JPS621852Y2 - - Google Patents

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JPS621852Y2
JPS621852Y2 JP1981002970U JP297081U JPS621852Y2 JP S621852 Y2 JPS621852 Y2 JP S621852Y2 JP 1981002970 U JP1981002970 U JP 1981002970U JP 297081 U JP297081 U JP 297081U JP S621852 Y2 JPS621852 Y2 JP S621852Y2
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rotary mower
lever
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operation lever
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【考案の詳細な説明】 本考案は小形農用トラクターの腹部にロータリ
ーモアーやレシプロモアー等を装着し、芝生等の
刈取りを専用に行なう農用トラクターの構造に関
する考案である。
芝生の刈高さは、オペレーターの意図に応じて
調整可能であることが必須条件であり、それにゴ
ルフ場等では何センチ何ミリの単位で刈高さを設
定することが必要である。腹部装着作業機の昇降
は上下操作レバーにて行なうが、刈高さの微調節
をこの上下操作レバーにて行なうことは不可能で
ある。
本考案においては、作業機の上昇は上下操作レ
バーの回動力により行ない、回動上限のセツトも
行なうが、下降は作業機の自重にまかせ、上下操
作レバーはそのセツトを解除するのみの役目と
し、作業機の下降下限の設定はベルクランクに係
合させた別の下限調整つまみにより数センチ、数
ミリ単位で精密に調整可能にしたものである。
本考案の目的は以上の如くであり、添付の図面
に示した実施例の構成に基づいて、本考案の構成
を説明すると。
第1図は農用トラクターの腹部にロータリーモ
アー等の作業機を装着した状態の全体側面図であ
る。
ロータリーモアー等は地表面に対し常に一定の
高さを保ち、芝生の刈高さを一定にする必要があ
るので農用トラクターの前部や、後部に装着する
よりは中央腹部に装着するのが適しているのであ
る。
又農用トラクターのうちでも小型のものにロー
タリーモアーを取付けるので、機体のバランスの
点からも腹部に装着するのが好ましいのである。
1はボンネツトであり、該ボンネツト1内にエ
ンジンを内蔵している。エンジンや後部のミツシ
ヨンケースA等は、機体の前後にわたつて設けら
れている機体フレーム2の内側に固設されてい
る。エンジンの前部にフロントPTOプーリーが
設けられており、該フロントPTOプーリーとベ
ベルギヤボツクス4をVベルトで連動し、動力を
ロータリーモアー5へ伝えている。3は前輪、7
は後輪、6はフエンダー、8はシート、16はス
テアリングハンドルである。
ロータリーモアー5は農用トラクターの中央の
腹部に2本のの斜交リンク14,15で吊下げら
れており、ベルクランク12により作業状態から
収納状態へ吊上げ可能に構成している。ベルクラ
ンク12は機体フレーム2部に設けた上下操作レ
バー9により上下操作を行なう。10はブレーキ
ペダルであり、11はブレーキペダルとも連動す
る駐車ブレーキレバーである。
第2図は本件考案の要部を示すミツシヨンケー
スA前部の側面図、第3図は同じく平面図であ
る。
上下操作レバー9の頂部にストツパーボタン9
aが突出しており、該ストツパーボタン9aの押
し込み操作により、連動杆9bを介してストツパ
ーピン9cが上下する。上下操作レバーの取付座
13に上下位置規制溝13a・13bが刻設され
ており、ストツパーピン9cが上限規制溝13a
に嵌入するまで上下操作レバーを回動するとロー
タリーモアーが上限位置となり、ストツパーピン
9cが下限規制溝13bに入るまで逆に回動する
と、上下操作レバー9の回動が規制されてロータ
リーモアーは下限調整つまみ24で設定された下
限まで下降する。
上下操作レバー9の先端にアーム板17が固設
され、該アーム板17にストツパーピン9cの上
下溝が設けられ、リンク18にてテコアーム19
に連結されている。テコアーム19はベルクラン
ク12やブレーキアーム43と共に枢支軸44上
に枢支されている。該枢支軸44は左右の2本の
機体フレーム2・2の間に渡架されている。テコ
アーム19の上端に係合突起19aがベルクラン
クの回動軌跡側に突設されており、上下操作レバ
ー9を後方へ回動操作すると、係合突起19aが
ベルクランク12の上端に係合し、ベルクランク
12を上方へ回動される。ベルクランク12の前
端孔12aには枢支ピン12cが取付けられ、ロ
ータリーモアー5側の吊上げリンク28に枢支さ
れている。ベルクランク12の後端孔12bは、
油圧シリンダー等によりベルクランクを回動する
際に使えるように設けてある。
第3図に示す如く、上下操作レバー9等の主要
リンク装置は機体の右側に設けられているが、図
示する上で第2図においては左側部分を省略して
示している。
テコアーム19、ベルクランク12も機体右側
に設けられており、機体の進行方向左側に設けら
れた略同一形状のベルクランク12′へは枢支筒
25にて連結し、右側のベルクランク12と同一
の動きをすべく構成している。
左側のベルクランク12′には特にピン12d
を突出し、ロータリーモアー5の下方への移動量
を規制している。
上下操作レバー9の回動力は、ロータリーモア
ー5を上げる場合にはテコアーム19の係合突起
により、直接にベルクランクに働くが、ロータリ
ーモアーを下げる力は重力によるものであり、テ
コアーム19が後退してもロータリーモアーは途
中の位置で止めることは可能である。又上下操作
レバー9のストツパーピン9cは上限規制溝13
aか下限規制溝13bのどちらかにしか位置し得
ない。
ゆえに上下操作レバー9は下限規制溝13bの
位置まで後退してしまうので、ベルクランク1
2′が途中で停まつて、ロータリーモアーを途中
の位置に固定することもできるのである。この操
作を下限調整つまみ24で行なう。
下限調整つまみ24の構造は第5図及び第8図
に示されている。下限調整つまみ24は機体フレ
ーム2から突出する取付体に嵌入されており、先
端に螺子部24aを刻設されている。該下限調整
つまみ24を回すと、螺子部24aに螺装された
長孔板42が上下し、該長孔板42の長孔42a
の位置により、長孔42aに嵌入係合したピン1
2dひいてはベルクランク12の下方へのそれ以
上の下降を阻止してしまう。
第5図においてベルクランク12・12′の先
端は吊上げリンク28の大径部付き長孔に嵌入し
ており、ロータリーモアー5を農用トラクターか
ら取外す際には、枢支ピン12cを大径部までも
つてゆく係合を外すべく構成している。故に上下
操作レバーは「上げ」か「下げ」かの2状態を択
ぶこととなり、下げ状態の位置は下限調整つまみ
24で調整可能に構成している。
第5図のアーム板17にはリンク40が連結さ
れており、上下操作アームとフロントPTOクラ
ツチとを連動させて、ロータリーモアーを下げる
とモアーが回転し、上げるとモアーが止まるよう
に構成している。
第4図はロータリーモアー5の支持駆動装置を
示す側面図である。
機体フレーム2の先端部にベベルギアボツクス
4を設け、ボンネツト1内のエンジンの前部にあ
りフロントPTOプーリーからプーリー37に伝
えられる回転を90度方向転換している。39はプ
ーリー37のベルトのテンシヨンブーリーであ
る。ギアボツクスの下部のプーリー55と、ロー
タリーモアー5の駆動プーリー35にVベルト3
4巻回し、ベルトテンシヨンプーリー38を接当
させている。ロータリーモアー5の下部にローラ
ー33,32を設け、後方に尾輪上下調節ハンド
ル30により解除も可能な尾輪31をもうけてい
る。
地表面に凹凸がある場合にはローラー32,3
3によりロータリーモアー5が前後左右に上下動
し、斜交したアーム15,14により、該揺動を
吸収している。斜交アーム14は前後回動自由な
アーム27により前端を枢支され、該アーム27
はブラケツト26により機体フレーム2に取付け
られている。斜交アーム15は後端をピン51に
よりブラケツト29及び機体フレーム2に取付け
られ、前端は長孔ブラケツト50を介してロータ
リーモアー5に取付けられている。ロータリーモ
アー5の地表面の凹凸による上昇時の斜交アーム
の伸長はアーム27及び長孔ブラケツト50によ
り吸収する。
吊上げリンク28は吊上げブラケツト36にピ
ンにて枢結されており、吊上げブラケツトの上端
が機体フレーム2に接当することにより、吊上げ
収納時の揺動を防いでいる。
第10図はベルクランク12・12′の平面
図、第11図は同じく右側面図、第12図は左側
面図、第15図は上下操作レバー9の取付座13
の平面図、第16図は側面図、第17図は側面図
である。
13aは上限規制溝、13bは下限規制溝、1
3cは上下操作レバーの枢支軸である。
第2図、第3図においてブレーキ系統の構成を
説明すると。
ブレーキペダル10を踏み込むことによりペダ
ルアーム10aが回動し、リンク21を介して第
7図、第9図に示すブレーキリンク装置のブレー
キアーム43を回動する。ブレーキアーム43の
支点はロータリーモアー5等の作業機を昇降する
ベルクランク12の枢支軸と同じ枢支軸44を利
用して、機体フレーム2・2の間に位置させてい
る。
又、第2図において駐車ブレーキアーム43a
の枢支点を枢支軸44の中心Dとすると、ブレー
キ装置Bのブレーキカムレバー52の枢支点Cと
ブレーキペダル10の枢支点Eとの略中間位置に
設け、かつ、ブレーキカムレバー52の枢支点C
と駐車ブレーキアーム43aの枢支点Dとの間に
ターンバツクル23aの付いたリンク23で連結
している。
駐車ブレーキレバー11の構造は第6図に示さ
れており、駐車ブレーキレバー支持体41のピン
41bに枢支されている。駐車ブレーキレバー支
持体は機体フレーム2上に固設され、前端に係合
突起41aを設け、後部に回動ストツパーピン4
1cを設けている。
駐車ブレーキレバー11の先端にストツプボタ
ン11aが設けられ、該ストツプボタン11aを
押すと、リンク11cを介して係合片11bの係
合突起41aに対する係合が解除されて駐車ブレ
ーキレバー11の回動が自由となる。係合片11
bの枢支された枢支ピン11dに長孔リンク22
が枢結され、長孔22aによりブレーキアーム4
3から突設された駐車ブレーキアーム43aの先
端のピン43bと枢結されている。この長孔22
aにより、駐車ブレーキレバー11をブレーキ
側、即ち上方へ回動するとブレーキペダル10が
同時に下方へ回動するが、逆に駐車ブレーキレバ
ー11が解除側、即ち下方へ回動した状態でブレ
ーキペダル10を踏み込んでも、駐車ブレーキレ
バーは回動しないという構造となつているのであ
る。20はブレーキペダル10を上方の踏み込み
前の位置に戻す為のスプリングである。
以上の如く本件考案は、上下操作レバー9の回
動によりロータリーモアー5を上下する構成にお
いて、上部格納状態における上昇上限の設定は、
上下操作レバー9の回動角により決定し、下降下
限の設定は機体フレーム2より上下方向に突出し
た下限調整つまみ24の螺子部24aにより、長
孔板42の長孔42aと上下動し、ロータリーモ
アー5側のピン12dと長孔42aとの係止位置
により調整可能としたので、次のような効果を奏
するものである。
第1に、下限調整つまみ24を回すことにより
螺子部24aを微調整することが可能であるの
で、芝生等の刈高さを数センチ、数ミリの単位
で、無段階に、かつ精密に設定することができ、
ゴルフ場等の使用に耐える精密刈り高さを得るこ
とが出来るのである。
第2に、農用トラクターの腹部に該作業機を装
着状態で出荷する場合においては、作業機を格納
上昇状態で、下限調整つまみでセツトロツクする
ことができるので、ストツパーピン9cへの負担
が軽減され、輸送時のシヨツクにより上下操作レ
バーのストツパーピン9cがせん断されて荷崩れ
を生じる恐れがなくなつたのである。
第3に、下限調整つまみ24と螺子部24aと
長孔板42の配置が上下方向であるので、従来の
実開昭54−145629号公報や実開昭54−65833号公
報に記載の技術の如く、下限調整装置の設定が横
方向の位置の決定により、てこリンクを介して拡
大された高さが設定されるのではないので、設定
値がそのまま、刈り高さの値となり、設定作業が
やりやすく、かつ精密に設定することができるの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は腹部にロータリーモアーを装着した農
用トラクターの全体側面図、第2図は農用トラク
ターのミツシヨンケース前部近辺の側面拡大図、
第3図は同じく平面図、第4図はロータリーモア
ーの装着状態を示す拡大側面図、第5図は下限調
整つまみ部近辺の側面図、第6A図は駐車ブレー
キレバー部の拡大側面図、第6B図は同じく後面
図、第7図は枢支軸44近辺のリンクを示す平面
断面図、第8図は下限調整つまみ24の後面断面
図、第9図はブレーキアーム部分の側面図、第1
0図はベルクランク装置の平面図、第11図は右
側面図、第12図は左側面図、第13図はブレー
キアームの側面図、第14図は同じく後面図、第
15図は上下操作レバーの取付座の平面図、第1
6図は同じく側面図、第17図は同じく側面図で
ある。 2……機体フレーム、5……ロータリーモア
ー、9……上下操作レバー、9c……ストツパー
ピン、12……ベルクランク、12d……ピン、
24……下限調整つまみ、42……長孔板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下操作レバー9の回動によりロータリーモア
    ー5を上下する構成において、上部格納状態にお
    ける上昇上限の設定は、上下操作レバー9の回動
    角により決定し、下降下限の設定は機体フレーム
    2より上下方向に突出した下限調整つまみ24の
    螺子部24aにより、長孔板42の長孔42aを
    上下動し、ロータリーモアー5側のピン12dと
    長孔42aとの係止位置により調整可能としたこ
    とを特徴とする農用トラクターの腹部装着作業機
    昇降装置。
JP1981002970U 1981-01-13 1981-01-13 Expired JPS621852Y2 (ja)

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JP1981002970U JPS621852Y2 (ja) 1981-01-13 1981-01-13

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JP1981002970U JPS621852Y2 (ja) 1981-01-13 1981-01-13

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Publication Number Publication Date
JPS57115811U JPS57115811U (ja) 1982-07-17
JPS621852Y2 true JPS621852Y2 (ja) 1987-01-17

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JP1981002970U Expired JPS621852Y2 (ja) 1981-01-13 1981-01-13

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2648171B2 (ja) * 1988-05-24 1997-08-27 株式会社クボタ 芝刈機のモーア高さ調節構造
JP6825511B2 (ja) * 2017-07-31 2021-02-03 井関農機株式会社 乗用芝刈機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5933230Y2 (ja) * 1977-10-19 1984-09-17 株式会社クボタ 作業機昇降機構
JPS5933212Y2 (ja) * 1978-03-30 1984-09-17 株式会社クボタ トラクタの作業機装着装置

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JPS57115811U (ja) 1982-07-17

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