JPS6033713A - 増幅装置 - Google Patents

増幅装置

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JPS6033713A
JPS6033713A JP14305783A JP14305783A JPS6033713A JP S6033713 A JPS6033713 A JP S6033713A JP 14305783 A JP14305783 A JP 14305783A JP 14305783 A JP14305783 A JP 14305783A JP S6033713 A JPS6033713 A JP S6033713A
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electrodes
amplifier
tuner
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Joji Kane
丈二 加根
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はテレビ、ラジオ、ステレオチューナおよびパー
ソナル無線の送信機や受信機、その他通信機全般に用い
ることができる同調型増幅装置に関するものである。
従来例の構成とその問題点 近年、テレビやラジオの放送電波や通信機の通信電波が
増加しており、受信を希望する放送信号を選択して増幅
する同調増幅器の性能においては高い同調精度、安定性
および信頼性が必要とされている。一方、同調増幅器を
設置するそれら受信機、送信機および通信機の製造コス
トの低減も大きな課題であり、特に合理化が困難な高周
波部の同調増幅器における構成部品について抜本的な新
技術の開発が特に必要とされている。
以下図面を参照しながら従来の同調増幅器について説明
する。第1図は従来の同調増幅器の回路構成図であり、
1は同調インダクタ、2は可変キャパシタ、3は固定キ
ャパシタであり、それぞれによって同調回路4を構成し
ていた。そして、入力端子6に入力された信号が増幅器
5によって増幅され、その増幅出力が出力端子7に出力
されると共に同調器4に供給されていた。
更に第2図は、第1図における同調回路4を構成する従
来の部品構成図であり、8は同調インダクタ、9は可変
キャパシタ、1oは固定キャノぐシタであり、それぞれ
は回路導体11および12によって接続されていた。
しかしながら、上記のような構成においては■ インダ
クタ部品およびキャパシタ部品は他の高周波部品と比較
してサイズが大きく、特に高き寸法の高いことが同調増
幅器を設置した機器の小型化と薄型化を阻害している。
■ インダクタ部品は機械的振動によってそのインダク
タンスがずれ易く、またフェライトコアの温度依存性が
大きいのでインダクタンスが不安定であり、同調器にお
ける同調周波数の変動が大きい。従って、同調増幅器を
構成してもその増幅ゲインで周囲条件によって大きく変
動する。
■ インダクタ部品とキャパシタ部品は、それぞれ別個
の部品として存在し、長い経路の回路導体で接続されて
いるためリードインダクタンスやストレーキャパシタが
多く発生して同調回路の動作が不安定である。それによ
って充分な選択特性を確保することができず、更に不確
定の周波数点において不要な共振状態が出現するなどの
不都合が発生し、目標とする設計通りの同調増幅器を実
現することができない。そのため異常発振の発生、不要
信号の応答、増幅信号における高調波成分の増加とそれ
による歪の増加、可変同調周波数における変化幅の狭小
化、更には相互変調妨害排除特性やスプリアス妨害排除
特性の劣化を招来する。
■ 同調回路は独立した最小単位機能の個別部品の集合
回路であるため部品点数の削減や製造の合理化に限界が
ある。
などの問題点を有していた。
発明の目的 本発明の目的はインダクタ部品とキャパシタ部品を一体
化構成して成る同調器を設置した同調増幅器を構成する
ことにあり、更に同調増幅器の形態を超薄型化および小
型化すると共に、機械的振動や温度変化などの周囲条件
の変動に対して増幅同調動作が安定で、増幅同調精度が
高く、同調器における接続リードの悪影響を除いて高周
波領域においても安定な増幅同調動作が可能で、また部
品点数を削減して製造の合理化を可能にする同調増幅器
を提供することにある。
発明の構成 本発明の増幅装置は誘電体を介して対向設置するかもし
くは誘電体の表面で並設する電極それぞれのアースに接
続する端子を互いに逆方向側となるように設定した単数
もしくは複数の同調器における任意の片方の電極のオー
プン端子を増幅器の入力☆jW子および/もしくは出力
端子に接続するように構成したものであシ、これにより
同調器における対向もしくは皿内する電極において一方
の電極が分布インダクタとして作用し、またこの分布イ
ンダクタとして作用する電極と他方の電極が対向もしく
は皿内することによって先端オープンの分布定数回路を
形成し、それによって発生する負リアクタンスによる分
布キャパシタンスを実現し、上記の分布インダクタと並
列に作用させて同調回路を形成するものであり、この同
調回路を増幅器の負荷もしくは前置回路として増幅器に
接続設置することにより同調増幅機能を得るものである
実施例の説明 以下本発明の実施例について図面を参照しながら説明す
る。
第3図は本発明の実施例における増幅装置の回路構成図
を示すものである。入力端子13に入力される信号は増
幅器14によって増幅され、その増幅された増幅出力信
号は出力端子16に出力きれる。そしてその増幅出力信
号は同調器16における入力端子15(増幅器14の出
力端子16と共通)に供給される。同調器16において
、17は分布インダクタおよび伝送路を屈曲させること
によって発生する集中インダクタそれぞれの総合による
インダクタンスを有する伝送路電極である。
一方、18は誘電体(図示せず)を介してもしくはその
表面において伝送路電極17と対向もしくは皿内する伝
送路電極である。そしてそれぞれの伝送路電極17と1
8によって負リアクタンスを発生させる伝送路を形成す
る。ここでそれぞれの伝送路電極17と18におけるア
ース端子は互いに逆方向側となるように設定されている
第4図は本発明の他の実施例における増幅装置の回路構
成図を示すものである。入力端子19に入力される信号
は増幅器20によって増幅され、その増幅された増幅出
力信号は出力端子21に出力される。そしてその増幅出
力信号は同調器22における入力端子21(増幅器20
の出力端子21と共通)に供給される。同調器22にお
いて、23は分布インダクタおよび伝送路を屈曲させる
ことによって発生する集中インダクタそれぞれの総合に
よるインダクタンスを有する伝送路である。一方、24
は誘電体(図示せず)を介してもしくはその表面におい
て伝送路電極23と対向もしくは皿内する伝送路電極で
ある。そしてそれぞれの伝送路電極23と24によって
負リアクタンスを発生させる伝送路を形成する。ここで
それぞれの伝送路電極23と24におけるアース端子は
互いに逆方向側となるように設定されている。更に伝送
路電極23のオープン端子に設定されている入力端子2
1には可変リアクタンス素子として電圧可変キャパシタ
ンスダイオード25が接続される。
26は電圧可変キャパシタンスダイオード26に対する
制御電圧入力端子である。
第5図は本発明の他の実施例における増幅装置の回路構
成図を示すものである。入力端子27に入力される信号
は入力同調器28によって同調選択されて増幅器29の
入力端子3oに供給される。
そして増幅器29によって増幅された増幅出力信号は出
力端子31に出力されると共に、出力同調器32に供給
されて、更に同調選択されて出力端子33に出力される
。ここで入力同調器28における伝送路電極34および
36.電圧可変キャパシタンスダイオード36.および
制御電圧入力端子37それぞれの構成と、出力同調器3
2における伝送路電極38および39.電圧可変キャパ
シタンスダイオード40.および制御電圧入力端子41
それぞれの構成は、第4図において説明した同調器22
の構成と同じである。ここで入力端子27および出力端
子33それぞれは、伝送路電極34および39における
所要のインピーダンスを有する位置に任意に設定するこ
とができる。
以上の第3図ないし第6図に示す実施例において、それ
ぞれの同調器16,22.28.32におけるアースに
設定されている端子それぞれは、アースと接続せずにそ
れぞれの同調器16,22゜28.32において共通端
子として、それぞれの増幅器14,20.29を含む他
の回路に接続しても所要の目的は達成することができる
。更に、同調器16.22.28 、32における入力
端子15.21.31および出力端子3oば、それぞれ
の伝送路電極1了、23,35.38の先端に設定する
ことに限定されるものではなく、所要インピーダンスを
有する任意の位置に設定することができる。また電圧可
変キャパシタンスダイオード25,36.40の設置位
置については、伝送路電極17,23,35.38にお
ける所定の位置に接続することに限定されるものではな
く、伝送路電極18,24,34.39における任意の
位置に接続しても所要の目的は達成することができる。
以上の第3図ないし第5図に示す実施例において、それ
ぞれの同調器16,22.28.32における同調周波
数を調整する必要がある場合は、伝送路電極18,24
,34.39における所要の部分を任意に切開するか、
もしくは伝送路電極17.18,23,24..34,
36,38.39におけるアース端子を所要の部位に任
意に設定することによって分布キャノくシタンスおよび
インピーダンスを変化させることができて、その目的を
達成することができる。
以上説明した実施例において、第3図に示すものは簡単
な構成で単一の同調周波数を有する同調増幅装置を構成
することができ、第4図に示すものは同調周波数を任意
に可変することができる同調増幅装置を構成することが
でき、第6図に示すものは更に高い選択特性を有して同
調周波数を任意に可変することができる同調増幅装置を
構成することができる。
第6図ないし第4図は前記第3図において説明した同調
器16を代表して、その伝送路電極と誘電体の構造につ
いてその実施例を示すものである。
第6図において(a)は表面図、(b)は側面図、(C
)は裏面図を示す。(以下第7図ないし第13図におい
て同様)第6図において100は誘電体基板であり、1
01と102は分布定数回路を形成して分布インダクタ
と分布キャパシタを実現する電極である。電極101と
102のアース端子の設定は第6図に示すように対向す
る電極相互において任意の動向側となるようにする。(
以下第7図ないし第14図において同様)第6図(、)
に示すの側。
■側と第6図(C)に示すの側、c側がそれぞれ対応す
る。(以下第7図ないし第13図において同様)第7図
においては誘電体基板103を介して1個所の屈曲部を
有する電極104と105がそれぞれ対向設置されてい
る。
第8図においては誘電体基板106を介して複数個所の
屈曲部を有する電極107と108がそれぞれ対向設置
されている。
第9図においては誘電体基板109を介してメアンダ形
状の電極110と111がそれぞれ対向設置されている
第10図においては誘電体基板112を介してスパイラ
ル形状の電極113と114がそれぞれ対向設置されて
いる。
第11図においては誘電体基板115の表面に電極11
6と117がそれぞれ側方対向して設置されている。
第12図においては誘電体基板118の内部に電極11
9と120がそれぞれ対向設置されている。
第13図においては誘電体基板121の内部に電極12
2が設置され、誘電体基板1210表面に電極123が
設置されそれぞれの電極122と123が対向している
第14図は本発明の他の実施例における同調器の構成図
を示すものである。円筒状の誘電体124における内周
部に電極125が設置され、徒だ外周部に電極126が
電極125と対向して設置されるものである。そして、
それぞれの電極125および126のアース端子は互い
に逆方向側となるように設定されている。ここで誘電体
124として円筒形状のもの以外に角筒形状のものも使
用することができる。
以上第6図ないし第14図の実施例において対向設置さ
れる電極それぞれは同一形状の全面完全対向としたが、
任意の片方電極が他方電極と比較して等測長さが異なっ
ていても、また相方電極が部分的に対向するようにして
も実現できる。捷だ第11図ないし第14図における実
施例に用いる電極それぞれの形状は第7図ないし第1o
図に示す実施例で示したものを用いても実現することが
できる。
寸だ第7図ないし第10図に示す実施例においては屈曲
部として任意の屈曲角を有する角弧状のパターンで形成
したものを示したが、これとは別に11(曲部として任
意の曲率を有する円弧状のパターンで形成した電極で構
成してもよいことはいう寸でもない。
以上それぞれの実施例において、それぞれの電極におけ
るアース端子は特別にアース端子として設定せずとも、
一般的に共通端子として他の回路部(図示せず)に接続
して所要の目的は達成することができる。
上記の実施例それぞれにおいて、第6図に示すものは簡
単な電極パターンで構成することができると共に高精度
の電極パターンを容易に形成することが可能である。そ
れKよって設置1目標の同調周波数に対して精度よく合
致した同調器を構成することができる。第7図ないし第
1o図に示すものけ、同調器の占有面積が小さくても比
較的太き ゛なインダクタとキャパシタを形成すること
が可能である。従って比較的低い同調周波数を有する小
型の同調器が実現でき、同調器のスペースファクタを向
」ニさせることができる。第11図に示すものけ誘電体
における片面のみで両方の電極を形成することができる
ので、製造プロセスを簡略化することかできる。更に両
電極の形成プロセスにおいては同一の電極形成プロセス
で形成処理するととができる。それによって電極相互間
の位置設定精度が極めて高精度に実現することができ、
設計目標の同調周波数に対し、極めて高精度で合致した
同調器を構成することができる。第12図および第13
図に示すものは多層回路基板の製造プロセスに導入する
ことができるものである。それによって電極が誘電体の
内部に設置されて外部に露出することがないので、外部
条件の変動による影響を直接に受けることがない。従っ
て同調器の同調周波数に影響を及ぼさないので、極めて
安定な1〈1能を有する同調器を実現することができる
。第14図に示すものは第6図ないし第13図に示すも
のより更に同調器を小型化しても、より充分大きなイン
タツタとキャパシタを形成することが可能である。従っ
て充分に低い同調周波数を有する超小型の同調器を実現
することができる。更に、第14図に示すものはこれを
製造する場合において、連続した円筒形状の誘電体に電
極それぞれを連続して形成し、所要の寸法長さで切断す
ることによって大量にかつ容易に製造することが可能で
ある。
なお、上記それぞれの実施例における伝送路電極として
は金属導体、プリント金属箔導体、厚膜印刷導体−薄膜
導体h)−″f!使用+Aとシφ:で式また上記それぞ
れの導体を異種組み合わせて伝送路電極を形成してもよ
い。一方、誘電体としてはアルミナセラミック、テタバ
リ、プラスチック。
テフロン、ガラス、マイカ、樹脂系プリント回路基板な
どを用いることができる。
以上のように構成された本実施例の増幅器に用いる同調
器について以下その動作を説明する。
第15図は本発明の同調器における動作を説明するだめ
の等価回路である。第15図(a)において、電気長1
r有し、互いにアース端子を逆方向側に設定したそれぞ
れの伝送路電極70.71によって形成される伝送路に
対して、電圧eを発生する信号源72が伝送路電極7o
に接続されて信号を供給するものとする。そして、それ
によって伝送路電極70の先端におけるオープン端子に
は進行波電圧eAが励起されるものとする。一方、伝送
路電極71は上記の伝送路電極70に近接して対向設置
もしくは並設されているので、相互誘導作用によって電
圧が誘起される。その伝送路電極71の先端におけるオ
ープン端子に誘起される進行波電圧をeBとする。
ここで伝送路電極70および71においてはそれぞれの
アース端子が逆方向側に設定されているので、誘起され
る進行波電圧eBは励起する進行波電圧eAに対して逆
位相となる。そして、それぞれの進行波電圧eAおよび
eBは伝送路の先端がオープン状態であるので、伝送路
電極7oおよび71より成る伝送路において電圧定在波
を形成することになる。ここで伝送路電極70における
電圧定在波の分布様態を示す電圧分布係数をKで表わす
ものとすると、伝送路電極71における電圧分布係数は
(1−K)で表わすことができる。
そこで次に、伝送路電極70および71において任意の
対向する部分において発生する電位差■をめると ■−KeA−(1−K)eB ・・・・・・・・・・・
・・・・・(1)で表わすことができる。ここで、それ
ぞれの伝送路電極70および71が同じ電気長lである
とすると eB=−eA ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・(2)となり、それによって第
(1)式における電位差Vばv = KeA十(1−K
 )ep、 = ep、・=−==・(3)となる。す
なわち伝送路電極70と71がそれぞれ対向する全ての
部分において電位差v1発生させることができる。
ここで伝送路電極7Qおよび71はその電極幅Wを有す
るものとしく電極の厚みは薄いものとする)、さらに誘
電率εSを有する誘電体を介して間隔dで対向されてい
るものとする。この場合における伝送路の単位長当りに
形成するキャパシタンスC0は であり、故に となる。
従って、第15図(a)に示す伝送路は第15図(b)
に示すような単位長当りにおいて第6式でまるC0の分
布キャパシタ73を含んだ伝送路となる。
また、それぞれの伝送路電極7oと伝送路電極71にお
ける電圧定在波分布(もしくは電流定在波分布)は、上
記において述べたように互いに逆位相関係にあるので、
この伝送路は等測的に平衡モードの伝送路として動作す
ることになる。これによって第16図(c)に示すよう
な、平衡電圧e′を有する平衡信号源74によって平衡
モードで励起される伝送路電極75および76によって
形成される゛17−衛モード伝送路と等価になる。いう
までもなくその電気長は第15図(−)において示した
ものとの電気長4と同じである。更に、この平衡モード
伝送路は第15図(d)に示すように、伝送路の分布イ
ンダクタ成分および伝送路の屈曲形状により発生ずる集
中インダクタ成分それぞれによる総合的な分布インダク
タ77および78と分布キャパシタ73よりなる分布定
数回路と等価に表わすことができる。
次に、この分布キャパシタ73の形成における伝送路の
電気長lとの関係について説明する。第16図(、)に
示すような平衡モード伝送路における単位長当りの特性
インピーダンスZ。は、第16図(b)に示す等価回路
で表わすことができる。その特性インピーダンスZ。は
一般的に となる。ここで伝送路が無損失の場合はとなる。本発明
の同調器における実施例の多くはこの仮定を適用するこ
とができ、かつ説明の簡略化のため以下第(8)式に示
す特性インピーダンスZ0を用いる。第(8)式におけ
るキャパシタンスC8は第(6)式においてめた伝送路
における単位長当りのキャパシタンスC0と同じもので
ある。すなわち伝送路における単位長当りの特性インピ
ーダンス2゜&′J、キャパシタンスC6の関数であり
、それはまたキャパシタC8に関与する誘電体の誘電率
εS、伝送路電極の巾Wおよびそれぞれの伝送路電極の
設置間隔dの関数でもある。
以上のように、伝送路における単位長当シの特性インピ
ーダンスが2゜で、その電気長がlであり、かつ先端が
オーブン状態である伝送路の端子に発生ずる等価リアク
タンスXは X =−Zocotθ ・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・(9)で表わすことができる
。ここで であり、特に θ =0〜− 1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・(11)θ=π〜−π の場合において等価リアクタンスXは X≦○ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・(12)となる。すなわち伝送路の
端子における等価リアクタンスはキャパシティブリアク
タンスとなり得る。したがって伝送路の電気長βによっ
てθが第(11)式に該当する場合、すなわち例えば電
気長lkλ/4以下に設定することによりキャパシタを
形成することができる。そして、その形成できるキャパ
シタのキャパシタンスcH で表わされるように、θの変化によって、すなわち伝送
路の電気長lの設定によって任意のキャパシタンスCを
実現することができる。
以上第(9)式ないし第(13)式において説明した伝
送路の動作様態について図に表わしたものが第17図で
ある。第17図では、先端がオープン状態の伝送路にお
いて、その電気長lの変化に従って端子に発生する等価
リアクタンスXが変化する様子を表わしている。第17
図から明らかなように、伝送路の電気長lがλ/4以下
もしくはλ/2〜4λ/3などにおけるような場合には
負の端子リアクタンスを形成することが可能であり、す
なわち等価的にキャパシタを形成することができる。更
に、負の端子リアクタンスを発生させる条件において、
伝送路の電気長lを任意に設定することによって、キャ
パシタンスCを任意の値に実現することが可能である。
このようにして形成されるキャパシタCは、第16図(
e)において示す集中定数キャパシタ79として等価的
に置換することができる。更に、伝送路に存在する分布
インタツタ成分および伝送路の屈曲形成によって発生す
る集中インダクタ成分それぞれの総合によって形成され
るインダクタは、集中定数インダクタ8oとして等価的
に置換することができる。そして、仮想的な平衡信号源
74およびそれぞれの伝送路におけるアースを、もとの
第16図(−)において示した状態と等価的と同じにな
るように置換すれば、第15図(f)に示すようになる
。この第15図(f)においてアース端子を共通化して
表わすと、明らかに最終的には第15図(q)において
示すように、集中定数キャンぐツタ79および集中定数
インダクタ80より成る並列共振回路と等価になり、同
調器を実現することができ上記説明した増幅装置に用い
る増幅器としてはトランジスタ、電界効果トランジスタ
、ICなどの半導体デバイスによるものや真空管による
ものなどを用いることができる。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明は薄い誘電体層
を介して対向設置するかもしくは誘電体の表面で並設す
る電極で同調器を構成し、その同調器を増幅器の入力端
子および/もしくは出力端子に接続設置するように構成
しているので■ 増幅装置に用いる同調器において、イ
ンダクタとキャパシタの間における接続リードを設置す
ることなく共振回路を構成することができると共に同調
機能を・果たすことができる。それによって同調器にお
けるリードインダクタンスおよびストレーキャパシタの
発生を皆無にすることができる。従って、目標とする同
調周波数における共振以外に発生する不測の共振は、広
い周波数帯域に渡って存在することがない。その結果、
安定な周波数選択特性が確保できて、増幅すべき信号に
おける基本波のレベルを充分に高くすることができ、ま
たその高調波成分レベルを充分に低減することが可能と
なる。よって増幅信号における歪を著しく安定にかつ小
さくすることができる。捷だ安定な周波数選択特性が確
保できることによって、多数の信号を同時に増幅する場
合において発生する相互変調妨害およびスプリアス妨害
の問題を充分に軽減することが可能となる。
■ モジュール化することが可能な同調器を有する増幅
装置が実現できるので、機械的振動によって同調器にお
けるインダクタンスおよびキャパシタンスの定数変動の
発生が皆無であり、それによって増幅同調特性が極めて
安定である。
−1だ、同調器を構成する誘電体としてその訪電率の温
度依存性が小さい拐科を用いることによって、周囲温度
の変化によるキャパシタンスの変動を極めて小さくする
ことができ、それによって同調特性を極めて安定にする
ことができる。
従って、増幅装置における増幅ゲイン特性および不要妨
害信号排除特性が周囲条件の変化に依存することなく、
また増幅装置を構成する初期のみならず非常に長期間に
渡って安定にそれらの特性を確保することができる。
■ 簡単な構成によって一体化した同調器を有すると共
に、非常にシングルな形態の増幅装置を実現することが
できる。更に、超薄型でかつ小型の増幅装置を実現する
ことが可能吉なる。
従って、同調器から輻射する増幅信号の不要輻射量を極
めて小さくすることができる。それによって、構成する
増幅装置自体の増幅動作を安定にすることができるだけ
でなく、他の増幅系に対しても妨害影響を及ぼすことが
ない。
■ 増幅装置における同調器に用いる誘電体として、増
幅器を構成する回路基板を共用すれば、増幅装置におけ
る実装形態を合理化することができる。また、それによ
って更に同調器を構成する部品の数量を大幅に削減する
ことが可能であり、大量生産に適した増幅装置が実現で
きると共に、製造コストを大幅に低減することができる
という優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の増幅装置の構成回路図、第2図は従来の
増幅器に用いていた同調器の部品構成斜視図、第3図な
いし第5図は本発明の実施例における増幅装置の構成回
路図、第6図ないし第14図は本発明の実施例における
増幅装置に用いる同調器の構成図であり、第6図ないし
第13図において(−)は表面図、(b)6i側面図、
(C)?′i次面図、第14において(a)は側面図、
(b)は上面図、第15図ないし第17図は本発明の実
施例における増幅装置に用いる同調器の動作原理説明図
である。 14.20,29・川・・増幅器、16 、22,28
゜32・・・・・・同調器、17,18,23,24,
34゜35.38,39,101.102,104゜1
05.107,108,110,111.113゜11
4.116,117,119,120,122゜123
.125,126,70,71.75,769690.
、午:≠欧崇≦ ワ【 つい 、。−居W、□壷キャパ
シタンスダイオード、100,103゜106.109
,112,115,118,121゜124・・・・・
・誘電体。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名杭 
1 図 4 第 2 図 第3図 第4図 3 第 5 図 、9.″( 5図 (α) (b) (C) 2図 第 9 図 (0,) (b ) (C) 君101図 ((L) (b) (C) ・′ご I l pxl (d) (b) (Q) 第12図 (0−) (b) /(:) 2こ・、 131ツ1 (α) (b) (り 第14図 tα) (b) 第15図 (αり t (b) (C)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)誘電体を介して対向設置するかもしくは誘電体の
    表面で並設する電極それぞれのアースに接続する端子を
    互いに逆方向側となるように設定した単数もしくは複数
    の同調器における任意の片方の電極のオープン端子を増
    幅器の入力端子および/もしくは出力端子に接続したこ
    とを特徴とする増幅装置。 (2)同調器における任意の片方の電極におけるオープ
    ン端子に可変9アクタンス素子を接続設置した特許請求
    の範囲第1項記載の増幅装置。 (3)可変リアクタンス素子として電圧可変キャパシタ
    ンスダイオードを用いた特許請求の範囲第2項記載の増
    幅装置。 (4)電極として少なくとも一個所以上の任意の屈曲角
    もしくは屈曲率および任意の屈曲方向を示す屈曲部を有
    するものを用いた特許請求の範囲第1項ないし第3項の
    いずれかに記載の増幅装置。 (6)電極としてスパイラル形状を有するものを用いた
    特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の
    増幅装置。 (6) 一方の電極における長さを他方の電極における
    長さよりも任意に畑かく設定し、かつ任意の部分で対向
    設置もしくは並設させた特許請求の範囲第1項ないし第
    5項のいずれかに記載の増幅装置。 (7)誘電体の内部においてそれぞれの電極もしくは任
    意の片側の電極における部分もしくは全部を設置した特
    許請求の範囲第1項ないし第6項のいすかに記載の増幅
    装置。 (8)円筒形状もしくは角筒形状の誘電体における内周
    部および/もしくは外周部においてそれぞれの電極を設
    置した特許請求の範囲第1項ないし第7項のいずれかに
    記載の増幅装置。 (9)任意の片方の電極もしくは両方の電極における任
    意の所要部分を切開して同調増巾周波数範囲を任意に設
    定制御する特許請求の範囲第1項ないし第8項のいずれ
    かに記載の増幅装置。 (10)非接触切開手段によシミ極を切開する特許請求
    の範囲第9項記載の増幅装置。 (11)任意の片方の電極もしくは両方の電極における
    任意の所要部位をアースに接続する端子に設定して同調
    増幅周波数範囲を任意に設定制御する特許請求の範囲第
    1項ないし第1o項のいずれかに記載の増幅装置。 (12)電極それぞれにおけるアースに接続する端子を
    、アースと接続せずに共通端子とした特許請求の範囲第
    1項ないし第11項のいずれかに記載の増幅装置。
JP14305783A 1983-08-02 1983-08-03 増幅装置 Granted JPS6033713A (ja)

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JP14305783A JPS6033713A (ja) 1983-08-03 1983-08-03 増幅装置
US06/636,666 US4619001A (en) 1983-08-02 1984-08-01 Tuning systems on dielectric substrates
DE8484305262T DE3486084T2 (de) 1983-08-02 1984-08-02 Abstimmsystem auf dielektrischen substraten.
EP84305262A EP0133799B1 (en) 1983-08-02 1984-08-02 Tuning system on dielectric substrates

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Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
IEE TRANSACTIONS ON MICROWAVE THEORY AND TECHNIQUES=1979 *

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