JP2008207151A - 消臭フィルター - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明は、食品臭や排泄臭に多く含まれる悪臭(アンモニア、トリメチルアミン、硫化水素、メチルメルカプタン、二硫化ジメチル)を、素早く吸着し、効率よく分解浄化することのできる、低コストの消臭フィルターを提供することを目的とする。
【解決手段】
活性炭混抄紙に金属フタロシアニン錯体と、ポリカルボン酸と、金属塩を担持させたものからなることを特徴とする消臭フィルターで、活性炭の強力な吸着力により、アンモニア、トリメチルアミン、硫化水素、メチルメルカプタン、二硫化ジメチル等の悪臭を素早く吸着し、金属フタロシアニン錯体と、ポリカルボン酸と、金属塩によって効果的に吸着分解浄化する消臭フィルターを提供する。
【選択図】なし

Description

本発明は、家庭用または業務用の冷蔵庫、生ゴミ処理機、あるいはトイレなどにおける室内のいやな臭を取り除くフィルター材等として使用し、特にアンモニア、トリメチルアミン、硫化水素、メチルメルカプタン、二硫化ジメチルなどの臭気を効率的に分解浄化するフィルターに関する技術である。
臭気を効率的に浄化する消臭フィルターは、様々なものが開発されており、その消臭方法は、大きく分類して三種類にまとめられる。活性炭やゼオライト等の吸着材を利用した吸着タイプと、オゾンや光触媒、金属フタロシアニン錯体等により悪臭物質を分解除去する触媒タイプ、あるいはこの吸着タイプと触媒タイプを併用した併用タイプに分けられる。このうち例えば、活性炭の優れた吸着作用を利用した技術がよく知られているが、これらは悪臭成分を素早く吸着し、周辺の臭気濃度を即効的に低下させる働きに優れた方法であるが、悪臭成分の吸着量に限りがあり、飽和状態や、温度の上昇によっては、悪臭を再放出するという問題もあり、有効期間に限りのある消臭方法といわれている。また、オゾンによって悪臭物質を分解する方法は、設備が大がかりになったり、オゾンそのものが人体に有害であることもあってあまり採用されていない。光触媒によって悪臭物質を分解する方法は、反応が遅く即効性を要求される消臭フィルターに使われることは少ない。そこで、最近では以下に示すように、悪臭物質を酸化還元反応によって分解除去する金属フタロシアニン錯体等の触媒タイプと活性炭等の吸着タイプを組み合わせ、活性炭に吸着された臭気を金属フタロシアニン錯体等の触媒反応によって分解する方法が多く採用されている。
特許文献1においては、金属フタロシアニン錯体にダイマーの形成を防ぐ方法を開示し、金属フタロシアニン錯体の触媒活性の低下を防いだ消臭フィルターの製造方法が記載されている。
特許文献2においては、消臭能力および消臭速度に優れたゲル状消臭剤として、2000%以上の水分を吸収しゲル化した吸水性樹脂中に、金属フタロシアニンカルボン酸あるいは金属フタロシアニンスルホン酸および/または遷移金属イオンの炭酸塩、硫酸塩、酢酸塩等の塩類、および金属酸化物を含有させたゲル状消臭剤が開示されており、通常のゲル化していない酸化還元能を有する金属錯体および/または遷移金属イオン担持樹脂と比較して消臭能力および消臭速度に優れ、特に水溶性の悪臭に対して極めて効果の有るものとして記載されている。
また、出願人は特許文献3を出願しており、高いpH環境にした第1消臭フィルターと、低いpH環境にした第2消臭フィルターとを備え、前記第1消臭フィルター及び/または第2消臭フィルターは、活性炭混抄紙に金属フタロシアニン錯体を担持させたものからなり、アンモニア、硫化水素、メチルメルカプタン、酢酸、アセトアルデヒド、ジメチルスルフィド等多くの種類の悪臭に対して優れた消臭性能を有するものとして開示している。
特開平11−56990 特開平11−4878 WO2005/037334
これらの従来技術は、いずれも金属フタロシアニン錯体の優れた触媒能を用いて、効率的に脱臭する方法として有用な方法ではあるが、特にアンモニア、トリメチルアミン、硫化水素、メチルメルカプタン、二硫化ジメチルといった食品臭や排泄臭に多く含まれる悪臭に対して即効性があり、効果的であってしかも低コストである消臭フィルターが求められている。
本発明は、かかる技術的背景に鑑みてなされたものであって、低コストでありながら食品臭や排泄臭に多く含まれる悪臭を、素早く、効率よく分解浄化することのできる消臭フィルターを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
[1]活性炭混抄紙に金属フタロシアニン錯体と、ポリカルボン酸と、金属塩を担持させたものからなることを特徴とする消臭フィルター。
[2]前記消臭フィルターにおいて、金属フタロシアニン錯体がコバルトフタロシアニン錯体および鉄フタロシアニン錯体を担持させたものからなる前項1に記載の消臭フィルター。
[3]前記金属フタロシアニン錯体の担持質量比が、コバルトフタロシアニン錯体/鉄フタロシアニン錯体=98/2〜55/45である前項2に記載の消臭フィルター。
[4]前記消臭フィルターにおいて、ポリカルボン酸が分子量1000〜20000のポリカルボン酸を担持させたものからなる前項1〜3のいずれか1項に記載の消臭フィルター。
[5]前記消臭フィルターにおいて、金属塩が水溶性でありニ価の銅又は亜鉛の化合物から選ばれる1もしくは複数の金属塩を担持させたものからなる前項1〜4のいずれか1項に記載の消臭フィルター。
[6]前記金属フタロシアニン錯体の担持量が活性炭混抄紙1g当り200〜20000μgの範囲である前項1〜5のいずれか1項に記載の消臭フィルター。
[7]前記ポリカルボン酸の担持量が活性炭混抄紙1g当り500〜50000μgの範囲で、前記金属塩の担持量が活性炭混抄紙1g当り500〜50000μgの範囲である前項1〜6のいずれか1項に記載の消臭フィルター。
[8]前記活性炭混抄紙において、活性炭含有率が活性炭混抄紙の40〜80質量%である前項1〜7のいずれか1項に記載の消臭フィルター。
[1]の発明では、活性炭混抄紙に金属フタロシアニン錯体と、ポリカルボン酸と、金属塩を担持させたものからなる消臭フィルターであるので、活性炭の強力な吸着力により、アンモニア、トリメチルアミン、硫化水素、メチルメルカプタン、二硫化ジメチル等の悪臭は、素早く消臭フィルターに吸着され、金属フタロシアニン錯体の酸化力や、ポリカルボン酸の塩基性ガスに対する吸着力や、金属塩のアンモニアや硫化水素に対する吸着力によって効果的に分解浄化するものと考えられ、一種類のフィルターで酸・塩基性両方の悪臭ガスを効率的に消臭することができる。金属フタロシアニン錯体やポリカルボン酸、金属塩は、光触媒のように担持体を侵すことがない上に、バインダー樹脂を介さなくても活性炭混抄紙に直接担持されるので、消臭剤として非常に有効である。
[2]の発明では、金属フタロシアニン錯体がコバルトフタロシアニン錯体および鉄フタロシアニン錯体を担持させたものからなるので、両錯体の相乗作用によって特にジメチルスルフィド、ジアリルスルフィド、ジメチルジスルフィドの消臭除去率を顕著に向上させることができる。
[3]の発明では、前記金属フタロシアニン錯体の担持質量比が、コバルトフタロシアニン錯体/鉄フタロシアニン錯体=98/2〜55/45に設定されているから、両錯体の相乗作用が十分に発揮されてジメチルフルフィド、ジアリルスルフィド、ジメチルジスルフィドの消臭性能を一層向上させることができる。
[4]の発明では、前記消臭フィルターにおいて、ポリカルボン酸が分子量1000〜20000のポリカルボン酸を担持させたものからなるので、活性炭の吸着性能を損ねることなくアンモニアやアミン等の塩基性ガスを吸着することができる。
[5]の発明では、前記消臭フィルターにおいて、金属塩が水溶性でありニ価の銅又は亜鉛の化合物から選ばれる1もしくは複数の金属塩であるので、ポリカルボン酸水溶液と混合させることにより、カルボキシル基に配位し、フィルター材表面から脱落することなく存在する。また、ニ価の銅やニ価の亜鉛の持つアンモニア、硫化水素、メチルメルカプタンに対する化学吸着力によってこれらの悪臭を同時に除去することができる。
[6]の発明では、前記金属フタロシアニン錯体の担持量が活性炭混抄紙1g当り200〜20000μgの範囲に設定されているから十分な消臭性能を得ることができる。
[7]の発明では、前記ポリカルボン酸の担持量が活性炭混抄紙1g当り500〜50000μgの範囲であるので、活性炭の細孔を被覆することなく、多量の塩基性ガスを吸着することができる。また、前記金属塩の担持量が活性炭混抄紙1g当り500〜50000μgの範囲であるので、十分な量の塩基性ガスと酸性ガスを吸着することができる。
[8]の発明では、前記活性炭混抄紙において、活性炭含有率が活性炭混抄紙の40〜80質量%であるので、十分な吸着効果の得られるものとなり、また活性炭の脱落もなく、紙としての強度も確保することができる。
この発明の消臭フィルターは、活性炭混抄紙に金属フタロシアニン錯体と、ポリカルボン酸と、金属塩を担持させた後、ハニカム形状に加工し消臭フィルターとしてもよいし、活性炭混抄紙をハニカム形状に加工してフィルター化してから、金属フタロシアニン錯体と、ポリカルボン酸と、金属塩を担持させて消臭フィルターとしてもかまわない。また、消臭フィルターの大きさや厚みについては、必要とされる消臭能力に応じて決めればよい。使い方としては、例えば、ファン等の前後に設置して、悪臭ガスを該消臭フィルター内に通過せしめることによって消臭を行なうことができる。
前記活性炭混抄紙は通常の湿式抄紙法により製造できる。例えば活性炭と天然パルプを水に添加し、水スラリーを作成する。そのスラリーを攪拌しながら所定の固形分濃度に調整し、その後カチオン系ポリマー又はアニオン系ポリマーを添加し、得られた凝集体水分散液を、抄紙機を使い湿式抄紙法によりシート化し、乾燥処理を行なうことによって活性炭混抄紙を得る。次に、この活性炭混抄紙を、コルゲート加工機を用いて、例えばハニカム形状に加工しフィルターの形状にする。前記活性炭混抄紙によるハニカムフィルターは活性炭の強い吸着力によって悪臭ガスの吸着体の役割をなすものである。
この発明に使用する活性炭としては、椰子殻活性炭、石油ピッチ系球状活性炭、活性炭素繊維、木質系活性炭等の活性炭系炭素多孔質体が、吸着比表面積が非常に高いことから好ましく用いられる。中でも、椰子殻活性炭を用いるのが特に好ましい。
また、前記活性炭混抄紙に使用する繊維としては、天然パルプ、ポリオレフィン及びアクリル繊維などのフィブリル化繊維を用いればよいが、金属フタロシアニン錯体の担持のし易さから天然パルプが特に好ましい。
この発明の消臭フィルターに用いる金属フタロシアニン錯体は、特に限定されるものではないが、例えば鉄フタロシアニン錯体、コバルトフタロシアニン錯体が挙げられる。これらの中でもコバルトフタロシアニン錯体を用いるのが好ましく、この場合には、特にメチルメルカプタン、酢酸に対する消臭性能をさらに向上させることができる利点がある。前記コバルトフタロシアニン錯体としては、特に限定されるものではないが、例えばコバルトフタロシアニンポリスルホン酸ナトリウム、コバルトフタロシアニンオクタカルボン酸、コバルトフタロシアニンテトラカルボン酸等が挙げられる。前記鉄フタロシアニン錯体としては、特に限定されるものではないが、例えば鉄フタロシアニンテトラカルボン酸、鉄フタロシアニンオクタカルボン酸等が挙げられる。
さらに好ましい構成は、前記金属フタロシアニン錯体としてコバルトフタロシアニン錯体及び鉄フタロシアニン錯体を併用した構成である。前記両錯体の担持質量比は、コバルトフタロシアニン錯体/鉄フタロシアニン錯体=98/2〜55/45に設定されるのが好ましい。このような比率範囲であれば、両錯体の相乗作用が十分に発揮されてジメチルスルフィド、ジアリルスルフィド、ジメチルジスルフィドの消臭性能を一層向上させることができる。上記範囲を逸脱した場合には両錯体の相乗作用が殆ど得られない。中でも両錯体の担持質量比は、コバルトフタロシアニン錯体/鉄フタロシアニン錯体=95/5〜85/15に設定されるのが特に好ましい。
金属フタロシアニン錯体を活性炭混抄紙に担持する前に、活性炭混抄紙をカチオン化処理することが望ましい。これは、金属フタロシアニン錯体の担持量を増大するための処理で、カチオン化処理は活性炭混抄紙の化学構造中にカチオン基を導入付与し得るものであればどのような処理であっても良い。中でも4級アンモニウム塩によりカチオン化処理が行われるのが好ましく、この場合には、金属フタロシアニン錯体の担持量をより増大させることができる利点がある。前記4級アンモニウム塩としては、例えば3―クロロ―2−ヒドロキシルプロピルトリメチルアンモニウムクロライド、グリシジルトリメチルアンモニウムクロライド、3―クロロ―2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライドの縮合ポリマー等が挙げられる。
前記カチオン化処理された活性炭混抄紙によるフィルター(ハニカムフィルター等)を水洗し乾燥したあと、金属フタロシアニン錯体の水溶液に含浸させ、しかる後に水洗し乾燥し、金属フタロシアニン錯体を担持したフィルターを得る。
前記金属フタロシアニン錯体の担持量は活性炭混抄紙1g当り200〜20000μgの範囲であるのが好ましい。200μg未満では、分解速度が著しく低下するので好ましくない。一方、金属フタロシアニン錯体が20000μgを超えると、消臭効果のこれ以上の増大は殆ど望めないばかりか、徒にコストを増大させるので好ましくない。中でも、金属フタロシアニン錯体の担持量は、活性炭混抄紙1g当り300〜3000μgの範囲とするのが特に好ましい。
次に、この発明の消臭フィルターに用いるポリカルボン酸は、特に限定されるものではないが、例えばポリマレイン酸、アクリル酸−マレイン酸共重合体、ポリアクリル酸等が挙げられアンモニアやアミン等の塩基性ガスを多量に吸着する働きがある。また前記ポリカルボン酸の分子量は1000〜20000のポリカルボン酸であるのが好ましい。この範囲を逸脱するとポリカルボン酸が活性炭の細孔を被覆し吸着能力を低下させることとなり好ましくない。さらに、前記ポリカルボン酸の担持量は、活性炭混抄紙1g当り500〜50000μgの範囲であるのが好ましい。500μgを下回ると十分な量の塩基性ガスを吸着できない。50000μgを上回っても金属フタロシアニン錯体の表面を覆うことになり、その酸化による分解能力を低下させることとなり好ましくない。より好ましくは、活性炭混抄紙1g当り2000〜10000μgの範囲である。
また、この発明の消臭フィルターに用いる金属塩は、ニ価の銅又は亜鉛の水溶性の塩から選ばれる1もしくは複数の金属塩が好ましい。金属塩は、ポリカルボン酸の水溶液と混合させることによりカルボキシル基に配位しフィルターの表面から脱落することなく安定して存在し、中心金属であるニ価の銅又は亜鉛の持つ塩基性及び酸性ガスに対する吸着能力により、これらの悪臭ガスを同時に除去することができるものである。前記金属塩の担持量は、活性炭混抄紙1g当り500〜50000μgの範囲であるのが好ましい。500μgを下回ると十分な量の悪臭を除去することができなくなり、50000μgを上回っても水洗工程で脱落してしまうので好ましくない。より好ましくは、活性炭混抄紙1g当り2000〜10000μgの範囲である。
本発明の消臭フィルターの形状は特に限定されない。例えば平面的なシート状に形成されても良いし、波型形状のシートに成形されてもよいし、或いは、ハニカム構造に形成されてもよく、消臭フィルターを消臭対象ガスが通過するように構成されていればよい。また、消臭するガスの種類、濃度によって消臭フィルターの厚みや大きさ等を適宜変更することもできる。
また、前記活性炭混抄紙における活性炭含有率は40〜80質量%であるのが好ましい。40質量%未満では、悪臭ガスの吸着スピードが低下するので好ましくない。また、活性炭が80質量%を越えて担持させると、必然的に活性炭混抄紙における繊維の割合が減少する結果、フィルターとしての物理的な強度が低下するので好ましくない。中でも、活性炭混抄紙は、活性炭含有率が55〜75質量%であるのがより好ましい。
また、本発明の消臭フィルターにおいては、前記活性炭混抄紙に発明を妨げない範囲で、さらに他の消臭剤や臭気吸着剤や添加剤等を担持せしめた構成を採用しても良い。
次ぎに実施例により、本発明を具体的に説明する。なお実施例における各種消臭性能の測定は次のように行った。
(アンモニア消臭性能)
消臭フィルターから切り出した円形試験片(直径50mm厚さ20mm重量10g)を長尺の円筒管の中間位置に配置されたサンプルホルダーに固定し、円筒の一端から毎分5リットルの通気を行なうファンをセットした試験キットを内容量250リットルのアクリルボックス内に入れた後、ボックス内において濃度が100ppmとなるようにアンモニアガスを注入し、1時間経過後にアンモニアガスの残存濃度を測定し、この測定値よりアンモニアガスを除去した総量を算出し、これよりアンモニアガスの除去率(%)を算出した。
(硫化水素消臭性能)
アンモニアガスに代えて硫化水素ガスを用いてアクリルボックス内において濃度が10ppmとなるように注入した以外は、上記アンモニア消臭性能測定と同様にして硫化水素の除去率(%)を算出した。
(メチルメルカプタン消臭性能)
アンモニアガスに代えてメチルメルカプタンガスを用いてアクリルボックス内において濃度が10ppmとなるように注入した以外は、上記アンモニア消臭性能測定と同様にしてメチルメルカプタンガスの除去率(%)を算出した。
(トリメチルアミン消臭性能)
アンモニアガスに代えてトリメチルアミンガスを用いてアクリルボックス内において濃度が10ppmとなるように注入した以外は、上記アンモニア消臭性能測定と同様にして酢酸ガスの除去率(%)を算出した。
(二硫化ジメチル消臭性能)
アンモニアガスに代えて二硫化ジメチルガスを用いてアクリルボックス内において濃度が10ppmとなるように注入した以外は、上記アンモニア消臭性能測定と同様にしてアセトアルデヒドの除去率(%)を算出した。
そして、除去率が95%以上であるものを「◎」、除去率が90%以上95%未満であるものを「○」、除去率が85%以上90%未満であるものを「△」、除去率が85%未満であるものを「×」とし「△」以上を合格と評価した。
<実施例1>
椰子殻活性炭70質量部と天然パルプ30質量部を水200質量部に添加し、水スラリーを作成する。得られた凝集体水分散液を抄紙機を使い湿式抄紙法によりシート化し、乾燥処理を行ない活性炭混抄紙を得た。得られた活性炭混抄紙の一部をコルゲート加工機を用いて波型形状紙に加工した。この波型形状紙と平面形状紙を、エチレンー酢酸ビニル共重合体からなる接着剤で接着して積層し、セル密度が230セル/inch、厚さ10mmのフィルター材を得た。このフィルター材を3―クロロ―2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライド水溶液にてカチオン化処理をした後、乾燥させた。次に、このカチオン化処理後のフィルター材を、0.5質量%のコバルトフタロシアニンポリスルホン酸ナトリウム水溶液に含浸した後、水洗して乾燥することによって、金属フタロシアニン錯体を担持したフィルター材を得た。コバルトフタロシアニンポリスルホン酸ナトリウムの活性炭混抄紙への担持量は、活性炭混抄紙1g当り400μgであった。次にこのフィルター材を、1.0質量%のポリアクリル酸(平均分子量5000)と1.0質量%の硫酸銅の水溶液に含浸した後、水洗して乾燥して消臭フィルターを得た。ポリアクリル酸と硫酸銅の活性炭混抄紙への担持量は、活性炭混抄紙1g当り5000μgと4000μgであった。また、活性炭混抄紙における椰子殻活性炭の含有率は70質量%であった。上記の各種ガスの消臭試験をおこない除去率を表に記載した。
<実施例2>
次に、実施例1において、0.5質量%のコバルトフタロシアニンポリスルホン酸ナトリウム水溶液にかえて、0.6質量%のコバルトフタロシアニンポリスルホン酸ナトリウムと0.4質量%の鉄フタロシアニンテトラカルボン酸水溶液とした以外は実施例1と同様にして、消臭フィルターを得た。コバルトフタロシアニンポリスルホン酸ナトリウムと鉄フタロシアニンテトラカルボン酸の活性炭混抄紙への担持量は、活性炭混抄紙1g当りそれぞれ450μg、300μgであった。
<実施例3>
実施例1において、金属フタロシアニン錯体水溶液として、0.485質量%のコバルトフタロシアニンポリスルホン酸ナトリウムと、0.015質量%の鉄フタロシアニンテトラカルボン酸ナトリウムを用いた以外は実施例1と同様にして、消臭フィルター1を得た。なお、金属フタロシアニン錯体(コバルト系及び鉄系の合計)の活性炭混抄紙への担持量は活性炭混抄紙1g当り400μgであった。即ち、コバルトフタロシアニンポリスルホン酸ナトリウムの活性炭混抄紙への担持量は、活性炭混抄紙1g当り388μgであり、鉄フタロシアニンテトラカルボン酸ナトリウムの活性炭混抄紙への担持量は、活性炭混抄紙1g当り12μgであった。
<実施例4>
次に、実施例1において、1.5質量%のコバルトフタロシアニンポリスルホン酸ナトリウム水溶液に含浸した以外は実施例1と同様にして、消臭フィルターを得た。なお、得られた消臭フィルターにおいて、コバルトフタロシアニンポリスルホン酸ナトリウムの活性炭混抄紙への担持量は、活性炭混抄紙1g当り1000μgであった。
<実施例5>
次に、実施例1において、椰子殻活性炭30質量部と天然パルプ30質量部を水200質量部に添加し、水スラリーを作成するものとした以外は実施例1と同様にして、消臭フィルターを得た。なお、活性炭混抄紙における椰子殻活性炭の含有量は50質量%であった。
<実施例6>
次に、実施例1において、1.0質量%の硫酸銅を1.0質量%の塩化亜鉛とした以外は、実施例1と同様にして消臭フィルターを得た。塩化亜鉛の活性炭混抄紙への担持量は、活性炭混抄紙1g当り3500μgであった。
<実施例7>
次に、実施例1と同様にして、1.0質量%のポリアクリル酸(平均分子量5000)と1.0質量%の硫酸銅の水溶液に含浸した後、水洗して乾燥した後、さらに0.1質量%の硫酸銅の水溶液に含浸し水洗を行わずに乾燥して消臭フィルターを得た。硫酸銅の活性炭混抄紙への担持量は、活性炭混抄紙1g当り10000μgであった。
<実施例8>
次に、実施例1において、1.0質量%のポリアクリル酸(平均分子量5000)を0.2質量%のポリアクリル酸(平均分子量5000)に含浸し水洗を行わずに乾燥した以外は、実施例1と同様にして消臭フィルターを得た。なお、ポリアクリル酸と硫酸銅の活性炭混抄紙への担持量は、活性炭混抄紙1g当り40000μgと32000μgであった。
<実施例9>
次に、実施例1において、1.0質量%のポリアクリル酸(平均分子量5000)を1.0質量%のポリアクリル酸(平均分子量10000)とした以外は、実施例1と同様にして消臭フィルターを得た。なお、ポリアクリル酸の活性炭混抄紙への担持量は、活性炭混抄紙1g当り5000μgであった。ポリカルボン酸の分子量が大きくなると、乾燥後に成膜性が大きくなるため活性炭の細孔や金属フタロシアニン錯体を覆うことから、消臭性能の低下はあるものの合格であった。
<実施例10>
実施例1で得られた消臭フィルター2枚を重ねて消臭フィルターとし、各種ガスの消臭試験をおこない除去率を表に記載した。
<比較例1>
実施例1において、椰子殻活性炭を含まない天然パルプのみの水スラリーを作成した以外は、実施例1と同様にして、消臭フィルターを得た。上記の各種ガスの消臭試験をおこない除去率を表に記載した。
<比較例2>
実施例1において、金属フタロシアニン錯体の担持量を0とした以外は実施例1と同様にして、消臭フィルターを得た。
<比較例3>
実施例1において、ポリアクリル酸(平均分子量5000)の活性炭混抄紙への担持量を0とした以外は実施例1と同様にして、消臭フィルターを得た。
<比較例4>
実施例1において、硫酸銅の活性炭混抄紙への担持量を0とした以外は実施例1と同様にして、消臭フィルターを得た。
<比較例5>
実施例1において、椰子殻活性炭30質量部と天然パルプ70質量部を水200質量部に添加し、水スラリーを作成した以外は実施例1と同様にして、消臭フィルターを得た。活性炭混抄紙における椰子殻活性炭の含有率は30質量%であった。
<比較例6>
実施例1において、椰子殻活性炭85質量部と天然パルプ15質量部を水200質量部に添加し、水スラリーを作成した以外は実施例1と同様にして、活性炭混抄紙を得たが、紙として強度がなく、活性炭の脱落も多くフィルターの形態にならなかった。
<比較例7>
実施例1において、カチオン化処理を行わずに0.5質量%のコバルトフタロシアニンポリスルホン酸ナトリウム水溶液に含浸した以外は実施例1と同様にして、消臭フィルターを得た。コバルトフタロシアニンポリスルホン酸ナトリウムの活性炭混抄紙への担持量は、活性炭混抄紙1g当り30μgであった。
<比較例8>
実施例1において、1.0質量%のポリアクリル酸(平均分子量25000)と1.0質量%の硫酸銅の水溶液に含浸した以外は実施例1と同様にして、消臭フィルターを得た。
<比較例9>
実施例1において、5.0質量%のポリアクリル酸(平均分子量5000)と2.0質量%の硫酸銅の水溶液に含浸し、水洗を行わずに乾燥した以外は実施例1と同様にして、消臭フィルターを得た。ポリアクリル酸と硫酸銅の活性炭混抄紙への担持量は、活性炭混抄紙1g当り80000μgと55000μgであった。ポリアクリル酸の担持量が多すぎると、活性炭の細孔を塞いでしまうことから、二硫化ジメチルの消臭性能の低下がみられた。
Figure 2008207151
Figure 2008207151
表1から分かるように、活性炭混抄紙に金属フタロシアニン錯体と、ポリカルボン酸と、ニ価の銅又は亜鉛の塩を担持させた消臭フィルターは、塩基性ガスと酸性ガスの両方を素早く吸着除去することができ、また、表2から分かるように、活性炭、金属フタロシアニン錯体、ポリカルボン酸、ニ価の銅の塩のいずれか一つの欠けるものでは、消臭能力の劣るものであり、またポリアクリル酸の分子量の大きな比較例8や、ポリアクリル酸の担持量の多い比較例9も消臭能力の劣るものであった。
本発明の技術は、家庭用または業務用の冷蔵庫内の脱臭フィルター材、あるいはトイレや生ゴミ処理機等のいやな臭を取り除くフィルター材として広く利用される。

Claims (8)

  1. 活性炭混抄紙に金属フタロシアニン錯体と、ポリカルボン酸と、金属塩を担持させたものからなることを特徴とする消臭フィルター。
  2. 前記消臭フィルターにおいて、金属フタロシアニン錯体がコバルトフタロシアニン錯体および鉄フタロシアニン錯体を担持させたものからなる請求項1に記載の消臭フィルター。
  3. 前記金属フタロシアニン錯体の担持質量比が、コバルトフタロシアニン錯体/鉄フタロシアニン錯体=98/2〜55/45である請求項2に記載の消臭フィルター。
  4. 前記消臭フィルターにおいて、ポリカルボン酸が分子量1000〜20000のポリカルボン酸を担持させたものからなる請求項1〜3のいずれか1項に記載の消臭フィルター。
  5. 前記消臭フィルターにおいて、金属塩が水溶性でありニ価の銅又は亜鉛の化合物から選ばれる1もしくは複数の金属塩を担持させたものからなる請求項1〜4のいずれか1項に記載の消臭フィルター。
  6. 前記金属フタロシアニン錯体の担持量が活性炭混抄紙1g当り200〜20000μgの範囲である請求項1〜5のいずれか1項に記載の消臭フィルター。
  7. 前記ポリカルボン酸の担持量が活性炭混抄紙1g当り500〜50000μgの範囲で、前記金属塩の担持量が活性炭混抄紙1g当り500〜50000μgの範囲である請求項1〜6のいずれか1項に記載の消臭フィルター。
  8. 前記活性炭混抄紙において、活性炭含有率が活性炭混抄紙の40〜80質量%である請求項1〜7のいずれか1項に記載の消臭フィルター。
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