JPS61207545A - 永久磁石材料の製造方法 - Google Patents

永久磁石材料の製造方法

Info

Publication number
JPS61207545A
JPS61207545A JP60045746A JP4574685A JPS61207545A JP S61207545 A JPS61207545 A JP S61207545A JP 60045746 A JP60045746 A JP 60045746A JP 4574685 A JP4574685 A JP 4574685A JP S61207545 A JPS61207545 A JP S61207545A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
less
atomic
alloy powder
powder
alloy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP60045746A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0524975B2 (ja
Inventor
Setsuo Fujimura
藤村 節夫
Masato Sagawa
眞人 佐川
Hitoshi Yamamoto
日登志 山本
Yutaka Matsuura
裕 松浦
Satoru Hirozawa
哲 広沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Sumitomo Special Metals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Special Metals Co Ltd filed Critical Sumitomo Special Metals Co Ltd
Priority to JP60045746A priority Critical patent/JPS61207545A/ja
Publication of JPS61207545A publication Critical patent/JPS61207545A/ja
Publication of JPH0524975B2 publication Critical patent/JPH0524975B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Powder Metallurgy (AREA)
  • Hard Magnetic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野コ この発明はR(RはYを含む希土類元素のうち少なくと
も1種)、B、Feを主成分とする永久磁石材料の製造
方法、特に特定の原料合金粉末の適正な配合により、製
造工程の省略化と共にすぐれた磁石特性を有するR、B
、Feを主成分とする永久磁石材料の製造方法に関する
[従来の技術] 現在の代表的な永久磁石材料は、アルニコ。
ハードフェライトおよび希土類コバルト磁石である。近
年のコバルトの原料事情の不安定化に件ない、コバルト
を20〜30wt%含むアルニコ磁石の需要は減り、鉄
の酸化物を主成分とする安価なハードフェライトが磁石
材料の主流を占めるようになった。一方、希土類コバル
ト磁石はコバルトを50〜60wt%も含むうえ、希土
類鉱石中にあまり含まれていないSmを使、用するため
大変高価であるが、他の磁石に比べて、磁気特性が格段
に高いため、主として小型で付加価値の高い磁気回路に
多用されるようになった。
そこで1本出願人は先に、高価なSmやCOを含有しな
い新しい高性能永久磁石としてFe−B−R系(RはY
を含む希土類元素のうち少なくとも1種)永久磁石を提
案した(特開昭59−46008号)。この永久磁石は
、RとしてNdやPrを中心とする資源的に豊富な軽希
十類を用い、Feを主成分として20〜25 MGOe
さらにそれ以1−の極めて高いエネルギー積を示す、す
ぐれた永久磁石である。
このR−B−Fe系磁石合金は主相の金属間化合物の正
方晶相2例えばRがNdの場合はNd2Fe14B型金
属間化合物と結晶粒界航近に存在するNdリッチ非磁性
相の存在により、すぐれた磁石特性が得られるものであ
る。(Sagawa et al。
J、 Appl、 、Phys、 vol 55. N
o、 6.15 March 1984゜Sagawa
  et  al、   IEEE  Trans、 
 Magn、  HAG−20)  。
[解決すべき問題点] かかる永久磁石合金は従来、所要の原料を配合してAr
雰囲気中にて溶解して造塊した鋳塊を機械的粉砕法等に
より、粗粉砕、微粉砕して所要粒度の微粉末とした後、
成形、焼結、更に時効処理等を施して得られていたが、
製造工程が多くて製造コストの%以上昇を招来し、コス
ト低減を計るため製造工程の省略化と共に磁石特性の向
にが要望されている。
本発明は従来法のかかる欠点を解消し、上記の要望に応
えることを基本的目的とする。
そのため、従来の鋳塊粉砕法による原料合金粉末を製造
する代りに磁石合金組成になる如く配合された希土類酸
化物、弗化物とFe源、B源との配合混合物をCaによ
り直接還元することにより。
R,B、Feを主成分とする永久磁石用合金粉末を直接
的に製造することも考えられる。
しかるにCaによる直接還元法によりFe−B−R系合
金粉末を製造すると還元後のF e −B−R系合金の
粉末中には還元剤のCaやフラックスのCa Cl 2
などの反応生成物が残存するため水中に投入して、これ
らのCa分を除去しなければならないが、このときCa
除去と共に還元された合金粉末表面に生成されたNdリ
ッチ非磁性相が流出してしまい、かかる還元合金粉末に
より磁石化しても、磁石特性の劣化、バラツキを惹起し
、すぐれた磁石特性を有する磁石材料を安定的に量産す
ることは困難であるという新たな問題点が生じた。
この発明はさらに上述の直接還元法における問題点をも
克服し、磁石特性にすぐれ、且つ製造工程の省略化ない
し簡略化と共に製造コストの低減   ′を計った永久
磁石材料の製造方法を提供することを課題とする。
[発明による問題点の解決手段] この発明は磁石H料の主相なる正方晶相を構成する合金
組成の主原料のFe−R−B系母合金粉末をCaによる
直接還元法により製造し、又粒界相即ち非磁性相を形成
するR−Fe系ないしR−B−Fe系TI′I界相成分
粉末を直接還元法以外の方法により製造し、前記母合金
粉末と粒界相成分粉末を所定磁石合金組成になる如くか
つ粒度15μm以下の合金微粉末となるようi♂]製し
、前記合金微粉末を磁場中配向して、或いは配向せずに
成型後、焼結するものである。なお前記微粉末以降は粉
末冶金的方法により永久磁石を製造でき、さらに時効処
理により磁気特性を一層高めることかできる。
即ち1本発明は直接還元法により得られたR:12〜1
8原子%(但しRはYを含む希土類元素のうち少なくと
も1種)。
B:4〜15原子%。
Fe:68−84原子% を主成分とする主相成分を成す母合金粉末と2粒界相底
分粉末として、直接還元法以外の方法により得られたR
50原子%以上を含むR−Fe合金もしくはR50原子
%以上、B4040原子%以下、残部Feから成るR−
B−Fe合金の1以上、又はこれらと、金属ホウ素;フ
ェロホロン;R15原子%以下、B3838原子−]二
、残部FeからなるBリッチB−Fe−R合金から成る
群から選ばれた1以」−の粉末との混合物を最終組成か
R:12.5〜20原子%。
84〜15原子%。
Fe:65〜83.5原子%。
となるよう、かつ平均粒度15μm以下の合金微粉末と
なるよう調製する工程、及び該合金微粉末を成形・焼結
する工程から成ることを特徴とする永久磁石材料の製造
方法である。
なお、該合金微粉末の調製は、好ましくは母合金粉末と
粒界相成分粉末を配合・混合後ホールアトライタ等にて
微粉砕して行うが、必すしもこれに限定されず、出発合
金が十分に微細な場合には微粉砕は省略もでき、また配
合・混合と微粉砕の前後関係は必すしも上記の順序に限
らない。
[好適な実施の態様及び作用効果] 粒界相成分粉末は非磁性層を形成するものであり、少な
くともRリッチ相を形成する成分を含む。
Rリッチ相のための成分としては前記R−Fe合金又は
R−B−Fe合金(各R50原子%以上)を用い2粒界
におけるRの存在を確保するため直接還元法以外の方法
で製造することが好ましい。さらに粒界相に生成するB
リッチな相(R2Fe7B6ないしR2Fe7B6)を
補う成分として、補助的にB含有成分を用いることかで
きる。このB含有成分としては、金属ホウ素、フェロホ
ロン、Bリッチなり−Fe−R合金(R15原子%以下
、B3838原子%以上、残部Fe)等の1以1〕を用
いることができる。
この発明において、母合金粉末を製造する直接還元法は
生成合金粉末か所定のFe−R−B組成。
好ましくはR(RはYを含む存土類元素のうち少なくと
も1種)12〜18原子%、B4〜15原子%、Fe6
8〜84原子%を主成分とする組成になる様に該希土類
酸化物、或いは希土類弗化物の1種以トに鉄粉および、
純ポロン粉、フェロホロン粉、およびB2O3粉末のう
ち少なくとも1種を配合してなる原料混合粉末に前記希
土類酸化物なと原料粉末中に含まれる酸素用に対して還
元に要する化学は論的必要昂の145倍〜3.5倍の還
元剤(金属カルシウム、場合により金属Mg等、又はこ
れらの混合物)と希土類酸化物、弗化物の1〜15wt
%の還元剤の塩化物(Ca Cl 2等)とを混合し、
圧縮成型した後。
Ar等の不活性雰囲気中において、1000°C〜12
00℃の温度で還元拡散を行ない、II7られた反応生
成物を8メツシユ以下に粉砕後、水中に入れ、スラリー
状態となし、該スラリーを水により洗浄処理して、Ca
分等の還元剤成分を十分に除去するものである。還元剤
としてはCaを用いることが好ましい。
この発明における母合金粉末と粒界相成分粉末の配合比
は85%:15%〜99,5%、0.5%の範囲か好ま
しく両者の平均粒径は500μm以下か好ましい。矛伝
訃相成分粉末としてのR−Fe合金、R−B−Fe合金
の500μm以下のものは、ガスアトマイズ法又は鋳塊
粉末法等により得られる。この発明は従来の鋳塊粉砕法
に比し溶解造塊王稈、粗粉砕工程の省略化ないし大11
1な軽減か可能となり5例九粒界相成分粉末を鋳塊粉砕
法により製造しても、前記の如く粒界相成分粉末の使用
量は少量であり、製造コストの低減に極めて有効である
と」(に、磁石特性も従来の鋳塊粉砕法により得られた
合金粉末からの磁石合金利料と同等以にである。さらに
、 jj’4界相成分相成分B含有成分も一般に少量で
あり、これはどうような方法によって製造されてもよく
、入手可能であれば市1段のものでもよい。
なお、特にエネルギー積30MGOe以上の高い磁気特
性を実現するためには、酸素、炭素。
Caの含有量を規制する必要がある。即ち1本発明の合
金粉末の酸素含有量は6000 ppm以%以下、炭素
含有Mは1000 ppm以下、Ca含有量は2000
 ppm以下にする必要かあり、Caによる直接還元法
により得られる母合金粉末及び添加合金粉末は、所定比
に配合・混合してこの条件を達成するよう規制する。即
ち1本発明の合金粉末に含まれる酸素は最も酸化しゃす
い希1−類元索と結合して希土類酸化物を形成し、酸素
含有量か6000 ppmを越えると永久磁石中に酸化
物(R203)として4%以に残留することになり。
磁石特性とくに保磁力が10kOe以下になるので好ま
しくない。
含有炭素量が1000111)mを越えると酸素の場合
と同様炭化物(RC,)として永久磁石中に残留し著し
い保磁力の低下を生ずる。
またカルシウム含有量が2000 ppmを越えると後
続のこの合金粉末を用いて磁石化する途中の焼結工程に
おいて還元性の極めて高いCa蒸気を多量に発生し、熱
処理炉をいちじるしく汚染することになって、場合によ
っては熱処理炉の炉壁を損耗して工業的に安定な生産が
不可能となる。また、でき、1−った永久磁石中に含ま
れるCa量も多くなって磁石特性の劣化を生ずる。なお
、上記の酸素、炭素、Ca含有量の条件は前記配合・混
合−】 1  − 粉末を微粉砕した微粉末の状態で確保する必要がある。
この発明の合金粉1、末に用いる希土類元素RはNd、
Pr、Dy、’Ho、Tbのうち少なくとも1種を含み
、あるいはこれらの1種以上にさらにLa、Ce、Sm
、Gd、Er、Eu、Pm。
Tm、Yb、Yのうち少なくとも1種を含むものか好ま
しい。又通例Rのうち1種(特にNd。
Pr、Dy、Ho、Tb等)をもって足りるが。
実用上は2種以上の混合物(ミツシュメタル、ジジム等
)を人手上の便宜等の理由により用いることができる。
但し主相を構成する合金のR中のSm、Laはできるた
け少ない方がよい(例えばSml原子%以下、さらに0
.5%以下)。R混合系としては特にNd、Pr、又は
これらと少量(全合金中0.05〜5原子%、特に0.
2〜3原子%)のDy、Ho、Tb等の組合せが温度特
性−1−好ましい。RとしてはNd、Prの合計5゜原
子%以上(さらに好ましくは8o原子%)以−1−とす
ることが特性、コスト、資源的観点から好ま=   1
2  − しい。
なお、このRは純希土類元素でなくてもよく。
工業上入手可能な範囲で製造%以上不可避な不純物を含
有するものでも差し支えない。R(Yを含む希土類元素
のうち少なくとも1種)は母合金粉末の場合は12〜1
8原子%の範囲であり、12原子%未満ではαFeの析
出等により磁石特性の劣%以下、特に高保磁力が得られ
ず、又18原子%を越えるとCaによる直接還元法にお
けるCa除去の工程にてRかCaと共に流出する恐れが
ある。
粒界相成分R−Fe合金粉末の場合は、Rは50原子%
以上が必要であり、Rが50原子%以下では焼結磁石斗
]料内にRリッチの非磁性相の生成か少なく、磁石特性
の劣下を招来し、添加合金粉末としての役割を十分に果
たし得ない。R−Fe合金中のFeは少量でもよく一般
に0.1〜50原子%、好ましくは20〜30原子%、
最も好ましくはM、P、の低い25原子%(人品点)で
ある。粒界相成分のR成分としてこのR−Fe合金を用
いることはコスト的にメリットがあると同時に、その低
い融解温度により焼結−に及び粒界相の形成上の効果が
ある。
また、R−B−Fe合金についても、R−Fe合金と同
様の理由でRは50原子%以上とし、Bは401jii
子%を越えると好ましくない相か生成するため40原子
%以下とし、Bはこく微量でもよい(例えは0.1原子
%以L)。R−B−Fe含金の(=1加的利点はRリッ
チ相のためのR成分とBリッチ相のためのB成分が同時
に含まれる点である。焼結上の効果もR−Fe合金と同
様に得られる。
これらのR−Fe合金、R−B−Fe合金に用いるRと
しては、前記の配合合金粉末についてと同様で足りる。
但し、La、Ce等は余り好ましくない。
粒界相成分粉末としては、さらに、%以上記R−Fe合
金、R−B−Fe合金の1以上に、B成分を補助的に用
いることかできるか、主として組成上調節目的、焼結促
進1粒界相生成促進(アモルファスホウ素等)等の効果
もある。フェロホロンはFeB (1: 1を中心とす
る市販のものでFe50原子%未満のものとする。Bリ
ッチB−Fe−Rとしては、Bリッチ相の41.成合金
と考えられるR2Fe7B6〜RIFe4B4の範囲の
ものか好ましく、そのためR15原子%以%以下、B約
38原子%以−に、残部Feとし、好ましくはR2Fe
7B6又はR,Fe4B4組成の合金粉末とする。
配合合金粉末において、R12,5原子%未満では結晶
f+lIf造がα−鉄と同一構造の立方晶組織か現イつ
れるため、高磁気特性、特にMj保磁力が得られず、2
0原子96を越えるとRリッチな非磁性相が多くなり残
留磁束密度(Br)か低ドしてずくれた磁石特性を有す
る永久磁石か得られない。
よってRは12.5〜20原子%の範囲とする。
Bは母合金粉末の場合は4〜15原子%の範囲であり、
4原子%未満では還元拡散反応時にRFe、4Bの組成
式を存する正方品化合物か+分得られず、15原子%を
越えるとBに富んた他の化合物か現イつれるので好まし
くない。
は菱面体組織が現われ、高い保磁力(iHc)か得られ
ず、15原子%を越えると、Bリッチな非磁性相か多く
なり、残留磁束密度(Br)か低下するため、すぐれた
永久磁石は得られない。よって、Bは4〜15原子%の
範囲とする。
Feは母合金粉末の場合は68〜84原子%の範囲であ
り、68原子%未満では、RやBに富んだ非磁性相が多
くなり、84原子96を越えると。
正方晶化合物の外にα鉄相が現われ、好ましくない。
R−Fe合金、R−B−Fe合金粉末の場合はFe50
原子%を越えるとRに富んだ非磁性相の形成の効果が得
られないので、Fe50原子%以下にする必要かある。
又、配合合金粉末の場合はFeは65原子%未満では残
留磁束密度(Br)の低下を来たし。
83.5原子%以上では保磁力(iHc)が低下するの
で、好ましくない。
この発明の配合混合合金粉末において高い残留磁束密度
と高保持力を得るためには、R13〜18原子%、B5
〜155〜15原子67〜8282原子場合、最大エネ
ルギー積(BH)ma×25 MGOe以上が得られる
のが好ましい範囲である。(さらにB5−11原子%で
は(BH)max30 MGOe以上が得られる。)R 13〜16原子%、B6〜116〜11原子 5 MG
Oc以上、さらにR13〜14.5原子%。
B6−7.5原子%では40 MGOe以」−(最高4
4MGOc)か達成される。
また、下記添加元素Mのうち少なくとも1種は。
Fe−B−R系永久磁石に対してその保磁力等を改善あ
るいは製造性の改善、低価格化に効果があるため添加す
る。しかし、保磁力改善のための添   加に伴ない一
般に残留磁束密度(B r)の低下を招来するので、B
r9kG以上を得るため下記範囲での添加か望ましい。
5.0原子%以下のAI、  3.0原子%以下のTi
5.5原子%以下のv、   e、o原子%以下のNi
4.5原子%以下のCr、5.0原子%以下のMn。
5.0原子%以下のBi、9.0原子%以下のNb。
7.0原子%以下のTa、  5.2原子%以下のM 
o 。
5.0原子%以下のW、   1.0原子%以下のSb
3.5原子%以下のGe、  1.5原子%以−ドのS
r1゜3.3原子%以下のZr、3.3原子%以下のH
f。
5.0原子%以下のSi、0.5原子%以下のZnのう
ち少なくとも1種を添加含有(但し、2種以1″含有す
る場合は、その最大含有量は当該添加元素のうち最大値
を有するものの原子%以下の含有)させることにより、
永久磁石の高保磁力化が可能になる。なおNi、Mnの
限度はiHcから定められる。但し上記添加元素Mの含
有量は一般にBrの所望値に応じて適宜上記範囲内で選
択でき、一般に0.1〜3原子%以下(特に1%以下)
が有効である。なおこれらの添加元素Mは酸化物又は他
の構成元素との混合酸化物として直接還元の際の出発原
料中に配合してお(こともできる。
このMはまた2粒界組成分中に合金化して添加すること
もできる。添加元素MとしてはV、Nb。
Ta、Mo、W、Cr、AIが好ましい。
この発明における合金粉末の結晶相は主用か少なくとも
50vo1%以」−(好ましくは80vo1%以−1−
)の正方晶であり、少なくとも非磁性相により主用の粒
界が囲まれていることが、すぐれた磁気特性を有する焼
結永久磁石を作製するのに不可欠である。非磁性相は主
としてRリッチ相(R90原子%以上の金属)或いはさ
らにBリッチ相(RFe  B  ないしRFe4B4
等)から構成されほんのわずかでも有効であり1例えば
1 vo1%以上は十分な昂である。正方品格子のパラ
メータはa約8.8人、C約12.2^でありその中心
組成はRFe14Bであると考えられる。
本発明においてFe−B−R系磁石合金に添加元素Mを
含有せしめる場合は、直接還元を行なう際に金属粉、酸
化物又は構成元素との合金粉、或いは混合酸化物として
添加含有させ、母合金粉末中に含有さけるか1粒界相酸
分合金粉末作製に際し合金溶解時に含有させるか、或い
は配合混合時に500μm以下の粒界相成分金属粉又は
構成光索との合金粉として添加含有させるいずれの方法
でもよい。
なお、R−Fe合金粉末はねばり気により微粉化困難で
あり、微粉砕化工程を容易にするため母合金粉末と混合
して微粉砕にかけることが最も好ましい。この微粉砕の
後にさらに微粉末の合金成分を添加・混合して最終合金
組成の調節を行うことももちろんできる。またRを最終
合金組成の調節のために一部粒界相成分として用いるこ
ともてきる。
また、この発明による永久磁石用配合混合合金粉末にR
,B、Feの他、工業的生産上不可避的不純物の存在を
許容できる。但しこれらの含有は一般にBrの低下を招
来するので、Br9kGとするため、その含有量は2.
0原子%以下のC22,0原子%以下のP、2.0原子
%以下のS。
2.0原子%以下のCuのうち少なくとも1種。
合計量で2.0原子%以下とすることが好ましい。この
ような許容によって永久磁石の製造性改善、低価格化が
可能である。焼結は900〜1200°Cの温度で還元
性又は非酸化性雰囲気中で行う。
本発明では焼結の後時効処理を施すことによりさらに保
磁力の増大が付加され(通例1〜2 koe”以上)そ
の結果最高40 MGOe以上にも達するエネルギー源
が確実に達成される。゛ 好ましい時効処理は次の通りである。即ち。
焼結後750〜10(10℃(好ましくは770〜92
0℃)の温度で1次熱処理を行い、その後3〜2000
°C/m’In  (好ましくは20〜1000’C/
m1n)の冷却速度で680℃以下の温度まで冷却し、
さらに480〜700℃(好ましくは550〜650℃
)の温度で2次熱処理する。熱処理は凡そ0.5〜12
時間行う。
[実施例コ 実施例I N d 203粉末: 95. 54gr。
D y 203粉末ニア、31gr・ フェロボロン粉末(19,5wt%B−Fe合金粉末)
  : 10. 2gr。
Fe粉: 100. Ogr。
金属Ca:91.1gr (化学量論比の2.5倍) CaC1:4.4gr(希土類酸化物原料の4.3wt
%) の原料粉末を用い、V型混合機を用いて混合した後この
混合原料の圧縮体をステンレス製容器に充填し、マツフ
ル炉中に装入後容器内をアルゴンガス気流中において昇
温した。1150℃X3hrの恒温保持後室温まで炉冷
し、えられた還元反応生成物を8mesbスルーに粗粉
砕後10Lの水中に投入し1反応生成物中の酸化カルシ
ウム(Cab)。
Ca0・2CaC1、未反応の残留カルシウムを水酸化
カルシウムにして反応生成物を崩壊させスラリー状にし
た。1時間撹拌した後、30分間静置して水酸化カルシ
ウム懸濁液をすて、再び注水し、撹拌・静置・懸濁液除
去の工程を複数回くり返した。このようにして分離・採
取されたN d −D y−F e −B系合金粉末を
真空中で乾燥し2本発明の20〜500μm粒度の磁石
材料用希土類母合金粉末を得た。
成分分析の結果、下記の通り。
Nd:%.8wt%、  Dy:4.2wt%。
Fe:65.4wt%、   B:1.5wt%。
Ca : 800 ppm 、   O: 3500 
ppm 。
c : 600 ppm の所望の母合金粉末かえられた。X線回折図形の/ll
り定により。
を有する正方品系の金属間化合物を95%以−Lの主相
とする合金粉末であった。
次に、出発原料として純度97%のNd(不純物はほと
んどか他のR(L a、  Ce、、  P r 、、
、))及び電解鉄を使用し、78原子%Nd−22原子
%Fe (90w↑%Nd−10wt%Fe)に配合し
真空及びアルゴン雰囲気で高周波溶解し、直径3 mm
のノスルより溶湯を落下させ、音速以上の高速アルゴン
でアトマイズして500μm以下の添加合金粉末を作製
した。
これらの母合金及び添加合金粉末を重量比て各々96%
、4%配合し、原子百分率で13.6%Nd−1,7%
Dy−8,8%B−75.9%Feの組成合金粉末を得
た。
この粉末をボールミル微粉砕し、平均粒径2.70μm
の粉末にして1.5ton/c♂の圧力で10kOeの
磁界中において圧縮成形体にした。
その後1100°C−2時間のAr気流中焼結と600
°C−1時間の時効処理を行い、永久磁石試料を作製し
た。
Br=11.8kG i Hc = 19 、 0 kOe (BH)max−33,4MGOe のすくれた磁石特性が得られた。
実施例2 実施例1と同様の方法で、還元法で得られた母合金粉末
(重量比で30.7%Nd−3,7%Dy−1,3%B
−64.3%Fe、Ca380 ppm 、  023
300 ppm 、  C420ppm )及びアトマ
イズ法で得られた添加用合金(重量比で80%Nd−2
0%Fe)、及び200μm以下の粒度を有する60重
量96 M O−F e合金粉を重量比で90.4ニア
、2:2.4の比率に配合し、アトライターで微粉砕を
行ない、平均粒径3.0μmの粉末にして、  1. 
7ton /c♂の圧力で10kOeの磁界中において
圧縮成形体にした。
その後1120°C−1,5時間のAr気流中焼結と6
00°C−1時間の時効処理を行ない、永久磁石試料を
作製した。
Br=11.7kG iHc=19.6kOe (B H) m a x = 33 、6 MGOeの
すぐれた磁石特性が得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)直接還元法により得られた R:12〜18原子%(但しRはYを含む希土類元素の
    うち少なくとも1種) B:4〜15原子% Fe:68〜84原子% を主成分とする主相成分を成す母合金粒末と、粒界相成
    分粉末として、直接還元法以外の方法により得られたR
    50原子%以上を含むR−Fe合金もしくはR50原子
    %以上、B40原子%以下、残部Feから成るR−B−
    Fe合金の1以上、又はこれらと、金属ホウ素;フェロ
    ボロン;R15原子%以下、B38原子%以上、残部F
    eからなるBリッチB−Fe−R合金から成る群から選
    ばれた1以上の粉末との混合物を最終組成が R:12.5〜20原子% B:4〜15原子% Fe:65〜83.5原子% となるよう、かつ平均粒度15μm以下の合金微粉末と
    なるよう調製する工程、及び該合金微粉末を成形・焼結
    する工程から成ることを特徴とする永久磁石材料の製造
    方法。 (2)前記Feに部分的に代わり前記混合粉末中に、5
    .0原子%以下のAl、 3.0原子%以下のTi、 5.5原子%以下のV、 6.0原子%以下のNi、 4.5原子%以下のCr、 5.0原子%以下のMn、 5.0原子%以下のBi、 9.0原子%以下のNb、 7.0原子%以下のTa、 5.2原子%以下のMo、 5.0原子%以下のW、 1.0原子%以下のSb、 3.5原子%以下のGe、 1.5原子%以下のSn、 3.3原子%以下のZr、 3.3原子%以下のHf、 5.0原子%以下のSi、 0.5原子%以下のZn のうち少なくとも1種を母合金粉末、添加合金粉末又は
    金属粉あるいは構成元素との合金粉として配合・混合時
    に添加含有させることを特徴とする請求の範囲第1項記
    載の製造方法。
JP60045746A 1985-03-09 1985-03-09 永久磁石材料の製造方法 Granted JPS61207545A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60045746A JPS61207545A (ja) 1985-03-09 1985-03-09 永久磁石材料の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60045746A JPS61207545A (ja) 1985-03-09 1985-03-09 永久磁石材料の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61207545A true JPS61207545A (ja) 1986-09-13
JPH0524975B2 JPH0524975B2 (ja) 1993-04-09

Family

ID=12727876

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60045746A Granted JPS61207545A (ja) 1985-03-09 1985-03-09 永久磁石材料の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61207545A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61207546A (ja) * 1985-03-12 1986-09-13 Tohoku Metal Ind Ltd 希土類磁石の製造方法
JPS6393841A (ja) * 1986-10-04 1988-04-25 Shin Etsu Chem Co Ltd 希土類永久磁石合金用組成物
JPH0320001A (ja) * 1989-05-12 1991-01-29 Mitsubishi Materials Corp 耐食性および磁気特性に優れた希土類―B―Fe系焼結磁石
JP2005286175A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Tdk Corp R−t−b系焼結磁石及びその製造方法
JP2013245357A (ja) * 2012-05-23 2013-12-09 Nichia Corp 希土類―鉄―窒素系磁性材料およびその製造方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61207546A (ja) * 1985-03-12 1986-09-13 Tohoku Metal Ind Ltd 希土類磁石の製造方法
JPH0119461B2 (ja) * 1985-03-12 1989-04-11 Tookin Kk
JPS6393841A (ja) * 1986-10-04 1988-04-25 Shin Etsu Chem Co Ltd 希土類永久磁石合金用組成物
JPH0621324B2 (ja) * 1986-10-04 1994-03-23 信越化学工業株式会社 希土類永久磁石合金用組成物
JPH0320001A (ja) * 1989-05-12 1991-01-29 Mitsubishi Materials Corp 耐食性および磁気特性に優れた希土類―B―Fe系焼結磁石
JP2005286175A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Tdk Corp R−t−b系焼結磁石及びその製造方法
JP4534553B2 (ja) * 2004-03-30 2010-09-01 Tdk株式会社 R−t−b系焼結磁石及びその製造方法
JP2013245357A (ja) * 2012-05-23 2013-12-09 Nichia Corp 希土類―鉄―窒素系磁性材料およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0524975B2 (ja) 1993-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4767450A (en) Process for producing the rare earth alloy powders
JP2746818B2 (ja) 希土類焼結永久磁石の製造方法
US8182618B2 (en) Rare earth sintered magnet and method for producing same
JPH066728B2 (ja) 永久磁石材料用原料粉末の製造方法
JPH0574618A (ja) 希土類永久磁石の製造方法
JPH0621324B2 (ja) 希土類永久磁石合金用組成物
JPH0685369B2 (ja) 永久磁石の製造方法
JPS61207545A (ja) 永久磁石材料の製造方法
JPH0559165B2 (ja)
JPH062929B2 (ja) 永久磁石材料
JP3151087B2 (ja) R−Fe−B系永久磁石用原料粉末の製造方法及び原料粉末調整用合金粉末
JP3611870B2 (ja) R−Fe−B系永久磁石材料の製造方法
JP2571403B2 (ja) 希土類磁石材料の製造方法
JPH0582319A (ja) 永久磁石
JP2789269B2 (ja) R−Fe−B系永久磁石用原料粉末
JP2886384B2 (ja) R−Fe−B系永久磁石用原料粉末の製造方法
JPH06112027A (ja) 高特性磁石材料の製造方法
JP3299000B2 (ja) R−Fe−B系永久磁石用原料粉末の製造方法及び原料粉末調整用合金粉末
JPH0477066B2 (ja)
JP2886378B2 (ja) R−Fe−B系永久磁石用原料粉末の製造方法
JP4802927B2 (ja) 希土類焼結磁石及びその製造方法
JP3151088B2 (ja) R−Fe−B系永久磁石用原料粉末の製造方法及び原料粉末調整用合金粉末
JP4645336B2 (ja) 希土類焼結磁石及びその製造方法
JP2986598B2 (ja) R−Fe−B系永久磁石用原料粉末の製造方法
JPH0750646B2 (ja) 希土類・ボロン・鉄系磁気異方性永久磁石用合金粉末

Legal Events

Date Code Title Description
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term