JPS60153627A - 同調装置 - Google Patents

同調装置

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JPS60153627A
JPS60153627A JP1128284A JP1128284A JPS60153627A JP S60153627 A JPS60153627 A JP S60153627A JP 1128284 A JP1128284 A JP 1128284A JP 1128284 A JP1128284 A JP 1128284A JP S60153627 A JPS60153627 A JP S60153627A
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electrode
tuning device
electrodes
dielectric
tuning
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Joji Kane
丈二 加根
Koji Hashimoto
興二 橋本
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H5/00One-port networks comprising only passive electrical elements as network components
    • H03H5/02One-port networks comprising only passive electrical elements as network components without voltage- or current-dependent elements

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  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Filters And Equalizers (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ラジオ、テレビの送信機や受信機、右よびそ
の他通信機全般に用いることができる同調装置に関する
ものである。
従来例の構成とその問題点 近年、ラジオやテレビの放送電波や通信機の通信電波の
数が増加しており、受信を希望する電波の周波数選択を
する同調装置の性能においては、高い安定性と信頼性が
必要とされている。一方、同調装置が設置される受信機
、送信機や通信機の製造コストの低減も大きな課題であ
り、特に合理化が困難な高周波部の同調回路部品につい
て抜本的な新技術の開発が特に必要とされている。
以下図面を参照しながら従来の同調装置について説明す
る。第1図は基本的な同調回路であり、(1)は可変イ
ンタフタ、(2)はトリマ牛セパシタである。そして、
それら可変インタフタ(1)とトリマ牛セパシタ(2)
からなる並列共振回路(3)にて構成される同調装置は
、従来においては第2図もしくは第8図に示すような部
品による構成で実現されていた。すなわち、第2図に示
すように可変イ:7タクタ部品(4)とトリマ士ヤパシ
タ部品(5)のそれぞれ別個の部品が回路導体(6)お
よび(7)によって接続されて同調装置が構成されてい
た。また第3図に示すような別の方法として、板状の誘
電体(8)の表面に平面インタフタ(9)を設置して、
更に対向するwt極θQおよび(ロ)それぞれよりなる
+セパシタ(2)を設置し、それぞれ別個のイ:7タク
タ(9)と+セパシタ(2)が回路導体(2)および(
ロ)によって接続されて同調装置が構成されていた。
しかしながら上記のような構成においては、(1)第2
図に示すものは可変インタフタ部品(4)が他の部品と
比較してサイズが大きく、特に高さ寸法が非常に大きい
ことが原因して機器の小型化と薄型化の実現、を阻害し
ていた。さらに可変イ:/’;Iクタ部品のコイルに挿
入されているフ工うイト材のコアは機械的振動によって
その設定位置の変動が発生し、それによって同調周波数
が非常に大きく変動していた。またそのフェライト材の
コアにおける透磁率μの温度依存性の大きいことが原因
してインタフタシスが不安定であり、それによっても同
調周波数が大きく変動していた。それと同時に同調Qも
影響を受けて大きく変動していた。さらに同調周波数を
設定目標値に安定確保するために、それぞれの部品を定
められた設定位置に高い精度で設置する必要があり、特
に高周波同調装置として量産する場合にはその設置精度
の確保が困難であり、それによって同調周波数が設定目
標値から大きく離れるとともに一定値に収斂させること
が不可能であり、その量産性に問題があった。
(2)第8図に示すものはイーJタクタおよび+セパシ
タによる占有面積が大きく、それによって機器の小型化
の実現を阻害していた。さらにそれぞれの部品を構成す
るために機能する電極はインタフタ電極と+セパシタを
形成する対向電極の少なくとも合計8個の機能電極が必
要であり、導電率が高く従ってコストの高い電極材料を
多量に使用するため同調装置の製造コストが高くなり、
それと共に省材料化を図ることが不可能であった。
(3)第2図および第8図に示すものに詔ける共通の問
題点として、可変イ:7タクタおよびトリマ牛セパシタ
はそれぞれ別個の部品として形成されたものであり、そ
れぞれ設置された部品に対して長い経路の回路導体を介
して接続されるように構成されていた。それによって不
要なリードインタフタンスやストレー士ヤパシタが多く
発生し、それによって同調装置の動作が不安定であると
共に初期の設計目標を実現することが困難であった。従
って修正を含む設計作業に多くの時間を費していた。ま
たそれぞれの同調装置は独立した最小機能単位の別個部
品の集合回路であるため、既存の技術概念では部品点数
の削減および製造の合理化について対処することが不可
能であり、それによって同調装置のコスト低減およびL
/C比の設定精度の向上には限界がある。
などの問題点を有していた。
発明の目的 本発明は、可変インタフタとトリマ牛?パシタを一体化
構成するとともに、同調Qを向上させながらし/C比を
容易にかつ高精度に微調整することができ、それによっ
て同調周波数の設定精度を容易に向上させることが可能
で、更に同調周波数選択特性における離調局波数帯域の
特性も同時に容易に設定調整することが可能な同調装置
を提供することを目的とするものである。
発明の構成 上記目的を達成するために本発明の同調装置は、誘電体
を介して対向設置した第1および第2の電極におけるア
ース端子または共通端子位置がそれぞれの電極で反対側
となるように設定され、上記第1の電極は補助電極の所
要部に主たる電極を接続設置されて形成されるとともに
そのアース端子または共通端子は上記補助電極を介して
設定され、更に上記第1の電極における補助電極および
/もしくは上記第2の電極における任意の所要部をカッ
トすることによって任意のL/C比を実現可能にて先端
オープンの伝送路による分布定数回路を形成し、この分
布定数回路によって発生する負リアクタシスによる+ヤ
バシタを実現し、これを第1の電極によるインタフタと
並列に作用させるものであり、更に第1の電極における
補助電極を力・リトトリミンジすることによってイーJ
タクタyスを微調整し、あるいは第2の電極を力・ソト
トリミシジすることによって+ヤパシタシスを微調整す
るなどしてLZc比を調整設定するので、同調周波数の
設定精度を向上させるとともに離調帯域特性の設定精度
も向上させるように作用するものである。
実施例の説明 以下本発明の実施例における同調装置について図面を参
照しながら説明する。
第4図は本発明の第1の実施例における同調装置の構成
を示す。第4図(a)は同調装置の正面図、(b)はそ
の側面図、(C)はその裏面図を示す。第4図(a)〜
(C)において、(至)はセラE 1ツク等からなる板
状の誘導体、αQは誘電体(至)の表面にインタフタを
形成するスパイラル形状の主電極であり、この主電極α
・は、該スパイラル形状跡にさらにその一端部体(至)
表面に形成された補助電極α力の上に該スパイラル形状
を対応させて接続設置されている。(至)は誘電体αυ
の裏面に形成された電極で、表面の主電極0→に対向す
るスパイラル形状に構成されており、さらに該電極(至
)は主電極αQと相俟って分布定数回路を構成し、牛ヤ
パシタを形成する。ここで、補助電極αのにおいて主電
極αQと重なり合わない端子取出し部(17a)はアー
ス電極として設定される。
そして、主電極αGと電極0校におけるアース取り出し
はそれぞれ互いに反対側からとなるように設定される。
更に、インタフタを形成する主電極00が分布定数回路
として有効に機能する部分は補助電極αのにおけるアー
ス電極部分としての端子取出し部(17a)との接続部
α傷の長さによって決定される。
すなわち、接続部α9の長さが短かい場合は主電極Q0
がインタフタとしての機能する部分が比較的長く、従っ
て比較的大きなインタフタシスを形成することができる
。反対に接続部α値の長さが長い場合は主電極OQがイ
ンタフタとして機能する部分が比較的短かく、従って比
較的小さなイ:7タクタンスを形成することができる。
このように主flE極QQが同一形状の場合でも補助電
極αηの形状を任意に定めることによって同調装置にお
けるインタフタンスを任意に設計することができる。こ
れによっつで同調装置における同調周波数を任意に設計
することができる。
ここで端子取出し部(17a)を含む補助電極α力の形
状を定める手段として、主電極αeと補助電極αηにお
けるアース電極として機能する部分との接続境算部に沿
って補助電極αのをカ・リトトリミンジする方法を用い
る。一方形酸される牛セパシタにおける+ヤバシタシス
を任意に設定する手段として、電極(ト)における所要
部分を力・ソトトリ′E、:Jジすることによってカッ
ト部(1)を設ける方法を用いる。
それによって電極(至)のうち+セパシタ電極として有
効に機能する部分はh・リド部(イ)からアース端子ま
でとなり、その有効士ヤパシタ電極の長さを短かく設定
することによって中ヤパシタンスを小さく設定すること
が可能となる。
第5図(a)〜(c)ないし第6図(a)〜(c)は本
発明の第1の実施例における他の力・リドトリミング状
態における同調装置を示す。図において、誘電体(ト)
、主電極Qe1補助電極αη、電極(至)の構成は第4
図において示したものと同じである。主電極αQと補助
電極αηにおけるアース電極部分としての端子取出し部
(17a)との接続部00の長さが、第5図において示
すものは第4図において示すものよりもやや長く、更に
第6図において示すものは第5図に射いて示すものより
も更に長く設定されている。従って、第6図に示す実施
例における同調装置のイ:7タクタシスは第5図に示す
ものよりも比較的大きく、第5図に示す実施例における
同調装置のインタフタンスは第4図に示すものよりも比
較的大きくなる。
一方、電極(至)における力1リド部に)は第5図に磐
いて示すものは第4図で示すものよりもアース端子に近
く設定され、更に第6図において示すものは第5図にお
いて示すものよりも更にアース端子に近く設定されてい
る。従って第6図に示す実施例における同調装置の中セ
パシタシスは第5図に示すものよりも比較的小さく、第
5図に示す実施例に詔ける同調装置の中セパシタシスは
第4図に示すものよりも比較的小さくなる。
第7図(a) (b)ないし第9図(a) (b)は本
発明における第2の実施例にあける同調装置の構成を示
す。図に示すように、板状の誘電体翰の表面に形成され
る主電極3υは、該主電極10の形状跡にさらにその一
端部に端子取出し部(22a)が付加された形状をもっ
て誘電体翰表面に形成された補助電極に)の上に該形状
跡と対応させて接続設置され、さらに誘電体(ホ)の同
一表面上には電極(財)が主電極eυに対して並設され
、主電極@詔よび補助電極(イ)と電極(ハ)が側面対
向するように構成されている。ここで、補助電極(イ)
において主電極(財)と重なり合わない端子取出し部(
22a)はアース電極として設定される。
そして、主電極Q])と電極(イ)におけるアース取り
出しはそれぞれ互いに反対側からとなるように設定され
る。更に、主電極(2)と補助電極(イ)におけるアー
ス電極部分としての端子取出し部(22a)との接続部
(ハ)の長さによって形成されるイ:、Iタクタのイン
タフタンスが決定される。従って、これによって同調装
置における同調周波数を任意に設計することができる。
すなわち、第7図ないし第9図において誘電体(ホ)、
主電極eカ、補助電極(イ)、電極(ハ)のそれぞれの
構成は同じであるが、主電極(ハ)と補助電極(イ)に
おけるアース電極部分としての端子取出し部(22a)
との接続部−の長さが第8図において示すものは第7図
に堰いて示すものよりもやや長く、更に第9図において
示すものは第8図において示すものよりも更に長く設定
されている。従って、第9図に示す実施例における同調
装置のインタフタンスは第8図に示すものよりも比較的
大きく、第8図に示す実施例における同調装置のインタ
フタンスは第7図に示すものよりも比較的大きくなる。
一方、電極(イ)におけるカット部clhは第8図にお
いて示すものは第9図に詔いて示すものよりもアース端
子に近く設定され、更に第7図において示すものは第8
図に示すものよりも更にアース端子に近く設定されてい
る。従って第7図に示す実施例における同調装置の中セ
パシタンスは第8図に示すものよりも比較的小さく、第
8図に示す実施例に詔ける同調装置の中セパシタシスは
第9図に示すものよりも比較的小さくなる。
第10図(a) (b)ないし第12図(b)は本発明
における第8の実施例における同調装置の構成を示すも
のである。図に示すように板状の誘電体(イ)に対する
主電極(イ)、補助電極(イ)、電極(ハ)それぞれの
設置構成、および主電極(ハ)と電極(ハ)のアース端
子は第4図ないし第6図で説明した実施例と同様である
が、電極に)は誘電体の内部に設けられている。ここで
、主電極(ハ)と補助電極(イ)におけるアース電極部
分としての取出し部(27a)との接続部(4)の長さ
に依存する同調装置のインタフタンスの大きさ、および
電極(ハ)に招けるカット部(図示せず)の位置に依存
する同調装置の中セパシタシスの大きさについても第4
図ないし第6図で説明した実施例と同様である。
第18図ないし第18図(a) (b)は本発明の実施
例における同調装置に用いる電極(第4図ないし第12
図における主電極α時(ハ)(2)および電極aI!j
@@ )の形状構成を示す。第18図に示すものは直線
形状を有すを有する形状のものであり、第17図に示す
ものはスパイラル形状を有するものである。第18図(
a) (b)に示すものはコイル形状を有するものであ
って、第18図(a)はコイル形状電極の正面図、(b
)はその上面図を示す。ここで、第18図(a) (b
)に示す形状の電極に対する誘電体としては円筒状のも
のが使用することができ、更に角筒形状のものも使用す
ることができる。
いうまでもなく第10図(a)〜(c)ないし第12図
(a)〜(c)で説明した実施例において、電極(ハ)
のみを誘電体(ハ)の内部に設置するだけでなく、主電
極(ホ)および補助電極(財)も誘電体(ハ)の内部に
設置してもよい。
また主電極(ホ)と補助電極に)を誘電体に)の内部に
設置して、電極(至)を誘電体(イ)の表面に設置して
もよい。更に主電極(ホ)および補助電極(財)の一部
分もしくは電極(ハ)の一部分を誘電体(ハ)の内部に
設置してもよい。
また第14図ないし第17図に示す実施例においては屈
曲部として内弧状のパターンで形成したものを示したが
、これとは別に屈曲部として任意の曲率を有する円弧状
のパターンで形成した電極を用いてもよいことはいうま
でもない。
以上それぞれの実施例において、それぞれの電極におけ
るアース端子は特別にアース端子として設定せずとも、
一般的に共通端子として設定して他の回路(図示せず)
に接続しても所要の目的は達成することができる。
上記実施例のそれぞれにおいて、第4図ないし第6図に
示すものは極く一般的な両画回路基板に適用することが
できるものであり、製造プロセスが比較的容易である。
更に主電極α0と電極(至)の対向面積を広く設計する
ことができるので、比較的大容量の+セパシタを形成す
ることが可能であり、比較的低い同調周波数の同調装置
に適用することができる。第7図ないし第9図に示すも
のは誘電体翰の片面のみで主電極3ηと電極(ホ)を形
成することができるので、製造づotスを極めて簡略化
す化学喝元元j蛯葎ヰ更に補助電極(イ)と電極に)は
同一の電極形成プロセスにおいて同時に形成処理できる
。それによって電極相互間の設定位置精度が極めて高精
度に実現でき、設計目標の同調周波数に対して極めて精
度よく合致した同調装置を構成することができる。第1
0図ないし第12図に示すものは多層回路基板の製造プ
ロセスに導入することができるものである。これによっ
て主電極(7)、補助電極(ロ)もしくは電極に)が誘
電体(ハ)の内部に設置すして外部に露出することがな
いので、外部条件ノ変動による影響を直接に受けること
がない。従って同調装置の同調周波数に影響を及ぼきな
いので、極めて安定な同調装置を実現することができる
。第13図に示すものは簡単な電極パターンで構成する
ことができるとともに高精度の電極パターンを容易に構
成することが可能である。それにょつて設計目標の同調
周波数に対して極めて精度よく合致した同調装置を実現
することができる。第14図ないし第17図に示すもの
は、同調装置の占有面積が小さくても比較的大きなイ:
/タクタおよびアクタを向上させることができる。第1
8図に示すものは小型化しても、より充分大きなインタ
フタ8セパ、3を形成す、ンよが可能、あ6゜まえ、こ
れを製造する場合において、連続した円筒形状の誘電体
にそれぞれの電極を内側および外側に連続して形成し、
所要の寸法長さで切断することによって大量にかつ容易
に製造することが可能である。
電極をカットトリ三ンタする場合の力・リド手段として
は、レーザh・ツタ−、サンドプラスター。
超音波力・ツタ−などを用いることができる。
なお、上記それぞれの実施例における伝送路電極として
は金属導体、プリシト金属箔導体、厚膜印刷導体、薄膜
導体などを使用することができ、また上記それぞれの導
体を異種組み合わせて伝送路電極を形成してもよい。一
方、誘電体としてはアルミナセうミ1ツク、チタン酸バ
リウム−づラスチ・リフ、フッ化樹脂、カラス、マイカ
、樹脂系プリント回路基板などを用いることができる。
以上のように構成された本実施例の同調装置について以
下その動作を説明する。
第19図(a)〜(e)は本発明の同調における動作を
説明するための等価回路である。第19図(a)におい
て、電気長lを有し、互いにアース端子を逆方向側に設
定したそれぞれの伝送路電極fO,(ハ)によって形成
される電送路に対して、電圧eを発生する信号源四が伝
送路電圧qOに接続されて信号を供給するものとする。
そして、それによって伝送路電極CIOの先端における
オープン端子には進行波電圧eAが励起されるものとす
る。一方1、伝送路基ti(ハ)は上記の伝送路電極f
Oに近接して対向設置もしくは並設されているので、相
互誘導作用によって電圧が誘起される。その伝送路電極
(ハ)の先端に詔けるオープン端子に誘起される進行波
電圧をeBとする。
ここで伝送路電極(/Gおよび(7])においてはそれ
ぞれのアース端子が逆方向側に設定されているので、誘
起される進行波電圧eBは励起する進行波電圧eAに対
して逆位相となる。そして、それぞれの進行波電圧eA
およびeBは伝送路の先端がオープン端子であるので、
伝送路電極頭および(ハ)より成る伝送路において電圧
定在波を形成することになる。ここで伝送路電極G’l
)における電圧定在波の分布様態を示す電圧分布係数を
Kで表わすものとすると、伝送路電極(ハ)における電
圧分布係数は(1−K)で表わすことができる。
そこで次に、伝送路電極fc) t、sよび(ハ)にお
いて任意の対向する部分において発生する電位差■をめ
ると V=KeA−(1−K ) eB ++ +++ (1
)で表わすことができる。ここで、それぞれの伝送路電
極四および(ハ)が同じ電気長lであるとするとeB=
 eA ・・・・・(2) となり、そ、れによって第1式における電位差■はV=
K eA+ (I K )eA =eA ・・・・・・(3) となる。すなわち伝送路電極(至)と(2)がそれぞれ
対向する全ての部分において電位差■を発生させること
ができる。
ここで伝送路基5i170および(ハ)はその電極巾W
を有するものとしくWl極の厚みは薄いものとする)、
さらに誘電率ε5を有する誘電体を介して間隔dで対向
されているものとする。この場合における伝送路の単位
長当りに形成する+セパシタシスCoはであり、故に となる。
従って、第19図(a)に示す伝送路は、第19図(b
)に示すような単位長当りにおいて第6式でまるC。
の分布中ヤパシタ(ハ)を含んだ伝送路となる。
さらに、この伝送路は第19図(c)に示すように、伝
送路の分布インタフタ成分および伝送路の屈曲形状によ
り発生する集中インタフタ成分それぞれによる総合的な
分布インタフタのおよび(7樟の分布中ヤバシタ(至)
よりなる分布定数回路と等価に表わすことができる。
次に、この分布キャsSシタ(ハ)の形成における伝送
路の電気長lとの関係について説明する。第20図(a
)に示すような伝送路における単位長当りの特性イシピ
ータンスz0は第20図(b)に示す等価回路で表わす
ことができる。その特性イシピータンスz0は一般的に となる。ここで伝送路が無損失の場合はとなる。本発明
の同調装置における実施例の多くはこの仮定を適用する
ことができ、かつ説明の簡酪化のため以下第8式に示す
特性インヒータシスzoを用いる。第8式における牛ヤ
バシタンスC0は第6式においてめた伝送路における単
位当りの十セパシタシスC0と同じものである。すなわ
ち伝送路に$ける単位長当りの特性インヒー’JyスZ
は士ヤパシタyスCOの関数であり、それはまた士セパ
シタcoに関与する誘電体の誘電率εS、伝送路電極の
巾Wおよびそれぞれの伝送路電極の設置間隔dの関数で
もある。
以上のように、伝送路における単位長当りの特性インピ
ータンスがZ。で、その電気長がノであり、かつ先端が
オープン状態である伝送路の端子に発生する等価リアク
タンスXは X = −Zocotθ −−−−−(9)で表わすこ
とができる。ここで であり、特に の場合において等価リアクタンスxは X≦0 ・・・・・・(2) となる。すなわち伝送路の端子における等価リアクタシ
スは+セパシティづリアクタンスとなり得る。したがっ
て伝送路の電気長ノによってθが第11式に該当する場
合、すなわち例えば電気長lをλ/4 以下に設定する
ことによりキャパシタを形成することができる。そして
、その形成できるキャパシタの牛ヤパシタyスCは で表わされるように、θの変化によって、すなわち伝送
路の電気長lの設定によって任意の+ヤパシタシスCを
実現することができる。
以上第9式〜第18式において説明した伝送路の動作様
態について図に表わしたものが第21図である。第21
図で゛は、先端がオープン状態の伝送路において、その
電気長lの変化に従って端子に発生する等価リアクタシ
スXが変化する様子を表わしている。第21図から明ら
かなように、伝送路の電気長lがλ/4以下もしくはλ
/2〜4λ/8などにおけるような場合には負の端子リ
アクタンスを形成することが可能であり、すなわち等価
的に十セパシタを形成することができる。さらに、負の
端子リアクタンスを発生させる条件において、伝送路の
電気長lを任意に設定することによって、十ヤバシタy
スCを任意の値に実現することが可能である。
このようにして形成されるキャパシタCは、第19図(
d)において示す集中定数キャパシタに)として等価的
に置換することができる。そして、伝送路に存在する分
布イy’Jクタ成分および伝送路の屈曲形成によって発
生する集中イーJ’Jクタ成分それぞれの総合によって
形成されるインタフタは、集中定数イー)タフタ■とし
て等価的に置換することができる。この第19図(d)
においてアース端子を共通化して表わすと、明らかに最
終的には第19図(e)において示すように、集中定数
士ヤパシタQIおよび集中定数インタフタ■より成る並
列共振回路と等価になり、同調装置を実現することがで
きる。
以上の動作原理の説明から明らかなように、第13式に
おいて示す形成される中セパシタの+セパシタシスCは
cotθの関数であり、これはすなわち第10式におい
て示されるように伝送路の長さノに依存するものである
。このように形成されるキャパシタの+セバシタンスC
は伝送路の長さlの設定によって任意に定めることがで
きる。従って第4図ないし第6図に示す電極(至)、第
7図ないし第9図に示す電極(ハ)、第10図ないし第
12図に示す電極(至)のそれぞれの設計時における長
さの設定によって、もしくは構成後におけるそれぞれの
電極をカットすることによって同調装置の同一周波数を
任意に設定することが可能である。
発明の効果 以上のように本発明は、誘電体を介して対向設置した第
1および第2の電極におけるアース端子または共通端子
位置がそれぞれの電極で反対側となるように設定され、
と記第1の電極は補助電極の所要部に主たる電極を接続
設置されて形成されるとともにそのアース端子または共
通端子は上記補助電極を介して設定され、更に上記第1
の電極における補助電極および/もしくは上記第2の電
極における任意の所要部をカットすることによって任意
のI、/C比を実現可能にしたので、次のような優れた
効果が得られる。
(1) 第1の電極における補助電極および第2の電極
を任意にカットトリ三ンジすることによって、インタフ
タンスと士やバシタンスをそれぞれ独立に微調整するこ
とができる。それによって目的とするL/C比に対して
高精度にかつ容易にそれを実現することができるという
優れた効果が得られる。またそれによって同調装置にお
ける同調周波数の設定精度を著しく向上させることがで
き、更に離調周波数帯域における特性の設定精度も著し
く向上させることができるという優れた効果が得られる
(2)同調装置として、同一のVC此を有してかつ同一
の同調周波数を有するものを大量に製造する場合におい
ても、一方、異なるLぺ比を有して異なる同調周波数を
有するものを大量に製造する場合においても、第1の電
極における主電極部品として同一種類のものを用いるだ
けで、すなわち同一形状のものを用いるだけで実現する
ことができるという優れた効果が得られる。また第1の
電極における主電極部品においては、その形状の統一化
による大量製造に与える効果のみならず、厚みの厚い形
状のものを用いることによって高周波信号の表皮効果の
影響をなくして、同調Qを安定に向上させることができ
るという性能向上も実現できる優れた効果が得られる。
(3)第1の電極における補助電極および第2の電極そ
れぞれは通常の両面プリント回路基板を構成するエツチ
ング・プリント工法もしくは導体印刷工法などの容易な
製造プロセスで実現することが可能で、それによっても
充分に高精度なVC比および同調周波数を確保すること
ができるという優れた効果が得られる。
また第1の電極における主電極部品の形状寸法精度およ
びその設置精度は厳密に設定する必要もなく、全て第1
の電極における補助電極および第2の電極の形状寸法精
度に依存させて調整設定前の同調装置を実現することが
でき、ハンダ付などの簡易な製造プロセスで実現するこ
とができるという優れた効果が得られる。それらによっ
て同調装置の製造コストを著しく低減することが可能に
なるという優れた効果が得られる。
(4)その他、可変インタフタとトリマ士ヤバシタを一
体化構成できて一個の部品として扱うことが可能な同調
装置が実現でき、その形態を薄型化および小型化するこ
とができ、また機械的可動部分が全く無いモジュール化
した構成で同調装置が実現できるという優れた効果が得
られる。その効果により機械的振動に対して極めて安定
な同調装置が実現でき、不要な接続リード線によるリー
ドインタフタンスやストレーキャパシタの発生などの不
安定要素の介在を皆無にして超高周波領域まで極めて安
定な同調装置が実現でき、更に同調装置としての部品点
数の削減およびスペースファクタの向上が実現できると
いう優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は基本的な同調装置の回路図、第2図および第3
図は従来の同調装置における構成を示す斜視図、第4図
(a)〜(C)ないし第6図(a)〜(c)は本発明の
一実施例における同調装置の表面図、側面図および裏面
図、第7図(a) (b)ないし第12図(a) (b
) Iti本発明の他の実施例における同調装置の表面
図および側面図、v118図ないし第17図はそれぞれ
電極形状を示す正面図、第18図(a) (b)は他の
電極形状を示す正面図と上面図、第19図(a) 〜(
e)、第20図(a) (b)、第21図は本発明にお
ける同調装置の動作原理を示す説明図である。 (ト)■に)・・・誘電体、qll・・・主電極、(ロ
)に)に)・・・補助電極、(至)出側・・電極 代理人 森 木 義 弘 第1図 第7図 第4図 (cl) (bλ (C〕 「1 第5図 (d) (b) (C) 第す図 第n図 第1?図 第13図 第74図 第15図 第1b図 第17図 第1B図 (t7) (bλ 第19図 第1り図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、誘電体を介して対向設置した第1右よび第2の電極
    におけるアース端子または共通端子位置がそれぞれの電
    極で反対側となるように設定され、上記第1の電極は補
    助電極の所要部に主たる電極を接続設置されて形成され
    るとともにそのアース端子または共通端子は上記補助電
    極を介して設定され、更に上記第1の電極における補助
    電極および/もしくは上記第2の電極に詔ける任意の所
    要部をカットすることによって任意のLyc比を実現可
    能にした同調装置。 2、第1および第2のそれぞれの電極は、誘電体の表裏
    に設置されることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の同調装置。 3、第1#よび第2のそれぞれの電極は、誘電体の同一
    面に設置されることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の同調装置。 4、第1および第2のそれぞれの電極は、その少なくと
    も一方の電極の一部または全部が誘電体の西部に位置す
    るように設置されることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の同調装置。 5、第1および第2のそれぞれの電極は、少なくとも一
    ケ所の屈曲部を有することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の同調装置。 6、第1および第2のそれぞれの電極は、スパイラル形
    状であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    同調装置。 7、第1の電極における補助電極は、主たる電極より厚
    みの薄いものを用いたことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の同調装置。 8、誘電体が筒状であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の同調装置。
JP1128284A 1984-01-24 1984-01-24 同調装置 Granted JPS60153627A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0697701A (ja) * 1992-09-14 1994-04-08 Murata Mfg Co Ltd ローパスフィルタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0697701A (ja) * 1992-09-14 1994-04-08 Murata Mfg Co Ltd ローパスフィルタ

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