JP2856025B2 - 自動伴奏装置 - Google Patents
自動伴奏装置Info
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Description
れ、予め記憶された伴奏パターンに基づいて演奏者の演
奏に合わせて自動伴奏を行う自動伴奏装置に関する。
カントリーなど楽曲の各種スタイル(ジャンル等)に応
じた多種類の伴奏パターンを記憶しており、自動伴奏時
には、演奏者の選択した伴奏パターンに基づいて、鍵盤
等から検出した入力和音に合わせて自動伴奏を行う。
音高に応じた音高データを発音タイミングを示すタイミ
ングデータとセットにしたものであるが、この音高デー
タとしては例えばCMajなど所定和音に基づくキーコー
ドが用いられ、入力和音の種類と根音に応じた音高変換
を考慮したソースパターンとして作成される。
力される入力和音の種類に応じてソースパターンのキー
コードを音高変換するとともに、全音高を入力和音の根
音に応じてシフトし、和音に合った音高の伴奏音を生成
している。
を入力和音の種類に合ったように音高変換するために、
ソースパターンのキーコードについてのシフトデータを
和音の種類に対応付けてノート変換テーブルとして記憶
しておき、入力される和音の種類に応じたシフトデータ
をノート変換テーブルから読み出し、この読み出したシ
フトデータをソースパターンのキーコードと演算するこ
とにより和音の種類に応じた伴奏パターンを得るように
している。
ターンは装飾的な音など和音構成音以外の音を含んでお
り、最適な伴奏パターンを得るためには、これらの和音
構成音以外の音に対して伴奏パターンの種類に応じた音
高変換を行う必要がある。このため、パターン作成者
は、音高変換を行うためのノート変換テーブルをソース
パターン毎(伴奏パターンの種類毎)に作成する必要が
あった。
換テーブルを作成する必要のない自動伴奏装置を得るこ
とを課題とする。
めになした本発明の請求項1の自動伴奏装置は、伴奏パ
ターンの各構成音の音高を、指定された和音に応じて変
換し自動伴奏を行う自動伴奏装置であって、前記伴奏パ
ターンの和音に対応して設けられ、12音名それぞれに
対する属性として少なくとも、コード音か、コード音以
外のスケール音か、ノンスケール音かを定義した属性記
憶手段と、前記属性記憶手段を参照することにより、前
記伴奏パターンの各構成音の音名がいずれの属性である
かを判定する属性判定手段と、前記各属性毎に設けら
れ、複数の和音種類毎に、12音名それぞれに対応する
音高シフト情報を記憶した変換情報記憶手段と、前記属
性判定手段により判定された伴奏パターンの各構成音の
属性と、前記指定された和音の種類とに基づいて、前記
伴奏パターンの各構成音に対応する音高シフト情報を変
換情報記憶手段から読み出し、該読み出された音高シフ
ト情報に基づいて伴奏パターンの各構成音の音高をシフ
トするとともに、前記指定された和音の根音に応じて音
高をシフトさせる音高変換手段と、を備えたことを特徴
とする。また、本発明の請求項2の自動伴奏装置は、伴
奏パターンの各構成音の音高を、指定された和音に応じ
て変換し自動伴奏を行う自動伴奏装置であって、前記伴
奏パターンの和音に対応して設けられ、12音名それぞ
れに対する属性として少なくとも、コード音か、コード
音以外のスケール音か、ノンスケール音かを定義した属
性記憶手段と、前記属性記憶手段を参照することによ
り、前記伴奏パターンの各構成音の音名がいずれの属性
であるかを判定する属性判定手段と、前記各属性毎に設
けられ、複数の和音種類毎に、12音名それぞれに対応
する音高シフト情報を記憶した変換情報記憶手段と、前
記属性判定手段により判定された伴奏パターンの各構成
音の属性と、前記指定された和音の種類と、前記指定さ
れた和音の根音とに基づいて、前記伴奏パターンの各構
成音に対応する音高シフト情報を変換情報記憶手段から
読み出し、該読み出された音高シフト情報に基づいて伴
奏パターンの各構成音の音高をシフトさせる音高変換手
段と、を備えたことを特徴とする。
には、伴奏パターンの和音に対応して設けられ、12音
名それぞれに対する属性として少なくとも、コード音
か、コード音以外のスケール音か、ノンスケール音かが
定義されており、この各属性毎に設けられ、複数の和音
種類毎に、12音名それぞれに対応する音高シフト情報
が変換情報記憶手段に記憶されている。 また、属性判定
手段により、前記属性記憶手段を参照することにより、
前記伴奏パターンの各構成音の音名がいずれの属性であ
るかが判定される。 そして、請求項1においては、音高
変換手段により、属性判定手段により判定された伴奉パ
ターンの各構成音の属性と、前記指定された和音の種類
とに基づいて、前記伴奏パターンの各構成音に対応する
音高シフト情報が変換情報記憶手段から読み出され、該
読み出された音高シフト情報に基づいて伴奏パターンの
各構成音の音高がシフトされるとともに、前記指定され
た和音の根音に応じて音高がシフトされる。 また、請求
項2においては、音高変換手段により、属性判定手段に
より判定された伴奏パターンの各構成音の属性と、前記
指定された和音の種類と、前記指定された和音の根音と
に基づいて、前記伴奏パターンの各構成音に対応する音
高シフト情報が変換情報記憶手段から読み出され、該読
み出された音高シフト情報に基づいて伴奏パターンの各
構成音の音高がシフトされる。
音名それぞれに対する属性と、この属性毎に設けられ、
12音名それぞれに対応する音高シフト情報は、ソース
パターン(伴奏パターン)の種類に係わらず音楽的に最
適なものとして決められる。したがって、ソースパター
ンの構成音はそのソースパターンの種類に係わらず、音
楽的に最適なものに変換できる。
た電子楽器のブロック図であり、CPU1はプログラム
メモリ2に格納されている制御プログラムに基づいてワ
ーキングメモリ3のワーキングエリアを使用して電子楽
器全体の制御を行い、鍵盤4の操作による鍵盤演奏、パ
ネルスイッチ等の操作子5の操作によるモードの切換え
やデータの入力処理、リズムパターンメモリ6および伴
奏パターンメモリ7に記憶されている伴奏パターンに基
づく自動伴奏を行う。
ントを検出し、キーイベントのあった鍵に対応するキー
コードをキーオン信号またはキーオフ信号とともに取り
込み、音源8にキーコードとノートオンまたはノートオ
フを出力して鍵盤演奏に対応する発音処理と消音処理を
行う。なお、音源8は入力されるキーコードおよびリズ
ムパターンの伴奏音を発音するための打楽器番号に応じ
た楽音を発生し、この楽音信号はサウンドシステム9に
出力され、サウンドシステム9はD/A変換、増幅等を
行って楽音を発生する。
指定されたテンポの情報をタイマ10に設定し、タイマ
10はCPU1から設定されたテンポに応じて8分音符
1個毎に12回(96分長に1回)の割込み信号を発生
し、CPU1はこの割込み信号により割込み処理を行っ
て自動伴奏の処理を行う。
の右鍵域とに仮想的に分割されており、自動伴奏時に
は、CPU1は、右鍵域のキーイベントに対して発音処
理と消音処理を行い、左鍵域のキーイベントに対しては
検出されたキーコードに基づいて和音を検出する。
びリズムパターンを選択するパターン選択スイッチ、自
動伴奏のスタートとストップを指示するためのスタート
/ストップスイッチ、ユーザーによる伴奏パターンおよ
びリズムパターンの入力モードを指定するパターン入力
スイッチ、およびその他のスイッチを備えており、CP
U1は、操作子5の各スイッチの操作イベントを検出し
て操作イベントのあったスイッチに対応する処理を行
う。
ーンメモリ7には、図示しないメモリにプリセットされ
ている多種類のリズムパターンと伴奏パターン(ソース
パターン)が記憶され、さらに、伴奏パターン入力モー
ドにより入力されるリズムパターンと伴奏パターンが記
憶される。なお、これらのリズムパターンと伴奏パター
ンはパターン選択スイッチで選択され、パターン番号
(PTN)として記憶される。
ペジオ等の各種のコード音に対応するコードバッキング
1〜3の3つのパートからなるコードパターンと、ベー
ス音に対応する1つのベースパターンとで構成され、こ
れらのコードバッキング1〜3およびベースパターン
は、それぞれパート番号(PRT=0〜3)によって指
定される。
ーコード、タイミング、キーオンまたはキーオフのデー
タをセットにして順次記憶したものであり、リズムパタ
ーンは打楽器番号とタイミングのデータをセットにして
順次記憶したものである。
種類に対して取り得るスケール(音階)はそれぞれ決ま
っており、これらのスケールの各々について、和音構成
音はコード音(c)、和音構成音以外でスケール上の音
はスケール音(s)、スケールから外れた音はノンスケ
ール音(n)として、音名(C,C♯,D,D♯,…)
に対して属性(c,s,n)が音楽的に決まっている。
コードを、ソースパターンの和音に対応させてこれらの
属性で分類し、各属性に応じたノート変換テーブルによ
り検出和音に対応する音高変換を行うと、伴奏パターン
の種類に係わりなく音楽的に最適な音高変換を行うこと
ができる。
の種類で同一音名でもスケールの違いによって属性が異
なるものがあるので、各音名に対して、同じ和音の種類
の中の全てのスケールで同一の属性となる場合はその属
性とし、同じ和音の種類の中の全てのスケールで複数の
属性となる場合は、1つでもノンスケール音(n)とな
るものがある場合はノンスケール音とする。なお、コー
ド音とスケール音の混在はありえない。
音の種類に対する各音名の属性は表1の「resul
t」の欄のようになり、和音の種類と音名に対して1つ
の属性を対応させた分類テーブルが得られる。
における分類テーブルの一例を示す図であり、この分類
テーブルは、各和音(ソースパターンの和音)の種類
(STP)に対して各音名(C,C#,D,D#,…)
がコード音(c1〜c4)、スケール音(s)およびノ
ンスケール音(n)の何れかの属性を有するかを分類し
たものである。
ついては、コードバッキングを生成するための重要度を
考慮して“c1〜c4”のように重要度の高い順に分類
するようにしている。なおコード音の記号に付した数字
は、コード音の属性の中でもコードバッキングを生成す
るために重要な音名ほど小さな値をとる。また、各属性
(c1〜c4,s,n)は、和音の種類TPとノートコ
ードNT(音名に対応するコード)を引数とする配列レ
ジスタにより分類テーブルATBL(STP,NT)と
して分類テーブルメモリ11に記憶されている。
の一例を示す図である。このノート変換テーブルは、属
性に応じたインデックス(AT)、和音の種類(T
P)、ノートコード(NT)を引数とする配列レジスタ
にキーコードのシフトデータ(0,−1,−2,…)を
記憶したもので、ノート変換テーブルNTT(AT,T
P,NT)としてノート変換テーブルメモリ12に記憶
されている。
ドバッキングの音高変換に用いるノート変換テーブルの
一例、図3(B)は属性がコード音でベースの音高変換
に用いるノート変換テーブルの一例、図3(C)は属性
がスケール音のノート変換テーブルの一例、および、図
3(D)は属性がノンスケール音のノート変換テーブル
の一例を示している。なお、図3(A)のノート変換テ
ーブルは音を下にシフトする場合は最大で半音4つで、
音を上にシフトする場合は最大で7つとなっている。
択されている伴奏パターンのキーコードを伴奏パターン
メモリ7から読み出し、このキーコードに対応するノー
トコードにより分類テーブルメモリ11の分類テーブル
を参照してこのキーコードをソースパターンの和音の種
類に応じてコード音、スケール音およびノンスケール音
の何れかに分類する。そして、この分類に対応してそれ
ぞれノート変換テーブルメモリ13に記憶されているノ
ート変換テーブルを参照してキーコードを音高変換す
る。
パターンおよびリズムパターンをソースパターンとして
入力できるようになっており、この入力操作を次のよう
に行う。先ず、入力するパターンに付与するパターン番
号(プリセットパターンのパターン番号以外の番号)を
操作子5のパターン選択スイッチで入力する。そして、
伴奏パターンのパートの指定と鍵盤4による演奏等によ
り伴奏パターンおよびリズムパターンを入力する。次
に、入力した伴奏パターンの和音の根音と種類を入力す
る。
よびリズムパターンはパターン番号に対応付けられて伴
奏パターンメモリ7およびリズムパターンメモリ6にそ
れぞれ記憶され、プリセットパターンと同様にパターン
番号の指定により自動伴奏される。
インルーチン、図5〜図7はサブルーチンおよび割込み
処理ルーチンのフローチャートであり、各フローチャー
トに基づいて実施例の動作を説明する。なお、以下の説
明およびフローチャートにおいて、制御に用いられるレ
ジスタおよびフラグを下記のラベルで表記し、各レジス
タおよびフラグとそれらの内容は特に断らない限り同一
のラベルで表す。
の根音 STP(i):パターン番号iのソースパターンの和音
の種類 RUN:自動伴奏のスタート/ストップを示すフラグ PTN:伴奏パターンおよびリズムパターンのパターン
番号 PRT:伴奏パターンのパートを示すパート番号 KC:キーコード NT:ノートコード ATBL(k,m):分類テーブル ATRB:分類された属性 NTT(p,k,m):ノート変換テーブル AT:属性とノート変換テーブルを対応させるインデッ
クス D:ノート変換テーブルのシフトデータ
4のメインルーチンの処理を開始すると、ステップS1
で各フラグおよびレジスタのリセット等の初期設定を行
い、ステップS2で鍵盤4におけるキーイベントの有無
を判定し、キーイベントが無ければステップS6に進
み、キーイベントが有ればステップS3に進む。
域でかつRUN=1」であるか否かを判定し、「イベン
トキーが左鍵域でかつRUN=1」でなければステップ
S4でイベントキーについての発音または消音処理を行
ってステップS6に進む。「イベントキーが左鍵域でか
つRUN=1」であれば、ステップS5でイベントキー
のキーコードに基づいて和音を検出し、検出和音の根音
をRTに格納するとともに検出和音の種類をTPに格納
してステップS6に進む。
ーン入力スイッチのオンイベントの有無を判定し、オン
イベントが無ければステップS9に進み、オンイベント
ば有ればステップS7で、前述のようなユーザによるパ
ターン番号の入力と伴奏パターンおよびリズムパターン
の入力処理を行い、それぞれ入力パターン番号iとして
リズムパターンメモリ11および伴奏パターンメモリ1
2に記憶する。そして、ステップS8でユーザによる伴
奏パターンの和音の入力処理を行い、和音の根音をレジ
スタSRT(i)に、和音の種類をSTP(i)に格納
してステップS9に進む。
ーン選択スイッチのオンイベントの有無を判定し、オン
イベントば無ければステップS11に進み、オンイベン
トが有れば、ステップS10でパターン選択スイッチで
選択されたパターン番号をレジスタPTNに格納してス
テップS11に進む。
タート/ストップスイッチのオンイベントの有無を判定
し、オンイベントが無ければステップS15に進み、オ
ンイベントが有れば、ステップS12でフラグRUNを
反転してステップS13でRUN=1となったか否かを
判定する。RUN=1となっていなければ(RUN=
0)、自動伴奏状態でストップが指示されたことになる
のでステップS15に進み、RUN=1となっていれば
自動伴奏のスタートが指示されたことになるので、ステ
ップS14でタイミングクロックをクリアしてステップ
S15に進む。そして、ステップS15では音色の選択
などその他の処理を行い、ステップS2以降の処理を繰
り返す。
込み信号により96分長毎に起動され、先ずステップS
21でRUN=1であるか否かを判定する。RUN=1
でなければ元のルーチンに復帰し、RUN=1であれ
ば、ステップS22で、パターン番号PTNのリズムパ
ターン中の現在のタイミングクロックに対応するデータ
(楽器番号)を読み出し、音源8に出力して再生する。
ついて再生するパートのパート番号PRTを“0”にセ
ットし、ステップS204でのPRTのインクリメント
とステップS205の判定処理により、コードバッキン
グ1〜3およびベースパターンの各パートについてステ
ップS24以降の処理を繰り返す。
12から、パターン番号PTNの伴奏パターンのパート
PRT中で現在のタイミングクロックに対応するデータ
を読み出し、ステップS25で再生データがあるか否か
を判定し、再生データがなければステップS204に進
み、再生データがあればステップS26に進む。
ンデータであるか否かを判定し、キーオンデータでなけ
れば、ステップS27でキーオフ信号をPRTに対応す
るチャンネル番号と共に音源8に出力して消音処理を行
い、キーオンデータであれば、ステップS28で発音キ
ーコードすなわち伴奏パターンの読出しデータであるキ
ーコードをレジスタKCに格納し、ステップS29でパ
ート番号PRT=3(ベースパターンのパート)である
か否かを判定する。
ードバッキング1〜3:PRT=0,1,2)の再生で
あるので、ステップS201で図6のコードパターンに
ついての音高変換処理を行い、PRT=3であればベー
スパターンの再生であるので、ステップS202で図7
のベースパターンについての音高変換処理を行う。
ベースパターンについての音高変換処理が終了すると、
ステップS203で、キーオン信号および音高変換され
たキーコードKCを、PRTに対応するチャンネル番号
と共に音源8に出力し、発音処理を行う。
クリメントしてステップS205でPRT=4であるか
否かを判定し、PRT=4でなければ伴奏パターンの再
生パートが残っているのでステップS24以降の処理を
行い、PRT=4であれば全てのパートを再生したので
ステップS206でタイミングカウンタでカウントを行
って元のルーチンに復帰する。
処理では、先ず、ステップS31で、読出しデータのキ
ーコードKCをパターン番号PTNの伴奏パターンの和
音の根音SRT(PTN)で音高シフトして、そのノー
トコードをレジスタNTに格納し、ステップS32で、
パターン番号PTNの伴奏パターンの和音の種類STP
(PTN)と発音ノートコードNTとに対応する分類テ
ーブルのデータATBL(STP(PTN),NT)を
レジスタATRBに格納する。
(コード音)のときATに“j−1”をセットし、AT
RB=s(スケール音)のときATに“6”をセット
し、ATRB=n(ノンスケール音)のときATに
“7”をセットし、ATRBに応じてノート変換テーブ
ルを選択する。
選択したノート変換テーブルNTT(AT,TP,N
T)から、鍵盤からの検出和音の種類TPと発音ノート
コードNTに対応するシフトデータNTT(AT,T
P,NT)を読み出し、これをレジスタDに格納する。
次に、ステップS35で、コードパターンからの読出し
データのキーコードKCに対してシフトデータDおよび
検出和音の根音RTを加算するとともに、現在の伴奏パ
ターンの和音の根音SRT(PTN)を減算して、キー
コードKCを音高変換し、元のルーチンに復帰する。
処理では、コードパターンのときと同様に、先ず、ステ
ップS41で、ベースパターンの読出しデータのキーコ
ードKCをSRT(PTN)で音高シフトしてレジスタ
NTに格納し、ステップS42で、分類テーブルのデー
タATBL(STP(PTN),NT)をレジスタAT
RBに格納する。
(コード音でc1,c2,…cjの全て)のときATに
“5”をセットし、ATRB=s(スケール音)のとき
ATに“6”をセットし、ATRB=n(ノンスケール
音)のときATに“7”をセットし、ATRBに応じて
ノート変換テーブルを選択する。
ステップS44で検出和音の種類TPと発音ノートコー
ドNTに対応するシフトデータNTT(AT,TP,N
T)をノート変換テーブルから読み出してレジスタDに
格納し、ステップS45で、ベースパターンからの読出
しデータのキーコードKCをシフトデータD、検出和音
の根音RTおよび伴奏パターンの和音の根音SRT(P
TN)によって音高変換し、元のルーチンに復帰する。
ての音高変換処理(図6)において、ステップS35で
検出和音の根音RTと伴奏パターンの和音の根音SRT
に基づいて根音シフトを行っているが、図8に示したコ
ードパターンについての音高変換処理を行うことによ
り、最終的に検出和音の根音RTで根音シフトを行う必
要がなくなる。
〜ステップS53では図6のステップS31〜ステップ
S33と同様の処理を行い、ステップS54で、読出し
データのキーコードKCを検出和音の根音RTで音高シ
フトしてそのノートコードをレジスタNTに格納し、ス
テップS55で、ATに応じて選択したノート変換テー
ブルから、検出和音の種類TPと上記ノートコードNT
に対応するシフトデータNTT(AT,TP,NT)を
読み出し、これをレジスタDに格納する。
のキーコードKCに対してシフトデータDを加算して音
高変換し、元のルーチンに復帰する。なお、この実施例
では、ソースパターンのキーコードKCがその属性に対
応する検出和音の根音と種類で決められるスケールの属
性になるようにシフトデータDを加算することによっ
て、最終的なキーコードに対する根音シフトを必要とし
ないので、伴奏パターンの音高がパターン全体的に上下
することがなく、自然な流れになる。
タのキーコードは、そのノートコードと伴奏パターン
(ソースパターン)の和音の種類とに基づいてコード
音、スケール音またはノンスケール音の何れかに分類さ
れ、さらに、この分類結果に応じたノート変換テーブル
に基づいて音高変換される。なお、図3のノート変換テ
ーブルの例からわかるように、コード音はコード音に変
換され、スケール音はコード音またはスケール音に変換
され、ノンスケール音はスケール音またはノンスケール
音に変換される。
を、コード音、スケール音およびノンスケール音などの
ような和音の種類に応じたスケールに対する音名の属性
に応じて分類し、それぞれの属性に応じたノート変換テ
ーブルで音高変換するようにしているので、異なる伴奏
パターンを同じノート変換テーブルで変換しても、音楽
的にそれぞれの伴奏パターンに適した音高に変換され
る。
ン)毎にノート変換テーブルを作成する必要がないばか
りか、ユーザが作成した伴奏パターンでも同じノート変
換テーブルで音高変換を行うことができる。
ール音、ノンスケール音の3種類としたが、これに限ら
ず、コード音を更に細かく根音とそれ以外に分類するな
どしてもよい。
び請求項2の自動伴奏装置によれば、伴奏パターンの各
構成音の音高を、指定された和音に応じて音高変換して
自動伴奏を行う自動伴奏装置において、伴奏パターンの
構成音をコード音、コード音以外のスケール音およびノ
ンスケール音の各属性で分類するとともに、各属性毎に
設け、複数の和音種類毎に、12音名それぞれに対応す
る音高シフト情報を、伴奏パターンの各構成音の属性と
指定された和音の種類とに基づいて読み出し、この音高
シフト情報に基づいて伴奏パターンの各構成音の音高を
音高変換するようにしたので、伴奏パターンの構成音は
その属性に応じて変換されるので、伴奏パターンの種類
に係わらず音楽的に最適なものに変換でき、各ソースパ
ターン毎にノート変換テーブルを作成する必要がなくな
る。また、請求項2の自動伴奏装置によれば、最終的な
音高(キーコード)に対する根音シフトを必要としない
ので、伴奏パターンの音高がパターン全体的に上下する
ことがなく、自然な流れになる。
器のブロック図である。
ある。
す図である。
トである。
ある。
変換処理のフローチャートである。
変換処理のフローチャートである。
変換処理の他の例を示すフローチャートである。
モリ、7…伴奏パターンメモリ、11…分類テーブルメ
モリ、12…ノート変換テーブルメモリ。
Claims (5)
- 【請求項1】 伴奏パターンの各構成音の音高を、指定
された和音に応じて変換し自動伴奏を行う自動伴奏装置
であって、 前記伴奏パターンの和音に対応して設けられ、12音名
それぞれに対する属性として少なくとも、コード音か、
コード音以外のスケール音か、ノンスケール音かを定義
した属性記憶手段と、 前記属性記憶手段を参照することにより、前記伴奏パタ
ーンの各構成音の音名がいずれの属性であるかを判定す
る属性判定手段と、 前記各属性毎に設けられ、複数の和音種類毎に、12音
名それぞれに対応する音高シフト情報を記憶した変換情
報記憶手段と、 前記属性判定手段により判定された伴奏パターンの各構
成音の属性と、前記指定された和音の種類とに基づい
て、前記伴奏パターンの各構成音に対応する音高シフト
情報を変換情報記憶手段から読み出し、該読み出された
音高シフト情報に基づいて伴奏パターンの各構成音の音
高をシフトするとともに、前記指定された和音の根音に
応じて音高をシフトさせる音高変換手段と、 を備えたことを特徴とする自動伴奏装置。 - 【請求項2】 伴奏パターンの各構成音の音高を、指定
された和音に応じて変換し自動伴奏を行う自動伴奏装置
であって、 前記伴奏パターンの和音に対応して設けられ、12音名
それぞれに対する属性として少なくとも、コード音か、
コード音以外のスケール音か、ノンスケール音かを定義
した属性記憶手段と、 前記属性記憶手段を参照することにより、前記伴奏パタ
ーンの各構成音の音名がいずれの属性であるかを判定す
る属性判定手段と、 前記各属性毎に設けられ、複数の和音種類毎に、12音
名それぞれに対応する音高シフト情報を記憶した変換情
報記憶手段と、 前記属性判定手段により判定された伴奏パターンの各構
成音の属性と、前記指定された和音の種類と、前記指定
された和音の根音とに基づいて、前記伴奏パターンの各
構成音に対応する音高シフト情報を変換情報記憶手段か
ら読み出し、該読み出された音高シフト情報に基づいて
伴奏パターンの各構成音の音高をシフト させる音高変換
手段と、 を備えたことを特徴とする自動伴奏装置。 - 【請求項3】 前記属性記憶手段は複数の和音種類毎に
設けられており、前記属性判定手段は、伴奏パターンを
作成する際に基にした和音に応じて、伴奏パターンの各
構成音の属性を判定するものであることを特徴とする請
求項1または請求項2記載の自動伴奏装置。 - 【請求項4】 前記コード音の属性には、コード音とし
ての重要度が含まれており、前記属性判定手段は、前記
伴奏パターンの各構成音の音名の属性がコード音であっ
た場合にはコード音としての重要度をも判定するもので
あり、 前記変換情報記憶手段は、コード音の属性については、
複数の和音種類毎、およびコード音の重要度毎に12音
名それぞれに対応する音高シフト情報を記憶するもので
あり、 前記音高変換手段は、前記判定された伴奏パターンの各
構成音の属性がコード音の場合は、判定されたコード音
の重要度と、前記指定された和音の種類に応じた変変換
報記憶手段から前記音高シフト情報を読み出す ことを特
徴とする請求項1または請求項2記載の自動伴奏装置。 - 【請求項5】 前記変換情報記憶手段には、音高シフト
情報として、属性がコード音であると判定された構成音
は音高シフト後もコード音となり、属性がスケール音で
あると判定された構成音は音高シフト後はコード音また
はスケール音のいずれかとなり、属性がノンスケール音
であると判定された構成音は音高シフト後はスケール音
またはノンスケール音のいずれかとなるような値が記憶
されていることを特徴とする請求項1または請求項2記
載の自動伴奏装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5129135A JP2856025B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 自動伴奏装置 |
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