JPS6033729A - 同調装置 - Google Patents

同調装置

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JPS6033729A
JPS6033729A JP14325883A JP14325883A JPS6033729A JP S6033729 A JPS6033729 A JP S6033729A JP 14325883 A JP14325883 A JP 14325883A JP 14325883 A JP14325883 A JP 14325883A JP S6033729 A JPS6033729 A JP S6033729A
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tuner
voltage
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Joji Kane
丈二 加根
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03JTUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
    • H03J5/00Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner
    • H03J5/24Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner with a number of separate pretuned tuning circuits or separate tuning elements selectively brought into circuit, e.g. for waveband selection or for television channel selection

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はラジオ、テレビの送信機や受信機、およびその
他通信機全般に用いることができる同調器に関するもの
である。
従来例の構成とその問題点 近年、ラジオやテレビの放送電波や通信機の通信電波の
数が増加しており、受信を拾望する電波の周波数選択を
する同調器の性能においては、高い安定性と信頼性が必
要とされている。一方、同調器を設置するそれら受信機
、送信機や通信機の製造コストの低減も大きな課題であ
り、特に合理化が困卸な高周波部の同調回路部品につい
て抜本的な新技術の開発が特に必要とされている。
以17図面を診照しながら従来の同調器について説明す
る。第2図は基本的な同調回路であり、1はインダクタ
、2はキャパシタである。そして、それらインダクタ1
とキャパシタ2からなる並列共振回路3にて構成される
同調器は、従来においては第2図もしくは第3図に示す
ような部品による構成で実現さ1れていた。すなわち第
2図に示すようにインダクタ部品4とキャパシタ部品5
のそれぞれ別個の部品が回路導体6および7によって接
続されて同調器を構成していた。また第3図に示tよつ
な別の方法として、板状の誘電体8の表面に平面インダ
クタ209を設置して、史に対向する電極210および
211それぞれよりなるキャパシタ212を設置し、そ
れぞれ別個のインダクタ209とキャパシタ212が回
路導体213および214によって接続されて同調器を
構成していた。
更に第3図は基本的な従来の同調装置の回路図であり入
力端子8を有する可変インダクタ9、トリマキャパシタ
10、および電圧可変キャパシタ11を含む同調回路1
3が増「1】器14を介して出力端子15を有するi■
変インダクタ16、トリマキャパシタ17および電圧可
変キャパシタ18を含む同調回路19と接続されている
。電圧=J変主キヤパシタ1.18には抵抗20.21
を介して共通の電源22から制御電圧が供給されている
同調回路13.19の同調周波数変化の連動性を確保す
るために同調周波数範囲の両端付近でインダクタ9,1
6およびトリマキャパシタ10.17をそれぞれ調整し
ていた。
しかしながら上記のような同調器回路部品および調整方
法による同調装置においては、■+、iJ変インダクタ
部品および1jJ変キャパシタ部品tよ他お高周波部品
々比較してサイズか大きく、特に高さ寸法が′Ta器の
小型化、薄型化を阻害している。
■[り変インダクタ部品内のフェライトコアは機械的振
動によってずれ易く、また透磁率の温度依存性が大きく
インダクタンス値が不安定であり同調周波数の変動が大
きい。
■1り変インダクタとof変キャパシタはそれぞれ別個
部品として存在し、導体の引き回し回路で接続されてい
るためリードインダクタンスやストレーキャパシタが矛
〈発生して回路動作が不安定である。
■独立した最小単位機能の別個部品の集合回路であるた
め部品点数の削減や製造の合理化に限界がある。
■iiJ変キャパシタ部品も機械的振動によってキャパ
シタンス値が不安定であり同調周波数の変動が大きい。
■各々の同調器内の可変インダクタとトリマキャパシタ
を交互に調整するため、目的とする周波数に収れんさせ
て調整を完了するのに長時間と熟練を必要とする。
■電圧IJJ変キャパシタの制御電圧は共通であるため
、電圧可変キャパシタのキャパシタンス変化特性のバラ
ツキ、回路のストレーキャパシタのバラツキ、および可
変インダクタのバラツキが原因して同調器間の完全なト
ラッキングが不可能である。
■同調回路を構成する部品を直接に可変調整するため調
整治具や調整者の接近状態が高周波性能に影響して調整
精度を劣化させる。
発明の目的 本発明の目的は可変インダクタ部品と可変キャパシタ部
品を一体化した薄型の同調器を簡単な構成と実現して同
調器の形態を超薄型化と小型化し、史に機械的振動に対
しても同調が安定で、同調周波数の温度依存性が小さく
、同調回路の接続IJ−ドの悪影響をなくして高周波的
に安定で、また、部品点数を削減して製造工程の合理化
を可能にする同調器を実現するとともに固定のインダク
タを用いてもトリマキャパシタのキャパシタンス4M+
 整と電圧1」」変キャパシタに供給する電圧の調整に
よって同調停間の完全なトラッキングをtiJ能にする
同調装置を実現するものであり、調整時間の短縮化、ト
ラッキング性能の向上とその維持、および遠隔調整を1
り能にする同調装置を提供することである。
発明の構成 本発明の同調装置は誘市体の同−而で対向設置する電極
それぞれのアース端子が互いに逆方向側となるように設
定した制量調器を複数個設け、その制量調器それぞれに
電圧1」」変リアクタンス素子を設置して可変同調器と
すると共に上記電圧可変リアクタンス素子に供給する電
圧を上記それぞれの可変同調に(におけるi1J変周波
数範囲に対して任意に関連づけて供給制御するように構
成したものである。制量調器の動作としては一方の電極
がインダクタとして作用し、またこの電極と(m方の電
極が対向して先端オープンの分布定数回路を形成し、そ
の等測長さを動作させる周波数波長のλ/4長さ未満に
設定することによって、分布定数回路端に発生する負リ
アクタンスによるキャパシタを実現し、上記インタツタ
と並列に作用させるこ占を基本とするものである。それ
ぞれの可変同調器は直接もしくは他の回路要素を介して
接続されるように構成したものであり、これにより電圧
、IIl!]整器によって変化範囲を任意に調整される
電圧に依存してリアクタンスが変化する電圧可変リアク
タンス素子が同調周波数の変化「IJを調整するように
作用し、一方トリマキャパシタが同調周波数の絶対値を
調整するように作用するものである。
実施例の説明 以下本発明の実施例について図面を参照しながら説明す
る。
第6図は本発明の実施例におけるスーパヘテロダイン受
信機の同調装置の回路図を示すものである。入力端子2
3を有するインダクタ24とトリマキャパシタ25−卦
士γド雷庄石r安車ヤパ、ン々99を含む同調器27は
増巾器28を介してインダクタ29とトリマキャパシタ
30.および電圧可変キャパシタ31を含む同調器32
と接続され、その出力/:j、/It合器33に人力さ
れる。一方インダクタ34とトリマキャパシタ35、お
よび重圧IJT変キャパシタ36より成る同調器を含み
、PLL回路37と抵抗38を介して接続されて構成さ
れるンンセザイザ式局部発振器39の出力か混合器33
に注入されて中間周波信号が出力端40に出力される。
PLL回路37の制御出力市川は電圧調整器41」9よ
び42を介して、また抵抗43および44を辿して成用
可変キャパシタ26および31に供給される。ここで、
PLL回路37の制御出力成用はインダクタ34と電圧
可変キャパシタあのそれぞれのインダクタンスとキャパ
シタンスのバラツキによって様々な変化範囲を呈するも
のであるが、本実施例においては電圧調整器41および
42の調整によって同調器27と同調器32を構成する
それぞれの部品のバラツキの吸収も含めて補償すること
を可能にしている。
次にこの補償作用について第6図および第7図を参照し
ながら説明する。第6図は同調器(第5図における同調
器27もしくは32)と電圧調整器(第5図における電
圧調整器41もしくは42)を代表的に示したものであ
る。同調器はインダクタンスLを有するインダクタ45
とキャンぐシタンスCTを有するトリマキャパシタ46
とキャンきシタンスC8を有するストレーキャン(シタ
47およびiI工変キャパシタンスC■を有する電圧可
変キャパシタ48で形成され、電圧可変キャンぐシタ4
8には抵抗49を介してトリマレジスタ50とトリマレ
ジスタ51より成りポテンシオメータを構成して構成し
て成用供給端子52に入力される制イ卸亀圧を調整する
電圧調整器53の出力電圧が供給される。インダクタ4
5とトリマキャパシタ46の並列回路で別間調器54を
構成する。ここで同調周波数は によって決定され、この同調周波数f。は任意に1’J
tJJ整できるトリマキャパシタ46のキャパシタンス
CTによってその絶対値を史に調整できる電圧可変キャ
パシタ48のキャパシタンスC■の、&化11」によっ
てその変化範囲を任意に設定できることがわかる。−力
調整する1M波数変化範囲の最大値をfmaX T最小
値をfminとし、電圧可変キャ・ζシタのキャパシタ
ンス変化範囲の最大値をCmax’最小値をCm1nと
すると (2π fmax )2 (Cmin ’−C3’−C
T )なる関係式の定数設定によって同調周波数f。を
任意に制御することができる。すなわち、第2式におい
て個々の値を示すり、!l:C8および特定のfmax
とCm1nに対してCTを任意に調整して第2式の関係
条件を満足させる。次に第3式において特定の(ftt
lax/fmln) と第2式で特定された(C8+C
T)とCm1nに対してCInax を任意に調整して
第3式の関係条件を満足させる。ここでこの調整制御に
おける重要な要件としてCの任意の調整に対してCm1
nの変動を極めて小さくしなければならないことが上げ
られる。本発明はこの要件を満足するようにしたもので
次にその動作について説明する。ここで成用供給端子5
2に人力される電j上の変化範囲を最大値■4および最
小値■2とし、電圧調整器53で調整された出力電圧の
変化範囲を最大値■3および最小値v1とすると ■3 ■1 ■4■2 °°゛′°°゛°゛°°゛°(°)なる関係
を保って亀圧口■変キャパシタ48の供給電圧を調整制
御することができる。第7図に電圧iiJ変キャパシタ
48の電圧対キャパシタンスの変化特性を示し、電圧の
調整によってキャパシタンス変化・ILh囲が何効に制
御できる様子を説明する。
調整前の’1tfflJE V4におけるキャパシタン
スを04゜電圧v2におけるキャパシタンスを02とし
、また調整後の′、6圧■3におけるキャパシタンスを
03゜電圧■1におけるキャパシタンスを01トする。
ここで一般的に電圧可変、トヤパシタが有する性能の特
徴として電圧の低い領域においてはキャパシタンス変化
率が犬きぐ、反対に電圧の高い領域に1、・いて&J、
−1−ヤパシタンス変化率が小さい。したがって調整さ
れた電圧の変化軸回の最小値における・a圧調整比v1
/V2によるキャパシタンス調整量(C1−C2)は最
大値における電圧調整比V3/v4によるキャパシタン
ス調整tZt (C3−C4)よりも極めて大きく (cl−C2) >> (C3−C4) ・・・・・・
・・・(6)となる。この作用によって第3式における
キャパシタンスCmdxを電圧調整器53で任意に調整
変化させてもキャパシタンスCm1nの変動を極小にす
ることかできて、一義的にキャパシタンスC11aXを
調整することができる。
以上のように第5図に示す本実施例によれば電圧1り亥
キャパシタのキャパシタンス変化率が電圧の低い領域で
は電圧の高い領域でよりも大きいことを利用して、同調
周波数の低い領域の調整を電圧調整器41.42で調整
し同調周波数の高い領域の調整をトリマキャパシタ25
.30で調整することによりシンセサイザ式局部発振器
39の出力電圧のバラツキと同調器27.32における
インダクタ24.29、ストレーキャパシタ(図示せず
)のバラツキを補償することを実現している。
なお、上の実施においては局部発振器をPLLシンセサ
イザ式としたが局部発振器はPLL シンセサイザ式に
限定されるものではなく電圧可変発振器という機能を有
するものであれは何でもよい。
また電圧調整器をトリマレジスタで構成したポテンシオ
メータとしたが電圧調整器はレジスタ・ポテンシオメー
タに限定されるものではなく電圧調整という機能を有す
るものであれば何でもよい。
例えば半導体可変レジスタなどを用いることができる。
史に′電圧調整器を構成するトリマレジスタはスライド
接点移動型のものでもよく、印刷レジスタ全レーザカッ
ターやサンドプラスター等の非接触カットL段を用いて
調整するものでもよい。
次に本発明の同調装置に用いる渠6図に示す副面調器5
4の実施例について図面を参照しながら説明する。
第8図は本発明の同調装置における同調器の構ノ戎図を
示すものである。第8図において(a)は表1酊図、(
b)は側面図、(C)は裏面図を示す。(以下、第9図
ないし第17図において同様)第8図それぞれにおいて
55は誘電体基板であり、66はインダクタを形成する
電極であり、57の電極と相まって分布定数回路を形成
しキャパシタを形成する電極である。電極56の端子5
8はアース端子であり、端子59はオープン端子である
。一方、電極57においては端子60がアース端子であ
り、端子61がオープン端子である。(オープン端子5
9.61には第6図の電圧可変容量素子48のような他
の同調回路部品を接続してもよい。)第8図(、)に示
すの側、■側と第7図(C)に示すの側。
■側が対応しく以下、第9図ないし17図において同様
)それぞれの電極56,57は同一パターンで対向して
いる。
第9図は本発明の他の実施例における同調器の構成図を
示すものである。誘電体基板62に対する電極63と電
極64の設置構成は第7図で説明した実施例と同様であ
るが、電極63の端子65はオープン端子であり、端子
66はアース端子である。一方電極64の端子67がア
ース端子であり、端子68がオープン端子である。
第10図は本発明の他の実施例における同調器の構成図
を示すものである。誘電体基板69の表面側に電極70
と′成極71を設置しそれぞれの1程極が側面対向する
ように構成したものである。電極70の端子72はアー
ス端子であり端子ア3はオープンA11i子である。一
方1L極了1の端子T4がオープン端子であり端子76
がアース端子である。
ここでそれぞれの′成極70,71に対する端子モーに
は第7図と第8図で説明したようにアース端子とオープ
ン端子がそれぞれ逆方向側になるようにすれは任意に設
定できる。(以下、1111fl〜第17図において同
様) 第11図は本発明の他の実施例における同調器の構成図
を示すものである。誘電体基板76に対する電極77と
電極78の設置構成および端子モードは第7図で説明し
た実施例と同様であるか、電極77と電極78の面積が
同一でなく、またそれぞれの電極が部分的に対向するよ
うに設置した構成である。
第12図ないし第14図は本発明の他の実施例における
同調器の構成図を示すものである。第12図に」、・け
る誘電体基板79に対する電極80と電極81の設置構
成および端子モード、第12図における誘電体基板82
に対する電極83と電極84の設置イ1に成およびψ1
1.1子モード、および第13図における誘電体基板8
5に対する電極86と電極87の設置構成および端子モ
ードは第8図で説明した実施列と同様であるが、それぞ
れの電極は少なくとも一ケ所以上の任意の屈曲角と屈曲
方向を示す屈曲部を有するものを用いる。
第15図は本発明の他の実施例における同調器の(・t
l構成図示すものである。誘電体基板88に対する電極
89と電極9oの設置構成および端子モードは第7図で
説明した実施例と同様であるが、それぞれの電極はスパ
イラル形状を有するものを用いる。
第16図は本発明の他の実施例における同調器の構成図
を示すものである。誘電体基板91に対する電極92と
電極93の設置構成および端子モードは第8図で説明し
た実施例と同様であるか、電極93は成極92の面積内
に含まれた範囲内で部分的に対向設置するように設置し
た構成である。
第17図は本発明の曲の実施例における同調器の構成図
を示すものである。誘電体基板94に対する電極95と
電極96の設置構成および端子モードは第8図で説明し
た実施例と同様であるが、それぞれの電極95.96は
誘電体基板94の内部に設けられている。
いう1でもなく第8図、第9図、第16図、および第1
7図で説明した実施例におけるそれぞれの電極は第12
図〜第15図で説明した実施例の1に極形法を自するも
のを用いてもよい。
次に4.: N明の同調装置に用いる同a1M器の動作
原)11Lを説明する。
第18図(,1〜(q)は本発明の同調器における動作
を説明するだめの等価回路である。第14図(alにお
いて、電気長aを有し、互いにアース端子を逆方向側に
設定したそれぞれの伝送路電極270゜271によって
形成される伝送路に対して、電圧eを発生する信号源2
72か伝送路電極270に1妾続されて信けを供給する
ものとする。そして、それによって伝送路電極270の
先端におけるオゾン端子には進行波電圧eAが励起され
るものと−11−る。一方、伝送路電極271は上記の
伝送路電極270に近接して対向設置もしくは並設され
るので、相互誘導作用によって電圧が誘起される。
その伝送路電極271の先端におけるオープン端子に誘
起される進行波電圧1i1Bとする。
ここで伝送路電極270および271においてはそれぞ
れのアース端子が逆方向側に設定されているので、誘起
される進行波電圧eBは励起する進行波電圧eAに対し
て逆位相となる。そして、それぞれの進行波電圧eAお
よびeBは伝送路の先端がオープン状態であるので、伝
送路電極270および271より成る伝送路において電
圧定在波を形成することになる。ここで伝送路電極27
0における電圧定在波の分布様態を示す電圧分布係数を
Kで表わすものとすると、伝送路電極271における電
圧分布係数は(1−K )で表わすことができる。
ここで次に、伝送路電極270および271において任
意の対向する部分において発生する電位差■をめると V = K ep、(1−K) QB −−−−・−(
1)で表わすことができる。ここで、それぞれの伝送路
電極270および271が同じ電気長2であるとすると QB−〜eA ・・・・・・(2) となり、それによって第1式における電位差■はV−−
K ep、+ (I K)eA =eA ・・・・・(3) となる。すなわち伝送路電極270と271がそれぞれ
対向する全ての部分において電位差■を発生さぜること
かできる。
ここで伝送路電極270および271はその電極「1]
Wを打するものとしく電極の厚みはtσjいものとする
)、さらに誘電率ε6を有する誘電体を介して出月鵜d
と対向されているものとする。この場合における伝送路
の単位長当りに形成するキャパシタンスcoは であり、故に となる。
従って、第18図(a)に示す伝送路は、第18図(b
) K示すような単位長当りにおいて第6式でまるC□
の分布キャパシタ273を含んだ伝送路となる。また、
それぞれの伝送路電極270と伝送路電極271におけ
る電圧定在波分布(もしくは電流定在波分布)は、上記
において述べたように互いに逆位相関係にあるので、こ
の伝送路は等測的に平衡モードの伝送路として動作する
ことになる。これによって第18図(C)に示すような
、\1i、H%電圧e°を有する平衡信号源274によ
って平衡丑−ドで励起される伝送路電極275および2
76によって形成される平衡モード伝送路と等価になる
。いうまでもなくその電気長は第18図(、)において
示したもとの電気長aと同じである。さらに、この平衡
モード伝送路は第18図(d)に示すように、伝送路の
分布インダクタ成分および伝送路の屈曲形状により発生
する集中インダクタ成分それぞれによる総合的な分布イ
ンダクタ277および278と分布キャパシタ273よ
りなる分布定数回路と等価に表わすことができる。
次に、この分布キャパシタ273の形成における伝送路
の颯気長ノとの関係について説明する。
第19図(a)に示すような平衡モード伝送路における
単位長当りの特注インピーダンスZ○は、第191、J
 (b)に示す”!P 4dli回路で表わすことがで
きる。その特性インピーダンスZ□は一般的に となる。ここで伝送路か照イ貸失の場合はとなる。本発
明の同調器における実施例の多くはこの仮定を適用する
ことができ、かつ説明の簡略化のため以−ド第8式に示
す特注インピーダンスZOを用いる。第8式におけるキ
ャパシタンスcoは第6式においてめた伝送路における
単位当りのキ、トハシタンスcoと同じものである。す
なわち伝送路忙おける単位長当りの特性インピーダンス
Zoはキャパシタンスcoの関数であり、それは゛また
キャパシタcoに関与する誘電体の誘電率ε8゜伝送路
7E極の「1】Wおよびそれぞれの伝送路電極の設置間
酪dの関数でもある。
以上のように、伝送路における単位長当りの特性インピ
ーダンスがZ□で、その電気長がaであり、かつ先端が
オープン状態である伝送路の端子に発生する等価リアク
タンスXは X = Z() cotθ −・・−(9)で表わすこ
とができる。ここで θ=2π−・・・・・・(10) λ であり、特に ノ場合に訃いて等価リアクタンスxは x<o 叩・・(12) となる。すなわち伝送路の端子における等価リアクタン
スは4ユヤパシテイプリアクタンスとなす得る。したが
って伝送路の11気長aによってθが第11式に該当す
る場合、すなわち例えば゛′心心気長命λ/4以下に設
定することによりキャパシタを形成することができる。
そして、その形成できるキャパシタのキャパシタンスC
は (帽X l (o Z□ cotθ で表わされるように、θの変化によって、すなゎち伝送
路の電気長2の設定によって任意のキャパシタンスCを
実現することができる。
以上@9式〜第13式において説明した伝送路の動作様
態について図に表わしたものが第20図である。、JS
 2 c)図では、先端がオープン状態の伝送路におい
て、その電気長2の変化に従って端子に発生ずる等価リ
アクタンスXが変化する様子を表わしている。第17図
から明らかなように、伝送路の電気長Uがλ/4以下も
しくはλ/2〜4λ/3などにおけるような場合には負
の端子リアクタンスを形成することが可能であり、すな
わち等偏向にキャパシタを形成することができる。さら
に、負の端子リアクタンスを発生させる条件において、
伝送路の′電気長2を任意に設定することによって、キ
ャパシタンスCを任意の値に実現することが可能である
このようにして形成されるキャノくシタCは、第18図
(、)において示す集中定数キャノ々シタ279として
等偏向に置換することができる。そして、伝送路に存在
する分布インダクタ成分および伝送路の屈曲形成によっ
て発生する集中インダクタ置換することかできる。そし
て、仮想的な平衡信号源274およびそれぞれの伝送路
におけるアースを、もとの第18図(、)において示し
た状態と等偏向と同じになるように置換すれば、第18
図(f)に示すようになる。この第18図(f)におい
てアース端子を共通化して表わすと、明らかに最終的に
は第18図(q)において示すように、集中定数キャパ
シタ279および集中定数インダクタ280より成る並
列共振回路と等価になり、同調器を実現することかでき
る。
以上において説明した構成と動作により、本発明の同調
器を実現するものであるが、本発明の同調器における構
成とそれに係る動作原理は従来の同調器におけるものと
は全く異なるものである。
そこで、本発明による同調器が従来の同調器もしくは本
発明の同調器における伝送路と同様のものを用いても他
の構成にしだものそれぞれと比較して全く異なるもので
あることを証明するために、従来の同調器もしくは他の
伝送路構成による同調:都(における構成および動作を
次に説明して対比する。それによって本発明による同調
器との差異を明11企にすると共に、本発明における同
調器の新規性を明らかにする。
第21図は、伝送路電極として例えば本発明における同
調器に用いるものと同様なもので形成しても、アース端
子が互いに同方向側に設定されている点が異なる場合の
動作を示すものである。第21図(a)において伝送路
電極281および282よりなる先端オープンの伝送路
が、電圧eを発生ずる信号源283によってドライブさ
れているもの−とする。それによって伝送路電極281
の先端におけるオープン端子には定在波電圧eAが励起
され、それと対向設置もしくは並設される伝送路電極2
82の先端におけるオープン端子には定住波電圧QBが
誘起されるものとする。ここで、それぞれの伝送路電極
281および282のアース端子は互いに同方向側に設
定されているので、それぞれの定在波電圧eA、!:e
Bは互いに同位相となる。従がって、伝送路電極281
および282におけるそれぞれの電圧分布係数は同じK
を有することになる。それによって伝送路電極が対向す
る任意の部分における電位差Vは V = K ”A eB ++++++ (14)とな
る。ここで、それぞれの伝送路電極281および282
の電気長が同じ長さであるとするとeA= elB +
・+ ・・(i 5)となり、それによって第14式に
おける電位差Vは V = f(eA −K eA= O・−・−(16)
となる。すなわち伝送路のいずれの部分においても電位
差か発生しないことになる。第21図(a)における信
ig源283を伝送路端に置換設定したものが第21図
(b)であり、電圧e′を発生する不平衡信号源284
を設置したことと等価になる。そしてこの等価回路にお
いては互いに電位差を有しない平行伝送路が存在するの
みである。つまりこれ髪21図(C)に示すように、等
偏向に単なる一本の伝送路電極285か存在する場合と
同一であることは明らかである。そして、信号源283
およびアース端子を第21図(a)に示したようにもと
の回路に等価置換することにより第21図(d)に示す
ようになる。つまり伝送路の分布インダクタ成分および
伝送路の屈曲形状により発生する集中インダクタ成分そ
れぞれより成る等価的な集中定数インダクタ286のみ
を形成するだけである0以−トより明らかなように、イ
ンダクタと並列にキャノぐシタを形成することかできな
いので、目的とする並列共振回路の同調器は実現するこ
とができない。
第22図は、片側の伝送路電極として例えば本発明の同
調器におけるものと同じもので形成した一搬的なマイク
ロストリップラインであるが、その伝送路電極と対向す
る電極が充分に広いアースとなっている点が異なる場合
の動作を示すものである。第22図(、)において伝送
路電極287が充分に広いアース電極288と対向し、
電圧eを発生する信号源289によってドライブされ、
伝送路の先端におけるオーブン端子に定在波電圧eAが
励起されるものとし、その′電圧分布係数をKとまる。
一方、アース電極288には仮想的に電圧分布係!f(
Kを荷する定在波電圧QBが発生するものと仮定すると
、伝送路電極287とアース電極288か対向する任意
の部分における電位差■はV=K ep、−K eB 
−−−・(17)で表わされる。しかし、アース1B極
288における定在波電圧eBは一様にアース電位(零
電位)であり 8B二〇 ・・・・(18) となる。従ってアース電極288には電圧分布係数も存
在しない。その結果、電位差Vはv = ic eA−
−−(19) となる。これによって、伝送路電極287とアース電極
288の間に分布キャパシタを形成することは可能であ
る。しかしながら、伝送路電極287は、アース電極2
88と近接して対向しているため、相互誘導作用によっ
て伝送路電極287における画先端がほとんどショート
状態になったものと等価になる。そのため伝送路電極2
87におけるインダクタ成分のQ性能を著しく劣化させ
ることになる。すなわち、このマイクストリップライン
は第22図(b)に示すように等価損失抵抗290を含
む集中定数インダクタ291および集中定数キャパシタ
292それぞれより成る並列共振回路を形成する。ここ
で等価損失抵抗290は実際には相当大きな抵抗値を有
するものになるため、共振回路における損失が非常に大
きくなる。従って、同調器としては明らかにQ性能が非
常に低下したものしか実現できず、実際的には実用に適
するものではない。
第23図は従来において最も多く使用されているλ/4
共振器の回路構成を示し、その伝送路における先端条件
および伝送路の長さの設定と、更にアースの設定におけ
るそれぞれの点で本発明の同調器と全く異なることを示
すものである。第23図において平衡モートイ升送蕗雷
湛293卦士rに294は、その電気長2か共振周波数
におけるλ/4に等しく設定され、かつ先端がショート
されている。そして電圧eを発生する平衡信号295に
よって、それぞれの伝送路電極7J)平衡モードでドラ
イブされて因るものとする。アース端子は平衡信号源2
95の中性点に設定され、特に伝送路電極におけるいず
れかの端子にアースを設定するものではない。この場合
における伝送路の端子に発生ずる等価的な端子リアクタ
ンス又は、伝送路の待1弘インピーダンスをzoとする
とX二Z□−θ ・・・・・(20) となる。ここで特性インピーダンスZOは第9式におい
て示したものと同じものであり、またθについても第1
0式において示したものと同じものである。この共振器
では伝送路のd気長aをa=λ/4 ・旧・・(21) としているので θ−π/2 ・川・(22) である。従ってg20式における端子リアクタンスXは X = Zobn−= 00 −=−(23)となり、
等測的に並列共振特性を得ることができるものである。
しかしながら、このλ/4共振器における構成を本発明
の同調器における構成と比較すると、まず伝送路の端子
条件についてみると本発明の同調器においてはオープン
状態であるのに対して、従来のλ/4共振器においては
ショート状態であり、従って端子条件において全く異な
る構成であることが明らかである。更に伝送路の゛電気
長2の設定についてみると、本発明の同調器においては
同調周波数のλ/4以下に設定するものであり実際的に
はλ/16程度の非常に短いものに設定して構成するも
のであるが、従来のλ/4共振器においては厳密に共振
周波数のλ/4に設定するものであり、従って伝送路の
電気長2の設定において根本的に異なる構成であること
も明ら・A・である。また、構成における伝送路の電気
長2の異いに起因して、両者において同一の同調周波数
もしくは共振周波数に設計しても、本発明の同調器にお
いては小型化することができるが、λ/4共振器に]・
・いては非常に長い伝送路を設ける必要があり大型化す
る不都合があった。従来のλ/4共振器を小型化する目
的で誘電率の非常に大きな誘電体を介在させて伝送路の
長さを短縮化したものもみられるが、それに用いる誘電
率の高い誘電体は一般に誘電体損失l、111δが非常
に大きく、従って共振器としてのQ性能が著しく低下す
る不都合があった。史に、誘電率の高い誘電体における
誘’Iff率の7111)度依存性は一般に大きく、従
って共振周波数の安定性を確保することが困難である不
都合もあった。
次に、本発明の同調器における性能の優秀性を明らかに
するために、従来の同調器における性能と比較した実験
結果を示して説明する。第24図は同J、!1周波数の
温度依存性を測定した実験結果を表すグラフである。そ
して第25図は共振Qの温摩依存特注を測定した実験結
果を表すグラフである。第24図および第25図におい
て、特性(A)は本発明Vこおける同調器の温度依存性
であり、誘電体としてアルミナセラミック材もしくは樹
脂系プリント回路基板を使用した場合の実験結果である
。一方、特性(B)は第2図において示すような、従来
において最も多く用いられていた同調器における/Il
1品度依品持依存特性。これらの実験結果から、本発明
の同調器においては一般的な誘電体を用いて構成したも
のでもその同調周波数は極めて安定であり、史に共振Q
が高く、かつ安定であることか明らかである。一方、従
来の同調器においては、インダクタを構成するフェライ
ト材のコアにおける透磁率μとQの根本的な不安定性、
およびコイル部分の膨張と収縮によるインダクタンスの
変化がそれぞれ原因して、同調周波数と共振Qの安定性
を確保することが困難であった。それによって、他の温
度補償部品もしくは他の自動安定化補償回路を伺加して
不安定性を補っていた。
次に第5図に示す同調装置に用いる第6図に示す同調器
を構成する開開調器64の同調周波数の調整について第
16図に示す実施例を代表してその動作を説明する。ま
ずインダクタは第15図(、)に示すスパイラル形状電
極89によって形成される。次にキャパシタは第14図
(a)ないしくC)に示すスパイラル形状電極89と9
oの間に存在する誘電体88によって発生ずる分布キャ
パシタンスによって形成される。次に第26図にこの開
開調器の動作等価回路を示して説明する。第26図(、
)の100はインダクタを形成するスパイラル形状電極
と等価な伝送路であり、101は100のインダクタ形
成電極と共に作用して分布キャパシタ102を形成させ
るスパイラル形状電極と等価な伝送路である。ここでス
パイラル形状電極101のアースポイントはインダクタ
を形成するスパイラル形状電極100のアースポイント
とは逆方向側に設定されているため、第26図(blに
示すようにスパイラル形状電極101のインダクティプ
成分は打消されてアース面103と等価になりインダク
タのスパイラル形状電極104と対向して分布キャパシ
タ105を形成する。これを分布定数回路で示したもの
が第26図(C)であり、分布インダクタ106と分布
キャパシタ107による分布定数回路を形成する。ここ
でアースとなる分布キャパシタ電極108の任意の電極
部位109でカットすることにより、また分布インダク
タ106の任意の電極部位110でカットすることによ
って分布キャパシタンス107と分布インダクタンス1
06のそれぞれの値を任意に変化させることがIjJ能
である。第26図(d)はこれを集中定数等価回路で示
したもので可変インダクタ111と可変キャパシタ11
2の並列共振回路を形成することになる。
この同調器のインダクタが有するインダクタはスパイラ
ル形状電極の捲回数もしくは電極長さによって任意に設
計することができる。一方、分布キャパシタのキャパシ
タンスは対向するスパイラル形状電極の対向部活と誘電
体の誘電率εおよび厚みによって任意に設計することが
できる。この分布キャパシタンスの形状について第27
図と共に説明する。対向するスパイラル形状電極の伝送
路等価長さを2とし、この伝送路等価長さlは使用する
誘電率εによって定まる波長短縮率14弓を考慮した動
作周波数におけるλ/4長よりも短いものに設計する。
このλ/4長に対する伝送路等価長さ2の91合いを任
意に設計することによりキャパシティブリアクタンスX
cO値を任意に設計することが可能である。このキャパ
シティブリアクタンスXCと動作周波数foによってキ
ャパシタンス C−/2πfoxcが得られる。
今この伝送路等価長さ2を伝送路等価長さC′に短11
i’iするとキャパシティブリアクタンスXcはキャシ
ティブリアクタンスX6に変化する。このキャパシティ
ブリアクタンスXC:と動作周波数f0によっでキャパ
シタンス C1−%πfOXc゛が得うレ、C’(Cと
なってキャパシタンスを町iできる。
このキャパシタンスCを有するキャパシタが第26図(
d)に示す可変キャパシタ112と等価である。
ここでアースとなるキャパシタ電極を形成するスパイラ
ル形状電極〔第15図(c)におけるスパイラル形状電
極90)の長さは、以上の説明においてマーココ1 インダクタ電極を形成するスパイラル形状電極〔第15
図(、)におけるスパイラル形状電極89〕と同じ長さ
としたが、第11図の実施例において説明したようにイ
ンダクタ電極長さよりも短い範囲で任意の長さに設計し
ても良く、またインダクタ電極と対向する任意の位置に
形成しても所要の目的は達成できる。
第28図、第29図、第30図、第31図に第15図に
示す実施例を代表して可変キャパシタとり変インダクタ
の調整可変の様子を示す。第28図、第29図はキャパ
シタ電極のカットによってu丁亥キャパシタを調整する
モードの説明図であり、第28図に示すようにオープン
端子を起点とするカット位置までの電極長さを電極カッ
ト量dとし、それに対する分布キャパシタンス01分布
インダクタンスL1および自己共振周波数f。の関係は
第29図のようなる。すなわち、電極カットlidの増
大に対して分布キャパシタンスcL士減少するが分布イ
ンタフタンスLは不要である。それにし−1たbiつイ
白−北旧り月?#粉I−ノ斗宜/もノ 本杭30図、第
31図はインダクタ電極のカットによって−げ変インダ
クタとi+J変キャパシタを同時に調整するモードの説
明図であり、第30図に示す」:うにオーブン端子を起
点とするカット位置までの1E極長さを同じく電極カッ
ト:けdとし、それに対する分布インダクタL1分布キ
ャパシタc8および自己共振周波数f。の関係は第31
図のようになる。すなわち、電極カットM:dの増大に
対して分布インダクタンスLと分布キャパシタンスcは
J(に減少し、それにしたがって自己共振周波数foは
高くなる。
ここで電極をカットする方法としてはレーザカッターサ
ンドプラスター等の調整時において同調周波数に影響を
与えない非接触カット手段を用いると良い。
次に以上のように構成された実施例の同調器の同調周波
数を調整する別の方法について第15図に示す実施例を
代表して以下その動作を説明する。
第32図(、)の113はインダクタを形成するスパイ
ンジチルfFA!1’”RL化り自i5πイシl二26
1J々1り壷lへ−一、・・113はインダクタ形成電
極と共に作用し7て分布キャパシタ115を形成させる
スパイラル形状電極と等価な伝送路である。ここで、伝
送路電極114のアースポイントは任意の電極部位11
6に設定されるため、第32図(b)に示すようにアー
スポイント117から電極114のアース側に至る対向
部のインダクティブ成分は打消されてアース而118と
等価になりインダクタを形成する伝送路成極119と対
向して分布キャパシタ120を形成する。
これを分布定数回路で示したのが第32図(C)であり
、分布インダクタ121と分布キャパシタ122による
分布定数回路を形成する。ここでアースとなる分布キャ
パシタ電極123の電極端124を任意に調整すること
により分布キャパシタ122の値を任意に可変すること
か可能である。第32図(d)はこれを集中定数等価回
路で示したもので、インダクタ126と可変キャパシタ
126の並列共(辰回路を形成することになる。また第
33図に0へ同調にの別の動作等価回路を示して説明す
る。
第33図(a)の127はインダクタを形成する伝送路
電極であり、任意の電極部位128をアース端子とし、
129は電極127と共に作用して分布キャパシタ13
0を形成する伝送路電極である。
これは第33図(b)に示すようにインダクタとしては
アース端子を131とする伝送路132のみが寄与する
ことになり、伝送路132と対向する部分のアース′1
E、極133との間の分布キャパシタ134の春か形成
される。これ全分布定数回路で示したのが第33図(c
)であり、分布インダクタ135と分布キャパシタ13
6に・よる分布定数回路を形成する。ここでアースとな
る分布インダクタ電極135の電極端138を任意に調
整することにより、分布インダクタ135および分布キ
ャパシタ136の値を任意に同時に可変することか+i
J能となる。7A33図(d)はこれを集中定数等価回
路で示したもので、EJ変インダクタ139と可変キャ
パシタ140の並列共振回路を形成することになる。
第34図、第35図、第36図、第37図に第16図に
示す実施例を代表して可変キャパシタと可変インダクタ
の調整可変の様子を示す。第34図、第35図はキャパ
シタ電極のアース端子位置の調整によって+jJ変キャ
パシタを調整するモードの説明図であり、第34図に示
すようにオープン端P141を起点とするアース端子位
置までの1匡極長さを′電極有効長dとし、それに対す
る分布キャパシタンスCと、分布インダクタL1およヒ
自己共振周波数10の関係は第35図のようになる。
すなわち、電極有効長dの増大に対して分布キャパシタ
ンスCは増大するが分布インダクタンスLは不変である
。それにしたがって自己共振周波数foは低くなる。一
方、第36図、第3T図はインダクタ電極のアース端子
位置の調整によって可変インダクタと可変キャパシタを
同時に調整するモードの説明図であり、第36図に示す
ようにオープン端子142を起点とするアース端子位置
までの成極長さを同じく電極有効長dとし、それに対す
る分布インダクタL1分布キャパシタC1おになる。す
なわち電極有効長dの増大に対して分布インダクタンス
Lと分布キャパシタンスCは共に増大し、それにしたが
って自己共振周波数f。
は低くなる。
以−1−に説明した植成と動作により所要の目的を達成
するものであるが、その11弯成の有効性を他の電極1
1゛4成にした場合と簡単に比較する。可変インダクタ
を形成するスパイラル形状電極は上記の説明のものと同
様として、まず+17変キヤパシタを形成するスパイラ
ル形状電極をスパイラル形状とせずに全面アース′電極
とした場合は可変インダクタのQ性能が著しく低下して
実用性はなくなる。次に]り変キャパシタを形成するス
パイラル形状電極をスパイラル形状としてもアースポイ
ントを可変インダクタを形成するスパイラル形状電極と
同方向側に設定すると、両者は単一の可変インダクタと
して作用するのみで分布キャパシタンスを形成すること
は不可能となり所要の目的は達成できない。
Ql +−のように木宙施#l+の皓層フ1.てインダ
クタ電極をキャパシタ電極と共用したこと、およびアー
スとなるキャパシタ電極のインダクタンス成分を打消し
たことにより可変インダクタと可変キャパシタの一体化
を実現している。
fJ38図に第15図の実施例および第17図ないし第
36図、第37図で説明した同調周波数の調整を行なう
同調器を代表して用いた本発明の同調装置の構成実施例
を示す。単層もしくは多層の回路基板150を介して同
調器161,152゜153および154(裏面電極も
しくは中間層電極は図示せず)がそれぞれ分散設置され
、同調器151および152は他の回路要素155を介
して接続され、また同調器153および1−54は直接
接続されている。更に同調器152および154は他の
回路要素166を介して接続されている。
ここで他の回路要素155 、156としては例えば増
r11回路2発振回路、混合回路、変調回路、復調回路
、検波回路などが設置される。いうまでもなくそれぞれ
の同調器151.152,153お屹び164と他の回
路要素165および156の設置位置は回路基板150
に対して任意に設定することが可能であり、また同調器
および他の回路要素の設置個数も任意に設定することか
可能である。史にそれぞれの同、il、−1器151°
ないし154の同調周波数の調整は各々独立に設定する
ことも1■能である。それぞれの同調器161ないし1
54の電極材料としては金属導体もしくは印1ポリ導体
もしくは薄j摸導体を使用することかでき、更に対向す
るそれぞれの電極をそれぞれ異種の導体で形成しても良
い。またそれらの電極は第17図の実施例に示すように
回路基板の表面のみならずその内部に設置してもよく、
多層回路基板の中間層にも設置することもできる。ここ
で回路基板150としてはアルミナセラミック、プラス
チック、テフロン、ガラース、マイカ等を用いることか
できる。
それぞれの同調器161ないし164の形成方法として
は、金属導体を用いた場合は回路基板is。
に一括接着し、一方印刷導体もしくは薄膜導体を用いた
場合は他の回路パターン形成と同時に一括甲刷処即する
ことが可能である。それぞれの同調器151ないし15
4に他の可変リアクタンス素子(図示せず)を接続して
それぞれの同調周波数の変化を関連づけるようにする。
発明の効果 以」二の説明から明らかなように、本発明は電圧iiJ
変キャパシタのキャパシタンス変化範囲をそれぞれの同
調器に対して独立にかつ任意に調整するように構成し、
更に可変キャパシタ電極と共用したijJ変インダクタ
電極を誘電体回路基板を介してインダクタ成分を打消し
たアースとなる可変キャパシタ電極と近接して対向設置
させた構成の同調器を形成すると共にそれぞれの同調器
の電極をカットもしくはアース端子位置の調整によって
同調周波数を任意に設定するようにしているので■目的
とする周波数に収れんさせる調整を短時間で完了するこ
とができ、トラッキング調整のスピードアップカ尭1°
れる。
■それぞれの同調器を構成する部品のバラツキや、共通
の制御jll祇圧成用電圧のバラツキを補償j−t2る
ことかでき、完全々トラッキング什台9参中現すること
力)できる。
■同調回7δに用いるインダクタは固定だ数のものが使
用できるので同調周波数の温度依存性か小さく、1だ機
械的撮動に対しても安定な同d、1]装置か実現できる
■重圧iiJ変キャパシタの調整は直流′直圧ラインに
ある電圧調整器によって行われるので遠隔調整か可能と
なり、同i11’ll器に与える調整時の高周波的妨害
全階無にすることかできて調整精度を向」ニさせること
か日■能である。
■同調器をモジュール化でき機械的可動部品か庁Jji
(となるので調整後の同調周波数は適めで安定であり、
特に機械的振動による同調周波数のずhを極小にできる
■(す°変インダクタと1す゛変牛ヤパシタかリードレ
スで接続されるのでリードインダクタンスやストレーキ
ャパシタの影響がなくなり、従って調整後の回路動作が
極めて安定になる。
の同調器の同調匈波数調整に成極カット法を用いる場合
には非接触調整手段を用いることができるので同調周波
数に影響を与えずに同調装置の調整処理ができる。
■またアース端子位置調整法を用いる場合には電極の非
破壊調整手段を用いることができるので同調装置の同調
周波数をくり返し上下調整処理ができる。
■同調装置の同調周波数トリミングスピードが速くなる
等の優れた効果か得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は基本的な同調器の回路図、第2図および第3図
は従来の同調器における構成を示す斜視図、第4図は従
来の同調装置の回路図、第5図は本発明の実施例におけ
る同調装置の回路図、第6図は実施例における同調装置
の同調器と電圧調整器を代表的に示した回路図、第7図
は実施例に用いる電圧”T変キャパシタの一般的な電圧
対キャパシタンス特性図、第8図ないし5g17図は実
施例における同調装置に用いる同調器の構成図でありそ
れぞれにおいて(a)は表面図、(b)は側面図および
5\、 (CI E44図、第18図(a) −(q) 、 第
19図(a) 、 fb) 。 第2o図は本発明の動作原理を示す説明図、第21図(
a)−(d) 、第22図(a) 、 (b) 、第2
3図は従来の同調器における動作原理を示す説明図、第
24図。 整r+f変モードの説明図、第37図は本発明の一実施
例に」?ける同調装置の構成図である。 13.19,27,32,151〜154・・・・・同
調器、39・・・・・シンセサイザ式局部発振器、41
.42,53・・・・・・1d圧調整器、54・・・・
・制量調理、55,62,69,76.79,82゜8
5.88,91.94,150・川・・誘電体基板、5
6.57,63,64,70,71.77.78゜80
.81.83,84,86,87,89,90゜92.
93,95.96・・・・・・可変インダクタ用もしく
は可変キャパシタ用電極、50.51・・・・・・覗圧
調整用トリマレジスタ。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第1
図 第2図 第4図 A 第51やi り貝 第6図 第7図 電圧V 第8図 第9図 第10図 第11図 (α) (b) (の 第12図 fIS13図 第14fi 第15図 (α) Cb”) (C) 第16図 (α) (b) (に) 第17図 (α)(b)(C) 第18図 第18図 78 79 第20図 □イ云送路覚気長L 第21図 第22図 第23図 (J−K) 21/4 第24図 温度(0C) 第25図 温度(@C) 第26図 第27図 第28図 第29図 第3ON @31図 一冗控カット重d IN32図 (【 133図 第34図 /41 第35図 一霞掻有効長d 第36図 /42 第37FgJ 特許庁長官殿 1事件の表示 昭和58年特許願第143258号 2発明の名称 同調装置 3補正をする者 事件との13!4係 特 許 出 願 人住 所 大阪
府門真市大字門真1006番地名 称 (582)松下
電器産業株式会比代表者 山 下 俊 彦 4代理人 〒571 住 所 大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産
業株式会社内 7、補正の内容 明細書の第52頁第5行〜第8行の「第26図ないし・
・・同調装置の構成図である。」を以下のように補正い
だします。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)誘電体を介して対向設置するかもし7〈は誘電体
    の表面で並設する電極それぞれのアースに接続する端子
    が互いに逆方向側となるように設定した同調器を複数個
    設け、それぞれの同調器における電極に電圧可変リアク
    タンス素子を接続して可変同調器とすると共に上記電圧
    可変リアクタンス素子に供給する制御電圧を上記それぞ
    れの可変同調器における可変周波数範囲に対して任意に
    関連づけて供給制御することを特徴とする同調装置。 (2)それぞれの同調器において任意の片方もしくは両
    方の電極における任意の電極部分を切開して可変同調周
    波数範囲を任意に設定制御する特許請求の範囲第1項記
    載の同調装置。 (3)それぞれの同調器において任意の片方もしくは両
    方の電極におけるアースに接続する端子を任意の電極部
    位に設定することにより可変同調周波数範囲を任意に設
    定制御する特許請求の範囲第1項記載の同調装置。 (4)電極として少なくとも一個所以上の任意の屈曲角
    もしくは屈曲率および任意の屈出方向を示す屈曲部を有
    するものを用いた特許請求の範囲第1項ないし第3項の
    いずれかに記載の同dA1装置。 (5)電極としてスパイラル形状を有するものを用いた
    特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の
    同調装置。 (6) 一方の電極における長さを他方の電極における
    長さよりも任意に短かく設定し、かつ任意の部分で対向
    設置もしくは並設させた特許請求の範囲第1項ないし第
    5項のいずれかに記載の同調装置。 (7)誘電体の内部においてそれぞれの電極もしくは任
    意の片側の電極における部分もしくは全部を設置した特
    許請求の範囲第1項ないし第6項のいずれかに記載の同
    調装置。 (8)それぞれの同調器の誘電体として共通の回路基板
    を用いた特許請求の範囲第1項ないし第7項のいずれか
    に記載の同調装置。 (9)それぞれの電圧可変リアクタンス素子に対して1
    荘圧調整器を介して共通の成圧供給源における出力電圧
    を供給する特許請求の範囲第1項ないし第8項のいずれ
    かに記載の同調装置。 (1o)それぞれの同調器における任意の片方もしくは
    両方の電極における任意の電極部分を非接触切開手段に
    より切開する特許請求の範囲第1項ないし第9項のいず
    れかに記載の同調装置。 (11)電圧調整器における構成要素を非接触切開手段
    により任意にすJ開する特許請求の範囲第9項記載の同
    調装置。 (12)電極それぞれにおいてアースに接続される端子
    を、アースと接続せずに共通端子とした特許請求の範囲
    第1項ないし第11項のいずれかに記載の同調装置。
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