JPH0582761B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0582761B2
JPH0582761B2 JP14135483A JP14135483A JPH0582761B2 JP H0582761 B2 JPH0582761 B2 JP H0582761B2 JP 14135483 A JP14135483 A JP 14135483A JP 14135483 A JP14135483 A JP 14135483A JP H0582761 B2 JPH0582761 B2 JP H0582761B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
tuner
terminal
transmission line
dielectric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14135483A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6032404A (ja
Inventor
Joji Kane
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP14135483A priority Critical patent/JPS6032404A/ja
Priority to US06/627,727 priority patent/US4614925A/en
Priority to DE8484304606T priority patent/DE3474890D1/de
Priority to EP84304606A priority patent/EP0132088B1/en
Publication of JPS6032404A publication Critical patent/JPS6032404A/ja
Publication of JPH0582761B2 publication Critical patent/JPH0582761B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H5/00One-port networks comprising only passive electrical elements as network components
    • H03H5/02One-port networks comprising only passive electrical elements as network components without voltage- or current-dependent elements

Landscapes

  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明はラジオ、テレビの送信機や受信機、お
よびその他通信機全般に用いることができる同調
器に関するものである。 従来例の構成とその問題点 近年、ラジオやテレビの放送電波や通信機の通
信電波の数が増加しており、受信を希望する電波
の周波数選択をする同調器の性能においては、高
い安定性と信頼性が必要とされている。 一方、同調器を設置するそれら受信機、送信機
や通信機の製造コストの低減も大きな課題であ
り、特に合理化が困難な高周波部の同調回路部品
について抜本的な新技術の開発が特に必要とされ
ている。 以下図面を参照しながら従来の同調器について
説明する。第1図は基本的な同調回路であり、1
はインダクタ、2はキヤパシタである。そしてそ
れらインダクタ1とキヤパシタ2からなる並列共
振回路3にて構成される同調器は、従来において
は第2図もしくは第3図に示すような部品による
構成で実現されていた。すなわち第2図に示すよ
うにインダクタ部品4とキヤパシタ部品5のそれ
ぞれ別個の部品が回路導体6および7によつて接
続されて同調器を構成していた。また第3図に示
すような別の方法として、板状の誘電体8の表面
に平面インダクタ9を設置して、更に対向する電
極10および11それぞれよりなるキヤパシタ1
2を設置し、それぞれ別個のインダクタ9とキヤ
パシタ12が回路導体13および14によつて接
続されて同調器を構成していた。 しかしながら上記のような構成においては、 第2図に示すものはインダクタ部品4が他の
部品と比較してサイズが大きく、特に高さ寸法
が非常に大きいことが原因して機器の小型化と
薄型化の実現を阻害していた。さらにインダク
タ部品のコイルに挿入されているフエライト材
のコアは機械的振動によつてその設定位置の変
動が発生し、それによつて同調周波数が非常に
大きく変動していた。またそのフエライト材の
コアにおける透磁率μの温度依存性の大きいこ
とが原因してインダクタンスが不安定であり、
それによつても同調周波数が大きく変動してい
た。それと同時に同調Qも影響を受けて大きく
変動していた。さらに同調周波数を設定目標値
に安定確保するために、それぞれの部品を定め
られた設定位置に高い精度で設置する必要があ
り、特に高周波同調器として量産する場合には
その設置精度の確保が困難であり、それによつ
て同調周波数が設定目標値から大きく離れると
共に一定値に収れんさせることが不可能であ
り、その量産性に問題があつた。 第3図に示すものはインダクタおよびキヤパ
シタによる占有面積が大きく、それによつて機
器の小型化の実現を阻害していた。さらにそれ
ぞれの部品を構成するために機能する電極はイ
ンダクタ電極とキヤパシタを形成する対向電極
の少なくとも合計3個の機能電極が必要であ
り、導電率が高く従つてコストの高い電極材料
を多量に使用するため同調器の製造コストが高
くなり、それと共に省材料化を図ることが不可
能であつた。 第2図および第3図に示すものにおける共通
の問題点として、インダクタおよびキヤパシタ
はそれぞれ別個の部品として形成されたもので
あり、それぞれ設置された部品に対して長い経
路の回路導体を介して接続されるように構成さ
れていた。それによつて不要なリードインダク
タンスやストレーキヤパシタが多く発生し、そ
れによつて同調器の動作が不安定であると共に
初期の設計目標を実現することが困難であつ
た。従つて修正を含む設計作業に多くの時間を
費していた。またそれぞれの同調器は独立した
最小機能単位の別個部品の集合回路であるた
め、既存の技術概念では部品点数の削減および
製造の合理化について対処することが不可能で
あつた。それによつて同調器のコスト低減には
限界があるなどの問題点を有していた。 発明の目的 本発明の目的は、インダクタ部品とキヤパシタ
部品を一体化して構成することにあり、それによ
つて同調器の形態を超薄型化および小型化し、さ
らに機械的にも安定で、同調周波数や同調Qの温
度依存性が小さく、接続リードの悪影響をなくし
て高周波的に安定で、さらに部品点数を削減して
製造工程の合理化を可能にするとともに、同調周
波数の設定が簡単な調整操作で行える同調器を提
供するものである。 発明の構成 上記目的を達成するために本発明は、誘電体を
介して対向設置した電極それぞれのアース端子ま
たは共通端子が逆方向側となるように設定すると
ともに、上記電極の少なくとも一方の電極の一部
を切断した構成であり、これにより一方の電極が
インダクタとして作用し、またこの電極と他方の
電極が対向して先端オープンの伝送路による分布
定数回路を形成し、この分布定数回路によつて発
生する負リアクタンスによるキヤパシタを実現
し、上記インダクタと並列に作用するもので、電
極の一部を切断することにより、電極の電気長を
設定することにより、分布インダクタンスと分布
キヤパシタンスを共に変化させ、自己共振周波数
を任意に設定するものである。 実施例の説明 以下本発明の実施例における同調器について図
面を参照しながら説明する。 第4図a〜cは本発明の第1の実施例における
同調器の構成を示すものである。第4図aは同同
調器の正面図、bは同側面図、cは同裏面図を示
す。第4図a〜cにおいて15はセラミツク等か
らなる板状の誘電体であり、16は可変インダク
タを形成する電極であり、17は誘電体15を介
して電極16に対向設置した電極であり、電極1
7は電極16と相まつて分布定数回路を形成し可
変キヤパシタを形成する。18は電極16のアー
ス端子であり、19は電極16のオープン端子で
ある。一方、電極17においては電極16の端子
18とは逆方向側の20がアース端子であり、2
1がオープン端子である。ここで分布キヤパシタ
のキヤパシタンスを任意の値に調整する場合は電
極17を任意の電極部位17aで切断する。 第5図a〜cは本発明の第2の実施例における
同調器の構成を示すものである。板状の誘電体2
2に対する電極23と電極24の設置構成は、第
4図a〜cで説明した実施例と同様であるが、2
5が電極23のオープン端子であり、26がアー
ス端子である。一方27が電極24のアース端子
であり、28がオープン端子である。ここで分布
インダクタのインダクタンスと分布キヤパシタの
キヤパシタンスを任意の値に同時に調整する場合
は可変インダクタを形成する電極23を任意の電
極部位23aで切断する。 第6図a〜cは本発明の第3の実施例における
同調器の構成を示すものである。板状の誘電体2
9の同一面側に電極30と電極31を並設し、そ
れぞれの電極30,31が側面対向するように構
成したものである。32は電極30のアース端子
であり、33はオープン端子である。一方34が
電極31のオープン端子であり、35がアース端
子である。 ここで分布キヤパシタのキヤパシタンスもしく
は分布インダクタのインダクタンスをそれぞれ任
意に調整する場合は電極31の任意の電極部位3
1aを切断する。 第7図a〜cは本発明の第4の実施例における
同調器の構成を示すものである。板状の誘電体3
6を介して対設置された電極37と電極38の構
成および端子モードは第4図a〜cで説明したも
のと同様であるが、電極37と電極38との面積
が同一でなく、またそれぞれの電極が部分的に対
向するように設置した構成である。 ここで分布キヤパシタのキヤパシタンスもしく
は分布インダクタのインダクタンスをそれぞれ任
意に調整する場合は電極38の任意の電極部位3
8aを切断する。 第8図〜第10図は本発明の第5〜第7の実施
例における同調器の構成を示すものである。第8
図a〜cにおける板状の誘電体39を介して対向
設置された電極40と電極41の設置構成および
端子モード、第9図a〜cにおける板状の誘電体
42を介して対向設置された電極43と電極44
の設置構成および端子モード、および第10図a
〜cにおける板状の誘電体45を介して対向設置
された電極46と電極47の設置構成および端子
モードは第4図a〜cで説明した実施例と同様で
あるが、それぞれの電極は少なくとも一ケ所以上
の任意の屈曲角と屈曲方向を示す屈曲部を有する
ものを用いる。 ここで分布キヤパシタのキヤパシタンスもしく
は分布インダクタのインダクタンスをそれぞれ任
意に調整する場合は、第8図の電極41の任意の
電極部位41aを、第9図の電極44の任意の電
極部位44aを、第10図の電極47の任意の電
極部位47aをそれぞれ切断する。 第11図a〜cは本発明の第8の実施例におけ
る同調器の構成を示すものである。板状の誘電体
48を介して対向設置された電極49と電極50
の設置構成および端子モードは第4図a〜cで説
明した実施例と同様であるが、それぞれの電極は
スパイラル形状を有するものを用いる。 ここで分布キヤパシタのキヤパシタンスもしく
は分布インダクタのインダクタンスをそれぞれ任
意に調整する場合は電極50の任意の電極部位5
0aを切断する。 第12図a〜cは本発明の第9の実施例におけ
る同調器の構成を示すものである。板状の誘電体
51を介して対向設置された電極52と電極53
の設置構成および端子モードは第4図a〜cで説
明した実施例と同様であるが、電極53は電極5
2の面積内に含まれた範囲内で部分的に対向設置
するように設置した構成である。 ここで分布キヤパシタのキヤパシタンスもしく
は分布インダクタのインダクタンスをそれぞれ任
意に調整する場合は電極53の任意の電極部位5
3aを切断する。 第13図a〜cは本発明の第10図の実施例に
おける同調器の構成を示すものである。板状の誘
電体54を介して対向設置された電極55と電極
56の設置構成および端子モードは第4図で説明
した実施例と同様であるが、電極55は誘電体5
4の内部に設けられている。 ここで分布キヤパシタのキヤパシタンスもしく
は分布インダクタのインダクタンスをそれぞれ任
意に調整する場合は電極56の任意の電極部位5
6aを切断する。 いうまでもなく第6図、第7図、第12図およ
び第13図で説明した実施例におけるそれぞれの
電極は第8図〜第11図で説明した実施例の電極
形状を有するものを用いてもよい。 第14図a,bは本発明の第11の実施例におけ
る同調器の構成を示すものである。円筒状の誘電
体57における内周部に電極58が設置され、ま
た外周部に電極59が電極58と対向して設置さ
れるものである。そして、それぞれの電極58お
よび59のアース端子は互いに逆方向側となるよ
うに設置されている。ここで分布キヤパシタのキ
ヤパシタンスもしくは分布インダクタのインダク
タンスをそれぞれ任意に調整する場合は電極58
の任意の電極部位58aを切断する。ここで誘電
体57は円筒形状であるが、角筒形状もしくはソ
レノイド形状のものも使用できる。 いうまでもなく第6図、第7図、第12図〜第
14図で説明した実施例におけるそれぞれの電極
は第8図〜第11図で説明した実施例の電極形状
を有するものを用いてもよい。 また第8図〜第11図に示す実施例においては
屈曲部として任意の屈曲角を有する角弧状のパタ
ーンで形成したものを示したが、これとは別に屈
曲部として任意の曲率を有する円弧状のパターン
で形成した電極で構成してもよいことはいうまで
もない。 さらに、第13図に示す実施例において、両方
の電極55,56を誘電体54の内部に設置せず
に、任意の片方の電極55を誘電体54の内部に
設置し、他方の電極56を誘電体54の表面に設
置してもよい。 以上それぞれの実施例において、それぞれの電
極におけるアース端子は特別にアース端子として
設定せずとも、一般的に共通端子として設定して
他の回路部(図示せず)に接続しても所要の目的
は達成することができる。また、それらアース端
子もしくは共通端子はそれぞれの電極における端
部のみに限定して設定されるものではなく、互い
に相異対向位置関係にあるそれぞれの部分に任意
に設定することができる。 上記の実施例それぞれにおいて、第4図および
第5図に示すものは簡単な電極パターンで構成す
ることができると共に高精度の電極パターンを容
易に形成することが可能である。それによつて設
計目標の同調周波数に対して極めて精度よく合致
した同調器を実現することができる。第6図に示
すものは誘電体29の片面のみで両電極30,3
1を形成することができるので、製造プロセスを
簡略化することができ、さらに両電極30,31
は同一の電極形成プロセスにおいて形成処理でき
る。それによつて電極相互間の設定位置精度が極
めて高精度に実現できる。第7図および第12図
に示すものは両電極パターンが完全に一致せずと
も所要の目的の同調器を実現できるものである。
それによつて両電極が対向する部分の長さおよび
巾に依存して同調周波数を任意に設定することが
できる同調器を実現することが可能である。第8
図〜第11図に示すものは、同調整の占有面積が
小さくても比較的大きな分布インダクタと分布キ
ヤパシタを形成することが可能である。従つて比
較的低い同調周波数を有する小型の同調器が実現
でき、同調器のスペースフアクタを向上させるこ
とができる。第13図に示すものは多層回路基板
の製造プロセスに導入することができるものであ
る。これによつて電極55が誘電体54の内部に
設置されて外部に露出することがないので、外部
条件の変動による影響を直接に受けることがな
い。従つて同調器の同調周波数に影響を及ぼさな
いので、極めて安定な性能を有する同調器を実現
することができる。第14図に示すものは第4図
〜第13図に示すものよりさらに同調器を小型化
しても、より充分大きなインダクタとキヤパシタ
を形成することが可能である。従つて充分に低い
同調周波数を有する超小型の同調器を実現するこ
とができる。また、第14図に示すものはこれを
製造する場合において、連続した円筒形状の誘電
体57に電極58,59をそれぞれ連続して形成
し、所要の寸法長さで切断することによつて大量
にかつ容易に製造することが可能である。 なお、上記それぞれの実施例における伝送路電
極としては金属導体、プリント金属箔導体、厚膜
印刷導体、薄膜導体などを使用することができ、
また上記それぞれの導体を異種組み合せて伝送路
電極を形成してもよい。一方、誘電体としてはア
ルミナセラミツク、チタン酸バリウム、プラスチ
ツク、テフロン(登録商標)、ガラス、マイカ、
樹脂系プリント回路基板などを用いることができ
る。 以上のように構成された本実施例の同調器につ
いて以下その基本動作についてまず説明する。 第15図a〜eは本発明の同調器における動作
を説明するための等価回路である。第15図aに
おいて、電気長lを有し、互いにアース端子を逆
方向側に設定したそれぞれの伝送路電極70,7
1によつて形成される伝送路に対して、電圧eを
発生する信号源72が伝送路電極70に接続され
て信号を供給するものとする。そして、それによ
つて伝送路電極70の先端におけるオープン端子
には進行波電圧eAが励起されるものとする。一
方伝送路電極71は上記の伝送路電極70に近接
して対向設置もしくは並設されているので、相互
誘導作用によつて電圧が誘起される。その伝送路
電極71の先端におけるオープン端子に誘起され
る進行波電圧をeBとする。 ここで伝送路電極70および71においてはそ
れぞれのアース端子が逆方向側に設定されている
ので、誘起される進行波電圧eBは励起する進行
波電圧eAに対して逆位相となる。そして、それ
ぞれの進行波電圧eAおよびeBは伝送路の先端が
オープン状態であるので、伝送路電極70および
71より成る伝送路において電圧定在波を形成す
ることになる。ここで伝送路電極70における電
圧定在波の分布様態を示す電圧分布係数をKで表
わすものとすると、伝送路電極71における電圧
分布係数は(1−K)で表わすことができる。 そこで次に、伝送路電極70および71におい
て任意の対向する部分において発生する電位差V
を求めると V=KeA−(1−K)eB ……(1) で表わすことができる。ここで、それぞれの伝送
路電極70および71が同じ電気長lであるとす
ると eB=−eA ……(2) となり、それによつて第1式における電位査Vは V=KeA+(1−K)eA =eA ……(3) となる。すなわち伝送路電極70と71がそれぞ
れ対向する全ての部分において電位差Vを発生さ
せることができる。 ここで伝送路電極70および71はその電極巾
Wを有するものとし(電極の厚みは薄いものとす
る)、さらに誘電率εSを有する誘電体を介して間
隔dで対向されているものとする。この場合にお
ける伝送路の単位長当りに形成するキヤパシタン
スCoは Co=Q/V=Q/eA ……(4) Q=εOεSW・V/d=εOεSW・eA/d ……(5) であり、故に Co=εOεSW/d ……(6) となる。 従つて、第15図aに示す伝送路は、第15図
bに示すような単位長当りにおいて第6式で求ま
るCoの分布キヤパシタ73を含んだ伝送路とな
る。さらに、この伝送路は第15図cに示すよう
に伝送路の分布インダクタ成分および伝送路の屈
曲形状により発生する集中インダクタ成分それぞ
れによる総合的な分布インダクタ77および78
と分布キヤパシタ73よりなる分布定数回路と等
価に表わすことができる。 次に、この分布キヤパシタ73の形成における
伝送路の電気長lとの関係について説明する。第
16図aに示すような平衡モード伝送路における
単位長当りの特性インピーダンスZoは、第16
図bに示す等価回路で表わすことができる。その
特性インピーダンスZoは一般的に
【化】 となる。ここで伝送路が無損失の場合は
【化】 となる。本発明の同調器における実施例の多くは
この仮定を適用することができ、かつ説明の簡略
化のため以下第8式に示す特性インピーダンス
Zoを用いる。第8式におけるキヤパシタンスCo
は第6式において求めた伝送路における単位長当
りのキヤパシタンスCoと同じものである。すな
わち伝送路における単位当りの特性インピーダン
スZoはキヤパシタンスCoの関数であり、それは
またキヤパシタCoに関与する誘電体の誘電率εS、
伝送路電極の巾Wおよびそれぞれの伝送路電極の
設置間隔dの間数である。 以上のように、伝送路における単位長当りの特
性インピーダンスがZoで、その電気長がlであ
り、かつ先端がオープン状態である伝送路の端子
に発生する等価リアクタンスXは X=−Zo Cot θ ……(9) で表わすことができる。ここで θ=2πl/λ ……(10) であり、特に
【化】 の場合において等価リアクタンスXは ×≦O ……(11) となる。すなわち伝送路の端子における等価リア
クタンスはキヤパシテイブリアクタンスとなり得
る。したがつて伝送路の電気長lによつてθが第
11式に該当する場合、すなわち例えば電気長lを
λ/4以下に設定することによりキヤパシタを形
成することができる。そして、その形成できるキ
ヤパシタのキヤパシタンスCは
【化】 で表わされるように、θの変化によつて、すなわ
ち伝送路の電気長lの設定によつて任意のキヤパ
シタンスCを実現することができる。 以上第9式〜第13式において説明した伝送路の
動作様態について図に表わしたものが第17図で
ある。第17図では、先端がオープン状態の伝送
路において、その電気長lの変化に従つて端子に
発生する等価リアクタンスXが変化する様子を表
わしている。第17図から明らかなように、伝送
路の電気長がλ/4以下もしくはλ/2〜
4λ/3などにおけるような場合には負の端子リ
アクタンスを形成することが可能であり、すなわ
ち等価的にキヤパシタを形成することができる。
さらに、負の端子リアクタンスを発生させる条件
において、伝送路の電気長lを任意に設定するこ
とによつて、キヤパシタンスCを任意の値に実現
することが可能である。 このようにして形成されるキヤパシタCは、第
15図dにおいて示す集中定数キヤパシタ79と
して等価的に置換することができる。そして、伝
送路に存在する分布インダクタ成分および伝送路
の屈曲形成によつて発生する集中インダクタ成分
それぞれの総合によつて形成されるインダクタ
は、集中定数インダクタ80として等価的に置換
することができる。この第15図dにおいてアー
ス端子を共通化して表わすと、明らかに最終的に
は第15図eにおいて示すように、集中定数キヤ
パシタ79および集中定数インダクタ80より成
る並列共振回路と等価になり、同調器を実現する
ことができる。 以上において説明した構成と動作により、本発
明の同調器を実現するものであるが、本発明の同
調器における構成とそれに係る動作原理は従来の
同調器におけるものとは全く異なるものである。
そこで、本発明による同調器が従来の同調器もし
くは本発明の同調器における伝送路と同様のもの
を用いても他の構成にしたものそれぞれと比較し
て、全く異なるものであることを証明するため
に、従来の同調器もしくは他の伝送路構成による
同調器における構成および動作を次に説明して対
比する。それによつて本発明による同調器との差
異を明確にすると共に、本発明における同調器の
新規性を明らかにする。 第18図は、伝送路電極として例えば本発明に
おける同調器に用いるものと同様なもので形成し
ても、アース端子が互いに同方向側に設定されて
いる点が異なる場合の動作を示すものである。第
18図aにおいて伝送路電極81および82より
なる先端オープンの伝送路が、電圧eを発生する
信号源83によつてドライブされているものとす
る。それによつて伝送路電極81の先端における
オープン端子には定在波電圧eAが励起され、そ
れと対向設置もしくは並設される伝送路電極82
の先端におけるオープン端子には定在波電圧eB
が誘起されるものとする。ここで、それぞれの伝
送路電極81および82のアース端子は互いに同
方向側に設定されているので、それぞれの定在波
電圧eAとeBは互いに同位相となる。従つて伝送
路電極81および82におけるそれぞれの電圧分
布係数は同じKを有することになる。それによつ
て伝送路電極が対向する任意の部分における電位
差Vは V=KeA−KeB ……(14) となる。ここで、それぞれの伝送路電極81およ
び82の電気長が同じ長さであるとすると eA=eB ……(15) となり、それによつて第14式における電位差Vは V=KeA−KeA=O ……(16) となる。すなわち伝送路のいずれの部分において
も電位差が発生しないことになる。第18図aに
おける信号源83を伝送路端に置換設定したもの
が第18図bであり、電圧e′を発生する不平衡信
号源84を設置したことと等価になる。そしてこ
の等価回路においては互いに電位差を有しない平
行伝送路が存在するのみである。つまりこれは第
18図cに示すように、等価的に単なる一本の伝
送路電極85が存在する場合と同一であることは
明らかである。そして、信号源83およびアース
端子を第18図aに示したようにもとの回路に等
価置換することにより第18図dに示すようにな
る。つまり伝送路の分布インダクタ成分および伝
送路の屈曲形状により発生する集中インダクタ成
分それぞれより成る等価的な集中定数インダクタ
86のみを形成するだけである。以上より明らか
なように、インダクタと並列にキヤパシタを形成
することができないので、目的とする並列共振回
路の同調器は実現することができない。 第19図は、片側の伝送路電極として例えば本
発明の同調器におけるものと同じもので形成した
一般的なマイクロストリツプラインであるが、そ
の伝送路電極と対向する電極が充分に広いアース
となつている点が異なる場合の動作を示すもので
ある。第19図aにおいて伝送路電極87が充分
に広いアース電極88と対向し、電圧eを発生す
る信号源、89によつてドライブされ、伝送路の
先端におけるオープン端子に定在波電圧eAが励
起されるものとし、その電圧分布係数をKとす
る。一方、アース電極88には仮想的に電圧分布
係数Kを有する定在波電圧eBが発生するものと
仮定すると、伝送路電極87とアース電極88が
対向する任意の部分における電位差Vは V=KeA−KeB ……(17) で表わされる。しかし、アース電極88における
定在波電圧eBは一様にアース電位(零電位)で
あり eB=O ……(18) となる。従つてアース電極88には電圧分布係数
も存在しない。その結果、電位差Vは V=KeA ……(19) となる。これによつて、伝送路電極87とアース
電極88の間に分布キヤパシタを形成することは
可能である。しかしながら、伝送路電極87はア
ース電極88と近接して対向しているため、相互
誘導作用によつて伝送路電極87における両先端
がほとんどシヨート状態になつたものと等価にな
る。そのため伝送路電極87におけるインダクタ
成分のQ性能を著しく劣化させることになる。す
なわち、このマイクロストリツプラインは第19
図bに示すように等価損失抵抗90を含む集中定
数インダクタ91および集中定数キヤパシタ92
それぞれより成る並列共振回路を形成する。ここ
で等価損失抵抗90は実際には相当大きな抵抗値
を有するものになるため、共振回路における損失
が非常に大きくなる。従つて、同調器としては明
らかにQ性能が非常に低下したものしか実現でき
ず、実際的には実用に適するものではない。 第20図は従来において最も多く使用されてい
るλ/4共振器の回路構成を示し、その伝送路に
おける先端条件および伝送路の長さの設定と、更
にアースの設定におけるそれぞれの点で本発明の
同調器と全く異なることを示すものである。第2
0図において平衡モード伝送路電極93および9
4は、その電気長lが共振周波数におけるλ/4
に等しく設定され、かつ先端がシヨートされてい
る。そして電圧eを発生する平衡信号源95によ
つて、それぞれの伝送路電極が平衡モードでドラ
イブされているものとする。アース端子は平衡信
号源95の中性点に設定され、特に伝送路電極に
おけるいずれかの端子にアースを設定するもので
はない。この場合における伝送路の端子に発生す
る等価的な端子リアクタンスXは、伝送路の特性
インピーダンスをZoとすると X=Zo tanθ ……(20) となる。ここで特性インピーダンスZoは第8式
において示したものと同じでものであり、またθ
についても第10式において示したものと同じもの
である。この共振器では伝送路の電気長lを =λ/4 ……(21) としているので θ=π/2 ……(22) である。従つて第20式における端子リアクタンス
Xは X=Zo tanπ/2=∞ ……(23) となり、等価的に並列共振特性を得ることができ
るものである。しかしながら、このλ/4共振器
における構成を本発明の同調器における構成と比
較すると、まず伝送路の端子条件についてみると
本発明の同調器においてはオープン状態であるの
に対して、従来のλ/4共振器においてはシヨー
ト状態であり、従つて端子条件において全く異な
る構成であることが明らかである。更に伝送路の
電気長lの設定についてみると、本発明の同調器
においては同調周波数のλ/4以下に設定するも
のであり実際的にはλ/16程度の非常に短いもの
に設定して構成するものであるが、従来のλ/4
共振器においては厳密に共振周波数のλ/4に設
定するものであり、従つて伝送路の電気長lの設
定において根本的に異なる構成であることも明ら
かである。また、構成における伝送路の電気長l
の違いに起因して、両者において同一の同調周波
数もしくは共振周波数に設計しても、本発明の同
調器においては小型化することができるが、λ/
4共振器においては非常に長い伝送路を設ける必
要があり大型化する不都合があつた。従来のλ/
4共振器を小型化する目的で誘電率の非常に大き
な誘電体を介在させて伝送路の長さを短縮化した
ものもみられるが、それに用いる誘電率の高い誘
電体は一般に誘電体損失tanδが非常に大きく、従
つて共振器としてのQ性能が著しく低下する不都
合があつた。更に、誘電率の高い誘電体における
誘電率の温度依存性は一般に大きく、従つて共振
周波数の安定性を確保することが困難である不都
合もあつた。 次に、本発明の同調器における性能の優秀性を
明らかにするために、従来の同調器における性能
と比較した実験結果を示して説明する。第21図
は同調周波数の温度依存特性を測定した実験結果
を表すグラフである。そして第22図は共振Qの
温度依存特性を測定した実験結果を表すグラフで
ある。第21図および第22図において、特性A
は本発明における同調器の温度依存特性であり、
誘電体としてアルミナセラミツク材もしくは樹脂
系プリント回路基板を使用した場合の実験結果で
ある。一方、特性Bは第2図において示すよう
な、従来において最も多く用いられていた同調器
における温度依存特性である。これらの実験結果
から本発明の同調器においては一般的な誘電体を
用いて構成したものでもその同調周波数は極めて
安定であり、更に共振Qが高く、かつ安定である
ことが明らかである。一方、従来の同調器におい
ては、インダクタを構成するフエライト材のコア
における透磁率μとQの根本的な不安定性、およ
びコイル部分の膨張と収縮によるインダクタンス
の変化がそれぞれ原因して、同調周波数と共振Q
の安定性を確保することが困難であつた。それに
よつて、他の温度補償部品もしくは他の自動安定
化補償回路を付加して不安定性を補つていた。 次に本発明の実施例に示すように、電極の一部
を切断した場合について説明を加える。 この場合、第23図aに示すように、電極の一
部を切断することは、分布インダクタ95の任意
の電極部位95aで切断することになる。この結
果、分布キヤパシタンス96と分布インダクタン
ス95のそれぞれの値を任意に可変することが可
能である。 第23図bはこれを集中定数等価回路で示した
もので、可変インダクタ97と可変キヤパシタ9
8の並列回路を形成することになる。 この同調器のインダクタが有するインダクタン
スはスパイラル形状電極の捲回数もしくは電極長
さによつて任意に設計することができる。一方、
分布キヤパシタのキヤパシタンスは対向するスパ
イラル形状電極の対向面積と誘電体の誘電率εお
よび厚みによつて任意に設計することができる。
この分布キヤパシタンスの形成について第24図
と共に説明する。対向するスパイラル形状電極の
伝送路等価長さをとし、この伝送路等価長さl
は使用する誘電体の誘電率εによつて定まる波長
短縮率1/√を考慮した動作周波数における
λ/4長よりも短いものに設計する。このλ/4
長に対する伝送路等価長さlの割合を任意に設計
することによりキヤパシテイブリアクタンスXc
の値を任意に設計することが可能である。このキ
ヤパシテイブリアクタンスXcと動作周波数foに
よつてキヤパシタンスC=1/2πfoXcが得られる。 今この伝送路等価長さlを伝送路等価長さl′に
短縮するとキヤパシテイブリアクタンスXcはキ
ヤパシテイブリアクタンスXc′に変化する。この
キヤパシテイブリアクタンスXc′と動作周波数fo
によつてキヤパシタンスC′=1/2πfoXc′が得ら
れ、C′<Cとなつてキヤパシタンスを可変でき
る。このキヤパシタンスCを有するキヤパシタが
第23図bに示す可変キヤパシタ98と等価であ
る。ここでアースとなるキヤパシタ電極を形成す
るスパイラル形状電極(第11図cにおけるスパ
イラル形状電極50)の長さは、以上の説明にお
いてインダクタ電極を形成するスパイラル形状電
極(第11図aにおけるスパイラル形状電極4
9)と同じ長さとしたが、第12図a〜cの実施
例において説明したようにインダクタ電極長さよ
りも短い範囲で任意の長さに設計しても良く、ま
たインダクタ電極と対向する任意の位置に形成し
ても所要の目的は達成できる。 第25図、第26図および第27図、第28図
に第11図に示す実施例を代表して可変キヤパシ
タと可変インダクタの調整可変の様子を示す。 第25図、第26図はキヤパシタ電極の切断に
よつて可変キヤパシタを調整するモードの説明図
であり、第25図に示すようにオープン端子を起
点とする切断位置までの電極長dとし、それに対
する分布キヤパシタンスC、分布インダクタンス
L、および自己共振周波数foの関係は第26図の
ようになる。すなわち、電極長dの増大に対して
分布キヤパシタンスCは減少するが分布インダク
タンスLは不要である。それにしたがつて自己共
振周波数foは高くなる。一方、第27図、第28
図はインダクタ電極の切断によつて可変インダク
タと可変キヤパシタを同時に調整するモードの説
明であり、第27図に示すようにオープン端子を
起点とする切断位置までの電極長dとし、それに
対する分布インダクタL、分布キヤパシタC、お
よび自己共振周波数foの関係は第28図のように
なる。すなわち電極長dの増大に対して分布イン
ダクタンスLと分布キヤパシタンスCは共に減少
し、それにしたがつて自己共振周波数foは高くな
る。 ここで電極を切断する方法としてはレーザカツ
ター、サンドブラスター等の調理時において同調
周波数に影響を有えない非接触品断手都を用いる
と良い。 以上に説明した構成と動作により所要の目的を
達成するものであるが、その構成形態の有効性を
他の電極構成にした場合と簡単に比較する。可変
インダクタを形成するスパイラル形状電極は上記
の説明のものと同様として、まず可変キヤパシタ
を形成するスパイラル形状電極をスパイラル形状
とせずに全面アース電極とした場合は可変インダ
クタのQ性能が著しく低下して実用性はなくな
る。次に可変キヤパシタを形成するスパイラル形
状電極をスパイラル形状としてもアースポイント
を可変インダクタを形成するスパイラル形状電極
と同方向側に設定すると、両者は単一の可変イン
ダクタとして作用するのみで分布キヤパシタンス
を形成することは不可能となり所要の目的は達成
できない。 以上のように本実施例の特徴としてインダクタ
電極をキヤパシタ電極と共用したこと、およびア
ースとなるキヤパシタ電極のインダクタンス成分
を打消したことにより可変インダクタと可変キヤ
パシタの一体化を実現している。 なお、上記それぞれの実施例における電極は金
属導体、プリント金属薄導体、厚膜導体もしくは
薄膜導体を使用することができ、さらに対向する
それぞれの電極を異種の導体で形成しても所要の
目的は達成できる。さらにそれらの電極は第12
図の実施例に示すように誘電体の表面のみならず
その内部に設置しても所要の目的は達成できる。
また、電極表面を保護するために他の誘電体材料
で気密封止しても所要の目的は達成可能である。
また誘電体材料としてはアルミナセラミツク、チ
タン酸バリウム、プラスチツク、ポリフツ化エチ
レン、ガラス、マイカ、樹脂系プリント回路基板
等を用いることができる。 発明の効果 以上のように本発明は、誘電体基板を介して対
向設置した電極、誘電体基板の内部に少なくも一
方が位置するように設置した電極あるいは誘電体
基板の同一面側に並設した電極のアース端子が逆
方向側となるように設定するとともに上記電極の
少なくとも一方の電極の一部を切断することによ
り、以下の効果が得られる。 簡単な構成で可変インダクタと可変キヤパシ
タを一体化できる。 超薄型、超小型の同調器を実現できる。 同調器をモジユール化できるので、調整後の
同調周波数は極めて安定であり、特に機械的振
動による同調周波数のずれを極小にできる。 可変インダクタと可変キヤパシタがリードレ
スで接続されるのでリードインダクタンスやス
トレーキヤパシタの影響がなくなり、従つて回
路動作が極めて安定になる。 部品点数を削減することが可能で製造の合理
化やコストダウンが実現できる。 非接触カツト手段を用いることにより同調周
波数に影響を与えることなく調整が可能であ
る。 調整スピードが速くなる。 さらに同調器の同調周波数の設定に対するイン
ダクタンスとキヤパシタンスのそれぞれの初期値
の設計は電極パターンの簡単なアートワークに依
存し、同調器の設計の自由度が向上すると共に定
数の修正対応が容易である。 さらに電極導体の一部は誘電体基板の内部に設
置しても良いので多層回路基板構成の中間層に形
成することも可能であり、同調器の実装設計にお
ける自由度を拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は基本的な同調器の回路図、第2図、第
3図はそれぞれ従来の同調器の斜視図、第4図a
〜c〜第13図a〜cは本発明の実施例における
同調器の表面図、側面図および裏面図、第14図
a,bは本発明の他の実施例における同調器の正
面図と上面図、第15図a〜e、第16図a,
b、第17図は本発明の基本動作原理を示す説明
図、第18図a〜d、第19図a,b、第20図
は従来の同調器における動作原理を示す説明図、
第21図、第22図は本発明と従来の同調器の湿
度変化に対する同調周波数と共振Qの特性図、第
23図a,bは本発明の同調器の等価回路図、第
24図は同同調器の動作説明図、第25図は同同
調器の可変モードを説明するための同同調器の正
面図、第26図は同同調器の調整可変モードを説
明するための特性図、第27図は同同調器の可変
モードを説明するための同同調器の裏面図、第2
8図は同同調器の調整可変モードを説明するため
の特性図である。 15,22,29,36,39,42,45,
48,51,54,57……誘電体、16,1
7,23,24,30,31,37,38,4
0,41,43,44,46,47,49,5
0,52,53,55,56,58,59……電
極。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 それぞれ〔nλ/4〜(n+1)λ/4〕(ここで n=0、2、4、6……)の電気的等価長を有す
    る第1および第2の電極が誘電体を介して対向設
    置し、上記第1の電極におけるアース端子または
    共通端子の位置が上記第2の電極におけるアース
    端子または共通端子と対向しない相異対向位置関
    係に設定し、更に上記第1もしくは第2の電極に
    おける所定の位置に第1の端子を設け、この第1
    の端子と上記アース端子または共通端子を第2の
    端子とする2端子回路網の同調器において、上記
    第1および第2の電極の少なくとも一方の電極に
    おける所定の一部を切断することにより同調器の
    共振周波数を設定する方法。 2 誘導体の内部に少なくとも一方の電極の一部
    または全てが位置するように設置した特許請求の
    範囲第1項記載の同調器の共振周波数を設定する
    方法。 3 電極として少なくとも一ケ所以上の屈曲部を
    有する特許請求の範囲第1項記載の同調器の共振
    周波数を設定する方法。 4 電極がスパイラル形状である特許請求の範囲
    第1項記載の同調器の共振周波数を設定する方
    法。 5 第1の電極と第2の電極の等価長さが異なる
    特許請求の範囲第1項記載の同調器の共振周波数
    を設定する方法。 6 誘電体が同筒形状または角筒形状をしている
    特許請求の範囲第1項記載の同調器の共振周波数
    を設定する方法。 7 誘電体が板形状を成す特許請求の範囲第1項
    記載の同調器の共振周波数を設定する方法。 8 誘電体がソレノイド形状を成す特許請求の範
    囲第1項記載の同調器の共振周波数を設定する方
    法。
JP14135483A 1983-07-05 1983-08-01 同調器の共振周波数を設定する方法 Granted JPS6032404A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14135483A JPS6032404A (ja) 1983-08-01 1983-08-01 同調器の共振周波数を設定する方法
US06/627,727 US4614925A (en) 1983-07-05 1984-07-03 Resonator filters on dielectric substrates
DE8484304606T DE3474890D1 (en) 1983-07-05 1984-07-05 Resonator filters on dielectric substrates
EP84304606A EP0132088B1 (en) 1983-07-05 1984-07-05 Resonator filters on dielectric substrates

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14135483A JPS6032404A (ja) 1983-08-01 1983-08-01 同調器の共振周波数を設定する方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6032404A JPS6032404A (ja) 1985-02-19
JPH0582761B2 true JPH0582761B2 (ja) 1993-11-22

Family

ID=15290019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14135483A Granted JPS6032404A (ja) 1983-07-05 1983-08-01 同調器の共振周波数を設定する方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6032404A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02133002A (ja) * 1988-11-11 1990-05-22 Takeo Nishikawa 集電子

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6032404A (ja) 1985-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4614925A (en) Resonator filters on dielectric substrates
US5321374A (en) Transverse electromagnetic mode resonator
JPH0582761B2 (ja)
JPS6032408A (ja) 同調装置
JPH0582762B2 (ja)
JPH0360201B2 (ja)
JPS6032407A (ja) 同調器
JPH0463570B2 (ja)
JPH0354885B2 (ja)
JPH0463569B2 (ja)
JPH0582763B2 (ja)
JPS60186107A (ja) 同調器
JPS6033723A (ja) チュ−ナ装置
JPH0354884B2 (ja)
JPH0354881B2 (ja)
JPH0354883B2 (ja)
JPH0582764B2 (ja)
JPS6033703A (ja) フイルタ
JPH0325041B2 (ja)
JPS60174510A (ja) 同調器
JPH0542163B2 (ja)
JPH0354882B2 (ja)
JPH061874B2 (ja) 可変同調トランス装置
JPS60165818A (ja) 同調装置
JPH0542162B2 (ja)