JPS6033704A - 同調器 - Google Patents

同調器

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JPS6033704A
JPS6033704A JP14325983A JP14325983A JPS6033704A JP S6033704 A JPS6033704 A JP S6033704A JP 14325983 A JP14325983 A JP 14325983A JP 14325983 A JP14325983 A JP 14325983A JP S6033704 A JPS6033704 A JP S6033704A
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tuner
sub
electrodes
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Joji Kane
丈二 加根
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H5/00One-port networks comprising only passive electrical elements as network components
    • H03H5/02One-port networks comprising only passive electrical elements as network components without voltage- or current-dependent elements

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  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はテレビ、ラジオ、ステレオチューナおよびパー
ソナル無線の送信機や受信機、その他通信機全般に用い
ることかできる平衡型同調器に関するものである。
従来例の構成とその問題点 近年、テレビやラジオの放送電波や通信機の通信電波が
増加しており、希望する信号を選択する平衡型同調器の
性能においては高い同調精度、平衡性、安定性および信
頼性の要求が高まっている。
一方、それら受信機、送信機や通信機の製造コストの低
減も大きな課題であり、特に合理化が困難な高周波部の
周波数選択同調器について抜本的な技術開発が必要とさ
れている。
以下図面を参照にしながら従来の平衡型同調器について
説明する。第1図は平衡型同調器の基本回路図であり、
中性点アース1を有するインダクタ2とキャパシタ3よ
シ並列共振回路を形成し、端子4および6のそれぞfl
を平衡端子とする。第2図は従来の平衡型同調器の構成
図であり、中性点タップ6を有するインダクタ7の平衡
端子8および9にキャパシタ10が回路導体11および
12で接続され、それぞれ13および14が平衡型同調
器の平衡端子としてまた15がアース端子として構成さ
nていた。
しかしながら、上記のような構成においては■ インダ
クタ部品およびキャパシタ部品は他の高周波部品と比較
してサイズが大きく、特に高さ寸法が機器の小型化と薄
型化を阻害している。
■ インダクタ部品は機械的振動によってそのインダク
タンスがずれ易く、またフェライトコアの温度依存性が
大きいのでインダクタンスが不安定であり同調周波数や
平衡性の変動が大きい0 ■ インダクタ部品とキャパシタ部品はそnぞれ別個部
品として存在し、導体の引き回し回路で接続さnている
ためリードイングクタンスやストレーキャパシタか多く
発生して回路動作が不安定であり平衡性の確保が困難で
ある。
■ 独立した最小単位機能の個別部品の集合回路である
ため部品点数の削減や製造の合理化に限界がある。
等の問題点を有していた。
発明の目的 本発明の目的はインダクタ部品とキャパシタ部品を一体
化構成した平衡型同調回路ブロックを実現することにあ
り、それによって平衡型同調回路ブロックの形態を超薄
型でかつ小型化し、更に機械的振動に対しても同調周波
数や平衡性が安定で、同調周波数の同調精度を向上させ
、同調周波数や平衡性の温度依存性が小さく、接続リー
ドの悪影響をなくして高調波的にも安定で、また部品点
数を削減して製造の合理化を可能にすることである。
発明の構成 本発明の同調器は端部もしくは中央部に設定したアース
端子を基準にしてそれぞれ位相の異なる信号を励起する
電極よりなる主電極に対して、アース端子が上記主電極
と互いに逆方向側となるように設定さ耘かっ誘電体を介
して対向設置するかもしくは誘電体の表面で並設する副
電極を設けるように構成したものであり、これにより位
相の異なる信号を励起するそれぞれの主電極が分布イン
ダクタとして作用し、またそれぞれの主電極と副電極が
対向することによって先端オープンの分布定数回路を形
成し、そ扛によって発生する負リアクタンスによる分布
キャパシタンスを実現し、上記のそれぞれの分布インダ
クタと並列に作用させ平衡共振特性を得るものである。
実施例の説明 まず本発明の詳細な説明する。
第3図(a)〜(q)は本発明の同調器における動作を
説明するための等価回路である。第3図(a)において
、電気長I!、ヲ有し、互いにアース端子を逆方向側に
設定したそれぞれの伝送路電極270,271によって
形成される伝送路に対して、電圧eを発生する信号源2
72が伝送路電極270に接続されて信号を供給するも
のとする。そして、それによって伝送路電極270の先
端におけるオープン端子には進行波電圧eAが励起さn
るものとする〇一方、伝送路電極2了1は上記の伝送路
電極270に近接して対向設置もしくは並設されている
ので、相互誘導作用によって電圧が誘起される。その伝
送路電極271の先端におけるオープン端子に誘起され
る進行波電圧’keBとする。
ここで伝送路電極270および271においてはそれぞ
れのアース端子が逆方向側に設定されているので、誘起
される進行波電圧QBは励起する進行波電圧eAに対し
て逆位相となる。そして、そnぞnの進行波電圧()A
およびeB4伝送路の先端がオープン状態であるので伝
送路電極270および271より成る伝送路において電
圧定在波を形成することになる。ここで伝送路電極27
0における電圧定在波の分布様態を示す電圧分布係数i
Kで表わすものとすると、伝送路電極271における電
圧分布係数は(1−K)で表わすことができる。
そこで次に、伝送路電極270および271において任
意の対向する部分において発生する電位差Vをめると V = KQA−(1−K)eB −(1)で表わすこ
とができる。ここで、それぞれの伝送路電極270およ
び271が同じ電気長!であるとすると eB−−0A ・・・・・−(2) となり、そ、nKよって第1式における電位差VはV 
= KeA+ (1−K )eA =eA ・由・・(3) となる。すなわち伝送路電極270と271がそれぞれ
対向する全ての部分において電位差Vを発生させること
ができる。
ここで伝送路電極27Qおよび271はその電極+1]
Wを有するものとしく電極の厚みは薄いものとする)、
さらに誘電率εSを有する誘電体を介して間隔dす対向
されているものとする。この場合における伝送路の単位
長当9に形成するキャパシタンスC6は であり、故に C〇−ε。ε8− ・・・(6) となる。
従って、第3図(a)に示す伝送路は、第3図(b)に
示すような単位長当りにおいて第6式で捷るC。
ノ分布キャパシタ273を含んだ伝送路となる。
捷だ、そ扛それの伝送路電極270と伝送路電極271
における電圧定在波分布(もしくは電流定在波分布)は
、上記において述べたように互いに逆位相関係にあるの
で、この伝送路は等制約に平衡モードの伝送路として動
作することになる。これによって第3図(c)に示すよ
うな、平衡電圧e′を有する平衡信号源274によって
平衡モードで励起される伝送路電極275および276
によって形成される平衡モード伝送路と等価になる。い
う捷でもなくその電気長は第3図(a)において示した
ものと電気長βと同じである。さらに、この平衡モード
伝送路は第3図(d)に示すように、伝送路の分布イン
ダクタ成分および伝送路の屈曲形状により発生する集中
インダクタ成分それぞれによる総合的な分布インダクタ
277および278と分布キャパシタ273よりなる分
布定数回路と等価に表わすことができる。
次に、この分布キャパシタ273の形成における伝送路
の電気長2との関係について説明する。
第4図(a)に示すような平衡モード伝送路における単
位長当りの特性インピーダンスZ。は、第16図Φ)に
示す等価回路で表わすことができる。その特性インピー
ダンスZ。は一般的に となる。ここで伝送路が無損失の場合はとなる。本発明
の同調器における実施例の多くはこの仮定を適用するこ
とができ、かつ説明の簡略化のため以下第8式に示す特
性インピーダンスZ0を用いる。第8式におけるキャノ
くシタンスC6は第6式においてめた伝送路におり−る
単位当りのキャパシタンスC8と同じものである。すな
わち伝送路における単位投首りの特性インピーダンスZ
oはキャパシタンスC8の関数であり、それはまたキャ
パシタC8K関与する誘電体の誘電率ε5゜伝送路電極
+1] Wおよびそnぞ汎の伝送路′電極の設置間隔d
の関数でもある。
以上のように、伝送路における単位長当りの特性インピ
ーダンスがZ。で、その電気長が2であり、かつ先端が
オーブン状態である伝送路の端子に発生する等価リアク
タンスXは X = Zo cotθ ・・・・・・(9)で表わす
ことができる。ここで μ 0−2π−・・・・・(1o) λ であり、特に θ=0〜− の場合において等価リアクタンスXは X<、o ・・・(12) となる。すなわち伝送路の端子における等価リアクタン
スはキャパシティブリアクタンスとなり得る。したがっ
て伝送路の電気長2によってθが第11式に該当する場
合、すなわち例えば電気長μをλ/4以下に設定するこ
とによりキャパシタを形成ターることができる。そして
、その形成できるキャパシタのキャパシタンスCは ωIXI ωZ o COtθ で表わさ几るように、θの変化によって、すなわち伝送
路の電気長旦の設定によって任意のキャパシタンスCを
実現することができる。
以上第9式〜第13式において説明した伝送路の動作様
態について図に表わしたものが第5図である。第6図で
は、先端がオーブン状態の伝送路において、その電気長
2の変化に従って端子に発生する等価リアクタンスXが
変化1−る様子を表わしている。第5図から明らかなよ
うに、伝送路の電気長2がλ/4以下もしくはλ2/〜
4λ/3などにおけるような場合には負の端子リアクタ
ンスを形成することが可能であり、すなわち等測的にキ
ャパシタを形成することができる。さらに、負の端子リ
アクタンスCr、任意の値に実現することが可能である
このようにして形成さnるキ六・ノぐ7タCは、第3図
(e)において示す集中定数キャノ々シタ279として
等測的に置換することができる。そして、伝送路に存在
する分布インダクタ成分および伝送路の屈曲形成によっ
て発生する集中インダクタ成分そルぞれの総合によって
形成さrるインダクタは、集中定数インダクタ280と
して等測的に置換することかできる。そして、仮想的な
平衡信号源2274およびそれぞれの伝送路におけるア
ースを、もとの第3図(−)において示した状態と等価
的と同じになるように置換すnば、第3図(f)に示す
ようになる。この第3図(f)においてアース端子を共
通化して表わすと、明らかに最終的には第3図(q)に
おいて示すように、集中定数キャパシタ2了9および集
中定数インダクタ280より成る並列共振回路と等価に
なり、同調器を実現することがでさる0 以上において説明した構成と動作により、本発明の同調
器を実現するものであるが、本発明の同調器における構
成とそれに係る動作原理は従来の同調器におけるものと
は全く異なるものでおる。
そこで、本発明による同調器が従来の同調器もしくは本
発明の同調器における伝送路と同様のものを用いても他
の構成にしたものそれぞ扛と比較して全く異なるもので
あることを証明するために、従来の同調器もしくは他の
伝送路構成による同調器における構成および動作を次に
説明して対比する。それによって本発明による同調器と
の差異を明確にすると共に、本発明における同調器の新
規性を明らかにする。
第6図は、伝送路電極として例えば本発明における同調
器に用いるものと同様なもので形成しても、アース端子
が互いに同方向側に設定されている点が異なる場合の動
作を示すものである0第6図(a)において伝送路電極
281および282よりなる先端オーブンの伝送路が、
電圧eを発生する信号源283によってドライブされて
いるものとする。それによって伝送路電極281の先端
におけるオーブン端子には定在波電圧eAが励起され、
そ扛と対向設置もしくは並設される伝送路電極282の
先端におけるオーブン端子には定在波電圧eBが誘起さ
れるものとする0ここで、それぞ扛の伝送路電極281
および282のアース端子は互いに同方向側に設定され
ているので、そ几ぞれの定在波電圧eAとtilBは互
いに同位Δ刊となる。
従がって、伝送路電&281および282におけるそれ
ぞルの電圧分布係数は同じKi有す゛ることになる。そ
扛によって伝送路電極が対向する任意の部分における電
位差Vは V = KeAKe B −−(14)となる。ここで
、それぞれの伝送路電極281および282の電気長が
同じ長さであるとするとeA−eB ・・・(15) となり、そnによって第14式における電位差Vは V=KeA−KeA=O−(16) となる。すなわち伝送路のいずれの部分においても電位
差が発生しないことになる。第6図(a)における信号
源283を伝送路端に置換設定したものが第6図(b)
であジ、電圧e”x発生する不平衡信号源284を設置
したことと等価になる。そしてこの等価回路においては
互いに電位差を有しない平行伝送路が存在するのみであ
る。つまりこれは第6図(C)に示すように、等価的に
単なる一本の伝送路電極286が存在する場合と同一で
あることは明らかである。そして、信号源283および
アース端子を第6図(a)に示したようにもとの回路に
等イ!艶することにより第6図d)に示すようになる0
つまり伝送路の分布インダクタ成分および伝送路の屈曲
形状により発生する集中インダクタ成分それぞれより成
る等価的な集中定数インダクタ286のみを形成するだ
けである。以上より明らかなように、インダクタと並列
にキャノぐシタを形成することができないので、目的と
する並列共振回路の同調器は実現することができない。
第7図は、片側の伝送路電極として例えば本発明の同調
器におけるものと同じもので形成した一般的なマイクロ
ストリップラインであるが、その伝送路電極と対向する
電極が充分に広いアースとなっている点が異なる場合の
動作を示すものである。第7図(a)において伝送路電
極287が充分に広いアース電極288と対向し、電圧
ef発生する信号源289によってドライブされ、伝送
路の先端におけるオーブン端子に定在波電圧eAが励起
されるものとし、その電圧分布係数iKとする〇一方、
アース電極288には仮想的に電圧分布係数Ki有する
定在波電圧eBが発生するものと仮定すると、伝送路電
極287とアース電極288が対向する任意の部分にお
ける電位差VはV = KeAKeB −印・(17)
で表わされる。しかし、アース電極288における定在
波電圧QBは一様にアース電位(零電位)であり 6B = O・・・・・・(18) となる。従ってアース電極288には電圧分布係数も存
在しない。その結果、電位差■はv−x。A ・・山・
(19) となる。これによって、伝送路電極287とアース電極
288の間に分布キャパシタを形成することは可能であ
る。しかしながら、伝送路電極287はアース電極28
8と近接して対向しているため、相互誘導作用によって
伝送路電極287における画先端がほとんどショート状
態になったものと等価になる。そのため伝送路電極28
7におけるインダクタ成分のQ性能を著しく劣化させる
ことになる。すなわち、このマイクロストリップライン
は第7図(b)K示すように等価損失抵抗290i含む
集中定数インダクタ291および集中定数キャパシタ2
92それぞ几より成る並列共振回路を形成する。ここで
等価損失抵抗290は実際には相当大きな抵抗値を有す
るものになるため、共振回路における損失が非常に大き
くなる。従って、同調器としては明らかにQ性能が非常
に低下したものしか実現できず、実際的には実用に適す
るものではない。
第8図は従来において最も多く使用されているλ/4共
振器の回路構成を示し、その伝送路における先端条件お
よび伝送路の長さの設定と、更にアースの設定における
そ扛ぞれの点で本発明の同調器と全く異なることを示す
ものである○第20図において平衡モード伝送路電極2
93および294は、その電気長℃が共振周波数におけ
るλ/4に等しく設定され、かつ先端がショートされて
いる。そして電圧eを発生する平衡信号源296によっ
て、それぞ扛の伝送路電極が平衡モードでドライブされ
ているものとする。アース端子は平衡信号源295の中
性点に設定され、特に伝送路電極におけるいずれかの端
子にアースを設定するものではない。この場合における
伝送路の端子に発生ずる等価的な端子リアクタンスXは
、伝送路の特性インピーダンスを20とすると X = Zotanθ −・−・(20)となる。ここ
で特性インピーダンスZ0は第8式において示したもの
と同じものであり、捷たθについても槁10式において
示したものと同じものである。この共振器では伝送路の
電気長℃を2=λ/4 ・・・・(21) とじンV辺で θ=π/2 ・・・・・・(22) である。従って第20式における端子リアクタンスXは X=Z jan −=(X) ・−(23)2 となり、等価的に並列共振特性を得ることができるもの
である。しかしながら、このλ/4共振器における構成
を本発明の同調器における構成と比較すると、1ず伝送
路の端子条件についてみると本発明の同調器においては
オープン状態であるのに対して、従来のλ/4共振器に
おいてはショート状態であり、従って端子条件において
全く異なる構成であることが明らかである。更に伝送路
の電気長μの設定についてみると、本発明の同調器にお
いては同調周波数のλ/4以下に設定するものであり実
際的にはλ/16程度の非常に短いものに設定して構成
するものであるか、従来のλ/4共振器においては厳密
に共振周波数のλ/4に設定するものであり、従って伝
送路の電気長2の設定において根本的に異なる構成であ
ることも明らかである。また、構成における伝送路の電
気長2の異いに起因して、両者において同一の同調周波
数もしくは共振周波数に設計しても、本発明の同調器に
おいては小型化することができるが、λ/4共振器にお
いては非常に長い伝送路を設ける必要があり大型化する
不都合があった。従来のλ/4共振器を小型化する目的
で誘電率の非常に大きな誘電体を介在させて伝送路の長
さを短縮化したものもみら扛るが、それに用いる誘電率
の高い誘電体は一般に誘電体損失tanδが非常に大き
く、従って共振器としてのQ性能が著しく低下する不都
合があった。更に、誘電率の高い誘電体における誘電率
の温度依存性は一般に大きく、従って共振周波数の安定
性を確保することが困難である不都合もあった。
次に、本発明の同調器における性能の優秀性を明らかに
するために、従来の同調器における性能と比較した実験
結果を示して説明する。第9図は同調周波数の温度依存
性を測定した実験結果を表すグラフである。そして第1
0図は共振Qの温度依存特性を測定した実験結果を表す
グラフである。
第9図および第10図において、特性(5)は本発明に
おける同調器の温度依存性であり、誘電体としてアルミ
ナセラミック材もしくは樹脂系プリント回路基板を使用
した場合の実験結果である。一方、特性(B)は第2図
において示すような、従来において最も多く用いられて
いた同調器における温度依存特性である。これらの実験
結果から、本発明の同調器においては一般的な誘電体を
用いて構成したものでもその同調周波数は極めて安定で
あり、更に共振Qが高く、かつ安定であることが明らか
である。一方、従来の同調器においては、インダクタを
構成するフェライト材のコアにおける透磁率μとQの根
本的な不安定性、およびコイル部分の膨張と収縮による
インダクタンスの変化がそれぞれ原因して、同調周波数
と共振Qの安定性を確保することが困難であった。そ扛
によって、他の温度補償部品もしくは他の自動安定化補
償回路を付加して不安定性を補っていた。
次に本発明の実施例について図面を参照しな力;ら説明
する0 第11図は本発明の実施例における平衡型同調器の回路
構成図を示すものである。16は中性点アース端子17
を有する分布インダクタを形成する主電極であって平衡
端子18および19を有するものである。一方誘電体(
図示せず)を介して対向する副電極2oはその両端がア
ース端子21および22に設定されている。この場合に
おいて主電極16のアース端子17を特別に設けなくと
も仮想的中性点を発生させることが可能であり等測的に
アース端子を実現することができて所要の目的を達成す
ることができる。平衡端子18および19は主電極16
の端部のみならず所要のインピーダンスを呈する任意の
位置に設定することも可能である。また副電極2oのア
ース端子21および22も任意の所要位置に設定するこ
とができる。この実施例の場合には単体の主電極および
副電極の簡単な構成で平衡型同調器を構成することがで
きる。
第12図は本発明の他の実施例における平衡型同調器の
回路構成図を示すものである。23および24は中性点
アース端子25および26を有してかつ平衡端子27お
よび28を有する主電極である。一方誘電体(図示せず
)f:介して対向する副電極29のアース端子3oは主
電極23および24の平衡端子27および28とほぼ対
向する位置に設定されている。平衡端子2了および28
は主電極23および24の端部のみならず所要のインピ
ーダンスを呈する任意の位置に設定することも可能であ
る。この実施例の場合には平衡端詔7と28を近接して
設置することができ信号の入出力リードが短かく構成す
ることができる。
第13図は本発明の他の実施例における平衡型同調器の
回路構成図を示すものである。中性、ヘアース端子31
および平衡端子32と33ff:有1″る主電極34の
構成は第11図で説明したものと巨j様であるが、他方
電極の構成はアース端子35と36を有する副電極37
と38に分割されている。
7−ス端子31および36と36、および平衡端子32
と33の設定は第11図において説明したようVこ構成
することができる。この第13図に示す実施例と前記第
12図に示す実施例の畠11電4浜37と38、および
副電極29それぞれのオーブン端子側の所要位置を力対
することによって分布キャパシタンスを変化させること
75Sできて1可調周波数を可変設定することが可能で
あり、更に平衡状態を調整することも可能である。
第14図は本発明の他の実施例における平衡型同調器の
回路構成図を示すものである。主電極39と副電極40
よりなる同調部41は第11図において説明したものと
同様であるが、主電極39の平衡端子42および43に
電圧可変キャパシタンスダイオード44および45が接
続され、更に不平衡−平衡モード変換器46の平衡端子
と接続されている。そして47は不平衡端子であり、4
8は制御電圧端子であり、49は不平衡2次タップ端子
である。ここで同調部41として第11図に示すものを
用いたが第12図もしくは第13図に示すものを用いて
もよく、また電圧可変キャパシタンスダイオード44と
45、および不平衡−平衡モード変換器46は併設せず
とも各々単独設置してもよい。この実施例の場合には同
調周波数を可変制御することが可能で、しかも不平衡信
号回路系と接続することが可能な平衡型可変同調器を構
成することができる。ここで電圧可変キャパシタンスダ
イオード44および45の替りに可変空気コンデンサを
用いても所要の目的を達成できることはいう壕でもない
。そして同調@41に第12図もしくは第13図のもの
を用いた場合には副電極29もしくは37および38の
所要部分をカットすることによって同調周波数帯を任意
に設定することができ、また平衡性も調整することがで
きる。
第15図ないし第22図は前記第11図で説明した平衡
型同調器を代表してその主副電極と誘電体の構造の実施
例を示すものである。第15図において(a)は表面図
、(b)は側面図、(c)は裏面図を示す。(以下第1
6図ないし第22図において同様)第16図において1
00は誘電体基板であり、101と102は分布定数回
路を形成して分布インダクタと分布キャパシタを実現す
る主電極である。電極101と102のアース端子の設
定は第15図に示すように対向する主副電極相互におい
て任意の逆方向側となるようにする。(以下第16図な
いし第22図において同様)第16図(a)に示す西側
、(B)と第15図(C)に示す(ハ)側、(B)がそ
れぞれ対応する。(以下第16図ないし第22図におい
て同様) 第16図においては誘電体基板103を介して1個所の
屈曲部を有する電極104と105がそれぞれ対向設置
されている。
第17図においては誘電体基板106’i介して複数個
所の屈曲部を有する電極107と108がそれぞれ対向
設置されている。
第18図において誘電体基板109’iz介してメアン
ダ形状の電極110と111がそ扛ぞれ対向設置さ扛て
いる。
第19図においては誘電体基板112を介してスパイラ
ル形状の電極113と114がそれぞれ対向設置さ扛て
いる。
第20図において誘電体基板115の表面に電極116
と117がそれぞ扛側方対向して設置されている。
第21図においては誘電体基板118の内部に電極11
9と120がそれぞれ対向設置されている。
第22図においては誘電体基板121の内部に電極12
2が設置され、誘電体基板1210表面に電極123が
設置されそれぞれの電極122と123が対向している
0 以上第16図ないし第22図の実施例において対向設置
もしくは並設さルる電極それぞれは同一形状の全面完全
対向としたが、任意の片方電極が他方電極と比較して等
測長さが異なっていても、捷だ相方電極が部分的に対向
するようにしても実現できる。捷た第20図ないし第2
2図における実施例に用いる電極それぞ7しの形状は第
16図ないし第19図に示す実施例で示したものを用い
ても実現することができる。
以上それぞれの実施例において第16図に示すものは簡
単な電極パターンで構成することができ、第16図ない
し第19図に示すものは小さい同調器の占有面積で比較
的大きな分布インダクタンスと分布キャパシタンスを形
成することができ従って比較的低い同調周波数の同調器
を構成することができ、第20図に示すものは誘電体の
片面のみで電極を形成するので簡単に構成することがで
き、第21図および第22図に示すものは多層基板と対
応でき、電極が内蔵さ扛るため外部の要因によって同調
器の性能が影響を受けることが少なく安定なものを構成
することができる等の特徴を有している。
第16図ないし第22図において200ないし215は
それぞれ平衡端子である。
以上のように構成された本実施例の平衡型同調器Vこつ
いて以下その動作を説明する。
第23図に第11図に示す平衡型同調器を代表してその
動作等価回路を示す。第23図(a) において誘電体
(図示せず)を介して対向設置されるがもしくは誘電体
(図示せず)の表面で並設される主電極124と副電極
126のアースは互いに逆方向に設定されると共に主電
極124の両端子126と127にはそれぞれ主として
逆位相関係にある異なる位相の信号源128と129が
接続されて主電極124に信号電流を励起する。ここで
主電極124と副電極125はアース端子をそれぞれ逆
方向側に設定した平行伝送路を形成するので主電極12
4と副電極126それぞれの信号電流は第23図(a)
に示すようにある瞬時においては矢印のような逆位相の
信号電流位相関係を呈する。それにより対向する主電極
124と副電極125における各々の対向部分に電位差
が発生して分布キャパシタを形成する。そして副電極1
26のインダクティブ成分は打消されて第23図(b)
に示すようにアース面131と等価になり主電極124
との間に分布キャパシタ131f実現する。
主電極124は第23図(c)に示すように分布インダ
クタ132と等価であり分布キャパシタ131と共に分
布定数回路を形成する。これを集中定数回路で示したも
のが第23図(d)であシインダクタ133とキャパシ
タ134および135の並列共振回路を形成する。ここ
でアース端子136は中性点であるためキャパシタ13
4と135は第23図(e)に示すようにキャパシタ1
37に集約されて平衡型同調器を実現することができる
。またインダクタ133と並列に可変キャパシタ(図示
せず)を設置すれば平衡型可変同調器を実現することが
できる。
上記の動作説明は第13図および第14図に示す平衡型
同調器の実施例にも対応できるものであり、第12図に
示す平衡型同調器の実施例についてもアース端子の設定
と平衡端子の設定がそれぞれにおいて第11図、第13
図、第14図に示すものと逆設定になっているが動作原
理において異なるものではない。
なお上記それぞれの実施例における平衡型同調器の電極
としては金属導体、印刷厚膜導体もしくは薄膜導体等を
使用することができ、捷た誘電体基板としてはアルミナ
セラミック、チタバリ、プラスチック、テフロン、ガラ
ス、マイカ等を使用することができる。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明は薄い誘電体層
を介して対向設置するかもしくは誘電体の表面で並設す
る平衡型電極で同調器を構成しているので ■ 簡単な構成で平衡型同調器のインダクタ部品とキャ
パシタ部品を一体化構成することができる。
■ 超薄型でかつ小型の平衡型同調器を実現することが
できる。
■ 平衡型同調器のインダクタとキャノ(シタがリード
レスで接続されるのでリートインダノタやストレーキャ
パシタの影響がなく、従って同調器としての動作が極め
て安定になり同調精度が向上すると共に完全な平衡性を
確保することができる。
■ モジュール化した平衡型同調器が実現できるので機
械的振動に対するインダクタとキャノくシタの定数変動
が皆無であり、同調周波数や平衡性が極めて安定である
■ 誘電体基板に温度依存性の小さい材料を用いれば同
調周波数や平衡性が周囲温度変化に対して極めて安定な
平衡型同調器を実現することができる。
■ 平衡同調器の部品点数を削減することか可能づあり
、製造の合理化やコストダウンが実現できる。
というすぐ扛た効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は平衡型同調器の基本回路図、第2図は従来の平
衡型同調器の部品構成斜視図、第3図(a)〜(q)、
第4図(a) 、 (b) 、第5図は本発明の動作原
理を示す説明図、第6図(a) −(d) 、第7図(
a) 、 (b) 、第8図は従来の同調器における動
作原理金示す説明図、第9図、第10図は本発明と従来
の同調器の温度変化に対する同調周波数と共振Qの特性
図、第11図ないし第14図は本発明の実施例における
平衡型同調器の回路構成図、第15図ないし第22図は
本発明の実施例における平衡型同調器の例における平衡
型同調器の動作原理説明図である。 18.23,24,34,39,101,104,10
7,110゜113.116,119,122,124
・・・・・・主電極、20゜29.34,40,102
,105,108,111.114,116゜120.
123,125・・・−・副電極、18,19,27,
28゜32.33,42,43,200,201.20
2,203,204゜205.20ら、207,208
,209,210,211.212 。 213.214,215・・・・・平衡端子、44.4
5・・−・電圧可変キャパシタンスダイオード、100
 、103 。 106.109,112,115,118,121誘電
体基板。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 夫 ほか1名第1
 図 第 2 図 第3図 第3図 イア7 2)8 劇 第4図 第5図 一イiミぶ1¥fト覧タベシ&!し 第6図 第7図 @8図 第9図 第10図 第11図 第12図 第13図 第15 i′i (α) (b) (C) 第16図 (cL)(b)(C) 第18図 第21図 (0−) (b) (c) (α) (b) (c) 第23図 (の (、d)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)端部もしくは中央部に設定したアース端子を基準
    にしてそれぞれ位相の異なる信号を励起する電極よりな
    る主電極に対して、アースに接続さnる端子が上記主電
    極と互いに逆方向側となるように設定され、かつ誘電体
    を介して対向設置するがもしくは誘電体の表面で並設す
    る副電極を設けたことを特徴とする同調器。 (2)主電極において互いに逆位相となる信号をそれぞ
    れの電極に励起する特許請求の範囲第1項記載の同調器
    。 (3)不平衡−平衡モード変換器を設置してその平衡モ
    ード出力信号を主電極に供給する特許請求の範囲第2項
    記載の同調器。 (4)主電極もしくは副電極における任意の所要端(5
    )主電極もしくは副電極の任意の所要部にタノ(6)可
    変リアクタンス素子として電圧可変キャパシタンスダイ
    オードを用いた特許請求の範囲第4項記載の同調器。 (7)主および副電極として少なくとも一個所以上の任
    意の屈曲角もしくは屈曲率および任意の屈曲方向を示す
    屈曲部を有するものを用いた特許請求の範囲第1項ない
    し第6項のいずれかに記載の同調器。 (8)主および副電極としてスパイラル形状を有するも
    のを用いた特許請求の範囲第1項ないし第6項のいず庇
    かに記載の同調器。 (9)主もしくは副電極における長さを副もしくは主電
    極における長さよりも任意に短かく設定し、かつ任意の
    部分で対向設置もしくは並設させた特許請求の範囲第1
    項ないし第8項のいずれかに記載の同調器〇 (10) 誘電体の内部においてそれぞれの主および副
    電極もしくは任意の片側の主もしくは副電極における部
    分もしくは全部を設置した特許請求の範囲第1項ないし
    第9項のいずれかに記載の同調器。 (11)同筒形状もしくは角筒形状の銹電体における内
    周部および/もしくは外周部においてそれぞれの主およ
    び副電極を設置した特許請求の範囲第1項ないし第10
    項のいずれかに記載の同調器。 (12)主および副電極それぞれにおいてアースに接続
    される端子を、アースと接続せずに共通端子とした特許
    請求の範囲第1項ないし第11項のいずれかに記載の同
    調器。 (13)主および/もしくは副電極における所要部分を
    任意に切開し5て可変同調周波数範囲を任意に設定制御
    する特許請求の範囲第1項ないし第12項のいずれかに
    記載の同調器。 (14)非接触切開手段により主および/もしくは副電
    極を任意に切開する特許請求の範囲第13項記載の同調
    器。 (15)主および/もしくは副電極における任意の所要
    部位をアースに接続する端子もしくは共通端子に設定し
    て可変同調周波数範囲を任意に設定制御する特許請求の
    範囲第1項ないし第14項のいず扛かに記載の同調器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04217843A (ja) * 1990-08-30 1992-08-07 Nippondenso Co Ltd コイル挿入装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH04217843A (ja) * 1990-08-30 1992-08-07 Nippondenso Co Ltd コイル挿入装置
JP2541381B2 (ja) * 1990-08-30 1996-10-09 日本電装株式会社 コイル挿入装置

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