する演奏データ入力ステップと、
該演奏データ入力ステップにより前記各演奏機器から入力された演奏データを、該各演奏機器に対応した楽器パート毎に、前記楽曲データ読み出しステップにより読み出された楽曲データに適合した演奏データに変換するとともに、前記楽曲データ中の前記各演奏機器に対応した楽器パートの音色データを付加する演奏データ変換ステップと、
該演奏データ変換ステップにより変換された演奏データと付加された音色データ、又は、該演奏データと前記付加された音色データに基づいて生成される楽音信号を出力する出力ステップ、
をコンピュータに実行させることを特徴とする演奏補助プログラム。 - 記憶された楽曲データを読み出す楽曲データ読み出しステップと、
複数の演奏機器から演奏者の操作に応じた演奏データを入力する演奏データ入力ステップと、
該演奏データ入力ステップにより前記各演奏機器から入力された演奏データを、該各演奏機器に対応した楽器パート毎に、前記楽曲データ読み出しステップにより読み出された楽曲データに適合した演奏データに変換する演奏データ変換ステップと、
該演奏データ変換ステップにより変換された演奏データ又は該演奏データに基づいて生成される楽音信号を出力する出力ステップと、
前記楽曲データ読み出しステップにより読み出される楽曲データに応じた前記複数の演奏機器それぞれの操作案内を並列表示する画面を作成する操作案内画面作成ステップ、
をコンピュータに実行させることを特徴とする演奏補助プログラム。 - 記憶された楽曲データを読み出す楽曲データ読み出しステップと、
複数の演奏機器から演奏者の操作に応じた演奏データを入力する演奏データ入力ステップと、
該演奏データ入力ステップにより前記各演奏機器から入力された演奏データを、該各演奏機器に対応した楽器パート毎に、前記楽曲データ読み出しステップにより読み出された楽曲データに適合した演奏データに変換する演奏データ変換ステップと、
該演奏データ変換ステップにより変換された演奏データ又は該演奏データに基づいて生成される楽音信号を出力するとともに、対応する演奏機器の接続が認識されていない楽器パートについては、前記楽曲データ読み出しステップにより読み出された楽曲データ中の当該楽器パートの演奏データ又は該演奏データに基づいて生成される楽音信号を出力する出力ステップ、
をコンピュータに実行させることを特徴とする演奏補助プログラム。
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