JPH06161438A - 電子楽器のデータ入力装置 - Google Patents

電子楽器のデータ入力装置

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Publication number
JPH06161438A
JPH06161438A JP4337861A JP33786192A JPH06161438A JP H06161438 A JPH06161438 A JP H06161438A JP 4337861 A JP4337861 A JP 4337861A JP 33786192 A JP33786192 A JP 33786192A JP H06161438 A JPH06161438 A JP H06161438A
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JP
Japan
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function
display
electronic musical
musical instrument
data
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Pending
Application number
JP4337861A
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English (en)
Inventor
Shigehiro Morita
茂弘 森田
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は電子楽器において各種データの入力
を行う電子楽器のデータ入力装置に関し、操作子や表示
器の数を極力減らして電子楽器の小型化を実現できると
ともに、操作方法を統一して操作性を向上せしめた安価
な電子楽器のデータ入力装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 本発明の演奏情報記録装置は、複数の機能の
中から1つの機能を選択して所定のパラメータを与える
ことにより当該機能が発揮される電子楽器において、少
なくとも機能の名称を表示する第1のフィールド14a
と各機能に対して設定すべきパラメータを表示する第2
のフィールド14bとを有する表示手段14と、該表示
手段14の前記第1又は第2の何れかのフィールドを選
択する選択手段15と、該選択手段15で選択された前
記第1又は第2の何れかのフィールドの表示内容を変更
する変更手段16と、該変更手段16で変更された前記
第1及び第2のフィールドの表示内容を取り込む制御手
段10とにより構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子楽器において各種
データの入力を行う電子楽器のデータ入力装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、電子ピアノ、電子オルガン或いは
シンセサイザ等といった電子楽器が開発され、広く普及
されるに至っている。かかる電子楽器は、その取扱いを
容易にするために小型化が求められており、また、演奏
時の操作を簡単にするために操作性の向上が求められて
いる。
【0003】一般に電子楽器は、多数の機能を有するこ
とから、各機能を発揮させるための多数の操作子や表示
器等が備えられている。例えば、電子楽器が有する複数
の機能の中から1つの機能を選択するための複数のファ
ンクションキー、選択されたファンクションに対して更
に詳細な指示を与えるためのパラメ−タを発生させる複
数のキーや数値入力キー等が備えられている。
【0004】音色変更機能を実現する場合を例にとる
と、例えば操作パネル上に、音色変更モードに移行させ
るファンクションキーと電子楽器が備える音色数に対応
する数の音色指定スイッチとを配設しておく。そして、
音色選択操作では、先ずファンクションキーで機能選択
を行うことにより音色変更モードに移行させ、次いで音
色指定スイッチを操作して所定のパラメータを発生させ
ることにより所望の音色を選択するようになっている。
【0005】かかる構成は他の諸機能についてもほぼ同
様である。従って、操作パネル上には、電子楽器が有す
る機能の数やその内容に応じて多数の操作子や表示器を
配置する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、操作子
を多数搭載するためには、操作パネル上に広い面積を確
保する必要があり電子楽器の小型化を阻害する要因の1
つとなっている。また、多数の操作子が設けられること
により操作方法が区々となり、操作が煩雑になって操作
性が悪くなるという欠点があった。更に、操作子を多数
備えることはコスト高を招くという欠点があった。
【0007】本発明は、かかる従来の欠点を除去するた
めになされたもので、操作子や表示器の数を極力減らし
て電子楽器の小型化を実現できるとともに、操作方法を
統一して操作性を向上せしめた安価な電子楽器のデータ
入力装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の電子楽器のデータ入力装置は、複
数の機能の中から1つの機能を選択して所定のパラメー
タを与えることにより当該機能が発揮される電子楽器に
おいて、少なくとも機能の名称を表示する第1のフィー
ルドと各機能に対して設定すべきパラメータを表示する
第2のフィールドとを有する表示手段と、該表示手段の
前記第1又は第2の何れかのフィールドを選択する選択
手段と、該選択手段で選択された前記第1又は第2の何
れかのフィールドの表示内容を変更する変更手段と、該
変更手段で変更された前記第1及び第2のフィールドの
表示内容を取り込む制御手段、とを具備したことを特徴
とする。
【0009】また、同様の目的で、請求項2に記載の電
子楽器のデータ入力装置は、複数の機能の中から1つの
機能を選択して所定のパラメータを与えることにより当
該機能が発揮される電子楽器において、少なくとも機能
の名称と各機能に対して設定すべきパラメータとを選択
的に表示する表示手段と、該表示手段に前記機能の名称
を表示させるか又はパラメ−タを表示させるかを選択す
る選択手段と、該選択手段により選択されて前記表示手
段に表示された機能の名称又はパラメータを変更する変
更手段と、該変更手段で変更された機能の名称又はパラ
メータを取り込む制御手段、とを具備したことを特徴と
する。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明においては、電子楽器が
有する機能の名称とこの機能の名称に対して設定すべき
パラメータとが、それぞれ表示手段の第1及び第2のフ
ィールドに対で表示される。変更の対象となる表示手段
のフィールドは、選択手段で選択される。そして、選択
されたフィールドの表示内容は変更手段によりそれぞれ
変更され、変更された第1のフィールドの機能の名称及
び第2のフィールドのパラメータは制御手段により取り
込まれて入力データとされる。
【0011】例えば電子楽器の所望の機能を発揮させる
操作においては、先ず、選択手段で表示手段の第1のフ
ィールドを選択し、この選択された状態で変更手段を操
作して所望の機能の名称(例えば音色変更機能)を表示
させる。次いで、選択手段で表示手段の第2のフィール
ドを選択し、この選択された状態で変更手段を操作して
所望のパラメータ(例えば音色名)を表示させる。かか
る操作により表示手段に表示された機能の名称とパラメ
ータとは一対のデータとして取り込まれ、入力データと
される。
【0012】このように、表示手段に表示された機能の
名称又はパラメータを選択手段で択一的に選択し、選択
された機能の名称又はパラメータを変更手段で変更する
ことによりデータを入力するようにしたので、各機能に
対応した多数の操作子を設ける必要がなく、また、機能
毎に所定のパラメータを与えるための操作子を設ける必
要もなく、少ない操作子や表示器の数でデータ入力装置
を構成できる。
【0013】従って、操作パネル上に操作子を配置する
ための広い面積を確保する必要がなく、操作パネルひい
ては電子楽器自体の小型化を実現できる。また、機能の
選択操作と各機能に対するパラメータの設定という統一
した操作で電子楽器の各種機能を発揮させることがで
き、操作性に優れたものとなっている。更に、少ない操
作子の数で電子楽器の各種機能を発揮させることができ
るので、コストの低廉化に寄与するという効果を有す
る。
【0014】請求項2に記載の発明においては、表示手
段には、電子楽器が有する機能の名称又はこの機能の名
称に対して設定すべきパラメータが択一的に表示され
る。この表示の選択は選択手段で行われる。そして、選
択手段で選択された機能の名称又はパラメータは変更手
段により変更され、制御手段により取り込まれて入力デ
ータとされる。
【0015】例えば電子楽器の所望の機能を発揮させる
操作においては、先ず、選択手段で機能の名称を選択し
て表示手段に表示させる。この状態で変更手段を用いて
表示内容を所望の機能の名称(例えば音色変更機能)に
変更する。次いで、選択手段でパラメータを選択して表
示手段に表示させる。この状態で変更手段を用いて表示
内容を所望のパラメータ(例えば音色名)に変更する。
かかる操作により変更された機能の名称とパラメータと
は一対のデータとして取り込まれ、入力データとされ
る。
【0016】このように、選択手段で機能の名称又はパ
ラメータのいずれかを表示手段に表示させ、表示に係る
機能の名称又はパラメータを変更手段で変更することに
よりデータを入力するようにしたので、各機能に対応し
た多数の操作子を設ける必要がなく、また、機能毎に所
定のパラメータを与えるための操作子を設ける必要もな
いので、上述した請求項1に記載の発明と同様の効果を
奏する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の電子楽器のデータ入力装置の
実施例につき図面を参照しながら詳細に説明する。な
お、以下では、電子楽器のデータ入力装置に係る部分の
構成及び動作を中心に説明する。
【0018】(1)第1の実施例 図1は、本発明に係るデータ入力装置を電子楽器に適用
した場合の概略構成を示すブロック図である。
【0019】本電子楽器を構成する主要素である中央処
理装置(以下、「CPU」という)10、リードオンリ
メモリ(以下、「ROM」という)11、ランダムアク
セスメモリ(以下、「RAM」という)12及び音源
(トーンジェネレータ)18は、システムバス25を介
して相互に接続されている。
【0020】CPU10は、制御手段に対応するもので
あり、ROM11に格納されている制御プログラムに従
って、当該電子楽器の全体を制御するものである。例え
ば、CPU10は、鍵盤装置17のキーの押下に応じて
発音チャネルを割り当てるアサイナ処理、音源18に対
するアクセス処理、この発明の特徴に直接関係する操作
パネル13からのデータ入力処理等を実行する。
【0021】このCPU10には、更に専用線を介し
て、操作パネル13及び鍵盤装置17が接続されてい
る。これらの詳細については後述する。
【0022】ROM11には、上述したCPU10を動
作させるための制御プログラムが記憶されている他、C
PU10が各種処理に用いる種々の固定データが記憶さ
れている。また、このROM11には、パルスコード変
調(PCM)された楽音波形データが記憶されている。
この電子楽器では、複数の音色を実現するべく、各音色
毎に複数種類の楽音波形データが用意されている。
【0023】このROM11の記憶内容は、システムバ
ス25を介してCPU10及び音源18により時分割で
読み出される。即ち、CPU10は、システムバス25
を介してROM11から制御プログラム(命令)を読み
出して解釈・実行すると共に、所定の固定データを読み
出して各種処理に使用する。また、音源18は、システ
ムバス25を介してROM11から楽音波形データを読
み出し、楽音信号を生成する。
【0024】RAM12は、制御プログラムの実行に用
いる種々のデータを一時記憶するものであり、例えばデ
ータバッファ、レジスタ、フラグ等の各領域が定義され
ている。例えば、後述する操作パネル13、鍵盤装置1
7等から取り込まれたデータを記憶するバッファ、表示
器14を制御するための表示用テーブル、表示用バッフ
ァ、カーソルフラグ等もこのRAM12に定義されてい
る。このRAM12は、システムバス25を介してCP
U10によりアクセスされる。
【0025】上記CPU10に接続される操作パネル1
3は、本電子楽器の各種機能を指示するために用いられ
るものであり、表示器14、選択スイッチ(F/P)1
5及びダイヤル16により構成される。
【0026】上記表示器14は、表示手段に対応するも
のであり、例えばLCDを用いた文字表示器で構成され
る。この表示器14に表示される数字、文字、記号等
は、CPU10から送られてくるデータに従う。
【0027】表示器14の画面は、図中記号「=」で示
した位置を境に、第1のフィールドとしての機能選択フ
ィールド14aと、第2のフィールドとしてのパラメー
タ設定フィールド14bとに機能的に分割されている。
表示器14の画面中には、現在選択されているフィール
ドを示すために、上記機能選択フィールド14a又はパ
ラメータ設定フィールド14bのどちらかにカーソル1
4cが表示されるようになっている。
【0028】機能選択フィールド14aは、当該電子楽
器が備えている複数の機能の中から1つの機能を選択す
るために使用される。この機能選択フィールド14aに
は、後述するダイヤル16の操作に応じて機能名称が順
次表示される。この機能選択フィールド14aに表示さ
れる機能名称としては、例えば、音色を切り換える「音
色切換」、音量を変更する「音量変更」、音楽効果を付
加すべきことを指示する「コーラス」や「トレモロ」等
が含まれる。
【0029】なお、機能選択フィールド14aに表示さ
れる機能名称は、その機能を表す名称を文字で直接表示
するようにしてもよいが、上記各機能を数字や記号等に
対応させて表示するようにしてもよい。
【0030】パラメータ設定フィールド14bは、上記
機能選択フィールド14aで選択された機能に対して設
定すべきパラメータを与えるために使用される。このパ
ラメータ設定フィールド14bは、ダイヤル16の操作
に応じて数字が順次増減される。
【0031】このパラメータ設定フィールド14bを用
いて設定するパラメータは、例えば、音色切換機能が選
択されている場合は、1(ピアノ)、2(オルガン)、
3(ギター)、…等のように音色の種類を示す数字であ
る。なお、この場合、音色名称を直接文字で表示するよ
うにしてもよい。
【0032】また、音量変更機能が選択されている場合
は、音量を「0」〜「127」の128段階で指定する
数字である。更に、機能としてコーラスやトレモロ等の
音楽効果機能が指定されている場合は、そのデプスを
「0」〜「127」の128段階で指定する数字であ
る。
【0033】上記選択スイッチ15は、選択手段に対応
するものであり、カーソル14cを移動させるために使
用される。この選択スイッチ15は例えば押釦スイッチ
で構成され、押下する度にカーソル14cが機能選択フ
ィールド14aとパラメータ設定フィールド14bとの
間を交互に移動するように制御される。
【0034】このカーソル14cが何れのフィールドに
あるかは、RAM12に設けられたカーソルフラグによ
り管理される。即ち、カーソルフラグは、カーソル14
cが機能選択フィールド14aにあるときは「0」、パ
ラメータ設定フィールド14bにあるときは「1」にな
るように更新される。
【0035】ダイヤル16は、変更手段に対応するもの
であり、上述したように、機能選択フィールド14aに
表示される機能名称を変更し、又はパラメータ設定フィ
ールド14bに表示される数字を変更するために使用さ
れる。このダイヤル16は、例えばロータリーエンコー
ダで構成されるものであり、回転に応じたデータを出力
する。このダイヤル16が出力するデータは、例えば右
回転で増加し、左回転で減少する。
【0036】この操作パネル13の選択スイッチ15及
びダイヤル16は、図示しないパネルスキャン回路を介
してCPU10に接続される。パネルスキャン回路は、
上記選択スイッチ15及びダイヤル16をスキャンし、
スイッチデータ及びダイヤルデータからなるパネルデー
タとしてCPU10に送出する。このパネルデータは、
CPU10を介してRAM12に記憶され、パネルイベ
ントの有無の判断に使用される(詳細は後述)。
【0037】鍵盤装置17は、演奏者が楽音の音程を指
示するキー、このキーに連動して開閉するキースイッチ
及びキースキャン回路により構成される。キースキャン
回路は、キースイッチをスキャンし、キーのオン/オフ
状態を示すキーデータとしてCPU10に送出する。こ
のキーデータは、CPU10を介してRAM12に記憶
され、鍵盤イベントの有無の判断に使用される(詳細は
後述)。
【0038】音源18は、CPU10から送られてきた
音程や音量を指示する楽音データに従って楽音信号を発
生するものである。この音源18で発生された楽音信号
は、増幅器19に供給される。
【0039】増幅器19は、入力された楽音信号を所定
の増幅率で増幅して出力する周知のものである。この増
幅器19で所定の増幅が行われた楽音信号は、スピーカ
20に供給される。
【0040】スピーカ20は、電気信号としての楽音信
号を音響信号に変換する周知のものである。このスピー
カ20により、鍵盤装置17の押鍵/離鍵に対応した楽
音が発生されることになる。
【0041】次に、上記の構成において、本発明に係る
電子楽器のデータ入力装置の動作につき、図2及び図3
に示したフローチャートを参照しながら詳細に説明す
る。なお、以下では、本発明に関係する部分のみを図面
に示し、説明を加える。
【0042】図2は本電子楽器の動作を示すメインフロ
ーチャートであり、電源投入により起動されるものであ
る。即ち、電源が投入されると、先ず初期化処理が行わ
れる(ステップS10)。この初期化処理では、CPU
10内部のレジスタやフラグ等のクリア処理、RAM1
2内に定義された各種バッファ、レジスタ及びフラグ等
に初期値を設定する処理、音源18に初期値を設定して
不要な音が発生されるのを抑止する処理等が行われる。
【0043】次いで、初期表示処理が行われる(ステッ
プS11)。初期表示処理では、先ず、RAM12に設
けられた表示用バッファ(図4(B)参照)に、初期値
がセットされる。そして、CPU10の制御の下、表示
用バッファの内容が操作パネル13の表示器14に送ら
れて表示が行われる。
【0044】上記初期値としては、例えば表示用テーブ
ル(図4(A)参照)のNo.1のデータが用いられ
る。この場合、表示用テーブルのどのエントリが現在使
用されているかを記憶するためにポインタ(図示しな
い)が用いられる。このポインタには初期値として
「1」がセットされる。これにより初期状態においては
No.1のデータが取り出されるようになっている。
【0045】これにより、表示器14には、初期画面と
して、機能選択フィールド14aには「音色切換」が、
パラメータ設定フィールド14bには「1(ピアノ)」
が表示される。そして、カーソルフラグが「0」にセッ
トされる。更に、CPU10から所定のコマンドが表示
器14に送られることにより、カーソル14cは機能選
択フィールド14a側に表示される。
【0046】以上により、当該電子楽器は、初期音色と
してピアノの音色が選択されるとともに、機能選択が可
能な状態になる。なお、初期画面としては、上記音色切
換用の画面ではなく、その他の任意の画面を用いること
ができる。これは、表示用バッファに所望のデータをセ
ットすることにより実現される。
【0047】次いで、パネルイベントの有無が調べられ
る(ステップS12)。これは、次のようにして行われ
る。即ち、先ず、操作パネル13のスキャン回路で選択
スイッチ15及びダイヤル16をスキャンし、選択スイ
ッチ16のオン/オフを示すスイッチデータ及びダイヤ
ル16が出力するダイヤルデータをパネルデータとして
読み込む。
【0048】次いで、前回読み込んだパネルデータ(既
にRAM12に記憶されている)と、今回読み込んだパ
ネルデータとを比較し、相違するデータが存在するか否
かを調べる。そして、相違するデータが存在する場合に
パネルイベントがあった旨が判断されることになる。
【0049】上記ステップS12でパネルイベントがあ
ったことが判断されると、パネルイベント処理が行われ
る(ステップS13)。このパネルイベント処理の詳細
については後述する。
【0050】一方、上記ステップS12でパネルイベン
トがなかったことが判断されるとステップS14へ分岐
し、鍵盤イベントの有無が調べられる。これは、次のよ
うにして行われる。即ち、先ず、鍵盤装置17のキース
キャン回路でキースイッチをスキャンし、各キーの押下
状態を示すキーデータ(各キーに対応したビット列)を
読み込む。
【0051】次いで、前回読み込んだキーデータ(既に
RAM12に記憶されている)と、今回読み込んだキー
データとを比較し、相違するビットが存在するか否かを
調べる。そして、相違するデータが存在する場合に鍵盤
イベントがあった旨が判断されることになる。
【0052】即ち、ステップS14で鍵盤イベントがあ
ったことが判断されると、鍵盤イベント処理が行われる
(ステップS15)。鍵盤イベント処理では、イベント
のあったキーを示すキーナンバ、キーの押下の強さ(押
下の速度)を示すタッチデータ及び既に選択されている
音色の番号等でなる楽音データが音源18に送られる。
これにより、音源18において、上記楽音データに応じ
た楽音信号が生成され、これが増幅器19及びスピーカ
20に送られて発音又は消音が行われる。
【0053】この鍵盤イベント処理が終了し、又は上記
ステップS14で鍵盤イベントがなかったことが判断さ
れるとステップS11に戻り、以下同様の処理を繰り返
す。上記ステップS12〜S15の繰り返し実行の過程
で、パネル操作又は鍵盤操作に基づくイベントが発生す
ると、そのイベントに対応する処理を行うことにより電
子楽器としての各種機能が発揮される。
【0054】次ぎに、上述したパネルイベント処理の詳
細につき、図3に示したフローチャートを参照しながら
説明する。
【0055】パネルイベント処理では、先ず、イベント
のあったスイッチが選択スイッチ15であるか否かが調
べられる(ステップS20)。これは、前回読み込んだ
スイッチデータと今回読み込んだスイッチデータとが相
違するか否かを調べることにより行われる。
【0056】そして、選択スイッチ15であることが判
断されると、カーソル14cは機能選択フィールド14
a側にあるか否かが調べられる(ステップS21)。こ
れは、RAM12に設けられたカーソルフラグを調べる
ことにより行われる。
【0057】ここで、カーソル14cが機能選択フィー
ルド14a側にあることが判断されると、カーソル14
cはパラメータ設定フィールド14b側に移動される
(ステップS22)。これは、CPU10から表示器1
4に対して所定のコマンドを送ることにより実現され
る。この際、カーソルフラグは「1」に設定される。
【0058】一方、ステップS21でカーソル14cが
パラメータ設定フィールド14b側にあることが判断さ
れると、カーソル14cは機能選択フィールド14a側
に移動される(ステップS23)。これは、CPU10
から表示器14に対して所定のコマンドを送ることによ
り実現される。この際、カーソルフラグは「0」に設定
される。
【0059】以上の処理により、選択スイッチ15が押
下される度にカーソル14cが機能選択フィールド14
aとパラメータ設定フィールド14bとの間で交互に移
動するトグル機能が実現されている。以上のカーソル1
4c移動処理(ステップS22、S23)が終了する
と、このパネルイベント処理ルーチンからリターンす
る。
【0060】上記ステップS20で選択スイッチ15の
イベントがなかったことが判断されると、ダイヤル16
のイベントがあったか否かが調べられる(ステップS2
4)。これは前回読み込んだダイヤルデータと今回読み
込んだダイヤルデータとを比較することにより行われ
る。
【0061】ここで、ダイヤルイベントでないことが判
断されると、何等の処理をも行うことなくこのパネルイ
ベント処理ルーチンからリターンする。一方、ダイヤル
イベントであることが判断されると、ダイヤル16から
の入力値計算が行われる(ステップS25)。即ち、前
回読み込んだダイヤルデータと今回読み込んだダイヤル
データとの差からダイヤル回転方向と回転量が算出され
る。そして、右に回転された場合は正のデータとして、
左に回転された場合は負のデータとしてダイヤル値が得
られる。
【0062】次いで、現在のカーソル14cの位置は機
能選択フィールド14aであるか否かが調べられる(ス
テップS26)。これは、上述したように、RAM12
に設けられたカーソルフラグを調べることにより行われ
る。
【0063】そして、カーソル14cが機能選択フィー
ルド14a側にあることが判断されると、表示用テーブ
ル検索処理が行われる(ステップS27)。即ち、表示
用テーブルのポインタ(図示しない)に上記ステップS
25で算出されたダイヤル値が加算され、ポインタが更
新される。そして、更新されたポインタが示す表示用テ
ーブルのエントリから機能名称及びパラメータが取り出
され、表示用バッファにセットされる。
【0064】次いで、表示処理が行われる(ステップS
29)。即ち、表示用バッファの内容が表示器14に送
出されて表示が行われる。その後、このパネルイベント
処理ルーチンからリターンする。以上の処理により、操
作者の所望の機能が選択されるとともに、その旨の表示
が行われることになる。
【0065】この際、パラメータ設定フィールド14b
には表示用テーブルのパラメータ値がそのまま表示され
るので、必要があれば、選択スイッチ15を押してカー
ソル14aをパラメータ設定フィールド14bに移動さ
せ、その後ダイヤル16を操作して所望のパラメータ値
を設定する。
【0066】上記ステップS26で、カーソル14cが
機能選択フィールド14a側にないことが判断される
と、パラメータ変更処理が行われる(ステップS2
8)。即ち、表示用バッファの内容に上記ステップS2
5で算出されたダイヤル値が加算され、パラメータ値が
更新される。
【0067】そして、ステップS29へ分岐し、上述し
たと同様に表示用バッファの内容が表示器14に送出さ
れて表示が行われる。その後、このパネルイベント処理
ルーチンからリターンする。以上の処理により、操作者
の所望のパラメータが設定されたことになる。
【0068】以上のようにして選択された機能及びパラ
メータに基づき所定の処理、例えば音色選択処理、音量
変更処理、所定の効果を付与する処理等が行われること
になるが、各処理の具体的内容は本発明とは直接関係し
ないので説明は省略する。
【0069】以上のように、この第1の実施例によれ
ば、表示器14、選択スイッチ15及びダイヤル16と
いった少ない部品数で機能選択及びパラメータ設定を実
現できるので、操作パネル13ひいては電子楽器の小型
化に寄与できる。また、操作パネル13の操作方法も統
一され、操作性に優れたものになるという効果がある。
更に、操作子の数を減らすことができるので、低コスト
の電子楽器を提供できるという効果がある。
【0070】なお、上記第1の実施例では、1つの機能
選択フィールドに対し1つのパラメータを設定(入力)
するフィールドを有する場合について説明したが、複数
の機能選択フィールド又はパラメータを設定(入力)す
るフィールドを設けるようにしてもよい。かかる構成に
よれば、使用する部品数は同じであるにも拘わらず、更
に複雑な機能選択又はパラメータの設定が可能となる。
【0071】また、上記第1の実施例では、機能選択や
パラメータ変更を行うための手段としてダイヤル16を
設けた構成としたが、後述する第2の実施例に示すよう
な減少スイッチ及び増加スイッチ(詳細は後述する)を
用いてもよいし、また、テンキー、データスライダ等所
定の数値データを与えることのできる種々の装置を用い
ることができる。
【0072】(2)第2の実施例 この第2の実施例は、主として操作パネル13の構成及
び動作が、上述した第1の実施例と異なっている。従っ
て、以下では操作パネル13の構成及び動作を中心に説
明する。
【0073】この実施例における操作パネル13は、デ
ジタル表示器30、ドット表示器31、選択スイッチ
(F/P)32、減少スイッチ(−)33及び増加スイ
ッチ(+)34により構成される。
【0074】デジタル表示器30は、表示手段に対応す
るものであり、例えば7セグメントのデジタル表示器が
用いられる。このデジタル表示器30には、当該電子楽
器が有する機能を示す数字又は各機能に対して設定すべ
きパラメータ値の何ずれかが選択的に表示される。この
デジタル表示器30に表示される内容は、CPU10か
ら送られてくるデータに従う。
【0075】ドット表示器31は、例えばLEDで構成
されるものであり、上記デジタル表示器30が機能を示
す数字を表示しているのか、パラメータを表示している
のかを示すために使用される。このドット表示器31の
点灯/消灯は、CPU10から送られてくるデータに従
う。
【0076】ドット表示器31が点灯されているとき
は、デジタル表示器30には機能を示す数字が表示され
ていることを表す。この状態では、後述する減少スイッ
チ33又は増加スイッチ34の操作に応じて機能を示す
数字が順次増減される。機能を示す数字は、上述した第
1の実施例と同様に、例えば、「1」で音色切換、
「2」で音量変更、「3」でコーラス、「4」でトレモ
ロ等のように割り当てられる。
【0077】一方、ドット表示器31が消灯されている
ときは、デジタル表示器30にはパラメータ値が表示さ
れていることを表す。この状態では、減少スイッチ33
又は増加スイッチ34の操作に応じてパラメータ値が順
次増減される。パラメータは、上述した第1の実施例と
同様に、例えば機能として「1」(音色切換)が選択さ
れている場合は、1(ピアノ)、2(オルガン)、3
(ギター)、…等のように音色を示す数字である。
【0078】また、機能として「2」(音量変更)が選
択されている場合は、音量を「0」〜「9」の10段階
で指定する数字である。更に、機能として「3」(コー
ラス)や「4」(トレモロ)が指定されている場合は、
そのデプスを「0」〜「9」の10段階で指定する数字
である。
【0079】上記選択スイッチ32は、選択手段に対応
するものであり、ドット表示器31を点灯又は消灯させ
るために使用される。この選択スイッチ32は例えば押
釦スイッチで構成され、押下する度にドット表示器31
の表示が点灯と消灯を交互に繰り返すように制御され
る。
【0080】ドット表示器31が点灯しているか消灯し
ているか、即ち、機能選択状態にあるかパラメータ設定
状態にあるかは、RAM12に設けられたカーソルフラ
グにより管理される。即ち、カーソルフラグは、機能選
択状態にあるときは「0」、パラメータ設定状態にある
ときは「1」になるように更新される。
【0081】減少スイッチ33及び増加スイッチ34
は、変更手段に対応するものであり、機能選択状態にお
いてデジタル表示器30が表示する機能を示す数字を増
減させるため、又はパラメータ設定状態においてデジタ
ル表示器30が表示するパラメータ値を増減させるため
に使用される。
【0082】減少スイッチ33は、例えば押釦スイッチ
で構成されるものであり、押下の度にデジタル表示器3
0の内容が「1」ずつ減少するように制御される。増加
スイッチ34も、例えば押釦スイッチで構成されるもの
であり、押下の度にデジタル表示器30の内容が「1」
ずつ増加するように制御される。
【0083】この操作パネル13は、図示しないパネル
スキャン回路を介してCPU10に接続される。パネル
スキャン回路は、上記各スイッチ32〜34をスキャン
し、スイッチデータとしてCPU10に送出する。この
スイッチデータは、CPU10を介してRAM12に記
憶され、パネルイベントの有無の判断に使用される(詳
細は後述)。
【0084】次に、上記の構成において、本発明に係る
電子楽器のデータ入力装置の動作につき、図2及び図6
に示したフローチャートを参照しながら詳細に説明す
る。なお、この第2の実施例で用いるメインフローチャ
ートは、上記第1の実施例で用いたもの(図2参照)と
同様であるが、各ステップにおける処理内容が若干異な
る。
【0085】図2のメインフローチャートは電源投入に
より起動される。即ち、電源が投入されると、先ず初期
化処理が行われる(ステップS10)。この初期化処理
の内容は上記第1の実施例と同じであるので説明は省略
する。
【0086】次いで、初期表示処理が行われる(ステッ
プS11)。初期表示処理では、先ず、RAM12に設
けられた表示用バッファ(図4(B)参照)に、初期値
がセットされる。そして、CPU10の制御の下、表示
用バッファの上位側にある機能示す数字が操作パネル1
3のデジタル表示器30に送られ表示が行われる。
【0087】上記表示用バッファにセットされる初期値
としては、例えば表示用テーブル(図4(A)のNo.
1のデータが用いられる。なお、表示用テーブルの上位
側には機能を示す数字が格納されているものとする。表
示用テーブルの現在位置は、第1の実施例同様に、ポイ
ンタにより管理される。
【0088】これにより、デジタル表示器30には、初
期値として音色切換機能を示す数字「1」が表示され
る。そして、カーソルフラグが「0」にセットされる。
更に、CPUから所定のデータが送られることにより、
ドット表示器31が点灯される。以上により、当該電子
楽器は、初期音色としてピアノの音色が選択されるとと
もに、機能選択が可能な状態になる。
【0089】なお、デジタル表示器30に表示される初
期値は、音色切換機能を表す数字でなくその他の任意の
機能を示す数字を表示させるようにすることもできる。
これは、表示用バッファに所望のデータをセットするこ
とにより実現される。
【0090】次いで、パネルイベントの有無が調べられ
る(ステップS12)。これは、次のようにして行われ
る。即ち、先ず、操作パネル13のスキャン回路で各ス
イッチ32〜34をスキャンすることにより、各スイッ
チのオン/オフを示すスイッチデータを読み込む。
【0091】次いで、前回読み込んだスイッチデータ
(既にRAM12に記憶されている)と、今回読み込ん
だスイッチデータとを比較し、相違するデータが存在す
るか否かを調べる。そして、相違するデータが存在する
場合にパネルイベントがあった旨が判断されることにな
る。
【0092】上記ステップS12でパネルイベントがあ
ったことが判断されると、パネルイベント処理が行われ
る(ステップS13)。このパネルイベント処理の詳細
については後述する。
【0093】一方、上記ステップS12でパネルイベン
トがなかったことが判断されるとステップS14へ分岐
し、鍵盤イベントの有無が調べられる。これは、上述し
た第1の実施例と同様の方法で行われる。そして、鍵盤
イベントがあったことが判断されると、鍵盤イベント処
理が行われる(ステップS15)。これも上述した第1
の実施例と同様であるので説明は省略する。
【0094】この鍵盤イベント処理が終了し、又は上記
ステップS14で鍵盤イベントがなかったことが判断さ
れるとステップS11に戻り、以下同様の処理を繰り返
す。上記ステップS11〜S13の繰り返し実行の過程
で、パネル操作又は鍵盤操作に基づくイベントが発生す
ると、そのイベントに対応する処理を行うことにより電
子楽器の各種機能が発揮される。
【0095】次ぎに上述したパネルイベント処理の詳細
につき、図6に示したフローチャートを参照しながら説
明する。
【0096】パネルイベント処理では、先ず、イベント
のあったスイッチが選択スイッチ32であるか否かが調
べられる(ステップS30)。これは、前回読み込んだ
スイッチデータ中の選択スイッチ32に対応するビット
と今回読み込んだスイッチデータ中の選択スイッチ32
に対応するビットとが相違するか否かを調べることによ
り行われる。
【0097】そして、選択スイッチ32であることが判
断されると、ドット表示器31が点灯中であるか否かが
調べられる(ステップS31)。これは、RAM12に
設けられたカーソルフラグを調べることにより行われ
る。
【0098】ここで、ドット表示器31が点灯中である
ことが判断されると、ドット表示器31を消灯する(ス
テップS32)。これは、CPU10から所定のデータ
を送ることにより実現される。この際、カーソルフラグ
は「1」に設定される。
【0099】一方、ステップS31でドット表示器31
が消灯中であることが判断されると、ドット表示器を点
灯する(ステップS33)。これは、CPU10から所
定のデータを送ることにより実現される。この際、カー
ソルフラグは「0」に設定される。
【0100】以上の処理により、選択スイッチ32が押
下される度にドット表示器31が点灯と消灯とを交互に
繰り返すトグル機能が実現されている。以上のドット表
示器の点灯又は消灯処理(ステップS32、S33)が
完了すると、このパネルイベント処理ルーチンからリタ
ーンする。
【0101】上記ステップS30で選択スイッチ32の
イベントがなかったことが判断されると、増加スイッチ
34のイベントがあったか否かが調べられる(ステップ
S44)。これは前回読み込んだスイッチデータ中の増
加スイッチ34に対応するビットと今回読み込んだスイ
ッチデータ中の増加スイッチ34に対応するビットとが
相違するか否かを調べることにより行われる。
【0102】ここで、増加スイッチ34のイベントでな
いことが判断されると、次いで減少スイッチ33のイベ
ントであるか否かが調べられる(ステップS35)。こ
れは前回読み込んだスイッチデータ中の減少スイッチ3
3に対応するビットと今回読み込んだスイッチデータ中
の減少スイッチ33に対応するビットとが相違するか否
かを調べることにより行われる。
【0103】そして、減少スイッチ33でもないことが
判断されると、何等の処理をも行うことなくこのパネル
イベント処理ルーチンからリターンする。一方、減少ス
イッチ33のイベントであることが判断されると、テン
ポラリレジスタ(TMP)に「−1」を格納し(ステッ
プS36)、その後ステップS38へ進む。ここで、テ
ンポラリレジスタはRAM12に設けられるレジスタで
ある。
【0104】上記ステップS34で、増加スイッチ34
のイベントであることが判断された場合は、テンポラリ
レジスタに「+1」を格納し(ステップS37)、その
後ステップS38へ分岐する。
【0105】ステップS38では、ドット表示器31が
点灯中であるか否かが調べられる。これは、上述したよ
うに、RAM12に設けられたカーソルフラグを調べる
ことにより行われる。そして点灯中であることが判断さ
れると、機能を示す数字の変更であることを認識し、表
示用テーブル検索処理が行われる(ステップS39)。
即ち、表示用テーブルのポインタに上記テンポラリレジ
スタの内容を加算して新しいポインタ値を更新し、更新
されたポインタが示すエントリから機能を示す数字及び
パラメータ値が取り出され、表示用バッファにセットさ
れる。
【0106】次いで、表示処理が行われる(ステップS
41)。即ち、表示バッファの上位側のデータがデジタ
ル表示器30に送出されて表示が行われる。その後、こ
のパネルイベント処理ルーチンからリターンする。以上
の処理により、操作者の所望の機能が選択されるととも
に、その旨の表示が行われることになる。この際、パラ
メータとしては、表示用テーブルのパラメータ値がその
まま用いられるので、必要があれば、選択スイッチ32
を押してパラメータ設定状態にし、その後減少スイッチ
33又は増加スイッチ34を操作してパラメータを変更
する。
【0107】上記ステップS38で、ドット表示器31
が消灯中であることが判断されると、パラメータ変更処
理が行われる(ステップS40)。即ち、表示用バッフ
ァの下位側の内容に上記テンポラリレジスタの内容が加
算され、パラメータ値が更新される。次いで、ステップ
S41へ分岐し、上述したと同様に表示用バッファの下
位側の内容がデジタル表示器30に送出されて表示が行
われる。その後、このパネルイベント処理ルーチンから
リターンする。以上の処理により、操作者の所望のパラ
メータ設定されたことになる。
【0108】以上のようにして選択された機能及びパラ
メータに基づき所定の処理、例えば音色選択処理、音量
変更処理、所定の効果を付与する処理等が行われること
になるが、各処理の具体的内容は本発明とは直接関係し
ないので説明は省略する。
【0109】以上のように、この第2の実施例によれ
ば、デジタル表示器30、ドット表示器31、選択スイ
ッチ32、減少スイッチ33及び増加スイッチ34とい
った少ない部品数で機能選択及びパラメータの付与とい
う機能を実現できるので、操作パネル13ひいては電子
楽器の小型化に寄与できる。また、操作パネル13の操
作方法も統一され、操作性に優れたものになるという効
果がある。更に、操作子の数を減らすことができるの
で、低コストの電子楽器を提供できる。
【0110】なお、上記第2の実施例では、1つの機能
選択状態と1つのパラメータ設定(入力)状態とを設
け、これらを二者択一で選択してデータ入力を行うよう
に構成したが、複数の機能選択状態又はパラメータ設定
(入力)状態を設け、複数の状態から1つを選択してデ
ータ入力を行うように構成してもよい。かかる構成によ
り、更に複雑な機能選択又はパラメータの設定が可能と
なる。
【0111】また、上記第2の実施例では、機能選択や
パラメータ設定を行うために減少スイッチ33及び増加
スイッチ34を設けた構成としたが、上述した第1の実
施例に示したようなダイヤルを用いてもよいし、また、
テンキー、データスライダ等所定の数値データを与える
ことのできる種々の装置を用いることができる。
【0112】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれば
操作子や表示器の数を極力減らして電子楽器の小型化を
実現できるとともに、操作方法を統一して操作性を向上
せしめた安価な電子楽器のデータ入力装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ入力装置の第1の実施例を
電子楽器に適用した概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1、第2の実施例の動作を示すフロ
ーチャート(メインフローチャート)である。
【図3】本発明の第1の実施例の動作を示すフローチャ
ート(パネルイベント処理)である。
【図4】本発明の第1、第2の実施例に用いる表示用テ
ーブル、表示用バッファの一例を示す図である。
【図5】本発明に係るデータ入力装置の第2の実施例の
概略構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施例の動作を示すフローチャ
ート(パネルイベント処理)である。
【符号の説明】
10 CPU 11 ROM 12 RAM 13 操作パネル 13a カーソル 13b 機能選択フィールド 13c パラメータ設定フィールド 14 表示器 15 選択スイッチ 16 ダイヤル 17 鍵盤装置 18 音源 19 増幅器 20 スピ−カ 25 システムバス 30 デジタル表示器 31 ドット表示器 32 選択スイッチ 33 減少スイッチ 34 増加スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G10H 1/043 Z 8622−5H 1/10 A 8622−5H

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の機能の中から1つの機能を選択し
    て所定のパラメータを与えることにより当該機能が発揮
    される電子楽器において、 少なくとも機能の名称を表示する第1のフィールドと各
    機能に対して設定すべきパラメータを表示する第2のフ
    ィールドとを有する表示手段と、 該表示手段の前記第1又は第2の何れかのフィールドを
    選択する選択手段と、 該選択手段で選択された前記第1又は第2の何れかのフ
    ィールドの表示内容を変更する変更手段と、 該変更手段で変更された前記第1及び第2のフィールド
    の表示内容を取り込む制御手段、 とを具備したことを特徴とする電子楽器のデータ入力装
    置。
  2. 【請求項2】 複数の機能の中から1つの機能を選択し
    て所定のパラメータを与えることにより当該機能が発揮
    される電子楽器において、 少なくとも機能の名称と各機能に対して設定すべきパラ
    メータとを選択的に表示する表示手段と、 該表示手段に前記機能の名称を表示させるか又はパラメ
    −タを表示させるかを選択する選択手段と、 該選択手段により選択されて前記表示手段に表示された
    機能の名称又はパラメータを変更する変更手段と、 該変更手段で変更された機能の名称又はパラメータを取
    り込む制御手段、 とを具備したことを特徴とする電子楽器のデータ入力装
    置。
JP4337861A 1992-11-26 1992-11-26 電子楽器のデータ入力装置 Pending JPH06161438A (ja)

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JP (1) JPH06161438A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009169115A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Roland Corp 効果装置
JP2011224661A (ja) * 1998-01-13 2011-11-10 Fronius Internatl Gmbh 溶接機用制御装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011224661A (ja) * 1998-01-13 2011-11-10 Fronius Internatl Gmbh 溶接機用制御装置
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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990621