JPS6032407A - 同調器 - Google Patents

同調器

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JPS6032407A
JPS6032407A JP14154283A JP14154283A JPS6032407A JP S6032407 A JPS6032407 A JP S6032407A JP 14154283 A JP14154283 A JP 14154283A JP 14154283 A JP14154283 A JP 14154283A JP S6032407 A JPS6032407 A JP S6032407A
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electrode
tuner
terminal
electrodes
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Joji Kane
丈二 加根
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0347762B2 publication Critical patent/JPH0347762B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P7/00Resonators of the waveguide type
    • H01P7/08Strip line resonators
    • H01P7/082Microstripline resonators

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  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Filters And Equalizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はラジオ、テレビの送信機や受信機、およびその
他通信機全般に用いることができる同調器に関するもの
である。
従来例の構成とその問題点 近年、ラジオやテレビの放送電波や通信機の通信電波の
数が増加しており、受信を希望する電波の周波斂選択を
する同調器の性能においては、高い安定性と信頼性が必
要とされている。一方、同調器を設置するそれら受信機
、送信機や通信機の製造コストの低減も大きな課題であ
り、特に合理化が困難な高周波部の同調回路部品につい
て抜本的な新技術の開発が特に必要とされている。
以下図面を参照しながら従来の同調器について説明する
。第2図は基本的な同調回路であり、1はインダクタ、
2はキャパシタである。そして。
それらインダクタ1とキャパシタ2からなる並列共振回
路3にて構成される同調器は、従来においては第2図も
しくは第3図に示すような部品による構成で実現されて
いた。すなわち第2図に示すようにインダクタ部品4と
キャパシタ部品5のそれぞれ別個の部品が回路導体6お
よび7によって接続されて同調器を構成していた。また
第3図に示すような別の方法として、板状の誘電体8の
表面に平面インダクタ9を設置して、更に対向する電極
10および11それぞれよりなるキャパシタ12を設置
し、それぞれ別個のインダクタ9とキャパシタ12が回
路導体13および14によって接続されて同調器を構成
していた。
しかしながら上記のような構成においては(1)第2図
に示すものはインダクタ部品4が他の部品と比較してサ
イズが大きく、特に高さ寸法が非常に大きいことが原因
して機器の小型化と薄型化の実現を阻害していた。さら
にインダクタ部品のコイルに挿入されているフェライト
材のコアは機械的振動によってその設定位置の振動が発
生し、それによって同調周波数が非常に大きく変動して
いた。またそのフェライト材のコアにおける誘磁■■の
温度依存性の大きいことが原因してインダクタンスが不
安であり、それによっても同調周波数が大きく変動して
いた。それと同時に同調Qも影響を受けて大きく変動し
ていた。さらに同調周波数を設定目標値に安定確保する
ために、それぞれの部品を定められた設定位置に高い精
度で設置する必要があり、特に高周波同調器として量産
する場合にはその設置精度の確保が困難であり、それに
よって同調周波数が設定目標値から大きく離れると共に
一定値に収れんさせることが不可能であり、その量産性
に問題があった。
(2)第3図に示すものはインダクタおよびキャパシタ
による占有面積が大きく、それによって機器の小型化の
実現を阻害していた。さらにそれぞれの部品を構成する
ために機能する電極はインダクタ電極とキャパシタを形
成する対向電極の少なくとも合計3個の機能電極が必要
であり、導電率が高く従ってコストの高い電極材料を多
量に使用するため同調器の製造コストが高くなり、それ
と共に省材料化を図ることが不可能であった。
(3)第2図および第3図に示すものにおける共通の問
題点として、インダクタおよびキャパシタはそれぞれ別
個の部品として形成されたものであり、それぞれ設置さ
れた部品に対して長い経路の回路導体を介して接続され
るように構成されていた。それによって不要なリードイ
ンダクタンスやストレーキャパシタが多く発生し、それ
によって同調器の動作が不安定であると共に初期の設計
目標を実現することが困難であった。従って修正を含む
設計作業に多くの時間を費していた。またそれぞれの同
調器は独立した最小機能単位の別個部器の集合回路であ
るため、既存の技術概念では部品点数の削減および製造
の合理化について対処することが不可能であった。
それによって同調器のコスト低減には限界があるなどの
問題点を有していた。
発明の目的 本発明の目的は2次コイルを含む可変インダクタ部品と
可変キャパシタ部品を一体化した薄型の同調器を簡単な
構成で実現して同調器の形態を超薄型化と小型化し、更
に機械的振動に対しても同調が安定で、同調周波数の温
度依存性が小さく、同調回路の接続リードの悪影響をな
くして高周波的に安定で、また部品点数を削減して製造
工程の合理化を可能にする同調器を提供することである
発明の構成 本発明の同調器は誘電体を介して電極を対向設置しその
うち主電極に対するそれぞれの副電極のアース端子を主
電極のアース端子に対して逆方向側にすることと同方向
側にすることによって、およびどちらの端子もアース端
子に設定しないことによって、可変キャパシタおよび2
次コイルを任意に選択形成するものである。同調器の動
作としては主電極がインダクタとして作用し、この主電
極に対してアース端子の設定が主電極と逆方向側になる
副電極が対向して先端オープンの分布定数回路を形成し
、その等価長さを動作させる周波数波長のλ/4長さ未
満に設定することによって分布定数回路端に発生する負
リアクタンスによるキャパシタを実現し、上記主電極に
よるインダクタと並列に作用させることを基本とし、こ
れに対してアース端子の設定が主電極と同方向側となる
かもしくはいずれの端子もアース端子としない副電極が
2次コイルとして作用するものである。
実施例の説明 以下本発明の同調器の実施について図面を参照しながら
説明する。
第4図は本発明の実施例における同調器の構成図を示す
ものである。第4図において(a)は表面図、(b)は
側面図、(C)は裏面図を示す。(以下第5図ないし第
13図において同様)第4図それぞれにおいて15は誘
電体基板であり、16はインダクタを形成する電極であ
り、17は電極16と相まって分布定数回路を成しキャ
パシタを形成する電極であり、18および19はそれぞ
れ2次コイルを形成する電極である。電極16の端子2
0はアース端子であり、端子21がオープン端子である
また電極17の端子22および電極18の端子23はア
ース端子であり、電極19の端子24,25、26.2
7はオープン端子である。第3図(a)に示す(A)側
、(B)側と、第3図(C)に示す(A)側(B)側が
対応している。また電極17.18.19それぞれの設
置位置関係と面積配分は任意である。(以下、第5図な
いし第13図において同様。)第4図は本発明の他の実
施例における同調器の構成図を示すものである。誘電体
基板28に対する電極29と電極30,31.32の設
置構成は第4図で説明した実施例と比較して表面と裏面
で逆であり、更に電極29のアース端子33とオープン
端子34の設定が上下で逆になっている。電極30の端
子36.および電極32の端子35はアース端子であり
、電極31の端子37.38はオープン端子である。こ
こでキャパシタを形成する電体は32であり、2次コイ
ルを形成する電極は30および31である。(ここで第
4図、第5図の実施例で示した様にそれぞれの電極16
.29のアース端子とオープン端子の設定により対定す
る電極18,22,30.32はキャパシタ電極にも2
次コイルにも任意に設定できる。すなわち電極16.2
9のアース端子に対してアース端子を逆方向側に設定し
た電極17.32はキャパシタ電極となり、一方アース
端子を同方向側に設定した電極18,30は2次コイル
電極となる。(以下第6図ないし第13図において同様
。)第6図は本発明の他の実施例における同調器の構成
図を示すものである。誘電体基板39の表面側に電極4
0と電極41,42.43を設置しそれぞれの電極が側
面対向するように構成したものである。電極40はイン
ダクタ電極であり、端子44はアース端子であり、端子
45はオープン端子である。電極41はキャパシタ電極
であり、電極42,43は2次コイル電極であり、端子
46、47はオープン端子である。
第7図は本発明の他の実施例における同調器の構成を示
すものである。誘電体基板48に対する電極49と電極
60、51、62の設置構成および端子モードは第4図
で説明した実施例と同様であるが、電極49と電極50
,51.52が部分的に対向するように設置した構成で
あり、53と54が2次コイル電極51のオーブル端子
である。
第8図ないし第10図は本発明の他の実施例における同
調器の構成図を示すものである。第8図における誘電体
基板55に対する電極56と電極57.58.59の設
置構成と端子モード、およびオープン端子60,61.
第9図における誘電体基板62に対する電極63と電極
64.65、66の設置構成と端子モード、およびオー
プン端子67.68、第10図における誘電体基板69
に対する電極70と電極74,75.76の設置構成と
端子モード、およびオープン端子74.75はそれぞれ
第4図で説明した実施例と同様であるが、それぞれの電
極は少なくとも一ヶ所以上の任意の屈曲角と屈曲方向を
示す屈曲部を有するものを用いる。
第11図は本発明の他の実施例における同調器の構成図
を示すものである。誘電体基板76に対する電極77と
電極78、79.80の設置構成と端子モード、および
オープン端子81.82は第4図で説明した実施例と同
様であるが、それぞれの電極はスパイラル形状を有する
ものを用いる。
第12図は本発明の他の実施例における同調器の構成図
を示すものである。誘電体基板83に対する電極84と
電極85,86.87の設置構成と端子モード、および
オープン端子88.89は第4図で説明した実施例と同
様であるが、電極85.86.87は電極84の面積内
に含まれた範囲内で部分的に対向設置するようにした構
成である。
第13図は本発明の他の実施例における同調器の構成図
を示すものである。誘電体系数90に対する電極91と
電極92,93.94の設置構成と電子モード、および
オープン端子95,96は第4図で説明した実施例と同
様であるが、電極91は誘電体基板90の内部に設けら
れている。
いうまでもなく第6図、第7図、第12図、および第1
3図で説明した実施例におけるそれぞれの電極は第8図
ないし第11図で説明した実施例の電極形状を有するも
のを用いてもよいことはいうまでもない。
次に本発明の同調器の動作原理について説明する。
第14図(a)〜(g)は本発明の同調器における動作
を説明するための等価回路である。第14図(a)にお
いて、電気長lを有し、互いにアース端子を逆方向側に
設定したそれぞれの伝申路電極97,98によって形成
される伝送路に対して、電圧eを発生する信号源99が
伝送路電極97に接続されて信号を供給するものとする
。そして、そhによって伝送路電極97の先端における
オープン端子には進行波電圧eAが励起されるものとす
る。一方、伝送路電極98は上記の伝送路電極97に近
接して対向設置もしくは並設されているので、相互誘導
作用によって電圧が誘起される。その伝送路電極98の
先端におけるオープン端子に誘起される連行波電圧をe
Bとする。
ここで伝送路電極97および98においてはそれぞれの
アース端子が逆方向側に設定されているので、誘起され
る進行波電圧eBは誘起する進行波電圧eAに対して逆
位相となる。そして、それぞれの進行波電圧eAおよび
eBは伝送路の先端がオープン状態であるので、伝送路
電極97および71より成る伝送路において電圧定存波
を形成することになる。ここで伝送路電極97における
電圧定在波の分布様態を示す電圧分布係数をKで表わす
ものとすると、伝送路電極98における電圧分布係数は
(1−K)で表わすことができる。
そこで次に、伝送路電極97および98において任意の
対向する部分において発生する電位差Vをめると V=KeA−(1−K)eB・・・・・・・・(1)で
表わすことができる。ここで、それぞれの伝送路電極7
0および71が同じ電気長lであるとすると eB=−eA・・・・(2) となり、それによって第1式における電位差VはV=K
eA+(1−K)eA −eA・・・(3) となる。すなわち伝送路電極97と98がそれぞれ対向
する全ての部分において電位差Vを発生させることかで
きる。
ここで伝送路電極97および98はその電極巾Wを有す
るものとし(電極の厚みは薄いものとする)、さらに誘
電率εsを有する誘電体を介して間隔d おける伝送路の単位長当りに形成するキャパシタンスC
Oは CO=Q/V=Q/eA・・・・・・(4)Q=εoε
sW.V/d=εoεsW・eA/d・・・・・・(5
)であり、故に CO=εoεsW/d・・・・・・・・(6)となる。
従って、第14図(a)に示す伝送路は、第14図(b
)に示すような単位長当りにおいて第6式でまるCOの
分布キャパシタ100を含んだ伝送路となる。また、そ
れぞれの伝送路電極97と伝送路電極98における電圧
定在波分布(もしくは電流定在波分布)は、上記におい
て述べたように互いに逆位相関係にあるので、この伝送
路は等測的に平衡モードの伝送路として動作することに
なる。
これによって第14図(c)に示すような、平衡電圧e
′を有する平衡信号極101によって平衡モードで励起
される伝送路電極102および103によって形成され
る平衡モード伝迷路と等価になる。
いうまでもなくその電気長は第14図(a)において示
したものと電気長lと同じである。さらに、この平衡モ
ード伝送路は第14図(d)に示すように、伝送路の分
布インダクタ成分および伝送路の屈曲形状により発生す
る集中インダクク成分それぞれによる総合的な分布イン
ダクタ104および105と分布キャパシタ100より
なる分布定数回路と等価に表わすことができる。
次に、この分布キャパシタ100の形成における伝送路
の電気長lとの関係について説明する。
第15図(a)に示すような平衡モード伝送路における
単位長当りの特性インピーダンスZOは、第15図(b
)に示す等価回路で表わすことができる。その特性イン
ピーダンスZOは一般的に ZO=■RO+jωLO/GO+jωCO・・・・・・
(7)となる。ここで伝送路が無損失の場合はZO=■
LO/CO・・・・・・(8)となる。本発明の同調器
における実施例の多くはこの仮定を適用することができ
、かつ説明の簡略化のため以下第8式に示す特性インピ
ーダンスZOを用いる。第8式におけるキャパシタンス
COは第6式においてめた伝送路における単位当りのキ
ャパシタンスCOと同じものである。すなわち伝送路に
おける単位長当りの特性インピーダンスZOはキャパシ
タンスCOの関数であり、それはまたキャパシタンスC
Oに関与する誘電体の誘電素εs,伝送路電極の幅Wお
よびそれぞれの伝送路電極の設置間隔dの関数でもある
以上のように、伝送路における単位長当りの特性インピ
ーダンスがZOで、その電気長がlであり、かつ先端が
オープン状態である伝送路の端子に発生する等価リアク
タンスXは X=−ZOcotθ・・・・・・(9)で表わすことが
できる。ここで θ=2πl/λ・・・・・・・(10)であり、特に の場合において等価リアクタンスXは X≦O・・・・・・・・・(12) となる。すなわち伝送路の端子における等価リアクタン
スはキャパシティブリアクタンスとなり得る。したがっ
て伝送路の電気長lによってθが第11式に該当する場
合、すなわち例えば電気長lをλ/4以下に設定するこ
とによりキャパシタを形成することができる。そして、
その形成できるキャパシタのキャパシタンスCは C=1/ω|X|=1/ωZOcotθ=1/ω■LO
/COcotθ・・・・・・(13)て表わされるよう
に、θの変化によって、すなわち伝送路の電気長lの設
定によって任意のキャパシタンスCを実現することがで
きる。
以上第9式〜第13式において説明した伝送路の動作様
態について図に表わしたものが第16図である。第16
図では、先端がオープン状態の伝送路において、その電
気長lの変化に従って端子に発生する等価リアクタンス
Xが変化する様子を表わしている。第16図から明らか
なように、伝送路の電気長lがλ/4以下もしくはλ/
2〜4λ/3などにおけるような場合には負の端子リア
クタンスを形成することが可能であり、すなわち等価的
にキャパシタを形成することができる。さらに、負の端
子リアクタンスを発生させる条件において、伝送路の電
気長lを任意に設定することによって、キャパシタンス
Cを任意の値に実現することが可能である。
このようにして形成されるキャパシタンスCは。
第14図(e)において示す集中定数キャパシタ106
として等価的に置換することができる。そして、伝送路
に存在する分布インダクタ成分および伝送路の屈曲形成
によって発生する集中インダクタ成分それぞれの総合に
よって形成されるインダクタは、集中定数インダクタ1
07として等値的に置換することができる。そして、仮
想的な平衡信号源101おまびそれぞれの伝送路におけ
るアースを、もとの第14図(a)において示した状態
と等価的と同じになるように置換すれば、第14図(f
)に示すようになる。この第14図(f)においてアー
ス端子を共通化して表わすと、明らかに最終的には第1
4図(g)において示すように、集中定数キャパシタ1
06および集中定数インダクタ107より成る並列共振
回路と等価になり、同調器を実現することができる。
以上において説明した構成と動作により、本発明の同調
器を実現するものであるが、本発明の同調器における構
成とそれに係る動作原理は従来の同調器におけるものと
は全く異なるものである。
そこで、本発明による同調器が従来の同調器もしくは本
発明の同調器における伝送路と同様のものを用いても他
の構成にしたものそれぞれと比較して全く異なるもので
あることを照明するために、従来の同調器もしくは他の
伝送路構成による同調器における構成および動作を次に
説明して対比する。それによって本発明による同調器と
の差異を明確にすると共に、本発明における同調器の新
規性を明らかにする。
第17図は、伝送路電極として例えば本発明における同
調器に用いるものと同様なもので形成しても、アース端
子が互いに同方向側に設定されている点が異なる場合の
動作を示すものである。第17図(a)において伝送路
電極108および109よりなる先端オープンの伝送路
が、電圧eを発生する信号源110によってドライブさ
れているものとする。それによって伝送路電極108の
先端におけるオープン端子には定在波電圧eAが励起さ
れ、それと対向設置もしくは並設される伝送路電極10
9の先端におけるオープン端子には定在波電圧eBが誘
起されるものとする。ここで、それぞれの伝送路電極1
08および109のアース端子は互いに同方向側に設定
されているので、それぞれの定在波電圧eAとeBは互
いに同位相となる。従がって、伝送路電極108および
109におけるそれぞれの電圧分布係数は同じKを有す
ることになる。それによって伝送路電極が対向する任意
の部分における電位差Vは V=KeA−KeB・・・・・・(14)となる。ここ
で、それぞれの伝送路電極108および109の電気長
が同じ長さであるとするとeA=eB・・・・・・・・
・(15)となり、それによって第14式における電位
差Vは V=KeA−KeA=O・・・・・・・(16)となる
。すなわち伝送路のいずれの部分においても電位差が発
生しないことになる。第17図(a)における信号源1
10を伝送路端に置換設定したものが第17図(b)で
あり、電圧e′を発生する不平衡信号源111を設置し
たことと等価になる。そしてこの等価回路においては互
いに電位差を有しない平行伝送路が存在するのみである
。つまりこれは第17図(c)に示すように、等価的に
単なる一本の伝送路電極112が存在する場合と同一で
あることは明らかである。そして、信号源110および
アース端子を第17図(a)に示したようにもとの回路
に等価置換することにより第17図(d)に示すように
なる。つまり伝送路の分布インダクタ成分および伝送路
の屈曲形状により発生する集中インダクタ成分それぞれ
より成る等価的な集中定数インダクタ113のみを形成
するだけである。以上より明らかなように、インダクタ
と並列にキャパシタを形成することができないので、目
的とする並列共振回路の同調器は実現することができな
い。
第18図は、片側の伝送路電極として例えば本発明の同
調器におけるものと同じもので形成した一般的なマイク
ロストリップラインであるが、その伝送路電極と対向す
る電極が充分に広いアースとなっている点が異なる場合
の動作を示すものである。第18図(a)において伝送
路電極114が充分に広いアース電極115と対向し、
電圧eを発生する信号源によってドライブされ、伝送路
の先端におけるオープン端子に定在波電圧eAが励起さ
れるものとし、その電圧分布係数をKとする。一方、ア
ース電極115には仮想的に電圧分布係数Kを有する定
在波電圧eBが発生するものと仮定すると、伝送路電極
114とアース電極115が対向する任意の部分におけ
る電位差VはV=KeA−KeB・・・・・・(17)
で表わされる。しかし、アース電極115における定在
波電圧eBは一様にアース電位(零電位)であり eBO・・・・・・・・(18) となる。従ってアース電極115には電圧分布係数も存
在しない。その結果、電位差VはV=KeA・・・・・
・・・・(19)となる。これによって、伝送路電極1
14とアース電極115の間に分布キャパシタを形成す
ることは可能である。しかしながら、伝送路電極114
はアース電極115と近接して対向しているため、相互
誘導作用によって伝送路電極114における両先端がほ
とんどショート状態になったものと等価になる。そのた
め伝送路電極114におけるインダクタ成分のQ性能を
著しく劣化させることになる。すなわち、このマイクロ
ストリップラインは第18図(b)に示すように等価損
失抵抗117を含む集中定数インダクタ118および集
中定数キャパシタ119それぞれより成る並列共振回路
を形成する。ここで等価損失抵抗117は実際には相当
大きな抵抗値を有するものになるため、共振回路におけ
る損失が非常に大きくなる。従って、同調器としては明
らかにQ性能が非常に低下したものしか実現できず、実
際的には実現に適するものではない。
第19図は従来において最も多く使用されているλ/4
共振器の回路構成を示し、その伝送路における先端条件
および伝送路の長さの設定と、更にアースの設定におけ
るそれぞれの点で本発明の同調器と全く異なることを示
すものである。第19図において平衡モード伝送路電極
120および121は、その電気長lが共振周波数にお
けるλ/4 に等しく設定され、かつ先端がショートさ
れている。そして電圧eを発生する平衡信号源122に
よって、それぞれの伝送路電極が平衡モードでドライブ
されているものとする。アース端子は平衡信号源122
の中性点に設定され、特に伝送路電極におけるいずれか
の端子にアースを設定するものではない。この場合にお
ける伝送路の端子に発生する等価的な端子リアクタンス
Xは、伝送路の特性インピーダンスをZOとするとX=
ZOtanθ・・・・・・(20)となる。ここで特性
インピーダンスZOは第8式において示したものと同じ
ものであり、またθについても第10式において示した
ものと同じものである。この共振器では伝送路の電気長
lをl=λ/4・・・・・・・(21) としているので θ=π/2・・・・・・・・・(22)である。従って
第20式における端子リアクタンスXは X=ZOtanπ/2=(x)・・・・・・(23)と
なり、等価的に並列共振特性を得ることができるもので
ある。しかしながら、このλ/4共振器における構成を
本発明の同調器における構成と比較すると、まず伝送路
の端子条件についてみると本発明の同調器においてはオ
ープン状態であるのに対して、従来のλ/4共振器にお
いてはショート状態であり、従って端子条件において全
く異なる構成であることが明らかである。更に伝送路の
電気長lの設定についてみると、本発明の同調器におい
ては同調周波敷のλ/4以下に設定するものであり実際
的にはλ/16程度の非常に短いものに設定して構成す
るものであるが、従来のλ/4共振器においては厳密に
共振周波数のλ/4に設定するものであり、従って伝送
路の電気長lの設定において根本的に異なる構成である
ことも明らかである。また、構成における伝送路の電気
長lの■に起因して、両者において同一の同調周波数も
しくは共振周波数に設計しても、本発明の同調器におい
ては小型化することができるが、λ/4共振器において
は非常に長い伝送路を設ける必要があり大型化する不都
合があった。従来のλ/4共振器を小型化する目的で誘
電率の非常に大きな誘電体を介在させて伝送路の長さを
短縮化したものもみられるが、それに用いる誘電率の高
い誘電体は一般に誘電体損失tanδが非常に大きく、
従って共振器としてのQ性能が著しく低下する不都合が
あった。更に、誘電率の高い誘電体における誘電率の温
度依存性は一般に大きく、従って共振周波数数安定性を
確保することが困難である不都合もあった。
次に、本発明の同調器における性能の優秀性を明らかに
するために、従来の同調器における性能と比較した実験
結果を示して説明する。第20図は同調周波数の温度依
存性を測定した実験結果を表すグラフである。そして第
21図は共振Qの温度依存特性を測定した実験結果を表
すグラフである。第20図および第21図において、特
性(A)は本発明における同調器の温度依存性であり、
誘電体としてアルミナセラミック材もしくは樹脂系プリ
ント回路基板を使用した場合の実験結果である。
一方、特性(B)は第2図において示すような、従来に
おいて最も多く用いられていた同調5器における温度依
存特性である。これらの実験結果から、本発明の同調器
においては一般的な誘電体を用いて構成したものでもそ
の同調周波数は極めて安定してあり、更に共振Qが高く
、かつ安定であることが明らかである。一方、従来の同
調器においては、インダクタを構成するフェライト材の
コアにおける透磁率pとQの根本的な不安定性、および
コイル部分の膨張と収縮によるインダクタンスの変化が
それぞれ原因して、同調周波数と共振Qの安定性を確保
することが困難であった。それによって、他の温度補償
部品もしくは他の自動安定化補償回路を付加して不安定
性を補っていた。
以上のように構成された本実施例の同調器の同調周波数
調整について第11図に示す実施例を代表に以下その動
作を説明する。まず、インダクタは第11図(a)に示
すスパイラル形状電極77によって形成される。次にキ
ャパシタは第11図(a)および(c)に示すスパイラ
ル形状電極77および78の間に存在する誘電体76に
よって発生する分布キャパシタンスによって形成される
。次に第22図に個の同調器の動作等価回路を示して説
明する。
第22図(a)の123はインダクタを形成するスパイ
ラル形状電極と等価な伝送路であり、124は、123
のインダクタ形成電極とともに作用して分布キャパシタ
125を形成させるスパイラル形状電極と等価な伝送路
である。ここでスパイラル形状するスパイラル形状電極
123のアースポイントとは逆方向側に設定されている
ため、第22図(b)に示すようにスパイラル形状電極
124のインダクティプ成分は打消されてアース面12
6と等価になりインダクタのスパイラル形状電極127
と対向して分布キャパシタ128を形成する。これを分
布定数回路で示したのが第22図(c)であり、分布イ
ンダクタ129と分布キャパシタ130による分布定数
回路を形成する。ここでアースとなる分布キャパシタ電
極131の任意の電極部位132でカットすることによ
り、また分布インダクタ129の任意の電極部位133
でカットすることによって分布キャパシタンス130と
分布インダクタンス129のそれぞれの値を任意に変化
させることが可能である。
第22図(d)はこれを集中定数等価回路で示したもの
で可変インダクタ134と可変キャパシタ135の並列
共振回路を形成することになる。
この同調器のインダクタが有するインダクタンスはスパ
イラル形状電極の捲回数もしくは電極長さによって任意
に設置することができる。一方、分布キャパシタのキャ
パシタンスは対向するスパイラル形状電極の対向面積と
誘電体の誘電率εおよび厚みによって任意に設計するこ
とができる。
この分布キャパシタンスの形成について第23図と共に
説明する。対向するスパイラル形状電極の伝送路等価長
さをlとし、この伝送路等価長さlは使用する誘電体の
誘電率εによって定まる波長短縮率1/■εを考慮した
動作周波数におけるλ/4長よりも短いものに設計する
。このλ/4長に対する伝送路等価長さlの割合を任意
に設計することによりキャパシティブリアクタンスXC
の値を任意に設計することが可能である。このキャパシ
ティブリアクタンスXCと動作周波数fOによってキャ
パシタンスC=1/2nfOXCが得られる。
今この伝送路等価長さlを伝送路等価長さl′に短縮す
るとキャパシティブリアクタンスXCはキャパシティブ
リアクタンスXC′に変化する。このキャパシティブリ
アクタンスXC′と動作周波数fOによってキャパシタ
ンスC′=1/2πfOXC′が得られ、C′<Cとな
ってキャパシタンスを可変できる。このキャパシタンス
Cを有するキャパシタが第22図(d)に示す可変キャ
パシタ132と等価である。ここでアースとなるキャパ
シタ電極を形成するスパイラルに形状電極〔第11図(
c)におけるスパイラル形状電極78〕の長さは、以上
の説明においてインダクタ電極を形成するスパイラル形
状電極〔第11図(a)におけるスパイラル形状電極7
7〕と同じ長さとしたが、第11図の実施例において説
明したようにインダクタ電榛長さよりも短い範囲で任意
の長さに設計しても良く、またインダクタ電極と対向す
る任意の位置に形成しても所要の目的は達成できる。
次に、第11図の実施例における電極79.80の動作
を説明する。電極79の両端はオープン端子81.82
となっておりインダクタとなる電極77と対向する自由
な伝送路を形成するため相互誘導作用によって電極77
との捲回数比の2乗に比例したインダクティブリアクタ
ンスを呈し2次コイルを形成する。また電極80は電極
77のアース端子と同方向側にアース端子を設置してい
るため同様に相互誘導作用が働き、電極77との捲回数
北の2乗に比例したインダクティブリアクタンスを呈し
2次コイルを形成する。
ここで、電極78によるキャパシタ作用、電極79およ
び80による2次コイル作用は各々独立に作用するもの
であり、従ってそれぞれの作用は個別に制御することが
できる。
第24図、第26図、第26図、第27図に第11図に
示す実施例を代表して可変キャパシタと可変インダクタ
の調整可変の様子を示す。第15図はキャパシタ電極の
カットによって可変キャパシタを調整するモードの説明
図であり、第24図に示すようにオープン端子を起点と
するカット位置までの電極長さを電極カット量dとし、
それに対する分布キャパシタンスC、分布インダクタン
スし、および自己共振周波数fOの関係は第25図のよ
うになる。すなわち、電極カット量dの増大に対して分
布キャパシタンスCは減少するが分布インダクタンスL
は不変である。それにしたがって自己共振周波数fOは
高くなる。一方、第26図、第27図はインダクタ電極
のカットによって可変インダクタンスと可変キャパシタ
を同時に調整するモードの説明図であり、第26図に示
すようにオープン端子を起点とするカット位置までの電
極長さを同じく電極カット量dとし、それに対する分布
インダクタL,分布キャパシタC、および自己共振周波
fOの関係は第27図のようになる。すなわち電極カッ
ト量dの増大に対して分布インダクタンスLと分布キャ
パシタンスCは共に減少し、それにしたがって自己共振
周波数fOは高くなる。
ここで電極をカットする方法としてはレーザカッター、
サンドブラスター等の調整時において同調周波数に影響
を与えない非接触カット手段を用いると良い。
次に以上のように構成された本実施の同調器の同調周波
数を調整する別の方法について第11図に示す実施例を
代表して以下その動作を説明する。
第28図(a)の136はインダクタを形成するスパイ
ラル形状電極と等価な伝送路であり、137は136の
インダクタ形放電極と共に作用して分布キャパシタ13
8を形成させるスパイラル形状電極と等価な伝送路であ
る。ここで、伝送路電極137のアースポイントは任意
の電極部位139に設定されるため第28図(b)に示
すようにアースポイント140から電極137のアース
側に至る対向部のインダクティブ成分は打消されてアー
ス面141と等価になりインダクタを形成する伝送路電
極142と対向して分布キャパシタ143を形成する。
これを分布定数回路で示したのが第28図(c)であり
、分布インダクタ144と分布キャパシタ145による
分布定数回路を形成する、ここでアースとなる分布キャ
パシタ電極146の電極端147を任意に調整すること
により分布キャパシタ145の値を任意に可変すること
が可能である、第28図(d)はこれを隼中定数等価回
路で示したもので、インダクタ148と可変キャパシタ
149の並列共振回路を形成することになる。また第2
9図にこの同調器の別の動作等価回路を示して説明する
。第29図(a)の150はインダクタを形成する伝送
路電極であり、任意の電極部位151をアース端子とし
、152は電極150と共に作用して分布キャパシタ1
53を形成する伝送路電極である。これは第29図(b
)に示すようにインダクタとしてはアース端子を154
とする伝送路155のみが寄与することになり、伝送路
155と対向する部分のアース電極156との間の分布
キャパシタ157のみが形成される、これを分布定数回
路で示したのが第29図(C)であり、分布インダクタ
158と分布キャパシタ169による分布定数回路を形
成する。ここてアースとなる分布インダクタ電極158
の電極端161を任意に調整することにより、分布イン
ダクタ158および分布キャパシタ159の値を任意に
同時に可変することが可能となる。第29図(d)はこ
れを集中定数等価回路で示したもので、可変インダクタ
129と可変キャパシタ163の並列共振回路を形成す
ることになる。
第30図、第31図、第32図、第33図に第11図に
示す実施例を代表して可変キャパシタと可変インダクタ
の調整可変の様子を示す。第30図、第31図はキャパ
シタ電極のアース端子位置の調整によって可変キャパシ
タを調整するモードの説明図であり、第30図に示すよ
うにオープン端子163を起点とするアース端子位置ま
での電極長さを電極有効長dとし、それに対する分布キ
ャパシタンスC、分布インダクタンスL、および自己共
振周波数fOの関係は第31図のようになる。すなわち
、電極有効長dの増大に対して分布キャパシタンスCは
増大するが分布インダクタンスLは不変である。それに
したがって自己共振周波数fOは低くなる。一方、第3
2図、第33図はインダクタ電極のアース端子位置の調
整によって可変インダクタと可変キャパシタを同時に調
整するモードの説明図であり、第32図に示すようにオ
ープン端子164を起点とするアース端子位置までの電
極長さを同じく電極有効長dとし、それに対する分布イ
ンダクタL、分布キャパシタC、および自己共振周波数
fOの関係は第33図のようになる。すなわち電極有効
長dの増大に対して分布インダクタンスLと分布キャパ
シタンスCは共に増大し、それにしたがって自己共振周
波数fOは低くなる。
以上に説明した構成と動作により所要の目的を達成する
ものであるが、その構成形態の有効性を他の電極構成に
した場合と簡単に比較する。可変インダクタを形成する
スパイラル形状電極は上記の説明のものと同様として、
まず可変キャパシタを形成するスパイラル形状電極をス
パイラル形状とせずに全面アース電極とした場合は可変
インダクタのQ性能が著しく低下して実用性はなくなる
次に可変キャパシタを形成するスパイラル形状電極をス
パイラル形状としてもアースポイントを可変インダクタ
を形成するスパイラル形状電極と同方向に設定すると、
両者は単一の可変インダクタとして作用するのみで分布
キャパシタンスを形成することは不可能となり所要の目
的は達成できない。
以上のように本実施例の特徴としてインダクタ電極をキ
ャパシタ電極と共用したこと、およびアスとなるキャパ
シタ電極のインダクタンス成分を打消したことにより可
変インダクタと可変キャパシタの一体化を実現している
発明の効果 以上の説明から明らかなように本発明の同調器は誘電体
を介して電極を対向設置しそのうち主電極に対するそれ
ぞれの副電極をアース端子が主電極のアース端子に対し
て逆方向側にすることと同方向側にすることによって、
およびどちらの端子もアース端子に設定しないことによ
って、可変キャパシタおよび2次コイルを任意に選択形
成するようにしているので、 (1)簡単な構成で2次コイルを含む可変インダクタと
可変キャパシタを一体形成できる。
(2)超薄型、小型の同調器が実現できる。
(3)2次コイル付き同調器をモジュール化できるので
、調整後の同調周波数は極めて安定であり、特に機械的
振動による同調周波数ずれを極小にできる。
(4)2次コイルを含む可変インダクタと可変キャパシ
タがリードレスで接続されるのでリードインダクタンス
やストレーキャパシタの影響がなくなり、従って回路動
作が極めて安定になる。
(5)部品点数を削減することが可能で製造の合理化や
コストダウンが実現できる。
(6)同調器の同調周波数調整に電極カット法を用いる
場合には非接触調整手段を用いることができるので同調
周波数に影響を与えずに調整処理ができる。
(7)またアース端子位置調整法を用いる場合には電極
の非破壊調整手段を用いることができるので同調器の同
調周波数をくり返し上下調整処理ができる。
(8)同調器の同調周波数トリミングスピードが速くな
る。
等の優れた効果が得られる。
さらに同調器の同調周波数の設定に対するインダクタン
スとキャパシタンスのそれぞれの初期値の設計は電極パ
ターンの簡単なアートワークに依存し、同調器の設計の
自由度が向上すると共に定数の修正対応が容易である。
さらに電極導体の一部は誘電体基板の内部に設置しても
良いので多層回路基板構成の中間層に形成することも可
能であり、同調器の実装設計における自由度を拡大する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は基本的な同調器の回路図、第2図および第3図
は従来の同調器における構成を示す斜視図、第4図(a
)〜(c)〜第13図(a)〜(c)は本発明の実施例
における同調器の表面図、側面図および裏面図、第14
図(a)〜(g)、第15図(a)、(b)および第1
6図は同同調器の動作原理を示す説明図、第17図(a
)〜(d)、第18図(a)、(b)、第19図は従来
の同調器における動作原理を示す説明図、第20図、第
21図は本発明の同調器と従来の同調器の温度変化に対
する同調周波数と共振Qの特性図、第22図(a)〜(
d)は本発明の同調器の同調周波数調整法を説明するた
めの等価回路図、第23図は同同調器の伝送路長とリア
クタンスの関係を示す特性図、第24図〜第27図は同
同調器の可変キャパシタと可変インダクタの調整可変の
様子を示す説明図、第28図(a)〜(d)、第29図
(a)〜(d)は同調器の他の同調周波数調整法を説明
するための等価回路図、第30図〜第33図は同同調器
の可変キャパシタと可変インダクタの調整可変の様子を
示す説明図である。 15、28、39.48.55.62.69、76.8
3.90・・・・誘電体基板、16,29、40.49
,56,63,70,77.84.91・・・・・・主
電極、17、18.19.30.31.32、41.4
2,43,50,51,52,57.58。 59、64.65.66、71.72.73.88、8
9.90,95,96,97,92,93.94・・・
・副電極。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第 
1 図 男 2 図 第3図 、i> n IA (α) (b) (C) 第9図 αυ (b) (C) !! 10図 (a) (b) (の 第11図 1 第14図 (1−K) 103 第14図 05 07 第15図 第16図 □伝送路!大長1 eA17図 第1854 ′II9 第19図 rJ520図 イ (M。 2崖(°C) 11 第21図 I 浄上ン r522図 <a)<b> 第23図 I 第25図 i □電1を刀ットiα 第27図 一覧濱千カットtd 第28図 第29図 ((1) (b) CG) <d> 第30図

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)誘電体における一方の面において、任意の片側端
    をアースに接続する端子に設定した主電極を設置し、上
    記誘電体における他方の面において上記主電極に対して
    対向設置するかもしくは並設する位置に複数の副電極を
    設け、それら副電極において上記主電極のアースに接続
    される端子と逆方向側にアースに接続される端子を設定
    したものを第1の副電極とし、またそれら副電極におい
    て上記主電極のアースに接続される端子と同方向側にア
    ースに接続される端子を設定したものを第2の副電極と
    し、更にそれら副電極において両側端子のいずれもアー
    スに接続する端子に設定しないものを第3の副電極とし
    たことを特徴とする同調器。
  2. (2)副電極として第1の副電極および第2の副電極も
    しくは第3の副電極を設けた特許請求の範囲第1項記載
    の同調器。
  3. (3)主電極および/もしくは第1の副電極にる任意の
    部分を切開して同調周波数を任意に設定する特許請求の
    範囲第1項および第2項のいずれかに記載の同調器。
  4. (4)主電極および/もしくは第1の副電極における任
    意の部位をアースに接続される端子に設定することによ
    り同調周波数を任意に調整する特許請求の範囲第1項お
    よび第2項のいずれかに記載の同調器。
  5. (5)電極として少なくとも一個所以上の任意の屈曲角
    もしくは屈曲率および任意の屈曲方向を示す屈曲部を有
    するものを用いた特許請求の範囲第1項ないし第4項の
    いずれかに記載の同調器。
  6. (6)電極としてスパイラル形状を有するものを用いた
    特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載の
    同調器。
  7. (7)一方の電極における長さを他方の電極における長
    さよりも任意に短かく設定し、かつ任意の部分で対向設
    置もしくは並設させた特許請求の範囲第1項ないし第6
    項のいずれかに記載の同調器。
  8. (8)透電体の内部においてそれぞれの電極もしくは任
    意の片側の電極における部分もしくは全部を設置した特
    許請求の範囲第1項ないし第7項のいずれかに記載の同
    調器。
  9. (9)円筒形状もしくは角筒形状の訪電体における内周
    部および/もしくは外周部においてそれぞれの電極を設
    置した特許請求の範囲第1項ないし第8項のいずれかに
    記載の同調器。
  10. (10)電極それぞれにおいてアースに接続される端子
    を、アースと接続せずに共通端子とした特許請求の範囲
    第1項ないし第9項のいずれかに記載の同調器。
  11. (11)非接触切開手段により主電極および/もしくは
    第2の副電極を任意に切開する特許請求の範囲第1項な
    いし第10墳のいずれかに記載の同調器。
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