JP2658780B2 - 音色選択装置 - Google Patents

音色選択装置

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JP2658780B2
JP2658780B2 JP4325841A JP32584192A JP2658780B2 JP 2658780 B2 JP2658780 B2 JP 2658780B2 JP 4325841 A JP4325841 A JP 4325841A JP 32584192 A JP32584192 A JP 32584192A JP 2658780 B2 JP2658780 B2 JP 2658780B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子楽器その他の楽
音発生装置において使用する音色選択装置に係り、特に
楽音の選択を容易にするために楽音に識別パラメータを
付与する音色検索キーワード付与装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シンセサイザ等の電子楽器におい
ては、ユーザが各種の音色を編集し、これらを記録して
おくことが可能であった。また、これらの音色に対し
て、ユーザが任意の名称を付与することも可能であっ
た。例えば、ピアノに対応する音色であれば、「ピアノ
1」、「ピアノ2」、「ピアノ3」等の如くである。と
ころで、「ピアノ1」、「ピアノ2」等の短い名称のみ
では、これらの名称に基づいて楽音の特徴を直ちに把握
することが困難であり、また、実際に各々の音色を発音
させて特徴を確認することは煩雑であった。
【0003】そこで、本出願人は、各音色に対してキー
ワードを付与し、これによって所望の特徴を有する音色
の検索を簡略化しうる音色選択装置を提案している(特
願平4−100610号)。例えば、「ピアノ1」とい
う名称に係る音色が、明るく(BRIGHT)、柔らか(SOF
T)で、かつ豊潤(MELLOW)な音色である場合には、「B
RIGHT」、「SOFT」および「MELLOW」なるキーワードを
予め名称に付与しておく。次に、ユーザが演奏時に音色
を選択する場合には、これらのキーワードを用いて音色
の候補を絞り込んでゆく。そして、絞り込まれた小数の
音色を実際に発音させることによって、最終的に選択す
べき音色を決定するのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した音
色選択装置にあっては、確かに音色の検索時においては
検索作業が簡略化されるが、逆に、音色の登録時には、
適切なキーワードを付与する必要があるという点で、ユ
ーザに余分な作業を強いるものでもある。特にシンセサ
イザ等の電子楽器は、元々音作りを行うことを目的とす
るものであるから、頻繁に音色が編集される。従って、
音色が編集される度に正しいキーワードを付与すること
はきわめて煩雑であった。
【0005】これに対して、本発明者の観察によれば、
一般的に演奏者が音色に付与する名称は、音色の特徴を
連想させるものが多く、さらに、かかる特徴は検索用の
キーワードになる場合が多い。例えば、「SoftMelPian
o」という名称の音色が有った場合、この音色は、おそ
らく柔らか(SOFT)で、かつ豊潤(MELLOW)なピアノ(P
IANO)の音色であろうことが予測される。そこで、音色
の名称に基づいて予測された特徴すなわちキーワード
を、予め当該音色のキーワードとして列挙することがで
きれば、当該キーワードについての付与作業を軽減する
ことが可能であると考えられる。
【0006】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
ものであり、音色にキーワードを付与する作業を軽減し
得る音色選択装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明にあっては、複数の音色の中から任意の音
色を選択可能にした音色選択装置であって、前記各音色
に対してキーワードを予め付与しておき、該キーワード
を用いて前記音色を検索する装置において、複数の文字
列と該複数の文字列に関連するキーワードとを記憶した
記憶手段と、前記音色について音色名を設定する設定手
段と、この設定手段で設定された音色名の中から前記記
憶手段に記憶された文字列を抽出する解析手段と、前記
記憶手段を参照して、前記設定手段で音色名が設定され
た音色に対して、前記解析手段で抽出された文字列に関
連するキーワードを付与するキーワード付与手段とを具
備することを特徴としている。
【0008】
【作用】複数の文字列とこれら文字列に関連するキーワ
ードとを記憶手段に記憶させておき、音色に関する音色
名を設定手段から設定すると、解析手段が、設定された
音色名の中から記憶手段に記憶されている文字列を抽出
する。そこでキーワード付与手段は、記憶手段を参照し
ながら、抽出された文字列に関連するキーワードを、音
色名が設定された音色に付与する。このキーワードを用
いて音色が検索されて、複数の音色の中から所望の音色
が選択される。
【0009】
【実施例】A.実施例の構成 以下、図面を参照してこの発明の一実施例について説明
する。まず、図1はこの発明の一実施例による電子楽器
の電気的構成を示すブロック図である。図において1
は、鍵盤等の演算操作子であり、演奏者によって演奏さ
れる複数の鍵が設けられ、これら鍵に対する操作情報が
バス5を介して出力される。2は中央処理装置(CP
U)であり、読出し専用メモリ(ROM)3に設定され
た処理プログラムに基づいて、他の構成要素を制御する
ように構成されている。また、ROM3には、図2
(A)に示されるように、制御プログラムの他に処理に
おいて使用される各種のデータおよびテーブル等も格納
されている(詳細は後述する)。
【0010】また、4はバッテリーバックアップ機能付
きの読出し書込みメモリ(RAM)であり、CPU2の
制御に基づいて読出し/書込み自在になっている。図2
(B),(C)に示されるように、RAM4に設けられ
た音色データ領域4bには、複数の音色VOICE-U1〜VOIC
E-Umについて、その音色のパラメータと、音色名NAME
と、キーワードとが記憶される。
【0011】6は、マウス、キーボード等から成る設定
操作子であり、バス5を介して、CPU2に対して種々
のデータの入出力を行う。7はCRTディスプレイ等か
ら成る表示装置であり、CPU2の制御に基づいて、種
々の情報が表示される。8はフロッピーディスクドライ
ブ装置(FDD)であり、CPU2の制御に基づいて、
フロッピーディスク(図示せず)に対してデータの書込
み/読出しを行う。
【0012】次に、9は楽音信号発生部であり、CPU
2からバス5を介して、音高、エンベロープ、音色等を
指令するデータを受信すると、これらのデータに基づい
て楽音信号を発生する。10はサウンドシステムであ
り、楽音信号発生部9から出力された音声信号を増幅し
て発音する。
【0013】B.実施例の動作 実施例の全体動作 次に、本実施例の動作について説明する。まず、本実施
例の電子楽器の電源が投入されると、図3に示すメイン
ルーチンが起動される。図において処理が開始される
と、まず、ステップSP1において所定の初期設定が実
行される。次に、処理がステップSP2に進むと、設定
操作子6におけるイベント、すなわちキーボードあるい
はマウス等の操作状態が検出される。次に、処理がステ
ップSP3に進むと、ステップSP2で検出された操作
状態に基づいて楽音の音色が設定される等の種々の処理
(詳細は後述する)が行われる。
【0014】次に、処理がステップSP4に進むと、演
奏イベントすなわち演算操作子1における鍵盤等の操作
が検出される。次に、処理がステップSP5に進むと、
ステップSP2,3で設定された音色と、ステップSP
4で検出された演奏イベントとに基づいて楽音信号の合
成が指示される。すなわち、楽音のキーコード、音色等
の情報が、CPU2、バス5を介して楽音信号発生部9
に供給され、楽音信号発生部9において楽音信号が合成
される。そして、合成された楽音信号は、サウンドシス
テム10に供給され発音される。次に、処理がステップ
SP6に進むと、上記以外の種々の処理が行われる。以
下、ステップSP2〜6の処理が繰返され、演奏者によ
る演算操作子1および設定操作子6の操作に基づいて、
楽音信号が継続して発音される。
【0015】音色処理(ステップSP3)における動
次に、上記ステップSP3における音色処理の詳細を説
明する。まず、音色処理においては、エディット・モー
ドとプレイ・モードの二種類の動作モードが選択可能で
ある。これらの動作モードは、設定操作子6において所
定のキーを操作することによって選択可能であり、現時
点における動作モードはRAM4内の所定のフラグ(図
示せず)に記憶されている。
【0016】ここで、プレイ・モードとは、例えば「BRI
GHT」、「SOFT」あるいは「MELLOW」等のキーワードに基
づいて、演奏に係る音色を絞り込んだ上で選択するモー
ドである。一方、エディット・モードとは、音色を編集
するとともに、編集した音色に音色名とキーワードとを
付与するモードである。
【0017】以下、図面を参照して説明する。まず、メ
インルーチンのステップSP3が実行されると、図4に
示す音色処理サブルーチンが呼出される。図4において
処理がステップSP101に進むと、動作モードがエデ
ィット・モードであるか否かが判定される。
【0018】ここで、「NO」と判定された場合、すな
わち動作モードがプレイ・モードである場合には、処理
がステップSP102に進む。ステップSP102にお
いては、演奏者は、必要に応じて各種のキーワードを用
いて音色の絞り込みを行い、絞り込まれた音色を耳で確
認しながら選択する。そして、音色の選択が終了する
と、処理がメインルーチンに戻る。なお、このステップ
SP102における処理は特願平4−100610号に
おいて本出願人が提案したものと同様である。
【0019】一方、ステップSP101において「YE
S」と判定された場合、すなわち動作モードがエディッ
ト・モードである場合には、処理がステップSP103
に進む。ステップSP103においては、演奏者によっ
て、エディット・モードにおけるジョブ選択処理が行わ
れる。ここで、選択可能なジョブとしては、音色を編集
しこの音色に音色名を付与するパラメータエディット・
モードと、編集した音色にキーワードを付与してフロッ
ピーディスク等に記憶させるストアモードとがある。次
に、処理がステップSP104に進むと、選択されたジ
ョブに応じて、ステップSP105または107に処理
が進む。まず、ステップSP103においてパラメータ
エディット・モードが選択された場合の動作を説明す
る。
【0020】パラメータエディット・モードが選択さ
れ、処理がステップSP105に進むと、演算操作子1
および設定操作子6における種々のキーや操作子が操作
され、各種の音色パラメータ、すなわちエンベロープ波
形、モジュレーションの深さ、速さ等が設定され、所望
の音色が編集される。次に、処理がステップSP106
に進むと、演奏者によって、編集された音色に所定文字
長の音色名が付与される。そして、以上の処理が終了す
ると、処理がメインルーチンに戻る。
【0021】ストアモードにおける動作 次に、編集した音色を記録する場合には、処理が再びス
テップSP103に進んだ際に、演奏者はストアモード
を選択する。この場合には、処理がステップSP104
を介してステップSP107に進み、図5に示すストア
モードサブルーチンが呼出される。
【0022】図5において処理が開始され、ステップS
P201に進むと、表示装置7において、図9に示すよ
うなウインドウ20が表示される。ウインドウ20の内
部において、21〜25はボタンである。演奏者は、設
定操作子6に設けられたマウスを操作してマウスカーソ
ル(図示せず)を目的とするボタンに重ね合わせ、しか
る後にマウスをクリックすることによって所望のボタン
に係る機能を選択することが可能になっている。以下、
本明細書においては、この動作を単に「ボタンを押下す
る」と表現する。
【0023】また、ウインドウ20の内部において、2
6は"KEYWORD"ボックスであり、選択されたキーワード
を表示するために設けられたものである。但し、現時点
においては、未だキーワードが選択されていないため、
同ボックスは空欄になっている。ここで、演奏者は、先
にステップSP106で設定された音色名に基づいて自
動的にキーワードを付与する場合には、"AUTO_KEYWORD"
ボタン24を押下する。一方、キーワードをマニュアル
動作で選択する場合、あるいは、既に存在するキーワー
ドをマニュアルで編集する場合には、演奏者は"CHANGE_
KEYWORD"ボタン25を押下する。また、ストアモードに
おける作業を中断する場合には"CANCEL"ボタン23を押
下する。
【0024】上記ボタン21〜25の何れかのオンイベ
ントが検出されると、処理がステップSP202に進
み、押下されたボタンの種類に応じて、対応するルーチ
ンに処理が進む。すなわち、"CANCEL"ボタン23が押下
されると、音色処理ルーチン(図4)を介して処理がメ
インルーチンに戻る。また、"CHANGE_KEYWORD"ボタン2
5が押下されると、処理がステップSP220に進む。
そして、上記以外のボタン21,22,24が押下され
た場合には、処理がステップSP203に進む。以下、
ボタン21,22,24,25が押下された場合の処理
について、場合を分けて説明する。
【0025】(i)"AUTO_KEYWORD"ボタン24が押下され
た場合の処理 "AUTO_KEYWORD"ボタン24が押下されると、処理がステ
ップSP203に進み、同ボタン24のイベントが有っ
たか否かが判定される。ここでは、同ボタン24が押下
されたとの前提により「YES」と判定され、処理がス
テップSP204に進み、図6および図7に示すオート
キーワード処理サブルーチンが呼出される。以下、本サ
ブルーチンの処理を説明するが、同サブルーチンは、先
にステップSP106(図4参照)において設定された
音色名に英小文字が含まれているか否かによって、処理
が大幅に異なる。
【0026】そこで、英小文字を含む音色名の例として
「Hot&Dry_TP」なる音色名が付与された場合を挙げ、英
小文字を含まない音色名の例として「SLAP_BASS」なる
音色名が付与された場合を挙げ、それぞれについて動作
を説明する。なお、文字「_」は半角スペースを示す。
【0027】(i−i)音色名に英小文字を含む場合の処理 図6において処理がステップSP301に進むと、編集
対象たる音色に対応する音色名がRAM4から読み出さ
れ、その文字列が配列NAMEに格納される。すなわち、上
記例によれば、配列NAMEに「Hot&Dry_TP」なる文字列が
格納される。なお、配列NAMEは、1バイトの文字変数NA
ME(0)〜NAME(9)を要素とする配列であり、配列NAMEに格
納される文字列は、これら変数NAME(0)〜変数NAME(9)
に、順次一文字づつ格納される。なお、仮に音色名の文
字数が「10」よりも小さい場合には、文字の格納され
ない変数NAME(0)〜変数NAME(9)には「0」が格納され
る。
【0028】次に、処理がステップSP302に進む
と、配列NAME中に英子文字が含まれているか否か、すな
わち、アスキーコードにおいて「61H」〜「7AH」
の範囲の文字が含まれているか否かが判定される。上記
例では小文字が含まれているため、「YES」と判定さ
れ、ステップSP303において変数CAPFLGに「0」が
格納される。次に、処理がステップSP305に進む
と、変数B、NおよびLに「0」が格納され、配列ABUF
の全ての要素に「20H」(アスキーコードでスペース
を示す)が格納される。
【0029】次に、処理がステップSP306に進む
と、変数NAME(N)の内容がレジスタMに転送される。こ
の時点においては、変数Nは「0」であるから、変数NA
ME(0)の内容たる「H」(すなわち「Hot&Dry_TP」の先頭
文字)がレジスタMに転送される。次に、処理がステッ
プSP307に進むと、レジスタMの内容がアルファベ
ット(A〜Zおよびa〜z)であるか否か、すなわちアスキ
ーコードにおいて、 41H≦M≦5AH または 61H≦M≦7AH ……式(1) の関係にあるか否かが判定される。ここで、文字「H」
はアルファベットであるから「YES」と判定され、処
理がステップSP309に進む。
【0030】次に、ステップSP309においては、配
列ABUFの構成要素である変数ABUF(B,L)にレジスタMの
内容が転送される。ここで、配列ABUFは、「10×1
0」の構成要素を有する二次の配列である。この時点に
おいては、変数BおよびLが共に「0」であるから、変
数ABUF(0,0)にレジスタMの内容たる「H」が転送され
る。次に、処理がステップSP310に進むと変数Lが
インクリメントされ「1」に設定され、処理がステップ
SP311に進むと変数Nが同様にインクリメントされ
「1」に設定される。
【0031】次に、処理がステップSP312に進む
と、変数Nが「10」であるか否かが判定される。この
時点では変数Nは「1」であるから「NO」と判定さ
れ、処理がステップSP306に戻る。次に、ステップ
SP306においては、変数NAME(N)の内容すなわち変数
NAME(1)の内容たる「o」がレジスタMに転送される。次
に、処理がステップSP307を介してSP309に進
むと、変数ABUF(B,L)すなわち変数ABUF(0,1)に、レジス
タMの内容たる「o」が転送される。そして、ステップ
SP310、SP311を介して、変数LおよびNがそ
れぞれインクリメントされて「2」に設定され、ステッ
プSP312を介して再び処理がステップSP306に
戻る。
【0032】次に、ステップSP306〜312の処理
が実行されると、「Hot&Dry_TP」の第3文字目たる
「t」が変数ABUF(0,3)に転送され、変数Nが「3」にイ
ンクリメントされる。このように、ステップSP306
〜312の処理が三回繰返されることにより、変数ABUF
(0,0)〜変数ABUF(0,2)に「Hot」なる文字列が格納され
る。
【0033】次に、再び処理がステップSP306を介
してSP307に進むと、レジスタMに「Hot&Dry_TP」
の第4文字目たる「&」が格納され、この文字がアルフ
ァベットであるか否かが判定される。ここでは「NO」
と判定され、処理がステップSP308に進む。ステッ
プSP308においては、変数Bがインクリメントされ
て「1」に設定されるとともに、変数Lが「0」にリセ
ットされる。
【0034】次に、ステップSP311を介して変数N
が「4」にインクリメントされ、再びステップSP30
6,307を介してステップSP309が実行される
と、「Hot&Dry_TP」の第5文字目たる「D」が変数ABUF
(B,L)すなわち変数ABUF(1,0)に格納される。そして、ス
テップSP306〜312の処理がさらに二回繰返され
ると、変数ABUF(1,0)〜ABUF(1,2)に「Dry」なる文字列
が格納されるとともに、変数Nが「7」に設定される。
【0035】次に、再び処理がステップSP306に進
むと、「Hot&Dry_TP」の第8文字目たる「_」(スペー
ス)がレジスタMに転送される。この文字「_」は、ア
ルファベットには含まれないため、ステップSP307
において「NO」と判定され、ステップSP308を介
して変数Bが「2」にインクリメントされるとともに、
変数Lが「0」にリセットされ、さらに変数Nが「8」
にインクリメントされる。
【0036】そして、ステップSP306〜312の処
理がさらに二回繰返されると、変数ABUF(2,0),ABUF(2,
1)に「TP」なる文字列が格納される。ここで、最後にス
テップSP311が実行される際に変数Nは「10」に
インクリメントされるため、ステップSP312におい
て「NO」と判定され、処理がステップSP313に進
む。
【0037】このように、ステップSP306〜312
の処理が10回繰返されると、配列NAMEに格納されたア
ルファベット以外の文字(例えば!,#,$,%,&等)によっ
て音色名が区切られ、区切られた音色名が、配列ABUF
(0,L)、ABUF(1,L)、……、ABUF(9,L)(但し、Lは
「0」〜「9」)に順次格納されてゆくことが判る。
【0038】次に、ステップSP313においては、変
数CAPFLGが「1」であるか否か、すなわち配列NAMEは英
小文字を含まない文字列であるか否かが判定される。変
数CAPFLGは先にステップSP303において「0」に設
定されたから、ここでは「NO」と判定され、処理がス
テップSP320(図7)に進む。
【0039】次に、ステップSP320において、変数
BCNTおよび変数ACNTに「0」が代入され、ステップSP
321において変数N、変数Lおよび変数UPFLGに
「0」が代入される。次に、処理がステップSP322
に進むと、変数ABUF(ACOUNT,N)、すなわち現時点におい
ては変数ABUF(0,0)の内容たる英大文字の「H」がレジス
タXに転送される。次に、処理がステップSP323に
進むと、レジスタXの内容がスペース(20H)である
か否かが判定される。ここでは「NO」と判定され、処
理がステップSP325に進む。
【0040】次に、処理がステップSP325において
は、変数UPFLGが「1」であるか否かが判定される。該
変数UPFLGは先にステップSP321において「0」に
設定されているため、「NO」と判定され、処理がステ
ップSP328に進む。ステップSP328において
は、変数BBUF(BCNT,L)すなわち変数BBUF(0,0)にレジス
タXの内容たる「H」が代入される。次に、処理がステ
ップSP329に進むと、変数Lおよび変数Nがそれぞ
れ「1」にインクリメントされ、処理がステップSP3
22に戻る。
【0041】次に、ステップSP322においては、変
数ABUF(ACNT,N)すなわち変数ABUF(0,1)の内容たる英小
文字の「o」がレジスタXに転送される。そして、処理
がステップSP323を介してSP324に進むと「Y
ES」と判定され、処理がステップSP327に進む。
ステップSP327においては、変数UPFLGに「1」が
代入される。次に、ステップSP328を介して変数BB
UF(0,1)に「o」が代入され、ステップSP329を介し
て変数Nおよび変数Lが各々「2」にインクリメントさ
れる。
【0042】次に、ステップSP322〜329の処理
が実行されると、変数ABUF(0,2)の内容たる英小文字の
「t」が変数BBUF(0,2)に転送され、変数N,Lが各々
「3」にインクリメントされる。このように、ステップ
SP322〜SP329の処理が三回繰返されることに
より、変数ABUF(0,0)〜ABUF(0,2)に格納されている文字
列「Hot」が変数BBUF(0,0)〜BBUF(0,2)に転送されると
ともに、変数N,Lがそれぞれ「3」にインクリメント
されることが判る。
【0043】次に、再び処理がステップSP322に進
むと、変数ABUF(0,4)の内容がレジスタXに転送され
る。ここで、変数ABUF(0,4)の内容は、先にステップS
P305が実行された際に「20H」(スペース)に設
定されている。従って、ステップSP323において
「YES」と判定され、処理がステップSP330に進
む。ステップSP330においては、変数ACNTおよび変
数BCNTがそれぞれインクリメントされ、「1」に設定さ
れる。
【0044】次に、処理がステップSP331に進む
と、変数ACNTと変数Bの内容に「1」を加えた数とが等
しいか否かが判定される。ここで、変数Bは、先にステ
ップSP305において「0」にリセットされ、ステッ
プSP307において文字列の区切りが検出される毎
に、ステップSP308においてインクリメントされて
いる。すなわち、配列ABUFのうち、スペース以外の文字
を含むものを配列ABUF(0,L)、ABUF(1,L)、……、ABUF
(K,L)(但し、Lは「0」〜「9」)で表した場合に、
最終値たるKに相当する値(上記例にあっては「2」)
が変数Bに格納されている。
【0045】従って、ステップSP311にあっては
「NO」と判定され、ステップSP321を介して処理
がステップSP322に進む。以下、ステップSP32
2〜329の処理が繰返され、上記と同様の動作がなさ
れる。すなわち、この時点では変数ACNTが「1」である
から、変数ABUF(1,0)〜ABUF(1,2)に格納された文字列
「Dry」が変数BBUF(1,0)〜BBUF(1,2)に転送される。そ
して、ステップSP323を介して処理がステップSP
330に進むと、変数ACNT,BCNTがそれぞれ「2」にイン
クリメントされる。
【0046】次に、ステップSP321を介して、ステ
ップSP322〜329の処理が同様に繰返され、変数
ABUF(2,0)〜ABUF(2,1)に格納された文字列「TP」が変数
BBUF(2,0)〜BBUF(2,1)に転送される。そして、ステップ
SP323を介して処理がステップSP330に進む
と、変数ACNT,BCNTがそれぞれ「3」にインクリメント
される。従って、次にステップSP331において「Y
ES」と判定され、処理がステップSP332に進む。
【0047】ところで、上述した「Hot&Dry_TP」なる文
字列の例にあっては、ステップSP325において「Y
ES」と判定される場合が無かったため、ここで「YE
S」と判定されるような文字列の例について説明してお
く。
【0048】例えば、変数ABUF(1,0)〜変数ABUF(1,5)に
「HotDry」なる文字列が格納されていた場合を想定する
と、変数Nが「1」に設定された場合、文字列「HotDr
y」の第2文字目たる「o」は英子文字であるからステッ
プSP322,327を介して変数UPFLGが「1」に設
定される。次に、変数Nが「3」に設定された後にステ
ップSP322,327が実行されると、「HotDry」の
第4文字目たる「D」は英大文字であるため、ステップ
SP324において「NO」と判定され、処理がステッ
プSP325に進む。
【0049】ここで、変数UPFLGは「1」であるから、
ステップSP325において「YES」と判定され、処
理がステップSP326に進む。ステップSP326に
おいては、変数BCNTがインクリメントされるとともに、
変数Lが「0」に設定される。従って、次にステップS
P328が3回実行されると、変数ABUF(1,3)〜 変数AB
UF(1,5)に格納されていた「Dry」なる文字列が変数BBUF
(2,0)〜変数BBUF(2,2)に格納される。
【0050】このように、ステップSP322〜331
の処理にあっては、配列ABUFに格納された文字列におい
て英小文字が現れた後に英大文字が現れると、この英大
文字が現れた箇所を新たな文字列の区切りとして各文字
列が分割され、分割された各文字列が配列BBUFに格納さ
れることが判る。従って、必ずABUF≦BBUFの関係が成立
する。
【0051】ここで、再び、文字列「Hot&Dry_TP」に対
する動作の説明に戻り、ステップSP322以降の処理
について説明する。処理がステップSP322に進む
と、配列BBUF内の全ての文字データが小文字に変換され
る。上記例にあっては、配列BBUFに格納された各文字列
「Hot」、「Dry」および「TP」が、それぞれ「hot」、
「dry」および「tp」に変換される。
【0052】次に、処理がステップSP333に進む
と、配列BBUF内に格納された文字列と、ROM3および
RAM4に記憶された辞書とが参照され、キーワードが
検索され、検索されたキーワードがキーワードエリアKW
DAに記憶される。ここで、ROM3に記憶された辞書と
は、図10に示すプリセットキーワード辞書3aと、図
11,図12に示すキーワード自動検出用辞書3bであ
る。一方、RAM4に格納された辞書とは、ユーザ辞書
4aである。
【0053】ここで、各辞書の内容について説明してお
く。まず、プリセットキーワード辞書3a(図10)に
おいては、所定長の文字列(キーワード)と、「1」〜
「96」のキーワード番号とが一対一に対応付けられて
いる。なお、図10に示すように、各キーワードは、楽
器種類、ピッチ、音楽ジャンル等を表すものである。次
に、キーワード自動検出用辞書3bにおいては、所定長
の文字列と、一または複数のキーワード番号とが対応付
けられている。
【0054】また、ユーザ辞書4aの内容は、キーワー
ド自動検出用辞書3bと同様である。すなわち、ユーザ
辞書4aにおいては所定長の文字列と一または複数のキ
ーワード番号とが対応付けられている。但し、ユーザ辞
書4aは、ユーザが自由に編集可能であるとともに、必
ずしも存在しなくてもよい。すなわち、ステップSP3
33においては、配列BBUFに格納された文字列のうち上
記辞書3a,3b,4aに記憶された文字列に一致する
ものが検出され、これらの文字列に対応付けられたキー
ワード番号がキーワードエリアKWDAに格納される。
【0055】上記例にあっては、配列BBUFに格納された
各文字列は「hot」、「dry」および「tp」である。そこ
で、図10を参照すると、「hot」はキーワード番号「8
1」に、「dry」は「93」に各々対応する。一方、「t
p」なる文字列はプリセットキーワード辞書3aには存
在しないが、キーワード自動検出用辞書3bにおいて
は、キーワード番号「10」,「11」に対応付けられ
ている。従って、キーワードエリアKWDAには、「1
0」,「11」,「81」および「93」のキーワード
番号が格納される。
【0056】なお、キーワード番号「10」,「11」
は、図10に示すように、各々「wind」,「brass」な
るキーワードに対応している。これは、文字列「tp」は
「トランペット」の略称であることが予測でき、「トラ
ンペット」は管楽器(wind instrument)であるととも
に金管楽器(brass instrument)であることに鑑みてで
ある。
【0057】(i−ii)音色名に英小文字を含まない場合
の処理 次に、ステップSP301において読み出され配列NAME
に格納された音色名が、英小文字を含まない場合の処理
について説明する。なお、上述したように、音色名とし
ては「SLAP_BASS」なる文字列を想定する。この場合、
ステップSP302において「NO」と判定され、ステ
ップSP304を介して変数CAPFLGに「1」が代入され
る。
【0058】次に、ステップSP306〜312の処理
が行われると、「SLAP_BASS」なる文字列がスペースを
区切りとして分割され、配列ABUFに「SLAP」および「BA
SS」なる文字列が格納される。次に、ステップSP31
3を介して処理がステップSP334に進むと、配列AB
UFの内容がそのまま配列BBUFに転送される。
【0059】次に、処理がステップSP332に進む
と、配列BBUFに格納された文字列が小文字(上記例にあ
っては「slap」および「bass」)に変換される。そし
て、処理がステップSP333に進むと、文字列「sla
p」に対応するキーワード番号「57」および「bass」
に対応するキーワード番号「41」とがキーワードエリ
アKWDAに格納される。
【0060】以上のように、検索されたキーワード番号
がキーワードエリアKWDAに格納されると、オートキーワ
ード処理サブルーチンが終了し、ストアモード処理サブ
ルーチン(図5)、音色処理サブルーチン(図4)を介
して処理がメインルーチン(図3)に戻る。
【0061】そして、再びストアモード処理サブルーチ
ンが起動され、ステップSP201の処理が実行される
と、表示装置7において、図9に示すようなウインドウ
20が再度表示される。但し、この時点においては、先
に検索されたキーワード番号がキーワードエリアKWDAに
格納されているから、該番号に対応するキーワードがプ
リセットキーワード辞書3aから読み出され、"KEYWOR
D"ボックス26に表示される。すなわち、音色名が「Ho
t&Dry_TP」である場合には、四つのキーワード「ho
t」、「dry」、「wind」および「brass」が"KEYWORD"ボ
ックス26に表示される。
【0062】(ii)"CHANGE_KEYWORD"ボタン25が押下さ
れた場合の処理 次に、ステップSP201において、"CHANGE_KEYWORD"
ボタン25が押下された場合の処理について説明する。
なお、このボタン25が押下される場合としては、オー
トキーワード処理によって予測されたキーワードに不適
当なものがある場合、キーワードが不足する場合、演奏
者が最初からマニュアル動作でキーワードを設定しよう
とする場合等が考えられる。
【0063】"CHANGE_KEYWORD"ボタン25のオンイベン
トが検出されると、ステップSP202を介して、処理
がステップSP220に進む。ステップSP220にお
いては、図8に示すようなウインドウ30が表示装置7
に表示される。ウインドウ30の内部において、31は
キーワードグループ選択ボックスであり、楽器種類(cat
egory)、ピッチ(pitch)、音楽ジャンル(musical genle)
等、キーワードの各グループに対応するボタンがそれぞ
れ設けられており、一のグループのみ選択可能になって
いる。
【0064】次に、32はキーワードライブラリボック
スであり、キーワードグループ選択ボックス31におい
て選択されたグループに属するキーワードが表示され
る。図示の例にあっては、キーワードグループ選択ボッ
クス31において「楽器種類(category)」が選択されて
いるから、キーワードライブラリボックス32にはキー
ワード番号「1」〜「31」に属するキーワード(図1
0参照)が表示される。なお、ボックス31には、ボッ
クス寸法の制限により、「楽器種類(category)」に属す
る全てのキーワードが表示されていないが、スクロール
ボタン32a,32cを押下し、あるいはボタン32b
をマウスで上下にドラッグすることにより、ボックス3
1をスクロールさせ、所望のキーワードを参照すること
が可能である。
【0065】ここで、ボックス32に表示されている何
れかのキーワードにマウスカーソル(図示せず)を重
ね、マウスをクリックすると、当該キーワードが反転表
示される。なお、本明細書において、このように所望の
キーワードを反転表示させることを「選択する」と表現
する。次に、35はキーワード選択ボックスであり、既
に選択されたキーワードが存在する場合に、これらキー
ワードが表示される。ボックス35においても、ボック
ス32と同様に、所望のキーワードを選択することが可
能である。
【0066】ここで、ボックス32において何れかのキ
ーワードが選択された状態で"add"ボタン34が押下さ
れると、ボックス32において選択されたキーワードが
ボックス35に複写される。また、ボックス35におい
て何れかのキーワードが選択された状態で"remove"ボタ
ン33が押下されると、選択されたキーワードがボック
ス35から削除される。
【0067】このように、ウインドウ30においては、
ボックス31,32,"add"ボタン34を用いて、キー
ワード選択ボックス35に所望のキーワードを追加する
ことが可能であり、また、ボックス35において不要な
キーワードを選択した後、"remove"ボタン33を押すこ
とによって、該キーワードを削除することが可能であ
る。
【0068】次に、36は"OK"ボタンであり、キーワー
ドの編集作業が終了した時点で押下されるボタンであ
る。また、37は"cancel"ボタンであり、キーワードの
編集作業を中止する場合に押下されるボタンである。こ
れらボタン36,37の何れかのオンイベントが検出さ
れると、処理がステップSP221に進む。
【0069】ステップSP221においては、検出され
たイベントが"OK"ボタン36のオンイベントであるか否
かが判定される。ここで、「YES」と判定されると、
処理がステップSP222に進み、キーワード選択ボッ
クス35に設定されたキーワードに基づいて、キーワー
ドエリアKWDAの内容が更新される。そして、該エリアの
内容が更新されると、処理がステップSP201に戻
る。従って、表示装置7にはウインドウ20(図9)が
再び表示されるが、"KEYWORD"ボックス26の内容は、
先にウインドウ30において編集された内容に設定され
る。
【0070】一方、ウインドウ30において"cancel"ボ
タン37が押下された場合には、ステップSP221に
おいて「NO」と判定され、そのまま処理がステップS
P201に戻る。従って、キーワードエリアKWDAは更新
されず、ウインドウ30における編集結果は破棄され
る。
【0071】(iii)"YES"ボタン21が押下された場合の
処理 次に、ウインドウ20において、"YES"ボタン21が押
下された場合の処理を説明する。まず、この場合には、
ステップSP202,203を介して処理がステップS
P205に進み、押下されたボタンが"YES"ボタン21
であるか否かが判定される。押下されたボタンは"YES"
ボタン21であるから、ここで「YES」と判定され、
処理がステップSP206に進む。
【0072】次に、ステップSP206においては、キ
ーワードエリアKWDAの内容が全て「0」であるか否かが
確認される。ここで、何らかのキーワードが既に設定さ
れていれば「NO」と判定され、処理がステップSP2
08に進む。ステップSP208においては、RAM4
の音色データ領域4bの内容が、FDD8を介して、フ
ロッピーディスクに記録される。次に、処理がステップ
SP211に進むと、動作モードがプレイ・モードに変
更される。従って、以後ステップSP101(図4参照)
が実行されると「NO」と判定され、プレイ・モードの
処理が行われる。
【0073】ところで、ウインドウ20において何らキ
ーワードを設定していないにも拘らず、"YES"ボタン2
1が押下される場合がある。そこで、このような場合の
処理を説明する。まず、キーワードが全く設定されてい
ない場合にはキーワードエリアKWDAの内容は全て「0」
であるから、ステップSP206において「YES」と
判定され、処理がステップSP207に進む。
【0074】ステップSP207においては、表示装置
7に、所定のウインドウ(図示せず)がオープンされる。
このウインドウにおいては、「キーワードが設定されて
いません。再設定しますか?」というメッセージと、"Y
ES"ボタンと、"CANCEL"ボタンとが表示される。ここ
で、演奏者が何れかのボタンを押下すると、処理がステ
ップSP210に進む。
【0075】ここで、"CANCEL"ボタンが押下された場合
はステップSP210において「YES」と判定され、
ステップSP211を介して、プレイ・モードに処理が
移行する。一方、"YES"ボタンが押下された場合には、
動作モードがエディット・モードのままメインルーチン
に処理が戻る。従って、再びステップSP201の処理
が実行され、ウインドウ20が表示された際にキーワー
ドの設定が可能になる。
【0076】(iv)"NO"ボタン22が押下された場合の処
ウインドウ20において"NO"ボタン22が押下される
と、ステップSP202,203,205を順次介して
処理がステップSP209に進む。ステップSP209
においては、表示装置7に、所定のウインドウ(図示せ
ず)がオープンされる。このウインドウにおいては、
「キーワードを全てキャンセルします。よろしいですか
?」というメッセージと、"再設定"ボタンと、"CANCEL"
ボタンとが表示される。ここで、演奏者が何れかのボタ
ンを押下すると、処理がステップSP210に進む。
【0077】ここで、"CANCEL"ボタンが押下された場合
はステップSP210において「YES」と判定され、
ステップSP211を介して、プレイ・モードに処理が
移行する。一方、"再設定"ボタンが押下された場合に
は、動作モードがエディット・モードのままメインルー
チンに処理が戻る。従って、再びステップSP201の
処理が実行され、ウインドウ20が表示された際にキー
ワードの設定が可能になる。
【発明の効果】以上説明したように、この発明の音色
装置によれば、音色名に所定の文字列が含まれる場合
に、該文字列に関連するキーワードを音色の検索用キー
ワードとして設定するから、音色にキーワードを付与す
る作業を軽減することが可能である。また、音色名から
抽出された文字列に関連するキーワード(例えば、楽器
種類,ピッチ,音楽ジャンル,奏法など)を、該音色名
が設定された音色のキーワードとしているので、所望の
音色を検索する際にこの所望の音色に関連するであろう
キーワードを指定すれば良くなる。したがって、所望の
音色の検索を簡易なキーワード選定で実現できることに
なり、検索精度および検索速度を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例の電子楽器の構成を示すブロック図
である。
【図2】 一実施例の電子楽器のメモリマップである。
【図3】 一実施例のメインルーチンのフローチャート
である。
【図4】 一実施例のサブルーチンのフローチャートで
ある。
【図5】 一実施例のサブルーチンのフローチャートで
ある。
【図6】 一実施例のサブルーチンのフローチャートで
ある。
【図7】 一実施例のサブルーチンのフローチャートで
ある。
【図8】 表示装置7に表示されるウインドウ30を示
す図である。
【図9】 表示装置7に表示されるウインドウ20を示
す図である。
【図10】 プリセットキーワード辞書3aを示す図で
ある。
【図11】 キーワード自動検出用辞書3bを示す図で
ある。
【図12】 キーワード自動検出用辞書3bを示す図で
ある。
【符号の説明】
2 CPU(設定手段、解析手段、キーワード付与
段) 3a プリセットキーワード辞書(記憶手段) 3b キーワード自動検出用辞書(記憶手段)4a ユーザー辞書(記憶手段) 4b 音色データ領 6 設定操作子(設定手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の音色の中から任意の音色を選択可
    能にした音色選択装置であって、前記各音色に対してキ
    ーワードを予め付与しておき、該キーワードを用いて前
    記音色を検索する装置において、 複数の文字列と該複数の文字列に関連するキーワードと
    を記憶した記憶手段と、前記音色について音色名を設定する設定手段と、 この設定手段で設定された音色名の中から前記記憶手段
    に記憶された文字列を抽出する解析手段と、 前記記憶手段を参照して、前記設定手段で音色名が設定
    された音色に対して、前記解析手段で抽出された文字列
    に関連するキーワードを付与する キーワード付与手段と
    を具備することを特徴とする音色選択装置。
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