JP3076913B2 - 農作業機の昇降装置 - Google Patents
農作業機の昇降装置Info
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Landscapes
- Transplanting Machines (AREA)
- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は例えば油圧シリンダ及びリンク機構を介して
走行車に植付部を昇降自在に装設する田植機などの農作
業機の昇降装置に関する。
走行車に植付部を昇降自在に装設する田植機などの農作
業機の昇降装置に関する。
「従来の技術」 従来、実開平1−94002号公報に示す如く、走行車に
リンク機構を介して作業機を昇降自在に装設させ、油圧
シリンダのピストンロッドを前記リンク機構に連結させ
ると共に、走行車に取付ける筒体に油圧シリンダを摺動
自在に貫挿させ、油圧シリンダ底部のバネ座と筒体側の
バネ受体の間で油圧シリンダ外周に緩衝バネを巻装さ
せ、油圧シリンダの持上げ荷重によって緩衝バネが圧縮
され、油圧シリンダに付加される緩衝を緩衝バネによっ
て吸収させる技術がある。
リンク機構を介して作業機を昇降自在に装設させ、油圧
シリンダのピストンロッドを前記リンク機構に連結させ
ると共に、走行車に取付ける筒体に油圧シリンダを摺動
自在に貫挿させ、油圧シリンダ底部のバネ座と筒体側の
バネ受体の間で油圧シリンダ外周に緩衝バネを巻装さ
せ、油圧シリンダの持上げ荷重によって緩衝バネが圧縮
され、油圧シリンダに付加される緩衝を緩衝バネによっ
て吸収させる技術がある。
「発明が解決しようとする課題」 前記従来技術は、油圧シリンダ底部にバネ座を溶接固
定させるから、バネ座の取付け加工コストの低減並びに
緩衝バネ組付け作業の簡略化を容易に図り得ないと共
に、緩衝バネが油圧シリンダ外周に接触し易い不具合が
あり、また緩衝バネと油圧シリンダの干渉を防ぐには、
油圧シリンダと緩衝バネの間に大きな空間を形成する大
形のバネ座が必要になる等の問題がある。
定させるから、バネ座の取付け加工コストの低減並びに
緩衝バネ組付け作業の簡略化を容易に図り得ないと共
に、緩衝バネが油圧シリンダ外周に接触し易い不具合が
あり、また緩衝バネと油圧シリンダの干渉を防ぐには、
油圧シリンダと緩衝バネの間に大きな空間を形成する大
形のバネ座が必要になる等の問題がある。
「課題を解決するための手段」 然るに、本発明は、走行車にリンク機構を介して作業
機を昇降自在に装設させ、油圧シリンダのピストンロッ
ドを前記リンク機構に連結させると共に、走行車に取付
ける筒体に油圧シリンダを摺動自在に貫挿させ、油圧シ
リンダ底部のバネ座と筒体側のバネ受体の間で油圧シリ
ンダ外周に緩衝バネを巻装させ、油圧シリンダの持上げ
荷重によって緩衝バネが圧縮される農作業機の昇降装置
において、前記油圧シリンダ底部外周溝にストッパリン
グを嵌着させ、前記バネ座をストッパリンクに係止させ
かつバネ座によってストッパリングを油圧シリンダに圧
着させると共に、前記筒体との当接によって緩衝バネの
圧縮を制限するストッパをバネ座に設けたことを特徴と
するものである。
機を昇降自在に装設させ、油圧シリンダのピストンロッ
ドを前記リンク機構に連結させると共に、走行車に取付
ける筒体に油圧シリンダを摺動自在に貫挿させ、油圧シ
リンダ底部のバネ座と筒体側のバネ受体の間で油圧シリ
ンダ外周に緩衝バネを巻装させ、油圧シリンダの持上げ
荷重によって緩衝バネが圧縮される農作業機の昇降装置
において、前記油圧シリンダ底部外周溝にストッパリン
グを嵌着させ、前記バネ座をストッパリンクに係止させ
かつバネ座によってストッパリングを油圧シリンダに圧
着させると共に、前記筒体との当接によって緩衝バネの
圧縮を制限するストッパをバネ座に設けたことを特徴と
するものである。
「作用」 従って、前記バネ座に油圧シリンダを貫挿させてスト
ッパリングを油圧シリンダに嵌着させる組付け作業によ
ってバネ座が油圧シリンダに連結され、かつストッパリ
ングが油圧シリンダから外れるのをバネ座によって阻止
されるから、バネ座の取付け加工コストの低減並びに緩
衝バネ組付け作業の簡略化などを容易に行い得ると共
に、筒体に当接させるストッパをバネ座に設けるから、
緩衝バネと油圧シリンダの間に前記ストッパを配置さ
せ、緩衝バネの圧縮を制限するストッパによって緩衝バ
ネが油圧シリンダに干渉するのを防止し得、油圧シリン
ダと緩衝バネの間に大きな干渉防止空間を形成する必要
がなく、油圧シリンダ取付け構造のコンパクト化並びに
緩衝機能の向上などを容易に図り得るものである。
ッパリングを油圧シリンダに嵌着させる組付け作業によ
ってバネ座が油圧シリンダに連結され、かつストッパリ
ングが油圧シリンダから外れるのをバネ座によって阻止
されるから、バネ座の取付け加工コストの低減並びに緩
衝バネ組付け作業の簡略化などを容易に行い得ると共
に、筒体に当接させるストッパをバネ座に設けるから、
緩衝バネと油圧シリンダの間に前記ストッパを配置さ
せ、緩衝バネの圧縮を制限するストッパによって緩衝バ
ネが油圧シリンダに干渉するのを防止し得、油圧シリン
ダと緩衝バネの間に大きな干渉防止空間を形成する必要
がなく、油圧シリンダ取付け構造のコンパクト化並びに
緩衝機能の向上などを容易に図り得るものである。
「実施例」 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。第
1図は昇降用油圧シリンダ部の平面説明図、第2図は乗
用田植機の側面図、第3図は同平面図を示し、図中
(1)は作業者が搭乗する走行車であり、エンジン
(2)を搭載する走行機体である車体フレーム(3)後
端をミッションケース(4)に連設させ、前記ミッショ
ンケース(4)の前方両側にフロントアクスルケース
(5)を介して水田走行用前輪(6)を支持させると共
に、前記ミッションケース(4)の後方両側に伝動ケー
ス(7)を介し水田走行用後輪(8)を支持させる。そ
して前記エンジン(2)を覆うボンネット(9)両側外
方に予備苗載台(10)を取付けると共に、ステップ(1
1)を形成する車体カバー(12)によって前記伝動ケー
ス(7)等を覆い、前記車体カバー(12)上部に運転席
(13)を取付け、その運転席(13)の前方で前記ボンネ
ット(9)後部に操向ハンドル(14)を設ける。
1図は昇降用油圧シリンダ部の平面説明図、第2図は乗
用田植機の側面図、第3図は同平面図を示し、図中
(1)は作業者が搭乗する走行車であり、エンジン
(2)を搭載する走行機体である車体フレーム(3)後
端をミッションケース(4)に連設させ、前記ミッショ
ンケース(4)の前方両側にフロントアクスルケース
(5)を介して水田走行用前輪(6)を支持させると共
に、前記ミッションケース(4)の後方両側に伝動ケー
ス(7)を介し水田走行用後輪(8)を支持させる。そ
して前記エンジン(2)を覆うボンネット(9)両側外
方に予備苗載台(10)を取付けると共に、ステップ(1
1)を形成する車体カバー(12)によって前記伝動ケー
ス(7)等を覆い、前記車体カバー(12)上部に運転席
(13)を取付け、その運転席(13)の前方で前記ボンネ
ット(9)後部に操向ハンドル(14)を設ける。
さらに、図中(15)は多条植え用の苗載台(16)並び
に複数の植付爪(17)…などを具有する農作業機である
植付部であり、前高後低の後傾式の苗載台(16)を案内
レール(18)及びガイドレール(19)を介して植付ケー
ス(20)に左右往復摺動自在に支持させると共に、一方
向に等速回転させるロータリケース(21)を前記植付ケ
ース(20)に支持させ、該ケース(21)の回転軸芯を中
心に対称位置に一対の植付爪ケース(22)(22)を配設
し、その爪ケース(22)先端に植付爪(17)を取付け
て、ロータリケース(21)の1回転で2本の植付爪(1
7)(17)を交互に移動させて2株の苗を植付けるよう
に構成している。
に複数の植付爪(17)…などを具有する農作業機である
植付部であり、前高後低の後傾式の苗載台(16)を案内
レール(18)及びガイドレール(19)を介して植付ケー
ス(20)に左右往復摺動自在に支持させると共に、一方
向に等速回転させるロータリケース(21)を前記植付ケ
ース(20)に支持させ、該ケース(21)の回転軸芯を中
心に対称位置に一対の植付爪ケース(22)(22)を配設
し、その爪ケース(22)先端に植付爪(17)を取付け
て、ロータリケース(21)の1回転で2本の植付爪(1
7)(17)を交互に移動させて2株の苗を植付けるよう
に構成している。
また前記植付ケース(20)の前側に回動支点軸(23)
を介して支持フレーム(24)を設け、トップリンク(2
5)及びロワーリンク(26)(26)を含む三点リンク機
構(27)を介して走行車(1)後側に支持フレーム(2
4)を連結させ、前記リンク機構(27)を介して植付部
(15)を昇降させる油圧シリンダ(28)を備え、前記前
後輪(6)(8)を走行駆動して略定速で移動すると同
時に、左右に往復摺動させる苗載台(16)から一株分の
苗を植付爪(17)によって取出し、連続的に苗植え作業
を行うように構成する。
を介して支持フレーム(24)を設け、トップリンク(2
5)及びロワーリンク(26)(26)を含む三点リンク機
構(27)を介して走行車(1)後側に支持フレーム(2
4)を連結させ、前記リンク機構(27)を介して植付部
(15)を昇降させる油圧シリンダ(28)を備え、前記前
後輪(6)(8)を走行駆動して略定速で移動すると同
時に、左右に往復摺動させる苗載台(16)から一株分の
苗を植付爪(17)によって取出し、連続的に苗植え作業
を行うように構成する。
また、図中(29)は走行変速レバー、(30)は植付昇
降レバー、(31)は植付け感度調節レバー、(32)は走
行クラッチペダル、(33)(33)は左右ブレーキペダ
ル、(34)…は田面均平用フロートであり、植付深さ調
節リンク(35)などを介して植付ケース(20)下側に前
記フロート(34)…を支持している。
降レバー、(31)は植付け感度調節レバー、(32)は走
行クラッチペダル、(33)(33)は左右ブレーキペダ
ル、(34)…は田面均平用フロートであり、植付深さ調
節リンク(35)などを介して植付ケース(20)下側に前
記フロート(34)…を支持している。
第4図乃至第6図に示す如く、前記油圧シリンダ(2
8)のピストンロッド(36)先端を枢着板(37)及びリ
フト軸(38)を介して左右リフトアーム(39)(39)と
左右リフトロッド(40)(40)に連結させるもので、前
記車体フレーム(3)後端上部間の門形フレーム(41)
に軸(42)(42)を介して前記ロワーリンク(26)(2
6)及びリフトアーム(39)(39)の各基端を揺動自在
に支持すると共に、前記支持フレーム(24)とロワーリ
ンク(26)(26)とをヒッチピン(43)を介して連結さ
せ、ロワーリンク(26)(26)中間と前記リフト軸(3
8)間に左右リフトロッド(40)(40)を張架させ、前
記ピストンロッド(36)の退入動作によってリフトアー
ム(39)(39)及びリフトロッド(40)(40)並びにリ
ンク機構(27)を介して植付部(15)を上昇させるよう
に構成している。
8)のピストンロッド(36)先端を枢着板(37)及びリ
フト軸(38)を介して左右リフトアーム(39)(39)と
左右リフトロッド(40)(40)に連結させるもので、前
記車体フレーム(3)後端上部間の門形フレーム(41)
に軸(42)(42)を介して前記ロワーリンク(26)(2
6)及びリフトアーム(39)(39)の各基端を揺動自在
に支持すると共に、前記支持フレーム(24)とロワーリ
ンク(26)(26)とをヒッチピン(43)を介して連結さ
せ、ロワーリンク(26)(26)中間と前記リフト軸(3
8)間に左右リフトロッド(40)(40)を張架させ、前
記ピストンロッド(36)の退入動作によってリフトアー
ム(39)(39)及びリフトロッド(40)(40)並びにリ
ンク機構(27)を介して植付部(15)を上昇させるよう
に構成している。
また、前記車体フレーム(3)に前端をまた門形フレ
ーム(41)の上端に後端を固定する前低後高状の左右内
側フレーム(44)(44)間に前記シリンダ(28)本体を
取付けるもので、前記シリンダ(28)の反ロッド側端部
にバネ座(45)を取付け、該バネ座(45)に圧縮形緩衝
バネ(46)を介しバネ受体(47)を対設させると共に、
前記シリンダ(28)本体を摺動自在に内挿させる筒体
(48)を備え、この筒体(48)の左右外側にバネ受体
(47)を介して左右支軸(49)(49)を一体固定させ、
前記内側フレーム(44)のU形係止具(50)に軸メタル
(51)を介して支軸(49)を軸支させ、内側フレーム
(44)上面にボルト(52)を介して抜出し防止具(53)
を固設させ、内側フレーム(44)に支軸(49)を回転自
在に支持させるもので、前記油圧シリンダ(28)を内側
フレーム(44)(44)に軸(49)(49)を中心として回
動自在に且つバネ(46)を介して弾力的に支持するよう
に構成している。
ーム(41)の上端に後端を固定する前低後高状の左右内
側フレーム(44)(44)間に前記シリンダ(28)本体を
取付けるもので、前記シリンダ(28)の反ロッド側端部
にバネ座(45)を取付け、該バネ座(45)に圧縮形緩衝
バネ(46)を介しバネ受体(47)を対設させると共に、
前記シリンダ(28)本体を摺動自在に内挿させる筒体
(48)を備え、この筒体(48)の左右外側にバネ受体
(47)を介して左右支軸(49)(49)を一体固定させ、
前記内側フレーム(44)のU形係止具(50)に軸メタル
(51)を介して支軸(49)を軸支させ、内側フレーム
(44)上面にボルト(52)を介して抜出し防止具(53)
を固設させ、内側フレーム(44)に支軸(49)を回転自
在に支持させるもので、前記油圧シリンダ(28)を内側
フレーム(44)(44)に軸(49)(49)を中心として回
動自在に且つバネ(46)を介して弾力的に支持するよう
に構成している。
さらに、第1図に示す如く、前記筒体(48)に油圧シ
リンダ(28)本体を摺動自在に内挿支持させ、油圧シリ
ンダ(28)を弾圧支持する前記緩衝バネ(46)を筒体
(46)の外側に巻装させると共に、油圧シリンダ(28)
の後側外周面にストッパリング(54)を固着させ、該ス
トッパリング(54)を介して前記シリンダ(28)本体外
側にバネ座(45)を係止支持する。一方、油圧シリンダ
(28)の前側外周面にストッパリング(55)を固着さ
せ、該ストッパリング(55)を筒体(48)の一端面側に
当接させ、バネ(46)伸び側のシリンダ(28)摺動を規
制すると共に、前記バネ座(45)にストッパ(56)を一
体形成し、該ストッパ(56)を筒体(48)の他端面側に
当接させ、バネ(46)縮み側のシリンダ(28)摺動を規
制するもので、ストッパリング(55)及びストッパ(5
6)の規制範囲内でバネ(46)を伸縮させ、植付部(1
5)を押下げる方向の力が作用したときにバネ(46)が
縮少すると共に、植付部(15)を持上げる方向の力が作
用したときにバネ(46)が伸張し、シリンダ(28)に負
荷される衝撃を緩和させるように構成している。
リンダ(28)本体を摺動自在に内挿支持させ、油圧シリ
ンダ(28)を弾圧支持する前記緩衝バネ(46)を筒体
(46)の外側に巻装させると共に、油圧シリンダ(28)
の後側外周面にストッパリング(54)を固着させ、該ス
トッパリング(54)を介して前記シリンダ(28)本体外
側にバネ座(45)を係止支持する。一方、油圧シリンダ
(28)の前側外周面にストッパリング(55)を固着さ
せ、該ストッパリング(55)を筒体(48)の一端面側に
当接させ、バネ(46)伸び側のシリンダ(28)摺動を規
制すると共に、前記バネ座(45)にストッパ(56)を一
体形成し、該ストッパ(56)を筒体(48)の他端面側に
当接させ、バネ(46)縮み側のシリンダ(28)摺動を規
制するもので、ストッパリング(55)及びストッパ(5
6)の規制範囲内でバネ(46)を伸縮させ、植付部(1
5)を押下げる方向の力が作用したときにバネ(46)が
縮少すると共に、植付部(15)を持上げる方向の力が作
用したときにバネ(46)が伸張し、シリンダ(28)に負
荷される衝撃を緩和させるように構成している。
上記から明らかなように、走行車(1)にリンク機構
(27)を介して作業機(15)を昇降自在に装設させ、油
圧シリンダ(28)のピストンロッド(36)を前記リンク
機構(27)に連結させると共に、走行車(1)に取付け
る筒体(48)に油圧シリンダ(28)を摺動自在に貫挿さ
せ、油圧シリンダ(28)底部のバネ座(45)と筒体(4
8)側のバネ受体(47)の間で油圧シリンダ(28)外周
に緩衝バネ(46)を巻装させ、油圧シリンダ(28)の持
上げ荷重によって緩衝バネ(46)が圧縮される農作業機
の昇降装置において、前記油圧シリンダ(28)底部外周
溝にストッパリング(54)を嵌着させ、前記バネ座(4
5)をストッパリング(54)に係止させかつバネ座(4
5)によってストッパリング(54)を油圧シリンダ(2
8)に圧着させると共に、前記筒体(48)との当接によ
って緩衝バネ(46)の圧縮を制限するストッパ(56)を
バネ座(45)に設けている。そして、前記バネ座(45)
に油圧シリンダ(28)を貫挿させてストッパリング(5
4)を油圧シリンダ(28)に嵌着させる組付け作業によ
ってバネ座(45)が油圧シリンダ(28)に連結され、か
つストッパリング(54)が油圧シリンダ(28)から外れ
るのをバネ座(45)によって阻止され、バネ座(45)の
取付け加工コストの低減並びに緩衝バネ(46)組付け作
業の簡略化などを行うと共に、筒体(48)に当接させる
ストッパ(56)をバネ座(45)に設け、緩衝バネ(46)
と油圧シリンダ(28)の間に前記ストッパ(56)を配置
させ、緩衝バネ(46)の圧縮を制限するストッパ(56)
によって緩衝バネ(46)が油圧シリンダ(28)に干渉す
るのを防止し、油圧シリンダ(28)と緩衝バネ(46)の
間に大きな干渉防止空間を形成する必要がなく、油圧シ
リンダ(28)取付け構造のコンパクト化並びに緩衝機能
の向上などを図るように構成している。
(27)を介して作業機(15)を昇降自在に装設させ、油
圧シリンダ(28)のピストンロッド(36)を前記リンク
機構(27)に連結させると共に、走行車(1)に取付け
る筒体(48)に油圧シリンダ(28)を摺動自在に貫挿さ
せ、油圧シリンダ(28)底部のバネ座(45)と筒体(4
8)側のバネ受体(47)の間で油圧シリンダ(28)外周
に緩衝バネ(46)を巻装させ、油圧シリンダ(28)の持
上げ荷重によって緩衝バネ(46)が圧縮される農作業機
の昇降装置において、前記油圧シリンダ(28)底部外周
溝にストッパリング(54)を嵌着させ、前記バネ座(4
5)をストッパリング(54)に係止させかつバネ座(4
5)によってストッパリング(54)を油圧シリンダ(2
8)に圧着させると共に、前記筒体(48)との当接によ
って緩衝バネ(46)の圧縮を制限するストッパ(56)を
バネ座(45)に設けている。そして、前記バネ座(45)
に油圧シリンダ(28)を貫挿させてストッパリング(5
4)を油圧シリンダ(28)に嵌着させる組付け作業によ
ってバネ座(45)が油圧シリンダ(28)に連結され、か
つストッパリング(54)が油圧シリンダ(28)から外れ
るのをバネ座(45)によって阻止され、バネ座(45)の
取付け加工コストの低減並びに緩衝バネ(46)組付け作
業の簡略化などを行うと共に、筒体(48)に当接させる
ストッパ(56)をバネ座(45)に設け、緩衝バネ(46)
と油圧シリンダ(28)の間に前記ストッパ(56)を配置
させ、緩衝バネ(46)の圧縮を制限するストッパ(56)
によって緩衝バネ(46)が油圧シリンダ(28)に干渉す
るのを防止し、油圧シリンダ(28)と緩衝バネ(46)の
間に大きな干渉防止空間を形成する必要がなく、油圧シ
リンダ(28)取付け構造のコンパクト化並びに緩衝機能
の向上などを図るように構成している。
さらに、第7図及び第8図に示す如く、前後輪(6)
(8)の上側を覆う左右の補助デッキ(57)(57)を車
体カバー(12)両側に配設させると共に、運転席(13)
の作業者が前輪(6)位置を確認する開孔(58)を前記
デッキ(57)前側に開設する。
(8)の上側を覆う左右の補助デッキ(57)(57)を車
体カバー(12)両側に配設させると共に、運転席(13)
の作業者が前輪(6)位置を確認する開孔(58)を前記
デッキ(57)前側に開設する。
また、前記デッキ(57)の下面で前後方向にメインパ
イプ(59)を延設させ、該パイプ(59)にステー(60)
(61)(62)を一体固定し、このステー(60)(61)
(62)にボルト(63)…を介して前記デッキ(57)を固
設させ、メインパイプ(59)にデッキ(57)を取付ける
と共に、予備苗載台(10)を取付ける支柱(64)を備
え、車体フレーム(3)に支柱(64)を立設させ、該支
柱(64)にブラケット(65)及びボルト(66)を介して
メインパイプ(59)前端を連結固定させる。
イプ(59)を延設させ、該パイプ(59)にステー(60)
(61)(62)を一体固定し、このステー(60)(61)
(62)にボルト(63)…を介して前記デッキ(57)を固
設させ、メインパイプ(59)にデッキ(57)を取付ける
と共に、予備苗載台(10)を取付ける支柱(64)を備
え、車体フレーム(3)に支柱(64)を立設させ、該支
柱(64)にブラケット(65)及びボルト(66)を介して
メインパイプ(59)前端を連結固定させる。
また、前記伝動ケース(7)に後パイプ(67)を立設
固定し、後パイプ(67)上端にメインパイプ(59)後端
を連結固定させ、この連結部に後部ガードパイプ(68)
を連設させると共に、メインパイプ(59)中間を水平パ
イプ(69)によって車体フレーム(3)に連結させ、各
パイプ(59)(69)の連結ブラケット(70)と斜後方下
方の伝動ケース(7)とを傾斜パイプ(71)によって連
結させ、またブラケット(70)近くの水平パイプ(69)
とメインパイプ(59)の間にステップパイプ(72)を連
結させ、該パイプ(72)にステップ(73)を取付けるも
ので、補助デッキ(57)の増設によって車体カバー(1
2)上面の作業場所を拡大し、苗載台(16)両側への予
備苗補給などを容易に行えるように構成している。
固定し、後パイプ(67)上端にメインパイプ(59)後端
を連結固定させ、この連結部に後部ガードパイプ(68)
を連設させると共に、メインパイプ(59)中間を水平パ
イプ(69)によって車体フレーム(3)に連結させ、各
パイプ(59)(69)の連結ブラケット(70)と斜後方下
方の伝動ケース(7)とを傾斜パイプ(71)によって連
結させ、またブラケット(70)近くの水平パイプ(69)
とメインパイプ(59)の間にステップパイプ(72)を連
結させ、該パイプ(72)にステップ(73)を取付けるも
ので、補助デッキ(57)の増設によって車体カバー(1
2)上面の作業場所を拡大し、苗載台(16)両側への予
備苗補給などを容易に行えるように構成している。
「発明の効果」 以上実施例から明らかなように本発明は、走行車
(1)にリンク機構(27)を介して作業機(15)を昇降
自在に装設させ、油圧シリンダ(28)のピストンロッド
(36)を前記リンク機構(27)に連結させると共に、走
行車(1)に取付ける筒体(48)に油圧シリンダ(28)
を摺動自在に貫挿させ、油圧シリンダ(28)底部のバネ
座(45)と筒体(48)側のバネ受体(47)の上で油圧シ
リンダ(28)外周に緩衝バネ(46)を巻装させ、油圧シ
リンダ(28)の持上げ荷重によって緩衝バネ(46)が圧
縮される農作業機の昇降装置において、前記油圧シリン
ダ(28)底部外周溝にストッパリング(54)を嵌着さ
せ、前記バネ座(45)をストッパリング(54)に係止さ
せかつバネ座(45)によってストッパリング(54)を油
圧シリンダ(28)に圧着させると共に、前記筒体(48)
との当接によって緩衝バネ(46)の圧縮を制限するスト
ッパ(56)をバネ座(45)に設けたもので、前記バネ座
(45)に油圧シリンダ(28)を貫挿させてストッパリン
グ(54)を油圧シリンダ(28)に嵌着させる組付け作業
によってバネ座(45)が油圧シリンダ(28)に連結さ
れ、かつストッパリング(54)が油圧シリンダ(28)か
ら外れるのをバネ座(45)によって阻止されるから、バ
ネ座(45)の取付け加工コストの低減並びに緩衝バネ
(46)組付け作業の簡略化などを容易に行うことができ
ると共に、筒体(48)に当接させるストッパ(56)をバ
ネ座(45)に設けるから、緩衝バネ(46)と油圧シリン
ダ(28)の間に前記ストッパ(56)を配置させ、緩衝バ
ネ(46)の圧縮を制限するストッパ(56)によって緩衝
バネ(46)が油圧シリンダ(28)に干渉するのを防止で
き、油圧シリンダ(28)と緩衝バネ(46)の間に大きな
干渉防止空間を形成する必要がなく、油圧シリンダ(2
8)取付け構造のコンパクト化並びに緩衝機能の向上な
どを容易に図ることができるものである。
(1)にリンク機構(27)を介して作業機(15)を昇降
自在に装設させ、油圧シリンダ(28)のピストンロッド
(36)を前記リンク機構(27)に連結させると共に、走
行車(1)に取付ける筒体(48)に油圧シリンダ(28)
を摺動自在に貫挿させ、油圧シリンダ(28)底部のバネ
座(45)と筒体(48)側のバネ受体(47)の上で油圧シ
リンダ(28)外周に緩衝バネ(46)を巻装させ、油圧シ
リンダ(28)の持上げ荷重によって緩衝バネ(46)が圧
縮される農作業機の昇降装置において、前記油圧シリン
ダ(28)底部外周溝にストッパリング(54)を嵌着さ
せ、前記バネ座(45)をストッパリング(54)に係止さ
せかつバネ座(45)によってストッパリング(54)を油
圧シリンダ(28)に圧着させると共に、前記筒体(48)
との当接によって緩衝バネ(46)の圧縮を制限するスト
ッパ(56)をバネ座(45)に設けたもので、前記バネ座
(45)に油圧シリンダ(28)を貫挿させてストッパリン
グ(54)を油圧シリンダ(28)に嵌着させる組付け作業
によってバネ座(45)が油圧シリンダ(28)に連結さ
れ、かつストッパリング(54)が油圧シリンダ(28)か
ら外れるのをバネ座(45)によって阻止されるから、バ
ネ座(45)の取付け加工コストの低減並びに緩衝バネ
(46)組付け作業の簡略化などを容易に行うことができ
ると共に、筒体(48)に当接させるストッパ(56)をバ
ネ座(45)に設けるから、緩衝バネ(46)と油圧シリン
ダ(28)の間に前記ストッパ(56)を配置させ、緩衝バ
ネ(46)の圧縮を制限するストッパ(56)によって緩衝
バネ(46)が油圧シリンダ(28)に干渉するのを防止で
き、油圧シリンダ(28)と緩衝バネ(46)の間に大きな
干渉防止空間を形成する必要がなく、油圧シリンダ(2
8)取付け構造のコンパクト化並びに緩衝機能の向上な
どを容易に図ることができるものである。
第1図は昇降用油圧シリンダ部の平面説明図、第2図は
乗用田植機の全体側面図、第3図は同平面図、第4図は
植付部の側面説明図、第5図は昇降用油圧シリンダ取付
部の側面図、第6図は同平面図、第7図は補助デッキ取
付部の平面図、第8図は同側面図である。 (3)……車体フレーム(走行機体) (15)……植付部(作業機) (27)……リンク機構 (28)……油圧シリンダ (46)……緩衝バネ (48)……筒体
乗用田植機の全体側面図、第3図は同平面図、第4図は
植付部の側面説明図、第5図は昇降用油圧シリンダ取付
部の側面図、第6図は同平面図、第7図は補助デッキ取
付部の平面図、第8図は同側面図である。 (3)……車体フレーム(走行機体) (15)……植付部(作業機) (27)……リンク機構 (28)……油圧シリンダ (46)……緩衝バネ (48)……筒体
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01B 63/00 - 63/12 A01C 11/02 320
Claims (1)
- 【請求項1】走行車(1)にリンク機構(27)を介して
作業機(15)を昇降自在に装設させ、油圧シリンダ(2
8)のピストンロッド(36)を前記リンク機構(27)に
連結させると共に、走行車(1)に取付ける筒体(48)
に油圧シリンダ(28)を摺動自在に貫挿させ、油圧シリ
ンダ(28)底部のバネ座(45)と筒体(48)側のバネ受
体(47)の間で油圧シリンダ(28)外周に緩衝バネ(4
6)を巻装させ、油圧シリンダ(28)の持上げ荷重によ
って緩衝バネ(46)が圧縮される農作業機の昇降装置に
おいて、前記油圧シリンダ(28)底部外周溝にストッパ
リング(54)を嵌着させ、前記バネ座(45)をストッパ
リング(54)に係止させかつバネ座(45)によってスト
ッパリング(54)を油圧シリンダ(28)に圧着させると
共に、前記筒体(48)との当接によって緩衝バネ(46)
の圧縮を制限するストッパ(56)をバネ座(45)に設け
たことを特徴とする農作業機の昇降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02180177A JP3076913B2 (ja) | 1990-07-06 | 1990-07-06 | 農作業機の昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02180177A JP3076913B2 (ja) | 1990-07-06 | 1990-07-06 | 農作業機の昇降装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0466003A JPH0466003A (ja) | 1992-03-02 |
JP3076913B2 true JP3076913B2 (ja) | 2000-08-14 |
Family
ID=16078743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02180177A Expired - Fee Related JP3076913B2 (ja) | 1990-07-06 | 1990-07-06 | 農作業機の昇降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3076913B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015177757A (ja) * | 2014-03-19 | 2015-10-08 | 株式会社クボタ | 水田作業機 |
CN114158326B (zh) * | 2021-12-13 | 2022-09-06 | 山东省农业机械技术推广站 | 一种玉米播种行数调整装置及其使用方法 |
-
1990
- 1990-07-06 JP JP02180177A patent/JP3076913B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0466003A (ja) | 1992-03-02 |
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