JP2661487B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP2661487B2
JP2661487B2 JP4302468A JP30246892A JP2661487B2 JP 2661487 B2 JP2661487 B2 JP 2661487B2 JP 4302468 A JP4302468 A JP 4302468A JP 30246892 A JP30246892 A JP 30246892A JP 2661487 B2 JP2661487 B2 JP 2661487B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、楽器の種類や音の感じ
など音色の属性を表すキーワードを選択指定することに
よりこのキーワードに対応する音色名を表示させ、この
音色名から音色を選択できるようにした電子楽器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電子楽器において複数のプリセッ
ト音色の中から任意の音色を選択できるものが普及して
いるが、近年、メモリの低価格化に伴って非常に多くの
バリエーションのプリセット音色が電子楽器に搭載でき
るようになった。これにより、例えば一台で各種ジャン
ルの演奏を行ったり各種パートの演奏を行なえるなど幅
広い演奏に対応することができようになった。
【0003】このようなプリセット音色の数はメモリの
許す限り増やすことができるが、音色数を多くした場
合、従来の電子楽器のようにプリセット音色の数だけ操
作パネル上にスイッチを設けると大掛かりになるので、
表示パネル等に音色名を表示して選択できるようにして
いる。
【0004】しかし、音色名から実際の音色を把握する
のは困難であるので、これらの音色名に基づいて多種類
の音色の中から演奏状況に適した音色など所望の音色を
選び出すのに手間がかかるという問題がある。また、表
示パネルの表示エリアにも限度があり、全ての音色名を
一度に表示することができないので、任意に音色名を表
示すると音色名の検索に手間がかかる問題がある。
【0005】そこで、楽器の種類や音の感じなど、音色
の属性を表すキーワードを各音色名に対応付けて記憶し
ておき、このキーワードを選択することで音色の種類を
限定して表示し、選択したキーワードの属性にあった所
望の音色を検索できるようにすることが考えられてい
る。このようなキーワードを用いると、特定の属性を有
する音色に絞り込むことができるので、所望の音色を容
易に検索できるという利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多くの
属性を表すためにキーワードの数も多くなっているの
で、キーワードを選択するとき所望のキーワードを探し
易くする必要がある。また、通常は特定のキーワードし
か使わない演奏者にとっては、使用しないキーワードが
検索の邪魔になるという問題がある。
【0007】本発明は、音色の属性を表すキーワードを
選択指定することによりこのキーワードに対応する音色
名を表示させ、この音色名から音色を選択できるように
した電子楽器において、所望のキーワードを探し易くす
ることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになした本発明の電子楽器は、音色の属性を表すキー
ワードを複数表示するとともに、選択されたキーワード
に対応する音色の音色名を表示し、発音する楽音の音色
をこの表示された音色名から選択できるようにした電子
楽器であって、予め設定されたキーワード群の中から任
意のキーワードを選択するための選択手段と、該選択手
段で選択されたキーワードを記憶しておくための記憶手
段とを備え、前記記憶手段に記憶されているキーワード
を表示することにより、前記キーワード群の任意の一部
のキーワードを選択的に表示できるようにしたことを特
徴とする。
【0009】
【作用】本発明の電子楽器において、前記選択手段によ
りキーワード群の中から任意のキーワードを選択し、こ
の選択したキーワードを前記記憶手段に記憶することが
できる。そして、この記憶手段に記憶されたキーワード
を表示することにより、キーワード群の任意の一部のキ
ーワードを選択的に表示できる。これにより、選択頻度
の高いキーワードなど特定のキーワードを予め選択して
おき、音色を選択するときにこの特定のキーワードを直
ぐに表示することができる。
【0010】なお、キーワード群の中から選択的に表示
できるキーワードの組を複数記憶できるようにし、これ
らのキーワードを各組毎に選択的に表示できるようにし
てもよい。また、キーワードが示す音色の属性の種類に
応じてキーワード群のキーワードを分類し、この分類毎
に選択手段でキーワードを選択すると所望のキーワード
がより探し易くなる。
【0011】
【実施例】図3は本発明実施例の電子楽器のブロック図
であり、CPU1はプログラムメモリ2に格納されてい
る制御プログラムに基づいてワーキングRAM3のワー
キングエリアを使用して電子楽器全体の制御を行う。演
奏時には、鍵盤等の演奏操作子4からキーコードやキー
オン信号等の演奏情報を取り込み、現在選択されている
音色に基づいて楽音発生部5で楽音を発生する。
【0012】ここで、この実施例では、音色を検索する
ためのキーワードとして、どの種類の楽器の音色か、ど
のジャンルの演奏に適した音色か、どのような奏法の音
色か、楽音のエンベロープ形状のようにどのような音の
構造を有する音色か、どの程度のピッチの音色か、どの
ような感じの音色かというように、音色についての「楽
器の種類」、「ジャンル」、「奏法」、「音の構造」、
「ピッチ」および「形容詞」の6種類の属性を表すキー
ワードを用いている。そして、同種類の属性を表すキー
ワードをそれぞれグループにして扱うようにしている。
【0013】なお、これらの各キーワードグループのキ
ーワードの一例を次表1に示す。
【表1】
【0014】キーワードメモリ6には上記ような多数の
キーワードが記憶されている。すなわち、図5に示した
ように、予め設定された各キーワード固有の番号である
キーワードナンバKWDNOが、楽器の種類(categor
y) 、ジャンル(music genre)、奏法(play style)、音の
構造(structure) 、ピッチ(pitch) および形容詞(sem-a
ntics)の各キーワードグループ(KWDGR1〜KWD
GR6)にそれぞれ分類されて記憶されている。例え
ば、楽器の種類を示すキーワード“strings ”のキーワ
ードナンバKWDNOは“05”として記憶されてい
る。
【0015】また、音色データメモリ7には楽音発生部
5の音色を設定するための多種の音色データが記憶され
ており、図6に示したように、各音色データ(TCD
n)は、音色パラメータデータ群(TCPARn)、音
色名データ(TCNAMEn)およびその音色の属性を
表すキーワードのキーワードナンバ(TCKWDn1〜
TCKWDnm)で構成されている。
【0016】図4に示したように、ワーキングRAM3
には、ユーザーが所望に応じて選択したキーワードをセ
ットにして記憶しておくための2つのプール領域(PO
OL1,POOL2)が設定されており、この実施例の
各プールはそれぞれ10個づつののキーワードを記憶で
きる容量に設定されている。そしてこのプールに格納し
たキーワードを表示し、この中から音色を検索するため
のキーワードを選択指定できるようになっている。
【0017】各プール領域(POOL1,POOL2)
は、キーワードを選択指定するときにユーザーの指定に
よりこのプールが有効であるか無効であるかを示すため
のON/OFFフラグ(ONFLG)と、10個のキー
ワードのキーワードデータ(PKWD1〜PKWD1
0)を格納する10バイトの領域で構成されている。ま
た、各キーワードデータは、そのキーワードが音色名の
検索用に選択指定されているか否かを示す最上位1ビッ
ト(MSB)の選択フラグと下位7ビットで表されるそ
のキーワードのキーワードナンバから構成されている。
【0018】さらに、ワーキングRAM3には、プール
の内容を編集するための編集用バッファ(POOL1 EDB
UF,POOL2 EDBUF)、音色の検索時に選択指定さ
れたキーワードに対応する全ての音色の音色名データを
記憶しておくための音色名バッファ(TBUF)および
文字入力でキーワードを指定するときの入力バッファと
しての文字バッファ(CHARB)がそれぞれ設定され
ている。
【0019】図3において、操作/表示部8は液晶パネ
ル等の表示器やパネルスイッチ等の設定入力操作子で構
成されており、CPU1は、操作/表示部8における表
示の制御と操作入力の検出を行うとともに、操作/表示
部8における表示内容に対応してインターフェース(I
/F)9aを介して入力されるマウス9の操作状態に応
じた各種の処理を行う。
【0020】上記各種の処理により、この実施例では音
色サーチモードにおいてプール設定モードまたはサーチ
ユーティリティモードの処理を行い、プール設定モード
において、キーワードメモリ6に記憶されているキーワ
ードからユーザーが選択したキーワードをワーキングR
AM3のプール領域に格納する。また、サーチユーティ
リティモードにおいて、プール領域に格納されているキ
ーワードを操作/表示部8に表示し、この中からキーワ
ードが選択されると、選択されたキーワードに対応する
音色名を音色データメモリ7から全て読み出して操作/
表示部8に表示する。なお、この実施例では、文字入力
でキーワードを指定して音色名を表示する機能を備えて
いる。
【0021】このようにして、検索された音色名が表示
され、その中から任意の音色名が選択されると、CPU
1は、その選択された音色名の音色パラメータを音色デ
ータメモリ7から読み出して、楽音発生部5の音源に出
力して楽音の音色を設定する。なお、この実施例では、
キーワードの指定による音色の検索を行わないで、音色
名を直接指定するような従来の音色選択処理も行うよう
になっている。
【0022】次に、操作/表示部8における表示例と操
作の一例について説明する。図2はプール設定モードの
ときのプール設定画面の一例であり、この表示画面では
キーワードグループを選択するためのグループ選択ウィ
ンドウW1、選択されたキーワードグループのキーワー
ドを表示するたためのライブラリーウィンドウW2、編
集の対象となるプールを指定するためのプール指定ウィ
ンドウW3および指定したプール内のキーワードを表示
するプールウィンドウW4が表示される。
【0023】また、ライブラリーウィンドウW2とプー
ルウィンドウW4との間には、プールへのキーワードの
格納を指定するブロックB1(〔add 〕)と、所望のキ
ーワードの削除を指定するブロックB2(〔remove〕)
とが表示され、プールウィンドウW4の下にはプールの
全設定完了を指定するブロックB3(〔OK〕)と編集作
業中止を指定するブロックB4(〔cancel〕)とが表示
される。さらに、ライブラリーウィンドウW2の横に
は、ライブラリーウィンドウW2に表示されるキーワー
ドを上下にスクロールするためのブロックB5が表示さ
れる。
【0024】グループ選択ウィンドウW1内には、キー
ワードグループ名とこのキーワードグループ名に対応す
るスイッチパターンSW1とがそれぞれ表示され、現在
選択されているキーワードグループはこのスイッチパタ
ーンSW1の反転表示により表される。この図の例では
楽器の種類“category”が選択されており、楽器の種類
のキーワードがライブラリーウィンドウW2に表示され
ている。
【0025】また、プール指定ウィンドウW3内には、
プール名とこのプール名に対応するスイッチパターンS
W2とがそれぞれ表示され、現在選択されているプール
はこのスイッチパターンSW2の反転表示により表され
る。この図の例では“pool1”が選択されている。
【0026】ライブラリーウィンドウW2やプール内ウ
ィンドウW4内でのキーワードの選択時には、マウス9
の操作によりポインタPを各ウィンドウ内の各表示名の
上に移動してマウス9をクリックし、キーワードグルー
プ名とプールの選択時には、各スイッチパターンSW
1,SW2にポインタPを移動してマウス9をクリック
する。また、各ブロックB1〜B5の機能を指定すると
きは各ブロックB1〜B5にポインタPを移動してマウ
ス9をクリックする。なお、キーワードを選択したとき
はそのキーワード名が反転表示される。この図の例では
“bass guitar ”が選択されている。
【0027】プールの編集を行うときは、プール指定ウ
ィンドウW3でプールを指定し、グループ選択ウィンド
ウW1でキーワードグループを指定してライブラリーウ
ィンドウW2に選択したグループのキーワードを表示す
る。次に、この表示されたキーワードから所望のものを
選択し、ブロックB1(〔add 〕)を操作してプールに
キーワードを格納する。また、プール内のキーワードを
削除するときはプール内ウィンドウW4でキーワードを
指定してブロックB2(〔remove〕)を操作する。そし
て、編集が完了したらブロックB3(〔OK〕)を操作
し、編集を途中でやめるときはブロックB4(〔canse
l〕)を操作する。
【0028】以上のようにして、2つの各プール(pool
1,pool2)にユーザーの所望のキーワードを予め設定
しておくことができ、サーチユーティリティモードでこ
のプールのキーワードを参照して音色を検索することが
できる。
【0029】図1はサーチユーティリティモードのとき
のユーティリティ画面の表示例であり、この表示画面で
は、各プールを選択指定するためのプール指定ウィンド
ウW5,W6とこのプール指定ウィンドウW5,W6の
下にそれぞれ対応させて各プールの内容を表示するため
のプールウィンドウW7,W8が表示される。さらに、
選択されたキーワードに対応する音色名を表示するため
の音色リストウィンドウW9、この音色リストウィンド
ウW9に表示される音色名の配列順を指定するためのリ
ストコントロールウィンドウW10,W11(〔Listin
g control 〕)、文字入力でキーワードを指定するため
の文字入力ウィンドウW12およびプール設定モードに
切り換えるためのブロックB6(〔change keyword〕)
が表示される。また、音色リストウィンドウW9の横に
は、ウィンドウに表示されるキーワードを上下にスクロ
ールするためのブロックB7が表示される。
【0030】プール指定ウィンドウW5,W6内には各
プールにおけるキーワードの選択の有効/無効を切り換
えるためのスイッチパターンSW3,SW4が表示さ
れ、このスイッチパターンSW3,SW4の表示の上に
“on”と表示されたプールは有効で、“off”と表
示されたプールは無効となる。この例では、“Pool1が
有効、“Pool2”が無効となっている。また、プールウ
ィンドウW7,W8で選択されたキーワードは反転表示
され、有効なプールで選択されているキーワードに対応
する音色名が音色リストウィンドウW9に表示される。
【0031】なお、コントロールウィンドウW10,W
11にはスイッチパターンSW5,SW6,SW7,S
W8が表示され、これらのスイッチパターンの操作によ
り、音色リストウィンドウW9における音色名の表示の
配列が、アルファベット順または音色パラメータの作成
年月日順、この配列が順方向または逆方向のいずれかに
設定される。図の例ではアルファベット順で順方向に設
定されている。
【0032】音色を検索するときは、プール指定ウィン
ドウW5,W6で各プール毎に有効/無効を選択し、プ
ールウィンドウW7,W8から所望のキーワードを選択
する。これによりこの選択されたキーワードに対応する
音色名が音色リストウィンドウW9に表示される。そし
て、この音色名から所望のものを選択すると音色が設定
される。なお、プール内のキーワードを変更したいとき
はブロックB6(〔 change keyword 〕)を操作してプ
ール設定モードに切り換える。
【0033】図7は制御プログラムのメイン処理ルーチ
ンのフローチャート、図8および図9は音色サーチ処理
(音色サーチモード)のフローチャートであり、各フロ
ーチャートに基づいて実施例の動作を説明する。
【0034】先ず、電源が投入されると、CPU1は図
7のメイン処理を開始し、ステップS1で各種データの
プリセット等の初期設定を行い、ステップS2で操作/
表示部8の設定入力操作子とマウス9における操作イベ
ントを検出し、これらの操作状態を一時記憶して、この
操作状態に応じて次のような動作を行う。すなわち、音
色サーチモードが指定された場合は所定のフラグをセッ
トして音色サーチモードになったことを記憶してステッ
プS3以降の処理を行い、従来の電子楽器のように音色
名を直接選択して音色を設定する音色選択モードが指定
されると上記フラグをリセットしてステップS3以降の
処理を行う。なお、上記フラグをセットして音色サーチ
モードになったときは図1のユーティリティ画面を表示
する。
【0035】ステップS3では、上記フラグに応じて音
色サーチモードであるか否かを判定し、音色サーチモー
ドであればステップS4で図8および図9の音色サーチ
処理を行ってステップS6に進む。また、音色サーチモ
ードでなければステップS5で通常の音色選択処理を行
ってステップS6に進む。
【0036】ステップS6では演奏操作子4における演
奏イベントを検出し、ステップS7で演奏イベントに応
じた発音処理を行い、ステップS8でその他の処理を行
ってステップS2に戻る。
【0037】図8の音色サーチ処理では、ステップS1
1で、サーチユーティリティモードであるかプール設定
モードであるかを示すモードフラグ(MODEFLG)
を判定し、サーチユーティリティモードであればステッ
プS12以降の処理を行い、プール設定モードであれば
ステップS51以降の処理を行う。なお、このモードフ
ラグ(MODEFLG)は、MODEFLG=0のとき
サーチユーティリティモードを示し、MODEFLG=
1のときプール設定モードを示すもので、ステップS1
の初期設定時に例えばMODEFLG=0にプリセット
される。
【0038】(サーチユーティリティモード)サーチユ
ーティリティモードのときは、ステップS12で現在の
操作状態が図1のブロックB6(〔change keyword〕)
のオンイベントであるか否か、すなわち、プール設定モ
ードが指定されたか否かを判定し、この〔change keywo
rd〕のオンイベントであればステップS41で図2のプ
ール設定画面を表示し、ステップS42でモードフラグ
(MODEFLG)を“1”にセットし、さらにステッ
プS43で、現在のプール領域(POOL1,POOL
2)の内容をそれぞれ編集用バッファ(POOL1 EDBU
F,POOL2 EDBUF)に格納してメイン処理ルーチン
に復帰する。これによりプール設定モードに移行され
る。
【0039】ステップS12で〔change keyword〕のオ
ンイベントでなければ、ステップS13でプール指定ウ
ィンドウW5,W6内のスイッチパターンSW3,SW
4のON/OFFイベントであるか否かを判定する。す
なわち、各プールの有効/無効の指定の有無を判定し、
指定がなければステップS16に進み、指定があればス
テップS14で各スイッチパターンSW3,SW4のイ
ベントに対応して各プールの“on”/“off”の表
示を行い、ステップS15で各プール領域のON/OF
Fフラグ(ONFLG)を「ON」は“1”に、「OF
F」は“0”に更新し、ステップS16に進む。なお、
各プール内のキーワードはON/OFFフラグにかかわ
らず図1のようにユーティリティ画面になったときに常
に表示される。
【0040】次に、ステップS16で、プールウィンド
ウW7,W8に表示されているキーワードについての選
択指定処理を行う。すなわち、現在「ON」となってい
るプールのキーワードが選択指定されると、そのキーワ
ードに対応するプール領域のPKWDnのMSB(最上
位ビット)を反転(0→1あるいは1→0)するととも
に、そのキーワードの表示を反転する等の処理を行う。
【0041】そして、ステップS17で、文字入力ウィ
ンドウW12にキーワードの文字入力があれば入力文字
を文字バッファCHARBに格納し、ステップS18で
コントロールウィンドウW10,W11内のスイッチパ
ターンSW5,SW6,SW7,SW8の操作イベント
に応じて、音色名の表示順の条件を設定する検索結果出
力表示条件設定処理を行って、図9のステップS19に
進む。
【0042】図9のステップS19では、次のようなサ
ーチ開始のオンイベントであるか否かを判定する。すな
わち、“Pool1,Pool2”のON/OFFの指定変更、
キーワードの選択指定変更、検索結果出力表示条件の設
定変更およびキーワードの文字入力イベント等のイベン
トがあるとステップS20以降で音色の検索を開始し、
これらのサーチ開始のオンイベントがなければステップ
S38に進む。
【0043】ステップS20では“Pool1”のプール領
域(POOL1)についてONFLG=1であるか否か
を判定し、ONFLG=1でなければステップS28に
進み、ONFLG=1であれば“Pool1”のキーワード
選択が有効であるので、ステップS21で変数iに
“1”をセットするとともにステップS26の変数iの
インクリメントとステップS27の判定により、“Pool
1”内で選択指定されている全てのキーワードに基づく
音色の検索を行う。
【0044】すなわち、ステップS22でプール領域
(POOL1)のi番目のキーワードデータ(PKWD
i)についてMSB=1(選択フラグ)であれば、ステ
ップS23でそのキーワードデータ(PKWDi)の下
位7ビット(キーワードナンバ)をレジスタKWに格納
し、ステップS24でKW≠0であれば、ステップS2
5で音色データメモリ7の全音色データについてキーワ
ードナンバエリアを逐次検索し、KWに一致するキーワ
ードナンバを持つ音色の音色番号を全てTBUFに書き
出す。そして、この処理をi=11となるまで繰り返
し、ステップS28に進む。なお、KW=0の場合はキ
ーワードナンバが格納されていないことを示す。
【0045】ステップS28では“Pool2”のプール領
域(POOL2)についてONFLG=1であるか否か
を判定し、ONFLG=1でなければステップS36に
進み、ONFLG=1であれば“Pool2”のキーワード
選択が有効であるので、ステップS29〜ステップS3
5で変数kを用いて“Pool1”の場合と同様に“Pool
2”内で選択指定されている全てのキーワードに基づく
音色の検索を行う。
【0046】以上の処理により、“Pool1”と“Pool
2”について、現在有効なプールで選択指定されている
全てのキーワードに対応する音色の音色番号が全てTB
UFに書き出される。なお、TBUFに音色番号を書き
出すときは、その音色番号が既にTBUFに書かれてい
ないかを判定し、同じ音色番号の重複を避けるようにす
る。
【0047】次に、ステップS36では、文字バッファ
(CHARB)に入力文字が有るか否かを判定し、入力
文字がなければそのままステップS38に進み、入力文
字があれば、ステップS37でこの文字バッファの内容
に基づいて検索を行い、該当する音色番号を全てTBU
Fに書き出し、ステップS38に進む。
【0048】ステップS38では、コントロールウィン
ドウW10,W11における〔Listing control 〕の操
作に応じた検索結果出力表示条件の設定に従って、TB
UFに格納されている番号の音色名を音色リストウィン
ドウW9に表示し、ステップS39でこの音色リストウ
ィンドウW9に表示された音色名リスト上での音色の選
択処理を行う。そして、メイン処理ルーチンに復帰す
る。
【0049】(プール設定モード)次に、各プール“Po
ol1”,“Pool2”のキーワードを編集するプール設定
モードの動作について説明する。図1のブロックB6
(〔change keyword〕)のオンイベントにより、図8の
ステップS41によるプール設定画面の表示、ステップ
S42によるMODEFLG=1のセットおよびステッ
プS43による編集用バッファ(POOL1 EDBUF,PO
OL2 EDBUF)のセットが行われ、ステップS11の
処理でステップS51以降のプール設定モードに移行さ
れる。
【0050】先ず、ステップS51で図2のブロックB
3(〔OK〕)のオンイベントであるか否か、すなわち、
プールの全設定完了が指定されたか否かを判定し、この
〔OK〕のオンイベントでなければステップS55に進
み、〔OK〕のオンイベントであればステップS52で、
現在の編集用バッファ(POOL1 EDBUF,POOL2 ED
BUF)の内容をそれぞれプール領域(POOL1,P
OOL2)に格納し、ステップS53で図1のユーティ
リティ画面を表示し、ステップS54でモードフラグ
(MODEFLG)を“0”にセットしメイン処理ルー
チンに復帰する。これによりサーチユーティリティモー
ドに移行される。
【0051】ステップS55では、ブロックB4(〔ca
ncel〕)のオンイベントであるか否か、すなわち、編集
作業中止が指定されたか否かを判定し、この〔cancel〕
のオンイベントでなければステップS56に進み、〔ca
ncel〕のオンイベントであればステップS53以降の処
理を行い、上記同様にサーチユーティリティモードに移
行する処理を行ってメイン処理ルーチンに復帰する。
【0052】ステップS56では、プール指定ウィンド
ウW3内のスイッチパターンSW2のイベントに基づい
て、編集対称として“pool1”が指定されているか否か
を判定し、“pool1”が指定されていなければステップ
S58に進み、“pool1”が指定されていればステップ
S57で編集用バッファ(POOL1 EDBUF)のキーワ
ードの編集処理を行ってステップS58に進む。また、
ステップS58およびステップS59では、上記“pool
1”の場合と同様に“pool2”についての編集処理を行
ってステップS60に進む。なお、これらの編集処理で
は、ブロックB1(〔add 〕)の操作、ブロックB2
(〔remove〕)の操作、ライブラリーウィンドウW2内
のキーワード選択操作等に基づくキーワードの格納、削
除等の処理を行う。
【0053】ステップS60では、グループ選択ウィン
ドウW1内のスイッチパターンSW1の操作検出に基づ
いて、選択されたキーワードグループのキーワードをラ
イブラリーウィンドウW2に表示する選択表示処理を行
い、メイン処理ルーチンに復帰する。
【0054】以上のように、サーチユーティリティモー
ドの処理により、“Pool1”,“Pool2”に格納された
キーワードに基づいて音色の検索および検索結果に基づ
く音色の設定が行われる。また、プール設定モードの処
理により、各プール“Pool1”,“Pool2”のキーワー
ドを任意に書き換えることができる。したがって、各プ
ールに使用頻度の高いキーワードなどユーザーの所望の
キーワードを格納しておくことにより、キーワードの選
択指定が容易になり、ひいてはキーワードに基づく音色
の検索が容易になる。
【0055】また、上記実施例ではキーワードを音色の
属性の種類に毎にグループにし、プール設定モードにお
いて選択するキーワードをキーワードグループ毎に分類
して表示できるようになっているので、さらにキーワー
ドを探しやすくなっている。なお、このようにキーワー
ドをグループに分類しなくてもよいことはいうまでもな
い。
【0056】なお、上記実施例では、選択指定したキー
ワードに対応する音色名を全て表示するようにしている
ので複数のキーワードを選択指定したときに検索条件が
OR条件となっているが、複数のキーワードが指定され
たときに各キーワードに共通な音色名を表示するなど、
検索条件をAND条件にするようにしてもよい。
【0057】また、上記の実施例では2つのプールを用
いるようにしているが、プールは1つでもよく、また、
3つ以上であってもよいことはいうまでもない。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電子楽器に
よれば、音色の属性を表すキーワードを選択指定し、こ
の選択指定されたキーワードに対応する音色を選択する
ようにした電子楽器において、予め設定されたキーワー
ド群の中から任意のキーワードを記憶手段に記憶してお
くことにより、キーワード群の任意の一部のキーワード
を選択的に表示できるようにしたので、選択頻度の高い
キーワードなど特定のキーワードを予め記憶し、音色を
選択するときにこの特定のキーワードを直ぐに表示でき
るようにしたので、所望のキーワードが探しやすくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例におけるユーティリティ画面の表
示例を示す図である。
【図2】実施例におけるプール設定画面の表示例を示す
図である。
【図3】実施例の電子楽器のブロック図である。
【図4】実施例におけるワーキングRAMの記憶内容を
概念的に示す図である。
【図5】実施例におけるキーワードメモリの記憶内容を
概念的に示す図である。
【図6】実施例における音色データメモリの記憶内容を
概念的に示す図である。
【図7】実施例におけるメイン処理ルーチンのフローチ
ャートである。
【図8】実施例における音色サーチ処理の一部のフロー
チャートである。
【図9】同音色サーチ処理の他の一部のフローチャート
である。
【符号の説明】
W2…ライブラリーウィンドウ、W3,W5,W6…プ
ール指定ウィンドウ、W4,W7,W8…プールウィン
ドウ、W9…音色リストウィンドウ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音色の属性を表すキーワードを複数表示
    するとともに、選択されたキーワードに対応する音色の
    音色名を表示し、発音する楽音の音色をこの表示された
    音色名から選択できるようにした電子楽器であって、 予め設定されたキーワード群の中から任意のキーワード
    を選択するための選択手段と、該選択手段で選択された
    キーワードを記憶しておくための記憶手段とを備え、 前記記憶手段に記憶されているキーワードを表示するこ
    とにより、前記キーワード群の任意の一部のキーワード
    を選択的に表示できるようにしたことを特徴とする電子
    楽器。
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