JPS6122346A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JPS6122346A
JPS6122346A JP59143736A JP14373684A JPS6122346A JP S6122346 A JPS6122346 A JP S6122346A JP 59143736 A JP59143736 A JP 59143736A JP 14373684 A JP14373684 A JP 14373684A JP S6122346 A JPS6122346 A JP S6122346A
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JP
Japan
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substituted
photosensitive layer
carrier
formula
electrophotographic photoreceptor
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JP59143736A
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Kazuhiro Enomoto
和弘 榎本
Akira Ito
章 伊藤
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (3)産業上の利用分野 本発明は電子写真感光体に関し、詳しくはアゾ顔料を含
有する感光層を有する新規な電子写真感光体に関する。
更に詳しくは高感度にして1つ繰り返し使用に適した高
耐久性電子写真感光体に関する。
(Bl  従来技術及びその問題点 従来、電子写真感光体としては、セレン、酸化亜鉛、硫
化カドミウム等の無機光導電体を主成物とする感光層を
有するものが広く知られていた。
しかし、これらは感度、熱安定性、耐湿性、耐久性等に
おいて必ずしも満足し得るものではなく、また特にセレ
ンおよび硫化カドミウムは毒性の為【こ製造上、取り扱
い上にも制約があった。
一方、有機光導電性化合物を主成分とする感光層を有す
る電子写真感光体は製造が比較的容易であること、また
一般にセレン感光体に比べて熱安定性が優れていること
など多くの利点を有し、近年多くの注目を集めている。
このような有機光導電性化合物としては、ポリ−N−ビ
ニルカルバゾールがよく知られてふ・す、これと2.4
.7−1−リニトロー9−フルオレノン等のルイス酸と
から形成される電荷移動錯体を主成分とする感光層を有
する電子写真感光体は、感度および耐久性にふ・いて必
ずしも満足できるものではない。
一方、キャリア発生機能とキャリア移動機能とをそれぞ
れ別個の物質に分担させようにした積層型あるいは、分
散型の機能分離型感光体は、各々の材料の選択範囲が広
く、帯電特性感度、耐久性等の電子写真特性において、
任意の特性を有する電子写真感光体を比較的容易に作成
し得るという利点をもっている。
従来キャリア発生物質あるいは、キャリア移動物質とし
て種々のものが提案されている。
たとえば、無定形セレンから成るキャリア発生層とポリ
−N−ビニルカルバゾールを主成分とするキャリア移動
°層と全組み合わせた感光層を有する電子写真感光体が
実用化されている。
しかL1無定形セレンから成るキャリア発生層は、耐久
性に劣るという欠点を有する。
また、有機染料や顔料をキャリア発生物質として用いる
ことが種々提案されており例えばモノアゾ顔料やビスア
ゾ顔料を感光層中に含有する電子写真感光体として、特
公昭48−30513号公報、特開昭52−4241号
公報、特開昭54−46558号公報、特公昭56−1
1945号公報等がすでに公知である。
しかし、これらのアゾ顔料は、感度、残留電位あるいは
、繰り返し使用した場合の安定性等の特性において、必
ずしも満足し得るものではなく、またキャリア移動物質
の選択範囲も限定されるなど電子写真プロセスの幅広い
要求を充分に満足させるものは末だ得られていないのが
実情である。
(C1発明の目的 本発明の目的は、熱および光に対して安定で、且つキャ
リア発生能に優れたアゾ顔料を含有する電子写真感光体
を提供することにある。
本発明の他の目的は、高感度にして残留電位が小さく、
且つ繰り返し使用してもそれらの特性が変化しない耐久
性の優れた電子写真感光体を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、広範なキャリア移動物質との
組み合わせにおいても、有効にキャリア発生物質として
作用し得るアゾ顔料を含有する電子写真感光体を提供す
ることにある。
(2)発明の構成 本発明者らは、以−Hの目的を達成すべく鋭意研究の結
果、下記一般式(1)で示されるアゾ顔料が、感光体の
有効成分として働き、得ることを見−出し1本発明を完
成したものである。
(式中Rは同じでも異なっていても良い水素、ハロゲン
、アルキル基、アルコキシ基、ニトリルであり、nは1
又は2の整数であり Z:置換、未置換の芳香族炭素環、または置換、未置換
の芳香族複素環を形成するに必要な原群。
X:水素、アルキル、置換、未IH換の芳香族炭素環、
または置換、未置換の芳香族複素環、置換、未置換の複
素環を構成するに必要な原子群。
m:Q、I B:置換、未置換の芳香族炭素環、置換、未置換の芳香
族複素環または単環式複素環を構成するに必要な原子群
全表わす) すなわち、本発明においては、前記一般式(1)で示さ
れるアゾ顔料を、電子写真感光体の感光層を構成する光
導電性物質として用いることにより、また本発明のトリ
スアゾ顔料の優れたキャリア発生能のみを利用し、これ
をキャリアの発生と移動とをそれぞれ別個の物質で行な
う。
いわゆる機能分離型電子写真感光体のキャリア発生物質
として用いることにより、皮膜物性に優れ、電荷保持力
、感度、残留電位等の電子写真特性に優れ、且つ繰り返
し使用した時にも、疲労劣化が少ない上、熱あるいは、
光に対しても上述の特性が変化することがなく、安定し
た特性を発揮し得る電子写真感光体を作成することが出
来る。
前記一般式で示される本発明に有用なトリスアゾ顔料の
具体例としては、例えば次の構造式を有する化合物が挙
げられるが、これによって本発明ノドリスアゾ顔料が、
限定されるものではない。
前記一般式〇)で示されるアゾ顔料は、一般式で示され
るトリアミンを常法によりジアゾ化し次いで対応するカ
ップラーをアルカリの存在下でカップリングするか、ま
たは、前記のトリアミンのへキサゾニウム塩をホウフッ
化塩あるいは、塩化亜鉛複塩等の形で一旦単離した後、
適当な溶媒例えばN、N−ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシド等の溶媒中でアルカリの存在下にカッ
プラーとカップリングすることにより容易に合成するこ
とができる。
次に本発明で用いるアゾ顔料の代表例について、その合
成法を示す。
合成例1.(例示化合物A2) P−二トロベンジルクロライド17.2 ? (0,1
モル)とP−ニトロアニリン5.6P(0,04モル)
′に70℃で加熱溶解し、次いでこの溶解液に3規定の
苛性ソーダ水溶液35m1f加え、同温で約1時間攪拌
を行なう。次いで内温を100’Cまで昇温させ更に5
時間加熱攪拌を行なう。次いで反応fを室温まで冷却す
ると下部に固い赤かっ色の固体が沈澱する。この固体を
取り出し、十分水洗を行ない、アルコール、次いでアセ
トンより熱洗全行ない黄橙色の粉末711を得る。
このようにして得たトリニトロ体化合物を濃塩酸と塩化
第1錫により還元を行ない極黄色の粉末を得る。
この粉末のIR(KBrBr法)全測定した所ニトロ基
に基づく吸収134ocrnの吸収は消滅し新たに33
00 cm−’付近に複数のアミノ仄に基づく吸収が認
められた。このようにして得た下記トリアミノ化合物(
融点215.5〜217℃)ケ・製塩酸2.5 ml中
に分散させ次いで氷水3Qm/+を加える。この分散液
に氷冷下皿硝酸す) IIウム水溶液を加えジアゾ化を
行なう。このようにして得たジアゾ溶液に活性炭を少量
加えて不純物を除き、2−ヒドロキシ−3−(4’−ク
ロルベンズアルデヒド)−ナフトエ酸ヒドラゾン(融点
272.0〜274℃)2.05Lをジメチルスルホキ
シド5oml及びトリエチルアミン10?に溶解した溶
液中(こ徐々に氷冷下加える。同条件下約2時間攪拌を
行なった後析出した黒青色粉末を取り出し、十分熱水で
洗浄した後、メタノール、アセトンの順で洗浄ヲくすか
えし金属沢を有する黒青色粉末1.82ψ(分解点34
7℃)を得た。
尚、本合成物のIRスペクトル(KBr錠剤)′に第1
図に図示した。
合成例2(例示化合物A5) ナフト−ルAsの代りに2−ヒドロキシ−3−(4′−
シアノベンズアルデヒド)−ナフトエ酸ヒドラゾン全用
いた他は合成例1とほぼ同様にして黒赤紫色粉末(分解
点352℃)を得る。
尚本合成物の!Rスペクトル(KBr錠剤)により22
00 cm ”にシアノ基に基づく吸収が明白tこあら
れれていた。
合成例3(例示化合物扁21) ナフトールA、 Sの代つに2−ヒドロキシ−111(
−ベンツ〔a〕hルバゾール−3−フェニルアルデヒド
−ヒドラゾン 様にして黒青色の金属光沢を有する粉末(分解点360
℃以上)全得た。
合成例4(例示化合物39) 合成例1とまったく同様(こして得たジアゾ溶液を2−
ヒドロキシ−3−( 9’−アンソラアルデヒド)−ナ
フトエ酸ヒドラゾン2.17と酢酸カリウム1.2?を
ジメチルホルムアミド15(llに溶解した溶液中に徐
々に氷冷下加え、水冷下約2時間攪拌を行なった後析出
した黒青色粉末を取り出し1千分熱水で洗浄した後、ア
セトン、クロロホルムの順で洗浄金繰り返し金属光沢の
ある黒紫色粉末2、3デ(分解点360℃以上)を得た
他の本発明のアゾ顔料も上記合成例に準じて得る事が出
来る。
本Q明の市子写真撃)16体は、前記一般式ζ■)で表
わされるアゾ顔料を1種または2種以十含有する感光層
を有する。
種々の形態の感光層が周知であるが、本発明の電子写真
感光体の感光層はそのいずれにあってもよい。通常、次
に例示するタイプの感光層である。
■ アゾ顔料からなる感光層 ■ アゾ顔料をバインダー中に分散させた感光層。
(リ アゾ顔料を周知の電荷【多動物質中に分散させた
感光層。
0)前記■〜0)の感光層を電荷発生層と11これに周
知の電荷移動物質を含む電荷移動層を積層した感光層。
前記一般式で表わされるアゾ顔料は、光音吸収すると極
めて高い効率で電荷キャリヤーを発生する。
発生したキャリヤーはアゾ顔料全媒体として移動するこ
ともできるが、周知の電荷移動物質を媒体として移動さ
せる方が好ましい。
この点から■及び■の形態の感光層がとくに好まLい。
電荷移動物質は、−1il倖に電子の移動物質とホール
の移動物質との2Q頃に分類されるが、本発明の感光体
の感光1愕には両者とも使用することができ、同種の機
能を有するものの混合物又、異種の機能を有するものの
混合物ケも使用できる。
電子の移動を有する物質としては、二1・口塞、シアノ
基、エステル基部の電子吸引基を有する電子吸引性化合
物であり、これらのものとしてに例えば、2.47−1
−リニトロフルオレノン、2,4゜5.7−チトラニト
ロフイルオレノン等の二1・口化フルオレノン、あるい
はテトラシアノキノジメタン、テトラシアノエチレン、
2,4.5.7−チトラニトロキサントン、2,4.8
−1−リニトロチでキナントン等の化合物や、これら電
子吸収性化合物金高分子化したもの等が挙げられる。
またホールの移動媒体としては、電子イ1(与件の有機
光導電性化合物としては、例えば次の様なものが挙げら
れる。
ヒドラゾン類 C2Hら C,)■。
ピラゾリン類 し凰 ジアリールアルカン類 し2HIi =48− アルキレンジアミン類 ジベンジルアニリン類 I・リファ−ニルアミンうa CH2CH2 ジフェニルベンジルアミン類 トリアリールアルカン類 C2) OCI(。
オキサジアゾールう頁 (6)                c、 H。
曝 アントラセン類 (チオ)オキサゾール類 などをあげることができる。その曲高分子化合物として
、ボll−N−ビニルカルバゾール、ハロゲン化ポ11
− N−ビニルカルバゾール、ポリビニルピレン、ポリ
ビニルアントラセン、ポリビニルアクリジン、ポリグリ
シジルカルバゾ銅、高分子電解質等の導電性物質を適当
なバインダーととも【こ塗布して導電処理したプラスチ
ックフィルム、プラスチックドラム、紙等が挙げられる
。また、金属粉末、カーボンブラック、炭素繊維等の導
電性物質?含有し、導電性となったプラスチックのシー
トやドラムが挙げられる。
前記■のタイプの感光層全形成させる際に用いられる塗
布液にバインダー全溶解させれば、前記■のタイプの感
光層全有する電子写真感光体を製造することができる。
この場合、塗布液の媒体はバインダーを溶解するもので
あることが好ましい。
バインダーとしては、スチレン、酢酸ビニル、アクリル
酸エステル、メタクリル酸エステル等のビニル化合物の
重合体および共重合体、フェノキシ樹脂、ポリスルホン
、アリレート樹脂、ポリカーボネイト、ポリエステル、
セルロースエステル、セルロースエーテル、ウレタンm
 脂、エポキシ樹脂、アクリルポリオール樹脂等の各種
ポリマーが挙げられる。
バインダーの使用量は、通常アゾ顔料に対10.1〜5
重量倍の範囲である。
なお、このタイプの感光層全形成させるにあたっては、
トリスアゾ顔料をバインダー中に細かい、例えば粒径3
μm以下、とく(こ1μm以下の微粒子状態で存在させ
ることが好ましい。
同様に、前記■のタイプの感光層を形成させろ1余に用
いられる塗布液に電荷移動媒体を溶解させれば、前記■
のタイプの感光層を有する電子写真感光体を製造するこ
とができる。
電荷移動媒体としては先に例示したものをいずれも使用
することができる。
ポリヒニルカルバゾール、ポリクリシジルカルバゾール
等のそれ自身バインダーとして使用できる電荷浮動媒体
はともかく、他のものはバインターを使用することが好
ましい。
バインダーとしては、先に例示したものがいずれも使用
できる。
この場合、バインダーの使用量はアゾ顔料に対し通常0
1〜5重計倍の範囲であり、また電荷移動媒体の使用量
はバインダーに対し普通0.2〜1.5重量倍、好まし
くは03〜1.2重量倍の範囲である。それ自身バイン
ダーとして使用できる電荷移動媒体の場合には、アゾ顔
料に対し普通2〜10重量倍用いられる。
このタイプの感光層も前記■のタイプの感光層同様、ト
リスアゾ顔料全電荷移動媒体及びバインダー[1,1に
微粒子状態で存在させることが好ましい。
前記■〜■のタイプの感光層上に電荷移動媒体を適当な
媒体に溶解させて得られる塗布液を塗布、乾燥し電荷移
動層を形成させれば、前記■のタイプの感光層を有する
電子写真感光体を製造することができる。
この場合、前記0)〜■のタイプの感光層は、電荷発生
層の役割を果す。電荷移動層は必ずしも電荷発生層の上
部に設ける必要はなく、電荷発生層と導電性支持体の間
に設けてもよい。
しかし、耐久性の点から前者の方が好ましい、電荷移動
層の形成は前記■の感光層を形成するのと同様に行なわ
れる。すなわち、前記■の感光層を形成するための塗布
液からアゾ顔料を除いたものを塗布液として使用すれは
よい。
通常電荷発生層は5〜50μmの厚さである。
勿論、本発明電子写真感光体の感光層は周知の増感剤を
含んでいてもよい。
好適な増感剤としては、有機光導電性物質と電荷移動錯
体を形成するルイス酸や染料色素が挙げられる。
ルイス酸としては、例えばクロラニル、2.3−ジクロ
ル−1,・I−ナフトキノン、2−メチルアントラキノ
ン、1−二l・ロアントラキノン、1−りロルー5−二
トロアンI−ラ+ /ン、2−〃ロルアントラキノン、
フエナンI・レンキノンの様なキノン類、4−ニトロベ
ンズアルデヒドなどのアルデヒド類、9−ベンゾイルア
ントラセン、インダンジオン、3,5−ジニトロベンゾ
フェノン、3.3’。
5.5′−テトラニトロベンゾフェノン類、無水フタル
酸、・1−グロルナフタル酸無水物等の酸無水物、テト
ラシアノエチレン、テレフタールマロンニトリル、4−
二lーロベンザルマロンニトリル等のシアノ化合物:3
−ベンザルフタリド、3−(a−シアノルー二トロベン
ザル)フタリド、3−(a−シアノ−p−二トロベンザ
ル)フタリド類等の電子吸引性化合物が挙げられる。
染料としては、例えばメチルバイオレット、ブリリアン
)・グリーン、クリスタルバイオレット等のトリフェニ
ルメタン染料、メチレンブルーなどのチアジン染料、キ
ニザリン等のキノン染料およびシアニン染料やピリリウ
ム塩、チアピリリウム塩、ベンゾピIJ Qラム塩等が
挙げられる。
この他Gこもセレン、セレンーヒ素合金などの無機光導
電性微粒子、銅−フタロシアニン顔料、ペリレン顔料な
どの有機光導電性顔料を含有していてもよい。
更に、本発明電子写真感光体の感光層+ri成膜性、可
撓性、機械的強度を向上させるために周知の可塑剤を含
有していてもよい。可塑剤としては、フタル酸エステル
、りん酸エステル、エポキシ化合物、塩素化パラフィン
、塩素化脂肪酸エステル、メチルナフタリンなどの芳香
族化合物などが挙げられる。
また、必要E応じて接着層、中間層、透明絶縁層を有し
ていてもよいことはいうまでもない。
本発明のアゾ顔料を用いた感光体は高感度であり、感色
性も良好であり、繰返し使用した場合、感度、帯電性の
変動が少なく、光疲労も少なく、耐久性もきわめてすぐ
れたものである。
四【こ、本発明感光体は電子写真複写機のほかレーザー
、ブラウン管(CRT)、発光ダイオード( LED 
)’i光源とするプリンターの感光体など電子写真の応
用分野にも広く用いることができる。
次に本発明を実施例によりナシこ具体的に説明するが、
本発明はその要旨をこえない限り以下の実施例に限定さ
れるものではない。
(El  実施例 実施例1。
アルミニウム箔をラミネートしたポリエステルフィルム
(大同化工製アルペラl−85、アルミニウム膜厚10
μ)より成る導電性支持体上に塩化ビニル:酢ビニル:
無水マレイン酸共重合体(種水化学社製エスレックMF
=i0)より成る厚さ0、05μの中間層を形成し、例
示化合物A2の21とボリアリレー141脂(ユニチカ
!llj−10o)2fI−と′kl,2ージクrlル
エタン100mA’に加えてペインI・コンディショナ
ー中で約1時間分散せしめて得られるアゾ顔料分散液を
、曲記中間層上に乾燥後の膜厚が0.5μとなるように
塗布乾燥してキャリヤー発生層を形成し、更にキャリヤ
ー移動物wN.pxージベンジルrミノベンズアルデヒ
ド−1.1−ジフェニルヒドラゾン551fボリアリレ
ート樹脂7 g−と共(こ、l,2−ジクロロエタン5
〇mlに溶解した溶液全乾燥後の膜厚が1 2 Itと
なるように塗布乾燥してキャリヤー移動層を形成し1本
発明の電子写真感光体を作製した。本感光体を室温30
℃暗所で、−週間保管した後、本電子写真感光体を静電
紙試験装置1rsP−4281(川口電機製作所セ11
)に装F?し、以下の特性試験を行なった。
即ち、帯電器−6KVの′ボ圧を印加1て5秒間コロナ
放電により感光層を帯電せLめその時の電位vol−V
)、次いで感光層表面における照度が301uxとなる
状態でハロゲンランプよりの光を照射して感光層の表面
電位を1/2に減衰せLめるのGm必要な露光量E :
 ( lux・秒)を求めた。また:301ux・秒の
露光量で露光せしめた後の表面電位、即ち残留電位E,
ol−V)を求めた。同様の測定を500回繰り返して
行なった。尚残留電位の除電光としてタングステンラン
プを光源として3001uxで0.3秒間史【こ照射露
光全行ない完全に残留電位をO&こした。
結果は第1表に示す曲りである。
 66一 第1表 実施例2〜9 キャリヤー発生物質として、各々例示化合物1゜5、7
.14.21.39.44.50のアゾ顔料を用いたほ
かは、実施例1と同様にして合計8種類の本発明の電子
写真感光体を作成し、その各々(こついて同様の特性試
験を行なった。
結果は第2表に示す通りである。
実施例10 厚さ3胴のアルミニウムより成る直径80mm(7’)
ドラムの外(111表面上に、塩化ビニル:酢酸ビニル
(87:13)共重合体より成る膜厚008μのF別層
を形成L fAl示化合物A79のアゾ顔料41ヲ1,
2−ジクロルエタン400m1に加えこの溶Hケペイン
トコンデショナーを用いて約3時間分散せしめて得られ
る分散に’lを、面記中間層−ヒに乾燥後のIN厚が0
3μとなるように塗布乾燥してキャリヤー発生層を形成
した。このキャリヤー発生層上(こ構造式 で示されるキャリヤー移動物質N、N−ジエチルアミノ
ベンズアルデヒド−1−メチル−1−(2−ピリジル)
ヒドラゾン10 Slポリカーボネート樹脂(音大製パ
ンライトL−1250)12ffと共【こ1,2−ジク
ロルエタン100m/!に溶解した溶液を、乾燥後の膜
1v12μとなるように塗布乾燥して、本発明に係るド
ラム型電子写真感光体を作製り、た。
この電子写真感光体を市販のカートリッジ弐電子写真複
写機の当社改造槽に装着し1相互画像を形成せしめたと
ころ、コントラストが高くて原稿に忠実でかつ鮮明な可
視像が得らノまた。
又複写を100回繰り返したが、最後まで紀1回目と同
等の可視像が得られた。
実施例11 実施例10で得たドラム型電子写真感光体の反射スペク
トル′に積分球を装置E−た分光光度計(島津11uv
−365)より測定し1そのグラフ全第2図に示した。
このグラフより本感光体の可視部に於ける最大吸収波長
は630nm及び670nm付近にある事が判明した。
更に630nm1670nmに於ける分光感度をモノク
ロルメーター’に用いて測定した所、電位半減に要した
エネルギーは両波長とも約4. OerglCr&と非
常に高い感光体であり、光源として発光ダイオード(L
ED)及びガスレーザー光を用いても十分実用に耐えつ
る感光体で、ある事がわかった。
実施f’;1112〜16 アルミニウム全蒸着り、たポリエステルフィルムより成
る導電性支持体上に塩化ビニル:酢酸ビニル共重合体(
鐘化製カネビラノクL−CP)より成る厚さ0.05μ
の中間層?形成し、例示化合物3.15.29.48.
67のアゾ顔料をn−ブチルアミン【こ溶解した溶液を
前記中間層−ヒに塗布して膜厚0.1μのキャリヤー発
生層を形成せLめた。
次いでこのキャリヤー発生層Hに1−ジエチルアミノフ
ェニル−3−フェニル−5−スチリルピラゾリン51と
ポリエステル樹脂(東洋紡製バイロン−200)55’
t”1.2−ジクロルエタン40m1に溶解した溶液を
、乾燥後の膜厚が14μとなるように塗布乾燥してキャ
リヤー移動層を形成し1、本発明の電子写真感光体を作
製した。これら合計5種類の感光体の反射吸収曲線を求
め可視〜近赤外部の最大吸収波長及びその波長での電位
半減Gコ要1−だエネルギー全実施例7に準じて求めた
結果は第3表に示す通りである。尚、切間電位V。
はどの感光体も500(−V)を棺えていた。
ア施例17 砂目立した表面酸化のAlプレー1・上に、スチレン:
メチルメタクリレ−1・共重合体185 : 15重量
比)と例示アゾ顔料扁94及び、N、N−ジエチルアミ
ノベンスアルデ′ヒト−N−フェニル−N−tp−メチ
ルフェニル)ヒドラゾン全15:02:1の重量比で配
合し1これをモノクロルベンゼン中で溶解(樹脂成分、
ヒドラゾン化合物)分散(アゾ顔料)した液を塗布乾燥
し、膜厚6μの一層型感狛体を作成した。
このよう(こして作成した本発明の感光体について前述
の静電紙試験装置4により電子写真特性試験1′行なっ
た。
加電圧 + 6 KV Vo=530 (+V )   E ;=4.2(lu
x・沙)であった。
冥織例18〜22 キャリヤー発生物質として、各々例示化合物1、2j4
,54のアゾ顔料を用いたほかは実施例17と同様して
合計5伸類の本発明の軍子写■感光体を作成し1その各
々について同様の特性試験全行なった。
結果は第4表ヲコ示す通りである。
実施例23 砂目立した表面酸化のAl板上に、メチ1/ン:メチル
メタクリレ−1・:メタクリル酸共重合体(スチレン:
メチルメタクリレ−1−= 2 : 1 重(i比、酸
価185)と例示アゾ化合物&99及びN、 N−ジア
リールアミノフェニルN、N−ジフェニルヒドラゾン′
に2.o : 0.5 : 1.0の重量比で配合l−
これをジオキサン中で溶解(樹脂成分、トリニj・ロフ
ロレノン)分散(アゾ化合物)した液を塗布乾燥し、膜
厚6μの一層型感元体を作成した。
このようにして作成した本発明の感光体について前述の
静電紙試験装置により電子写真特性試験を行なった。
加′醒圧 +6 KV vo−420(+v)  E8=6.5(lux・秒)
であった。
父、本感光体を現像剤(トナー)で可視像化し1次いで
アルカリ性処理液(例えば3%トリエタノールアミン、
10%炭酸アンモニウム、と20%の平均分子量19 
(1〜210のポリエチレングリフ4− コール)で処理すると、トナー非付着部は容易に溶出し
、次いでケイ酸ソーダーを含んだ水で水洗することによ
って、印刷原版が容易に作成することができた、 この原版を用いてオフセット印刷を行なうと約IO万枚
の印刷Gコも耐える事がわかった。
尚、トナー可視像を得る為の(光源:ハロゲンランプ)
最適露光聞は501uxで、又印刷原版を作成する際、
版下材料を用いずダイレクト製版により行なった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、例示顔料&2のIR吸収スペクトル図である
。 第2図は、実施例11における本発明感光体の反射吸収
曲線である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性支持体上に下記一般式( I )で示される
    トリスアゾ顔料を含有する感光層を有することを特徴と
    する電子写真感光体。 ▲数式、化学式、表等があります▼……( I ) (式中Rは同じでも異なっていても良い水素、ハロゲン
    、置換、未置換のアルキル基、アルコキシ基、ニトリル
    であり、nは1又は2の整数であり、 Aは▲数式、化学式、表等があります▼であり Z:置換未置換の芳香族炭素環、または置換未置換の芳
    香族複素環を構成するに必要な原子群 X:水素、アルキル、置換、未置換の芳香族炭素環、ま
    たは置換、未置換の芳香族複素環、置換、未置換の複素
    環を構成するに必要な原子群 m:0、1 B:置換、未置換の芳香族炭素環、置換、未置換の芳香
    族複素環または単環式複素環を構成するに必要な原子群
    を表わす。)
  2. (2)前記感光層がキャリャー移動物質とキャリヤー発
    生物質とを含有し、当該キャリヤー発生物質が前記一般
    式( I )で示されるトリスアゾ顔料である特許請求の
    範囲第1項記載の電子写真感光体。
  3. (3)前記一般式( I )で示されるトリスアゾ顔料が
    下記構造式で示される化合物である特許請求の範囲第1
    項記載の電子写真感光体。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (R、n、Aは第1項と同義である)
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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