JP3398983B2 - 自動伴奏装置 - Google Patents

自動伴奏装置

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JP3398983B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動伴奏装置に関し、
詳細には、音楽的な知識がない演奏者にとっても、演奏
される伴奏音にコード付けを行なうことのできる自動伴
奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動伴奏装置においては、Cメジ
ャー等の基本となる伴奏パターンを2小節分程度の長さ
あらかじめメモリに記憶しておき、この伴奏パターンを
テンポクロックに基づいた速さで読み出す。この読み出
された伴奏パターンを、入力されるコードに基づいてス
ケール変換し、伴奏音として出力する。そして、このコ
ード入力は、通常、鍵盤により演奏者が、いわゆるフィ
ンガード方式やシングルフィンガー方式で、ルートとコ
ード種を指定することにより行なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の自動伴奏装置にあっては、単にコード入力の
入力方法を簡単にする改良であったため、初心者が自動
伴奏を行なうには、なお困難な問題があった。
【0004】すなわち、自動伴奏装置を使用して自動伴
奏を行わせる場合、初心者にとって最も分かりにくいの
は、どの種のコードをどのような順番で入力するかであ
る。詳細に説明すると、伴奏は、コード進行が、関係調
(近親調)に沿って進行することによりスムーズに聞こ
え、この関係調に沿ってコード進行が行われないと、音
楽的に違和感のある伴奏演奏となるおそれがある。例え
ば、C(I)を主調とした関係調であれば、Dm(II
下属調の平行調)、Em(III 属調の平行調)、F(I
V 下属調)、G(V 属調)、Am(VI 平行調)が
あり、このコードのいずれかに進行していれば、スムー
ズな伴奏演奏に聞こえる。このような関係調に沿ってコ
ード進行すると、例え転調してもスムーズに聞こえる。
ところが、こうした一定の規則に沿ったコードで進行す
ることは、音楽的な知識が乏しい初心者にとっては、困
難なことであり、初心者が自動伴奏を行う上での困難な
問題となっている。
【0005】そこで、本発明は、コード進行に関する音
楽的知識がなくても、音楽的にスムーズに聞こえるコー
ド進行データを容易に入力できる自動伴奏装置を提供す
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、伴奏パターンを記憶するパターン記憶手段と、前
記パターン記憶手段に記憶されている伴奏パターンを順
次読み出す読出手段と、曲の調の主音を示すデータを記
憶する主音記憶手段と、 この主音記憶手段に記憶された
データで示される主音をもつ長調を主調として、当該主
調あるいはその関係調を選択する調選択手段と、 この調
選択手段により選択された主調あるいはその関係調に基
づいて、ルート及びコード種を算出するコード算出手段
と、 このコード算出手段により算出されたルート及びコ
ード種に基づいて前記読出手段により読み出された伴奏
パターンを変更する変更手段と、 前記調選択手段にて主
調及びその関係調を同時に選択したことが検出された場
合に、この同時に選択された関係調が属調あるいはその
平行調のときは前記主音記憶手段に該属調の主音を示す
データを記憶させるとともに、この同時に選択された関
係調が下属調あるいはその平行調のときは前記主音記憶
手段に該下属調の主音を示すデータを記憶させる主音変
更手段と、を備えることにより、達成される。
【0007】また、この場合、例えば、請求項に記載
するように、前記パターン記憶手段が、複数種の伴奏パ
ターンを記憶するとともに、前記読出手段が、外部操作
により、該パターン記憶手段からの伴奏パターンの読出
しの開始を指定する指定手段と、該指定手段に対する外
部操作の形態を検出する操作形態検出手段と、 該操作形
態検出手段によって該パターン記憶手段に記憶されてい
る複数種の伴奏パターンのいずれか一つを選択する選択
手段と、を有してもよい。
【0008】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記調選択手段に対する外部操作の形態を検出する
操作形態検出手段を有し、前記コード算出手段が、操作
形態検出手段の検出結果に基づいてルート及びコード種
を算出するようにしてもよい。
【0009】
【作用】上記構成によれば、伴奏パターンを記憶するパ
ターン記憶手段に記憶されている伴奏パターンを、読出
手段により順次読み出し、調選択手段により、主音記憶
手段に記憶されたデータで示される主音を持つ長調を主
調として、当該主調あるいはその関係調を選択する。そ
して、この調選択手段により選択された主調あるいはそ
の関係調に基づいてルート及びコード種をコード算出手
段により算出する。さらに、このコード算出手段により
算出されたルート及びコード種に基づいて前記読出手段
により読み出された伴奏パターンを変更手段により変更
する。一方、前記調選択手段にて主調及びその関係調を
同時に選択したことが検出された場合に、前記主音変更
手段によりこの同時に選択された関係調が属調あるいは
その平行調のときは前記主音記憶手段に該属調の主音を
示すデータを記憶させるとともに、この同時に選択され
た関係調が下属調あるいはその平行調のときは前記主音
記憶手段に該下属調の主音を示すデータを記憶させる。
【0010】したがって、調選択手段により予め設定さ
れた主調及びその関係調のいずれかを選択することがで
きるため、コード進行に関する音楽的知識がなくとも、
音楽的にスムーズに聞こえるコード進行データが容易に
入力できるようになる。
【0011】この場合、前記パターン記憶手段に複数種
の伴奏パターンを記憶させ、この複数種の伴奏パターン
を適宜選択することにより、各種の伴奏バリエーション
を得ることができる。
【0012】さらに、前記調選択手段に対する外部操作
の形態を変化させることにより、前記コード算出手段が
算出するルート及びコード種を変更させ、多様なコード
を指定することができ、多彩な伴奏演奏を行なうことが
できる。
【0013】
【実施例】以下に、本発明の自動伴奏装置の実施例を図
面に基づいて説明する。
【0014】図1〜図5は、自動伴奏装置の第1実施例
を示す図であり、図1は自動伴奏装置のブロック構成
図、図2は図1のコード進行入力部の外観図、図3は図
1のコード進行処理部の回路構成図、図4は図1のパタ
ーン変更部の回路構成図、図5は図1の変換テーブルR
OMに格納されるコード進行変換テーブルの一例を示す
メモリマップである。
【0015】図1において、自動伴奏装置1は、テンポ
クロック発生器2、パターン発生部3、パターン変更部
4、コード進行入力部5、コード進行処理部6及び変換
テーブルROM(Read Only Memory)7等を備えてい
る。
【0016】テンポクロック発生器2は、所定のテンポ
クロックを発生し、パターン発生部3に出力する。
【0017】パターン発生部3は、基本となる伴奏パタ
ーン、例えば、Cメジャーの伴奏パターンの自動演奏デ
ータを1〜4小節分記憶しており、テンポクロック発生
器2からテンポクロックが入力される毎に、該伴奏パタ
ーンの自動演奏データをパターン変更部4に出力する。
この伴奏パターンの演奏データは、例えば、1オクター
ブを0〜11までのノートコードで表現したものであ
り、12平均律の音符と1対1に対応している。
【0018】したがって、テンポクロック発生器2及び
パターン発生部3は、伴奏パターンを記憶するパターン
記憶手段及びこの記憶された伴奏パターンを順次読み出
す読み出し手段として機能する。
【0019】一方、コード進行入力部(調選択手段)5
は、図2に示すように縦に2個、横に3個配列されたス
イッチIからスイッチVIまでの6個のスイッチで構成さ
れており、スイッチIが主調スイッチに、スイッチIIか
らスイッチIVが関係調(近親調)スイッチに割り当てら
れている。各スイッチの操作は、縦3本、横2本のキー
マトリックスで検出されて、各スイッチI〜VI毎に割り
当てられた4ビットのスイッチコードをコード進行処理
部6に出力する。そして、この4ビットのスイッチコー
ドのうち、0ビット目と1ビット目が、スイッチの縦キ
ーマトリックスコードを、2ビット目が、スイッチの横
キーマトリックスコードを、3ビット目が、主調スイッ
チIと他のスイッチII〜IVの何れかとの同時押しコード
を表わしている。そして、主調スイッチIの位置する横
列のスイッチ、すなわち、スイッチIV及びスイッチVに
は、関係調コードの内メジャーコードが割り付けられ、
主調スイッチIの位置しない横列のスイッチ、すなわち
スイッチII、スイッチIIIおよびスイッチVIには、関係
調コードのうちマイナーコードが割り付けられる。この
各スイッチI〜スイッチVIへのコードの主音の割り付け
は、後述するように、コード進行処理部6が変換テーブ
ルROM7のアドレスを設定することにより行う。
【0020】コード進行処理部(コード算出手段、主音
変更手段)6は、調レジスタ11(主音記憶手段)、書
込制御レジスタ12及び加算器13、14を備えてい
る。このコード進行処理部6の加算器13には、前記コ
ード進行入力部5からの縦キーマトリックスコードが入
力され、書込制御レジスタ12には、コード進行入力部
5からの同時押しコードが入力される。また、コード進
行入力部5からの横キーマトリックスコードは、このコ
ード進行処理部6を会して変換テーブル7に入力される
とともに、そのままコード名データとしてパターン変更
部4に出力される。加算器13には、2ビット表示の
「−1」がさらに入力されており、加算器13は、縦キ
ーマトリックスコードに「−1」を加算して、4ビット
データとしてその加算結果を加算器14に出力する。こ
こで、加算器13で縦キーマトリックスコードに「−
1」を加算するのは、変換テーブルROM7のコード進
行変換テーブルの各コード配列に対して、コード進行入
力部5の主調スイッチIを中心として、他の関係調スイ
ッチII〜VIに主調のアドレスを中心として、関係調のア
ドレスを配置するためである。
【0021】加算器14には、さらに調レジスタ11か
ら4ビットの主音データが入力され、加算器14は、加
算器13からの加算結果と調レジスタ11からの主音デ
ータを加算して、その加算結果を変換テーブルROM7
にアドレスとして出力するとともに、調レジスタ11に
フィードバックする。調レジスタ11は、書込制御レジ
スタ12から書込信号が入力されたときのみ、加算器1
4からの加算結果を取り込んで主音データとして加算器
14に出力し、書込制御レジスタ12から書込信号が入
力されないときには、以前に取り込んだ主音データを保
持して、加算器14に出力する。書込制御レジスタ12
は、コード進行入力部5から同時押しコードとして主調
スイッチIと他の関係調スイッチII〜VIが同時に押
されたことを示す「1」のスイッチコードが入力される
と、調レジスタ11に書込信号を出力する。そして、前
記加算器14は、加算結果を変換テーブルROM7にア
ドレスとして出力するが、この変換テーブルROM7に
は、コード進行入力部5からの横キーマトリックスコー
ドがアドレスとして入力されており、変換テーブルRO
M7は、コード進行変換テーブルを図4に示すように記
憶している。このコード進行変換テーブルは、変換テー
ブルROM7に、図4に示すように、メジャーコード
主音とマイナーコードの主音に分離されて記憶されてお
り、アドレス0〜12及び15にメジャーの関係調コー
の主音がそれぞれ相隣接するアドレス位置に、アドレ
ス16〜28及び31にマイナーの関係調コードの主音
がそれぞれ相隣接するアドレス位置に記憶されている。
この変換テーブルROM7のアドレスの0ビット〜3ビ
ット目には、加算器14からの4ビット出力が入力さ
れ、4ビット目にはコード進行入力部5からの横キーマ
トリックスが入力される。
【0022】変換テーブルROM7は、そのアドレスの
4ビット目に入力されるコード進行入力部5からの横キ
ーマトリックスコードにより、このメジャーの関係調コ
ード(4ビット目が「0」であるアドレス0〜12及び
15に格納)を選択するかマイナーの関係調コード(4
ビット目が「1」であるアドレス16〜28及び31に
格納)を選択するかが決定される。そして加算器14か
らの加算結果である0〜3ビットのアドレス値により選
択されたメジャー関係調コードあるいはマイナー関係調
内での具体的な主音のアドレスが指定される。変換テー
ブルROM7は、アドレス指定された主音をルート名デ
ータとしてパターン変更部4に出力する。
【0023】パターン変更部4(変更手段)は、図5に
示すように、比較器21、アンド回路22、セレクタ2
3及び加算器24等を備えており、パターン変更部4
は、パターン発生部3から入力される伴奏パターンの演
奏データをコード進行部6からのルート名データ及びコ
ード名データによりパターン変更を行なう。
【0024】すなわち、パターン変更部4は、その比較
器21及びセレクタ23に図1に示すパターン発生部3
からの伴奏パターンの演奏データが入力され、この演奏
データは、上述のように、0〜11までの1オクターブ
のノートコードで表現され、12平均律の音符と1対1
に対応したものである。すなわち、「C」が「0」に
「B」が「11」に対応している。そして、パターン変
更部4のアンド回路22には、コード進行処理部6から
のコード名データが入力され、またその加算器24に
は、コード進行処理部6からのルート名データが入力さ
れる。
【0025】比較器21には、さらに、「4」が入力さ
れており、比較器21は、伴奏パターンの演奏データを
この「4」と比較して、伴奏パターンの演奏データが
「4」と一致するときには、「1」を、一致しないとき
には、「0」をアンド回路22に出力する。アンド回路
22は、比較器21から「1」が入力されているとき
に、コード進行処理部6から入力されるコード名データ
をセレクタ23に出力する。すなわち、コード名データ
は、コード名がメジャーのときには「0」、コード名が
マイナーのときには「1」であり、演奏データが「4」
のときに、コード進行入力部5でマイナーが入力されて
いると、このマイナーコードがセレクタ23に入力され
る。
【0026】セレクタ23は、伴奏パターンの演奏デー
タがそのA端子に入力され、そのB端子には、「3」が
入力されている。セレクタ23は、アンド回路22から
「0」が入力されると、A端子に入力されるデータを加
算器24に出力し、アンド回路22から「1」が入力さ
れると、B端子に入力されるデータを加算器24に出力
する。すなわち、セレクタ23は、伴奏パターンの演奏
データが「4」でないときには、常に伴奏パターンの演
奏データを加算器24に出力し、伴奏パターンの演奏デ
ータが「4」のときには、コード名データがメジャーで
あると、伴奏パターンの演奏データを、コード名データ
がマイナーであると、「3」を加算器24に出力する。
【0027】加算器24は、セレクタ23から入力され
るデータにコード進行処理部6から入力されるルート名
データを加算し、キーコードNo. 、すなわち音階周波数
を指定する楽音情報として音源等に出力する。
【0028】すなわち、パターン変更部4は、パターン
発生部3から出力された伴奏パターンの演奏データをコ
ード進行処理部6で入力されてコード進行変換テーブル
に基づいて変換されたコード名データ及びルート名デー
タに基づいて変更し、キーコードNo. として出力して、
発音指示する。
【0029】次に作用を説明する。
【0030】自動伴奏装置1は、テンポクロック発生器
2からのテンポクロックに同期してパターン発生部3が
基本の伴奏パターンであるCメジャーの伴奏パターンの
演奏データをパターン変更部4に出力する。
【0031】一方、コード進行入力部5は、初期状態に
おいて、コード進行処理部6が変更テーブルROM7の
アドレスを先頭アドレスに指定することにより、その
調スイッチIにCメジャーが割り当てられ、関係調スイ
ッチII〜VIにCメジャーの関係調(Dm、Em、
F、G、Am)が割り当てられる。すなわち、コード進
行処理部6は、その調レジスタ11に初期状態において
「0」が設定され、変更テーブルROM7のアドレス0
(図4参照)が設定される。
【0032】この状態で、演奏者が、小節の変わる手前
でコード進行入力部5のスイッチ操作を行なうと、コー
ド進行入力部5からスイッチコードがコード進行処理部
6に入力され、コード進行処理部6は、投入されたスイ
ッチI〜VIに割り当てたコードに対応するルート名デ
ータとコード名データを変換テーブルROM7から読み
出して、パターン変更部4に出力する。例えば、スイッ
チIIが操作されれば、ルート名がD、コード名がマイナ
ーというデータをパターン変更部4に出力する。
【0033】すなわち、各スイッチI〜VIには、4ビ
ットのスイッチコードが割り当てられており、このコー
ドにより、主調スイッチIを「0」とした場合の、他の
関係調スイッチII〜VIに図4に示す主調を中心と
した相隣接するメジャーコードの相対アドレス値とマイ
ナーコードの相対アドレス値が設定される。そして、こ
の相対アドレス値が、4ビットのスイッチコードの0か
ら2ビット目で指定され(IV=「000」、I=「00
1」、V=「010」、II=「100」、VI=「10
1」、III=「110」)、3ビット目が主調スイッチ
Iと他の関係調スイッチII〜VIとの同時押しコード
として使用される。この同時押しコードは、主調スイッ
チIと関係調スイッチII〜VIのいずれかが同時に押され
た場合、この同時に押された関係調スイッチに割り当て
られた関係調が属調、その平行調、下属調、あるいはそ
の平行調のときは、主調が転調することを意味してい
る。
【0034】こで、コード進行処理部6は、図3に示
すように、主音のアドレスを調レジスタ11に記憶し
いる。この主音のアドレスにコード進行入力部5からの
スイッチコードの0ビット目と1ビット目の値から「−
1」を加算した値を加算器14で加算することにより、
主音アドレスからの前後方向の相対アドレス値(VIとII
の場合は「−1」、IとVIの場合は「0」、VとIIIの
場合は「+1」)を加算する。そして、このアドレス値
にスイッチコードの2ビット目のデータによりメジャー
アドレスか、マイナーアドレスかを決定して、変換テー
ブルROM7のアドレスとしている。このアドレスによ
り指定されたルート名データとコード名データをパター
ン変更部4に出力する。また、コード進行処理部6は、
同時押しコードが入力されると、書込制御レジスタ12
が書き込み信号を調レジスタ11に出力し、調レジスタ
11は、書込信号が入力されると、加算器14の加算結
果を保持することにより、同時押しされた関係調スイッ
チII〜VIに対応するコードのアドレスを主音アドレ
スとして保持し、転調されることになる。ここで、加算
器14の出力は、コード進行入力部5からのスイッチコ
ードのうち縦キーコードに対応する0ビット目と1ビッ
ト目のコードに「−1」を加算した値になり、横キーコ
ードに対応する2ビット目のコードは反映されない。こ
れは、図2において縦に並んだスイッチ同士の判別を行
わないということであり、この結果、仮にスイッチIと
IVとが同時押しされた場合と、スイッチIとIIとが同時
押しされた場合とでは、調レジスタ11に同じデータが
保持されることを意味する。これはVとIIIの場合も同
様である。そして、スイッチIとVIとが同時に押された
場合は、調レジスタ11の値は変わらないことを意味す
る。 例えば、スイッチIに主調としてCが割り当てられ
ていた場合、スイッチIとIV(F)とを同時押しする
と、主調はFに転調し、スイッチIとII(Dm)とを同
時押しした場合も主調はFに転調する。ここでFはDm
の平行調である。またスイッチIとV(G)、あるいは
IとIII(Fm)とが同時押しした場合は「G」に転調
する。ここでFはDmの平行調であり、GはFmの平行
調である。また、スイッチIとVI(Am)とが同時押し
された場合は、主調はCで変更されない。これはAmの
平行調がCであるからである。
【0035】したがって、コード進行入力部5の各スイ
ッチI〜VIには、常に主調がスイッチIに割り当てら
れ、その主調の関係調が関係調スイッチII〜VIに割
り当てられる。その結果、演奏者は、伴奏におけるコー
ド進行に関する音楽的知識がなくても、コード進行入力
部5のスイッチI〜VIを投入することにより、音楽的
にスムーズなコード進行に適したコード入力を行なうこ
とができる。
【0036】そして、パターン変更部4は、前記パター
ン発生部3から入力される基本伴奏パターンの演奏デー
タをコード進行処理部6から入力されるルート名データ
及びコード名データにより変更し、変更した演奏データ
を出力して、伴奏音の発音を行なわせる。
【0037】すなわち、パターン変更部4は、比較器2
1、アンド回路22及びセレクタ23で、パターン発生
部3から入力されるCメジャーの演奏データをコード進
行処理部6から入力されるコード名データによりCメジ
ャーの演奏データをそのまま加算器24に出力するか、
マイナーとして出力するかを選択し、このセレクタ23
から入力されるデータをコード進行処理部6から入力さ
れるルート名データにより音高変更して、出力する。
【0038】以上説明したように、コード進行入力部5
の各スイッチI〜VIには、常に主調とその主調の関係
調が割り当てられる。その結果、演奏者は、伴奏におけ
るコード進行に関する音楽的知識がなくても、コード進
行入力部5のスイッチI〜VIを投入することにより、
音楽的にスムーズなコード進行に適したコード入力を行
なうことができ、自動伴奏装置の利用性を向上させるこ
とができる。
【0039】なお、上記実施例においては、コード進行
入力部5を図2に示すように構成しているが、これに限
るものではなく、例えば、図6に示すように、主調スイ
ッチIを中央に配置し、関係調スイッチII〜VIを
調スイッチIを囲むように主調スイッチIの周りに配置
してもよい。
【0040】図7〜図11は、自動伴奏装置の第2実施
例を示す図であり、図7は自動伴奏装置の要部ブロック
構成図、図8は図1のジャンルスイッチ部の外観図、図
9はジャンル処理部の回路構成図、図10は図9のクリ
ックパルス信号と出力の関係を示す作用説明図、図11
はジャンルスイッチ部のクリック方法とジャンルとの対
応関係を示す図である。
【0041】本実施例は、上記第1実施例の伴奏パター
ン発生にバリエーションを持たせたものであり、第1実
施例と同一の構成部分には、同一の符号を付して説明を
省略するすとともに、その構成図の一部を省略する。
【0042】図7において、自動伴奏装置30は、テン
ポクロック発生器2、パターン発生器31、ジャンル処
理部32及びジャンルスイッチ部33等を備え、パター
ン発生部31は、伴奏パターンの演奏データを図1に示
すパターン変更部4に出力する。
【0043】パターン発生部31は、基本となる伴奏パ
ターン(例えば、Cメジャーの伴奏パターン)の自動演
奏データの1〜4小節分を複数のジャンル別に記憶して
おり、ジャンル処理部32からのジャンル指定データに
応じて、該複数のジャンルを選択して、テンポクロック
発生器2からテンポクロックが入力される毎に出力す
る。このジャンルとしては、自動演奏停止時には、イン
トロ、ロングイントロ、ノーマルスタート及びカウンタ
スタートの4種類があり、自動演奏中では、フィルイ
ン、ブレーク、エンディング及びロングエンディングの
4種類がある。
【0044】ジャンルスイッチ部33は、図8に示すよ
うに、1つのジャンルスイッチ34を備え、このジャン
ルスイッチ34のクリック方法に応じたクリックパルス
信号をジャンル処理部32に出力する。ジャンルスイッ
チ部33は、上記自動演奏停止時と自動演奏中のそれぞ
れのジャンルの数に対応して、後述するように、クリッ
クオン、ロッグオン、ダブルクリックオン及びクリック
・ロングオンの4種類のクリック方法がある。
【0045】ジャンル処理部32は、図9に示すよう
に、フリップフロップ41、ワンショットマルチバイブ
レータ(以下、ワンショットという。)42及びラッチ
43を備えており、ジャンルスイッチ部33からのクリ
ックパルス信号がフリップフロップ41、ワンショット
42及びラッチ43のそれぞれに入力されている。
【0046】ワンショット42は、クリックパルス信号
に同期して立ち上がり、一定時間(to)のパルスを発
生させて、フリップフロップ41のクリア入力及びラッ
チ43のクロック入力に出力する。
【0047】そして、上記ジャンルスイッチ34のクリ
ック方法に応じて、図10に示すように、ワンショット
42の1パルス内でそのオンパルスの相違するクリック
パルス信号が入力される。ジャンル処理部32は、クリ
ックパルス信号として、クリックオンが入力されると、
フリップフロップ41が反転せず、ワンショット42の
立ち下がり時のクリックパルス信号が「0」であるの
で、そのラッチ43がA出力及びB出力の双方から
「0」を出力し、クリックパルス信号としてダブルクリ
ックオン信号が入力されると、フリップフロップ41が
反転し、ワンショット42の立ち下がり時のクリックパ
ルス信号が「0」であるので、ラッチ43が「0」のA
出力と「1」のB出力を出力する。また、ジャンル処理
部32は、クリックパルス信号として、ロングオンが入
力されると、フリップフロップ41が反転せず、ワンシ
ョット42の立ち下がり時のクリックパルス信号が
「1」であるので、ラッチ43が「1」のA出力と
「0」のB出力を出力し、クリックパルス信号として、
クリック・ロングオンが入力されると、フリップフロッ
プ42が反転し、ワンショット42の立ち下がり時のク
ロックパルス信号が「1」であるので、ラッチ43がA
出力及びB出力の双方から「1」を出力する。すなわ
ち、ジャンル処理部32は、ジャンルスイッチ部33の
クリック方法に対応して、ラッチ43からジャンル指定
データとして、クリックオンのときには、(0,0)
を、ロングオンのときには、(0,1)を、ダブルクリ
ックオンのときには、(1,0)を、そして、クリック
・ロングオンのときには、(1,1)をパターン発生部
31に出力する。
【0048】パターン発生部31は、上記ジャンル処理
部32からのジャンル指定データ及び自動演奏停止中か
自動演奏中かにより、自動演奏パターンを選択して、図
1に示すパターン変更部4に伴奏パターンの演奏データ
を出力する。
【0049】すなわち、パターン発生部31は、上述の
ように、本実施例では、基本となるCメジャーの伴奏パ
ターンの自動演奏データの1〜4小節分を、自動演奏停
止時用として、イントロ、ロングイントロ、ノーマルス
タート及びカウンタスタートの4種類を、自動演奏中と
して、フィルイン、ブレーク、エンディング及びロング
エンディングの4種類記憶しており、ジャンル処理部3
2からのジャンル指定データに応じて、該複数のジャン
ルを選択して、テンポクロック発生器2からテンポクロ
ックが入力される毎に出力する。パターン発生部31
は、このジャンル選択を、例えば、図11に示すように
行なっている。
【0050】すなわち、パターン発生部31は、ジャン
ルスイッチ部33でクリックオン操作され、ジャンル指
定データとして(0,0)が入力されると、自動演奏停
止時であると、イントロを、自動演奏中であると、エン
ディングを選択し、ジャンルスイッチ部33でロングオ
ン操作され、ジャンル指定データとして(0,1)が入
力されると、自動演奏停止時であると、ロングイントロ
を、自動演奏中であると、ブレイクを選択する。また、
パターン発生部31は、ジャンルスイッチ部33でダブ
ルクリックオン操作され、ジャンル指定データとして
(1,0)が入力されると、自動演奏停止時であると、
ノーマルスタートを、自動演奏中であると、フィルイン
を選択し、ジャンルスイッチ部33でクリック・ロング
オン操作され、ジャンル指定データとして(1,1)が
入力されると、自動演奏停止時であると、カウントスタ
ートを、自動演奏中であると、コーダを選択する。
【0051】パターン発生部31は、このようにして選
択したジャンル別の基本伴奏パターンの演奏データを、
図1のパターン変更部4に出力し、パターン変更部4
は、上記第1実施例と同様に、コード進行入力部の入力
操作に応じて伴奏パターンを変更して、出力する。
【0052】次に、作用を説明する。
【0053】パターン発生部31は、テンポクロック発
生器2から入力されるテンポクロックに同期して基本と
なる伴奏パターンの演奏データをパターン変更部4に出
力する。このとき、パターン発生部31は、基本となる
Cメジャーの伴奏パターンの自動演奏データを複数のジ
ャンル分記憶しており、ジャンル処理部32からのジャ
ンル指定データ及び自動演奏停止中か自動演奏中かによ
り、該複数のジャンルから1つを選択してパターン変更
部4に出力する。そして、このジャンルの指定を、ジャ
ンルスイッチ部33のジャンルスイッチ34のクリック
方法を換えることにより行なう。
【0054】したがって、ジャンルスイッチ部33のク
リック操作により、複数種の伴奏パターンを適宜選択す
ることができ、各種の伴奏バリエーションを得ることが
できる。
【0055】なお、上記実施例においては、ジャンルの
指定をジャンルスイッチ部33のジャンルスイッチ34
によるクリック操作により行なうようにしているが、こ
れに限るものでないことは言うまでもなく、例えば、ジ
ャンルスイッチ部33に各ジャンル毎にスイッチを設け
てもよい。
【0056】図12〜図16は、自動伴奏装置の第3実
施例を示す図であり、図12は自動伴奏装置のブロック
構成図、図13は図12のスイッチ処理部の回路構成
図、図14は図12のコード進行処理部の回路構成図、
図15は図12の変換テーブルROMに格納されるコー
ドとスイッチコードとの関係を示す図、図16は図12
のパターン発生部及びパターン変更部の要部回路構成図
である。
【0057】本実施例は、多様な伴奏コードを指定でき
るようにしたものであり、第1実施例と同様の構成部分
には、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0058】図12において、自動伴奏装置50は、テ
ンポクロック発生器2、パターン発生器51、パターン
変更部52、変換テーブルROM53、コード進行処理
部54、スイッチ処理部55及びコード進行処理部5を
備えており、テンポクロック発生器2及びコード進行入
力部5は、第1実施例のものと同様のものである。
【0059】スイッチ処理部55は、図13に示すよう
に構成されており、セレクタ61、ラッチ62、フリッ
プフロップ63、ワンショット64及びマルチプレクサ
65を備えている。
【0060】セレクタ61及びマルチプレクサ65に
は、コード進行入力部5から上記第1実施例と同様のス
イッチコードが入力され、マルチプレクサ65は、コー
ド進行入力部5のどのスイッチI〜VIが投入されたか
を判別して、投入キーを示す投入キーコード及び同時押
しコードをコード進行処理部54に出力するとともに、
セレクタ61に投入キーコードを出力する。セレクタ6
1は、マルチプレクサ65からの投入キーコードに基づ
いて対応するスイッチコードを選択し、ラッチ62、フ
リップフロップ63及びワンショット64に出力する。
【0061】これらラッチ62、フリップフロップ63
及びワンショット64は、上記第2実施例のジャンル処
理部32と同様の構成となっており、ワンショット64
の1パルス内でのスイッチコードのオン/オフ状態、す
なわち、クリック、ダブルクリック、ロング及びロング
クリックに応じて、ラッチ62からジャンル処理部32
と同様のA出力及びB出力を出力する。スイッチ処理部
55は、これらラッチ62のA出力及びB出力と上記マ
ルチプレクサ65の投入キーコードとを合わせてキーコ
ードとしてコード進行処理部54に出力するとともに、
同時押しコードをコード進行処理部54に出力する。
【0062】コード進行処理部54は、図14に示すよ
うに構成されており、加算器71及び主音レジスタ72
を備えている。
【0063】変換テーブルROM53は、図15に示す
ように、第1実施例の場合よりも多くのコードデータが
記憶されており、各コードデータがスイッチコードとA
出力とB出力で構成されるキーコードの内容に対応して
割り当てられている。そして、このキーコードが変換テ
ーブルROM53のアドレスとして、スイッチ処理部5
5からコード進行処理部54を介して与えられ、変換テ
ーブルROM53は、このアドレス指定に応じて、コー
ド名データ及びメジャー/マイナーデータをパターン変
更部52及びパターン発生部51に出力するとともに、
加算器71に仮ルート名データを出力する。
【0064】加算器71には、この仮ルート名データの
他に主音レジスタ72の保持するルート名データが入力
されており、加算器71は、変換テーブルROM53か
らの仮ルート名データと主音レジスタ72からのルート
名データを加算して、ルート名データとしてパターン変
更部52及びパターン発生部51に出力するとともに、
主音レジスタ72にフィードバックする。
【0065】主音レジスタ72には、同時押しコードが
スイッチ処理部55から入力されており、主音レジスタ
72は、「1」の同時押しコードが入力されたときのみ
加算器71から入力されるルート名データを保持して加
算器71に出力する。したがって、同時押しコードが入
力されたときのみ、ルート名が同時押しされた関係調
属調あるいはその平行調の場合は属調に、下属調あるい
はその平行調の場合は下属調に変更される。
【0066】すなわち、コード進行処理部54は、キー
コードにより指定されたアドレスのコード名データ及び
メジャー/マイナーデータをパターン発生部51に出力
するとともに、ルート名データをパターン変更部52に
出力する。したがって、本実施例においても、コード進
行処理部5の各スイッチI〜VIには、4ビットのスイ
ッチコードが割り当てられ、主調スイッチIを「0」と
し、他の関係調スイッチII〜VIにその主調を中心と
した関係調が割り当てられる。その結果、演奏者は、伴
奏におけるコード進行に関する音楽的知識がなくても、
コード進行入力部5のスイッチI〜VIを投入すること
により、音楽的にスムーズなコード進行に適したコード
入力を行なうことができる。
【0067】図16は、パターン発生部51の一部とパ
ターン変更部52を示す図であり、パターン発生部51
は、パターンROM81を備えている。
【0068】パターンROM81は、複数の伴奏パター
ンをメジャーとマイナーのそれぞれについて記憶してお
り、例えば、6th、7th、aug7等についてその
平均律の音階コードをメジャーとマイナーのそれぞれに
ついて記憶している。このパターンROM81には、コ
ード進行処理部54からのコード名データとメジャー/
マイナーデータがアドレスとして入力されており、パタ
ーン発生部51は、テンポクロック発生器2からテンポ
クロックが入力される毎に、アドレス指定された伴奏パ
ターンをパターン変更部52の加算器82に出力する。
【0069】パターン変更部52の加算器82は、パタ
ーン発生部51からの伴奏パターンの他にコード進行処
理部54からのルート名データが入力されており、加算
器82は、このパターン発生部51からの伴奏パターン
にコード進行処理部54からのルート名データを加算し
て、キーコードNo. 、すなわち音階周波数を指定する楽
音情報として音源等に出力する。
【0070】すなわち、パターン変更部52は、パター
ン発生部51から出力された伴奏パターンの演奏データ
をコード進行処理部54からのルート名データに基づい
て変更し、キーコードNo. として出力して、発音指示す
る。
【0071】次に、作用を説明する。
【0072】本実施例においては、各スイッチI〜VI
を投入するだけでなく、各スイッチI〜VIのクリック
方法を変化させることにより、スイッチI〜VIの数以
上の伴奏パターンを選択して、伴奏を行なうことができ
る。
【0073】すなわち、コード進行処理部5のスイッチ
I〜VIをクリック、ダブルクリック、ロングあるいは
クリック・ロングにより操作すると、スイッチ処理部5
5がこのクリック操作と投入したスイッチI〜VIを示
すデータをキーコード及び同時押しコードとしてコード
進行処理部54に出力し、コード進行処理部54は、こ
のキーコードにより変換テーブルROM53をアドレス
指定して、変換テーブルROM53から対応するコード
名データとメジャー/マイナーデータを読み出して、こ
のコード名データとメジャー/マイナーデータをパター
ン発生部51に出力する。また、コード進行処理部54
は、スイッチ処理部55からのキーコードに応じて変換
テーブルROM53から読み出した仮ルート名データと
同時押しコードに基づいて主音レジスタ72に保持され
たルート名データを加算して、ルート名データを求め、
算出したルート名データをパターン変更部52に出力す
る。
【0074】パターン発生部51は、コード進行処理部
54から入力されるコード名データ及びメジャー/マイ
ナーデータに基づいてそのパターンROM81から該当
する伴奏パターンを読み出し、テンポクロック発生器2
から入力されるテンポクロックに同期してパターン変更
部52に出力する。パターン変更部52は、このパター
ン発生部51から入力される伴奏パターンにコード進行
処理部54から入力されるルート名データを、その加算
器82で加算し、キーコードNo. 、すなわち音階周波数
を指定する楽音情報として音源等に出力する。
【0075】したがって、コード進行入力部5の操作方
法を変化させることにより、変換テーブルROM53に
記憶されたより多くの伴奏パターンを指定するコード名
とルート名を変更させることができ、多様なコードを指
定することができる。その結果、より一層多彩な伴奏演
奏を行なうことができる。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、予め主調及びその関係
調が割り当てられ、調選択手段によりこの割り当てられ
た調を順次選択するだけで、コード進行に関する音楽的
知識がなくても、音楽的にスムーズに聞こえるコード進
行データを容易に入力できる。
【0077】また、複数種の伴奏パターンを記憶させ、
この複数種の伴奏パターンを適宜選択できるようにする
ことにより、各種の伴奏バリエーションを得ることがで
きる。
【0078】さらに、調選択手段に対する外部操作の形
態を変化させることにより、前記コード算出手段が算出
するルート及びコード種を変更させて、多様なコードを
指定することができ、多彩な伴奏演奏を行なうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる自動伴奏装置の第1実施例のブ
ロック構成図。
【図2】図1のコード進行入力部の外観図。
【図3】図1のコード進行処理部の回路構成図。
【図4】図1のパターン変更部の回路構成図。
【図5】図1の変換テーブルROMに格納されるコード
進行テーブルの一例を示すメモリマップ。
【図6】コード進行入力部の他の例の外観図。
【図7】自動伴奏装置の第2実施例の要部ブロック図。
【図8】図7のジャンルスイッチ部の外観図。
【図9】図7のジャンル処理部の回路構成図。
【図10】図9のジャンル処理部の入力クリックパルス
信号と出力との関係を示す作用説明図。
【図11】ジャンルスイッチ部のクリック方法とジャン
ルとの対応関係を示す図。
【図12】自動伴奏装置の第3実施例のブロック構成
図。
【図13】図12のスイッチ処理部の回路構成図。
【図14】図12のコード進行処理部の回路構成図。
【図15】図12の変換テーブルROMに格納されるコ
ードとスイッチコードとの関係を示す図。
【図16】図12のパターン発生部及びパターン変更部
の要部回路構成図。
【符号の説明】
1 自動伴奏装置 2 テンポクロック発生器 3 パターン発生部 4 パターン変更部 5 コード進行入力部 6 コード進行処理部 7 変換テーブルROM 11 調レジスタ 12 書込制御レジスタ 13、14 加算器 21 比較器 22 アンド回路 23 セレクタ 24 加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−139197(JP,A) 特開 昭58−139188(JP,A) 特開 昭56−36698(JP,A) 実開 昭63−51397(JP,U) 実開 平6−16996(JP,U) 実開 平5−143068(JP,U) 実開 平4−59895(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/00 - 7/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伴奏パターンを記憶するパターン記憶手
    段と、 前記パターン記憶手段に記憶されている伴奏パターンを
    順次読み出す読出手段と、曲の調の主音を示すデータを記憶する主音記憶手段と、 この主音記憶手段に記憶されたデータで示される主音を
    もつ長調を主調として、当該主調あるいはその関係調を
    選択する調選択手段と、 この調選択手段により選択された主調あるいはその関係
    調に基づいて、ルート及びコード種を算出するコード算
    出手段と、 このコード算出手段により算出されたルート及びコード
    種に基づいて前記読出手段により読み出された伴奏パタ
    ーンを変更する変更手段と、 前記調選択手段にて主調及びその関係調を同時に選択し
    たことが検出された場合に、この同時に選択された関係
    調が属調あるいはその平行調のときは前記主音記憶手段
    に該属調の主音を示すデータを記憶させるとともに、こ
    の同時に選択された関係調が下属調あるいはその平行調
    のときは前記主音記憶手段に該下属調の主音を示すデー
    タを記憶させる主音変更手段と、 を備えたことを特徴とする自動伴奏装置。
  2. 【請求項2】 前記パターン記憶手段が、複数種の伴奏
    パターンを記憶するとともに、 前記読出手段が、外部操作により、 該パターン記憶手段からの伴奏パター
    ンの読出しの開始を指定する指定手段と、該指定手段に対する外部操作の形態を検出する操作形態
    検出手段と、 該操作形態検出手段によって 該パターン記憶手段に記憶
    されている複数種の伴奏パターンのいずれか一つを選択
    する選択手段と、 を有することを特徴とする請求項1記載の自動伴奏装
    置。
  3. 【請求項3】 前記調選択手段に対する外部操作の形態
    を検出する操作形態検出手段を有し、前記コード算出手
    段が、操作形態検出手段の検出結果に基づいてルート及
    びコード種を算出することを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の自動伴奏装置。
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