JPS60165818A - 同調装置 - Google Patents

同調装置

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JPS60165818A
JPS60165818A JP2355584A JP2355584A JPS60165818A JP S60165818 A JPS60165818 A JP S60165818A JP 2355584 A JP2355584 A JP 2355584A JP 2355584 A JP2355584 A JP 2355584A JP S60165818 A JPS60165818 A JP S60165818A
Authority
JP
Japan
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tuning
electrodes
tuning device
section
dielectric
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Pending
Application number
JP2355584A
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English (en)
Inventor
Joji Kane
丈二 加根
Koji Hashimoto
興二 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2355584A priority Critical patent/JPS60165818A/ja
Publication of JPS60165818A publication Critical patent/JPS60165818A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03JTUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
    • H03J1/00Details of adjusting, driving, indicating, or mechanical control arrangements for resonant circuits in general

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  • Filters And Equalizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、ラジオ、テレビジョンの受信機および送信
機、その他通信機全般に用いることができる同調装置に
関するものである。
従来例の構成とその問題点 近年、ラジオおよびテレビジョンの放送電波または通信
機の通信電波の数が増加する傾向にあり。
受信または送信を行う信号の周波数を選択する同調装置
の性能については高い安定性と信頼性が必要とされるよ
うになってきている。一方、同調装置を設置するそれら
の受信機、送信機および通信機における周波数調整を含
む製造コストの低減も重要な課題であり、特に合理化が
極めて困難な高周波同調回路部の構成について抜本的な
新技術の開発が必要とされている。
以下図面を参照しながら従来の同調装置について説明す
る。第1図は基本的な同調回路であり、1はインダクタ
、2はキャパシタである。そして、それらインダクタl
とキャパシタ2からなる並列共振回路3にて構成される
同調装置は、従来においては第2図もしくは第3図に示
すような部品による構成で実現されていた。すなわち第
2図に示すように、インダクタ部品4とキャパシタ部品
5のそれぞれ別個の部品が回路導体6および7によって
接続されて同調装置を構成していた。また第3図に示す
ような別の方法として、板状の誘電体8の表面に平面イ
ンダクタ9を設置して、さらに対向する電極10および
11それぞれよりなるキャパシタ12を設置し、それぞ
れ別個のインダクタ9とキャパシタ12が回路導体13
および14によって接続されて同調装置を構成していた
1、。
しかしながら、上記のような構成においては、同調装置
における同調周波数を遠隔制御するために、同調装置を
構成するそれぞれの同調部品を遠隔設置することが不可
能である。すなわち、それぞれの同調部品を遠隔設置す
ることによって接続リードが延長し、それによってスト
レイキャパシタおよびリードインダクタンスが不確定と
なり、同調周波数を安定させることができない。したが
って、同調周波数精度が著しく劣化し、同調周波数精度
の高い同調装置を実現することは不可能であるという問
題を有していた。
発明の目的 この発明は、インダクタとキャパシタを一体化して形態
が超薄形で、かつ機械的可動部分がない構成で、同調周
波数が安定な同調部に付加するりアクタンス素子を遠隔
設置しても同調動作が安定であり、かつその付加するり
アクタンス素子におけるリアクタンスの性質を反転させ
ながら同調周波数を遠隔制御することが可能な同調装置
を提供することを目的とするものである。
発明の構成 上記目的を達成するために、この発明は誘電体を介して
対向設置するそれぞれの電極におけるアース端子または
共通端子が逆方向側となるように設定した同調部に対し
同調周波数におけるほぼλ/4電気長の奇数倍に等しい
長さを有する伝送路を介してリアクタンス素子を接続す
るようにした構成であり、これによりλ/4電気長の奇
数倍に等しい長さを有する伝送路およびそれに接続され
るリアクタンス素子の組合せでインピーダンス変換機能
を呈するようにし、それによって実現される被変換リア
クタンス素子が有するリアクタンスと反対の性質を有す
る変換されたリアクタンスを等測的に同調部に対して並
列または直列に作用させるものである。
実施例の説明 以下、この発明の実施例における同調装置について図面
を参照しながら説明する。
第4図はこの発明の第1の実施例における同調装置の回
路図を示すものである。図において、100は同調部で
あり、それに対してλ/4電気長の同軸ケーブル101
を介して被変換キャパシタ102が接続されてなるイン
ピーダンス変換器103が接続設置される。
第5図はこの発明の第2の実施例における同調装置の回
路図を示すものである。図において、104は同調部で
あり、それに対してλ/4電気長の同軸ケーブル105
を介して被変換可変キャパシタ106が接続されてなる
インピーダンス変換器107が接続設置される。
第6図はこの発明の第3の実施例における同調装置の回
路図を示すものである。図において、108は同調部で
あり、それに対してλ/4電気長の同軸ケーブル109
を介して被変換電圧可変キャパシタ110が接続されて
なるインピーダンス変換器111が接続設置される。
第7図はこの発明の第4の実施例における同調装置の回
路図を示すものである。図において、112は同δ周部
であり、それに対してλ/4電気長の同軸ケーブル11
3を介して被変換インダクタ114が接続されてなるイ
ンピーダンス変換器115が接続設置される。
第8図はこの発明の第5の実施例における同調装置の回
路図を示すものである。図において、116は同調部で
あり、それに対してλ/4電気長の同軸ケーブル117
を介じて被変換可変インダクタ118が接続されてなる
インピーダンス変換器119が接続設置される。
第9図はこの発明の第6の実施例におりる同調装置の回
路図を示すものである。図において、120は同調部で
あり、それに対してλ/4電気長の同軸ケーブル121
を介して被変換電流可変インダクタ122が接続されて
なるインピーダンス変換器123が接続設置される。
第10図はこの発明の第7の実施例における同調装置の
回路図を示すものである。図において、124は同調部
であり、それに対して誘電体125を介して対向設置さ
れる電極126および127よりなるλ/4電気長の伝
送路128を介して被変換キャパシタ129が接続され
てなるインピーダンス変換器130が接続設置される。
第11図はこの発明の第8の実施例における同調装置の
回路図を示すものである。図において、131は同調部
であり、それに対して誘電体132を介して対向設置さ
れる電極133および134よりなるλ/4電気長の伝
送路135を介して被変換可変キャパシタ136が接続
されてなるインピーダンス変換器137が接続設置され
る。
第12図はこの発明の第9の実施例におりる同調装置の
回路図を示すものである。図において、138は同調部
であり、それに対して誘電体139を介して対向設置さ
れる電極140および141よりなるλ/4電気長の伝
送路142を介して被変換電圧可変キャパシタ143が
接続されてなるインピーダンス変換器144が接続設置
される。
第13図はこの発明の第10の実施例における同調装置
の回路図を示すものである。図において、145は同調
部であり、それに対して誘電体146を介して対向設置
される電極147および148よりなるλ/4電気長の
伝送路149を介して被変換インダクタ150が接続さ
れてなるインピーダンス変換器151が接続設置される
第14図はこの発明の第11の実施例における同調装置
の回路図を示すものである。図において、152は同調
部であり、それに対して誘電体153を介して対向設置
される電極154および155よりなるλ/4電気長の
伝送路156を介して被変換可変インダクタ157が接
続されてなるインピーダンス変換器158が接続設置さ
れる。
第15図はこの発明の第12の実施例における同調装置
の回路図を示すものである。図において、159は同調
部であり、それに対して誘電体160を介して対向設置
される電極]、 61および162よりなるλ/4電気
長の伝送路163を介して被変換電流可変インダクタ1
64が接続されてなるインピーダンス変換器165が接
続設置される。
以上それぞれの実施例において、第4図ないし第9図に
示すものは一般の同軸ケーブルでλ/4電気長の伝送路
が容易に構成でき、第10図ないし第15図に示すもの
はプリント工法による薄型のλ/4電気長の伝送路が容
易に構成できる。
また、第4図、第7ryJ、第10111. if 3
[ff14:示すものは固定同調周波数の同調装置が構
成でき、第5図、第8図、第11図、第14図に示すも
のは可変同調周波数の同調装置が構成でき、第6図。
第9図、第12図、第15図に示すものは電圧または電
流可変同調周波数の同調装置が構成できる。
また以上それぞれの実施例においては、インピーダンス
変換器における伝送路として電気長がλ/4のもので説
明したが、同調周波数におけるλ/4電気長の奇数倍に
等しい長さの伝送路を用いても同様の同調装置を構成す
ることが可能である。
ここで第10図ないし第15図のそれぞれの実施例にお
いては、伝送路として誘電体を介して一対の電極が対向
設置されるものを用いたが、誘電体の同一面においてそ
れぞれの電極を並設したものでも同様の同調装置を構成
することが可能であり、また誘電体の内部においてそれ
ぞれの電極を対向設置したものでも同様の同調装置を構
成することが可能である。
さらにここで第4図ないし第15図それぞれの実施例に
おいては同調部として並列共振同調器を使用したものを
示したが、直列共振同調器も同様に使用することが可能
である。
またさらに第4図ないし第15図それぞれの実施例にお
いては、用いる伝送路の長さは厳密にλ/4電気長を必
要とするものではなく、はぼそれに等しい長さの伝送路
を用いて構成することが可能である。
なお、上記第10図ないし第15図それぞれの実施例に
おける伝送路電極としては金属導体、プリント金属箔導
体、厚膜印刷導体3N膜導体などを使用することができ
、また上記それぞれの導体を異種組合せてもよい。一方
、誘電体としてはアルミナセラミック、チタン酸バリウ
ム、プラスチック、ポリフッ化エチレン系繊維、ガラス
、マイカ、樹脂系プリント基板などを用いることができ
る。
以下この発明の実施例における同調部の具体構成を図面
を参照しながら説明する。
第16図は同調部の第1の具体構成を示すものである。
第16図(a、)は同同調部の正面図、tb)は同側面
図、(C)は同裏面図を示す。第16図fal〜(e)
において、15はセラミック等からなる板状の誘電体で
あり、16は誘電体15の表面にインダクタを形成する
電極である。17は誘電体15の裏面に電極16と対向
して設置された電極であり、電極17は電極16と相ま
って分布定数回路を形成しキャパシタを形成する。18
は電極16のアース端子であり、工9は電極1Gのオー
プン端子である。一方、電極17においては電極16の
端子18とは逆方向側の20がアース端子であり、21
がオープン端子である。
第17図(al〜tc+は同調部の第2の具体構成を示
すものである。図において板状の誘電体22に対する電
極23と電極24の設置構成は第16図(a)〜(C1
で説明した同調部と同様であるが、共通端子の位置が逆
になっており、25は電極23のオープン端子であり、
26は電極23のアース端子である。一方、27が電極
24のアース端子であり、28が電極24のオープン端
子である。
第18図(al〜(C1は同調部の第3の具体構成を示
すものである。図に示すように板状の誘電体29の同一
面に電極30と電極31とを並設し、それぞれの電極3
0.31が側面対向するように構成したものである。3
2は電極30のアース端子であり、33ばオープン端子
である。一方、電極31においては34がオープン端子
であり、35が電極31のアース端子である。ここでそ
れぞれの電極30.31に対する端子モートは第16図
(a)〜(C1と第17図(al〜(C1で説明したよ
うにアース端子とオープン端子がそれぞれ逆方向側にな
るようにすれば任意に設定できる。
第19図(a)〜(C1は同調部の第4の具体構成を示
すものである。板状の誘電体36に対する電極37と電
極38の設置構成および端子モードは第16図(al〜
(C1で説明した同調部と同様であるが、電極37と電
極38との面積は同一でなく、またそれぞれの電極37
.38が部分的に対向するように設置した構成である。
第20図(al 〜(C)ないし第22図(a) 〜(
C1は同調部の第5ないし第7の具体構成を示すもので
ある。
第20図における板状の誘電体39に対する電極40と
電極41の設置構成および端子モード、第 21図にお
ける板状の誘電体42に対する電極43と電極44の設
置構成および端子モード、および第22図における誘電
体45に対する電極46と電極47の設置構成および端
子モードは第16図(a)〜(C)で説明した同調部と
同様であるが、それぞれの電極は少なくとも一個所以上
の任意の屈曲角と屈曲方向を示す屈曲部を有するものを
用いる。
第23図(a)〜(C)は同調部の第8の具体構成を示
すものである。板状の誘電体48に対する電極49と電
極50の設置構成および端子モードは第16図で説明し
た同調部と同様であるが、それぞれの電極はスパイラル
形状を有するものを用いる。
第24図(al〜(C1は同調部の第9の具体構成を示
すものである。板状の誘電体51に対する電極52と電
極53の設置構成および端子モードは第16図で説明し
た同調部と同様であるが、電極53は電極52の面積内
に含まれた範囲内で部分的に対向設置するように設置し
た構成である。
第25図[al〜fC)は同調部の第10の具体構成を
示すものである。板状の誘電体54に対する電極55と
電極56の設置構成および端子モードは第16図で説明
した同調部と同様であるが、それぞれの電極55.56
は誘電体54の内部に設けられている。
第26図ta+、 (b)は同調部の第11の具体構成
を示すものである。円筒状の誘電体57における内周部
に電極58が設置され、また外周部に電極59が電極5
8と対向して設置されるものである。
そして、それぞれの電極5日および59のアース端子は
互いに逆方向側となるように設定されている。ここで誘
電体57として円筒形状のもの以外に角筒形状のものも
使用することができる。
いうまでもなく第18図、第19図1第24図ないし第
26図で説明した同調部におけるそれぞれの電極は第2
0図ないし第23図で説明した同調部の電極形状を有す
るものを用いてもよい。
また、第20図ないし第23図に示す同調部においては
屈曲部として任意の屈曲角を有する角張状のパターンで
形成したものを示したが、これとは別に屈曲部として任
意の曲率を有する円弧状のパターンで形成した電極で構
成してもよいことはいうまでもない。
さらに、第25図に示す同調部において、両方の電極5
5.56を誘電体54の内部に設置せずに、任意の片方
の電極55を誘電体54の内部に設置し、他方の電極5
6を誘電体54の表面に設置してもよい。
以上それぞれの同調部において、それぞれの電極におけ
るアース端子は特別にアース端子として設定せずとも、
一般に共通端子として設定して他の回路部(図示せず)
に接続しても所要の目的は達成することができる。
上記の同調部それぞれにおいて、第16図および第17
図に示すものは簡単な電極パターンで構成することがで
きるとともに高精度の電極パターンを容易に形成するこ
とが可能である。それによって設計目標の同調周波数に
対して極めて精度良く合致した同調部を実現することが
できる。第18図に示すものは誘電体29の片面のみで
両電極30.31を形成することができるので、製造プ
ロセスを簡略化することができ、さらに両電極30.3
Iは同一の電極形成プロセスにおいて形成処理できる。
それによって電極相互間の設定位置精度が極めて高精度
に実現でき、設計目標の同調周波数に対して極めて精度
よく合致した同調部を構成することができる。第19図
および第24図に示すものは両電極のパターンが完全に
一致・已ずとも所要の目的の同調部を実現できるもので
ある。
それによって両電極が対向する部分の長さおよび幅に依
存して同調周波数を任意に設定することができる同調部
を実現することか可能である。第20図ないし第23図
に示すものは、同調部の占有面積が小さくても比較的大
きな分布インダクタと分布キャパシタを形成することが
可能である。したがって比較的低い同調周波数を有する
小型の同調部が実現でき、同調部のスペースファクタを
向上させることができる。第25図に示すものは多層回
路基板の製造プロセスに導入することができるものであ
る。これによって電極55.56が誘電体54の内部に
設置されて外部に露出することがないので、外部条件の
変動による影響を直接受けることがない。したがって同
調部の同調周波数に影響を及ぼさないので、極めて安定
な性能を有する同調部を実現することができる。第26
図に示すものは第16図ないし第25図に示すものより
さらに同調部を小型化しても、より充分大きなインダク
タとキャパシタを形成することが可能である。したがっ
て充分に低い同調周波数を有する超小型の同調部を実現
することができる。また、第26図に示すものはこれを
製造する場合において、連続した円筒形状の誘電体57
に電極58゜59をそれぞれ連続して形成し、所要の寸
法長さで切断することによって大量にかつ容易に製造す
ることが可能である。
なお、上記それぞれの具体構成例における伝送路電極と
しては金属導体、プリント金属箔導体。
厚膜印刷導体、薄膜導体などを使用することができ、ま
た上記それぞれの導体を異種組合せて伝送路電極を形成
してもよい。一方、誘電体としてはアルミナセラミック
、チタン酸バリウム、プラスチック、ポリフッ化エチレ
ン系繊維、ガラス、マイカ、樹脂系プリント回路基板な
どを用いることができる。
以上のように構成されたこれらの実施例の同調装置につ
いて、以下にその動作を説明する。
第27図(a)〜(C1はこの発明の同調装置における
λ/4電気長のインピーダンス変換器の動作を説明する
ための等価回路およびスミス図である。第27図(al
に示すように電気長lを有し、かつ先端にZ (jりな
る負荷が接続された伝送線路において、Z−0から負荷
側を見た正規化入力インピーダンスおよび正規化入力ア
ドミタンスは、線路が無損失の場合(r=jβ)には (以下余白) で表すことができる。
ここで、β=λ/4 とすると β1−(2π/λ)(λ/4)−π/2・・・(3)と
なり、これにより tan β1−tanπ/2=■・・・・・・・(4)
となる。
また一方、線路の電気長lがλ/4の奇数倍であるとす
ると β1−(2π/λ)(λ/4)・n (n=1.3,5,7.・・・)・・・(5)tanβ
I!I =tan π/ 2 =o。
(n=1の場合)・・・・・・・・(6)tanββ3
=tan3π/2−一■ (n−3の場合)・・・・・・・・(7)tanβ12
5 =tan 5 π/ 2 =”(n−5の場合)・
・・・・・・・(8)となり、いずれの場合においても
第(1)式および第(2)式に示す正規化入力インピー
ダンスおよび入力アドミタンスは Zo 、Z(β) Y。
すなわち、ある基準面から負荷側を見た正規化入力イン
ピーダンスは、その点から電気長λ/4だけ離れた基準
面から負荷側を見た正規化入力アドミタンスに等しい。
また、ある基準面がら負荷側を見た正規化入力アドミタ
ンスは、その点から電気長λ/4だけ離れた基準面より
負荷側を見た正規化入力インピーダンスに等しい。これ
によりインピーダンス変換機能を呈するものである。
以上に説明したインピーダンス変換器の動作がこの発明
における実施例の同調装置の動作に作用するモードを次
に示す。すなわち、それぞれの実施例におけるインピー
ダンス変換器に設置される被変換キャパシタは第27図
(b)に示すスミス図におけるキャパシティブ・リアク
タンスを表す170の位置にあり、これがインピーダン
ス変換された結果インダクタンス・リアクタンスを表す
171の位置に転換されるものである。また被変換キャ
パシタを変化させた場合は、すなわち被変換キャパシタ
ンスを増加させてキャパシティブ・リアクタンス172
に減少移動させることによって、インピーダンス変換さ
れるインダクタンス・リアクタンス173に増加移動さ
せてインダクタンスを増加させることが可能である。反
対に被変換キャパシタンスを減少させてキャパシティブ
・リアクタンス174に増加移動させることによって、
インピーダンス変換されるインダクティブ・リアクタン
ス175に減少移動させてインダクタンスを減少させる
ことが可能である。
また一方、それぞれの実施例におけるインピーダンス変
Jl#器に設置される被変換インダクタは第27図(C
1に示すスミス図におけるインダクティブ・リアクタン
スを表す17Gの位置にあり、これがインピーダンス変
換された結果キャパシティブ・リアクタンスを表ず17
7の位置に転換されるものである。また被変換インダク
タを変化させた場合は、すなわち被変換インダクタンス
を増加させてインダクティブ・リアクタンス178に増
加移動させることによって、インピーダンス変換される
キャパシティブリアクタンス179に減少移動させてキ
ャパシタンスを増加させることが可能である。反対に被
変換インダクタンスを減少させてインダクティブ・リア
クタンス180に減少移動させることによって、インピ
ーダンス変換されるキャパシティブ・リアクタンス18
1に増加移動させてキャパシタンスを減少させることが
可能である。
以上において説明したこの発明における実施例の同調装
置の動作によって、第4図なGル第15図に示す実施例
の同調装置は第28図(alに示す等価回路で表すこと
ができる。すなわち同調部182に対してインピーダン
ス変換器183における変換された等価インダクタンス
184が並列に接続されることになり、これによ、て並
列共振回路を構成することが可能となる。一方、第28
図(blに示すように同調部185に対してインピーダ
ンス変換器186における変換された等価キャパシタン
ス187が並列に接続されるようにすることによって並
列共振回路を構成することも可能となる。
また、第28図fe)に示すように同調部188に対し
てインピーダンス変換器189における変換された等価
インダクタンス190が直列に接続されることになり、
これによって直列共振回路を構成することが可能となる
。一方、第28図(dlに示すように同調部191に対
してインピーダンス変換器192における変換された等
価キャパシタンス193が直列に接続されるようにする
ことによって直列共振回路を構成することも可能となる
ここで同調部それぞれに対して、まず等価インダクタン
スが並列に接続される場合には同調周波数が高い方に、
反対に等価キャパシタンスが並列に接続される場合には
同調周波数が低い方にそれぞれ変化させることが可能で
ある。また等価インダクタンスが直列に接続される場合
には同調部における同調周波数よりも高い周波数におい
て直列共振を発生させることが可能であり、反対に等価
キャパシタンスが直列に接続される場合には同調部にお
ける同調周波数よりも低い周波数において直列共振を発
生させることが可能である。
以上それぞれの実施例において、同調部として固定同調
周波数のもので説明したが、可変リアクタンス素子を付
加して同調周波数が可変のものを用いてもよいことばい
うまでもない。また同調部を構成する回路網の一部とし
てインピーダンス変換器を挿入設置してもよいことはい
うまでもない。
次に以上のように構成された各同調部について以下その
動作を説明する。
第29図(a)〜(elは同調部における動作を説明す
るための等価回路である。第29図+81において、電
気長βを有し、互いにアース端子を逆方向側に設定した
それぞれの伝送路電極70.71によって形成される伝
送路に対して、電圧eを発生する信号源72が伝送路電
極70に接続されて信号を供給するものとする。そして
、それによって伝送路電極70の先端におけるオープン
端子には進行波電圧efiが励起されるものとする。一
方、伝送路電極71は上記の伝送路電極70に近接して
対向設置もしくは並設されているので、相互誘導作用に
よって電圧が誘起される。その伝送路電極71の先端に
おけるオープン端子に誘起される進行波電圧をeBとす
る。
ここで伝送路電極70および71においてはそれぞれの
アース端子が逆方向側に設定されているので、誘起され
る進行波電圧eBは励起する進行波電圧eAに対して逆
位相となる。そして、それぞれの進行波電圧+3Aおよ
び13Bは伝送路の先端がオープン状態であるので、伝
送路電極70および71より成る伝送路において電圧定
在波を形成することになる。ここで伝送路電極70にお
ける電圧定在波の分布様態を示す電圧分布係数をKで表
すものとすると、伝送路電極71における電圧分布係数
は(1−K)で表すことができる。
そこで次に、伝送路電極70および71において任意の
対向する部分において発生する電位差■をめると V=KeA (I K)eB −(11)で表すことが
できる。ここで、それぞれの伝送路電極70および71
が同じ電気長βであるとすると en = eA −(12) となり、それによって第(11)式における電位差Vは v=KeA +(l K) eA ==eA ・・・ (13) となる。すなわち伝送路電極70と71がそれぞれ対向
する全ての部分において電位差■を発生させることがで
きる。
ここで伝送路電極70および71はその電極幅Wを有す
るものとしく電極の厚みは薄いものとする)、さらに誘
電率εSを有する誘電体を介して間隔dで対向されてい
るものとする。この場合における伝送路の単位長当りに
形成するキャパシタンスCoは であり、故に Co −εots −(16) となる。
したがって、第29図(alに示す伝送路は、第29図
(b)に示すような単位長当りにおいて第(16)式で
まるcoの分布キャパシタ73を含んだ伝送路となる。
さらに、この伝送路は第29図(C)に示すように、伝
送路の分布インダクタ成分および伝送路の屈曲形状によ
り発生する集中インダクタ成分それぞれによる総合的な
分布インダクタ77および78と分布キャパシタ73よ
りなる分布定数回路と等価に表すことができる。
次に、この分布キャパシタ73の形成における伝送路の
電気長βとの関係について説明する。第30図+a)に
示すような伝送路における単位長当りの特性インピーダ
ンスZoは、第30図tblに示す等価回路で表すこと
ができる。その特性インピーダンスZOは一般的に となる。ここで伝送路が無損失の場合はとなる。この発
明の同調部における実施例の多くはこの仮定を適用する
ことができ、かつ説明の簡略化のため以下第(1B)式
に示す特性インピーダンスZoを用いる。第(18)式
におけるキャパシタンスCoは第(16)式においてめ
た伝送路における単位長当りのキャパシタンスCoと同
じものである。すなわち伝送路における単位長当りの特
性インピーダンスZoはキャパシタンスCoの関数であ
り、それはまたキャパシタCoに関与する誘電体の誘電
率εS、伝送路電極の幅Wおよびそれぞれの伝送路電極
の設置間隔dの関数でもある。
以上のように、伝送路における単位長当りの特性インピ
ーダンスがZoで、その電気長がlであり、かつ先端が
オープン状態である伝送路の端子に発生する等価リアク
タンスXは X=−Zocotθ ・(19) で表すことができる。ここで θ=2π(j!/λ) ・・・(20)であり、特に の場合において等価リアクタンスXは X≦0 ・・・(22) となる。すなわち伝送路の端子における等価リアクタン
スはキャパシティブ・リアクタンスとなり得る。したが
って伝送路の電気長!によってθが第(21)式に該当
する場合、すなわち例えば電気長lをλ/4以下に設定
することによりキャパシタを形成することができる。そ
して、その形成できるキャパシタのキャパシタンスCは で表されるように、θの変化によって、すなわち伝送路
の電気長lの設定によって任意のキャパシタンスCを実
現することができる。
以上箱(19)式ないし第(23)式において説明した
伝送路の動作様態について図に表したものが第31図で
ある。第31図では、先端がオープン状態の伝送路にお
いて、その電気長lの変化に従って端子に発生する等価
リアクタンスXが変化する様子を表している。第31図
から明らかなように、伝送路の電気長lがλ/4以下も
しくはλ/2〜4λ/3などにおけるような場合には負
の端子リアクタンスを形成することが可能であり、すな
わち等価的にキャパシタを形成することができる。さら
に、負の端子リアクタンスを発生させる条件において、
伝送路の電気長βを任意に設定することによって、キャ
パシタンスCを任意の値に実現することが可能である。
このようにして形成されるキャパシタCは、第29図(
d)において示す集中定数キャパシタ79として等価的
に置換することができる。そして、伝送路に存在する分
布インダクタ成分および伝送路の屈曲形成によって発生
する集中インダクタ成分それぞれの総合によって形成さ
れるインダクタは、集中定数インダクタ80として等価
的に置換することができる。この第29図(dlにおい
てアース端子を共通化して表すと、明らかに最終的には
第29図(elにおいて示すように、集中定数キャパシ
タ79および集中定数インダクタ80より成る並列共振
回路と等価になり、同調部を実現することができる。
以上の動作原理の説明から明らかなように、第(23)
式において示す形成されるキャパシタのキャパシタンス
Cはcot θの関数であり、これはすなわち第(20
)式において示されるように伝送路の長さlに依存する
ものである。このように形成されるキャパシタのキャパ
シタンスCは伝送路の長さlの設定によって任意に定め
ることができる。
したがって、この同調部の具体構成において、設計に際
してそれぞれの電極の長さを任意に設定することによっ
て、もしくは構成後におけるそれぞれの電極をカントす
ることによって同調部の同調周波数を任意に設定するこ
とが可能である。
発明の効果 以上のように、この発明は、誘電体を介して対向設置す
るそれぞれの電極におけるアース端子または共通端子が
逆方向側となるように設定した同調部に対して同調周波
数におけるほぼλ/4電気長の奇数倍に等しい長さを有
する伝送路を介してリアクタンス素子を接続するように
構成することにより、リアクタンス素子が有するリアク
タンスと反対の性質を有する等価リアクタンスが同調部
に対して並列または直列に接続されるようにし、等測的
に並列共振回路または直列共振回路を構成して同調装置
を実現するようにしている。
これによって、非常に安定な同調周波数を有し、インダ
クタとキャパシタが一体化され、形態が超薄型で、かつ
機械的可動部分が皆無の構成の同調部に対して、非常に
高い精度で同調周波数を広範に制御することが可能で、
また同調周波数の制御を遠隔制御することが可能な同調
周波数精度の極めて高い同調装置を実現することができ
る。すなわち同調部を制御するために要求される制御リ
アクタンスの性質に対して、設置する被変換リアクタン
ス素子が有するリアクタンスの性質と逆の性質を有する
リアクタンスで、同調部を制御することができる。した
がって、同調部の特質に応じて使用する被変換リアクタ
ンス素子の種類がインダクタもしくはキャパシタのいず
れかに制限を受ける場合でも、被変換リアクタンス素子
が有するリアクタンスを任意に反転して同調部に付加す
るように構成しているので、全てのリアクタンスの性質
において同調部を制御することができるという優れた効
果が得られる。それによって同調装置を構成する際に使
用するりアクタンス部品の種類による制限を受けること
がなく、同調装置における設計の自由度を著しく拡大す
ることが可能となるという優れた効果が得られる。
またさらに、同調装置におけるそれぞれの同調部および
制御リアクタンス素子を遠隔設置しても、λ/4伝送路
のインピーダンスは安定に確保することができるので、
ストレイキャパシタおよびリードインダクタンスを確定
させることが可能である。したがって同調装置における
それぞれの同調部および制御インピーダンス素子を遠隔
設置しても同調周波数精度が極めて高い同調装置を実現
することができ、かつ遠隔設置したそれぞれの同調部お
よび制御インピーダンス素子のいずれかを可変すること
によって同調周波数の遠隔制御が可能になるという優れ
た効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は基本的な同調装置の回路図、第2図および第3
図は従来の同調装置における構成を示す斜視図、第4図
ないし第15図はこの発明の実施−例における同調装置
の回路構成図、第16図ないし第26図は同開部の具体
構成図、第27図(al〜(C1はこの発明の同調装置
における動作原理を示す説明図、第28図(al〜(d
lはこの発明の実施例における同調装置の等価回路図、
第29図(a)〜(e)、第30図および第31図はこ
の発明の実施例における同調部の動作原理を示す説明図
である。 100.104,108,112,116,120.1
24,131,138,145.f’52゜159.1
82,185,188,191・・・同調部、101,
105,109,113.117゜121・・・λ/4
電気長の同軸ケーブル、128゜135.142,14
9,156.163・・・λ/4電気長の伝送路、10
2..129・・・被変換キャパシタ、106,136
・・・被変換可変キャパシタ、110.143・・・被
変換電圧可変キャパシタ、114.150・・・被変換
インダクタ、118,157・・・被変換可変インダク
タ、122,164・・・被変換電流可変インダクタ、
103,107,111゜115、 119. 123
. 130. 137. 144.151,158,1
65・・・インピーダンス変換器 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 り一一一一1−−■−−−−■−曇−−■―曇■■■−
■−腸■」第8図 第9図 第10図 第11図 第12図 L J 第13図 第14図 第15図 第16図 第17図 第18図 第19図 第20図 第21図 (a) (b) (C) 第22図 第23図 (a) (b) (c) 第屑図 (a) (b) (c) 第25図 第26図 第27図 第27図 第28図 第28図 ’/8 第29図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1) 誘電体を介して一対の電極を対向設置し前記一
    対の電極の互いに逆方向の端部にアース端子または共通
    端子を設けた同調部と、この同調部に接続したインピー
    ダンス素子と、同調周波数におけるほぼλ/4電気長の
    奇数倍に等しい長さを有し前記同開部と前記インピーダ
    ンス素子との間に介挿接続した伝送路とを備えた同調装
    置。 (2) 同調部として誘電体の表裏に電極を設置したも
    のを用いた特許請求の範囲第(11項記載の同調装置。 (3)同開部として誘電体の同一面に電極を設置したも
    のを用いた特許請求の範囲第(1)項記載の同調装置。 (4)同調部として誘電体の内部に少なくとも一方の電
    極における一部または全てが位置するように前記誘電体
    に一対の電極を設置したものを用いた特許請求の範囲第
    (1)項記載の同調装置。 (5)同調部として電極が少なくとも1個所以上の屈曲
    部を有するものを用いた特許請求の範囲第(11項記載
    の同調装置。 (6) 同開部として電極がスパイラル形状であるもの
    を用いた特許請求の範囲第(1)項記載の同調装置。 (7)同調部としてそれぞれの電極の等測長さが異なる
    ものを用いた特許請求の範囲第(11項記載の同調装置
    。 (8)同調部として誘電体が円筒形状または角筒形状を
    しているものを用いた特許請求の範囲第(1)項記載の
    同調装置。 (9) インピーダンス素子としてリアクタンスが可変
    のものを用いた特許請求の範囲第+11項記載の同調装
    置。 αの インピーダンス素子として可変キャパシタンス素
    子または可変インダクタンス素子を用いた特許請求の範
    囲第(1)項記載の同調装置。 (11)インピーダンス素子として電圧可変キャバシタ
    ンス素子または電流可変インダクタンス素子を用いた特
    許請求の範囲第(11項記載の同調装置。 (12)伝送路が同軸ケーブルである特許請求の範囲第
    (1)項記載の同調装置。 (13)伝送路が誘電体を介した電極により構成されて
    いる特許請求の範囲第(11項記載の同調装置。 (14)伝送路における誘電体と同調部における誘電体
    を共通とした特許請求の範囲第(13)項記載の同調装
    置。
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