JPS60153620A - 同調トランス装置 - Google Patents

同調トランス装置

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JPS60153620A
JPS60153620A JP1127484A JP1127484A JPS60153620A JP S60153620 A JPS60153620 A JP S60153620A JP 1127484 A JP1127484 A JP 1127484A JP 1127484 A JP1127484 A JP 1127484A JP S60153620 A JPS60153620 A JP S60153620A
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electrode
transformer device
electrodes
tuning
dielectric
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Joji Kane
丈二 加根
Koji Hashimoto
興二 橋本
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H5/00One-port networks comprising only passive electrical elements as network components
    • H03H5/02One-port networks comprising only passive electrical elements as network components without voltage- or current-dependent elements

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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はラジオ、テレビの送信機や受信機、およびその
他の通信機全般に用いることができる同調トランス装置
に関するものである。
従来例の構成とその問題点 近年、ラジオやテレビの放送電波や通信機の通信電波の
数が増加しており、受信を希望する電波の周波数選択を
する同調トランス装置の性能においては、高い安定性と
信頼性が必要とされている。
一方、同調トランス装置が設置される受信機、送信機や
通信機の製造コストの低減も大きな課題であり、特に合
理化が困難な高周波部の同調回路部品については抜本的
な新技術の開発が特に必要とされている。。
以下図面を参照しながら従来の同調トランス装置につい
て説明す、る。第1′、図は従来の同調トランス回路で
あり、(1)は1次インダクタ、(2)は2次インダク
タ、(3)は1次インダクタと共に並列共振回路を形成
するキャパシタであり、それぞれによって同調トランス
(4)を構成している。そして通常は同調トランス(4
)の入力端子(5)に信号源(6)が接続され、一方、
出力端子(7)には負荷(8)が接続されている。ここ
で同調トランス(4)は、従来においては第2図に示す
ような部品による構成で実現されている。すなわち、第
2図に示すように1次インダクタと2次インダクタを共
通のコアa4を軸として巻いたインダクタ部品(9)と
キャパシタ部品01)のそれぞ、れ別個の部品が回路導
体(ロ)および(6)によって接続されて並列共振回路
を形成し、2次出力端子0を取出すことによって同調ト
ランス装置を構成している。
しかしながら上記のような構成においては、(,1) 
並列共振回路を形成するためには1次インダクタ部品と
並列にかならずキャパシタ部品を設置する必要があり、
部品点数を削減すること□が不可能であった。
(2) インダクタ部品(9)は1次インダクタ(1)
および2次インダクタ(2)を含むものであや、その構
成は2本のリード線を互いに絶縁を施してスペース巻き
にする必要があった。しかし、これでは1次インダクタ
と2次インダクタのそれぞれ相互の位置関係を確定する
仁とが困難であり、その結合係数においては相当のバラ
ツキが存在していた。、また、その結合係数は1次イン
ダクタ(l)および2次インダクタ(2)のそれぞれに
対するコアQ4の位置関係にも依存するので、コアo4
を調整して同調胸波数を変化する場合6とおいて、その
結合係数が大幅に変化するという不都合が□存在してい
た。
(3) 第2図に示すものはインダクタ部品(9)が□
他の部品と比較してサイズが大きく、特に高さ寸法が非
常に大きいことが原因して機器の小型化と薄型化の実現
を阻害していた。さらにインダクタ部品のコイルに挿入
されているフェライト材のコアは機械的振動に゛よって
その設定位置の変動が発生し、それによって同調周波数
が非常に大きく変動していた。また、そのフェライト、
材のコアにおける透磁率μの温度依存性の大きいことが
原因してインダクタンスが不安定で、あり、それによっ
ても同調周波数が大きぐ変動していた。それと同時擾こ
同調Qも影響を受けて大きく変動していた。さらに同調
周波数を設定目標値に安定確保するた、めに、それぞれ
の部品を定められた設定位置に高い精度で設置する必要
があり、特に高周波同調トランス装置として量産する場
合にはその設置精度の確保が困難であり、それによって
同調周波数が誘電目標値から大きく離れるとともに一定
値に収斂させること ゛が采可能であり、そのI!に産
性に゛問題があった。
<4>mj図に示すものにお゛ける問題点と゛して、イ
ンダクタおよ□びキャパシタはそれぞれ別個の部品とし
て形成されたものであり、□それぞれi置された部品に
対して長い経゛路の回路導体を介□七 して接続されるように構成されていた。そ′れによって
不要なリードインダクタンスやストレー犀ヤパシタが多
く発生し、それによって同調トランス装置の動作が不安
定であるとともに初期の設針目噛を実現することが困難
であった。従って修正を含む設計作業に多くの時間lし
ていた。また、・それぞれの同調トランス装置は独立し
た1小機能単位の別・側部器の集合回路であるため、既
存の技術概念では部品点数の削減および製造の合理化に
ついて対処することが不可能であり、それによって同調
トランス装置のコスト低減には限界がある。
などの問題点を有していた。
発明の目的 本発明は、インダクタ部品とキャパシタ部品を一体化し
たことと等価な構成にするとともに、1次インダクタと
2次インダクタの間においてキャパシタを形成させるこ
とにより並列共振動作に寄与させ、それによってキャパ
シタ部品を削減することを可能にし、形態を超薄型化お
よび小型化し、機械的振動や周囲温度の変化に対しても
同調周波数および結合係数が安定で、更に接続リードの
悪影響をなくして高周波領域でも安定に動作する同調ト
ランス装置を提供することを目的とするものである。
発明の構成 上記目的を達成するために本発明は、誘電体を介して対
向設置した第1および第2の電極におけるアース端子ま
たは共通端子位置がそれぞれの電極で反対側となるよう
に設定され、上記第1の電極における所要部に入力信号
源が接続されるとともに上記第2の電極における所要部
に出力負荷が接続されるようにした構成であり、これに
より第1の電極が1次インダクタとして、また第2の電
極が2次インダクタとして作用するととも−にそれぞれ
第1および第2の[tfisによってトランスを形成し
、可に第1の電極と第2の電極が対向して先端オープン
の伝送路による分布定数回路を形成し、仁の分布定数回
路によって発生する負リアクタンスによるキャパシタを
実現し、第1の電極による1次インダクタと並列に作用
させることができるものである。
実施例の説明 以下本発明の実施例における同調トランス装置について
図面を参照しながら説明する。
第8図は本発明の一実施例における同調トランス装置の
構成回路図を示す。第8゜図において、−は第1の電極
よりなる1次インダクタ、−は第2の電極よりなる2次
インダクタである。1次インダクターは誘導体(図示せ
ず)を介して2次インダクターと対向し、さらにそれぞ
れのアース端子は互い醗こ逆方向側、すなわちアース取
出しはそれぞれ互いに反対側からとなるように設定され
る仁とによって同調トランス装置−を形成している。
そして通常は同調トランス装置t□□□の入力端子−に
入力信号源(財)が接続され、また一方、出力端子−に
出力負荷−が接続される。
なお、2次インダクタallの先端をオープン端子(図
示せず)に設定して任意にカットすることによって同調
周波数が任意に設定可能である。
第4図は本発明の第1の実施例における同調トランス装
置の構成を示す。第4図(a)は同調トランス装置の正
面図、(b)はその側面図、(C)はその裏面図を示す
。第4図(a)〜(c)において、(至)はセラミック
等からなる板状の誘電体、α時は誘電体aSの表面に1
次インダクタを形成する電極である。Qηは誘電体(至
)の裏面に電極a・と対向して設置された2次インダク
タを形成する電極であり、該電極Qカは電極α・と相俟
って分布定数回路を形成しキャパシタを形成する。(至
)は電極(至)のアース端子であり、(IIは電極OQ
における入力端子である。一方、電極o′6においては
、電極tSの端子に)とは逆方向側の(ホ)がアース端
子であり、(2)が出力端子である。
第5図(a)〜(C)は本発明の第2の実施例における
同調トランス装置の構成を示す。図において板状の誘電
体に)に対する電極に)と電極(財)の設置構成は第4
図(a)〜(C)で説明した実施例と同様であるが、共
通端子の位置が逆になっており、(2)は電極に)にお
ける入力端子であり、(ホ)は電極に)のアース端子で
ある。一方、に)は電極(財)のアース端子であり、に
)は電極(財)における出力端子である。
第6図(a)〜(C)は本発明の第8の実施例における
同調トランス装置の構成を示す。図に示すように板状の
誘電体−の同一面に1次インダクタを形成する電極■と
2次インダクタを形成する電極fill+とを並設し、
それぞれの11117h@J@υが側面対向するように
構成したものである。−はWlfi!1iOIのアース
端子であり、−は入力端子である。一方、電極C(0に
おいては(財)が出力端子であり、−が電極Cll0の
アース端子である。ここでそれぞれのa ajOIcI
oに対する端子モードは第4図(a)〜(C)と第5図
(a)〜(C)で説明したようにアース端子と入出力端
子がそれぞれ逆方向側になるようにすれば任意に設定で
きる。
第7図(a)〜(C)は本発明の第4の実施例における
同調トランス装置の構成を示す。板状の誘電体−に対す
る1次インダクタを形成する電極(ロ)と2次インダク
タを形成する電極−の設置構成および端子モードは第4
図(a)〜(C)で説明した実施例と同様であるが、I
I極−と1Ea(2)との面積は同一でなく、またそれ
ぞれの電極@icnが部分的に対向するように設置した
構成である。
第8図(a)〜(C)ないし第10図(a)〜(C)は
本発明の第6ないし第7の実施例における同調トランス
装置の構成を示す。第8図における板状の0電体(至)
に対する1次インダクタを形成する電極−と2次インダ
クタを形成する電極θpの設置構成および端子モード、
第9図における板状の誘*Ksqに対する電極−と電極
−の設置構成および端子モード、および第10図におけ
る誘電体@旬に対する電極間と電極@ηの設置構成およ
び端子モードは第4図(a)〜(C)で説明した実施例
と同様であるが、それぞれの電極は少なくとも一ケ所の
任意の屈曲角と屈曲方向を示す屈曲部を有するものを用
いる。
第11図(a)〜(c)は本発明の第9の実施例におけ
る同調トランス装置の構成を示す。板状の誘電体−に対
する1次インダクタを形成する電極−と2次インダクタ
を形成する電極Inの設置構成および端子モードは第4
図で説明した実施例と同様であるが、それぞれの電極は
スパイラル形状を有するものを用いる。
第12図(a)〜(C)は本発明の第9の実施例におけ
る同調トランス装置の構成を示す。板状の誘電体1に対
する1次インダクタを形成する電極←匂と2次インダク
タを形成する電極−の設置構成および端子モードは第4
図で説明した実施例と同様であるが、wL極關は電極(
財)の面積内に含まれた範囲内で部分的に対向設置する
ように設置した構成である。
第18図(a)〜(C)は本発明の第10の実施例にお
ける同調トランス装置の構成を示す。板状の誘電体−に
対する1次インダクタを形成する電極−と2次インダク
タを形成する電極−の設置構成および端子モードは第4
図で説明した実施例と同様であるが、それぞれの電極1
1111は誘電体−の内部に設けられている。
第14図(a)、(b)は本発明の第11の実施例にお
ける同調トランス装置の構成を示す。円筒状の誘電体−
における円周部に1次インダクタを形成する電極−が設
置され、外周部に2次インダクタを形成する電極郁呻が
電極−と対向して設置されたもので゛ある。そして、そ
れぞれの電極−および−のアース端子は互いに逆方向側
となるように設定されている。ここで、誘電体−として
円筒状のもの以外に角筒形状のものも使用することがで
き、1次と2次のインダクタの設置位置も任意である。
いうまでもなく、第6図、第7図、第12図〜第14図
で説明した実施例におけるそれぞれのwl極は第8図〜
第11図で説明した実施例の電極形状を有するものを用
いてもよい。
また第8図〜第11図に示す実施例においては屈曲部と
して任意の屈曲角を有する内弧状のパターンで形成した
ものを示したが、これとは別に屈曲部として任意の曲率
を有する円弧状のパターンで形成した電極で構成して、
よいことはいうまでもない。
さらに、第18図に示す実施例において、両方の電極@
−を誌喝体−の内部に設置せずに、任意の片方の電極−
を誘電体−の内部に設置し、他方の11極−を誘電体−
の底面に設置しても下い。
以上それぞれの実施例において、それぞれの電極におけ
るアース端子は特別にアース端子として設定せずとも、
一般的に共通端子として設定して他の回路部(図示せず
)に接続しても所要の目的は達成することができる。
上記の実施例それぞれにおいて、第4図および第5図に
示すものは簡単な電極パターンで構成することができる
と共に高精度のWt電極パターン容易に形成することが
可能である。それによって設計目標の同調周波数に対し
て極めて精度よく合致した同調トランス装置を実現する
ことができる。□第6図に示すもの1i銹電体四の片面
のみで両電極lll−υを形成する仁とができるので、
製造プロセスを簡略化することができ、さらに両電極…
clυは同一のwL極影形成プロセスおいて形成処理で
きる。
それによって電極相互間の設定位置精度が極めて高精度
に実現でき、設計目標の同調周波数に対して極めて精度
よく合致した同調トランス装置を構成することができる
。第7図および第12図に示すものは両電極のパターン
が完全に一致せずとも所要の目的の同調トランス装置を
実現できるものである。それによって両電極が対向する
部分の長さおよび幅に依存して同調周波数を任意に設定
することができる同調トランス装置を実現することが可
能である。第8図〜第11図に示すものは、同調トラン
ス装置の占有面積が小さくても比較的大きな分布インダ
クタと分布キャパシタを形成することが可能である。従
って比較的低い同調周波数を有する小型の同調トランス
装置が実現でき、同調トランス装置のスペースファクタ
を向上させることができる。第18図に示すものは多層
回路基板の製造プロセスに導入することができるもので
ある。
これによって電極@−が誘電体(財)の内部に設置され
て外部に露出することがないので、外部条件の変動によ
る影響を直接に受けることがない。従って同調トランス
装置の同調周波数に影響を及ぼさないので、極めて安定
な性能を有する同調トランス装置を実現することができ
る。第14図に示すものは第4図ないし第18図に示す
ものよりさらに同調トランス装置を小型化しても、より
充分大きなインダクタとキャパシタを形成することが可
能である。従って充分に低い同調周波数を有する超小型
の同調トランス装置を実現することができる。
また、第14図に示すものはこれを製造する場合におい
て、連続した円筒形状の誘電体−に電極−一をそれぞれ
連続して形成し、所要の寸法長さで切断することによっ
て大量にかつ容易に製造することが可能である。
誘導体、薄膜導体などを使用することができ、また上記
それぞれの導体を異種組み合わせて伝送路電極を形成し
てもよい。一方、誘導体としてはアルミナセラミック、
チタバリ、プラスチック、フッ化樹脂、ガラス、マイカ
、樹脂系プリント回路基板などを用いることができる。
以上のように構成された本実施例の同調トランス装置に
ついて以下その動作を説明する。
第15図(a)〜(e)は本発明の同調トランス装置に
おける動作を説明するための等両回路である。第15図
(a)において、電気長lを有し、互いにアース端子を
逆方向側に設定したそれぞれの伝送路電眩1ffllに
よって形成される伝送路に対して、電圧eを発生する信
号源σ埴が伝送路電極−に接続されて信号を供給するも
のとする。そして、それによって伝送路14 & 91
の先端におけるオープン端子には進行波電圧C^が励起
されるものとする。一方、伝送路電極v1は上記の伝送
路電極−に近接して対向設置もしくは並設されているの
で、相互誘導作用によって電圧が誘起される。その伝送
路電極vOの先端におけるオープン端子に誘起される進
行波電圧をeBとする。
ここで伝送路電極ffQおよびvlにおいてはそれぞれ
のアース端子が逆方向側に設定されているので、誘起、
される進行波電圧eBは励起する進行波電圧eAに対し
て逆位相となる。そして、それぞれの進行波電圧eAお
よびeBは伝送路の先端がオープン状態であるので、伝
送路電極−およびvlより成る伝送路において電圧定在
波を形成することになる。ここで伝送路WIt極−にお
ける電圧定在波の分布様態を示す電圧分布係数をKで表
わすものとすると、伝送路電極りυにおける電圧分布係
数は(1−10で表わすことができる。
ると V = KeA(1−K ) e B −・・・(1)
で表わすことができる。ここで、それぞれの伝送路電極
−およびケリが同じ電気長lであるとするとeB=−e
A 川・・・(2) となり、それによって第1式における電位差Vはv=K
eA + (1−K) eA =eA ・・・・・・(3) となる。すなわち伝送路電極−とrlllがそれぞれ対
向する全ての部分において一位差■を発生させることが
できる。
ここで伝送路電極−およびtIOはその電極巾Wを有す
るものとしくwt極の厚みは薄いものとする)、さらに
誘電率εSを有する誘電竺を介して間隔dで対向されて
いるものとする。この場合における伝送路の単位長当り
に形成するキャパシタンスC6はW ・・聞(6) c、=εOεS1 となる。
従って、第15図(a)に示す伝送路は、第15図(b
)に示すような単位長当りにおいて第6式でまるC0の
分布キャパシタffaを含んだ伝送路となる。
さらに、この伝送路は第15図(C)に示すように、伝
送路の分布インダクタ成分および伝送路の屈曲形状によ
り発生する集中インダクタ成分それぞれによる総合的な
分布インダクターおよびfflと分布キャパシタ四より
なる分布定数回路と等価に表わ次に、仁の分布キャパシ
タ(2)の形成における伝送路の電気長lとの関係につ
いて説明する。第16図(a)に示すような伝送路にお
ける単位長当りの特で表1す羨とができる。その特性イ
ンピーダンスZ0は一般的に となる。ここで伝送路が無損失の場合はとなる。本発明
の同調トランス装置における実施例の多く、はこの仮定
を適用することができ、かつ説明の簡略化のため以下第
8式に示す特性インピーダンスz6を用いる。第8式に
おけるキャパシタンスC6は第6式においてめた伝送路
における単位当りのキャパシタンスC8と同しものであ
る。。すなわち伝送路における単位長当りの特性インピ
ーダンスz0はキャパシタンスC0の関数であり、それ
はまたキャパシタC0に関与する誘電体の誘電率εS1
伝送路電極の巾Wおよびそれぞれの伝送路電極の設置間
隔dの関数でもある。。
以上のように、伝送路における単位長当りの特性インピ
ーダンスが2゜で、その電気長がlであ、す、かつ先端
がオープン状態である伝送警の端子に発生する等価リー
クタンスXは X=−Z。coto ・・・・・・(9)で表わすこと
ができる。ここで θ= 2.re ・・曲輪 λ であり、特に の場合において等価リークタンスXは X≦0 ・・四輪 となる。すなわち伝送路の端子における等価リアクタン
スはキャパシティブリアクタンスとなり得る。したがっ
て伝送路の電気長jによってθが第11式に該当する場
合、すなわち例えば−気長lをい以下に設定することに
よりキャパシタを形成することができる。そして、その
形成できるキャパシタのキャパシタンスCは で表わされるように、θの変化によって、すなわち伝送
路の電気長lの設定によって任意のキャパシタンスCを
実現することができる。
以上第9式〜第18式において説明した伝送路の動作様
態について図に表わしたものが第17図である。第17
図では、先端がオープン状態の伝送路において、その電
気長lの変化に従って端子に発生する等価リアクタンス
Xが変化する様子を表わしている。第17図から明らか
なように、伝送路の電気長lがφ以下もしくはA/2〜
iVBなどにおけるような場合暑ζは負の端子リアクタ
ンスを形成することが可能であり、すなわち等制約にキ
ャパシタを形成することができる。さらに、負の端子す
アクタンスを発生させる条件において、伝送路の電気長
lを任意に設定することによって、キャパシタンスCを
任意の値に実現することが可能である。
このようにして形成されるキャパシタCは、第15図(
d)において示す集中定数キャパシタ四として等価的に
置換することができる。そして、伝送路に存在する分布
インダクタ成分および伝送路の屈曲形成によって発生す
る集中インダクタ成分それぞれの総合によって形成され
るインダクタは、集中定数インダクタ■として等価的に
置換することができる。この第15図(d) 1こおい
てアース端子を共通化して表わすと、明らかに最終的に
は第15図(e)において示すように、集中定数キャパ
シタ四および集中定数インダクターより成る並列共振回
路と等価になり、同調トランス装置を実現することがで
きる。
発明の効果 以上のように本発明は、誘電体を介して対向設置した第
1および第2の電極におけるアース端子または共通端子
位置がそれぞれ電極で反対側となるように設定され、上
記第1の電極における所要部に入力信号源が接続される
とともに上記第2の電極における所要部に出力負荷が接
続されるので、第1および第2のそれぞれの1Etjl
i1間において有効に電位差を発生させ、それによって
分布キャパシタを形成させるとともに、第1の電極によ
る集中定数インダクタおよび分布定数インダクタよりな
る総合的なインダクタと並列に作用させて、等価値的に
並列共振同調回路を構成でき、更に第1電極によって1
次インダクタを、また第2の電極によって2次インダク
タをそれぞれ形成することにヨッテトランスを構成でき
て、同調トランスを実現できるようにしている。従って
次のような優れた効果が得られるものである。
(1)同調トランス装置としての同調作用を実現するた
めの従来において必要とされていたキャパシタ部品が不
要となる。そして1次インダクタを形成する第1の電極
および2次インダクタを形成する第2の電極のそれぞれ
はトランス機能を実現するとともにキャパシタ形成電極
としても有効に機能するように作用する。従って伝送路
として機能する2個の電極と1個の誘電体だけによる極
めて簡単な構成と簡単な製造工法によって、1次および
2次それぞれのインダクタとキャパシタを一体化構成で
きる。それによって、−個の部品として扱うことが可能
な同調トランス装置を実現することができる。
り2) 前記の効果+1)によって1次インダクタと2
次インダクタの相対的位置関係は極めて高精度に確定す
ることができる。それによってトランスとしての結合係
数を極めて高精度に設計することができるとともに大1
i製造時においてもそのバラツキを極めて小さくするこ
とが可能となる。更に形成できるキャパシタのキャパシ
タンスも高精度と設計することができるとともに大量製
造時においても無調整でそのバラツキを極めて小さくす
ることができる。従って同調周波数性能およびトランス
性能において、その設計精度を極めて向上させることが
可能となるとともに大量製造時において無調整でもその
バラツキを飛躍的に低下させることが可能となる優れた
効果が得られる。
(3) その他、トランスインダクタとキャパシタ −
を一体化構成できて一個の部品として扱うことが可能な
同調トランス装置が実現でき、その形態を薄型化および
小型化することができ、また機械的可動部分が全く無い
モジュール化した構成で同調トランス装置J実現できる
とい−う優れた効果が得られる。その効果により機械的
振動に対して極めて安定な同調トランス装置が実現でき
、不要な接続リード線によるリードインダクタンスやス
トレーキャパシタの発生などの不安定要素め介在を皆無
にして超高周波領域まで極めて安定な同調トランス装置
が実現でき、更に同調トランス装置としての部品点数の
削減およびスペースファクタの向上が実現できるという
優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の同調トランス装置の回路図、第2図は従
来の同調トランス装置における部品構成を示す斜視図、
第8図は本発明の同調トランス装置の回路図、第4図(
a) 〜(C)ないし第18図(a) 〜(c)は本発
明のそれぞれの実施例における゛同調トランス装置の表
面図、側面図および裏面図、第14図(a)(b)は本
発明の他の実施例にお□ける同調トランス装置の側面図
と上面図、第16図(a)〜(e)、第16図(a)(
b)、第17図は本発明における同調トランス装置の動
作原理を示す説明図である。 Ql @ @ C1I N MI II N II) 
$4117) ・・・誘電体、M @ C() 117
) l1111141141 M 1411・・・第1
(7)電極、O* M II M II 144 f4
η−ミー一・・・第2の電極、−・・・1次インダクタ
、−・・・2次インダクタ、(財)・・・入力信号源、
−・・・出力負荷代理人 森本義弘 第1図 第2図 第3図 第4図 ((1> (に) (b) 第5図 (tl)tid)、 cC) ・ 第す図 ’l’ (b> cC) □ 第7図 (11) (Z)) (に) 第2図 (a) Chi (C) 第9図 (め (bン ((1) 第1θ図 第1I図 第14図 (a) (b) 第15図 第75図 \79 第1b図 (a) (b) 第17図 −斌鵡電死長ノ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、誘電体を介して対向設置した第1および第2の電極
    におけるアース端子または共通端子位置がそれぞれの電
    極で反対側となるように設定され、上記第1の電極にお
    ける所要部に入力信号源が接続されるとともに上記第2
    の電極における所要部に出力負荷が接続されるようにし
    た同調トランス装置。 2、° 第1および第2のそれぞれの電極は、誘電体の
    表裏に設置されることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の同調トランス装置。 8、第1および第2のそれぞれの電極は、誘電体の同一
    面に設置されることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の同調トランス装置。 4、第1および第2のそれぞれの電極は、その少なくと
    も一方の電極の一部または全部が誘電体の内部に位置す
    るように設置されることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の同調トランス装置。 6、第1および第2のそれぞれの電極は、少なくとも一
    ケ所の屈曲部を有することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の同調トランス装置。 6、第1および第2のそれぞれの電極は、スパイラル形
    状であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    同調トランス装置。 7、第2の電極は、任意の所要部をカットされることに
    よって同調周波数が任意に設定されることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の同調トランス装置。 8、誘電体が筒状であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の同調トランス装置。
JP1127484A 1984-01-24 1984-01-24 同調トランス装置 Granted JPS60153620A (ja)

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