JP3203053B2 - 歩行形移動農機における車輪上下調節装置 - Google Patents

歩行形移動農機における車輪上下調節装置

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JP3203053B2 JP17876692A JP17876692A JP3203053B2 JP 3203053 B2 JP3203053 B2 JP 3203053B2 JP 17876692 A JP17876692 A JP 17876692A JP 17876692 A JP17876692 A JP 17876692A JP 3203053 B2 JP3203053 B2 JP 3203053B2
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桑原  穣
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セイレイ工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【001】
【産業上の利用分野】本発明は、歩行形移動農機、例え
ばバインダーにおける車輪上下調節装置に関するもので
ある。
【002】
【従来の技術】この種の車輪上下調節装置として、実公
昭59−4856号「刈取収穫機」において、車輪ケー
スを横軸芯周りで上下揺動自在として該車輪ケースに支
持される走行車輪の上下位置を変更自在とする構成が開
示されている。
【003】
【発明が解決しようとする課題】上記の公知技術におい
ては、走行車輪の上下位置の変更にあたり、ハンドルを
持上げる必要があるとともに走行車輪の上下位置変更の
ための操作荷重が大であるため、老人婦女子には走行車
輪の上下位置変更が困難である問題点があった。よっ
て、本発明は、走行車輪の上下位置変更のための操作荷
重をより低減して老人婦女子にも走行車輪の上下位置変
更操作を容易にすることを課題とする。
【004】
【課題を解決するための手段】本願発明は、車輪ケース
の車軸寄りの上部と機体フレームとの間に装備した圧縮
ばねと、該圧縮ばねと平列的に装備され、互いに枢着し
た上部リンクと下部リンクとよりなる連結リンクと、車
輪ケース受け体に枢支した操作レバーと、前記連結リン
クと前記操作レバーの中間部との間に装備した連杆と、
上記操作レバーを複数の固定位置を選択して機体に係止
自在とするロック機構と、車輪上下調節装置を構成す
る。
【作用】車輪の上下位置の調節に際し、圧縮ばねのばね
荷重と連結リンクのリンク荷重との相殺で車輪上下調節
の操作荷重を軽減する。
【005】
【実施例】以下、本発明をバインダーに実施した場合を
示す実施例にもとづいて本発明を詳細に説明する。本願
発明の第1実施例を示す図1および図2を参照して、機
体フレーム14の先端部に刈取作業部18を装備し、機
体フレーム14の後端部にミッションケース13を装備
したバインダーにおいて、走行車輪11の車軸12を支
持するとともに走行車輪11への駆動力を伝達する車輪
ケース10を、ミッションケース13に第3軸20で枢
支して、走行車輪11を第3軸20を中心として上下揺
動自在とするとともに、機体フレーム14と車輪ケース
10との間に車輪上下調節装置1を装備することは、公
知のバインダーの車輪上下調節装置と同様である。な
お、図1において、16はハンドル杆、17はエンジン
である。
【006】本発明の車輪上下調節装置1は、圧縮ばね2
を、その一端を車輪ケース10の車軸寄りの上部に枢着
し他端を機体フレーム14に固定したばね受け2aに枢
着して、車輪ケース10と機体フレーム14との間に取
付けとともに、互いに枢着した上部リンク3Aと下部リ
ンク3Bとよりなる連結リンク3を前記圧縮ばね2と並
列的に取付けて、車輪上下調節の操作荷重を、圧縮ばね
2によるばね荷重と連結リンク3によるリンク荷重とで
負担する構造とする。ミッションケース13の側方にボ
ルト21を介してミッションケース13と一体化して設
けられている車輪ケース受け体19に、操作レバー6の
基部を枢支して、操作レバー6の先端の操作部を機体後
方より回動操作自在とし、前記操作レバー6の中間部と
前記連結リンク3における上部リンク3Aと下部リンク
3Bとの枢着点4との間に連杆5を取付けて、作業者が
機体後方より操作レバー6を回動操作することで、上部
リンク3Aと下部リンク3Bとの相互角度を変更して連
結リンク3の有効長を調整自在とする。なお、連結リン
クの短縮状態で、上記連結リンク3の上部リンク3A
を、機体フレーム14の下面14aと接当させて、機体
フレーム14の下面14aを、連結リンク3の屈曲角度
を規制するストッパとして機能させ、車輪上昇位置(走
行車輪11と機体フレーム14とを最短とする位置)を
規制する。なお、連杆5は、ターンバックル5aにより
その全長を調整することで、上記のストッパの作用位置
と操作レバー6の車輪上昇位置とを対応させる。
【007】つぎに、選択した車輪上下調節位置に操作レ
バー6を維持すべく、上記操作レバーを複数の固定位置
を選択して機体に係止自在とするロック機構7を設け
る。該ロック機構7は、実施例では、図3ないし図5を
参照して、車輪ケース受け体19の一部(水平上面)を
ガイド板8として複数の係止溝8bを有するガイド孔8
aを設け、くる。操作レバー6を前記ガイド孔7を貫通
させて係止溝8と係止自在とし、車輪ケース受け体19
の垂直面に、操作レバー6のロックピン7aに対応させ
て、複数個のロック孔7bを設け、付勢手段9により操
作レバー6をロック孔7b側へ付勢して、常時は、操作
レバー6のロックビン7aをいずれかのロック孔7bと
係止させて操作レバー6をロック状態に維持する構成と
する。車輪の上下位置の調節にあたっては、操作レバー
6を機体内方(図3を参照して、ロ方向)に移動させて
操作レバー6とガイド孔8aの係止溝8bとの係止、お
よび操作レバー6のロックビン7aとロック孔7bとの
係止を解き操作レバー6の回動を自由とする。そのの
ち、操作レバー6を前後方向に回動させることで、上部
リンク3Aおよび下部リンク3Bの屈曲角度を変更して
連結リンク3の有効長を変更することで車輪の上下位置
の調整を行ったのち、操作レバー6を側方位置(図3を
参照して、イ方向)として、操作レバー6をいずれかの
係止溝8と係止させるとともに、操作レバー6のロック
ビン7aをいずれかのロツク孔7bと係止させて操作レ
バー6を車輪ケース受け体19に固定して、操作レバー
6をロック状態に維持する。なお、操作レバー6のロッ
クビン7aをいずれかのロック孔7bと係止させること
で、操作レバー6をロック状態に維持できるので、ガイ
ド孔8aの係止溝8bを省いてもよいが、係止溝8bの
存在で操作レバー6のガイド孔8a内の移動に際しての
固定位置の選択時の位置決めが容易である。
【008】操作レバー6の回動による車輪の上下位置の
調節に際し、図7に示すごとく、圧縮ばね2のばね荷重
と連結リンク3のリンク荷重との相殺される。例えば、
操作レバー6を後方(作業者側)へ引くことにより、連
結リンク3は伸びて有効長を増大するが、連結リンク3
の伸張に伴って圧縮ばね2のばね荷重が低下するが、ば
ね荷重が低下に対応してリンク効率が上昇して、連結リ
ンク3で支える荷重は増加する。その結果、圧縮ばね2
のばね荷重と連結リンク3のリンク荷重との相殺で、車
輪上下調節の操作荷重を軽減し、一定の軽い操作荷重で
車輪上下調節ができる。なお、本発明は、車輪ケース1
0の一側に走行車輪を装備する一輪式、車輪ケース10
の両側に走行車輪を装備する二輪式のいずれの歩行形移
動農機にも適用できるものである。特に、一輪式の場合
には、車輪ケース10の上方に圧縮ばね2および連結リ
ンク3を装備することで、左右バランスが向上し走行安
定性が良い。また、二輪式の場合には、作業を行いなが
ら車輪上下位置の調節を行うことができる。
【009】次に、図6を参照して、本願発明の第2実施
例を説明する。上述の第1実施例では、連杆5を、前記
操作レバー6の中間部と、上部リンク3Aの下端部と下
部リンク3Bの上端部との枢着点との間にを装備した
が、第2実施例では、連杆5の連結リンク3側の端部
を、上部リンク3Aの中間部に枢着する点で相違する。
第2実施例は、第1実施例に比して、連杆5の連結リン
ク3との枢着点が操作レバー側となることで、枢着点の
移動ストロークおよび連杆5の上下振幅が縮小し、圧縮
ばね2の長さを小さくできる効果がある。また、第1実
施例および第2実施例において、圧縮ばね2を連結リン
ク3に対し機体前方側に設けても、本願発明の目的を達
成できるが、両実施例のごとく操作レバー側とすると、
圧縮ばね2の長さを小さくできる効果がある。
【010】
【発明の効果】本発明は、ばね荷重とリンク荷重との相
殺で車輪上下調節の操作荷重を軽減することで、婦女子
でも楽に車輪上下調節の操作を行うことができ、操作レ
バー6を片手で回動操作することで車輪の上下位置の調
節ができるので、走行安定性が高い、車輪上下調節のた
めの機構が簡単で安価で保守が容易である等の効果を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をバインダーに適用した実施例の車輪上
下調節装置の側面図。
【図2】同じく部分側面図。
【図3】ロック機構の側面図。
【図4】同じく正面図。本発明の車輪上下調節装置の作
用説明図。
【図5】同じく平面図。
【図6】本発明の第2実施例を示す、図2同様の部分側
面図
【図7】圧縮ばね2のばね荷重と連結リンク3のリンク
荷重および操作レバーの操作荷重の関係を示すグラフ。
【符号の説明】
1…車輪上下調節装置 2…圧縮ばね 3…連結リンク 6…操作レバー 7…ロック機構 10…車輪ケース 11…走行車輪ケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 51/06 A01D 34/26 A01D 67/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行車輪の車軸を支持するとともに走行車
    輪への駆動力を伝達する車輪ケースをミッションケース
    の下方に枢支して走行車輪を上下揺動自在とするととも
    に、機体フレームと車輪ケースとの間に車輪上下調節装
    置を装備した歩行形移動農機において、前記車輪上下調
    節装置は、 車輪ケースの車軸寄りの上部と機体フレームとの間に装
    備した圧縮ばねと、 該圧縮ばねと並列的に装備され、互いに枢着した上部リ
    ンクと下部リンクとよりなる連結リンクと、 機体に枢支した操作レバーと、 前記連結リンクと前記操作レバーの中間部との間に装備
    した連杆と、 上記操作レバーを複数の固定位置を選択して機体に係止
    自在とするロック機構と、 を含み、ばね荷重とリンク荷重との相殺で車輪上下調節
    の操作荷重を軽減することを特徴とする車輪上下調節装
    置。
  2. 【請求項2】上部リンクの下端部と下部リンクの上端部
    との枢着点と、前記操作レバーの中間部との間に連杆を
    装備したことを特徴とする請求項1に記載する歩行形移
    動農機における車輪上下調節装置。
  3. 【請求項3】上部リンクの中間部と、前記操作レバーの
    中間部との間に連杆を装備したことを特徴とする請求項
    1に記載する歩行形移動農機における車輪上下調節装
    置。
  4. 【請求項4】上記連結リンクの上部リンクを、連結リン
    クの短縮状態で機体フレームと接当させて、機体フレー
    ムを連結リンクの屈曲角度を規制するストッパとしたこ
    とを特徴とする請求項1に記載する歩行形移動農機にお
    ける車輪上下調節装置。
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