JPH0622546B2 - 消臭材 - Google Patents

消臭材

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JPH0622546B2
JPH0622546B2 JP62110839A JP11083987A JPH0622546B2 JP H0622546 B2 JPH0622546 B2 JP H0622546B2 JP 62110839 A JP62110839 A JP 62110839A JP 11083987 A JP11083987 A JP 11083987A JP H0622546 B2 JPH0622546 B2 JP H0622546B2
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mordant
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acid
fibers
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、持続性に優れた消臭材に関し、更に詳しく
は、木綿、絹、羊毛などの動植物性天然繊維を金属媒染
剤処理した後、後染色処理していない繊維からなる、簡
便な手段によって得られる工業的に極めて有利な消臭剤
に関する。
(従来の技術) 生活環境における悪臭物質、例えばアンモニア、アミン
類、硫化水素及びメルカブタン類の消臭剤として、L−
アスコルビン酸と二価鉄化合物の結合を必須条件とする
脱臭剤が提案されている(特開昭59−132937号
公報)。この組成物は、鉄イオンがL−アスコルビン酸
と反応して、含金属性錯体(キレート化合物)を形成
し、これにより鉄イオンが活性化状態で安定化している
と考えられていることが上記提案と同一出願人の出願に
係わる特開昭58−156539号公報に開示されてい
る。
又、上記提案から派生した多数の消臭剤もしくは組成物
が開示されており、例えば、鉄(II)化合物、L−アス
コルビン酸及びミョウバンを含有してなる脱臭性及び防
炎性を有する組成物(特開昭60−66753号);鉄
(II)化合物にL−アスコルビン酸を結合させた粉体組
成物(特開昭60−142856号);鉄(II)化合
物、エチレンジアミン四酢酸及びミョウバンを含有した
消臭性及び防炎性を有する組成物(特開昭60−145
143号);鉄(II)化合物、アスコルビン酸及び/ま
たはクエン酸、ミョウバン及び塩化ナトリウムを含有し
てなる脱臭、難燃性組成物(特開昭61−74640
号);2価鉄塩、有機酸又はその塩、充填剤及び必要に
応じてpH調整剤を含有する固形状消臭剤組成物(特開
昭61−106161号);2価鉄塩と、クエン酸、リ
ンゴ酸、酒石酸、マレイン酸、フマル酸及びそれらの塩
とを水性媒体に溶解した脱臭剤(特開昭61−1061
62);硫酸第1鉄の水溶液にクエン酸及び/またはク
エン酸の水溶性塩を添加した液状脱臭剤(特開昭61−
137565号);及び2価の鉄塩及びリン酸又はリン
塩を主成分とした脱臭剤(特開昭61−181467
号)等がある。
これらの提案は何れも2価鉄をアスコルビン酸、多塩基
酸或はリン酸等によってキレート化合物を形成せしめて
安定化したものであった。
更に、アスコルビン酸及び/又は有機酸と2価鉄化合物
を組み合わせて酢酸セルロースの多孔質粒子に担持させ
た固形脱臭剤(特開昭61−265145号)等が開示
されている。
(発明が解決しようとする問題点) 上記した如き従来提案による脱臭・消臭剤は、何れも2
価鉄をアスコルビン酸、多塩基酸或はリン酸等によって
キレート化合物等を形成せしめて安定化したものであっ
た。
従ってこれら2価鉄化合物は既に安定化されているた
め、目的に応じた適宜の担体に吸着、含浸、混合もしく
は塗布する等の方法により担持させることは出来るが、
該担体に対する結合もしくは反応性は全く無く、従っ
て、例えば繊維、布などに含浸させた消臭性繊維製品に
あっても、これら消臭剤は離脱し易く、例えば選択をし
て繰り返し利用する繊維製品などへの応用には実用上問
題があった。
かかる欠点を改善する方法として、例えば、再生セルロ
ースの如き繊維形成性物質の溶媒溶液に、アスコルビン
酸及び/またはクエン酸で活性化した2価鉄化合物を混
合したものを紡糸原液とし、該紡糸原液を紡糸して得ら
れる脱臭性繊維が提案されている(特開昭61−296
111号)が、この提案によっても、該繊維の表面に露
出した消臭剤は溶離しやすく、また繊維の内部に包含さ
れたものは事実上脱臭効果を発揮できないと言う欠点が
あった。
これに対し、脱臭剤を高分子化合物に結合させて安定化
する提案がある。例えば、金属フタロシアニンと高分子
化合物を水素結合によって結合した消臭性機能を持った
高分子物質が開示されている(特開昭61−25880
5号、同258806号、同258815号)。
この提案による金属フタロシアニンは、調製が困難で且
高価であるという難点があった。
本発明者は、上記の如き多くの問題点を解決する手段と
して同日出願になる、発明の名称「消臭性繊維」に於
て、分子中に−NHCO−結合を有するポリアミド系繊
維、ポリウレタン系繊維及びポリ尿素系繊維よりなる群
から選ばれた合成繊維を塩基の存在下に2価金属塩もし
くは3価金属塩と反応せしめて、該繊維表面の少なくと
も一部に2価金属乃至3価金属錯体を形成せしめるか、
該金属錯体を更に還元剤で処理して成ることを特徴とす
る消臭性繊維を提案した。
この提案は、化学薬品に対して比較的安定な合成繊維に
は好適であるが、木綿、絹及び羊毛などの天然繊維を対
象とするにはやや好ましい手段とは言えなかった。
本発明者は、引続き安価で入手容易な天然繊維を用い
て、消臭性に優れ且つ繰り返し洗濯に対する耐性にも優
れた消臭性を示す材料の開発研究を行ってきた。
(問題点を解決するための手段) その結果、動植物性天然繊維を金属媒染剤処理し、後媒
染処理していない繊維を利用すると言う簡便な手段によ
って、上記問題点が一挙に解決することを見いだした。
即ち、金属媒染剤処理を行った動植物性天然繊維を、後
染色処理せずにそのまま乾燥してその諸性質を検討した
ところ、意外なことにも極めて優れた消臭・脱臭作用を
有すること、及び繰り返しの洗浄に対しても優れた堅牢
性を有することを発見し本発明を完成した。
動植物天然繊維を金属媒染染料で染色する場合に、予
め、各種金属塩で金属媒染剤処理して染料を固着するい
わゆる媒染染法は古くから行われているが、染着及び発
色の均一性は重要且つ極めて微妙な技術を必要とするた
め、金属媒染剤による処理を行ったままのの状態で長時
間放置することに色むら及び染着不完全の原因となるこ
とから、金属媒染剤処理と後染色処理は連続して或は同
時に行われているのが実状である。
それ故、上記の如き媒染染色法は汎用されていたにも関
わらず、金属媒染剤処理のみを行った処理物即ち後媒染
していない処理物が消臭作用或は脱臭作用を有するなど
と言うことは全く知られていなかった。
本発明は、金属媒染剤処理のみを行った末染色処理動植
物性天然繊維をそのまま消臭剤として利用しようという
発送に基ずくものであって、極めてユニークなものであ
る。
従って本発明の目的は、木綿、絹及び羊毛などの如き動
植物性天然繊維を金属媒染剤処理するという簡便な方法
によつて、工業的に極めて有利に安価な消臭材を提供す
るにある。
本発明の上記目的及び更に多くの他の目的及び利点は以
下の説明から一層明らかとなるであろう。
本発明で利用することの出来る動植物性天然繊維として
は、例えば、綿(木綿、綿花)、カポック、パンヤ、亜
麻、ラミー、大麻、黄麻(ジュート)、マニラ麻、サイ
ザル麻、マオラン(ニュージーランド麻)、椰子繊維、
い草及び麦藁等の植物性繊維;家蚕絹、野蚕絹等の繭繊
維、羊毛、山羊毛(カシミヤ、モヘア)、らま毛(アル
パカ、ビクナ)、アンゴラ兎毛、らくだ毛、馬毛、羽毛
及び毛髪(頭髪)などの動物性繊維を例示することが出
来る。
これらの天然繊維は、染色処理をしていない物が好まし
いが、所望により、例えば、媒染染料以外の染料で染色
した繊維、或は、既に通常の金属媒染染料、その他の媒
染染料による染色処理をした繊維であっても利用するこ
とが出来る。
又、本発明に於て利用することの出来る金属媒染材とし
ては、従来使われてきた公知の媒染剤を利用することが
出来るが、例えば、アルミニウム塩(ミョウバン、酢酸
アルミニウム等)、クロム塩(クロムミョウバン、重ク
ロム酸塩、塩化クロム、酢酸クロム等)、鉄塩(塩化第
一鉄、硫酸鉄、酢酸鉄等)、銅塩(硫酸銅等)、スズ塩
(塩化第一錫、塩化第2錫等)及びカルシウム塩等を例
示することが出来る。
更に所望により、金属媒染剤処理に先立って、材料の天
然繊維を繊維仕上げ剤として利用されているロート油
(ヒマシ油、トール油、オリーブ油などの不飽和油に濃
硫酸を作用させた後アルカリで中和して得られる、水に
可溶の油状物質から成る繊維油剤;硫酸化油)もしくは
モノポール石鹸(ヒマシ油を硫酸化し、アルカリで中和
後長時間放置して硫酸ナトリウムを析出させて除いた陰
イオン活性剤)などを用いていわゆる油漬処理を行って
も良い。
本発明の実施に関しては、従来公知常用の金属媒染処理
方法、例えば、アルミニウム媒染、クロム媒染及び鉄媒
染などの手法を利用することが出来る。
その具体例は一般的な成書、例えば「新版染料便覧」P
122〜123(有機合成化学協会編、丸善株式会社、
第2刷、昭和49年)或は「家政学実験講座[V]」P
106〜109(岩崎書店)等に記載されている方法に
従って行うことが出来るが、その好ましい一実施態様を
例示すれば以下の如くである。
先ず、金属媒染剤処理に先立って、所望により前記した
如き油漬処理を行うが、かかる油漬処理は、動植物性天
然繊維に対して、例えば約1〜約30重量%の前記ロー
ト油もしくはモノポール石鹸を温水に溶解し、繊維に対
する浴比を、例えば約1:5〜約1:50として、約3
0〜60℃で約5〜約30分間浸漬処理することによっ
て行うことが出来る。油漬け処理終了後、脱液し、好ま
しくは約30゜〜約60℃で乾燥する。
次いで油漬け処理済みもしくは末処理の繊維を前記金属
媒染剤の水溶液に浸漬処理する。該媒染剤の濃度は適宜
選択することが出来るが、例えば約0.5〜約50%重
量%、好ましくは、約0.5〜約40重量%の如き濃度
を例示することが出来る。
この際金属媒染剤に加えて、該媒染剤と当量の、例えば
炭酸ソーダ、重炭酸ソーダ、苛性ソーダ、苛性カリ等の
アルカリ;塩酸、硫酸、硝酸などの無機酸;酸性酒石酸
カリウム、蓚酸、蟻酸等の有機酸を適宜組み合わせて配
合し、例えば明バンの溶液に炭酸ソーダ溶液を添加して
塩基性硫酸アルミニウムとしたり、或は重クロム酸カリ
の塩酸溶液にグリセリン等の還元剤を添加して塩基性塩
化クロムとしたり、或は硫酸第一鉄に硫酸及び硝酸を添
加して塩基性硫酸第二鉄とする等して、上記浸漬処理に
供することが出来る。
天然繊維に対する上記浸漬液の浴比は、該繊維が浸るに
充分な量で有れば任意に選択することが出来、例えば繊
維1重量部に対して約5〜約100重量部、好ましくは
約10〜約40重量部の如き使用量を例示することが出
来る。
また浸漬温度及び時間も適宜選択することが出来、例え
ば室温乃至金属媒染剤溶液の沸騰温度にて、約5分乃至
約10日間を例示することが出来るが、通常は、室温媒
染条件、例えば室温で数時間乃至3日間浸漬するか、或
は加熱式媒染条件として、例えば金属媒染剤の煮沸溶液
中で5乃至60分間処理する如き条件を利用することが
出来る。
かかる金属媒染剤溶液への浸漬処理は、静置条件でも良
いが、好ましくは時々撹拌しながら行うのが好ましい。
浸漬処理終了後、該処理済み繊維を脱液し、そのまま或
は所望により更に水洗した後乾燥することによって本発
明の消臭材を得ることが出来る。又、上記金属媒染剤溶
液の浸漬処理は所望により繰り返し行うことが出来る。
(発明の作用) 本発明の金属媒染剤処理のみを行った末染色処理繊維
は、繊維自体に例えば、アルミニウム、クロム、鉄、
銅、スズ等の金属がイオン結合、共有結合等により強固
に結合し、或は錯体を形成するものと推測され、通常の
洗浄処理などによる離脱は極めて少ない。
従って該結合した金属の作用により、アンモニア臭、メ
ルカプタン臭等の悪臭を効果的に消臭し、尚且つその消
臭作用が長期間に亙って持続されるというメリットがあ
る。
以下実施例により本発明の数態様を更に詳しく説明す
る。
(実施例) 実施例1. 木綿のアルミニウム媒染 晒し木綿10gを、予め1gのロート油を溶解した温湯
200gに加え、40〜50℃で約15分間浸漬して脱
液し、40〜60℃で1夜乾燥し、油漬処理を行った。
得られた油漬木綿を、下記の塩基性硫酸アルミニウム媒
染液(ミヨウバンの溶液に炭酸ソーダ溶液添加)に加え
て媒染処理を行った。
即ち、ミヨウバン30gを水100mlに溶解し、結晶炭
酸ソーダ3gを加えて撹拌し、一旦生じた白色沈澱が再
び溶解して後、冷水を加えて全量を400mlとする。
この媒染液に油漬けした木綿10gを浸漬して、常温で
10〜20分処理して後脱液し、そのまま40〜50℃
で1夜乾燥し、本発明の消臭剤を得た(本発明品1)。
実施例2. 木綿のクロム媒染 実施例1で得られた油漬け処理した木綿10gを塩基性
塩化クロム媒染液[重クロム酸カリウムの塩酸溶液をグ
リセリンで還元する]にて処理した。即ち、重クロム酸
カリ75gを熱湯200mlに溶解し、これに塩酸(32%)
を110g添加する。更にグリセリン22gを徐々に添
加して後、水を加えて全量を400mlに希釈する。この
液に油漬けした木綿を浸漬して、常温で1夜浸漬を続け
て後脱液、乾燥して本発明の消臭材を得た(本発明品
2)。
実施例3. 絹のアルミニウム媒染 絹製の布10gを、実施例1で用いたと同様にして調製
した塩基性硫酸アルミニウム液400mlに約24時間浸
漬した後、脱液、乾燥して、本発明の消臭材を得た(本
発明品3)。
実施例4. 絹の鉄媒染 187gの硫酸第一鉄に、16gの濃硫酸を加え、これ
に予め濃硝酸25gに水25gを加えた溶液を徐々に添
加して良く撹拌し、その後も時々撹拌しなかがら2日間
放置し、塩基性硫酸第二鉄溶液を調製した。
この溶液を、徐々に加熱して80℃で3時間保持した
後、水を加えて全量を400mlとした。
得られた媒染液に、実施例3と同じ絹製の布10gを浸
漬して30分間媒染処理した。次いで対繊維0.5%の
炭酸ソーダを含有する冷液中で10分間洗浄し、更に約
40℃の炭酸ソーダ溶液(対繊維約4%の炭酸ソーダを
含む)中で15分処理した後、脱液、乾燥して本発明の
消臭材を得た(本発明品4)。
実施例5.羊毛のクロム媒染 重クロム酸カリウム10gおよび酸性酒石酸カリウム1
0gを溶解した300mlの媒染液に、羊毛10gを入
れ、加熱して30分で沸点まで昇温させた。引続き30
分間煮沸した後取り出して充分に水洗し、脱水乾燥して
本発明の消臭材を得た(本発明品5)。
実施例6. 消臭能のテスト 実施例1〜5で得られた消臭材について、以下の方法に
よって消臭性のテストを行った。
蓋付きのガラス容器(φ32×55mm)に実施例1〜
実施例5で得られた消臭材(本発明品1〜5)を各々
0.1g入れ、そこへアンモニア水(28%)の1%希
釈水溶液0.2gを加え、密閉して室温に保存し、1時
間後及び24時間経過後、官能により消臭効果を判定し
た。コントロールとして本発明品1〜5に対応する末処
理の繊維を夫々コントロール1〜コントロール5として
比較した。その結果を第1表に示す。
第1表の結果から明らかな如く、本発明の消臭材は顕著
な消臭効果を示したが、末処理の繊維は全く消臭効果を
示さなかった。
実施例7. 実施例6に於けるアンモニアに代えて、エチルメルカプ
タンの0.005%ジプロピレングリコール溶液を用い
た外は、実施例6と同一条件によってメルカプタンに対
する消臭効果をテストした。その結果は第1表に示した
アンモニアの場合と殆ど同じであった。
実施例8. 実施例1〜実施例5で得られた消臭材各1gをモノゲン
(商品名、第一工業製薬(株)製)0.3%水溶液にて
浴比100倍、50℃で10分間振り洗いした。同量の
温湯で2回水洗し、更に水で1回洗浄した。
得られた消臭材を乾燥し、実施例6と同じ条件でアンモ
ニアに対する消臭効果を比較した。その結果を第2表に
示した。
第3表の結果から明らかな如く、本発明品は洗浄によっ
ても消臭効果は保持されていた。
(発明の効果) 本発明によって得られる消臭性材料は、金属イオンが天
然繊維とイオン結合、配位結合などによって結合してい
るため、洗浄などによっても容易に離脱することがな
く、アンモニア臭、メルカプタン臭等の生活環境におけ
る悪臭を効果的に除去し、且つその効果をが長期間に亙
って持続することが出来る。
従って、例えば、生理用ナプキン、衣類、寝具、ベッド
マット、葬儀用布、カーペット、空気清浄装置及び汚水
処理装置のフィルタ等の、消臭機能を要求されるあらゆ
る用途に応用することが出来る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】動植物性天然繊維を、塩基性硫酸アルミニ
    ウム、塩基性硫酸鉄、塩基性塩化クロム、及び重クロム
    酸塩と酸性酒石酸塩との混合物から選ばれる金属媒染剤
    で処理し、後染色処理をしていない繊維からなることを
    特徴とする消臭材。
JP62110839A 1987-05-08 1987-05-08 消臭材 Expired - Lifetime JPH0622546B2 (ja)

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