JPH06282267A - 自動伴奏装置 - Google Patents

自動伴奏装置

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JPH06282267A
JPH06282267A JP3360544A JP36054491A JPH06282267A JP H06282267 A JPH06282267 A JP H06282267A JP 3360544 A JP3360544 A JP 3360544A JP 36054491 A JP36054491 A JP 36054491A JP H06282267 A JPH06282267 A JP H06282267A
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広子 奥田
Hiroshi Yoshimura
寛 吉村
Chisato Nakamura
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 調性分析機能を有する自動伴奏装置において
転調の前後における伴奏の音飛び現象を防止する手段を
提供する。 【構成】 コード進行入力手段からコード進行が入力さ
れる。調性分析手段4は入力コード進行を調性分析す
る。伴奏形成手段6は調性分析手段4からの調性分析結
果であるコード機能・タイプとキーKEYに基づいて伴
奏を形成する。転調補償がない場合には転調の前後で伴
奏のピッチラインに音飛びE1が発生する。補償6Cは
調の間に形成される音高の相違を補償する形式で転調の
前後における伴奏の音高ラインを制御する。この結果伴
奏の音域は転調の前後においても維持される(E2)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は音楽装置に関し、特に
コード進行の調性分析を行なう調性分析機能を利用して
自動伴奏を行う自動伴奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動伴奏機能を有する電子楽器は既に知
られている。この種の電子楽器では鍵盤のような演奏入
力装置からキーコード(ノートナンバー)の組み合わせ
としてコードを順次指定してコード進行を入力する。電
子楽器内部には、コードセットの各コードの構成音をル
ート(コード根音)からの音程を示すようにして記憶す
るコード構成音メモリが設けられている。コードルート
/タイプ判別機能により、入力された複数のキーコード
(ノートナンバー)の1つをコードのルートと仮定して
残りのキーコードのルートからの音程を求め、コード構
成音メモリと比較可能な指定コード構成音データを生成
する。コードルート/タイプ判別機能は生成した指定コ
ード構成音データについてコード構成音メモリを検索す
る。指定コード構成音データとコード構成音メモリにお
けるあるコードタイプに対するコード構成音データとの
間での一致が発見されることによりコードのタイプとル
ートが識別される。このようにして、各コードをルート
とタイプで表現したコード進行が得られる。更に、電子
楽器内部には伴奏パターンを記憶する伴奏パターンメモ
リが設けられている。伴奏パターンは伴奏ラインの水平
(時間)情報と垂直(音高)情報とから成る。伴奏解読
機能により、識別したコードのタイプとルートに従っ
て、記憶された伴奏パターンの垂直情報(各伴奏音の垂
直データ)が具体的な音高(ピッチ)を示すデータに変
換される。
【0003】この種の装置はコード進行における各コー
ドの機能を評価する能力を欠いている。一般に、音楽に
おいてコードのタイプとルートの情報のみから、そのコ
ードの区間で使用可能な音のピッチクラス(音高の種
類)のセットである調性を特定することはできない。例
えば、コードC MAJOR(コード構成音C、E、
G)について述べると、もし、このコードがI(トニッ
ク)の機能を有するのであれば、適合するピッチクラス
のセットとして、C、D、E、F、G、A、B(キーC
のイオニアンスケール)が望ましい。このコードC M
AJORがV(ドミナント)の機能を有するのであれ
ば、適合するピッチクラスセットはC、D、E、F、
G、A、B♭(キーFのミクソリディアンスケール)で
ある。コードCMAJORがIV(サブドミナント)の機
能を有するのであれば、C、D、E、F♯、G、A、B
(キーGのリディアンスケール)がピッチクラスセット
として好ましい。即ち、音楽的には、コードのタイプと
ルート及び機能が特定されない限り、好ましいピッチク
ラスセット(調性)を決定し得ない。にもかかわらず、
上述した装置はコード構成音メモリのルートとタイプの
みを使用して、伴奏パターンを解読して伴奏音のピッチ
を決定する。したがって、自動伴奏に好ましくないピッ
チクラス(高さ)の音が混ざって不自然になる可能性が
ある。これを避けるには記憶される伴奏パターンの垂直
情報を例えばコード構成音のみを含むように制限すれば
よいが、そうすると伴奏が単純なものになってしまう。
【0004】そこで本件出願人は特開平3−68922
号において、コード進行をリアルタイムで調性分析する
調性分析装置と、調性分析装置の分析結果(コード機能
タイプと調)を利用して自動伴奏を行なう自動伴奏装置
を提案している。この自動伴奏装置によれば、上述の問
題が解消され、自然の調性感をもつ伴奏を提供すること
ができる。しかし、この自動伴奏装置の伴奏データ形成
手段は、いったん1つの調について、伴奏パターンを形
成した後に、その伴奏パターンを調性分析装置から与え
られる調によって移調(transpose)する構成をとってい
る。したがって、調性分析装置がコード進行から転調を
検出した場合、転調後の伴奏の音域が、転調前の伴奏の
音域に対して、転調前後の調の相違に応じて変化し、音
飛び現象が生じる問題がある。このような音飛び現象
は、音楽が意図的にそのことを要求するような例外的な
場合を除いては音楽上好ましくなく、聴者であるユーザ
ーに違和感を与えてしまう。この問題は、他の従来技術
である特開昭62−333595号や特開平2−297
87号に開示される調性分析機能付の自動伴奏装置にも
存在する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、この発明
の目的は、転調の前後における伴奏の音域を所望に維持
可能に自動伴奏装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段、作用】この発明によれ
ば、コード進行を入力するコード進行入力手段と、入力
されるコード進行を調性分析し、かつ調性分析によりコ
ード進行における転調を検出可能なコード進行調性分析
手段と、上記コード進行調性分析手段の分析結果に基づ
いて伴奏を形成する伴奏形成手段と、を備える自動伴奏
装置において、上記伴奏形成手段が、転調の前後におけ
る伴奏の音高ラインを、転調の前後における調の間に形
成される音高の相違を補償する形式で制御する転調補償
伴奏手段を、を有することを特徴とする自動伴奏装置が
提供される。この構成によれば、転調(キーの変化)の
前後における調の間の相違の大きさに応じてその相違を
補償する形式で転調の前後における伴奏の音高ラインを
制御するので、上述した音飛び現象を回避でき、音域が
維持された所望の伴奏を提供することができる。一構成
例において、上記転調補償伴奏手段は、調グループ別に
伴奏パターンデータを記憶する調グループ別伴奏パター
ン記憶手段と、上記コード進行調性手段から与えられる
調に応答し、その調が属する調グループに対する伴奏パ
ターンデータを上記調グループ別伴奏パターン記憶手段
からそ読み出す読出手段と、読み出された伴奏パターン
データに基づいて伴奏の内容を生成する生成手段と、を
有する。好ましくは、上記生成手段は、音種を調性によ
って音高に変換するための音高変換データのテーブルを
記憶する変換データ記憶手段と、上記読出手段からの伴
奏パターンデータと、上記コード進行調性分析手段から
の調性情報とを受け、上記伴奏パターンデータに含まれ
る音種情報と上記調性情報とを用いて変換データ記憶手
段から該当する音高変換データを読み出す音高変換デー
タ読出手段と、を有する。このような構成は伴奏の形成
に必要な記憶データ量を節約するのに有効である。もう
一つの構成例において、上記転調補償伴奏手段は、基準
伴奏パターンを記憶する基準伴奏パターン記憶手段と、
上記基準伴奏パターンに含まれる各音高情報を上記コー
ド進行調性分析手段から与えられる調性情報に含まれる
キーノートの種類に従って変換して、第1変換伴奏パタ
ーンを形成する第1変換手段と、上記第1変換伴奏パタ
ーンに含まれる各音高情報を、上記コード進行調性分析
手段から与えられる調性情報に含まれるコードのタイプ
と機能との組合せに従って変換して、第2変換伴奏パタ
ーン、即ち、実際に自動演奏される伴奏のパターンを形
成する第2変換手段と、を有する。この構成も、比較的
少ない記憶容量での所望の伴奏を可能にするものであ
る。好ましくは、上記第2変換手段により、上記第1変
換伴奏パターンの音高情報を第1引数とし、コードのタ
イプと機能との組合せを第2引数としてアクセスされキ
ーノートまたはコードルートからの音程を表わす音程デ
ータを返す変換テーブル記憶手段と、上記変換テーブル
記憶手段からの音程データと上記コード進行調性分析手
段からのキーノートまたはコードルートのピッチクラス
を表わすデータとを演算合成して第2変換伴奏パターン
の音高データを形成する演算手段と、を有する。
【0007】
【実施例】原理(図1A) 図1Aにこの発明による自動伴奏装置の原理を表わすブ
ロック図を示す。コード進行入力手段2には各コードを
ルートとタイプとで表現したコードの列を入力する。調
性分析手段4はコード進行入力手段2から与えられるコ
ード進行を調性分析する。調性分析の結果入力コード進
行における各コードの機能とキー(調)が得られる。こ
のような調性分析手段4は調性分析の一環としてコード
進行から転調(キーの変化)を検出することができる。
例えばコード進行入力手段2からコードの列としてCM
→FM→GM→Am→DM→GMが与えられたとする。
このコード列に対し調性分析手段4は最初のコードCM
から4番目のコードAmまでをキーCと判定しコード機
能・タイプFの列をIM、IVM、VM、VImと判定す
る。一方、コード列の5番目のコードDMと6番目のコ
ードGMはキーがGであると判定され、そのコード機能
・タイプの列としてVM、IMを得る。転調補償伴奏形
成手段6は調性分析手段4の分析結果に基づいて伴奏を
形成する。各コードの調性分析結果としてコード機能・
タイプF(例えばIM)とキーKEY(例えばC、G)
が転調補償伴奏形成手段6に入力される。従来の伴奏形
成手段では、伴奏音の実際の音高を形成する音高形成手
段の中に6Aで示すような特定の調の場合の音高P
(F)を形成する手段と手段6Aの出力にキーKEYも
しくはキーに関連する情報(キーにコード機能を介して
関連するコードルート)を加算する移調加算手段6Bが
含まれる。このような構成の場合、伴奏出力音高はキー
KEYに依存しキーの変化(転調)に対応して伴奏のピ
ッチラインが平行移動する。平行移動の例をE1に示し
ている。キーがCでコードがCMの時伴奏形成手段がC
GEGのピッチラインを持つ伴奏を形成したとする。す
なわち手段6AからキーC、コードCMに対してこの伴
奏ピッチラインが出力されるものとする。更にキーCに
対するKEYの値は0とする。したがって手段6Aの出
力はそのまま伴奏出力のピッチライン(CGEG)とな
る。しかしコード進行入力手段2から上の例で述べたよ
うなコード列が与えられた場合には最後のコードGMの
キーはGと判定されるので、手段6Aのピッチライン出
力(CGEG)は移調加算手段6Bのキー入力にG(値
7)が与えられる結果楽譜E1の右半分に示すように伴
奏形成手段から伴奏出力のピッチライントしてGDBD
が出力される。すなわちキーがCでコードがCMの時の
ピッチライン(転調前のピッチライン)はキーがGでコ
ードがGMになった時には完全5度上に移調(TRAN
SPOSE)される。楽譜E1に示す2つのピッチライ
ンは音が飛んでいることが分かる。これに類似した音飛
びは先に上げたコード列の隣合うコードAm、DMとの
間でも発生する。このような転調の前後における伴奏の
音飛び現象は意図的な例外を除いては音楽的に好ましく
ない。この発明により転調の前後における音飛び現象は
転調の前後におけるキー(調)の間に形成される音高の
相違(上の例で言えばキーCとDとの間に形成される完
全5度)を補償する形式で転調の前後における伴奏の音
高ラインを制御する補償機能6Cを設けることによって
解決される。補償例を楽譜E2に示す。この場合キー
C、コードCMに対する伴奏ピッチラインCGEGは転
調後のキーG、コードGMに対してBGDGとなってお
りスムーズなピッチの流れが形成されている。
【0008】転調補償伴奏形成手段の態様(図1B、図
1C) 図1Aで述べた転調補償伴奏形成手段6は幾つかの態様
で実現できる。第1の態様ではキーとコード機能・タイ
プとの組合せに対して1対1対応の伴奏パターンを記憶
する組合せ別伴奏パターンメモリを用意し、調性分析手
段から与えられるコード機能・タイプとキーとの特定の
組合せに対する伴奏パターンを組合せ別伴奏パターンメ
モリから呼び出し再生する。この構成の鍵は組合せ別伴
奏パターンメモリに調間の音高の相違を補償するような
伴奏パターンデータを組合せ別に持たせることである。
しかしながらこの第1の態様は伴奏の形成のために大き
な記憶容量を必要とする。転調補償伴奏形成手段6の第
2の態様と第3の態様をそれぞれ図1Bと図1Cに示
す。図1Bに示す転調補償伴奏形成手段6Mは調グルー
プ別の基準伴奏パターンメモリ60を有する。メモリ6
0は図示のように第1調グループ基準伴奏パターンメモ
リ60−1、第2調グループ基準伴奏パターンメモリ6
0−2……からなる。ここに調グループとは1つの特定
の調あるいは2以上の隣合う調を要素とするものであ
る。選択モジュール62は調性分析手段4から与えられ
るキーKEYにしたがって調グループ別メモリ60の中
からキーKEYが属する調グループの基準伴奏パターン
を選択する。例えば第1調グループがB、C、C#の調
グループだとすればキーKEYがCの時にはこの第1調
グループ基準伴奏パターンメモリ60−1が選択され
る。変換モジュール64には選択モジュール62を介し
て選択された基準伴奏パターンに含まれる各音種(音高
インデクス)が入力される。変換モジュール64は入力
される各音種を調性分析手段から与えられるコード機能
・タイプFの情報にしたがって変換して、キーKEY
(またはコードルート)からの音程で表現した音高デー
タを出力する。この音高データは加算器66においてキ
ーKEY(またはコードルート)と加算されて伴奏の実
音高となる。この構成における鍵は狭い音域内の調グル
ープ別に基準伴奏パターンを用意したことである。グル
ープ相互間の基準伴奏パターンは調グループ相互間の音
高差を補償するような音高情報を持つことによって転調
前後のピッチラインの音飛び現象を回避できる。
【0009】図1Cに示す転調補償伴奏形成手段6Nは
全ての調に対して共用される基準伴奏パターンメモリ6
1を有する。基準伴奏パターンは音高インデクス列(音
種列)を含む。自動伴奏の動作時において、基準伴奏パ
ターンメモリ61から伴奏の発音タイミングの都度その
発音にかかる音高インデクスが呼び出される。この音高
インデクスは第1変換モジュール62に入力される。第
1変換モジュール63は調性分析手段から与えられるキ
ーKEYにしたがって入力音高インデクスを変換する。
すなわち第1変換モジュール63はキー(調)間の相違
を補償するような形式で入力音高インデクスを変換し、
変換インデクスを出力する。第1変換モジュール63で
変換された変換インデクスは第2変換モジュール65に
入力される。第2変換モジュール65は調性分析手段か
らのコード機能・タイプFの情報にしたがって変換イン
デクスを変換し(解読し)コード機能・タイプFに適し
た音高情報としてキーKEY(またはコードルート)か
らの音程を示す音程データを出力する。この音程データ
は加算器66において調性分析手段からのキーKEY
(またはコードルート)に加算される。加算器66の加
算結果が実際に演奏される伴奏音高を表わす。この第3
の態様においては第1変換モジュール63が転調補償の
鍵を握っている。記憶容量の点で述べると第1の態様が
最も大きな記憶容量を必要とし、第3の態様が最も少な
い記憶容量で転調前後に音飛びのない伴奏ピッチライン
を形成することができる。
【0010】ハードウェア構成(図2) 実施例の自動伴奏装置を実現する電子楽器代表的なハー
ドウェア構成のブロック図を図2に示す。CPU100
はROM102に記憶されるプログラムを実行してシス
テム全体を制御する。ROM102はプログラムの他に
固定データ(伴奏パターンデータ、ピッチ変更データ
等)を記憶する。RAM104は変数や一時データを記
憶しCPU100のワーキングメモリとして使用され
る。入力装置106は本システム(電子楽器)の演奏入
力装置である鍵盤やその他のキー、スイッチ、ボリュウ
ム類を含む。楽音生成装置108はCPU100の制御
のもとに電子的に楽音信号を生成する。サウンドシステ
ム110は楽音生成装置108からの楽音信号を受けそ
のサウンドを再生する。タイマー112はシステムの定
時間処理(例えば自動伴奏処理)を可能にするため所定
時間毎にクロックパルスをCPU100に出力する。表
示装置114はCPU100の制御のもとにシステムの
状態、データ、メッセージ等を表示する。以下幾つかの
実施例について説明するが、何れも図2に示すようなハ
ードウェア構成を持つ電子楽器上に実現される。
【0011】第1実施例(図3〜図5) 第1実施例の自動伴奏装置は、図2のROM102内に
組合せ別の伴奏パターンメモリすなわち調(キー)とコ
ード機能・タイプとの組合せ別に伴奏パターンデータを
記憶する組合せ別メモリを有している。組合せ別メモリ
の一部を図3に示す。すなわち図3はコード機能・タイ
プがIM(個々に機能がI、タイプがMである)の時の
C調とD調とA調の伴奏パターンデータを示している。
実際には組合せ別メモリは全ての調と全てのコード機能
・タイプについてその組合せ別に伴奏パターンを記憶し
ている。各伴奏パターンの各ワードは音高データ(例え
ばC4)と発音か消音かを示すON/OFF/ビットデ
ータを含む。図の例では各伴奏パターンは16ワード
(16アドレス)からなる。この16ワードの伴奏パタ
ーンは2小節の伴奏パターンとして定義される。したが
って1ワード当たりの音楽時間は8分音符である。ON
ビットを含むワードからOFFビットを含むワードまで
の音楽時間が音の発音時間を定めるようになっている。
第1実施例の動作を図4に示す。CPU100は鍵盤か
らコードを指定する押鍵情報を受け取ると(4−1)。
4−2に示すように指定されたコードのタイプとルート
を検出する。コードのタイプ、ルートの検出技術は周知
なので説明は省略する。続いてCPU100は4−3に
示すようにキーノート・機能判定処理を実行する。図5
にキーノート・機能判定処理の一例をフローチャートで
示す。現キーノートが確定していれば(5−1)、CP
U100は鍵盤から新たに入力された新コードを現キー
ノートにしたがって機能名(機能・タイプ)に変換する
(5−2)。次にCPUはROM102に置かれる同一
キーノート維持コードテーブルを検索する(5−3)。
5−2で生成した機能名に該当する項目が同一キーノー
ト維持コードテーブルにあれば8−4でYESが成立す
る。これは新コードのキーが現キーノートに等しく、5
−2で生成した機能、タイプが新コードの正しい機能、
タイプを表わしていることを意味している。同一キーノ
ート維持コードテーブルの検索が失敗すれば5−4から
5−5に進みCPU100は1つ前のコードを現キーノ
ートにしたがって機能名に変更する。続いて5−6でC
PU100はROM102に置かれる平行調コードシー
ケンステーブルを検索する。このシーケンステーブルに
は長調から単調へのコードシーケンスのセットが書かれ
ている。5−2と5−5で生成した機能名の列に相当す
る項目を平行調コードシーケンステーブルが持てば5−
7のマッチングが成立する。したがってキーノートと機
能が判定されたことになり処理ルーチンはメインにリタ
ーンする。マッチング5−7が不成功なら5−8に進み
ピボット転調検査を行なう。ピボット転調検査ではRO
M102に置かれるピボット転調コードシーケンステー
ブルが検索される。ピボット転調コードシーケンステー
ブルには所定の転調を表わすコードシーケンスの情報の
セットが記憶されている。基本的にCPU100は前コ
ードをピボットコードとみなして幾つかの近親調につい
て前コードの機能名を生成し前コードの各機能名と新コ
ードの各近親調についての機能名からなる列についてピ
ボット転調コードシーケンステーブルを検索する。該当
するものがあれば5−9で適合するが成立する。そこで
5−10に示すようにCPUは現在のキーノートを近親
調(関係キーノート)に移調する。5−9が不成立の場
合や現キーノートが不確定(5−1)の場合には5−1
1に進みROM102に置かれるコードタイプ/機能対
応テーブルを参照して新コードのキーノートと機能を直
接的に判定する。
【0012】図4に戻り、キーノート・機能判定処理4
−3に続きCPU100はステップ4−4を実行する。
すなわちCPU100は判定された調(キーノート)と
コード機能名(機能・タイプ)との組合せに対応する伴
奏パターンを組合せ別伴奏パターンメモリ(ROM10
2に置かれる)の中から選択する。続いて4−5に示す
ようにCPU100は選択した伴奏パターンメモリの中
から選択した伴奏パターンを読み出しその伴奏パターン
にしたがって発音/消音処理を楽音生成装置108に対
して行なう。実際には4−5のプロセスは定時間のプロ
セスであり、CPU100は音楽分解能時間が経過する
毎に選択伴奏パターンメモリから次の要素を読み出しそ
の要素が発音イベントであればその要素(ワード)に書
かれた音高データを用いて楽音生成装置108に発音コ
マンドを送りその要素が消音イベントであればその要素
に書かれた音高(楽音生成装置108で発音中のその音
高の音)を消音するように楽音生成装置108に対して
消音コマンドを与える。図6に本実施例の作用を従来の
ものと比較して示している。図示のように鍵盤からCMa
jor、AMajor、CMajorとコード列を入力するとキーノ
ート・機能判定処理により最初のCMajorの区間はC
調、IMajorと判定され2番目のAMajorの区間ではA
調、IMajorと判定され3番目のCMajorの区間ではC
調、IMajorと判定される。つまりこの例ではC調から
A調、A調からC調へと転調が生じている。このような
調性分析結果に対し従来の方式では図示のように転調の
前後における調の相違に相当する音高差が伴奏に表われ
る。図示の従来の伴奏例では最初のC調の区間で伴奏の
ピッチラインはCGEGであるのに対し次のA調の区間
ではピッチランイがAEC#Eとなり、C調の伴奏の音
高(音域)に対しA調の伴奏音高(音域)が飛んでしま
う。更にA調からC調に戻る時にも逆の方向であるが音
高(音域)が飛ぶ現象が生じる。このような音高(音
域)の跳躍現象は意図的な例外を除き音楽的に好ましく
ない。これに対しこの発明によれば図6の本実施例の楽
譜に示すようにC調の区間の伴奏ピッチラインCGEG
に対し次のA調の区間の伴奏ピッチラインはC#AEA
となり音域の跳躍現象は転調の前後、すなわちここでは
C調からA調への転調の前後において生じず、滑らかな
ボイスリーディングが得られる。このことはA調からC
調に戻る場合にも確保される。なお第1実施例ではキー
とコード機能・タイプの組合せ別伴奏パターンメモリを
用意しているので、リズムだけでなくピッチラインの形
状も組合せ別に所望に設定可能である。したがって例え
ば図示のA調の区間の伴奏ピッチラインにかえ、AC#
AEといった伴奏ピッチラインをA調の区間で生成する
ことも出来る。
【0013】第1実施例の変形例(図7、図8) しかしながら調とコード機能・タイプの組合せ別伴奏パ
ターンメモリは大きな記憶容量を必要とする。代表的な
自動伴奏装置では複数(例えば20)の伴奏スタイルの
伴奏をコード進行におけるコードに依存する形式で複数
パート(例えば3パート)の伴奏音楽としてかつ音楽の
区間がイントロかノーマル区間かフィルイン区間かエン
ディング区間かによって異なる内容を持って伴奏を行な
う。これを第1実施例に当てはめると伴奏パターンの総
数は伴奏スタイル数(20)×パート数(3)×コード
機能・タイプ数(例えば30)×音楽区間の種類の数
(4)となり、( )内に示した数値例の場合で720
0種類の伴奏パターンを必要とする。以下説明する変形
例では伴奏パターンデータを全てのコード機能・タイプ
に共通して使用する基準伴奏パターンとして共通化し、
基準伴奏パターンを個々のコード機能・タイプに適合す
る伴奏パターンに変更するためピッチチェンジテーブル
と呼ばれるテーブルを使用している。このようなピッチ
チェンジテーブルを用いることにより基準伴奏パターン
メモリの記憶容量はピッチチェンジテーブルを用いない
もの(組合せ別メモリ)に比べコード機能・タイプの数
(30)分の1で済むことになる。図7にピッチチェン
ジテーブルをPCH[ ]で示している。ピッチチェン
ジテーブルPCH[ ]は基準伴奏パターンメモリから
の音高インデクス(音種)を第1引数、判定されたコー
ド機能・タイプを第2引数として音高データをかえす表
である。この音高データは図7の場合基準伴奏パターン
メモリにある(音高インデクスに付属する)基準音高に
対する音程を表わす。この音程データを音高インデクス
に付随する基準音高データに加えると目的とする音高デ
ータ(実際に伴奏される音高を表わすデータ)が得られ
る。
【0014】したがって音程データは目的とする音高と
基準音高との差(差ピッチ)を表わしている。基準伴奏
パターンメモリにおける音高インデクスは例えば図3の
アドレス0にあるワード(C4、ON)においてC4の
隣に付けることが出来る。すなわちC4がこの場合基準
音高でありC4の隣に付くデータが音高インデクスであ
る。(なお基準伴奏パターンメモリ上にC4やG4とい
った音高データは必ずしも必要でない。すなわちこれら
の音高データを伴奏パターンメモリから省略し、代わり
にコード機能・タイプのそれぞれに対する適当な基準音
高を設定したメモリを設け、ピッチチェンジテーブルか
ら読んだ差ピッチに対応する基準音高を加えることで目
的のピッチを得るようにしてもよい。これは一層のデー
タの節約につながる。)図8に変形例における伴奏処理
のフローを示す。8−1〜8−3で選択伴奏パターンの
次の要素をロケートしている。すなわちjをインクリメ
ントし(8−1)jがパターンサイズならば(8−2)
jを選択伴奏パターンの最初の要素を指す値0に戻して
いる(8−3)。次に8−4でロケートした選択伴奏パ
ターンAMの要素(ワード)に含まれるピッチデータA
P[j]を調べて発音タイミングであれば8−5へ進
みそのワードの音高インデクスAMT[j]とキーノー
ト、機能判定処理で得ている現在のコード機能・タイプ
FDNとからピッチ変換テーブルPCH[ ]のポイン
タiを計算する。次に28−6でANT=AMP[j]
+PCH[i]+TDNKにより、伴奏の実音高を表わ
すデータANTを求めている。すなわち基準音高ピッチ
AMP[j]にピッチ変換テーブルPCHからの差ピッ
チを加えそれにキーノート、機能判定処理で得ている現
在のキーノートのピッチクラスTDNKを加えて実際の
伴奏音高データANTを得ている。次に8−7に示すよ
うにCPUはピッチデータANTを含む発音コマンドを
楽音生成装置108に送って楽音生成装置108でピッ
チANTの伴奏音が発音されるようにしている。
【0015】第2実施例(図9〜図14) 次に第2実施例の自動伴奏装置について説明する。図9
に第2実施例の自動伴奏装置に組み込まれる転調補償伴
奏機能のブロック図を示す。図9において基本伴奏パタ
ーンメモリREFには基本の伴奏パターンが記憶され
る。基本伴奏パターンは音高列を対をなす基準音高デー
タと音高種(音高インデクス)の列で表現する。ピッチ
チェンジテーブルPCTは図7のピッチチェンジテーブ
ルとほぼ同様の構成であり、音高種を第1引数としコー
ド機能・タイプを第2引数として差ピッチデータΔPを
出力する。上記基本伴奏パターンメモリREF、ピッチ
チェンジテーブルPCT、及び調性分析手段からの情報
(キーKEY、コード機能・タイプ)とを用いて伴奏の
実音高を生成する音高解読モジュールをAで示す。音高
解読モジュールAはA1〜A6のサブモジュールで構成
できる。処理の順序はA1、A2、A3、A4、A5、
A6の順で行なわれる。最初のサブモジュールA1は基
本伴奏パターンメモリREFから読み出した現音高種を
調性分析手段からのキーKEYにしたがって変換して転
回音高種を算出する。次に第2のサブモジュールA2は
算出された転回音高種の音高(転回音高)を基本伴奏パ
ターンメモリREFから読み出す。すなわちサブモジュ
ールA2は転回音高種を検索キーとして基本伴奏パター
ンメモリREFをサーチし、転回音高種を見つけたらそ
の転回音高種に付属する転回音高データを取り出す。取
り出された転回音高データは後のサブモジュールA4で
利用される。第3のサブモジュールA3はサブモジュー
ルA1が算出した転回音高種と調性分析手段からの現在
のコード機能・タイプとによりピッチチェンジテーブル
PCTから差ピッチデータΔPを読み出す。すなわちサ
ブモジュールA3はコード機能・タイプと転回音高種と
の組合せからその組合せに対する差ピッチデータを記憶
するピッチチェンジテーブルメモリPCTのアドレスを
計算しそれによってピッチチェンジテーブルPCTをア
クセスして差ピッチデータΔPを取り出す。第4のサブ
モジュールA4はこの差ピッチデータをA2が取りだし
た基本伴奏パターンメモリREFからの転回音高に加え
る。更に第5のサブモジュールA5はその結果にキーを
加え最後のサブモジュールA6がオクターブの調整を行
なって伴奏の実音高を表わすデータを形成する。サブモ
ジュールA6のオクターブ調整は基準音高によって行な
うことが出来る。すなわちサブモジュールA4とA5を
介して与えられる音高データ(転回音高に差ピッチΔP
を加え更に調性分析手段からの現在のキーKEYを加え
た音高)を基準音高と比較しその差が所定値(例えば半
オクターブ)より大きければ差が小さくなるように+あ
るいは−1オクターブだけ音高データを調整する。A4
とA5を介して得られた音高データが基準音高に近けれ
ばそのままそれを伴奏の実音高データとして出力する。
図9に示す音高解読処理モジャールAは図2のROM1
02内に設ける音高解読プログラムとプログラムの実行
主体であるCPU100とによって実現される。
【0016】図10に音高解読処理モジャールAが伴奏
実音高を得るために行なう計算式の表をKPMとして例
示している。音高計算表KPMにおいてk1、k2、k
3は基本伴奏パターンメモリREFから読んだ現音高種
(PMN)である。表KPMの行に示すC(0)、C#
(1)、D(2)、E♭(3)、E(4)、F(5)、
F#(6)、G(7)、A♭(8)、A(9)、B♭
(10)、B(11)は調性分析手段(キーノート・機
能判定処理)から与えられる可能性がある全ての調KE
Yを表わしている。列で示す音高種例えばk1と行で示
す調例えばC(0)の交点である項目に現音高種と調と
の組合せに対する伴奏実音高の計算式(例えば現音高種
がk1で調KEYがCの項目はPNT+PCT(CC
M)(PMN)が書かれている。各計算式においてPN
Tは基本伴奏パターンメモリREFから取りだした現基
準音高を表わしている。またPNT(Ki)は基準伴奏
パターンの音高種Kiの基準音高を表わしている。又P
CT(t)(y)はコード機能タイプx、音高種yに対
するPCT要素即ちx、yの組合せに対する差分ピッチ
データを表わしている。また、CCMは調性分析手段
(キーノート、機能判定処理)から与えられる現在のコ
ード機能・タイプを表わす。音高計算表KPMの直接的
な実現法は計算式毎にその計算式を実行する計算ルーチ
ンをROM102のブログラムに設けることである。そ
の場合の伴奏処理は後述する図14に示すようになる。
図11は計算式表KPMで参照するピッチチェンジテー
ブルPCTの例を示したものである。図12は基準伴奏
パターンの例を楽譜で示したものである。図13は図1
2の楽譜に示す伴奏情報を基準伴奏パターンメモリRE
Fにコーディングした例を示すものである。
【0017】図14に伴奏処理のフローチャートを示
す。この伴奏処理は音楽分解能時間が経過する毎に実行
される。先ず14−1でCPU100は基準伴奏パター
ンメモリREFの現アドレス(現時刻に対するアドレ
ス)を更新する。次にCPUは14−2で更新した現ア
ドレスにあるワード(現ワード)を読む。次に14−3
で現ワードを調べて発音タイミングならば現ワードに含
まれる現音高種PMNを取る(14−4)。更にCPU
はキーノート・機能判定処理で得ている現在のキーKE
Yを取り出す(14−5)。次に14−6に示すように
PMNとKEYとから対応するKPMルーチン(音高計
算ルーチン)を呼び出し実行する。その結果音高データ
PITが得られる。最後に、CPUは音高データPIT
を用いて楽音生成装置108に発音を指示する(14−
7)。このように第2実施例によれば記憶容量を節約し
つつ転調の前後における伴奏のピッチラインの音飛び現
象を回避することが出来る。音飛び現象の解決は図9で
述べたサブモジュールA1がその鍵を握っている。すな
わちサブモジュールA1は調性分析手段からの調KEY
間の相違が転調の前後で補償されるように基本伴奏パタ
ーンREFからの現音高種を適当な音高種(転回音高
種)に変換するものである。以上で実施例の説明を終え
るがこの発明の範囲内で種々の変形、応用が可能であ
る。
【0018】例えば上記実施例では転調の前後における
伴奏の音高ラインを音飛び現象が生じないようにする転
調音飛び防止手段について述べたがユーザーの選択等に
より意図的な音飛びを生じるようにすることもできる。
これは例えば音飛びなしと音飛びありの何れを選択する
かをユーザーに前もって決定させその指示入力を入力装
置から入力するこことし、選択指示の内容を適当なフラ
グに記憶しておき自動伴奏の動作の際に選択フラグを見
て音飛びなしが選択されていれば上述した方法により伴
奏を形成し、音飛びが指示されていれば自動伴奏パター
ンメモリREFから読んだ現音高種を変換することなく
そのまま用いてピッチチェンジテーブルPCTから差ピ
ッチデータを取りだし、その差ピッチデータに現音高種
の基準音高を加えそれにキーを加えることによってユー
ザーの希望した意図的な音飛びを伴奏に生じさせること
が出来る。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明で
は転調の前後における伴奏の音高ラインを転調の前後に
おける調の間に形成される音高の相違を補償する形式で
制御しているのでどのような転調が生じても伴奏の音高
ラインの音域を維持することができ音域が飛ばない伴奏
を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1A】この発明による自動伴奏装置の原理を説明す
る機能ブロック図。
【図1B】転調補償伴奏形成手段の1つの態様を示すブ
ロック図。
【図1C】転調補償伴奏形成手段のもう1つの態様を示
すブロック図。
【図2】実施例の自動伴奏装置を実現する電子楽器の代
表的なハードウェア構成を示すブロック図。
【図3】調とコード機能・タイプの組合せ別伴奏パター
ンメモリのデータの一部を示す図。
【図4】第1実施例の動作を示すフローチャート。
【図5】キーノート・機能判定処理のフローチャート。
【図6】楽譜により実施例の作用、効果を従来技術と比
較して示す図。
【図7】コード機能・タイプによるピッチチェンジテー
ブルを示す図。
【図8】ピッチチェンジテーブルを用いた伴奏処理のフ
ローチャート。
【図9】第2実施例の転調補償伴奏形成手段を示す機能
ブロック図。
【図10】第2実施例の音高計算表を示す図。
【図11】第2実施例で用いるピッチチェンジテーブル
を例示する図。
【図12】基準伴奏パターンの例を楽譜で示す図。
【図13】図12に示す伴奏パターンを基準伴奏パター
ンメモリにコーティングした例を示す図。
【図14】第2実施例の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
2 コード進行入力手段 4 調性分析手段 6 転調補償伴奏形成手段 6M 転調補償伴奏形成手段の一態様 6N 転調補償伴奏形成手段の一態様 60 調グループ別伴奏パターンメモリ(調グループ別
伴奏パターン記憶手段) 62 選択モジュール(選択読出手段) 64 変換モジュール(生成手段) 61 基準伴奏パターンメモリ(基準伴奏パターン記憶
手段) 63 第1変換モジュール(第1変換手段) 65 第2変換モジュール(第2変換手段) 66 加算器(演算手段) PCH[ ] ピッチチェンジテーブル(変換テーブル
記憶手段) REF 基準伴奏パターンメモリ PCT ピッチチェンジテーブル A 音高解読モジュール A1 (第1変換手段) A2〜A4、PCT (第2変換手段) A5、A6 (演算手段) KPM 音高計算表

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コード進行を入力するコード進行入力手
    段と、 入力されるコード進行を調性分析し、かつ調性分析によ
    りコード進行における転調を検出可能なコード進行調性
    分析手段と、 上記コード進行調性分析手段の分析結果に基づいて伴奏
    を形成する伴奏形成手段と、 を備える自動伴奏装置において、 上記伴奏形成手段が、 転調の前後における伴奏の音高ラインを、転調の前後に
    おける調の間に形成される音高の相違を補償する形式で
    制御する転調補償伴奏手段を、 を有することを特徴とする自動伴奏装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動伴奏装置において、
    上記転調補償伴奏手段は、 調グループ別に伴奏パターンデータを記憶する調グルー
    プ別伴奏パターン記憶手段と、 上記コード進行調性手段から与えられる調に応答し、そ
    の調が属する調グループに対する伴奏パターンデータを
    上記調グループ別伴奏パターン記憶手段から選択して読
    み出す選択読出手段と、 読み出された伴奏パターンデータに基づいて伴奏の内容
    を生成する生成手段と、 を有することを特徴とする自動伴奏装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の自動伴奏装置において、
    上記生成手段は、 音種を調性によって音高に変換するための音高変換デー
    タのテーブルを記憶する変換データ記憶手段と、 上記読出手段からの伴奏パターンデータと、上記コード
    進行調性分析手段からの調性情報とを受け、上記伴奏パ
    ターンデータに含まれる音種情報と上記調性情報とを用
    いて変換データ記憶手段から該当する音高変換データを
    読み出す音高変換データ読出手段と、 を有することを特徴とする自動伴奏装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の自動伴奏装置において、
    上記転調補償伴奏手段は、 基準伴奏パターンを記憶する基準伴奏パターン記憶手段
    と、 上記基準伴奏パターンに含まれる各音高情報を上記コー
    ド進行調性分析手段から与えられる調性情報に含まれる
    キーノートの種類に従って変換して、第1変換伴奏パタ
    ーンを形成する第1変換手段と、 上記第1変換伴奏パターンに含まれる各音高情報を、上
    記コード進行調性分析手段から与えられる調性情報に含
    まれるコードのタイプと機能との組合せに従って変換し
    て、第2変換伴奏パターン、即ち、実際に自動演奏され
    る伴奏のパターンを形成する第2変換手段と、 を有することを特徴とする自動伴奏装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の自動伴奏装置において、
    上記第2変換手段は、 上記第1変換伴奏パターンの音高情報を第1引数とし、
    コードのタイプと機能との組合せを第2引数としてアク
    セスされキーノートまたはコードルートからの音程を表
    わす音程データを返す変換テーブル記憶手段と、 上記変換テーブル記憶手段からの音程データと上記コー
    ド進行調性分析手段からのキーノートまたはコードルー
    トのピッチクラスを表わすデータとを演算合成して第2
    変換伴奏パターンの音高データを形成する演算手段と、 を有することを特徴とする自動伴奏装置。
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