JPS6014504A - 同調器 - Google Patents
同調器Info
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- JPS6014504A JPS6014504A JP12307483A JP12307483A JPS6014504A JP S6014504 A JPS6014504 A JP S6014504A JP 12307483 A JP12307483 A JP 12307483A JP 12307483 A JP12307483 A JP 12307483A JP S6014504 A JPS6014504 A JP S6014504A
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- JP
- Japan
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- tuner
- electrode
- electrodes
- transmission line
- dielectric
- Prior art date
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- Granted
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H5/00—One-port networks comprising only passive electrical elements as network components
- H03H5/02—One-port networks comprising only passive electrical elements as network components without voltage- or current-dependent elements
Landscapes
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明はラジオ、テレビの送信機や受信機、およびその
他通信機全般に用いることができる同調器に関するもの
である。
他通信機全般に用いることができる同調器に関するもの
である。
従来例の構成とその問題点
近年、ラジオやテレビの放送電波や通信機の通信電波の
数が増加しており、受信?希望する電波の周波数選択を
する同調器のれ能においては、高い安定性と信頼性が必
要とされている。一方、同調器を設置するそれら受信機
、送信機や通信機の製造コストの低減も大きな課題であ
り、特に合理化が困難な高周波部の同調回路部品につい
て抜本的な新技術の開発が特に必要とされている。
数が増加しており、受信?希望する電波の周波数選択を
する同調器のれ能においては、高い安定性と信頼性が必
要とされている。一方、同調器を設置するそれら受信機
、送信機や通信機の製造コストの低減も大きな課題であ
り、特に合理化が困難な高周波部の同調回路部品につい
て抜本的な新技術の開発が特に必要とされている。
以下図面を参照しながら従来の同調器について説明する
。第2図は基本的な同調回路であり、1はインダクタ、
2はキャパシタである。そして、それらインダクタ1と
キャパシタ2からなる並列共撮回路3にて構成される同
調器は、従来においては第2図もしくは第3図に示すよ
うな部品による構成で実現されていた。すなわち第2図
に示すようにインダクタ部品4とキャパシタ部品6のそ
れぞれ別個の部品が回路導体6および了によって接続さ
れて同調器を構成していた。また第3図に示すような別
の方法として、板状の誘電体8の表面に平面インダクタ
9f!:設置して、更に対向する電ff110および1
1それぞれよりなるキャパシタ12を設置し、それぞれ
別個のインダクタ9とキャパシタ12が回路導体13お
よび14によって接続されて同調器を構成していた〇 しかしながら上記のような構成においては■ 第2図に
示すものはインダク部品4が他の部品と比較してサイズ
が大きく、特に高さ寸法が非常に大きいことが原因して
機器の小型化と薄型化の実現を阻害していた。さらにイ
ンダクタ部品のコイルに挿入されているフェライト材の
コアは機械的振動によってその設定位置の変動が発生し
、それによって同調周波数が非常に大きく変動していた
。まだそのフェライト材のコアにおける透磁率μの温度
依存性の大きいことが原因してインダクタンスが不安定
であり、それによっても同調周波数が大きく変動してい
た。それと同時に同調Qも影響を受けて大きく変動して
いた。さらに同調周波数を設定目標値に安定確保するた
めに、それぞれの部品を定められた設定位置に高い精度
で設置する必要があり、特に高周波同調器として量産す
る場合にはその設置精度の確保が困難であり、それによ
って同調周波数が設定目標値から大きく離れると共に一
定値に収れんさせることが不可能であり、その量産性に
問題があった。; ■ 第3図に示すものはインダクタおよびキャパシタに
よる占有面積が犬きく、それによって機器の小型化の実
現を阻害していた。さらにそれぞれの部品を構成するた
めに機能する電極はインダクタ電極とキャパシタ全形成
する対向電極の少なくとも合計3個の機能電極が必要で
あり、導電率が高く従ってコストの高い電極材料を多量
に使用するため同調器の製造コストが高くなり、それと
共に省材料化を図ることが不可能であった。
。第2図は基本的な同調回路であり、1はインダクタ、
2はキャパシタである。そして、それらインダクタ1と
キャパシタ2からなる並列共撮回路3にて構成される同
調器は、従来においては第2図もしくは第3図に示すよ
うな部品による構成で実現されていた。すなわち第2図
に示すようにインダクタ部品4とキャパシタ部品6のそ
れぞれ別個の部品が回路導体6および了によって接続さ
れて同調器を構成していた。また第3図に示すような別
の方法として、板状の誘電体8の表面に平面インダクタ
9f!:設置して、更に対向する電ff110および1
1それぞれよりなるキャパシタ12を設置し、それぞれ
別個のインダクタ9とキャパシタ12が回路導体13お
よび14によって接続されて同調器を構成していた〇 しかしながら上記のような構成においては■ 第2図に
示すものはインダク部品4が他の部品と比較してサイズ
が大きく、特に高さ寸法が非常に大きいことが原因して
機器の小型化と薄型化の実現を阻害していた。さらにイ
ンダクタ部品のコイルに挿入されているフェライト材の
コアは機械的振動によってその設定位置の変動が発生し
、それによって同調周波数が非常に大きく変動していた
。まだそのフェライト材のコアにおける透磁率μの温度
依存性の大きいことが原因してインダクタンスが不安定
であり、それによっても同調周波数が大きく変動してい
た。それと同時に同調Qも影響を受けて大きく変動して
いた。さらに同調周波数を設定目標値に安定確保するた
めに、それぞれの部品を定められた設定位置に高い精度
で設置する必要があり、特に高周波同調器として量産す
る場合にはその設置精度の確保が困難であり、それによ
って同調周波数が設定目標値から大きく離れると共に一
定値に収れんさせることが不可能であり、その量産性に
問題があった。; ■ 第3図に示すものはインダクタおよびキャパシタに
よる占有面積が犬きく、それによって機器の小型化の実
現を阻害していた。さらにそれぞれの部品を構成するた
めに機能する電極はインダクタ電極とキャパシタ全形成
する対向電極の少なくとも合計3個の機能電極が必要で
あり、導電率が高く従ってコストの高い電極材料を多量
に使用するため同調器の製造コストが高くなり、それと
共に省材料化を図ることが不可能であった。
■ 第2図および第3図に示すものにおける共通の問題
点として、インダクタおよびキャパシタはそれぞれ別個
の部品として形成されたものであり、それぞれ設置され
た部品に対して長い経路の回路導体を介して接続される
ように構成さ扛ていた。それによって不要なリードイン
ダクタンスやストレーキャパシタが多く発生し、それに
よって同調器の動作が不安定であると共に初期の設計目
標を実現することが困難であった。従って修正を含む設
計作業に多くの時間を費していた。まだそれぞれの同調
器は独立した最小機能単位の別個部器の集合回路である
だめ、既存の技術概念では部品点数の削減および製造の
合理化について対処することが不可能であった。
点として、インダクタおよびキャパシタはそれぞれ別個
の部品として形成されたものであり、それぞれ設置され
た部品に対して長い経路の回路導体を介して接続される
ように構成さ扛ていた。それによって不要なリードイン
ダクタンスやストレーキャパシタが多く発生し、それに
よって同調器の動作が不安定であると共に初期の設計目
標を実現することが困難であった。従って修正を含む設
計作業に多くの時間を費していた。まだそれぞれの同調
器は独立した最小機能単位の別個部器の集合回路である
だめ、既存の技術概念では部品点数の削減および製造の
合理化について対処することが不可能であった。
それによって同調器のコスト低減には限界があるなどの
問題点を有していた。
問題点を有していた。
発明の目的
本発明onは、インダクタ部品とキャパシタ部品を一体
化して構成することにあり、それによって同調器の形態
ケ超薄型化および小型化し、さ 〜らに、機械的にも安
定で、同調周波数や同調0の温度依存性が小さく、接続
リードの悪影響をなくして高周波的に安定で、さらに部
品点数を削減して製造工程の合理化を可能にする同調器
を提供することを目的とするものである。
化して構成することにあり、それによって同調器の形態
ケ超薄型化および小型化し、さ 〜らに、機械的にも安
定で、同調周波数や同調0の温度依存性が小さく、接続
リードの悪影響をなくして高周波的に安定で、さらに部
品点数を削減して製造工程の合理化を可能にする同調器
を提供することを目的とするものである。
発明の構成
上記目的を達成するだめに本発明は誘電体基板?介して
対向設置した電極それぞれのアース端子または共通端子
が逆方向側となるように設定した構成であり、これによ
り一方の電極がインダクタとして作用し、捷たこの電極
と他方の電極が対向して先端オープンの伝送路による分
布定数回路を形成し、この分布定数回路によって発生す
る負リアクタンスによるキャパシタを実現し、上記のイ
ンダクタと並列に作用するものである。
対向設置した電極それぞれのアース端子または共通端子
が逆方向側となるように設定した構成であり、これによ
り一方の電極がインダクタとして作用し、捷たこの電極
と他方の電極が対向して先端オープンの伝送路による分
布定数回路を形成し、この分布定数回路によって発生す
る負リアクタンスによるキャパシタを実現し、上記のイ
ンダクタと並列に作用するものである。
実施例の説明
以下本発明の実施例における同調器について図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
第4図は本発明の第1の実施例における同調器の構成を
示すものである。第4図(、)は同同調器の正面図、(
b)は同側面図、(C)は同裏面図を示す。第4図(a
)〜(c)において15はセラミック等からなる板状の
誘電体であり、16は誘電体16の表面にインダクタ全
形成する電極である。17は誘電体15の裏面に電極1
6と対向して設置された電極であり、電極17は電極1
6と相まって分布定数回路を形成しキャパシタを形成す
る。18は電極16のアース端子であり、19は電極1
6のオープン端子である。一方、電&17においては電
極16の端子18とは逆方向側の20がアース端子であ
り、21がオープン端子である。
示すものである。第4図(、)は同同調器の正面図、(
b)は同側面図、(C)は同裏面図を示す。第4図(a
)〜(c)において15はセラミック等からなる板状の
誘電体であり、16は誘電体16の表面にインダクタ全
形成する電極である。17は誘電体15の裏面に電極1
6と対向して設置された電極であり、電極17は電極1
6と相まって分布定数回路を形成しキャパシタを形成す
る。18は電極16のアース端子であり、19は電極1
6のオープン端子である。一方、電&17においては電
極16の端子18とは逆方向側の20がアース端子であ
り、21がオープン端子である。
第6図(a)〜(C)は本発明の第2の実施例における
同調器の構成を示すものである。図において板状の誘電
体22に対する電極23と電極24の設置構成は第4図
(a)〜(C)で説明した実施例と同様であるが共通端
子の位置が逆になっており、26は電ば23のオープン
端子であり、26は電極23のアース端子である。一方
、27が電極24のアース端子であり、28が電極24
のオープン端子である。
同調器の構成を示すものである。図において板状の誘電
体22に対する電極23と電極24の設置構成は第4図
(a)〜(C)で説明した実施例と同様であるが共通端
子の位置が逆になっており、26は電ば23のオープン
端子であり、26は電極23のアース端子である。一方
、27が電極24のアース端子であり、28が電極24
のオープン端子である。
第6図(−)〜(c)は本発明の第3の実施例における
同調器の構成を示すものである。図に示すように板状の
誘電体29の同一面に電極30と電極31とを並設し、
それぞれの電極30.31が側面対向するように構成し
たものである。32は電極3゜のアース端子であり、3
3はオープン端子である。
同調器の構成を示すものである。図に示すように板状の
誘電体29の同一面に電極30と電極31とを並設し、
それぞれの電極30.31が側面対向するように構成し
たものである。32は電極3゜のアース端子であり、3
3はオープン端子である。
一方、電極31においては34がオープン端子であり、
36が電極31のアース端子である。ここでそれぞれの
電極30.31に対する端子モードは第4図(−)〜(
C)と第5図(a)〜(C)で説明したようにアース端
子とオープン端子がそれぞれ逆方向側になるようにすれ
ば任意に設定できる。
36が電極31のアース端子である。ここでそれぞれの
電極30.31に対する端子モードは第4図(−)〜(
C)と第5図(a)〜(C)で説明したようにアース端
子とオープン端子がそれぞれ逆方向側になるようにすれ
ば任意に設定できる。
第7図(a)〜(C)は本発明の第4の実施例における
同調器の構成を示すものである。板状の誘電体36に対
する電極37と電極38の設置構成および端子モードは
第4図(a)〜(C)で説明した実施例と同様であるが
、電極37と電極38との面積は同一でなく、またそれ
ぞれの電i37.38が部分的に対向するように設置し
た構成である。
同調器の構成を示すものである。板状の誘電体36に対
する電極37と電極38の設置構成および端子モードは
第4図(a)〜(C)で説明した実施例と同様であるが
、電極37と電極38との面積は同一でなく、またそれ
ぞれの電i37.38が部分的に対向するように設置し
た構成である。
第8図(a)〜(C)〜第10図(a)〜(C)は本発
明の第5〜第7の実施例における同調器の構成を示すも
のである。第8図における板状の誘電体39に対する電
極4oとN極41の設置構成および端子モード、第9図
における板状の誘電体42に対する電極43と電極44
の設置構成および端子モード、および第10図における
誘電体46に対する電極46と電極47の設置構成およ
び端子モードは第4図(a)〜(c)で説明した実施例
と同様であるが、それぞれの電極は少なくとも一ケ所以
上の任意の屈曲角と屈曲方向を示す屈曲部を有するもの
を用いる0 第11図(a)〜(c)は本発明の第9の実施例におけ
る同調器の構成を示すものである。板状の誘電体48に
対する電極49と電極60の設置構成および端子モード
は第4図で説明した実施例と同様であるが、それぞれの
電極はスパイラル形状を有するものを用いる。
明の第5〜第7の実施例における同調器の構成を示すも
のである。第8図における板状の誘電体39に対する電
極4oとN極41の設置構成および端子モード、第9図
における板状の誘電体42に対する電極43と電極44
の設置構成および端子モード、および第10図における
誘電体46に対する電極46と電極47の設置構成およ
び端子モードは第4図(a)〜(c)で説明した実施例
と同様であるが、それぞれの電極は少なくとも一ケ所以
上の任意の屈曲角と屈曲方向を示す屈曲部を有するもの
を用いる0 第11図(a)〜(c)は本発明の第9の実施例におけ
る同調器の構成を示すものである。板状の誘電体48に
対する電極49と電極60の設置構成および端子モード
は第4図で説明した実施例と同様であるが、それぞれの
電極はスパイラル形状を有するものを用いる。
第12図(a)〜(C)は本発明の第9の実施例におけ
る同調器の構成を示すものである。板状の誘電体61に
対する電極52と電極63の設置構成および端子モード
は第4図で説明した実施例と同様であるが、電極63は
電極62の面積内に含まれた範囲内で部分的に対向設置
するように設置した構成である。
る同調器の構成を示すものである。板状の誘電体61に
対する電極52と電極63の設置構成および端子モード
は第4図で説明した実施例と同様であるが、電極63は
電極62の面積内に含まれた範囲内で部分的に対向設置
するように設置した構成である。
第13図(a)〜(C)は本発明の第10の実施例にお
ける同調器の構成を示すものである。板状の誘電体54
に対する電極65と電極66の設置構成および端子モー
ドは第4図で説明した実施例と同様であるが、それぞれ
の電極!56.66は誘電体54の内部に設けられてい
る。
ける同調器の構成を示すものである。板状の誘電体54
に対する電極65と電極66の設置構成および端子モー
ドは第4図で説明した実施例と同様であるが、それぞれ
の電極!56.66は誘電体54の内部に設けられてい
る。
第14図(a) 、 (b)は本発明の第11の実施例
における同調器の構成を示すものである。同筒状の誘電
体57における内周部に電極5εが設置され、また外周
部に電極69が電極68と対向して設置されるものであ
る。そして、それぞれの電極58および59のアース端
子は互いに逆方向側となるように設定されている。ここ
で誘電体57として円筒形状のもの以外に角筒形状のも
のも使用することができる。
における同調器の構成を示すものである。同筒状の誘電
体57における内周部に電極5εが設置され、また外周
部に電極69が電極68と対向して設置されるものであ
る。そして、それぞれの電極58および59のアース端
子は互いに逆方向側となるように設定されている。ここ
で誘電体57として円筒形状のもの以外に角筒形状のも
のも使用することができる。
いう寸でもなく第6図、第7図、第12図〜第14図で
説明した実施例におけるそれぞれの電極は第8図〜第1
1図で説明した実施例の電極形状を有するものを用いて
もよい。
説明した実施例におけるそれぞれの電極は第8図〜第1
1図で説明した実施例の電極形状を有するものを用いて
もよい。
壕だ第8図〜第11図に示す実施例においては屈曲部と
して任意の屈曲角を有する角弧状のパターンで形成した
ものを示したが、これとは別に屈曲部として任意の曲率
を有する円弧状のパターンで形成した電極で構成しても
よいことはいうまでもない。
して任意の屈曲角を有する角弧状のパターンで形成した
ものを示したが、これとは別に屈曲部として任意の曲率
を有する円弧状のパターンで形成した電極で構成しても
よいことはいうまでもない。
さらに、第13図に示す実施例において、両方の電極6
5.56’(5誘電体54の内部に設置せずに、任意の
片方の電極66を誘電体54の内部に設置し、他方の電
極56を誘電体64の表面に設置してもよい。
5.56’(5誘電体54の内部に設置せずに、任意の
片方の電極66を誘電体54の内部に設置し、他方の電
極56を誘電体64の表面に設置してもよい。
以上それぞれの実施例において、それぞれの電極におけ
るアース端子は特別にアース端子とじて設定せずとも、
一般的に共通端子として設定して他の回路部(図示せず
)に接続しても所要の目的は達成することができる。
るアース端子は特別にアース端子とじて設定せずとも、
一般的に共通端子として設定して他の回路部(図示せず
)に接続しても所要の目的は達成することができる。
上記の実施例それぞれにおいて、第4図および第6図に
示すものは簡単な電極パターンで構成することができる
と共に高精度の電極パターンケ容易に形成することが可
能である。それによって設計目標の同調周波数に対して
極めて精度よく合致した同調器を実現することができる
。第6図に示すものは誘電体290片面のみで両電極3
0 、31全形成することができるので、製造プロセス
を簡略化することができ、さらに両電極30,31は同
一の電極形成プロセスにおいて形成処理できる。
示すものは簡単な電極パターンで構成することができる
と共に高精度の電極パターンケ容易に形成することが可
能である。それによって設計目標の同調周波数に対して
極めて精度よく合致した同調器を実現することができる
。第6図に示すものは誘電体290片面のみで両電極3
0 、31全形成することができるので、製造プロセス
を簡略化することができ、さらに両電極30,31は同
一の電極形成プロセスにおいて形成処理できる。
それによって電極相互間の設定位置精度が極めて高精度
に実現でき、設計目標の同調周波数に対して俟めて精度
よく合致した同調器全構成することができる。第7図お
よび第12図に示すものは両電極のパターンが見金に一
致せずとも所要の目的の同調器を実現できるものである
。それによって両電極が対向する部分の長さおよびl]
に依存して同調周波数を任意に設定することができる同
調器を実現することが可能である。第8図〜第11図に
示すものは、同調器の占有面積が小さくても比較的大き
な分布インダクタと分布キャパシタを形成することが可
能である。従って比較的低い同調周波数を有する小型の
同調器が実現でき、同調器のスペースファクタ會向上さ
せることができる。
に実現でき、設計目標の同調周波数に対して俟めて精度
よく合致した同調器全構成することができる。第7図お
よび第12図に示すものは両電極のパターンが見金に一
致せずとも所要の目的の同調器を実現できるものである
。それによって両電極が対向する部分の長さおよびl]
に依存して同調周波数を任意に設定することができる同
調器を実現することが可能である。第8図〜第11図に
示すものは、同調器の占有面積が小さくても比較的大き
な分布インダクタと分布キャパシタを形成することが可
能である。従って比較的低い同調周波数を有する小型の
同調器が実現でき、同調器のスペースファクタ會向上さ
せることができる。
第13図に示すものは多層回路基板の製造プロセスに導
入することができるものである。これによって電[55
,56が誘電体64の内部に設置されて外部に露出する
ことがないので、外部争件の変動による影響を直接に受
けることがない。従って同調器の同調周波数に影響を及
ぼさないので、極めて安定な性能を有する同調器を実現
することができる。第14図に示すものは第4図ないし
第13図に示すものよりさらに同調器を小型化しても、
よシ充分大きなインダクタとキャパシタを形成すること
が可能である。従って充分に低い同調周波数を有する超
小型の同調器全構成することが、できる。まだ、第14
図に示すものはこれを製造する場合において、連続した
円筒形状の誘電体6了に電極58.59をそれぞれ連続
して形成し、所要の寸法長さで切断することによって大
量にかつ容易に製造することが可能である。
入することができるものである。これによって電[55
,56が誘電体64の内部に設置されて外部に露出する
ことがないので、外部争件の変動による影響を直接に受
けることがない。従って同調器の同調周波数に影響を及
ぼさないので、極めて安定な性能を有する同調器を実現
することができる。第14図に示すものは第4図ないし
第13図に示すものよりさらに同調器を小型化しても、
よシ充分大きなインダクタとキャパシタを形成すること
が可能である。従って充分に低い同調周波数を有する超
小型の同調器全構成することが、できる。まだ、第14
図に示すものはこれを製造する場合において、連続した
円筒形状の誘電体6了に電極58.59をそれぞれ連続
して形成し、所要の寸法長さで切断することによって大
量にかつ容易に製造することが可能である。
なお、上記それぞ扛の実施例における伝送路電極として
は金属導体、プリント金属箔導体、厚膜印刷導体、薄膜
導体などを使用することができ、また上記それぞれの導
体を異種組み合わせて伝送路電極を形成してもよい。一
方、誘電体としてはアルミナセラミック、チタバリ、プ
ラスチック。
は金属導体、プリント金属箔導体、厚膜印刷導体、薄膜
導体などを使用することができ、また上記それぞれの導
体を異種組み合わせて伝送路電極を形成してもよい。一
方、誘電体としてはアルミナセラミック、チタバリ、プ
ラスチック。
テフロン、ガラス、マイカ、樹脂系プリント回路基板な
どを用いることができる。
どを用いることができる。
以上のように構成された本実施例の同調器について以下
その動作を説明する。
その動作を説明する。
第16図(a)〜(q)は本発明の同調器における動作
を説明するだめの等価回路である。第16図(a)にお
いて、電気長fi′ff:有し、互いにアース端子を逆
方向側に設定したそれぞれの伝送路電極70.了1によ
って形成される伝送路に対して、電圧eff、発生する
信号源72が伝送路電極70に接続されて信号を供給す
るものとする。そして、それによって伝送路電極7oの
先端におけるオープン端子には進行波電圧eAが励起さ
れるものとする。一方、伝送路電極71は上記の伝送路
電極70に近接して対向設置もしくは並設されているの
で、相互誘導作用によって電圧が誘起される。その伝送
路電極71の先端におけるオープン端子に誘起される進
行波電圧をQB とする。
を説明するだめの等価回路である。第16図(a)にお
いて、電気長fi′ff:有し、互いにアース端子を逆
方向側に設定したそれぞれの伝送路電極70.了1によ
って形成される伝送路に対して、電圧eff、発生する
信号源72が伝送路電極70に接続されて信号を供給す
るものとする。そして、それによって伝送路電極7oの
先端におけるオープン端子には進行波電圧eAが励起さ
れるものとする。一方、伝送路電極71は上記の伝送路
電極70に近接して対向設置もしくは並設されているの
で、相互誘導作用によって電圧が誘起される。その伝送
路電極71の先端におけるオープン端子に誘起される進
行波電圧をQB とする。
ここで伝送路電極70および71においてはそれぞれの
アース端子が逆方向側に設定されているので、誘起され
る進行波電圧eBは励起する進行波電圧eAに対して逆
位相となる。そして、それぞれの進行波電圧eAおよび
eBは伝送路の先端がオープン状態であるので、伝送終
電f!70および71より成る伝送路において電圧定在
波を形成することになる。ここで伝送終電&70におけ
る電圧定在波の分布様態會示す電圧分布係数IKで表わ
すものとすると、伝送路電極71における電圧分布係数
は(1−K)で表わすことができる〇そこで次に、伝送
路tlt&70および71において任意の対向する部分
において発生する電位差■をめると V = K ep、 −(1−K ) eB ・・−(
1)で表わすことができる。ここで、それぞれの伝送路
電極70および71が同じ電気長犯であるとすると eB=−eA ・・・・・・(2) と々す、それによって第1式における電位差VはV=K
eA+ (1−K ) @IA =eA ・・・・・・(3) となる。すなわち伝送路電極70と71がそれぞれ対向
する全ての部分において電位差vt発生させることがで
きる。
アース端子が逆方向側に設定されているので、誘起され
る進行波電圧eBは励起する進行波電圧eAに対して逆
位相となる。そして、それぞれの進行波電圧eAおよび
eBは伝送路の先端がオープン状態であるので、伝送終
電f!70および71より成る伝送路において電圧定在
波を形成することになる。ここで伝送終電&70におけ
る電圧定在波の分布様態會示す電圧分布係数IKで表わ
すものとすると、伝送路電極71における電圧分布係数
は(1−K)で表わすことができる〇そこで次に、伝送
路tlt&70および71において任意の対向する部分
において発生する電位差■をめると V = K ep、 −(1−K ) eB ・・−(
1)で表わすことができる。ここで、それぞれの伝送路
電極70および71が同じ電気長犯であるとすると eB=−eA ・・・・・・(2) と々す、それによって第1式における電位差VはV=K
eA+ (1−K ) @IA =eA ・・・・・・(3) となる。すなわち伝送路電極70と71がそれぞれ対向
する全ての部分において電位差vt発生させることがで
きる。
ここで伝送路電極70お工び71はその電極巾w2有す
るものとしく電極の厚みは薄いものとする9、さらに誘
電率ε8を有する誘電体を弁して間隔dす対向されてい
るものとする。この場合における伝送路の単位長当りに
形成するキャパシタンスC0は であり、故に Co−ε。ε8j−−−−−−(6) となる。
るものとしく電極の厚みは薄いものとする9、さらに誘
電率ε8を有する誘電体を弁して間隔dす対向されてい
るものとする。この場合における伝送路の単位長当りに
形成するキャパシタンスC0は であり、故に Co−ε。ε8j−−−−−−(6) となる。
従って、第16図(a)に示す伝送路は、第15図(b
)に示すような単位長当りにおいて第6式で捷るC8の
分布キャパシタ73を含んだ伝送路となる0また、それ
ぞれの伝送終電&70と伝送終電&71における電圧定
在波分布(もしくは電流定在波分布ンは、上記において
述べたように互いに逆位相関係にあるので、この伝送路
は等価的に平衡モードの伝送路として動作することにな
る。これによって第15図(C)に示すような、平衡電
圧e′を有する平衡信号源74によって平衡モードで励
起される伝送路電極76および76によって形成される
平衡モード伝送路と等価になる。いうまでもなくその電
気長は第15図(a)において示したもとの電気長!と
同じである。さらに、この平衡モード伝送路は第16図
(d)に示すように、伝送路の分布インダクタ成分およ
び伝送路の屈曲形状により発生する集中インダクタ成分
それぞれによる総合的な分布インダクタ77シよび78
と分布キャパシタ73よりなる分布定数回路と等価に表
わすことができる。
)に示すような単位長当りにおいて第6式で捷るC8の
分布キャパシタ73を含んだ伝送路となる0また、それ
ぞれの伝送終電&70と伝送終電&71における電圧定
在波分布(もしくは電流定在波分布ンは、上記において
述べたように互いに逆位相関係にあるので、この伝送路
は等価的に平衡モードの伝送路として動作することにな
る。これによって第15図(C)に示すような、平衡電
圧e′を有する平衡信号源74によって平衡モードで励
起される伝送路電極76および76によって形成される
平衡モード伝送路と等価になる。いうまでもなくその電
気長は第15図(a)において示したもとの電気長!と
同じである。さらに、この平衡モード伝送路は第16図
(d)に示すように、伝送路の分布インダクタ成分およ
び伝送路の屈曲形状により発生する集中インダクタ成分
それぞれによる総合的な分布インダクタ77シよび78
と分布キャパシタ73よりなる分布定数回路と等価に表
わすことができる。
次に、この分布キャパシタ73の形成における伝送路の
電気長℃との関係について説明する。第16図(a)に
示すような平衡モード伝送路における単位長当りの特性
インピーダンスZ。は、第16図(b)に示す等価回路
で表わすことができる。その特性インピーダンスZ。は
一般的に となる。ここで伝送路が無損失の場合はとなる。本発明
の同調器における実施例の多くはこの仮定を適用するこ
とができ、かつ説明の簡略化のため以下第8式に示す特
性インピーダンスZ。
電気長℃との関係について説明する。第16図(a)に
示すような平衡モード伝送路における単位長当りの特性
インピーダンスZ。は、第16図(b)に示す等価回路
で表わすことができる。その特性インピーダンスZ。は
一般的に となる。ここで伝送路が無損失の場合はとなる。本発明
の同調器における実施例の多くはこの仮定を適用するこ
とができ、かつ説明の簡略化のため以下第8式に示す特
性インピーダンスZ。
を用いる。第8式におけるキャパシタンスC8は第6式
においてめた伝送路における単位当りのキャパシタンス
C8と同じものである。すなわち伝送路における単位長
当りの特性インピーダンスZoはキャパシタンスC8の
関数であり、それはまたキャパシタC8に関与する誘電
体の誘電率ε8゜伝送路電極の巾Wおよびそれぞれの伝
送路電極の設置間隔dの関数でもある。
においてめた伝送路における単位当りのキャパシタンス
C8と同じものである。すなわち伝送路における単位長
当りの特性インピーダンスZoはキャパシタンスC8の
関数であり、それはまたキャパシタC8に関与する誘電
体の誘電率ε8゜伝送路電極の巾Wおよびそれぞれの伝
送路電極の設置間隔dの関数でもある。
以上のように、伝送路における車位長当シの特性インピ
ーダンスが20で、その電気長が2であり、かつ先端が
オープン状態である伝送路の端子に発生する等価リアク
タンスXは X := −Zocotθ ・・・・・・(9)で表わ
すことができる。ここで であり、特に の場合において等価リアクタンスXは X≦0 ・・・・・・(12) となる。すなわち伝送路の端子における等価リアクタン
スはキャパシティブリアクタンスとなり得る。したがっ
て伝送路の電気長℃によってθが第11式に該当する場
合、すなわち例えば電気長2をλ/4以下に設定するこ
とに、!:リキャパシタケ形成することができる。そし
て、その形成できるキャパシタのキャパシタンス(4 で表わされるように、0の変化によって、すなわち伝送
路の電気長λの設定によって任意のキャパシタンスCi
実現することができる。
ーダンスが20で、その電気長が2であり、かつ先端が
オープン状態である伝送路の端子に発生する等価リアク
タンスXは X := −Zocotθ ・・・・・・(9)で表わ
すことができる。ここで であり、特に の場合において等価リアクタンスXは X≦0 ・・・・・・(12) となる。すなわち伝送路の端子における等価リアクタン
スはキャパシティブリアクタンスとなり得る。したがっ
て伝送路の電気長℃によってθが第11式に該当する場
合、すなわち例えば電気長2をλ/4以下に設定するこ
とに、!:リキャパシタケ形成することができる。そし
て、その形成できるキャパシタのキャパシタンス(4 で表わされるように、0の変化によって、すなわち伝送
路の電気長λの設定によって任意のキャパシタンスCi
実現することができる。
以上第9式〜第13式において説明した伝送路の動作様
態について図に表わしたものが第17図である。第17
図では、先端がオープン状態の伝送路において、その電
気長2の変化に従って端子に発生する等価リアクタンス
Xが変化する様子を表わしている。第17図から明らか
なように、伝送路の電気長2がλ/4以下もしくはλ/
2〜4λ/3などにおけるような場合には負の端子リア
クタンス?形収することが可能であり、すなわち等価的
にキャパシタを形成することができる。さらに、負の端
子リアクタンスを発生させる秦件において、伝送路の電
気長2を任意に設定することによって、キャパシタンス
cl任意の値に実現することが可能である。
態について図に表わしたものが第17図である。第17
図では、先端がオープン状態の伝送路において、その電
気長2の変化に従って端子に発生する等価リアクタンス
Xが変化する様子を表わしている。第17図から明らか
なように、伝送路の電気長2がλ/4以下もしくはλ/
2〜4λ/3などにおけるような場合には負の端子リア
クタンス?形収することが可能であり、すなわち等価的
にキャパシタを形成することができる。さらに、負の端
子リアクタンスを発生させる秦件において、伝送路の電
気長2を任意に設定することによって、キャパシタンス
cl任意の値に実現することが可能である。
このようにして形成されるキャパシタCは、第16図(
e)において示す集中定数キャパシタ79として等価的
に置換することができる。そして、伝送路に存在する分
布インダクク成分および伝送路の屈曲形成によって発生
する集中インダクタ成分それぞれの総合によって形成さ
れるインダクタは、集中定数インダクタ80として等価
的に置換することができる。そして、仮想的な平衡信号
源74およびそれぞれの伝送路におけるアースを、もと
の第16図(a)において示した状態と等価的と同じに
なるように置換すれば、第16図(f)に示すようにな
る。この第16図(f)においてアース端子を共通化し
て表わすと、明らかに最終的には第15図(q)におい
て示すように、集中定数キャパシタ79および集中定数
インダクタ8oより成る並列共振回路と等価になり、同
調器を実現することができる。
e)において示す集中定数キャパシタ79として等価的
に置換することができる。そして、伝送路に存在する分
布インダクク成分および伝送路の屈曲形成によって発生
する集中インダクタ成分それぞれの総合によって形成さ
れるインダクタは、集中定数インダクタ80として等価
的に置換することができる。そして、仮想的な平衡信号
源74およびそれぞれの伝送路におけるアースを、もと
の第16図(a)において示した状態と等価的と同じに
なるように置換すれば、第16図(f)に示すようにな
る。この第16図(f)においてアース端子を共通化し
て表わすと、明らかに最終的には第15図(q)におい
て示すように、集中定数キャパシタ79および集中定数
インダクタ8oより成る並列共振回路と等価になり、同
調器を実現することができる。
以上において説明した構成と動作により、本発明の同調
器ケ実現するものであるが、本発明の同調器における構
成とそれに係る動作原理は従来の同調器におけるものと
は全く異なるものである0そこで、本発明による同調器
が従来のPJ 161器もしくは本発明の同調器におけ
る伝送路と同様のものを用いても他の構成にしだものそ
れぞれと比較して全く異なるものであることを証明する
ために、従来の同調器もしくは他の伝送路構成による同
調器における構成および動作を次に説明して対比する。
器ケ実現するものであるが、本発明の同調器における構
成とそれに係る動作原理は従来の同調器におけるものと
は全く異なるものである0そこで、本発明による同調器
が従来のPJ 161器もしくは本発明の同調器におけ
る伝送路と同様のものを用いても他の構成にしだものそ
れぞれと比較して全く異なるものであることを証明する
ために、従来の同調器もしくは他の伝送路構成による同
調器における構成および動作を次に説明して対比する。
それによって本発明による同調器との差異を明確にする
と共に、本発明における同調器の新規性を明らかにする
。
と共に、本発明における同調器の新規性を明らかにする
。
第18図は、伝送路電極として例えば本発明における同
調器に用いるものと同様なもので形成しても、アース端
子が互いに同方向側に設定されている点が異なる場合の
動作を示すものである。第18図(a)において伝送路
電極81および82よりなる先端オープンの伝送路が、
電圧eを発生する信号源83によってドライブされてい
るものとする。それによって伝送路電極81の先端にお
けるオープン端子には定在波電圧eAが励起され、それ
と対向設置もしくは並設される伝送路電極82の先端に
おけるオープン端子には定在波電圧eBが誘起されるも
のとする。ここで、それぞれの伝送路電極81および8
2のアース端子は互いに同方向側に設定されているので
、それぞれの定在波電圧eAとeBは互いに同位相とな
る。従がって、伝送路電極81および82におけるそれ
ぞれの電圧分布係数は同じKを有することになる。それ
によって伝送路電極が対向する任意の部分における電位
差!は V = K ep、 −K eB ”・・” (”)と
なる0ここで、そ1tそれの伝送路電極81および82
の電気長が同じ長さであるとするとeA== 6B ”
’ ”’ (15)となり、それによって第14式にお
ける電位差■は V = K eA−K eA= O”=・・(16)と
なる。すなわち伝送路のいずれの部分においても電位差
が発生しないことになる0第18図(a)における信号
源83を伝送路端に置換設定したものが第18図(b)
であり、電圧e′を発生する不平衡信号源84を設置し
たことと等価になる。そしてこの等価回路においては互
いに電位差を有しない平行伝送路が存在するのみである
。つ捷りこれは第18図(C)に示すように、等制約に
単なる一本の伝送路電極86が存在する場合と同一であ
ることは明らかである0そして、信号源83およびアー
ス端子を第18図(a)に示したようにもとの回路に等
価置換することにより第18図(d)に示すようになる
。つtp伝送路の分布インダクク成分および伝送路の屈
曲形状により発生する集中インダクタ成分それぞれより
成る等制約な集中定数インダクタ86のみを形成するだ
けである。以上より明らかなように、インダクタと並列
にキャパシタを形成することができないので、目的とす
る並列共振回路の同調器は実現することができない。
調器に用いるものと同様なもので形成しても、アース端
子が互いに同方向側に設定されている点が異なる場合の
動作を示すものである。第18図(a)において伝送路
電極81および82よりなる先端オープンの伝送路が、
電圧eを発生する信号源83によってドライブされてい
るものとする。それによって伝送路電極81の先端にお
けるオープン端子には定在波電圧eAが励起され、それ
と対向設置もしくは並設される伝送路電極82の先端に
おけるオープン端子には定在波電圧eBが誘起されるも
のとする。ここで、それぞれの伝送路電極81および8
2のアース端子は互いに同方向側に設定されているので
、それぞれの定在波電圧eAとeBは互いに同位相とな
る。従がって、伝送路電極81および82におけるそれ
ぞれの電圧分布係数は同じKを有することになる。それ
によって伝送路電極が対向する任意の部分における電位
差!は V = K ep、 −K eB ”・・” (”)と
なる0ここで、そ1tそれの伝送路電極81および82
の電気長が同じ長さであるとするとeA== 6B ”
’ ”’ (15)となり、それによって第14式にお
ける電位差■は V = K eA−K eA= O”=・・(16)と
なる。すなわち伝送路のいずれの部分においても電位差
が発生しないことになる0第18図(a)における信号
源83を伝送路端に置換設定したものが第18図(b)
であり、電圧e′を発生する不平衡信号源84を設置し
たことと等価になる。そしてこの等価回路においては互
いに電位差を有しない平行伝送路が存在するのみである
。つ捷りこれは第18図(C)に示すように、等制約に
単なる一本の伝送路電極86が存在する場合と同一であ
ることは明らかである0そして、信号源83およびアー
ス端子を第18図(a)に示したようにもとの回路に等
価置換することにより第18図(d)に示すようになる
。つtp伝送路の分布インダクク成分および伝送路の屈
曲形状により発生する集中インダクタ成分それぞれより
成る等制約な集中定数インダクタ86のみを形成するだ
けである。以上より明らかなように、インダクタと並列
にキャパシタを形成することができないので、目的とす
る並列共振回路の同調器は実現することができない。
第19図は、片側の伝送路電極として例えば本発明の同
調器におけるものと同じもので形成した一般的なマイク
ロストリップラインであるが、その伝送路電極と対向す
る電極が充分に広いアースとなっている点が異なる場合
の動作を示すものである。第19図(a)において伝送
路電極87が充分に広いアース電極88と対向し、電圧
eを発生する信号源89によってドライブされ、伝送路
の先端におけるオープン端子に定在波電圧eAが励起さ
れるものとし、その電圧分布係数をKとする。
調器におけるものと同じもので形成した一般的なマイク
ロストリップラインであるが、その伝送路電極と対向す
る電極が充分に広いアースとなっている点が異なる場合
の動作を示すものである。第19図(a)において伝送
路電極87が充分に広いアース電極88と対向し、電圧
eを発生する信号源89によってドライブされ、伝送路
の先端におけるオープン端子に定在波電圧eAが励起さ
れるものとし、その電圧分布係数をKとする。
一方、アース電極88には仮想的に電圧分布係数Kを有
する定在波電圧QB が発生するものと仮定すると、伝
送路電極87と、アース電極88が対向する任意の部分
における電位差Vは V−K eA −K、eB ・・・−(17)で表わさ
れる。しか゛し、アース電極88における定在波電圧e
Bは一様にアース電位(零電位)であり 9B:o ・・・・・・(18) となる。従ってアース電極88には電圧分布係数も存在
しない。その結果、電位差Vは ■二KeA・・・・・・(19) となる。これによって、伝送路電極87とアース電極8
8の間に分布キャパシタを形成することは可能である。
する定在波電圧QB が発生するものと仮定すると、伝
送路電極87と、アース電極88が対向する任意の部分
における電位差Vは V−K eA −K、eB ・・・−(17)で表わさ
れる。しか゛し、アース電極88における定在波電圧e
Bは一様にアース電位(零電位)であり 9B:o ・・・・・・(18) となる。従ってアース電極88には電圧分布係数も存在
しない。その結果、電位差Vは ■二KeA・・・・・・(19) となる。これによって、伝送路電極87とアース電極8
8の間に分布キャパシタを形成することは可能である。
しかしながら、伝送路電極87はアース電極88と近接
して対向しているため、相互誘導作用によって伝送路電
極87における両先端がほとんどショート状態になった
ものと等価になる。そのため伝送路電極87におけるイ
ンダクタ成分のQ性能を著しく劣化させることになる。
して対向しているため、相互誘導作用によって伝送路電
極87における両先端がほとんどショート状態になった
ものと等価になる。そのため伝送路電極87におけるイ
ンダクタ成分のQ性能を著しく劣化させることになる。
すなわち、このマイクロストリップラインは第19図(
b)に示すように等価損失抵抗9oを含む集中定数イン
ダクタ91および集中定数キャパシタ92それぞれより
成る並列共振回路を形成する。ここで等価損失抵抗9o
は実際には相当大きな抵抗値を有するものになるため、
共振回路における損失が非常に大きくなる。従って、同
調器としては明らかにQ性能か非常に低下したものしか
実現できず、実際的には実用に適するものではない。
b)に示すように等価損失抵抗9oを含む集中定数イン
ダクタ91および集中定数キャパシタ92それぞれより
成る並列共振回路を形成する。ここで等価損失抵抗9o
は実際には相当大きな抵抗値を有するものになるため、
共振回路における損失が非常に大きくなる。従って、同
調器としては明らかにQ性能か非常に低下したものしか
実現できず、実際的には実用に適するものではない。
第20図は従来において最も多く使用されているλ/4
共振器の回路構成を示し、その伝送路における先端条
件および伝送路の長さの設定と、更にアースの設定にお
けるそれぞれの点で本発明の同調器と全く異なることを
示すものである。第20図において平衡モード伝送路電
極93および94は、その電気長2が共振周波数におけ
るλ/4 に等しく設定され、かつ先端がショートされ
ている。
共振器の回路構成を示し、その伝送路における先端条
件および伝送路の長さの設定と、更にアースの設定にお
けるそれぞれの点で本発明の同調器と全く異なることを
示すものである。第20図において平衡モード伝送路電
極93および94は、その電気長2が共振周波数におけ
るλ/4 に等しく設定され、かつ先端がショートされ
ている。
そして電圧eを発生する平衡信号の96によって、それ
ぞれの伝送路電極が平衡モードでドライブされているも
のとする。アース端子は平衡信号#96の中性点に設定
され、特に伝送路電極におけるいずnかの端子にアース
を設定するものではない。
ぞれの伝送路電極が平衡モードでドライブされているも
のとする。アース端子は平衡信号#96の中性点に設定
され、特に伝送路電極におけるいずnかの端子にアース
を設定するものではない。
この場合における伝送路の端子に発生する等価的な端子
リアクタンス又は、伝送路の特性インピーダンスをZ。
リアクタンス又は、伝送路の特性インピーダンスをZ。
とすると
X = ZOfanθ ・・−・(20)となる。ここ
で特性インピーダンスZ。は第8式において示したもの
と同じものであり、またθについても第10式において
示しだものと同じものである。この共振器では伝送路の
電気長2を2=λ/4 ・・・・・・(21) としているので 0=π/2・・・・・・(22ン である。従って第20式における端子リアクタンスXは X = ZOtan −== oo ・−−−−・(2
3)とな9、等価的に並列共振特性を得ることができる
ものである。しかしながら、このλ/4 共振器におけ
る構成を本発明の同調器における構成と比較すると、ま
ず伝送路の端子条件についてみると本発明の同調器にお
いてはオープン状態であるのに対して、従来のλ/4共
振器においてはショート状態であり、従って端子条件に
おいて全く異なる構成であることが明らかである。更に
伝送路の電気長2の設定についてみると、本発明の同調
器においては同調周波数のλ/4以下に設定するもので
あり実際的にはλ/16程度の非常に短いものに設定し
て構成するものであるが、従来のλ/4共振器において
は厳密に共振周波数のλ/4 に設定するものであり、
従って伝送路の電気長2の設定において根本的に異なる
構成であることも明らかである。また、構成における伝
送路の電気長氾の異いに起因して、両者において同一の
同調周波数もしくは共振周波数に設計しても、本発明の
同調器においては小型化することができるが、λ/4共
振器においては非常に長い伝送路を設ける必要があり大
型化する不都合があった。従来のλ/4共振器を小型化
する目的で誘電率の非常に大きな誘電体を介在させて伝
送路の長さを短縮化したものもみられるが、それに用い
る誘電率の高い誘電体は一般に誘電体損失tanδが非
常に大きく、従って共振器としてのQ性能が著しく低下
する小都合があった。更に、誘電率の高い誘電体にお−
ける誘電率の温度依存性は一般に大きく、従って共振周
波数の安定性を確保することが困難である不都合もあっ
た。
で特性インピーダンスZ。は第8式において示したもの
と同じものであり、またθについても第10式において
示しだものと同じものである。この共振器では伝送路の
電気長2を2=λ/4 ・・・・・・(21) としているので 0=π/2・・・・・・(22ン である。従って第20式における端子リアクタンスXは X = ZOtan −== oo ・−−−−・(2
3)とな9、等価的に並列共振特性を得ることができる
ものである。しかしながら、このλ/4 共振器におけ
る構成を本発明の同調器における構成と比較すると、ま
ず伝送路の端子条件についてみると本発明の同調器にお
いてはオープン状態であるのに対して、従来のλ/4共
振器においてはショート状態であり、従って端子条件に
おいて全く異なる構成であることが明らかである。更に
伝送路の電気長2の設定についてみると、本発明の同調
器においては同調周波数のλ/4以下に設定するもので
あり実際的にはλ/16程度の非常に短いものに設定し
て構成するものであるが、従来のλ/4共振器において
は厳密に共振周波数のλ/4 に設定するものであり、
従って伝送路の電気長2の設定において根本的に異なる
構成であることも明らかである。また、構成における伝
送路の電気長氾の異いに起因して、両者において同一の
同調周波数もしくは共振周波数に設計しても、本発明の
同調器においては小型化することができるが、λ/4共
振器においては非常に長い伝送路を設ける必要があり大
型化する不都合があった。従来のλ/4共振器を小型化
する目的で誘電率の非常に大きな誘電体を介在させて伝
送路の長さを短縮化したものもみられるが、それに用い
る誘電率の高い誘電体は一般に誘電体損失tanδが非
常に大きく、従って共振器としてのQ性能が著しく低下
する小都合があった。更に、誘電率の高い誘電体にお−
ける誘電率の温度依存性は一般に大きく、従って共振周
波数の安定性を確保することが困難である不都合もあっ
た。
次に、本発明の同調器における性能の優秀性を明らかに
するために、従来の同調器における性能と比較した実験
結果を示して説明する0第21図は同調周波数の温度依
存性を測定した実験結果を表すグラフである。そして第
22は共振Qの温度依存特性を測定した実験結果を表す
グラフである。
するために、従来の同調器における性能と比較した実験
結果を示して説明する0第21図は同調周波数の温度依
存性を測定した実験結果を表すグラフである。そして第
22は共振Qの温度依存特性を測定した実験結果を表す
グラフである。
第21図および第22図において、特性(〜は本発明に
おける同調器の温度依存性であり、誘電体としてアルミ
ナセラミック材もしくは樹脂系プリント回路基板を使用
した場合の実験結果である。一方、特性(B)は第2図
において示すような、従来において最も多く用いられて
いた同調器における温度依存特性である。これらの実験
結果から、本発明の同調器においては一般的な誘電体を
用いて構成したものでもその同調周波数は極めて安定で
あり、更に共振Qが高く、かつ安定であることが明らか
である。一方、従来の同調器においては、インダクタを
構成するフェライト材のコアにおける透磁率μとQの根
本的な不安定性、およびコイル部分の膨張と収縮による
インダクタンスの変化がそれぞれ原因して、同調周波数
と共振Qの安定性を確保することが困難であった。それ
によって、他や温度補償部品もしくは他の自動安定化補
償回路を付加して不安定性を補っていた。
おける同調器の温度依存性であり、誘電体としてアルミ
ナセラミック材もしくは樹脂系プリント回路基板を使用
した場合の実験結果である。一方、特性(B)は第2図
において示すような、従来において最も多く用いられて
いた同調器における温度依存特性である。これらの実験
結果から、本発明の同調器においては一般的な誘電体を
用いて構成したものでもその同調周波数は極めて安定で
あり、更に共振Qが高く、かつ安定であることが明らか
である。一方、従来の同調器においては、インダクタを
構成するフェライト材のコアにおける透磁率μとQの根
本的な不安定性、およびコイル部分の膨張と収縮による
インダクタンスの変化がそれぞれ原因して、同調周波数
と共振Qの安定性を確保することが困難であった。それ
によって、他や温度補償部品もしくは他の自動安定化補
償回路を付加して不安定性を補っていた。
発明の効果
以」二のように本発明は、誘電体を介して対向設置した
電極それぞれのアース端子または共通端子が逆方向側と
なるように設定することにより、それぞれの伝送路電極
間において有効に電位差を発生させ、そnによって分布
キャパシタを形成させると共に、伝送路の分布定数イン
ダクタおよび集中定数インダクタよりなる総合的なイン
ダクタと並列に作用させて、等何曲に並列共振回路を構
成して同調器を実現するようにしている。
電極それぞれのアース端子または共通端子が逆方向側と
なるように設定することにより、それぞれの伝送路電極
間において有効に電位差を発生させ、そnによって分布
キャパシタを形成させると共に、伝送路の分布定数イン
ダクタおよび集中定数インダクタよりなる総合的なイン
ダクタと並列に作用させて、等何曲に並列共振回路を構
成して同調器を実現するようにしている。
■ 伝送路として機能する2個の電極と1個の誘電体だ
けによる極めて簡単な構成と簡単な製造工法によって、
インダクタとキャパシタを一体化構成できる。それによ
って、−個の部品として扱うことが可能な同調器を実現
することができる。
けによる極めて簡単な構成と簡単な製造工法によって、
インダクタとキャパシタを一体化構成できる。それによ
って、−個の部品として扱うことが可能な同調器を実現
することができる。
■ 同調器の形態を従来には全くみもれない超薄型で実
現できると共に、小型化および軽量化金も同時に実現す
ることができるので、スペースファクタが飛躍的に向上
する。それによって、本発明の同調器を実装する機器に
おける薄型化。
現できると共に、小型化および軽量化金も同時に実現す
ることができるので、スペースファクタが飛躍的に向上
する。それによって、本発明の同調器を実装する機器に
おける薄型化。
小型化および軽量化に貢献できる。
■ 同調器を機械的可動部分が全く存在しないモジュー
ル化した構成で実現できるので、周囲条件の変動による
同調周波数・および共振Qの変動を極めて小さくするこ
とができる。特に機械的振動に対して極めて安定な同調
器を実現することができる。
ル化した構成で実現できるので、周囲条件の変動による
同調周波数・および共振Qの変動を極めて小さくするこ
とができる。特に機械的振動に対して極めて安定な同調
器を実現することができる。
■ 誘電体として一般的なもの(アルミナセラミックも
しくは樹脂系プリント回路基板〕を用いて構成しても、
同調周波数および共振Qの温度依存性が極めて安定な同
調器を実現することができる。従って、従来の同調器を
設計する場合において最も困難であった部品個別の温度
特性の管理を行なう必要がなくなり、同調器の温度特性
における設計管理を也めて容易にすることができる。更
に温度依存特性が安定であると共に、前記の効果■にお
ける機械的振動に対して安定であることも含めて、同調
器の安定性のみならずこれを実装した機器の信頼性を飛
躍的に向上させることができる。
しくは樹脂系プリント回路基板〕を用いて構成しても、
同調周波数および共振Qの温度依存性が極めて安定な同
調器を実現することができる。従って、従来の同調器を
設計する場合において最も困難であった部品個別の温度
特性の管理を行なう必要がなくなり、同調器の温度特性
における設計管理を也めて容易にすることができる。更
に温度依存特性が安定であると共に、前記の効果■にお
ける機械的振動に対して安定であることも含めて、同調
器の安定性のみならずこれを実装した機器の信頼性を飛
躍的に向上させることができる。
■ 従来において多く用いられていたマイクロストリン
ブライン(第19図に示すような誘電体の片面に伝送路
電極を形成し、他面に広いアース電極を形成して構成す
る伝送路)による共振器と比較して、アース電極が近接
することによる損失を少なくできるので、充分に高い共
振Qを有する同調器を実現することができる。
ブライン(第19図に示すような誘電体の片面に伝送路
電極を形成し、他面に広いアース電極を形成して構成す
る伝送路)による共振器と比較して、アース電極が近接
することによる損失を少なくできるので、充分に高い共
振Qを有する同調器を実現することができる。
■ インダクタとキャパシタが一体化して構成できるの
で、同調器に不要な接続リードを介在させる必要がなく
なり、接続リードによるり−ドインダクタンスの発生や
ストレーキャパシタの発生などの不安定要素の介在を皆
無にすることができる。それによって、同調器の同調動
作を超高周波領域まで極めて安定に実現することができ
る。また同調周波数の設計目標値に対して、リアクタン
ス成分の不安定要素が介在しないので、容易に目標の同
調周波数が確保でき、同調器の設計を簡単にすることが
できる。それによって同調器の役割手法を容易に標準化
し得て、同調器の設計業務における効率化を図ることが
できる〇 ■ 伝送路電極と誘電体だけによる最小機能要素の組み
合わせによって構成できる同調器であるので、少量の材
量で同調器を製造することができる。それによって省資
源化を計ることができると共に、同調器の製造コストを
著しく低減させることができる。
で、同調器に不要な接続リードを介在させる必要がなく
なり、接続リードによるり−ドインダクタンスの発生や
ストレーキャパシタの発生などの不安定要素の介在を皆
無にすることができる。それによって、同調器の同調動
作を超高周波領域まで極めて安定に実現することができ
る。また同調周波数の設計目標値に対して、リアクタン
ス成分の不安定要素が介在しないので、容易に目標の同
調周波数が確保でき、同調器の設計を簡単にすることが
できる。それによって同調器の役割手法を容易に標準化
し得て、同調器の設計業務における効率化を図ることが
できる〇 ■ 伝送路電極と誘電体だけによる最小機能要素の組み
合わせによって構成できる同調器であるので、少量の材
量で同調器を製造することができる。それによって省資
源化を計ることができると共に、同調器の製造コストを
著しく低減させることができる。
■ 従来の同調器においてはインダクタとキャパシタの
それぞれ2個の部品を設置する必要があったが、それに
対して本発明の同調器はモジュール化さ、れた1個の部
品単体で構成できる。
それぞれ2個の部品を設置する必要があったが、それに
対して本発明の同調器はモジュール化さ、れた1個の部
品単体で構成できる。
従って明らかに同調器の部品点数を削減することができ
る。それによって同調器のアセンブルコストを低減させ
ることができると共に、アセンブルに要する製造時間も
短縮することが可能である。更に、在庫部品の品種と数
量を減少することができるので、製造管理の合理化を図
ることができる。従って、同調器のトータルコストを著
しく低減することができる0 ■ 同調器の設計については、伝送路電極の形状パター
ンを決定するなどの簡単なアートワークだけで対処する
ことができる。従って、同調器の設計に高度の熟練を必
要とせず、また設計変更にも容易に対処することができ
る。更に、同調器の設計における自動化に対応して、コ
ンピュータグラフィックス応用による設計法を容易に導
入することができる。゛すなわち本発明の同調器におけ
るアートワーク設置の特徴が良くそれに合致すると共に
、設計Cラメータは伝送路電極パターンの寸法、誘電体
の厚みおよび誘電率だけの単純でかつデータ化すること
が容易な同調器の構成である。それによって設計に要す
る時間を短縮し、同調周波数の設計精度を高め、設計の
自由度を向上した同調器が実現できる。
る。それによって同調器のアセンブルコストを低減させ
ることができると共に、アセンブルに要する製造時間も
短縮することが可能である。更に、在庫部品の品種と数
量を減少することができるので、製造管理の合理化を図
ることができる。従って、同調器のトータルコストを著
しく低減することができる0 ■ 同調器の設計については、伝送路電極の形状パター
ンを決定するなどの簡単なアートワークだけで対処する
ことができる。従って、同調器の設計に高度の熟練を必
要とせず、また設計変更にも容易に対処することができ
る。更に、同調器の設計における自動化に対応して、コ
ンピュータグラフィックス応用による設計法を容易に導
入することができる。゛すなわち本発明の同調器におけ
るアートワーク設置の特徴が良くそれに合致すると共に
、設計Cラメータは伝送路電極パターンの寸法、誘電体
の厚みおよび誘電率だけの単純でかつデータ化すること
が容易な同調器の構成である。それによって設計に要す
る時間を短縮し、同調周波数の設計精度を高め、設計の
自由度を向上した同調器が実現できる。
第1図は基本的な同調器の回路図、第2図おより第3図
は従来の同調器における構成を示す斜視図、第4図(a
)〜(C)〜第13図(a)〜(C)は本発明の実施例
における同調器の表面図、側面図および裏面図。 第14図(a) 、 (b)は本発明の他の実施例にお
ける同調器の側面図と上面図、第16図(−)〜(q)
、第16図(a) 、 (b) 、第17図は本発明の
動作原理を示す説明図、第18図(a)〜(d) 、第
19図(a) 、 (b) 、第20図は従来の同調器
における動作原理を示す説明図、第21図、第22図は
本発明と従来の同調器の温度変化に対する同調周波数と
共振Qの特性図である。 1 B、22.29.36.39.42.46 。 48.51.64.57・・・・・・誘電体、16,1
7゜23.24,30,31.37.3B、40,41
43.44,46,47,49,50,52,53゜5
5.56,68,59,70,71.75.76B1.
82,85,87,93.94・・・・・・伝送路電極
。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第
1 図 第2図 第3図 ?猜1+UGO−14504(1’f)第4図 (OJ) (b) (C) (α’ (b)(c) 多 第6図 (O−)(し) (C] )8図 (cL)(b+ (C1 (αl (b) ’(C1 第11図 (α’ <bン (c) 第14図 (α’ <b+ 第15図 5図 7 (山 第16図 第17図 □イ云送了1y・4睡−失1z 第18図 第19図 第20図 第21図 ( う五7!j(・C)
は従来の同調器における構成を示す斜視図、第4図(a
)〜(C)〜第13図(a)〜(C)は本発明の実施例
における同調器の表面図、側面図および裏面図。 第14図(a) 、 (b)は本発明の他の実施例にお
ける同調器の側面図と上面図、第16図(−)〜(q)
、第16図(a) 、 (b) 、第17図は本発明の
動作原理を示す説明図、第18図(a)〜(d) 、第
19図(a) 、 (b) 、第20図は従来の同調器
における動作原理を示す説明図、第21図、第22図は
本発明と従来の同調器の温度変化に対する同調周波数と
共振Qの特性図である。 1 B、22.29.36.39.42.46 。 48.51.64.57・・・・・・誘電体、16,1
7゜23.24,30,31.37.3B、40,41
43.44,46,47,49,50,52,53゜5
5.56,68,59,70,71.75.76B1.
82,85,87,93.94・・・・・・伝送路電極
。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第
1 図 第2図 第3図 ?猜1+UGO−14504(1’f)第4図 (OJ) (b) (C) (α’ (b)(c) 多 第6図 (O−)(し) (C] )8図 (cL)(b+ (C1 (αl (b) ’(C1 第11図 (α’ <bン (c) 第14図 (α’ <b+ 第15図 5図 7 (山 第16図 第17図 □イ云送了1y・4睡−失1z 第18図 第19図 第20図 第21図 ( う五7!j(・C)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1)誘電体を介して対向設置した電極それぞれのアー
ス端子または共通端子が逆方向側となるように設定した
同調器〇 (2)誘電体の表裏に電極を設置した特許請求の範囲鉛
(1)項記載の同調器。 (3)誘電体の同一面に電極を設置した特許請求の範囲
第(1)項記載の同調器。 (4)誘電体の内部に少なくとも一方の電極の一部また
は全てが位置するように設置した特許請求の範囲第(1
)項記載の同調器。 (6) 電極として少なくとも一ケ所以上の屈曲部を有
する特許請求の範囲第(1)項記載の同調器。 (6)電極がスパイラル形状である特許請求の範囲第(
1)項記載の同調器。 (7)電極の等価長さが異なる特許請求の範囲第(1)
項記載の同調器。 (8)誘電体が円筒形状捷たは角筒形状をしている特許
請求の範囲第(1)項記載の同調器。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12307483A JPS6014504A (ja) | 1983-07-05 | 1983-07-05 | 同調器 |
US06/627,727 US4614925A (en) | 1983-07-05 | 1984-07-03 | Resonator filters on dielectric substrates |
DE8484304606T DE3474890D1 (en) | 1983-07-05 | 1984-07-05 | Resonator filters on dielectric substrates |
EP84304606A EP0132088B1 (en) | 1983-07-05 | 1984-07-05 | Resonator filters on dielectric substrates |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12307483A JPS6014504A (ja) | 1983-07-05 | 1983-07-05 | 同調器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6014504A true JPS6014504A (ja) | 1985-01-25 |
JPH0360201B2 JPH0360201B2 (ja) | 1991-09-13 |
Family
ID=14851540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12307483A Granted JPS6014504A (ja) | 1983-07-05 | 1983-07-05 | 同調器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6014504A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995027318A1 (fr) * | 1994-03-31 | 1995-10-12 | Nihon Dengyo Kosaku Co., Ltd. | Cavite resonante et filtre utilisant cet element |
-
1983
- 1983-07-05 JP JP12307483A patent/JPS6014504A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995027318A1 (fr) * | 1994-03-31 | 1995-10-12 | Nihon Dengyo Kosaku Co., Ltd. | Cavite resonante et filtre utilisant cet element |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0360201B2 (ja) | 1991-09-13 |
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