JPH1011065A - コード選択装置および該コード選択装置を備えた電子楽器 - Google Patents

コード選択装置および該コード選択装置を備えた電子楽器

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JPH1011065A
JPH1011065A JP8181646A JP18164696A JPH1011065A JP H1011065 A JPH1011065 A JP H1011065A JP 8181646 A JP8181646 A JP 8181646A JP 18164696 A JP18164696 A JP 18164696A JP H1011065 A JPH1011065 A JP H1011065A
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JP
Japan
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code
chord
distance
key
candidate
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JP8181646A
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English (en)
Inventor
Junichi Takano
純一 高野
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キーとコード名あるいはコード列を指定する
ことにより、該コードの次あるいは中間に使用可能なコ
ードを検索し、表示することが可能なコード選択装置お
よび該コード選択装置を備えた電子楽器を提供するこ
と。 【解決手段】 コード選択装置において、任意のコード
についてキーとコードルートの距離を求める手段と、求
めた距離およびコードタイプに基づき、前記コードの次
に使用可能なコードを求めて表示する手段とを備えた。
また、前コード選択手段と次コード選択手段とを設け、
両選択手段によって共通に選択された、挿入可能なコー
ドを表示するコード挿入手段を備えた。更に、電子楽器
において該コード選択装置および自動伴奏装置を備え
た。従って、簡単に正しいコード進行を生成し、演奏す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコード選択装置およ
び該コード選択装置を備えた電子楽器に関し、特にコー
ドあるいはコード列を指定することにより、該コードの
次あるいは中間に配置可能なコードを検索し、表示する
コード選択装置および該コード選択装置を備えた電子楽
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子ピアノやシンセサイザ等の電
子楽器においては、予めROM等に記憶され、あるいは
使用者によって書き込まれたコード進行情報に基づき、
伴奏用の楽音信号を発生させる自動伴奏装置を備えたも
のがあった。この自動伴奏装置においては、記憶されて
いる任意のコード進行を使用者が読み出して、コードの
変更、追加、挿入等の修正をすることができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常、コードの数は約
500種類以上もあり、コードの理論に精通していない
初心者がコード入力を行おうと思っても、音楽理論的に
そこにどのようなコードがくることが可能であるのかが
不明であるので、その場に適したコードを選択すること
ができないという問題点があった。本発明の目的は、前
記のような従来技術の問題点を解決し、単にキーとコー
ド名あるいはコード列を指定することにより、論理的に
該コードの次あるいは中間に使用可能なコードを検索
し、表示することが可能なコード選択装置および該コー
ド選択装置を備えた電子楽器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、任意のコード
について、キーとコードルートの距離を求める距離算出
手段と、求めた距離およびコードタイプに基づき、前記
コードの次に使用可能なコードを求めるコード選択手段
とを備えたことを特徴とする。また、コード列を構成す
る前後2つのコードについて、それぞれキーとコードル
ートの距離を求める距離算出手段と、求めた距離および
コードタイプに基づき、前のコードの次および後のコー
ドの前に使用可能なコードをそれぞれ求める第1および
第2のコード選択手段と、前記第1のコード選択手段お
よび前記第2のコード選択手段から出力される2つのコ
ード群に共通して含まれているコードを抽出する抽出手
段とを備えたことも特徴とする。更に、該コード選択装
置および自動伴奏装置を備えた電子楽器にも特徴があ
る。
【0005】本発明は上記のような構成により、使用者
がキーおよびコード名あるいはコード列を入力あるいは
選択してやることによって、そのコードの次あるいは中
間に使用可能なコードの一覧表を表示させ、その中から
任意のコードを選択することによって、高度な音楽知識
を必要とせず、簡単に正しいコード進行を生成すること
が可能となる。また、このコード選択装置および周知の
自動伴奏装置を電子楽器に備えれば、生成したコード進
行に基づいて直ちに自動伴奏を行うことによって、コー
ド進行のチェックが可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は、本発明を適用した
電子ピアノの構成を示すブロック図である。CPU1
は、ROM2に格納されている制御プログラムに基づ
き、電子ピアノ全体の制御を行う中央処理装置である。
ROM2には制御プログラム、音色パラメータ、コード
進行データ等が記憶されている。音色パラメータには波
形メモリに記憶されている楽音波形のアドレス情報、エ
ンベロープ制御情報等がある。RAM3はワークエリア
およびバッファとして使用され、使用者が書き込んだコ
ード進行情報も記憶される。また、バッテリ等によりバ
ックアップされていてもよい。パネル回路4は、音色選
択などのための各種スイッチ、液晶やLEDにより文字
等を表示する表示装置およびそれらのインターフェース
回路からなる。
【0007】キーボード5は、例えばそれぞれ2つのス
イッチを備えた複数の鍵から成るキーボードおよび、各
鍵のスイッチの状態をスキャンし、その変化を検出して
キーイベント情報やタッチ情報を生成する回路から成
る。音源回路6は、例えば波形読み出し方式により所望
の楽音信号を発生する回路であり、デジタル楽音波形サ
ンプル値が記憶されている波形メモリから、発音すべき
音高に比例したアドレス間隔で順次波形データを読み出
し、補間演算を行って楽音波形信号を発生させる。ま
た、エンベロープ発生回路を有し、設定されたエンベロ
ープパラメータに基づいて発生したエンベロープ信号を
楽音波形信号に乗算してエンベロープを付与し、楽音信
号を出力する。楽音発生回路6は、複数(例えば32)
の楽音発生チャネルを有しているが、実際には、1つの
楽音発生回路を時分割多重動作させることにより、同時
に複数の楽音信号を独立して発生可能に構成されてい
る。
【0008】D/A変換器7はデジタル楽音信号をアナ
ログ信号に変換し、アンプ8によって増幅された楽音信
号はスピーカ9から発音される。バス10は電子ピアノ
内の各回路を接続している。なお、必要に応じて、メモ
リカードインターフェース回路、フロッピィディスク装
置、MIDIインターフェース回路等を備えていてもよ
い。
【0009】図2は、キーあるいはコードルート(根
音)と数値の対応テーブルの例を示す説明図である。こ
の例においては、C(ド)からB(シ)までの1オクタ
ーブの中の半音単位の12音について、図示するような
数値を対応させて記憶している。この実施例においては
Cを0としており、これは、通常キーをCメジャーとし
てコード進行を記憶あるいは表示する場合が多いためで
ある。しかし、本発明を実施する場合に例えば0をどの
音名に対応させるかは自由である。
【0010】図3は、電子ピアノ内部において、コード
進行情報を機能コードによって表した場合の、各距離記
号(ローマ数字を使用する)と半音単位の距離の値の対
応テーブルの内容を示す説明図である。一般にコードネ
ームはルート名(C〜B)とコードタイプ(m、7、et
c.)との組み合わせで表記される。このルート名をトニ
ック(主音、キー)からの距離で表し、コードタイプを
単純な形(基本コードタイプ)で表したものを機能コー
ドと呼ぶ。例えば「I」は、該コードルートとキーとの
音の距離が0、即ち等しいことを示しており、「V」は
半音単位の距離が7であることを示している。
【0011】図11は、コード進行入力処理を示すフロ
ーチャートである。この処理は、使用者がパネルを操作
することによって、コード進行入力(変更、追加)処理
の実行を指示することによって起動される。ステップS
1においては、まず使用者にキーの入力を指示し、入力
されたキー情報(C〜Bおよびメジャー/マイナーの
別)を取り込む。あるいは、既に入力されているコード
進行への追加の場合には、予め記憶されているコード進
行情報の1つを使用者が選択し、該コード進行に付加さ
れているキー情報を取り込む。
【0012】ステップS2においては、使用者が入力し
たコード情報を取り込む。あるいは、追加の場合にはコ
ード進行の最後のコード情報を読み出す。ステップS3
においては、キーとコードルートとの距離を求める。こ
のためには、まず図2のテーブルを使用して、キーおよ
びコードルートを数値化し、その差を求める。例えばキ
ーが「Cメジャー」であり、コードルートが「G」であ
る場合にはキーの数値が「0」、コードルート「G」の
数値が「7」であるので、その差は、7−0=7とな
る。また、例えばキーが「A」、コードルートが「E」
の場合には、その差は4−9=−5となる。そして、差
が負の場合には12を加算して「7」となる。次に、図
3のテーブルを参照して、距離「7」を距離記号「V」
に変換する。つまり、キーが「C」である場合の「G」
に対応する機能コードは「V」となる。
【0013】ステップS4においては、ステップS2に
おいて読み出したコードのコードタイプが基本コードタ
イプであるか否かが判定される。基本コードタイプと
は、△7(メジャーセブンス)、m7(マイナーセブン
ス)、7、m7(b5)、m6、dimの6種類のコードタ
イプである。そして、判定結果が否定の場合にはステッ
プS5に移行する。ステップS5においては、コードが
トライアドであるか否かが判定され、結果が肯定の場合
にはステップS6に移行するが、否定の場合にはステッ
プS7に移行する。
【0014】ステップS6においては、図4に示すテー
ブルAを使用して、トライアドコードを基本コードタイ
プに変換する。テーブルAは、横軸がステップS3で求
めた距離記号(I〜 VII)、縦軸はコードのメジャー/
マイナーの別により区分されている。例えば機能コード
が「V」メジャーの場合には、テーブルAよりタイプが
「7」となるので、機能コードは「V7」となる。な
お、空白欄は通常使用しないコードに対応するものであ
り、問題は無い。
【0015】ステップS7においては、図5に示すテー
ブルBを使用して、テンションコード等のその他のコー
ドを基本コードタイプに変換する。テーブルBは、基本
コードタイプ別に該当するコードタイプが区分されてい
る。例えば「11」(イレブンス)の場合には、テーブ
ル中を検索すると「7」系に属していることが判明す
る。なお、各コードタイプにおける空白の括弧、あるい
は括弧内の□は、その中に任意の記号が入ったものが該
当することを表している。
【0016】ステップS8においては、図7に示すテー
ブルを使用して次のコードの候補を求める。このテーブ
ルは、機能コード毎に、キーのメジャー/マイナー別の
次コード候補群が登録されている。各次コード候補群デ
ータは、例えばランダムに抽出した多数のコード進行情
報を統計処理し、ある機能コードの次にどの機能コード
の来る確率が高いかを求め、機能コードを確率の高い順
に並べることによって生成することができる。例えば、
現在の機能コードが「IIm7」である場合には、機能コ
ード「V7」が次に来る確率が最も高いことを示してい
る。
【0017】ステップS9においては、図4、6に示す
テーブルA、Cを参照して、ステップS8で求めた次コ
ード候補について、トライアドおよびテンションコード
を求める。トライアドについては、テーブルAを逆引き
してもよいし、距離記号とマイナー記号(m)以外を削
除してもよい。また、テーブルCは機能コード毎に、該
機能コードの代わりに使用可能なテンションタイプを記
憶しており、該テーブルを参照してテンションコードを
求める。
【0018】ステップS10においては、求めた次コー
ド候補を表示する。図8は、次コード候補表示例を示す
説明図である。この例においては、現コード(Am7)
に対して、次コード候補がトライアドおよび基本コード
タイプ(単純)およびテンションコード(複雑)に分け
て表示されている。表示に際しては、ステップS9にお
いて求めたコードが機能コードであるので、距離記号を
コードルートの記号に変換する必要がある。これは、ス
テップS3の逆の処理であり、機能コードの距離記号を
数値に変換し、キーから該数値だけ移調した箇所の音名
がコードルートとなる。例えばキーが「G」で機能コー
ドが「V」であれば、「V」を数値「7」に変換し、キ
ー「G」の数値「7」に加算する。そして12以上とな
るので12を引くと「2」となり、図2のテーブルより
コードルートは「D」となる。
【0019】ステップS11においては、使用者が列挙
された次コード候補の中から任意の1つを選択したか否
かが判定され、結果が肯定の場合にはステップS13に
移行するが、否定の場合にはステップS12に移行す
る。ステップS12においては、コード進行入力処理の
終了指示がなされたか否かが判定され、結果が否定の場
合にはステップS11に戻るが、肯定の場合には処理を
終了する。ステップS13においては、選択されたコー
ド情報をコード進行情報に追加保存し、ステップS3に
戻って処理を繰り返す。以上のような処理によって、適
当な次コードを簡単に選択可能となる。
【0020】次に、コード進行の入力例について説明す
る。例えばキーが「G」で、現在のコードが「Am」で
あった場合には、まずステップS3の処理によって、キ
ー「G」と最初のコードルートである「A」との距離記
号が求められる。キー「G」を図2のテーブルで数値化
すると「7」となり、「A」は「9」である。従って、
その差は9−7=2となり、これを図3のテーブルによ
って距離記号に変換すると、「II」となる。次に「A
m」はトライアドであるので、図4のテーブルAの「I
I」欄を参照し、基本コードタイプ「m7」に変換され
る。結局「Am」に対する機能コードが「IIm7」と決
定される。
【0021】今度は、図7のテーブルを参照して、「II
m7」に対する次コード候補を求めると、キーはメジャ
ーなので、確率の大きい順に「V7」、「VIm7」、
「IIIm7」…という機能コードが得られる。得られた
機能コードについて、まず図4のテーブルAを逆引きし
てトライアド「V」、「VIm」、「IIIm」…が得ら
れ、また図6のテーブルCを参照して、各機能コードに
対応したテンションコードが得られる。これらを図8の
ようにそれぞれ分離して表示する。なお表示時には、前
述したように機能コードの距離記号をコードルートに変
換して表示する。
【0022】次に、第2の実施例について説明する。図
12は、第2の実施例であるコード挿入処理の内容を示
すフローチャートである。第1の実施例は、任意のコー
ドの次にくるコード候補を表示、選択する例であった
が、第2の実施例は、第1の実施例の技術を使用し、任
意の2つのコードの中間に挿入可能なコード候補を表
示、選択するようにしたものである。
【0023】図12において、ステップS20において
は、キー情報を指定する。ステップS21においては、
使用者に前後2つのコード情報を入力させるか、あるい
は記憶されている任意のコード進行の内の1つを選択
し、更に該コード進行のどの位置にコードを挿入するか
を指定させる。ステップS22においては、図11のス
テップS3〜9に関して前述した処理により、前のコー
ドの次に来るべきコードの候補を求める。
【0024】ステップS23においては、ステップS2
2と同様の処理によって、後のコードの前に来るべきコ
ードの候補を求める。この場合には、図7の次コードテ
ーブルの代わりに前コードテーブルが必要であるので、
次コードテーブルを逆に検索して、現コードに対して前
のコードとして存在する確率の高いものを集めた前コー
ドテーブルを作成しておく。図9は、前コードテーブル
の例を示す説明図である。前コードテーブルにおいて
は、機能コード毎に、前に来る可能性のある機能コード
が確率の高い順に配列されている。
【0025】ステップS24においては、ステップS2
2において求めた次コード候補と、ステップS23にお
いて求めた前コード候補の両方に共通して含まれている
コードを抽出する。ステップS25においては、例えば
次コードとしての確率の大きい順、あるいは次コードと
しての確率と前コードとしての確率の積の値の大きい順
に並べて表示する。図10は、挿入コード候補表示例を
示す説明図である。なお、この表示例において、トライ
アドが基本コードタイプの1つと対応する場合(例えば
FとF△7)には、他の基本コードタイプ(例えばF
7)にはトライアドを表示しないようにする。
【0026】ステップS26においては、使用者が表示
されている挿入コード候補の中から1つを選択すると、
該コード情報がコード進行情報に挿入され、処理が終了
する。以上のような処理により、任意のコード進行の中
間に挿入可能なコードを簡単に選択可能となる。
【0027】以上、実施例を説明したが、次に示すよう
な変形例も考えられる。実施例においては、コード候補
の表示方法として、確率の高い順に並べる例を開示した
が、これでは、それぞれのコードに遷移する確率がどれ
くらいであるかが不明である。そこで、例えば図13に
示すように、各次コード候補毎の遷移確率を数値等によ
って表示するようにしてもよい。コードを挿入する第2
実施例の場合には、前だけ、あるいは前後それぞれの確
率を別に表示するか、または前後の確率の積を表示して
もよい。
【0028】実施例においては、コードの遷移確率を統
計的手法によって求める例を開示したが、コードの遷移
確率は、曲のジャンルや作曲者、曲風等によって異な
る。従って、曲のジャンルや作曲者、曲風等毎に異なる
次コードの遷移確率テーブルを設け、使用者が曲のジャ
ンルや作曲者、曲風等の内の少なくとも1つを選択する
ことによって、該選択に適合した遷移確率テーブルを使
用して次コード候補を表示するようにしてもよい。この
ようにすれば、例えば特定の作曲者風のコード進行が簡
単に生成可能である。
【0029】実施例においては、表示されたコード候補
の中から使用者が手動で1つを選択する例を開示した
が、コードをランダムに自動的に選択する機能を付加し
てもよい。こうすれば、最初にキーと第1コードを指定
するのみで、コード進行が自動的に生成される。なお、
本発明は電子ピアノ、消音型ピアノ、シンセサイザーな
どの電子楽器の他、専用の自動伴奏装置、パソコン等に
おいて実施することも可能である。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては、
使用者がキーおよびコード名あるいはコード列を入力あ
るいは選択してやることによって、そのコードの次ある
いは中間に使用可能なコードの一覧表を表示させ、その
中から任意のコードを選択することによって、高度な音
楽知識を必要とせず、簡単に正しいコード進行を生成す
ることが可能となるという効果がある。また、このコー
ド選択装置および周知の自動伴奏装置を電子楽器に備え
れば、生成したコード進行に基づいて直ちに自動伴奏を
行うことによって、コード進行のチェックが可能となる
という効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電子ピアノの構成を示すブロ
ック図である。
【図2】キーあるいはコードルート(根音)と数値の対
応テーブルの例を示す説明図である。
【図3】機能コードにおける各距離記号と距離値の対応
テーブルの内容を示す説明図である。
【図4】トライアドコードを基本コードタイプに変換す
るテーブルの内容を示す説明図である。
【図5】基本コードタイプ別に該当するコードタイプが
区分されているテーブルの内容を示す説明図である。
【図6】機能コード毎に使用可能なテンションタイプを
記憶しているテーブルの内容を示す説明図である。
【図7】次コードテーブルの例を示す説明図である。
【図8】次コード候補表示例を示す説明図である。
【図9】前コードテーブルの例を示す説明図である。
【図10】挿入コード候補表示例を示す説明図である。
【図11】コード進行入力処理を示すフローチャートで
ある。
【図12】第2の実施例であるコード挿入処理の内容を
示すフローチャートである。
【図13】各次コード候補毎の遷移確率を数値等によっ
て表示する例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…CPU、2…ROM、3…RAM、4…パネル回
路、5…PAD回路、6…楽音発生回路、7…D/A変
換器、8…アンプ、9…スピーカ、10…バス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意のコードについて、キーとコードル
    ートの距離を求める距離算出手段と、 求めた距離およびコードタイプに基づき、前記コードの
    次に使用可能なコードを求めるコード選択手段とを備え
    たことを特徴とするコード選択装置。
  2. 【請求項2】 コード列を構成する前後2つのコードに
    ついて、それぞれキーとコードルートの距離を求める距
    離算出手段と、 求めた距離およびコードタイプに基づき、前のコードの
    次に使用可能なコードを求める第1のコード選択手段
    と、 求めた距離およびコードタイプに基づき、後のコードの
    前に使用可能なコードを求める第2のコード選択手段
    と、 前記第1のコード選択手段および前記第2のコード選択
    手段から出力される2つのコード群に共通して含まれて
    いるコードを抽出する抽出手段とを備えたことを特徴と
    するコード選択装置。
  3. 【請求項3】 更に、元のコードが基本コードタイプで
    は無い場合には、前記コードを基本コードタイプの内の
    いずれかに分類する分類手段を備え、 前記コード選択手段は、距離および基本コードタイプに
    基づき使用可能なコードを検索するものであることを特
    徴とする請求項1または2のいずれかに記載のコード選
    択装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のコ
    ード選択装置および自動伴奏装置を備えた電子楽器。
JP8181646A 1996-06-20 1996-06-24 コード選択装置および該コード選択装置を備えた電子楽器 Pending JPH1011065A (ja)

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Cited By (4)

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