JPS6223902A - 希土類・ボロン・鉄系合金粉末およびその製造方法 - Google Patents

希土類・ボロン・鉄系合金粉末およびその製造方法

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JPS6223902A
JPS6223902A JP60162610A JP16261085A JPS6223902A JP S6223902 A JPS6223902 A JP S6223902A JP 60162610 A JP60162610 A JP 60162610A JP 16261085 A JP16261085 A JP 16261085A JP S6223902 A JPS6223902 A JP S6223902A
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裕 松浦
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藤村 節夫
Masato Sagawa
眞人 佐川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はFe、B、Rを主成分とするFe−B−R系を
ベースとする高性能永久磁石用合金粉末の製造方法に関
し、特に(1311)max 40MGOe以」二。
B r +2.[fkG以」二の高性能を有するFe−
B−R系永久磁石用合金粉末及びその製造方法に関する
(従来の技術) 本願発明者は先に高価なSmとCoを含まないか又は必
須としない新しい永久磁石材料としてFe−B−R系永
久磁石材料を提案した(FeBR系特開昭59−480
08号、FeBRM系特開昭59−89401号)。ま
たRとしてSmを必須とせず少量のCoによりこれらの
Fe−B−R系のキュリ一温度を上昇させることも提案
した(FeCoBR系特開昭59−84733号、Fe
C。
BRM系特開昭59−132]、04号)。
以下rFe−B−R系」の語は一般に広義に用い、基本
的にFe−B−R正方晶系を主体とする系(部分的置換
、添加物元素を含むもの)を総称するものとする。
従来、Fe−B−R系永久磁石用合金粉末は所要組成の
鋳塊を機械的粉砕及び微粉砕を行なって得られることが
知られているが1本系磁石用合金は非常に粉砕し難く、
粗粉砕粉は偏平状になりやすく、粉砕機の負荷が高く摩
耗しやすい上1次工程の微粉砕工程で必要な35メツシ
ユスルー粉末を量産的に得るのが困難であり、また、粗
粉砕粉末の歩留及び粉砕能率が悪い等の問題があった。
=  4 − そのため1本発明者は従来の永久磁石用合金粉末の製造
法の欠点を除去するため、Fe−B−R系鋳塊のH2吸
蔵性を利用して、前記鋳塊をH2粉砕法にて粉末化する
ことを提案した(特開昭60− 83304号)。
[発明が解決しようとする問題点] 然しなから、前記高性能磁石用合金粉末を得るための前
記組成の鋳塊を鋳型内に鋳込、固化する際1組成、冷却
速度等により、H2吸蔵による粉砕に困難を来たすこと
が多々あることを知見した。
精査の結果本発明者は、固化の際鋳塊内に5vo1%な
いし25vo1%析出する軟磁性用が機械的に粘性の高
い体心立方型Fe用であり、この相自体は常温常圧で水
素を吸収しない為、H2吸蔵による粉砕が困難又は不可
能であることを知見した。
従って本発明者の目的は、前記Fe−B−R系鋳塊のH
2吸蔵による粉砕を改善し、より高性能の永久磁石の製
造を可能とすること、とりわけ。
そのための合金粉末を提供することを、目的とする。
(ブを明にJる間屈点の解決ずj々) 本発明によイ′tは、Fe−B−R系永久磁71のbノ
〉イス−特1ftの一段の改IIv向1.を計−)で神
々1ilF究の1111q!、RcRはN ti又はP
 rの少くとも1種を8008以−1,残部はNc、]
、Prを除く、Y4含む布−1類う1−素のろぢの少な
くとも1種)!21jに子?0〜19原f−90,B 
5.5177子%−8,51547−%,F e 72
.5ft54了9に 〜82 、5原子%を主成分とし
、、 、 、L’1.、−7> (0、4xR1ii:
 +B昂)≦I 3 、21+2了qOをl& IJ己
し、か一つ、実質を二F e軟磁性用を含ますI■2吸
蔵崩壊させ”て成る苗二1−類・ポロン・鉄系11一方
品合金粉末を用いた場合、  (Bit)max 40
MG(Fe以−(、の高性能磁石がjすらイすることを
知見L7た。
即し本発明によれは、高性能時i〕[の得ら4する特定
組成のF e−B −R果合金塊(特に鋳塊)を特定温
度範囲内で溶体化処理することにJ、す、前記鋳塊内の
軟磁)?[川をBリッチ金属相及び)(リッチ金属相と
の反応により強磁性のR2Fe、4B相を生成さt!′
ることかでき、■]2吸蔵粉砕を困難化する軟磁性用を
nij記鋳塊内よりノ消失せしめ”c H2+!!&蔵
粉砕による粉末化苓容易に17.この合金粉末を用いる
ことによ’、) 0(11)n+ax 4[]MGOe
以1:、  B r 12.8k(8叉1−の磁石4h
性を白゛4−る高性能永久磁II”かf!X ”>11
、始めて最高50110(leを越える磁石4& f’
lを実現する事がてきた。
F eの一部を合金′に11成の30原子9o以−1・
のCoにより置換することによりキゴLリ一温度か増大
でき。
まt’−Feの一部を合金組成の21ら(了QO以1・
゛の添加金属(]’i、V、Cr、Zr、Hf、Nb、
Ta。
Mo、 W、 A f4.  S iの内1種以上)で
置換することにより保磁力(7”増大及び角形11[の
改1(X−かiiJ能である。
本発明は、−[2合金粉末の製造方法をも提供する。即
ち、前記組成を打する溶成合金イ(i) 700℃〜1
160°Cに溶体化処理する]′、稈。
(ii)該合金を金属面が露出するよ・うに破断する]
二稈。
(I i i)破断物を密閉容器に収8t、 、 ?、
、’<容器内にHガスを供給1.て、該合金をR2吸蔵
崩壊さU−る工程。
(iv)崩壊合金粉をさらに微粉砕する][−稈から成
ることを特徴とする希り類・ボロン・鉄系永久磁石用合
金粉末の製造方法か提供される。
容器内にH2ガス庖充填する前に々fま1.<は不活性
ガスにて容器内の空気を置換し、容器内のH2ガスは好
ましくは200Torr 〜50kg r/ cJとす
る。
また、H吸蔵崩壊(以1’ rH2R2粉砕も称ず)の
後には脱水素処理を行う。
(発明の効果) このようにし7て得られる合金粉末は、実質的にF e
軟磁性用を含まずRFe、Bをζ(本とする正方晶の強
磁性相(!:拉界相(Rリッチ金属相、Bリッチ金属相
から主とし、て成る)とから木質上構成され、また粉砕
が容易なため粉砕による粉末粒子の粒界及び内部域の状
態が大きく障害を受けることなく所定粒度の磁石製造の
ための出発合金粉末が得られる。Fe軟磁性相が溶体化
処理により消失するので、1■2粉砕か容易となるのみ
ならず。
磁性発現に寄+−jする相の体積化が増大し、その結果
さらに高い磁気特性か得i”、 4iるもの11−考え
られる。
なお本発明の合金粉末は、−1とL2て永久磁石用であ
るが、必ずしもそれに限定さねない。
既述の(I−おり2本発明によイ′1は磁石特性の観点
からはエネノしギー積40 M G □ (! Jニジ
I−2好iL<は45M G Oe以−1−、S高50
14GOeJU上のF e B R系永久磁石が得られ
る。製造方法の観点かr・は、粉砕−1,稈が容易とな
り粉砕による粒子への悪影響を最低限に11−めること
が可能である。なおR2粉砕はF e −B−R系11
−′方晶結晶にR2が吸蔵さ第1ることにより生ずると
老人らねる。
(好適な実施の態様) 本発明の合金粉末は、それ自体磁気’J6 )i tl
を示す(磁界により一様に配向が可能1高い異り外磁化
を備え、cIIIlが容易磁化軸と−・致する)。ぞの
結果磁気異方性の焼結永久磁石が得られるが等り性磁石
も製造ii能である。本発明のFe−B−R系合金のF
e−B−R正方晶構造については、既にEP公開No、
 101552. No、 10[1948等に開示さ
れ。
さらにジボール他(Glvord、DHCI、11.s
、; Moreau。
J、M、、 Sol、5tat、Commun、、 5
0(1,984) P497−499”Magneti
c Properties and Crystal 
5tructureo rN d  F e 14 B
″)、或いは佐用他(M、Sagawa。
S、Pujimura、 11.Yamamoto、 
Y、Hatsuura and K。
111raga、 IEEE Trans、 Magn
、MAG−20No、5 (1984)pp、1584
.−1.589 ”PERMANENT MAGNET MATERIA
IJ BASED ON TIIE1?ARE EAl
?TI−IRON−BORON TETI?AGONA
L CoMPOUNDS″)に開示の通りである。
前記組成を有する合金(特に鋳塊)を700℃〜11B
O℃(後者はR2Fe14B相の融点)にて溶体化処理
して、鋳塊内の軟磁性相たるFe相をBリッチ金属相、
Ndリッチ金属相の非磁性相と反応させて2強磁性相の
R2Fe14B相を生成せしめて、鋳塊内の軟磁性相を
消失せしめる。金属面が露出するように破断したのち、
破断塊を密閉容器に収容し、該容器内の空気を不活性ガ
スにて置換した後、該容器内に200Torr 〜50
kg f/ caの■(2ガスを供給し、得られた自然
崩壊合金粉を脱水素処理したのち、さらに微粉砕する。
本発明におけるFe*B*R系合金は溶成冷却された結
晶質のものであり典型的には鋳塊として得られる。この
合金はR(但し、RはNdとPrの少くとも1種を80
%以上、残部はNd、Prを除く、Yを含む希土類元素
の少なくとも1種)12原子%〜19原子%、  B 
 5.5原子%〜8.5原r%。
Feは72.5原子%〜82.5原子%からなり、且つ
(0,4×R量+B量)≦13.2原子%を病足するも
のであり、或いはFeの1部を30原子%以下のCoで
置換することもできる。
又、磁石合金の保磁力改善のため、添加元素として、F
eの1部を2原子%以下のTi、V。
Cr、Zr、Hf、Nb、Ta、Mo、W、A、9゜S
tのうち少くとも1種で置換含有することもできる。
Nd、Prの他のRとしてはDy、Ho、Tbの1以」
二が好ましく、これら三元素(1以」二)を0.05〜
5原子%(好ましくは0.1〜2原子%)含むものは温
度特性が改善される(保磁力が増大)。
既述以外の他のRは、混合物として存在することは可能
であるが、Sm、Laは好ましくないので可及的少なく
することが必要である。但し、ジジム等の混合希土類金
属を用いることは許容されつる。なお工業的に入手可能
なRとして不可避の不純物の存在は許容せざるを得ない
。本発明ではそのようなRの使用にても十分高い特性を
示している。
以下、この発明による磁石用合金の製造方法について詳
述する。
本発明の永久磁石合金の鋳塊は例えば、実施例に示すよ
うに出発原料として、電解鉄、フェロボロン合金、希土
類金属を(あるいは更に電解C。
を加えて)高周波等により溶解し、溶湯中の02量を極
力減少(2000ppm以下)する様調整し、前記組成
及び組織相を有する鋳塊に鋳造する。
然しなから、前記鋳塊内にはその組成、冷却道−12一 度により、多い場合は20vo1%程度の軟磁性相のα
−Fe相の析出がおこり、H2吸収による粉砕化を困難
又は不可能にするため、前記鋳塊を700℃〜1160
℃に所定時間(凡そ30分〜70 If r )の溶体
化処理を行って前記鋳塊内に析出したα−Fe相をRリ
ッチ相、及びBリッチ相の非磁性相と反応させて、RF
 e 1a B相を生成して、前記のα−Fe相を消失
させる(実質的に1 vo1%以下〜全無)。
その結果合金は、R2Fe14B正方晶(強磁性相)が
大部分を占め僅か(約0.3vo1%以」二)の非磁性
粒界相(本質上Rリッチ金属相から成り1部分的にBリ
ッチ金属相、希土類金属酸化物相が含まれる)を含む相
構成をとる。
その後、この鋳塊が、その表面が酸化膜で覆われるとH
22吸蔵応が進行し難いため、金属面が露出するように
1例えば、・所定大きさのブロックに破断してからH2
吸蔵させる。
H2吸蔵には1例えば第1図に示す密閉容器を使用する
。すなわち、所定大きさに破断した破断!IIJ(3)
 ’EJiNケ−7(2> 内i;:trL入1.. 
 n2カスノ供給管(4)及び1lJl気答(5)をf
=I設L Mを締めて密閉できる容器(1)内の所定イ
装置に、上記原ネ′1ケース(2)を装入17.密閉し
5たのち、Arなとの不活性ガスを供給しなからIJI
−気し、容器(1)内の空気を十分に置換後、好ましく
は200 ro r r〜50 kgf / cJ (
7) jr:力の112ガスを供給して、破断塊(3)
にH2を吸蔵さ什る。このH22吸蔵応は。
発熱反応であるため、容器(1)の外周には冷却水を供
給する冷却配管(6)が周設してあり、容器(1)内の
昇温を防11几ながら、所定圧力の■I2ガスを一定時
間供給することにより、 H2ガスが吸収され、破断塊
(3)は自然崩壊して粉化する。さらに、粉化した合金
の冷却の後、真空中で脱H2ガス処理する。前記処理の
合金粉末は粒内に微細亀裂が内在するので、ボール・ミ
ル等で短時間に微粉砕され、約0.5〜80μ+n (
好まl−<は1〜10ft m )所要粒度の合金粉末
を得ることができる。
生成合金は非晶質又は液体急冷後熱処理し一〇得られる
極微細結晶性のものとは異なり、一般的結晶T’i合金
に属する。生成合金の平均結晶粒径は、約0.5μm以
1..好ましくはI It m L’)、 I−である
が焼結体の平均結晶ちシIYか1〜9(1fIm特に2
〜1. Oft口1となるように選択することか保磁力
を高くするために必要である。
この発明において、密閉容器内の空気の置換は。
fめ不活性ガスで空気を置換し、その後II2ガスで不
活性ガスを置換し7てもよい。
また、鋳塊の破断大きさは、小さい稈、H2粉砕の圧力
を小さくでき、また、H22ガス、力は。
成用下゛Cも破断した鋳jllはII2吸蔵し粉化され
るが、圧力は大気圧より高くなるほど粉化されやすくな
る。しかし、 200Torr未満では粉化性か悪くな
る。また、5旧<gr/clI?を越えると■I2吸収
による粉化の点ては好ましいが、装置や作業の安全性か
らは好ま1.<ないため、 200Torr〜5旧<g
r/cJとすることが好ましい。量産性からは。
2 kg r/ cJ −10kg f / cJがよ
り好まし2い。
この発明において、)(2吸蔵による粉化の処理時間は
、前記密閉容器の大きさ、破l11i塊の大きさ。
H2ガス圧力により変動するが1通例5分以上が必要で
ある。
本発明の特徴たる特定組成の鋳塊を溶体化処理する条件
を700℃〜1.1.80℃(RFe、4B相の融点)
に限定した理由は700°C以下では液層の生成が全く
おこらず、拡散は固体拡散のみで、拡散速度が低−ドし
て、鋳塊内の軟磁性用とBリッチ金属相及びRリッチ金
属相との反応による強磁性のR2Fe14B相生成に長
時間を要して好ましくなく、1160°Cを越えると部
分的にRFe14B相が消失を始めてFe相が生成する
傾向が生ずるため。
溶体化処理の効果が減殺されるので好ましくない。
この発明の永久磁石用鋳塊の主成分たる希土類元素Rは
Nd又はPrの1種又は2種を80%以−1−1残部は
Nd、Prを除く、Yを含む希I−類元素の少くとも1
種からなり、Nd又はPrの1種又は2種が80%未満
では得られた焼結磁石のBrの低下又はiHcの低下に
より、 40MGOe以−1−の高エネルギー積が得ら
れなくなるので好ましくない。
Rは12.0原子%未満では、溶体化処理によって−1
6,− も合金中にFe相が残存するようになり2鋳塊のH2粉
砕が困難となり、又焼結磁石体の保磁力が急激に低下し
て好ましくなく、又19原子%を越えると残留磁束密度
(Br)が低ドするので、所要のすぐれた特性が得られ
ないので、Rは12.0原−r%〜19原子%とする。
又、Bは5.5原子%未満では焼結磁G体の保磁力及び
角形性の低↑゛を招来し、又8.5原−r%を越えると
Brか低下して、すぐれた磁石特性が得られないので、
Bは5.5原子%〜8,5原子%とする。
又、(0,4×R量+BM)≦13.2ハに子%に限定
した理由はその値が13.2原子%を越えると焼結磁石
中に非磁性相が20vo1%以」二現れるためBrが低
下し、高エネルギー積が与えられなくなるので好ましく
ない。なお、非磁性相の存在は1本発明では高い磁気特
性(特に保持力)の発現に必要であると行えられるが、
少くとも極く僅か(例えば0.3vo1%以t )の存
在が確認されている。
又、Feの1部を30原子%未満(対合金全体)のCo
で置換することにより、焼結磁石体のキュリ一点Tcの
」ニガと共に温度特性の改善にH効である。Coは少量
でも有効(例えば0.1〜1原子%)でありco量には
\゛対応てキュリ一点は」ニガする。Co5原子%以上
でBrの温度係数は0.1%/℃以下となり、Co23
原子%以下では他の磁気特性に悪影響を与えずにキュリ
一点を上昇させる。Co10〜20原子%ではi Hc
の増大もある。Coにより角形性の改善も生ずる。
又1本発明においてはFeの1部を保磁力向」二のため
、2原子%以下のTi、V、Cr、Zr。
Hf、Nb、Ta、Mo、W、AA、S iの少くとも
1種と置換することができるが、一般にこれらの添加元
素はBrの低下傾向を示し置換量が2原子%を越えると
、Brの低下が顕著になるので好ましくない。添加元素
の好ましい量は0.5〜1原子%程度である。
エネルギー積45MGOe以」二とするためには、Rと
してはNd、Pr95原子%以上のもの(或いは好まし
くはさらに数原子%以下のDy、Ho、Tb、の1以上
)とし、R12〜I5原子%、  B  5.5〜8.
0原子%.Fe77〜82.5原子%の組成が好ましい
(なおSm、Laは不純物としての含有限度以下とする
ことが好ましい。)ここに、Feの一部を。
Coで23原子%以下、或いは前記添加元素を約1原子
%以下置換(いずれか又は両方)−Cきる。
なお、他の不純物CIJ、C,O,S、Ca、Mg等に
ついては可及的に少ないことが好ましい。
以下に実施例を説明する。
実施例1 141発原料として純度99.9%の電解l、  81
9.4%を含有し残部はFe及びC等の不純物からなる
フェロボロン合金、純度99.7部以」二のNdを高周
波溶解し、その後水冷銅鋳型に鋳造I7.冷却速度20
00℃/minにて12.8N d −6,5B −8
0,7F e(原子%)なる組成の鋳塊1 kgを得た
前記鋳塊内に析出の軟磁性用のα−Fe川は20vo1
%であった。
前記鋳塊を1050℃に24 It rの溶体化処理を
行って、鋳塊内の軟磁性用のα−Fe相を消失させた後
この鋳塊を50 mm以下に破断したのち、破断塊90
0gを、前記した第1図の密閉容器内に挿入し、Arガ
スを10分間流入させて、空気と置換し。
2.5kgf /c4のH2ガス圧力で10時間処理し
た。
破断塊はH2吸蔵により自然崩壊し、冷却した粗粒粉を
、真空中で3時間脱水素処理し、35メツシユスルーま
でに粗粉砕した。ついで、11粉砕粉より採取した30
0gをボールミルで湿式にて3時間の微粉砕を行ない、
平均粒度2.7μmの合金粉末を得た。なお、H2吸蔵
崩壊合金粉末のα−Fe相は1vo1%以下であった。
この合金粉末を用いて、磁界10kOe中で配向し。
1.5t/cIIlにて加圧成形し、その後、 108
0℃、1時間、 80TorrのAr中で焼結後放冷し
、Ar中にて800℃XIHr続いて630℃XIHr
の時効処理番行って永久磁石を作製した。この除用いた
Ar中の不純物は磁素1.00ppm以下とした。
永久磁石の磁気特性は。
B r =14.5kG、  i Hc = 8.8k
Oe 、 (1311)max=50’、6MGOe、
  b Hc −8,4kOeであった。
比較のため、同一組成の鋳塊を溶体化処理しないで、こ
の鋳塊を50mm以下に破断したのち、実施例1と同一
重量の破断塊を前記第1図の密閉容器内に装入して、実
施例1の同一条件にてH2ガスを送入して、H2粉砕を
行ったが、前記破断塊はH吸蔵による自然崩壊は生ぜず
、H2粉砕することはできなかった。この鋳塊を用いて
H2粉砕法を用いずに1機械的粉砕(ボールミル)を行
って得た合金粉末を用いて、その他実施例1と同様な条
件にて永久磁石を作成した結果は次の通りであった。
B r =14.2kG、  i Hc =  6.2
kOe 、  (Bll)maX=28.5MGOe、
  b Hc =  5.3kOC8実施例2 出発原料として実施例1と同一の電解鉄、フェロボロン
合金、Nd釡属と純度99.7%以−1−のDY金金属
高周波溶解し、その後水冷鋳型に鋳造し。
12.75 Nd −0,25D y −6,5B−8
0,5F e (原子%)なる組成の鋳塊1 kgを得
た。
前記鋳塊内に析出の軟磁性用のα−Fe相は15vo1
%であった。
前記鋳塊を1050°Cに24 II rの溶体化処理
を行−って、鋳塊内の転磁1′[相のα−Fe相を消失
さ」4た後、前記鋳塊を50mm以下に破断し1次いて
実施例1と同一の密閉容器内にて同一条件にてH2粉砕
後、平均粒度2.811mに微粉砕した。その後実施例
1と同一の成型条件、焼結条件2時効処理条件にて永久
磁石を作製した。
得られた永久磁石の磁気特性は。
B r =]3.9kG、  i Hc =11.0k
Oc 、 (B11)max=45.3MGOc、  
b Hc = 10.3kOeであった。
比較のために、同−組成の鋳塊を溶体化処理しないで、
この鋳塊を50mm以下に破断したのち、実施例1の第
1図と同一の密閉容器内に破断塊を装入し2て、実施例
1と同一条件にてI■2ガスを送入蔵による自然崩壊は
生ぜず、H2粉砕することはできなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のI■2粉砕す法に用いる装置の一例を
示す。 ill願人  住友特殊金属株式会社 代理人  弁理士 如 藤 朝 道 他1名−,−,2
4− 第 手続補正書(自発) 昭和61年9月30日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)R(但し、RはNdとPrの1種又は2種を80%
    以上、残部はNd、Prを除く、Yを含む希土類元素の
    少くとも1種)12原子%〜19.0原子%、B5.5
    原子%〜8.5原子%、Fe72.5原子%〜82.5
    原子%を主成分とし、且つ(0.4×R量+B量)≦1
    3.2原子%を満足しH_2吸蔵崩壊させて成る実質上
    Fe軟磁性相を含まないことを特徴とする希土類・ボロ
    ン・鉄系正方晶合金粉末。 2)R(但し、RはNdとPrの1種又は2種を80%
    以上、残部はNd、Prを除く、Yを含む希土類元素の
    少くとも1種)12原子%〜19.0原子%、B5.5
    原子%〜8.5原子%、Fe72.5原子%〜82.5
    原子%(但しFeの一部を合金組成の30原子%以下(
    Co0%を除く)で置換する)を主成分とし、且つ(0
    、4×R量+B量)≦13.2原子%を満足しH_2吸
    蔵崩壊させて成る実質上Fe軟磁性相を含まないことを
    特徴とする希土類・ボロン・鉄系正方晶合金粉末。 3)R(但し、RはNdとPrの1種又は2種を80%
    以上、残部はNd、Prを除く、Yを含む希土類元素の
    少くとも1種)12原子%〜19.0原子%、B5.5
    原子%〜8.5原子%、Fe72.5原子%〜82.5
    原子%(但しFeの一部を合金組成の2原子%以下(0
    %を除く)のTi、V、Cr、Zr、Hf、Nb、Ta
    、Mo、W、Al、Siの内1種以上から成る添加金属
    で置換する)を主成分とし、且つ(0.4×R量+B量
    )≦13.2原子%を満足しH 吸蔵崩壊させて成る実
    質上Fe軟磁性相を含まないことを特徴とする希土類・
    ボロン・鉄系正方晶合金粉末。 4)R(但し、RはNdとPrの1種又は2種を80%
    以上、残部はNd、Prを除く、Yを含む希土類元素の
    少くとも1種)12原子%〜19.0原子%、B5.5
    原子%〜8.5原子%、Fe72.5原子%〜82.5
    原子%(但しFeの一部を合金組成の30原子%以下の
    Co及び合金組成の2原子%以下のTi、V、Cr、Z
    r、Hf、Nb、Ta、Mo、W、Al、Siの内1種
    以上から成る添加金属(Co及び添加金属0%を除く)
    で置換する)を主成分とし、且つ(0.4×R量+B量
    )≦13.2原子%を満足しH_2吸蔵崩壊させて成る
    実質上Fe軟磁性相を含まないことを特徴とする希土類
    ・ボロン・鉄系正方晶合金粉末。 5)(i)R(但し、RはNdとPrの1種又は2種を
    80%以上、残部はNd、Prを除く、Yを含む希土類
    元素の少くとも1種)12原子%〜19.0原子%、B
    5.5原子%〜8.5原子%、Fe72.5原子%〜8
    2.5原子%を主成分とし、且つ(0.4×R量+B量
    )≦13.2原子%を満足する合金を700℃〜116
    0℃に溶体化処理する工程、 (ii)該合金を金属面が露出するように破断する工程
    、 (iii)破断物を密閉容器に収容し、該容器内にH_
    2ガスを供給して、該合金をH_2吸蔵崩壊させる工程
    、 (iv)崩壊合金粉をさらに微粉砕する工程から成るこ
    とを特徴とする希土類・ボロン・鉄系永久磁石用合金粉
    末の製造方法。 6)前記Feの一部を合金組成の30原子%以下のCo
    により置換することを特徴とする請求の範囲第5項記載
    の製造方法。 7)前記Feの一部を合金組成の2原子%以下のTi、
    V、Cr、Zr、Hf、Nb、Ta、Mo、W、Al、
    Siの内1種以上から成る添加金属により置換すること
    を特徴とする請求の範囲第5項または第6項記載の製造
    方法。
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