JPS627000A - 消臭性湿式不織布 - Google Patents
消臭性湿式不織布Info
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- JPS627000A JPS627000A JP61024489A JP2448986A JPS627000A JP S627000 A JPS627000 A JP S627000A JP 61024489 A JP61024489 A JP 61024489A JP 2448986 A JP2448986 A JP 2448986A JP S627000 A JPS627000 A JP S627000A
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- Japan
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- deodorizing
- fibers
- metal
- nonwoven fabric
- paper
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- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
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- Sanitary Thin Papers (AREA)
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は消臭性湿式不織布、詳しくはオムツ。
ナプキン、マスク、トイレットペーパなどの衛生材料、
あるいは包装紙に使用でき、優れた消臭能を備えた湿式
不織布に関するものである。
あるいは包装紙に使用でき、優れた消臭能を備えた湿式
不織布に関するものである。
脱臭効果のある湿式不織布としては、実公昭53−32
82号公報に示されている活性炭素繊維を有する混抄紙
、あるいは実公昭59−32389号公報に示された汚
物用の防臭剤含浸紙がその代表例として挙げられる。
82号公報に示されている活性炭素繊維を有する混抄紙
、あるいは実公昭59−32389号公報に示された汚
物用の防臭剤含浸紙がその代表例として挙げられる。
実公昭53−3282号公報に記載されている混抄紙に
よる防臭性は、活性炭素繊維の吸着能に依存しているた
め、不特定なガスの吸着効果があり汎用性に富んでいる
。反面、脱臭効果の持続性の点において充分満足し得る
ものではない。
よる防臭性は、活性炭素繊維の吸着能に依存しているた
め、不特定なガスの吸着効果があり汎用性に富んでいる
。反面、脱臭効果の持続性の点において充分満足し得る
ものではない。
また実公昭59−323813号公報に記載された防臭
剤含浸紙は、炭酸ガス発生の特性を有した硫酸第一鉄、
重炭酸ナトリウム及び焼明肩を主成分とした混合剤を紙
に含浸せしめてなるものである。その混合剤が液中で溶
解反応して炭酸ガスが発生するという条件下でなければ
消臭効果がなく、その用途は著しく特定されるという難
点がある。
剤含浸紙は、炭酸ガス発生の特性を有した硫酸第一鉄、
重炭酸ナトリウム及び焼明肩を主成分とした混合剤を紙
に含浸せしめてなるものである。その混合剤が液中で溶
解反応して炭酸ガスが発生するという条件下でなければ
消臭効果がなく、その用途は著しく特定されるという難
点がある。
本発明はこのような難点を解消し、硫化水素、メルカプ
タン、アンモニア、各種アミン化合物等凡ゆる悪臭に対
して優れた消臭効果を発揮し、長時間持続する消臭性湿
式不織布を提供するもの〒ある。
タン、アンモニア、各種アミン化合物等凡ゆる悪臭に対
して優れた消臭効果を発揮し、長時間持続する消臭性湿
式不織布を提供するもの〒ある。
上記問題点を解決するための第1の発明は、構成繊維の
少なくとも1部が酸化還元能を有する金属錯体を1電縫
%以上担持させた短繊維と金属イオンを担持させた短m
維とによって構成されている消臭性湿式不織布である。
少なくとも1部が酸化還元能を有する金属錯体を1電縫
%以上担持させた短繊維と金属イオンを担持させた短m
維とによって構成されている消臭性湿式不織布である。
同じく第2の発明は、構成m維の少なくとも1部が酸化
還元能を有する金属錯体を1重量%以上と金属イオン0
.1重量%以上とを担持させた短繊維によって構成され
ている消臭性湿式不織布である。
還元能を有する金属錯体を1重量%以上と金属イオン0
.1重量%以上とを担持させた短繊維によって構成され
ている消臭性湿式不織布である。
繊維に担持された消臭性成分である」−記金属錯体とし
ては、酸化還元能を有する金属ポルフィ11ン、金属ポ
ルフィラジンおよびこれらの誘導体が用いられ、繊維成
分に物理的に接触して相持されたり、化学的に結合して
担持され高分子金属錯体が形成されたりしている。金属
ポルフィリンおよびその誘導体は第1図に示す構造式で
表される。
ては、酸化還元能を有する金属ポルフィ11ン、金属ポ
ルフィラジンおよびこれらの誘導体が用いられ、繊維成
分に物理的に接触して相持されたり、化学的に結合して
担持され高分子金属錯体が形成されたりしている。金属
ポルフィリンおよびその誘導体は第1図に示す構造式で
表される。
また金属ポルフィラジンは第2図に示す構造式で表され
る。両式において、には、例えばFe、Go、Mn、T
i、V、旧、Cu、Zn、Mo、−等の金属のイオンが
挙げられる。これら金属イオンのうち消臭効果の点から
は鉄、コバルトが好ましい。両式において、Xは水素ま
たは置換基を示す。置換基としては、例えばアルキル基
、置換アルキル基(例えばクロロメチル基)、ハロゲン
基、ニトロ基、アミン基、アゾ基、チオシアネート基、
カルボキシル基、カルボニルクロリド基、カルボキシル
アミド基、ニトリル基、水酸基、アルコキシル基、フェ
ノキジル基、スルホン酸基、スルホニルクロリド基、ス
ルホンアミド基、チオール基、アルキルケイ素基、ビニ
ル基等のほか、カルボキシル基やスルホン酸基のアルカ
リ111などが挙げられる。これらは、単独または2種
以上が用いられる。なかでも、好ましくはカルボキシル
基やスルホン酸基またはこれらのアルカリ塩類、アミノ
基、ハロゲン基、水酸基などが用いられる。
る。両式において、には、例えばFe、Go、Mn、T
i、V、旧、Cu、Zn、Mo、−等の金属のイオンが
挙げられる。これら金属イオンのうち消臭効果の点から
は鉄、コバルトが好ましい。両式において、Xは水素ま
たは置換基を示す。置換基としては、例えばアルキル基
、置換アルキル基(例えばクロロメチル基)、ハロゲン
基、ニトロ基、アミン基、アゾ基、チオシアネート基、
カルボキシル基、カルボニルクロリド基、カルボキシル
アミド基、ニトリル基、水酸基、アルコキシル基、フェ
ノキジル基、スルホン酸基、スルホニルクロリド基、ス
ルホンアミド基、チオール基、アルキルケイ素基、ビニ
ル基等のほか、カルボキシル基やスルホン酸基のアルカ
リ111などが挙げられる。これらは、単独または2種
以上が用いられる。なかでも、好ましくはカルボキシル
基やスルホン酸基またはこれらのアルカリ塩類、アミノ
基、ハロゲン基、水酸基などが用いられる。
酸化還元能を有する金属錯体の最も好ましい具体例はコ
バルトフタロシアニンオクタカルボン酸、コバルトフタ
ロシアニンテトラカルボン酸、鉄フタロシアニンオクタ
カルボン酸または鉄フタロシアニンテトラカルボン酸で
ある。
バルトフタロシアニンオクタカルボン酸、コバルトフタ
ロシアニンテトラカルボン酸、鉄フタロシアニンオクタ
カルボン酸または鉄フタロシアニンテトラカルボン酸で
ある。
上述の金属錯体は単独〒用いても、また、2種以上を組
合せて用いてもよい。
合せて用いてもよい。
金属錯体の所要相持量は金属錯体の種類に応じて変わる
が、一般に1重量%以上である。担持醗は多いほど消臭
活性が得られ、少ないと所望レベルの消臭活性が得られ
ず、また、消臭活性の持続性にも劣る。しかし繊維が金
属錯体を担持できる借は限界があり、好ましい相持量は
1〜20重量%の範囲である。
が、一般に1重量%以上である。担持醗は多いほど消臭
活性が得られ、少ないと所望レベルの消臭活性が得られ
ず、また、消臭活性の持続性にも劣る。しかし繊維が金
属錯体を担持できる借は限界があり、好ましい相持量は
1〜20重量%の範囲である。
繊維に担持させた消臭成分である金属イオンは、遷移金
属のイオンで、例えば銅、鉄、コバルト、ニッケルが好
ましいが、遷移金属以外の金属イオンではカルシウム、
バリウム、マグネシウムがよい。担持させる金属イオン
は単独で用いてもまた2種以上組合せて用いてもよい。
属のイオンで、例えば銅、鉄、コバルト、ニッケルが好
ましいが、遷移金属以外の金属イオンではカルシウム、
バリウム、マグネシウムがよい。担持させる金属イオン
は単独で用いてもまた2種以上組合せて用いてもよい。
そして金属イオンの相持量は可能な限り多い方が望まし
いが、経済性と被相持体である繊維の強度や形態保持性
の面からみると0.1〜20重μ%程度が適当fある。
いが、経済性と被相持体である繊維の強度や形態保持性
の面からみると0.1〜20重μ%程度が適当fある。
繊維に直接上記金属イオンが物理的に接触して担持され
たり、繊維の高分子に化学的に結合して相持されたりす
る。後者の例ではポリビニルアルコールと銅イオンとの
分子内キレート錯体、ポリビニルアミンと鉄イオンとの
錯体なとで、高分子金属錯体が形成されている。また−
1〕記金属イオンが含まれる化合物を、繊維に物理的に
接触させて相持させたり、繊維の高分子に化学的に結合
させて相持させたりしてもよい。
たり、繊維の高分子に化学的に結合して相持されたりす
る。後者の例ではポリビニルアルコールと銅イオンとの
分子内キレート錯体、ポリビニルアミンと鉄イオンとの
錯体なとで、高分子金属錯体が形成されている。また−
1〕記金属イオンが含まれる化合物を、繊維に物理的に
接触させて相持させたり、繊維の高分子に化学的に結合
させて相持させたりしてもよい。
金属錯体を担持した繊維および金属イオンな相持した繊
維としては、木材パルプ、再生セルロース繊維、吸湿性
合成繊維、多孔性繊維あるいは多孔性中空繊維などが挙
げられるが、とりわけ−吹膨潤度が150〜500%の
再生セルロース繊維、未熟綿花またはアセテートレーヨ
ンが望ましい。
維としては、木材パルプ、再生セルロース繊維、吸湿性
合成繊維、多孔性繊維あるいは多孔性中空繊維などが挙
げられるが、とりわけ−吹膨潤度が150〜500%の
再生セルロース繊維、未熟綿花またはアセテートレーヨ
ンが望ましい。
本発明の消臭性湿式不織布は、構成している繊維に担持
された酸化還元能を有する金属錯体の作用により、硫化
水素、メルカプタン等の悪臭物質の酸化分解し、無臭化
する。即ちポルフィリンおよびポルフィラジン環と配位
した金属が活性中心となって酸化反応が進行する。
された酸化還元能を有する金属錯体の作用により、硫化
水素、メルカプタン等の悪臭物質の酸化分解し、無臭化
する。即ちポルフィリンおよびポルフィラジン環と配位
した金属が活性中心となって酸化反応が進行する。
例えばメルカプタンの酸化を例にとると、その酸化は次
の化学反応式で示される。
の化学反応式で示される。
2R−8)l+ 20H−→2R−!J−+2H20−
−− (1)2R−S′+2H20+02→R−9−S
−R+H2O2+20H−−(2)(1)式の反応で生
じたチオラートアニオンは、酸素とともにポルフィリン
およびポルフィラジンに配位して三元錯体である活性種
となる。この活性種に配位しているチオラートアニオン
は、チイルラジカルを経て、(2)式に示すジスルフィ
ドに二酸化され、繊維中に取り込まれて無臭化する。
−− (1)2R−S′+2H20+02→R−9−S
−R+H2O2+20H−−(2)(1)式の反応で生
じたチオラートアニオンは、酸素とともにポルフィリン
およびポルフィラジンに配位して三元錯体である活性種
となる。この活性種に配位しているチオラートアニオン
は、チイルラジカルを経て、(2)式に示すジスルフィ
ドに二酸化され、繊維中に取り込まれて無臭化する。
また硫化水素の場合は、次式ヤ示すように無臭の殖菌と
水に分解される。
水に分解される。
2H2S + 02 → 2S+ 212Dこの反応
は生体内酵素酸化反応に非常によく類似している。酵素
による酸化反応はいずれも好気的な反応である。すなわ
ち、はとんどが酸素酸化反応を行っている。酸化酵素に
よる臭気類似物質の酸化反応例としては、次の表に示す
ものが挙げられる。
は生体内酵素酸化反応に非常によく類似している。酵素
による酸化反応はいずれも好気的な反応である。すなわ
ち、はとんどが酸素酸化反応を行っている。酸化酵素に
よる臭気類似物質の酸化反応例としては、次の表に示す
ものが挙げられる。
酵素反応系 反 応 例
R> CI−NH2+ H2O+ 02→ > C=0
+ NH3+ H20H2SO3+H20+02+H
2SO4+0202オキシゲナーゼ型 二重結合の開
裂 インドール核の開裂 ■ 以−Lの如くメルカプタン系化合物の酸化(無臭化)、
スルホン化(水溶化、無臭化)、フェノール系化合物の
キノン化(S臭化)、インドール核2重結合の開裂(無
臭化)が行われる。金属錯体による酸化反応は常温下に
ナルの水分の存在下に進行し、反応速度が〒く、反応率
も高い。
+ NH3+ H20H2SO3+H20+02+H
2SO4+0202オキシゲナーゼ型 二重結合の開
裂 インドール核の開裂 ■ 以−Lの如くメルカプタン系化合物の酸化(無臭化)、
スルホン化(水溶化、無臭化)、フェノール系化合物の
キノン化(S臭化)、インドール核2重結合の開裂(無
臭化)が行われる。金属錯体による酸化反応は常温下に
ナルの水分の存在下に進行し、反応速度が〒く、反応率
も高い。
またアンモニアまたは各種アミン化合物からなる臭気物
質は、m維に担持させである金属イオンによってより効
果的な消臭作用が行なわれる。すなわち、繊維に担持さ
れた金属のイオンがアンモニアおよび各種アミンと水分
の存在で金属アンミン錯体を形成することによるもので
ある。例えば銅イオンにアンモニアが吸着されて錯形成
をする反応は、次式で示されるように、水和銅イオンの
水分子と、浮遊してきたアン“モニア分子との間で錯体
交換する反応である。
質は、m維に担持させである金属イオンによってより効
果的な消臭作用が行なわれる。すなわち、繊維に担持さ
れた金属のイオンがアンモニアおよび各種アミンと水分
の存在で金属アンミン錯体を形成することによるもので
ある。例えば銅イオンにアンモニアが吸着されて錯形成
をする反応は、次式で示されるように、水和銅イオンの
水分子と、浮遊してきたアン“モニア分子との間で錯体
交換する反応である。
[Cu(OH2月a” + 4NH3+ [Cu(N
H3)4]” + 4H20この錯体交換反応は、反応
速度が〒く、反応率がきわめて高く、形成した金属アン
ミン錯体も非常に安定して吸着されている。
H3)4]” + 4H20この錯体交換反応は、反応
速度が〒く、反応率がきわめて高く、形成した金属アン
ミン錯体も非常に安定して吸着されている。
例1.(第1の発明の例)
一次膨測度が約200%、長さIQs/m、太さ4デニ
ールのレーヨンステープルを鉄フタロシアニンΦポリカ
ルボン酸の水溶液(水溶液濃度3g/1pH12)に浸
漬したのち脱水乾燥して、鉄フタロシアニン・ポリカル
ボン酸が約2.踵4%1目持した繊la(以下A繊維と
いう)が得られた。一方、上記と同じレーヨンステープ
ルを酢酸銅水溶液(濃度5 g/4 )に浸漬したのち
脱水乾燥して酢酸銅を約2.5重量%担持した繊維(以
下B繊維という)が得られた。当量のA繊維とB繊維を
100重都部と、長さ3腸7m 、太さ1デニールのポ
リビニールアルコール系繊維状バインダ(商品名、フィ
ブリポンド343.三晶に、に製)を7電縫部とを分散
させた抄紙液から丸網抄紙機を用いて抄紙し、秤量20
g/m2の消臭性クレープ紙を得た。このりレープ紙を
4枚重ねて吸収材層間に介装した生理用ナプキンを造る
。このナプキンと消臭性クレープ紙を介装していない生
理用ナプキンとそれぞれ実用テストに供したところ、前
者の生理用ナプキンは優れた消臭効果を奏し、着用時の
不快臭の漏洩が解消された。
ールのレーヨンステープルを鉄フタロシアニンΦポリカ
ルボン酸の水溶液(水溶液濃度3g/1pH12)に浸
漬したのち脱水乾燥して、鉄フタロシアニン・ポリカル
ボン酸が約2.踵4%1目持した繊la(以下A繊維と
いう)が得られた。一方、上記と同じレーヨンステープ
ルを酢酸銅水溶液(濃度5 g/4 )に浸漬したのち
脱水乾燥して酢酸銅を約2.5重量%担持した繊維(以
下B繊維という)が得られた。当量のA繊維とB繊維を
100重都部と、長さ3腸7m 、太さ1デニールのポ
リビニールアルコール系繊維状バインダ(商品名、フィ
ブリポンド343.三晶に、に製)を7電縫部とを分散
させた抄紙液から丸網抄紙機を用いて抄紙し、秤量20
g/m2の消臭性クレープ紙を得た。このりレープ紙を
4枚重ねて吸収材層間に介装した生理用ナプキンを造る
。このナプキンと消臭性クレープ紙を介装していない生
理用ナプキンとそれぞれ実用テストに供したところ、前
者の生理用ナプキンは優れた消臭効果を奏し、着用時の
不快臭の漏洩が解消された。
例2.(第1の発明の例)
実施例1の当量のAm維とB繊維からなる混合線#1k
100重量部と、叩解した木材バルブ1O電縫部とを分
散させた抄紙液から長網式抄紙機を用いて抄紙し、坪量
15g/■2の家庭用薄葉紙となした。この薄葉紙をオ
ムツに介装させて使用したところ、I漬物の臭気が著し
く減少した。
100重量部と、叩解した木材バルブ1O電縫部とを分
散させた抄紙液から長網式抄紙機を用いて抄紙し、坪量
15g/■2の家庭用薄葉紙となした。この薄葉紙をオ
ムツに介装させて使用したところ、I漬物の臭気が著し
く減少した。
例3.(第1の発明の例)
実施例1のAmmが30重限%、B繊維が30重量%、
そして芯部がポリプロピレン(融点187℃)鞘部がポ
リエチレン(融点134℃)の芯鞘型熱接着性複合繊維
(長さlOs+/m、太さ2デニール)が40重電殺か
らなる混合繊維を100重量部と、実施例1のポリビニ
ールアルコール系繊維状バインダを7重量部とを分散さ
せた抄紙液から丸網抄紙機により抄紙し、坪量60 g
em2の消臭性湿式不織布を得た。この不織布を140
℃で加熱処理して複合繊維の低融点成分が溶融された不
織布シートとなした。この不織布シートで簡易マスクを
造り、公衆トイレの清掃作業n川に供したところ、トイ
レ臭の除去効果の点において高い評価が得られ、糞尿か
ら発散する悪臭を消去し得ることが確認された。
そして芯部がポリプロピレン(融点187℃)鞘部がポ
リエチレン(融点134℃)の芯鞘型熱接着性複合繊維
(長さlOs+/m、太さ2デニール)が40重電殺か
らなる混合繊維を100重量部と、実施例1のポリビニ
ールアルコール系繊維状バインダを7重量部とを分散さ
せた抄紙液から丸網抄紙機により抄紙し、坪量60 g
em2の消臭性湿式不織布を得た。この不織布を140
℃で加熱処理して複合繊維の低融点成分が溶融された不
織布シートとなした。この不織布シートで簡易マスクを
造り、公衆トイレの清掃作業n川に供したところ、トイ
レ臭の除去効果の点において高い評価が得られ、糞尿か
ら発散する悪臭を消去し得ることが確認された。
例4.(第2発明の例)
上記例1のAm維を酢酸銅水溶液(濃度5g/l)に浸
漬したのち脱水乾燥する。その結果、鉄フタロシアニン
・ポリカルボン酸約2.5重ね」%と酢酸銅を約2.5
重量%相持した繊維が得られた。この繊維を100重に
部と、実施例1のポリビニールアルコール系繊維状バイ
ンダを7電縫部とを分散させた抄紙液から丸網抄紙機に
より抄紙し、坪jd20g/■2の消臭性クレープ紙を
得た。このクレープ紙を実施例1と同じような使用テス
トをしたところ、略同等の消臭効果が確認された。
漬したのち脱水乾燥する。その結果、鉄フタロシアニン
・ポリカルボン酸約2.5重ね」%と酢酸銅を約2.5
重量%相持した繊維が得られた。この繊維を100重に
部と、実施例1のポリビニールアルコール系繊維状バイ
ンダを7電縫部とを分散させた抄紙液から丸網抄紙機に
より抄紙し、坪jd20g/■2の消臭性クレープ紙を
得た。このクレープ紙を実施例1と同じような使用テス
トをしたところ、略同等の消臭効果が確認された。
例5.(第2発明の例)
」−犯例4で得られた鉄フタロシアニン・ポリカルボン
酸約2.5重量%と酢酸銅を約2.5重級%相持した繊
維100重礒部と、叩解した木材パルプ10重量部とを
分散させた抄紙液から長網式抄紙機を用いて抄紙し、坪
量15g/m2の家庭用薄葉紙となした。この薄葉紙を
実施例2と同じような使用テストをしたところ、略同等
の消臭効果が確認された。
酸約2.5重量%と酢酸銅を約2.5重級%相持した繊
維100重礒部と、叩解した木材パルプ10重量部とを
分散させた抄紙液から長網式抄紙機を用いて抄紙し、坪
量15g/m2の家庭用薄葉紙となした。この薄葉紙を
実施例2と同じような使用テストをしたところ、略同等
の消臭効果が確認された。
以」−説明した通り、本発明を適用した消臭性湿式不織
布は、繊維に担持された金属錯体の生体酸化酵素に類似
した反応による悪臭成分の酸化分解作用、並びに繊維に
担持された金属イオンの金属アミン錯体生成反応にもと
づき、消臭効果が大きく長期間持続される。従来の活性
炭、あるいは炭酸ガスなどによる脱臭作用とは異質の消
臭作用を奏し、また表面積の大きい繊維に消臭成分であ
る上記金属錯体並びに金属イオンを担持させているため
、消臭有効面積が大きく消臭効果も大きい。
布は、繊維に担持された金属錯体の生体酸化酵素に類似
した反応による悪臭成分の酸化分解作用、並びに繊維に
担持された金属イオンの金属アミン錯体生成反応にもと
づき、消臭効果が大きく長期間持続される。従来の活性
炭、あるいは炭酸ガスなどによる脱臭作用とは異質の消
臭作用を奏し、また表面積の大きい繊維に消臭成分であ
る上記金属錯体並びに金属イオンを担持させているため
、消臭有効面積が大きく消臭効果も大きい。
本発明の湿式不織布は各種の形状に什−1−げることが
でき、例えば悪臭除去用フィルタ、寝具の下敷マット、
ペット動物用マット、紙おむつ、トイレットペーパ、生
理用ナプキンあるいは包装紙など悪臭を除去あるいは緩
和するための分野に広く応用できる。
でき、例えば悪臭除去用フィルタ、寝具の下敷マット、
ペット動物用マット、紙おむつ、トイレットペーパ、生
理用ナプキンあるいは包装紙など悪臭を除去あるいは緩
和するための分野に広く応用できる。
第1図は金属ポルフィリンの構造式を示す図、第2図は
金属ポルフィラジンの構造式を示す図である。
金属ポルフィラジンの構造式を示す図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、構成繊維の少なくとも1部が酸化還元能を有する金
属錯体を1重量%以上担持させた短繊維と金属イオンを
担持させた短繊維とによって構成されていることを特徴
とする消臭性湿式不織布。 2、構成繊維の少なくとも1部が酸化還元能を有する金
属錯体を1重量%以上と金属イオン0.1重量%以上と
を担持させた短繊維によって構成されていることを特徴
とする消臭性湿式不織布。 3、酸化還元能を有する金属錯体が、鉄フタロシアニン
・ポリカルボン酸またはコバルトフタロシアニン・ポリ
カルボン酸であることを特徴とする特許請求の範囲第1
項または第2項記載の消臭性湿式不織布。 4、前記金属イオンの金属が銅またはコバルトまたは鉄
であることを特徴とする特許請求の範囲第1項または第
2項記載の消臭性湿式不織布。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2250985 | 1985-02-06 | ||
JP60-22509 | 1985-02-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS627000A true JPS627000A (ja) | 1987-01-13 |
JPH0551718B2 JPH0551718B2 (ja) | 1993-08-03 |
Family
ID=12084721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61024489A Granted JPS627000A (ja) | 1985-02-06 | 1986-02-06 | 消臭性湿式不織布 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS627000A (ja) |
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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