JP3131921B2 - 作業機付き車両の制御装置 - Google Patents

作業機付き車両の制御装置

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JP3131921B2
JP3131921B2 JP07288206A JP28820695A JP3131921B2 JP 3131921 B2 JP3131921 B2 JP 3131921B2 JP 07288206 A JP07288206 A JP 07288206A JP 28820695 A JP28820695 A JP 28820695A JP 3131921 B2 JP3131921 B2 JP 3131921B2
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  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Agricultural Machines (AREA)
  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、作業機付き車両
の制御装置に関し、特に、車両の走行駆動輪の制動装置
の制御に加えて、車両の走行装置における静油圧無段変
速装置(HST)、CVT(ベルト式無段変速機)、リ
ングコーン式無段変速機、トロイダル式無段変速機、摩
擦式無段変速機等の任意の無段変速機の制御、および車
両の後部に昇降自在に連結され、車両の動力により駆動
される作業機への動力伝達経路中に介在する動力取り出
し(PTO)クラッチの制御を行う作業機付き車両の制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の作業機付き車両としては、実公昭
59−33701号公報に記載されたトラクター回行時
の作業機制御装置がある。この作業機制御装置において
は、踏込操作によってトラクターの左右車輪を夫々独立
して制動する左右対のブレーキペダルが機体に設けられ
たブレーキ軸に枢着され、このブレーキペダルのいずれ
からも同時に足踏操作しうる位置に、トラクターに連結
牽引される作業機の昇降装置を上昇連動しかつ当該作業
機への動力伝達経路中に介在する動力取り出し(PT
O)クラッチを「断」に連動する足踏ペダルが設けられ
ている。この構成により、作業中畦際等においてトラク
ターを任意に回行する場合、手ではステアリングハンド
ルを操作し足ではブレーキ軸に枢着されたブレーキペダ
ルのうち回行変向側のブレーキペダルとこれの近傍の足
踏ペダルを同方向に踏み込むとき、機体は回行しながら
作業機は上昇すると共に、PTOクラッチを「断」に連
動して上昇する作業機の被動部の回転を停止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の作業機制御装置においては、トラクターの車輪制動
用のブレーキペダルと作業機の制御用の足踏ペダルとを
踏み込むと、トラクターは減速しながら作業機を上昇さ
せかつ作業機の被動部の回転を停止する。すなわち、ト
ラクタは、完全に停止するまでに若干の距離に亘って走
行し、その間作業機は上昇過程にあるので未耕地部分が
残ってしまう不具合があった。さらには、トラクターの
車輪制動用の機構と作業機制御用の機構とが個別に設け
られており、機構が複雑であると共に連動操作が煩雑で
あった。
【0004】本発明の目的は、上記問題点を解消し、車
両制動時に作業機が連動して上昇せず、非稼動位置(つ
まり未耕地部分が発生しない位置)に強制的に移動しな
い作業機付き車両を提供すると共に、ブレーキペダルの
踏み込みの単一の操作で車両の制動に加えて、変速機の
制御を行える作業機付き車両、ブレーキペダルの踏み込
み操作の単一の操作で車両の制動、変速機の制御および
作業機の制御を行える作業機付き車両を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、請求項1の作業機付き車両の制御装置は、動力取
り出しクラッチを介してエンジンから動力を取り出し、
この取り出された動力で作業機の作業部を駆動するよう
に構成された作業機付き車両の制御装置において、前記
車両の横方向に伸長するように前記車両に回転自在に取
り付けられており、ブレーキペダルの踏み込み操作と連
動して一の方向に回転するようにブレーキペダルに連結
された回転部材(45)と、制動装置が前記回転部材の
一の方向の回転に連動して作動するように前記回転部材
および前記制動装置を連結する第1の連結手段と、前記
動力取り出しクラッチが、前記回転部材の一の方向の回
転に連動して非係合となるように前記回転部材および前
記動力取り出しクラッチを連結する第2の連結手段とを
備えることを特徴とする。
【0006】請求項2の作業機付き車両の制御装置は、
請求項1の作業機付き車両の制御装置において、前記車
両が、変速装置を介して前記エンジンから動力を取り出
し、この取り出された動力で当該車両が走行するように
構成されており、前記変速装置が、前記回転部材の一の
方向の回転に連動してニュートラルとなるように前記回
転部材および前記変速装置を連結する第3の連結手段を
備えることを特徴とする。
【0007】請求項3の作業機付き車両の制御装置は、
変速装置を介してエンジンから動力を取り出し、この取
り出された動力で走行するように構成されており、動力
取り出しクラッチを介して前記エンジンから動力を取り
出し、この取り出された動力で作業機の作業部を駆動す
るように構成された作業機付き車両の制御装置におい
て、前記車両の横方向に伸長するように前記車両に回転
自在に取り付けられており、ブレーキペダルの踏み込み
操作と連動して一の方向に回転するようにブレーキペダ
ルに連結された回転部材と、制動装置が前記回転部材の
一の方向の回転に連動して作動するように前記回転部材
および前記制動装置を連結する第1の連結手段と、前記
動力取り出しクラッチが、前記回転部材の一の方向の回
転に連動して非係合となるように前記回転部材および前
記動力取り出しクラッチを連結する第2の連結手段と、
前記変速装置が、前記回転部材の一の方向の回転に連動
してニュートラルとなるように前記回転部材および前記
変速装置を連結する第3の連結手段とを備えることを特
徴とする。
【0008】請求項4の作業機付き車両の制御装置は、
請求項3の作業機付き車両の制御装置において、前記第
2の連結手段が、前記車両の横方向軸のまわりに回転自
在に前記車両に取り付けられていると共に、車両の後ろ
側および下方に伸長しており、かつ前記回転部材の一の
方向の回転と連動して回転する第1のアームと、前記横
方向軸に関して前記車両の後ろ側において当該第1のア
ームに設けられており、前記横方向軸に同心的な円弧状
の長孔と、前記横方向軸のまわりに回転自在に前記車両
に取り付けられており、前記第1のアームに対してほぼ
水平に伸長している第2のアームと、前記第2のアーム
に固定された動力取り出しクラッチハンドルと、前記第
2のアームの一端に設けられており、前記長孔に係合す
るピンと、一端が前記第2のアームの他端に接続されて
いると共に、他端が前記動力取り出しクラッチに接続さ
れた接続部材とを備えることを特徴とする。
【0009】請求項1の作業機付き車両の制御装置によ
れば、回転部材がブレークペダルの操作と連動して一の
方向に回転し、この回転部材に、第1の連結手段を介し
て制動装置が連結されており、第2の連結手段を介して
動力取り出しクラッチが連結されているので、ブレーキ
の踏み込み操作の単一の操作で車両の制動と、作業機の
作業部の駆動制御とを同時に行うことができる。
【0010】請求項2の作業機付き車両の制御装置によ
れば、回転部材に、第3の連結手段を介して変速装置が
接続されているので、ブレーキの踏み込み操作の単一の
操作で車両の制動と、変速装置の制御とを同時に行うこ
とができる。
【0011】請求項3の作業機付き車両の制御装置によ
れば、回転部材がブレークペダルの操作と連動して一の
方向に回転し、この回転部材に、第1の連結手段を介し
て制動装置が連結されており、第2の連結手段を介して
動力取り出しクラッチが連結され、第3の連結手段を介
して変速装置が連結されているので、ブレーキの踏み込
み操作の単一の操作で車両の制動と、変速装置の制御及
び作業機の作業部の駆動制御とを同時に行うことができ
る。
【0012】請求項4の作業機付き車両の制御装置によ
れば、第2の連結手段を簡単な構成で実現できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す好まし
い実施の形態を参照しながら詳述する。
【0014】図1は、本発明の実施の形態に係る作業機
付き車両の側面図であり、図2は、本発明の実施の形態
に係る作業機付き車両の平面図である。図3は、図2の
車両の要部の平面図である。
【0015】車両1は、車両1の長手方向に伸長するフ
レーム2aと、フレーム2aの後部に固定されており、
車両1の長手方向に伸長する左右一対のサイドフレーム
2b、2bと、車両1の横方向に伸長し、両サイドフレ
ーム2b、2bを互いに接続するクロスフレーム3a、
3b、3cとを含む車体フレームFを備える。クロスフ
レーム3aはフレーム2aおよびサイドフレーム2b、
2bの固定部近傍に、クロスフレーム3bはサイドフレ
ーム2bの中央部、クロスフレーム3cはサイドフレー
ム2bの後端に設けられている。車体フレームFには、
操舵輪としての左右一対の前輪Wf、Wfおよび走行駆
動輪としての左右一対の後輪Wr、Wrが適宜に取り付
けられている。
【0016】車体フレームFの前部には、フロアパネル
4、ハンドルポスト5およびシートベース6が設けられ
ている。シートベース6の上には乗員が座乗するシート
7が設けられている。ハンドルポスト5の上部には左右
の前輪Wf、Wfを操舵するためのステアリングハンド
ル8が設けられている。ステアリングハンドル8は丸ハ
ンドル、バーハンドル、矩形ハンドル、レバーハンドル
等任意のものでよい。
【0017】シートベース6の右側において車体フレー
ムFの上には、操作パネル9が設けられている。操作パ
ネル9には、後述する静油圧式無段変速機(HST)M
用のHST操作レバー98と、後述する作業機の昇降用
ボタン10が設けられている。HSTに代えて、CVT
(ベルト式無段変速機)、リングコーン式無段変速機、
トロイダル式無段変速機、摩擦式無段変速機等の任意の
無段変速機を採用することができる。
【0018】シートベース6の左側において車体フレー
ムFの上には、後述する作業機への動力伝達経路中に介
在するPTO(動力取り出し)クラッチCLをON/O
FFするためのPTOクラッチレバー72が設けられて
いる。
【0019】車体フレームFの後部上面には単気筒4サ
イクルエンジンEが、そのクランク軸11が車両1の横
方向に伸長し、かつシリンダ12が後方斜め上方に向く
ように搭載されている。エンジンEの上部には、燃料タ
ンク13、エアクリーナ14およびマフラー15が載せ
られている。エンジンEの下方において車体クレームF
の下部には、エンジンEの駆動力を油圧に変換して左右
の後輪Wr、Wrを駆動するトランスミッション付きの
静油圧式無段変速装置(HST)Mが搭載されている。
無段変速機Mは、左右の後輪Wr、Wrの回転数を独立
に制御する。車体フレームFの後端にはエンジンEによ
り駆動されるロータリ作業機Rが連結されている。
【0020】最後部のクロスフレーム3cから後方に突
出したブラケット21に車両1の横方向に延びる作業機
昇降軸22が回転自在に支持されている。エンジンEの
クランク軸11にはプーリ23が設けられおり、作業機
昇降軸22にはプーリ24が設けられている。プーリ2
3とプーリ24とは無端ベルト25を介して接続されて
いる。この無端ベルト25のテンションの調整はPTO
クラッチCLによって行われる。
【0021】作業機昇降軸22に上下揺動自在に枢支さ
れた前部チェーンケース29の後端に中間筒30を介し
て後部チェーンケース31が連結されており、これら前
部チェーンケース29、中間筒30および後部チェーン
ケース31を含むロータリ作業機Rは前記ブラケット2
1との間に装着された昇降シリンダ32により昇降駆動
される。すなわち、作業機昇降軸22にブラケット33
が夫々上下揺動自在に枢支されており、ブラケット33
は後部チェーンケース31に連結されている。また、ブ
ラケット33とブラケット21との間には昇降シリンダ
32が連結されている。従って、昇降シリンダ32でブ
ラケット33を上方に揺動させると、ブラケット33は
作業機Rと共に上方に揺動する。また、昇降シリンダ3
2が作動しなくとも、地面からの反力で作業機Rは作業
機昇降軸22のまわりに上方に自由に揺動することがで
きる。
【0022】後部チェーンケース31の後端に設けられ
た複数の耕耘刃38...は、前部チェーンケース2
9、中間筒30および後部チェーンケース31の内部に
収納された図示しないチェーン伝動機構により前記作業
機昇降軸22に接続されて回転駆動される。なお、図中
の符号39は耕耘刃38...のカバー、符号40は抵
抗棒、符号41は均平板である。耕耘刃38は同軸正逆
転耕耘機構(不記載)により正転耕耘刃と逆転耕耘刃と
で構成されている。
【0023】以下、図3、図4および図5を参照しなが
らブレーキペダル操作系BPの構成を説明する。図4は
ブレーキロッド軸筒45の斜視図である。図5はブレー
キペダル操作系BPおよびHST操作系の構成の説明図
である。
【0024】クロスフレーム3aの両端にはブラケット
44、44が固定されており、ブラケット44、44に
は回転部材としてのブレーキロッド軸筒45が回転自在
に取付られている。ブレーキロッド軸筒45は車両1の
横方向に伸長している。ブレーキロッド軸筒45には、
車両1の右側においてブレーキロッド軸筒45の右側端
から第1のレバー46、第2のレバー47、第3のレバ
ー48が固定されており、車両1の左側においてブレー
キロッドアーム45の左側端に第4のレバー49が固定
されている。各レバー46、47、48、49は図4に
示すように下方の適宜な方向に延びている。
【0025】図5(A)において、フレーム2aの前部
の右側部に下方に延びるブラケット50が固定されてい
る。ブラケット50には、互いに一体的なブレーキペダ
ルレバー51およびブレーキペダルアーム52が車両1
の横方向軸36のまわりに回転自在に取り付けられてい
る。ブレーキペダルレバー51およびブレーキブレーキ
ペダルアーム52は夫々ほぼ上方に向いている。ブレー
キペダルアーム52の上端にはブレーキペダル53が固
定されている。ブレーキベダルバー51の上端には引張
バネ54の一端が係止されており、引張バネ54の他端
は、ブラケット50の後方においてフレーム2aの右側
部に係止されている。これにより、ブレーキペダル53
は常に上方(OFF位置)に付勢されている。また、ブ
レーキペダルバー51の上端には、さらに、ブレーキペ
ダルロッド55の一端が車両1の横方向軸のまわりに回
転自在に取り付けられており、ブレーキペダルロッド5
5の他端は第3のレバー48に車両1の横方向軸のまわ
りに回転自在に取り付けられている。引張バネ54の作
用により、車両1の左側から見て(図5において)、ブ
レーキペダル53は時計回りに付勢されると共にブレー
キロッド軸筒45は反時計回りに付勢される。
【0026】以下、図5を参照しながらブレーキ操作系
Bの構成を説明する。
【0027】図5(A)および(B)において、前述の
ようにエンジンEの下部に設けられたトランスミッショ
ン付き静油圧式無段変速装置(HST)Mには適宜なブ
レーキが内蔵されており、このブレーキの入力軸に固定
されたブレーキレバー60を車両1の左側から見て(図
5において)時計まわりに回転することによりブレーキ
ONとなり、ブレーキレバー60を反時計まわりに回転
することによりブレーキOFFとなる。ブレーキレバー
60はほぼ上方に延びている。このブレーキレバー60
は引張バネ54の付勢力により、ブレーキロッド62に
固定されたピンおよびワッシャを介して図5において時
計回りに付勢されている。ブレーキレバー60の先端に
は車両1の長手方向に孔が設けられている。この孔にブ
レーキロッド62の一端が通されており、ブレーキロッ
ド62の他端はブレーキロッド軸筒45に固定された第
2のレバー47に車両1の横方向軸のまわりに回転自在
に連結されている。ブレーキロッド62の一端とブレー
キレバー60との間には緩衝用のバネ64が装着されて
いる。ブレーキ操作系Bは本発明の装置において第1の
連結手段を構成する。
【0028】このようなブレーキ操作系Bの構成による
作動を説明する。
【0029】ブレーキペダル53が踏み込まれたときブ
レーキペダルロッド55およびブレーキロッド62が車
両1の前方方向に引っ張られ、その引張力はバネ64を
介してブレーキレバー60に伝達し、ブレーキレバー6
0を反時計まわりに回転することによりブレーキONと
なる。バネ64は緩衝の役目をする。ブレーキペダル5
3の踏み込む力を解除すると、引張バネ54の引張力に
よりブレーキペダル53は押し上げられ、ブレーキペダ
ルロッド55およびブレーキロッド62が車両1の後ろ
方向に戻され、その結果、ブレーキレバー60が図5
(B)において引張バネ54の付勢力により、ブレーキ
ロッド62に固定されたピンおよびワッシャを介して時
計まわりに回転することによりブレーキOFFとなる。
【0030】以下、図6および図7を参照しながらPT
Oクラッチ操作系Pの構成を説明する。図6はPTOク
ラッチ操作系Pの構成の説明図であり、図7はPTOク
ラッチ操作系の部分分解斜視図である。
【0031】PTOクラッチCLは、車両1の左側にお
いてクロスフレーム3c上に固定されたブラケット26
と、車両1の横方向軸のまわりに回転自在にブラケット
26に取り付けられたアーム27と、アーム27の一端
に回転自在に設けられており、無端ベルト25に下面に
当接するテンションローラ28とからなる。
【0032】図6において、車両1の左側、フレーム3
a上の適宜な高さにおいて車体フレームFに固定された
適宜な車体構造70との間に所定間隔をあけてブラケッ
ト71が車体構造70に固定されている。図7におい
て、ブラケット71と車体構造70との対応位置に芯合
わせされた孔が夫々設けられてり、これらの孔にL字型
棒状のPTOクラッチハンドル72の一端である軸部7
2aが回転自在に挿通されている。クラッチハンドル7
2の他端は握り部72bを構成している。以下に説明す
る構成は、握り部72bが車両1の前方方向に向かって
倒されたときにPTOクラッチCLがONとなり、握り
部72bが車両1の上方に向かって起こされたときにP
TOクラッチCLがOFFとなるように設定される。
【0033】車体構造70の内部におけるクラッチハン
ドル72の軸部72aの先端には、クラッチレバー73
がそのほぼ中央部で固定されている。クラッチハンドル
72とクラッチレバー73とは、クラッチハンドル72
の握り部72bが前方に倒された状態のときにクラッチ
レバー73が概ね車両1の長手方向に伸長するような回
転位置関係で固定されている。以下の構成の説明では、
便宜上クラッチハンドル72の握り部72bが前方に倒
された状態を想定して説明する。
【0034】クラッチレバー73の前方端にはワイヤ7
4の一端が固定されており、ワイヤ74の他端は緩衝用
のバネ75を介して前述のPTOクラッチCLのアーム
27の他端に接続されている。ワイヤ74は、適宜に車
両1の車体構造70に固定された案内チューブ76に通
されている。また、クラッチレバー73の前方端と、ク
ラッチハンドル72の軸部72bの後方斜め下の車体構
造70の部位との間に引張バネ77が取り付けられてい
る。
【0035】車体構造70とブラケット71との間にお
いて軸部72aにはクラッチアーム78が回転自在に挿
通されている。クラッチアーム78は軸部72aから後
方および下方に延びている。クラッチアーム78の下端
と、前述のブレーキロッド軸筒45に取り付けられた第
4のレバー49の下端とはクラッチロッド82によって
夫々車両1の横方向軸のまわりに回転自在に連結されて
いる。
【0036】このような構成により、ブレーキペダル5
3を踏み込むとブレーキペダルロッド55およびクラッ
チロッド82が車両1の前方方向に移動し、クラッチア
ーム78は、車両1の左側から見て(図6において)時
計まわりに回転してA回転位置に達し、また、ブレーキ
ペタル53の踏み込み力を解除すると、引張バネ54の
作用によりブレーキペダルロッド55およクラッチロッ
ド82が車両1の後ろ方向に移動し、クラッチアーム7
8は、車両1の左側方から見て(図6において)反時計
まわりに回転してB回転位置に達する。
【0037】アーム78には、軸部72bに同心円弧状
の長孔79が設けられている。また、この長孔79の対
向部位において車体構造70にも同様に軸部72bに同
心円弧状の長孔80が設けられている。一方、クラッチ
レバー73の後方端には突起81が設けられており、こ
の突起81は、前述の長孔80および79に係合してい
る。
【0038】長孔79の長さの範囲は、アーム78が前
述のB回転位置にある場合に、クラッチレバー73がP
TOクラッチON時で前方に倒れた状態になったときに
クラッチレバー73の突起81が執り得る最高位置か
ら、クラッチレバー73がPTOクラッチOFF時で上
方に起こされた状態になったときにクラッチレバー73
の突起81が執り得る最低位置までである。PTOクラ
ッチ操作系Pは本発明の装置における第2の連結手段を
構成する。
【0039】このようなPTOクラッチ操作系Pの構成
による作動を説明する。
【0040】まず、ブレーキペダル53がOFFのと
き、引張バネ54の作用でクラッチアーム78がB回転
位置にある。このとき、クラッチハンドル72は、PT
OクラッチON位置にもPTOクラッチOFF位置にも
任意に位置することができる。ただし、クラッチハンド
ル72がPTOクラッチON位置からPTOクラッチO
FF位置に回転する際に引張バネ77による思案点を通
過するので、引張バネ77の張力によりクラッチハンド
ル72はPTOクラッチOFF位置に安定的に保持され
る。クラッチハンドル72がPTOクラッチOFF位置
からPTOクラッチON位置に回転する際にも同様にク
ラッチハンドル72はPTOクラッチON位置に安定的
に保持される。
【0041】また、ブレーキペダル53がONのとき、
ブレーキペダル53の踏み込み力によりブレーキペダル
ロッド55およびPTOロッド82が車両1の前方方向
に移動し、アーム78はB回転位置からA回転位置に時
計回りに回転する。このとき、クラッチハンドル72が
PTOクラッチON位置にあれば、クラッチアーム78
の時計回りの回転と共に、長孔79内の最高位に位置す
る突起81が時計回りに回転してクラッチレバー73、
すなわちクラッチハンドル72を時計回りに回転させ
る。これにより、クラッチハンドル72は引張バネ77
による思案点を通過し、引張バネ77の引張力により突
起81が車体構造70の長孔80の下端に当接する位
置、すなわちPTOクラッチOFF位置まで回転する。
従って、ブレーキペダル53を踏み込むと、自動的にク
ラッチハンドル72がPTOクラッチON位置からPT
OクラッチOFF位置に移動する。
【0042】なお、上記のようなクラッチハンドル72
のPTOクラッチON位置およびPTOクラッチOFF
位置間の移動は、その移動に相応してワイヤ74を介し
てPTOクラッチCLの作動を制御し、さらにPTOク
ラッチCLの作動は、その作動に応じて前述のロータリ
作動機Rを昇降させることはいうまでもない。
【0043】以下、図5および図8を参照しながらHS
Tリターン操作系HSの構造を説明する。図8は、HS
Tリターン操作系HSの部分分解斜視図である。
【0044】図2、図3、図5において、車両1の右
側、操作パネル9の近傍において車体構造70設けられ
た孔に、車両1の横方向に伸長する回転軸91が回転自
在に取り付けられており、この回転軸91に略扇型状平
板のアーム92が固定されている。さらに回転軸91の
下方において車体構造70に設けられた孔に、車両1の
横方向に伸長する回転軸94が回転自在に取り付けられ
ており、この回転軸94に平板状のアーム93が固定さ
れている。
【0045】車体構造70の外側方向において略扇型平
板のアーム92の要(かなめ)部にはアーム92の表面
に平行にかつ間隔をあけてピン95がブラケット96、
96により取り付けられている(図8)。ピン95に
は、上方に伸長する静油圧無段変速機(HST)操作レ
バー98がピン95のまわりに回転自在に取り付けられ
ている。HST操作レバー98はバネより車体構造70
の内側に向かって付勢されている。
【0046】HST操作レバー98の上端には握り部が
設けられている。以下に説明する構成は、HST操作レ
バー98が車両1の前方方向に倒されたときにHSTが
前進作動を行う前進位置となり、HST操作レバー98
が車両1の上方に向かって起こされたときにHSTがニ
ュートラルにあるニュートラル位置となり、HST操作
レバー98が車両1の後ろ方向に倒されたときにHST
が後進作動を行う後進位置となるように設定される。ア
ーム92の扇部における外側上端にはブラケット99が
設けられており、ブラケット99と図示しないHSTの
操作端とはロッド100により連結されている(図
3)。これにより、上記のようなHST操作レバー98
の前進位置、ニュートラル位置、後進位置間の移動は、
その移動に相応してロッド100を介してHSTを作動
させる。
【0047】HST操作レバー98とアーム92とは、
HST操作レバー98が前方に倒された状態のときにア
ーム92の扇部が車両1の前方下方に向くような回転位
置関係で固定されている。以下の構成の説明では、便宜
上HSTリターンレバー98が前方に倒された状態でを
想定して説明する。
【0048】アーム93は前方下がりの斜め方向に伸長
している。アーム93の上端と、ブレーキロッド軸筒4
5に固定された第1のレバー46の先端とは夫々車両1
の横方向軸のまわりに回転自在にリターンロッド101
によって連結されている。リターンロッド101には、
それ自体の長さを調節するためのターンバックル機構1
02が設けられている。また、アーム93の下端には孔
103が設けられている(図8)。また、アーム93の
上端には、アーム92の扇部の側面に当接するピン10
4が固定されている。
【0049】アーム92には、回転軸91に同心円弧状
の長孔105が設けられている。アーム92とアーム9
3とは、一端に、アーム93の下端の孔103に係合す
るピン107を有すると共に、他端に長孔105に係合
するピン108を有するロッド109にを介して連結さ
れている。HST操作系HSは本発明の装置にける第3
の連結手段を構成する。
【0050】このようなHSTリターン操作系の構成に
よる作動を説明する。
【0051】なお、長孔105の長さの範囲、リターン
ロッド101の長さおよびロッド109の長さは、以下
の関係を満たすように設定される。
【0052】ブレーキペダル53がOFFの場合、引張
バネ54の引張力によりブレーキペダルロッド55およ
びリターンロッド101が車両1の後ろ方向に移動し、
アーム93は、車両1の左側から見て(図5におい
て)、時計まわりに回転してC回転位置にある。HST
操作レバー98は、アーム92の扇部の下方側部がピン
104に当接して前進位置(D回転位置)に達するまで
前方に倒すことができ、逆に、長孔105の下端がピン
108に当接して後進位置(E回転位置)に達するまで
起こすことができる。
【0053】HSTリターンレバー98をニュートラル
位置さらに後進位置に移動する場合は、ニュートラル位
置でバネの付勢力に抗してHST操作レバー98を外側
に倒して操作パネルにおけるレバー移動案内スリット3
7の後進側にシフトした上でHST操作レバー98を後
進位置に移動する(図2)。
【0054】ブレーキペダル53が踏み込まれた場合、
ブレーキペダル53の踏み込み力により、ブレーキペダ
ルロッド55およびリターンロッド101が車両1の前
方方向に移動し、アーム93が反時計回りに回転してC
回転位置からF回転位置に移動する。アーム92はピン
104に押し上げられて時計まわりに回転しD回転位置
からG回転位置に移動する。一方、ロッド109、すな
わちピン108はアーム93の反時計まわりの回転によ
り下降する。従って、アーム92は、ピン108が長孔
105の下端に当接してG回転位置で時計まわりの回転
移動が阻止される。この時、アーム92は反時計まわり
にはピン104で回転を阻止されるので、ピン104と
ピン108とによりアーム92が挟まれた状態になり、
HSTリターンレバー98はニュートラル位置で確実に
位置決めされる。
【0055】以上の作動により、ブレーキペダル53を
踏み込むと、自動的にHSTリターンレバー98が前進
位置からニュートラルに移動する。
【0056】なお、上記のようなHSTリターンレバー
98の前進位置、ニュートラル位置、後進位置間の移動
は、その移動に相応してロッド100を介してHSTを
作動させるのは言うまでもない。
【0057】以下、図9を参照しながらPTOクラッチ
操作系Pの変形例を説明する。図9はPTOクラッチ操
作系Pの変形例の部分分解斜視図である。
【0058】本変形例では、上述の実施の形態における
ブレーキペダル操作系BP、ブレーキ操作系B、および
PTOクラッチ操作系Pに代えて、以下の構成が設けら
れる。その他の構成は基本的に上述の実施の形態と同じ
である。以下の説明においては、上述の実施の形態と同
じ構成要素には図面中の同じ符号を使用するが、一部異
なる構成要素には上述の実施の形態における構成要素の
図面中の符号に100を加えた符号を使用する。本変形
例特有の構成要素には200番台の符号を使用する。
【0059】図9において、PTOクラッチハンドル1
72がハンドルポスト5の左側において車体構造70に
車両1の横方向の軸200のまわりに回転自在に設けら
れている。クラッチハンドル172の上端は握り部を構
成する。クラッチハンドル172が車両1の前方方向に
倒されたときはPTOクラッチON位置であり、クラッ
チハンドル172が車両1の後ろ方向に倒されたときは
PTOクラッチOFF位置である。以下の本変形例の構
成の説明は、クラッチハンドル172が便宜上PTOク
ラッチON位置にあるとして説明する。
【0060】クラッチハンドル172の下端は、クラッ
チハンドル172に関して車両1の後ろ方向側における
車体構造70と引張バネ212によって接続されてい
る。これにより、クラッチハンドル172は常にPTO
クラッチON位置側に付勢されている。
【0061】車両1の左側のクロスフレーム3aの上方
において車体構造70にはブラケット201が固定され
ており、このブラケット201には、垂直方向に延びる
軸202が回転自在に取り付けられている。
【0062】ブラケット201の下方において軸202
の下端にはアーム203が固定されている。アーム20
3は車両1の内側後方に延びている。クラッチハンドル
172の下端にはロッド204の一端が車両1の横方向
軸のまわりに回転自在に連結されており、ロッド204
の他端はアーム203の先端に鉛直軸のまわりに回転自
在に連結されている。
【0063】ブラケット201の上方において軸202
の上端には、アーム205が固定されていると共にアー
ム205の下側においてアーム206が軸202に対し
て回転自在に取り付けられている。アーム205は車両
1の内側前方に延びており、アーム206は車両1の内
側横方向に延びている。ブラケット201とアーム20
6の間において軸202にはバネ207が外装されてい
る。バネ207は一端がブラケット201に係止されて
いると共に他端がアーム206に係止されている。バネ
207は、アーム206を車両1の上方から見て時計ま
わりに付勢する。また、アーム205のアーム206側
の側部にアーム206に当接し得る垂下部208が設け
られている。これにより、アーム205の先端にはワイ
ヤ74の一端が固定されており、ワイヤ74の他端は緩
衝用のバネ75を介してPTOクラッチCLのアーム2
7の他端に接続されている。ワイヤ74は、適宜に車両
1の車体構造70に固定された案内チューブ76に通さ
れている。アーム206の先端はバネ75の引張力を受
けている。
【0064】アーム206の先端にはワイヤ210の一
端が固定されており、ワイヤ210の他端はブレーキペ
ダルレバー51の上端に接続されている。ワイヤ210
は、適宜に車両1の車体構造70に固定された案内チュ
ーブ211に通されている。アーム206は、バネ20
7の作用により車両1の上から見て時計まわりの付勢力
を受けている。
【0065】このようなPTOクラッチ操作系Pの変形
例の構成による作動を以下に説明する。なお、上記のよ
うなアーム203、アーム205、およびアーム205
の垂下部208における車両1の上から見た回転角度位
置は、以下の関係を満たすように設定される。
【0066】図9は、クラッチハンドル172がPTO
クラッチON位置にあると共にブレーキペダル53がO
FFにある状態を示しており、このとき、引張バネ54
の作用でブレーキペダルバー51は車両1の横方向から
見て時計回りに回転した位置にあり、アーム206はバ
ネ207の付勢力で車両1の上から見て時計回りに付勢
されている。
【0067】このように、ブレーキペダル53がOFF
のとき、バネ207の作用でアーム206は図9に示す
位置にある。このとき、クラッチハンドル172は、P
TOクラッチON位置にもPTOクラッチOFF位置に
も任意に位置することができる。ただし、クラッチハン
ドル172がPTOクラッチON位置からPTOクラッ
チOFF位置に回転する際に引張バネ212による思案
点を通過するので引張バネ212の張力によりクラッチ
ハンドル172はPTOクラッチOFF位置に安定的に
保持される。クラッチハンドル172がPTOクラッチ
OFF位置からPTOクラッチON位置に回転する際に
も同様にクラッチハンドル172はPTOクラッチON
位置に安定的に保持される。
【0068】一方、ブレーキペダル53がONのとき、
ブレーキペダル53の踏み込み力によりワイヤ210を
介してアーム206を車両1の上から見て反時計回りに
回転させる。このとき、クラッチハンドル172でPT
OクラッチON位置にセットしたアーム205は垂下部
208を介して上記反時計回りに回転するので、ロッド
204が車両1の前方に移動してクラッチハンドル17
2をPTOクラッチON位置からPTOクラッチOFF
位置に向かって回転させる。これにより、クラッチハン
ドル172はバネ212による思案点を通過し、バネ2
12の引張力によりPTOクラッチOFF位置まで回転
する。
【0069】従って、ブレーキペダル53を踏み込む
と、自動的にクラッチハンドル172がPTOクラッチ
ON位置からPTOクラッチOFF位置に移動する。
【0070】なお、上記のようなクラッチハンドル17
2のPTOクラッチON位置およびPTOクラッチOF
F位置間の移動は、その移動に相応してワイヤ74を介
してPTOクラッチCLの作動を制御し、さらにPTO
クラッチCLの作動はその作動に応じて前述のロータリ
作動機Rの駆動を断続させることは言うまでもない。
【0071】以上、本発明の実施の形態を詳述したが、
本発明は前述の実施の形態に限定されるものではなく、
種々の設計変更を行うことが可能である。
【0072】上記実施の形態は、乗用管理機や歩行型耕
耘機に適用できる。
【0073】例えば、上記実施の形態では4輪車両を例
示したが、本発明は操舵輪が1輪の3輪車両、前輪W
f、Wfが走行駆動輪であり、後輪Wr、Wrが操舵輪
である4輪車両、走行駆動輪がクローラである車両に対
しても適用することができる。
【0074】また、上記実施の形態では、無段変速機と
して静油圧式無段変速機(HST)を例示したが、HS
Tに代えて、CVT(ベルト式無段変速機)、リングコ
ーン式無段変速機、トロイダル式無段変速機、摩擦式無
段変速機等の任意の無段変速機を採用することができ
る。
【0075】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、請求項1
の作業機付き車両の制御装置によれば、回転部材がブレ
ークペダルの操作と連動して一の方向に回転し、この回
転部材に、第1の連結手段を介して制動装置が連結され
ており、第2の連結手段を介して動力取り出しクラッチ
が連結されているので、ブレーキの踏み込み操作の単一
の操作で車両の制動と、作業機の作業部の駆動制御とを
同時に行うことができる。
【0076】請求項2の作業機付き車両の制御装置によ
れば、回転部材に、第3の連結手段を介して変速装置が
接続されているので、ブレーキの踏み込み操作の単一の
操作で車両の制動と、変速装置の制御とを同時に行うこ
とができる。
【0077】請求項3の作業機付き車両の制御装置によ
れば、回転部材がブレークペダルの操作と連動して一の
方向に回転し、この回転部材に、第1の連結手段を介し
て制動装置が連結されており、第2の連結手段を介して
動力取り出しクラッチが連結され、第3の連結手段を介
して変速装置が連結されているので、ブレーキの踏み込
み操作の単一の操作で車両の制動と、変速装置の制御及
び作業機の作業部の駆動制御とを同時に行うことができ
る。
【0078】請求項4の作業機付き車両の制御装置によ
れば、第2の連結手段を簡単な構成で実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の形態に係る作業機付き車
両の側面図である。
【図2】図2は本発明の実施の形態に係る作業機付き車
両の平面図である。
【図3】図3は図2の装置の車両のお要部の平面図であ
る。
【図4】図4はブレーキロッド軸筒45の斜視図であ
る。
【図5】図5はブレーキペダル操作系BPおよびHST
操作系の構成の説明図である。
【図6】図6はPTOクラッチ操作系Pの構成の説明図
である。
【図7】図7はPTOクラッチ操作系の部分分解斜視図
である。
【図8】図8はHSTリターン操作系HSの部分分解斜
視図である。
【図9】図9はHSTリターン操作系Pの変形例の部分
分解斜視図である。
【符号の説明】
B ブレーキ操作系 BP ブレーキペダル操作系 CL PTOクラッチ E エンジン F フレーム HS HSTリターン操作系 M 静油圧式無断変速機(HST) P PTOクラッチ操作系 R ロータリ作業機 Wf 前輪 Wr 後輪 1 車両 2a、2b サイドフレーム 3a、3b、3c クロスフレーム 4 フロアパネル 5 ハンドルポスト 7 シート 9 操作パネル 45 ブレーキロッド軸筒 53 ブレーキペダル 60 ブレーキレバー 72、172 PTOクラッチハンドル 98 HST制御ハンドル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高野 昌克 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 北澤 俊幸 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 実開 昭56−89728(JP,U) 特公 昭47−19962(JP,B1) 実公 昭59−33701(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 17/28 - 17/36 A01B 71/02 B60K 23/02 B60K 41/24

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力取り出しクラッチを介してエンジン
    から動力を取り出し、この取り出された動力で作業機の
    作業部を駆動するように構成された作業機付き車両の制
    御装置において、前記車両の横方向に伸長するように前
    記車両に回転自在に取り付けられており、ブレーキペダ
    ルの踏み込み操作と連動して一の方向に回転するように
    ブレーキペダルに連結された回転部材(45)と、制動
    装置が前記回転部材の一の方向の回転に連動して作動す
    るように前記回転部材および前記制動装置を連結する第
    1の連結手段と、前記動力取り出しクラッチが、前記回
    転部材の一の方向の回転に連動して非係合となるように
    前記回転部材および前記動力取り出しクラッチを連結す
    る第2の連結手段とを備えることを特徴とする作業機付
    き車両の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記車両が、変速装置を介して前記エン
    ジンから動力を取り出し、この取り出された動力で当該
    車両が走行するように構成されており、前記変速装置
    が、前記回転部材の一の方向の回転に連動してニュート
    ラルとなるように前記回転部材および前記変速装置を連
    結する第3の連結手段を備えることを特徴とする作業機
    付き車両の制御装置。
  3. 【請求項3】 変速装置を介してエンジンから動力を取
    り出し、この取り出された動力で走行するように構成さ
    れており、動力取り出しクラッチを介して前記エンジン
    から動力を取り出し、この取り出された動力で作業機の
    作業部を駆動するように構成された作業機付き車両の制
    御装置において、前記車両の横方向に伸長するように前
    記車両に回転自在に取り付けられており、ブレーキペダ
    ルの踏み込み操作と連動して一の方向に回転するように
    ブレーキペダルに連結された回転部材(45)と、制動
    装置が前記回転部材の一の方向の回転に連動して作動す
    るように前記回転部材および前記制動装置を連結する第
    1の連結手段と、前記動力取り出しクラッチが、前記回
    転部材の一の方向の回転に連動して非係合となるように
    前記回転部材および前記動力取り出しクラッチを連結す
    る第2の連結手段と、前記変速装置が、前記回転部材の
    一の方向の回転に連動してニュートラルとなるように前
    記回転部材および前記変速装置を連結する第3の連結手
    段とを備えることを特徴とする作業機付き車両の制御装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第2の連結手段が、前記車両の横方
    向軸のまわりに回転自在に前記車両に取り付けられてい
    ると共に、車両の後ろ側および下方に伸長しており、か
    つ前記回転部材の一の方向の回転と連動して回転する第
    1のアーム(78)と、前記横方向軸に関して前記車両
    の後ろ側において当該第1のアームに設けられており、
    前記横方向軸に同心的な円弧状の長孔(79)と、前記
    横方向軸のまわりに回転自在に前記車両に取り付けられ
    ており、前記第1のアームに対してほぼ水平に伸長して
    いる第2のアーム(73)と、前記第2のアーム(7
    3)に固定された動力取り出しクラッチハンドル(7
    2)と、前記第2のアームの一端に設けられており、前
    記長孔に係合するピン(81)と、一端が前記第2のア
    ームの他端に接続されていると共に、他端が前記動力取
    り出しクラッチに接続された接続部材とを備えることを
    特徴とする請求項3に記載の作業機付き車両の制御装
    置。
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