JPH0552682B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0552682B2
JPH0552682B2 JP58143056A JP14305683A JPH0552682B2 JP H0552682 B2 JPH0552682 B2 JP H0552682B2 JP 58143056 A JP58143056 A JP 58143056A JP 14305683 A JP14305683 A JP 14305683A JP H0552682 B2 JPH0552682 B2 JP H0552682B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrodes
tuner
electrode
oscillation device
transmission line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP58143056A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6033707A (ja
Inventor
Joji Kane
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP14305683A priority Critical patent/JPS6033707A/ja
Priority to US06/636,666 priority patent/US4619001A/en
Priority to DE8484305262T priority patent/DE3486084T2/de
Priority to EP84305262A priority patent/EP0133799B1/en
Publication of JPS6033707A publication Critical patent/JPS6033707A/ja
Publication of JPH0552682B2 publication Critical patent/JPH0552682B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03BGENERATION OF OSCILLATIONS, DIRECTLY OR BY FREQUENCY-CHANGING, BY CIRCUITS EMPLOYING ACTIVE ELEMENTS WHICH OPERATE IN A NON-SWITCHING MANNER; GENERATION OF NOISE BY SUCH CIRCUITS
    • H03B5/00Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input
    • H03B5/18Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element comprising distributed inductance and capacitance
    • H03B5/1841Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element comprising distributed inductance and capacitance the frequency-determining element being a strip line resonator
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03BGENERATION OF OSCILLATIONS, DIRECTLY OR BY FREQUENCY-CHANGING, BY CIRCUITS EMPLOYING ACTIVE ELEMENTS WHICH OPERATE IN A NON-SWITCHING MANNER; GENERATION OF NOISE BY SUCH CIRCUITS
    • H03B2201/00Aspects of oscillators relating to varying the frequency of the oscillations
    • H03B2201/02Varying the frequency of the oscillations by electronic means
    • H03B2201/0208Varying the frequency of the oscillations by electronic means the means being an element with a variable capacitance, e.g. capacitance diode

Landscapes

  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はテレビ、ラジオ、ステレオチユーナお
よびパーソナル無線の送信機や受信機その他通信
機全般に用いることができる同調型発振装置に関
するものである。
従来例の構成とその問題点 近年、テレビやラジオの放送電波や通信機の通
信電波が増加しており、受信機の局部発振部とし
て希望する信号を発振する同調発振器の性能にお
いては高い同調精度、安定性および信頼性が必要
とされている。一方、同調発振器を設置するそれ
ら受信機 送信機および通信機の製造コストの低
減も大きな課題であり、特に合理化が困難な高周
波部の同調発振器における構成部品について抜本
的な新技術の開発が特に必要とされている。
以下図面を参照しながら従来の同調発振器につ
いて説明する。第1図は従来の同調発振器の回路
構成図であり、1は同調インダクタ、2は可変キ
ヤパシタ、3は固定キヤパシタであり、それぞれ
によつて同調回路4を構成していた。そして、帰
還増巾器5の入力端子もしくは出力端子6が同調
回路4に接続されていた。
更に第2図は、第1図における同調回路4を構
成する従来の部品構成図であり、7は同調インダ
クタ、8は可変キヤパシタ、9は固定キヤパシタ
であり、それぞれは回路導体10および11によ
つて接続されていた。
しかしながら、上記のような構成においては、 (1) インダクタ部品およびキヤパシタ部品は他の
高周波部品と比較してサイズが大きく、特に高
さ寸法の高いことが同調発振器を設置した機器
の小型化と薄型化を阻害している。
(2) インダクタ部品は機械的振動によつてそのイ
ンダクタンスがずれ易く、またフエライトコア
の温度依存性が大きいのでインダクタンスが不
安定であり、同調器における同調周波数の変動
が大きい。従つて同調発振器を構成してもその
発振周波数が周囲条件によつて大きく変動す
る。
(3) インダクタ部品とキヤパシタ部品はそれぞれ
別個の部品として存在し、長い経路の回路導体
で接続されているためリードインダクタンスや
ストレーキヤパシタが多く発生して同調回路の
動作が不安定である。それによつて充分な選択
特性を確保することができず、更に不確定の周
波数点において不要な共振状態が出現するなど
の不都合が発生し、目標とする設計通りの同調
発振器を実現することができない。そのため異
常発振の発生、不要信号の発振 発振信号にお
ける高調波成分の増加とそれによる歪の増加可
変同調発振周波数における変化巾の狭小化を招
来する。
(4) 同調回路は独立した最小単位機能の個別部品
の集合回路であるため部品点数の削減や製造の
合理化に限界がある。
などの問題点を有していた。
発明の目的 本発明の目的はインダクタ部品とキヤパシタ部
品を一体化構成して成る同調器を設置した同調発
振器を構成することにあり、更に同調発振器の形
態を超薄型化および小型化すると共に、機械的振
動や温度変化などの周囲条件の変動に対して発振
同調動作が安定で、発振同調精度が高く、同調器
における接続リードの悪影響を除いて高周波領域
においても安定な発振同調動作が可能で、また部
品点数を削減して製造の合理化を可能にする同調
発振器を提供することにある。
発明の構成 本発明の発振装置は誘導体を介して対向設置す
るかもしくは誘導体の表面で並設する電極それぞ
れのアースに接続する端子を互いに逆方向側とな
るように設定した同調器における任意の片方の電
極のオープン端子を帰還増巾器の入力端子もしく
は出力端子に接続するように構成したものであ
り、これにより同調器における対向もしくは並向
する電極において一方の電極が分布インダクタと
して作用し、またこの分布インダクタとして作用
する電極と他方の電極が対向もしくは並向するこ
とによつて先端オープンの分布定数回路を形成
し、それによつて発生する負リアクタンスによる
分布キヤパシタンスを実現し、上記の分布インダ
クタと並列に作用させて同調回路を形成するもの
であり、この同調回路を帰還増巾器の負荷もしく
は前置回路として帰還増巾器に接続設置すること
により同調発振機能を得るものである。
実施例の説明 以下本発明の実施例について図面を参照しなが
ら説明する。
第3図は本発明の実施例における発振装置の回
路構成図を示すものである。帰還増巾器12の入
力端子もしくは出力端子13が同調器14に接続
される。同調器14において、15は分布インダ
クタおよび伝送器を屈曲させることによつて発生
する集中インダクタそれぞれの総合によるインダ
クタンスを有する伝送路電極である。一方、16
は誘電体(図示せず)を介してもしくはその表面
において伝送路電極15と対向もしくは並向する
伝送路電極である。そして、それぞれの伝送路電
極15と16によつて負リアクタンスを発生させ
る伝送路を形成する。ここで、それぞれの伝送路
電極15と16におけるアース端子は互いに逆方
向側となるように設定されている。また同調器1
4における入力端子13(帰還増巾器12におけ
る入力端子もしくは出力端子13と共通)は伝送
路電極15のオープン端子に設定されている。
第4図は本発明の他の実施例における発振装置
の回路構成図を示すものである。帰還増巾器17
の入力端子もしくは出力端子18が同調器19と
接続される。同調器19において、20は分布イ
ンダクタおよび伝送路を屈曲させることによつて
発生する集中インダクタそれぞれの総合によるイ
ンダクタンスを有する伝送路電極である。一方、
21は誘電体(図示せず)を介してもしくはその
表面において伝送路電極20と対向もしくは並向
する伝送路電極である。そして、それぞれの伝送
路電極20と21によつて負リアクタンスを発生
させる伝送路を形成する。ここで、それぞれの伝
送路電極20と21におけるアース端子は互いに
逆方向側となるように設定されている。また同調
器19における入力端子18(帰還増巾器17に
おける入力端子もしくは出力端子18と共通)は
伝送路電極20のオープン端子に設定されてい
る。更に、伝送路電極20のオープン端子に設定
されている入力端子18には可変リアクタンス素
子として電圧可変キヤパシタンスダイオード22
が接続されている。23は電圧可変キヤパシタン
スダイオード22に対する制御電圧入力端子であ
る。
以上の第3図および第4図に示す実施例におい
て、それぞれの同調器14および19におけるア
ースに設定されている端子それぞれは、アースに
接続せずにそれぞれの同調器14および19にお
いて共通端子として、それぞれの帰還増巾器を含
む他の回路に接続しても所要の目的は達成するこ
とができる。更に、同調器14および19におけ
る入力端子13および18は、それぞれの伝送路
電極15および20の先端に設定することに限定
されるものではなく、所要インピーダンスを有す
る任意の位置に設定することができる。また電圧
可変キヤパシタンスダイオード22の設置位置に
ついては、伝送路電極20における所定の位置に
接続することに限定されるものではなく、伝送路
電極20における任意の位置に接続しても所要の
目的は達成することができる。
帰還増巾器12と同調器14の間および帰還増
巾器17と同調器19の間はそれぞれにおいて直
接に接続してもよく、またコンデンサもしくはト
ランスなどの結合要素(図示せず)を介して接続
してもよいことはいうまでもない。
以上の第3図および第4図に示す実施例におい
て、それぞれの同調器14および19における同
調周波数を調整する必要がある場合は、伝送路電
極16および21における所要の部分を任意に切
開するか、もしくは伝送路電極15,16,2
0,21におけるアース端子を所要の部位に任意
に設定することによつて分布キヤパシタンスおよ
びインダクタンスを変化させることができて、そ
の目的を達成することができる。
以上説明した実施例において、第3図に示すも
のは簡単な構成で単一の発振周波数を有する発振
装置を構成することができ、第4図に示すものは
発振周波数を任意に可変することができる発振装
置を構成することができる。
第5図ないし第12図は前記第3図において説
明した同調器14を代表して、その伝送路電極と
誘電体の構造についての実施例を示すものであ
る。第5図においてaは表面図bは側面図cは裏
面図を示す。(以下第6図ないし第12図におい
て同様)第5図において100は誘電体基板であ
り、101と102は分布定数回路を形成して分
布インダクタと分布キヤパシタを実現する電極で
ある。電極101と102のアース端子の設定は
第5図に示すように対向する電極相互において任
意の逆方向側となるようにする。(以下第6図な
いし第12図において同様)第5図aに示す(A)側
(B)側と第5図cに示す(A)側(B)側がそれぞれ対応す
る。(以下第6図ないし第12図において同様) 第6図においては誘電体基板103を介して1
個所の屈曲部を有する電極104と105がそれ
ぞれ対向設置されている。
第7図においては誘電体基板106を介して複
数個所の屈曲部を有する電極107と108がそ
れぞれ対向設置されている。
第8図においては誘電体基板109を介してメ
アンダ形状の電極110と111がそれぞれ対向
設置されている。
第9図においては誘電体基板112を介してス
パイラル形状の電極113と114がそれぞれ対
向設置されている。
第10図においては誘電体基板115の表面に
電極116と117がそれぞれ側方対向して設置
されている。
第11図においては誘電体基板118の内部に
電極119と120がそれぞれ対向設置されてい
る。
第12図においては誘電体基板121の内部に
電極122が設置され、誘電体基板121の表面
に電極123が設置されそれぞれの電極122と
123が対向している。
以上第5図ないし第12図の実施例において対
向設置される電極それぞれは同一形状の全面完全
対向としたが、任意の片方電極が他方電極と比較
して等価長さが異なつていても、また相方電極が
部分的に対向するようにしても実現できる。また
第10図ないし第12図における実施例に用いる
電極それぞれの形状は第6図ないし第9図に示す
実施例で示したものを用いても実現することがで
きる。
また、それらアース端子もしくは共通端子は、
それぞれの電極における端部のみに限定して設定
されるものでなく、互いに相異対向位置関係(そ
れぞれのアース端子もしくは共通端子の位置がそ
れぞれの電極の中心面にたいして面対称でない位
置関係)にあるそれぞれの部分に設定することが
できる。
また第6図ないし第9図に示す実施例において
は屈曲部として任意の屈曲角を有する角孤状のパ
ターンで形成したものを示したが、これとは別に
屈曲部として任意の曲率を有する円弧状のパター
ンで形成した電極で構成してもよいことはいうま
でもない。
以上それぞれの実施例において、それぞれの電
極におけるアース端子は特別にアース端子として
設定せずとも、一般的に共通端子として他の回路
部(図示せず)に接続して所要の目的は達成する
ことができる。
上記の実施例それぞれにおいて、第5図に示す
ものは簡単な電極パターンで構成することができ
ると共に高精度の電極パターンを容易に形成する
ことが可能である。それによつて設計目標の同調
周波数に対して精度よく合致した同調器を構成す
ることができる。第6図ないし第9図に示すもの
は、同調器の占有面積が小さくても比較的大きな
インダクタとキヤパシタを形成することが可能で
ある。従つて比較的低い同調周波数を有する小型
の同調器が実現でき、同調器のスペースフアクタ
を向上させることができる。第10図に示すもの
は誘電体における片面のみで両方の電極を形成す
るこことができるので、製造プロセスを簡略化す
ることができる。更に両電極の形成プロセスにお
いては同一の電極形成プロセスで形成処理するこ
とができる。それによつて電極相互間の位置設定
精度が極めて高精度に実現することができ、設計
目標の同調周波数に対し、極めて高精度で合致し
た同調器を構成することができる。第11図およ
び第12図に示すものは多層回路基板の製造プロ
セスに導入することができるものである。それに
よつて電極が誘電体の内部に設置されて外部に露
出することがないので、外部条件の変動による影
響を直接に受けることがない。従つて同調器の同
調周波数に影響を及ぼさないので、極めて安定な
性能を有する同調器を実現することができる。
なお、上記それぞれの実施例における伝送路電
極としては金属導体、プリント金属箔導体、厚膜
印刷導体、薄膜導体などを使用することができ、
また上記それぞれの導体を異種組み合わせて伝送
路電極を形成してもよい。一方、誘電体としては
アルミナセラミツク、チタバリ、プラスチツク、
テフロン、ガラス、マイカ、樹脂系プリント回路
基板などを用いることができる。
以上のように構成された本実施例の同調器につ
いて以下その動作を説明する。
第13図は本発明の同調器における動作を説明
するための等価回路である。第13図aにおい
て、電気長lを有し、互いにアース端子を逆方向
側に設定したそれぞれの伝送路電極70,71に
よつて形成される伝送路に対して、電圧ρを発生
する信号源72が伝送路電極70に接続されて信
号を供給するものとする。そして、それによつて
伝送路電極70の先端におけるオープン端子には
進行波電圧ρAが励起されるものとする。一方、伝
送路電極71は上記の伝送路電極70に近接して
対向設置もしくは並設されているので、相互誘導
作用によつて電圧が誘起される。
その伝送路電極71の先端におけるオープン端
子に誘起される進行波電圧をρBとする。
ここで伝送路電極70および71においてはそ
れぞれのアース端子が逆方向側に設定されている
ので、誘起される進行波電圧ρBは励起する進行波
電圧ρAに対して逆位相となる。そして、それぞれ
の進行波電圧ρAおよびρBは伝送路の先端がオープ
ン状態であるので、伝送路電極70および71よ
り成る伝送路において電圧定在波を形成すること
になる。ここで伝送路電極70における電圧定在
波の分布状態を示す電圧分布をKで表わすものと
すると、伝送路電極71における電圧分布係数は
(1−K)で表わすことができる。
そこで次に、伝送路電極70および71におい
て任意の対向する部分において発生する電位差V
を求めると、 V=KρA−(1−K)ρB ……(1) で表わすことができる。ここで、それぞれの伝送
路電極70および71が同じ電気長lであるとす
ると ρB=−ρA ……(2) となり、それによつて第1式における電位差Vは V=KρA+(1−K)ρA=ρA ……(3) となる。すなわち伝送路電極70と71がそれぞ
れ対向する全ての部分において電位差Vを発生さ
せることができる。
ここで伝送路電極70および71はその電極巾
Wを有するものとし(電極の厚みは薄いものとす
る)、さらに誘電率ξSを有する誘電体を介して間
隔dで対向されているものとする。この場合にお
ける伝送路の単位長当りに形成するキヤパシタン
スC0は C0=Q/V=Q/ρA ……(4) Q=ξ0ξSW・V/d=ξ0ξSW・ρA/d ……(5) であり、故に C0=ξ0ξSW/d ……(6) となる。
従つて、第13図aに示す伝送路は第13図b
に示すような単位長当りにおいて第6式で求まる
C0の分布キヤパシタ73を含んだ伝送路となる。
さらに、この伝送路は第13図Cに示すように、
伝送路の分布インダクタ成分および伝送路の屈曲
形状により発生する集中インダクタ成分それぞれ
による総合的な分布インダクタ77および78と
分布キヤパシタ73よりなる分布定数回路と等価
に表わすことができる。
次に、この分布キヤパシタ73の形成における
伝送路の電気長lとの関係について説明する。第
14図aに示すような平衡モード伝送路における
単位長当りの特性インピーダンスZ0は、第14図
bに示す等価回路で表わすことができる。その特
性インピーダンスZ0は一般的に となる。ここで伝送路が無損失の場合は となる。本発明の同調器における実施例の多くは
この仮定を適用することができ、かつ説明の簡略
化のため以下第8式に示す特性インピーダンスZ0
を用いる。第8式におけるキヤパシタンスC0
第6式において求めた伝送路における単位長当り
のキヤパシタンスC0と同じものである。すなわ
ち伝送路における単位長当りの特性インピーダン
スZ0はキヤパシタンスC0の関数であり、それは
またキヤパシタC0に関与する誘電体の誘電体ξS
伝送路電極の巾Wおよびそれぞれの伝送路電極の
設置間隔dの関数でもある。
以上のように、伝送路における単位長当りの特
性インピーダンスがZ0で、その電気長がlであ
り、かつ先端がオープン状態である伝送路の端子
に発生する等価リアクタンスXは X=−Z0cotθ ……(9) で表わすことができる。ここで θ=2π1/λ ……(10) であり、特に θ=0〜π/2 ……(11) θ=π〜3/2π の場合において等価リアクタンスXは X≦0 ……(12) となる。すなわち伝送路の端子における等価リア
クタンスはキヤパシテイプリアクタンスとなり得
る。したがつて伝送路の電気長lによつてθが第
11式に該当する場合、すなわち例えば電気長lを
λ/4以下に設定することによりキヤパシタを形
成するとができる。そして、その形成できるキヤ
パシタのキヤパシタンスCは で表わされるように、θの変化によつて、すなわ
ち伝送路の電気長lの設定によつて任意のキヤパ
シタンスCを実現することができる。
以上第9式ないし第13式において説明した伝送
路の動作様態について図に表わしたものが第15
図である。第15図では、先端がオープン状態の
伝送路において、その電気長lの変化に従つて端
子に発生する等価リアクタンスXが変化する様子
を表わしている。第15図から明らかなように、
伝送路の電気長lがλ/4以下もしくはλ/2〜
3λ/4などにおけるような場合には負の端子リ
アクタンスを形成することが可能であり、すなわ
ち等価的にキヤパシタを形成することができる。
更に、負の端子リアクタンスを発生させる条件に
おいて、伝送路の電気長lを任意に設定すること
によつて、キヤパシタンスCを任意の値に実現す
ることが可能である。
このようにして形成されるキヤパシタCは、第
13図dにおいて示す集中定数キヤパシタ79と
して等価的に置換することができる。更に、伝送
路に存在する分布インダクタ成分および伝送路の
屈曲形成によつて発生する集中インダクタ成分そ
れぞれの総によつて形成されるインダクタは、集
中定数インダクタ80として等価的に置換するこ
とができる。この第13図dにおいてアース端子
を共通化にして表わすと、明らかに最終的には第
13図eにおいて示すように、集中定数キヤパシ
タ79および集中定数インダクタ80より成る並
列共振回路と等価になり、同調器を実現すること
ができる。
上記説明した発振装置に用いる帰還増巾器とし
てはトランジスタ、電界効果トランジスタ、IC
などの半導体デバイスによるものや真空管による
ものなどを用いることができる。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明は薄い
誘導体層を介して対向設置するかもしくは誘電体
の表面で並設する電極で同調器を構成し、その同
調器の両電極において、共振キヤパシタの全ても
しくは大部分がリードインダクタンスを付随形成
させることなく形成でき、これにより共振系に対
して不要なリードインダクタンスの介入が防止で
きる。そしてその同調器を帰還増巾器の入力端子
もしくは出力端子に接続設置するように構成して
いるので、 (1) 発振装置に用いる同調器において、インダク
タとキヤパシタの間における接続リードを設置
することなく共振回路を構成することができる
と共に同調機能を果たすことができる。それに
よつて同調器におけるリードインダクタンスお
よびストレーキヤパシタの発生を皆無にするこ
とができる。従つて、目標とする同調周波数に
おける共振以外に発生する不測の共振について
は、広い周波数帯域に渡つて存在することがな
い。その結果、安定な周波数選択特性が確保で
きて、発振すべき信号における基本波のレベル
を充分に高くすることができ、またその高調波
成分レベルを充分に低減することが可能とな
る。よつて発振信号における歪を著しく安定に
かつ小さくすることができる。また安定な周波
数選択特性が確保できることによつて、スプリ
アス妨害信号を発射するという問題を充分に軽
減することが可能となる。
(2) モジユール化することが可能な同調器を有す
る発振装置が実現できるので、機械的振動によ
つて同調器におけるインダクタンスおよびキヤ
パシタンスの定数変動の発生が皆無であり、そ
れによつて発振同調特性が極めて安定である。
また、同調器を構成する誘電体としてその誘導
率の温度依存性が小さい材料を用いることによ
つて、周囲温度の変化によるキヤパシタンスの
変動を極めて小さくすることができ、それによ
つて同調特性を極めて安定にすることができ
る。従つて、発振装置における発振周波数特性
および不要妨害信号排除特性が周囲条件の変化
に依存することなく、また発振装置を構成する
初期のみならず非常に長期間に渡つて安定にそ
れらの特性を確保することができる。
(3) 簡単な構成によつて一体化した同調器を有す
ると共に、非常にシンプルな形態の発振装置を
実現することができる。更に、超薄型でかつ小
型の発振装置を実現することが可能となる。従
つて、同調器から輻射する発振信号の不要輻射
量を極めて小さくすることができる。それによ
つて、構成する発振装置自体の発振動作を安定
にすることができるだけでなく、他の発振系に
対しても妨害影響を及ぼすことがない。
(4) 発振装置における同調器に用いる誘電体とし
て、発振器を構成する回路基板を共用すれば、
発振装置における実装形態を合理化することが
できる。また、それによつて更に同調器を構成
する部品の数量を大巾に削減することが可能で
あり、大量生産に適した発振装置が実現できる
と共に、製造コストを大巾に低減することがで
きる。
という優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の発振装置の構成回路図、第2図
は従来の発振器に用いていた同調器の部品構成斜
視図、第3図および第4図は本発明の実施例にお
ける発振装置の構成回路図、第5図〜第12図は
本発明の実施例における発振装置に用いる同調器
の構成図であり、第5図〜第12図においてaは
表面図、bは側面図、cは裏面図、第13図ない
し第15図は本発明の実施例における発振装置に
用いる同調器の動作原理説明図、第14図は等価
回路図である。 12,17……帰還増巾器、14,19……同
調器、15,16,20,21,101,10
2,104,105,107,108,110,
111,113,114,116,117,11
9,120,122,123,70,71,7
5,76……伝送路電極、22……電圧可変キヤ
パシタンスダイオード、100,103,10
6,109,112,115,118,121…
…誘電体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 誘電体を介して対向設置するもしくは誘電体
    の表面で並設する電極それぞれのアースに接続す
    る端子を互いに対向しない相異対向位置関係いわ
    ゆる上記アースに接続する端子の位置が上記それ
    ぞれの電極面の中心面に対して面対称でない位置
    関係となるように設定した同調器を直接または結
    合要素を介して帰還増幅器に接続したことを特徴
    とする発振装置。 2 同調器における任意の片方の電極におけるオ
    ープン端子に可変リアクタンス素子を接続設置し
    た特許請求の範囲第1項記載の発振装置。 3 可変リアクタンス素子として電圧可変キヤパ
    シタンスダイオードを用いた特許請求の範囲第2
    項記載の発振装置。 4 電極として少なくとも一個所以上の任意の屈
    曲角もしくは屈曲率および任意屈曲方向を示す屈
    曲部を有するものを用いた特許請求の範囲第1項
    ないし第3項のいずれかに記載の発振装置。 5 電極としてスパイラル形状を有するものを用
    いた特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれ
    かに記載の発振装置。 6 一方の電極における長さを他方の電極におけ
    る長さよりも任意に短く設定し、かつ任意の部分
    で対向設置もしくは並設させた特許請求の範囲第
    1項ないし第5項のいずれかに記載の発振装置。 7 誘導体の内部においてそれぞれの電極もしく
    は任意の片側の電極における部分もしくは全部を
    設置した特許請求の範囲第1項ないし第6項のい
    ずれかに記載の発振装置。 8 電極それぞれにおけるアースに接続する端子
    を、アースと接続せずに共通端子とした特許請求
    の範囲第1項ないし第7項のいずれかに記載の発
    振装置。
JP14305683A 1983-08-02 1983-08-03 発振装置 Granted JPS6033707A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14305683A JPS6033707A (ja) 1983-08-03 1983-08-03 発振装置
US06/636,666 US4619001A (en) 1983-08-02 1984-08-01 Tuning systems on dielectric substrates
DE8484305262T DE3486084T2 (de) 1983-08-02 1984-08-02 Abstimmsystem auf dielektrischen substraten.
EP84305262A EP0133799B1 (en) 1983-08-02 1984-08-02 Tuning system on dielectric substrates

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14305683A JPS6033707A (ja) 1983-08-03 1983-08-03 発振装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6033707A JPS6033707A (ja) 1985-02-21
JPH0552682B2 true JPH0552682B2 (ja) 1993-08-06

Family

ID=15329881

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14305683A Granted JPS6033707A (ja) 1983-08-02 1983-08-03 発振装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6033707A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50130301A (ja) * 1974-04-01 1975-10-15
JPS5756802A (en) * 1980-09-24 1982-04-05 Toshiba Corp Laser optical transmission mechanism
JPS592407A (ja) * 1982-06-28 1984-01-09 Fujitsu Ltd マイクロ波発振器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50130301A (ja) * 1974-04-01 1975-10-15
JPS5756802A (en) * 1980-09-24 1982-04-05 Toshiba Corp Laser optical transmission mechanism
JPS592407A (ja) * 1982-06-28 1984-01-09 Fujitsu Ltd マイクロ波発振器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6033707A (ja) 1985-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0133799B1 (en) Tuning system on dielectric substrates
JPH0552682B2 (ja)
JPH0463569B2 (ja)
JPH0542162B2 (ja)
JPH0347763B2 (ja)
JPH0512882B2 (ja)
JPS6032408A (ja) 同調装置
JPH0542163B2 (ja)
JPH0463568B2 (ja)
JPS6033728A (ja) チュ−ナ装置
JPH0582764B2 (ja)
JPS6033714A (ja) 増幅装置
JPS6033723A (ja) チュ−ナ装置
JPS6033701A (ja) フイルタ
JPS6033703A (ja) フイルタ
JPH0550161B2 (ja)
JPS60165818A (ja) 同調装置
JPH0354885B2 (ja)
JPS6014504A (ja) 同調器
JPH0325043B2 (ja)
JPH0582761B2 (ja)
JPH0463570B2 (ja)
JPS6033715A (ja) 増巾装置
JPH0354883B2 (ja)
JPH0548004B2 (ja)