JPH11109970A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH11109970A
JPH11109970A JP9282630A JP28263097A JPH11109970A JP H11109970 A JPH11109970 A JP H11109970A JP 9282630 A JP9282630 A JP 9282630A JP 28263097 A JP28263097 A JP 28263097A JP H11109970 A JPH11109970 A JP H11109970A
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JP
Japan
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timbre
search
tone
parameter
list
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JP9282630A
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English (en)
Inventor
Fumiaki Ota
文章 太田
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の音色の中から好みの音色を新則に選択
する。 【解決手段】 ディスプレイ6に音色名を代表する検索
用パラメータが表示される。検索用音色リスト20また
は音色パラメータのリストには音色名と検索用パラメー
タつまり音色パラメータが組になって記憶されている。
表示に従って検索用パラメータが選択されると、該検索
用パラメータをキーとして検索用音色リスト20が走査
され、該当する音色名が表示される。複数の音色名が表
示された場合は、さらにユーザが一つに絞り込んで音色
名を決定する。この音色名に対応する波形データが波形
メモリ25から楽音発生回路に読み出され、音色パラメ
ータに従って楽音信号が生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子楽器に関し、
特に、録音された複数種類の自然楽器の音色からユーザ
が自己の好みに応じた系列の音色を選択して演奏に使用
することができる電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電子ピアノ、電子オルガン、シ
ンセサイザ等の電子楽器では、PCMサンプリング方式
で録音された楽器の波形データを音源波形として記憶
し、かつそれを読み出して演奏に使用することができる
PCM音源を有している。前記波形データを制御する音
色パラメータは音色に対応した番号つまりプログラムナ
ンバと音色名とで管理されているのが一般的である。音
色名は一例として16文字で表される。
【0003】前記プログラムナンバを入力できる操作手
段と、該操作手段によって入力されたプログラムナンバ
に対応する音色名を表示することができるディスプレイ
と、表示された音色名の楽音を発生する手段とを有する
電子楽器では、ユーザは、前記プログラムナンバを指示
することによって前記PCM音源から所望の音色を選択
することができる。例えばベース(bass)系の音色を選択
する際、ユーザはプログラムナンバを入力し、該プログ
ラムナンバに対応した音色名を順番に表示させる。そし
て、ベース系の音色名が表示されるまでプログラムナン
バの入力操作を続けることによって所望の音色を得る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の音色選択手
段を有する電子楽器では次のような問題点があった。P
CM音源を有する電子楽器では、録音したときの楽器の
キャラクタつまり特徴がそのまま再生される。したがっ
て、同種類の楽器でも互いに異なるキャラクタを有する
複数の音を再生しようとする場合には、それぞれのキャ
ラクタ毎の波形データを録音しておかなければならな
い。多くのユーザがそれぞれ自分の表現したい音楽に適
合した音色を入手できるようにするため、現在では数百
にも及ぶ音色の波形データを有する電子楽器がある。
【0005】その結果、ユーザは、所望の音色を得るた
め、プログラムナンバの入力操作と表示画面を確認し、
実際に音を聴いてその音色を確認する作業を何十回とな
く繰り返さなければならないという煩雑さがあった。ま
た、電子楽器の解説書から音色名を探し、該音色名に対
応するプログラムナンバを得ることができるので、こう
して得たプログラムナンバを入力すれば少ない入力操作
により所望の音色を選択する方法もある。しかし、この
場合には、入力操作が、解説書を参照して音色を選択す
るという操作に替わっただけであり、依然として煩雑さ
は解消されていない。また、解説書から音色名を探す方
法では、実際に選択された音色がどのような音であるか
がわからないという問題点もある。
【0006】本発明は、上記問題点を解消し、多くの音
色の中からユーザが欲する音色を容易に選択することが
できる電子楽器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、目
的を達成するための本発明は、複数の音色に対応した波
形データを記憶した波形メモリと、複数の音色名および
それぞれの音色の特徴を代表する少なくとも一つの検索
用パラメータを対応付けて記憶した検索用音色リスト
と、前記検索用音色リストから所望の音色を選択するた
め、少なくとも一つの検索用パラメータの入力が可能な
入力手段と、前記入力手段により入力された検索用パラ
メータをキーとして前記検索用音色リストを検索し、入
力された検索用パラメータのすべてに該当する音色名を
抽出する検索手段と、前記検索手段により抽出された音
色名を表示する表示手段と、前記表示手段に表示された
音色名の一つを選択する選択手段と、選択された音色名
に対応する波形データおよび該波形データを制御する音
色パラメータに基づいて楽音信号発生する楽音発生手段
とを具備した点に特徴がある。
【0008】上記特徴によれば、多数の音色名からユー
ザが入力する検索用パラメータ、例えば、楽器名や音楽
ジャンル等をキーとする音色名が選択されて表示され
る。複数の音色名が抽出された場合は、さらに選択手段
によってユーザが特定の音色名を選択する。最終的に選
択された音色名に対応する音色の波形データは楽音発生
手段に読み出され、音色パラメータに従って制御され、
発音される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。図2は、本発明の一実施形態
に係る電子ピアノの構成を示すブロック図である。同図
において、CPU1は、ROM2に格納されている制御
プログラムに従って当該電子ピアノの各部を制御する。
ROM2には、前記制御プログラムのほか、複数の音色
に対応した波形データおよび該波形データを制御して楽
音を生成するための音色パラメータ、ならびに演奏情報
等が記憶されている。波形データは音域毎に設けられて
いるのが好ましい。音色パラメータには前記波形データ
のアドレス情報やエンベロープ制御情報等が含まれてい
る。RAM3はCPU1のワークエリアおよびバッファ
として使用され、例えばバッテリによってバックアップ
されていてもよい。前記音色パラメータも、書換可能な
ようにRAM3に格納しておくのがよい。
【0010】鍵盤4は複数のキーを有し、それぞれのキ
ーのキーオン・キーオフを示すキーイベント情報や押鍵
強さつまりベロシティを示すタッチ情報を検知するため
の、例えば二つのスイッチからなる検知手段を有してい
る。鍵盤スキャン回路5は、前記検知手段の状態に基づ
いてキーイベント情報やタッチ情報を生成し、これらの
情報はキーナンバに対応付けられてRAM3に記憶され
る。
【0011】ディスプレイ6は、例えば液晶画面および
インタフェース回路を有していて、CPU1での制御結
果を該液晶画面に表示する。操作子7は電源スイッチ、
ならびに音色パラメータの設定モード(エディットモー
ド)や音色選択モード等のモード切換えに使用される複
数の操作スイッチであり、前記液晶画面の表示内容を予
定の順序で切り替えるためのダイヤルを設けることもで
きる。このダイヤルはその回転量に基づいて表示画面を
変更するものであり、例えば特開平6−161433号
公報に開示されたものが知られている。操作子スキャン
回路8は操作子7の状態を検出してその検出結果をCP
U1に送出する。
【0012】楽音発生回路9は、デジタルコントロール
・オシレータ(DCO)9a、デジタルコントロール・
フィルタ(DCF)9b、デジタルコントロール・アン
プ(DCA)9c、およびエフェクタ9dを有し、前記
ROM2から読み出された波形データに基づいて楽音信
号を出力する。すなわち、発音すべき音高に比例したア
ドレス間隔で波形データを順次読み出し、補間演算を行
って楽音波形信号を発生させる。楽音発生回路9は図示
しないエンベロープ・ジェネレータ(EG)を含み、前
記楽音波形信号にエンベロープを付与して楽音信号を出
力する。楽音発生回路9から出力される楽音信号はD/
A変換器10でアナログ信号に変換され、増幅回路11
で増幅された後、スピーカ12を通じて発音される。前
記各部はデータバス13を通じて接続されている。演奏
情報を得るために、必要に応じてMIDIインタフェー
ス、メモリカードインタフェース回路、フロッピディス
ク装置等を備えることができる。
【0013】次に、予めエディットモードで設定された
音色パラメータを有する音色から希望のものを選択する
ために使用される検索用音色リストについて説明する。
図3は検索用音色リストの一例を示す図である。同図に
おいて、各プログラムナンバ(No.)には、音色名お
よび検索用パラメータつまり音色の特徴を表す情報が対
応している。検索用パラメータは図示のように複数でも
よいが単数であってもよい。
【0014】検索用パラメータは、例えばピアノ、ギタ
ー、バイオリン等の楽器や、ベース、リード、パッド等
の楽器ジャンル、あるいはジャズ、クラシック、ロック
等の音楽ジャンル等である。もちろん検索用パラメータ
はこれらに限らず音色を特徴付けるものであればどのよ
うなカテゴリーであってもよい。例えば「減衰音色」
等、DCAの制御パラメータであってもよい。また、音
色名の頭文字を検索用パラメータとしてもよい。
【0015】これらの検索用パラメータはROM2に格
納された固定的なものであってもよいし、RAM3に設
定したもので、ユーザが設定を変更できるものであって
もよい。例えば、ユーザの好みの程度つまり優先順位を
検索用パラメータとして設定することによって、当該ユ
ーザは自己の好みに合った音色を優先的に選択すること
ができる。
【0016】なお、前記検索用音色リストのフォーマッ
トは例示したものに限らず、例えば、エディットモード
で設定した音色パラメータを格納した音色リストをその
まま検索用音色リストとして使用しても良い。すなわ
ち、音色パラメータのすべては音色を選択するための検
索用パラメータとして利用できる。
【0017】続いて、音色選択動作をフローチャートを
参照して説明する。図4において、ステップS1では音
色選択モードが選択されたか否かを判断する。これは、
操作子7として設けられる音色選択モードスイッチがオ
ンか否かによって判断できる。ステップS1が肯定なら
ば、ステップS2において条件設定画面表示指示をす
る。これによって前記ディスプレイ6に後述の条件設定
画面が表示される。ステップS3では音色選択条件つま
り検索用パラメータの入力を要求する。この要求は前記
条件設定画面上に表示できる。ステップS4では、検索
用パラメータの入力が終了したか否かを判断する。
【0018】検索用パラメータの入力は次の手順で行わ
れる。条件設定画面の表示例を図5に示す。該画面に
は、楽器、楽器ジャンル、音楽ジャンル、優先順位等の
検索用パラメータがそれぞれにグループ分けされて表示
されている。現在選択されている検索用パラメータは、
例えばその文字が白黒反転表示されているとか、カーソ
ルマークが付されているとかによって表示(以下、「点
灯」という)されている。表示方法はこれらに限らず、
選択された検索用パラメータが明示される方法であれば
他の方法であってもよい。また、表示は日本語表示に限
らず、英文字または記号表示にしてディスプレイ6の機
能を簡単にすることもできる。選択されていない検索用
パラメータでは「Ignore」が点灯されている。なお、現
在操作可能なデータを示すカーソルを点滅表示等させる
のはもちろんである。
【0019】初期画面ではグループ1の先頭の検索用パ
ラメータ(Piano)を示す文字が点灯している。そこで、
ダイヤルDを例えば時計回りに回すことによって、他の
検索用パラメータを順番に点灯していく。こうして、所
望の検索用パラメータをすべて入力し終えたところで入
力終了キーAを押す。この操作によって、入力された検
索用パラメータ(P1,P2,…)はRAM3に設けら
れるバッファに格納される。エンターキーAのオン操作
に応答して前記ステップS4は肯定となる。
【0020】再び図4に戻る。ステップS5では、入力
された検索用パラメータを表す変数nを「0」にセット
する。ステップS6では変数nをインクリメントする。
ステップS7では、検索用パラメータPnをキーとして
前記検索用音色リストをサーチし、該検索用パラメータ
Pnと同一の検索用パラメータを有するプログラムナン
バを抽出する。抽出されたプログラムナンバを残して他
のプログラムナンバはワークエリアから消去される。ス
テップS8では、すべての検索用パラメータによるサー
チを完了したか否かを判断する。まだ、検索パラメータ
がある場合はステップS8は否定となり、ステップS6
に戻り、変数nをインクリメントし、該変数に対応する
検索用パラメータPnをキーとして検索用音色リストを
サーチする。
【0021】入力されたすべての検索用パラメータによ
るサーチが完了したならばステップS8が肯定となり、
ステップS9では、検索用パラメータによって絞り込ま
れて最終的に残ったプログラムナンバと該プログラムナ
ンバに対応する音色名とをディスプレイ6に表示する。
ステップS10では、特定の音色名が選択されたか否か
が判断される。
【0022】図6は最終的に残ったプログラムナンバと
音色名との表示例である。この例では、プログラムナン
バ「1」、「100」、「125」の音色名が最終的に
残っている。ユーザはこの中から特定の音色名を選択す
る。選択は、音色名を示す文字を反転等つまり点灯させ
ることによって行う。初期表示画面では先頭の音色名が
点灯しているので、それ以外の音色名を選択する場合に
はダイヤルDを回して該当する音色名を点灯させる。所
望の音色名が点灯されたならば、エンターキーAを押し
て音色名を確定する。
【0023】なお、図6の表示内容を記憶しておき、次
回の演奏時はこの画面を表示して選択をするようにすれ
ば、音色選択の操作を簡略化できる。入力終了キーAの
オン操作によって前記ステップS10は肯定となる。
【0024】再び図4に戻り、ステップS11では、選
択された音色名に対応する発音ができる状態にする。す
なわち、音色名に対応する波形データを格納した波形メ
モリのアドレス(一般には波形データは音域毎に設定さ
れているので、複数のアドレスのセットになる)ならび
に音色パラメータを楽音発生回路9に設定する。楽音発
生回路9は、鍵盤4のいずれかのキーが押されれば、押
鍵に対応したアドレスを出力して波形データを読み出
し、発音処理を行う。その後の発音動作は上述のとおり
である。ステップS12では、音色選択モードを終了す
るか否かを判断する。これは、操作子7として設けられ
る音色選択モードスイッチがオフになったか否かで判断
できる。この判断が肯定ならばこのフローチャートの処
理を終了して通常の演奏モードに戻る。
【0025】なお、音色選択モードスイッチがオフにな
るまではステップS9の表示画面はそのままの状態で残
るようにして、該表示画面に表示された音色名のうち別
の音色名を選択できるようにしてもよい。また、前記ス
テップS10の判断が肯定になった後、予定時間が経過
するまでモード選択スイッチがオフにならない場合にス
テップS2に戻って最初から選択をやり直すことができ
るようにしてもよい。
【0026】次に、音色についてのユーザの好みの程度
つまり前記優先順位を検索用パラメータとして追加する
ための処理、つまり検索用音色リスト書替え手段の処理
をフローチャートを参照して説明する。図7において、
ステップS100では、優先順位を示すパラメータPを
「1」に設定する。ステップS110では当該電子ピア
ノが有している音色名をすべて表示する。音色名は、前
記ディスプレイ6に表示されるので、一画面に表示でき
ない場合は、複数画面に表示する。表示画面は前記ダイ
ヤルDを操作することによってスクロールできるように
する。
【0027】ステップS120では、優先させる音色名
の入力が終了したか否かが判断される。優先させる音色
名の入力は、図5の表示画面から検索用パラメータを入
力するのと同様の手順操作で行うことができる。ステッ
プS120が肯定ならばステップS130に進み、選択
された音色名の検索用パラメータの一つとして「優先順
位1」を示すデータを付加して検索用音色リストの内容
を書き替える。
【0028】ステップS140では、優先させる音色名
をさらに選択するための設定操作を継続するか否かを判
断する。これは、例えば操作継続のための操作キーを設
け、この操作キーがオン操作されたか否かで判断でき
る。ステップS140が肯定ならば、ステップS150
に進み、優先させる音色名を選択するための表示画面か
ら、先に選択された優先の音色名を除く。すなわち、画
面が変更される。ステップS160では優先順位を示す
パラメータPをインクリメントする。こうして、操作が
継続される限り、優先させる音色名の選択と検索用音色
リストへの登録が行われる。ステップS140の判断が
否定ならばステップS170に進み、パラメータPをク
リアにしてこのフローチャートの処理を終了する。
【0029】なお、各音色の優先順位を決定する場合、
すべての音色名を表示させてその中から選択するのでは
なく、例えば、ディスプレイ6に「優先順位1,2,
3,…は何?」という問い掛けの表示させ、オペレータ
がこの表示に応答して直接音色名を入力することによっ
て各音色に優先順位が付与される。各優先順位に属する
音色名は一つに限らない。
【0030】また、検索用音色リストとして音色パラメ
ータを記述した音色リストを使用する場合は、前記優先
順位は上記音色選択モードではなく、エディットモード
において予め音色パラメータに記述しておくのがよい。
例えば、エディットモードを選択して、音色パラメータ
エディット(音色パラメータ設定)用の画面を表示させ
るようにする。エディット画面の内容はエディットされ
るパラメータによって任意でよいが、対象となるパラメ
ータが多い場合は、階層構造やページを使用してすべて
のパラメータを表示する。例えば、優先順位を変更する
ためのエディットでは画面上に現在設定されている優先
順位(1,2,3,…)を表示する。この優先順位を変
更する場合はダイヤルD等を使用して値の変更を行い、
書き込みを指示するキー(例えば、操作子7のうちの一
つとして設けておく)を操作してRAM3の音色リスト
に書き込む。
【0031】検索用パラメータは楽器、楽器ジャンル等
に限らず、上述のように、前記デジタルコントロール・
アンプ(DCA)9cの制御パラメータ等に基づいて音
色名を特徴付けてもよい。例えば、RAM3内の音色パ
ラメータ記憶領域をサーチしてDCA9cの制御パラメ
ータに「減衰音色」が含まれている音色名を抽出し、該
音色名に対応する検索用音色リストの検索用パラメータ
に「減衰音色」を付加する。具体的には、サスティンレ
ベル(持続レベル)が「0」に設定されている音色パラ
メータが含まれている音色をサーチする。そして、検索
用パラメータ入力画面(図5)において「減衰音色」を
選択できるようにしておき、この「減衰音色」が選択さ
れたならば、この「減衰音色」をキーとして検索用音色
リストをサーチし、抽出された音色名を表示させる。
【0032】同様に、DCA9cの他の制御パラメータ
や、DCO9a、DCF9b、音色名等の音色パラメー
タを検索用パラメータとして使用することができる。具
体的にはDCO9aのコース(Coars) やピッチエンベロ
ープ(Pitch Envelope)等が検索用パラメータとなり得
る。
【0033】また、検索用パラメータとして音色名の頭
文字を使用することもできる。例えば音色名の先頭2文
字のアルファベットを検索用パラメータとして入力画面
(図5)で入力する。この音色名の先頭2文字をもとに
前記検索用音色リストの音色名の先頭2文字をサーチし
て所望の音色名を選択する。この音色名の頭文字からな
る検索用パラメータは単独でも使用できるが、他の検索
用パラメータと合わせて使用すればさらにユーザが望む
系列の音色を検索する精度が向上する。
【0034】上述の処理を実行するための電子楽器の要
部機能を説明する。図1のブロック図において、検索用
パラメータメモリ14には予め音色パラメータ等から選
択された検索用パラメータが記憶されている。表示用ス
イッチ15がオン操作されると、検索用パラメータメモ
リ14から検索用パラメータがディスプレイ6に出力さ
れて表示される。検索用パラメータメモリ14を操作し
てディスプレイ6の表示内容を変更する手段として、画
面をスクロールするためのスイッチ16および検索用パ
ラメータを順次点灯させるためのダイヤル17が設けら
れる。また、ディスプレイ6の表示内容からユーザが検
索用パラメータを決定するための選択スイッチ18が設
けられている。該選択スイッチ18が操作されると、そ
のときの表示内容に基づいて、ユーザが選択した検索用
パラメータが検索用パラメータメモリ14から検索部1
9に出力される。
【0035】検索部19は、入力された検索用パラメー
タに基づいて検索用音色リスト20(図3参照)からプ
ログラムナンバと音色名を読み出してバッファ21に格
納する。バッファ21に格納されたプログラムナンバと
音色名はディスプレイ6に表示される。この表示に基づ
いてユーザが選択スイッチ22を操作すると、ディスプ
レイ6に表示されているプログラムナンバのうちの一つ
が選択され、該プログラムナンバはアドレス変換部23
に入力される。アドレス変換部23はプログラムナンバ
と波形メモリのアドレスとの対応テーブルであり、該ア
ドレス変換部23から出力されたアドレス情報はアドレ
ス記憶部24に記憶される。
【0036】前記鍵盤4が押されると前記楽音発生回路
9は前記アドレス記憶部24に格納されたアドレス情報
に従って波形メモリ25から波形データを取り込み、音
色パラメータに従って押鍵信号に応じた楽音が発生され
る。なお、押鍵信号は実際に鍵盤4を操作した結果得ら
れるものであってもよいし、MIDI情報から得られる
演奏情報であってもよい。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
では、ユーザは自分が欲しいと思う系列の音色を、検索
用パラメータの入力操作によって選択することができ
る。したがって、多数の音色の中から要求に合った音色
を短時間で容易に探し出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る電子楽器の要部機
能を示すブロック図である。
【図2】 電子楽器のハード構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 検索用音色リストの一例を示す図である。
【図4】 音色選択モードの処理を示すフローチャート
である。
【図5】 検索用パラメータ入力画面の一例を示す図で
ある。
【図6】 抽出された音色名の表示例を示す図である。
【図7】 検索用パラメータ設定のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
6…ディスプレイ、 9…楽音発生回路、 15…表示
用スイッチ、 18…選択スイッチ、 19…検索部、
20…検索用音色リスト、 25…波形メモリ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の音色に対応した波形データを記憶
    した波形メモリと、 複数の音色名のそれぞれに該音色の特徴を代表する少な
    くとも一つの検索用パラメータを対応付けて記憶した検
    索用音色リストと、 前記検索用音色リストから所望の音色を選択するため、
    少なくとも一つの検索用パラメータの指示が可能な入力
    手段と、 前記入力手段から入力された検索用パラメータをキーと
    して前記検索用音色リストを検索し、入力された検索用
    パラメータのすべてに該当する音色名を抽出する検索手
    段と、 前記検索手段により抽出された音色名を表示する表示手
    段と、 前記表示手段に表示された音色名の一つを選択する選択
    手段と、 選択された音色名に対応する波形データおよび該波形デ
    ータを制御する音色パラメータに基づいて楽音信号を発
    生する楽音発生手段とを具備したことを特徴とする電子
    楽器。
  2. 【請求項2】 前記検索用音色リストが、楽音生成のた
    めの音色パラメータを記述した音色リストであることを
    特徴とする請求項2記載の電子楽器。
  3. 【請求項3】 前記検索用パラメータが、前記音色パラ
    メータに含まれている楽器、楽器ジャンル、および音楽
    ジャンルの少なくとも一つであることを特徴とする請求
    項1または2記載の電子楽器。
  4. 【請求項4】 前記検索用パラメータの一つとして、音
    色パラメータに含まれているデジタルコントロール・ア
    ンプの制御パラメータを設定したことを特徴とする請求
    項1または2記載の電子楽器。
  5. 【請求項5】 ユーザによる音色指定手段と、 前記音色指定手段より入力された音色を他の音色に優先
    させる優先情報を前記検索用音色リストの検索用パラメ
    ータとして書き込む検索用音色リスト書き替え手段とを
    具備したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
    載の電子楽器。
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JP2006221192A (ja) * 2006-05-01 2006-08-24 Yamaha Corp 演奏情報検索装置
JP2007121935A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Yamaha Corp 音楽素材編集方法及び音楽素材編集システム
JP2009139715A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Yamaha Corp 電子音楽システムおよび該電子音楽システムに含まれる電子音楽装置を制御する制御方法を実現するためのプログラム

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